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  • 特許-格納容器圧力上昇緩和設備 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-28
(45)【発行日】2024-11-06
(54)【発明の名称】格納容器圧力上昇緩和設備
(51)【国際特許分類】
   G21C 15/18 20060101AFI20241029BHJP
【FI】
G21C15/18 M
G21C15/18 B
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2022003414
(22)【出願日】2022-01-12
(65)【公開番号】P2023102727
(43)【公開日】2023-07-25
【審査請求日】2024-01-30
(73)【特許権者】
【識別番号】507250427
【氏名又は名称】日立GEニュークリア・エナジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001829
【氏名又は名称】弁理士法人開知
(72)【発明者】
【氏名】小部 強
【審査官】後藤 慎平
(56)【参考文献】
【文献】特開昭61-231489(JP,A)
【文献】特開平05-203781(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21C 15/00-15/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
原子炉圧力容器の蒸気により駆動する原子炉隔離時冷却系の蒸気タービンと、
前記蒸気タービンによって駆動する、サプレッションプール内のサプレッションプール水を循環させる注水ポンプと、
前記注水ポンプにより循環されるサプレッションプール水から熱を除去する第1熱交換器と、
前記蒸気タービンによって駆動する、前記第1熱交換器を流れる冷却水を循環させる循環冷却ポンプと、
前記冷却水が貯留されており、前記第1熱交換器で回収した熱を大気へ放出する自然循環式冷却塔と、
前記蒸気タービンからの排気蒸気から熱を前記循環冷却ポンプによる循環する前記冷却水へ回収する第2熱交換器と、
前記第2熱交換器で冷やされた蒸気、復水を前記サプレッションプールへ送る配管と、を有する
ことを特徴とする格納容器圧力上昇緩和設備。
【請求項2】
請求項に記載の格納容器圧力上昇緩和設備において、
前記原子炉圧力容器の圧力が上昇した際に開く、前記第1熱交換器と前記循環冷却ポンプとの間の配管に設けられた第1弁を更に有する
ことを特徴とする格納容器圧力上昇緩和設備。
【請求項3】
請求項に記載の格納容器圧力上昇緩和設備において、
通常時は開いており、前記原子炉圧力容器の圧力が上昇した際に閉じる、前記循環冷却ポンプと前記第2熱交換器との間の配管に設けられた第2弁を更に有する
ことを特徴とする格納容器圧力上昇緩和設備。
【請求項4】
請求項に記載の格納容器圧力上昇緩和設備において、
通常時は閉じており、前記原子炉圧力容器の圧力が上昇した際に開く、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器との間の配管に設けられた第3弁を更に有する
ことを特徴とする格納容器圧力上昇緩和設備。
【請求項5】
請求項に記載の格納容器圧力上昇緩和設備において、
前記第3弁は、前記第1弁が開く際に併せて開く
ことを特徴とする格納容器圧力上昇緩和設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全設備として原子炉隔離時冷却系(以降RCIC:Reactor Core Isolation Cooling system)が設けられている原子力発電プラントにおける格納容器圧力上昇緩和設備に関する。
【背景技術】
【0002】
原子炉圧力容器への注水量を調節し、注水ポンプと発電機をできるだけ長く継続して連続的に運転する設備の一例として、特許文献1には、原子炉圧力容器内への注水を行う注水ポンプを駆動する蒸気タービンには発電機も接続され、流量計からの原子炉水位が低の信号により弁の開度を小開度に、原子炉水位が通常水位の信号により弁の開度を大開度に調整して、原子炉圧力容器とバイパスラインへの流量配分を弁の開度で調節しつつ、原子炉圧力容器の通常水位から水位高に至る時間を延長して、注水ポンプや蒸気タービンや発電機の運転継続時間を延長する、ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2001-349975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
原子力発電プラントにおけるRCICの機能は、原子炉が隔離されて高温待機状態、且つ原子炉給水系からの冷却材流入が無くなった場合に、主蒸気ラインから原子炉圧力容器内の蒸気を取り出してRCICタービンへ供給することでRCICポンプを駆動させ、原子炉の水位維持を目的とした原子炉注水を行うことにある。
【0005】
RCICは基本的には設計基準事故対処設備として位置づけられるが、交流電源を使用せずに稼働できることから、重大事故等時(以降SA:Severe Accident)の事故シナリオである長期SBO(Station BlackOut:全交流電源喪失事象)に対し、事故収束に向けた有効な手段として用いられる。
【0006】
長期SBO時においてはRCICは長期運転を行う。その際、高圧注水機能として十分に有効である一方で、主蒸気逃がし安全弁(以降SRV:Safety Relief Valve)からの排出される蒸気やRCICタービン排気の流入により、原子炉格納容器の圧力の上昇が起こる。これによりRCICタービン設備への機能影響やベントに至る時間への懸念が残るという現状がある。
【0007】
長期SBO時の事故収束に向けて、RCICの稼働領域と事故収束への効果を広げ、原子炉格納容器の圧力上昇抑制に寄与することで、原子力発電プラントの更なる安全性向上が期待できる。
【0008】
長期SBO時には、RCICの運転により原子炉への注水が可能となる。
【0009】
しかし、原子炉水位が「水位高」まで到達してRCICの注水が停止した後は、「水位低」に至るまでの間はSRVからの蒸気排出により原子炉格納容器の圧力上昇が生じる。また、RCIC運転時においても、同様にRCICタービン排気による格納容器への熱量流入により原子炉格納容器の圧力上昇が生じている。
【0010】
原子炉格納容器の圧力上昇により、RCICタービン設備への機能影響や格納容器過圧破損防止のためのベント実施が必要となることが懸念されていることから、原子炉格納容器の圧力上昇の緩和対応を行うことで、更なる安全性向上を図ることが期待される。
【0011】
本発明は、長期SBO時における原子炉格納容器の圧力の上昇を抑制することができ、安全性を更に向上させることに寄与する格納容器圧力上昇緩和設備を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、原子炉圧力容器の蒸気により駆動する原子炉隔離時冷却系の蒸気タービンと、前記蒸気タービンによって駆動する、サプレッションプール内のサプレッションプール水を循環させる注水ポンプと、前記注水ポンプにより循環されるサプレッションプール水から熱を除去する第1熱交換器と、前記蒸気タービンによって駆動する、前記第1熱交換器を流れる冷却水を循環させる循環冷却ポンプと、前記冷却水が貯留されており、前記第1熱交換器で回収した熱を大気へ放出する自然循環式冷却塔と、前記蒸気タービンからの排気蒸気から熱を前記循環冷却ポンプによる循環する前記冷却水へ回収する第2熱交換器と、前記第2熱交換器で冷やされた蒸気、復水を前記サプレッションプールへ送る配管と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、長期SBO時における原子炉格納容器の圧力の上昇を抑制することができ、安全性を更に向上させることができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態の格納容器圧力上昇緩和設備の概要を示す系統図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の格納容器圧力上昇緩和設備の実施形態について図1を用いて説明する。
【0016】
最初に、格納容器圧力上昇緩和設備の全体構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態の格納容器圧力上昇緩和設備の概要を示す系統図である。
【0017】
図1に示す格納容器圧力上昇緩和設備は、原子炉圧力容器21から取りだした蒸気により駆動するRCICタービン1と、連結する二種類のポンプから原子炉注水と二次系循環冷却を行うように構成されている。
【0018】
格納容器圧力上昇緩和設備は、格納容器20内の圧力の上昇を緩和するための設備であり、RCICタービン1、原子炉注水ポンプ2、二次系循環冷却ポンプ3、熱交換器4、配管5、熱交換器6、配管7、自然循環式冷却塔8、配管9、配管10等を有している。
【0019】
RCICタービン1は、格納容器20内の原子炉圧力容器21から取り出した蒸気によって回転駆動するタービンであり、その回転軸が原子炉注水ポンプ2、および二次系循環冷却ポンプ3に連結されている。このため、RCICタービン1が回転駆動することにより、原子炉注水ポンプ2、および二次系循環冷却ポンプ3が駆動される。
【0020】
原子炉注水ポンプ2は、RCICタービン1によって駆動する、サプレッションプール22内のサプレッションプール水を循環させるためのポンプであり、配管7内に配置されている。
【0021】
熱交換器6は、原子炉注水ポンプ2により循環されるサプレッションプール22内のサプレッションプール水から熱を除去するための熱交換器であり、配管7内の原子炉注水ポンプ2の上流側に配置されている。
【0022】
熱交換器4は、RCICタービン1からの排気蒸気から熱を二次系循環冷却ポンプ3により循環する冷却水へ回収するための熱交換器であり、配管5内に配置されている。
【0023】
配管5は、熱交換器4で冷やされた蒸気、復水をサプレッションプール22へ送るための配管である。
【0024】
二次系循環冷却ポンプ3は、RCICタービン1によって駆動する、熱交換器6を流れる冷却水を循環させるためのポンプであり、配管9内に配置されている。
【0025】
自然循環式冷却塔8は、冷却水が貯留されており、熱交換器6で回収した熱を大気へ放出するものである。好適には、熱交換器4で回収した熱も大気へ放出する。
【0026】
配管9は、自然循環式冷却塔8から熱交換器6あるいは熱交換器4まで、および熱交換器6から熱交換器4までの間を構成している。
【0027】
本実施形態では、冷却水循環系の冷却水は、各々の熱交換器4,6で回収された熱を保った状態で自然循環式冷却塔8へ流れ、自然循環式冷却塔8で熱を放出し、再び熱交換器4、あるいは熱交換器6へ流れて循環する。
【0028】
配管9のうち、熱交換器6と二次系循環冷却ポンプ3との間には、原子炉圧力容器21の圧力が上昇した際に開く第1弁11が配置される。また、二次系循環冷却ポンプ3と熱交換器4との間には、通常時は開いており、原子炉圧力容器21の圧力が上昇した際に閉じる第2弁12が配置される。更に、熱交換器6と熱交換器4との間には、通常時は閉じており、原子炉圧力容器21の圧力が上昇した際に開く第3弁13が配置されている。
【0029】
配管10は、熱交換器4から自然循環式冷却塔8まで、あるいは配管9のうち熱交換器6から熱交換器4までの間に設けられる分岐部分から自然循環式冷却塔8までを構成している。
【0030】
次に、本実施形態に係る格納容器圧力上昇緩和設備の動作の流れについて説明する。
【0031】
長期SBOにおいて原子炉圧力容器21が隔離され、高温待機状態、且つ原子炉給水系からの冷却材流入が無くなった場合に、弁32,35が開いて崩壊熱により発生する蒸気を原子炉圧力容器21から取り出しRCICタービン1へ送ることでRCICタービン1が回転駆動される。RCICタービン1の回転駆動に使用された蒸気は熱交換器4に送られ、冷却水との熱交換により冷却される。水を含む冷却された蒸気は、配管5を通してサプレッションプール22へ排出される。
【0032】
RCICタービン1の回転駆動により、RCICタービン1に連結された原子炉注水ポンプ2が駆動する。この際、弁31,34が開き、原子炉注水ポンプ2はサプレッションプール22内のサプレッションプール水を取り出し、原子炉圧力容器21へ注水を行う。
【0033】
原子炉圧力容器21内の水位が「水位高」まで到達した場合は、弁34を閉じるとともに弁33を開くことで、注水先をサプレッションプール22に切り替え、循環冷却運転を行う。この循環冷却運転は、原子炉注水ポンプ2によって取り出したサプレッションプール水を熱交換器6にて冷却し、サプレッションプール22へ再度戻することでサプレッションプール水の循環冷却を行うものとする。
【0034】
その後、原子炉圧力容器21内の水位が再び「水位低」まで低下した後は、弁33を閉じるとともに弁34を開いて、原子炉圧力容器21への注水に切り替えて運転する。
【0035】
また、RCICタービン1の回転駆動により、原子炉注水ポンプ2と同時に、RCICタービン1に連結された二次系循環冷却ポンプ3が駆動する。二次系循環冷却ポンプ3は、自然循環式冷却塔8の下部から冷却水を取り出し、RCICタービン1からの排気を冷却する熱交換器4とサプレッションプール22の熱を除去する熱交換器6にそれぞれ冷却水を共有する。熱交換器4,6にて熱を受け取った冷却水は自然循環式冷却塔8へ移送される。
【0036】
より詳細には、第1弁11および第2弁12は通常時は開いており、第3弁13は閉じている。そして、格納容器20内の圧力上昇に伴い、中央制御室の運転員による指令によって第1弁11が閉じられ、まずは熱交換器4により格納容器20から放出された蒸気によるサプレッションプール水の温度上昇を緩和する。
【0037】
そして、格納容器20内の更なる圧力上昇に伴い、中央制御室の運転員による指令によって第2弁12を閉じるとともに第1弁11を開き、熱交換器6によるサプレッションプール水の循環冷却を行う。
【0038】
この際、格納容器20から放出された蒸気によるサプレッションプール水の温度上昇を緩和するために、熱交換器6通過後の冷却水を自然循環式冷却塔8へ全量送るのではなく、第1弁11に併せて第3弁13を開いて、まだ熱交換の余地がある熱交換器6通過後の冷却水の一部を熱交換器4に送ることによって、より効果的に冷却を行うことを図ることが望ましい。
【0039】
自然循環式冷却塔8では、熱交換器4,6で熱を回収した冷却水を大気に散水する。これにより、熱を持った冷却水が空気と触れることで一部の冷却水が蒸発する。蒸発した際の気化熱(蒸発潜熱)により冷却水が保有する熱が大気へ放出され、冷却水は湿球温度付近まで冷却される。その後、冷却水は自然循環式冷却塔8の底部の貯水槽へ移動し、二次系循環冷却ポンプ3によって再び熱交換器4,6へ移送される。
【0040】
熱を受けた空気と一部の蒸発した水は密度が低いことから、自然循環式冷却塔8の上部へ移動し、大気へ自然放出される。この上部への移動によって自然循環式冷却塔8側部から外の空気が中に吸い込まれ冷却水の気化に利用されるという空気の自然循環が発生し、その循環により自然循環式冷却塔8の連続的な運転が行われる。
【0041】
次に、本実施形態の効果について説明する。
【0042】
上述した本実施形態の格納容器圧力上昇緩和設備は、原子炉圧力容器21の蒸気により駆動するRCICタービン1と、RCICタービン1によって駆動する、サプレッションプール水を循環させる原子炉注水ポンプ2と、原子炉注水ポンプ2により循環されるサプレッションプール水から熱を除去する熱交換器6と、RCICタービン1によって駆動する、熱交換器6を流れる冷却水を循環させる二次系循環冷却ポンプ3と、冷却水が貯留されており、熱交換器6で回収した熱を大気へ放出する自然循環式冷却塔8と、を有する。
【0043】
よって、RCICタービン1の排気の冷却やサプレッションプール22内のサプレッションプール水の冷却を行うことで、SRVから格納容器20への蒸気排出を従来に比べて緩和させるとともに、RCICタービン1の排気からの熱量流入を従来に比べて抑制させることが可能となる。これにより、格納容器20へ流入する熱量を低減し、長期SBO時における格納容器20の圧力の上昇を抑制させ、RCICタービン1の設備への機能影響の緩和とベントに至る時間の延伸を図ることができ、原子力発電プラントの更なる安全性向上に寄与する。
【0044】
また、RCICタービン1からの排気蒸気から熱を二次系循環冷却ポンプ3による循環する冷却水へ回収する熱交換器4と、熱交換器4で冷やされた蒸気、復水をサプレッションプール22へ送る配管5と、を更に有するため、サプレッションプール水の冷却をより効率的に行うことができる。
【0045】
更に、格納容器20の圧力が上昇した際に開く、熱交換器6と二次系循環冷却ポンプ3との間の配管に設けられた第1弁11を更に有することで、格納容器20内の圧力上昇の際にまずは熱交換器4によりサプレッションプール水の温度上昇を緩和することができる。
【0046】
また、通常時は開いており、原子炉圧力容器21の圧力が上昇した際に閉じる、二次系循環冷却ポンプ3と熱交換器4との間の配管に設けられた第2弁12を更に有することにより、格納容器20内の圧力上昇の際はまずは熱交換器4によりサプレッションプール水の温度上昇を緩和することを優先するとともに、格納容器20の更なる圧力上昇の際にサプレッションプール水の循環冷却を行うことができるようになる。
【0047】
更に、通常時は閉じており、原子炉圧力容器21の圧力が上昇した際に開く、熱交換器6と熱交換器4との間の配管に設けられた第3弁13を更に有することで、熱交換の余地がある熱交換器6通過後の冷却水の一部を熱交換器4に導くことができるようになる。
【0048】
また、第3弁13は、第1弁11が開く際に併せて開くことにより、熱交換の余地がある熱交換器6通過後の冷却水の一部を熱交換器4に導くことができ、サプレッションプール水の冷却も併せて行うことができるため、冷却効率を更に高めることができる。
【0049】
<その他>
なお、本発明は上記の実施形態に限られず、種々の変形、応用が可能なものである。上述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。
【符号の説明】
【0050】
1…RCICタービン
2…原子炉注水ポンプ
3…二次系循環冷却ポンプ
4…熱交換器(第2熱交換器)
5…配管
6…熱交換器(第1熱交換器)
7…配管
8…自然循環式冷却塔
9…配管
10…配管
11…第1弁
12…第2弁
13…第3弁
20…格納容器
21…原子炉圧力容器
22…サプレッションプール
31,32,33,34,35…弁
図1