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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-28
(45)【発行日】2024-11-06
(54)【発明の名称】測位方法および通信装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 64/00 20090101AFI20241029BHJP
   H04W 72/20 20230101ALI20241029BHJP
【FI】
H04W64/00 140
H04W72/20
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2023531100
(86)(22)【出願日】2020-11-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-08
(86)【国際出願番号】 CN2020131220
(87)【国際公開番号】W WO2022109804
(87)【国際公開日】2022-06-02
【審査請求日】2023-07-03
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】邱 建▲軍▼
(72)【発明者】
【氏名】文 ▲海▼超
(72)【発明者】
【氏名】江 立▲紅▼
【審査官】小松崎 里沙
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/197829(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/146739(WO,A1)
【文献】特表2020-508596(JP,A)
【文献】国際公開第2020/006769(WO,A1)
【文献】特開2012-154760(JP,A)
【文献】TruePosition,TP for 36.305[online], 3GPP TSG-RAN WG3#70 R3-103315,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_70/Docs/R3-103315.zip>,2010年11月09日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4、6
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
測位端末に適用される測位方法であって、
ネットワークデバイスから第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージはクロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含む、ステップと、
前記第1のメッセージに基づいて前記ネットワークデバイスにアクセス要求情報を送信するステップと、
前記ネットワークデバイスから測位リソース割り当て情報を受信するステップであって、前記測位リソース割り当て情報は、前記ネットワークデバイスが前記測位端末によって送信された前記アクセス要求情報を受信し、前記アクセス要求情報を位置管理機能(LMF)に送信した後で決定される、ステップと、
前記測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定するステップと、
前記測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスに前記測位パルスを送信するステップであって、前記測位端末の前記近傍の範囲内に3つ以上のネットワークデバイスが存在する、ステップと
を含み、
前記第1のメッセージが、セッション再構成フラグ情報をさらに含み、
前記セッション再構成フラグ情報は、前記測位リソース割り当て情報が変化したときに前記アクセス要求情報を再送するために使用される、方法。
【請求項2】
前記アクセスネットワークリソース割り当て情報が、アクセス位置番号、アクセス周期性、およびアクセス位置間隔周期性を含み、
前記アクセス位置番号は、ネットワークにアクセスするために前記測位端末によって使用されるシンボルリソースを示し、
前記アクセス周期性は、前記測位端末が前記ネットワークへのアクセスに失敗した後で前記測位端末が前記ネットワークに再アクセスするのに必要な間隔時間を示し、
前記アクセス位置間隔周期性は、前記測位端末が異なるアクセス位置番号でアクセスを行う間隔周期性を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記測位リソース割り当て情報が、前記LMFによって前記測位端末に割り当てられた測位シンボルリソースを搬送し、前記測位シンボルリソースは、測位シンボル位置番号および測位パルス送信周期性を含み、
前記測位シンボル位置番号は、前記測位端末が前記測位パルスを送信するリソース位置を示し、
前記測位パルス送信周期性は、前記測位端末が前記測位パルスを送信する周期性を示す、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定する前記ステップの後に、前記方法は、
タイマを開始するステップと、
前記測位パルス送信周期性に基づいて前記測位パルスを送信するステップと
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のメッセージを受信してから前記測位パルスを送信するまでの時間間隔を決定するステップ、および
前記時間間隔が事前設定された時間閾値よりも大きい場合、前記測位端末により、休止状態に入るステップ、または
前記時間間隔が事前設定された時間閾値以下である場合、前記測位端末により、前記測位パルスを送信するステップ
をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記測位端末がネットワークに最初にアクセスする場合、および
前記測位端末が、前記LMFの管理領域以外のLMFの管理領域に移動する場合に、
前記測位端末は、前記測位リソース割り当て情報を再受信する必要がある、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
測位端末に適用される測位方法であって、
ネットワークデバイスから第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージはクロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含む、ステップと、
前記第1のメッセージに基づいて前記ネットワークデバイスにアクセス要求情報を送信するステップと、
前記ネットワークデバイスから測位リソース割り当て情報を受信するステップであって、前記測位リソース割り当て情報は、前記ネットワークデバイスが前記測位端末によって送信された前記アクセス要求情報を受信し、前記アクセス要求情報を位置管理機能(LMF)に送信した後で決定される、ステップと、
前記測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定するステップと、
前記測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスに前記測位パルスを送信するステップであって、前記測位端末の前記近傍の範囲内に3つ以上のネットワークデバイスが存在する、ステップと
を含み、
前記第1のメッセージを受信してから前記測位パルスを送信するまでの時間間隔を決定するステップ、および
前記時間間隔が事前設定された時間閾値よりも大きい場合、前記測位端末により、休止状態に入るステップ、または
前記時間間隔が事前設定された時間閾値以下である場合、前記測位端末により、前記測位パルスを送信するステップ
をさらに含む、方法。
【請求項8】
ネットワークデバイスに適用される測位方法であって、
測位端末に第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のメッセージはクロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含む、ステップと、
前記測位端末が前記第1のメッセージを受信した後で前記測位端末によって送信されたアクセス要求情報を受信するステップと、
位置管理機能(LMF)が測位リソース割り当て情報をフィードバックすることを可能にするために、前記アクセス要求情報を前記LMFに送信するステップと、
前記測位端末が前記測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定することを可能にするために、前記測位リソース割り当て情報を前記測位端末に送信するステップと
を含み、
前記第1のメッセージが、セッション再構成フラグ情報をさらに含み、
前記セッション再構成フラグ情報は、前記測位リソース割り当て情報が変化したときに前記アクセス要求情報を再送するために使用される、方法。
【請求項9】
通信装置であって、送受信部と、処理部とを備え、
前記送受信部は、
ネットワークデバイスから第1のメッセージを受信することであって、前記第1のメッセージはクロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含む、ことと、
前記第1のメッセージに基づいて前記ネットワークデバイスにアクセス要求情報を送信することと、
前記ネットワークデバイスから測位リソース割り当て情報を受信することであって、前記測位リソース割り当て情報は、前記ネットワークデバイスが測位端末によって送信された前記アクセス要求情報を受信し、前記アクセス要求情報を位置管理機能(LMF)に送信した後で決定される、ことと
を行うように構成され、
前記処理部は、
前記測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定することと、
前記測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスに前記測位パルスを送信することであって、前記測位端末の前記近傍の範囲内に3つ以上のネットワークデバイスが存在する、ことと
を行うように構成され
前記第1のメッセージが、セッション再構成フラグ情報をさらに含み、
前記セッション再構成フラグ情報は、前記測位リソース割り当て情報が変化したときに前記アクセス要求情報を再送するために使用される、装置。
【請求項10】
通信装置であって、送受信部と、処理部とを備え、
前記送受信部は、
ネットワークデバイスから第1のメッセージを受信することであって、前記第1のメッセージはクロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含む、ことと、
前記第1のメッセージに基づいて前記ネットワークデバイスにアクセス要求情報を送信することと、
前記ネットワークデバイスから測位リソース割り当て情報を受信することであって、前記測位リソース割り当て情報は、前記ネットワークデバイスが測位端末によって送信された前記アクセス要求情報を受信し、前記アクセス要求情報を位置管理機能(LMF)に送信した後で決定される、ことと
を行うように構成され、
前記処理部は、
前記測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定することと、
前記測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスに前記測位パルスを送信することであって、前記測位端末の前記近傍の範囲内に3つ以上のネットワークデバイスが存在する、ことと
を行うように構成され
前記処理部は、
前記第1のメッセージを受信してから前記測位パルスを送信するまでの時間間隔を決定することであって、
前記時間間隔が事前設定された時間閾値よりも大きい場合、前記測位端末は休止状態に入り、または
前記時間間隔が事前設定された時間閾値以下である場合、前記測位端末は前記測位パルスを送信する、こと
を行うようにさらに構成される、装置。
【請求項11】
通信装置であって、送受信部と、処理部とを備え、
前記送受信部は、
測位端末に第1のメッセージを送信することであって、前記第1のメッセージはクロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含む、ことと、
前記測位端末が前記第1のメッセージを受信した後で前記測位端末によって送信されたアクセス要求情報を受信することと
を行うように構成され、
前記処理部は、
位置管理機能(LMF)が測位リソース割り当て情報をフィードバックすることを可能にするために、前記アクセス要求情報を前記LMFに送信することと、
前記測位端末が前記測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定することを可能にするために、前記測位リソース割り当て情報を前記測位端末に送信することと
を行うように構成され
前記第1のメッセージが、セッション再構成フラグ情報をさらに含み、
前記セッション再構成フラグ情報は、前記測位リソース割り当て情報が変化したときに前記アクセス要求情報を再送するために使用される、装置。
【請求項12】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、前記命令が実行されると、コンピュータは、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行可能となる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、前記命令が実行されると、コンピュータは、請求項8に記載の方法を実行可能となる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信技術の分野に関し、特に、測位方法および通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代(5th generation、5G)技術の発展に伴い、ますます多くの分野で高精度測位要件が高まっている。例えば、工業団地には多数のデバイスがあり、各デバイスの位置を決定することは、団地のリソースをより適切に構成するのに役立つ。
【0003】
5Gの第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP(登録商標))規格におけるアップリンク到着時間差(uplink time difference of arrival、UTDOA)および観測到着時間差(observed time difference of arrival、OTDOA)などの測位方法に基づいて端末デバイスを測位することは、高精度測位要件を満たすことができる。しかしながら、測位プロセスでは、端末デバイスは、ネットワークデバイスへの無線リソース制御(radio resource control、RRC)接続をリアルタイムで維持する必要がある。その結果、端末デバイスの電力消費が高くなる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願は、デバイスの測位精度を保証し、デバイスの電力消費を削減するための測位方法および通信装置を提供する。
【0005】
第1の態様によれば、本出願の一実施形態は測位方法を提供する。測位方法では、測位端末、少なくとも3つのネットワークデバイス(例えば、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および第3のネットワークデバイス)、および位置管理機能(location management function、LMF)は、測位端末の測位を実施するために互いに対話する必要がある。
【0006】
任意のネットワークデバイスが測位端末に第1のメッセージを送信すると仮定する。この場合、測位端末はネットワークデバイスから第1のメッセージを受信する。第1のメッセージは、クロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含む。次いで、測位端末は、第1のメッセージに基づいてネットワークデバイスにアクセス要求情報を送信する。ネットワークデバイスは、第1の要求情報を受信し、アクセス要求情報をLMFに送信する。LMFは、アクセス要求情報に基づいて、測位端末に必要な測位リソース割り当て情報を決定し、測位リソース割り当て情報をネットワークデバイスに送信する。ネットワークデバイスは、測位端末がネットワークデバイスから測位リソース割り当て情報を受信することを可能にするために、測位端末に測位リソース割り当て情報を送信する。測位端末は、測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定し、測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイス(例えば、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および第3のネットワークデバイス)が到着時間(time of arrival、TOA)を取得することを可能にするために、測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスに測位パルスを送信し、TOAをLMFに送信し、測位端末の近傍の範囲内に3つ以上のネットワークデバイスが存在する。LMFは、TOAに基づいて測位端末の位置情報を決定する。
【0007】
測位端末がクロック同期情報を取得した後、測位端末とネットワークデバイスとの間の時間同期が保証されることができ、その結果、測位サービスが実行されるとき、LMFは異なる時点で測位端末の位置情報を決定することができることに留意されたい。アクセスネットワークリソース割り当て情報を取得した後で、測位端末は、ネットワークにアクセスする方式を決定し得る。ネットワークにアクセスした後、測位端末は関連サービスのリソース情報を取得し得る。例えば、本出願における測位サービスの場合、測位端末は、ネットワークにアクセスした後に測位リソース割り当て情報を取得し得る。
【0008】
従来の技術と比較して、測位端末のこの測位方式では、RRC接続が不要であり、測位端末とLMFとの間で交換される情報が低減される。これにより、測位端末の電力消費損失を低減することができる。加えて、測位端末の測位パルスは周期的に送信され、測位端末は測位パルスが送信された後に休止状態に入る。これにより、測位端末の電力消費損失をさらに低減することができる。
【0009】
任意選択の一実装形態では、第1のメッセージはセッション再構成フラグ情報をさらに含み、セッション再構成フラグ情報は、測位リソース割り当て情報が変化したときにアクセス要求情報を再送するために使用される。
【0010】
測位シンボルリソースが変化するので、測位端末はセッションを再確立する必要があることに留意されたい。したがって、第1のメッセージはセッション再構成フラグ情報をさらに含み、その結果、測位端末は、測位リソース割り当て情報が変化したときにアクセス要求情報を再送する。
【0011】
任意選択の一実装形態では、アクセスネットワークリソース割り当て情報は、アクセス位置番号、アクセス周期性、およびアクセス位置間隔周期性を含む。アクセス位置番号は、ネットワークにアクセスするために測位端末によって使用されるシンボルリソースを示す。アクセス周期性は、測位端末がネットワークへのアクセスに失敗した後に測位端末がネットワークに再アクセスするのに必要な間隔時間を示す。アクセス位置間隔周期性は、測位端末が異なるアクセス位置番号でアクセスを行う間隔周期性を示す。
【0012】
アクセス位置番号は、ネットワークにアクセスするために測位端末によって使用されるシンボルリソース、言い換えれば、測位端末がアクセス要求を最初に開始するときに使用されるアクセスシンボル位置を示す。例えば、アクセス位置番号は、複数のアクセスシンボル位置を含む。測位端末は、アクセス要求情報をネットワークデバイスに送信するために1つのアクセスシンボル位置を選択し得る。測位端末がアクセス位置番号によって提供されるアクセスシンボルでネットワークにアクセスすると判定した場合、ネットワークデバイスは測位端末とサービス情報を伝送する。
【0013】
アクセス周期性は、測位端末がネットワークへのアクセスに失敗した後に測位端末がネットワークに再アクセスするのに必要な間隔時間を示す。アクセスシンボル位置は限定され得ることに留意されたい。しかしながら、同時に、複数の測位端末がネットワークにアクセスする必要があり得、複数の測位端末によって取得されたアクセス位置番号は同じであり得る。この場合、測位端末がネットワークへのアクセスに失敗する可能性がある。ネットワークへのアクセスに失敗した後、測位端末はアクセス周期性に基づいて再度アクセスを行う。例えば、アクセス周期性設定の設定規則は、アクセス失敗の数が増加するにつれてアクセス周期性の値が指数関数的に増加することである。測位端末は、初めてネットワークへのアクセスに失敗した後、2秒後にアクセス要求情報を再開始し、2回目にネットワークへのアクセスに失敗した後、4秒後にアクセス要求情報を再開始する。加えて、アクセス周期性の設定規則はここでは特に限定されず、アクセス周期性は固定値に基づいて設定されてもよい。これは、本出願では特に限定されない。測位端末は、アクセスが失敗した後、アクセス周期性の間隔でネットワークに再アクセスする。一態様では、ネットワークにアクセスしようとする継続的な試行によって引き起こされる電力消費の浪費が回避され得る。別の態様では、別の測位端末とのネットワークアクセス競合の量が低減され得る。
【0014】
アクセス位置間隔周期性は、測位端末が異なるアクセス位置番号でアクセスを行う間隔周期性を示す。同じアクセス位置番号のアクセスシンボル位置は制限され、アクセスが開始され得る新しいアクセスシンボル位置は、アクセス位置間隔周期性に基づいて決定されることに留意されたい。測位端末がネットワークにアクセスするとき、任意のアクセスシンボル位置が追加され得る。例えば、アクセス位置番号に基づいて、アクセスが開始され得るアクセスシンボル位置が位置1であると決定される。アクセス位置間隔周期性が5である場合、位置6は5つの位置の間隔で決定されてもよく、測位端末は位置6でアクセス要求情報を開始してもよい。
【0015】
測位端末は、測位端末がネットワークにアクセスするときに発生する競合を回避するために、初期アクセスシンボルリソースをランダムに選択し、初期アクセス要求情報を送信し得ることに留意されたい。同時に、測位端末は、測位リソース割り当て情報を待つためのタイマを開始する。タイマが満了したときに測位リソース割り当て情報をまだ取得していない場合、測位端末は、アクセス周期性の構成情報を参照してアクセス要求情報を再開始する。
【0016】
任意選択の一実装形態では、測位リソース割り当て情報は、LMFによって測位端末に割り当てられた測位シンボルリソースを搬送し、測位シンボルリソースは、測位シンボル位置番号および測位パルス送信周期性を含む。測位シンボル位置番号は、測位端末が測位パルスを送信するリソース位置を示す。測位パルス送信周期性は、測位端末が測位パルスを送信する周期性を示す。
【0017】
任意選択の一実装形態では、測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定した後、測位端末はタイマを開始し、測位パルス送信周期性に基づいて測位パルスを送信する。
【0018】
測位リソース割り当て情報を取得した後で、測位端末はタイマを開始し、測位パルス送信周期性に基づいて測位パルスを送信し得、その結果、LMFは測位端末の位置情報を周期的に決定することができることに留意されたい。
【0019】
任意選択の一実装形態では、測位端末は、第1のメッセージを受信してから測位パルスを送信するまでの時間間隔を決定する。時間間隔が事前設定された時間閾値よりも大きい場合、測位端末は休止状態に入る。時間間隔が事前設定された時間閾値以下である場合、測位端末は測位パルスを送信する。
【0020】
任意選択の一実装形態では、測位端末がネットワークに最初にアクセスする場合、および、測位端末が、LMFの管理領域以外のLMFの管理領域に移動する場合に、測位端末は、測位リソース割り当て情報を再受信する必要がある。
【0021】
任意選択の一実装形態では、測位リソース割り当て情報をネットワークデバイスに送信した後で、LMFは、測位シンボルリソースを割り当てられた状態に設定する。
【0022】
測位リソース割り当て情報を測位端末に割り当てた後、LMFは、別の測位端末が測位シンボルリソースを占有することを回避するために、測位リソース割り当て情報内の測位シンボルリソースを割り当てられた状態に設定することに留意されたい。
【0023】
任意選択の一実装形態では、測位リソース割り当て情報をネットワークデバイスに送信した後で、LMFはタイマを開始する。タイマが満了したときに測位端末の近傍の範囲内でネットワークデバイスによって送信されたTOAが受信されない場合、LMFは測位シンボルリソースを解放する。
【0024】
測位シンボルリソースを割り当てられた状態に設定した後、LMFは、測位端末に関するTOA測定結果を待つためにタイマを開始することに留意されたい。タイマが満了したときに測位端末に関するTOA測定結果がまだ受信されていない場合(具体的には、タイマが満了したときにLMFがTOA測定結果をまだ受信しない場合、測位端末は測位シンボルリソースの下で測位パルスを送信しないか、または測位シンボルリソースが利用できないと考えられる)、LMFは測位シンボルリソースを解放する。
【0025】
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は、送受信部と処理部とを含む通信装置を提供する。送受信部は、ネットワークデバイスから第1のメッセージを受信し、第1のメッセージはクロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含み、第1のメッセージに基づいてネットワークデバイスにアクセス要求情報を送信し、ネットワークデバイスから測位リソース割り当て情報を受信し、測位リソース割り当て情報は、ネットワークデバイスが測位端末によって送信されたアクセス要求情報を受信し、位置管理機能(LMF)にアクセス要求情報を送信した後で決定される、ように構成される。処理部は、測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定し、測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスに測位パルスを送信し、測位端末の近傍の範囲内に3つ以上のネットワークデバイスが存在する、ように構成される。
【0026】
任意選択の一実装形態では、第1のメッセージはセッション再構成フラグ情報をさらに含み、セッション再構成フラグ情報は、測位リソース割り当て情報が変化したときにアクセス要求情報を再送するために使用される。
【0027】
任意選択の一実装形態では、アクセスネットワークリソース割り当て情報は、アクセス位置番号、アクセス周期性、およびアクセス位置間隔周期性を含む。アクセス位置番号は、ネットワークにアクセスするために測位端末によって使用されるシンボルリソースを示す。アクセス周期性は、測位端末がネットワークへのアクセスに失敗した後に測位端末がネットワークに再アクセスするのに必要な間隔時間を示す。アクセス位置間隔周期性は、測位端末が異なるアクセス位置番号でアクセスを行う間隔周期性を示す。
【0028】
任意選択の一実装形態では、測位リソース割り当て情報は、LMFによって測位端末に割り当てられた測位シンボルリソースを搬送し、測位シンボルリソースは、測位シンボル位置番号および測位パルス送信周期性を含む。測位シンボル位置番号は、測位端末が測位パルスを送信するリソース位置を示す。測位パルス送信周期性は、測位端末が測位パルスを送信する周期性を示す。
【0029】
任意選択の一実装形態では、処理部は、測位パルス送信周期性に基づいて測位パルスを送信するようにさらに構成される。
【0030】
任意選択の一実装形態では、処理部は、第1のメッセージを受信してから測位パルスを送信するまでの時間間隔を決定するようにさらに構成される。時間間隔が事前設定された時間閾値よりも大きい場合、測位端末は休止状態に入る。時間間隔が事前設定された時間閾値以下である場合、測位端末は測位パルスを送信する。
【0031】
任意選択の一実装形態では、測位端末がネットワークに最初にアクセスする場合、および、測位端末が、LMFの管理領域以外のLMFの管理領域に移動する場合に、測位端末は、測位リソース割り当て情報を再受信する必要がある。
【0032】
第3の態様によれば、本出願の一実施形態は、送受信部と処理部とを含む通信装置を提供する。送受信部は、ネットワークデバイスからアクセス要求情報を受信するように構成される。アクセス要求情報は、測位端末がネットワークデバイスから第1のメッセージを受信した後で測位端末によって送信される。第1のメッセージは、クロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含む。処理部は、アクセス要求情報に基づいて、測位端末に必要な測位リソース割り当て情報を決定し;ネットワークデバイスが測位端末に測位リソース割り当て情報を送信することを可能にするために、ネットワークデバイスに測位リソース割り当て情報を送信し、その結果、測位端末が測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定した後で、測位端末は測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスに測位パルスを送信し、測位端末の近傍の範囲内に3つ以上のネットワークデバイスが存在し;測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスによって送信された到着時間(TOA)を受信し、TOAは、測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスが測位パルスを受信した後で決定され;TOAに基づいて測位端末の位置情報を決定する、ように構成される。
【0033】
任意選択の一実装形態では、測位リソース割り当て情報は、LMFによって測位端末に割り当てられた測位シンボルリソースを搬送し、測位シンボルリソースは、測位シンボル位置番号および測位パルス送信周期性を含む。測位シンボル位置番号は、測位端末が測位パルスを送信するリソース位置を示す。測位パルス送信周期性は、測位端末が測位パルスを送信する周期性を示す。
【0034】
任意選択の一実装形態では、処理部は、測位シンボルリソースを割り当てられた状態に設定するようにさらに構成される。
【0035】
任意選択の一実装形態では、処理部は、タイマを開始し、タイマが満了したときに測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスによって送信されたTOAが受信されない場合、測位シンボルリソースを解放するようにさらに構成される。
【0036】
任意選択の一実装形態では、第1のメッセージはセッション再構成フラグ情報をさらに含み、セッション再構成フラグ情報は、測位リソース割り当て情報が変化したときにアクセス要求情報を再送するために使用される。
【0037】
任意選択の一実装形態では、アクセスネットワークリソース割り当て情報は、アクセス位置番号、アクセス周期性、およびアクセス位置間隔周期性を含む。アクセス位置番号は、ネットワークにアクセスするために測位端末によって使用されるシンボルリソースを示す。アクセス周期性は、測位端末がネットワークへのアクセスに失敗した後に測位端末がネットワークに再アクセスするのに必要な間隔時間を示す。アクセス位置間隔周期性は、測位端末が異なるアクセス位置番号でアクセスを行う間隔周期性を示す。
【0038】
第4の態様によれば、本出願の一実施形態は、送受信部と処理部とを含む通信装置を提供する。送受信部は、測位端末に第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、クロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含み;測位端末が第1のメッセージを受信した後で測位端末によって送信されたアクセス要求情報を受信する、ように構成される。処理部は、LMFが測位リソース割り当て情報をフィードバックすることを可能にするために、アクセス要求情報を位置管理機能(LMF)に送信し;測位端末が測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定することを可能にするために、測位リソース割り当て情報を測位端末に送信する、ように構成される。
【0039】
任意選択の一実装形態では、第1のメッセージはセッション再構成フラグ情報をさらに含み、セッション再構成フラグ情報は、測位リソース割り当て情報が変化したときにアクセス要求情報を再送するために使用される。
【0040】
任意選択の一実装形態では、アクセスネットワークリソース割り当て情報は、アクセス位置番号、アクセス周期性、およびアクセス位置間隔周期性を含む。アクセス位置番号は、ネットワークにアクセスするために測位端末によって使用されるシンボルリソースを示す。アクセス周期性は、測位端末がネットワークへのアクセスに失敗した後に測位端末がネットワークに再アクセスするのに必要な間隔時間を示す。アクセス位置間隔周期性は、測位端末が異なるアクセス位置番号でアクセスを行う間隔周期性を示す。
【0041】
任意選択の一実装形態では、測位リソース割り当て情報は、LMFによって測位端末に割り当てられた測位シンボルリソースを搬送し、測位シンボルリソースは、測位シンボル位置番号および測位パルス送信周期性を含む。測位シンボル位置番号は、測位端末が測位パルスを送信するリソース位置を示す。測位パルス送信周期性は、測位端末が測位パルスを送信する周期性を示す。
【0042】
第5の態様によれば、本出願は、プロセッサとメモリとを含む通信装置を提供する。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。装置が動作すると、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行し、その結果、通信装置は、第1の態様または第1の態様の実施形態のいずれか1つによる方法を実行する。
【0043】
第6の態様によれば、本出願の一実施形態は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様、または第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つによる方法を実行可能となる。
【0044】
第7の態様によれば、本出願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様または第1の態様の実施形態のいずれか1つによる方法を実行可能となる。
【0045】
第8の態様によれば、本出願の一実施形態はチップシステムを提供する。チップシステムは、第1の態様または第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる方法を実施するように構成されたプロセッサを含み、メモリをさらに含み得る。チップシステムは、チップを含んでもよく、またはチップと別のディスクリート部品とを含んでもよい。
【0046】
第9の態様によれば、本出願の一実施形態は通信システムを提供する。システムは、測位端末、ネットワークデバイス、およびLMFを含む。通信システムは、第1の態様または第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
【0047】
第2の態様から第9の態様で達成されることができる技術的効果については、第1の態様の対応する可能な設計解決策で達成されることができる技術的効果の説明を参照されたい。本出願において、ここでは詳細は説明されない。
【図面の簡単な説明】
【0048】
図1】本出願の一実施形態によるシステムアーキテクチャの概略図である。
図2】本出願の一実施形態による測位方法を実行する概略フローチャートである。
図3】本出願の一実施形態によるセッション確立方法の概略フローチャートである。
図4】本出願の一実施形態による測位サービスの概略フローチャートである。
図5】本出願の一実施形態による測位端末の動作状態の概略図である。
図6】本出願の一実施形態による測位端末の動作手順の概略図である。
図7A】本出願の一実施形態による測位端末の動作シーケンス図である。
図7B】本出願の一実施形態による測位端末の動作シーケンス図である。
図8A】本出願の一実施形態による測位方法の概略フローチャートである。
図8B】本出願の一実施形態による測位方法の概略フローチャートである。
図9】本出願の一実施形態による測位方法とUTDOA測位方法との比較の概略図である。
図10】本出願の一実施形態による通信装置の構造の概略図である。
図11】本出願の一実施形態による通信装置の構造の概略図である。
図12】本出願の一実施形態による通信装置の構造の概略図である。
図13】本出願の一実施形態による通信装置の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
本出願の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下は、添付図面を参照して本出願を詳細にさらに説明する。方法実施形態における具体的な動作方法はまた、装置実施形態またはシステム実施形態に適用されてもよい。本出願の説明において、別段の指定がない限り、「複数」は、2つまたは3つ以上を意味する。
【0050】
図1は、本出願による測位シナリオで使用され得る通信システムのアーキテクチャの概略図である。システムアーキテクチャは、コアネットワーク、複数のネットワークデバイス、および複数の測位端末を含む。本出願におけるコアネットワークの機能は、ゲートウェイモバイルロケーションセンタ(gateway mobile location center、GMLC)、LMF、ならびにアクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)を含む。
【0051】
本出願で言及される測位端末は、測位される必要がある物体に取り付けられることができる測位タグ、測位バンド、またはインテリジェントデバイスであり得ることに留意されたい。測位端末はページングをサポートせず、ネットワークデバイスによってウェイクアップされず、可搬性および高いモビリティの特性を有する。測位端末は、エネルギー消費を低減するために測位サービスのみをサポートし得る。しかしながら、実際の適用中、測位端末によってサポートされる特定のサービスは特に限定されない。また、測位端末は、他のオブジェクトと共に使用されてもよい。例えば、測位端末は、港湾の積込機械に取り付けられてもよく、測位端末は、化学プラントの作業者の防食服に取り付けられてもよく、または、測位端末は、携帯端末デバイス(携帯電話機、コンピュータなど)に取り付けられてもよい。測位端末が別のオブジェクトと共に使用される形態は、本出願では特に限定されない。
【0052】
例えば、ネットワークデバイスは、測位端末にアクセスサービスを提供し得る。ネットワークデバイスは、基地局(base station、BS)を含んでもよく、または基地局や、基地局を制御するための無線リソース管理デバイスなどを含んでもよい。ここでの基地局は、中継局、アクセスポイント、5Gネットワークの基地局、将来の発展型公衆陸上移動網(public land mobile network、PLMN)ネットワークの基地局、例えばNR基地局であってもよい。これは、本出願の実施形態では限定されない。
【0053】
例えば、GMLC、LMF、およびAMFは、3GPP(登録商標)標準機能であってもよく、または低電力測位要件をサポートするだけでよい3GPP(登録商標)標準機能の簡略バージョンであってもよい。AMFは、ネットワークデバイスまたはLMFに接続されてもよく、ネットワークデバイスまたはLMFに測位関連情報を転送してもよい。LMFは、測位端末の測位サービスに必要なリソースを割り当てるように構成されてもよく、測位端末の位置情報を決定するために、測位端末の位置を計算するようにさらに構成されてもよい。GMLCは、関連するソフトウェアアプリケーションが測位端末の位置情報を表示するか、または測位端末の位置情報を使用して他のサービス処理を行うように、測位端末の位置情報を関連するソフトウェアアプリケーションにフィードバックしてもよい。
【0054】
加えて、測位サービスを実行するとき、本出願の測位端末はネットワークデバイスに測位パルスを送信する必要があることにさらに留意されたい。測位パルスを受信した後、ネットワークデバイスはTOAを取得し、TOA測定報告をLMFにフィードバックする。LMFは、TOA測定報告に基づいて測位端末とネットワークデバイスとの間の距離を決定する。しかしながら、測位端末の位置は、1つのネットワークデバイスによってフィードバックされたTOA測定レポートに基づいて決定されることができない。LMFが測位端末の位置情報を正確に取得できるように、少なくとも3つのネットワークデバイスがTOA測定レポートをフィードバックする必要がある。したがって、本出願で言及されているネットワークデバイスは3つ以上ある。詳細は、以下で再び説明されない。
【0055】
測位端末は、本出願における測位方法を実施するためにLMFとセッションを確立する必要がある。セッションが確立された後、LMFは測位リソースを測位端末に割り当てる。測位端末は、測位リソースに基づいてネットワークデバイスに測位パルスを送信する。ネットワークデバイスは、LMFがTOAに基づいて測位端末の位置情報を取得することを可能にするために、測位パルスのTOAをLMFにフィードバックする。図2は、測位端末およびLMFがセッション確立手順を実行した後にのみ測位サービス手順が実行され得ることを示している。測位端末は、測位サービスを1回実行した後に休止状態に入り、再びウェイクアップされた後にのみ測位サービス手順を実行する。測位端末が測位サービスを1回実行した後に休止状態に入り、次に測位サービスを実行する必要があるまでウェイクアップされることにより、測位端末の電力消費損失を低減することができる。
【0056】
図3は、本出願の一実施形態によるセッション確立の概略フローチャートである。セッション確立は、測位端末、ネットワークデバイス、およびLMFの間で情報を交換することによって実施される必要がある。実際の適用中、ネットワークデバイスはAMFを介してLMFにメッセージを転送する必要がある。したがって、LMFが図にさらに示されている。セッションが確立されると、以下のステップが実行され得る。
【0057】
ステップ301:ネットワークデバイスは測位端末に第1のメッセージを送信する。第1のメッセージは、クロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含む。
【0058】
ステップ302:測位端末はネットワークデバイスから第1のメッセージを受信し、第1のメッセージに基づいてアクセス要求情報を決定する。
【0059】
測位端末がクロック同期情報を取得した後、測位端末とネットワークデバイスとの間の時間同期が保証されることができ、その結果、測位サービスが実行されるとき、LMFは異なる時点で測位端末の位置情報を決定することができることに留意されたい。アクセスネットワークリソース割り当て情報を取得した後で、測位端末は、ネットワークにアクセスする方式を決定し得る。ネットワークにアクセスした後、測位端末は関連サービスのリソース情報を取得し得る。例えば、本出願における測位サービスの場合、測位端末は、ネットワークにアクセスした後に測位リソース割り当て情報を取得し得る。
【0060】
例えば、アクセスネットワークリソース割り当て情報は、アクセス位置番号(access symbol identity document)、アクセス周期性(initial access period)、およびアクセス位置間隔周期性(access resource cycle)を含む。
【0061】
アクセス位置番号は、ネットワークにアクセスするために測位端末によって使用されるシンボルリソース、言い換えれば、測位端末がアクセス要求を最初に開始するときに使用されるアクセスシンボル位置を示す。例えば、アクセス位置番号は、複数のアクセスシンボル位置を含む。測位端末は、アクセス要求情報をネットワークデバイスに送信するために1つのアクセスシンボル位置を選択し得る。測位端末がアクセス位置番号によって提供されるアクセスシンボルでネットワークにアクセスすると判定した場合、ネットワークデバイスは測位端末とサービス情報を伝送する。
【0062】
アクセス周期性は、測位端末がネットワークへのアクセスに失敗した後に測位端末がネットワークに再アクセスするのに必要な間隔時間を示す。アクセスシンボル位置は限定され得ることに留意されたい。しかしながら、同時に、複数の測位端末がネットワークにアクセスする必要があり得、複数の測位端末によって取得されたアクセス位置番号は同じであり得る。この場合、測位端末がネットワークへのアクセスに失敗する可能性がある。ネットワークへのアクセスに失敗した後、測位端末はアクセス周期性に基づいて再度アクセスを行う。例えば、アクセス周期性設定の設定規則は、アクセス失敗の数が増加するにつれてアクセス周期性の値が指数関数的に増加することである。測位端末は、初めてネットワークへのアクセスに失敗した後、2秒後にアクセス要求情報を再開始し、2回目にネットワークへのアクセスに失敗した後、4秒後にアクセス要求情報を再開始する。加えて、アクセス周期性の設定規則はここでは特に限定されず、アクセス周期性は固定値に基づいて設定されてもよい。これは、本出願では特に限定されない。測位端末は、アクセスが失敗した後、アクセス周期性の間隔でネットワークに再アクセスする。一態様では、ネットワークにアクセスしようとする継続的な試行によって引き起こされる電力消費の浪費が回避され得る。別の態様では、別の測位端末とのネットワークアクセス競合の量が低減され得る。
【0063】
アクセス位置間隔周期性は、測位端末が異なるアクセス位置番号でアクセスを行う間隔周期性を示す。同じアクセス位置番号のアクセスシンボル位置は制限され、アクセスが開始され得る新しいアクセスシンボル位置は、アクセス位置間隔周期性に基づいて決定されることに留意されたい。測位端末がネットワークにアクセスするとき、任意のアクセスシンボル位置が追加され得る。例えば、アクセス位置番号に基づいて、アクセスが開始され得るアクセスシンボル位置が位置1であると決定される。アクセス位置間隔周期性が5である場合、位置6は5つの位置の間隔で決定されてもよく、測位端末は位置6でアクセス要求情報を開始してもよい。
【0064】
測位端末は、測位端末がネットワークにアクセスするときに発生する競合を回避するために、初期アクセスシンボルリソースをランダムに選択し、初期アクセス要求情報を送信し得ることに留意されたい。同時に、測位端末は、測位リソース割り当て情報を待つためのタイマを開始する。タイマが満了したときに測位リソース割り当て情報をまだ取得していない場合、測位端末は、アクセス周期性の構成情報を参照してアクセス要求情報を再開始する。
【0065】
ステップ303:測位端末は、ネットワークデバイスにアクセス要求情報を送信する。
【0066】
ステップ304:ネットワークデバイスは、アクセス要求情報をAMFに転送する。
【0067】
ステップ305:AMFは、アクセス要求情報をLMFに転送する。
【0068】
ステップ306:LMFは、アクセス要求情報に基づいて、測位端末に必要な測位リソース割り当て情報を決定する。
【0069】
LMFは、複数の測位端末のための測位リソース割り当て情報を決定し得、異なる測位端末は異なる測位リソース割り当て情報に対応することに留意されたい。測位リソース割り当て情報は、LMFによって測位端末に割り当てられた測位シンボルリソースを搬送し得る。測位シンボルリソースは、測位シンボル位置番号(resource symbol index)、および測位パルス送信周期性(resource duration)を含む。測位シンボル位置番号は、測位端末が測位パルスを送信するリソース位置、言い換えれば、測位パルスが送信されるLMFによって割り当てられたリソース位置を示す。測位パルス送信周期性は、測位端末が測位パルスを送信する周期性を示す。
【0070】
ステップ307:LMFは、AMFに測位リソース割り当て情報を送信する。
【0071】
ステップ308:AMFは、測位リソース割り当て情報をネットワークデバイスに転送する。
【0072】
ステップ309:ネットワークデバイスは、測位リソース割り当て情報を測位端末に転送する。
【0073】
ステップ310:測位端末はリソース割り当て情報を記憶する。
【0074】
測位シンボルリソースが変化するので、測位端末はセッションを再確立する必要があることに留意されたい。したがって、第1のメッセージはセッション再構成フラグ情報をさらに含み、その結果、測位端末は、測位リソース割り当て情報が変化したときにアクセス要求情報を再送する。
【0075】
加えて、測位端末は、以下のケースのうちの1つまたは複数で測位リソース割り当て情報を再取得する必要があることにさらに留意されたい。
【0076】
ケース1:電源が投入され、ネットワークに登録された後、測位端末はネットワークに最初にアクセスし、測位サービスに必要な測位リソース割り当て情報を取得するためにセッション確立手順を開始する必要がある。
【0077】
ケース2:LMFの管理領域以外のLMFの管理領域に移動するとき、測位端末は、セッション確立手順を再開始し、測位サービスに必要な測位リソース割り当て情報を再取得する必要がある。例えば、測位端末は、第1のLMFへのセッション接続を確立し、測位リソース割り当て情報を取得し、測位端末は、第2のLMFによって管理される領域に移動する。この場合、第2のLMFへのセッション接続が再確立される必要がある。
【0078】
ケース3:LMFの管理領域から長時間離れてネットワークに再度入るとき、測位端末は、測位サービスに必要な測位リソース割り当て情報を再取得するためにセッション確立手順を再開始する必要がある。例えば、測位端末は、第1のLMFへのセッション接続を確立し、第1のLMFによって測位端末に割り当てられた測位リソース割り当て情報を取得する。次いで、測位端末は、第1のLMFの管理領域を一定期間離れた後、再び第1のLMFの管理領域に戻る。この場合、測位端末は、測位リソース割り当て情報を決定するために第1のLMFとのセッションを再確立する必要がある。
【0079】
本出願のこの実施形態で提供される測位端末とLMFとの間のセッション確立解決策では、測位端末とLMFとの間で交換される情報はほとんどない。測位端末は、第1のメッセージを取得するだけでよく、第1のメッセージに基づいてアクセス要求情報を開始し、次いで、測位端末のためにLMFによって決定された測位リソース割り当て情報を取得する。RRC接続を確立する必要があり、サウンディング基準信号(sounding reference signal、SRS)リソース割り当てを待機する必要がある従来の技術におけるセッション確立と比較して、情報を交換するための回数が大幅に低減される。測位端末の情報を交換する回数が低減されると、測位端末の動作持続時間が短くなる。したがって、測位端末の電力消費損失が低減される。
【0080】
図4は、本出願の一実施形態による測位サービスの概略フローチャートである。測位サービスは、測位端末と、第1のネットワークデバイスと、第2のネットワークデバイスと、第3のネットワークデバイスと、LMFとの間で情報を交換することによって実施される必要がある。実際の適用中、ネットワークデバイスはAMFを介してLMFにメッセージを転送する必要がある。したがって、AMFが図にさらに示されている。第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および第3のネットワークデバイスは、測位端末の近傍の範囲内に位置することに留意されたい。言い換えれば、測位端末は領域内のネットワークデバイスにデータを送信し得、領域内のネットワークデバイスはデータを受信し得る。
【0081】
図4では、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および第3のネットワークデバイスは、例示のための一例として使用されているにすぎない。しかしながら、実際の適用中、ネットワークデバイスの数は限定されない。第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および第3のネットワークデバイスのいずれか1つは、測位端末に第1のメッセージを送信するネットワークデバイスであってもよいし、測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイス(測位端末が情報を送信し得るネットワークデバイス)であってもよい。測位端末の近傍のネットワークデバイスは、測位端末の近くに位置するネットワークデバイス、例えば、測位端末への接続を確立する基地局の近隣セル基地局であってもよい。測位端末が測位されると、以下のステップが実行され得る。
【0082】
ステップ401:測位端末は、第1のネットワークデバイスに測位パルスを送信する。
【0083】
ステップ402:測位端末は、第2のネットワークデバイスに測位パルスを送信する。
【0084】
ステップ403:測位端末は、第3のネットワークデバイスに測位パルスを送信する。
【0085】
ステップ404:第1のネットワークデバイスは、測位パルスのTOAを測定する。
【0086】
ステップ405:第2のネットワークデバイスは、測位パルスのTOAを測定する。
【0087】
ステップ406:第3のネットワークデバイスは、測位パルスのTOAを測定する。
【0088】
ステップ407:第1のネットワークデバイスは、TOA測定結果をAMFにフィードバックする。
【0089】
ステップ408:第2のネットワークデバイスは、TOA測定結果をAMFにフィードバックする。
【0090】
ステップ409:第3のネットワークデバイスは、TOA測定結果をAMFにフィードバックする。
【0091】
ステップ410:AMFは、各ネットワークデバイスのTOA測定結果をLMFに送信する。
【0092】
ステップ411:LMFは、測位端末の位置情報を決定するために、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および第3のネットワークデバイスによってフィードバックされたTOA測定結果に対して位置解決を実行する。
【0093】
ステップ401からステップ403を実行する順序、ステップ404からステップ406を実行する順序、およびステップ407からステップ409を実行する順序は限定されないことに留意されたい。加えて、測位リソース割り当て情報を取得した後で、測位端末はタイマを開始し、測位パルス送信周期性に基づいて測位パルスを送信し得、その結果、LMFは測位端末の位置情報を周期的に決定することができることにさらに留意されたい。
【0094】
加えて、測位リソース割り当て情報を測位端末に割り当てた後、LMFは、別の測位端末が測位シンボルリソースを占有することを回避するために、測位リソース割り当て情報内の測位シンボルリソースを割り当てられた状態に設定することにさらに留意されたい。測位シンボルリソースを割り当てられた状態に設定した後、LMFは、測位端末に関するTOA測定結果を待つためにタイマを開始する。タイマが満了したときに測位端末に関するTOA測定結果がまだ受信されていない場合(具体的には、タイマが満了したときにLMFがTOA測定結果をまだ受信しない場合、測位端末は測位シンボルリソースの下で測位パルスを送信しないか、または測位シンボルリソースが利用できないと考えられる)、LMFは測位シンボルリソースを解放する。
【0095】
本出願における測位方法を実行するとき、測位端末は、主に、初期状態、アクセス状態、起動状態、および休止状態の4つの動作状態を含むことに留意されたい。4つの動作状態は、図5に示すように相互に変換されてもよい。電源が投入され、再起動され、または長時間にわたってネットワークから切断されると、測位端末は初期状態に入る。初期状態では、測位端末はネットワーク探索を実行し、第1のメッセージを捕捉しようと試み、第1のメッセージを読み取った後にネットワークパラメータを取得する。検索が失敗した場合、測位端末は、リトライ周期性を延長してネットワーク探索をリトライし、長時間のネットワーク探索によって引き起こされる過剰な電力消費を回避する。
【0096】
ネットワークにアクセスするために有効なネットワークパラメータを取得した後、測位端末は初期状態からアクセス状態に入る。アクセス状態では、測位端末はアクセス要求メッセージを送信し、LMFによって送信された測位リソース割り当て情報を受信し、次のウェイクアップ時間および測位パルスを送信するための時間を計算し、休止状態に入る。測位端末が休止状態にあるとき、ウェイクアップモジュールのみが動作状態にあり、他のモジュールはすべてオフになる。ウェイクアップ時間または測位パルスを送信するための時間が到来すると、測位端末はウェイクアップモジュールを用いて起動され、起動状態に入る。
【0097】
ウェイクアップ時間が到来したときに測位端末が起動状態に入る場合、測位端末はまず第1のメッセージ内のクロック同期情報を読み取り、システムメッセージに基づいてセッションが再確立される必要があるかどうか判定する。セッションが再確立される必要がある場合、測位端末はアクセス状態に入る。そうでない場合、測位端末は、次のウェイクアップ時間および測位パルスを送信するための次の時間を計算し、休止状態に入る。測位パルスを送信する時間が到来したときに測位端末がウェイクアップされる場合、測位端末は測位シンボルリソース上で測位パルスを直接送信し、休止状態に入る。
【0098】
測位端末の動作手順は、図6を参照して実行され得る。測位サービスを実行していないとき、測位端末は休止状態にあり、ウェイクアップ時間が到来すると周期的にウェイクアップされ、クロック同期を行うために同期クロック情報を含む第1のメッセージを受信する。測位端末は、第1のメッセージを受信してから測位パルスを送信するまでの時間間隔を決定する。時間間隔が事前設定された時間閾値よりも大きい場合、測位端末は最初に休止状態に入り、測位パルスを送信するための時間が到来したときにウェイクアップされ、測位パルスを送信する。時間間隔が事前設定された時間閾値以下である場合、測位端末は測位パルスを直接送信する。測位端末は、測位パルスを送信した後に休止状態に入り続ける。
【0099】
図7Aは、測位端末によって第1のメッセージを受信してから測位パルスを送信するまでの時間間隔が事前設定された時間閾値未満である場合の測位端末の動作時間シーケンス図を示す。図では、測位端末が休止状態にあるときに必要な待機電流は1μAと決定され、測位端末がウェイクアップ時間期間にあるときに第1のメッセージを受信してから測位パルスを送信するまでの時間間隔は小さい。したがって、測位端末は起動状態のままである。
【0100】
図7Bは、測位端末によって第1のメッセージを受信してから測位パルスを送信するまでの時間間隔が事前設定された時間閾値以上である場合の測位端末の動作時間シーケンス図を示す。図では、測位端末が休止状態にあるときに必要な待機電流は1μAと決定され、測位端末がウェイクアップ時間期間にあるときに第1のメッセージを受信してから測位パルスを送信するまでの時間間隔は大きい。測位端末は、測位端末の電力消費を低減するために、第1のメッセージを受信した後に最初に休止状態に入る。測位端末は、測位パルスを送信した後に再び休止状態に入る。
【0101】
測位サービスを実行するとき、測位端末は、測位端末が長時間にわたって待機状態にあることを保証するために、測位端末の4つの動作状態の間で切り替わることに留意されたい。測位端末が測位パルスを送信した後に休止状態に入ることにより、測位端末の電力消費損失を低減することができる。
【0102】
図8Aおよび図8Bは、本出願による測位方法の概略フローチャートである。図8Aおよび図8Bは、測位端末、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、第3のネットワークデバイス、およびLMFを示す。実際の適用中、ネットワークデバイスはAMFを介してLMFにメッセージを転送する必要がある。したがって、AMFが図にさらに示されている。図8Aおよび図8Bでは、第1のネットワークデバイスが測位端末に第1のメッセージを送信する例が説明のために使用される。実際の適用中、第1のメッセージを送信するネットワークデバイスは限定されない。さらに、図8Aおよび図8Bでは、測位端末が第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および第3のネットワークデバイスに測位パルスを送信する例が説明のために使用されている。しかしながら、実際の適用中、ネットワークデバイスが測位端末の近傍の範囲内に位置していれば、言い換えれば、ネットワークデバイスが測位端末によって送信された信号を受信することができれば、測位端末が測位パルスを送信するネットワークデバイスは限定されない。
【0103】
ステップ801:ネットワークデバイスは、測位端末に第1のメッセージを送信する。
【0104】
ステップ802:測位端末は第1のネットワークデバイスから第1のメッセージを受信し、第1のメッセージに基づいてアクセス要求情報を決定する。
【0105】
ステップ803:測位端末は、第1のネットワークデバイスにアクセス要求情報を送信する。
【0106】
ステップ804:第1のネットワークデバイスは、アクセス要求情報をAMFに転送する。
【0107】
ステップ805:AMFは、アクセス要求情報をLMFに転送する。
【0108】
ステップ806:LMFは、アクセス要求情報に基づいて、測位端末に必要な測位リソース割り当て情報を決定する。
【0109】
ステップ807:LMFは、AMFに測位リソース割り当て情報を送信する。
【0110】
ステップ808:AMFは、測位リソース割り当て情報を第1のネットワークデバイスに転送する。
【0111】
ステップ809:第1のネットワークデバイスは、測位リソース割り当て情報を測位端末に転送する。
【0112】
ステップ810:測位端末は、リソース割り当て情報を記憶し、測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定する。
【0113】
ステップ811a:測位端末は、第1のネットワークデバイスに測位パルスを送信する。
【0114】
ステップ811b:測位端末は、第2のネットワークデバイスに測位パルスを送信する。
【0115】
ステップ811c:測位端末は、第3のネットワークデバイスに測位パルスを送信する。
【0116】
ステップ812a:第1のネットワークデバイスは、測位パルスのTOAを測定する。
【0117】
ステップ812b:第2のネットワークデバイスは、測位パルスのTOAを測定する。
【0118】
ステップ812c:第3のネットワークデバイスは、測位パルスのTOAを測定する。
【0119】
ステップ813a:第1のネットワークデバイスは、TOA測定結果をAMFにフィードバックする。
【0120】
ステップ813b:第2のネットワークデバイスは、TOA測定結果をAMFにフィードバックする。
【0121】
ステップ813c:第3のネットワークデバイスは、TOA測定結果をAMFにフィードバックする。
【0122】
ステップ814:AMFは、各ネットワークデバイスのTOA測定結果をLMFにフィードバックする。
【0123】
ステップ815:LMFは、測位端末の位置情報を決定するために、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、および第3のネットワークデバイスによってフィードバックされたTOA測定結果に対して位置解決を実行する。
【0124】
本出願で提供される測位方法では、測位サービスを実行する前に、測位端末は、第1のメッセージおよび測位リソース割り当て情報を取得するだけでよく、RRC接続を確立したりSRSリソース割り当てを待ったりする必要はないことに留意されたい。UTDOAと比較して、これは情報を交換するための時間量を大幅に削減する。測位端末の情報を交換する回数が低減されると、測位端末の動作持続時間が短くなる。したがって、測位端末の電力消費損失が低減される。
【0125】
加えて、測位端末の測位パルスは周期的に送信され、測位端末は測位パルスが送信された後に休止状態に入る。これにより、端末デバイスの電力消費損失をさらに低減することができる。加えて、本出願における測位解決策が実行されるとき、測位パルスをネットワークデバイスに送信することに加えて、測位端末は、測位端末のバッテリレベル情報、測位端末の気圧センサのデータ情報などをさらに報告してもよい。測位端末のバッテリレベル情報を取得した後で、LMFは測位端末の電力消費状況を正確に判断し得る。例えば、測位端末のバッテリレベル情報は、測位端末のバッテリレベルが少ないことを示す。この場合、LMFは、測位端末のバッテリを適時に交換するように関係者に通知する。測位端末によって送信された気圧センサのデータ情報を取得した後、LMFは測位端末の高さ情報を決定し得る。例えば、LMFは、気圧センサのデータ情報に基づいて測位端末のフロア情報を決定してもよい。
【0126】
図9は、UTDOA測位方法と本出願による測位方法との比較の概略図である。UTDOAに基づいて測位方法が実行されるとき、端末はシステムメッセージ(MIBやSIBなどの複数のメッセージを含む)を受信し、次いで端末はRRC接続を確立するためにランダムアクセスを開始する。RRC接続を確立した後、端末はSRSリソースを待ち、ネットワークデバイスにSRSを周期的に送信する。ネットワークデバイスは、SRSを受信するためのTOAを取得し、TOA測定結果をLMFにフィードバックし、その結果、LMFは、TOA測定結果に基づいて端末の位置情報を決定する。本出願における測位方法が実行されるとき、測位端末は第1のメッセージを受信した後でネットワークにアクセスし、測位リソース割り当て情報を決定する。次いで、測位端末は、ネットワークデバイスに測位パルスを周期的に送信する。ネットワークデバイスは、測位パルスを受信するためのTOAを取得し、TOA測定結果をLMFにフィードバックする。LMFは、TOA測定結果に基づいて端末の位置情報を決定する。図9から分かるように、UTDOA測位手順と比較して、本出願における測位方法はより単純であり、RRC接続確立、SRSリソース割り当て、および測定要求などのプロセスは省略される。加えて、本出願における測位方法で情報を交換するための回数は少ない。
【0127】
加えて、本出願における測位端末は定期的かつ能動的にウェイクアップされ、測位端末は長時間休止状態にある。測位端末の電力消費損失は低い。表1は、本出願の測位方法における測位端末の電力消費とUTDOA測位方法における端末の電力消費との比較を示す。
【0128】
【表1】
【0129】
表1から分かるように、バッテリ容量が同じであるとき、本出願の測位方法を使用することによって測位端末は517日間動作することができ、測位端末が1年を超えてサービスするという要件を満たすことができる。しかしながら、UTDOAの解決策では、端末は7日間知的に動作する。したがって、本出願で提供される測位方法は、測位端末の電力消費を低減するのにより役立つ。
【0130】
同じ概念に基づいて、図10に示すように、本出願の一実施形態は、送受信部101と処理部102とを含む通信装置を提供する。送受信部101は、ネットワークデバイスから第1のメッセージを受信し、第1のメッセージはクロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含み、第1のメッセージに基づいてネットワークデバイスにアクセス要求情報を送信し、ネットワークデバイスから測位リソース割り当て情報を受信し、測位リソース割り当て情報は、ネットワークデバイスが測位端末によって送信されたアクセス要求情報を受信し、LMFにアクセス要求情報を送信した後で決定される、ように構成される。処理部102は、測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定し、測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスに測位パルスを送信し、測位端末の近傍の範囲内に3つ以上のネットワークデバイスが存在する、ように構成される。
【0131】
任意選択の一実装形態では、第1のメッセージはセッション再構成フラグ情報をさらに含み、セッション再構成フラグ情報は、測位リソース割り当て情報が変化したときにアクセス要求情報を再送するために使用される。
【0132】
任意選択の一実装形態では、アクセスネットワークリソース割り当て情報は、アクセス位置番号、アクセス周期性、およびアクセス位置間隔周期性を含む。アクセス位置番号は、ネットワークにアクセスするために測位端末によって使用されるシンボルリソースを示す。アクセス周期性は、測位端末がネットワークへのアクセスに失敗した後に測位端末がネットワークに再アクセスするのに必要な間隔時間を示す。アクセス位置間隔周期性は、測位端末が異なるアクセス位置番号でアクセスを行う間隔周期性を示す。
【0133】
任意選択の一実装形態では、測位リソース割り当て情報は、LMFによって測位端末に割り当てられた測位シンボルリソースを搬送し、測位シンボルリソースは、測位シンボル位置番号および測位パルス送信周期性を含む。測位シンボル位置番号は、測位端末が測位パルスを送信するリソース位置を示す。測位パルス送信周期性は、測位端末が測位パルスを送信する周期性を示す。
【0134】
任意選択の一実装形態では、処理部101は、測位パルス送信周期性に基づいて測位パルスを送信するようにさらに構成される。
【0135】
任意選択の一実装形態では、処理部101は、第1のメッセージを受信してから測位パルスを送信するまでの時間間隔を決定するようにさらに構成される。時間間隔が事前設定された時間閾値よりも大きい場合、測位端末は休止状態に入る。時間間隔が事前設定された時間閾値以下である場合、測位端末は測位パルスを送信する。
【0136】
任意選択の一実装形態では、測位端末がネットワークに最初にアクセスする場合、および、測位端末が、LMFの管理領域以外のLMFの管理領域に移動する場合に、測位端末は、測位リソース割り当て情報を再受信する必要がある。
【0137】
図11に示すように、本出願の一実施形態は、送受信部111と処理部112とを含む通信装置を提供する。送受信部111は、ネットワークデバイスからアクセス要求情報を受信するように構成される。アクセス要求情報は、測位端末がネットワークデバイスから第1のメッセージを受信した後で測位端末によって送信される。第1のメッセージは、クロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含む。処理部112は、アクセス要求情報に基づいて、測位端末に必要な測位リソース割り当て情報を決定し;ネットワークデバイスが測位端末に測位リソース割り当て情報を送信することを可能にするために、ネットワークデバイスに測位リソース割り当て情報を送信し、その結果、測位端末が測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定した後で、測位端末は測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスに測位パルスを送信し、測位端末の近傍の範囲内に3つ以上のネットワークデバイスが存在し;測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスによって送信された到着時間(TOA)を受信し、TOAは、測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスが測位パルスを受信した後で決定され;TOAに基づいて測位端末の位置情報を決定する、ように構成される。
【0138】
任意選択の一実装形態では、測位リソース割り当て情報は、LMFによって測位端末に割り当てられた測位シンボルリソースを搬送し、測位シンボルリソースは、測位シンボル位置番号および測位パルス送信周期性を含む。測位シンボル位置番号は、測位端末が測位パルスを送信するリソース位置を示す。測位パルス送信周期性は、測位端末が測位パルスを送信する周期性を示す。
【0139】
任意選択の一実装形態では、処理部112は、測位シンボルリソースを割り当てられた状態に設定するようにさらに構成される。
【0140】
任意選択の一実装形態では、処理部112は、タイマを開始し、タイマが満了したときに測位端末の近傍の範囲内のネットワークデバイスによって送信されたTOAが受信されない場合、測位シンボルリソースを解放するようにさらに構成される。
【0141】
任意選択の一実装形態では、第1のメッセージはセッション再構成フラグ情報をさらに含み、セッション再構成フラグ情報は、測位リソース割り当て情報が変化したときにアクセス要求情報を再送するために使用される。
【0142】
任意選択の一実装形態では、アクセスネットワークリソース割り当て情報は、アクセス位置番号、アクセス周期性、およびアクセス位置間隔周期性を含む。アクセス位置番号は、ネットワークにアクセスするために測位端末によって使用されるシンボルリソースを示す。アクセス周期性は、測位端末がネットワークへのアクセスに失敗した後に測位端末がネットワークに再アクセスするのに必要な間隔時間を示す。アクセス位置間隔周期性は、測位端末が異なるアクセス位置番号でアクセスを行う間隔周期性を示す。
【0143】
図12に示すように、本出願の一実施形態は、送受信部121と処理部122とを含む通信装置を提供する。送受信部121は、測位端末に第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、クロック同期情報およびアクセスネットワークリソース割り当て情報を含み;測位端末が第1のメッセージを受信した後で測位端末によって送信されたアクセス要求情報を受信する、ように構成される。処理部122は、LMFが測位リソース割り当て情報をフィードバックすることを可能にするために、アクセス要求情報を位置管理機能(LMF)に送信し;測位端末が測位リソース割り当て情報に基づいて測位パルスを決定することを可能にするために、測位リソース割り当て情報を測位端末に送信する、ように構成される。
【0144】
任意選択の一実装形態では、第1のメッセージはセッション再構成フラグ情報をさらに含み、セッション再構成フラグ情報は、測位リソース割り当て情報が変化したときにアクセス要求情報を再送するために使用される。
【0145】
任意選択の一実装形態では、アクセスネットワークリソース割り当て情報は、アクセス位置番号、アクセス周期性、およびアクセス位置間隔周期性を含む。アクセス位置番号は、ネットワークにアクセスするために測位端末によって使用されるシンボルリソースを示す。アクセス周期性は、測位端末がネットワークへのアクセスに失敗した後に測位端末がネットワークに再アクセスするのに必要な間隔時間を示す。アクセス位置間隔周期性は、測位端末が異なるアクセス位置番号でアクセスを行う間隔周期性を示す。
【0146】
任意選択の一実装形態では、測位リソース割り当て情報は、LMFによって測位端末に割り当てられた測位シンボルリソースを搬送し、測位シンボルリソースは、測位シンボル位置番号および測位パルス送信周期性を含む。測位シンボル位置番号は、測位端末が測位パルスを送信するリソース位置を示す。測位パルス送信周期性は、測位端末が測位パルスを送信する周期性を示す。
【0147】
同じ概念に基づいて、図13は、本出願による通信装置1300を示す。例えば、通信装置1300は、チップまたはチップシステムであってもよい。任意選択で、本出願のこの実施形態では、チップシステムは、チップを含んでもよいし、チップと別のディスクリートデバイスとを含んでもよい。
【0148】
通信装置1300は、少なくとも1つのプロセッサ1310を含んでもよい。通信装置1300は、コンピュータプログラム、プログラム命令、および/またはデータを記憶するように構成された、少なくとも1つのメモリ1320をさらに含んでもよい。メモリ1320は、プロセッサ1310に結合される。本出願の実施形態における結合は、電気的形態、機械的形態、または別の形態の装置、ユニット、またはモジュール間の間接結合または通信接続であってよく、装置、ユニット、またはモジュール間の情報を交換するために使用される。プロセッサ1310は、メモリ1320と協働し得る。プロセッサ1310は、メモリ1320に記憶されたコンピュータプログラムを実行し得る。任意選択で、少なくとも1つのメモリ1320は、プロセッサ1310に統合されてもよい。
【0149】
通信装置1300は、送受信機1330をさらに含んでもよく、通信装置1300は、送受信機1330を介して別のデバイスと情報を交換してもよい。送受信機1330は、回路、バス、送受信機、または情報を交換するように構成され得る任意の他の装置であってもよい。
【0150】
1つの可能な実施態様では、通信装置1300は、前述の測位端末で使用されてもよく、前述のネットワークデバイスであってもよく、前述のLMFであってもよい。メモリ1320は、前述の実施形態のいずれかによるネットワークデバイスの機能を実施するために必要なコンピュータプログラム、プログラム命令、および/またはデータを記憶する。プロセッサ1310は、前述の実施形態のいずれか1つによる方法を完了するために、メモリ1320に記憶されたコンピュータプログラムを実行し得る。
【0151】
本出願のこの実施形態では、送受信機1330、プロセッサ1310、およびメモリ1320の間の特定の接続媒体は限定されない。本出願のこの実施形態では、メモリ1320、プロセッサ1310、および送受信機1330は、図13のバスを介して接続される。バスは、図13では太線を使用して表されている。他の構成要素間の接続の方式は、説明のための一例にすぎず、制限を課すものではない。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類され得る。表現を容易にするために、図13においてバスを表すために1本の太線のみが使用されるが、これは、1つのバスのみまたは1つのタイプのバスのみが存在することを意味しない。
【0152】
本出願の実施形態において、プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェア構成要素であってもよく、本出願の実施形態で開示される方法、ステップ、および論理ブロック図を実現または実行し得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサまたは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実施されてもよいし、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって実施されてもよい。
【0153】
本出願の実施形態では、メモリは、不揮発性メモリ、例えばハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)または半導体ドライブ(solid-state drive、SSD)であってもよく、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)などの揮発性メモリ(volatile memory)であってもよい。メモリは、代替的に、予想されるプログラムコードを命令またはデータ構造の形態で搬送または記憶するように構成されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体であってもよい。これらに限定されるものではない。本出願のこの実施形態におけるメモリは、代替的に、記憶機能を実装することができる回路または任意の他の装置であってもよく、コンピュータプログラム、プログラム命令、および/またはデータを記憶するように構成される。
【0154】
前述の実施形態に基づいて、本出願の一実施形態は可読記憶媒体をさらに提供する。可読記憶媒体は、命令を記憶し、命令が実行されると、前述の実施形態のいずれか1つにおけるセキュリティ検出デバイスによって実行される方法が実施される。可読記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク、光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含んでもよい。
【0155】
当業者は、本出願の実施形態が、方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解すべきである。したがって、本出願は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを有する実施形態の形態を使用し得る。加えて、本出願は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つまたは複数のコンピュータ使用可能記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、および光メモリなどを含むが、これらに限定されない)上に実装されるコンピュータプログラム製品の形態を使用し得る。
【0156】
本出願は、本出願による方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明される。コンピュータプログラム命令は、フローチャートおよび/またはブロック図における各手順および/または各ブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図におけるプロセスおよび/またはブロックの組み合わせを実施するために使用され得ることを理解されたい。コンピュータプログラム命令は、機械を生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み型プロセッサ、または別のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供されてもよく、その結果、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャートの1つもしくは複数の手順内、および/またはブロック図の1つもしくは複数のブロック内の具体的な機能を実装するための装置を生成する。
【0157】
コンピュータプログラム命令は、代替的に、特定の方式で動作するようにコンピュータまたは任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスに命令することができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよく、その結果、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、命令装置を含む人工物を生成する。命令装置は、フローチャートの1つまたは複数の手順および/またはブロック図の1つまたは複数のブロックの特定の機能を実装する。
【0158】
コンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理デバイス上に代替的にロードされてもよく、その結果、一連の動作およびステップは、コンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実施され、その結果、コンピュータ実装処理が生成される。したがって、コンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャートの1つまたは複数の手順および/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおける特定の機能を実装するためのステップを提供する。
【0159】
当業者が本出願の範囲から逸脱することなく本出願に様々な修正および変形を行うことができることは明らかである。本出願は、添付の特許請求の範囲およびそれらと等価な技術によって規定される保護範囲内に入るという条件で、本出願のこれらの修正および変形を包含することが意図されている。
【符号の説明】
【0160】
101 送受信部
102 処理部
111 送受信部
112 処理部
121 送受信部
122 処理部
1300 通信装置
1310 プロセッサ
1320 メモリ
1330 送受信機
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12
図13