(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-29
(45)【発行日】2024-11-07
(54)【発明の名称】駐車場の車両退出防止装置
(51)【国際特許分類】
E04H 6/42 20060101AFI20241030BHJP
【FI】
E04H6/42 G
(21)【出願番号】P 2023082802
(22)【出願日】2023-05-19
【審査請求日】2024-08-06
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】523186977
【氏名又は名称】有限会社ミズノ金型製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110002804
【氏名又は名称】弁理士法人フェニックス特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】水野 嘉之
【審査官】坂田 誠
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-1807(JP,A)
【文献】特開2012-172359(JP,A)
【文献】特開昭47-7163(JP,A)
【文献】実公昭48-45217(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車場において車両の各車輪の下に配置されて車両の退出を防止可能な装置であって、
車載台本体には、平行する複数の円柱状の車載ローラが並設し、両端が回転可能に軸支されており、かつ、当該車載ローラの軸端の側面にはスプロケットが設けられている一方、
このスプロケットの上方には、長手形状のベース板体の下面に、長手帯状体に複数の孔部が列設されてなる有孔帯体が固定されて構成されたローラロック部材が設けられ、昇降手段によって上下方向に移動可能であって、
前記昇降手段によって前記ローラロック部材のベース板体が下降したとき、前記有孔帯体の孔部と前記車載ローラの各スプロケットとが噛合して前記車載ローラの回転を防止することによって、当該車載ローラ上の車両の退出を可能にする一方、
前記昇降手段によって前記ローラロック部材のベース板体が上昇したとき、前記有孔帯体の孔部と前記車載ローラの各スプロケットとの噛合が解除されて前記車載ローラを回転可能状態にすることによって、当該車載ローラ上の車両の退出を防止可能にしたことを特徴とする駐車場の車両退出防止装置。
【請求項2】
前記ローラロック部材の有孔帯体がローラチェーンであることを特徴とする請求項1記載の駐車場の車両退出防止装置。
【請求項3】
前記車載台本体における車載ローラの車両進入側にスロープが設けられており、かつ、当該スロープと前記車載ローラとの間には、当該車載ローラの駐車面レベルよりも高いレベルに外周面が露出した乗越防止ローラが設けられており、
当該乗越防止ローラと前記車載ローラとが連動して、スロープへの車載車両の車輪の乗り越えを防止できることを特徴とする請求項1記載の駐車場の車両退出防止装置。
【請求項4】
前記乗越防止ローラの軸端の側面にはスプロケットが設けられており、
前記有孔帯体の孔部と乗越防止ローラのスプロケットとが噛合して乗越防止ローラの回転を防止可能であることを特徴とする請求項3記載の駐車場の車両退出防止装置。
【請求項5】
前記ローラロック部材のベース板体の両側方近傍に、当該ベース板体の側端部が衝止可能なストッパが配設されていることを特徴とする請求項1記載の駐車場の車両退出防止装置。
【請求項6】
前記昇降手段が、伸縮自在なアクチュエータを水平方向に配置して、かつ、駆動方向を直交方向に変換して、前記ローラロック部材のベース板体を鉛直方向に昇降可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の駐車場の車両退出防止装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車場設備の改良、更に詳しくは、ローラ方式の車止めにおいて、車両の発進時に車輪が回転してローラに回転力が加わっても、ローラロック部材に大きな負荷がかかることなく、ローラを確実に固定することできる駐車場の車両退出防止装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
時間貸等の有料駐車場には、車両が駐車した所定の時間経過後にフラップ式のロック板が起立して車輪が乗り越えられないようにして、駐車料金の精算前の無断退出を防止するものが知られているが、このロック板は一枚の鉄板に過ぎないため、車高の高い車両などがロック板を強引に乗り越えてしまうという問題があった。
【0003】
そこで、従来、車載台に複数のローラを平行に配置して、ローラを空転させて車両の退出を防止できるようにする一方、車両の進入時や退出時にはローラの回転をロックして、ローラ上の車両移動を可能にする方式の車止め装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、この<特許文献1>記載の車止め装置においては、「ローラ回転ロック部材」が車両進退方向に移動するため、ローラに設けた凸部の位置によっては、ロック時に凸部とロック部材とが意に反して衝突したり、僅かながらも空転してガタつくおそれがあり、これらの衝突やガタツキの繰り返しが装置の故障の原因となるおそれがある。また、車両の発進時に車輪が回転してローラに回転力が加わるとき、ロック部材を付勢してしまい、動力であるアクチュエータにも強制的に伸縮方向の負荷がかかって故障するおそれもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来の駐車場の車両退出防止装置に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ローラ方式の車止めにおいて、車両の発進時に車輪が回転してローラに回転力が加わっても、ローラロック部材に大きな負荷がかかることなく、ローラを確実に固定することできる駐車場の車両退出防止装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
【0008】
即ち、本発明は、駐車場において車両の各車輪の下に配置されて車両の退出を防止可能な装置であって、
車載台本体10には、平行する複数の円柱状の車載ローラ1を並設し、両端を回転可能に軸支して、かつ、当該車載ローラ1の軸端の側面にはスプロケット2を設ける一方、
このスプロケット2の上方には、長手形状のベース板体31の下面に、長手帯状体に複数の孔部32aが列設されてなる有孔帯体32が固定されて構成されたローラロック部材3を設け、昇降手段33によって上下方向に移動可能にして、
前記昇降手段33によって前記ローラロック部材3のベース板体31が下降したとき、前記有孔帯体32の孔部32aと前記車載ローラ1の各スプロケット2とが噛合して前記車載ローラ1の回転を防止することによって、当該車載ローラ1上の車両の退出を可能にする一方、
前記昇降手段33によって前記ローラロック部材3のベース板体31が上昇したとき、前記有孔帯体32の孔部32aと前記車載ローラ1の各スプロケット2との噛合が解除されて前記車載ローラ1を回転可能状態にすることによって、当該車載ローラ1上の車両の退出を防止可能にするという技術的手段を採用したことによって、駐車場の車両退出防止装置を完成させた。
【0009】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、前記ローラロック部材3の有孔帯体32をローラチェーンにするという技術的手段を採用することもできる。
【0010】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、前記車載台本体10における車載ローラ1の車両進入側にスロープ4を設けて、かつ、当該スロープ4と前記車載ローラ1との間には、当該車載ローラ1の駐車面レベルよりも高いレベルに外周面が露出した乗越防止ローラ5を設け、
当該乗越防止ローラ5と前記車載ローラ1とが連動して、スロープ4への車載車両の車輪の乗り越えを防止できるようにするという技術的手段を採用することもできる。
【0011】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、前記乗越防止ローラ5の軸端の側面にはスプロケット51を設け、
前記有孔帯体32の孔部32aと乗越防止ローラ5のスプロケット51とが噛合して乗越防止ローラ5の回転を防止可能にするという技術的手段を採用することもできる。
【0012】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、前記ローラロック部材3のベース板体31の両側方近傍に、当該ベース板体31の側端部が衝止可能なストッパ34を配設するという技術的手段を採用することもできる。
【0013】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、前記昇降手段33を、伸縮自在なアクチュエータを水平方向に配置して、かつ、駆動方向を直交方向に変換して、前記ローラロック部材3のベース板体31を鉛直方向に昇降可能に構成するという技術的手段を採用することもできる。
【発明の効果】
【0014】
本発明においては、車載台本体には、平行する複数の円柱状の車載ローラを並設し、両端を回転可能に軸支して、かつ、当該車載ローラの軸端の側面にはスプロケットを設ける一方、このスプロケットの上方には、長手形状のベース板体の下面に、長手帯状体に複数の孔部が列設されてなる有孔帯体が固定されて構成されたローラロック部材を設け、昇降手段によって上下方向に移動可能にしたことによって、
前記昇降手段によって前記ローラロック部材のベース板体が下降したとき、前記有孔帯体の孔部と前記車載ローラの各スプロケットとが噛合して前記車載ローラの回転を防止することによって、当該車載ローラ上の車両の退出を可能にする一方、前記昇降手段によって前記ローラロック部材のベース板体が上昇したとき、前記有孔帯体の孔部と前記車載ローラの各スプロケットとの噛合が解除されて前記車載ローラを回転可能状態にすることによって、当該車載ローラ上の車両の退出を防止することができる。
【0015】
また、本発明によれば、スプロケットに全周に亙って形成された突起により、車載ローラがどの位置にあっても有孔帯体の孔部に噛合させることができ、車載ローラを確実にロックすることができる。更に、車両の発進時に車輪が回転して車載ローラに回転力が加わった場合でも、噛合部位にはクリアランス(遊び)がほとんどないことから、ガタツキを抑えてローラロック部材に大きな負荷がかかることがなく、装置の故障リスクを軽減することができる。
【0016】
更にまた、装置を設置するための地面の掘削作業が不要であり、地面に置いて簡単に設置することができるので、設置コストを大幅に削減することができる。
【0017】
更にまた、ローラロック部材がスプロケットの上方に設置されており、車載ローラのロック状態のときには自重で降下させることもできるため、万一、昇降手段が故障して動かなくなった場合であっても、ローラロック状態が維持されて車載ローラの上に車両を載せることができ、駐車場としての機能は確保される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の実施形態の車両退出防止装置を表わす説明側面図である。
【
図2】本発明の実施形態の車両退出防止装置を表わす説明上面図である。
【
図3】本発明の実施形態の車両退出防止装置の使用状態を表わす部分拡大側面図である。
【
図4】本発明の実施形態の車両退出防止装置の使用状態を表わす部分拡大側面図である。
【
図5】本発明の実施形態の車両退出防止装置の変形例を表わす説明側面図である。
【
図6】本発明の実施形態の車両退出防止装置の変形例を表わす説明側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施形態を
図1から
図6に基づいて説明する。本発明は、駐車場において車両の各車輪の下に配置されて車両の退出を防止可能な装置である。即ち、車両退出を防止するための全体構成としては、少なくとも車両の四つの車輪に対応する位置に以下に説明する単位装置を配置することによって初めて機能を発揮するものであり、これら四つの単位装置を連動させるものである。
【0020】
本実施形態では、まず、車載台本体10には、平行する複数の円柱状の車載ローラ1が並設し、両端が回転可能に軸支されている(
図1および
図2参照)。これらの複数の車載ローラ1の上面は、略同一高さとなるように並設されて駐車面レベルを構成している。この車載ローラ1は、鋼鉄製の棒材であって、中実であっても良いし中空の筒状であっても良く、車両の重量に対して撓みの生じない強度に設計する。車載ローラ1の軸受には、回転の円滑化のために公知のボールベアリング支持構造等を使用することができる。
【0021】
次に、当該車載ローラ1の軸端の側面にはスプロケット2が設けられている。このスプロケット2は歯車形状のものを全て含む概念であるが、本実施形態では、ローラチェーンのピッチに合わせた間隔で円弧形の歯底を持つ歯車であって、ローラチェーンと噛合して、軸の回転をローラチェーンに伝達するために用いられている形状(「チェーンホイール」ともいう)であることが好ましい。
【0022】
そして、このスプロケット2の上方には、長手形状のベース板体31の下面に、長手帯状体に複数の孔部32aが列設されてなる有孔帯体32が固定されて構成されたローラロック部材3が設けられている。本実施形態では、このローラロック部材3のベース板体31として、車輪の誤載や経時的な変形を防止するための強度および自重が大きくなり過ぎない設計を考慮して、4~5mm厚の鉄製板体を採用する。ベース板体31と有孔帯体32とはボルトや溶接によって固定する。孔部32aを設ける位置は、少なくとも各スプロケット2の中心上方に対応している。
【0023】
また、本実施形態の有孔帯体32は、具体的な構造として、公知のローラチェーンを採用することが好ましい。ローラチェーンとは、動力を伝達する機械要素として、スプロケットとの組み合わせで使用されているものである。一般的には、ローラチェーンは外リンクと内リンクとを交互に組み合わせて連結したものであって、外リンクは二枚の外プレートと二本のピンを圧入して結合され、内リンクは二枚の内プレートと二個のブッシュをピンと同様に圧入して結合されている。ブッシュの外側には、それぞれローラがブッシュの周囲を自由に回転できるようになっている。ピンの頭部をかしめて(リベットして)、チェーンの分解を防止している。ローラチェーンは広く市販されているため、既成部品として容易に入手することができ、装置の製造コストを抑制することができる。なお、十分な強度を有する材料であれば、有孔帯体32は、チェーン(鎖)状のものに限らず、鉄製や強化プラスチック製の板状体に孔部を形成したものであっても良い。
【0024】
そして、前記ベース板体31は、例えば、昇降手段33によって上下方向に移動可能である。本実施形態の昇降手段33としては、伸縮自在なアクチュエータ(電気式、磁気式、油圧式、空気圧式等)を採用し、このアクチュエータを水平方向に配置して、かつ、駆動方向を直交方向(鉛直方向)に変換して、前記ローラロック部材3のベース板体31を鉛直方向に昇降させることができる。駆動方向の変換手段としてはベルクランク機構やリンク機構等の機械要素を採用することができる。アクチュエータは所定長さを有するため、水平方向に配置することによって、装置の省スペース化を実現することができる。なお、ベース板体31と昇降手段33の支持部分とは、ボルトや溶接等で固着して結合することができる。
【0025】
こうして、
図3に示すように、前記昇降手段33によって前記ローラロック部材3のベース板体31が下降したときは、前記有孔帯体32の孔部32aと前記車載ローラ1の各スプロケット2とが噛合して前記車載ローラ1の回転を防止することによって、当該車載ローラ1上の車両の退出を可能にする。
【0026】
また、
図4に示すように、前記昇降手段33によって前記ローラロック部材3のベース板体31が上昇したときは、前記有孔帯体32の孔部32aと前記車載ローラ1の各スプロケット2との噛合が解除されて前記車載ローラ1を回転可能状態にすることによって、当該車載ローラ1上の車両の退出を防止することができる。
【0027】
本実施形態では、前記車載台本体10における車載ローラ1の車両進入側にスロープ4を設けることができる。本発明の装置は地面に設置されることから、地面と手前側の車載ローラ1の上面には高低差が生じるため、車輪をスムースに載せるために有効である。また、手前側の車載台本体10には、更に、下りのスロープを設けることが好ましい。
【0028】
そして、当該スロープ4と前記車載ローラ1との間には、当該車載ローラ1の駐車面レベルよりも高いレベルに外周面が露出した乗越防止ローラ5を設けることができ、当該乗越防止ローラ5と前記車載ローラ1とが連動して、スロープ4への車載車両の車輪の乗り越えを防止することができる。
【0029】
即ち、スロープ4の頂点のレベルと車載ローラ1の駐車面レベルとが略同一の場合、入退出時の通過は円滑化する反面、車載ローラ1の回転可能時にもかかわらず、車輪を高速回転させるなどして車輪がスロープ4の頂点に達してしまえば無断退出できてしまうおそれがある。そのため、乗越防止ローラ5を設けることによって、車輪がスロープ4の頂点に到達することを効果的に防止することができるのである。
【0030】
なお、乗越防止ローラ5の構成としては、
図5に示すように、前記車載ローラ1よりも大径のものを並列に設けるものであっても良いし、
図6に示すように、前記車載ローラ1と同径のものを少し上部に設けるものであっても良い。
【0031】
この際、本実施形態では、前記乗越防止ローラ5の軸端の側面にはスプロケット51を設けて、前記有孔帯体32の孔部32aと乗越防止ローラ5のスプロケット51とが噛合して乗越防止ローラ5の回転を防止することもできる。こうすることによって、単一の駆動機構でローラロック部材3を連動させて、ローラ全体の回転の可否を制御することができる。
【0032】
更にまた、本実施形態では、前記ローラロック部材3のベース板体31の両側方近傍に、当該ベース板体31の側端部が衝止可能なストッパ34を配設することができる。ローラロック部材3による車載ローラ1のロック時において、車載ローラ1が回転しようとすると、スプロケット2に噛合したベース板体31を側方に移動させる力が作用する。通常は、前記昇降手段33との結合部位において、この力を受けることになるが、このストッパ34を配設するにより、仮に、結合部位が脱落等で故障しても、ベース板体31の側方への移動が規制されるため、安全性をより向上させることができる。
【0033】
本発明は概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、ローラロック部材3の昇降手段33は、アクチュエータに限らず、レバーやハンドル、ジャッキ、バネなどを組み合わせて構成したものあっても良く、本発明の技術的範囲に属する。
【符号の説明】
【0034】
10 車載台本体
1 車載ローラ
2 スプロケット
3 ローラロック部材
31 ベース板体
32 有孔帯体
32a 孔部
33 昇降手段
34 ストッパ
4 スロープ
5 乗越防止ローラ
51 スプロケット
【要約】
【課題】 ローラ方式の車止めにおいて、車両の発進時に車輪が回転してローラに回転力が加わっても、ローラロック部材に大きな負荷がかかることなく、ローラを確実に固定することできる駐車場の車両退出防止装置を提供すること。
【解決手段】 車載台本体10には、平行する複数の円柱状の車載ローラ1を並設し、両端を回転可能に軸支して、かつ、当該車載ローラ1の軸端の側面にはスプロケット2を設ける一方、
このスプロケット2の上方には、長手形状のベース板体31の下面に、長手帯状体に複数の孔部32aが列設されてなる有孔帯体32が固定されて構成されたローラロック部材3を設け、昇降手段33によって上下方向に移動可能にした。
【選択図】
図1