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特許7577250販売支援システム、販売支援装置及び販売支援プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-25
(45)【発行日】2024-11-05
(54)【発明の名称】販売支援システム、販売支援装置及び販売支援プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20241028BHJP
【FI】
G06Q30/0601
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2020023898
(22)【出願日】2020-02-17
(65)【公開番号】P2020135890
(43)【公開日】2020-08-31
【審査請求日】2023-01-16
(31)【優先権主張番号】P 2019026803
(32)【優先日】2019-02-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】515085613
【氏名又は名称】有限会社閏月社
(74)【代理人】
【識別番号】100174805
【弁理士】
【氏名又は名称】亀山 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】徳宮 峻
【審査官】田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】特表2005-508038(JP,A)
【文献】特開2002-230322(JP,A)
【文献】特開2004-078609(JP,A)
【文献】特開2013-210877(JP,A)
【文献】特開2006-244459(JP,A)
【文献】特開2006-099484(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理サーバが自身の記憶装置に登録された商品の識別子を読み取るとともに、前記商品の識別子、前記商品に関する商品情報、及び前記管理サーバのアドレスを含む広告情報の配信の要求を広告サーバに対して送信する広告依頼ステップと、
前記管理サーバによる前記広告情報の配信の要求を契機に行われるものであり、前記広告サーバは、通信回線を介して、前記広告情報を消費者の情報端末に対して送信する広告配信ステップと、
前記広告情報を受信し、前記広告情報に含まれる前記商品の購入を希望する消費者を購入希望者と定義した際、前記購入希望者の情報端末を用いて、前記広告情報に含まれる購入希望の前記商品の識別子を受け付ける識別子受付ステップと、
前記購入希望者の情報端末が、前記広告情報に含まれる前記管理サーバのアドレスに基づき前記管理サーバにアクセスするアクセスステップと、
前記購入希望者の情報端末は、前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を自己の記憶装置から読み込むとともに、前記管理サーバに対し、前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を同時に又は個別に出力する購入希望情報出力ステップと、
前記購入希望者の情報端末から前記管理サーバに対し、前記商品の購入の認証を行う購入認証ステップと、
前記購入希望者の情報端末から前記管理サーバに対し、決済サーバに対する前記商品の決済代行の認証を行う決済代行認証ステップと、
前記購入希望者の情報端末から前記管理サーバに対し、前記商品の配送の認証を行う配送認証ステップと、
前記購入認証ステップ、前記決済代行認証ステップ及び前記配送認証ステップが完了した後に行われ、前記管理サーバは、前記記憶装置に記憶された前記商品の所在地情報と前記購入希望者の情報端末から送信された前記購入希望者の希望送付先情報とを含む出荷指示情報を、前記商品の所在地情報に関連付けられた商品所有者の情報端末に送信する出荷指示ステップと、を備え、
前記購入希望者の情報端末における操作を契機に、前記購入認証ステップ、前記決済代行認証ステップ及び前記配送認証ステップが行われ、
前記決済代行認証ステップでは、前記購入希望者の情報端末から受信した前記購入希望者の決済情報に基づいて前記商品の決済代行の認証が行われることを特徴とする販売支援システム。
【請求項2】
前記管理サーバから前記決済サーバに対し、前記決済代行の認証に基づき、前記商品の決済を行う決済ステップを備えたことを特徴とする請求項1記載の販売支援システム。
【請求項3】
前記管理サーバが前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を記憶装置に記憶した場合には、前記管理サーバは、前記記憶装置に記憶された前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を削除する削除ステップを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の販売支援システム。
【請求項4】
前記購入希望情報出力ステップ、前記購入認証ステップ、前記決済代行認証ステップ及び前記配送認証ステップが同時に行われることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項記載の販売支援システム。
【請求項5】
前記購入希望情報出力ステップの前に行われ、前記管理サーバから受け取った前記商品に関する情報と、前記購入希望者の情報端末が保有する前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報とを、前記購入希望者の情報端末の画面に表示する画面表示ステップを備えることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項記載の販売支援システム。
【請求項6】
商品保有者の商品情報に対し商品の識別子を関連付けて管理サーバの記憶装置に記憶する商品登録ステップと、
前記管理サーバの制御部は、前記記憶装置に登録された前記商品の識別子を読み取るとともに、前記商品の識別子、前記商品に関する商品情報、及び前記管理サーバのアドレスを含む広告情報の配信の要求を広告サーバに対して送信する広告依頼ステップと、
前記広告情報を受信し、前記広告情報に含まれる前記商品の購入を希望する消費者を購入希望者と定義した際、前記購入希望者の情報端末から出力され、前記広告情報に含まれる購入希望の前記商品の識別子を受け付ける識別子受付ステップと、
前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を同時に又は個別に出力する購入希望情報出力ステップと、
前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記商品の購入の認証を行う購入認証ステップと、
前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、決済サーバに対する前記商品の決済代行を認証する決済代行認証ステップと、
前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記商品の配送の認証を行う配送認証ステップと、
前記購入認証ステップ、前記決済代行認証ステップ及び前記配送認証ステップが完了した後に行われ、前記管理サーバの制御部は、前記記憶装置に記憶された前記商品の所在地情報と前記購入希望者の情報端末から送信された前記購入希望者の希望送付先情報とを含む出荷指示情報を、前記商品の所在地情報に関連付けられた商品所有者の情報端末に送信する出荷指示ステップと、を備え、
前記購入希望者の情報端末における操作を契機に、前記購入認証ステップ、前記決済代行認証ステップ及び前記配送認証ステップが行われ、
前記決済代行認証ステップでは、前記購入希望者の情報端末から受信した前記購入希望者の決済情報に基づいて前記商品の決済代行の認証が行われることを特徴とする販売支援プログラム。
【請求項7】
前記商品の識別子を前記商品保有者に対し出力する商品識別子出力ステップを備えることを特徴とする請求項6記載の販売支援プログラム。
【請求項8】
前記管理サーバの制御部は、前記決済サーバに対し、前記決済代行の認証に基づき、前記商品の決済の要求を行うステップと、備えたことを特徴とする請求項7記載の販売支援プログラム。
【請求項9】
前記管理サーバの制御部が前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を前記記憶装置に記憶した場合には、前記管理サーバの制御部は、前記記憶装置に記憶された前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を削除する削除ステップを備えたことを特徴とする請求項6ないし8のうちいずれか1項記載の販売支援プログラム。
【請求項10】
商品保有者の商品情報に対し商品の識別子を関連付けて記憶装置に記憶する商品登録部と、
前記記憶装置に登録された前記商品の識別子を読み取るとともに、前記商品の識別子、前記商品に関する商品情報、及び管理サーバのアドレスを含む広告情報の配信の要求を広告サーバに対して送信する広告依頼部と、
前記広告情報を受信し、前記広告情報に含まれる前記商品の購入を希望する消費者を購入希望者と定義した際、前記購入希望者の情報端末から出力され、前記広告情報に含まれる購入希望の前記商品の識別子を受け付ける識別子受付部と、
前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を同時に又は個別に出力する購入希望情報出力部と、
前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記商品の購入の認証を行う購入認証部と、
前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、決済サーバに対する前記商品の決済代行を認証する決済代行認証部と、
前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記商品の配送の認証を行う配送認証部と、
前記購入認証部による購入認証、前記決済代行認証部による決済代行認証及び前記配送認証部による配送認証が完了した後に行われ、外部の端末に対し、前記記憶装置に記憶された前記商品の所在地情報と前記購入希望者の情報端末から送信された前記購入希望者の希望送付先情報とを含む出荷指示情報を、前記商品の所在地情報に関連付けられた商品所有者の情報端末に送信する出荷指示部と、を備え、
前記購入希望者の情報端末における操作を契機に、前記購入認証部による購入認証、前記決済代行認証部による決済代行認証及び前記配送認証部による配送認証が行われることを特徴とする販売支援装置。
【請求項11】
前記商品の識別子を前記商品保有者に対し出力する商品識別子出力部を備えることを特徴とする請求項10記載の販売支援装置。
【請求項12】
前記決済サーバに対し、前記決済代行の認証に基づき、前記商品の決済の要求を行うことを特徴とする請求項10または11記載の販売支援装置。
【請求項13】
前記決済サーバの制御部が前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を記憶装置に記憶した場合には、前記管理サーバは、前記記憶装置に記憶された前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を削除することを特徴とする請求項10ないし12のうちいずれか1項記載の販売支援装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、販売支援システム、販売支援装置及び販売支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットを経由して、所定の商品を購入できるネットショッピングは、消費者の欲しい商品の検索の手間、決済までの手続きの手間、及び商品の受け取りの手間等、ショッピングに関する様々な手続きを簡便にすることができる。このような特性を持つネットショッピング事業は、スマートフォンの普及とともに成長してきた(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特表2016-535376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなネットショッピング事業において、プラットフォーマは、自己が運営する共通の販売サイトに対し多数の出店業者を募り、出店業者は、自己の商品をプラットフォーマが管理する倉庫に保管し、受注を受けた際は、その倉庫から出庫する形態となっている。
【0005】
ところが、このような形態では次のような問題がある。
【0006】
出店業者は、プラットフォーマが指定する倉庫に自己の商品を提供しなければならない。したがって、プラットフォーマが指定する倉庫が複数ある場合には、当該倉庫にそれぞれ在庫を確保する必要があった。このような在庫の用意は、出店業者側にとって大きな負担となっていた。特に、製造数の少ない商品においては、プラットフォーマ側が要請する供給するに答えることができない結果、市場に届かないケースも少なくない。また、プラットフォーマが指定する倉庫に対して在庫を配置するためには、当該商品の注文の有無にかかわらず、出店業者の倉庫から、プラットフォーマが指定する倉庫までの運送が必要となる。このため、物流業者にとっても大きな負担となっていた。
【0007】
本発明は、斯かる実情に鑑み、出店業者や物流業者にとっても負担の少ない販売支援システム、販売支援装置及び販売支援プログラムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の販売支援システムは、管理サーバが自身の記憶装置に登録された商品の識別子を読み取るとともに、前記商品の識別子、前記商品に関する商品情報、及び前記管理サーバのアドレスを含む広告情報の配信の要求を広告サーバに対して送信する広告依頼ステップと、前記管理サーバによる前記広告情報の配信の要求を契機に行われるものであり、前記広告サーバは、通信回線を介して、前記広告情報を消費者の情報端末に対して送信する広告配信ステップと、前記広告情報を受信し、前記広告情報に含まれる前記商品の購入を希望する消費者を購入希望者と定義した際、前記購入希望者の情報端末を用いて、前記広告情報に含まれる購入希望の前記商品の識別子を受け付ける識別子受付ステップと、前記購入希望者の情報端末が、前記広告情報に含まれる前記管理サーバのアドレスに基づき前記管理サーバにアクセスするアクセスステップと、前記購入希望者の情報端末は、前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を自己の記憶装置から読み込むとともに、前記管理サーバに対し、前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を同時に又は個別に出力する購入希望情報出力ステップと、前記購入希望者の情報端末から前記管理サーバに対し、前記商品の購入の認証を行う購入認証ステップと、前記購入希望者の情報端末から前記管理サーバに対し、決済サーバに対する前記商品の決済代行の認証を行う決済代行認証ステップと、前記購入希望者の情報端末から前記管理サーバに対し、前記商品の配送の認証を行う配送認証ステップと、前記購入認証ステップ、前記決済代行認証ステップ及び前記配送認証ステップが完了した後に行われ、前記管理サーバは、前記記憶装置に記憶された前記商品の所在地情報と前記購入希望者の情報端末から送信された前記購入希望者の希望送付先情報とを含む出荷指示情報を、前記商品の所在地に関連付けられた商品所有者の情報端末に送信する出荷指示ステップと、を備え、前記購入希望者の情報端末における操作を契機に、前記購入認証ステップ、前記決済代行認証ステップ及び前記配送認証ステップが行われ、前記決済代行認証ステップでは、前記購入希望者の情報端末から受信した前記購入希望者の決済情報に基づいて前記商品の決済代行の認証が行われることを特徴とする。
【0009】
本発明の販売支援プログラムは、商品保有者の商品情報に対し商品の識別子を関連付けて管理サーバの記憶装置に記憶する商品登録ステップと、前記管理サーバの制御部は、前記記憶装置に登録された前記商品の識別子を読み取るとともに、前記商品の識別子、前記商品に関する商品情報、及び前記管理サーバのアドレスを含む広告情報の配信の要求を広告サーバに対して送信する広告依頼ステップと、前記広告情報を受信し、前記広告情報に含まれる前記商品の購入を希望する消費者を購入希望者と定義した際、前記購入希望者の情報端末から出力され、前記広告情報に含まれる購入希望の前記商品の識別子を受け付ける識別子受付ステップと、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を同時に又は個別に出力する購入希望情報出力ステップと、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記商品の購入の認証を行う購入認証ステップと、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、決済サーバに対する前記商品の決済代行を認証する決済代行認証ステップと、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記商品の配送の認証を行う配送認証ステップと、前記購入認証ステップ、前記決済代行認証ステップ及び前記配送認証ステップが完了した後に行われ、前記管理サーバの制御部は、前記記憶装置に記憶された前記商品の所在地情報と前記購入希望者の情報端末から送信された前記購入希望者の希望送付先情報とを含む出荷指示情報を、前記商品の所在地に関連付けられた商品所有者の情報端末に送信する出荷指示ステップと、を備え、前記購入希望者の情報端末における操作を契機に、前記購入認証ステップ、前記決済代行認証ステップ及び前記配送認証ステップが行われ、前記決済代行認証ステップでは、前記購入希望者の情報端末から受信した前記購入希望者の決済情報に基づいて前記商品の決済代行の認証が行われることを特徴とする。
【0010】
本発明の販売支援装置は、商品保有者の商品情報に対し商品の識別子を関連付けて記憶装置に記憶する商品登録部と、前記記憶装置に登録された前記商品の識別子を読み取るとともに、前記商品の識別子、前記商品に関する商品情報、及び管理サーバのアドレスを含む広告情報の配信の要求を広告サーバに対して送信する広告依頼部と、前記広告情報を受信し、前記広告情報に含まれる前記商品の購入を希望する消費者を購入希望者と定義した際、前記購入希望者の情報端末から出力され、前記広告情報に含まれる購入希望の前記商品の識別子を受け付ける識別子受付部と、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を同時に又は個別に出力する購入希望情報出力部と、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記商品の購入の認証を行う購入認証部と、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、決済サーバに対する前記商品の決済代行を認証する決済代行認証部と、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記商品の配送の認証を行う配送認証部と、前記購入認証部による購入認証、前記決済代行認証部による決済代行認証及び前記配送認証部による配送認証が完了した後に行われ、外部の端末に対し、前記記憶装置に記憶された前記商品の所在地情報と前記購入希望者の情報端末から送信された前記購入希望者の希望送付先情報とを含む出荷指示情報を、前記商品の所在地に関連付けられた商品所有者の情報端末に送信する出荷指示部と、を備え、前記購入希望者の情報端末における操作を契機に、前記購入認証部による購入認証、前記決済代行認証部による決済代行認証及び前記配送認証部による配送認証が行われることを特徴とする。
【0011】
本発明の販売支援装置は、商品保有者の商品情報に対し商品の識別子を関連付けて記憶する商品登録部と、前記商品の識別子を前記商品保有者に対し出力する商品識別子出力部と、購入希望者の情報端末から出力された前記商品の識別子を受け付ける識別子受付部と、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記購入希望者の決済情報及び前記購入希望者の希望送付先情報を同時に又は個別に出力する購入希望情報出力部と、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記商品の購入の認証を行う購入認証部と、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、決済サーバに対する前記商品の決済代行を認証する決済代行認証部と、前記購入希望者の情報端末からの要求を契機に、前記商品の配送の認証を行う配送認証部と、前記購入認証ステップ、前記決済ステップ及び前記配送認証ステップが完了した後に行われ、前記管理サーバは、外部の端末に対し、前記購入希望者の希望送付先情報に基づく宛先へ前記商品の出荷を出力する出荷指示部と、を備え、前記購入希望者の情報端末における操作を契機に、前記購入認証、前記決済代行認証及び前記配送認証が行われることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、出店業者や物流業者にとっても負担の少ない販売支援システム、販売支援装置及び販売支援プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】販売支援システムのシステム構成図である。
図2】管理サーバのハードウェア構成図である。
図3】販売支援装置の機能ブロック図である。
図4】販売支援システムにおいて用いられるデータのデータ構造を示す説明図である。
図5】販売支援システムのフローチャートである。
図6】販売支援システムのフローチャートである。
図7】販売支援システムにおいて用いられるデータのデータ構造を示す説明図である。
図8】販売支援システムのシステム構成図である。
図9】販売支援システムのフローチャートである。
図10】販売支援システムにおいて用いられるデータのデータ構造を示す説明図である。
図11】販売支援システムのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
<第1実施形態>
図1に示すように、販売支援システム2は、商品Pを手元に所有する商品所有者の情報端末10と、消費者の情報端末20と、消費者に対し商品Pの宣伝を行う広告配信サーバ30と、管理サーバ40と、各情報を記憶するデータベースサーバ(以下、DBサーバと称する)50と、情報端末10~20及び各サーバ30~50との間の相互通信を可能にする通信回線80と、を備える。
【0015】
商品所有者の情報端末10は、商品所有者の操作に従って、所定の要求信号等を管理サーバ40等へ送信するとともに、所定の演算結果を管理サーバ40等から受信するものであり、デスクトップPCのような据置型端末や、タブレットPCやスマートフォン等の携帯端末などがある。
【0016】
消費者の情報端末20は、消費者の操作に従って、所定の要求信号等を管理サーバ40等へ送信するとともに、所定の演算結果を管理サーバ40等から受信するものであり、デスクトップPCのような据置型端末や、タブレットPCやスマートフォン等の携帯端末などがある。
【0017】
広告配信サーバ30は、管理サーバ40等からの要求に応じて所定の演算処理を行い、多数の消費者の情報端末20に対し、所定の商品に関する広告を配信するものである。
【0018】
管理サーバ40は、通信販売支援サービスを提供するものであり、端末10~20や、各サーバ30、50からの要求に応じて所定の演算処理を行い、所定の演算結果を要求元へ送信する。DBサーバ50は、管理サーバ40からの要求に応じて所定の演算処理を行い、所定の演算結果を要求元へ送信する。なお、DBサーバ50は、管理サーバ40と一体となっていてもよい。
【0019】
図2に示すように、管理サーバ40は、CPU41と、RAM42と、ROM43と、外部記憶装置44と、入力装置45と、出力装置46と、入出力インターフェース48と、バス49と、を備えている。
【0020】
CPU41は、いわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて各種サービスを実現する。RAM42は、いわゆるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)であり、CPU41の作業領域として使用される。ROM43は、いわゆるROM(リード・オンリー・メモリ)であり、CPU41で実行される基本OSや各種プログラム(例えば、通信販売支援プログラム)を記憶する。
【0021】
外部記憶装置44は、各種プログラムの演算結果などを記憶するものであり、内蔵型の記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)、着脱可能な記憶装置(例えば、メモリーカード等)がある。なお、外部記憶装置44としては、NAS(ネットワークアタッチストレージ)のように、通信回線80経由で接続されるものでもよい。
【0022】
入力装置45は、入力キーやキーボード、マウスであり、各種情報を入力する。出力装置46は、ディスプレイであり、各種動作状態を表示する。
【0023】
入出力インターフェース48は、通信回線80(図1)を介した通信を可能にするものである。バス49は、CPU41、RAM42、ROM43、入力装置45、出力装置46、入出力インターフェース48などを一体的に接続して通信を行う配線となる。
【0024】
ROM43に記憶された基本OSや各種プログラムがCPU41によって実行されると、図3に示すように、管理サーバ40は、販売支援装置として機能する。
【0025】
販売支援装置(管理サーバ40)は、商品Pの各情報の登録を受け付ける登録受付部40Aと、商品Pの各情報に付与するための商品識別子を生成する商品識別子生成部40Bと、商品識別子が関連付けられた状態で商品Pの各情報をDBサーバ50に記憶する商品登録部40Cと、広告サーバ30に対し商品Pの広告を依頼する広告依頼部40Eと、消費者の情報端末20から発信された商品Pの購入希望情報を受け付ける購入受付部40Gと、購入希望情報に基づいて商品Pの決済を行う決済部40Hと、購入希望情報に基づいて商品Pの出荷指示情報を生成する出荷指示情報生成部40Lと、出荷指示情報を発信する出荷指示部40Mと、して機能する。
【0026】
登録受付部40Aは、商品所有者の情報端末10から出力された商品Pの商品情報110を受け付けるものである。図4(A)に示すように、商品情報110は、商品Pの商品販売情報111(商品名、商品の概要、商品の販売価格、送料等)と、商品Pの商品所在地情報112(例えば、商品所有者の住所や、商品Pの商品所有者による保管場所)と、商品所有者の連絡先情報113と、その他必要な情報と、を含む。商品情報110は、商品所有者が販売を希望する商品Pについての情報であり、商品所有者の自由な意思で選択できるものである。商品情報110は、商品所有者の情報端末10の操作を介して入力される。
【0027】
商品識別子生成部40Bは、登録受付部40Aで受け付けられた商品情報110について、固有の識別子(商品識別子120)を生成する。
【0028】
商品登録部40Cは、商品識別子120が関連付けられた商品情報110をDBサーバ50に対して、記憶を要求する。当該商品情報110がDBサーバ50に記憶されると(図4(B))、商品登録が完了する。
【0029】
広告依頼部40Eは、広告サーバ30に対し、DBサーバ50に登録された商品Pの広告の依頼を行うものであり、広告サーバ30に対して広告情報200を送信する。図4(C)に示すように、広告情報200としては、商品販売情報111、商品識別子120、商品販売情報111、宣伝を行いたいターゲット層を示すターゲット層情報210、消費者に閲覧させる内容である宣伝情報220、及び管理サーバ40にアクセスするための情報(例えば、インターネット上のアドレス等)と、その他必要な情報と、を含む。なお、本システム2におけるターゲット層情報210や宣伝情報220の入力は、広告業者が広告サーバ30を介して行われてもよいし、商品所有者の情報端末10を介して行われてもよい。
【0030】
購入受付部40Gは、消費者の情報端末20から送信された購入希望情報300を受け付ける。図4(D)に示すように、購入希望情報300には、購入希望の商品Pの商品識別子120、購入希望者氏名情報310(購入者氏名情報)、購入希望者の口座番号情報320(決済情報)、商品Pの送付先情報330(希望送付先情報)等が含まれる。なお、購入希望者氏名情報310(購入者氏名情報)、購入希望者の口座番号情報320(決済情報)、商品Pの送付先情報330(希望送付先情報)は、消費者の情報端末20の外部記憶装置44にあらかじめ記憶されている情報であることが好ましい。そして、消費者の情報端末20における購入希望操作を契機に、消費者の情報端末20にインストールされているアプリケーションによって、購入希望情報300が生成されることが好ましい。
【0031】
決済部40Hは、DBサーバ50の記憶装置を参照し、購入希望情報300に含まれる商品識別子120から商品Pの販売価格や送料を読み取る。さらに、決済部40Hは、商品Pの販売価格や送料、及び購入希望情報に含まれる購入希望者の口座番号情報320(決済情報)に基づいて決済を行う。なお、商品所有者への入金は、この決済を契機に行ってもよいし、納品(図5S280)を契機に行ってもよい。
【0032】
出荷指示情報生成部40Lは、購入希望情報300に含まれる商品識別子120に基づき、DBサーバ50の記憶装置から商品Pの所在地情報112を読み取る。また、出荷指示情報生成部40Lは、購入希望情報300から、購入希望者氏名情報310(購入者氏名情報))や購入希望者氏名情報310(購入者氏名情報)を読み取る。さらに、出荷指示情報生成部40Lは、商品Pの所在地情報112と、商品Pの送付先情報330(希望送付先情報)と、その他必要な情報と、を関連付けて、出荷指示情報400を生成する(図4(E))出荷指示情報400には、少なくとも「商品Pを地点A(商品Pの所在地情報)から運び、地点B(希望送付先情報)にいる受取人氏名(購入者氏名情報)へ商品P(商品識別子120)を渡す」旨の情報が含まれる。
【0033】
出荷指示部40Mは、出荷指示情報を商品Pの商品所有者の情報端末10に送信する。
【0034】
図示は省略するが、決済サーバ60は、管理サーバ40と同様にして、CPUと、RAMと、ROMと、外部記憶装置と、入力装置と、出力装置と、入出力インターフェースと、バスと、を備えている。
【0035】
次に、図5に示すように、販売支援システム2の動作を説明する。
【0036】
商品所有者の操作によって、商品所有者の情報端末10は、管理サーバ40に対し、商品Pの商品情報110の登録を申し込むと、管理サーバ40は、商品所有者の情報端末10から、商品Pの販売情報111(商品名、商品の概要、商品の販売価格、送料等)と、商品Pの所在地情報112(例えば、商品所有者の住所や、商品Pの保管場所)と、商品所有者の連絡先情報113等を受け付ける(S110)。
【0037】
次に、管理サーバ40は、商品識別子生成部40Bは、登録受付部40Aで受け付けられた商品情報110について、固有の識別子(商品識別子120)を生成する(S120)。このとき、商品識別子120は、登録受付部40Aで受け付けられた商品情報110に対し関連付けられている(図4(A))。
【0038】
その後、管理サーバ40は、商品識別子120が関連付けられた商品情報110をDBサーバ50に対して、記憶を要求する。DBサーバ50は、商品識別子120が関連付けられた商品情報110を記憶装置に記憶する(図4(B))。こうして、商品登録が完了する(S130)。
【0039】
管理サーバ40は、広告サーバ30に対し、DBサーバ50に登録された商品Pの広告の要求を行うために、広告情報200(図4(C))を生成する。その後、管理サーバ40は、広告サーバ30に対して広告情報200を送信する(S140)。広告サーバ30は、広告情報200に基づき、多数の消費者の情報端末20に対して広告を配信する(S150)。
【0040】
消費者の情報端末20は、広告情報200に基づき、管理サーバ40にアクセスする(S210)。管理サーバ40は、消費者の情報端末20から送信された購入希望情報300を受け付ける(S220)。
【0041】
管理サーバ40は、購入希望情報300(図4(D))に含まれる商品識別子120と一致する情報をDBサーバ50の記憶装置から抽出する。その後、管理サーバ40は、抽出した商品識別子120や商品販売情報111が、購入希望情報300に含まれる商品識別子120や商品販売情報111と一致するか否かを判定する。当該情報が一致する場合には、サーバ40は、商品Pの販売価格や送料、及び購入希望情報に含まれる購入希望者の口座番号220(決済情報)に基づいて決済を行う(S230)。
【0042】
管理サーバ40は、購入希望情報300に含まれる商品識別子120に基づき、DBサーバ50の記憶装置から商品Pの所在地情報112を読み取る。また、管理サーバ40は、購入希望情報300から、購入希望の氏名210(購入者氏名情報)や商品Pの送付先230(希望送付先情報)を読み取る。さらに、管理サーバ40は、商品Pの所在地情報112と、商品Pの送付先230(希望送付先情報)と、その他必要な情報と、を関連付けて、出荷指示情報400(図4(E))を生成する(S240)。
【0043】
管理サーバ40は、出荷指示情報400を商品Pの商品所有者の情報端末10に送信する(S250)。出荷指示情報400を受信した商品所有者の情報端末10は、当該商品Pの出荷の準備(S260)を行い、その後、商品Pの出荷を行う(S270)。
【0044】
このように、販売支援システム2によれば、商品Pの受注を契機に、商品Pの出荷指示情報が生成する。そして、この出荷指示情報は、商品所有者の自由意思によって設定された商品所在地情報112と、消費者の情報端末20に設定された購入希望者氏名情報310及び商品送付先情報330と、を含む。このため、受注後に必要な商品Pの物流は、商品所有者と消費者との間で直接行われる。
【0045】
したがって、本発明によれば、商品Pを手元に所有する商品所有者は、プラットフォーマが指定する倉庫に収める必要もなくなるばかりか、プラットフォーマが指定する倉庫へ在庫の配送をする手間を省くこともできる。結果、商品Pの在庫の低減のみならず、商品Pの移動距離の最小限化、そして、商品Pの物流コストの抑制が可能となる。
【0046】
上記実施形態では、購入希望情報ステップS210において、消費者の情報端末20から出力された購入希望情報が管理サーバ40へ直接送信されたが、本発明はこれに限られない。例えば、消費者の情報端末20から出力された購入希望情報が、広告サーバ30を介して、管理サーバ40へ送信されてもよい。
【0047】
上記実施形態では、出荷指示ステップS250において、出荷指示情報400を商品Pの商品所有者の情報端末10に送信したが、本発明はこれに限られず、出荷指示情報400を物流業者の情報端末に送信してもよい。この場合には、物流業者の情報端末が物流業者の情報端末を受信したことを契機に、物流業者の情報端末が、商品Pの商品所有者の情報端末10へ集荷日時の情報を送信し、当該日時に集荷を行ない、出荷ステップS270及び納品ステップ(S280)を行ってもよい。
【0048】
以降、上記実施形態とは別の実施形態を説明するが、上記実施形態と異なる部分の説明に留め、上記実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、その詳細の説明を省略する。
【0049】
<第2実施形態>
上記実施形態では、商品Pの受注は、広告情報200の受信を契機に行われたが、本発明はこれに限られない。例えば、店先やショーウインドーなどで展示されている商品や、ドラマや映画等で用いられている商品について、商品の識別子を表示しておいてもよい。この場合には、消費者の情報端末20が、表示された商品の識別子を入力し、これを管理サーバ40へ送信してもよい。
【0050】
この場合のフローを図6に、データ構造を図7に示す。
【0051】
商品所有者の操作によって、商品所有者の情報端末10は、管理サーバ40に対し、商品Pの商品情報110の登録を申し込むと、管理サーバ40は、商品所有者の情報端末10から、商品Pの販売情報111と、商品Pの所在地情報112と、商品所有者の連絡先情報113と、商品Pの表示用識別子114等を含む商品情報110(図7(A))を受け付ける(S310)。商品Pの表示用識別子114としては、所定のID画像データが好ましい。所定のID画像データとしては、例えば、商品Pに表示された二次元バーコード(例えば、QRコード(登録商標))や、JANコード等のバーコード等がある。
【0052】
二次元バーコードやバーコードには、商品Pの販売情報111と、管理サーバ40にアクセスするための情報(例えば、インターネット上のアドレス等)と、その他必要な情報と、関連付けられる。
【0053】
次に、管理サーバ40は、登録受付部40Aで受け付けられた商品情報110について、固有の識別子(商品識別子120)を生成する(S320)。このとき、商品識別子120は、登録受付部40Aで受け付けられた商品情報110に対し関連付けられている。
【0054】
その後、管理サーバ40は、商品識別子120が関連付けられた商品情報110等をDBサーバ50に対して、記憶を要求する。DBサーバ50は、商品識別子120が関連付けられた商品情報110を記憶装置に記憶する(図7(B))。こうして、商品登録が完了する(S330)。
【0055】
商品所有者は、表示用識別子114が付された商品Pの見本を用意して、ショーウインドーに展示する、あるいは、ドラマや映画等の小道具として提供する(S345)。
【0056】
商品Pを購入したいと思う消費者は、商品Pの表示用識別子114を消費者の情報端末20を介して入力する。商品Pの表示用識別子114の入力方法は、消費者の情報端末20にインストールされている二次元バーコードやバーコード等の読取アプリケーションを用いればよい。
【0057】
消費者の情報端末20が、二次元バーコード等の読取を行うと、二次元バーコード等に関連付けられた管理サーバ40へアクセスし、商品Pの販売情報111を表示する。そして、消費者の情報端末20の操作により、消費者の情報端末20から購入希望情報300(図7(C))が出力されると(S415)、管理サーバ40は、消費者の情報端末20から送信された購入希望情報300を受け付ける(S420)。
【0058】
その後は、決済ステップS230~納品ステップ280は、上記実施形態と同様にして行えばよい。
【0059】
上記実施形態において、表示用識別子114としては、当該商品Pの写真でもよい。この場合には、管理サーバ40にアクセスするための情報(例えば、インターネット上のアドレス等)をあらかじめ、消費者の情報端末20が保持するか、当該商品Pの近傍に表示されていることが好ましい。
【0060】
<第3実施形態>
上記実施形態の変形例として、消費者及び商品保有者にとって簡便なショッピングを提供可能な販売支援システム2について説明する。
【0061】
図8に示すように、販売支援システム2は、商品所有者の情報端末10と、消費者の情報端末20と、管理サーバ40と、DBサーバ50と、商品保有者と消費者との間の決済を行う決済サーバ60と、情報端末10~20及び各サーバ40~60との間の相互通信を可能にする通信回線80と、を備える。
【0062】
決済サーバ60は、販売支援サービスを提供するものであり、端末10~20や、各サーバ40、50からの要求に応じて所定の演算処理を行い、所定の演算結果を要求元へ送信する。各サーバ40、50とは別体となっていることが好ましい。
【0063】
次に、図9~10を用いて、販売支援システム2の動作を説明する。
【0064】
商品所有者の操作によって、商品所有者の情報端末10は、管理サーバ40に対し、商品Pの商品情報110の登録を申し込むと、登録受付部40Aは、商品所有者の情報端末10に対して、商品Pの販売情報111と、商品Pの所在地情報112と、商品所有者の連絡先情報113等の出力を要求する。これに対し、商品所有者の情報端末10は、管理サーバ40に対し、商品Pの販売情報111と、商品Pの所在地情報112と、商品所有者の連絡先情報113等(図10(A))を出力する。登録受付部40Aは、商品Pの販売情報111と、商品Pの所在地情報112と、商品所有者の連絡先情報113等を受け付ける(S510)。
【0065】
次に、管理サーバ40の商品識別子生成部40Bは、登録受付部40Aで受け付けられた商品情報110について、商品識別子120を生成する(S520)。商品識別子生成部40Bは、登録受付部40Aで受け付けられた商品情報110に対し商品識別子120を関連付ける。さらに、管理サーバ40は、商品Pの表示用識別子114を生成し、商品Pの表示用識別子114を商品識別子120と関連付ける。
【0066】
その後、管理サーバ40の商品登録部40Cは、DBサーバ50に対して、商品識別子120が関連付けられた商品情報110等の記憶を要求する。DBサーバ50は、商品識別子120が関連付けられた商品情報110を記憶装置に記憶する(図10(B))。こうして、商品登録が完了する(S530)。
【0067】
その後、商品登録部40Cは、商品Pの表示用識別子114を商品所有者の情報端末10に出力する(S540)。商品所有者は、商品所有者の情報端末10を介して、商品Pの表示用識別子114を出力し、表示する(S550)。商品Pの表示用識別子114の表示の方法は、商品Pの表示用識別子114が印刷されたシール202(図10(C))を商品Pに貼り付けてもよいし、商品Pの表示用識別子114が印刷された札を商品Pの近傍に配置してもよい。商品所有者は、表示用識別子114が表示された商品Pを、店頭や店内に見本として配置する(S560)。
【0068】
店に訪れた消費者は、見本として配置された商品Pのうち購入したいと思うものの表示用識別子114に対し消費者の情報端末20をかざし、所定の操作をおこなう。その操作を介し、消費者の情報端末20は、表示用識別子114を読み取る(S610)。商品Pの表示用識別子114の読取方法は、消費者の情報端末20にインストールされている二次元バーコードやバーコード等の読取アプリケーションを用いればよい。
【0069】
消費者の情報端末20が表示用識別子114の読取を行うと、消費者の情報端末20は、表示用識別子114に関連付けられたインターネット上のアドレスを介して、管理サーバ40へアクセスする(S620)するとともに、自身に記憶された購入希望情報300(図10(D))を管理サーバ40に対して出力する(S630)。管理サーバ40の購入受付部40Gは、消費者の情報端末20に対し、所定の画面を表示するための情報を出力する(S640)。消費者の情報端末20は、この情報を受信すると所定の画面を表示する(S645)。この画面には、商品情報110、当該商品Pの購入の申し込みを受け付けるための購入ボタンの他、購入希望情報300に基づく購入希望者の口座番号220(決済情報)、当該購入に関する決済を外部の決済サーバ60を経由して行う旨を表示する文章、購入希望情報300に基づく購入希望の氏名210(購入者氏名情報)や商品Pの送付先230(希望送付先情報)が表示される。このため、当該画面の表示により、購入の意思決定を確認する購入認証ステップと、決済を外部の決済サーバ60を経由して行う決済代行認証ステップと、商品Pの配送先を認証する配送認証ステップとに関する各認証の問い合わせが行われる(S647)。そして、当該画面中の購入ボタンによる認証許可の操作(S650)を契機に、管理サーバ40は、消費者の情報端末20からの認証許可を受け付ける(S660)。
【0070】
次に、決済部40Hは、当該認証結果に基づき、当該購入に関する決済を外部の決済サーバ60に対して行う(S670)。決済サーバ70が決済を完了すると(S680)、決済サーバ60は、決済完了の通知を管理サーバ40へ出力する。
【0071】
決済サーバ70より決済完了の通知を受けた後、出荷指示情報生成部40Lは、商品Pの所在地情報112と、商品Pの送付先230(希望送付先情報)と、その他必要な情報と、を関連付けて、出荷指示情報400(図10(E))を生成する(S690)。
【0072】
出荷指示部40Mは、出荷指示情報400を商品Pの商品所有者の情報端末10に送信する(S700)。出荷指示情報400を受信した商品所有者の情報端末10は、商品所有者に対し当該商品Pの出荷の準備を通知する(S710)。商品所有者は、商品所有者の情報端末10を介して、商品Pの出荷を行う(S720)。
【0073】
その後、購入受付部40Gは、消費者の情報端末20から受信した購入希望情報300を、管理サーバ40やDBサーバ50に保存している場合には、当該サーバの記憶手段から当該購入希望情報300を消去することが好ましい。
【0074】
上記実施形態によれば、消費者の情報端末10における操作を契機に、購入認証ステップと、決済代行認証ステップと、配送認証ステップとが行われるため、消費者の情報端末10は、購入の都度、決済情報、購入者氏名情報及び希望送付先情報の入力の手間を省くことができる。
【0075】
これらの情報入力を省略するために、商品保有者側が、消費者側に対し会員登録を促し、固有の識別子に決済情報、購入者氏名情報及び希望送付先情報を関連付ける方法もある。しかし、この場合には、管理サーバ40、すなわち商品保有者側が消費者の情報を管理する義務が発生するため、商品保有者の管理負担が増してしまう。本実施形態では、消費者の情報端末10に記憶された決済情報、購入者氏名情報及び希望送付先情報を、管理サーバ40が保持しないため、情報管理義務が発生しない。したがって、個人商店などの小規模の事業者も導入しやすいものとなる。
【0076】
また、商品保有者にとっては、店頭には見本だけを並べ、商品は、倉庫に格納できるため、店頭における在庫保管スペースを省くことができる。結果、店頭には品ぞろえのよい商品を展示することができるとともに、店舗の単位面積当たりの売上を向上しやすくなる。したがって、上記実施形態によれば、比較的狭い空きスペースにおいて商品を展示する等、従前では使用しにくい狭小スペースの有効活用が可能となる。さらに、「家具屋」「家電屋」といった商品の品種別タテ割り店舗ではなく、多種多様な商品の展示が可能となるため、消費者の購買欲向上を高めることができる。たとえば「家具」「家電」「書籍」「衣服」「部屋のレイアウト提案」や「リノベーション提案」などを、一つの空間で展示し、販売することが可能となる。
【0077】
消費者にとっては、品ぞろえのよい店舗空間において、商品の現物を手に取って確認することが可能となる。また、購入したい場合には、商品識別子を読み取ることによって、当該商品の販売サイトへアクセスすることできる。さらに、販売サイトにおいて、決済から配送までの操作は、1つの操作で可能となるため、手軽に買い物を楽しむことができる。
【0078】
さらに、現金決済が不要となるため、商品保有者にとってはレジスターを置かずに済むため、スペースの効率化を図ることができるとともに、消費者にとっては、手軽に買い物を楽しむことができる。
【0079】
上記実施形態は、小規模の事業者が導入しやすい販売支援システムであるため、地方の事業者が、東京などの消費地において展示を行うことが可能となる。このため、地方でしか流通しないオリジナル商品を、消費地において品ぞろえ良く展示することができる。結果、地方の事業者のオリジナル商品の見本展示販売が遠隔地において可能となる。
【0080】
上記実施形態では、商品保有者の取扱商品を登録したが、本発明はこれらに限られず、同一の商品保有者が複数の取扱商品を登録してもよいし、複数の商品保有者がそれぞれの取扱商品を登録してもよい。また、上記実施形態では、商品購入希望者として、消費者のケースを説明したが本発明はこれに限られず、商品購入希望者に卸業者を含めてもよい。
【0081】
上記実施形態では、消費者の情報端末20が、表示用識別子114の読取を行うと、表示用識別子114に関連付けられたインターネット上のアドレスを介して、管理サーバ40へアクセスする(S620)するとともに、自身に記憶された購入希望情報300を管理サーバ40に対して自動で出力する(S630)としたが、本発明はこれに限られない。例えば、管理サーバ40へアクセスした(S620)後、消費者の情報端末20は、管理サーバ40に対する購入希望情報300の出力の許可を求める画面を表示してもよい。そして、消費者の情報端末20において出力許可を与える操作を契機に、消費者の情報端末20が購入希望情報300を管理サーバ40に対して出力してもよい。
【0082】
上記実施形態では、管理サーバ40に対する購入希望情報300の出力の許可を、各認証の問い合わせ(S647)の前に行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、図11に示すフローで行ってもよい。
【0083】
店に訪れた消費者は、見本として配置された商品Pのうち購入したいと思うものの表示用識別子114に対し消費者の情報端末20をかざし、所定の操作をおこなう。その操作を介し、消費者の情報端末20は、表示用識別子114を読み取る(S810)。次に、消費者の情報端末20が、表示用識別子114の読取を行うと、表示用識別子114に関連付けられたインターネット上のアドレスを介して、管理サーバ40へアクセスする(S820)。その後、管理サーバ40は、消費者の情報端末20に対し、所定の画面を表示するための情報を出力する(S840)。消費者の情報端末20は、この情報を受信すると所定の画像G1を表示する(S845)とともに、購入希望情報300が表示された画像G2を自身の画面に出力する(S847)。ここで、画像G1には、当該商品Pの購入の申し込みを受け付けるための購入ボタンの他、購入希望者の口座番号220(決済情報)、決済サーバ60を経由して決済を行う旨を表示する文章、購入希望情報300に基づく購入希望者の氏名210(購入者氏名情報)や商品Pの送付先230(希望送付先情報)が含まれる、画像G2には、商品Pの販売情報111が含まれる。消費者の情報端末20の画面において、画像G1と画像2とが並列に表示されてもよいし、一方が他方に対してオーバレイ表示されていてもよい。すなわち、当該画面の表示により、管理サーバ40から消費者の情報端末20に対する各認証の問い合わせ(S847)が行われる。当該認証には、購入希望情報300の出力の認証、購入の意思決定を確認する購入認証と、決済を外部の決済サーバ60を経由して行う決済代行認証と、商品Pの配送先を認証する配送認証とが含まれる。
【0084】
そして、消費者の情報端末20における当該画面中の購入ボタンによる認証許可の操作(S850)を契機に、消費者の情報端末20は管理サーバ40に対して購入希望情報300の出力を行う(S852)。管理サーバ40は、消費者の情報端末20から認証許可を受け付ける(S860)。すなわち、消費者の情報端末20における当該画面中の購入ボタンの操作(S850)を契機に、消費者の情報端末20は、購入希望情報300の出力(S852)とともに、購入認証、決済代行認証及び配送認証とを同時に行う。これにより、消費者の操作の手間が減るとともに、管理サーバ40に対する購入希望情報300の出力を最低限に抑えることが得きる。このため、消費者も安心して表示用識別子114に関連付けられたインターネット上のアドレスを介して、管理サーバ40へアクセスすることができるとともに、管理サーバ40側も余計な個人情報の受信を行わずに済む。
【0085】
なお、上記実施形態では、商品Pに付与された表示用識別子114を読取り、表示用識別子114に関連付けられたインターネット上のアドレスを介して、管理サーバ40へアクセスしたが、本発明はこれに限られない。表示用識別子114として商品Pのインターネット広告を用い、当該広告をクリックした場合に、当該広告に関連付けられたインターネット上のアドレスを介して、管理サーバ40へアクセスしてもよい。
【0086】
本発明は、手荷物を増やしたくない消費者に適している。手荷物を増やしたくない場合としては、旅行中や出張中等のシチュエーションや、購入したい商品が持ち帰られないほどに大きなもの(家具や家電等)や、持ち帰る体力が少ない者(例えば、高齢者や障碍者等)等がある。また、店頭にある商品の試着や試用等をしたいものの、当該商品の購入には店頭商品ではなく新品を入手したい場合にも適している。さらに、贈答品等、消費者自身が持ち帰る必要のない場合にも適用できる。
【0087】
上記実施形態では、各ステップをコンピュータで行ったが、本発明はこれに限られず、その一部を人が行ってもよい。
【0088】
本発明は、上記実施形態に限られず、以下の内容も含まれる。
【0089】
本発明の販売支援システムは、商品を手元に所有する商品所有者の情報端末から送信された前記商品の販売情報及び前記商品の所在地情報を受け付ける商品受付ステップと、 前記商品の識別子を生成する商品識別子生成ステップと、前記商品の販売情報及び前記商品の所在地情報に対して関連付けられた前記商品の識別子を記憶装置に記憶する商品登録ステップと、当該商品の広告の受信を契機に購入希望者の情報端末から送信された購入希望情報を受け付ける購入受付ステップと、前記購入希望情報に基づいて前記商品の購入についての決済を行う決済ステップと、前記購入希望情報に基づいて前記商品の出荷指示情報を生成する出荷指示情報生成ステップと、前記出荷指示情報を出力する出荷指示ステップと、を備え、前記商品の所在地情報は、前記商品所有者の意思によって自由に設定されるものであり、前記購入希望情報は、前記商品の識別子と、前記購入希望者の決済情報と、前記購入希望者の希望送付先情報と、を含み、前記商品の所在地情報は、前記商品所有者の所在地の情報又は前記商品所有者の情報端末より入力された情報であって、前記出荷指示情報は、前記商品の所在地情報に基づく所在地から、前記購入希望者の希望送付先情報に基づく所在地へ、前記商品を送付する情報が含まれていることを特徴とする。
【0090】
広告サーバに対し、前記商品の識別子を送信するとともに、複数の情報端末に対し前記商品の広告の出力を依頼する広告依頼ステップを備えることが好ましい。
【0091】
本発明の販売支援システムは、商品を手元に所有する商品所有者の情報端末から送信された前記商品の識別子、前記商品の販売情報及び前記商品の所在地情報を受け付ける商品受付ステップと、前記商品の販売情報及び前記商品の所在地情報に対して関連付けられた前記商品の識別子を記憶装置に記憶する商品登録ステップと、 購入希望者の情報端末から送信された購入希望情報を受け付ける購入受付ステップと、受け付けた前記購入希望情報から購入希望商品の識別情報を読み込むとともに、当該購入希望商品の識別情報が、前記記憶装置に記憶された前記商品の識別情報と一致するか否かを判定する判定ステップと、前記購入希望情報に基づいて前記商品の購入についての決済を行う決済ステップと、前記購入希望情報に基づいて前記商品に対する出荷指示情報を生成する出荷指示情報生成ステップと、前記出荷指示情報を出力する出荷指示ステップと、を備え、前記商品の所在地情報は、前記商品所有者の意思によって自由に設定されるものであり、前記購入希望情報は、前記商品の識別子と、前記購入希望者の決済情報と、前記購入希望者の希望送付先情報と、を含み、前記商品の所在地情報は、前記商品所有者の所在地の情報又は前記商品所有者の情報端末より入力された情報であって、前記出荷指示情報は、前記商品の所在地情報に基づく所在地から、前記購入希望者の希望送付先情報に基づく所在地へ、前記商品を送付する情報が含まれていることを特徴とする。
【0092】
前記商品の識別情報及び前記購入希望商品の識別情報は、当該商品のID画像データまたは、当該商品の写真データであることが好ましい。前記出荷指示ステップでは、前記出荷指示情報を、物流業者又は前記商品所有者の情報端末へ送信することが好ましい。
【0093】
本発明の販売支援プログラムは、商品を手元に所有する商品所有者の情報端末から送信された前記商品の販売情報及び前記商品の所在地情報を受け付ける商品受付部と、前記商品の識別子を生成する商品識別子生成部と、前記商品の販売情報及び前記商品の所在地情報に対して関連付けられた前記商品の識別子を記憶装置に記憶する商品登録部と、当該商品の広告の受信を契機に購入希望者の情報端末から送信された購入希望情報を受け付ける購入受付部と、前記購入希望情報に基づいて前記商品の購入についての決済を行う決済部と、前記購入希望情報に基づいて前記商品の出荷指示情報を生成する出荷指示情報生成部と、前記出荷指示情報を出力する出荷指示部と、を備え、前記商品の所在地情報は、前記商品所有者の意思によって自由に設定されるものであり、前記購入希望情報は、前記商品の識別子と、前記購入希望者の決済情報と、前記購入希望者の希望送付先情報と、を含み、前記商品の所在地情報は、前記商品所有者の所在地の情報又は前記商品所有者の情報端末より入力された情報であって、前記出荷指示情報は、前記商品の所在地情報に基づく所在地から、前記購入希望者の希望送付先情報に基づく所在地へ、前記商品を送付する情報が含まれていることを特徴とする。
【0094】
本発明の販売支援プログラムは、商品を手元に所有する商品所有者の情報端末から送信された前記商品の識別子、前記商品の販売情報及び前記商品の所在地情報を受け付ける商品受付部と、前記商品の販売情報及び前記商品の所在地情報に対して関連付けられた前記商品の識別子を記憶装置に記憶する商品登録部と、購入希望者の情報端末から送信された購入希望情報を受け付ける購入受付部と、受け付けた前記購入希望情報から購入希望商品の識別情報を読み込むとともに、当該購入希望商品の識別情報が、前記記憶装置に記憶された前記商品の識別情報と一致するか否かを判定する判定部と、前記購入希望情報に基づいて前記商品の購入についての決済を行う決済部と、前記購入希望情報に基づいて前記商品に対する出荷指示情報を生成する出荷指示情報生成部と、前記出荷指示情報を出力する出荷指示部と、を備え、前記商品の所在地情報は、前記商品所有者の意思によって自由に設定されるものであり、前記購入希望情報は、前記商品の識別子と、前記購入希望者の決済情報と、前記購入希望者の希望送付先情報と、を含み、前記商品の所在地情報は、前記商品所有者の所在地の情報又は前記商品所有者の情報端末より入力された情報であって、前記出荷指示情報は、前記商品の所在地情報に基づく所在地から、前記購入希望者の希望送付先情報に基づく所在地へ、前記商品を送付する情報が含まれていることを特徴とする。
【0095】
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0096】
2 販売支援システム
10 商品所有者の情報端末
20 消費者の情報端末
30 広告配信サーバ
40 管理サーバ
40A 登録受付部
40B 商品識別子生成部
40C 商品登録部
40E 広告依頼部
40G 購入受付部
40H 決済部
40L 出荷指示情報生成部
40M 出荷指示部
50 DBサーバ
80 通信回線

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11