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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-30
(45)【発行日】2024-11-08
(54)【発明の名称】小物付設用ボード
(51)【国際特許分類】
   A47G 29/00 20060101AFI20241031BHJP
【FI】
A47G29/00 U
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2022015401
(22)【出願日】2022-02-03
(65)【公開番号】P2023113214
(43)【公開日】2023-08-16
【審査請求日】2023-01-07
(73)【特許権者】
【識別番号】591239003
【氏名又は名称】株式会社SANKA
(74)【代理人】
【識別番号】100097065
【弁理士】
【氏名又は名称】吉井 雅栄
(72)【発明者】
【氏名】神子島 岩男
【審査官】宮部 愛子
(56)【参考文献】
【文献】実開昭48-105995(JP,U)
【文献】実開昭52-048027(JP,U)
【文献】実公昭49-019553(JP,Y1)
【文献】実公昭51-028130(JP,Y2)
【文献】実開昭54-114622(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G29/00
A47G 1/00
A47G 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
持ち運び用の取手部が備えられ片手で持ち運べる大きさの本体板部の下部に、この本体板部を立板状態に設置させる脚部が設けられていて、この本体板部の板面部に、小物、小物入れ、または小物もしくは小物入れを付設する掛け具を付設し得るように構成されている小物付設用ボードであって、
前記本体板部の下部に脚部取付部が設けられ、この脚部取付部は、前記本体板部の下部の裏面部に突出状態に設けられていて、この脚部取付部に前記本体板部に対して交差する方向に突出する前記脚部が水平回動自在に設けられていて、この脚部を水平回動することでこの脚部が前記本体板部に対して交差する方向である前後方向に突出する脚部使用状態から、この脚部が前記本体板部と平行となりこの脚部の前記本体板部に対する突出度がなくなるもしくは減じる脚部収納状態に水平回動切り替え自在に構成されていて、
前記本体板部の上部の裏面部に、壁に付設するための壁付設用取付部が設けられていて、この壁付設用取付部は、前記本体板部の上部の裏面部に突出状態に設けられているとともに、この壁付設用取付部の突出部分に壁に設ける壁掛け具に掛ける壁掛け用孔部が設けられていて、
この壁付設用取付部と前記脚部取付部の突出度が同程度に設定されていて、前記脚部を本体板部の左右方向と平行となるように水平回動し前記脚部取付部と重合状態として前記脚部の前記本体板部に対する突出度がなくなるもしくは減じる前記脚部収納状態に切り替えた状態で、前記壁付設用取付部の前記壁掛け用孔部を壁に設ける壁掛け具に掛けると、前記壁付設用取付部と前記脚部取付部とが壁に沿い安定性よい姿勢で壁に掛け下げ取付けされる構成とされていることを特徴とする小物付設用ボード。
【請求項2】
前記本体板部は、前記掛け具を掛ける掛け孔部が多数設けられているとともに、この本体板部は金属板製として、前記小物、前記小物入れ、または前記小物もしくは前記小物入れを付設する前記掛け具をマグネット止めによっても付設し得るように構成されていることを特徴とする請求項1記載の小物付設用ボード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、掛け具を掛けこの掛け具に小物や小物入れを掛け下げたりして小物を付設するペグボードなどの小物付設用ボードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
たとえば、以下のようなペグボードが市販されている。
【0003】
たとえば、本体板部(ボード)に多数の掛け孔(貫通孔)が設けられていて、この掛け孔にたとえば掛け具(小物掛け用フック)を掛け、このフックに小物(たとえば身の回り品や文房具、鍵、調理器具や工具などの作業具)やこれら小物を入れる小物入れなどを掛け下げたりして使用するものである。
【0004】
このようなペグボードは、様々な用途に使用されているが、たとえば作業場所の壁に掛け下げて使用したり、作業机の脇やパソコン脇に立板状態に設置して使用したりするものもある。
【0005】
しかしながら、従来片手で持って簡単に持ち運びできるようにカバンのような取手部を設けたものはなく、また安定性よく立板状態に設置できる脚部を備えながらも、この脚部が突設した脚部使用状態から折り畳んだりしてこの脚部が突出していない脚部収納状態に簡単な操作で切り替えて、持ち運びが容易で収納性にも優れた構成のものもない。
【0006】
また従来、壁にも掛けられ、且つ壁から取り外し脚部が突出した脚部使用状態に切り替えてパソコン脇に簡単に持ち運んで、安定性よく設置できるものもない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような問題点を見出し、これを解決したもので、片手で簡単に持ち運び作業場所の脇に安定性よく移動設置できるとともに、たとえば持ち運び時や不使用収納時や壁掛け時などには脚部を回動して、脚部が突出した脚部使用状態から脚部収納状態に簡単に回動切り替えでき、携帯性・運搬性・収納性に優れ極めて実用性に優れた小物付設用ボードを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0009】
持ち運び用の取手部1が備えられ片手で持ち運べる大きさの本体板部2の下部に、この本体板部2を立板状態に設置させる脚部3が設けられていて、この本体板部2の板面部に、小物4、小物入れ5、または小物4もしくは小物入れ5を付設する掛け具6を付設し得るように構成されている小物付設用ボードであって、前記本体板部2の下部に脚部取付部7が設けられ、この脚部取付部7は、前記本体板部2の下部の裏面部に突出状態に設けられていて、この脚部取付部7に前記本体板部2に対して交差する方向に突出する前記脚部3が水平回動自在に設けられていて、この脚部3を水平回動することでこの脚部3が前記本体板部2に対して交差する方向である前後方向に突出する脚部使用状態から、この脚部3が前記本体板部2と平行となりこの脚部3の前記本体板部2に対する突出度がなくなるもしくは減じる脚部収納状態に水平回動切り替え自在に構成されていて、前記本体板部2の上部の裏面部に、壁に付設するための壁付設用取付部8が設けられていて、この壁付設用取付部8は、前記本体板部2の上部の裏面部に突出状態に設けられているとともに、この壁付設用取付部8の突出部分に壁に設ける壁掛け具に掛ける壁掛け用孔部10が設けられていて、この壁付設用取付部8と前記脚部取付部7の突出度が同程度に設定されていて、前記脚部3を本体板部2の左右方向と平行となるように水平回動し前記脚部取付部7と重合状態として前記脚部3の前記本体板部2に対する突出度がなくなるもしくは減じる前記脚部収納状態に切り替えた状態で、前記壁付設用取付部8の前記壁掛け用孔部10を壁に設ける壁掛け具に掛けると、前記壁付設用取付部8と前記脚部取付部7とが壁に沿い安定性よい姿勢で壁に掛け下げ取付けされる構成とされていることを特徴とする小物付設用ボードに係るものである。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
また前記本体板部2は、前記掛け具6を掛ける掛け孔部9が多数設けられているとともに、この本体板部2は金属板製として、前記小物4、前記小物入れ5、または前記小物4もしくは前記小物入れ5を付設する前記掛け具6をマグネット止めによっても付設し得るように構成されていることを特徴とする請求項1記載の小物付設用ボードに係るものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明は上述のように構成したから、片手で簡単に持ち運び作業場所の脇に安定性よく移動設置できるとともに、たとえば持ち運び時や不使用収納時や壁掛け時などには脚部を回動して、脚部が突出した脚部使用状態から脚部収納状態に簡単に回動切り替えでき、携帯性・運搬性・収納性に優れ極めて実用性に優れた小物付設用ボードとなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本実施例の斜視図である。
図2】本実施例の正面図である。
図3】本実施例の側面図である。
図4】本実施例の背面図である。
図5】本実施例の脚部を水平回動して脚部収納状態から脚部使用状態に切り替えることを示す説明斜視図である。
図6】本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の最適な実施形態を図面に基づいて本発明の作用を示し簡単に説明する。
【0017】
本発明は、片手で持ち運べる大きさの本体板部2に、持ち運び用の取手部1を設けるとともに、この本体板部2を立板状態に設置させる脚部3を設け、この本体板部2の板面部に、小物4、小物入れ5、または小物4もしくは小物入れ5を掛け下げるなどして付設するための掛け具6を付設し得るように構成した小物付設用ボードであって、前記本体板部2の下部に設けた脚部取付部7に前記脚部3を回動自在に設けて、この脚部3が前記本体板部2に対して交差する方向(板面と直交する前後方向)に突出した脚部使用状態と、回動することでこの脚部3の前記本体板部2に対する突出度がなくなるもしくは減じる脚部収納状態とに回動切り替え自在に構成している。
【0018】
したがって、取手部1を持って簡単に移動設置できるとともに、脚部3は前記本体板部2に対して交差する方向に突出した脚部使用状態とすることで安定性よく立板状態に設置でき、しかも持ち運び移動時や不使用収納時には、この脚部3を回動することでこの脚部3の前記本体板部2に対する突出度がなくなるもしくは減じるまたは脚部取付部7に重合する脚部収納状態に簡単に回動切り替えでき、簡単に収納し易く変形でき、またたとえば壁にも掛けることができる構成に簡単に切り替えることができる。
【0019】
またたとえば、本体板部2の板面部に掛け孔部9を多数設ければ、この掛け孔部9に適宜掛け具6(小物掛け用フックなど)を掛けて付設し、この掛け具6に作業具などの小物4やこれらを入れる小物入れ5を掛けて容易に着脱自在に付設することができ、また本体板部2を金属板製とすることでマグネット止め(たとえばマグネットシートなどによる磁石吸着)によってもそれらを容易に着脱自在に付設することができる。
【0020】
また本体板部2の下部に設けた脚部取付部7に脚部3を、たとえば水平回動自在に設けることで、容易に前記回動切り替えが可能となるとともに、このような脚部3の取り付けも容易となり、製作容易で切り替え操作も容易となりさらに実用性に優れた小物付設用ボードとなる。
【実施例1】
【0021】
本発明の具体的な実施例1について図面に基づいて説明する。
【0022】
本実施例は、多数の貫通孔を掛け具6を掛ける掛け孔部9として開口形成した本体板部2(ペグボード本体)の上部中央部に持ち運び用の取手部1を一体突出形成して、この取手部1の開口部に手を入れて片手で容易に持ち運びできるように構成している。
【0023】
またこの持ち運びできる程度の大きさに設定した本体板部2に、この本体板部2を立板状態に設置させる細長板状の脚部3を左右に設けている。
【0024】
具体的には、この細長板状の脚部3は、本体板部2の下部裏面に突出形成し脚部取付部7に水平回動自在に枢着した構成としているが、本実施例の脚部取付部7は本体板部2の下部を裏面側(後方に)折り曲げ突出状態に一体突出形成した構成とし、この脚部取付部7の底部左右に、2体の細長板状の脚部3をその中央部を枢着して水平回動自在に設けた構成としている。なお、取付具で枢着して常に回動自在に設けてもよいし、締め付けて所定向きに脚部3を固定し緩めることで回動自在となるように設けてもよい。
【0025】
さらに説明すると、この脚部3は、本体板部2に対して交差する方向である前後方向の双方に突出した状態に設けて、安定性よく本体板部2を立板状態に設置できるように構成し、この脚部3が前後双方に突出した脚部使用状態(安定性よく設置させる使用状態)から、この脚部3を水平回動することでこの脚部3の前記本体板部2に対する突出度がほとんどなくなるように脚部取付部7に重合し隠れる脚部収納状態(本体板部2と平行となり本体板部2に対してほとんど突出していない収納状態)に回動切り替え自在となるように構成している。
【0026】
また本実施例の本体板部2は、掛け具6を掛ける掛け孔部9が板面部に多数設けるとともに、この本体板部2は金属板製として、作業具などの小物4、これらを入れる小物入れ5、またはこの小物4もしくは小物入れ5を掛けて付設する前記掛け具6をマグネット止めによっても吸着して付設し得るように構成している。
【0027】
また本実施例では、本体板部2の下部裏面に折り曲げにより一体突出形成した前記脚部取付部7と同様の突出度となるように、同様に且つ同様の構成となるように、上部の取手部1左右を後方に折り曲げ一体突出形成して、本体板部2の上部の裏面部に、壁に付設するための壁付設用取付部8を設けた構成としている。
【0028】
具体的には、この壁付設用取付部8は、本体板部2の上部の裏面部に折り曲げ突出状態に設け、この後方突出部をさらに下方に折り下げ形成し、この後方突出折り下げ部に、壁に打設もしくはねじ込むなどして設ける壁掛け具(壁釘)に掛け下げるための壁掛け用孔部10を設けた構成としている。
【0029】
したがって、本実施例では、取手部1を持って簡単に移動設置できるとともに、脚部3は本体板部2に対して交差直交方向に突出した脚部使用状態とすることで安定性よく立板状態に設置でき、しかも持ち運び移動時や不使用収納時には、この脚部3を水平回動することでこの脚部3の前記本体板部2に対する突出度がなくなるもしくは減じるまたは脚部取付部7に重合して隠れる脚部収納状態に簡単に回動切り替えでき、簡単に収納し易く変形でき、また壁にも掛けることができる構成に切り替えることができる。
【0030】
しかも、本体板部2の板面部に掛け孔部9を多数設けたから、この掛け孔部9に適宜掛け具6(小物掛け用フックなど)を掛け、この掛け具6に作業具などの小物4やこれらを入れる小物入れ5を掛けることができ、また本体板部2を金属板製としたから、マグネット止め(磁石吸着)によってもそれらを付設することができる。
【0031】
また脚部3を本体板部2の下部に設けた脚部取付部7に水平回動自在に枢着したことで、容易に前記回動切り替えが可能となるとともに、このような脚部3の取り付けも容易となり、製作容易で切り替え操作も容易となりさらに実用性に優れた小物付設用ボードとなる。
【0032】
すなわち、このように本実施例では、簡単に持ち運んで移動設置でき、安定性よく設置できる脚部3でありながら、回動することで収納状態に切り替えでき、また壁に掛けて使用することもできる。
【0033】
しかも、容易に脚部3を取り付けることができ、この脚部3を本体板部2の左右方向と平行となるように水平回動して脚部取付部7と重合状態としてこの底部に隠し本体板部2に対してこの脚部取付部7よりもほとんど突出しない脚部収納状態に回動切り替えでき、さらにこの脚部取付部7と同程度の突出度で突出した壁付設用取付部8に壁掛け用孔部10を設けるなどして壁に安定性よい姿勢で容易に取り付けることもできる構成としたから、簡易な構成で製作容易であり、脚部3を干渉させずに壁に掛けることも収納することもできるなど極めて実用性に優れたペグボードとなる。
【0034】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【符号の説明】
【0035】
1 取手部
2 本体板部
3 脚部
4 小物
5 小物入れ
6 掛け具
7 脚部取付部
8 壁付設用取付部
9 壁掛け孔部
10 壁掛け用孔部
図1
図2
図3
図4
図5
図6