(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-28
(45)【発行日】2024-11-06
(54)【発明の名称】通信方法及びデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 76/50 20180101AFI20241029BHJP
H04W 4/70 20180101ALI20241029BHJP
H04W 52/38 20090101ALI20241029BHJP
H04W 68/02 20090101ALI20241029BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20241029BHJP
【FI】
H04W76/50
H04W4/70
H04W52/38
H04W68/02
H04W92/18
(21)【出願番号】P 2021557698
(86)(22)【出願日】2019-11-21
(86)【国際出願番号】 CN2019120061
(87)【国際公開番号】W WO2020199609
(87)【国際公開日】2020-10-08
【審査請求日】2021-10-19
【審判番号】
【審判請求日】2024-03-14
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/080645
(32)【優先日】2019-03-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/111545
(32)【優先日】2019-10-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ビー,ウエンピーン
(72)【発明者】
【氏名】ユイ,ジュヨン
(72)【発明者】
【氏名】ヤーン,ユイボー
(72)【発明者】
【氏名】チュヨン,シーンチーン
【合議体】
【審判長】廣川 浩
【審判官】本郷 彰
【審判官】中木 努
(56)【参考文献】
【文献】特表2018-526898(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0041997(US,A1)
【文献】国際公開第2016/186044(WO,A1)
【文献】国際公開第2017/078023(WO,A1)
【文献】3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network;Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA);Physical layer procedures (Release 15),3GPP TS 36.213 V15.5.0,2019年03月28日,pp.74,80,303-304,306-307,https://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/36_series/36.213/36213-f50.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
3GPP TSG SA WG1-4
3GPP TSG CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、
第1デバイスによって第1制御情報を決定することであり、前記第1制御情報の巡回冗長検査(CRC)コードがシステム情報無線ネットワーク一時識別子(SI-RNTI)によってスクランブルされる場合に、前記第1制御情報は、緊急事態情報を示すために使用される第1情報を運び、前記緊急事態情報は、次の、地震津波警報システム(ETWS)通知、市販携帯用アラートサービス(CMAS)通知、及びシステム情報変更通知、のうちの1つ以上の情報を含む、前記決定することと、
前記第1デバイスによって前記第1制御情報を第2デバイスへ送信することと、
前記第1デバイスによって前記緊急事態情報を前記第2デバイスへ送信することと
を有
し、
前記第1制御情報の第1フィールドが前記第1情報を示し、前記第1制御情報内の前記第1フィールドを除く他のフィールドのビットは0にセットされる、
方法。
【請求項2】
通信方法であって、
第2デバイスによって、第1デバイスによって送信された第1制御情報を受信することであり、前記第1制御情報の巡回冗長検査(CRC)コードがシステム情報無線ネットワーク一時識別子(SI-RNTI)によってスクランブルされる場合に、前記第1制御情報は、緊急事態情報を示すために使用される第1情報を運び、前記緊急事態情報は、次の、地震津波警報システム(ETWS)通知、市販携帯用アラートサービス(CMAS)通知、及びシステム情報変更通知、のうちの1つ以上の情報を含む、前記受信することと、
前記第2デバイスによって前記第1制御情報内の前記第1情報に基づき前記緊急事態情報を受信することと
を有
し、
前記第1制御情報の第1フィールドが前記第1情報を示し、前記第1制御情報内の前記第1フィールドを除く他のフィールドのビットは0にセットされる、
方法。
【請求項3】
前記第1制御情報は、ロングタームエボリューション(LTE)の拡張したマシンタイプ通信(eMTC)システムでのダウンリンク制御情報、又はニューラジオ(NR)システムでのダウンリンク制御情報である、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1制御情報に対応する探索空間は、Type2探索空間ではない、
請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1制御情報は、LTE eMTCシステムでのフォーマット-3制御情報、フォーマット-3A制御情報、フォーマット-6-0A制御情報、フォーマット-6-0B制御情報、フォーマット-6-1A制御情報、又はフォーマット-6-1B制御情報である、
請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、前記第1制御情報内のK個の伝送電力制御コマンド(TPCコマンド)は、前記第1情報を示すために使用され、Kは、1以上の整数である、
請求項1乃至
5のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記K個のTPCコマンドは、予め定義されるか、あるいは、
前記K個のTPCコマンドは、前記第1デバイスによって決定され、上位レイヤシグナリングを使用することで前記第2デバイスのために設定される、
請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、前記第1制御情報内のTPCコマンド以外のQビットは、前記第1情報を示すために使用され、Qは、1以上の整数である、
請求項1乃至
5のうちいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
通信装置であって、
当該装置は、第1デバイスに適用され、
第1制御情報を決定するよう構成される処理ユニットであり、前記第1制御情報の巡回冗長検査(CRC)コードがシステム情報無線ネットワーク一時識別子(SI-RNTI)によってスクランブルされる場合に、前記第1制御情報は、緊急事態情報を示すために使用される第1情報を運び、前記緊急事態情報は、次の、地震津波警報システム(ETWS)通知、市販携帯用アラートサービス(CMAS)通知、及びシステム情報変更通知、のうちの1つ以上の情報を含む、前記処理ユニットと、
前記処理ユニットによって決定された前記第1制御情報を第2デバイスへ送信し、前記緊急事態情報を前記第2デバイスへ送信するよう構成されるトランシーバユニットと
を有
し、
前記第1制御情報の第1フィールドが前記第1情報を示し、前記第1制御情報内の前記第1フィールドを除く他のフィールドのビットは0にセットされる、
通信装置。
【請求項10】
通信装置であって、
当該装置は、第2デバイスへ適用され、
データを受信するよう構成されるトランシーバユニットと、
処理ユニットと
を有し、
前記処理ユニットは、
第1デバイスによって送信された第1制御情報を受信するように前記トランシーバユニットを制御し、前記第1制御情報の巡回冗長検査(CRC)コードがシステム情報無線ネットワーク一時識別子(SI-RNTI)によってスクランブルされる場合に、前記第1制御情報は、緊急事態情報を示すために使用される第1情報を運び、前記緊急事態情報は、次の、地震津波警報システム(ETWS)通知、市販携帯用アラートサービス(CMAS)通知、及びシステム情報変更通知、のうちの1つ以上の情報を含み、
前記第1制御情報内の前記第1情報に基づき、前記緊急事態情報を受信するように前記トランシーバユニットを制御する
よう構成され
、
前記第1制御情報の第1フィールドが前記第1情報を示し、前記第1制御情報内の前記第1フィールドを除く他のフィールドのビットは0にセットされる、
通信装置。
【請求項11】
前記第1制御情報は、ロングタームエボリューション(LTE)の拡張したマシンタイプ通信(eMTC)システムでのダウンリンク制御情報、又はニューラジオ(NR)システムでのダウンリンク制御情報である、
請求項
9又は
10に記載の通信装置。
【請求項12】
前記第1制御情報に対応する探索空間は、Type2探索空間ではない、
請求項
9乃至
11のうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項13】
前記第1制御情報は、LTE eMTCシステムでのフォーマット-3制御情報、フォーマット-3A制御情報、フォーマット-6-0A制御情報、フォーマット-6-0B制御情報、フォーマット-6-1A制御情報、又はフォーマット-6-1B制御情報である、
請求項
9乃至
12のうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項14】
前記第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、前記第1制御情報内のK個の伝送電力制御コマンド(TPCコマンド)は、前記第1情報を示すために使用され、Kは、1以上の整数である、
請求項
9乃至
13のうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項15】
前記K個のTPCコマンドは、予め定義されるか、あるいは、
前記K個のTPCコマンドは、前記第1デバイスによって決定され、上位レイヤシグナリングを使用することで前記第2デバイスのために設定される、
請求項
14に記載の通信装置。
【請求項16】
前記第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、前記第1制御情報内のTPCコマンド以外のQビットは、前記第1情報を示すために使用され、Qは、1以上の整数である、
請求項
9乃至
13のうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項17】
通信装置であって、
当該装置は、第1デバイスに適用され、プロセッサと、コンピュータプログラムを記憶しているメモリとを有し、
前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される場合に、前記コンピュータプログラムは、前記第1デバイスに、請求項1及び3乃至
8のうちいずれか一項に記載の方法を実行させる、
装置。
【請求項18】
通信装置であって、
当該装置は、第2デバイスへ適用され、プロセッサと、コンピュータプログラムを記憶しているメモリとを有し、
前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される場合に、前記コンピュータプログラムは、前記第2デバイスに、請求項2乃至
8のうちいずれか一項に記載の方法を実行させる、
装置。
【請求項19】
1つ以上のプロセッサによって読みされて実行される場合に、請求項1乃至
8のうちいずれか一項に記載の方法が実装され得る、
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信技術の分野に、特に、通信方法及びデバイスに関係がある。
【背景技術】
【0002】
現在、第4世代の通信システム、つまり、ロングタームエボリューション・アドバンスド(long term evolution-advanced,LTE-A)システムは、短期的(又は長期的)にそのユーザ機器(user equipment,UE)に無線通信サービスを提供し続けている。特に、拡張したマシンタイプ通信(enhanced machine type communication,eMTC)システム及び他の進化したシステム(例えば、更なるeMTC(FeMTC)、より一層の更なるeMTC(eFeMTC)、追加MTC(AMTC))は、LTEから派生したシステムである。eMTCシステム及び他の進化したシステムは、LTEシステムで及びLTE周波数帯域で作動する。電力消費量及びコストを減らすために、eMTC端末の動作帯域幅は、一般的に、比較的に小さく、LTEシステムの動作帯域幅よりも狭い。例えば、eMTC端末の動作帯域幅は、1つのナローバンドNBであってよい。1つのNBは、6つの連続した物理リソースブロック(physical resource block,PRB)を含み、1つのPRBは、12個のサブキャリア(subcarrier,SC)を含む。eMTC UEのバッテリ寿命は、eMTC UEの低い電力消費及び長いスリープなどの特性により比較的に長く、約10年であると期待される。
【0003】
eMTC端末の電力消費量及び検出複雑性を減らすために、接続状態にあるeMTC端末については、ユーザ特有の探索空間、及び端末グループ(UEグループ)の電力制御情報を伝送するために使用されるType0共通探索空間のみが、検出され得る。
【0004】
既存技術では、緊急事態情報(例えば、地震津波警報システム(earthquake and tsunami warning system,ETWS)情報、市販携帯用アラートサービス(commercial mobile alert service,CMAS)情報、及びシステム情報変更(system information modification)を示すために使用される情報)は、システムメッセージで運ばれる。電力消費量を減らすために、eMTC端末デバイスは、それほど頻繁にはシステムメッセージを更新しない。従って、緊急事態メッセージがある場合に、基地局は、ページングメッセージ又は直接指示情報を使用することで端末デバイスに通知する。しかし、ページングメッセージ又は直接指示情報は、Type2共通探索空間で運ばれ、接続状態にあるeMTC端末は、その探索空間をモニタしない。その結果、接続状態にあるeMTC端末は、緊急事態メッセージ通知を受信することができない。
【0005】
可能な解決法では、接続状態にあるeMTC端末デバイスは、Type2探索空間及びユーザ特有の探索空間の両方をモニタすることを可能にされる、つまり、接続状態にあるeMTC端末デバイスは、ページングメッセージ又は直接指示情報を受信することを可能にされる。しかし、ページングメッセージ及びユーザ特有の探索空間は、異なるナローバンドに位置することがあるので、eMTC端末デバイスは、2つのナローバンドを同時にモニタする必要がある。その結果、ユーザ複雑性及びユーザ電力消費量は大いに増える。
【発明の概要】
【0006】
本願の実施形態は、接続状態にあるeMTC端末デバイスが緊急事態メッセージ通知を受信するときに複雑性及び電力消費が比較的に高いという既存技術の問題を解決する通信方法及びデバイスを提供する。
【0007】
第1の態様に従って、本願の実施形態は通信方法を提供する。方法は、第1デバイスが、緊急事態情報を示すために使用される第1情報を運ぶ第1制御情報を決定することを含み、第1制御情報は、フォーマット-3制御情報、フォーマット-3A制御情報、フォーマット-6-0A制御情報、フォーマット-6-0B制御情報、フォーマット-6-1A制御情報、又はフォーマット-6-1B制御情報である。第1デバイスは、第1制御情報を第2デバイスへ送信する。更に、第1デバイスは、緊急事態情報を第2デバイスへ送信する。
【0008】
本願のこの実施形態で、第1デバイスは、フォーマット-3、フォーマット-3A、フォーマット-6-0A、フォーマット-6-0B、フォーマット-6-1A、又はフォーマット-6-1B制御情報を使用することによって緊急事態情報を受信するよう第2デバイスに指示し得る。フォーマット-3A制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、グループ制御情報であり、Type0共通探索空間で運ばれ、フォーマット-6-0A制御情報、フォーマット-6-0B制御情報、フォーマット-6-1A制御情報、及びフォーマット-6-1B制御情報は、ユーザ特有の情報であり、ユーザ特有の探索空間で運ばれる。従って、第2デバイスは、緊急事態情報を受信するときにType2探索空間をモニタする必要がなく、それにより、ユーザ複雑性は増えず、ユーザ電力消費量は減る。
【0009】
緊急事態情報を示すためにユーザ特有の制御情報でビットを増やす既存技術の方法と比較して、上記のフォーマットにおける、本願のこの実施形態で使用される制御情報は、追加ビットを増やすことによって緊急事態情報を示す必要がない。従って、制御情報オーバーヘッドの増大は回避され得、スペクトル効率の低下が更に回避され得、ユーザ電力消費量の増大は回避され得る。
【0010】
更に、フォーマット-3制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、グループ制御情報であり、具体的に言えば、ネットワークデバイスなどの第1デバイスは、1つの制御情報を使用することによって、端末デバイスなどの複数の第2デバイスへ指示情報を送信することができ、それによって、第1デバイスのリソースの無駄を回避し、第1デバイスの電力消費量を減らす。
【0011】
可能な設計で、第1制御情報はダウンリンク制御情報である。
【0012】
可能な設計で、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、第1制御情報内のK個の伝送電力制御コマンド番号(transmit power control command number,TPC)は、第1情報を示すために使用され、Kは、1以上の整数である。TPCコマンド番号は、TPCコマンドとも呼ばれることがあり、各TPCコマンドは、2ビットを含む。上記の設計では、第1情報は、フォーマット-3制御情報又はフォーマット-3A制御情報のTPCコマンドを使用することで示され、それにより、第1制御情報は、ビットの数を変えずに第1情報を示すことができる。従って、緊急事態情報を示すために追加ビットが増やされる必要はなく、制御情報オーバーヘッドの増大は回避され得、スペクトル効率の低下は回避され得、ユーザ電力消費量の増大は回避され得る。更に、フォーマット-3制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、グループ制御情報であり、具体的に言えば、ネットワークデバイスなどの第1デバイスは、1つの制御情報を使用することによって、端末デバイスなどの複数の第2デバイスへ指示情報を送信することができ、それによって、第1デバイスのリソースの無駄を回避し、第1デバイスの電力消費量を減らす。更には、フォーマット-3制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、Type0共通探索空間で運ばれる。従って、第2デバイスは、緊急事態情報を受信するときにType2探索空間をモニタする必要がなく、それにより、ユーザ複雑性は増えず、ユーザ電力消費量は減る。更に、既存のプロトコルがわずかに変更されさえすればよい。
【0013】
上記の設計では、K個のTPCコマンドは、伝送電力制御情報を伝送するためにいずれの第2デバイスにも割り当てられなくてもよく、第1情報を示すために使用される。
【0014】
可能な設計で、第1制御情報は、代替的に、M個のTPCコマンド(又はTPCコマンド番号)を含んでもよく、M個のTPCコマンドは、H個の第2デバイスの伝送電力制御コマンドを示すために使用され、M及びHは、0以上の整数である。
【0015】
可能な設計で、K個のTPCコマンドは、予め定義されるか、あるいは、K個のTPCコマンドは、第1デバイスによって決定され、上位レイヤシグナリングを使用することで第2デバイスのために設定される。
【0016】
可能な設計で、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、第1制御情報内のTPCコマンド以外のQビットが、第1情報を示すために使用され、Qは、1以上の整数である。すなわち、第1制御情報は、Qビット及びN個のTPCコマンドを含み、Qビットは、第1情報を示すために使用され、N個のTPCコマンドは、複数の第2デバイスの伝送電力制御情報を示す(又は伝送する)ために使用される。上記の設計では、フォーマット-3制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、グループ制御情報であり、具体的に言えば、ネットワークデバイスなどの第1デバイスは、1つの制御情報を使用することによって、端末デバイスなどの複数の第2デバイスへ指示情報を送信することができ、それによって、第1デバイスのリソースの無駄を回避し、第1デバイスの電力消費量を減らす。更には、フォーマット-3制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、Type0共通探索空間で運ばれる。従って、第2デバイスは、緊急事態情報を受信するときにType2探索空間をモニタする必要がなく、それにより、ユーザ複雑性は増えず、ユーザ電力消費量は減る。更に、既存のプロトコルがわずかに変更されさえすればよい。
【0017】
可能な設計で、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、第1制御情報は、Qビットを含み、Qビットは、第1情報を示すために使用され、Qは、1以上の整数である。上記の設計では、第1制御情報は、緊急事態情報通知のみを示すために使用され得るが、伝送電力制御情報を示す(又は伝送する)ために使用される必要はない。
【0018】
可能な設計で、第1制御情報を第2デバイスへ送信する前に、第1デバイスは、第1制御情報が第1情報を含むことを示すために使用される第2情報を決定し、第2情報を第2デバイスへ送信してもよい。上記の設計に従って、第2情報を受信した後、第2デバイスは、第1制御情報から第1情報を取得することができ、それによって、緊急事態情報通知を取得する精度を改善する。
【0019】
可能な設計で、第1制御情報は、フォーマット-6-1A又はフォーマット-6-1B制御情報であってもよく、第1制御情報のリソースブロック割り当てフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第1フィールドが、第1情報を示すために使用される。上記の設計では、フォーマット-6-1A制御情報及びフォーマット-6-1B制御情報は、ユーザ特有のメッセージであり、ユーザ特有の探索空間で運ばれる。従って、第2デバイスは、緊急事態情報を受信するときにType2探索空間をモニタする必要がなく、それにより、ユーザ複雑性は増えず、ユーザ電力消費量は減る。更に、上記の設計では、緊急事態情報は、フォーマット-6-1A制御情報及びフォーマット-6-1B制御情報の冗長性ステータスを使用することによって示され、それによって、制御情報オーバーヘッドを増大させることを回避し、電力消費量を低減し、システムリソース利用を改善する。
【0020】
可能な設計で、第1フィールドは、物理ランダムアクセスチャネルマスクインデックス(physical random access channel,PRACHマスクインデックス)フィールドであってよい。
【0021】
可能な設計で、第1制御情報は、フォーマット-6-0B制御情報であってもよく、第1制御情報の変調及びコーディングスキームフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第2フィールドが、第1情報を示すために使用され、あるいは、第1制御情報は、フォーマット-6-0A制御情報であってもよく、第1制御情報のリソースブロック割り当てフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第3フィールドが、第1情報を示すために使用される。上記の設計では、フォーマット-6-0A制御情報及びフォーマット-6-0B制御情報は、ユーザ特有のメッセージであり、ユーザ特有の探索空間で運ばれる。従って、第2デバイスは、緊急事態情報を受信するときにType2探索空間をモニタする必要がなく、それにより、ユーザ複雑性は増えず、ユーザ電力消費量は減る。更に、上記の設計では、緊急事態情報は、フォーマット-6-0A制御情報及びフォーマット-6-0B制御情報の冗長性ステータスを使用することによって示され、それによって、制御情報オーバーヘッドを増大させることを回避し、電力消費量を低減し、システムリソース利用を改善する。
【0022】
可能な設計で、第1制御情報の巡回冗長検査(cyclic redundancy check,CRC)コードは、第1スクランブリングコードによってスクランブルされてもよく、ここで、第1スクランブリングコードは、システム情報無線ネットワーク一時識別子(system information radio network temporary identifier,SI-RNTI)であってよい。
【0023】
可能な設計で、第1制御情報のCRCコードが第2スクランブリングコードによってスクランブルされる場合に、第1制御情報は、緊急事態情報通知しか含まなくてもよく、あるいは、第1制御情報は、第1情報又は第1制御情報が緊急事態情報を含むことを示すために使用され、ここで、第2スクランブリングコードはSI-RNTIであってよい。
【0024】
可能な設計で、緊急事態情報は、次の、ETWS情報、CMAS情報、及びシステム情報変更を示すために使用される情報、のうちの1つ以上の情報を含んでよい。ETWS情報、CMAS情報、及びシステム情報変更を示すために使用される情報は、夫々、ETWS指示又はETWS通知(ETWS indication又はETWS notification)、CMAS指示又はCMAS通知(CMAS indication又はCMAS notification)、及びシステム情報変更指示又はシステム情報変更通知(system information modification indication又はsystem information modification notification)と呼ばれ得る。
【0025】
第2の態様に従って、本願の実施形態は通信方法を提供する。方法は、第2デバイスが、第1デバイスによって送信された第1制御情報を受信することを含み、第1制御情報は、緊急事態情報を示すために使用される第1情報を運び、第1制御情報は、フォーマット-3制御情報、フォーマット-3A制御情報、フォーマット-6-0A制御情報、フォーマット-6-0B制御情報、フォーマット-6-1A制御情報、又はフォーマット-6-1B制御情報である。第2デバイスは、第1制御情報内の第1情報に基づき緊急事態情報を受信する。
【0026】
本願のこの実施形態で、第1デバイスは、フォーマット-3、フォーマット-3A、フォーマット-6-0A、フォーマット-6-0B、フォーマット-6-1A、又はフォーマット-6-1B制御情報を使用することによって緊急事態情報を受信するよう第2デバイスに指示し得る。フォーマット-3A制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、グループ制御情報であり、Type0共通探索空間で運ばれ、フォーマット-6-0A制御情報、フォーマット-6-0B制御情報、フォーマット-6-1A制御情報、及びフォーマット-6-1B制御情報は、ユーザ特有のメッセージであり、ユーザ特有の探索空間で運ばれる。従って、第2デバイスは、緊急事態情報を受信するときにType2探索空間をモニタする必要がなく、それにより、ユーザ複雑性は増えず、ユーザ電力消費量は減る。
【0027】
緊急事態情報を示すためにユーザ特有の制御情報でビットを増やす既存技術の方法と比較して、上記のフォーマットにおける、本願のこの実施形態で使用される制御情報は、追加ビットを増やすことによって緊急事態情報を示す必要がない。従って、制御情報オーバーヘッドの増大は回避され得、スペクトル効率の低下が更に回避され得、ユーザ電力消費量の増大は回避され得る。
【0028】
更に、フォーマット-3制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、グループ制御情報であり、具体的に言えば、ネットワークデバイスなどの第1デバイスは、1つの制御情報を使用することによって、端末デバイスなどの複数の第2デバイスへ指示情報を送信することができ、それによって、第1デバイスのリソースの無駄を回避し、第1デバイスの電力消費量を減らす。
【0029】
可能な設計で、第1制御情報はダウンリンク制御情報である。
【0030】
可能な設計で、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であってもよく、第1制御情報内のK個のTPCコマンド番号は、第1情報を示すために使用され、Kは、1以上の整数である。TPCコマンド番号は、TPCコマンドとも呼ばれることがあり、各TPCコマンドは、2ビットを含む。上記の設計では、第1情報は、フォーマット-3制御情報又はフォーマット-3A制御情報のTPCコマンドを使用することで示されてよく、それにより、第1制御情報は、ビットの数を変えずに第1情報を示すことができる。従って、緊急事態情報を示すために追加ビットが増やされる必要はなく、制御情報オーバーヘッドの増大は回避され得、スペクトル効率の低下は回避され得、ユーザ電力消費量の増大は回避され得る。更に、フォーマット-3制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、グループ制御情報であり、具体的に言えば、ネットワークデバイスなどの第1デバイスは、1つの制御情報を使用することによって、端末デバイスなどの複数の第2デバイスへ指示情報を送信することができ、それによって、第1デバイスのリソースの無駄を回避し、第1デバイスの電力消費量を減らす。更には、フォーマット-3制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、Type0共通探索空間で運ばれる。従って、第2デバイスは、緊急事態情報を受信するときにType2探索空間をモニタする必要がなく、それにより、ユーザ複雑性は増えず、ユーザ電力消費量は減る。更に、既存のプロトコルがわずかに変更されさえすればよい。
【0031】
上記の設計では、K個のTPCコマンドは、伝送電力制御情報を伝送するためにいずれの第2デバイスにも割り当てられなくてもよく、第1情報を示すために使用される。
【0032】
可能な設計で、第1制御情報は、代替的に、M個のTPCコマンド(又はTPCコマンド番号)を含んでもよく、M個のTPCコマンドは、H個の第2デバイスの伝送電力制御コマンドを示すために使用され、M及びHは、0以上の整数である。
【0033】
可能な設計で、K個のTPCコマンドは、予め定義されてもよく、あるいは、K個のTPCコマンドは、第2デバイスによって、第1デバイスによって送信された上位レイヤシグナリングを受信することで決定されてもよい。
【0034】
可能な設計で、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であってもよく、第1制御情報内のTPCコマンド以外のQビットが、第1情報を示すために使用され、Qは、1以上の整数である。すなわち、第1制御情報は、Qビット及びN個のTPCコマンドを含み、Qビットは、第1情報を示すために使用され、N個のTPCコマンドは、複数の第2デバイスの伝送電力制御情報を示す(又は伝送する)ために使用される。上記の設計では、フォーマット-3制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、グループ制御情報であり、具体的に言えば、ネットワークデバイスなどの第1デバイスは、1つの制御情報を使用することによって、端末デバイスなどの複数の第2デバイスへ指示情報を送信することができ、それによって、第1デバイスのリソースの無駄を回避し、第1デバイスの電力消費量を減らす。更には、フォーマット-3制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、Type0共通探索空間で運ばれる。従って、第2デバイスは、緊急事態情報を受信するときにType2探索空間をモニタする必要がなく、それにより、ユーザ複雑性は増えず、ユーザ電力消費量は減る。更に、既存のプロトコルがわずかに変更されさえすればよい。
【0035】
可能な設計で、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、第1制御情報は、Qビットを含み、Qビットは、第1情報を示すために使用され、Qは、1以上の整数である。上記の設計では、第1制御情報は、緊急事態情報通知のみを示すために使用され得るが、伝送電力制御情報を示す(又は伝送する)ために使用される必要はない。
【0036】
可能な設計で、第1デバイスによって送信された第1制御情報を受信する前に、第2デバイスは、第1デバイスによって送信された第2情報を受信してもよく、第2情報は、第1制御情報が第1情報を含むことを示すために使用される。上記の設計に従って、第2情報を受信した後、第2デバイスは、第1制御情報から第1情報を取得することができ、それによって、緊急事態情報通知を取得する精度を改善する。
【0037】
可能な設計で、第1制御情報は、フォーマット-6-1A又はフォーマット-6-1B制御情報であってもよく、第1制御情報のリソースブロック割り当てフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第1フィールドが、第1情報を示すために使用される。上記の設計では、フォーマット-6-1A制御情報及びフォーマット-6-1B制御情報は、ユーザ特有のメッセージであり、ユーザ特有の探索空間で運ばれる。従って、第2デバイスは、緊急事態情報を受信するときにType2探索空間をモニタする必要がなく、それにより、ユーザ複雑性は増えず、ユーザ電力消費量は減る。更に、上記の設計では、緊急事態情報は、フォーマット-6-1A制御情報及びフォーマット-6-1B制御情報の冗長性ステータスを使用することによって示され、それによって、制御情報オーバーヘッドを増大させることを回避し、電力消費量を低減し、システムリソース利用を改善する。
【0038】
可能な設計で、第1フィールドは、PRACHマスクインデックスフィールドであってよい。
【0039】
可能な設計で、第1制御情報は、フォーマット-6-0B制御情報であってもよく、第1制御情報の変調及びコーディングスキームフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第2フィールドが、第1情報を示すために使用され、あるいは、第1制御情報は、フォーマット-6-0A制御情報であってもよく、第1制御情報のリソースブロック割り当てフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第3フィールドが、第1情報を示すために使用される。上記の設計では、フォーマット-6-0A制御情報及びフォーマット-6-0B制御情報は、ユーザ特有のメッセージであり、ユーザ特有の探索空間で運ばれる。従って、第2デバイスは、緊急事態情報を受信するときにType2探索空間をモニタする必要がなく、それにより、ユーザ複雑性は増えず、ユーザ電力消費量は減る。更に、上記の設計では、緊急事態情報は、フォーマット-6-0A制御情報及びフォーマット-6-0B制御情報の冗長性ステータスを使用することによって示され、それによって、制御情報オーバーヘッドを増大させることを回避し、電力消費量を低減し、システムリソース利用を改善する。
【0040】
可能な設計で、第1制御情報のCRCコードは、第1スクランブリングコードによってスクランブルされてもよく、ここで、第1スクランブリングコードは、SI-RNTIであってよい。
【0041】
可能な設計で、第1制御情報のCRCコードが第2スクランブリングコードによってスクランブルされる場合に、第1制御情報は、緊急事態情報通知しか含まなくてもよく、あるいは、第1制御情報は、第1情報又は第1制御情報が緊急事態情報を含むことを示すために使用され、ここで、第2スクランブリングコードはSI-RNTIであってよい。
【0042】
可能な設計で、緊急事態情報は、次の、ETWS情報、CMAS情報、及びシステム情報変更を示すために使用される情報、のうちの1つ以上の情報を含んでよい。ETWS情報、CMAS情報、及びシステム情報変更を示すために使用される情報は、夫々、ETWS指示又はETWS通知(ETWS notification又はETWS indication)、CMAS指示又はCMAS通知(CMAS notification又はCMAS indication)、及びシステム情報変更指示又はシステム情報変更通知(system information modification notification又はsystem information modification indication)と呼ばれ得る。
【0043】
第3の態様に従って、本願は装置を提供する。装置は、第1デバイス、第2デバイス、又はチップであってよい。装置は、第1の態様又は第2の態様の如何なる実施形態も実装する機能を備えている。機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、あるいは、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0044】
第4の態様に従って、装置が提供される。装置は、プロセッサ、通信インターフェース、及びメモリを含む。通信インターフェースは、装置と他の装置との間で情報、及び/又はメッセージ、及び/又はデータを伝送するよう構成される。メモリは、コンピュータ実行命令を記憶するよう構成される。装置が作動する場合に、プロセッサは、メモリに記憶されているコンピュータ実行命令を実行して、装置が第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な設計に従う通信方法、あるいは、第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な設計に従う通信方法を実行するようにする。
【0045】
第5の態様に従って、本願は、システムを更に提供する。システムは、第1の態様のいずれかの実施形態における第1デバイスと、第2の態様のいずれかの実施形態における第2デバイスとを含む。
【0046】
第6の態様に従って、本願は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶する。命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、上記の態様の夫々に従う方法を実行することを可能にされる。
【0047】
第7の態様に従って、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、上記の態様の夫々に従う方法を実行することを可能にされる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【
図1】本願の実施形態に従う通信システムの略アーキテクチャ図である。
【
図2】本願の実施形態に従う通信方法の略フローチャートである。
【
図3】本願の実施形態に従う通信装置の略構造図である。
【
図4】本願の実施形態に従う通信装置の略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
以下は、添付の図面を参照して、本願の実施形態について更に詳細に記載する。
【0050】
本願で提供される通信方法は、様々な通信システムに適用され得る。例えば、通信システムは、モノのインターネット(internet of things,IoT)、ナローバンドのモノのインターネット(narrowband internet of things,NB-IoT)、及びロングタームエボリューション(long term evolution,LTE)システムであってもよく、あるいは、第5世代(5G)通信システム、LTEと5Gの複合アーキテクチャ、5Gでのニューラジオ(new radio,NR)、グローバルシステム・フォー・モバイルコミュニケーションズ(global system for mobile communication,GSM)、汎用モバイル通信システム(universal mobile telecommunications system,UMTS)、符号分割多重アクセス(code division multiple access,CDMA)システム、及び将来の通信開発で現れる新しい通信システムであってもよい。本願のこの実施形態で提供される通信方法は、通信システム内の1つのエンティティがトランスポートブロックをスケジューリングするために使用される制御情報を送信し、トランスポートブロックを送信及び受信することができ、通信システム内の他のエンティティは、トランスポートブロックをスケジューリングするために使用される制御情報を受信し、トランスポートブロックを受信及び送信ことができる。
【0051】
本願の実施形態における端末デバイスは、音声及び/又はデータ接続性をユーザに提供するデバイス、例えば、ワイヤレス接続機能を備えている携帯型デバイス又は車載型デバイスである。端末デバイスは、代替的に、ワイヤレスモデムへ接続されている他の処理デバイスであってもよい。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)を介して1つ以上のコアネットワークと通信してもよい。端末デバイスは、ワイヤレス端末、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、移動体(mobile)、遠隔局(remote station)、アクセスポイント(access point)、遠隔端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)、ユーザ機器(user equipment)、などとも呼ばれることがある。端末デバイスは、移動端末、例えば、携帯電話機(あるいは、「セルラー」電話機とも呼ばれる)、及び移動端末を備えているコンピュータであってもよい。例えば、端末デバイスは、無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換する持ち運び可能な、ポケットサイズの、手に持てる、コンピュータ内蔵式の、又は車載型のモバイル装置であってもよい。例えば、端末デバイスは更に、個人通信サービス(personal communication service,PCS)電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(session initiation protocol,SIP)電話機、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop,WLL)局、又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)などのデバイスであってもよい。一般的な端末デバイスは、例えば、携帯電話機、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device,MID)、並びにウェアラブルデバイス、例えば、スマートウォッチ、スマートバンド、及び歩数計を含む。しかし、本願の実施形態はこれらに限られない。
【0052】
本願の実施形態で述べられているネットワークデバイスは、受信されたオーバー・ザ・エアフレーム及びインターネットプロトコル(internet protocol,IP)パケットを相互に変換し、端末デバイスとアクセスネットワークの残り部分との間のルータとして働くよう構成されてよく、ここで、アクセスネットワークの残り部分は、IPネットワークなどを含んでもよい。ネットワークデバイスは、エアインターフェースの属性管理を協調させ得る。例えば、ネットワークデバイスは、グローバルシステム・フォー・モバイルコミュニケーションズ(global system for mobile communication,GSM)又は符号分割多重アクセス(code division multiple access,CDMA)におけるベーストランシーバ局(base transceiver station,BTS)、広帯域符号分割多重アクセス(wideband code division multiple access,WCDAM)におけるNodeB(NodeB)、LTEにおけるエボルブドNodeB(evolved NodeB,eNB又はeNodeB)、ニューラジオコントローラ(new radio controller,NRコントローラ)、5GシステムにおけるgNodeB(gNB)、中央集権型ネットワーク要素(中央集権ユニット)、ニューラジオ基地局、無線遠隔モジュール、ミクロ基地局、中継局(relay)、分散型ネットワーク要素(分散ユニット)、送受信ポイント(transmission reception point,TRP)若しくは送信ポイント(transmission point,TP)、又は任意の他の無線アクセスデバイスであってもよい。しかし、本願の実施形態はこれらに限られない。ネットワークデバイスは、1つ以上のセルをカバーしてもよい
【0053】
図1は、本願の実施形態に従う通信システムを示す。通信システムは、ネットワークデバイスと、6つの端末デバイス、つまり、UE1からUE6とを含む。通信システムにおいて、UE1からUE6は、ネットワークデバイスへアップリンクデータを送信してよく、ネットワークデバイスは、UE1からUE6によって送信されたアップリンクデータを受信し得る。更に、UE4からUE6はまた、通信サブシステムを形成してもよい。ネットワークデバイスは、UE1、UE2、UE3、及びUE5へダウンリンク情報を送信してよく、UE5は、デバイス・ツー・デバイス(device-to-device,D2D)技術に基づきダウンリンク情報をUE4及びUE6へ送信してもよい。
図1は、概略図にすぎず、通信システムのタイプや、通信システムに含まれているデバイスの数、タイプ、などを特に限定しない。
【0054】
本願の実施形態で記載されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本願の実施形態における技術的解決法をより明りょうに記載するよう意図され、本願の実施形態で提供される技術的解決法に対する制限を構成するものではない。当業者であれば、ネットワークアーキテクチャの進化及び新しいサービスシナリオの新興に伴い、本願の実施形態で提供される技術的解決法が、類似した技術的問題にも適用可能である、と認識し得る。
【0055】
通信システムにおいて、UEは3つの状態、すなわち、アイドル(idle)状態、非アクティブ(inactive)状態、及び接続(connected)状態にある可能性がある。接続状態にあるUEは、基地局と通信してデータを伝送するよう基地局によって動的にスケジューリングされ得る。アイドル状態にあるUEは、データを伝送するよう基地局によって動的にスケジューリングされ得ない。最初に、アイドル状態にあるUEは、ランダムアクセスを実行する必要があり、RRC接続が確立された後にのみデータを伝送することができ、あるいは、ランダムアクセスプロセスでメッセージ3に少量のアップリンクデータを加える。非アクティブ状態は、2つの状態の中間状態と見なされ得る。UE及びコアネットワークは、接続状態での無線リソース制御(radio resource control,RRC)メッセージのコンテキストを維持する。従って、アイドル状態と比較して、UEは、より高速で接続状態に入ることができる。現在のLTEプロトコルに従って、UEがRRC接続状態からアイドル状態に変化するときには、RRC設定メッセージは維持されず保たれず、RRCメッセージのコンテキストは、UEが接続状態から非アクティブ状態へ変化するときには維持される。
【0056】
現在、第4世代の通信システム、つまり、ロングタームエボリューション・アドバンスド(long term evolution-advanced,LTE-A)システムは、短期的(又は長期的)にそのユーザ機器(user equipment,UE)に無線通信サービスを提供し続けている。特に、拡張したマシンタイプ通信(enhanced machine type communication,eMTC)システム及び他の進化したシステム(例えば、更なるeMTC(FeMTC)、より一層の更なるeMTC(eFeMTC)、追加MTC(AMTC))は、LTEから派生したシステムである。eMTCシステム及び他の進化したシステムは、LTEシステムで及びLTE周波数帯域で作動する。電力消費量及びコストを減らすために、eMTC端末の動作帯域幅は、一般的に、比較的に小さく、LTEシステムの動作帯域幅よりも狭い。例えば、eMTC端末の動作帯域幅は、1つのナローバンドNBであってよい。1つのNBは、6つの連続した物理リソースブロック(physical resource block,PRB)を含み、1つのPRBは、12個のサブキャリア(subcarrier,SC)を含む。eMTC UEのバッテリ寿命は、eMTC UEの低い電力消費及び長いスリープなどの特性により比較的に長く、約10年であると期待される。
【0057】
LTEでは、端末デバイスは、制御チャネル探索空間をモニタすることによってスケジューリング情報を取得し、それからデータをスケジューリングする。LTEでの制御チャネル探索空間は、ユーザ特有の探索空間と、共通探索空間とに分けられ得る。ユーザ特有の探索空間は、各ユーザによって設定され、各ユーザは、固有の探索空間を割り当てられている。共通探索空間は、ユーザのグループ又は1セル内のユーザによってモニタされる探索空間である。一般に、共通探索空間で送信されるメッセージは、セルの共通メッセージである。端末の電力消費量及び検出複雑性を減らすために、接続状態にあるeMTC端末については、ユーザ特有の探索空間、及び端末グループ(UEグループ)の電力制御情報を伝送するために使用されるType0共通探索空間のみが、検出される必要がある。しかし、緊急事態情報(例えば、地震津波警報システム(earthquake and tsunami warning system,ETWS)情報、市販携帯用アラートサービス(commercial mobile alert service,CMAS)情報、及びシステム情報変更(system information modification)を示すために使用される情報)は、システムメッセージで運ばれる。電力消費量を減らすために、eMTC端末デバイスは、それほど頻繁にはシステムメッセージを更新しない。従って、緊急事態メッセージがある場合に、基地局は、緊急事態メッセージを受信するように端末デバイスに通知する必要がある。既存技術では、緊急事態情報通知は、ページングメッセージ又は直接指示情報にあるが、ページングメッセージ又は直接指示情報は、Type2共通探索空間にあり、接続状態にあるeMTC端末は、その探索空間をモニタしない。そのため、接続状態にあるeMTC端末は、緊急事態メッセージ通知を受信することができない。この場合に、eMTC端末デバイスは、緊急事態情報通知を受信するために、ページングメッセージ又は直接指示情報を受信するようアイドル状態に後退するしかなく、それから緊急事態情報を受信する。その結果、遅延は比較的に長く、端末デバイスの電力消費量は増える。
【0058】
この問題に対する可能な解決法は、接続状態にあるeMTC端末デバイスが、Type2探索空間及びユーザ特有の探索空間の両方をモニタすることを可能にされる、つまり、接続状態にあるeMTC端末デバイスが、ページングメッセージ又は直接指示情報を受信することを可能にされる、ことである。しかし、ページングメッセージ及びユーザ特有の探索空間は、異なるナローバンドに位置することがあるので、接続状態にあるeMTC端末デバイスは、2つのナローバンドを同時にモニタする必要がある。その結果、ユーザ複雑性及びユーザ電力消費量は大いに増える。更には、そのような方法が使用される場合に、既存のプロトコルは大幅に変更される必要がある。
【0059】
それに基づいて、本願の実施形態は、接続状態にあるeMTC端末デバイスが緊急事態メッセージ通知を受信するときに複雑性及び電力消費が比較的に高いという既存技術の問題を解決する通信方法及びデバイスを提供する。方法及び装置は、同じ発明概念に基づく。方法及びデバイスの問題解決原理は類似しているので、装置及び方法の実施については、互いに参照されてよい。繰り返し部分は再び記載されない。
【0060】
本願の実施形態で、「複数の~」は、2つ以上を指す。
【0061】
理解されるべきは、本願の明細書中、「第1」及び「第2」などの用語は、記載を区別する目的でのみ使用され、相対的な重要性を指示又は暗示したり、あるいは、順序を指示又は暗示したりするものとして理解され得ない、ことである。
【0062】
図2は、本願に従う通信方法の略フローチャートである。方法は、
図1に示される通信システム内の端末デバイスに適用されてよい。方法は、次のステップを含む。
【0063】
S201:第1デバイスが第1制御情報を決定する。第1制御情報は、第1情報を運び、第1情報は、緊急事態情報を示すために使用される。第1制御情報は、フォーマット(format)-3制御情報、フォーマット-3A制御情報、フォーマット-6-0A制御情報、フォーマット-6-0B制御情報、フォーマット-6-1A制御情報、又はフォーマット-6-1B制御情報である。
【0064】
緊急事態情報は、次の、ETWS情報、CMAS情報、及びシステム情報変更を示すために使用される情報、のうちの1つ以上の情報を含んでよい。
【0065】
本願のこの実施形態で、ETWS情報、CMAS情報、及びシステム情報変更を示すために使用される情報は、夫々、ETWS指示又はETWS通知(ETWS notification又はETWS indication)、CMAS指示又はCMAS通知(CMAS notification又はCMAS indication)、及びシステム情報変更指示又はシステム情報変更通知(system information modification notification又はsystem information modification indication)と呼ばれ得る。
【0066】
例えば、第1制御情報は、LTE eMTCシステムでのダウンリンク制御情報、又はNRシステムでのダウンリンク制御情報であってよい。これは、本願で特に限定されない。記載を簡単にするために、第1制御情報がダウンリンク制御情報(downlink control information,DCI)である例が、以下で使用される。
【0067】
例となる記載において、緊急事態情報を示す場合に、第1情報は、緊急事態情報のタイプ及び/又は通知を特に示してよい。
【0068】
更に、第1デバイスが、緊急事態情報がないと決定する場合には、第1デバイスは更に、第1制御情報を使用することによって、緊急事態情報がないことを示してもよい。
【0069】
第1デバイスは、ネットワークデバイスであってよく、第2デバイスは、端末デバイスである。代替的に、第1デバイスは、端末デバイスであってもよく、第2デバイスは、ネットワークデバイスである。代替的に、第1デバイスは、送信能力を有している他のデバイスであってもよく、第2デバイスは、受信能力を備えている他のデバイスであってもよい。
【0070】
S202:第1デバイスが第1制御情報を第2デバイスへ送信し、相応して、第2デバイスが第1制御情報を受信する。
【0071】
S203:第1デバイスが緊急事態情報を第2デバイスへ送信する。
【0072】
S204:第2デバイスが、第1制御情報内の第1情報に基づいて、緊急事態情報を受信する。
【0073】
本願のこの実施形態で、第1デバイスは、フォーマット-3、フォーマット-3A、フォーマット-6-0A、フォーマット-6-0B、フォーマット-6-1A、又はフォーマット-6-1B制御情報を使用することによって緊急事態情報を受信するよう第2デバイスに指示し得る。フォーマット-3A制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、グループ制御情報であり、Type0共通探索空間で運ばれ、フォーマット-6-0A制御情報、フォーマット-6-0B制御情報、フォーマット-6-1A制御情報、及びフォーマット-6-1B制御情報は、ユーザ特有のメッセージであり、ユーザ特有の探索空間で運ばれる。従って、第2デバイスは、緊急事態情報を受信するときにType2探索空間をモニタする必要がなく、それにより、ユーザ複雑性は増えず、ユーザ電力消費量は減る。
【0074】
緊急事態情報を示すためにユーザ特有の制御情報でビットを増やす既存技術の方法と比較して、上記のフォーマットにおける、本願のこの実施形態で使用される制御情報は、追加ビットを増やすことによって緊急事態情報を示す必要がない。従って、制御情報オーバーヘッドの増大は回避され得、スペクトル効率の低下が更に回避され得、ユーザ電力消費量の増大は回避され得る。
【0075】
更に、フォーマット-3制御情報及びフォーマット-3A制御情報は、グループ制御情報であり、具体的に言えば、ネットワークデバイスなどの第1デバイスは、1つの制御情報を使用することによって、端末デバイスなどの複数の第2デバイスへ指示情報を送信することができ、それによって、第1デバイスのリソースの無駄を回避し、第1デバイスの電力消費量を減らす。
【0076】
例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であってもよく、第1制御情報内のK個の伝送電力制御コマンド番号(transmit power control command number,TPCコマンド番号)は、第1情報を示すために使用され、Kは、1以上の整数である。K個のTPCコマンド番号は、伝送電力制御情報を伝送するためにいずれの第2デバイスにも割り当てられなくてもよく、第1情報を示すために使用される。
【0077】
更に、第1制御情報は、代替的に、M個のTPCコマンド番号を含んでもよい。M個のTPCコマンド番号は、M個の第2デバイスの伝送電力制御コマンドを示すために使用されるか、あるいは、M個のTPCコマンド番号は、H個の第2デバイスの伝送電力制御コマンドを示すために使用され、ここで、Mは0以上の整数であり、HはMよりも大きい整数である。すなわち、第1制御情報は、K+M個のTPCコマンド番号を含むことができ、K個のTPCコマンド番号は、第1情報を示すために使用され、残りM個のTPCコマンド番号は、伝送電力制御コマンドを示すために依然として使用される。例えば、残りM個のTPCコマンド番号のうちの1つは、1つの第2デバイスの伝送電力制御コマンドを示してもよく、あるいは、複数の第2デバイスの伝送電力制御コマンドを示してもよい。
【0078】
TPCコマンド番号は、TOCコマンドとも呼ばれることがあり、各TPCコマンドは2ビットを含む。記載を簡単にするために、TPCコマンドが以下では使用される。
【0079】
K個のTPCコマンドは、予め定義されてもよい。例えば、第1デバイス及び第2デバイスは、K個のTPCコマンドの数、インデックス、番号、などを予め定義する。代替的に、K個のTPCコマンドは、第1デバイスによって決定され、上位レイヤシグナリングを使用することで第2デバイスのために設定される。例えば、第1デバイスは、システム情報を使用することによって、又は無線リソース制御(radio resource control,RRC)シグナリング若しくは媒体アクセスコントロール制御要素(media access control control element,MAC CE)シグナリングなどの上位レイヤシグナリングを使用することによって、K個のTPCコマンドの数、インデックス、番号、などを設定してもよい。
【0080】
TPCコマンドが第1情報を示す場合について具体的に記載するために、以下では、Kが1に等しい例が使用される。1つのTPCコマンドは2ビットを含む。従って、TPCコマンドは、“00”、“01”、“10”、及び“11”である4つの値状態を含む。4つの値状態のうちのいずれか2つが、第1情報及び第3情報を夫々示すために選択されてよい。例えば、表1に示されるように、00は、(緊急事態情報なしの)第3情報を示し、01は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示す。
【表1】
【0081】
代替的に、4つの値状態のうちのいずれか3つが、第1情報及び第3情報を夫々示すために選択されてもよい。例えば、表2に示されるように、00は、(緊急事態情報なしの)第3情報を示し、01は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はETWS通知であり、10は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はCMAS通知である。
【表2】
【0082】
代替的に、4つの値状態が、第1情報及び第3情報を夫々示すために使用されてもよい。例えば、表3-1に示されるように、00は、(緊急事態情報なしの)第3情報を示し、01は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はETWS通知であり、10は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はCMAS通知であり、11は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はシステム情報変更通知である。
【表3】
【0083】
代替的に、第1情報及び第3情報は、2ビットを使用することによって示されてもよい。例えば、2ビットのうちの1ビットは、ETWS通知を示すために使用され、2ビットのうちの残りのビットは、CMAS通知を示すために使用される。0は、このタイプの緊急事態情報が存在しないことを示し、1は、このタイプの緊急事態情報が存在することを示す。例えば、表3-2に示されるように、CMAS通知は、上位ビットを使用することによって示され、
ETWS通知は、下位ビットを使用することによって示される。この場合に、表3-3に示されるように、00は、(緊急事態情報なしの、つまり、ETWS通知又はCMAS通知なしの)第3情報を示し、01は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はETWS通知であり、10は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はCAMS通知であり、11は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はETWS通知及びCMAS通知である。
【表4】
【表5】
【0084】
K=2である例が、説明のために使用される。2つのTPCコマンドは4ビットを含み、4つのビットのうちの3つが、第1情報及び第3情報を示すために使用され得る。例えば、表3-4に示されるように、3つのビットのうちの第1ビット(最上位ビット)は、ETWS通知を示すために使用され、3つのビットのうちの第2ビット(中位ビット)は、CMAS通知を示すために使用され、3つのビットのうちの第3ビット(最下位ビット)は、システム情報変更を示すために使用される。0は、このタイプの緊急事態情報が存在しないことを示し、1は、このタイプの緊急事態情報が存在することを示す。例えば、表3-5に示されるように、000は、(緊急事態情報なしの)第3情報を示し、010は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はCAMS通知であり、100は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はETWS通知であり、110は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はETWS通知及びCMAS通知であり、111は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はETWS通知、CMAS通知、及びシステム情報変更通知であり、001は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はシステム情報変更通知であり、101は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はETWS通知及びシステム情報変更通知であり、011は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示し、緊急事態情報はCMAS通知及びシステム情報変更通知である。
【表6】
【表7】
【0085】
理解されるべきは、表1から表3-5は、説明の例にすぎず、第1情報によって示される緊急事態情報のタイプ、第1情報に対応する値状態、第3情報に対応する値状態、などを特に限定しない、ことである。更に、理解されるべきは、上記の表中の異なるビット又は異なる状態に対応する具体的な意味は、特に制限されない、ことである。内容は、含まれるビットの数及び示されている内容が本願の実施形態で提供される方法のものと同じであるという条件で、本願の実施形態によって保護される。
【0086】
他の、例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であってよく、第1制御情報内のTPCコマンド以外のQビットが、第1情報を示すために使用され、Qは、1以上の整数である。すなわち、第1制御情報は、Qビット及びN個のTPCコマンドを含み、Qビットは、第1情報を示すために使用され、N個のTPCコマンドは、複数の第2デバイスの伝送電力制御情報を示す(又は伝送する)ために使用される。代替的に、第1制御情報は、Qビットのみを含む。この場合に、第1制御情報は、緊急事態情報通知を示すために使用され得るが、伝送電力制御情報を示す(又は伝送する)ために使用される必要はない。
【0087】
例えば、Qは1に等しくてよく、このビットは、“0”及び“1”である2つの値状態を有している。従って、増やされたビットQの値0は、(緊急事態情報ありの)第1情報を示してよく、更には、ビットQの値1は、(緊急事態情報なしの)第3情報を示すことができる。代替的に、増やされたビットの値が1であるとき、(緊急事態情報ありの)第1情報が示されてよく、更には、ビットの値が0であるとき、(緊急事態情報なしの)第3情報が更に示され得る。
【0088】
他の例として、Qは、代替的に、2に等しくてもよく、2ビットは、“00”、“01”、“10”、及び“11”である4つの値状態を有している。従って、第1情報及び第3情報が、増やされた2つのビットを使用することによって示され得る。増やされた2つのビットを使用することによって第1情報を示す方法の詳細については、表1から表3-1に示されるような、TPCコマンドの異なる値状態を使用することによって第1情報を示す方法を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。代替的に、2つのビットが第1情報及び第3情報を示す場合に、2つのビットは、具体的に、夫々2つのタイプの緊急事態情報を示し得る。2つのビットを使用することによって2つのタイプの緊急事態情報を示す方法の詳細については、表3-2及び表3-3で示されるような、TPCコマンドの2ビットを使用することによって2つのタイプの緊急事態情報を示す方法を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0089】
他の例として、Qは、代替的に、3に等しくてもよい。3つビットが第1情報及び第3情報を示すとき、3つのビットは、具体的に、夫々3つのタイプの緊急事態情報を示し得る。3つのビット使用することによって3つのタイプの緊急事態情報を示す方法の詳細については、表3-4及び表3-5に示されるような、TPCコマンドの3ビットを使用することによって3つのタイプの緊急事態情報を示す方法を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0090】
具体的な実施中に、第1制御情報を第2デバイスへ送信する前に、第1デバイスは、第1制御情報が第1情報を含むことを示すために使用される第2情報を更に決定し、第2情報を第2デバイスへ送信してもよい。従って、第2情報を受信した後、第2デバイスは、第1制御情報から第1情報を取得し得る。
【0091】
更なる他の、例となる記載において、第1制御情報は、代替的に、フォーマット-6-1A又はフォーマット-6-1B制御情報であってもよく、第1制御情報のリソースブロック割り当て(resource block assignment)フィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第1フィールドが、第1情報を示すために使用されてよい。
【0092】
具体的な実施中に、第1フィールドは、物理ランダムアクセスチャネルマスクインデックス(physical random access channel,PRACHマスクインデックス)フィールドであってよい。
【0093】
例において、周波数分割復信(frequency division duplex,FDD)システムでは、第1フィールドの値が13、14、又は15である場合に、それは、緊急事態情報が存在することを示し得る。代替的に、いずれか2つの値状態が、2つの緊急事態情報通知を夫々示すために第1フィールドの値状態13、14、及び15から選択されてもよく、ここで、2つの緊急事態情報通知は、ETWS通知、CMAS通知、及びシステム情報変更通知のうちのいずれか2つであってよい。例えば、13は、ETWS通知を示し、14は、CMAS通知を示す。代替的に、第1フィールドの3つの値状態13、14、及び15は、3つの緊急事態情報通知を夫々示してもよく、3つの緊急事態情報通知は、ETWS通知、CMAS通知、及びシステム情報変更通知であってよい。例えば、表4に示されるように、13は、ETWS通知を示し、14は、CAMS通知を示し、15は、システム情報変更通知を示す。
【0094】
他の例において、時分割復信では、第1フィールドの値が7、8、又は9である場合に、それは、緊急事態情報が存在することを示す。代替的に、いずれか2つの値状態が、2つの緊急事態情報通知を夫々示すために第1フィールドの値状態7、8、及び9から選択されてもよく、ここで、2つの緊急事態情報通知は、ETWS通知、CMAS通知、及びシステム情報変更通知のうちのいずれか2つであってよい。例えば、7は、ETWS通知を示し、8は、CMAS通知を示す。代替的に、第1フィールドの3つの値状態7、8、及び9は、3つの緊急事態情報通知を夫々示してもよく、3つの緊急事態情報通知は、ETWS通知、CMAS通知、及びシステム情報変更通知であってよい。例えば、表4に示されるように、7は、ETWS通知を示し、8は、CAMS通知を示し、9は、システム情報変更通知を示す。
【表8】
【0095】
他の、例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-6-0B制御情報であってもよく、第1制御情報のMCSフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第2フィールドが、第1情報を示すために使用される。
【0096】
具体的な実施中に、第2フィールドは、第1制御情報内のMCSフィールド並びにアップリンク及びダウンリンクの区別のためのフラグ(フォーマット6-0B及びフォーマット6-1Bの区別のためのフラグ)以外の任意のフィールドであってよい。
【0097】
いくつかの実施形態で、第2フィールドは、異なる状態を使用することによって第1情報を示してよい。具体的に、第2フィールドは、第1ステータスを使用することによって第1情報を示してよく、第1ステータスは1つ以上の状態を含んでよい。第1ステータスが1つの状態を含む場合に、その状態は(緊急事態情報ありの)第1情報を示し得る。第1ステータスが2つの状態を含む場合に、それら2つの状態は、2つのタイプの緊急事態情報通知を夫々示し得る。第1ステータスが3つの状態を含む場合に、それら3つの状態は、3つのタイプの緊急事態情報通知を夫々示し得る。第1ステータスの各状態は、値が1である少なくとも1つのビットを含んでよい。
【0098】
第2フィールドが繰り返し数(repetition number)フィールドである例が、以下で使用される。繰り返し数フィールドは、1つの値状態を使用することによって第1情報を示してよい。例えば、繰り返し数フィールドの値が111である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示される。繰り返し数フィールドは、代替的に、2つの値状態を使用することによって第1情報を示してもよい。例えば、繰り返し数フィールドの値が111である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示され、緊急事態情報はETWS情報であり、繰り返し数フィールドの値が110である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示され、緊急事態情報はCMAS情報である。繰り返し数フィールドは、代替的に、3つの値情報を使用することによって第1情報を示してもよい。例えば、繰り返し数フィールドの値が111である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示され、緊急事態情報はETWS情報であり、繰り返し数フィールドの値が110である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示され、緊急事態情報はCMAS情報であり、繰り返し数フィールドの値が100である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示され、緊急事態情報はシステム情報変更情報である。留意されるべきは、上記は、例となる記載にすぎず、具体的な限定は、第2フィールドのタイプ、第1ステータスに含まれる状態の数、緊急事態情報のタイプ、緊急事態情報の各タイプに対応する値状態、などに課されない、ことである。
【0099】
いくつかの他の実施形態で、第2フィールドは、異なるビットを使用することによって第1情報を示してもよい。第2フィールドの異なるビットを使用することによって第1情報を示す方法の詳細については、TPCコマンドの異なるビットを使用することによって2つのタイプの緊急事態情報を示す方法を参照されたい。例えば、第2フィールドの2ビットを使用することによって2つのタイプの緊急事態情報を夫々示す方法の詳細については、表3-2及び表3-3に示されるような、TPCコマンドの2ビットを使用することによって2つのタイプの緊急事態情報を示す方法を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。第2フィールドの3ビットを使用することによって3つのタイプの緊急事態情報を示す方法の詳細については、表3-4及び表3-5に示されるような、TPCコマンドの3ビットを使用することによって3つのタイプの緊急事態情報通知を示す方法を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0100】
更なる他の、例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-6-0A制御情報であってもよく、第1制御情報のリソースブロック割り当てフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第3フィールドが、第1情報を示すために使用される。
【0101】
具体的な実施中に、第3フィールドは、第1制御情報内のリソースブロック割り当てフィールド並びにアップリンク及びダウンリンクの区別のためのフラグ(フォーマット6-0A/フォーマット6-1Aの区別のためのフラグ)以外の任意のフィールドであってよい。
【0102】
いくつかの実施形態で、第3フィールドは、異なる状態を使用することによって第1情報を示してよい。具体的に、第3フィールドは、第1ステータスを使用することによって第1情報を示してよく、第1ステータスは1つ以上の状態を含んでよい。第1ステータスが1つの状態を含む場合に、その状態は(緊急事態情報ありの)第1情報を示し得る。第1ステータスが2つの状態を含む場合に、それら2つの状態は、2つのタイプの緊急事態情報通知を夫々示し得る。第1ステータスが3つの状態を含む場合に、それら3つの状態は、3つのタイプの緊急事態情報通知を夫々示し得る。第1ステータスの各状態は、値が1である少なくとも1つのビットを含んでよい。
【0103】
第3フィールドが変調及びコーディングスキーム(modulation and coding scheme,MCS)フィールドである例が、以下で使用される。MCSフィールドは、1つの値状態を使用することによって第1情報を示してよい。例えば、MCSフィールドの値が111である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示される。MCSフィールドは、代替的に、2つの値状態を使用することによって第1情報を示してもよい。例えば、MCSフィールドの値が111である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示され、緊急事態情報はETWS情報であり、MCSフィールドの値が110である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示され、緊急事態情報はCMAS情報である。MCSフィールドは、代替的に、3つの値情報を使用することによって第1情報を示してもよい。例えば、MCSフィールドの値が111である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示され、緊急事態情報はETWS情報であり、MCSフィールドの値が110である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示され、緊急事態情報はCMAS情報であり、MCSフィールドの値が100である場合に、(緊急事態情報ありの)第1情報が示され、緊急事態情報はシステム情報変更情報である。留意されるべきは、上記は、例となる記載にすぎず、具体的な限定は、第3フィールドのタイプ、第1ステータスに含まれる状態の数、緊急事態情報のタイプ、緊急事態情報の各タイプに対応する値状態、などに課されない、ことである。
【0104】
いくつかの他の実施形態で、第3フィールドは、異なるビットを使用することによって第1情報を示してもよい。第3フィールドの異なるビットを使用することによって第1情報を示す方法の詳細については、TPCコマンドの異なるビットを使用することによって2つのタイプの緊急事態情報を示す方法を参照されたい。例えば、第3フィールドの2ビットを使用することによって2つのタイプの緊急事態情報を夫々示す方法の詳細については、表3-2及び表3-3に示されるような、TPCコマンドの2ビットを使用することによって2つのタイプの緊急事態情報を示す方法を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。第3フィールドの3ビットを使用することによって3つのタイプの緊急事態情報を示す方法の詳細については、表3-4及び表3-5に示されるような、TPCコマンドの3ビットを使用することによって3つのタイプの緊急事態情報通知を示す方法を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
【0105】
可能な実施において、上記のいくつかの記載の例で、第1制御情報の巡回冗長検査(cyclic redundancy check,CRC)コードは、第1スクランブリングコードによってスクランブルされてもよく、ここで、第1スクランブリングコードは、システム情報無線ネットワーク一時識別子(system information radio network temporary identifier,SI-RNTI)であってよい。
【0106】
例となる記載において、第1制御情報のCRCコードが第2スクランブリングコードによってスクランブルされる場合に、第1制御情報は、緊急事態情報通知しか含まなくてもよく、第1制御情報は緊急事態情報通知を含み、あるいは、第1制御情報は、第1情報を示すか又は伝送するために使用され、ここで、第2スクランブリングコードはSI-RNTIであってよい。任意に、この場合に、第1制御情報内の残り全てのビットは、第1ステータスにセットされる。例えば、残り全てのビットは1にセットされるか、あるいは、残り全てのビットは0にセットされる。このようにして、DCIが正しいかどうかが更に、第1ステータスを使用することによって検出可能であり、それによって、誤警報確率を下げる。
【0107】
他の、例となる記載において、第1制御情報のCRCコードがSI-RNTIによってスクランブルされる場合に、第1制御情報の第4フィールドが、第1情報を示すために使用されてもよく、第4フィールドは、第1制御情報内の任意のフィールドであってよい。
【0108】
方法の実施形態と同じ発明概念に基づいて、本願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置の構造は、
図3に示されてよく、処理ユニット301及びトランシーバユニット302を含む。
【0109】
具体的な実施で、装置は、
図2の実施形態での第1デバイスの機能を実装するよう特に構成される。装置は、第1デバイス自体であってもよく、あるいは、第1デバイス内のチップ若しくはチップセット、又は関連する方法の機能を実行するために使用されるチップの部分であってもよい。具体的に、処理ユニット301は、第1制御情報を決定するよう構成され、第1制御情報は、第1情報を運び、第1情報は、緊急事態情報を示すために使用され、前記第1制御情報は、フォーマット-3制御情報、フォーマット-3A制御情報、フォーマット-6-0A制御情報、フォーマット-6-0B制御情報、フォーマット-6-1A制御情報、又はフォーマット-6-1B制御情報である。トランシーバユニット302は、処理ユニット301によって決定された第1制御情報を第2デバイスへ送信し、緊急事態情報を第2デバイスへ送信するよう構成される。
【0110】
緊急事態情報は、次の、ETWS通知、CMAS通知、及びシステム情報変更通知、のうちの1つ以上の情報を含んでよい。
【0111】
例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、第1制御情報内のK個のTPCコマンド番号が、第1情報を示すために使用されてもよく、Kは、1以上の整数である。
【0112】
K個のTPCコマンド番号は、予め定義されてよく、あるいは、K個のTPCコマンド番号は、第1デバイスによって決定され、上位レイヤシグナリングを使用することで前記第2デバイスのために設定されてもよい。
【0113】
他の、例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、第1制御情報内のTPCコマンド番号以外のQビットが、第1情報を示すために使用されてもよく、Qは、1以上の整数である。
【0114】
実施において、処理ユニット301は、トランシーバユニット302が第1制御情報を第2デバイスへ送信する前に、第2情報を決定するよう更に構成されてもよく、第2情報は、第1制御情報が第1情報を含むことを示すために使用される。トランシーバユニット302は、処理ユニット301によって決定された第2情報を第2デバイスへ送信するよう更に構成されてもよい。
【0115】
更なる他の、例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-6-1A又はフォーマット-6-1B制御情報であり、第1制御情報のリソースブロック割り当てフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第1フィールドが、第1情報を示すために使用されてもよい。
【0116】
更なる他の、例となる記載において、第1フィールドは、PRACHマスクインデックスフィールドであってよい。
【0117】
更に別の、例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-6-0B制御情報であり、第1制御情報の変調及びコーディングスキームフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第2フィールドが、第1情報を示すために使用されてもよく、あるいは、第1制御情報は、フォーマット-6-0A制御情報であり、第1制御情報のリソースブロック割り当てフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第3フィールドが、第1情報を示すために使用されてもよい。
【0118】
いくつかの実施形態で、第1制御情報のCRCコードは、SI-RNTIによってスクランブルされる。
【0119】
他の具体的な実施で、装置は、
図2の実施形態での第2デバイスの機能を実装するよう特に構成される。装置は、第2デバイス自体であってもよく、あるいは、第2デバイス内のチップ若しくはチップセット、又は関連する方法の機能を実行するために使用されるチップの部分であってもよい。具体的に、トランシーバユニット302は、データを受信するよう構成され、処理ユニット301は、第1デバイスによって送信された第1制御情報を受信するようにトランシーバユニット302を制御し、第1制御情報が第1情報を運び、第1情報が、緊急事態情報を示すために使用され、前記第1制御情報が、フォーマット-3制御情報、フォーマット-3A制御情報、フォーマット-6-0A制御情報、フォーマット-6-0B制御情報、フォーマット-6-1A制御情報、又はフォーマット-6-1B制御情報であり、第1制御情報内の第1情報に基づき、緊急事態情報を受信するようにトランシーバユニット302を制御するよう構成される。
【0120】
緊急事態情報は、次の、ETWS通知、CMAS通知、及びシステム情報変更通知、のうちの1つ以上の情報を含んでよい。
【0121】
例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、第1制御情報内のK個のTPCコマンド番号が、第1情報を示すために使用されてもよく、Kは、1以上の整数である。
【0122】
K個のTPCコマンド番号は、予め定義されてもよく、あるいは、K個のTPCコマンド番号は、第2デバイスによって、第1デバイスによって送信された上位レイヤシグナリングを受信することで決定されてもよい。
【0123】
更なる他の、例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-3又はフォーマット-3A制御情報であり、第1制御情報内のQビットが、第1情報を示すために使用されてもよく、Qは、1以上の整数である。
【0124】
実施において、処理ユニット301は、第1デバイスによって送信された第1制御情報を受信するようにトランシーバユニット302を制御する前に、第1デバイスによって送信された第2情報を受信するようにトランシーバユニット302を制御するよう更に構成されてもよく、第2情報は、第1制御情報が第1情報を含むことを示すために使用される。
【0125】
更なる他の、例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-6-1A又はフォーマット-6-1B制御情報であり、第1制御情報のリソースブロック割り当てフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第1フィールドが、第1情報を示すために使用されてもよい。
【0126】
更に、第1フィールドは、PRACHマスクインデックスフィールドであってよい。
【0127】
他の、例となる記載において、第1制御情報は、フォーマット-6-0B制御情報であり、第1制御情報の変調及びコーディングスキームフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第2フィールドが、第1情報を示すために使用されてもよく、あるいは、第1制御情報は、フォーマット-6-0A制御情報であり、第1制御情報のリソースブロック割り当てフィールドの全ビットが1にセットされる場合に、第1制御情報の第3フィールドが、第1情報を示すために使用されてもよい。
【0128】
いくつかの実施形態で、第1制御情報のCRCコードは、SI-RNTIによってスクランブルされる。
【0129】
本願は、他の通信方法を提供する。方法は、
図1に示される通信システム内の端末デバイスに適用されてよい
。
【0130】
通信システムにおいて、1つのダウンリンク制御情報(downlink control information,DCI)は、1つのトランスポートブロック(transport block,TB)又は複数のトランスポートブロックをスケジューリングする。DCIが1つのTBをスケジューリングする場合に、DCIはまた、1つのハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic retransmission request,HARQ)プロセス番号(process number)も示す。例えば、ユーザ機器(user equipment,UE)が8つのHARQプロセスをサポートする場合に、DCIは、3つのビットを使用することによって0から7で、DCIによってスケジューリングされたTBに使用されているHARQプロセス番号を示す。DCIが1つのTBをスケジューリングする場合に、DCIはまた、DCIによってスケジューリングされたデータが、新たに送信されたTB又は再送されたTBであるかどうかも示す。
【0131】
DCI伝送オーバーヘッドを低減し、伝送リソースを節約するために、1つのDCIが複数のTBをスケジューリングするために使用されてもよい。1つのDCIが複数のトランスポートブロックをスケジューリングする場合に、そのDCIは、複数のHARQプロセス番号を示してもよく、各HARQプロセス番号は、1つのトランスポートブロックの伝送に対応するか、あるいは、その伝送と関連付けられる。
【0132】
1つのDCIが複数のトランスポートブロックをスケジューリングする場合にオーバーヘッドを更に低減するために、複数のトランスポートブロックに使用されるHARQプロセス番号は連続しており、複数のHARQプロセス番号の中の最初のHARQプロセス番号は不変である、と制限される必要がある。例えば、1つのDCIがN個のトランスポートブロックをスケジューリングし、N個のトランスポートブロックの中の最初のトランスポートブロックのHARQプロセス番号が不変であって、例えば、常に0である場合に、N個のトランスポートブロックの中の残りのN-1個のトランスポートブロックのHARQプロセス番号は、1、2、・・・、及びN-1である。
【0133】
DCIが最大N個のトランスポートブロックをスケジューリングすることができる場合に、Nビットは、ビットマップ方式で各トランスポートブロックのニューデータインジケータ(new data indicator,NDI)情報を示す必要がある。Nビットは更に、ビットマップ方式で、各トランスポートブロックのHARQプロセス番号が使用されるかどうかを示す必要がある。従って、全部で2N個のビットが、スケジューリングされたトランスポートブロックの数と、各トランスポートブロックのNDI情報とを示すために必要とされる。従って、制御チャネルがトランスポートブロックの数及び各トランスポートブロックのNDI情報を示す場合に、オーバーヘッドは過度に大きいという問題がある。
【0134】
1.情報処理方法であって、
端末デバイスによって、ネットワークデバイスからダウンリンク制御情報を受信することであり、前記ダウンリンク制御情報は、最大N個のトランスポートブロックTBをスケジューリング可能であり、Nは正の整数である、前記受信することと、
前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が第1フィールドを含む場合に、該第1フィールドが(N+2)個のビットb0、b1、・・・及びbN+1を含むことを決定することと、
前記端末デバイスによって前記第1フィールドに基づき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているTBの数Lを決定することであり、Lは正の整数であり、
Lが1よりも大きいとき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBは、新たに送信されたTB及び再送されたTBの両方を含み、
前記第1フィールド内のj個の連続するビットbk、bk+1、・・・及びbk+j-1において、ただ1つのビットのビット状態が1であり、他のj-1個のビットのビット状態が全て0であり、jは正の整数であり、j=N+1-Lであり、kは前もって指定された整数であり、k=0又はk=1+1であり、
k=0である場合に、前記第1フィールド内のビットbjのビット状態は1であり、前記第1フィールド内のL個の連続するビットbj+1、bj+2、・・・及びbN+1が、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBのニューデータインジケータNDI情報を運び、あるいは、k=L+1である場合に、前記第1フィールド内のビットbLのビット状態は1であり、前記第1フィールド内のL個の連続するビットb0、b1、・・・及びbL-1が、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBのNDI情報を運ぶ、前記数Lを決定することと、
前記端末デバイスによって、前記L個のTBの夫々のHARQプロセス番号を決定することと、
前記端末デバイスによって、前記L個のTBの夫々の前記決定されたHARQプロセス番号と、前記L個のTBの夫々の前記NDI情報とに基づき、前記L個のTBを送信又は受信することと
を有する方法。
【0135】
2.L、前記L個のTBのうちの第1TBのHARQプロセス番号、及び前記L個のTBの夫々の前記NDI情報は、前記第1フィールドのビット状態と、前記TBの数、前記第1TBの前記HARQプロセス番号、及び前記L個のTBの前記NDI情報との間の対応に基づき決定され、前記第1TBは前記L個のTBのうちの1つである、
請求項1に記載の方法。
【0136】
3.前記端末デバイスによって、前記L個のTBの夫々のHARQプロセス番号を決定することは、
前記端末デバイスによってビットb0を開始ビットとして使用し、第1TBのHARQプロセス番号がiであるとして、ビットbiが、前記(N+2)個のビットの中で、ビット状態が1である最初のビットであることを決定し、前記端末デバイスによって、前記第1TBの前記HARQプロセス番号及びL個のHARQプロセスのプロセス番号間の第1関連付け関係に基づき、前記L個のTBの中で、前記第1TB以外の他のTBのHARQプロセス番号を決定し、前記第1TBが前記L個のTBのうちの1つであり、前記L個のHARQプロセスが前記L個のTBに対応するHARQプロセスである、こと、又は
前記端末デバイスによってビットbL+1を開始ビットとして使用し、第1TBのHARQプロセス番号がi-L-1であるとして、ビットbiが、前記(N+2)個のビットの中で、ビット状態が1である最初のビットであることを決定し、前記端末デバイスによって、前記第1TBの前記HARQプロセス番号及びL個のHARQプロセスのプロセス番号間の第1関連付け関係に基づき、前記L個のTBの中で、前記第1TB以外の他のTBのHARQプロセス番号を決定し、前記第1TBが前記L個のTBのうちの1つであり、前記L個のHARQプロセスが前記L個のTBに対応するHARQプロセスである、こと
を有する、
請求項1に記載の方法。
【0137】
4.前記端末デバイスによって、ビットb0を開始ビットとして使用し、j=m及びL=N+1-mであるとして、ビットbmが、前記(N+2)個のビットの中で、ビット状態が1である2番目のビットであることを決定すること、又は
前記端末デバイスによって、ビットbN+1を開始ビットとして使用し、j=N+1-m及びL=mであるとして、ビットbmが、前記(N+2)個のビットの中で右から左へ、ビット状態が1である2番目のビットであることを決定すること
を更に有する、請求項1に記載の方法。
【0138】
5.前記L個のTBの夫々の前記NDI情報は、ビットマップ方式で前記L個のビットbj+1、bj+2、・・・及びbN+1に基づき決定されるか、あるいは、
前記L個のTBの夫々の前記NDI情報は、ビットマップ方式で、前記L個のビットb0、b1、・・・及びbL-1に基づき決定される、
請求項1、3又は4に記載の方法。
【0139】
6.前記端末デバイスによって前記ダウンリンク制御情報内の第1ビットに基づき、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含むかどうかを決定することであり、前記第1ビットは1ビットである、ことと、
前記第1ビットのビット状態が1である場合に、前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含むことを決定することであり、NはLよりも大きい整数である、ことと
を更に有する、請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
【0140】
7.前記端末デバイスによって前記ダウンリンク制御情報内の第1ビットに基づき、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含むかどうかを決定することであり、前記第1ビットは1ビットである、ことと、
前記第1ビットのビット状態が0である場合に、前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含まないことを決定することと、
前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が第2ビットを有することを決定することであり、前記第2ビットは1ビットである、ことと、
前記第2ビットのビット状態が1である場合に、前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が最大N個のTBをスケジューリング可能であることを決定することであり、Nは1よりも大きい正の整数であり、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる全てのTBは、新たに伝送されたTBであるか、又は前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる全てのTBは、再送されたTBである、こと、
前記第2ビットのビット状態が1である場合に、前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が最大N個のTBをスケジューリング可能であることを決定することであり、Nは1よりも大きい正の整数であり、前記ダウンリンク制御情報は第2フィールド及び/又は第3フィールドを含み、前記第2フィールドが、前記最大N個のTBのHARQプロセス番号及び/又は第1識別情報を示すために使用され、前記第3フィールドが第2識別情報を示すために使用される、こと、あるいは、
前記第2ビットのビット状態が0である場合に、前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が1つのTBしかスケジューリングすることができないことを決定すること、
前記第2ビットのビット状態が0である場合に、前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が1つ又は2つのTBしかスケジューリングすることができないことを決定することであり、前記ダウンリンク制御情報は第4フィールド及び/又は第5フィールドを含み、前記第4フィールドが、HARQプロセス番号及び/又はNDI情報を示すために使用され、第5フィールドが、冗長性バージョン(Redundancy Version,RV)を示すために使用される、こと、又は
前記第2ビットのビット状態が0である場合に、前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が最大2つのTBしかスケジューリングすることができないことを決定することであり、前記ダウンリンク制御情報は第3フィールド及び/又は第4フィールドを含み、前記第3フィールドが、HARQプロセス番号及び/又はNDI情報を示すために使用され、前記第4フィールドが、冗長性バージョン(Redundancy Version,RV)を示すために使用される、ことと
を更に有する、請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
【0141】
8.前記端末デバイスによって前記ダウンリンク制御情報内の第1ビットに基づき、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含むかどうかを決定することであり、前記第1ビットは1ビットである、ことと、
前記第1ビットのビット状態が0である場合に、前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含まないことを決定することと、
前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が第2ビットを有することを決定することであり、前記第2ビットは1ビットである、ことと、
前記第2ビットのビット状態が1である場合に、前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が最大N個のTBをスケジューリング可能であることを決定することであり、Nは1よりも大きい正の整数であり、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる全てのTBは、新たに伝送されたTBであるか、又は前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる全てのTBは、再送されたTBである、こと、
前記第2ビットのビット状態が1である場合に、前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が最大N個のTBをスケジューリング可能であることを決定することであり、Nは1よりも大きい正の整数であり、前記ダウンリンク制御情報は第2フィールド及び/又は第3フィールドを含み、前記第2フィールドが、前記最大N個のTBのHARQプロセス番号及び/又は第1識別情報を示すために使用され、前記第3フィールドが第2識別情報を示すために使用され、前記端末デバイスによって前記第2フィールドに基づき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる前記TBの数Lを決定し、Lは正の整数であり、L≦Nである、こと、あるいは、
前記第2ビットのビット状態が0である場合に、前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が第3ビットを更に有することを決定することであり、前記第3ビットは1ビットであり、前記第3ビットのビット状態は常に1である、ことと、
前記端末デバイスによって前記第3ビットに基づき、前記ダウンリンク制御情報が1つ又は2つのTBしかスケジューリングすることができないことを決定することと
を更に有する、請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
【0142】
9.情報処理方法であって、
ネットワークデバイスによって、ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされるトランスポートブロックTBの数Lを決定することであり、前記ダウンリンク制御情報は、最大N個のTBをスケジューリング可能であり、Nは正の整数であり、Lは正の整数である、前記決定することと、
前記ネットワークデバイスによって、前記L個のTBのHARQプロセス番号を決定することと、
前記ネットワークデバイスによって、前記L個のTBのニューデータインジケータNDI情報を決定することと、
前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報を端末デバイスへ送信することであり、前記ダウンリンク制御情報は、新たに送信されたTB及び再送されたTBの両方をスケジューリング可能であり、前記ダウンリンク制御情報は第1フィールドを含み、前記第1フィールドは(N+2)個のビットb0、b1、・・・及びbN+1を含み、
前記第1フィールド内のj個の連続するビットbk、bk+1、・・・及びbk+j-1において、ただ1つのビットのビット状態が1であり、他のj-1個のビットのビット状態が全て0であり、jは正の整数であり、j=N+1-Lであり、kは前もって指定された整数であり、k=0又はk=1+1であり、
k=0である場合に、前記第1フィールド内のビットbjのビット状態は1であり、前記第1フィールド内のL個の連続するビットbj+1、bj+2、・・・及びbN+1が、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBのNDI情報を運び、あるいは、k=L+1である場合に、前記第1フィールド内のビットbLのビット状態は1であり、前記第1フィールド内のL個の連続するビットb0、b1、・・・及びbL-1が、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBのNDI情報を運ぶ、前記送信することと、
前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報に基づき前記L個のTBを送信又は受信することと
を有する方法。
【0143】
10.前記ネットワークデバイスによって、前記第1フィールドのビット状態と、L、前記L個のTBのうちの第1TBのHARQプロセス番号、及び前記L個のTBの夫々のNDI情報との間の対応に基づき、前記第1フィールドの1つ以上のビット状態を決定することを更に有し、
前記第1TBは前記L個のTBのうちの1つである、
請求項9に記載の方法。
【0144】
11.k=0である場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記第1TBの前記HARQプロセス番号がiであることを決定し、前記第1TBが前記L個のTBの中の最初のTBであり、前記ネットワークデバイスによって、ビットb0を開始ビットとして使用し、前記ネットワークデバイスによって、前記第1フィールド内のビットbiのビット状態が1であり、b0、b1、・・・、及びbj-1の中のbi以外の他のj-1個のビットのビット状態が全て0であることを決定すること、又は
k=L+1である場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記第1TBの前記HARQプロセス番号がi-L-1であることを決定し、前記第1TBが前記L個のTBの中の最初のTBであり、前記ネットワークデバイスによって、ビットbL+1を開始ビットとして使用し、前記ネットワークデバイスによって、前記第1フィールド内のビットbiのビット状態が1であり、bL+1、bL+2、・・・、及びbN+1の中のbi以外の他のj-1個のビットのビット状態が全て0であることを決定すること
を更に有する、請求項9又は10に記載の方法。
【0145】
12.k=0である場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記第1フィールド内のビットbN+1-Lのビット状態が1であることを決定すること、又は
k=L+1である場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記第1フィールド内のビットbLのビット状態が1であることを決定すること
を更に有する、請求項9に記載の方法。
【0146】
13.前記ネットワークデバイスによって、ビットマップ方式でL個のビットを使用することによって、前記L個のTBの夫々の前記NDI情報を示すことであり、前記L個のビットは、前記第1フィールド内のbj+1、bj+2、・・・及びbN+1である、こと、又は
前記ネットワークデバイスによって、ビットマップ方式でL個のビットを使用することによって、前記L個のTBの夫々の前記NDI情報を示すことであり、前記L個のビットは、前記第1フィールド内のb0、b1、・・・及びbL-1である、こと
を更に有する、請求項9、11又は12に記載の方法。
【0147】
14.前記ダウンリンク制御情報が新たに伝送されたTB及び再送されたTBの両方をスケジューリング可能であることを前記ネットワークデバイスが決定する場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含むことを決定することと、
前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報内の第1ビットのビット状態を1にセットすることと
を更に有し、
前記第1ビットは1ビットである、
請求項9乃至13のうちいずれか一項に記載の方法。
【0148】
15.前記ダウンリンク制御情報がスケジューリングすることができる全てのTBが新たに伝送されたTBのみである可能性があることを前記ネットワークデバイスが決定する場合に、若しくは前記ダウンリンク制御情報がスケジューリングすることができる全てのTBが再送されたTBのみである可能性があることを前記ネットワークデバイスが決定する場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含まないことを決定すること、又は
前記ダウンリンク制御情報が第2フィールド及び/又は第3フィールドを含むことを前記ネットワークデバイスが決定する場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含まないことを決定すること、と、
前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報内の第1ビットのビット状態を1にセットすることであり、前記第1ビットが1ビットである、ことと
を更に有する、請求項9乃至13のうちいずれか一項に記載の方法。
【0149】
16.前記ダウンリンク制御情報が複数の新たに伝送されたTB又は複数の再送されたTBをスケジューリングする場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報内の第2ビットのビット状態を1にセットすること、
前記ダウンリンク制御情報が前記第2フィールド及び/又は前記第3フィールドを含む場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報内の第2ビットのビット状態を1にセットすること、又は
前記ダウンリンク制御情報が1つ又は2つのTBしかスケジューリングすることができない場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報内の第2ビットのビット状態を0にセットすること
を更に有し、
前記第2ビットは1ビットである、
請求項15に記載の方法。
【0150】
17.前記ダウンリンク制御情報が複数の新たに伝送されたTB又は複数の再送されたTBをスケジューリングする場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報内の第2ビットのビット状態を1にセットすることであり、前記第2ビットが1ビットである、こと、又は
前記ダウンリンク制御情報が前記第2フィールド及び/又は前記第3フィールドを含む場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報内の第2ビットのビット状態を1にセットすることであり、前記第2ビットが1ビットである、ことと、
前記ダウンリンク制御情報が1つ又は2つのTBしかスケジューリングすることができない場合に、前記ネットワークデバイスによって、前記ダウンリンク制御情報が第3ビットを更に有することを決定することであり、前記第3ビットが1ビットであり、前記ネットワークデバイスによって、前記第3ビットのビット状態を0にセットすることと
を更に有する、請求項15に記載の方法。
【0151】
18.処理モジュール及びトランシーバモジュールを有し、
前記トランシーバモジュールは、ネットワークデバイスからダウンリンク制御情報を受信するよう構成され、前記ダウンリンク制御情報は、最大N個のトランスポートブロックTBをスケジューリング可能であり、Nは正の整数であり、
前記処理モジュールは、前記ダウンリンク制御情報が第1フィールドを含む場合に、該第1フィールドが(N+2)個のビットb0、b1、・・・及びbN+1を含むことを決定し、
前記第1フィールドに基づき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているTBの数Lを決定し、Lは正の整数である、よう構成され、
Lが1よりも大きいとき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBは、新たに送信されたTB及び再送されたTBの両方を含み、
前記第1フィールド内のj個の連続するビットbk、bk+1、・・・及びbk+j-1において、ただ1つのビットのビット状態が1であり、他のj-1個のビットのビット状態が全て0であり、jは正の整数であり、j=N+1-Lであり、kは前もって指定された整数であり、k=0又はk=1+1であり、
k=0である場合に、前記第1フィールド内のビットbjのビット状態は1であり、前記第1フィールド内のL個の連続するビットbj+1、bj+2、・・・及びbN+1が、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBのニューデータインジケータNDI情報を運び、あるいは、k=L+1である場合に、前記第1フィールド内のビットbLのビット状態は1であり、前記第1フィールド内のL個の連続するビットb0、b1、・・・及びbL-1が、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBのNDI情報を運び、
前記処理モジュールは、前記L個のTBの夫々のHARQプロセス番号を決定するよう構成され、
前記トランシーバモジュールは、前記L個のTBの夫々の前記決定されたHARQプロセス番号と、前記L個のTBの夫々の前記NDI情報とに基づき、前記L個のTBを送信又は受信するよう構成される、
端末デバイス。
【0152】
19.L、前記L個のTBのうちの第1TBのHARQプロセス番号、及び前記L個のTBの夫々の前記NDI情報は、前記第1フィールドのビット状態と、前記TBの数、前記第1TBの前記HARQプロセス番号、及び前記L個のTBの前記NDI情報との間の対応に基づき決定され、前記第1TBは前記L個のTBのうちの1つである、
請求項18に記載の端末デバイス。
【0153】
20.前記処理モジュールは、
ビットb0を開始ビットとして使用し、第1TBのHARQプロセス番号がiであるとして、ビットbiが、前記(N+2)個のビットの中で、ビット状態が1である最初のビットであることを決定し、前記第1TBの前記HARQプロセス番号及びL個のHARQプロセスのプロセス番号間の第1関連付け関係に基づき、前記L個のTBの中で、前記第1TB以外の他のTBのHARQプロセス番号を決定し、前記第1TBが前記L個のTBのうちの1つであり、前記L個のHARQプロセスが前記L個のTBに対応するHARQプロセスであり、あるいは、
ビットbL+1を開始ビットとして使用し、第1TBのHARQプロセス番号がi-L-1であるとして、ビットbiが、前記(N+2)個のビットの中で、ビット状態が1である最初のビットであることを決定し、前記第1TBの前記HARQプロセス番号及びL個のHARQプロセスのプロセス番号間の第1関連付け関係に基づき、前記L個のTBの中で、前記第1TB以外の他のTBのHARQプロセス番号を決定し、前記第1TBが前記L個のTBのうちの1つであり、前記L個のHARQプロセスが前記L個のTBに対応するHARQプロセスである
よう構成される、
請求項18に記載の端末デバイス。
【0154】
21.前記処理モジュールは、ビットb0を開始ビットとして使用し、j=m及びL=N+1-mであるとして、ビットbmが、前記(N+2)個のビットの中で、ビット状態が1である2番目のビットであることを決定するよう構成されるか、あるいは、
前記処理モジュールは、ビットbN+1を開始ビットとして使用し、j=N+1-m及びL=mであるとして、ビットbmが、前記(N+2)個のビットの中で右から左へ、ビット状態が1である2番目のビットであることを決定するよう構成される、
請求項18に記載の端末デバイス。
【0155】
22.前記L個のTBの夫々の前記NDI情報は、ビットマップ方式で前記L個のビットbj+1、bj+2、・・・及びbN+1に基づき決定されるか、あるいは、
前記L個のTBの夫々の前記NDI情報は、ビットマップ方式で、前記L個のビットb0、b1、・・・及びbL-1に基づき決定される、
請求項18、20又は21に記載の端末デバイス。
【0156】
23.前記処理モジュールは、
前記ダウンリンク制御情報内の第1ビットに基づき、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含むかどうかを決定し、前記第1ビットが1ビットであり、
前記第1ビットのビット状態が1である場合に、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含むことを決定し、NがLよりも大きい整数である
よう構成される、
請求項18乃至22のうちいずれか一項に記載の端末デバイス。
【0157】
24.前記処理モジュールは、
前記ダウンリンク制御情報内の第1ビットに基づき、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含むかどうかを決定し、前記第1ビットが1ビットであり、前記第1ビットのビット状態が0である場合に、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含まないことを決定し、
前記ダウンリンク制御情報が第2ビットを有することを決定し、前記第2ビットが1ビットであり、
前記第2ビットのビット状態が1である場合に、前記ダウンリンク制御情報が最大N個のTBをスケジューリング可能であることを決定し、Nが1よりも大きい正の整数であり、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる全てのTBが、新たに伝送されたTBであるか、又は前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる全てのTBが、再送されたTBであり、
前記第2ビットのビット状態が1である場合に、前記ダウンリンク制御情報が最大N個のTBをスケジューリング可能であることを決定し、Nが1よりも大きい正の整数であり、前記ダウンリンク制御情報が第2フィールド及び/又は第3フィールドを含み、前記第2フィールドが、前記最大N個のTBのHARQプロセス番号及び/又は第1識別情報を示すために使用され、前記第3フィールドが第2識別情報を示すために使用され、
前記第2ビットのビット状態が0である場合に、前記ダウンリンク制御情報が1つ又は2つのTBしかスケジューリングすることができないことを決定し、前記ダウンリンク制御情報が第4フィールド及び/又は第5フィールドを含み、前記第4フィールドが、HARQプロセス番号及び/又はNDI情報を示すために使用され、第5フィールドが、冗長性バージョン(Redundancy Version,RV)を示すために使用され、あるいは、
前記第2ビットのビット状態が0である場合に、1つ又は2つのTBしかスケジューリングすることができないことを決定する
よう構成される、
請求項18乃至22のうちいずれか一項に記載の端末デバイス。
【0158】
25.前記処理モジュールは、
前記ダウンリンク制御情報内の第1ビットに基づき、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含むかどうかを決定し、前記第1ビットが1ビットであり、
前記第1ビットのビット状態が0である場合に、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含まないことを決定し、
前記ダウンリンク制御情報が第2ビットを有することを決定し、前記第2ビットが1ビットであり、あるいは、
前記第2ビットのビット状態が1である場合に、前記ダウンリンク制御情報が最大N個のTBをスケジューリング可能であることを決定し、Nが1よりも大きい正の整数であり、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる全てのTBが、新たに伝送されたTBであるか、又は前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる全てのTBが、再送されたTBであり、
前記第2ビットのビット状態が0である場合に、前記ダウンリンク制御情報が第3ビットを更に有することを決定し、前記第3ビットが1ビットであり、前記第3ビットのビット状態が常に1であり、
前記第3ビットに基づき、前記ダウンリンク制御情報がただ1つのTBしかスケジューリングすることができないことを決定する
よう構成される、
請求項18乃至22のうちいずれか一項に記載の端末デバイス。
【0159】
26.処理モジュール及びトランシーバモジュールを有し、
前記処理モジュールは、ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされるトランスポートブロックTBの数Lを決定するよう構成され、前記ダウンリンク制御情報は、最大N個のTBをスケジューリング可能であり、Nは正の整数であり、Lは正の整数であり、
前記処理モジュールは、前記L個のTBのHARQプロセス番号を決定するよう構成され、
前記処理モジュールは、前記L個のTBのニューデータインジケータNDI情報を決定するよう構成され、
前記トランシーバモジュールは、前記ダウンリンク制御情報を端末デバイスへ送信するよう構成され、前記ダウンリンク制御情報は、新たに送信されたTB及び再送されたTBの両方をスケジューリング可能であり、前記ダウンリンク制御情報は第1フィールドを含み、前記第1フィールドは(N+2)個のビットb0、b1、・・・及びbN+1を含み、
前記第1フィールド内のj個の連続するビットbk、bk+1、・・・及びbk+j-1において、ただ1つのビットのビット状態が1であり、他のj-1個のビットのビット状態が全て0であり、jは正の整数であり、j=N+1-Lであり、kは前もって指定された整数であり、k=0又はk=1+1であり、
k=0である場合に、前記第1フィールド内のビットbjのビット状態は1であり、前記第1フィールド内のL個の連続するビットbj+1、bj+2、・・・及びbN+1が、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBのNDI情報を運び、あるいは、k=L+1である場合に、前記第1フィールド内のビットbLのビット状態は1であり、前記第1フィールド内のL個の連続するビットb0、b1、・・・及びbL-1が、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBのNDI情報を運び、
前記トランシーバモジュールは、前記ダウンリンク制御情報に基づき前記L個のTBを送信又は受信するよう構成される、
ネットワークデバイス。
【0160】
27.前記処理モジュールは、前記第1フィールドのビット状態と、L、前記L個のTBのうちの第1TBのHARQプロセス番号、及び前記L個のTBの夫々のNDI情報との間の対応に基づき、前記第1フィールドの1つ以上のビット状態を決定するよう構成され、
前記第1TBは前記L個のTBのうちの1つである、
請求項26に記載のネットワークデバイス。
【0161】
28.前記処理モジュールは、
k=0である場合に、前記第1TBの前記HARQプロセス番号がiであることを決定し、前記第1TBが前記L個のTBの中の最初のTBであり、ビットb0を開始ビットとして使用し、前記第1フィールド内のビットbiのビット状態が1であり、b0、b1、・・・、及びbj-1の中のbi以外の他のj-1個のビットのビット状態が全て0であることを決定し、あるいは、
k=L+1である場合に、前記第1TBの前記HARQプロセス番号がi-L-1であることを決定し、前記第1TBが前記L個のTBの中の最初のTBであり、ビットbL+1を開始ビットとして使用し、前記第1フィールド内のビットbiのビット状態が1であり、bL+1、bL+2、・・・、及びbN+1の中のbi以外の他のj-1個のビットのビット状態が全て0であることを決定する
よう構成される、
請求項26又は27に記載のネットワークデバイス。
【0162】
29.前記処理モジュールは、
k=0である場合に、前記第1フィールド内のビットbN+1-Lのビット状態が1であることを決定し、あるいは、
k=L+1である場合に、前記第1フィールド内のビットbLのビット状態が1であることを決定する
よう構成される、
請求項26に記載のネットワークデバイス。
【0163】
30.前記処理モジュールは、
ビットマップ方式でL個のビットを使用することによって、前記L個のTBの夫々の前記NDI情報を示し、前記L個のビットが前記第1フィールド内のbj+1、bj+2、・・・及びbN+1であり、あるいは、
ビットマップ方式でL個のビットを使用することによって、前記L個のTBの夫々の前記NDI情報を示し、前記L個のビットが前記第1フィールド内のb0、b1、・・・及びbL-1である
よう構成される、
請求項26、28又は29に記載のネットワークデバイス。
【0164】
31.前記処理モジュールは、前記ダウンリンク制御情報が新たに伝送されたTB及び再送されたTBの両方をスケジューリング可能であると決定する場合に、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含むことを決定し、前記ダウンリンク制御情報内の第1ビットのビット状態を1にセットするよう構成され、
前記第1ビットは1ビットである、
請求項26乃至30のうちいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【0165】
32.前記処理モジュールは、前記ダウンリンク制御情報がスケジューリングすることができる全てのTBが新たに伝送されたTBのみである可能性があると場合、前記ダウンリンク制御情報がスケジューリングすることができる全てのTBが再送されたTBのみである可能性があると決定する場合、又は前記ダウンリンク制御情報が第2フィールド及び/又は第3フィールドを含むと決定する場合に、前記ダウンリンク制御情報が前記第1フィールドを含まないことを決定し、前記ダウンリンク制御情報内の第1ビットのビット状態を1にセットするよう構成され、
前記第1ビットが1ビットである、
請求項26乃至30のうちいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【0166】
33.前記処理モジュールは、
前記ダウンリンク制御情報が複数の新たに伝送されたTBをスケジューリングする場合、前記ダウンリンク制御情報が複数の再送されたTBをスケジューリングする場合、又は前記ダウンリンク制御情報が前記第2フィールド及び/又は前記第3フィールドを含む場合に、前記ダウンリンク制御情報内の第2ビットのビット状態を1にセットし、あるいは、
前記ダウンリンク制御情報が1つ又は2つのTBしかスケジューリングすることができない場合に、前記ダウンリンク制御情報内の第2ビットのビット状態を0にセットする
よう構成され、
前記第2ビットは1ビットである、
請求項32に記載のネットワークデバイス。
【0167】
34.前記処理モジュールは、
前記ダウンリンク制御情報が複数の新たに伝送されたTBをスケジューリングする場合、前記ダウンリンク制御情報が複数の再送されたTBをスケジューリングする場合、又は前記ダウンリンク制御情報が前記第2フィールド及び/又は前記第3フィールドを含む場合に、前記ダウンリンク制御情報内の第2ビットのビット状態を1にセットし、前記第2ビットが1ビットであり、あるいは、
前記ダウンリンク制御情報が1つ又は2つのTBしかスケジューリングすることができない場合に、前記ダウンリンク制御情報が第3ビットを更に有することを決定し、前記第3ビットが1ビットであり、前記第3ビットのビット状態を0にセットする
よう構成される、
請求項32に記載のネットワークデバイス。
【0168】
35.前記処理モジュールは、
前記ダウンリンク制御情報が複数の新たに伝送されたTBをスケジューリングする場合、又は前記ダウンリンク制御情報が複数の再送されたTBをスケジューリングする場合に、前記ダウンリンク制御情報内の第2ビットのビット状態を1にセットし、あるいは、
前記ダウンリンク制御情報がただ1つのTBしかスケジューリングすることができない場合に、前記ダウンリンク制御情報内の第2ビットのビット状態を0にセットする
よう構成され、
前記第2ビットは1ビットである、
請求項32に記載のネットワークデバイス。
【0169】
36.前記第2ビットのビット状態が1である場合に、前記端末デバイスは、前記ダウンリンク制御情報が最大N個のTBをスケジューリング可能であると決定し、Nは1よりも大きい正の整数であり、前記ダウンリンク制御情報は第2フィールド及び/又は第3フィールドを含み、前記第2フィールドが、前記最大N個のTBのHARQプロセス番号及び/又は第1識別情報を示すために使用され、前記第3フィールドが、第2識別情報を示すために使用され、当該方法は、
前記端末デバイスによって前記第2フィールドに基づき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているTBの数Lを決定することであり、Lは正の整数である、ことと、
前記端末デバイスによって前記第2フィールドに基づき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBのHARQプロセス番号を決定することであり、前記第2フィールドは8又は9ビットを有し、前記L個のTBの夫々のHARQプロセス番号はビットマップ方式で前記第2フィールドに基づき決定される、ことと、
前記端末デバイスによって、前記第1識別情報又は前記第2識別情報に基づき前記L個のTBの夫々のNDI情報を決定することと、
前記端末デバイスによって、前記L個のTBの夫々の前記決定されたHARQプロセス番号及び前記L個のTBの夫々の前記NDI情報に基づき、前記L個のTBを送信又は受信することと
を更に有する、
請求項7に記載の方法。
【0170】
37.前記第3フィールドは1ビットを有する、
請求項7に記載の方法。
【0171】
38.前記L個のTBのNDIは同じであるか、あるいは、
前記L個のTBの前のNDIは同じである、
請求項36に記載の方法。
【0172】
39.前記第2ビットのビット状態が0である場合に、前記端末デバイスは、前記ダウンリンク制御情報が1つ又は2つのTBしかスケジューリングすることができないと決定し、前記ダウンリンク制御情報は第4フィールド及び/又は第5フィールドを含み、前記第4フィールドが、HARQプロセス番号及び/又はNDI情報を示すために使用され、前記第5フィールドが、冗長性バージョン(Redundancy Version,RV)を示すために使用され、当該方法は、
前記端末デバイスによって、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているTBの数Lを決定することであり、Lは正の整数である、ことと、
前記端末デバイスによって前記第4フィールドに基づき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBのHARQプロセス番号を決定することと、
前記端末デバイスによって前記第4フィールドに基づき、前記L個のTBの夫々のNDI情報を決定することと、
前記端末デバイスによって、前記L個のTBの夫々の前記決定されたHARQプロセス番号及び前記L個のTBの夫々の前記NDI情報に基づき、前記L個のTBを送信又は受信することと
を更に有する、
請求項7に記載の方法。
【0173】
40.前記端末デバイスによって、前記第5フィールド及び/又は前記第4フィールドに基づき、前記冗長性バージョンに関する情報を決定することを更に有する、
請求項7又は39に記載の方法。
【0174】
41.前記第4フィールドは、7ビット又は9ビットを有し、及び/又は
前記第5フィールドは、2ビットを有する、
請求項7、39又は40に記載の方法。
【0175】
42.前記第2ビットのビット状態が1である場合に、前記端末デバイスは、前記ダウンリンク制御情報が最大N個のTBをスケジューリング可能であると決定し、Nは1よりも大きい正の整数であり、前記ダウンリンク制御情報は第2フィールド及び/又は第3フィールドを含み、前記第2フィールドが、前記最大N個のTBのHARQプロセス番号及び/又は第1識別情報を示すために使用され、前記第3フィールドが、第2識別情報を示すために使用され、当該方法は、
前記端末デバイスによって前記第2フィールドに基づき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているTBの数Lを決定することであり、Lは正の整数である、ことと、
前記端末デバイスによって前記第2フィールドに基づき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされている前記L個のTBのHARQプロセス番号を決定することであり、前記第2フィールドは8又は9ビットを有し、前記L個のTBの夫々のHARQプロセス番号はビットマップ方式で前記第2フィールドに基づき決定される、ことと、
前記端末デバイスによって、前記第1識別情報又は前記第2識別情報に基づき前記L個のTBの夫々のNDI情報を決定することと、
前記端末デバイスによって、前記L個のTBの夫々の前記決定されたHARQプロセス番号及び前記L個のTBの夫々の前記NDI情報に基づき、前記L個のTBを送信又は受信することと
を更に有する、
請求項7に記載の方法。
【0176】
実施において、ネットワークデバイスは、続く表に基づき1つ以上のTBのスケジューリング情報を決定してよい。スケジューリング情報は、次の、HARQプロセス番号、NDI(new data indicator)情報、及びRV、のうちの1つ以上の情報を含む。ネットワークデバイスは、ダウンリンク制御情報を使用することによってスケジューリング情報を送信する。
【0177】
端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたダウンリンク制御情報を受信し、表5に基づきスケジューリング情報を決定又はパースしてよい。端末デバイスは、決定されたスケジューリング情報に基づきデータを受信又は送信する。表5中、b0からb9は、10ビット又は10ビットの番号を表し、N(i)は、i番目のTBのNDI情報を表し、H(i)は、i番目のHARQプロセスに関連したTBがスケジューリングされているかどうかを表す。例えば、H(i)=1は、i番目のHARQプロセスがスケジューリングされていることを表し、H(i)=0は、i番目のHARQプロセスがスケジューリングされていないことを表す。HARQプロセスがスケジューリングされているかどうかはまた、HARQプロセス番号に対応するTBがスケジューリングされているかどうかとしても理解され得る。
【表9-1】
【表9-2】
【0178】
ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているトランスポートブロックTBの数Lは、代替的に、ダウンリンク制御情報によって示されているハイブリッド自動再送要求HARQプロセスの数Lであってよく、つまり、TBは、HARQプロセスと一対一の対応にある。
【0179】
留意されるべきは、NDI情報は、ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているデータが、新たに伝送されたTB又は再送されたTBであるかどうかを示し得る、ことである。例えば、NDI情報は、L個のTBの夫々のフィードバック情報を含んでもよく、TBのフィードバック情報は、TBの肯定応答情報とも呼ばれ得る。
【0180】
基地局は、DCIによってスケジューリングされているTBの数を決定し、各スケジューリングされているTBのHARQプロセスID、各TBのNDI、及びRVのうちの1つ以上を決定する。基地局が、第1方式でスケジューリング情報を示すと決定する場合には、第1ビットが1にセットされる。この場合に、第1フィールドが含まれ、第1フィールドは10ビットを含む。任意に、第1方式で、複数のスケジューリングされたHARQプロセスは連続しており、及び/又はNDI情報は、ビットマップ方式で第1フィールド(又は第1フィールド内のいくつかのビット)を使用することによって示される。
【0181】
代替的に、基地局が、第2方式でスケジューリング情報を示すと決定する場合には、第1ビットは0であり、第2ビットは1である。任意に、この場合に、ダウンリンク制御情報は、第2フィールド及び/又は第3フィールドを含む。第2フィールドは、最大N個のTBのHARQプロセス番号及び/又は第1識別情報を示すために使用され、第3フィールドは、第2識別情報を示すために使用される。第2識別子又は第1識別子は、新たに伝送された又は再送された情報を示すために使用され、あるいは、第2識別子又は第1識別子は、NDI情報を示すために使用される。第2フィールドは、8又は9ビットを含み、L個のTBの夫々のHARQプロセス番号は、ビットマップ方式で第2フィールドに基づき決定される。
【0182】
代替的に、基地局が、DCIによってスケジューリングされているTBの数が1又は2であると決定する場合には、第1ビットは0であり、第2ビットは0である。ダウンリンク制御情報は、第4フィールド及び/又は第5フィールドを含み、第4フィールドは、HARQプロセス番号及び/又はNDIを示すために使用され、第5フィールドは、冗長性バージョン(Redundancy Version,RV)を示すために使用される。
【0183】
ユーザ機器は、基地局によって送信されたダウンリンク制御情報DCIを受信する。ユーザ機器は、各TBのHARQプロセス番号、各TBのNDI、及びRVのうちの1つ以上を、DCIに基づき決定する。第1ビットが1である場合には、スケジューリング情報は第1方式で決定される。基地局が、第1方式でスケジューリング情報を示すと決定する場合には、第1ビットは1にセットされる。この場合に、第1フィールドが含まれ、第1フィールドは10ビットを含む。任意に、第1方式で、複数のスケジューリングされたHARQプロセスは連続しており、及び/又はNDI情報は、ビットマップ方式で第1フィールド(又は第1フィールド内のいくつかのビット)を使用することによって示される。
【0184】
代替的に、ユーザ機器は、第1ビットが0でありかつ第2ビットが1であることに基づき、第2方式でスケジューリング情報を決定する。任意に、この場合に、ダウンリンク制御情報は、第2フィールド及び/又は第3フィールドを含む。第2フィールドは、最大N個のTBのHARQプロセス番号及び/又は第1識別情報を示すために使用され、第3フィールドは、第2識別情報を示すために使用される。第2識別子又は第1識別子は、新たに伝送された又は再送された情報を示すために使用され、あるいは、第2識別子又は第1識別子は、NDI情報を示すために使用される。第2フィールドは、8又は9ビットを含み、L個のTBの夫々のHARQプロセス番号は、ビットマップ方式で第2フィールドに基づき決定される。
【0185】
代替的に、ユーザ機器は、第1ビットが0でありかつ第2ビットが0であることに基づき、DCIによってスケジューリングされているTBの数が1又は2であると決定する。ダウンリンク制御情報は、第4フィールド及び/又は第5フィールドを含み、第4フィールドは、HARQプロセス番号及び/又はNDIを示すために使用され、第5フィールドは、冗長性バージョン(Redundancy Version,RV)を示すために使用される。
【0186】
第2デバイスは、第1デバイスから第1情報を受信する。例えば、第1情報は、ダウンリンク制御情報(downlink control information,DCI)である。第1情報は、第1指示情報及び/又は第2指示情報を含む。第1指示情報は、スケジューリングされているTBの数が第1セット又は第2セットであることを示すために使用され、第1セットは第2セットとは異なり(第2セットに属しているが第1セットには属さない少なくとも1つの数量のTBが存在する)、あるいは、第1指示情報及び/又は第2指示情報は、複数のTBをスケジューリングする方式を示すために使用される。
【0187】
例となる記載において、第1セットに含まれるTBの数は1及び2である。すなわち、この場合に、第1情報は、スケジューリングされているTBの数が1又は2であることを示す。第2セットに含まれるTBの数は、{1,2,3,4,5,6,7,8}又は{3,4,5,6,7,8}である。
【0188】
例となる記載において、第1指示情報は第1フィールドを含み、第1フィールド内のビットxは、第1指示情報を示すために使用される。例えば、x=1である場合に、第1フィールドの第1状態(例えば、1)は、スケジューリングされているTBの数が第1セットに属することを示すために使用され、第1フィールドの第2状態(例えば、0)は、スケジューリングされているTBの数が第2セットに属することを示すために使用され、あるいは、x=2である場合に、第1フィールドの第1状態(例えば、00)は、スケジューリングされているTBの数が第1セットに属することを示すために使用され、第1フィールドの第2状態(例えば、01)は、スケジューリングされているTBの数が第2セットに属することを示すために使用される。
【0189】
例となる記載において、第1指示情報は1つ以上のフィールドを含み、第1指示情報内のビットxは、スケジューリングされているTBの数が第1セットに属するか、あるいは、1つ以上のTBが第1スケジューリングスキームを使用することによってスケジューリングされる、ことを示すために使用される。例えば、第1方式で、1つ以上のスケジューリングされているTBは、全て、新たに伝送されたTB又は再送されたTBである。例えば、第1方式で、複数のスケジューリングされたTBに関連したHARQプロセスは、連続又は不連続である。つまり、この場合に、HARQプロセス番号は、第2フィールドを使用することによってビットマップ方式で示される。
【0190】
例となる記載において、第1情報は第1指示情報及び第2指示情報を含む。第1指示情報は、1つ以上のフィールドを含み、第2指示情報は、1つ以上のフィールドを含む。第1指示情報内のビットxは、1つ以上のTBが第2スケジューリングスキームを使用することによってスケジューリングされ、スケジューリングされているTBの数が第1セットに属するか、あるいは、1つ以上のTBが第1スケジューリングスキームを使用することによって又は第2方式でスケジューリングされることを示すために使用される、ことを示すために使用される。例えば、第1方式で、1つ以上のスケジューリングされているTBは、全て、新たに伝送されたTB又は再送されたTBである。例えば、第1方式で、複数のスケジューリングされたTBに関連したHARQプロセスは、第2フィールドを使用することによってビットマップ方式で示される。例えば、第2方式で、複数のスケジューリングされたTBに関連したHARQプロセスは連続している。
【0191】
上記のHARQプロセスが連続的であることはまた、1つ以上のスケジューリングされているTBのHARQプロセス番号が最初のHARQプロセス番号及びスケジューリングされているTBの数に基づき決定されることとしても理解され得る。
【0192】
シグナリングオーバーヘッドは、本願のこの実施形態で提供される他の通信方法を使用することによって有効に低減され得る。
【0193】
本願は、更なる他の通信方法を提供する。方法は、
図1に示される通信システム内の端末デバイスに適用されてよい
。
【0194】
各TBのHARQプロセス番号は0から7までの範囲に及ぶ。各TBのNDIは2つの値を有する。DCIが1つのTBをスケジューリングする場合に、8(HARQプロセスID値の数である)×2(とり得るNDI値の数である)=16個の組み合わせが存在する。DCIが2つのTBをスケジューリングする場合に、28(2つのTBのHARQプロセスIDの組み合わせの数である)×4(2つのTBのとり得るNDI値の数である)=112個の組み合わせが存在する。従って、1つのTB及び2つのTBのスケジューリングには、全部で16+112=128個の組み合わせがある。従って、DCIには、そのDCIによってスケジューリングされている1つのトランスポートブロックTBについてのHARQプロセッサID及びNDIを示すか、あるいは、そのDCIによってスケジューリングされている2つのTBの夫々についてのHARQプロセスID又はNDIを示す7つのビットがある。DCIが1つのTBをスケジューリングする場合に、TBのHARQプロセスIDの値は、0から7までの範囲に及び、TBのニューデータインジケータがDCIで示される必要がある。DCIが2つのTBをスケジューリングする場合に、1つのTB(1番目のTBとも呼ばれ得る)のHARQプロセスIDの値は、0から7までの範囲に及び、他のTB(2番目のTBとも呼ばれ得る)のHARQプロセスIDの値は、0から7までの範囲に及ぶが、1番目のTBのHARQプロセスIDは、2番目のTBのHARQプロセスIDとは異なる。2つのTBの各々のNDIがDCIで示される必要がある。
【0195】
DCIの7つのビットのうちの1つは、第1TBのNDIである。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされているN個のTBのうちの1つである。N=1又はN=2である。DCIの7つのビットのうちの3つは、{0~7}でHARQプロセスID1を示し、DCIの7つのビットのうちの他の3つは、{0~7}でHARQプロセスID2を示す。HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と同じであってよい。代替的に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と異なってもよい。1つのTBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID1であり、もう1つのTBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID2である。
【0196】
HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値と同じである場合に、それは、DCIが1つのTBをスケジューリングすることを示し、TBのHARQプロセスID=HARQプロセスID1=HARQプロセスID2である。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値とは異なる場合に、それは、DCIが2つのTBをスケジューリングすることを示す。
【0197】
HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが0に等しいことを示す。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが1に等しいことを示す。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1番目のTBである。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2番目のTBのNDIが0に等しいことを示す。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2番目のTBのNDIが1に等しいことを示す。例えば、2つのスケジューリングされているTBにおいて、一方のTBのHARQプロセスIDはHARQプロセスID1であり、他方のTBのHARQプロセスIDはHARQプロセスID2である。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの一方であり、第2TBは、2つのスケジューリングされているTBのうちの第1TB以外の他のTBである。第1TBのHARQプロセス番号はHARQプロセスID1であり、第2TBのHARQプロセス番号はHARQプロセスID2である。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている第2TBのNDIが0に等しいことを示す。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている第2TBのNDIが1に等しいことを示す。
【0198】
代替的に、HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが0に等しいことを示す。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが1に等しいことを示す。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1番目のTBである。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2番目のTBのNDIが0に等しいことを示す。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2番目のTBのNDIが1に等しいことを示す。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの一方であり、第2TBは、2つのスケジューリングされているTBのうちの第1TB以外の他のTBである。第1TBのHARQプロセス番号はHARQプロセスID1であり、第2TBのHARQプロセス番号はHARQプロセスID2である。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている第2TBのNDIが0に等しいことを示す。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている第2TBのNDIが1に等しいことを示す。
【0199】
基地局は、DCIによってスケジューリングされているTBの数、各スケジューリングされているTBのHARQプロセスID、及び各スケジューリングされているTBのNDIを決定する。DCIによってスケジューリングされているTBの数が1に等しいと基地局が決定する場合に、基地局は、DCIの1ビットを使用することによってTBのNDIを示し、DCIの3ビットを使用することによって範囲{0~7}でHARQプロセスID1を示し、DCIの3ビットを使用することによって範囲{0~7}でHARQプロセスID2を示し、HARQプロセスID1はHARQプロセスID2に等しい。
【0200】
DCIによってスケジューリングされているTBの数が2に等しいと基地局が決定する場合に、基地局は、DCIの1ビットを使用することによって第1TBのNDIを示し、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1つであり,第2TBは、2つのスケジューリングされているTBのうちの第1TB以外の他のTBである。第1TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID1であり、第2TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID2である。基地局は、DCIの3ビットを使用することによって範囲{0~7}でHARQプロセスID1を示し、DCIの3ビットを使用することによって範囲{0~7}でHARQプロセスID2を示し、HARQプロセスID1はHARQプロセスID2に等しくない。第2TBのNDIが0に等しいと基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも小さい。第2TBのNDIが1に等しいと基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも大きい。代替的に、第2TBのNDIが0に等しいと基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも大きい。第2TBのNDIが1に等しいと基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも小さい。
【0201】
ユーザ機器は、基地局によって送信されたダウンリンク制御情報DCIを受信する。DCIの7つのビットは、DCIによってスケジューリングされているTBの数を示す。DCIによってスケジューリングされている各TBのHARQプロセスIDが決定され、DCIによってスケジューリングされている各TBのNDIが決定される。DCIの7つのビットのうちの1つは、第1TBのNDIである。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされているN個のTBのうちの1つである。N=1又はN=2である。DCIの7つのビットのうちの3つは、{0~7}でHARQプロセスID1を示し、DCIの7つのビットのうちの他の3つは、{0~7}でHARQプロセスID2を示す。HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と同じであってよい。代替的に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と異なってもよい。
【0202】
HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値と同じである場合に、ユーザ機器は、DCIが1つのTBをスケジューリングすることを決定し、TBのHARQプロセスID=HARQプロセスID1=HARQプロセスID2である。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値とは異なる場合に、ユーザ機器は、DCIが2つのTBをスケジューリングすることを決定する。第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1つであり、第2TBは、2つのスケジューリングされているTBうちの第1TB以外の他のTBである。第1TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID1であり、第2TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID2である。
【0203】
HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TBのNDIが0に等しいことを決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2他のTBのNDIが1に等しいことを決定する。
【0204】
代替的に、HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TBのNDIが0に等しいことを決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TBのNDIが1に等しいことを決定する。
【0205】
【0206】
スケジューリングされているTBの数が1又は2である場合に、NDI及びHARQプロセスID(HARQプロセス番号)は、表7に示されるように示されてもよい。
【表11】
【0207】
表7中、1つのTB:HARQプロセスID=HARQプロセスID2、2つのTB:HARQプロセスID1≠HARQプロセスID2、HARQプロセスID1<HARQプロセスID2の場合に、2番目のTBについてNDI=0、HARQプロセスID1>HARQプロセスID2の場合に、2番目のTBについてNDI=1。
【0208】
シグナリングオーバーヘッドは、本願のこの実施形態で提供される更なる他の通信方法を使用することによって有効に低減され得る。
【0209】
本願は、通信方法を更に提供する。方法は、
図1に示される通信システム内の端末デバイスに適用されてよい
。
【0210】
各トランスポートブロック(transport block,TB)のHARQの値は0からN-1までの範囲に及ぶ。各TBのニューデータインジケータ(new data indicator,NDI)は2つの値を有する。ダウンリンク制御情報(downlink control information,DCI)が1つのTBをスケジューリングする場合に、N(HARQプロセスID値の数である)×2(とり得るNDI値の数である)=2N個の組み合わせが存在する。DCIが2つのTBをスケジューリングする場合に、C・2/N(2つのTBのHARQプロセスIDの組み合わせの数であり、2つのHARQプロセスはN個のHARQプロセスから選択される)×4(2つのTBのとり得るNDI値の数である)=2×C2/N個の組み合わせが存在する。従って、1つのTB及び2つのTBのスケジューリングには、全部で2N+2×C・2/N個の組み合わせがある。従って、M1=log2(2N+2×C・2/N)個のビットがDCIで必要とされる。代替的に、1つのTB及び2つのTBのスケジューリングは、全部でM2=2+2×log2(N)ビットを占有する。
【0211】
任意に、DCIのlog2(N)ビットは、HARQプロセスID1(第1TBに対応するHARQプロセスとも呼ばれ得る)を示すために使用され、DCIの他のlog2(N)ビットは、HARQプロセスID2(2つのTBがスケジューリングされる場合に、第1TB以外のもう1つのTBに対応するHARQプロセスとも呼ばれ得る)を示すために使用される。HARQプロセスID1がHARQプロセスID2と等しい場合に、それは、1つのTBがスケジューリングされることを示し、HARQプロセスID1がHARQプロセスID2と等しくない場合に、それは、2つのTBがスケジューリングされることを示す。ここで、HARQプロセスID1がHARQプロセスID2と等しいことは、HARQプロセスID1及びHARQプロセスID2のビット値又は状態が同じであることを意味し、HARQプロセスID1がHARQプロセスID2と等しくないことは、HARQプロセスID1及びHARQプロセスID2のビット値又は状態が異なることを意味する。
【0212】
任意に、DCIの1ビットは、HARQプロセスID1に対応するNDIを示すために使用される。DCIのもう1ビットは、HARQプロセスID2に対応するNDIを示すために使用される。任意に、スケジューリングされているTBの数が1である場合に、HARQプロセスID2に対応するNDIを示すために使用されているもう1つのビットは無視されるか、又は存在せず、あるいは、HARQプロセスID1に対応するNDIを示すために使用されるビットと同じ値を有する。
【0213】
例えば、N=8である場合に、3ビットは、HARQプロセスID1を示すために使用され、他の3ビットは、HARQプロセスID2を示すために使用され、1ビットは、HARQプロセスID1に対応するNDIを示すために使用され、もう1ビットは、HARQプロセスID2に対応するNDIを示すために使用される。
【0214】
任意に、DCIの1ビットは、HARQプロセスID1に対応するNDIを示すために使用される。HARQプロセスID1がHARQプロセスID2と等しくない、つまり、2つのTBがスケジューリングされる場合に、HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きいならば、それは、HARQプロセスID2に対応するNDIの値が、HARQプロセスID1に対応するNDIの値と同じであることを示し、あるいは、HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さいならば、それは、HARQプロセスID2に対応するNDIの値が、HARQプロセスID1に対応するNDIの値とは異なることを示す。
【0215】
任意に、DCIの1ビットは、HARQプロセスID1に対応するNDIを示すために使用される。HARQプロセスID1がHARQプロセスID2に等しくない、つまり、2つのTBがスケジューリングされる場合に、HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きいならば、それは、HARQプロセスID2に対応するNDIの値が、HARQプロセスID1に対応するNDIの値とは異なることを示し、あるいは、HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さいならば、それは、HARQプロセスID2に対応するNDIの値が、HARQプロセスID1に対応するNDIの値と同じであることを示す。
【0216】
基地局は、DCIによってスケジューリングされているTBの数、各スケジューリングされているTBのHARQプロセスID、及び各スケジューリングされているTBのNDIを決定する。DCIによってスケジューリングされているTBの数が1に等しいと基地局が決定する場合に、基地局は、DCIの1ビットを使用することによってTBのNDIを示し、DCIのlog2(N)ビットを使用することによって範囲{0~N-1}でHARQプロセスID1を示し、DCIのlog2(N)ビットを使用することによって範囲{0~N-1}でHARQプロセスID2を示し、HARQプロセスID1はHARQプロセスID2に等しい。
【0217】
DCIによってスケジューリングされているTBの数が2に等しいと基地局が決定する場合に、基地局は、DCIの1ビットを使用することによって第1TBのNDIを示し、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1つであり,第2TBは、2つのスケジューリングされているTBのうちの第1TB以外の他のTBである。第1TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID1であり、第2TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID2である。基地局は、DCIのlog2(N)ビットを使用することによって範囲{0~N-1}でHARQプロセスID1を示し、DCIのlog2(N)ビットを使用することによって範囲{0~N-1}でHARQプロセスID2を示し、HARQプロセスID1はHARQプロセスID2に等しくない。第2TBのNDIが第1TBのNDIと同じであると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも小さく、あるいは、第2TBのNDIが第1TBのNDIとは異なると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも大きい。代替的に、第2TBのNDIが第1TBのNDIと同じであると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも大きく、あるいは、第2TBのNDIが第1TBのNDIとは異なると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも小さい。
【0218】
ユーザ機器は、基地局によって送信されたダウンリンク制御情報DCIを受信する。DCIのM1個のビットは、DCIによってスケジューリングされているTBの数を示す。DCIによってスケジューリングされている各TBのHARQプロセスIDが決定され、DCIによってスケジューリングされている各TBのNDIが決定される。DCIのM1個のビットのうちの1つは、第1TBのNDIである。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされているQ個のTBのうちの1つである。Q=1又はQ=2である。DCIのM1個のビットのうちのlog2(N)個は、{0~N-1}でHARQプロセスID1を示し、DCIのM1個つのビットのうちの他のlog2(N)個は、{0~N-1}でHARQプロセスID2を示す。HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と同じであってよい。代替的に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と異なってもよい。
【0219】
HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値と同じである場合に、ユーザ機器は、DCIが1つのTBをスケジューリングすることを決定し、TBのHARQプロセスID=HARQプロセスID1=HARQプロセスID2である。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値とは異なる場合に、ユーザ機器は、DCIが2つのTBをスケジューリングすることを決定する。第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1つであり、第2TBは、2つのスケジューリングされているTBうちの第1TB以外の他のTBである。第1TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID1であり、第2TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID2である。
【0220】
任意に、DCIのM1個のビットのうちの1つは、第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIを示し、端末デバイスは、そのビットに基づき、第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIを決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、ユーザ機器は、DCIのM2個のビットのうちのもう1ビットに基づき、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIを決定する。
【0221】
任意に、DCIのM1個のビットのうちの1つは、第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIを示し、端末デバイスは、そのビットに基づき、第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIを決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合には、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TBに対応するNDIと同じであると決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合には、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIとは異なると決定する。
【0222】
代替的に、HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TBに対応するNDIとは異なると決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIと同じであると決定する。
【0223】
例えば、N=8、M1=7である場合に、DCIには、そのDCIによってスケジューリングされている1つのトランスポートブロックTBについてのHARQプロセッサID及びNDIを示すか、あるいは、そのDCIによってスケジューリングされている2つのTBの夫々についてのHARQプロセスID又はNDIを示す7つのビットがある。DCIが1つのTBをスケジューリングする場合に、TBのHARQプロセスIDの値は、0から7までの範囲に及び、TBのニューデータインジケータがDCIで示される必要がある。DCIが2つのTBをスケジューリングする場合に、1つのTB(1番目のTBとも呼ばれ得る)のHARQプロセスIDの値は、0から7までの範囲に及び、他のTB(2番目のTBとも呼ばれ得る)のHARQプロセスIDの値は、0から7までの範囲に及び、前のTBのHARQプロセスの値とは異なっており、1番目のTBのHARQプロセスIDは、2番目のTBのHARQプロセスIDとは異なる。2つのTBの各々のNDIがDCIで示される必要がある。
【0224】
DCIの7つのビットのうちの1つは、第1TBのNDIである。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされているQ個のTBのうちの1つである。Q=1又はQ=2である。DCIの7つのビットのうちの3つは、{0~7}でHARQプロセスID1を示し、DCIの7つのビットのうちの他の3つは、{0~7}でHARQプロセスID2を示す。HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と同じであってよい。代替的に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と異なってもよい。1つのTBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID1であり、もう1つのTBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID2である。
【0225】
HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値と同じである場合に、それは、DCIが1つのTBをスケジューリングすることを示し、TBのHARQプロセスID=HARQプロセスID1=HARQプロセスID2である。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値とは異なる場合に、それは、DCIが2つのTBをスケジューリングすることを示す。
【0226】
DCIの1ビットは、HARQプロセスID1又は第1TBに対応するNDIを示すために使用される。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが第1TBのNDIと同じであるか、あるいは、HARQプロセスID2のNDIがHARQプロセスID1のNDIと同じであることを示す。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが第1TBのNDIとは異なるか、あるいは、HARQプロセスID2のNDIがHARQプロセスID1のNDIとは異なることを示す。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1番目のTBである。
【0227】
代替的に、DCIの1ビットは、HARQプロセスID1又は第1TBに対応するNDIを示すために使用される。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが第1TBのNDIとは異なるか、あるいは、HARQプロセスID2のNDIがHARQプロセスID1のNDIとは異なることを示す。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが第1TBのNDIと同じであるか、あるいは、HARQプロセスID2のNDIがHARQプロセスID1のNDIと同じであることを示す。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1番目のTBである。
【0228】
基地局は、DCIによってスケジューリングされているTBの数、各スケジューリングされているTBのHARQプロセスID、及び各スケジューリングされているTBのNDIを決定する。DCIによってスケジューリングされているTBの数が1に等しいと基地局が決定する場合に、基地局は、DCIの1ビットを使用することによってTBのNDIを示し、DCIの3ビットを使用することによって範囲{0~7}でHARQプロセスID1を示し、DCIの3ビットを使用することによって範囲{0~7}でHARQプロセスID2を示し、HARQプロセスID1はHARQプロセスID2に等しい。
【0229】
DCIによってスケジューリングされているTBの数が2に等しいと基地局が決定する場合に、基地局は、DCIの1ビットを使用することによって第1TBのNDIを示し、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1つであり,第2TBは、2つのスケジューリングされているTBのうちの第1TB以外の他のTBである。第1TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID1であり、第2TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID2である。基地局は、DCIの3ビットを使用することによって範囲{0~7}でHARQプロセスID1を示し、DCIの3ビットを使用することによって範囲{0~7}でHARQプロセスID2を示し、HARQプロセスID1はHARQプロセスID2に等しくない。第2TBのNDIが第1TBのNDIと同じであると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも小さく、あるいは、第2TBのNDIが第1TBのNDIとは異なると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも大きい。代替的に、第2TBのNDIが第1TBのNDIと同じであると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも大きく、あるいは、第2TBのNDIが第1TBのNDIとは異なると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも小さい。
【0230】
ユーザ機器は、基地局によって送信されたダウンリンク制御情報DCIを受信する。DCIの7つのビットは、DCIによってスケジューリングされているTBの数を示す。DCIによってスケジューリングされている各TBのHARQプロセスIDが決定され、DCIによってスケジューリングされている各TBのNDIが決定される。DCIの7つのビットのうちの1つは、第1TBのNDIである。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされているQ個のTBのうちの1つである。Q=1又はQ=2である。DCIの7つのビットのうちの3つは、{0~7}でHARQプロセスID1を示し、DCIの7つのビットのうちの他の3つは、{0~7}でHARQプロセスID2を示す。HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と同じであってよい。代替的に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と異なってもよい。
【0231】
HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値と同じである場合に、ユーザ機器は、DCIが1つのTBをスケジューリングすることを決定し、TBのHARQプロセスID=HARQプロセスID1=HARQプロセスID2である。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値とは異なる場合に、ユーザ機器は、DCIが2つのTBをスケジューリングすることを決定する。第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1つであり、第2TBは、2つのスケジューリングされているTBうちの第1TB以外の他のTBである。第1TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID1であり、第2TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID2である。
【0232】
任意に、DCIの7つのビットのうちの1つは、第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIを示し、端末デバイスは、そのビットに基づき、第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIを決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TBに対応するNDIと同じであると決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合には、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIとは異なると決定する。
【0233】
代替的に、HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TBに対応するNDIとは異なると決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIと同じであると決定する。
【0234】
例えば、N=4、M1=5である場合に、DCIにおいて、M1ビットは、そのDCIによってスケジューリングされている1つのトランスポートブロックTBについてのHARQプロセッサID及びNDIを示すか、あるいは、そのDCIによってスケジューリングされている2つのTBの夫々についてのHARQプロセスID又はNDIを示す。DCIが1つのTBをスケジューリングする場合に、TBのHARQプロセスIDの値は、0から3までの範囲に及び、TBのニューデータインジケータがDCIで示される必要がある。DCIが2つのTBをスケジューリングする場合に、1つのTB(1番目のTBとも呼ばれ得る)のHARQプロセスIDの値は、0から3までの範囲に及び、他のTB(2番目のTBとも呼ばれ得る)のHARQプロセスIDの値は、0から3までの範囲に及び、前のTBのHARQプロセスの値とは異なるが、1番目のTBのHARQプロセスIDは、2番目のTBのHARQプロセスIDとは異なる。2つのTBの各々のNDIがDCIで示される必要がある。
【0235】
DCIの5つのビットのうちの1つは、第1TBのNDIである。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされているQ個のTBのうちの1つである。Q=1又はQ=2である。DCIの5つのビットのうちの2つは、{0~3}でHARQプロセスID1を示し、DCIの5つのビットのうちの他の2つは、{0~3}でHARQプロセスID2を示す。HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と同じであってよい。代替的に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と異なってもよい。1つのTBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID1であり、もう1つのTBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID2である。
【0236】
HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値と同じである場合に、それは、DCIが1つのTBをスケジューリングすることを示し、TBのHARQプロセスID=HARQプロセスID1=HARQプロセスID2である。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値とは異なる場合に、それは、DCIが2つのTBをスケジューリングすることを示す。
【0237】
DCIの1ビットは、HARQプロセスID1又は第1TBに対応するNDIを示すために使用される。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが第1TBのNDIと同じであるか、あるいは、HARQプロセスID2のNDIがHARQプロセスID1のNDIと同じであることを示す。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが第1TBのNDIとは異なるか、あるいは、HARQプロセスID2のNDIがHARQプロセスID1のNDIとは異なることを示す。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1番目のTBである。
【0238】
代替的に、DCIの1ビットは、HARQプロセスID1又は第1TBに対応するNDIを示すために使用される。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが第1TBのNDIとは異なるか、あるいは、HARQプロセスID2のNDIがHARQプロセスID1のNDIとは異なることを示す。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、それは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの第1TB以外の他のTBのNDIが第1TBのNDIと同じであるか、あるいは、HARQプロセスID2のNDIがHARQプロセスID1のNDIと同じであることを示す。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1番目のTBである。
【0239】
基地局は、DCIによってスケジューリングされているTBの数、各スケジューリングされているTBのHARQプロセスID、及び各スケジューリングされているTBのNDIを決定する。DCIによってスケジューリングされているTBの数が1に等しいと基地局が決定する場合に、基地局は、DCIの1ビットを使用することによってTBのNDIを示し、DCIの2ビットを使用することによって範囲{0~3}でHARQプロセスID1を示し、DCIの3ビットを使用することによって範囲{0~3}でHARQプロセスID2を示し、HARQプロセスID1はHARQプロセスID2に等しい。
【0240】
DCIによってスケジューリングされているTBの数が2に等しいと基地局が決定する場合に、基地局は、DCIの1ビットを使用することによって第1TBのNDIを示し、第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1つであり,第2TBは、2つのスケジューリングされているTBのうちの第1TB以外の他のTBである。第1TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID1であり、第2TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID2である。基地局は、DCIの2ビットを使用することによって範囲{0~3}でHARQプロセスID1を示し、DCIの2ビットを使用することによって範囲{0~3}でHARQプロセスID2を示し、HARQプロセスID1はHARQプロセスID2に等しくない。第2TBのNDIが第1TBのNDIと同じであると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも小さく、あるいは、第2TBのNDIが第1TBのNDIとは異なると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも大きい。代替的に、第2TBのNDIが第1TBのNDIと同じであると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも大きく、あるいは、第2TBのNDIが第1TBのNDIとは異なると基地局が決定する場合に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値よりも小さい。
【0241】
ユーザ機器は、基地局によって送信されたダウンリンク制御情報DCIを受信する。DCIの5つのビットは、DCIによってスケジューリングされているTBの数を示す。DCIによってスケジューリングされている各TBのHARQプロセスIDが決定され、DCIによってスケジューリングされている各TBのNDIが決定される。DCIの5つのビットのうちの1つは、第1TBのNDIである。例えば、第1TBは、DCIによってスケジューリングされているQ個のTBのうちの1つである。Q=1又はQ=2である。DCIの5つのビットのうちの2つは、{0~3}でHARQプロセスID1を示し、DCIの5つのビットのうちの他の2つは、{0~3}でHARQプロセスID2を示す。HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と同じであってよい。代替的に、HARQプロセスID1の値は、HARQプロセスID2の値と異なってもよい。
【0242】
HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値と同じである場合に、ユーザ機器は、DCIが1つのTBをスケジューリングすることを決定し、TBのHARQプロセスID=HARQプロセスID1=HARQプロセスID2である。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値とは異なる場合に、ユーザ機器は、DCIが2つのTBをスケジューリングすることを決定する。第1TBは、DCIによってスケジューリングされている2つのTBのうちの1つであり、第2TBは、2つのスケジューリングされているTBうちの第1TB以外の他のTBである。第1TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID1であり、第2TBのHARQプロセス番号は、HARQプロセスID2である。
【0243】
任意に、DCIの5つのビットのうちの1つは、第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIを示し、端末デバイスは、そのビットに基づき、第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIを決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TBに対応するNDIと同じであると決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合には、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIとは異なると決定する。
【0244】
代替的に、HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも小さい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TBに対応するNDIとは異なると決定する。HARQプロセスID1の値がHARQプロセスID2の値よりも大きい場合に、ユーザ機器は、DCIによってスケジューリングされている第2TB(つまり、HARQプロセスID2)に対応するNDIが第1TB(又はHARQプロセスID1)に対応するNDIと同じであると決定する。
【0245】
上記の実施は、矛盾がない場合には互いに組み合わされてよい。
【0246】
上記の実施において、NDIの同じ又は異なる値の意味は、同じ又は異なるNDIの意味と同じである。
【0247】
シグナリングオーバーヘッドは、本願のこの実施形態で提供される更なる他の通信方法を使用することによって、有効に低減され得る。
【0248】
拡張したマシンタイプ通信(enhanced machine type communication,eMTC)システム及び他の進化したシステム(例えば、更なるeMTC、FeMTC;より一層の更なるeMTC、eFeMTC;及び追加MTC、AMTC)は、LTEから派生したシステムである。リリース14以前のバージョンでは、これらのシステムが実装されて(インバンドモードで動作する)、実際に開発されていた。MTC UEのバッテリ寿命は、通常、10年以上であると期待される。しかし、NR(new radio)は、商業的に使用されようとしている。NR及びLTE(Long Term Evolution)の共存が重要なシナリオになる。更に、NRは、将来のスペクトル展開では、LTEに徐々に取って代わる可能性が高い。デプロイされているMTC UEがまだ比較的に長いバッテリ寿命を有していることを考えると、MTCシステム及びNRシステムは、同時に現れる可能性が高い。従って、MTCシステムはNR周波数帯域で動作し、どのようにMTCシステムとNRシステムとの間の干渉を回避するかは、検討される必要がある重要な問題である。ダウンリンクで、LTEシステムは中央の直流サブキャリアを含み、リソースブロック(Resource block,RB)ではカウントされず、NRシステムは中央の直流サブキャリアを含まず、LTEのチャネルグリッドとNRのチャネルグリッドとは整列されない可能性があるので、LTE及びNRのRBは整列されない。NR側で留保されるリソースを減らすよう、LTEがNRと整列されないサブキャリアは、既存の技術ではパンクチャ(puncture)される。しかし、既存の技術で解決されていない問題は、パンクチャが°の周波数リソースのエッジで実行されるかということである。
【0249】
それに基づき、本願は通信方法を提供する。方法は、
図1に示される通信システム内の端末デバイスに適用されてよい
。
【0250】
実施可能な様態で、端末デバイスは第1情報を受信する。第1情報は、第1リソースをパンクチャする位置及びサブキャリアの数を示すために使用され、第1リソースはN個のRB又はM個のナローバンドを含み、Nは1以上の整数であり、Mは1以上の整数である。例えば、N=1又はM=1である。
【0251】
任意に、ネットワークデバイスは第1情報を送信する。第1情報は、第1リソースをパンクチャする位置及びサブキャリアの数を示すために使用され、第1リソースはN個のRB又はM個のナローバンドを含み、Nは1以上の整数であり、Mは1以上の整数である。例えば、N=1又はM=1である。
【0252】
任意に、M又はN個のナローバンドは、ネットワークデバイスによって設定される。具体的に言えば、ネットワークデバイスは、第2情報を送信し、第2情報は、M又はNを示すために使用され、端末デバイスは、第2情報を受信し、第2情報に基づきM又はNを決定する。
【0253】
任意に、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された第3情報を受信し、第3情報は、第1リソースがN個のRB又はM個のナローバンドであることを示すために使用される。端末デバイスは、第3情報に基づき、第1リソースがN個のRB又はM個のナローバンドを含むことを決定する。すなわち、この場合に、第3情報は、第1リソースの粒度を示す、粒度は、ナローバンド又はRBであってよい。
【0254】
任意に、N又はMは、予め定義されるか、あるいは、システム帯域幅に基づき決定される。例えば、システム帯域幅は1.4MHz又は6RBであり、N=6又はM=1である。
【0255】
例えば、システム帯域幅が3MHz又は15RBである場合に、N=6又はM=1である。任意に、端末デバイスは、第1情報に基づき、システム帯域幅が3MHzである場合の1つのナローバンドが、0と番号付けされたナローバンド又は1と番号付けされたナローバンドであるかどうかを決定する。任意に、ネットワークデバイスは第4情報を送信し、端末デバイスは第4情報を受信し、第4情報は、M個のナローバンド位置を示すために使用される。システム帯域幅が3MHzである場合の第4情報は、1つのナローバンドが、0と番号付けされたナローバンド又は1と番号付けされたナローバンドであるかどうかを示すために使用される。この場合に、ユーザ機器は、第4情報に基づき、システム帯域幅が3MHzである場合の1つのナローバンドが、0と番号付けされたナローバンド又は1と番号付けされたナローバンドであるかどうかを決定する。
【0256】
例えば、システム帯域幅が5MHz又は25RBである場合に、N=12又はM=2である。任意に、端末デバイスは、第1情報に基づき、システム帯域幅が5MHzである場合の2つのナローバンドが、0及び1と番号付けされたナローバンド又は2及び3と番号付けされたナローバンドであるかどうかを決定する。任意に、ネットワークデバイスは第4情報を送信し、端末デバイスは第4情報を受信し、第4情報は、M個のナローバンド位置を示すために使用される。システム帯域幅が5MHzである場合に、第4情報は、2つのナローバンドが、0及び1と番号付けされたナローバンド又は2及び3と番号付けされたナローバンドであるかどうかを示すために使用される。この場合に、ユーザ機器は、第4情報に基づき、システム帯域幅が5MHzである場合の2つのナローバンドが、0及び1と番号付けされたナローバンド又は2及び3と番号付けされたナローバンドであるかどうかを決定する。
【0257】
例えば、システム帯域幅が10MHz又は50RBである場合に、N=48又はM=8である。任意に、端末デバイスは、第1情報に基づき、システム帯域幅が10MHzである場合の8つのナローバンドが0、1、2、3、4、5、6、及び7と番号付けされたナローバンドであることを決定する。任意に、ネットワークデバイスは第4情報を送信し、端末デバイスは第4情報を受信し、第4情報は、M個のナローバンド位置を示すために使用される。第4情報は、システム帯域幅が10MHzである場合の8つのナローバンドが0、1、2、3、4、5、6、及び7と番号付けされたナローバンドであることを示すために使用される。この場合に、ユーザ機器は、第4情報に基づき、システム帯域幅が10MHzである場合の8つのナローバンドが0、1、2、3、4、5、6、及び7と番号付けされたナローバンドであることを決定する。
【0258】
例えば、システム帯域幅が15MHz又は75RBである場合に、N=36又はM=6である。任意に、端末デバイスは、第1情報に基づき、システム帯域幅が15MHzである場合の6つのナローバンドが、0、1、2、3、4、及び5と番号付けされたナローバンド又は6、7、8、9、10、及び11と番号付けされたナローバンドであるかどうかを決定する。任意に、ネットワークデバイスは第4情報を送信し、端末デバイスは第4情報を受信し、第4情報は、M個のナローバンド位置を示すために使用される。第4情報は、システム帯域幅が15MHzである場合の6つのナローバンドが、0、1、2、3、4、及び5と番号付けされたナローバンド又は6、7、8、9、10、及び11と番号付けされたナローバンドであるかどうかを示すために使用される。この場合に、ユーザ機器は、第4情報に基づき、システム帯域幅が15MHzである場合の6つのナローバンドが、0、1、2、3、4、及び5と番号付けされたナローバンド又は6、7、8、9、10、及び11と番号付けされたナローバンドであるかどうかを決定する。
【0259】
例えば、システム帯域幅が20MHz又は100RBである場合に、N=96又はM=16である。任意に、端末デバイスは、第1情報に基づき、システム帯域幅が20MHzである場合の16個のナローバンドが0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、及び15と番号付けされたナローバンドであることを決定する。任意に、ネットワークデバイスは第4情報を送信し、端末デバイスは第4情報を受信し、第4情報は、M個のナローバンド位置を示すために使用される。第4情報は、システム帯域幅が20MHzである場合の16個のナローバンドが0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、及び15と番号付けされたナローバンドであることを示すために使用される。この場合に、ユーザ機器は、第4情報に基づき、システム帯域幅が20MHzである場合の16個のナローバンドが0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、及び15と番号付けされたナローバンドであることを決定する。
【0260】
上記の実施は、矛盾がない場合には互いに組み合わされてよい。
【0261】
既存の技術では、1つのDCIが複数のトランスポートブロック(transport block)をスケジューリングことが許されている。カバレッジ拡張Bでのユーザ端末については、最大4個のTBがスケジューリングされ得る。既存の技術では、10ビットが、NDI、HARQプロセス番号、スケジューリングされているTBの数、及びMCSを示すために使用される。しかし、簡単にかつ明りょうに記述及び解釈するための対応する方法はない。
【0262】
それに基づき、本願は通信方法を提供する。方法は、
図1に示される通信システム内の端末デバイスに適用されてよい
。
【0263】
1.情報処理方法であって、
端末デバイスによって、ネットワークデバイスからダウンリンク制御情報を受信することであり、前記ダウンリンク制御情報は、最大N個のトランスポートブロックTBをスケジューリング可能であり、Nは正の整数であり、前記ダウンリンク制御情報は第1ビット及び第2ビットを含み、前記第1ビットはMビットを有し、前記第2ビットはPビットを有し、M及びPは1以上の整数である、前記受信することと、
前記端末デバイスによって前記第2ビットに基づき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているTBの数Lを決定することと、
前記端末デバイスによって前記第1ビットに基づき、前記L個のTBに対応するハイブリッド自動再送要求HARQプロセス番号及び前記L個のTBのニューデータインジケータNDI情報のうちの少なくとも1つを決定することと、
前記端末デバイスによって、前記第2ビット及び/又は前記第1ビットに基づき、変調及び復調スキームMCSを決定することと、
前記端末デバイスによって、前記スケジューリングされているTBの数L、前記L個のTBに対応する前記HARQプロセス番号、前記L個のTBに対応するNDI、及び前記MCSに基づき情報を伝送することと
を有する方法。
【0264】
2.前記端末デバイスによって前記第2ビットに基づき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているTBの数Lを決定することは、
前記端末デバイスによって、3に関して前記第2ビットに対応する第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた値に基づき、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる前記TBの数Lを決定することを有する、
請求項1に記載の方法。
【0265】
3.3に関して前記第2ビットに対応する前記第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた前記値は0であり、L=1又は2であり、
3に関して前記第2ビットに対応する前記第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた前記値は1であり、L=3であり、かつ/あるいは、
3に関して前記第2ビットに対応する前記第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた前記値は2であり、L=4である、
請求項2に記載の方法。
【0266】
4.L=1又は2であり、前記第1ビット内の2つのビットは、第1HARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の2つのビットは、第2HARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の1つのビットは、第1TBに対応するNDIを示すために使用され、
前記第1HARQプロセス番号が前記第2HARQプロセス番号に等しい場合に、L=1であり、
前記第1HARQプロセス番号が前記第2HARQプロセス番号よりも大きい場合に、L=2であり、2つのTBのうちの前記第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で大きい方のHARQプロセス番号であり、前記第2TBに対応するNDIは0であり、前記第1TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で小さい方のHARQプロセス番号であり、あるいは、
前記第1HARQプロセス番号が前記第2HARQプロセス番号よりも小さい場合に、L=2であり、2つのTBのうちの前記第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で大きい方のHARQプロセス番号であり、前記第2TBに対応するNDIは1であり、前記第1TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で小さい方のHARQプロセス番号である、
請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の方法。
【0267】
5.L=1又は2であり、前記第1ビット内の2つのビットは、第1HARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の2つのビットは、第2HARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の1つのビットは、第1TBに対応するNDIを示すために使用され、
前記第1HARQプロセス番号が前記第2HARQプロセス番号に等しい場合に、L=1であり、
前記第1HARQプロセス番号が前記第2HARQプロセス番号よりも大きい場合に、L=2であり、2つのTBのうちの前記第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で大きい方のHARQプロセス番号であり、前記第2TBに対応するNDIは1であり、前記第1TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で小さい方のHARQプロセス番号であり、あるいは、
前記第1HARQプロセス番号が前記第2HARQプロセス番号よりも小さい場合に、L=2であり、2つのTBのうちの前記第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で大きい方のHARQプロセス番号であり、前記第2TBに対応するNDIは0であり、前記第1TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で小さい方のHARQプロセス番号である、
請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の方法。
【0268】
6.L=3である場合に、第1ビット内の2つのビットは、第3HARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の3つのビットは、前記L個のTBに対応するNDIを示すために使用され、前記第3HARQプロセス番号は、スケジューリングされていないHARQプロセス番号であり、かつ/あるいは、
L=4である場合に、前記第1ビット内の4つのビットは、前記L個のTBに対応するNDIを示すために使用される、
請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
【0269】
7.L=3である場合に、第1ビット内の2つのビットは、前記L個のTBに対応するHARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の3つのビットは、前記L個のTBに対応するNDIを示すために使用され、かつ/あるいは、
L=4である場合に、前記第1ビット内の4つのビットは、前記L個のTBに対応するNDIを示すために使用される、
請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の方法。
【0270】
8.前記端末デバイスによって、前記第2ビット及び/又は前記第1ビットに基づき、変調及び復調スキームMCSを決定することは、
前記端末デバイスによって、3に関して前記第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき、MCSインデックスを決定すること、又は
L=1、2又は3である場合に、前記端末デバイスによって、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づきMCSインデックスを決定すること
を有する、
請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の方法。
【0271】
9.L=4である場合に、前記第1ビット内の1つのビットは、前記MCSインデックスが10であることを示すか、あるいは、前記MCSインデックスが、3に対して前記第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた前記値に基づき決定されることを示すために使用される、
請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の方法。
【0272】
10.前記端末デバイスによって、前記第2ビット及び/又は前記第1ビットに基づき、変調及び復調スキームMCSを決定することは、
前記端末デバイスによって、前記第1ビット内の1つのビットに基づき第1オフセット値を決定することであり、前記第1オフセット値は0以上の整数である、ことと、
前記端末デバイスによって、前記第1オフセット値及び前記第2ビットに対応する第1値Vに基づき前記MCSインデックスを決定することと
を有する、
請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の方法。
【0273】
11.N=4、及び/又は
M=5及びP=5である、
請求項1乃至10のうちいずれか一項に記載の方法。
【0274】
12.情報処理方法であって、
ネットワークデバイスによってダウンリンク制御情報を端末デバイスへ送信することであり、前記ダウンリンク制御情報は、最大N個のトランスポートブロックTBをスケジューリング可能であり、前記ダウンリンク制御情報は第1ビット及び第2ビットを含み、前記第1ビットはMビットを有し、前記第2ビットはPビットを有し、M及びPは1以上の整数であり、
前記第2ビットは、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているTBの数Lを示すために使用され、N及びLは正の整数であり、1≦L≦Nであり、前記第1ビットは、前記L個のTBに対応するハイブリッド自動再送要求HARQプロセス番号及び前記L個のTBのニューデータインジケータNDI情報のうちの少なくとも1つを示すために使用され、前記第2ビット及び/又は前記第1ビットは、変調及び復調スキーム(Modulation and Coding Scheme,MCS)を示すために使用される、
前記送信することと、
前記ネットワークデバイスによって、前記スケジューリングされているTBの数L、前記L個のTBに対応する前記HARQプロセス番号、前記L個のTBに対応するNDI、及び前記MCSに基づき情報を伝送することと
を有する方法。
【0275】
13.前記第1ビットは1つのフィールドを有し、前記第2ビットは1つ以上のフィールドを有する、
請求項12に記載の方法。
【0276】
14.前記第2ビットは、3に関して前記第2ビットに対応する第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた値を使用することによって、前記ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされる前記TBの数Lを示す、
請求項12又は13に記載の方法。
【0277】
15.L=1又は2であり、3に関して前記第2ビットに対応する前記第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた前記値は0であり、かつ/あるいは、
L=3であり、3に関して前記第2ビットに対応する前記第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた前記値は1であり、かつ/あるいは、
L=4であり、3に関して前記第2ビットに対応する前記第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた前記値は2である、
請求項12なし14のうちいずれか一項に記載の方法。
【0278】
16.L=1又は2であり、前記第1ビット内の2つのビットは、第1HARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の2つのビットは、第2HARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の1つのビットは、第1TBに対応するNDIを示すために使用され、
L=1であると決定される場合に、前記第1HARQプロセス番号は、前記第2HARQプロセス番号に等しく、
L=2であると決定される場合に、2つのTBのうちの前記第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で大きい方であり、あるいは、第2TBに対応するNDIが0である場合に、第1HARQプロセス番号は、前記第2HARQプロセス番号よりも大きく、前記第1TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で小さい方のHARQプロセス番号であり、あるいは、
L=2である場合に、2つのTBのうちの前記第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で大きい方のHARQプロセス番号であり、あるいは、前記第2TBに対応するNDIは1である場合に、前記第1HARQプロセス番号は、前記第2HARQプロセス番号よりも小さく、前記第1TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で小さい方のHARQプロセス番号である、
請求項12乃至15のうちいずれか一項に記載の方法。
【0279】
17.L=1又は2であり、前記第1ビット内の2つのビットは、第1HARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の2つのビットは、第2HARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の1つのビットは、第1TBに対応するNDIを示すために使用され、
L=1である場合に、前記第1HARQプロセス番号は、前記第2HARQプロセス番号に等しく、
L=2であると決定される場合に、2つのTBのうちの前記第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で大きい方のHARQプロセス番号であり、あるいは、前記第2TBに対応するNDIが1である場合に、前記第1HARQプロセス番号は、前記第2HARQプロセス番号よりも大きく、前記第1TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で小さい方のHARQプロセス番号であり、あるいは、
L=2である決定される場合に、2つのTBのうちの前記第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で大きい方のHARQプロセス番号であり、あるいは、前記第2TBに対応するNDIが0である場合に、前記第1HARQプロセス番号は、前記第2HARQプロセス番号よりも小さく、前記第1TBに対応するHARQプロセス番号は、前記第1HARQプロセス番号と前記第2HARQプロセス番号との間で小さい方のHARQプロセス番号である、
請求項12乃至15のうちいずれか一項に記載の方法。
【0280】
18.L=3である場合に、第1ビット内の2つのビットは、第3HARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の3つのビットは、前記L個のTBに対応するNDIを示すために使用され、前記第3HARQプロセス番号は、スケジューリングされていないHARQプロセス番号であり、かつ/あるいは、
L=4である場合に、前記第1ビット内の4つのビットは、前記L個のTBに対応するNDIを示すために使用される、
請求項12乃至17のうちいずれか一項に記載の方法。
【0281】
19.L=3である場合に、第1ビット内の2つのビットは、前記L個のTBに対応するHARQプロセス番号を示すために使用され、前記第1ビット内の他の3つのビットは、前記L個のTBに対応するNDIを示すために使用され、かつ/あるいは、
L=4である場合に、前記第1ビット内の4つのビットは、前記L個のTBに対応するNDIを示すために使用される、
請求項12乃至17のうちいずれか一項に記載の方法。
【0282】
20.前記第2ビット及び/又は前記第1ビットは、3に関して前記第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値を使用することによって、MCSインデックスを示し、あるいは、
L=1、2又は3である場合に、前記第2ビット及び/又は前記第1ビットは、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値を使用することによって、MCSインデックスを示す、
請求項12乃至19のうちいずれか一項に記載の方法。
【0283】
21.L=4である場合に、前記第1ビット内の1つのビットは、前記MCSインデックスが10であることを示すか、あるいは、前記MCSインデックスが、3に対して前記第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた前記値に基づき決定されることを示すために使用される、
請求項12乃至20のうちいずれか一項に記載の方法。
【0284】
22.N=4、及び/又は
M=5及びP=5である、
請求項12乃至21のうちいずれか一項に記載の方法。
【0285】
具体的な実施形態は、次の通りであり得る。
【0286】
A1:ネットワークデバイスは、ダウンリンク制御情報を端末デバイスへ送信する。
【0287】
ダウンリンク制御情報は、最大N個のTBをスケジューリング可能であり、ダウンリンク制御情報は第1ビット及び第2ビットを含む。第1ビットは、M個のビットを含み、第2ビットはP個のビットを含み、M及びPha1以上の整数である、第2ビットは、ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされるTBの数Lを示すために使用され、N及びLは正の整数であり、1≦L≦Nである。第1ビットは、L個のTBに対応するハイブリッド自動再送要求HARQプロセス番号及びL個のTBのニューデータインジケータNDI情報を示すために使用される。第2ビット及び/又は第1ビットは、変調及び復調スキーム(Modulation and Coding Scheme,MCS)を示すために使用される。
【0288】
ステップA1の前に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされるトランスポートブロックTBの数L、L個のTBに対応するハイブリッド自動再送要求HARQプロセス番号、L個のTBのニューデータインジケータNDI情報、及びMCSを決定してよい。
【0289】
A2:端末デバイスは、ネットワークデバイスからダウンリンク制御情報を受信し、ダウンリンク制御情報は、最大N個のトランスポートブロックTBをスケジューリング可能であり、Nは正の整数であり、例えば、N=4である。ダウンリンク制御情報は第1ビット及び第2ビットを含む。ここで、第1ビットは1つ以上のフィールドを含み、第2ビットは1つ以上のフィールドを含む。例えば、第1ビットは5つのビットを含み、第2ビットは5つのビットを含む。
【0290】
A3:端末デバイスは、第2ビットに基づいて、ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているTBの数L(HARQプロセスの数とも呼ばれ得る)を決定し、第1ビットに基づいて、L個のTB(L個のHARQプロセスとも呼ばれ得る)に対応するハイブリッド自動再送要求HARQプロセス番号及びL個のTB(L個のHARQプロセスとも呼ばれ得る)のニューデータインジケータNDI情報を決定し、第2ビットに基づいて、変調及び復調スキーム(Modulation and Coding Scheme,MCS)又はMCSインデックスを決定する。
【0291】
A4:ネットワークデバイス及び端末デバイスは、スケジューリングされているTBの数L、L個のTBに対応するHARQプロセス番号、L個のTBに対応するNDI、及びMCSに基づき、情報を伝送する。
【0292】
ここで、端末デバイスによって行われる情報の伝送は、情報の受信として理解され得る。この場合に、ネットワークデバイス側での情報の伝送は、情報の送信として理解され得る。代替的に、端末デバイスによって、行われる情報の伝送は、情報の送信として理解される。この場合に、ネットワークデバイスによって行われる情報の伝送は、情報の受信として理解され得る。
【0293】
例えば、ネットワークデバイス又は端末デバイスによって伝送される情報は、PDSCH又はPUSCHであってよい。
【0294】
任意に、第2ビットは、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた値を使用することによって、ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているTBの数Lを示してもよい。従って、端末デバイスは、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた値に基づき、ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされるTBの数を決定し得る。具体的に言えば、スケジューリングされているTBの数は、3に関して第2ビット内の全ビットによって示されているインデックスに対応する第1値V又は第2ビット内の全ビットの状態に対応する第1値Vに対してモジュロ演算を実行することによって得られた値に基づき、決定される。例えば、v mode 3は、スケジューリングされているTBの数(又はHARQプロセスの数)が、v/3の演算後に取得された残りに基づき決定される、ことを表す。例えば、3に対して第2ビットに対応する第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた値は、0であり、L=1又はL2である。他の例として、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた値は、1であり、L=3である。他の例として、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して剰余演算を実行した後に得られた値は、2であり、L=4である。つまり、3に関する第1値に対するモジュロ演算の後、3つの値0、1及び2がある。3つの値は、L:1(又は2)、3、及び4の3つの値に夫々対応する。本願のこの実施形態では、3に関して第1値に対してモジュロ演算を実行した後に得られた3つの値と、Lの3つの値との間の対応は、第1値Vに対してモジュロ演算を実行した後に得られた値がLの3つの値、L={1又は2}、L={3}、及びL={4}を示すという条件で、限定されない。
【0295】
任意に、L=1又はL2であり、第1ビット内の2つのビットは、第1HARQプロセス番号を示すために使用され、第1ビット内の他の2つのビットは、第2HARQプロセス番号を示すために使用され、第1ビット内の他の1つのビットは、第1TBに対応するNDIを示すために使用される。この場合に、1つ又は2つのTBがスケジューリングされているから、少なくとも1つのTBが存在する。
【0296】
任意に、第1HARQプロセス番号が第2HARQプロセス番号に等しい場合に、L=1であり、第1HARQプロセス番号が第2HARQプロセス番号よりも大きい場合に、L=2であり、2つのTBのうちの第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、第1HARQプロセス番号と第2HARQプロセス番号との間の大きい方のHARQプロセス番号であり、第2TBに対応するNDIは1であり、第1TBに対応するHARQプロセス番号は、第1HARQプロセス番号と第2HARQプロセス番号との間の小さい方のHARQプロセス番号であり、あるいは、第1HARQプロセス番号が第2HARQプロセス番号よりも小さい場合に、L=2であり、2つのTBのうちの第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、第1HARQプロセス番号と第2HARQプロセス番号との間の大きい方のHARQプロセス番号であり、第2TBに対応するNDIは0であり、第1TBに対応するHARQプロセス番号は、第1HARQプロセス番号と第2HARQプロセス番号との間の小さい方のHARQプロセス番号である。
【0297】
任意に、第1HARQプロセス番号が第2HARQプロセス番号に等しい場合に、L=1であり、第1HARQプロセス番号が第2HARQプロセス番号よりも大きい場合に、L=2であり、2つのTBのうちの第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、第1HARQプロセス番号と第2HARQプロセス番号との間の大きい方のHARQプロセス番号であり、第2TBに対応するNDIは0であり、第1TBに対応するHARQプロセス番号は、第1HARQプロセス番号と第2HARQプロセス番号との間の小さい方のHARQプロセス番号であり、あるいは、第1HARQプロセス番号が第2HARQプロセス番号よりも小さい場合に、L=2であり、2つのTBのうちの第1TB以外の第2TBに対応するHARQプロセス番号は、第1HARQプロセス番号と第2HARQプロセス番号との間の大きい方のHARQプロセス番号であり、第2TBに対応するNDIは1であり、第1TBに対応するHARQプロセス番号は、第1HARQプロセス番号と第2HARQプロセス番号との間の小さい方のHARQプロセス番号である。
【0298】
任意に、L=3である場合に、第1ビット内の2つのビットは、第3HARQプロセス番号を示すために使用され、第1ビット内の他の3つのビットは、L個のTBに対応するNDIを示すために使用され、第3HARQプロセス番号は、スケジューリングされていないHARQプロセス番号である。言い換えると、全部で4つのHARQプロセスが存在し、L=3であり、つまり、3つのHARQプロセスがスケジューリングされる。従って、残り1つのHARQプロセスはスケジューリングされない。結果として、この場合に、残り3つのHARQプロセス番号に対応するHARQプロセスがスケジューリングされていることは、スケジューリングされていないHARQプロセス番号を示すことによってのみ知られる。このようにして、指示は、より十分に実行され得、ユーザ端末及び基地局のコーディング複雑性は低減され、電力消費量は低減される。
【0299】
任意に、L=4である場合に、第1ビット内の4つのビットは、L個のTBに対応するNDIを示すために使用される。この場合に、第1ビットには全部で5つのビットがあり、最初の4ビット又は他の位置にある4ビットが、NDIを示すために選択されてよい。
【0300】
任意に、L=3である場合に、第1ビット内の2つのビットは、L個のTBに対応するHARQプロセス番号を示すために使用され、第1ビット内の他の3つのビットは、L個のTBに対応するNDIを示すために使用される。この場合に、3つのスケジューリングされているHARQプロセスは、4つのHARQプロセスで示され、1つが4つの可能性を有している。従って、2ビットが指示のために使用される。例えば、表8が指示のために使用されてもよい。留意されるべきは、内容は、3つのHARQプロセス番号が2ビットの4つのビット状態を使用することによって示されるという条件で、本願の保護範囲内にあることである。これは、特に限定されない。例えば、3つのスケジューリングされているHARQプロセス番号は{012,013,023,123}
で示される。
【表12】
【0301】
理解されるべきは、表8は例となる記載にすぎず、第1ビット内の2つのビットの状態と3つのスケジューリングされているHARQプロセス番号との間の対応は、特に限定されないことである。
【0302】
任意に、第2ビット及び/又は第1ビットは、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値を使用することによって、MCSインデックスを示してもよい。従って、端末デバイスは、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき、MCSインデックスを決定する。すなわち、この場合に、切り捨ては、3に関してVに対して実行され、つまり、floor(V/3)であり、ここで、floor(x)は、x以下の整数を表す。切り捨ての後に得られた値は、MCSインデックスを決定するために使用される。
【0303】
代替的に、L=1、2、又は3である場合に、第2ビット及び/又は第1ビットは、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値を使用することによって、MCSインデックスを示してもよい。従って、L=1、2、又は3である場合に、端末デバイスは、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき、MCSインデックスを決定する。すなわち、この場合に、切り捨ては、3に関してVに対して実行され、つまり、floor(V/3)であり、ここで、floor(x)は、x以上の整数を表す。切り捨ての後に得られた値は、MCSインデックスを決定するために使用される。
【0304】
任意に、L=4である場合に、第1ビット内の1ビットは、MCSインデックスが10であることを示すか、あるいは、MCSインデックスが、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定されることを示すために、使用される。例えば、第1ビット内の4つのNDI指示ビット以外の1ビットは、MCSインデックスが10であることを示すか、あるいは、MCSインデックスが、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定されることを示すために、使用される。例えば、そのビットが0である場合には、それは、MCSインデックスが、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定されることを示し、そのビットが1である場合には、それは、MCSインデックスが10であることを示す。
【0305】
任意に、L=4である場合に、第1ビット内の1ビットは、第1オフセット値を示すために使用される。第1オフセット値は、0以上の整数、例えば、0又は1である。MCSインデックスは、第1オフセット値と、第2ビットに対応する第1値Vとに基づき、決定される。例えば、MCSインデックスは、3に関して第2ビットに対応する第1値Vと第1オフセット値との和に対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき、決定される。例えば、第1ビット内の4つのNDI指示ビット以外の1ビットは、第1オフセット値がZであることを示し、ここで、Z=0又はZ=1であり、MCSインデックスは、3に関してV+Zに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定され、つまり、MCSインデックスは、floor(Z+V)に基づき決定される。
【0306】
表9は、方法の例であり、ビットB0からB4は第1ビットを表し、Vは、第2ビット内の5つのビットによって示される数であり、0から31の範囲に及ぶ。第1フィールド内のM0個のビットは、MCSインデックスが10であることを示すか、あるいは、MCSインデックスが、3に関して第2ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定されることを示すために、使用される。H0は第1HARQプロセス番号を表し、
H1は第2HARQプロセス番号を表し、N0は、第1TBに対応するNDIを表し、N1、N2、及びN3は、スケジューリングされている第2TB、第3TB、及び第4TBに対応するNDIを表す。Hxは、スケジューリングされていないHARQプロセス番号、すなわち、スケジューリングされている3つのHARQプロセス番号を表す。ImcsはMCSインデックスを表す。
【表13】
【0307】
表10は、方法の例であり、ビットB0からB4は第1ビットを表し、Vは、第2ビット内の5つのビットによって示される数であり、0から31の範囲に及ぶ。H0は第1HARQプロセス番号を表し、
H1は第2HARQプロセス番号を表し、N0は、第1TBに対応するNDIを表し、N1、N2、及びN3は、スケジューリングされている第2TB、第3TB、及び第4TBに対応するNDIを表す。Hxは、スケジューリングされていないHARQプロセス番号、すなわち、スケジューリングされている3つのHARQプロセス番号を表す。ImcsはMCSインデックスを表す。
【表14】
【0308】
以下は、本願におけるi番目のTBの定義を与える。DCIは、N個のHARQプロセスを指示又はスケジューリングし、N個のHARQプロセス番号は昇順に配置される。N個のHARQプロセス番号が昇(又は降)順にソートされた後に得られたHARQプロセス番号は、M(0)、M(1)、・・・、及びM(N-1)である、と仮定される。i番目のTBのHARQプロセス番号はM(i-1)であり、ここで、i=1、・・・、又はNである。
【0309】
本願の実施は、矛盾がない場合には互いに組み合わされてよい。
【0310】
本明細書の実施では、ビットに対応する値は、そのビットによって示されている値であってよく、あるいは、そのビットの2進値を変換することによって得られた10進値であってもよい。これは、特にここで限定されない。
【0311】
上記の通信方法を使用することによって、指示は、より柔軟に実行され得、ユーザ端末及び基地局のコーディング複雑性は低減され、電力消費量は低減される。
【0312】
本願は、次の問題を解決するための他の通信方法を更に提供する。既存の技術では、1つのDCIが複数のトランスポートブロック(
transport block)をスケジューリングことが許されている。カバレッジ拡張Bでのユーザ端末については、最大4個のTBがスケジューリングされ得る。既存の技術では、10ビットが、NDI、HARQプロセス番号、スケジューリングされているTBの数、及びMCSを示すために使用される。しかし、簡単にかつ明りょうに記述及び解釈するための対応する方法はない。方法は、
図1に示される通信システム内の端末デバイスに適用されてよい。以下は、第1ノード側から方法を記載する
。
【0313】
第1ノードは、ダウンリンク制御情報を第2ノードへ送信する。第1ノードは、ダウンリンク制御情報によってスケジューリングされているTBの数、各TBに対応するHARQプロセス番号、各TBのNDI、MCSインデックスを示す。全部で11又は10個のMCSインデックスがある。ダウンリンク制御情報は第3ビット及び第4ビットを含む。第3ビットは5つのビットを含み、第4ビットは5つのビットを含む。第3ビットによって示される値は、MCSインデックスと、スケジューリングされているTBの数とを示すために使用される。
【0314】
第3ビットによって示される値Vは、MCSインデックスImcsを示すために使用され、ここで、V=Imcs×3である。第3ビットによって示される値Vは、スケジューリングされているTBの数を決定するために更に使用される。代替的に、第3ビットによって示される値V及び第4ビット内の1ビットによって示されるオフセット値Zは、MCSインデックスImcsを示すために使用され、ここで、V+Z=Imcs×3である。第3ビットによって示される値Vは、スケジューリングされているTBの数を決定するために更に使用される。
【0315】
例えば、DCIが1つのTB又は2つのTBをスケジューリングする場合に、第3ビットによって示される値Vは、3の倍数である。第4ビット内の1ビットは、最初のTBに対応するNDIを示すために使用され、第4ビット内の他の2ビットは、第1HARQプロセス番号(H0)を示すために使用され、第4ビット内の残り2ビットは、第2HARQプロセス番号(H1)を示すために使用される。例えば、H0は{0,1,2,3}で示される。例えば、H1は{0,1,2,3}で示される。DCIが1つのTBをスケジューリングする場合に、H0=H1であり、TBのHARQプロセス番号はH0である。DCIが2つのTBをスケジューリングする場合に、H0≠H1であり、2つのTBのHARQプロセス番号はH0及びH1である。2番目のTBのNDIが0に等しい場合に、H0<H1であり、2番目のTBのNDIが1に等しい場合に、H0>H1である。代替的に、2番目のNDIが0に等しい場合に、H0>H1であり、2番目のTBのNDIが1に等しい場合に、H0<H1である。
【0316】
例えば、DCIが1つのTB又は2つのTBをスケジューリングする場合に、第3ビットによって示される値Vは、3mに等しく、ここで、mは0又は正の整数である。第4ビット内の1ビットは、最初のTBに対応するNDIを示すために使用され、第4ビット内の他の2ビットは、第1HARQプロセス番号(H0)を示すために使用され、第4ビット内の残り2ビットは、第2HARQプロセス番号(H1)を示すために使用される。例えば、H0は{0,1,2,3}で示される。例えば、H1は{0,1,2,3}で示される。DCIが1つのTBをスケジューリングする場合に、H0=H1であり、TBのHARQプロセス番号はH0である。2番目のTBのNDIが最初のTBのNDIと同じである場合に、H0<H1であり、2番目のTBのNDIが0に等しい場合に、H0<H1であり、2番目のTBのNDIが1に等しい場合に、H0>H1である。代替的に、2番目のNDIが0に等しい場合に、H0>H1であり、2番目のTBのNDIが1に等しい場合に、H0<H1である。
【0317】
例えば、DCIが1つのTB又は2つのTBをスケジューリングする場合に、第3ビットによって示される値Vは、3m+1に等しく、ここで、mは0又は正の整数である。第4ビット内の1ビットは、最初のTBに対応するNDIを示すために使用され、第4ビット内の2ビットは、第1HARQプロセス番号(H0)を示すために使用され、第4ビット内の残り2ビットは、第2HARQプロセス番号(H1)を示すために使用される。例えば、H0は{0,1,2,3}で示される。例えば、H1は{0,1,2,3}で示される。DCIが1つのTBをスケジューリングする場合に、H0=H1であり、TBのHARQプロセス番号はH0である。2番目のTBのNDIが0に等しい場合に、H0<H1であり、2番目のTBのNDIが1に等しい場合に、H0>H1である。代替的に、2番目のNDIが0に等しい場合に、H0>H1であり、2番目のTBのNDIが1に等しい場合に、H0<H1である。
【0318】
例えば、DCIが1つのTB又は2つのTBをスケジューリングする場合に、第3ビットによって示される値Vは、3m+2に等しく、ここで、mは0又は正の整数である。第4ビット内の1ビットは、最初のTBに対応するNDIを示すために使用され、第4ビット内の2ビットは、第1HARQプロセス番号(H0)を示すために使用され、第4ビット内の残り2ビットは、第2HARQプロセス番号(H1)を示すために使用される。例えば、H0は{0,1,2,3}で示される。例えば、H1は{0,1,2,3}で示される。DCIが1つのTBをスケジューリングする場合に、H0=H1であり、TBのHARQプロセス番号はH0である。2番目のTBのNDIが0に等しい場合に、H0<H1であり、2番目のTBのNDIが1に等しい場合に、H0>H1である。代替的に、2番目のNDIが0に等しい場合に、H0>H1であり、2番目のTBのNDIが1に等しい場合に、H0<H1である。
【0319】
例えば、DCIが3つのTBをスケジューリングする場合に、第3ビットによって示される値Vは、3m+1に等しく、ここで、mは0又は正の整数である。第4ビット内の3ビットは、3つのTBのNDIを示すために夫々使用される。第4ビット内の2ビットは、3つのTBに対応する3つのHARQプロセス番号H2を示す。例えば、H2は{012,013,023,123}で示される。代替的に、第4ビット内の2ビットは、スケジューリングされていないHARQプロセス番号H2(ここで、H2の値は0、1、2、又は3である)を示す。この場合に、3つのTBに対応するHARQプロセス番号は、{0,1,2,3}の中のH2以外の残り3つのプロセス番号である。
【0320】
例えば、DCIが3つのTBをスケジューリングする場合に、第3ビットによって示される値Vは、3mに等しく、ここで、mは0又は正の整数である。第4ビット内の3ビットは、3つのTBのNDIを示すために夫々使用される。第4ビット内の2ビットは、3つのTBに対応する3つのHARQプロセス番号H2を示す。例えば、H2は{012,013,023,123}で示される。代替的に、第4ビット内の2ビットは、スケジューリングされていないHARQプロセス番号H2(ここで、H2の値は0、1、2、又は3である)を示す。この場合に、3つのTBに対応するHARQプロセス番号は、{0,1,2,3}の中のH2以外の残り3つのプロセス番号である。
【0321】
例えば、DCIが3つのTBをスケジューリングする場合に、第3ビットによって示される値Vは、3m+2に等しく、ここで、mは0又は正の整数である。第4ビット内の3ビットは、3つのTBのNDIを示すために夫々使用される。第4ビット内の2ビットは、3つのTBに対応する3つのHARQプロセス番号H2を示す。例えば、H2は{012,013,023,123}で示される。代替的に、第4ビット内の2ビットは、スケジューリングされていないHARQプロセス番号H2(ここで、H2の値は0、1、2、又は3である)を示す。この場合に、3つのTBに対応するHARQプロセス番号は、{0,1,2,3}の中のH2以外の残り3つのプロセス番号である。
【0322】
例えば、DCIが4つのTBをスケジューリングする場合に、第3ビットによって示される値Vは、3mに等しく、ここで、mは0又は整数である。4つのTBに対応するHARQプロセス番号は、0、1、2、及び3である。第4ビット内の4つのビットは、4つのTBに対応するNDIを示すために夫々使用される。
【0323】
例えば、DCIが4つのTBをスケジューリングする場合に、第3ビットによって示される値Vは、3m+1に等しく、ここで、mは0又は整数である。4つのTBに対応するHARQプロセス番号は、0、1、2、及び3である。第4ビット内の4つのビットは、4つのTBに対応するNDIを示すために夫々使用される。
【0324】
例えば、DCIが4つのTBをスケジューリングする場合に、第3ビットによって示される値Vは、3m+2に等しく、ここで、mは0又は整数である。4つのTBに対応するHARQプロセス番号は、0、1、2、及び3である。第4ビット内の4つのビットは、4つのTBに対応するNDIを示すために夫々使用される。
【0325】
任意に、L=4である場合に、第4ビット内の1ビットは、MCSインデックスが10であることを示すか、あるいは、MCSインデックスが、3に関して第3ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定されることを示すために、使用される。例えば、第4ビット内の4つのNDI指示ビット以外の1ビットは、MCSインデックスが10であることを示すか、あるいは、MCSインデックスが、3に関して第3ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定されることを示すために、使用される。例えば、そのビットが0である場合には、それは、MCSインデックスが、3に関して第3ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定されることを示し、そのビットが1である場合には、それは、MCSインデックスが10であることを示す。
【0326】
任意に、L=4である場合に、第4ビット内の1ビットは、第1オフセット値を示すために使用される。第1オフセット値は、0以上の整数、例えば、0又は1である。MCSインデックスは、第1オフセット値と、第3ビットに対応する第1値Vとに基づき、決定される。例えば、MCSインデックスは、3に関して第3ビットに対応する第1値Vと第1オフセット値Zとの和に対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき、決定される。例えば、第4ビット内の4つのNDI指示ビット以外の1ビットは、第1オフセット値がZであることを示すために使用され、ここで、Z=0又はZ=1であり、MCSインデックスは、3に関してV+Zに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定され、つまり、MCSインデックスは、floor(Z+V)に基づき決定される。
【0327】
例えば、他の指示情報が以下で説明される。以下の表で、NiはTBi又は(i+1)番目のTBのNDIであり、iの値は0、1、2、又は3である。例えば、以下の表で、Vは、第3ビットによって示されている値であり、floorは、切り捨て演算である。第4ビットは4ビット、b0、b1、b2、及びb3を含む。
【0328】
表11は、方法の例であり、ビットB0からB4は第4ビットを表し、Vは、第3ビット内の5つのビットによって示される数であり、0から31の範囲に及ぶ。H0は第1HARQプロセス番号を表し、
H1は第2HARQプロセス番号を表し、N0は、第1TBに対応するNDIを表し、N1、N2、及びN3は、スケジューリングされている第2TB、第3TB、及び第4TBに対応するNDIを表す。Hxは、スケジューリングされていないHARQプロセス番号、すなわち、スケジューリングされている3つのHARQプロセス番号を表す。ImcsはMCSインデックスを表す。
【表15】
【0329】
表12は、方法の例であり、ビットB0からB4は第4ビットを表し、Vは、第3ビット内の5つのビットによって示される数であり、0から31の範囲に及ぶ。第1フィールド内のM0個のビットは、MCSインデックスが10であることを示すか、あるいは、MCSインデックスが、3に関して第4ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定されることを示すために、使用される。H0は第1HARQプロセス番号を表し、
H1は第2HARQプロセス番号を表し、N0は、第1TBに対応するNDIを表し、N1、N2、及びN3は、スケジューリングされている第2TB、第3TB、及び第4TBに対応するNDIを表す。Hxは、スケジューリングされていないHARQプロセス番号、すなわち、スケジューリングされている3つのHARQプロセス番号を表す。ImcsはMCSインデックスを表す。
【表16】
【0330】
以下は、第2ノード側から方法を記載する。
【0331】
第2ノードは、第1ノードによって送信されたダウンリンク制御情報を受信する。第2ノードは、受信されたダウンリンク制御情報を使用することによって、スケジューリングされているTBの数、各TBに対応するHARQプロセス番号、各TBのNDI、及びMCSインデックスを決定する。全部で11又は10個のMCSインデックスがある。ダウンリンク制御情報は第3ビット及び第4ビットを含む。第3ビットは5つのビットを含み、第4ビットは5つのビットを含む。第2ノードは、第3ビットによって示される値に基づき、スケジューリングされているTBの数を更に決定する。
【0332】
第2ノードは、第3ビットによって示される値Vに基づき、MCSインデックスImcsを決定し、ここで、V=Imcs×3である。第2ノードは、第3ビットによって示される値Vに基づき、スケジューリングされているTBの数を更に決定する。代替的に、第3ビットによって示される値V及び第4ビット内の1ビットによって示されるオフセット値Zは、MCSインデックスImcsを示すために使用され、ここで、V+Z=Imcs×3である。第3ビットによって示される値Vは、スケジューリングされているTBの数を決定するために更に使用される。
【0333】
例えば、第3ビットによって示される値Vが3の倍数である場合に、DCIは、1つのTB又は2つのTBをスケジューリングする。第4ビット内の1ビットは、最初のTBに対応するNDIを示すために使用され、第4ビット内の他の2ビットは、第1HARQプロセス番号(H0)を示すために使用され、第4ビット内の残り2ビットは、第2HARQプロセス番号(H1)を示すために使用される。例えば、H0は{0,1,2,3}で示される。例えば、H1は{0,1,2,3}で示される。H0=H1である場合に、DCIは、1つのTBをスケジューリングし、TBのHARQプロセス番号はH0である。H0≠H1である場合に、DCIは、2つのTBをスケジューリングし、2つのTBのHARQプロセス番号はH0及びH1である。H0<H1である場合に、2番目のTBのNDIが0に等しく、H0>H1である場合に、2番目のTBのNDIが1に等しい。代替的に、H0<H1である場合に、2番目のTBのNDIが1に等しく、H0>H1である場合に、2番目のNDIは0に等しい。
【0334】
例えば、mが0又は正の整数であるとして、第3ビットによって示される値Vが3m+1に等しい場合に、DCIは、1つのTB又は2つのTBをスケジューリングする。第4ビット内の1ビットは、最初のTBに対応するNDIを示すために使用され、第4ビット内の他の2ビットは、第1HARQプロセス番号(H0)を示すために使用され、第4ビット内の残り2ビットは、第2HARQプロセス番号(H1)を示すために使用される。例えば、H0は{0,1,2,3}で示される。例えば、H1は{0,1,2,3}で示される。H0=H1である場合に、DCIは、1つのTBをスケジューリングし、TBのHARQプロセス番号はH0である。H0≠H1である場合に、DCIは、2つのTBをスケジューリングし、2つのTBのHARQプロセス番号は、H0及びH1である。H0<H1である場合に、2番目のTBのNDIは0に等しく、H0>H1である場合に、2番目のTBのNDIは1に等しい。代替的に、H0<H1である場合に、2番目のTBのNDIが1に等しく、H0>H1である場合に、2番目のNDIが0に等しい。
【0335】
例えば、mが0又は正の整数であるとして、第3ビットによって示される値Vが3m+2に等しい場合に、DCIは、1つのTB又は2つのTBをスケジューリングする。第4ビット内の1ビットは、最初のTBに対応するNDIを示すために使用され、第4ビット内の他の2ビットは、第1HARQプロセス番号(H0)を示すために使用され、第4ビット内の残り2ビットは、第2HARQプロセス番号(H1)を示すために使用される。例えば、H0は{0,1,2,3}で示される。例えば、H1は{0,1,2,3}で示される。H0=H1である場合に、DCIは、1つのTBをスケジューリングし、TBのHARQプロセス番号はH0である。H0≠H1である場合に、DCIは、2つのTBをスケジューリングし、2つのTBのHARQプロセス番号は、H0及びH1である。H0<H1である場合に、2番目のTBのNDIは0に等しく、H0>H1である場合に、2番目のTBのNDIは1に等しい。代替的に、H0<H1である場合に、2番目のTBのNDIが1に等しく、H0>H1である場合に、2番目のNDIが0に等しい。
【0336】
例えば、mが0又は正の整数であるとして、第3ビットによって示される値Vが3m+2に等しい場合に、DCIは、3つのTBをスケジューリングする。第4ビット内の3ビットは、3つのTBのNDIを示すために夫々使用される。第4ビット内の2ビットは、3つのTBに対応する3つのHARQプロセス番号H2を示す。例えば、H2は{012,013,023,123}で示される。代替的に、第4ビット内の2ビットは、3つのTBのうちの最初のTB以外の他の2つのTBのNDIを示し、第4ビット内の2ビットは、スケジューリングされていないHARQプロセス番号H2(ここで、H2の値は0、1、2、又は3である)を示す。この場合に、3つのTBに対応するHARQプロセス番号は、{0,1,2,3}の中のH2以外の残り3つのプロセス番号である。
【0337】
例えば、mが0又は正の整数であるとして、第3ビットによって示される値Vが3m+1に等しい場合に、DCIは、3つのTBをスケジューリングする。第4ビット内の3ビットは、3つのTBのNDIを示すために夫々使用される。第4ビット内の2ビットは、3つのTBに対応する3つのHARQプロセス番号H2を示す。例えば、H2は{012,013,023,123}で示される。代替的に、第4ビット内の2ビットは、3つのTBのうちの最初のTB以外の他の2つのTBのNDIを示し、第4ビット内の2ビットは、スケジューリングされていないHARQプロセス番号H2(ここで、H2の値は0、1、2、又は3である)を示す。この場合に、3つのTBに対応するHARQプロセス番号は、{0,1,2,3}の中のH2以外の残り3つのプロセス番号である。
【0338】
例えば、mが0又は正の整数であるとして、第3ビットによって示される値Vが3mに等しい場合に、DCIは、3つのTBをスケジューリングする。第4ビット内の3ビットは、3つのTBのNDIを示すために夫々使用される。第4ビット内の2ビットは、3つのTBに対応する3つのHARQプロセス番号H2を示す。例えば、H2は{012,013,023,123}で示される。代替的に、第4ビット内の2ビットは、3つのTBのうちの最初のTB以外の他の2つのTBのNDIを示し、第4ビット内の2ビットは、スケジューリングされていないHARQプロセス番号H2(ここで、H2の値は0、1、2、又は3である)を示す。この場合に、3つのTBに対応するHARQプロセス番号は、{0,1,2,3}の中のH2以外の残り3つのプロセス番号である。
【0339】
例えば、mが0又は整数であるとして、第3ビットによって示される値Vが3mに等しい場合に、DCIは、4つのTBをスケジューリングする。4つのTBに対応するHARQプロセス番号は、0、1、2、及び3である。第4ビット内の4つのビットは、4つのTBに対応するNDIを示すために夫々使用される。
【0340】
例えば、mが0又は整数であるとして、第3ビットによって示される値Vが3m+1に等しい場合に、DCIは、4つのTBをスケジューリングする。4つのTBに対応するHARQプロセス番号は、0、1、2、及び3である。第4ビット内の4つのビットは、4つのTBに対応するNDIを示すために夫々使用される。
【0341】
例えば、mが0又は整数であるとして、第3ビットによって示される値Vが3m+2に等しい場合に、DCIは、4つのTBをスケジューリングする。4つのTBに対応するHARQプロセス番号は、0、1、2、及び3である。第4ビット内の4つのビットは、4つのTBに対応するNDIを示すために夫々使用される。
【0342】
任意に、L=4である場合に、第4ビット内の1ビットは、MCSインデックスが10であることを示すか、あるいは、MCSインデックスが、3に関して第3ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定されることを示すために、使用される。例えば、第4ビット内の4つのNDI指示ビット以外の1ビットは、MCSインデックスが10であることを示すか、あるいは、MCSインデックスが、3に関して第3ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定されることを示すために、使用される。例えば、そのビットが0である場合には、それは、MCSインデックスが、3に関して第3ビットに対応する第1値Vに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定されることを示し、そのビットが1である場合には、それは、MCSインデックスが10であることを示す。
【0343】
任意に、L=4である場合に、第4ビット内の1ビットは、第1オフセット値を示すために使用される。第1オフセット値は、0以上の整数、例えば、0又は1である。MCSインデックスは、第1オフセット値と、第3ビットに対応する第1値Vとに基づき、決定される。例えば、MCSインデックスは、3に関して第3ビットに対応する第1値Vと第1オフセット値Zとの和に対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき、決定される。例えば、第4ビット内の4つのNDI指示ビット以外の1ビットは、第1オフセット値がZであることを示すために使用され、ここで、Z=0又はZ=1であり、MCSインデックスは、3に関してV+Zに対して切り捨て演算を実行した後に得られた値に基づき決定され、つまり、MCSインデックスは、floor(Z+V)に基づき決定される。
【0344】
3に関して第3ビットによって示されるインデックスに対して剰余演算を実行した後に得られた値は、0であり、第2ノードは、DCIが1つのTB又は2つのTBをスケジューリングすると決定する。第2ノードは、第4ビット内の1ビットに基づき、最初のTBに対応するNDIを決定し、第4ビット内の他の2ビットに基づき第1HARQプロセス番号(H0)を決定し、第4ビット内の他の2ビットに基づき第2HARQプロセス番号(H1)を決定する。H0=H1である場合に、第2ノードは、DCIが1つのTBをスケジューリングすると決定し、TBのHARQプロセス番号はH0である。H0≠H1である場合に、第2ノードは、DCIが2つのTBをスケジューリングすると決定し、2つのTBのHARQプロセス番号はH0及びH1である。H0<H1である場合に、2番目のTBのNDIは0に等しく、H0>H1である場合に、2番目のTBのNDIは1に等しい。代替的に、H0>H1である場合に、2番目のTBのNDIは0に等しく、H0<H1である場合に、2番目のTBのNDIは1に等しい。
【0345】
3に関して第3ビットによって示されるインデックスに対して剰余演算を実行した後に得られた値は、1であり、第2ノードは、DCIが3のTBをスケジューリングすると決定する。第2ノードは、第4ビット内の3ビットに基づき、3つのTBに対応するNDIを決定する。第2ノードは、第4ビット内の他の2ビットに基づき、3つのTBに対応するHARQプロセス番号H2を決定する。例えば、H2は{012,013,023,123}で示される。代替的に、第2ノードは、第4ビット内の2ビットに基づき、3つのTBのうちの最初のTB以外の他の2つのTBのNDIを決定する。第2ノードは、第4ビット内の他の2ビットに基づき、スケジューリングされていないHARQプロセス番号H2(H2の値は0、1、2、又は3である)を決定する。この場合に、3つのTBに対応するHARQプロセス番号は、{0,1,2,3}の中のH2以外の残り3つのプロセス番号である。
【0346】
3に関して第3ビットによって示されるインデックスに対して剰余演算を実行した後に得られた値は、2であり、第2ノードは、DCIが4のTBをスケジューリングすると決定し、4つのTBに対応するHARQプロセス番号が0、1、2、及び3であると決定する。第2ノードは、第4ビット内の4つのビットに基づき、各TBに対応するNDIを決定する。
【0347】
以下は、本願におけるi番目のTBの定義を与える。DCIは、N個のHARQプロセスを指示又はスケジューリングし、N個のHARQプロセス番号は、昇順で配置される。N個のHARQプロセス番号が昇(降)順でソートされた後に得られたHARQプロセス番号は、M(0)、M(1)、・・・、M(N-1)である、と仮定される。i番目のTBのHARQプロセス番号はM(i-1)であり、ここで、i=1、・・・、又はNである。
【0348】
本願の実施は、矛盾がない場合には互いに組み合わされてよい。
【0349】
本明細書の実施では、ビットに対応する値は、そのビットによって示されている値であってよく、あるいは、そのビットの2進値を変換することによって得られた10進値であってもよい。これは、特にここで限定されない。
【0350】
上記の通信方法を使用することによって、指示は、より柔軟に実行され得、ユーザ端末及び基地局のコーディング複雑性は低減され、電力消費量は低減される。
【0351】
本願の実施形態におけるモジュール分割は、一例であり、論理的な機能分割にすぎない。実際の実施中に、他の分割様態が使用されてもよい。更に、本願の実施形態における機能モジュールは、1つのプロセッサに統合されてもよく、あるいは、物理的に別々に存在してもよい。代替的に、2つ以上のモジュールは、1つのモジュールに一体化されてもよい。一体化されたモジュールは、ハードウェアの形で実装されてもよく、あるいは、ソフトウェア機能モジュールの形で実装されてもよい。
【0352】
一体化されたモジュールがハードウェアの形で実装され得る場合に、通信装置は
図4に示されてもよく、処理ユニット301はプロセッサ402であってもよい。プロセッサ402はCPU、デジタル処理モジュール、などであってよい。トランシーバユニット302は通信インターフェース401であってもよい。通信インターフェース401は、トランシーバ、トランシーバ回路のようなインターフェース回路、トランシーバチップ、などであってもよい。
通信装置は、プロセッサ402によって実行されるプログラムを記憶するよう構成されたメモリ403を更に含む。メモリ403は、HDD又はSSDのような不揮発性メモリであってもよく、あるいは、RAMのような揮発性メモリであってもよい。メモリ403は、命令又はデータ構造の形で所望のプログラムコードを搬送又は記憶することができ、コンピュータによってアクセス可能である任意の他の媒体であるが、これに限られない。
【0353】
プロセッサ402は、メモリ403に記憶されているプログラムコードを実行するよう構成され、具体的には、処理ユニット301の動作を実行するよう構成される。詳細は、本願において再びここで記載されない。
【0354】
通信インターフェース401と、プロセッサ402と、メモリ403との間の具体的な接続媒体は、本願のこの実施形態で限定されない。本願のこの実施形態では、メモリ403、プロセッサ402、及び通信インターフェース401は、
図4でバス404を使用することによって接続される。バスは、
図4で太線を使用することによって示されている。他のコンポーネント間の接続方式は、記載のための例にすぎず、参照によって限定されない。バスは、アドレスバス、データバス、制御バス、などに分類され得る。表示を簡単にするために、ただ1つの太線が、
図4でバスを表すために使用されているが、これは、ただ1つのバス又はただ1つのタイプのバスしか存在しないことを意味するものではない。
【0355】
当業者であれば、本願の実施形態は方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ると理解するはずである。従って、本願は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによる実施形態の形態を使用し得る。更に、本願は、コンピュータが使用可能なプログラムコードを含む1つ以上のコンピュータ使用可能な記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリ、などを含むが限られない)で実装されるコンピュータプログラム製品の形態を使用してもよい。
【0356】
本願は、本願の実施形態に従う方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して記載される。理解されるべきは、コンピュータプログラム命令は、フローチャート及び/又はブロック図における各プロセス及び/又は各ブロック並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるプロセス及び/又はブロックの組み合わせを実装するために使用されてもよい、ことである。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ、又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサがマシンを生成するために提供されてもよく、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行された命令は、フローチャート内の1つ以上のプロセスでの及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックでの特定の機能を実装する装置を生成する。
【0357】
これらのコンピュータプログラム命令は、代替的に、特定の様態で作動するようにコンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスに指示することができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、それにより、コンピュータ可読メモリに記憶されている命令は、命令装置を含むアーチファクトを生成する。命令装置は、フローチャート内の1つ以上のプロセスでの及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックでの特定の機能を実装する
【0358】
これらのコンピュータプログラム命令は、代替的に、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードされてもよく、それにより、一連の動作及びステップがコンピュータ又は他のプログラム可能なデバイスで実行され、それによってコンピュータ実装処理を生成する。従って、コンピュータ又は他のプログラム可能なデバイスで実行される命令は、フローチャート内の1つ以上のプロセスでの及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックでの特定の機能を実装するステップを提供する。
【0359】
明らかに、当業者であれば、本願の実施形態の精神及び範囲から逸脱せずに、本願の実施形態に対して様々な変更及び変形を行うことができる。本願は、これらの変更及び変形を、それらが、続く特許請求の範囲及びそれらの同等の技術によって定義されている保護の範囲内にあるという条件で、カバーするよう意図される。
【0360】
本願は、2019年3月29日付けで「COMMUNICATION METHOD AND DEVICE」との発明名称で中国国家知識産権局に出願された国際特許出願第PCT/CN2019/080645号の優先権を主張するものであり、先の出願の全文を参照により本願に援用し、また、2019年10月16日付けで「COMMUNICATION METHOD AND DEVICE」との発明名称で中国国家知識産権局に出願された国際特許出願第PCT/CN2019/111545号の、国際特許出願第PCT/CN2019/080645号の全内容以外の一部の内容の優先権を主張するものであり、その一部の内容を参照により本願に援用する。