特許 7579182 自動ロケーション管理装置、自動ロケーション管理方法、および、自動ロケーション管理プログラム

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2024-10-29

(45)【発行日】2024-11-07

(54)【発明の名称】自動ロケーション管理装置、自動ロケーション管理方法、および、自動ロケーション管理プログラム

(51)【国際特許分類】

   G06Q 10/087 20230101AFI20241030BHJP

【ＦＩ】

G06Q10/087

【請求項の数】 9

(21)【出願番号】P 2021037841

(22)【出願日】2021-03-09

(65)【公開番号】P2022138054

(43)【公開日】2022-09-22

【審査請求日】2023-09-14

(73)【特許権者】

【識別番号】398040527

【氏名又は名称】株式会社オービック

(74)【代理人】

【識別番号】110002147

【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所

(72)【発明者】

【氏名】鈴木 雄三

(72)【発明者】

【氏名】上野 剛光

【審査官】野元 久道

(56)【参考文献】

【文献】特開平１１－１１６０１２（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０１８－０９７４７５（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０２０－０４２４７７（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００８－２３９３３７（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開平１１－２２７９１０（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０１９－１３３３３８（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開平０２－０８１８０６（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００２－２９７７２３（ＪＰ，Ａ）

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｇ０６Ｑ １０／００－９９／００

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

記憶部と制御部とを備えた自動ロケーション管理装置であって、
前記記憶部は、
入庫先のロケーションを示す棚番、出荷先、および、出荷日を紐付けて設定した棚番マスタを記憶する棚番記憶手段、
を備え、
前記制御部は、
受発注に係る商品、前記出荷先、および、前記出荷日を設定した受発注データを取得する受発注取得手段と、
前記商品が入荷され、且つ、前記受発注データに設定された前記出荷先および前記出荷日に対応するレコードが前記棚番マスタに設定されていない場合、仮押さえの前記棚番である仮押棚番、当該出荷先、および、当該出荷日を紐付けて前記棚番マスタに設定し、前記棚番マスタ、および、前記受発注データに基づいて、前記商品、および、前記仮押棚番を設定した入荷予定データを作成する入荷予定作成手段と、
前記入荷予定データに基づいて、前記商品のロケーション格納指図書データを出力させる格納指図書出力手段と、
出荷指示が入力された場合、前記棚番、前記商品、および、前記出荷日を設定した出荷予定表データを出力させる出荷予定表出力手段と、
を備えたことを特徴とする自動ロケーション管理装置。

【請求項2】

前記制御部は、
前記商品の入荷が完了した場合、前記棚番マスタ、および、前記入荷予定データに基づいて、前記商品、および、確定した前記棚番である確定棚番を設定した入荷データを作成する入荷作成手段、
を更に備えたことを特徴とする請求項１に記載の自動ロケーション管理装置。

【請求項3】

前記入荷作成手段は、
前記商品の前記入荷が完了し、前記仮押棚番とは異なる前記確定棚番への修正指示が入力された場合、前記修正指示、前記棚番マスタ、および、前記入荷予定データに基づいて、前記商品、および、前記確定棚番を設定した前記入荷データを作成することを特徴とする請求項２に記載の自動ロケーション管理装置。

【請求項4】

前記入荷作成手段は、
前記商品の前記入荷が完了し、前記入荷予定データが表示された入荷入力画面にて前記仮押棚番とは異なる前記確定棚番への前記修正指示が入力された場合、前記修正指示、前記棚番マスタ、および、前記入荷予定データに基づいて、前記商品、および、前記確定棚番を設定した前記入荷データを作成することを特徴とする請求項３に記載の自動ロケーション管理装置。

【請求項5】

前記制御部は、
前記商品の出荷が完了した場合、前記商品、前記出荷先、および、前記出荷日を設定した出荷データを取得する出荷取得手段と、
前記棚番マスタに設定された前記出荷データに対応するレコードを削除するマスタ更新手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項１から４のいずれか一つに記載の自動ロケーション管理装置。

【請求項6】

前記棚番マスタは、
更に、仮押さえの優先順位が紐付けて設定されていることを特徴とする請求項１に記載の自動ロケーション管理装置。

【請求項7】

前記格納指図書出力手段は、
前記入荷予定データに基づいて、前記ロケーション格納指図書データを印刷出力させ、
前記出荷予定表出力手段は、
前記出荷指示が入力された場合、前記棚番、前記商品、および、前記出荷日を設定した前記出荷予定表データを印刷出力させることを特徴とする請求項１から６のいずれか一つに記載の自動ロケーション管理装置。

【請求項8】

記憶部と制御部とを備えた自動ロケーション管理装置に実行させるための自動ロケーション管理方法であって、
前記記憶部は、
入庫先のロケーションを示す棚番、出荷先、および、出荷日を紐付けて設定した棚番マスタを記憶する棚番記憶手段、
を備え、
前記制御部で実行させる、
受発注に係る商品、前記出荷先、および、前記出荷日を設定した受発注データを取得する受発注取得ステップと、
前記商品が入荷され、且つ、前記受発注データに設定された前記出荷先および前記出荷日に対応するレコードが前記棚番マスタに設定されていない場合、仮押さえの前記棚番である仮押棚番、当該出荷先、および、当該出荷日を紐付けて前記棚番マスタに設定し、前記棚番マスタ、および、前記受発注データに基づいて、前記商品、および、前記仮押棚番を設定した入荷予定データを作成する入荷予定作成ステップと、
前記入荷予定データに基づいて、前記商品のロケーション格納指図書データを出力させる格納指図書出力ステップと、
出荷指示が入力された場合、前記棚番、前記商品、および、前記出荷日を設定した出荷予定表データを出力させる出荷予定表出力ステップと、
を含むことを特徴とする自動ロケーション管理方法。

【請求項9】

記憶部と制御部とを備えた自動ロケーション管理装置に実行させるための自動ロケーション管理プログラムであって、
前記記憶部は、
入庫先のロケーションを示す棚番、出荷先、および、出荷日を紐付けて設定した棚番マスタを記憶する棚番記憶手段、
を備え、
前記制御部において、
受発注に係る商品、前記出荷先、および、前記出荷日を設定した受発注データを取得する受発注取得ステップと、
前記商品が入荷され、且つ、前記受発注データに設定された前記出荷先および前記出荷日に対応するレコードが前記棚番マスタに設定されていない場合、仮押さえの前記棚番である仮押棚番、当該出荷先、および、当該出荷日を紐付けて前記棚番マスタに設定し、前記棚番マスタ、および、前記受発注データに基づいて、前記商品、および、前記仮押棚番を設定した入荷予定データを作成する入荷予定作成ステップと、
前記入荷予定データに基づいて、前記商品のロケーション格納指図書データを出力させる格納指図書出力ステップと、
出荷指示が入力された場合、前記棚番、前記商品、および、前記出荷日を設定した出荷予定表データを出力させる出荷予定表出力ステップと、
を実行させるための自動ロケーション管理プログラム。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、自動ロケーション管理装置、自動ロケーション管理方法、および、自動ロケーション管理プログラムに関する。

【背景技術】

【0002】

特許文献１には、入庫管理において、入庫品の種類と数量を表す入庫予定、ならびに、各倉庫の場所とロケーションおよびそのロケーションの大きさを表すロケーション・データに基づいて、推奨ロケーションを示す入庫手板を作成し、出庫管理において、出荷先の場所、及び出荷品の種類と数量を表す出荷指示、ならびに、出荷対象の物品の在庫を含む倉庫の場所およびその在庫の収納場所と数量を表す在庫データに基づいて、ピッキングする在庫の出荷先と出荷期日とを示す出荷指図書を作成する構成が開示されている。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【文献】特開２０１４－３２４６５号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

しかしながら、上記特許文献１記載の発明においては、出荷先および出荷日毎に出荷品をまとめて管理するロケーションを設定することで、入荷品の各ロケーションへの入荷制御することができないという課題があった。

【0005】

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、入荷タイミングでどのロケーションに格納すべきかをシステムが自動的に判断し、その指図書を発行可能とし、出荷指示のタイミングで、どのロケーションからモノを取り出してくればよいかの指図書を発行可能とし、出荷指示のタイミングで、どのロケーションからモノを取り出してくればよいかの指図書を発行可能とすることができる自動ロケーション管理装置、自動ロケーション管理方法、および、自動ロケーション管理プログラムを提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0006】

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る自動ロケーション管理装置は、記憶部と制御部とを備えた自動ロケーション管理装置であって、前記記憶部は、入庫先のロケーションを示す棚番、出荷先、および、出荷日を紐付けて設定した棚番マスタを記憶する棚番記憶手段、を備え、前記制御部は、受発注に係る商品、前記出荷先、および、前記出荷日を設定した受発注データを取得する受発注取得手段と、前記商品が入荷された場合、前記棚番マスタ、および、前記受発注データに基づいて、前記商品、および、予定の前記棚番である予定棚番を設定した入荷予定データを作成する入荷予定作成手段と、前記入荷予定データに基づいて、前記商品のロケーション格納指図書データを出力させる格納指図書出力手段と、出荷指示が入力された場合、前記棚番、前記商品、および、前記出荷日を設定した出荷予定表データを出力させる出荷予定表出力手段と、を備えたことを特徴とする。

【0007】

また、本発明に係る自動ロケーション管理装置において、前記制御部は、前記商品の前記入荷が完了した場合、前記棚番マスタ、および、前記入荷予定データに基づいて、前記商品、および、確定した前記棚番である確定棚番を設定した入荷データを作成する入荷作成手段、を更に備えたことを特徴とする。

【0008】

また、本発明に係る自動ロケーション管理装置において、前記入荷作成手段は、前記商品の前記入荷が完了し、前記予定棚番とは異なる前記確定棚番への修正指示が入力された場合、前記修正指示、前記棚番マスタ、および、前記入荷予定データに基づいて、前記商品、および、前記確定棚番を設定した前記入荷データを作成することを特徴とする。

【0009】

また、本発明に係る自動ロケーション管理装置において、前記入荷作成手段は、前記商品の入荷が完了し、前記入荷予定データが表示された入荷入力画面にて前記予定棚番とは異なる前記確定棚番への前記修正指示が入力された場合、前記修正指示、前記棚番マスタ、および、前記入荷予定データに基づいて、前記商品、および、前記確定棚番を設定した前記入荷データを作成することを特徴とする。

【0010】

また、本発明に係る自動ロケーション管理装置において、前記制御部は、前記商品の出荷が完了した場合、前記商品、前記出荷先、および、前記出荷日を設定した出荷データを取得する出荷取得手段と、前記棚番マスタに設定された前記出荷データに対応するレコードを削除するマスタ更新手段と、を更に備えたことを特徴とする。

【0011】

また、本発明に係る自動ロケーション管理装置において、前記入荷予定作成手段は、前記商品が入荷され、且つ、前記受発注データに設定された前記出荷先および前記出荷日に対応するレコードが前記棚番マスタに設定されていない場合、仮押さえの前記棚番である仮押棚番、当該出荷先、および、当該出荷日を紐付けて前記棚番マスタに設定し、前記棚番マスタ、および、前記受発注データに基づいて、前記商品、および、前記仮押棚番を設定した前記入荷予定データを作成することを特徴とする。

【0012】

また、本発明に係る自動ロケーション管理装置において、前記棚番マスタは、更に、仮押さえの優先順位が紐付けて設定されていることを特徴とする。

【0013】

また、本発明に係る自動ロケーション管理装置において、前記格納指図書出力手段は、前記入荷予定データに基づいて、前記ロケーション格納指図書データを印刷出力させ、前記出荷予定表出力手段は、前記出荷指示が入力された場合、前記棚番、前記商品、および、前記出荷日を設定した前記出荷予定表データを印刷出力させることを特徴とする。

【0014】

また、本発明に係る自動ロケーション管理方法は、記憶部と制御部とを備えた自動ロケーション管理装置に実行させるための自動ロケーション管理方法であって、前記記憶部は、入庫先のロケーションを示す棚番、出荷先、および、出荷日を紐付けて設定した棚番マスタを記憶する棚番記憶手段、を備え、前記制御部で実行させる、受発注に係る商品、前記出荷先、および、前記出荷日を設定した受発注データを取得する受発注取得ステップと、前記商品が入荷された場合、前記棚番マスタ、および、前記受発注データに基づいて、前記商品、および、予定の前記棚番である予定棚番を設定した入荷予定データを作成する入荷予定作成ステップと、前記入荷予定データに基づいて、前記商品のロケーション格納指図書データを出力させる格納指図書出力ステップと、出荷指示が入力された場合、前記棚番、前記商品、および、前記出荷日を設定した出荷予定表データを出力させる出荷予定表出力ステップと、を含むことを特徴とする。

【0015】

また、本発明に係る自動ロケーション管理プログラムは、記憶部と制御部とを備えた自動ロケーション管理装置に実行させるための自動ロケーション管理プログラムであって、前記記憶部は、入庫先のロケーションを示す棚番、出荷先、および、出荷日を紐付けて設定した棚番マスタを記憶する棚番記憶手段、を備え、前記制御部において、受発注に係る商品、前記出荷先、および、前記出荷日を設定した受発注データを取得する受発注取得ステップと、前記商品が入荷された場合、前記棚番マスタ、および、前記受発注データに基づいて、前記商品、および、予定の前記棚番である予定棚番を設定した入荷予定データを作成する入荷予定作成ステップと、前記入荷予定データに基づいて、前記商品のロケーション格納指図書データを出力させる格納指図書出力ステップと、出荷指示が入力された場合、前記棚番、前記商品、および、前記出荷日を設定した出荷予定表データを出力させる出荷予定表出力ステップと、を実行させることを特徴とする。

【発明の効果】

【0016】

本発明によれば、配送センター内の業務効率の向上、および、誤出荷防止に貢献することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、在庫管理における業務効率の向上、および、会計上の個別原価管理制度の向上につながり、経営の効率化につなげることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、倉庫の棚管理だけでなく、より正確な個別原価をとらえる上で有効となるという効果を奏する。また、本発明によれば、受注紐づき（案件）で発注するケースにおいて、在庫管理をする上で有効であり、案件における仕掛および原価としても把握しやすく個別原価管理へとつながるという効果を奏する。また、本発明によれば、入荷業務を行う際の受注情報に基づいたロケーションの判定を行うことができるという効果を奏する。また、本発明によれば、入庫作業に対する指図により適切な入荷業務をスムーズに行うことができ、出庫作業も指定ロケーションの在庫を積載するのみとなり業務効率を改善できるという効果を奏する。また、本発明によれば、自動ロケーションによる入荷時の作業効率化、および、誤出荷のリスク軽減をすることができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【0017】

【図1】図１は、本実施形態における自動ロケーション管理装置の構成の一例を示すブロック図である。

【図2】図２は、本実施形態における自動ロケーション管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。

【図3】図３は、本実施形態における自動ロケーション管理処理の一例を示す図である。

【図4】図４は、本実施形態における自動ロケーション管理処理の一例を示す図である。

【図5】図５は、本実施形態における自動ロケーション管理処理の一例を示す図である。

【図6】図６は、本実施形態における自動ロケーション管理処理の一例を示す図である。

【図7】図７は、本実施形態における自動ロケーション管理処理の一例を示す図である。

【図8】図８は、本実施形態における自動ロケーション管理処理の一例を示す図である。

【発明を実施するための形態】

【0018】

本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。

【0019】

［１．概要］
まず、本発明の概要を説明する。

【0020】

従来から、建材業界においては、同じような商品を異なる現場（納入先）に異なる日（出荷日）に配送するケースが多く、そのような場合、配送センター内にて、誤出荷を防ぐために、納入先毎出荷日毎に同じ棚番にモノをまとめて置いて管理している。また、従来から、入荷品はメーカ（仕入先）毎にバラバラに納入されてくるため、入荷時点でどの現場（納入先）向けに手配をかけたモノが納入されたかを都度把握する必要がある。

【0021】

そこで、本実施形態においては、入荷時の作業手間および誤出荷のリスクに着目し、入荷タイミングでどの棚番（ロケーション）に格納すべきかをシステムが自動的に判断し、その指図書を発行可能とすることで、入荷時の作業手間を軽減する仕組みを提供している。また、本実施形態においては、出荷指示のタイミングで、どの棚番（ロケーション）からモノを取り出してくればよいかの指図書を発行可能とすることで、ピッキング作業の効率化および誤出荷のリスクを軽減する仕組みを提供している。

【0022】

［２．構成］
本実施形態に係る自動ロケーション管理装置１００の構成の一例について、図１を参照して説明する。図１は、本実施形態における自動ロケーション管理装置１００の構成の一例を示すブロック図である。

【0023】

図１に示すように、自動ロケーション管理装置１００は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、自動ロケーション管理装置１００は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔｓ）、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。

【0024】

自動ロケーション管理装置１００は、制御部１０２と通信インターフェース部１０４と記憶部１０６と入出力インターフェース部１０８と、を備えている。自動ロケーション管理装置１００が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。

【0025】

通信インターフェース部１０４は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、自動ロケーション管理装置１００をネットワーク３００に通信可能に接続する。通信インターフェース部１０４は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク３００は、自動ロケーション管理装置１００とサーバ２００とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）等である。

【0026】

入出力インターフェース部１０８には、入力装置１１２および出力装置１１４が接続されている。出力装置１１４には、モニタ（タッチパネルを含む）の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置１１２には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置１１４をモニタ１１４またはプリンタ１１４とし、入力装置１１２をキーボード１１２またはマウス１１２として記載する場合がある。

【0027】

記憶部１０６には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部１０６には、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）と協働してＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部１０６として、例えば、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）・ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部１０６は、棚番マスタ１０６ａと取引データベース１０６ｂとを備えている。

【0028】

棚番マスタ１０６ａは、入庫先のロケーションを示す棚番、出荷先、および、出荷日を紐付けて設定したマスタである。ここで、棚番マスタ１０６ａは、仮押さえの優先順位が紐付けて設定されていてもよい。また、棚番マスタ１０６ａは、棚番、出荷先識別子（例えば、現場コード等）、出荷日付、および／または、優先順位等が設定されていてもよい。

【0029】

取引データベース１０６ｂは、取引データを記憶する。ここで、取引データは、受発注データ、入荷予定データ、入荷データ、ロケーション格納指図書データ、出荷予定表データ、および／または、出荷データ等を含んでいてもよい。ここで、受発注データは、受発注番号、行番号、出荷先識別子（例えば、現場コードおよび／または現場名等）、出荷日、商品識別子（例えば、商品コードおよび／または商品名等）が設定されていてもよい。また、入荷予定データは、入荷予定識別子（例えば、入荷予定番号等）、行番号、商品識別子（例えば、商品コードおよび／または商品名等）、棚識別子（例えば、棚番等）、および／または、受発注識別子（例えば、受発注番号等）が設定されていてもよい。また、入荷データは、入荷識別子（例えば、入荷番号等）、行番号、商品識別子（例えば、商品コードおよび／または商品名等）、棚識別子（例えば、棚番等）、および／または、受発注識別子（例えば、受発注番号等）が設定されていてもよい。

【0030】

制御部１０２は、自動ロケーション管理装置１００を統括的に制御するＣＰＵ等である。制御部１０２は、ＯＳ等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部１０２は、機能概念的に、受発注取得部１０２ａと入荷予定作成部１０２ｂと格納指図書出力部１０２ｃと入荷作成部１０２ｄと出荷予定表出力部１０２ｅと出荷取得部１０２ｆとマスタ更新部１０２ｇとを備えている。

【0031】

受発注取得部１０２ａは、商品の受発注データを取得する。ここで、受発注取得部１０２ａは、受発注に係る商品、出荷先、および、出荷日を設定した受発注データを取得してもよい。また、受発注取得部１０２ａは、受発注データを取引データベース１０６ｂに登録してもよい。

【0032】

入荷予定作成部１０２ｂは、商品の入荷予定データを作成する。ここで、入荷予定作成部１０２ｂは、商品が入荷された場合、棚番マスタ１０６ａ、および、受発注データに基づいて、商品、および、予定の棚番である予定棚番を設定した入荷予定データを作成してもよい。また、入荷予定作成部１０２ｂは、商品が入荷され、且つ、受発注データに設定された出荷先および出荷日に対応するレコードが棚番マスタ１０６ａに設定されていない場合、仮押さえの棚番である仮押棚番、当該出荷先、および、当該出荷日を紐付けて棚番マスタ１０６ａに設定し、棚番マスタ１０６ａ、および、受発注データに基づいて、商品、および、仮押棚番を設定した入荷予定データを作成してもよい。また、入荷予定作成部１０２ｂは、入荷予定データを取引データベース１０６ｂに登録してもよい。

【0033】

格納指図書出力部１０２ｃは、商品のロケーション格納指図書データを出力させる。ここで、格納指図書出力部１０２ｃは、入荷予定データに基づいて、商品のロケーション格納指図書データを出力させてもよい。また、格納指図書出力部１０２ｃは、入荷予定データに基づいて、商品のロケーション格納指図書データを印刷出力させてもよい。また、格納指図書出力部１０２ｃは、ロケーション格納指図書データを取引データベース１０６ｂに登録してもよい。

【0034】

入荷作成部１０２ｄは、商品の入荷データを作成する。ここで、入荷作成部１０２ｄは、商品の入荷が完了した場合、棚番マスタ１０６ａ、および、入荷予定データに基づいて、商品、および、確定した棚番である確定棚番を設定した入荷データを作成してもよい。また、入荷作成部１０２ｄは、商品の入荷が完了し、予定棚番とは異なる確定棚番への修正指示が入力された場合、修正指示、棚番マスタ１０６ａ、および、入荷予定データに基づいて、商品、および、確定棚番を設定した入荷データを作成してもよい。また、入荷作成部１０２ｄは、商品の入荷が完了し、入荷予定データが表示された入荷入力画面にて予定棚番とは異なる確定棚番への修正指示が入力された場合、修正指示、棚番マスタ１０６ａ、および、入荷予定データに基づいて、商品、および、確定棚番を設定した入荷データを作成してもよい。また、入荷作成部１０２ｄは、入荷データを取引データベース１０６ｂに登録してもよい。

【0035】

出荷予定表出力部１０２ｅは、棚番、商品、および、出荷日を設定した出荷予定表データを出力させる。ここで、出荷予定表出力部１０２ｅは、出荷指示が入力された場合、棚番、商品、および、出荷日を設定した出荷予定表データを出力させてもよい。また、出荷予定表出力部１０２ｅは、出荷指示が入力された場合、棚番、商品、および、出荷日を設定した出荷予定表データを印刷出力させてもよい。また、出荷予定表出力部１０２ｅは、出荷予定表データを取引データベース１０６ｂに登録してもよい。

【0036】

出荷取得部１０２ｆは、商品、出荷先、および、出荷日を設定した出荷データを取得する。ここで、出荷取得部１０２ｆは、商品の出荷が完了した場合、商品、出荷先、および、出荷日を設定した出荷データを取得してもよい。また、出荷取得部１０２ｆは、受発注データに基づいて、商品、出荷先、および、出荷日を設定した出荷データを取得してもよい。また、出荷取得部１０２ｆは、出荷データを取引データベース１０６ｂに登録してもよい。

【0037】

マスタ更新部１０２ｇは、マスタを更新する。ここで、マスタ更新部１０２ｇは、棚番マスタ１０６ａに設定された出荷データに対応するレコードを削除してもよい。

【0038】

［３．具体例］
本実施形態の具体例について、図２から図８を参照して説明する。

【0039】

［自動ロケーション管理処理］
ここで、図２を参照して、本実施形態における自動ロケーション管理処理の一例について説明する。図２は、本実施形態における自動ロケーション管理装置１００の処理の一例を示すフローチャートである。

【0040】

図２に示すように、受発注取得部１０２ａは、ユーザにより入力装置１１２を介して受発注入力画面に受発注に係る商品、出荷先、および、出荷日が設定された場合、当該商品、当該出荷先および当該出荷日を設定した受発注データを取得する（ステップＳＡ－１）。

【0041】

そして、入荷予定作成部１０２ｂは、商品が入荷された場合、受発注データに設定された出荷先および出荷日に対応するレコードが棚番マスタ１０６ａに設定されているか否かを判定する（ステップＳＡ－２）。

【0042】

そして、入荷予定作成部１０２ｂは、受発注データに設定された出荷先および出荷日に対応するレコードが棚番マスタ１０６ａに設定されていると判定した場合（ステップＳＡ－２：Ｙｅｓ）、処理をステップＳＡ－３に移行させる。

【0043】

そして、入荷予定作成部１０２ｂは、棚番マスタ１０６ａ、および、受発注データに基づいて、商品、および、予定の棚番である予定棚番を設定した入荷予定データを作成し（ステップＳＡ－３）、処理をステップＳＡ－５に移行させる。

【0044】

一方、入荷予定作成部１０２ｂは、受発注データに設定された出荷先および出荷日に対応するレコードが棚番マスタ１０６ａに設定されていないと判定した場合（ステップＳＡ－２：Ｎｏ）、処理をステップＳＡ－４に移行させる。

【0045】

そして、入荷予定作成部１０２ｂは、仮押さえの棚番である仮押棚番、当該出荷先、および、当該出荷日を紐付けて棚番マスタ１０６ａに設定し、棚番マスタ１０６ａ、および、受発注データに基づいて、商品、および、仮押棚番を設定した入荷予定データを作成し（ステップＳＡ－４）、処理をステップＳＡ－５に移行させる。

【0046】

そして、格納指図書出力部１０２ｃは、入荷予定データに基づいて、商品のロケーション格納指図書データを出力装置１１４に出力させる（ステップＳＡ－５）。

【0047】

そして、入荷作成部１０２ｄは、商品の入荷が完了した場合、ユーザにより入力装置１１２を介して入荷入力画面に予定棚番または仮押棚番とは異なる確定棚番への修正指示が入力されたか否かを判定する（ステップＳＡ－６）。

【0048】

そして、入荷作成部１０２ｄは、予定棚番または仮押棚番とは異なる確定棚番への修正指示が入力されたと判定した場合（ステップＳＡ－６：Ｙｅｓ）、処理をステップＳＡ－７に移行させる。

【0049】

そして、入荷作成部１０２ｄは、予定棚番または仮押棚番とは異なる確定棚番への修正指示、棚番マスタ１０６ａ、および、入荷予定データに基づいて、商品、および、確定棚番を設定した入荷データを作成し（ステップＳＡ－７）、処理をステップＳＡ－９に移行させる。

【0050】

一方、入荷作成部１０２ｄは、予定棚番または仮押棚番とは異なる確定棚番への修正指示が入力されていないと判定した場合（ステップＳＡ－６：Ｎｏ）、処理をステップＳＡ－８に移行させる。

【0051】

そして、入荷作成部１０２ｄは、棚番マスタ１０６ａ、および、入荷予定データに基づいて、商品を設定し、且つ、予定棚番または仮押棚番を確定棚番として設定した入荷データを作成し（ステップＳＡ－８）、処理をステップＳＡ－９に移行させる。

【0052】

そして、出荷予定表出力部１０２ｅは、ユーザにより入力装置１１２を介して出荷指示が入力された場合、棚番、商品、および、出荷日を設定した出荷予定表データを出力装置１１４に出力させる（ステップＳＡ－９）。

【0053】

そして、出荷取得部１０２ｆは、商品の出荷が完了した場合、受発注データに基づいて、商品、出荷先、および、出荷日を設定した出荷データを取得する（ステップＳＡ－１０）。

【0054】

そして、マスタ更新部１０２ｇは、棚番マスタ１０６ａに設定された出荷データに対応するレコードを削除（棚番を解放）することで、棚番マスタ１０６ａを更新し（ステップＳＡ－１１）、処理を終了する。

【0055】

ここで、図３を参照して、本実施形態における自動ロケーション管理処理の一例について説明する。図３は、本実施形態における自動ロケーション管理処理の一例を示す図である。

【0056】

図３に示すように、本実施形態においては、受発注入力処理時に、現場、出荷日および棚番マスタ１０６ａに基づいて、どの棚番に格納すべきか自動判断される。なお、図３に示すように、本実施形態においては、初めての現場および出荷日であるため、現場および出荷日をキーとして棚番の割当が行われていないと判断された場合、棚番Ｃが空き棚のため、このタイミングで棚番が自動的に確保される。そして、図３に示すように、本実施形態においては、出荷指示入力処理時に、受発注番号に基づいて、受発注データ／入荷データが参照され、今どの棚番に格納されているのか判断され、帳票にその情報が印字される。そして、図３に示すように、本実施形態においては、出荷入力処理時に、棚番Ａに格納されていた商品が出荷されたため、棚番Ａが開放（現場・出荷日がクリア）される。

【0057】

また、図４から図８を参照して、本実施形態における自動ロケーション管理処理の一例について説明する。図４から図８は、本実施形態における自動ロケーション管理処理の一例を示す図である。

【0058】

図４に示すように、本実施形態においては、ユーザにより受発注データが受発注入力画面にて登録される。

【0059】

そして、図５に示すように、本実施形態においては、モノが入ってきたタイミングで、ユーザにより入荷予定入力画面にて受発注番号が入力された場合、受発注データに基づいて、入荷予定データが展開され、ユーザにより入荷予定入力画面にて登録ボタンが押下された場合、受発注データに基づいて、入荷予定データが登録される。ここで、図５に示すように、本実施形態においては、「現場」および「出荷日」で棚番（ロケーション）が確保されていない入荷品に対して、このタイミングで空き棚番の中で優先順位が高い（低い数字の）棚番から自動的に棚番が仮押さえされてもよい。すなわち、図５に示すように、本実施形態においては、棚番マスタ１０６ａの現場コードおよび出荷日に基づいて、受発注データが参照され、紐付く情報があれば、その棚番が自動割当され、紐付く情報がない場合、空き棚番が参照され、その棚番が確保されつつ割当されてもよい。また、図５に示すように、本実施形態における入荷予定データにおいては、どの受発注伝票に伴う入荷予定計上かが把握できるように、受発注番号が登録されていてもよい。

【0060】

そして、図６に示すように、本実施形態においては、入荷予定データに基づいて、ロケーション格納指図書が発行される。ここで、倉庫管理者は、この帳票を見ながら、どの棚番（ロケーション）に格納すべきかを確認して、各商品を格納してもよい。

【0061】

そして、図７に示すように、本実施形態においては、ユーザにより入荷入力画面にて入荷予定番号が入力された場合、入荷予定データに基づいて、入荷データが展開され、登録ボタンが押下された場合、入荷データが登録され、このタイミングで実際に格納した棚番（ロケーション）が確定する。ここで、図７に示すように、本実施形態においては、確定情報として、入荷データに棚番データが保持されていてもよい。また、図７に示すように、本実施形態における入荷データにおいては、どの受発注伝票に伴う入荷計上かを把握できるように、受発注番号が登録されていてもよい。なお、本実施形態においては、ロケーション格納指図書で指定された棚番（ロケーション）に商品が入りきらない場合（例えば、入荷された商品がロケーションのサイズよりも大きい場合）、異なる棚番に商品が格納され、入荷入力では、実際に格納した棚番で処理されてもよい。ここで、本実施形態においては、入荷入力での修正処理を防ぐため、商品マスタおよび棚番マスタ１０６ａにサイズデータ（例えば、通常、長尺縦、長尺横または規格外等）が設定され、入荷予定入力の際に、商品マスタおよび棚番マスタ１０６ａに設定されたサイズデータが一致する棚番を対象として自動割当がされてもよい。

【0062】

そして、図８に示すように、本実施形態においては、出荷タイミングでユーザにより出荷指示が入力された場合、出荷予定表が発行される。ここで、倉庫管理者は、この帳票を見ながら、どの棚番（ロケーション）からモノを出荷すればよいか確認してもよい。そして、図８に示すように、本実施形態においては、出荷完了後、受発注データに基づいて、出荷データが登録され、このタイミングで棚番マスタ１０６ａにて棚番（ロケーション）が解放（現場および出荷日がクリア）される。

【0063】

［４．国連が主導する持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）への貢献］
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、ＳＤＧｓの目標８及び９に貢献することが可能となる。

【0064】

また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、ＳＤＧｓの目標１２、１３及び１５に貢献することが可能となる。

【0065】

また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、ＳＤＧｓの目標１６に貢献することが可能となる。

【0066】

［５．他の実施形態］
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。

【0067】

例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。

【0068】

また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。

【0069】

また、自動ロケーション管理装置１００に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。

【0070】

例えば、自動ロケーション管理装置１００が備える処理機能、特に制御部１０２にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、ＣＰＵおよび当該ＣＰＵにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて自動ロケーション管理装置１００に機械的に読み取られる。すなわち、ＲＯＭまたはＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）などの記憶部などには、ＯＳと協働してＣＰＵに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、ＲＡＭにロードされることによって実行され、ＣＰＵと協働して制御部を構成する。

【0071】

また、このコンピュータプログラムは、自動ロケーション管理装置１００に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。

【0072】

また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、ＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）メモリ、ＳＤ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ（Ｅｒａｓａｂｌｅ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ Ｅｒａｓａｂｌｅ ａｎｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＣＤ－ＲＯＭ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＭＯ（Ｍａｇｎｅｔｏ－Ｏｐｔｉｃａｌ ｄｉｓｋ）、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）、および、Ｂｌｕ－ｒａｙ（登録商標） Ｄｉｓｃ等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。

【0073】

また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。

【0074】

記憶部１０６に格納される各種のデータベース等は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。

【0075】

また、自動ロケーション管理装置１００は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、自動ロケーション管理装置１００は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア（プログラムまたはデータ等を含む）を実装することにより実現してもよい。

【0076】

更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。

【産業上の利用可能性】

【0077】

本発明は、建材業界、および、倉庫管理業界等の業界において有用である。

【符号の説明】

【0078】

１００ 自動ロケーション管理装置
１０２ 制御部
１０２ａ 受発注取得部
１０２ｂ 入荷予定作成部
１０２ｃ 格納指図書出力部
１０２ｄ 入荷作成部
１０２ｅ 出荷予定表出力部
１０２ｆ 出荷取得部
１０２ｇ マスタ更新部
１０４ 通信インターフェース部
１０６ 記憶部
１０６ａ 棚番マスタ
１０６ｂ 取引データベース
１０８ 入出力インターフェース部
１１２ 入力装置
１１４ 出力装置
２００ サーバ
３００ ネットワーク

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】