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特許7579139検査管理装置、検査管理方法、及び検査管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-29
(45)【発行日】2024-11-07
(54)【発明の名称】検査管理装置、検査管理方法、及び検査管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/04 20120101AFI20241030BHJP
【FI】
G06Q50/04
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020217976
(22)【出願日】2020-12-25
(65)【公開番号】P2022102910
(43)【公開日】2022-07-07
【審査請求日】2023-07-20
(73)【特許権者】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】藤澤 翼
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【審査官】木村 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-105795(JP,A)
【文献】特開2005-060034(JP,A)
【文献】特開平11-345750(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部及び記憶部を備えた検査管理装置であって、
前記記憶部には、
得意先と異なる納入先の組み合わせである向け先毎及び商品毎に、検査パターンを登録した第1のマスタと、
検査パターン毎に、複数の検査項目の検査規格値を登録した第2のマスタと、
商品のロット毎に、在庫数と、複数の検査項目の検査結果とを含む在庫・検査情報と、
が格納されており、
前記制御部は、
向け先、商品、出荷予定数を含む受注情報を入力する受注入力手段と、
受注の在庫引当を行う際に、前記受注情報の向け先及び商品をキーとして、前記第1のマスタから検査パターンを取得し、取得した検査パターンをキーとして、前記第2のマスタから複数の検査項目の検査規格値を取得し、在庫・検査情報の対象の商品について、検査結果が、取得した検査項目の検査規格値を満たしているロットを引き当てる在庫引当手段と、
を備えたことを特徴とする検査管理装置。
【請求項2】
前記第1のマスタには、得意先と納入先の組み合わせである向け先毎及び商品毎に、さらに、検査項目間の優先順位を規定した重要検査項目情報が登録されており、
前記在庫引当手段は、前記検査規格値を満たしているロットが複数ある場合は、重要検査項目情報の検査項目間の優先順位に従って、ロットを引き当てることを特徴とする請求項1に記載の検査管理装置。
【請求項3】
前記重要検査項目情報は、さらに、検査項目内の優先度を規定しており、
前記在庫引当手段は、前記検査規格値を満たしているロットが複数ある場合は、重要検査項目情報の検査項目間の優先順位及び検査項目内の優先度に従って、ロットを引き当てることを特徴とする請求項2に記載の検査管理装置。
【請求項4】
前記優先度は、数値が大きい、数値が小さい、標準値から近い、又は標準値から離れているにより設定されることを特徴とする請求項3に記載の検査管理装置。
【請求項5】
前記検査項目は、物質の成分を含むことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の検査管理装置。
【請求項6】
制御部及び記憶部を備えた情報処理装置で実行される検査管理方法であって、
前記記憶部には、
得意先と異なる納入先の組み合わせである向け先毎及び商品毎に、検査パターンを登録した第1のマスタと、
検査パターン毎に、複数の検査項目の検査規格値を登録した第2のマスタと、
商品のロット毎に、在庫数と、複数の検査項目の検査結果とを含む在庫・検査情報と、
が格納されており、
前記制御部において実行される、
向け先、商品、出荷予定数を含む受注情報を入力する受注入力工程と、
受注の在庫引当を行う際に、前記受注情報の向け先及び商品をキーとして、前記第1のマスタから検査パターンを取得し、取得した検査パターンをキーとして、前記第2のマスタから複数の検査項目の検査規格値を取得し、在庫・検査情報の対象の商品について、検査結果が、取得した検査項目の検査規格値を満たしているロットを引き当てる在庫引当工程と、
を含むことを特徴とする検査管理方法。
【請求項7】
制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるための検査管理プログラムであって、
前記記憶部には、
得意先と異なる納入先の組み合わせである向け先毎及び商品毎に、検査パターンを登録した第1のマスタと、
検査パターン毎に、複数の検査項目の検査規格値を登録した第2のマスタと、
商品のロット毎に、在庫数と、複数の検査項目の検査結果とを含む在庫・検査情報と、
が格納されており、
前記制御部において、
向け先、商品、出荷予定数を含む受注情報を入力する受注入力工程と、
受注の在庫引当を行う際に、前記受注情報の向け先及び商品をキーとして、前記第1のマスタから検査パターンを取得し、取得した検査パターンをキーとして、前記第2のマスタから複数の検査項目の検査規格値を取得し、在庫・検査情報の対象の商品について、検査結果が、取得した検査項目の検査規格値を満たしているロットを引き当てる在庫引当工程と、
を実行させるための検査管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査管理装置、検査管理方法、及び検査管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、化学メーカーでは、社内で決まっている検査規格とは別に、得意先と納入先の組み合わせである向け先別に異なる検査規格を使用する場合がある。向け先別の検査規格は取引契約を結ぶ際に定められており、条件を満たさない製品を出荷することができない。製品検査に関するシステムとして、例えば、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2013-134560号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1では、得意先と納入先の組み合わせである向け先別に異なる検査規格を使用する場合において、向け先毎に最適なロットの在庫を引き当てる場合の作業効率を向上させることに関して何等記載されていない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、得意先と納入先の組み合わせである向け先別に異なる検査規格を使用する場合において、向け先毎に最適なロットの在庫を引き当てる場合の作業効率を向上させることが可能な検査管理装置、検査管理方法、及び検査管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた検査管理装置であって、前記記憶部には、得意先と納入先の組み合わせである向け先毎及び商品毎に、検査パターンを登録した第1のマスタと、検査パターン毎に、複数の検査項目の検査規格値を登録した第2のマスタと、商品のロット毎に、在庫数と、複数の検査項目の検査結果とを含む在庫・検査情報と、が格納されており、前記制御部は、向け先、商品、出荷予定数を含む受注情報を入力する受注入力手段と、受注の在庫引当を行う際に、前記受注情報の向け先及び商品をキーとして、前記第1のマスタから検査パターンを取得し、取得した検査パターンをキーとして、前記第2のマスタから複数の検査項目の検査規格値を取得し、在庫・検査情報の対象の商品について、検査結果が、取得した検査項目の検査規格値を満たしているロットを引き当てる在庫引当手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一態様によれば、前記第1のマスタには、得意先と納入先の組み合わせである向け先毎及び商品毎に、さらに、検査項目間の優先順位を規定した重要検査項目情報が登録されており、前記在庫引当手段は、前記検査規格値を満たしているロットが複数ある場合は、重要検査項目情報の検査項目間の優先順位に従って、ロットを引き当てることにしてもよい。
【0008】
また、本発明の一態様によれば、前記重要検査項目情報は、さらに、検査項目内の優先度を規定しており、前記在庫引当手段は、前記検査規格値を満たしているロットが複数ある場合は、重要検査項目情報の検査項目間の優先順位及び検査項目内の優先度に従って、ロットを引き当てることにしてもよい。
【0009】
また、本発明の一態様によれば、前記優先度は、数値が大きい、数値が小さい、標準値から近い、又は標準値から離れているにより設定されることにしてもよい。
【0010】
また、本発明の一態様によれば、前記検査項目は、物質の成分を含むことにしてもよい。
【0011】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置で実行される検査管理方法であって、前記記憶部には、得意先と納入先の組み合わせである向け先毎及び商品毎に、検査パターンを登録した第1のマスタと、検査パターン毎に、複数の検査項目の検査規格値を登録した第2のマスタと、商品のロット毎に、在庫数と、複数の検査項目の検査結果とを含む在庫・検査情報と、が格納されており、前記制御部において実行される、向け先、商品、出荷予定数を含む受注情報を入力する受注入力工程と、受注の在庫引当を行う際に、前記受注情報の向け先及び商品をキーとして、前記第1のマスタから検査パターンを取得し、取得した検査パターンをキーとして、前記第2のマスタから複数の検査項目の検査規格値を取得し、在庫・検査情報の対象の商品について、検査結果が、取得した検査項目の検査規格値を満たしているロットを引き当てる在庫引当工程と、を含むことにしてもよい。
【0012】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるための検査管理プログラムであって、前記記憶部には、得意先と納入先の組み合わせである向け先毎及び商品毎に、検査パターンを登録した第1のマスタと、検査パターン毎に、複数の検査項目の検査規格値を登録した第2のマスタと、商品のロット毎に、在庫数と、複数の検査項目の検査結果とを含む在庫・検査情報と、が格納されており、前記制御部において、向け先、商品、出荷予定数を含む受注情報を入力する受注入力工程と、受注の在庫引当を行う際に、前記受注情報の向け先及び商品をキーとして、前記第1のマスタから検査パターンを取得し、取得した検査パターンをキーとして、前記第2のマスタから複数の検査項目の検査規格値を取得し、在庫・検査情報の対象の商品について、検査結果が、取得した検査項目の検査規格値を満たしているロットを引き当てる在庫引当工程と、を実行させるための検査管理プログラムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、得意先と納入先の組み合わせである向け先別に異なる検査規格を使用する場合において、向け先毎に最適なロットの在庫を引き当てる場合の作業効率を向上させることが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本実施の形態に係る検査管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2図2は、本実施の形態に係る検査管理装置の制御部の全体の処理手順の一例を説明するためのフローを示す図である。
図3図3は、本実施の形態に係る検査管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。
図4図4は、本実施の形態に係る検査管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。
図5図5は、本実施の形態に係る検査管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。
図6図6は、本実施の形態に係る検査管理装置の制御部の処理の具体例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明に係る検査管理装置、検査管理方法、及び検査管理プログラムの実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0016】
[1.概要]
例えば、化学メーカーでは、社内で決まっている検査規格とは別に、得意先と納入先の組み合わせである向け先別に異なる検査規格を使用する場合がある。向け先別の検査規格は取引契約を結ぶ際に定められており、条件を満たさない製品を出荷することができない。また、複数ある検査項目の中から重視すべきものもあり、引当時に着目すべきポイントとして扱われる。
【0017】
具体的には、例えば、向け先については、取引している得意先は同じでも、商品を納品する場所(納入先)が異なる場合があり、向け先毎に異なる検査規格を使用する場合がある。例えば、得意先が「○○商事」で、その納入先が「△△営業所」、「□□支店」、「××倉庫」等であり、各納入先で異なる検査規格が使用される場合がある。
【0018】
しかしながら、従来、在庫引当処理に対して、判断材料や管理している情報が多く、向け先別の最適な製品ロットの選定に時間がかかっていた。また、手作業で行っていたため、作業ミス発生の懸念が問題であった。
【0019】
そこで、本実施の形態では、得意先と納入先の組み合わせである向け先別に異なる検査規格を使用する場合において、向け先別に最適なロットの在庫を引き当てる場合に、作業効率を向上させるために、最適な製品ロットかどうかを検査情報を元に判断し、自動的に在庫引当を行う。具体的には、本実施の形態では、(1)向け先別に定められている検査規格を満たしている在庫を自動で引き当て、さらに、(2)重視している検査項目に対して、一番検査数値が要求を満たしている在庫を自動で引き当てる。
【0020】
本実施の形態によれば、向け先毎に最適なロットの在庫を引き当てる場合の在庫引当処理の作業時間を短縮することができ、作業効率を向上させることができる。また、手作業を減らすことにより、ミスの可能性を低減して誤出荷を防止することが可能となる。この結果、顧客満足度を向上させることが可能となる。
【0021】
本実施の形態は、生産した商品を検査する分野に広く適用可能であり、例えば、化学品(中間品と完成品を含む)、食品、化粧品、医薬品等の各種業界に適用可能である。
【0022】
以下、具体的な構成および動作について説明する。
【0023】
[2.構成]
本実施形態に係る検査管理装置100の構成について、図1を参照して説明する。図1は、検査管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0024】
検査管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、検査管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0025】
検査管理装置100は、図1に示すように、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。検査管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0026】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、検査管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、検査管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する記憶部106に格納されるデータは、サーバ200に格納されてもよい。
【0027】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。また、「出力」とは、出力装置114のモニタに表示することや出力装置114のプリンタで印刷することを含む。また、モニタ114に表示される情報に対して入力装置112等でユーザが操作等をすることを、「UIを介したユーザ操作」と記載する場合がある。
【0028】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
【0029】
記憶部106は、納入条件マスタ106aと、検査パターンマスタ106bと、データファイル106cと、を備えている。
【0030】
納入条件マスタ(第1のマスタ)106aは、得意先と納入先の組み合わせである向け先毎及び商品毎に、検査パターンと重要検査項目情報を登録するためのマスタである。納入条件マスタ106aは、向け先(得意先、納入先)、商品、検査パターン、重要検査項目情報(重要検査項目1、優先度1、標準値1、重要検査項目2、優先度2、標準値2、重要検査項目3、優先度3、標準値3、・・・)等のデータを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる(図4参照)。重要検査項目情報は、検査項目間の優先順位と検査項目内の優先度を規定するものである。優先順位は、重要検査項目1>重要検査項目2>重要検査項目3>・・・の順に高くなっている。優先度は、「0:数値が大きい」、「1:数値が小さい」、「2:標準値から近い」、「3:標準値から離れている」等を設定することができる。
【0031】
検査パターンマスタ(第2のマスタ)106bは、検査パターン毎に、当該検査パターンを構成する複数の検査項目と各検査項目の検査規格値を登録するためのマスタである。検査パターンマスタ(第2のマスタ)106bは、検査パターン毎に、連番、検査項目、検査規格値等のデータを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる(図4参照)。
【0032】
データファイル106cは、受注情報や在庫・検査情報等の各種データを格納するためのファイルである。
【0033】
検査情報は、商品、ロット番号、在庫数(Kg)、製造日、各検査項目の検査結果等のデータを含んでいてもよい(図5参照)。
【0034】
受注情報は、受注番号、得意先、納入先、出荷日、商品、出荷予定数量等のデータを含んでいてもよい(図5参照)。
【0035】
制御部102は、検査管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、検査実績入力部102a、在庫管理部102b、受注入力部102cと、在庫引当部102dと、マスタメンテ部102eと、画面表示制御部102fとを備えている。
【0036】
検査実績入力部102aは、例えば、モニタ114に表示される入力画面上でのオペレータの操作等に応じて、計画生産された商品のロット毎に、複数の検査項目の検査結果である検査実績データを入力する。
【0037】
在庫管理部102bは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、データテーブル105cに対して、在庫情報に対応する検査実績データを付加した在庫・検査情報の登録や更新を行う。
【0038】
受注入力部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、受注情報を入力して、データファイル106cに登録する。
【0039】
在庫引当部102dは、受注の在庫引当を行う際に、受注情報の向け先及び商品をキーとして、納入条件マスタ106aのマスタから検査パターン及び重要検査項目情報を取得し、取得した検査パターンをキーとして、検査パターンマスタ106bから複数の検査項目の検査規格値を取得し、在庫・検査情報の対象の商品について、検査結果が、取得した検査項目の検査規格値を満たしているロットを引き当てる。
【0040】
また、在庫引当部102dは、検査規格値を満たしているロットが複数ある場合は、取得した重要検査項目情報の検査項目間の優先順位に従って、ロットを引き当てることにしてもよい。
【0041】
また、在庫引当部102dは、検査規格値を満たしているロットが複数ある場合は、重要検査項目情報の検査項目間の優先順位及び検査項目内の優先度に従って、ロットを引き当てることにしてもよい。
【0042】
マスタメンテ部102eは、例えば、モニタ112に表示される不図示のマスタメンテ画面上でのオペレータの操作に応じて、納入条件マスタ106a及び検査パターンマスタ106bに対するデータの入力・追加・変更等の編集を行うためのものである。
【0043】
画面表示制御部102fは、例えば、モニタ112に表示する各種画面(例えば、入力画面やマスタメンテ画面等)の表示及びその入力の受付を制御する。
【0044】
[3.具体例]
本実施の形態に係る検査管理装置100の処理の具体例について、図1図6を参照して説明する。図2は、本実施の形態に係る検査管理装置100の制御部102の全体の処理の流れを説明するためのフローを示す図である。図3図6は、本実施の形態に係る検査管理装置100の制御部の処理の具体例を説明するための図である。
【0045】
(全体の処理)
図2を参照して、本実施の形態に係る検査管理装置100の制御部102の全体の処理の流れを説明する。図2において、マスタメンテ部102eは、マスタメンテ処理を実行する(ステップS1)。具体的には、マスタメンテ処理では、マスタメンテ部102eは、例えば、モニタ112に表示される不図示のマスタメンテ画面上でのオペレータの操作に応じて、納入条件マスタ106a及び検査パターンマスタ106bに対してデータを設定する。
【0046】
検査実績入力部102aは、検査実績入力処理を実行する(ステップS2)。具体的には、検査情報入力処理では、検査実績入力部102aは、例えば、モニタ114に表示される入力画面上でのオペレータの操作等に応じて、計画生産された商品のロット毎に、社内で決められた複数の検査項目の検査結果である検査実績データを入力する。入力された検査実績データは、在庫管理部102bにより、在庫情報に付加されて、在庫・検査情報としてデータファイル106cに登録される。
【0047】
受注入力部102cは、受注入力処理を実行する(ステップS3)。具体的には、受注入力処理では、受注入力部102cは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作に応じて、受注情報を入力して、データファイル106cに登録する。
【0048】
在庫引当部102dは、在庫引当処理を実行する(ステップS4)。具体的には、在庫引当処理では、在庫引当部102dは、受注の在庫引当を行う際に、受注情報の向け先及び商品をキーとして、納入条件マスタ106aのマスタから検査パターン及び重要検査項目情報を取得し、取得した検査パターンをキーとして、検査パターンマスタ106bから複数の検査項目の検査規格値を取得し、在庫・検査情報の対象の商品について、検査結果が、取得した検査項目の検査規格値を満たしているロットを引き当てる。また、在庫引当部102dは、検査規格値を満たしているロットが複数ある場合は、重要検査項目情報の検査項目間の優先順位及び検査項目内の優先度に従って、ロットを引き当てることにしてもよい。
【0049】
つぎに、図3図6を参照して、本実施の形態に係る検査管理装置100の制御部102の処理の具体例を説明する。
【0050】
(マスタメンテ処理)
マスタメンテ部102eは、例えば、モニタ112に表示される不図示のマスタメンテ画面上でのオペレータの操作に応じて、納入条件マスタ106a及び検査パターンマスタ106bに対してデータを設定する。図3は、納入条件マスタ106a及び検査パターンマスタ106bを説明するための図である。図4は、納入条件マスタ106a及び検査パターンマスタ106bのデータ設定例を示す図である。
【0051】
図3及び図4において、納入条件マスタ106aには、向け先(得意先、納入先)別・商品別に、「対象となる検査パターン」を登録する。また、納入条件マスタ106aには、在庫引当時の重要視する重要検査項目情報を登録する。納入条件マスタ106aと検査パターンマスタ106bは、検査パターンで紐付けされている。図4に示す例では、納入条件マスタ106aと検査パターンマスタ106bは、検査パターン「A-P-X001」で紐付けされている。向け先(得意先、納入先)別・商品別に、検査パターンを設定することで、向け先(得意先、納入先)別・商品別に検査項目の検査規格値を設定することができる。
【0052】
納入条件マスタ106aは、向け先(得意先、納入先)、商品、検査パターン、重要検査項目情報(重要検査項目1、優先度1、標準値1、重要検査項目2、優先度2、標準値2、重要検査項目3、優先度3、標準値3、・・・)等のデータが設定される。重要検査項目情報は、検査項目間の優先順位と検査項目内の優先度を規定するものである。優先順位は、重要検査項目1>重要検査項目2>重要検査項目3>・・・の順に高くなっている。ここでは、優先順位を3つまで規定しているが、4つ以上規定してもよい。優先度は、「0:数値が大きい」、「1:数値が小さい」、「2:標準値から近い」、「3:標準値から離れている」等を設定することができる。
【0053】
図4(A)に示す納入条件マスタ106aの例では、得意先「A商事」、納入先「P倉庫」、商品「X製品」、検査パターン「A-P-X001」、重要検査項目情報(重要検査項目1「銅」、優先度1「数値が大きい」、重要検査項目2「カルシウム」、優先度2「数値が大きい」、重要検査項目3「塩素」、優先度3「標準値から近い」、標準値3「5.5」)となっている。この例では、検査項目の優先順位は、銅>カルシウム>塩素となっている。「銅」の優先度は、「数値が大きい」ものが高く、「カルシウム」の優先度は、「数値が大きい」ものが高く、「塩素」の優先度は「標準値「5.5」から近い」ものが高くなっている。
【0054】
検査パターンマスタ(第2のマスタ)106bは、検査パターン毎に、連番、検査項目、検査規格値等のデータが設定される。図4(B)に示す検査パターンマスタ106bの例では、検査パターン「A-P-X001」について、1行目は、連番「1」、検査項目「銅」、検査規格値「62.3%以上」、2行目は、連番「2」、検査項目「カルシウム」、検査規格値「10.24%以上」、3行目は、連番「3」、検査項目「塩素」、検査規格値「4.5%以上7.3%以下」、4行目は、連番「4」、検査項目「ヒ素」、検査規格値「0.30%以下」、5行目は、連番「5」、検査項目「鉛」、検査規格値「2.0%以上2.3%以下」、6行目は、連番「6」、検査項目「ナトリウム」、検査規格値「0.05%以上」となっている。ここでは、検査項目を物質の成分としているが、これ以外の検査項目を使用してもよい。
【0055】
(在庫引当処理)
在庫引当部102dは、受注の在庫引当を行う際に、受注情報の向け先及び商品をキーとして、納入条件マスタ106aから検査パターン及び重要検査項目情報を取得し、取得した検査パターンをキーとして、検査パターンマスタ106bから複数の検査項目の検査規格値を取得し、在庫・検査情報の対象の商品について、検査結果が、取得した検査項目の検査規格値を満たしているロットを引き当て、検査規格値を満たしているロットが複数ある場合は、重要検査項目情報の検査項目間の優先順位及び検査項目内の優先度に従って、ロットを引き当てる。なお、重要検査項目情報でも在庫の引き当てが決まらない場合は、製造日で決定してもよい(例えば、先入先出で引き当ててもよい)。
【0056】
図5(A)は、受注情報の例を示している。図5(A)に示す受注情報の例では、受注番号「JUCHUU000001」、得意先「A商事」、納入先「P倉庫」、出荷日「2020/10/30」、商品「製品X」、出荷予定数量「200.000」となっている。
【0057】
図5(B)は、納入条件マスタ106aの例を示しており、図4(A)と同様のデータである。
【0058】
図5(C)は、検査パターンマスタ106bの例を示しており、図4(B)と同様のデータである。
【0059】
図6(D)は、在庫・検査情報の例を示している。図6(D)に示す在庫・検査情報の例では、1列目は、ロット番号「20200815-1」、在庫数(Kg)「150」、製造日「2020/8/15」、検査結果(銅「62.0」、カルシウム「12.33」、塩素「4.2」、ヒ素「0.2」、鉛「1.95」、ナトリウム「0.07」)、2列目は、ロット番号「20200815-2」、在庫数(Kg)「200」、製造日「2020/8/15」、検査結果(銅「64.2」、カルシウム「11.34」、塩素「4.7」、ヒ素「0.24」、鉛「12.04」、ナトリウム「0.08」)となっている。
【0060】
3列目は、ロット番号「20200925-1」、在庫数(Kg)「75」、製造日「2020/9/25」、検査結果(銅「65.4」、カルシウム「12.51」、塩素「5.0」、ヒ素「0.25」、鉛「2.02」、ナトリウム「0.09」)、4列目は、ロット番号「20200928-1」、在庫数(Kg)「150」、製造日「2020/9/28」、検査結果(銅「66.1」、カルシウム「12.78」、塩素「5.3」、ヒ素「0.18」、鉛「2.1」、ナトリウム「0.06」)となっている。
【0061】
5列目は、ロット番号「20200928-2」、在庫数(Kg)「80」、製造日「2020/9/28」、検査結果(銅「65.8」、カルシウム「11.90」、塩素「6.5」、ヒ素「0.31」、鉛「2.2」、ナトリウム「0.07」)、6列目は、ロット番号「202001001-1」、在庫数(Kg)「110」、製造日「2020/10/1」、試験結果(銅「66.1」、カルシウム「12.1」、塩素「5.4」、ヒ素「0.28」、鉛「2.1」、ナトリウム「0.07」)となっている。
【0062】
7列目は、ロット番号「202001001-2」、在庫数(Kg)「300」、製造日「2020/10/1」、検査結果(銅「66.1」、カルシウム「12.78」、塩素「6.1」、ヒ素「0.15」、鉛「2.1」、ナトリウム「0.08」)、8列目は、ロット番号「202001001-3」、在庫数(Kg)「280」、製造日「2020/10/1」、検査結果(銅「62.9」、カルシウム「11.90」、塩素「4.8」、ヒ素「0.14」、鉛「2.1」、ナトリウム「0.09」)となっている。
【0063】
在庫引当部102dは、受注の引当を行う際に、受注情報の向け先(得意先「A商事」、納入先「P倉庫」)及び商品「製品X」をキーとして、納入条件マスタ106aから検査パターン「A-P-X001」及び重要検査項目情報を取得し、取得した検査パターンをキーとして、検査パターンマスタ106bから検査項目の検査規格値を取得する。在庫・検査情報の対象の商品について、取得した検査項目の検査規格値を満たしているロットは、ロット番号「20200815-2」、「20200925-1」、「20200928-1」、「20201001-1」、「20201001-2」、「20201001-3」である。複数のロットが検査項目の検査規格値を満たしているので、重要検査項目情報の優先順位に従って引き当てる在庫を決定する。
【0064】
検査項目情報の優先順位は、重要検査項目1「銅」、優先度1「数値が大きい」>重要検査項目2「カルシウム」、優先度2「数値が大きい」>重要検査項目3「塩素」、優先度3「標準値から近い」、標準値3「5.5」となっている。重要検査項目1「銅」、優先度1「数値が大きい」については、ロット番号「20200928-1」、「20201001-1」、「20201001-2」の3つのロットが銅「66.1」となっており、数値が大きくなっている。
【0065】
次に、重要検査項目2「カルシウム」、優先度2「数値が大きい」について、ロット番号「20200928-1」、「20201001-2」の2つのロットがカルシウム「12.78」となっており、数値が大きくなっている。さらに、重要検査項目3「塩素」、優先度3「標準値から近い」、標準値3「5.5」については、ロット番号「20200928-1」が、ロット番号「20201001-2」より、塩素「5.3」で標準値3「5.5」に近い値となっている。そのため、在庫引当の優先順位は、ロット番号「20200928-1」>「20201001-2」>「20201001-1」となる。
【0066】
在庫引当部102dは、出荷予定数が「200」であるので、在庫数を加味して、ロット番号「20200928-1」の数量「150」と、ロット番号「20201001-2」の数量「50」を引き当てる。
【0067】
以上説明したように、本実施の形態によれば、得意先と納入先の組み合わせである向け先毎及び商品毎に、検査パターンを登録した納入条件マスタ(第1のマスタ)106aと、検査パターン毎に、複数の検査項目の検査規格値を登録した検査パターンマスタ(第2のマスタ)106bと、向け先、商品、出荷予定数を含む受注情報を入力する受注入力部102cと、受注の在庫引当を行う際に、受注情報の向け先及び商品をキーとして、納入条件マスタ106aから検査パターンを取得し、取得した検査パターンをキーとして、検査パターンマスタ106bから複数の検査項目の検査規格値を取得し、在庫・検査情報の対象の商品について、検査結果が、取得した検査項目の検査規格値を満たしているロットを引き当てる在庫引当部102dと、を備えているので、得意先と納入先の組み合わせである向け先別に異なる検査規格を使用する場合において、向け先毎に最適なロットの在庫を引き当てる場合の作業効率を向上させることが可能となる。
【0068】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0069】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0070】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0071】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の規格内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0072】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0073】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0074】
また、検査管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0075】
例えば、検査管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて検査管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0076】
また、このコンピュータプログラムは、検査管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0077】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0078】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0079】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0080】
また、検査管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、検査管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0081】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【符号の説明】
【0082】
100 検査管理装置
102 制御部
102a 検査実績入力部
102b 在庫管理部
102c 受注入力部
102d 在庫引当部
102e マスタメンテ部
102f 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 納入条件マスタ
106b 検査パターンマスタ
106c データファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6