IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 維沃移動通信有限公司の特許一覧

特許7578839通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器
<>
  • 特許-通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器 図1
  • 特許-通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器 図2
  • 特許-通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器 図3
  • 特許-通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器 図4
  • 特許-通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器 図5
  • 特許-通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器 図6
  • 特許-通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-28
(45)【発行日】2024-11-06
(54)【発明の名称】通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/72436 20210101AFI20241029BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20241029BHJP
【FI】
H04M1/72436
G06F3/01 560
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2023545868
(86)(22)【出願日】2022-01-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-31
(86)【国際出願番号】 CN2022075046
(87)【国際公開番号】W WO2022166898
(87)【国際公開日】2022-08-11
【審査請求日】2023-07-27
(31)【優先権主張番号】202110145203.X
(32)【優先日】2021-02-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】符 升升
【審査官】山中 実
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2010/0167785(US,A1)
【文献】特開2008-294712(JP,A)
【文献】特開2008-028434(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第111246013(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/72436
G06F 3/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
レンズが設けれたジンバルモジュールを備えるモバイル端末に適用される通知メッセージの知らせ方法であって、
第1通知メッセージを受信するステップと、
目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するように前記レンズを制御するステップとを含み、前記目標アプリケーションが前記第1通知メッセージに対応するアプリケーションであ
前記目標知らせスキームは、
前記レンズが目標軌跡により移動すること、
前記レンズが目標角度により回転すること、
前記レンズが目標角度により揺動すること、の少なくとも一項を含む、
通知メッセージの知らせ方法。
【請求項2】
目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するように前記レンズを制御する前記ステップは、
前記レンズが上向きである場合に、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するように前記レンズを制御するステップを含む、請求項1に記載の通知メッセージの知らせ方法。
【請求項3】
目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するように前記レンズを制御する前記ステップは、
前記モバイル端末がサイレント知らせ状態にある場合に、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するように前記レンズを制御するステップを含み、前記方法は、
前記モバイル端末が非サイレント知らせ状態にある場合に、目標注意喚起方式により注意喚起情報を出力するステップを更に備える、請求項1に記載の通知メッセージの知らせ方法。
【請求項4】
標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するように前記レンズを制御する前記ステップは、目標知らせスキームに従って、
目標回数繰り返した後停止すること、
目標時間持続した後停止すること、
ユーザの目標入力が受信されるまで持続的に繰り返した後停止すること、
目標回数繰り返した後一時停止し、目標期間経過したら再度開始すること、といった周期のうちの1種で実行するように、前記レンズを制御するステップを含む、請求項1に記載の通知メッセージの知らせ方法。
【請求項5】
第1通知メッセージを受信する前記ステップの前に、
ユーザの第1入力を受信するステップと、
前記第1入力に応答して、前記目標アプリケーションを決定するステップと、
ユーザの第2入力を受信するステップと、
前記第2入力に応答して、前記目標アプリケーションに関連する目標知らせスキームを決定するステップと、を更に含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の通知メッセージの知らせ方法。
【請求項6】
オーディオ情報が再生されている場合に、前記オーディオ情報に基づいて前記レンズを制御して運動させるステップを更に含む、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の通知メッセージの知らせ方法。
【請求項7】
レンズジンバルモジュールを備えるモバイル端末に適用される通知メッセージの知らせ装置であって、
第1通知メッセージを受信するために用いられる第1受付モジュールと、
前記第1通知メッセージに対応するアプリケーションである目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するために用いられる第1処理モジュールと、を備える、通知メッセージの知らせ装置。
【請求項8】
前記第1処理モジュールは、更に、前記レンズが上向きである場合に、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するように前記レンズを制御するために用いられる、請求項7に記載の通知メッセージの知らせ装置。
【請求項9】
前記第1処理モジュールは、更に、前記モバイル端末がサイレント知らせ状態にある場合に、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するように前記レンズを制御するステップと、前記モバイル端末が非サイレント知らせ状態にある場合に、目標注意喚起方式により注意喚起情報を出力するステップと、を実行するために用いられる、請求項7に記載の通知メッセージの知らせ装置。
【請求項10】
前記目標知らせスキーは、
前記レンズが目標軌跡により移動すること、
前記レンズが目標角度により回転すること、
前記レンズが目標角度により揺動すること、の少なくとも一項を含み、
及び/又は、
前記第1処理モジュールは、更に、目標知らせスキームに従って、
目標回数繰り返した後停止すること、
目標時間持続した後停止すること、
ユーザの目標入力が受信されるまで持続的に繰り返した後停止すること、
目標回数繰り返した後一時停止し、目標期間経過したら再度開始すること、といった周期のうちの1種で実行するように、前記レンズを制御するために用いられる、請求項7に記載の通知メッセージの知らせ装置。
【請求項11】
第1通知メッセージを受信する前に、ユーザの第1入力を受信するために用いられる第2受付モジュールと、
前記第1入力に応答して、前記目標アプリケーションを決定するために用いられる第1決定モジュールと、
ユーザの第2入力を受信するために用いられる第3受付モジュールと、
前記第2入力に応答して、前記目標アプリケーションに関連する目標知らせスキームを決定するために用いられる第2決定モジュールと、を更に備える、請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の通知メッセージの知らせ装置。
【請求項12】
オーディオ情報が再生されている場合に、前記オーディオ情報に基づいて前記レンズを制御して運動させるために用いられる第2処理モジュールを更に備える、請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の通知メッセージの知らせ装置。
【請求項13】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドと、を備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の通知メッセージの知らせ方法のステップを実現する、電子機器。
【請求項14】
プログラム又はコマンドを記憶し、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の通知メッセージの知らせ方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年2月2日に提出された、出願番号が202110145203X、発明の名称が「通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器」の中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が引用によって本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願は、通信の技術分野に属し、具体的には、通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
モバイル端末はアプリケーションの通知メッセージを受信すると、着信音、バイブレーション等でユーザに知らせる。例えば、バイブレーションモードでは、通話が着信するたびに、携帯電話はバイブレーションで知らせる。一部の場面(例えば、会議中)で、ユーザのモバイル端末はミュートモードにする必要があるが、ユーザ自身には実は通知メッセージを見る需要がある。従来技術において、ディスプレイを点灯することによってミュートモードでの知らせを実現するが、ディスプレイの点灯によって他人の注意を引くことがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、知らせること及びプライバシーを守ることに同時に配慮できないという問題を解決できる、メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術問題を解決するために、本出願は下記のように実現する。
【0006】
第1態様において、本出願の実施例は、レンズが設けたれたジンバルモジュールを備えるモバイル端末に適用される通知メッセージの知らせ方法であって、
第1通知メッセージを受信するステップと、
目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するように前記レンズを制御するステップであって、前記目標アプリケーションが前記第1通知メッセージに対応するアプリケーションであるステップと、を含む、通知メッセージの知らせ方法を提供する。
【0007】
第2態様において、本出願の実施例は、レンズジンバルモジュールを備えるモバイル端末に適用される通知メッセージの知らせ装置であって、
第1通知メッセージを受信するために用いられる第1受付モジュールと、
前記第1通知メッセージに対応するアプリケーションである目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するように前記レンズを制御するために用いられる第1処理モジュールと、を備える、通知メッセージの知らせ装置を提供する。
【0008】
第3態様において、本出願の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサで実行可能なプログラム又はコマンドと、を備え、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法のステップを実現する、電子機器を提供する。
【0009】
第4態様において、本出願の実施例は、プログラム又はコマンドを記憶し、前記プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法のステップを実現する、可読記憶媒体を提供する。
【0010】
第5態様において、本出願の実施例は、ロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して第1態様に記載の方法を実現するために用いられる、チップを提供する。
【発明の効果】
【0011】
本出願の実施例では、ジンバルモジュールに取り付けられているレンズの運動によって、メッセージを知らせることを実現し、斬新なレンズインタラクションを実現し、そして他人の注意を引きにくく、プライバシー性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ方法のフローチャート(その一)である。
図2】本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ方法のフローチャート(その二)である。
図3】本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ方法のフローチャート(その三)である。
図4】本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ方法のフローチャート(その四)である。
図5】本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ装置の構成図である。
図6】本出願の実施例で提供される電子機器の構成模式図(その一)である。
図7】本出願の実施例で提供される電子機器のハードウェア模式図(その二)である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明らかに、完全に記述し、当然ながら、記述される実施例は全ての実施例ではなく、本出願の一部の実施例である。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく得た他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0014】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するために用いられる。このように使用されるデータは、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきである。また、明細書および特許請求の範囲において「及び/又は」は、接続している対象のうちの少なくとも1つを示し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを示す。
【0015】
以下、図面を参照しながら、具体的な実施例及びその適用場面によって本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ方法、通知メッセージの知らせ装置、電子機器及び可読記憶媒体を詳細に説明する。
【0016】
当該通知メッセージの知らせ方法はモバイル端末に適用でき、具体的には、モバイル端末中のハードウェア又はソフトウェアによって実行できるが、これらに限定されない。当該通知メッセージの知らせ方法の実行主体はモバイル端末又はモバイル端末の制御装置等であり得る。
【0017】
本出願の実施例は通知メッセージの知らせ方法を提供し、当該通知メッセージの知らせ方法の実行主体はモバイル端末であり得、モバイル端末又はモバイル端末の制御装置等を含むが、これらに限定されない。
【0018】
本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ方法はモバイル端末に適用され、モバイル端末はレンズジンバルモジュールを備え、レンズジンバルモジュールは端末本体に取り付けられているジンバルとジンバルに取り付けられているレンズを含み、当該ジンバルは電動制御式であり得、例えば、レンズジンバルモジュールはレンズを駆動して運動させるための電機を備える。
【0019】
図1に示すように、当該通知メッセージの知らせ方法はステップ110とステップ120を含む。
【0020】
ステップ110では、第1通知メッセージを受信する。
【0021】
第1通知メッセージは、着信通知、メッセージ通知、ソーシャルアプリケーション通知、時計アプリケーション通知、音楽アプリケーション通知又は他の引用通知を含むが、これらに限定されない。
【0022】
着信通知を例とすると、通話が着信すると、モバイル端末は対応する通知メッセージを受信する。
ソーシャルアプリケーション通知を例とすると、ユーザが連絡先のメッセージを受信すると、モバイル端末は対応する通知メッセージを受信する。
時計アプリケーション通知を例とすると、ユーザがアラームを設定した場合に、目標時刻になると、モバイル端末は対応する通知メッセージを受信する。
音楽アプリケーション通知を例とすると、ユーザがアルバム発売知らせ通知を設定した場合に、アルバム発売時に、モバイル端末は対応する通知メッセージを受信する。
【0023】
他のタイプに対応するものは一つ一つ挙げない。
【0024】
本出願の実施例では、第1通知メッセージを受信した時に、関連技術のように着信音又はバイブレーションで知らせなくてもよく、予定条件を満たしている場合に、レンズ運動方式でサイレント知らせを実現する。
【0025】
ステップ120では、第1通知メッセージに対応するアプリケーションである目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御する。
【0026】
言い換えると、第1通知メッセージを受信すると、第1通知メッセージに対応するアプリケーションが目標アプリケーションリストにあるか否かを判断する。
【0027】
目標アプリケーションに対してサイレント知らせモードが設定されており、当該サイレント知らせモードには目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームが含まれ、目標知らせスキームがレンズの運動スキームであることは理解できる。
【0028】
このようにして、目標アプリケーションの第1通知メッセージを受信すると、目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御することで、現在の第1通知メッセージのタイプ(対応する目標アプリケーション)をユーザに知らせることができ、このようにサイレント及びプライバシーを同時に確保した知らせを実現する。
【0029】
本出願に記載のジンバルモジュールはマイクロジンバルであってもよいことが説明必要であり、当該モジュールは自身に柔軟的に方向転換可能な機能、揺動機能、位置移動機能等の機能を有し、多種の複雑な場面と多種のアプリケーションの通知の知らせに柔軟的に対応でき、そして、当該レンズは回転、位置移動の過程でほとんど騒音を生じず、会議中等、サイレント性を高く要求する場面に非常に適合する。
【0030】
本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ方法によれば、ジンバルモジュールに取り付けられているレンズの運動によって、メッセージを知らせることを実現し、斬新なレンズインタラクションを実現し、そして他人の注意を引きにくく、プライバシー性が高い。
【0031】
いくつかの実施例では、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するステップ120は、レンズが上向きである場合に、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するステップを含む。
【0032】
言い換えると、第1通知メッセージを受信すると、先にジンバルモジュールに取り付けられているレンズの姿勢を判断する必要がある。
【0033】
ジンバルモジュールに取り付けられているレンズの姿勢の判断は多種の方式で実現できる
【0034】
その一、ジャイロスコープによってモバイル端末の姿勢を決定する。
【0035】
例えば、ジンバルモジュールに取り付けられたレンズがモバイル端末のディスプレイとは反対側に設けられており、制御装置がジャイロスコープの信号により、モバイル端末のディスプレイが下へ向いていると決定した時に、ジンバルモジュールに取り付けられたレンズが上向きであると決定する。
【0036】
例えば、会議場面において、モバイル端末ディスプレイが下へ向いて机の表面に置かれ、ジンバルモジュールに取り付けられたレンズがモバイル端末の背面に設けられており、この時に第1通知情報を受信すると、レンズの運動によって、サイレント及びプライバシーを同時に確保した上でユーザに知らせることができ、これによって、ユーザは当該第1通知情報を閲覧する必要があるか否かを決定できる。
【0037】
その二、光センサによってモバイル端末の姿勢を決定する。
【0038】
例えば、ジンバルモジュールに取り付けられたレンズがモバイル端末のディスプレイとは反対側に設けられ、モバイル端末のディスプレイの所在する側に光センサが設けられている。
【0039】
モバイル端末ディスプレイが下へ向いて置かれている時に、例えば、モバイル端末ディスプレイが机の表面に置かれている時に、制御器は光センサの検出信号により、モバイル端末のディスプレイが下へ向いていると決定した時に、ジンバルモジュールに取り付けられたレンズが上向きであると決定する。
【0040】
その三、複数のセンサの信号によりモバイル端末の姿勢を総合的に判断する。
【0041】
例えば、ジャイロスコープ及び光センサの信号を組み合わせて、モバイル端末の姿勢を判断する。
【0042】
ジンバルモジュールに取り付けられたレンズが上向きであると決定した時こそ、レンズの運動によってユーザに知らせることは実際の意味があることが理解できる。
【0043】
特にジンバルモジュールに取り付けられたレンズがモバイル端末のディスプレイとは反対側に設けられている場合に、モバイル端末のディスプレイを下へ向いて置いている時に、現在ユーザが操作しておらず、且つ携帯電話の情報に気にすることを比較的完璧に外部に伝えられる。
【0044】
なお、各通知メッセージは全てユーザが目標場面で注意を払う必要があるというわけではなく、第1通知メッセージに対応するアプリケーションが目標アプリケーションであると決定することによって、ユーザが気にしないアプリケーションを先に排除できる。
【0045】
ジンバルモジュールに取り付けられたレンズが上へ向いており、且つ第1通知メッセージに対応するアプリケーションが目標アプリケーションであるといった2つの条件を少なくとも満たしている場合に、目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御することによって、現在の第1通知メッセージのタイプをユーザに知らせることができ、このようにサイレント及びプライバシーを同時に確保した知らせを実現する。
【0046】
いくつかの実施例では、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するステップ120は、
モバイル端末がサイレント知らせ状態にある場合に、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するステップを含み、
また、本方法は、モバイル端末が非サイレント知らせ状態にある場合に、目標注意喚起方式により注意喚起情報を出力するステップを更に含んでもよい。
【0047】
モバイル端末は多種の知らせモードを有してもよく、ミュートモード、サイレント知らせモード、バイブレーション知らせモード及び着信音知らせモード等を含むが、これらに限定されないことが説明必要である。
【0048】
モバイル端末がサイレント知らせモードに設定されている時に、第1通知メッセージを受信すると、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御する。
【0049】
モバイル端末がバイブレーション知らせモードに設定されている時に、第1通知メッセージを受信すると、バイブレーションを出力して知らせる。
【0050】
モバイル端末が着信音知らせモードに設定されている時に、第1通知メッセージを受信すると、着信音を出力して知らせる。
【0051】
モバイル端末がミュートモードに設定されている時に、第1通知メッセージを受信すると、知らせないか、又はレンズを制御して運動させる。
【0052】
いくつかの実施例では、第1通知メッセージを受信するステップ110の前に、当該通知メッセージの知らせ方法は、
ユーザの第1入力を受信するステップを更に含んでもよく、
このステップでは、第1入力は目標アプリケーションを選択するために用いられる。
【0053】
ここで、第1入力は以下の少なくとも1種の方式で表現してもよい。
【0054】
その一、第1入力はタッチ入力で表現してもよく、タップ入力、スワイプ入力及び押し入力等を含むが、これらに限定されない。
【0055】
当該実施形態では、ユーザの第1入力を受信することは、モバイル端末ディスプレイの表示領域でのユーザのタッチ操作を受信することで表現してもよい。
【0056】
例えば、第1入力は、サイレント知らせ設定画面が表示されている場合に、アプリケーションリスト中の目標アプリケーションをタップする操作を含んでもよい。
【0057】
その二、第1入力は実体ボタン入力で表現してもよい。
【0058】
当該実施形態では、モバイル端末の本体には選択又は決定に対応する実体ボタンが設けられており、ユーザの第1入力を受信することは、ユーザが対応する実体ボタンを押す第1入力を受信することで表現してもよく、第1入力は更に複数の実体ボタンを同時に押す組合操作であってもよい。
【0059】
その三、第1入力は音声入力で表現してもよい。
【0060】
当該実施形態では、端末は「ウィーチャットをサイレント知らせに設定する」という音声を受信すると、ウィーチャットを目標アプリケーションとして設定することをトリガできる。
【0061】
もちろん、他の実施例では、第1入力は他の形態で表現してもよく、文字入力等を含むが、これらに限定されなく、具体的に実際の需要に応じて決めることができ、本出願の実施例はこれを限定しない。
【0062】
第1入力に応答して、目標アプリケーションを決定し、
第1入力を受信すると、目標アプリケーションとして少なくとも1つのアプリケーションが選定される。
【0063】
第1入力で1つ又は複数のアプリケーションを選択できることが説明必要である。
【0064】
又は、ソーシャルアプリケーションに対しては、目標ソーシャルアプリケーション中の1つ又は複数の目標連絡先を選択してサイレント知らせ権限をオンにすることも可能である。また、選択可能に、同一目標ソーシャルアプリケーション中の異なる連絡先に対して異なる知らせスキームを設定することも可能である。
【0065】
ユーザの第2入力を受信し、
このステップでは、第2入力は目標アプリケーションに関連する目標知らせスキームを決定するために用いられる。
【0066】
ここで、第2入力は以下の少なくとも1種の方式で表現してもよい。
【0067】
その一、第2入力はタッチ入力で表現してもよく、タップ入力、スワイプ入力及び押し入力等を含むが、これらに限定されない。
【0068】
当該実施形態では、ユーザの第2入力を受信することは、モバイル端末ディスプレイの表示領域でのユーザのタッチ操作を受信することで表現してもよい。
【0069】
例えば、第2入力は、知らせスキーム選択画面が表示されている場合に、対応する知らせスキームをタップすることを含んでもよい。
【0070】
知らせスキームは移動、回転又は揺動等を含んでもよい。
【0071】
又は、知らせスキームは運動の周期又は時間等のパラメータを含んでもよい。
【0072】
その二、第2入力は実体ボタン入力で表現してもよい。
【0073】
当該実施形態では、モバイル端末の本体には選択と決定に対応する実体ボタンが設けられており、ユーザの第2入力を受信することは、ユーザが対応する実体ボタンを押す第2入力を受信することで表現してもよく、第2入力は更に複数の実体ボタンを同時に押す組合操作であってもよい。
【0074】
その三、第2入力は音声入力で表現してもよい。
【0075】
当該実施形態では、端末は「レンズを5回転させる」という音声を受信すると、サイレント知らせモードで、知らせ条件を満たしている時に、レンズを制御して5回転させるように当該目標アプリケーションをトリガできる。
【0076】
もちろん、他の実施例では、第2入力は他の形態で表現してもよく、文字入力等を含むが、これらに限定されなく、具体的に実際の需要に応じて決めることができ、本出願の実施例はこれを限定しない。
【0077】
第2入力に応答して、目標アプリケーションに関連する目標知らせスキームを決定する。
【0078】
第2入力を受信すると、目標アプリケーションの設定を実現でき、即ち、目標アプリケーションと目標知らせスキームとの関連関係を構築する。
【0079】
毎回に1つの目標アプリケーションに対して対応する目標知らせスキームを設定してもよいし、複数のアプリケーションに対して同じ目標知らせスキームを設定してもよいことが説明必要である。又は、1つの目標アプリケーション中の異なる連絡先に対してそれぞれに対応する異なる目標知らせスキームを設定してもよい。本出願の実施例はこれを具体的に限定しない。
【0080】
いくつかの実施例では、目標知らせスキーは以下の少なくとも一項を含む。
【0081】
その一、レンズが目標軌跡により移動する。
【0082】
当該実施例では、レンズの運動方式は移動であり、そして、移動の軌跡は予め設定可能であり、例えば、モバイル端末の長さ方向に沿って運動するか、又はモバイル端末の幅方向に沿って運動するか、又はモバイル端末の対角方向に沿って運動する。
【0083】
異なる運動軌跡を異なる目標アプリケーション又は異なる連絡先に対応させてもよい。
【0084】
このようにして、レンズの移動によって、複数の異なる知らせ場面を区別でき、レンズ移動によってより多い情報をユーザに伝達できる。
【0085】
その二、レンズが目標角度により回転する。
【0086】
当該実施例では、レンズの運動方式は回転であり、そして、回転の角度は予め設定可能であり、例えば、時計回りに720°回転し(時計回り2回転)、又は時計回りに1440°回転し(時計回り4回転)、又は反時計回りに720°回転する(反時計回り2回転)。
【0087】
このようにして、レンズの回転によって、複数の異なる知らせ場面を区別でき、レンズ回転によってより多い情報をユーザに伝達できる。
【0088】
その三、レンズが目標角度により揺動する。
【0089】
当該実施例では、レンズの運動方式は揺動であり、そして、揺動の角度は予め設定可能であり、例えば、15°の幅で揺動するか、又は45°の幅で揺動する。
【0090】
このようにして、レンズの揺動によって、複数の異なる知らせ場面を区別でき、レンズ揺動によってより多い情報をユーザに伝達できる。
【0091】
上記3種の運動方式は単独に使用しても、組み合わせて使用してもよい。
【0092】
いくつかの実施例では、目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するステップは、目標知らせスキームに従って、以下の周期のうちの1種で実行するように、レンズを制御するステップを含む。
【0093】
その一、目標回数繰り返した後停止する。
【0094】
当該実施例では、繰り返し目標回数は一回であっても、複数回であってもよい。
【0095】
例えば、ウィーチャット通知メッセージに関してレンズを時計回りに2回転させ、二回実行させるように設定する。このようにサイレント知らせモードでは、ウィーチャット通知メッセージが受信され、且つジンバルモジュールに取り付けられたレンズが上向きである場合に、レンズを制御して時計回りに4回転させる。
【0096】
もちろん、レンズ回転中、ユーザがサイレント知らせをオフするための入力を受信すると、レンズ回転を停止させる。
【0097】
その二、目標時間持続した後停止する。
【0098】
当該実施例では、レンズ運動の停止信号は運動時間が目標時間に達したことである。
【0099】
例えば、ウィーチャット通知メッセージに関してレンズを10s持続的に揺動させるように設定する。このようにサイレント知らせモードでは、ウィーチャット通知メッセージが受信され、且つジンバルモジュールに取り付けられたレンズが上向きである場合に、レンズを制御して10s揺動させる。
【0100】
もちろん、レンズ揺動中、ユーザがサイレント知らせをオフするための入力を受信すると、レンズ揺動を停止させる。
【0101】
その三、ユーザの目標入力が受信されるまで持続的に繰り返した後停止する。
【0102】
当該実施例では、レンズ運動の停止信号はユーザの目標入力を受信したことである。
【0103】
例えば、ウィーチャット通知メッセージに関してレンズを揺動させるように設定する。このようにサイレント知らせモードでは、ウィーチャット通知メッセージが受信され、且つジンバルモジュールに取り付けられたレンズが上向きである場合に、レンズを制御して持続的に揺動させ、ユーザがサイレント知らせをオフするための目標入力が受信されると、レンズ揺動を停止させる。
【0104】
当該目標入力は、ユーザがモバイル端末を持ち上げる操作又はユーザが画面ロックボタンを押す操作を含むが、これらに限定されない。
【0105】
その四、目標回数繰り返した後一時停止し、目標期間経過したら再度開始する。
【0106】
当該実施例では、レンズを複数回繰り返して運動させ、毎回の繰り返し運動が終了したら、目標期間一時停止させ、次に再度開始させる。
【0107】
例えば、ウィーチャット通知メッセージに関してレンズを10s持続的に揺動させ、一時停止時間を20sにするように設定する。このようにサイレント知らせモードでは、ウィーチャット通知メッセージが受信され、且つジンバルモジュールに取り付けられたレンズが上向きである場合に、レンズを制御して10s揺動させ、次に20s停止させてからレンズを制御して再度10s揺動させる。
【0108】
もちろん、レンズ揺動中又は一時停止中、ユーザがサイレント知らせをオフするための入力が受信されると、レンズの揺動を停止させる。
【0109】
上記4種の周期は上述した3種の運動方式と組みわせてもよく、これによって、ユーザは必要に応じて目標アプリケーションに対して象徴的な目標知らせスキームを設定し、ユーザがディスプレイを見ることなくレンズ揺動によってより多い情報をユーザに伝達する。
【0110】
以下、図2を参照しながら本出願の実施例で目標知らせスキームを設定する方法を記述する。
【0111】
図2に示すように、サイレント知らせの設定を開始する時に、システムの設定画面に進むことができる。レンズサイレント知らせ設定を選択し、この時にサイレント知らせ設定画面に複数のコントロールが表示可能である。目標アプリケーションを選択するコントロールをタップし、サポートされるアプリケーションリストを展開し、サポートされるアプリケーションリストは権限を付与されたアプリケーションを含んでもよく、例えば、電話、メッセージ、ウィーチャット、QQ等、知らせることをサポートするアプリケーションを表示する。目標アプリケーションを選択し、ユーザが1つのアプリケーションにチェックを入れた場合に、当該アプリケーションのみに対して後続の設定を行い、ユーザが複数のアプリケーションにチェックを入れた場合に、後続の設定はチェックを入れたアプリケーションの全てに有効である。目標知らせスキームを設定し、目標知らせスキームは、特定回数回転させること、特定角度で揺動させること、レンズ位置移動スキームをカスタマイズすることを含み、実行周期を設定し、それは一回実行させること、複数回実行させること、持続的に繰り返させること、特定回数繰り返させてから自動に停止させ、所定期間経過したら繰り返して実行させることを含む。保存して設定を終了する。
【0112】
本出願の通知メッセージの知らせ方法の実行前提はサイレント知らせモードがオンにされていることであるのを説明必要である。
【0113】
いくつかの実施例では、ジンバルモジュールに取り付けられたレンズが上へ向いており、且つ第1通知メッセージに対応するアプリケーションが目標アプリケーションである場合に、目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するステップ120は、
ジンバルモジュールに取り付けられているレンズが上向きである場合に、第1通知メッセージに対応するアプリケーションが目標アプリケーションであると決定するステップと、
目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームを取得するステップと、
目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するステップと、を含む。
【0114】
言い換えると、当該方法は複数の判断を含み、ジンバルモジュールに取り付けられたレンズが上向きであるか否かを先に判断してもよく、当該判断は比較的簡単であり、当該レンズが下へ向いている場面を快速に排除することが容易になる。
【0115】
ジンバルモジュールに取り付けられたレンズが上向きである場合に、第1通知メッセージに対応するアプリケーションが目標アプリケーションであると決定することで、サイレント知らせを設定したアプリケーションリストを直接トラバースでき、第1通知メッセージに対応するアプリケーションがリスト内にあれば、対応する目標知らせスキームを直接読み取り、且つ目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するだけでよい。ジンバルモジュールに取り付けられたレンズが下へ向いていなければ、直接終了する。第1通知メッセージに対応するアプリケーションが目標アプリケーションでなければ、直接終了する。
【0116】
以下、図3図4を参照しながら本出願の一実施例を記述する。
【0117】
図3に示すように、サイレント知らせモードがオンにされている場合に、第1通知メッセージを受信し、レンズが上向きであるか否かを判断し、上へ向いていなければ、直接終了し、上へ向いていれば、第1通知メッセージに対応するアプリケーションが目標アプリケーションであるかを判断し、当該アプリケーションが目標アプリケーションでなければ、直接終了し、当該アプリケーションが目標アプリケーションであれば、当該アプリケーションに対して設定された目標知らせスキームを読み取り、次に目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御する。
【0118】
レンズを制御して目標知らせスキームに従って運動させた後、以下の方法によって終了するか否かを決定できる。
【0119】
図4に示すように、レンズ運動周期設定を読み取り、レンズ運動周期が有限回数である場合に、運動周期を計数し、中断せずに当該回数実行した後レンズ運動が自動に停止する。ユーザが端末を持ち上げる/画面ロックボタンをタップすると、例えばレンズ運動実行中にユーザが携帯電話を持ち上げると、レンズ運動を終了し、又は、レンズ運動実行中にユーザがボタン操作を行うと、レンズ運動を終了する。ユーザが端末を持ち上げる/画面ロックボタンをタップする操作が受信されていなければ、計数が運動周期設定に達すると、レンズを制御して運動を停止させる。
【0120】
別の実施例では、当該通知メッセージの知らせ方法は、オーディオ情報が再生されている場合に、オーディオ情報に基づいてレンズ運動を制御するステップを更に含んでもよい。
【0121】
実際の実行では、オーディオ情報によりレンズの揺動又は回転等を制御できる。
【0122】
例えば、オーディオ情報のリズムに基づいてレンズの揺動又は回転の速度、幅等を制御でき、又は、オーディオ情報の調子に基づいてレンズの揺動又は回転の速度、幅等を制御でき、又は、オーディオ情報の出力音量に基づいてレンズの揺動又は回転の速度、幅等を制御でき、又は、オーディオ情報の音調に基づいてレンズの揺動又は回転の速度、幅度等を制御できる。
【0123】
このようにして、ジンバルモジュールに取り付けられているレンズはオーディオ情報を模擬でき、特に音楽再生類のAPPに応じて、ユーザが音楽を再生している時に、目新しいインタラクションを実現でき、比較的高い商業的価値を有する。
【0124】
本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ方法の実行主体は通知メッセージの知らせ装置、又は、当該通知メッセージの知らせ装置における通知メッセージの知らせ方法を実行するための制御モジュールであり得ることが説明必要である。
【0125】
本出願の実施例は更に通知メッセージの知らせ装置を提供する。
【0126】
当該知らせ装置は、レンズジンバルモジュールを備えるモバイル端末に適用される。
【0127】
図5に示すように、当該通知メッセージの知らせ装置は、
第1通知メッセージを受信するために用いられる第1受付モジュール510と、
第1通知メッセージに対応するアプリケーションである目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するために用いられる第1処理モジュール520と、を備える。
【0128】
本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ装置によれば、ジンバルモジュールに取り付けられているレンズの運動によって、メッセージを知らせることを実現し、斬新なレンズインタラクションを実現し、そして他人の注意を引きにくく、プライバシー性が高い。
【0129】
いくつかの実施例では、第1処理モジュール520は、更に、レンズが上向きである場合に、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するために用いられる。
【0130】
いくつかの実施例では、第1処理モジュール520は、更に、モバイル端末がサイレント知らせ状態にある場合に、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するステップと、モバイル端末が非サイレント知らせ状態にある場合に、目標注意喚起方式により注意喚起情報を出力するステップと、を実行するために用いられる。
【0131】
いくつかの実施例では、目標知らせスキーは、
レンズが目標軌跡により移動すること、
レンズが目標角度により回転すること、
レンズが目標角度により揺動すること、の少なくとも一項を含む。
【0132】
いくつかの実施例では、第1処理モジュールは、更に、目標知らせスキームに従って、
目標回数繰り返した後停止すること、
目標時間持続した後停止すること、
ユーザの目標入力が受信されるまで持続的に繰り返した後停止すること、
目標回数繰り返した後一時停止し、目標期間経過したら再度開始すること、といった周期のうちの1種で実行するように、レンズを制御するために用いられる。
【0133】
いくつかの実施例では、第1処理モジュールは、更に、
ジンバルモジュールに取り付けられているレンズが上向きである場合に、第1通知メッセージに対応するアプリケーションが目標アプリケーションであると決定するステップと、
目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームを取得するステップと、
目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するステップと、を実行するために用いられる。
【0134】
いくつかの実施例では、当該知らせ装置は、
ユーザの第1入力を受信するために用いられる第2受付モジュールと、
第1入力に応答して、目標アプリケーションを決定するために用いられる第1決定モジュールと、
ユーザの第2入力を受信するために用いられる第3受付モジュールと、
第2入力に応答して、目標アプリケーションに関連する目標知らせスキームを決定するために用いられる第2決定モジュールと、を更に備えてもよい。
【0135】
いくつかの実施例では、当該知らせ装置は、オーディオ情報が再生されている場合に、前記オーディオ情報に基づいて前記レンズを制御して運動させるために用いられる第2処理モジュールを更に備えてもよい。
【0136】
本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ装置によれば、ジンバルモジュールに取り付けられているレンズの運動によって、メッセージを知らせることを実現し、斬新なレンズインタラクションを実現し、そして他人の注意を引きにくく、プライバシー性が高い。
【0137】
本出願の実施例における通知メッセージの知らせ装置は、装置であってもよいし、モバイル端末中の素子、集積回路又はチップであってもよい。例示的に、モバイル端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、携帯情報端末、ウェアラブル機器、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ネットブック又はパーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)等であってもよい。
【0138】
本出願の実施例における通知メッセージの知らせ装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。該オペレーティングシステムは、アンドロイド(Android、登録商標)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0139】
本出願の実施例で提供される通知メッセージの知らせ装置は図1図4の方法実施例における通知メッセージの知らせ装置が実現する各工程を実現でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0140】
図6に示すように、本出願の実施例は、プロセッサ620と、メモリ610と、メモリ610に記憶されて前記プロセッサ620で実行可能なプログラム又はコマンドと、を備え、当該プログラム又はコマンドがプロセッサ620により実行されると、上記通知メッセージの知らせ方法の実施例の各工程を実現し、且つ同じ技術効果を達成できる電子機器を更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0141】
本出願の実施例における電子機器は上述したモバイル電子機器と非モバイル電子機器を含むことに注意すべきである。
【0142】
図7は本出願の実施例の電子機器を実現するハードウェア構成模式図である。
【0143】
当該電子機器700は、高周波ユニット701、ネットワークモジュール702、オーディオ出力ユニット703、入力ユニット704、センサ705、表示ユニット706、ユーザ入力ユニット707、インタフェースユニット708、メモリ709及びプロセッサ710等の素子を含むが、これらに限定されない。
【0144】
当業者であれば、電子機器700は各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよいことが理解可能であり、電源は、電源管理システムによってプロセッサ710と論理的に接続してもよく、このように電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現する。図7に示す電子機器の構造は電子機器を限定するものではなく、電子機器は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0145】
ここで、ネットワークモジュール702は、第1通知メッセージを受信するために用いられ、
プロセッサ710は、第1通知メッセージに対応するアプリケーションである目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するために用いられる。
【0146】
本出願の実施例で提供される電子機器によれば、ジンバルモジュールに取り付けられているレンズの運動によって、メッセージを知らせることを実現し、斬新なレンズインタラクションを実現し、そして他人の注意を引きにくく、プライバシー性が高い。
【0147】
選択可能に、プロセッサ710は、更に、レンズが上向きである場合に、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するために用いられる。
【0148】
選択可能に、プロセッサ710は、更に、モバイル端末がサイレント知らせ状態にある場合に、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するステップと、モバイル端末が非サイレント知らせ状態にある場合に、目標注意喚起方式により注意喚起情報を出力するステップと、を実行するために用いられる。
【0149】
選択可能に、プロセッサ710は、更に、ジンバルモジュールに取り付けられているレンズが上向きである場合に、第1通知メッセージに対応するアプリケーションが目標アプリケーションであると決定するステップと、目標アプリケーションに対応する目標知らせスキームを取得するステップと、目標知らせスキームに従って運動するようにレンズを制御するステップと、を実行するために用いられる。
【0150】
選択可能に、当該電子機器は、入力ユニット704とプロセッサ710を更に備えてもよく、
入力ユニット704は、更に、ユーザの第1入力を受信するために用いられ、
プロセッサ710は、更に、第1入力に応答して、目標アプリケーションを決定するために用いられ、
入力ユニット704は、更に、ユーザの第2入力を受信するために用いられ、
プロセッサ710は、更に、第2入力に応答して、目標アプリケーションに関連する目標知らせスキームを決定するために用いられる。
【0151】
選択可能に、プロセッサ710は、更に、オーディオ情報が再生されている場合に、前記オーディオ情報に基づいて前記レンズを制御して運動させるために用いられる。
【0152】
本実施例では、上記電子機器700は本出願の実施例における方法実施例の各工程を実現し、且つ同様な有益効果を達成できることが説明必要であり、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0153】
本出願に係る実施例では、入力ユニット704は、ビデオ獲得モード又は画像獲得モードで画像獲得装置(例えば、カメラ)により取得した静的画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)7041と、マイクロホン7042とを含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット706は表示パネル7061を含んでもよく、表示パネル7061は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形式で配置してもよい。ユーザ入力ユニット707はタッチパネル7071及び他の入力デバイス7072を含む。タッチパネル7071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル7071は、タッチ検出装置及びタッチ制御器という2つの部分を含んでもよい。他の入力デバイス7072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、これらに限定されなく、ここで詳細な説明を省略する。メモリ709はソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶することに利用でき、それらはアプリケーションとオペレーティングシステムを含むが、これらに限定されない。プロセッサ710に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ710に統合されなくてもよいことが理解可能である
【0154】
本出願の実施例は、プログラム又はコマンドを記憶しており、当該プログラム又はコマンドがプロセッサにより実行されると、上記通知メッセージの知らせ方法の実施例の各工程を実現し、且つ同じ技術効果を達成できる可読記憶媒体を更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0155】
ここで、前記プロセッサは上記実施例に記載の電子機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、例えば、コンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0156】
本出願の実施例は、更に、プロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行して上記通知メッセージの知らせ方法の実施例の各工程を実現するためのものであり、且つ同じ技術効果を達成できるチップを提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細な説明を省略する。
【0157】
本出願に係る実施例に記載のチップは、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0158】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「一つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに各種のステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0159】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン又はネットワークデバイス等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数のコマンドを含む。
【0160】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【符号の説明】
【0161】
510 第1受付モジュール
520 第1処理モジュール
600
610 メモリ
620 プロセッサ
700 電子機器
701 高周波ユニット
702 ネットワークモジュール
703 オーディオ出力ユニット
704 入力ユニット
705 センサ
706 表示ユニット
707 ユーザ入力ユニット
708 インタフェースユニット
709 メモリ
710 プロセッサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7