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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-25
(45)【発行日】2024-11-05
(54)【発明の名称】組立式コンテナ
(51)【国際特許分類】
   B65D 19/06 20060101AFI20241028BHJP
【FI】
B65D19/06
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020171587
(22)【出願日】2020-10-10
(65)【公開番号】P2022063175
(43)【公開日】2022-04-21
【審査請求日】2023-09-22
(73)【特許権者】
【識別番号】511024399
【氏名又は名称】YSEC株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140866
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 武史
(72)【発明者】
【氏名】山内 慶次郎
【審査官】長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第05722551(US,A)
【文献】実開平04-050633(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2017/0197153(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2009/0020527(US,A1)
【文献】特表2002-502015(JP,A)
【文献】特開平10-147340(JP,A)
【文献】米国特許第06554148(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0222628(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 19/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも4枚の同形の側面板を有する四角筒体と、当該四角筒体の上部に着脱自在に取り付けられ、前記四角筒体の一方の開口を塞ぐ天蓋と、
前記天蓋と同一形状で形成され、前記四角筒体の下部に着脱自在に取り付けられ、前記四角筒体の他方の開口を塞ぐ底蓋と、
少なくとも前記天蓋又は前記底蓋と前記四角筒体とを連結して、前記四角筒体の一方の開口を前記天蓋によって、前記四角筒体の他方の開口を前記底蓋によって塞いだ状態を維持し、連結解除して前記四角筒体の一方又は他方の開口を開放可能な連結部材と、を備え、
前記連結部材は、先端部がU字型に折り返すことによって形成された鉤部を有する係合部材と、係合部材に揺動自在に支持されるリング部材と、を有し、
前記四角筒体は、更に、前記四角筒体の角部に配置され、隣合う2枚の前記側面板の側端部同士を連結する4本の同形かつ棒状の支持体と、を有し、
前記側面板は、前記四角筒体の角部に配置される側端面に形成される接合部と、前記連結部材の前記リング部材を支持する支持部と、を有し、
前記支持体は、直角に配置された2つの平面を有し、外表面が円弧状に形成された本体部と、当該2つの平面にそれぞれ形成される被接合部と、を有し、
前記接合部と前記被接合部とを組み合わせた場合に、前記側面板の側端面と前記支持体の平面とが密着した状態で維持され
前記天蓋及び底蓋は、正方形の板状体の端面に溝部が形成された平板と、前記平板の端面に装着される縁部材と、を有し、
前記縁部材は、
一端側のみが前記支持体の外表面と同様の形状である円弧状に形成された棒状部材と、
前記棒状部材から延出し、前記棒状部材と同一方向に延び、前記平板の前記溝部に、前記溝部が延びる方向から挿入可能な突条部と、を有し、
前記棒状部材には、前記連結部材の前記鉤部を引っ掛け可能な引っ掛け部が形成されていることを特徴とする組立式コンテナ。
【請求項2】
前記側面板には、前記連結部材の前記鉤部を引っ掛け可能な側面板引っ掛け部が形成されており、
2枚の前記側面板を上下に連ね、2枚の前記側面板における他方の前記側面板の上端面に、一方の前記側面板の下端面を当接させ、一方の前記側面板の前記支持部に、前記連結部材の前記リング部材を支持させ、当該連結部材の前記鉤部を、他方の前記側面板の前記側面板引っ掛け部に引っ掛けることで、2枚の前記側面板を縦に連結することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の組立式コンテナ。
【請求項3】
2枚の前記側面板に前記接合部に組み合わされる被接合部を有し、2枚の前記側面板の側端面が密着した状態で2枚の前記側面板を連結する側面板連結部材と、
2枚の前記平板を連結して1枚の平板を形成させる平板連結部材と、
前記平板を連結した場合に、連結した前記平板の縁部に着脱自在であり、前記縁部材を延長する延長縁部材と、を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載の組立式コンテナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の運搬・保管に使用する組立式コンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術として、特許文献1に記載された組立式コンテナがある。この組立式コンテナは、一対の第1カバーパネル及び第2カバーパネルと、蓋部とを用い、掛止構造として第1カバーパネルと第2カバーパネルの上下に、凹凸係合可能な突部と受溝をそれぞれ設けることにより、簡単に搬送器具の荷台面上や、荷台面の外側に沿ってボックス状に組み立てることができる、というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-6894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された組立式コンテナによれば、第1カバーパネルの上部に突部が設けられている場合には、第2カバーパネルの上部は受溝である必要があることから、第1カバーパネルと第2カバーパネルとは別の部材となる。このため、組立の際に、第1カバーパネルと第2カバーパネルとを間違えないように選別する必要があり、その分、組立作業性を低下させるおそれがある。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決し、組立作業をより簡単にすることを実現した組立式コンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下のような組立式コンテナを提供する。
【0007】
本発明の組立式コンテナは、四角筒体(例えば、四角筒2)と、当該四角筒体の上部に着脱自在に取り付けられ、前記四角筒体の一方の開口を塞ぐ天蓋(例えば、天蓋3)と、前記四角筒体の下部に着脱自在に取り付けられ、前記四角筒体の他方の開口を塞ぐ底蓋(例えば、底蓋4)と、を備え、
前記四角筒体は、4枚の同形の側面板(例えば、側面板10)と、前記四角筒体の角部に配置され、隣合う2枚の側面板の側端部同士を連結する4本の同形かつ棒状の支持体(例えば、支持棒20)と、を有し、
前記側面板は、前記四角筒体の角部に配置される側端面に形成される接合部(例えば、溝部11)を有し、
前記支持体は、直角に配置された2つの平面(例えば、平面21a、21a)と、当該2つの平面にそれぞれ形成される被接合部(例えば、突条22)を有し、
前記接合部と前記被接合部とを組み合わせた場合に、前記側面板の側端面と前記支持体の平面とが密着した状態で維持されることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、4枚の側面板と支持体とを組み合わせることによって四角筒体を組み立てることが可能になり、しかも4枚の側面板は同形であるため選別する必要がない。これにより、組立作業を簡単にすることが可能になる。また、四角筒体を分解して各パーツの状態で保管することが可能である。これにより、組立式コンテナの保管スペースを小さくすることが可能になるとともに、必要に応じて組立式コンテナを組み立てることができるため、使い勝手のよいコンテナを提供することが可能になる。また、接合部と被接合部とを組み合わせた場合に、側面板の側端面と支持体の平面とが密着した状態で維持されるので、側面板と支持体との接合部における強度を向上できる。
【0009】
また、本発明の組立式コンテナは、前記天蓋と前記四角筒体とを連結して前記四角筒体の一方の開口を前記天蓋によって塞いだ状態を維持し、連結解除して前記四角筒体の一方の開口を開放可能な連結部材(例えば、パッチン錠60)を更に備え、
前記四角筒体は、前記連結部材を支持する支持部(例えば、パッチン錠収納部13の突部13b)を有し、
前記天蓋は、前記四角筒体の一方の開口を塞ぐ平板(例えば、平板31)と、当該平板の縁部に着脱自在であり、前記連結部材が係合する係合部を有する縁部材(例えば、縁部材32)と、を有し、
前記底蓋は、前記天蓋と同形であり、前記連結部材によって前記四角筒体の他方の開口を塞いだ状態が維持されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明によれば、天蓋と四角筒体と解除可能に連結する連結部材を設けたので、四角筒体を組み立てる際に、ネジやナット等の固定部材や、これらの固定部材を操作するための道具が必要なく、より簡便に、組立式コンテナを組み立てることができるので、組立作業をより簡単にすることが可能になる。また、本発明によれば、底蓋と天蓋とを同形とし、ともに連結部材によって四角筒体の他方の開口を塞いだ状態を維持可能なので、組立作業において、底蓋と天蓋とをそれぞれ区別する必要がなく、底蓋と天蓋とをそれぞれ異なる形状とし、異なる態様で四角筒体に連結する場合に比べ、組立作業をより簡単にすることが可能になる。
【0011】
また、本発明の組立式コンテナは、2枚の前記側面板に前記接合部に組み合わされる被接合部を有し、2枚の前記側面板の側端面が密着した状態で2枚の前記側面板を連結する側面板連結部材(例えば、連結棒70)と、
2枚の前記平板(例えば、平板31、平板41)を連結して1枚の平板を形成させる平板連結部材(例えば、連結棒71)と、
前記平板を連結した場合に、連結した前記平板の縁部に着脱自在であり、前記縁部材を延長する延長縁部材(例えば、延長縁部材132)と、を更に備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明によれば、2枚の平板を連結して1枚の平板を形成可能としたので、上面視で、正方形のコンテナのみでなく、支持体と側面板連結部材と平板連結部材との組み合わせで、より自由な形状のコンテナを形成することが可能となる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、組立作業をより簡単にすることを実現した組立式コンテナを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態における組立式コンテナ1の概観を示す斜視図である。
図2図1に示す組立式コンテナ1の天蓋3を開放した概観を示す斜視図である。
図3】本発明の一実施形態における組立式コンテナ1の構成部品を示す分解斜視図である。
図4】側面板10の外観を示す斜視図である。
図5】支持棒20の外観を示す斜視図である。
図6】平板31の外観を示す斜視図である。
図7】縁部材32の外観を示す斜視図である。
図8】パッチン錠60の構成部品を示す分解斜視図である。
図9】取っ手50の外観を示す斜視図である。
図10】側面板10を連結する連結棒70の外観を示す斜視図である。
図11】平板31を連結する連結棒71、及び平板31を連結した場合に使用する延長縁部材132の外観を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における組立式コンテナ1の概観を示す斜視図である。また、図2は、図1に示す組立式コンテナ1の天蓋3を開放した概観を示す斜視図である。また、図3は、本発明の一実施形態における組立式コンテナ1の構成部品を示す分解斜視図である。
【0016】
組立式コンテナ1は、図1図2に示すように、四角筒2、天蓋3、底蓋4と、を備えており、四角筒2の下部に底蓋4を装着して四角筒2の下方の開口を閉鎖することにより箱体が形成され、この箱体の開口部すなわち四角筒2の上部の開口に天蓋3が着脱自在に装着して開口を閉鎖することにより、組立式コンテナ1が構成される。また、組立式コンテナ1は、組立式コンテナ1を持ち運び易くするための取っ手50と、四角筒2に対して天蓋3及び底蓋4を装着した状態で維持させるパッチン錠60と、を備えている。
【0017】
四角筒2は、図3に示すように、4枚の側面板10と、4枚の支持棒20と、を備えている。側面板10は、正面視長方形の板状部材である。支持棒20は、側面板10の長辺と同じ長さで、側面板10同士を連結する部材であり、4枚の側面板10を前後左右に配置し、各側面板10における角部を支持棒20によって連結することにより、図2に示すように、四角筒2が組み立てられる。
【0018】
なお、以下の説明の便宜上、四角筒2における天蓋3を装着する側を上側或いは上方、四角筒2における底蓋4を装着する側を下側或いは下方、四角筒2を構成する4枚の側面板10の一つの面を前側面板10、前側面板10の両側の側面板10を右側面板10及び左側面板10、前側面板10に対向する側面板10を後側面板10と称する場合がある。また、側面板10における四角筒2の内側となる面を内面、四角筒2の外側となる面を外面、側面板10における4つの端面において長辺を含む端面を側端面、短辺を含む端面おいて天蓋3に対向する端面を上端面、底蓋4に対向する端面を下端面と称する。すなわち、支持棒20は、側面板10の側端面に密着、固定される。なお、天蓋3及び底蓋4についても同様に、四角筒2の内側となる面を内面、四角筒体の外側となる面を外面と称する。
【0019】
取っ手50は、側面板10の外面側に取り付けられ、運搬作業員等が把持するU字型の部材である。
パッチン錠60は、天蓋3と側面板10、或いは底蓋4と側面板10とを連結、連結解除する部材であり、パッチン錠60で連結することにより、天蓋3の内面と側面板10の上端面、或いは底蓋4の内面と側面板10の下端面とが密着した状態で固定される。パッチン錠60による連結を解除することにより、天蓋3、或いは底蓋4の取り外しが可能となる。
【0020】
図4は側面板10の外観を示す斜視図であり、図4(a)は外面側、図4(b)は内面側を示す。側面板10は、溝部11と、取っ手収納部12と、パッチン錠収納部13、14と、凹部15と、レール溝17と、を備えている。
【0021】
図4(a)に示すように、溝部11は、側面板10の一対の側端面にそれぞれ形成され、長辺に沿って延びており、側面板10の側端面の一部に形成された切り欠きである。溝部11は、長手方向に沿って延びる両側の側端面に形成され、長辺に沿って延びる直方体形状の開口部11aと、開口部11aに連続して溝部11の底面を形成する円柱状の開口部11bとからなる。開口部11aにおける側面板10の厚さ方向の幅は、開口部11bの直径よりも小さく設定されている。
【0022】
取っ手収納部12は、側面板10の外面の中央部に形成され、取っ手50が収納可能な大きさの凹部12aと、凹部12a内の両側の側壁における上端面側の端部に形成されている円柱状の孔部12bと、を有する。
【0023】
パッチン錠収納部13は、側面板10の外面における上側の中央部に形成され、パッチン錠60が収納可能な大きさの凹部13aと、凹部13aの底面における上端面側に形成された突部13bと、を有する。凹部13aは、側面板10の上端面における外面側の一部を切り欠いている。
突部13bの上面部には、パッチン錠60のリング部材62(図8参照)を揺動自在に支持する支持部が形成されている。突部13bの支持部に引っ掛けられたリング部材62は凹部13aに収納可能である。
【0024】
パッチン錠収納部14は、側面板10の外面における下側の中央部、及びその両側に形成され、パッチン錠60が収納可能な大きさの凹部14aと、凹部14aの底面における下側に形成された突部14bと、を有する。凹部14aは、側面板10の下端面における外面側の一部を切り欠いている。
突部14bの下面部には、パッチン錠60のリング部材62(図8参照)を揺動自在に支持する支持部が形成されている。突部14bの支持部に引っ掛けられたリング部材62は凹部14aに収納可能である。なお、パッチン錠収納部13とパッチン錠収納部14とは同形である。
【0025】
凹部15は、側面板10の外面におけるパッチン錠収納部13の両側に形成されており、上端面の一部を切り欠いている。この凹部15は、上端面側が高くなる段状に形成されている。また、凹部13aと凹部15との間に形成される突条の上端面側の端部に切欠部16aが形成されている。切欠部16aは上端面における外面側の一部を切り欠いている。凹部13aの底面は、凹部15の下段の底面よりも深い位置に形成されており、突部13bの頂上面は、凹部15の上段の底面よりも深い位置に形成されている。また、凹部15の上段における下方を向いている面に孔部からなる引っ掛け部15aが形成されている。
【0026】
また、隣合うパッチン錠収納部14の間に形成される突条の上端面側の端部に切欠部16bが形成されている。切欠部16bは下端面における外面側の一部を切り欠いている。
【0027】
図4(b)に示すように、レール溝17は、側面板10の内面に形成され、長辺に沿って延びる凹条17aと、凹条17aの底面における長手方向に直角の幅方向の中央部に形成され、長辺に沿って延びる凹条17bとを備えている。凹条17a及び凹条17bは、側面板10の内表面の一部を切り欠いている。凹条17aの両側面は斜面であり、凹条17aの断面形状は、凹条17aの底面から側面板10の内面に向かって幅が狭くなる等脚台形である。そして、四角筒2を組み立てた場合に、互いに対向する一対の側面板10において、レール溝17同士が互いに対向する。この互いに対向する一対のレール溝17、17と後述するパレット100の両端部とを係合させることによって、四角筒2内に支持される。
【0028】
図5は、支持棒20の外観を示す斜視図である。支持棒20は、円柱体を4分割してなる底面がイチョウ型の柱体からなる本体部21と、本体部21の2つの平面21a、21aからそれぞれ突出する突条22、22とを有する。本体部21の2つの平面21a、21aは、直角に位置付けられており、それぞれ側面板10の側端面と同じ大きさである。突条22は、本体部21の平面から直角方向に延出する直方体形状の延在部22aと、延在部の端部に形成された円柱部22bとを有する。延在部22aは、本体部21の平面の中央部に形成され、長手方向に沿って両端面まで延びている。突条22は、側面板10の溝部11と略同型である。
【0029】
図3に示すように、天蓋3は、正方形の平板からなる平板31と、平板31の4つの端面にそれぞれ装着される4つの縁部材32とを有している。
図6は平板31の外観を示す斜視図、図7は縁部材32の外観を示す斜視図である。
【0030】
平板31は、四角筒2の正方形の開口と同じ大きさであり、平板31の4つの端面にそれぞれ溝部31aが形成されている。溝部31aは、平板31の端面における幅方向の中央部に配置され、平板31の4辺に沿ってそれぞれ延びており、溝部31aの両端は、平板31の端面をそれぞれ切り欠いている。溝部31aは、平板31の4辺に沿ってそれぞれ延びる円柱状の開口部31bと、開口部31bに連続して平板31の端面を切り欠いており、4辺に沿ってそれぞれ直方体形状の開口部31cとからなる。開口部31cにおける平板31の厚さ方向の幅は、開口部31bの直径よりも小さく設定されている。
【0031】
図7に示すように、縁部材32は、本体部33と、突条部34と、凹部35と、を備えている。また、縁部材32は、図2に示すように、引っ掛け部36を更に備えている。
【0032】
本体部33は、一端側が支持棒20の外表面と同様の形状である円弧状の平面に形成された直方体形の棒状部材である。本体部33の長手方向の長さは、平板31の一辺に支持棒20の本体部21の幅寸法を加えた長さであり、上下幅Aは、平板31の厚さよりも大きく、左右幅Bは、支持棒20の本体部21の幅寸法と同じに設定されている。なお、本体部33において、平板31の一辺に支持棒20の本体部21の幅寸法を加えた長さの長辺を含む矩形面を内面、この内面に対向する面を外面、外面及び内面に隣合う上側の面を上面、外面及び内面に隣合う下側の面を下面と称する。すなわち、図7は、本体部33の外面及び下面側から斜視した図である。
【0033】
突条部34は、本体部33の内面から直角方向に延出する直方体形状の延在部34aと、延在部の端部に形成された円柱部34bとを有する。溝部31a(図6参照)及び突条部34を長手方向に沿って正面視した場合、溝部31a(図6参照)と突条部34とは略同形であり、開口部31c(図6参照)と延在部34a、及び開口部31b(図6参照)及び円柱部34bとが略同形である。突条部34は、本体部33の内面において、長手方向に直交する上下方向の中央よりも下面寄りに形成されている。更に、突条部34は、本体部33の四角形の端面より溝部31aの深さ分だけ若干離れた位置から、円弧形の部位よりも溝部31aの深さ分だけ手前の部位まで延びている。具体的に、突条部34の長さは、平板31の一辺の長さから溝部31aの深さの2倍(図6に示す長さC)分だけ差し引いた長さに設定されている。これにより、溝部31a(図6参照)に突条部34を挿入して、図2に示すように、平板31の四辺に縁部材32を取り付けた場合に、縁部材32の突条部34同士が干渉することがなくなる。
【0034】
凹部35は、本体部33の外面に形成されており、本体部33の外面における長手方向に対して直角方向に延び、本体部33の上面及び下面の一部を切り欠いている。凹部35は、本体部33の外面における長手方向の中央部に形成された第1凹部35aと、第1凹部35aの両側部に形成された第2凹部35b、35bとを有している。第1凹部35aは、下面側が高い段状に形成されており、この第1凹部35aの上段に引っ掛け部36(図2参照)が形成されている。引っ掛け部36は、第1凹部35aの上段に形成され、上面側が開放された孔部からなる。この引っ掛け部36に、後述するパッチン錠60の鉤部61b(図8参照)が引っ掛けられる。
【0035】
第1凹部35aとその両脇の第2凹部35bの間に突条が形成されており、この突条から下面側に突出する突出部34c、34cが形成されている。
【0036】
図3に示すように、底蓋4は、正方形の平板からなる平板41と、平板41の4つの端面にそれぞれ装着される4つの縁部材42とを有している。
平板41、4つの縁部材42は、天蓋3における平板31、4つの縁部材32と同一形状である。すなわち本実施形態においては、天蓋3と底蓋4とは同一形状であるため、天蓋3を底蓋4として、底蓋4を天蓋3として使用することが可能である。
【0037】
なお、本実施形態においては、側面板10には3つパッチン錠収納部14が備えられているものの、実際にパッチン錠60の収納に使用されるのは、中央のパッチン錠収納部14のみとなる。しかし、その構成に限るものではなく、側面板10の3つパッチン錠収納部14にそれぞれ対応するように、縁部材32と縁部材42に引っ掛け部を3つ形成してもよい。
【0038】
図8はパッチン錠60の構成部品を示す分解斜視図である。パッチン錠60は、係合部材61と、四角い環状のリング部材62とを有する。係合部材61は、平板部61aと、平板部61aの先端部をU字型に折り返すことによって形成された鉤部61bと、平板部61aにおける長手方向の中央部に形成され、リング部材62を揺動自在に支持する支持部61cと、を有する。支持部61cは、鉤部61bを引っ掛け部36(図2参照)に引っ掛けた際に、平板部61aにおける凹部13aに対向する面に形成されている。また、平板部61aは、縁部材32の第1凹部35aと側面板10の凹部13aとが一体になることによって形成された凹部に収納可能な略矩形の部材であり、平板部61aの後端部は円弧状に形成されている。また、平板部61aの長手方向の長さは、第1凹部35aと凹部13aとが一体になった凹部の長手方向の長さよりも短く設定されており、平板部61aがパッチン錠収納部13に収納された場合、平板部61aの後端部付近に、搬送作業員の指が挿入できる程度の空間が形成される。
【0039】
係合部材61は、リング部材62を介して突部13bや突部14bにそれぞれ取り付けられる。そして、天蓋3を4枚の側面板10の上端面上に載置し、鉤部61bを引っ掛け部36に引っ掛けて、係合部材61の後端部を押下することにより、係合部材61及びリング部材62がパッチン錠収納部13に収納される。同様に底蓋4の上に4枚の側面板10を載置し、鉤部61bを引っ掛け部46に引っ掛けて、係合部材61の後端部を押下することにより、係合部材61及びリング部材62がパッチン錠収納部14に収納される。また、パッチン錠収納部13に収納された係合部材61の後端部を引き上げることにより、鉤部61bを引っ掛け部36(図3参照)から外すことが可能になり、天蓋3を持ち上げることが可能になる。パッチン錠収納部14に収納された係合部材61についても同様である。
【0040】
図9は取っ手50の外観を示す斜視図である。取っ手50は、円柱状の棒状部材からなり、中央のU字部50aと、U字部50aの両端部に掲載されたL字部50bと、を有する。L字部50b、50bは、同軸に配置されており、U字部50aに対して外側を向いている。そして、取っ手収納部12の孔部12b、12b(図4参照)に、L字部50b、50bの両端部をそれぞれ軸支させることにより、取っ手50は凹部12a(図4参照)の内外に揺動自在となる。
【0041】
図10は、側面板10を連結する連結棒70の外観を示す斜視図である。連結棒70は、平板部70aと、平板部70aの短手方向両端部にそれぞれ設けられた1対の円柱部70bとからなる。平板部70aの長手方向の長さ及び板厚は、直方体形の開口部11aにおける長手方向の長さ及び隙間の幅とほぼ同じであり、平板部70aの平板面における長手方向に対して直角方向の長さは、直方体形の開口部11aにおける奥行き幅の略2倍に設定されている。円柱部70bの長手方向の長さは平板部70aの長手方向の長さと略同一であり、円柱部70bの直径は開口部11bの直径と略同一に設定されている。言い換えれば、支持棒20の突条22を平面21aから切り取ったものを2つ用意し、突条22の切り取り面同士を接合した形状である。
【0042】
そして、2枚の側面板10の側端面同士を当接させることにより、2つの溝部11が組み合わされて連結棒70と略同形の孔部が形成される。この孔部に連結棒70を挿入することにより、2枚の側面板10が連結され、側端面同士が密着するとともに連結部分における側面板10の平面が面一になる。
【0043】
図11(a)は、平板31を連結する連結棒71の外観を示す斜視図である。連結棒71は、平板部71aと、平板部71aの短手方向両端部にそれぞれ設けられた1対の円柱部71bとからなる。平板部71aの長手方向の長さ及び板厚は、直方体形の開口部31cにおける長手方向の長さ及び隙間の幅とほぼ同じであり、平板部71aの平板面における長手方向に対して直角方向の幅は、直方体形の開口部31cの奥行き幅の略2倍に設定されている。円柱部71bの長手方向の長さは平板部71aの長手方向の長さと略同一であり、円柱部71bの直径は開口部31bの直径と略同一に設定されている。言い換えれば、縁部材32の突条34を内面から切り取ったものを2つ用意し、突条34の切り取り面同士を接合した形状である。
【0044】
そして、2枚の平板31の側端面同士を当接させることにより、2つの溝部31aが組み合わされて連結棒71と略同形の孔部が形成される。この孔部に連結棒71を挿入することにより、2枚の平板31が連結され、側端面同士が密着するとともに連結部分における平板31の平面が面一になる。2枚の平板31を連結した場合には、連結によって一本となって溝部31aに対して、縁部材32及び図11(b)に示す延長縁部材132を挿入する。
【0045】
図11(b)は、延長縁部材132の外観を示す斜視図である。延長縁部材132は、本体部133と、突条部134と、凹部135と、引っ掛け部136とを更に備えている。
【0046】
本体部133は、図7に示す縁部材32の本体部33において、終端部の円周面が形成されている部分を削除した形状であり、長手方向の長さは平板31の一辺と同じ長さである。ここで、突条部134、凹部135、引っ掛け部136は、縁部材32における突条部34、凹部35、及び引っ掛け部36と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、第1凹部135aとその両脇の第2凹部135b、135bの間に突条が形成されており、この突条から下面側に突出する突出部134c、134cが形成されている。突出部134c、134cは、縁部材32における突出部34c、34cと同様である。
【0047】
また、連結棒71は、2枚の平板41の連結に使用することも可能である。また、延長縁部材132は、縁部材42とともに、連結された平板41の長辺に取り付けることが可能である。
【0048】
次に、図2図3を参照しながら、組立式コンテナ1の組立について説明する。
まず、4枚の側面板10を支持棒20によって連結することにより、四角筒2を組み立てる。
【0049】
具体的に、支持棒20の一方の突条22の端部と前側面板10の一方の側部に形成された溝部11の端部とを対向させ、突条22を溝部11に挿入しながら支持棒20をスライド移動させることにより、前側面板10の一方の側部に支持棒20を取り付ける。この時、支持棒20の端面と前側面板10の上端面及び下端面とが面一となる。また、支持棒20と前側面板10とは、前側面板10の側端面と支持棒20の平面とが密着した状態で接合される。
【0050】
次に、一方の突条22に前側面板10が接合された支持棒20の他方の突条22の端部と左側面板10の一方の側部に形成された溝部11の端部とを対向させ、突条22を溝部11に挿入しながら支持棒20をスライド移動させることにより、1本目の支持棒20を介して前側面板10と左側面板10とを連結する。以下、同様に、左側面板10の他方の側部に2本目の支持棒20を取り付け、この2本目の支持棒20に後側面板10の一方の側部を連結する。更に、後側面板10の他方の側部に3本目の支持棒20を取り付け、この3本目の支持棒20に右側面板10の一方の側部を連結する。そして、前側面板10の他方の側部と右側面板10の他方の側部に4本目の支持棒20を取り付ける。これにより、4枚の側面板10と4本の支持棒20とが着脱自在に接合され、側面板10、10が支持棒20によって連結されて四角筒2が組み立てられる。
【0051】
なお、溝部11の両側の側壁部を、側端面の幅方向に弾性変形可能に形成し、溝部11に円柱部22bを押し付けて溝部11に突条22を嵌合させることにより、側面板10と支持棒20とが連結されるように構成してもよい。
【0052】
次に、平板31に4つの縁部材32を取り付けることにより、天蓋3を組み立てる。ここで、縁部材32における円弧面側を終端部、四角形の端面側を基端部と称することにする。
【0053】
具体的に、図3に示すように、縁部材32における基端部側の突条部34の端面を、溝部31aの端部に対向させて、突条部34の溝部31aに挿入しながら縁部材32をスライド移動させることにより、平板31の1辺に取り付けられる。縁部材32は、終端部側の突条部34の端面が平板31の端面と面一になるまでスライド移動させる。このとき、突条部34は、スライドさせる溝部31aに隣合う辺の溝部31aを覆い隠さないため、平板31の4辺にそれぞれ縁部材32を取り付けることができる。
【0054】
更に、次の縁部材32における突条部34の基端部側を、先に取り付けられた縁部材32における基端面に対向させるとともに、縁部材32における基端部側の突条部34の端面を、溝部31aの端部に対向させて、突条部34の溝部31aに挿入しながら縁部材32をスライド移動させる。これにより、次の縁部材32が平板31の1辺に取り付けられる。残る二本の縁部材32も同様に平板31の残る2辺にそれぞれ取り付けられることにより、図2に示すように、天蓋3が組み立てられる。そして、天蓋3を4枚の側面板10の上端面上に載置した場合に、突出部34c、34cが側面板10の切欠部16a、16aに係合し、第1凹部35aが側面板10の凹部13aに連結し、第2凹部35b、35bが側面板10の凹部15に連結する。
【0055】
底蓋4も、天蓋3と同様の組み立て方によって組み立てることができる。そして、底蓋4の平板41上に四角筒2を載置した場合に、突出部44c、44cが側面板10の切欠部16b、16bに係合し、凹部44aが側面板10の中央の凹部14aに連結し、凹部44b、44bが側面板10の両脇の凹部14a、14aに連結する。
【0056】
そして、底蓋4の平板41上に、側面板10の下端面が当接するように四角筒2を載置し、パッチン錠60によって側面板10と底蓋4とを連結する。これにより、四角筒2の底部が底蓋4によって閉鎖される。
【0057】
次に、四角筒2の開口から、物品を収納したパレット100をレール溝17に係合させながら挿入し、パレット100を四角筒体内に収容する。そして、天蓋3を四角筒2の開口に載置して平板31に側面板10の上端面を当接させ、パッチン錠60によって側面板10と天蓋3とを連結する。これにより、図1に示すように、四角筒2の上部の開口が天蓋3によって閉鎖される。
【0058】
また、組立式コンテナ1の使用後は、組立式コンテナ1を分解して各パーツの状態で保管し、必要の際に、再度、組立式コンテナ1を組み立てて物品の搬送に用いる。
【0059】
上述したように構成された本実施形態によれば、4枚の側面板10と4本の支持棒20とを組み合わせることによって四角筒2を組み立て、平板31、41と4つの縁部材32、42によって天蓋3及び底蓋4を組み立て、四角筒2に天蓋3及び底蓋4をパッチン錠60によって固定することによって、組立式コンテナ1を組み立てることが可能になる。このように、組立式コンテナ1を組み立てる際に、ネジやナット等の固定部材が必要ないため、その分、組立作業を簡単にすることが可能になる。
また、組立式コンテナ1を分解して各パーツの状態で保管することが可能である。これにより、組立式コンテナ1の保管スペースを小さくすることが可能になるとともに、必要に応じて組立式コンテナ1を組み立てることができるため、使い勝手のよいコンテナを提供することが可能になる。
【0060】
また、本実施形態によれば、側面板10及び平板31、41の数を必要に応じて増やし、連結棒70、71、延長縁部材132を用いて、組立式コンテナ1の側面を大きくし、それに応じて天蓋3及び底蓋4を大きくする。これにより、組立式コンテナ1の容積を大きくすることが可能になる。なお、組立式コンテナ1の容積を大きくした場合には、内部にパレット100を装着することにより、側面板10によって組み立てられた四角筒2を補強することができる。
【0061】
また、本実施形態によれば、連結棒70を用いることによって側面板10を横方向に広げることが可能であるが、パッチン錠60を用いて縦方向に連結することも可能である。具体的に、2枚の側面板10における片方の側面板10の上端面に、もう片方の側面板10の下端面を当接させることにより、片方の側面板10の両側部のパッチン錠収納部14、14と、もう片方の側面板10の凹部15、15が組み合わさって、大きな凹部が形成される。この大きな凹部におけるパッチン錠収納部14、14の突部14b、14bに、パッチン錠60のリング部材62を係合させる。そして、係合部材61の鉤部61bを引っ掛け部15aに引っ掛けて、係合部材61の後端部を押下することにより、係合部材61及びリング部材62がパッチン錠収納部14に収納される。これにより、2つの側面板10、10が縦に連結される。同様の組み立て方により、パッチン錠60を用いて、側面板10を更に縦に連結することが可能になる。なお、パッチン錠60を用いて、四角筒2を縦に連結することも可能である。
【0062】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上述したものに限るものではない。例えば、本実施形態によれば、突条22を円柱状に形成しているが、底面が等脚台形の柱状に形成してもよく、容易に外れない形状であれば適宜設定可能である。
【0063】
また、図5に示す支持棒20において、長さを1/2にした短尺支持棒を別途用意してもよい。これにより、2枚の側面板10、10を縦に連結する場合に、長尺になった溝部11に対して短尺支持棒、支持棒20、短尺支持棒の順に挿入し、2枚の側面板10、10の境界部位に支持棒20を位置付ける。これにより、2枚の側面板10、10を縦に連結することができる。これにより、側面板10、10或いは四角筒2、2を着脱自在にしたい場合には、パッチン錠60を用いて連結し、強固に連結したい場合には、短尺支持棒を用いて連結するというように、用途に合わせて連結構造を選択することが可能になる。
【0064】
また、上述した本実施形態の組立式コンテナ1は、物品の運搬に用いることを一例として説明したが、組立式コンテナ1の用途はこれに限るものではなく、例えば、保管用に用いてもよい。
また、側面板10や平板31、41を連結することで組立式コンテナ1のサイズを変えることが可能である。しかも、組立式コンテナ1の各面は、一部に凹部が形成されているものの凸になっている部位がなく、例えば、布等で覆うことによって平面にすることができるため、その高さ(上面)を利用して災害時などにイスやベッドにして使用することも可能である。
また、例えば、天蓋2の平板31を9枚連結して一辺が3倍の大きさの天蓋2とし、その天蓋2の四隅に、底蓋4を取り付けた四角筒2を配置し、パッチン錠60で天蓋2と四角筒2とを連結することにより、テーブルとして利用することも可能である。このように、本実施形態によれば、組み立て方を工夫することによってバラエティに富む使い方が可能な組立式コンテナ1を提供することが可能になる。
【符号の説明】
【0065】
1 組立式コンテナ
2 四角筒
3 天蓋
4 底蓋
10 側面板
11 溝部
11a、11b 開口部
12 取っ手収納部
12a 凹部
12b 孔部
13 パッチン錠収納部
13a 凹部
13b 突部
14 パッチン錠収納部
14a 凹部
14b 突部
15 凹部
15a 引っ掛け部
16a、16b 切欠部
17 レール溝
17a、17b 凹条
20 支持棒
21 本体部
22 突条
22a 延在部
22b 円柱部
31 平板
31a 溝部
31b、31c 開口部
32 縁部材
33 本体部
34 突条部
34a 延在部
34b 円柱部
34c 突出部
35 凹部
35a 第1凹部
35b 第2凹部
36 引っ掛け部
41 平板
42 縁部材
46 引っ掛け部
50 取っ手
60 パッチン錠
70、71 連結棒
132 延長縁部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11