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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-29
(45)【発行日】2024-11-07
(54)【発明の名称】印刷物および情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   B42D 15/00 20060101AFI20241030BHJP
   G06K 19/07 20060101ALI20241030BHJP
   G06K 7/015 20060101ALI20241030BHJP
   G06K 19/073 20060101ALI20241030BHJP
   G06K 7/10 20060101ALI20241030BHJP
   G06K 19/02 20060101ALI20241030BHJP
   H04M 1/724 20210101ALI20241030BHJP
   B42D 1/00 20060101ALI20241030BHJP
【FI】
B42D15/00 331Z
G06K19/07 230
G06K7/015
G06K19/073 027
G06K7/10 252
G06K19/02 050
H04M1/724
B42D1/00 Z
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2024045573
(22)【出願日】2024-03-21
(62)【分割の表示】P 2023109604の分割
【原出願日】2023-07-03
【審査請求日】2024-03-21
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】521247320
【氏名又は名称】株式会社テクノロジックアート
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 龍司
(72)【発明者】
【氏名】永井 翔
(72)【発明者】
【氏名】木村 泰久
(72)【発明者】
【氏名】福住 花
(72)【発明者】
【氏名】杉浦 由季
(72)【発明者】
【氏名】金 厘慧
【審査官】中澤 俊彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-307042(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第02746986(EP,A1)
【文献】国際公開第2021/148928(WO,A1)
【文献】特開2015-161976(JP,A)
【文献】特開2007-219684(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42D 15/00
G06K 19/07
G06K 7/015
G06K 19/073
G06K 7/10
G06K 19/02
H04M 1/724
B42D 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の手続画面のURL(Uniform Resource Locator)または所定のアプリケーションの起動情報が記録されたNFC(Near Field Communication)タグと、
前記所定の手続画面または前記所定のアプリケーションの操作を行うための説明が印刷された領域と
を備える、印刷物であって、
前記NFCタグは、前記NFCタグを読み取り前記所定の手続画面を表示するまたは前記所定のアプリケーションを起動する情報処理端末を配置するための前記印刷物内の所定の領域に配置され、
前記所定の領域に前記NFCタグが配置される配置位置は、前記情報処理端末が有する読み取り位置であって前記情報処理端末の機種に応じた読み取り位置に合わせて設定される、印刷物。
【請求項2】
前記NFCタグは、それぞれが異なる手続画面のURLまたは前記所定のアプリケーションの起動情報を記録した複数の前記NFCタグである、請求項1に記載の印刷物。
【請求項3】
前記印刷物は、複数の前記NFCタグ間の電波干渉を防止するための電波干渉防止材を備える、請求項2に記載の印刷物。
【請求項4】
複数の前記NFCタグは、それぞれが電波干渉を発生させないように配置される、請求項2に記載の印刷物。
【請求項5】
前記印刷物は、本である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の印刷物。
【請求項6】
前記NFCタグが複数ある場合、少なくとも2つの前記NFCタグは、前記本の異なるページに配置される、請求項5に記載の印刷物。
【請求項7】
前記本は、片観音開き状に開き、
前記片観音開き状に開く一方のページに、前記NFCタグを読み取り前記所定の手続画面を表示するまたは前記所定のアプリケーションを起動する情報処理端末を配置するための前記印刷物内の所定の領域を含み、
前記一方のページに対する他方のページに、前記説明が印刷された領域を含む、請求項5に記載の印刷物。
【請求項8】
請求項1乃至のいずれか一項に記載の印刷物と、
前記NFCタグを読み取って前記所定の手続画面を表示する、情報処理端末と、
前記情報処理端末から前記URLを含む要求を受信し、前記所定の手続画面の情報を前記情報処理端末に送信する、情報処理装置と
を備えた、情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、印刷物および情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザが店舗に出向いて行っていた各種手続きは、昨今の急速なオンライン化に伴い、ユーザは自宅など好きな場所からスマートフォンなどを用いて専用のWebページやオンライン手続き用のアプリケーションにアクセスして行えるようになった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2021-47762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、例えば、手続きを行うためのWebページに辿り着くことすらできずに結局店舗を訪れるシニア層など、スマートフォンの操作に不慣れなユーザは少なくない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザがオンライン手続きをより容易に行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係る印刷物は、所定の手続画面のURL(Uniform Resource Locator)または所定のアプリケーションの起動情報が記録されたNFC(Near Field Communication)タグと、所定の手続画面または所定のアプリケーションの操作を行うための説明が印刷された領域とを備え、NFCタグは、NFCタグを読み取り所定の手続画面を表示するまたは所定のアプリケーションを起動する情報処理端末を配置するための印刷物内の所定の領域に配置され、所定の領域にNFCタグが配置される配置位置は、情報処理端末が有する読み取り位置であって情報処理端末の機種に応じた読み取り位置に合わせて設定される。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、ユーザはオンライン手続きをより容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る印刷物10の概略を示す図である。
図2図2は、実施形態に係るNFCタグ50の読み取り例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る片観音開き状に開く印刷物10の概略を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る各種手続き画面への遷移例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る複数の配置エリア11の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る複数ページ間の配置エリア11の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る電波干渉防止材60の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る情報処理システム1の概略を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る情報処理端末100の概略を示す機能ブロック図である。
図10図10は、実施形態に係る情報処理装置200の概略を示す機能ブロック図である。
図11図11は、実施形態に係る各種手続き実行処理を説明するフローチャートである。
図12図12は、情報処理端末100または情報処理装置200として機能するコンピュータ1000のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
まず、ユーザがオンライン手続きをより容易に行うことができる印刷物10について説明する。図1は、実施形態に係る印刷物10の概略を示す図である。印刷物10は、例えば、本、紙やプラスチックなどのシートやシール、机などに印刷された印刷物などであってよい。
【0011】
また、印刷物10は、例えば、図1に示すように、スマートフォンなどの情報処理端末100を配置するための領域である配置エリア11と、各種手続きを行うためのWebページの操作を行うための説明が印刷された領域である説明エリア12とを備える。
【0012】
配置エリア11には、例えば、図1に示すように、スマートフォンなどの情報処理端末100のイメージや、「ここにスマホを置いてください」などの説明文が印刷されてよい。また、配置エリア11には、例えば、図1に示すように、各種手続きを行うためのWebページのURL(Uniform Resource Locator)または所定のアプリケーションの起動情報が記録されたNFC(Near Field Communication)タグ50が埋め込まれる、またはNFCタグ50のシールが貼付される。なお、以下、NFCタグ50を埋め込むこと、およびNFCタグ50のシールを貼付することを合わせて「NFCタグ50を配置する」と表現する場合がある。また、所定のアプリケーションとは、例えば、オンライン手続き用のアプリケーションである。
【0013】
また、説明エリア12には、例えば、情報処理端末100がNFCタグ50を読み取ることによって情報処理端末100のディスプレイに表示されるWebページまたはアプリケーションの操作説明が印刷される。
【0014】
なお、情報処理端末100の機種によってNFCタグ50の読み取り位置が異なる場合があるため、例えば、配置する情報処理端末100の機種に合わせてNFCタグ50の配置位置は変更されてよい。
【0015】
また、図1の例では、情報処理端末100のディスプレイにホーム画面が表示されているが、NFCタグ50の読み取りを行う際には、例えば、任意のWebページやアプリケーションが表示されていてよい。なお、以下、情報処理端末100のディスプレイに、画面や、ブラウザを介してWebページなどを表示することを、単に、「情報処理端末100に***を表示する」と表現する場合がある。
【0016】
次に、図2を用いて、NFCタグ50の読み取りについて説明する。図2は、実施形態に係るNFCタグ50の読み取り例を示す図である。例えば、図2に示すように、ユーザによって、配置エリア11に情報処理端末100が置かれることにより、情報処理端末100によってNFCタグ50が読み取られる。
【0017】
なお、情報処理端末100の機種やNFCタグ50の種類によってNFCタグ50の読み取り距離が異なる場合があるため、例えば、NFCタグ50から情報処理端末100を5cm(センチメートル)など所定距離離してNFCタグ50が読み取られてもよい。また、例えば、NFCタグ50の読み取り時に、情報処理端末100にユーザへの確認ダイアログなどが表示されてもよい。なお、以降の説明では、便宜上、NFCタグ50の読み取り方法の一例として、配置エリア11に情報処理端末100を置くことによる方法を用いる。しかしながら、当該方法には、情報処理端末100をNFCタグ50から所定距離離して読み取った後に配置エリア11に置くことが含まれる。
【0018】
NFCタグ50が情報処理端末100に読み取られることにより、例えば、情報処理端末100に、NFCタグ50に記録されたURLのWebページが表示される、またはNFCタグ50に記録された起動情報に対応するアプリケーションが起動して表示される。なお、図2の例では、各種手続きを行うためのメニュー画面のWebページが情報処理端末100のブラウザを介して表示される。また、以降の説明では、NFCタグ50にはWebページのURLが記録され、当該NFCタグ50を情報処理端末100によって読み取ってWebページを表示する例を説明するが、NFCタグ50からアプリケーションを起動して表示する場合もWebページを表示する例と同様の説明で説明可能である。なお、NFCタグ50に記録されたURLのWebページを表示する際、情報処理端末100には既に他のWebページが表示されていた場合、他のWebページから遷移して、または別のタブで、NFCタグ50に記録されたURLのWebページが表示される。
【0019】
そして、ユーザは、説明エリア12に記載された操作説明を見ながら、情報処理端末100に表示されたWebページを操作して各種手続きを行う。より具体的には、例えば、ユーザは、説明エリア12に記載された操作説明を見ながら、情報処理端末100に表示されたメニュー画面を操作して、携帯電話の料金プラン変更用の手続き画面を表示し、当該手続き画面をさらに操作して料金プランを変更できる。
【0020】
なお、例えば、印刷物10が本である場合、説明エリア12は、複数のページにあってよく、また、印刷物10は、片観音開き状に開く本であってもよい。
【0021】
また、図2では、料金プラン変更など、携帯電話の契約手続きを行うためのメニュー画面や、説明エリア12に記載された操作説明を示しているが、これらはあくまでも一例であり、実施形態に係る印刷物10は、勉強や娯楽など、他の様々なオンライン手続きに利用できる。より具体的には、勉強の場合の一例として、ユーザは、情報処理端末100を用いて、NFCタグ50を読み取って学習用のWebページを開き、説明エリア12に記載された操作説明を見ながら、当該Webページ上で学習やテスト、学習状況の確認を行うことができる。
【0022】
また、娯楽の場合の一例として、ユーザは、情報処理端末100を用いて、NFCタグ50を読み取って謎解き用のWebページを開き、説明エリア12に記載された操作説明を見ながら、当該Webページ上で謎解きの問題を見たり、解答したりすることができる。
【0023】
図3は、実施形態に係る片観音開き状に開く印刷物10の概略を示す図である。まず、図3の(1)は、本である印刷物10の最初のページ(表紙をページP1としてページP2)を開いた状態を示す。図3の(1)の例では、ページP2およびP5のそれぞれに説明エリア12が含まれる。そして、図3の(2)に示すようにページP2をめくって片観音開き状に開くと、図3の(3)に示すようにページP3およびP4を開くことができる。図3の(3)の例では、ページP3にNFCタグ50が配置された配置エリア11、ページ4に説明エリア12が含まれる。このように、印刷物10は、例えば、片観音開き状に開く一方のページに、NFCタグ50を読み取って所定のWebページを表示する情報処理端末100を配置するための印刷物10内の所定の領域である配置エリア11を含む。また、印刷物10は、例えば、当該一方のページに対する他方のページに、説明が印刷された領域である説明エリア12を含む。また、例えば、図3の(3)に示すように、ユーザが、印刷物10が片観音開き状に開いた状態でページP5をめくることで、ページP6以降を開くことができる。
【0024】
図4は、実施形態に係る各種手続き画面への遷移例を示す図である。図4の左側に示すように、ユーザが、図3の(3)に示す片観音開き状に開いた状態からページP5をめくると、ページP3はそのままの状態で、ページP6およびP7を開くことができる。また、同様に、図4の左側に示すように、ユーザが、さらにページP7をめくるとページP8以降を開くことができる。また、ユーザは、例えば、各ページに含まれる説明エリア12に印刷された操作説明にしたがって、情報処理端末100を操作することで、図4の右側に示すように、メニュー画面から各種手続き画面に遷移してオンライン手続きを行うことができる。また、図4では、ユーザが、情報処理端末100を用いて、配置エリア11に配置されたNFCタグ50を読み取ることで、メニュー画面がランディングページとして表示され、当該メニュー画面から各種手続き画面に遷移する例を示した。しかしながら、別の例では、例えば、それぞれが異なるWebページのURLを記録した複数のNFCタグ50を用いて、各種手続き画面に遷移させることもできる。
【0025】
図5は、実施形態に係る複数の配置エリア11の一例を示す図である。図5に示すように、例えば、それぞれが各種手続き画面のURLを記録した複数のNFCタグ50-1~50-4が、それぞれの配置エリア11-1~11-4に配置される。図4の例では、NFCタグ50-1にはデータ量確認・追加を行うための手続き画面のURL、NFCタグ50-2には通話オプション変更を行うための手続き画面のURL、NFCタグ50-3には住所変更を行うための手続き画面のURL、・・・がそれぞれ記録される。
【0026】
そして、ユーザは、行いたい手続きに合わせて配置エリア11-1~11-4のいずれかに情報処理端末100を置くことで、情報処理端末100によって、対応するNFCタグ50が読み取られ、当該NFCタグ50に記録されたURLの手続き画面が表示される。すなわち、各種手続き画面がランディングページとして表示されるため、情報処理端末100やWeb画面などの操作が苦手なユーザであっても、より容易に、行いたい手続きの画面に遷移してオンライン手続きを行うことができる。
【0027】
また、図5の例では、複数の配置エリア11-1~11-4が同一のページP3に含まれているが、例えば、複数の配置エリア11-1~11-4の各々が異なるページに含まれてもよい。
【0028】
図6は、実施形態に係る複数ページ間の配置エリア11の一例を示す図である。図6の例では、左右のページのそれぞれに、配置エリア11-1および11-2が含まれる。また、図6に示すように、例えば、配置エリア11-1および11-2のそれぞれは、それぞれに情報処理端末100を置くことで表示される手続き画面の説明が記載された説明エリア12-1および12-2と同一のページに含まれるようにする。
【0029】
より具体的には、例えば、図6の左ページ部分に示すように、データ量確認・追加を行うための手続き画面のURLが記録されたNFCタグ50-1が配置された配置エリア11-1は、当該画面の説明が記載された説明エリア12-1と同一のページに含まれる。これにより、例えば、ユーザは、情報処理端末100に表示される画面の操作説明を探さなくてよく、また、異なる画面の操作説明を誤って見てしまうなどのミスを抑止できるため、より容易にオンライン手続きを行うことができる。
【0030】
なお、図6に示すように、複数ページ間に配置エリア11を含めるようにした場合、それぞれの配置エリア11に配置されたNFCタグ50が重なり合ってしまい電波干渉が発生してしまう可能性がある。
【0031】
図7は、実施形態に係る電波干渉防止材60の一例を示す図である。図7は、例えば、印刷物10のあるページの表と裏のそれぞれに配置エリア11-3および11-4が重なり合うように含まれる場合の例であり、この場合、NFCタグ50-3と50-4との間で電波干渉が発生し得る。そのため、例えば、図7の右側の示すように、NFCタグ50-3と50-4との間に、電波干渉を防止するための電波干渉防止材60を挟む。なお、図7の右側は、配置エリア11-3および11-4が含まれるページの断面図を示す。また、電波干渉防止材60は、例えば、ニッケルや銅、アルミニウムなどを成分とする高透磁率を有する軟磁性材料を樹脂などで固めたものである。
【0032】
なお、複数のNFCタグ50間の電波干渉は、複数のNFCタグ50が重なり合うことで発生してしまうため、例えば、複数のNFCタグ50が重なり合わないようにずらして配置することで、電波干渉の発生を防止することもできる。
【0033】
次に、実施形態に係る情報処理システム1について、図8を参照し説明する。図8は、実施形態に係る情報処理システム1の概略を示す図である。
【0034】
情報処理システム1は、例えば、情報処理端末100および情報処理装置200を備える。情報処理端末100および情報処理装置200は、例えば、ネットワークNを介して接続される。ネットワークNは、たとえば、LTE(Long Term Evolution)、5Gなどの無線通信網である。
【0035】
情報処理端末100は、例えば、ユーザが利用するスマートフォンなどのモバイル端末であり、図1~7を用いて説明したような印刷物10に配置されたNFCタグ50を読み取って所定のWebページを表示する。
【0036】
図9は、実施形態に係る情報処理端末100の概略を示す機能ブロック図である。図9に示すように、情報処理端末100は、例えば、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
【0037】
通信部110は、例えば、ネットワークNと有線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置200など他の装置との間で情報の送受信を行う。
【0038】
記憶部120は、例えばRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、またはHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。また、記憶部120には、各種プログラムおよび各種データなどが記憶される。図9に示すように、記憶部120は、例えば、画面データ記憶部121および入力データ記憶部122を備える。
【0039】
画面データ記憶部121は、例えば、情報処理装置200から受信した各種手続き画面を表示するためのデータなどを記憶する。
【0040】
入力データ記憶部122は、例えば、NFCタグ50から読み取ったURLや、各種手続き画面でユーザによって入力されたデータなどを記憶する。
【0041】
制御部130は、例えば、コントローラであり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路などのハードウェアで構成されてもよい。制御部130は、例えば、読取部131、表示部132、および受付部133を有する。
【0042】
読取部131は、例えば、NFCタグ50から各種手続き画面のURLなどのデータを読み取り、入力データ記憶部122に記憶する。なお、読み取られたURLは、例えば、画面要求として、通信部110を介して、情報処理装置200に送信される。
【0043】
表示部132は、例えば、情報処理装置200から受信した各種手続き画面を表示するためのデータを画面データ記憶部121から取得し、ブラウザを介して、各種手続き画面を表示する。
【0044】
受付部133は、例えば、表示部132によって表示された各種手続き画面でユーザによって入力されたデータを受け付け、入力データ記憶部122に記憶する。なお、ユーザによって入力されたデータは、例えば、通信部110を介して、情報処理装置200に送信される。
【0045】
図8の説明に戻り、情報処理装置200は、例えば、オンライン手続きサービスを提供するサービス提供者などによって管理されるサーバコンピュータなどである。または、情報処理装置200は、例えば、クラウドコンピューティングサービスを提供するサービス提供者によって管理されるクラウドコンピュータ装置であってもよい。なお、図8では、情報処理装置200を1台のコンピュータとして示しているが、複数台のコンピュータで構成される分散型コンピューティングシステムであってもよい。
【0046】
図10は、実施形態に係る情報処理装置200の概略を示す機能ブロック図である。図10に示すように、情報処理装置200は、例えば、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを備える。
【0047】
通信部210は、例えば、ネットワークNと有線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理端末100など他の装置との間で情報の送受信を行う。
【0048】
記憶部220は、情報処理端末100の記憶部120同様、例えば、RAMなどの半導体メモリ素子、またはHDDなどの記憶装置によって実現される。また、記憶部220には、各種プログラムおよび各種データなどが記憶される。図10に示すように、記憶部220は、例えば、画面データ記憶部221およびユーザデータ記憶部222を備える。
【0049】
画面データ記憶部221は、例えば、各種手続き画面を表示するためのデータなどを記憶する。
【0050】
ユーザデータ記憶部222は、例えば、オンライン手続きを行うユーザに関するデータや、情報処理端末100から受信した各種手続き画面でユーザによって入力されたデータなどを記憶する。
【0051】
制御部230は、情報処理端末100の制御部130同様、例えば、コントローラであり、CPUなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含み、ASICなどの集積回路などのハードウェアで構成されてもよい。制御部230は、例えば、取得部231、出力部232、および更新部233を有する。
【0052】
取得部231は、例えば、情報処理端末100から画面要求として送信されたURLや、情報処理端末100から送信された、各種手続き画面でユーザによって入力されたデータなどを取得する。
【0053】
出力部232は、例えば、取得部231によって取得されたURLの画面を表示するためのデータを、画面要求に対する応答として、情報処理端末100に出力する。
【0054】
更新部233は、例えば、取得部231によって取得されたユーザによって入力されたデータに基づいて、住所変更など各種手続きを実行するため、ユーザデータ記憶部222に記憶されたデータなどを更新する。
【0055】
次に、実施形態に係るオンライン手続きである各種手続きの実行処理について図11を参照し説明する。図11は、実施形態に係る各種手続き実行処理を説明するフローチャートである。なお、図11は、情報処理端末100を動作主体として示した処理フローである。
【0056】
まず、図11に示すように、情報処理端末100は、例えば、配置エリア11に配置されたNFCタグ50を読み取る(ステップS101)。なお、ステップS101におけるNFCタグ50の読み取りは、例えば、配置エリア11に情報処理端末100が置かれることにより実行される。また、読み取られるNFCタグ50には、例えば、各種手続き画面のURLが記録される。
【0057】
次に、情報処理端末100は、例えば、ステップS101で読み取ったNFCタグ50に記録されたURLを、情報処理装置200に送信する(ステップS102)。
【0058】
次に、情報処理端末100は、例えば、ステップS102で送信したURLの画面データを、情報処理装置200から受信する(ステップS103)。
【0059】
次に、情報処理端末100は、例えば、ステップS103で受信した画面データを用いて、ステップS102で送信したURLの各種手続き画面を表示する(ステップS104)。
【0060】
次に、情報処理端末100は、例えば、ユーザがステップS104で表示した各種手続き画面を操作して、各種手続きを行うために入力したデータを受け付ける(ステップS105)。
【0061】
次に、情報処理端末100は、例えば、ステップS105で受け付けた入力データを、情報処理装置200に送信する(ステップS106)。これにより、送信した入力データが情報処理装置200によって受信され、当該入力データに基づいて各種手続きが実行される。ステップS106の実行後、図11に示す各種手続き実行処理は終了する。
【0062】
以上説明したように、印刷物10は、所定のWebページのURLまたは所定のアプリケーションの起動情報が記録されたNFCタグ50と、所定のWebページまたは所定のアプリケーションの操作を行うための説明が印刷された領域である説明エリア12とを備える。
【0063】
これにより、ユーザは、印刷物10のNFCタグ50に情報処理端末100を置くことでWebページまたは所定のアプリケーションが開き、当該Webページまたは当該アプリケーションを、印刷物10の説明エリア12の操作説明を見ながら操作できるため、オンライン手続きをより容易に行うことができる。
【0064】
また、NFCタグ50は、それぞれが異なるWebページのURLまたは所定のアプリケーションの起動情報を記録した複数のNFCタグ50である。
【0065】
これにより、ユーザは、複数のNFCタグ50の各々から、各種手続き画面をランディングページとして開けるため、オンライン手続きをより容易に行うことができる。
【0066】
また、印刷物10は、複数のNFCタグ50間の電波干渉を防止するための電波干渉防止材60を備える。
【0067】
これにより、印刷物10は、複数のNFCタグ50間の電波干渉を防止できる。
【0068】
また、複数のNFCタグ50は、それぞれが電波干渉を発生させないように配置される。
【0069】
これにより、印刷物10は、複数のNFCタグ50間の電波干渉を防止できる。
【0070】
また、NFCタグ50は、NFCタグ50を読み取り所定のWebページを表示するまたは所定のアプリケーションを起動する情報処理端末100を配置するための印刷物10内の所定の領域に配置される。
【0071】
これにより、ユーザは、印刷物10内の当該所定の領域である配置エリア11に情報処理端末100を置くことで、配置エリア11に配置されたNFCタグ50に記録されたURLのWebページが開くため、オンライン手続きをより容易に行うことができる。
【0072】
また、印刷物10は、本である。
【0073】
これにより、ユーザは、馴染みのある紙の本を見ながら情報処理端末100を操作できるため、オンライン手続きをより容易に行うことができる。
【0074】
また、NFCタグ50が複数ある場合、少なくとも2つのNFCタグ50は、本の異なるページに配置される。
【0075】
これにより、ユーザは、本の異なるページに配置された複数のNFCタグ50の各々から、各種手続き画面をランディングページとして開き、説明を見ながら各画面を操作できるため、オンライン手続きをより容易に行うことができる。
【0076】
また、印刷物10である本は、片観音開き状に開き、片観音開き状に開く一方のページに、NFCタグ50を読み取り所定のWebページを表示するまたは所定のアプリケーションを起動する情報処理端末100を配置するための印刷物10内の所定の領域を含む。また、印刷物10である本は、一方のページに対する他方のページに、説明が印刷された領域を含む。
【0077】
これにより、ユーザは、操作説明を見るために印刷物10である本のページをめくっても情報処理端末100の画面が当該ページで隠れることが無くなり、操作説明を見ながら情報処理端末100を操作できるため、オンライン手続きをより容易に行うことができる。
【0078】
また、情報処理システム1は、印刷物10と、情報処理端末100と、情報処理装置200とを備える。また、印刷物10は、所定のWebページのURLが記録されたNFCタグ50と、所定のWebページの操作を行うための説明が印刷された領域である説明エリア12とを備える。また、情報処理端末100は、NFCタグ50を読み取って所定のWebページを表示する。また、情報処理装置200は、情報処理端末100からURLを含む要求を受信し、所定のWebページの情報を情報処理端末100に送信する。
【0079】
これにより、ユーザは、印刷物10のNFCタグ50に情報処理端末100を置くことで情報処理装置200上のWebページが開き、当該Webページを、説明エリア12の操作説明を見ながら操作できるため、オンライン手続きをより容易に行うことができる。
【0080】
図12は、情報処理端末100または情報処理装置200として機能するコンピュータ1000のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。コンピュータ1000にインストールされたプログラムは、例えば、コンピュータ1000を、実施形態に係る情報処理端末100または情報処理装置200の1つまたは複数の「(処理)部」として機能させる。または、当該プログラムは、例えば、コンピュータ1000に、実施形態に係る情報処理端末100または情報処理装置200に関連付けられるオペレーションまたは当該1つもしくは複数の「(処理)部」を実行させることができる。および/または、当該プログラムは、例えば、コンピュータ1000に、実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。また、当該プログラムは、例えば、コンピュータ1000に、本明細書に記載のフローチャートおよびブロック図のブロックのうちのいくつかまたは全てに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1012によって実行されてよい。
【0081】
実施形態におけるコンピュータ1000は、例えば、CPU1012、RAM1014、およびグラフィックコントローラ1016を含み、それらはホストコントローラ1010によって相互に接続される。また、コンピュータ1000は、例えば、通信インタフェース1022、記憶装置1024、DVDドライブ、およびICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1020を介してホストコントローラ1010に接続される。DVDドライブは、例えば、DVD-ROMドライブおよびDVD-RAMドライブなどであってよい。記憶装置1024は、例えば、ハードディスクドライブおよびソリッドステートドライブなどであってよい。また、コンピュータ1000は、例えば、ROM1030およびキーボードのような入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1040を介して入出力コントローラ1020に接続される。
【0082】
CPU1012は、例えば、ROM1030およびRAM1014内に格納されたプログラムに従い動作して各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1016は、例えば、RAM1014内に提供されるフレームバッファなどまたはそれ自体の中に、CPU1012によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1018上に表示されるようにする。
【0083】
通信インタフェース1022は、例えば、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1024は、例えば、コンピュータ1000内のCPU1012によって使用されるプログラムおよびデータを格納する。DVDドライブは、例えば、プログラムまたはデータをDVD-ROMなどから読み取り、記憶装置1024に提供する。ICカードドライブは、例えば、プログラムおよびデータをICカードから読み取り、および/またはプログラムおよびデータをICカードに書き込む。
【0084】
ROM1030は、例えば、その中に、アクティブ化時にコンピュータ1000によって実行されるブートプログラムなど、および/またはコンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1040は、例えば、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポートなどを介して、入出力コントローラ1020に接続されてよい。
【0085】
プログラムは、例えば、DVD-ROMまたはICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、例えば、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1024、RAM1014、またはROM1030にインストールされ、CPU1012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、例えば、コンピュータ1000に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。例えば、装置または方法が、コンピュータ1000の使用に従い情報のオペレーションまたは処理を実現することによって構成されてよい。
【0086】
例えば、通信がコンピュータ1000および外部デバイス間で実行される場合、CPU1012は、RAM1014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1022に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1022は、例えば、CPU1012の制御の下、RAM1014、記憶装置1024、DVD-ROM、またはICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取る。また、通信インタフェース1022は、例えば、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域などに書き込む。
【0087】
また、例えば、記憶装置1024、DVDドライブ(DVD-ROM)、ICカードなどのような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM1014に読み取られるようにする。そして、CPU1012は、例えば、RAM1014上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。また、CPU1012は、例えば、次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0088】
また、例えば、様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、およびデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1012は、例えば、RAM1014から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1014に対しライトバックする。当該様々なタイプの処理は、例えば、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換などを含む。また、CPU1012は、例えば、記録媒体内のファイル、データベースなどにおける情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1012は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索する。そして、CPU1012は、例えば、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、これれにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0089】
上記したプログラムまたはソフトウエアモジュールは、例えば、コンピュータ1000上またはコンピュータ1000近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、例えば、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能である。これにより、例えば、プログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1000に提供可能である。
【0090】
実施形態におけるフローチャートおよびブロック図におけるブロックは、例えば、オペレーションが実行されるプロセスの段階またはオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表してよい。特定の段階および「部」が、例えば、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、および/またはプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、例えば、デジタルおよび/またはアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)および/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、およびプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのような再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。また、当該回路は、例えば、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、および他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含んでよい。
【0091】
コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、例えば、当該デバイスに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、コンピュータ可読記憶媒体には、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体などが含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、コンピュータ可読記憶媒体には、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)などが含まれてよい。また、コンピュータ可読記憶媒体には、例えば、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)などが含まれてよい。また、コンピュータ可読記憶媒体には、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスクなどが含まれてよい。また、コンピュータ可読記憶媒体には、例えば、メモリスティック、集積回路カードなどが含まれてよい。
【0092】
コンピュータ可読命令は、例えば、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはソースコードもしくはオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。また、当該ソースコードまたはオブジェクトコードは、例えば、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されてよい。また、当該プログラミング言語は、例えば、Smalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++などのようなオブジェクト指向プログラミング言語をふくんでよい。また、当該プログラミング言語は、例えば、「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含んでよい。
【0093】
コンピュータ可読命令は、例えば、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、もしくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、またはプログラマブル回路に提供されてよい。この際、コンピュータ可読命令は、例えば、ローカルに、またはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネットなどのようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供されてよい。また、コンピュータ可読命令は、例えば、プロセッサ、またはプログラマブル回路が、フローチャートまたはブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために実行されてよい。当該プロセッサは、例えば、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、もしくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサであってよい。また、プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどを含む。
【0094】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0095】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0096】
1 情報処理システム
10 印刷物
11 配置エリア
12 説明エリア
50 NFCタグ
60 電波干渉防止材
100 情報処理端末
110 通信部
120 記憶部
121 画面データ記憶部
122 入力データ記憶部
130 制御部
131 読取部
132 表示部
133 受付部
200 情報処理装置
210 通信部
220 記憶部
221 画面データ記憶部
222 ユーザデータ記憶部
230 制御部
231 取得部
232 出力部
233 更新部
1000 コンピュータ
1010 ホストコントローラ
1012 CPU
1014 RAM
1016 グラフィックコントローラ
1018 ディスプレイデバイス
1020 入出力コントローラ
1022 通信インタフェース
1024 記憶装置
1030 ROM
1040 入出力チップ
【要約】
【課題】従来、ユーザが店舗に出向いて行っていた各種手続きは、昨今の急速なオンライン化に伴い、ユーザは自宅など好きな場所からスマートフォンなどを用いて専用のWebページにアクセスして行えるようになった。しかしながら、手続きを行うためのWebページに辿り着くことすらできずに結局店舗を訪れるシニア層など、スマートフォンの操作に不慣れなユーザは少なくない。
【解決手段】実施形態に係る印刷物は、所定の手続画面のURL(Uniform Resource Locator)が記録されたNFC(Near Field Communication)タグと、所定の手続画面の操作を行うための説明が印刷された領域とを備える。これにより、ユーザはオンライン手続きをより容易に行うことができる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12