(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-25
(45)【発行日】2024-11-05
(54)【発明の名称】画像形成装置、制御方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20241028BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20241028BHJP
【FI】
H04N1/00 350
B41J29/38 201
(21)【出願番号】P 2020186100
(22)【出願日】2020-11-06
【審査請求日】2023-10-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126240
【氏名又は名称】阿部 琢磨
(74)【代理人】
【識別番号】100223941
【氏名又は名称】高橋 佳子
(74)【代理人】
【識別番号】100159695
【氏名又は名称】中辻 七朗
(74)【代理人】
【識別番号】100172476
【氏名又は名称】冨田 一史
(74)【代理人】
【識別番号】100126974
【氏名又は名称】大朋 靖尚
(72)【発明者】
【氏名】金子 貴之
【審査官】松永 隆志
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-073664(JP,A)
【文献】特開2018-158529(JP,A)
【文献】特開2007-028109(JP,A)
【文献】特開2017-123108(JP,A)
【文献】特開2019-064003(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
B41J 29/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部および操作部を備える画像形成装置であって、
情報処理装置から印刷ジョブを受信する受信手段と、
前記受信した印刷ジョブをユーザー情報と関連づけて前記記憶部に保存する保存手段と、
ユーザーを認証する認証手段と、
前記認証されたユーザーのユーザー情報と関連づけて前記記憶部に保存されている印刷ジョブの一覧画面を前記操作部に対して提供する提供手段と、
前記操作部で受け付けたユーザーの指示に基づき、前記一覧画面に含まれる印刷ジョブを登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された1つの印刷ジョブを実行するための実行ボタンを表示する表示手段と、を有
し、
前記保存されている印刷ジョブの一覧画面で実行済みの印刷ジョブを選択した際に当該印刷ジョブを登録するための登録指示ボタンが表示されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記表示手段は、前記登録手段により登録された1つの印刷ジョブを実行するための実行ボタンを、前記認証されたユーザーのホーム画面に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記登録手段は、前記一覧画面でユーザーにより選択された印刷ジョブを、共有用の文書または個人用の文書として登録することが可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記登録指示ボタンは未印刷の印刷ジョブを表示する前記一覧画面では表示されていないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記記憶部に保存されている印刷ジョブのうち、前記記憶部に保存されてから所定時間が経過した印刷ジョブを、ユーザーからの指示なしに削除する削除手段をさらに有し、
前記登録手段により登録されている印刷ジョブは前記削除手段による削除の対象から除外されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記記憶部に保存される印刷ジョブの種別を管理する管理手段をさらに有し、
前記提供される画面で指示された、前記保存されている印刷ジョブの種別が前記登録手段による登録の対象である文書を示す種別に設定されることで、前記登録手段による当該文書の登録が行われることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記受信手段が受信する印刷ジョブには、印刷データと印刷設定情報とが少なくとも含まれることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
記憶部および操作部を有する画像形成装置の制御方法であって、
情報処理装置から印刷ジョブを受信する受信工程と、
前記受信した印刷ジョブをユーザー情報と関連づけて前記記憶部に保存する保存工程と、
ユーザーを認証する認証工程と、
前記認証されたユーザーのユーザー情報と関連づけて前記記憶部に保存されている印刷ジョブの一覧画面を前記操作部に対して提供する提供工程と、
前記操作部で受け付けたユーザーの指示に基づき、前記一覧画面に含まれる印刷ジョブを登録する登録工程と、
前記登録工程で登録された1つの印刷ジョブを実行するための実行ボタンを表示する表示工程と、を有
し、
前記保存されている印刷ジョブの一覧画面で実行済みの印刷ジョブを選択した際に当該印刷ジョブを登録するための登録指示ボタンが表示されていることを特徴とする制御方法。
【請求項9】
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の手段としてコンピューターを機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置から印刷ジョブを受信し、記憶部に保存する画像形成装置、制御方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
セキュリティを目的として、留め置きプリントと呼ばれる機能を有する画像形成装置がある。画像形成装置は、外部から受信した印刷ジョブをすぐに出力せず、画像形成装置内のハードディスクに一時的に留め置きジョブとして保存する。そして、画像形成装置はユーザーのログイン後、そのユーザーの留め置きジョブのリストを操作部に表示する。ユーザーは表示されたリストから所望のジョブを選択し、印刷指示を行う。画像形成装置は、選択された留め置きジョブを印刷し、印刷実行後にそのジョブのデータを削除する。
【0003】
また、特許文献1には、ユーザーがよく印刷する画像データを定型文書として画像形成装置に登録しておき、その定型文書をホーム画面に表示されたボタンから呼び出して印刷するための定型文書プリント機能について記載されている。定型文書として登録された画像データは、印刷実行後も画像形成装置内の記憶装置から削除されずに保存したままとなる。特許文献1では、ユーザーは定型文書の登録のための操作をPCで行う必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1では、ユーザーは、頻繁に印刷する文書を画像形成装置に登録するための操作をPCで行う必要がある。ここで、ユーザーが、PCから画像形成装置に対して印刷ジョブを送信した後、画像形成装置の操作部で印刷ジョブの実行指示などを行う際に、その印刷ジョブの登録操作を行いたいと考えた場合、ユーザーはPCまで戻って文書の登録操作を行う必要がある。ユーザーの手間を鑑みれば、画像形成装置の操作部で登録操作ができることが望ましい。
【0006】
そこで、本発明は、情報処理装置から受信して画像形成装置の記憶部に保存している印刷ジョブの登録操作を、ユーザーが画像形成装置の操作部で行うための仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、記憶部および操作部を備える画像形成装置であって、情報処理装置から印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信した印刷ジョブをユーザー情報と関連づけて前記記憶部に保存する保存手段と、ユーザーを認証する認証手段と、前記認証されたユーザーのユーザー情報と関連づけて前記記憶部に保存されている印刷ジョブの一覧画面を前記操作部に対して提供する提供手段と、前記操作部で受け付けたユーザーの指示に基づき、前記一覧画面に含まれる印刷ジョブを登録する登録手段と、前記登録手段により登録された1つの印刷ジョブを実行するための実行ボタンを表示する表示手段と、を有し、前記保存されている印刷ジョブの一覧画面で実行済みの印刷ジョブを選択した際に当該印刷ジョブを登録するための登録指示ボタンが表示されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、情報処理装置から受信して画像形成装置の記憶部に保存している印刷ジョブの登録操作を、ユーザーが画像形成装置の操作部で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図4】情報処理端末の制御プログラムのモジュール図
【
図5】画像形成装置の制御プログラムのモジュール図
【
図9】画像形成装置における定型文書及び留め置きジョブの印刷処理
【
図10】画像形成装置における留め置きジョブの削除処理
【
図14】画像形成装置の留め置きジョブ一覧画面の一例
【
図17】画像形成装置の留め置きジョブ一覧画面の一例
【
図20】画像形成装置が提供する定型文書管理ページの一例
【
図21】画像形成装置が提供する定型文書に新規登録画面の一例
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【0011】
(実施例1)
本実施例では画像形成装置における留め置きプリントのジョブ制御方法と定型文書プリントのジョブ制御方法について説明する。特に、画像形成装置内に保持している留め置きプリントジョブを定型文書に変更する方法について説明する。本実施例において、定型文書とは、画像形成装置に登録された文書をいう。定型文書として画像形成装置に登録された文書は、画像形成装置に保存されているプリントジョブの自動削除対象から除外される。さらに、ユーザーが画像形成装置にログインした際に表示されるホーム画面に、定型文書として画像形成装置に登録された文書の印刷を実行するためのボタンが表示される。
【0012】
図1は、印刷システムの構成例である。
図1において、101はネットワークに接続可能な情報処理端末である。111は情報処理端末101から受信した印刷ジョブの印刷が可能な画像形成装置である。
【0013】
図2は、一般的な情報処理端末の内部構成の一例であり、
図1における情報処理端末101の内部構成を示している。201は本実施例を制御する際の情報処理を行うCPUである。202はCPU201のワークエリアを提供するRAMである。203は本実施例における制御プログラムを提供する補助記憶装置(ハードディスク、CD-ROM等)である。204はユーザーにメッセージを通知する目的で使用される画像表示装置(具体的にはCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等)である。205は、ユーザーのコマンドを入力するための入力装置(具体的にはマウス、キーボード等)である。206はLAN220を介して他のネットワーク機器と相互にデータをやりとりするためのネットワークインタフェースカード(NIC)である。209はメインバスである。
【0014】
図3は、画像形成装置の内部構成を示す図の一例である。
図3において301は画像形成装置を制御する際の情報処理を行うCPUである。302はCPU301のワークエリアの提供やデータの一時保管を行うためのRAMである。303はデータの一時保管や、RAM102の代わりに用いられる補助記憶装置(ハードディスク、CD-ROM等)である。情報処理装置から受信した印刷ジョブは、画像形成装置の記憶部である補助記憶装置303に保存される。304はタッチパネル等の画像表示装置で、画像形成装置の状態や、エラーメッセージ等を表示する場合に用いる操作部として機能する。305はユーザーのコマンドを入力するための入力装置(タッチパネル等)で、所望する印刷ジョブの指定等をユーザーが操作するためのものである。306はLAN320を介して、他のネットワーク機器と双方向にデータをやり取りするためのNICである。307はスキャンした画像データ等を用紙に印刷するための印字装置である。308は原稿台に置かれた紙原稿をスキャンし白黒2値やカラー多値の画像データ等を生成する読取部(スキャナ)である。読み取った画像データは、印字装置307で印刷する事が可能であり、また補助記憶装置303に留め置いて任意のタイミングで印刷する事も可能である。310はデジタル回線330に接続し、データ送受信に使用されるためのDSU(Digital Service Unit:デジタル回線終端装置)である。312はアナログ回線340に接続し、回線の開閉、発着信制御、イメージデータ(アナログ)の送受信等を行うためのNCU(Network Contorol Unit)である。311は送受信データの変調・復調を行うモデムである。313は時刻管理を行うタイマで保存期限切れの留め置きプリントジョブを削除する際の時刻判断等で使用する。
【0015】
図4は、情報処理端末101の補助記憶装置203に格納されている本実施例に関わるソフトウェアの一例である。401は、テキストエディタ等の任意の描画アプリケーションである。402は、任意アプリケーション401からの指示により画像形成装置111が解釈可能な印刷ジョブを生成し、生成した印刷ジョブを画像形成装置111に送信するプリンタドライバである。403はWeb上のホームページを表示したりサービスを利用したりするためのWebブラウザである。任意アプリケーション401、プリンタドライバ402、Webブラウザ403は、CPU201が補助記憶装置203からRAM202に読み出し実行するものとする。
【0016】
図5は、画像形成装置111の補助記憶装置303に格納されている本実施例に関わるプログラムモジュールの一例である。制御モジュール501~504は、CPU301が補助記憶装置303からRAM302に読み出し実行するものとする。
【0017】
501は情報処理端末101からNIC306により印刷ジョブ2200を受信し、印刷ジョブ管理部502に印刷ジョブ2200を受け渡すための印刷ジョブ受付部である。502は情報処理端末101から投入された印刷ジョブ2200の解析や補助記憶装置303に格納されている印刷ジョブ2200を、印字装置307を用いて印刷する際に使用する印刷ジョブ管理部である。503は画像形成装置111を使用するユーザーを特定するためのユーザー認証部である。504は画像形成装置111に関する情報や機能をWeb上の情報端末に提供するためのWebサーバである。
【0018】
図6は、ユーザーが任意アプリケーション401、プリンタドライバ402を用いて画像形成装置111に印刷ジョブを送信する処理を説明するシーケンス図である。ユーザーはテキストエディタ等の任意アプリケーション401を使用している際に印刷を所望する場合、任意アプリケーション401の印刷メニューを選択する(S601)。ユーザーにより印刷メニューが選択されると、任意アプリケーション401は使用するプリンタの選択や印刷設定を指定するための印刷画面を表示する(S602)。印刷画面でユーザーがプリンタドライバを呼び出すためのボタン(ここでは印刷設定ボタン)を押下(S603)すると、任意アプリケーション401はプリンタドライバ402に印刷設定画面表示依頼(S604)をする。S604によりプリンタドライバ画面表示が指示されると、プリンタドライバ402は
図11に示すプリンタドライバ画面1100を表示する。
【0019】
図11は、プリンタドライバ402が情報処理端末101に表示するプリンタドライバ画面の一例である。1106は印刷ジョブを画像形成装置111が処理する方法を指定する出力方法である。本実施例では、ユーザーは出力方法1106として「通常印刷」および「留め置きプリント」を選択できるものとする。なお、出力方法として他にも、「セキュアプリント」や「ボックス保存」などを選択できてもよい。また、本実施例では、プリンタドライバ画面で出力方法1106として「留め置きプリント」を指定する方法を説明したが、印刷ジョブを留め置く方法はこれに限られない。例えば、画像形成装置が、受信した印刷ジョブを即実行せずに一時的に保存するための設定を保持していてもよい。
【0020】
プリンタドライバ画面1100ではユーザーが印刷部数、ステイプル設定、パンチ設定、給紙設定、解像度設定、印字色等の指定を例えば1102~1105のメニューにより設定できても良い。OKボタン1109はプリンタドライバ画面1100で指定した様々な印刷設定を確定し印刷画面1100を閉じるために使用する。キャンセルボタン1110はプリンタドライバ画面1100で指定した様々な印刷設定をキャンセルし印刷画面1100を閉じるために使用する。留め置きプリントを所望する場合、ユーザーは出力方法1106で留め置きプリントを選択し(S606)する。そして、ユーザーがプリンタドライバ画面1100を閉じ(S607)、任意アプリケーション401の印刷画面で印刷を指示すると(S608)、任意アプリケーション401はプリンタドライバ402に印刷依頼し(S609)する。印刷を依頼されるとプリンタドライバ402は印刷ジョブ2200を作成し(S610)、画像形成装置111に印刷ジョブ2200を送信する(S611)。出力方法1106に応じた画像形成装置の制御に関しては後述する。また、S606にてユーザーはプリンタドライバで留め置きプリントの出力方法を指定するという説明をしたが、印刷ジョブを画像形成装置に留め置く方法はこれに限られない。例えば、画像形成装置の本体設定に従い、受信した印刷ジョブを留め置くようにしてもよい。
【0021】
図22は、プリンタドライバ402が生成する印刷ジョブの一例である。印刷ジョブには、印刷データ、印刷設定情報およびユーザー情報が少なくとも含まれる。2201は印刷ジョブ名である。2202は情報処理端末を使用しているユーザーを特定するためのユーザーIDである。ユーザーID2202は印刷設定指定画面1100において、ユーザーが明示的に指定する形態であっても良い。2203はユーザーが印刷設定指定画面1100の出力方法1106で指定した出力方法である。2206は部数設定、両面設定(片面で印刷するか両面で印刷するかの設定)、カラーモード(印字色の設定)等の印刷設定である。2207はテキストエディタ等の任意の描画ソフトウェアから指示された印字データである。
【0022】
図8は、画像形成装置111で動作するソフトウェア500の処理の詳細を説明するフローチャートである。印刷ジョブ受付部501が印刷ジョブ2200を受信すると(S802)、印刷ジョブ管理部502は印刷ジョブ2200の出力方法2203を解析する(S803)。印刷ジョブ管理部502はS804で出力方法2203が「通常印刷」であると判断した場合、印刷ジョブ管理部502は印刷ジョブ2200を、印字装置307を用いて印刷する(S805)。印刷ジョブ管理部502はS804で出力方法が「留め置きプリント」であると判断した場合、印刷ジョブ管理部502は受信した印刷ジョブ2200をユーザー情報と関連づけて留め置きジョブとして保存する(S806)。より詳細には、印刷ジョブ管理部502は印刷ジョブ2200を補助記憶装置303に保存し、
図23に示す留め置きジョブリスト2300にジョブ種2304を「留め置き」として追加する。
【0023】
図23は、印刷ジョブ管理部502が補助記憶装置303に保存した印刷ジョブのリストを管理するための留め置きジョブリストである。留め置きジョブリスト2300は補助記憶装置303またはRAM302で管理され、印刷ジョブ管理部502は任意のタイミングで情報の読み書きが可能であるものとする。留め置きジョブリスト2300において、2301は印刷ジョブ受付部501が印刷ジョブ2200を受信した日時を示す受信日時である。2302は印刷ジョブ2200に含まれるユーザーID2302である。2303は印刷ジョブ2200に含まれる印刷ジョブ名2201である。
【0024】
2304は補助記憶装置303に留め置いた印刷ジョブの種別を示す情報である。印刷ジョブ管理部502は、印刷ジョブ2200を留め置きジョブとして留め置く場合、ジョブ種2304を「留め置き」として管理する。また、印刷ジョブ管理部502は、後述する定型文書についてはジョブ種2304を「定型文書」として管理する。2305は留め置きジョブが共有ジョブか否かを示すフラグである。共有フラグ2305がOFFの場合、留め置きジョブは画像形成装置111にログインしたユーザーのユーザーIDがユーザーID2302と合致した場合のみ参照・操作できるものとする。共有フラグがONの場合、留め置きジョブは、画像形成装置111にログインする全てのユーザーが参照・操作できるものとする。なお、本実施例では、共有フラグがONの場合、さらに、その留め置きジョブに対する共有の範囲を指定できるようにしてもよい。例えば、ユーザーIDや、ユーザーのロール、部門またはグループなどで共有の範囲を指定できてもよい。ここで、ジョブ種2304が「定型文書」で、かつ、共有フラグ2305がONの場合、ログインしたユーザーが共有の範囲に含まれる場合、ホーム画面に定型文書の実行ボタンが表示されることとなる。
【0025】
2306は印刷ジョブ2200に含まれる印刷設定2206の内容が記録される。2307は後述する定型文書の名称である。本実施例ではジョブ種2304が留め置きの場合は、定型文書名2307は常にNULLとする。2308は印刷ジョブ管理部502が補助記憶装置303に保存した印刷ジョブ2200の格納場所である。格納場所2308により印刷ジョブ管理部502は補助記憶装置303に保存した印刷ジョブ2200を一意に特定できる事とする。
【0026】
図7は、ユーザーが任意Webブラウザ403からWebサーバ504が提供するサービスを用いて定型文書を画像形成装置111に登録する処理を説明するシーケンス図である。
【0027】
この画像形成装置111は、ユーザーがよく印刷する定型文書(画像データ)を画像形成装置111に登録しておき、その定型文書をホーム画面に表示されたボタンから呼び出して印刷するための定型文書プリント機能を有する。なお、本実施形態では、画像形成装置111に登録される文書として定型文書を例にあげて説明するが、画像形成装置111に登録される文書は定型文書に限られず、その他の名称であってもよい。
【0028】
ユーザーはWebサーバ504が提供する定型文書管理ページのURLをWebブラウザ403に入力すると(S701)、Webブラウザ403はWebサーバ504に定型文書管理ページを要求する(S702)。Webサーバ504はWebブラウザ403か定型文書管理ページを要求されると、定型文書管理ページを生成し(S703)、Webブラウザ403に定型文書管理ページを送信する。Webブラウザ403はWebサーバ504から定型文書管理ページが送信されると、
図20を用いて後述する定型文書管理ページを表示する(S705)。次に、ユーザーが定型文書管理ページで新規登録ボタンを選択すると(S706)、Webブラウザ403はWebサーバ504に定型文書の新規登録画面を要求する(S707)。Webサーバ504は定型文書の新規登録画面を要求されると定型文書の新規登録画面を生成し(S708)、Webブラウザ403に定型文書の新規登録画面を送信する(S709)。
【0029】
Webブラウザ403はWebサーバ504から定型文書の新規登録画面が送信されると、
図21を用いて後述する定型文書の新規登録画面を表示する(S710)。次に、定型文書の新規登録画面でユーザーが新規登録内容を入力し(S711)、Webブラウザ403に新規登録を指示(S712)すると、Webブラウザ403はWebサーバ504に新規登録情報を送信すると共に定型文書の新規登録を指示する(S713)。Webサーバ504はWebブラウザ403から定型文書の新規登録を指示されると、指示された新規登録情報をもとに定型文書を新規登録する(S714)。S714において、Webブラウザ403は新規登録画面2100の2104エリアで指定されたデータを補助記憶装置303に保存し、留め置きジョブリスト2300にジョブ種2304を「定型文書」として追加する。Webサーバ504は定型文書を留め置きジョブリスト2300に追加する際に、新規登録画面2100のエリア2103で指定された定型文書名を2307に登録する。また、Webサーバ504は定型文書を留め置きジョブリスト2300に追加する際に、新規登録画面2100のエリア2105~2107で指定された印刷設定を2306に登録する。Webサーバ504が留め置きジョブリスト2300に追加した情報は、ソフトウェア500は任意のタイミングで参照できるものとする。
【0030】
図20は、S705で表示される定型文書管理ページの一例である。新規登録ボタン2001は定型文書を新規に登録する際に使用する定型文書新規登録画面を表示するためのコントロールである。2002は登録済みの定型文書の情報を表示する定型文書表示エリアである。2002は登録済みの定型文書の削除を行うための削除ボタンである。本実施例では定型文書表示エリア2002には定型文書名とサイズのみを表示しているが印刷設定等他の情報を表示しても良い。また、登録済みの定型文書の設定を変更したい場合には所望する定型文書の定型文書面をクリックすると変更画面を表示するなどの機能があっても良い。
【0031】
図21はS710で表示する定型文書の新規登録画面の一例である。2103は新規登録する定型文書の名前を入力するための入力エリアである。2104は新規登録する定型文書データのファイルパスを指定するための入力エリアである。2105は定型文書を画像形成装置111で印刷する際の印刷部数を指定するための入力エリアである。2106は定型文書を画像形成装置111で印刷する際の両面印刷属性(両面印刷するかしないかを示す属性)を指定するための入力エリアである。入力エリア2106はチェックボックスであり、チェックされていると両面印刷をする事を示し、チェックされていないと片面印刷する事を示す。2107は定型文書を画像形成装置111で印刷する際のカラーモードを指定するための入力エリアである。入力エリア2107では、自動(カラー/モノクロ)、カラー、モノクロを指定できるものとするが詳細な説明は省略する。2101は2103~2107で指定した内容で定型文書を新規に登録するためのOKボタンである。ユーザーがOKボタン2101を押下すると、Webブラウザ403はS2104で入力されたファイルパスから定型文書の対象とするデータを取得する。そしてWebブラウザ403は、定型文書の対象とするデータをS2105~S2107で入力された印刷設定とともにWebサーバ504に送信し定型文書の新規登録を指示する。2102は新規登録画面2100で指定した内容を破棄し、定型文書の新規登録をとりやめるためのキャンセルボタンである。
【0032】
図9は、ログインユーザによる操作に基づく画像形成装置の処理を示すフローチャートである。ここでの処理は、補助記憶装置303に格納されている印刷ジョブの実行や、印刷ジョブの定型文書登録である。ユーザー認証部503は
図12に示すユーザー認証画面1200を画像表示装置304に表示する(S902)。ユーザー認証画面1200において、1201はユーザーIDを入力するエリア、1202はパスワードを入力するエリアである。また、1203は1201または1202に入力した内容を初期化するためのクリアボタンである。1204はユーザー認証処理を実行するためのログインボタンである。S903でユーザーがユーザーIDとパスワードを入力しログインボタン1204を押下しユーザー認証要求すると、ユーザー認証部503はユーザー認証処理を行う(S904)。ユーザー認証処理の詳細は本実施例で重要ではないので詳細な説明は省略する。以後、ユーザー認証処理(S904)で処理したユーザーIDは任意のタイミングで印刷ジョブ管理部502が識別できるものとする。ユーザー認証が成功すると、印刷ジョブ管理部502は
図13に示すホーム画面1300を画像表示装置304に表示する(S906)。S904でユーザー認証が失敗したと判断(S905)した場合は、印刷ジョブ管理部502は処理を終了する。
【0033】
本実施例で、ホーム画面1300は、コピーボタン1301、プリントボタン1302、ファクスボタン1303、定型文書1ボタン1304、定型文書2ボタン1305、定型文書3ボタン1306などを有するメニュー画面のことを指す。コピーボタン1301はユーザーが画像形成装置111のコピー機能を使用するときに選択するボタンである。プリントボタン1302はユーザーが留め置きプリント機能を使用するときに選択するボタンである。ファクスボタン1303はユーザーが画像形成装置111のファクス機能を使用するときに選択するボタンである。定型文書1ボタン1304はユーザーが画像形成装置111で定型文書1を印刷するときに選択するボタンである。定型文書2ボタン1305はユーザーが画像形成装置111で定型文書2を印刷するときに選択するボタンである。定型文書3ボタン1306はユーザーが画像形成装置111で定型文書3を印刷するときに選択するボタンである。コピーボタン1301、ファクスボタン1303は本実施例で重要ではないので詳細な説明は省略する。ユーザーがプリントボタン1302を選択すると、印刷ジョブ管理部502は後述の留め置きジョブリスト1400等を表示し留め置きプリント機能をユーザーに提供するものとする。定型文書1ボタン1304、定型文書1ボタン1305、定型文書1ボタン1306は留め置きジョブリスト2300でジョブ種2304が「定型文書」として登録されている留め置きジョブを印刷するためのボタンである。
【0034】
ユーザーがホーム画面1300でボタンを選択すると(S907)、印刷ジョブ管理部502は、ユーザーが選択したボタンがプリントボタン1302であるか確認する(S908)。S908でユーザーが選択したボタンがプリントボタン1302でないと判断すると印刷ジョブ管理部502は定型文書ボタン1304~1306のいずれかであるか確認する(S931)。S931で定型文書ボタン1304~1306のいずれかが選択されたと判断すると、印刷ジョブ制御部502は選択された定型文書ボタンに対応する定型文書を留め置きジョブリスト2300から特定し印字装置307で印刷をする(S932)。次に印刷ジョブ管理部502はS932で印刷した印刷内容の履歴をジョブ履歴1800に書き込み(S933)、処理を終了する。
【0035】
図18は、印刷ジョブ管理部502が管理するジョブ履歴の一例である。本実施例では、ジョブ履歴1800は印刷日時1801、ユーザーID1802、印刷ジョブ名1803を有する事とする。印刷日時1801は印刷ジョブ管理部502が印字装置307で印刷を実行した印刷日時が記録される。ユーザーID1802はS903、S904によるユーザー認証で認証されたユーザーのユーザーIDが記録される。印刷ジョブ名1803は留め置きジョブリスト2300の印刷ジョブ名2303で管理される印刷ジョブ名が記録される。ジョブ履歴1800は印刷ジョブ管理部502が補助記憶装置303に保存する。ジョブ履歴1800は印刷ジョブ管理部502が任意のタイミングで参照または編集できるものとする。
【0036】
S908でユーザーが選択したボタンがプリントボタン1302であると判断すると印刷ジョブ管理部502は留め置きジョブリスト2300のユーザーID2302とジョブ種2304を参照し、認証ユーザーの留め置きジョブを検索する(S909)。S909で認証ユーザーの留め置きジョブを検索すると、印刷ジョブ管理部502は
図14に示す留め置きジョブリスト1400を画像表示装置304に表示する(S910)。留め置きジョブリスト1400において、1403は留め置きジョブの内容をリスト表示する一覧画面である。1404はリスト表示1403で選択された留め置きジョブを削除するためのボタンである。1405はリスト表示1403で選択された留め置きジョブを印刷するためのボタンである。ユーザーは留め置きジョブリスト1400で印刷ジョブに関する操作を行う(S911)。S911でユーザーが行った操作がジョブ選択の長押しであった場合(S912でYes)には、印刷ジョブ管理部502は
図15に示す操作画面1500を画像表示装置304にポップアップ表示する(S913)。
【0037】
操作画面1500はリスト表示1403で選択されているジョブに対する操作をユーザーが選択するためのメニュー1501、1502を有する。1501はリスト表示1403で選択されたジョブを定型文書に変更するためのメニューである。1502はその他のメニューであるが本実施例では説明を省略する。ユーザーがジョブ操作画面1500で定型文書化メニュー1501を選択すると、印刷ジョブ管理部502は
図16の定型文書化指定画面1600を画像表示装置304に表示する(S918)。なお、S912でユーザー操作は長押しでなかったとしても、S917で定型文書化ボタンが押下されたと判断された場合、S918で印刷ジョブ管理部502は
図16の定型文書化指定画面1600を画像表示装置304に表示してもよい。
【0038】
定型文書化指定画面1600は指定された留め置きジョブを定型文書として登録する際に、共有用の文書として登録するか、個人用の文書として登録するかを選択するメニュー1601、1602を有する。また、定型文書化指定画面1600は指定された留め置きジョブを定型文書に変更指示する定型文書登録ボタン1603を有する。1601と1602はトグルであり、ユーザーはどちらか一方のみを選択することができる。ユーザーが定型文書登録ボタン1603を押下すると、印刷ジョブ管理部502は留め置きジョブリスト2300を参照し、対応するジョブのジョブ種2304を「留め置き」から「定型文書」に変更する(S919)。また、ユーザーが定型文書登録ボタン1603を押下した時に、印刷ジョブ管理部502は1601、1602の選択に応じ、留め置きジョブリスト2300の共有フラグ2305を書き込む(S919)。S911のユーザー操作が
図17に示す定型文書化ボタン1705の押下だったら、印刷ジョブ管理部502は前述の定型文書化指定画面1600を表示し(S918)、前述のS919の処理を実行し処理を終了する。
【0039】
本実施例では、留め置きプリントは未印刷の留め置きジョブリスト1701、印刷済みの留め置きジョブリスト1702の2つの留め置きジョブリストを有するものとする。未印刷の留め置きジョブリスト1401は、S806で受信した留め置きジョブをまだ印刷していない場合に印刷ジョブ管理部502が表示するためのジョブリストである。印刷済みの留め置きジョブリスト1702は、S806で受信した留め置きジョブをすでに1回以上実行されている場合に印刷ジョブ管理部502が表示するためのジョブリストである。S920で、印刷済みの留め置きジョブリスト1702からの印刷指示があったと判断された場合、S921で、印刷ジョブ管理部502は
図16の定型文書化指定画面1600を画像表示装置304に表示する。定型文書化ボタン1705は、留め置き印刷ジョブを定型文書として登録するための登録指示ボタンである。定型文書化ボタン1705は、未印刷のジョブリストの画面では表示されず、印刷済みのジョブリストの画面で表示される理由は、複数回実行している印刷ジョブをユーザーは定型文書として登録する可能性が高いと考えられるためである。定型文書化ボタン1705によって、ユーザーが再印刷をしようとする印刷ジョブを定型文書として登録することを、ユーザーに対して促すことができる。しかしながら、未印刷の留め置きジョブリスト1400が定型文書化ボタン1705を有している構成にしてもよい。
【0040】
S911のユーザー操作が印刷済みの留め置きジョブリスト1700の印刷ボタン1706による印刷ボタン押下だったら、印刷ジョブ管理部502は定型文書化指定画面1900を画像表示装置304に表示する(S921)。定型文書指定画面1900は定型文書指定画面1600とほぼ同じ内容であるが、スキップボタン1903を有している。ユーザーが定型文書指定画面1900でスキップボタン1903を押下すると、印刷ジョブ管理部502は留め置きジョブを定型文書に変更せず、印字装置307で留め置きジョブの印刷を行う(S924)。ユーザーが定型文書指定画面1900で定型文書登録ボタン1904を押下すると(S922)、印刷ジョブ管理部502、前述のS919の処理と同様に、リスト表示1703で選択された留め置きジョブに関する書誌情報を編集し定型文書化する(S923)。なお、印刷ボタン1706が選択された際に、定型文書化指定画面1900を表示するかどうかを設定するようにしてもよい。
【0041】
次に印刷ジョブ管理部502はリスト表示1703で選択されたジョブを印字装置307で印刷する(S924)。次に印刷ジョブ管理部502はS924で印刷した印刷内容の履歴をジョブ履歴1800に書き込み(S925)、処理を終了する。S911のユーザー操作が未印刷の留め置きジョブリスト1400の印刷ボタン1405による印刷ボタン押下だったら、印刷ジョブ管理部502はジョブ履歴1800を参照する(S927)。次に印刷ジョブ管理部502は実行しようとしているジョブのユーザー名とジョブ名の組み合わせがジョブ履歴に存在するか確認する(S928)。S928で実行しようとしているジョブのユーザー名とジョブ名の組み合わせがジョブ履歴に存在している場合、印刷ジョブ管理部502は前述のS921の処理を実行する。S928で実行しようとしているジョブのユーザー名とジョブ名の組み合わせがジョブ履歴に存在していない場合、印刷ジョブ管理部502は前述のS924の処理を実行する。
【0042】
図10は補助記憶装置303に格納されている留め置きジョブを自動削除する処理の詳細を説明するフローチャートである。本実施例では留め置きジョブは保存期限が切れると印刷管理部502により削除される一時文書であり、定型文書は保存期限によらず恒久的に使用可能な恒久文書である。つまり、定型文書は自動削除の対象から除外される。本実施例では留め置きジョブリスト2300の登録日時2301と現在時刻を比較し現在時刻が所定時間経過している場合に、印刷管理部502は保存期限切れと判断する事とする。時刻はタイマ313により印刷ジョブ管理部502が判断する。保存期限切れを判断する際の所定時間はシステムによって、可変(例えば1日、2日、3日、10日等)であっても良いし固定であっても良い。印刷管理部502は保存期限切れを判断する際に留め置きジョブリスト2300を参照する(S1002)。次に、印刷管理部502は繰り返し処理を制御するためのパラメータNを1に設定する(S1003)。次に印刷ジョブ管理部502は留め置きジョブリスト2300にN番目のジョブが存在するか確認し(S1004)、存在しなければ処理を終了する(S1009)。
【0043】
S1004で書誌情報2300にN番目のジョブが存在する場合、ジョブ種2304が定型文書かどうか確認し(S1005)、定型文書だった場合はNをインクリメントする(S1008)。S1005でジョブ種2304が定型文書でなかったら、登録日時2301を確認し現在時刻が登録日時2301から所定時間経過しているか判断し(S1006)、所定時間経過していた場合にはN番目のジョブを削除する(S1007)。次に印刷ジョブ管理部502はNをインクリメントする(S1009)。S1006で所定時間経過していない場合には、印刷ジョブ管理部502はNをインクリメントする(S1009)。S1009でNをインクリメントすると、印刷ジョブ管理部502は再びS1004の処理を行う。
【0044】
以上により、情報処理端末から受信した留め置きプリントジョブを画像形成装置111の操作部305により定型文書に変更する方法を説明した。これにより、ユーザーが画像形成装置111で留め置きプリントジョブの操作時に操作している留め置きプリントジョブを定型文書として登録したい場合、再度パソコンに戻り定型文書として登録しなおす手間をなくすことができる。
【0045】
(他の実施例)
本発明は、上述した実施形態を適宜組み合わせることにより構成された装置あるいはシステムやその方法も含まれるものとする。
【0046】
ここで、本発明は、上述した実施形態の機能を実現する1つ以上のソフトウェア(プログラム)を実行する主体となる装置あるいはシステムである。また、その装置あるいはシステムで実行される上述した実施形態を実現するための方法も本発明の1つである。また、そのプログラムは、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に供給され、そのシステムあるいは装置の1つ以上のコンピューター(CPUやMPU等)によりそのプログラムが読み出され、実行される。つまり、本発明の1つとして、さらにそのプログラム自体、あるいは当該プログラムを格納したコンピューターにより読み取り可能な各種記憶媒体も含むものとする。また、上述した実施形態の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても、本発明は実現可能である。
【符号の説明】
【0047】
111 画像形成装置
301 CPU
303 補助記憶装置
501 印刷ジョブ受付部
502 印刷ジョブ管理部
503 ユーザー認証部