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特許7578075車両用表示制御装置、表示方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-28
(45)【発行日】2024-11-06
(54)【発明の名称】車両用表示制御装置、表示方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G01C 21/36 20060101AFI20241029BHJP
   G08G 1/0968 20060101ALI20241029BHJP
   B60K 35/233 20240101ALI20241029BHJP
   B60K 35/28 20240101ALI20241029BHJP
【FI】
G01C21/36
G08G1/0968
B60K35/233
B60K35/28
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021113106
(22)【出願日】2021-07-07
(65)【公開番号】P2023009653
(43)【公開日】2023-01-20
【審査請求日】2023-04-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】張 玉テイ
(72)【発明者】
【氏名】廣田 貴浩
【審査官】田中 将一
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-284458(JP,A)
【文献】特開2019-010965(JP,A)
【文献】国際公開第2021/064938(WO,A1)
【文献】特開2006-242905(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 21/00 - 21/36
G01C 23/00 - 25/00
G08G 1/00 - 99/00
B60K 35/00 - 37/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させる車両用表示制御装置であって、
車両の進行方向を変更する変更動作が予定されている場合に、変更後の進行方向を示す少なくとも一つの方向画像を前記表示領域に表示すると共に車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に変化させる表示制御部を備える車両用表示制御装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、車両から変更動作地点までの距離及び時間の少なくとも一方が所定の閾値以下となった場合に、前記方向画像の数を変更する、請求項1に記載の車両用表示制御装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、車両が変更動作地点に到達するまでの間に、前記方向画像の数を増加させる、請求項1又は請求項2に記載の車両用表示制御装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、車両から変更動作地点までの経路に沿って、前記表示領域の手前側から奥側へ前記方向画像が移動するように表示させる、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の車両用表示制御装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、車両が変更動作地点を通過した後、前記方向画像が変更後の進行方向へ移動するように表示させる、請求項1~請求項4の何れか1項に記載の車両用表示制御装置。
【請求項6】
前記変更動作地点は、車両の進行方向を変更するためにウィンカーランプを点灯させるべき動作地点とされている、請求項1~請求項5の何れか1項に記載の車両用表示制御装置。
【請求項7】
前記変更動作地点は、車両の進行方向を変更するために、ステアリングに対する操作を行うべき動作地点とされている、請求項1~請求項5の何れか1項に記載の車両用表示制御装置。
【請求項8】
前記表示領域は、運転席の車両前方でヘッドアップディスプレイ装置によって投影された投影面とされ、
前記表示制御部は、前記表示領域を通して視認される車両の前景から変更動作地点を特定し、前記表示領域において変更動作地点に対応した位置に、前記方向画像を表示させる、請求項1~請求項7の何れか1項に記載の車両用表示制御装置。
【請求項9】
車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させる表示方法であって、
車両の進行方向を変更する変更動作が予定されている場合に、変更後の進行方向を示す少なくとも一つの方向画像を前記表示領域に表示すると共に車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に変化させる、表示方法。
【請求項10】
車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させるプログラムであって、
コンピュータに、
車両の進行方向を変更する変更動作が予定されている場合に、変更後の進行方向を示す少なくとも一つの方向画像を前記表示領域に表示すると共に車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に変化させる、ことを実行させるプログラム。
【請求項11】
前記表示制御部は、車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に増加させる、
請求項1に記載の車両用表示制御装置。
【請求項12】
前記表示制御部は、車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に減少させる、
請求項1に記載の車両用表示制御装置。
【請求項13】
前記表示制御部は、変更動作地点に向かって移動するように前記方向画像を表示させ、車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に変化させる、
請求項1に記載の車両用表示制御装置。
【請求項14】
前記表示制御部は、前記方向画像の向きを変更前の進行方向である車両の前方を示す向きから変更後の進行方向を向くように徐々に変化させ、車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に変化させる、
請求項1に記載の車両用表示制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用表示制御装置、表示方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両の目的地までの誘導経路を設定し、設定された誘導経路に従って、右左折等の進路変更に関する情報をフロントウインドウに表示させる車載システムが開示されている。この車載システムでは、右左折等の進路変更を行う交差点までの距離を文字情報で表示させ、交差点における進路の変更方向を矢印の画像で表示させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-104275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1のように、右左折等の進路変更を行う地点までの距離を文字情報で表示するだけでは、車両の進行方向を変えるタイミングを直感的に把握することができない。
【0005】
本開示は、上記の点に鑑みてなされたものであり、車両の進行方向を変更するタイミングを直感的に把握することができる車両用表示制御装置、表示方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様に係る車両用表示制御装置は、車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させる車両用表示制御装置であって、車両の進行方向を変更する変更動作が予定されている場合に、変更後の進行方向を示す少なくとも一つの方向画像を前記表示領域に表示すると共に車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に変化させる表示制御部を備える。
【0007】
第1の態様によれば、車両用表示制御装置は、車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させる。また、車両用表示制御装置は、表示制御部を有しており、表示制御部は、車両の進行方向を変更する変更動作が予定されている場合に、変更後の進行方向を示す少なくとも一つの方向画像を前記表示領域に表示させる。これにより、乗員は、表示領域を見ることで、方向画像の示す方向へ車両の進行方向を変える予定があることを把握することができる。
【0008】
ここで、表示制御部は、車両が変更動作を行うべき変更動作地点に到達するまでの間に、方向画像の数を変更して表示する。これにより、方向画像の数を変化させることで、変更動作地点までの到達度を示すことが可能になるため、乗員は、車両の進行方向を変えるタイミングを直感的に把握することができる。
【0009】
本開示の第2の態様に係る車両用表示制御装置は、第1の態様に記載の構成において、前記表示制御部は、車両から変更動作地点までの距離及び時間の少なくとも一方が所定の閾値以下となった場合に、前記方向画像の数を変更する。
【0010】
第2の態様によれば、車両から変更動作地点までの距離及び時間の少なくとも一方が所定の閾値以下となった場合に、方向画像の数を変更して表示する。これにより、変更動作地点までの、車両の実際の到達度に応じて方向画像の数を変化させることができるため、乗員が、車両の進行方向を変更するタイミングを直感的、且つ、正確に把握することができる。
【0011】
本開示の第3の態様に係る車両用表示制御装置は、第1の態様又は第2の態様に記載の構成において、前記表示制御部は、車両が変更動作地点に到達するまでの間に、前記方向画像の数を増加させる。
【0012】
第3の態様によれば、車両が変更動作地点に到達するまでの間に、方向画像の数を増加して表示することにより、方向画像が徐々に強調して表示される。これにより、変更動作地点までの到達度を表現することが可能になり、乗員が、車両の進行方向を変更するタイミングを直感的に把握することができる。
【0013】
本開示の第4の態様に係る車両用表示制御装置は、第1の態様~第3の態様の何れか1態様に記載の構成において、前記表示制御部は、車両から変更動作地点までの経路に沿って、前記表示領域の手前側から奥側へ前記方向画像が移動するように表示させる。
【0014】
第4の態様によれば、方向画像は、車両から変更動作地点までの経路に沿って、表示領域の手前側から奥側へ移動するように表示される。これにより、乗員は、車両の現在の走行地点の先に、変更動作地点があることを直感的に把握することができ、変更動作地点を見落としていないという安心感を得ることができる。
【0015】
本開示の第5の態様に係る車両用表示制御装置は、第1~第4の態様の何れか1態様に記載の構成において、前記表示制御部は、車両が変更動作地点を通過した後、前記方向画像が変更後の進行方向へ移動するように表示させる。
【0016】
第5の態様によれば、方向画像は、車両が変更動作地点を通過した後、変更後の進行方向へ移動するように表示される。これにより、乗員は、車両が進行方向を変えるべきタイミングで、変更後の進行方向を視覚的に把握しやすくなる。
【0017】
本開示の第6の態様に係る車両用表示制御装置は、第1~第5の態様の何れか1態様に記載の構成において、前記変更動作地点は、車両の進行方向を変更するためにウィンカーランプを点灯させるべき動作地点とされている。
【0018】
第6の態様によれば、乗員は、表示領域を見ることで、車両の進行方向を変更するために、ウィンカーランプを点灯させるべきタイミングを直感的に把握することができる。
【0019】
本開示の第7の態様に係る車両用表示制御装置は、第1~第5の態様の何れか1態様に記載の構成において、前記変更動作地点は、車両の進行方向を変更するために、ステアリングに対する操作を行うべき動作地点とされている。
【0020】
第7の態様によれば、乗員は、表示領域を見ることで、車両の進行方向を変更するために、ステアリングを操作すべきタイミングを直感的に把握することができる。
【0021】
本開示の第8の態様に係る車両用表示制御装置は、第1~第7の態様の何れか1態様に記載の構成において、前記表示領域は、運転席の車両前方でヘッドアップディスプレイ装置によって投影された投影面とされ、前記表示制御部は、前記表示領域を通して視認される車両の前景から変更動作地点を特定し、前記表示領域において変更動作地点に対応した位置に、前記方向画像を表示させる。
【0022】
第8の態様によれば、車両の前景を示す表示領域が、運転席の車両前方でヘッドアップディスプレイ装置によって投影された投影面とされている。そして、表示制御部は、表示領域を通して視認される車両の前景から変更動作地点を特定し、表示領域において、変更動作地点に対応した位置に前記方向画像を表示させる。このように、車両用表示制御装置では、運転席から見える前景に重ねて方向画像を表示するため、運転席の乗員が視線を大きく動かすことなく進行方向を変えるタイミングを直感的に認識することができる。
【0023】
本開示の第9の態様に係る表示方法は、車車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させる表示方法であって、車両の進行方向を変更する変更動作が予定されている場合に、変更後の進行方向を示す少なくとも一つの方向画像を前記表示領域に表示すると共に車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に変化させる
【0024】
第9の態様に係る表示方法によれば、上述したように、乗員は、表示領域を見ることで、車両の進行方向を変えるタイミングを直感的に把握することができる。
【0025】
本開示の第10の態様に係るプログラムは、車両の前景を示す表示領域に所定の画像を表示させるプログラムであって、コンピュータに、車両の進行方向を変更する変更動作が予定されている場合に、変更後の進行方向を示す少なくとも一つの方向画像を前記表示領域に表示すると共に車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に変化させる、ことを実行させる。
【0026】
第10の態様に係るプログラムによれば、上述したように、乗員は、表示領域を見ることで、車両の進行方向を変えるタイミングを直感的に把握することができる。
本開示の第11の態様に係る車両用表示制御装置は、第1の態様に記載の構成において、前記表示制御部は、車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に増加させる。
本開示の第12の態様に係る車両用表示制御装置は、第1の態様に記載の構成において、前記表示制御部は、車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に減少させる。
本開示の第13の態様に係る車両用表示制御装置は、第1の態様に記載の構成において、前記表示制御部は、変更動作地点に向かって移動するように前記方向画像を表示させ、車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に変化させる。
本開示の第14の態様に係る車両用表示制御装置は、第1の態様に記載の構成において、前記表示制御部は、前記方向画像の向きを変更前の進行方向である車両の前方を示す向きから変更後の進行方向を向くように徐々に変化させ、車両が変更動作を行うべき変更動作地点に近付くにつれて、前記方向画像の数を徐々に変化させる
【発明の効果】
【0027】
本開示によれば、車両の進行方向を変更するタイミングを直感的に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本実施形態に係る車両用表示制御装置が適用された車両における車室内の前部を車両後方側から見た概略図である。
図2】本実施形態に係る車両用表示制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】本実施形態に係る車両用表示制御装置の機能構成を示すブロック図である。
図4】本実施形態における表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図5】車両の走行予定経路の一例を示す図である。
図6】車両から目的地点までの距離が距離L1以上である場合における、第1画像の表示方法の一例を示す図である。
図7】(A)~(C)は、車両が変更動作地点に到達するまでの間における方向画像の表示方法を経時的に示す一例であり、(D)は、車両が変更動作地点を通過した後における方向画像の表示方法を示す一例である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
実施形態に係る車両用表示制御装置10が適用された車両12について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態の車両12は一例として、自動運転と手動運転とを切替可能に構成されている。なお、自動運転とは、アクセル、ブレーキ、方向指示器、ステアリング等の操作の一部又は全てが自動的に行われる車両の走行態様である。また、手動運転とは、運転者がすべての運転操作(アクセル、ブレーキ、方向指示器、ステアリング等の操作)を実行する車両の走行態様である。図1に示されるように、車両12における車室内の前部には、インストルメントパネル14が設けられている。
【0030】
インストルメントパネル14は、車両幅方向に延在されており、このインストルメントパネル14の車両右側にはステアリングホイール16が設けられている。すなわち、本実施形態では一例として、右側にステアリングホイール16が設けられた右ハンドル車とされており、運転席が車両右側に設定されている。
【0031】
インストルメントパネル14の前端部にはウインドシールドガラス18が設けられている。ウインドシールドガラス18は、運転席の車両前方側に配置され、車両上下方向及び車両幅方向に延在されて車室内部と車室外部とを区画している。
【0032】
ウインドシールドガラス18の車両右側端部は、車両右側のフロントピラー20に固定されている。フロントピラー20は、車両上下方向に延在されており、このフロントピラー20の車両幅方向内側端部にはウインドシールドガラス18が固定されている。また、フロントピラー20の車両幅方向外側端部にはフロントサイドガラス22の前端部が固定されている。なお、ウインドシールドガラス18の車両左側端部は、図示しない車両左側のフロントピラーに固定されている。
【0033】
ここで、インストルメントパネル14には、所定の画像の表示領域を有する第一表示部24が設けられている。第一表示部24は、インストルメントパネル14の車両幅方向右側部において、運転席の車両前方に設けられたメータディスプレイで構成されている。メータディスプレイは、車両12に搭載された各種メータ機器と接続された図示しないメータディスプレイ装置の一部を構成している。第一表示部24は、運転者が車両前方へ視線を向けた状態で視界に入る位置に設けられている。
【0034】
ウインドシールドガラス18には、所定の画像の表示領域を有する第二表示部25が設けられている。第二表示部25は、インストルメントパネル14の車両幅方向の中央部において運転席の車両前方側に設けられたディスプレイで構成されている。
【0035】
ウインドシールドガラス18には、所定の画像の表示領域を有する第三表示部26が設けられている。第三表示部26は、第一表示部24の車両上方側に設定されており、ヘッドアップディスプレイ装置44(図2参照)によって投影された投影面によって構成されている。具体的には、インストルメントパネル14よりも車両前方側にヘッドアップディスプレイ装置44が設けられており、このヘッドアップディスプレイ装置44からウインドシールドガラス18の第三表示部26へ映像が投影されるように構成されている。即ち、第三表示部26は、ヘッドアップディスプレイ装置44の投影面とされたウインドシールドガラス18で構成されている。
【0036】
(車両用表示制御装置10のハードウェア構成)
車両12には、制御部としてのECU(Electronic Control Unit)28が設けられている。図2は、車両用表示制御装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。この図2に示されるように、車両用表示制御装置10のECU28は、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)30、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)34、ストレージ36、通信インタフェース38及び入出力インタフェース40を含んで構成されている。各構成は、バス42を介して相互に通信可能に接続されている。
【0037】
CPU30は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU30は、ROM32又はストレージ36からプログラムを読み出し、RAM34を作業領域としてプログラムを実行する。CPU30は、ROM32又はストレージ36に記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。
【0038】
ROM32は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM34は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ36は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。本実施形態では、ROM32又はストレージ36には、表示処理を行うためのプログラム、及び各種データなどが格納されている。
【0039】
通信インタフェース38は、車両用表示制御装置10が図示しないサーバ及び他の機器と通信するためのインタフェースであり、たとえば、イーサネット(登録商標)、LTE、FDDI、Wi-Fi(登録商標)などの規格が用いられる。
【0040】
入出力インタフェース40には、第一表示部24、第二表示部25、第三表示部26に所定の画像を投影させるヘッドアップディスプレイ装置44、及びアクチュエータ46が接続されている。アクチュエータ46は、ステアリングアクチュエータ、アクセルアクチュエータ及びブレーキアクチュエータを含んで構成されており、ステアリングアクチュエータは、車両12の操舵を行うものである。アクセルアクチュエータは、車両12の加速を行うものである。また、ブレーキアクチュエータは、ブレーキを制御することで、車両12の減速を行うものである。なお、入出力インタフェース40には、車両12の周辺及び車両12の車内を撮影する図示しないカメラ、車両12を自動走行させるためのセンサ類及びGPS装置などが接続されている。
【0041】
(車両用表示制御装置10の機能構成)
車両用表示制御装置10は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。車両用表示制御装置10が実現する機能構成について図3を参照して説明する。
【0042】
図3に示されるように、車両用表示制御装置10は、機能構成として、通信部50、取得部51、運行計画設定部52、自動運転制御部54、検知部56、画像生成部58、及び表示制御部60を含んで構成されている。なお、各機能構成は、CPU30がROM32又はストレージ36に記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
【0043】
通信部50は、通信インタフェース38を介して外部のサーバ及び他の機器とデータの送受信を行う。例えば、サーバに格納されている地図データ及び交通状況などのデータの送受信を行う。また、通信部50は、周囲の車両との間で車車間通信を行う構成としてもよい。
【0044】
取得部51は、入出力インタフェース40を介して、図示しない外部センサから、車両12の走行環境を周辺情報として取得する。外部センサは、車両12の周辺の所定範囲を撮像するカメラ、所定範囲に探査波を送信するミリ波レーダ、所定範囲をスキャンするライダ(Light Detection and Ranging/Laser Imaging Detection and Ranging)のうち、少なくとも一つを含んで構成されている。また、「周辺情報」は、一例として、車両12の走行する車線の形状、路幅、車両12の付近を走行する他車両、及び障害物等に関する情報、車両周辺の天候や暗さ等の環境情報が含まれる。
【0045】
また、取得部51は、図示しない内部センサから、車両の車室内の乗員に関する乗員情報を取得する。内部センサは、車室内の所定の範囲を撮像するカメラ、乗員の生体反応を取得する各種生体センサのうち、少なくとも一つを含んで構成されている。
【0046】
運行計画設定部52は、車両12の運行計画を設定する。具体的には、乗員によって目的地点が入力されることで、現在地から目的地点までの運行計画を設定する。
【0047】
自動運転制御部54は、車両12の手動運転と自動運転の切り替えを制御する。また、自動運転制御部54は、車両12の運転モードが自動運転に切り替えられた場合に、位置情報及び車両12の周囲の環境情報を考慮しつつ、設定された運行計画に沿って車両12を自動運転させる。具体的には、アクチュエータ46を制御することで車両12を自動走行させる。
【0048】
検知部56は、車両12の走行中に、車両の進行方向を変更する変更動作が予定されていることを検知する。変更動作には、車両の右折、左折、Uターン等のうち、少なくとも一つが含まれる。検知部56は、例えば、運行計画設定部52で設定した運行計画に基づいて、車両12の走行予定経路上で変更動作が予定されていることを検知する。また、検知部56は、乗員の操作により、車両12の進行方向を変更させるためのウィンカーランプが点灯された場合に、変更動作が予定されていることを検知する。
【0049】
画像生成部58は、ヘッドアップディスプレイ装置44の投影面である第三表示部26に表示するための画像を生成する。画像生成部58によって生成される画像には、例えば、車両12の走行速度を示す図示しないメータ表示や、手動運転及び自動運転の支援を目的とする各種画像が含まれる。
【0050】
本実施形態では特に、画像生成部58は、検知部56の機能に基づいて車両12で変更動作が予定されていることが検知された場合に、変更後の車両12の進行方向を示す少なくとも一つの方向画像70を生成する。本実施形態の方向画像70は一例として、変更動作後の車両12の進行方向を示す矢印型の画像となっている(図6参照)。また、画像生成部58は、例えば、運転席のドライバの視点に基づいて、運転中のドライバの焦点距離とほぼ同じ距離を焦点距離とする方向画像70を生成する。
【0051】
表示制御部60は、画像生成部58で生成された画像を第三表示部26の表示領域に表示させる。ここで、表示制御部60は、第三表示部26(ウインドシールドガラス18)を通して視認される車両12の前景に融合させるように、方向画像70及を第三表示部26の表示領域に表示させる。
【0052】
一例として、表示制御部60は、車両12の前景を撮像するカメラの画像と地図データを参照して、車両12の前景の中から変更動作を行うべき変更動作地点を特定し、運転席のドライバが、第三表示部26を通して視認する変更動作地点に対応する位置に方向画像70を表示させる。従って、運転席のドライバから見ると、ウインドシールドガラス18を通して視認される変更動作地点の実像に対応する位置に方向画像70が表示される。また、表示制御部60は、車両12から変更動作地点までの距離に応じて方向画像70の数や表示態様を変更する。方向画像70の詳細な表示方法は後述する。
【0053】
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0054】
(表示処理)
図4を参照して、車両12の運行計画に基づいて、表示領域に方向画像70を表示させる表示処理の一例について説明する。この表示処理は、CPU30がROM32又はストレージ36から表示プログラムを読み出して、RAM34に展開して実行される。
【0055】
図4に示されるように、CPU30は、ステップS100で目的地が設定されているか否かについて判定する。目的地は、乗員によって車両12に直接入力されてもよく、携帯端末などを介して間接的に入力されてもよい。
【0056】
CPU30は、ステップS100で目的地が設定されていると判定した場合、ステップS101の処理へ移行する。また、CPU30は、ステップS100で目的地が設定されていないと判定した場合、表示処理を終了する。
【0057】
CPU30は、ステップS101で、車両12の運行計画を設定する。具体的には、CPU30は、運行計画設定部52の機能により、現在地から目的地までの運行計画を設定する。運行計画の設定時には、交通状況及び事故に関する情報などを取得して反映してもよい。また、予め入力された乗員の要望に応じて、自動運転が多くなるように運行計画を設定してもよい。
【0058】
CPU30は、ステップS102で、運行計画に基づいて、車両12の位置から所定の距離L以内に変更動作を行う予定が無いか否かについて判断している。ここでは一例として、距離Lは100mに設定されているため、CPU30は、ステップS102で車両12からの距離が100m以下の地点で変更動作が予定されて無いか否かについて判断する。そして、CPU30は、変更動作が無い場合には、ステップS102の処理を繰り返し、変更動作がある場合には、ステップS103の処理へ移行する。
【0059】
CPU30は、ステップS103で、変更動作を行うべき変更動作地点を特定する。本実施形態では、変更動作地点は、車両12が変更動作を行うためにウィンカーランプを点灯させるべき地点とされている。CPU30は、例えば、車両12の運行計画に基づいて進行方向を変更する地点から所定の距離(例えば、30m)手前の地点を変更動作地点として設定する。そして、CPU30は、車両12の前景を撮像するカメラの画像から、設定された変更動作地点に対応する位置を特定する。
【0060】
CPU30は、ステップS104で、表示制御部60の機能に基づいて、第三表示部26に示される前景において、変更動作地点に対応する位置の前方に方向画像70を表示する。この際、CPU30は、車両12が変更動作地点に到達するまでの間に、第三表示部26に表示される方向画像70の数が徐々に増加するように表示させる。
【0061】
例えば、図5に示すように、車両12が、交差点80で左折する変更動作が予定されている場合、CPU30は、交差点80の30m手前の地点P2を変更動作地点として設定する。図6(A)~図6(D)では、車両12から交差点80までの距離が近づくにつれて、第三表示部26の表示態様が変化する様子を経時的に示している。
【0062】
CPU30は、車両12が交差点80の100m手前の地点P1を通過すると、第三表示部26に一つの方向画像70を表示する。この際、図6(A)に示されるように、方向画像70は、車両12から変更動作地点P2までの経路に沿って移動するアニメーション画像として表示される。具体的に、方向画像70は、最初、車両12の進行方向である前方を示す矢印型の画像で示され、車両12から変更動作地点P2までの経路に沿って第三表示部26の表示領域を手前側から奥側に向かって移動する。方向画像70は、交差点80に対応する位置まで移動すると、左方向を示す矢印型の画像へと変化して停止する。これにより、乗員は、方向画像70を見ることで、車両12の左折が予定されていることを直感的に把握することができる。
【0063】
車両12が、交差点80に更に近づくと、図6(B)に示されるように、CPU30は、二つ目の方向画像70を第三表示部26に表示させる。二つ目の方向画像70は、一つ目の方向画像70と同様に、車両12から変更動作地点P2までの経路に沿って移動するアニメーション画像として表示される。二つ目の方向画像70は、第三表示部26の交差点80に対応する位置で停止し、一つ目の方向画像70に並んで表示される。CPU30は、二つ目の方向画像70が表示された後、同様にして、図6(C)に示すように、三つ目の方向画像70を表示させる。
【0064】
このようにして、CPU30は、車両12が変更動作地点P2に到達するまでの間に、第三表示部26に三つの方向画像70を並べて表示する。乗員は、第三表示部26に三つの方向画像70が表示されていることを認識することにより、ウィンカーランプを点灯すべきタイミングを把握することができる。
【0065】
CPU30は、ステップS105で、車両12が変更動作地点を通過したか否かについて判断する。そして、CPU30は、車両12が変更動作地点を通過したと判断した場合には、ステップS106の処理へ移行し、車両12が変更動作地点を通過していないと判断した場合には、ステップS102に戻って処理を繰り返す。
【0066】
CPU30は、ステップS106で変更動作を行うためにウィンカーランプが点灯しているか否かについて判断する。ウィンカーランプが点灯していると判断した場合には、ステップS107の処理に移行する。ウィンカーランプが点灯していないと判断した場合には、ステップS106の処理を繰り返す。
【0067】
CPU30は、ウィンカーランプが点灯していると判断し、ステップS107の処理に移行すると、ステップS107で、第三表示部26に表示された三つの方向画像70を変更動作後の進行方向(図6(D)では左方向)へ移動するようにアニメーション画像で表示する。これにより、乗員は、進行方向へ移動する方向画像70を見ることにより、車両12の進行方向を変更すべきタイミングであることを直感的に把握することができる。CPU30は、ステップS107の処理が終了すると、表示処理を終了する。
【0068】
以上説明したように、本実施形態の車両用表示制御装置10では、車両12の前景を示す第三表示部26の表示領域に所定の画像を表示させる。また、車両用表示制御装置10は、車両12の進行方向を変更する変更動作が予定されている場合に、変更後の進行方向を示す少なくとも一つの方向画像70を表示領域に表示させる。これにより、乗員は、第三表示部26を見ることで、方向画像70の示す方向へ車両12が進行方向を変えることを予め把握することができる。
【0069】
ここで、本実施形態では、車両12が変更動作を行うべき変更動作地点に到達するまでの間に、方向画像70の数を変更して表示する。これにより、方向画像70の数を変化させることで、変更動作地点までの到達度を示すことが可能になるため、乗員は、車両12の進行方向を変えるタイミングを直感的に把握することができる。
【0070】
具体的に、本実施形態では、車両12から変更動作地点までの距離が所定の距離L(所定の閾値)以下となった場合に、方向画像70の数を徐々に増加して表示している。これにより、変更動作地点までの、車両12の実際の到達度に応じて方向画像70を徐々に協調して表示することができるため、乗員が、車両12の進行方向を変更するタイミングを直感的、且つ、正確に把握することができる。
【0071】
また、図6(A)~図6(C)に示されるように、本実施形態において、方向画像70は、車両12から変更動作地点までの経路に沿って、第三表示部26の表示領域の手前側から奥側へ移動するように表示される。これにより、乗員は、車両12の現在の走行地点の先に、変更動作地点があることを直感的に把握することができ、変更動作地点を見落としていないという安心感を得ることができる。
【0072】
また、変更動作地点は、車両の進行方向を変更するためにウィンカーランプを点灯させるべき動作地点とされているため、乗員は、第三表示部26に表示された方向画像70の数が最大数になったことを認識することで、ウィンカーランプを点灯させるべきタイミングを直感的に把握することができる。
【0073】
更に、図6(D)に示されるように、方向画像70は、車両12が変更動作地点を通過した後、変更後の進行方向へ移動するように表示される。これにより、乗員は、車両12が進行方向を変えるべきタイミングで、変更後の進行方向を視覚的に把握しやすくなる。
【0074】
また、本実施形態において、第三表示部26は、運転席の車両前方でヘッドアップディスプレイ装置44によって投影された投影面とされている。そして、第三表示部26の表示領域を通して視認される実像の変更動作地点を特定し、表示領域において特定した変更動作地点に対応した位置に方向画像70を表示させる。このように、車両用表示制御装置10では、運転席から見える前景に重ねて方向画像70を表示するため、運転席の乗員が視線を大きく動かすことなく進行方向を変えるタイミングを直感的に認識することができる。
【0075】
[補足説明]
上記実施形態では、車両の前景を示す表示領域がヘッドアップディスプレイ装置44の投影面で構成される場合について説明したが、本発明はこれに限らない。図7に示す変形例に係る車両用表示制御装置100のように、インストルメントパネル14に設けられたディスプレイである第二表示部25の表示領域に方向画像70を表示してもよい。図7に示す第二表示部25には、表示領域の下部に車両12の現在位置を示す地図画像Nが表示されており、表示領域の上部に、車両の前景を示す前景画像Fが示されている。前景画像Fは、例えば、車両12の前方を撮影する図示しないカメラから取得される画像、又はアニメーションによる前景画像で構成される。
【0076】
同様に、インストルメントパネル14において、運転席の車両前方に設けられたメータディスプレイである第一表示部24の表示領域に方向画像70を表示してもよい。第一表示部24は運転席の車両前方に設けられているため、運転席の乗員は、車両の前景からほとんど視線を動かすことなく第一表示部24を視認することができ、車両12の目的地点に関する情報を認識することができる。
【0077】
また、上記実施形態で説明した方向画像70の表示態様は一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
【0078】
また、上記実施形態の表示処理では、現在地から目的地までの運行計画で車両12の変更動作を予定している場合に方向画像70を表示させているが、本発明はこれに限らない。例えば、乗員の操作により進行方向を変更するためのウィンカーランプが点灯された場合に、変更動作の予定があると判断し、方向画像70を表示してもよい。
【0079】
また、上記表示処理では、変更動作までの距離が距離L以下となった場合に方向画像70を表示しているが、これに限らず、変更動作までの時間が所定時間よりも短くなった場合に方向画像を表示してもよい。この場合、車両12の速度と変更動作までの距離に基づいて変更動作までの時間を算出してもよい。
【0080】
また、上記表示処理では、車両12が変更動作地点に到達するまでの間に方向画像70の数を増加させて表示したが、本発明はこれに限らない。例えば、車両12が変更動作地点に到達するまでの間に方向画像の数を減少させるように表示してもよい。この場合、方向画像の数が減少するにつれて、複数の方向画像から一つの大きな方向画像へと変化させることで方向画像を強調して表示することができる。若しくは、方向画像の数を減らすことにより、方向画像の存在感が徐々に小さくなるように変化させ、変更動作のタイミングをカウントするように表示してもよい。
【0081】
また、上記表示処理において、変更動作地点は、ウィンカーランプを点灯すべき地点として設定したが、これに限らず、例えば、車両12の進行方向を変更するためにステアリングに対する操作を行うべき動作地点を変更動作地点として設定してもよい。
【0082】
また、上記実施形態では、車室内に設けられた表示領域に方向画像を表示する構成としたが、本発明はこれに限らない。例えば、車両12の外部に設けた遠隔操作装置からの操作信号を受信して、車両12を遠隔操作する場合に、遠隔操作装置の操作者を車両12の乗員として捉えると、表示領域は、車室内に設けられる場合に限らず、車両12の外部に設けてもよい。そして、車両12の外部に設けた表示領域に方向画像を表示する構成としてもよい。
【0083】
なお、上記実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した表示処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、表示処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記各実施形態では、表示処理及び車線変更表示処理のプログラムがROMまたはストレージに予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
【符号の説明】
【0084】
10 車両用表示制御装置
12 車両
16 ステアリング
24 第一表示部(表示領域)
25 第二表示部(表示領域)
26 第三表示部(表示領域、投影面)
44 ヘッドアップディスプレイ装置
60 表示制御部
70 方向画像
P2 変更動作地点
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7