(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-30
(45)【発行日】2024-11-08
(54)【発明の名称】ライブストリーミングサービス提供装置および方法
(51)【国際特許分類】
H04N 21/236 20110101AFI20241031BHJP
H04N 21/258 20110101ALI20241031BHJP
【FI】
H04N21/236
H04N21/258
(21)【出願番号】P 2024072907
(22)【出願日】2024-04-26
【審査請求日】2024-04-26
(31)【優先権主張番号】10-2023-0088197
(32)【優先日】2023-07-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年4月27日、本願技術が搭載されたコミュニケーションプラットホーム「ユーミーオン」ベータ版を韓国国内でリリース開始。
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 2023年5月15日、本願技術が搭載されたコミュニケーションプラットホーム「ユーミーオン」ベータ版のリリースを韓国国内で公報発表。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】524163801
【氏名又は名称】ステイジ ラブス インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】STAYGE LABS, INC.
【住所又は居所原語表記】6F, 20 Myeongdong 11-gil, Jung-gu, Seoul, 04538, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】イ チャンミ
(72)【発明者】
【氏名】チョ ソンボム
(72)【発明者】
【氏名】ベク ミョンヒョン
【審査官】大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-036969(JP,A)
【文献】特開2022-084214(JP,A)
【文献】特許第7099753(JP,B2)
【文献】韓国公開特許第10-2022-0027694(KR,A)
【文献】韓国公開特許第10-2022-0124435(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 -21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続された端末を識別し
て、前記接続された端末をストリーマ端末と視聴者端末に区分し、前記視聴者端末は再び等級によって区分され、識別された端末別に受信するメディアを制御する受信メディア制御部;
前記受信メディア制御部の制御によって前記識別された端末別に許可されたメディアを受信
し、ストリーマ端末で識別された端末からストリーマ端末に許可されたメディアを受信し、視聴者端末で識別された端末から視聴者端末の等級によって許可されたメディアを受信するソースメディア受信部;
前記ソースメディア受信部で
端末別に受信したメディアを組み合わせて、前記識別された端末別に伝送するパーソナライズメディアを生成
し、視聴者端末から受信したメディアを組み合わせてストリーマ端末に伝送するメディアを生成し、ストリーマ端末から受信されるメディアと視聴者端末から受信したライブチャットテキストのみを組み合わせて視聴者端末に伝送するメディアを生成するパーソナライズメディア生成部;および
前記パーソナライズメディア生成部で生成されたパーソナライズメディアを前記識別された端末別に伝送
し、視聴者端末から受信したメディアを組み合わせて生成されたメディアをストリーマ端末に伝送し、ストリーマ端末から受信したメディアと視聴者端末から受信したライブチャットテキストのみを組み合わせて生成されたメディアを視聴者端末に伝送するパーソナライズメディア送信部;を含
んで構成され、
ストリーマの画像は全ての視聴者端末に公開され、視聴者の画像はストリーマ端末にのみ公開されるようにすることを特徴とする、ライブストリーミングサービス提供装置。
【請求項2】
前記受信メディア制御部は、
前記識別された端末がストリーマ端末であれば、ビデオとオーディオが受信されるように制御し、
前記識別された端末が視聴者端末であれば、視聴者端末の等級によってビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストが選択的に受信されるように制御することを特徴とする、請求項1に記載のライブストリーミングサービス提供装置。
【請求項3】
前記受信メディア制御部は、
視聴者端末のうちからストリーマによって選択された視聴者端末からオーディオが受信されるように制御することを特徴とする、請求項2に記載のライブストリーミングサービス提供装置。
【請求項4】
前記パーソナライズメディア生成部は、
視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせてストリーマ端末に伝送するメディアを生成し、
ストリーマ端末から受信したビデオおよびオーディオと視聴者端末から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて視聴者端末に伝送するメディアを生成することを特徴とする、請求項1に記載のライブストリーミングサービス提供装置。
【請求項5】
前記パーソナライズメディア生成部は、
前記ストリーマ端末に伝送するメディアを生成するとき、視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストと、前記視聴者端末のうちからストリーマによって選択された視聴者端末から受信したオーディオとを組み合わせて、前記ストリーマ端末に伝送するメディアを生成することを特徴とする、請求項4に記載のライブストリーミングサービス提供装置。
【請求項6】
前記パーソナライズメディア送信部は、
ストリーマ端末で識別された端末に、前記パーソナライズメディア生成部で生成された視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせて生成されたメディアを伝送し、
視聴者端末で識別された端末に、前記パーソナライズメディア生成部で生成されたストリーマ端末から受信したビデオおよびオーディオと視聴者端末から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて生成されたメディアを伝送することを特徴とする、請求項1に記載のライブストリーミングサービス提供装置。
【請求項7】
前記ストリーマ端末は、
前記パーソナライズメディア送信部から受信したメディアをストリーミングするが、
ストリーミング画面は、
ビデオが許可された複数の視聴者端末から受信したビデオをディスプレイする視聴者画面;および
全ての視聴者端末から受信したライブチャットテキストをディスプレイするライブチャットウィンドウ;を含むことを特徴とする、請求項6に記載のライブストリーミングサービス提供装置。
【請求項8】
前記視聴者画面は、
前記ビデオが許可された視聴者端末の個数によって画面が分割され、
それぞれの分割画面は、
前記ビデオが許可された視聴者端末から受信したビデオがディスプレイされる映像表示部;および
前記ビデオが許可された視聴者端末から受信した固定テキストをディスプレイする固定テキストウィンドウ;を含むことを特徴とする、請求項7に記載のライブストリーミングサービス提供装置。
【請求項9】
前記視聴者端末は、
前記パーソナライズメディア送信部から受信したメディアをストリーミングするが、
ストリーミング画面は、
ストリーマ端末から受信したビデオをディスプレイするストリーマ画面;および
全ての視聴者端末から受信したライブチャットテキストをディスプレイするライブチャットウィンドウ;を含むことを特徴とする、請求項6に記載のライブストリーミングサービス提供装置。
【請求項10】
接続された端末を識別し、
前記接続された端末をストリーマ端末と視聴者端末に区分し、前記視聴者端末は再び等級によって区分され、識別された端末別に受信するメディアを制御する
受信メディア制御ステップ;
前記受信メディア制御
ステップの制御によって前記識別された端末別に許可されたメディアを受信
し、ストリーマ端末からストリーマ端末に許可されたメディアを受信し、視聴者端末から視聴者端末の等級によって許可されたメディアを受信するソースメディア受信ステップ;
前記ソースメディア受信
ステップで端末別に受信したメディアを組み合わせて、前記識別された端末別に伝送するパーソナライズメディアを生成
し、視聴者端末から受信したメディアを組み合わせてストリーマ端末に伝送するメディアを生成し、ストリーマ端末から受信されるメディアと視聴者端末から受信したライブチャットテキストのみを組み合わせて視聴者端末に伝送するメディアを生成するパーソナライズメディア生成ステップ;および
前記パーソナライズメディア生成
ステップで生成されたパーソナライズメディアを前記識別された端末別に伝送
し、視聴者端末から受信したメディアを組み合わせて生成されたメディアをストリーマ端末に伝送し、ストリーマ端末から受信したメディアと視聴者端末から受信したライブチャットテキストのみを組み合わせて生成されたメディアを視聴者端末に伝送するパーソナライズメディア送信ステップ;を含
んで構成され、
ストリーマの画像は全ての視聴者端末に公開され、視聴者の画像はストリーマ端末にのみ公開されるようにすることを特徴とする、ライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項11】
前記
受信メディア制御ステップは、
前記識別された端末がストリーマ端末であれば、ビデオとオーディオが受信されるように制御し、
前記識別された端末が視聴者端末であれば、視聴者端末の等級によってビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストが選択的に受信されるように制御するステップであることを特徴とする、請求項10に記載のライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項12】
前記
受信メディア制御ステップにおいて、
視聴者端末のうちからストリーマによって選択された視聴者端末からオーディオが受信されるように制御することを特徴とする、請求項11に記載のライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項13】
前記
パーソナライズメディア生成ステップは、
視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせてストリーマ端末に伝送するメディアを生成し、
ストリーマ端末から受信したビデオおよびオーディオと視聴者端末から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて視聴者端末に伝送するメディアを生成するステップであることを特徴とする、請求項10に記載のライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項14】
前記
パーソナライズメディア生成ステップにおいて、
前記ストリーマ端末に伝送するメディアを生成するとき、視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストと、前記視聴者端末のうちからストリーマによって選択された視聴者端末から受信したオーディオとを組み合わせて、前記ストリーマ端末に伝送するメディアを生成することを特徴とする、請求項13に記載のライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項15】
前記パーソナライズメディア
送信ステップは、
ストリーマ端末で識別された端末に、前記パーソナライズメディア生成
ステップで生成された視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせて生成されたメディアを伝送し、
視聴者端末で識別された端末に、前記パーソナライズメディア生成
ステップで生成されたストリーマ端末から受信したビデオおよびオーディオと視聴者端末から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて生成されたメディアを伝送するステップであることを特徴とする、請求項10に記載のライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項16】
請求項10~15のいずれか一項に記載のライブストリーミングサービス提供方法を遂行するための、コンピュータープログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ライブストリーミングサービス提供装置および方法に関し、より詳細には、少数のストリーマと多数の視聴者がオンライン画像で連結されて円滑な双方向コミュニケーションを可能にするライブストリーミングサービス提供装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット技術の発達により、最近は様々なコンテンツをライブストリーミング(live streaming)するサービスが提供されている。
【0003】
ライブストリーミングは、既存のDASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)ストリーミングをライブメディア(live media)に適用したストリーミング方式であって、オンデマンドビデオコンテンツの場合とは異なり、ライブソース(live source)がリアルタイムで入力される。
【0004】
従来のライブストリーミングサービスは、リアルタイムでストリーマ(streamer)の画像を多数の視聴者(viewer)に一方向に放送し、視聴者はストリーマにライブストリーミングサービスで一緒に提供するライブチャット機能を通じてメッセージを送信する方式でコミュニケーションができる。
【0005】
一例として、歌手、俳優、運動選手、インフルエンサーなどのストリーマが従来のライブストリーミングサービスを利用して画像でファンミーティングを進行する場合、ストリーマは多数のファンが送信するライブチャットメッセージを見ながらファンミーティングを進行する。
【0006】
このように、ライブストリーミングサービスでは、ストリーマがライブチャットメッセージを見ながらファンミーティングを進行するが、場合によってはあまりにも多い量のライブチャットメッセージによりストリーマがライブチャットメッセージを十分に読むことができなくなるなど、円滑なコミュニケーションが行われ難い問題点がある。
【0007】
一方、ズーム(Zoom)、グーグル・ミート(Google Meet)などのようなビデオカンファレンスコールサービスでは、ストリーマと視聴者の区分なしに誰もが互いの画像を見ながらリアルタイムでコミュニケーションすることができる。
【0008】
このようなビデオカンファレンスコールサービスを通じて、画像でファンミーティングを進行する場合、ファンミーティングに入場したファンの顔が互いに不要に露出されてユーザ経験が阻害され、プライバシー侵害の懸念が発生するなどの問題点がある。
【0009】
これを避けるために、ストリーマがファンと一対一で画像を連結する場合、ファンは相対的に短い時間(約15秒~1分)の間だけストリーマと話し合うことができるが、ストリーマは視聴者の数に比例して一対一の画像連結に割かなければならない時間が延びる問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】韓国登録特許公報第10-2388670号(公告日2022.04.20.)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するために案出されたものであって、少数のストリーマと多数の視聴者がオンライン画像で連結されて円滑な双方向コミュニケーションを可能にするライブストリーミングサービス提供装置および方法を提供することにその目的がある。
【0012】
本発明の他の目的は、各視聴者に視聴者本人とストリーマの画像のみを提供して他の視聴者からプライバシーを保護しながらもストリーマと双方向コミュニケーションを可能にするライブストリーミングサービス提供装置および方法を提供することにある。
【0013】
本発明のさらに他の目的は、視聴者を複数の等級に分類し、等級によって視聴者に差別的な権限を適用して円滑な運営とストリーミング品質を保証することができるようにするライブストリーミングサービス提供装置および方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前述の目的を達成するための本発明によるライブストリーミングサービス提供装置は、接続された端末を識別し、識別された端末別に受信するメディアを制御する受信メディア制御部;前記受信メディア制御部の制御によって前記識別された端末別に許可されたメディアを受信するソースメディア受信部;前記ソースメディア受信部で受信したメディアを組み合わせて、前記識別された端末別に伝送するパーソナライズメディアを生成するパーソナライズメディア生成部;および前記パーソナライズメディア生成部で生成されたパーソナライズメディアを前記識別された端末別に伝送するパーソナライズメディア送信部;を含むことを特徴とする。
【0015】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供装置において、前記受信メディア制御部は、前記識別された端末がストリーマ端末であれば、ビデオとオーディオが受信されるように制御し、前記識別された端末が視聴者端末であれば、視聴者端末の等級によってビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストが選択的に受信されるように制御することを特徴とする。
【0016】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供装置において、前記受信メディア制御部は、視聴者端末のうちからストリーマによって選択された視聴者端末からオーディオが受信されるように制御することを特徴とする。
【0017】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供装置において、前記パーソナライズメディア生成部は、視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせてストリーマ端末に伝送するメディアを生成し、ストリーマ端末から受信したビデオおよびオーディオと視聴者端末から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて視聴者端末に伝送するメディアを生成することを特徴とする。
【0018】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供装置において、前記パーソナライズメディア生成部は、前記ストリーマ端末に伝送するメディアを生成するとき、視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストと、前記視聴者端末のうちからストリーマによって選択された視聴者端末から受信したオーディオとを組み合わせて、前記ストリーマ端末に伝送するメディアを生成することを特徴とする。
【0019】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供装置において、前記パーソナライズメディア送信部は、ストリーマ端末で識別された端末に、前記パーソナライズメディア生成部で生成された視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせて生成されたメディアを伝送し、視聴者端末で識別された端末に、前記パーソナライズメディア生成部で生成されたストリーマ端末から受信したビデオおよびオーディオと視聴者端末から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて生成されたメディアを伝送することを特徴とする。
【0020】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供装置において、前記ストリーマ端末は、前記パーソナライズメディア送信部から受信したメディアをストリーミングするが、ストリーミング画面は、ビデオが許可された複数の視聴者端末から受信したビデオをディスプレイする視聴者画面;および全ての視聴者端末から受信したライブチャットテキストをディスプレイするライブチャットウィンドウ;を含むことを特徴とする。
【0021】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供装置において、前記視聴者画面は、前記ビデオが許可された視聴者端末の個数によって画面が分割され、それぞれの分割画面は、前記ビデオが許可された視聴者端末から受信したビデオがディスプレイされる映像表示部;および前記ビデオが許可された視聴者端末から受信した固定テキストをディスプレイする固定テキストウィンドウ;を含むことを特徴とする。
【0022】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供装置において、前記視聴者端末は、前記パーソナライズメディア送信部から受信したメディアをストリーミングするが、ストリーミング画面は、ストリーマ端末から受信したビデオをディスプレイするストリーマ画面;および全ての視聴者端末から受信したライブチャットテキストをディスプレイするライブチャットウィンドウ;を含むことを特徴とする。
【0023】
また、前述の目的を達成するための本発明によるライブストリーミングサービス提供方法は、受信メディア制御部が、接続された端末を識別し、識別された端末別に受信するメディアを制御するステップ;ソースメディア受信部が、前記受信メディア制御部の制御によって前記識別された端末別に許可されたメディアを受信するステップ;パーソナライズメディア生成部が、前記ソースメディア受信部で受信したメディアを組み合わせて、前記識別された端末別に伝送するパーソナライズメディアを生成するステップ;およびパーソナライズメディア送信部が、前記パーソナライズメディア生成部で生成されたパーソナライズメディアを前記識別された端末別に伝送するステップ;を含むことを特徴とする。
【0024】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供方法において、前記識別された端末別に受信するメディアを制御するステップは、前記識別された端末がストリーマ端末であれば、ビデオとオーディオが受信されるように制御し、前記識別された端末が視聴者端末であれば、視聴者端末の等級によってビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストが選択的に受信されるように制御するステップであることを特徴とする。
【0025】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供方法において、前記識別された端末別に受信するメディアを制御するステップにおいて、視聴者端末のうちからストリーマによって選択された視聴者端末からオーディオが受信されるように制御することを特徴とする。
【0026】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供方法において、前記識別された端末別に伝送するパーソナライズメディアを生成するステップは、視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせてストリーマ端末に伝送するメディアを生成し、ストリーマ端末から受信したビデオおよびオーディオと視聴者端末から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて視聴者端末に伝送するメディアを生成するステップであることを特徴とする。
【0027】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供方法において、前記識別された端末別に伝送するパーソナライズメディアを生成するステップにおいて、前記ストリーマ端末に伝送するメディアを生成するとき、視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストと、前記視聴者端末のうちからストリーマによって選択された視聴者端末から受信したオーディオとを組み合わせて、前記ストリーマ端末に伝送するメディアを生成することを特徴とする。
【0028】
また、本発明によるライブストリーミングサービス提供方法において、前記パーソナライズメディアを前記識別された端末別に伝送するステップは、ストリーマ端末で識別された端末に、前記パーソナライズメディア生成部で生成された視聴者端末から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせて生成されたメディアを伝送し、視聴者端末で識別された端末に、前記パーソナライズメディア生成部で生成されたストリーマ端末から受信したビデオおよびオーディオと視聴者端末から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて生成されたメディアを伝送するステップであることを特徴とする。
【0029】
その他の実施形態の具体的な事項は、「発明を実施するための具体的な内容」および添付の「図面」に含まれている。
【0030】
本発明の利点および/または特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面とともに詳細に後述されている各種実施形態を参照すれば明確になるであろう。
【0031】
しかしながら、本発明は、以下で開示される各実施形態の構成のみに限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態でも具現されることもでき、単に、本明細書において開示したそれぞれの実施形態は、本発明の開示が完全になるようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に本発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、特許請求の範囲の各請求項の範疇によって定義されるだけであることを理解すべきである。
【発明の効果】
【0032】
本発明によると、少数のストリーマと多数の視聴者がオンライン画像で連結されて円滑な双方向コミュニケーションができるようになり、各視聴者に視聴者本人とストリーマの画像のみを提供して他の視聴者からプライバシーを保護しながらもストリーマと双方向コミュニケーションができるようになる。
【0033】
また、視聴者を複数の等級に分類し、等級によって視聴者に差別的な権限を適用して円滑な運営とストリーミング品質を保証することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本発明の一実施形態によるライブストリーミングサービス提供装置の構成を概略的に示す図面である。
【
図2-4】本発明の一実施形態によるライブストリーミングサービス提供装置の動作を例示的に説明するための図面である。
【
図5】本発明によってストリーマ端末が提供する画面を例示的に示す図面である。
【
図7-8】本発明の実施形態によって視聴者端末が提供する画面を例示的に示す図面である。
【
図9】本発明の一実施形態によるライブストリーミングサービス提供方法を説明するための処理図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
本発明を詳細に説明する前に、本明細書において使用された用語や単語は、通常的あるいは辞書的な意味に無条件で限定して解釈されてはならず、本発明の発明者が自分の発明を最も最善の方法で説明するために各種用語の概念を適切に定義して使用することができ、さらにこれらの用語や単語は、本発明の技術的思想に符合する意味と概念として解釈されなければならないことを理解すべきである。
【0036】
すなわち、本明細書において使用された用語は、本発明の好ましい実施形態を説明するために使用されるものであるだけであり、本発明の内容を具体的に限定しようとする意図で使用されたものではなく、これらの用語は、本発明の様々な可能性を考慮して定義された用語であることを理解すべきである。
【0037】
また、本明細書において、単数の表現は、文脈上明らかに異なる意味で指示しない限り、複数の表現を含んでよく、同様に複数で表現されているとしても単数の意味を含んでよいことを理解すべきである。
【0038】
本明細書の全体にわたって、ある構成要素が他の構成要素を「含む」と記載する場合には、特に反対される意味の記載がない限り、任意の他の構成要素を除くものではなく、任意の他の構成要素をさらに含むこともできるということを意味することができる。
【0039】
さらに、ある構成要素が他の構成要素の「内部に存在するか、連結されて設置される」と記載した場合には、この構成要素が他の構成要素と直接的に連結されているか、接触して設置されていてよく、一定の距離を置いて離隔して設置されていてもよく、一定の距離を置いて離隔して設置されている場合に対しては、該当構成要素を他の構成要素に固定乃至連結させるための第3の構成要素または手段が存在してもよく、この第3の構成要素または手段に対する説明は省略されてもよいことを理解すべきである。
【0040】
反面、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されているか、または「直接接続」されていると記載される場合には、第3の構成要素または手段が存在しないと理解すべきである。
【0041】
同様に、各構成要素間の関係を説明する他の表現、すなわち、「~間に」と「直ぐに~間に」、または「~に隣り合う」と「~に直接隣り合う」なども同様の趣旨を有するものと解釈されなければならない。
【0042】
また、本明細書において、「一面」、「他面」、「一側」、「他側」、「第1の」、「第2の」などの用語は、使用される場合、1つの構成要素に対してこの1つの構成要素が他の構成要素から明確に区別できるようにするために使用され、このような用語によって該当構成要素の意味が制限的に使用されるものではないことを理解すべきである。
【0043】
なお、本明細書において、「上」、「下」、「左」、「右」などの位置に関する用語は、使用される場合、該当構成要素に対して該当図面における相対的な位置を示しているものと理解しなければならず、これらの位置に対して絶対的な位置を特定しない限り、これらの位置関連用語が絶対的な位置を言及しているものと理解してはならない。
【0044】
さらに、本発明の明細書においては、「…部」、「…基」、「モジュール」、「装置」などの用語は、使用される場合、1つ以上の機能や動作を処理することができる単位を意味し、これらは、ハードウェアまたはソフトウェア、あるいはハードウェアとソフトウェアの結合で具現されることができることを理解すべきである。
【0045】
また、本明細書においては、各図面の各構成要素に対してその図面符号を明記するにあたり、同一の構成要素に対してはこの構成要素がたとえ他の図面に表示されても、同一の図面符号を有するように、すなわち、明細書全体にわたって同一の参照符号は同一の構成要素を指示している。
【0046】
本明細書に添付の図面において、本発明を構成する各構成要素のサイズ、位置、結合関係などは、本発明の思想を十分に明確に伝達することができるようにするために、または説明の便宜のために、一部誇張または縮小するか、あるいは省略されて記述されていてよく、したがって、その比例や縮尺は厳密でないことがある。
【0047】
また、以下において、本発明を説明するにあたり、本発明の要旨を不要に曇らす可能性があると判断される構成、例えば、従来技術を含む公知技術に対する詳細な説明は、省略することができる。
【0048】
以下においては、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態によるライブストリーミングサービス提供装置および方法について詳細に説明する。
【0049】
図1は、本発明の一実施形態によるライブストリーミングサービス提供装置の構成を概略的に示す図面であり、
図2~
図4は、本発明の一実施形態によるライブストリーミングサービス提供装置の動作を例示的に説明するための図面である。
【0050】
図1に図示するように、本発明の一実施形態によるライブストリーミングサービス提供装置100は、受信メディア制御部110、ソースメディア受信部120、パーソナライズメディア生成部130、パーソナライズメディア送信部140などを含んでなり得る。
【0051】
このような構成において、受信メディア制御部110は、ライブストリーミングサービスを提供されようとする端末200、300が有/無線インターネット網などを介して接続されると、接続された端末200、300を識別し、識別された端末別に受信するメディアを制御することができる(
図2参照)。
【0052】
ここで、接続された端末200、300の識別は、端末ユーザのIDで識別されてよく、これに限定されるものではない。
【0053】
本発明の一実施形態において、端末200、300は、大きくストリーマ端末200と視聴者端末300とに区分されることができ、視聴者端末300はさらに等級によって区分されることができる。
【0054】
本発明の実施形態において、視聴者端末300は、2つの等級(例えば、VIP等級、A等級)、3つの等級(例えば、VIP等級、S等級、A等級)、5つの等級(例えば、VIP等級、R等級、S等級、A等級、B等級)などに区分されることができるが、これに限定されるものではない。
【0055】
ここで、視聴者端末300の等級は、端末ユーザが購入した座席の等級に対応することができ、端末ユーザが購入した有料アイテムによって決定することができるが、これに限定されるものではない。
【0056】
本発明の実施形態においては、
図1に図示するように、ストリーマ端末200とVIP等級に対応する視聴者端末300-1がそれぞれ1台ずつ図示されているが、これは、1つの実施形態であって、これに限定されるものではなく、ストリーマ端末200とVIP等級に対応する視聴者端末300-1は、それぞれ複数個で具現されることができる。
【0057】
先に説明したように、受信メディア制御部110は、識別された端末別に受信するメディアを制御するが、識別された端末がストリーマ端末200である場合には、該当ストリーマ端末200に対してはビデオとオーディオが受信されるように制御することができる。これにより、ストリーマ端末200はオーディオとビデオを活性化することができる。
【0058】
また、識別された端末が視聴者端末300である場合には、視聴者端末300の等級によってビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストが選択的に受信されるように制御することができる。
【0059】
例えば、視聴者端末300が2個の等級(VIP等級、A等級)に区分される場合、VIP等級に対応する視聴者端末300-1に対してはビデオと固定テキスト、ライブチャットテキストが受信されるように制御し、A等級に対応する視聴者端末300-2、…、300-Nに対しては、ライブチャットテキストのみが受信されるように制御することができる。これにより、VIP等級に対応する視聴者端末300-1は、ビデオは活性化し、オーディオは非活性化することができ、A等級に対応する視聴者端末300-2、…、300-Nはビデオとオーディオを全て非活性化することができる。
【0060】
また、受信メディア制御部110は、ストリーマと視聴者がオンラインで連結されて双方向コミュニケーションを遂行している間に、視聴者端末300のうちから、具体的には最も高い等級に該当するVIP等級視聴者端末300-1のうち一例として、手を挙げる機能、マイク要請などを通じてストリーマに対話を要請してストリーマから対話要請を受け入れた視聴者端末300-1に対しては、ビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストだけでなくオーディオも一緒に受信されるように制御することができる。このとき、受信メディア制御部110は、ストリーマによって対話が受け入れられた視聴者端末300-1のオーディオが既設定された時間だけ受信されるように制御することができる。
【0061】
前述のとおり、本発明の実施形態においては、ストリーマによって対話が受け入れられた視聴者端末300-1に対してのみオーディオが受信されるようにすることで、視聴者のオーディオが重なることを防止することができるようになる。
【0062】
一方、ソースメディア受信部120は、受信メディア制御部110の制御により識別された端末別に許可されたメディアを受信することができる(
図3参照)。
【0063】
具体的に、ストリーマ端末200で識別された端末からはオーディオとビデオを受信することができる。
【0064】
そして、視聴者端末300で識別された端末からは視聴者端末300の等級によってビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストが選択的に受信することができる。例えば、VIP等級に該当する視聴者端末300-1からはビデオと固定テキスト、ライブチャットテキストを受信し、A等級に該当する視聴者端末300-2、…、300-Nからはライブチャットテキストを受信することができる。このとき、ソースメディア受信部120は、視聴者端末300のうちからストリーマから対話を受け入れ、オーディオ受信が許可された視聴者端末300-1からはオーディオも一緒に受信することができる。
【0065】
一方、パーソナライズメディア生成部130は、ソースメディア受信部120で受信したメディアを組み合わせて、識別された端末別に伝送するパーソナライズメディアを生成することができる。
【0066】
具体的に、視聴者端末300から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせてストリーマ端末200に伝送するメディアを生成するが、視聴者端末300の等級によってVIP等級に該当する視聴者端末300-1から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキスト、A等級に該当する視聴者端末300-2、…、300-Nから受信したライブチャットテキストを組み合わせてストリーマ端末200に伝送するメディアを生成することができる。ここで、ストリーマ端末200に伝送するメディアを生成するとき、視聴者端末300のうちからストリーマから対話を受け入れ、オーディオ受信が許可された視聴者端末300-1が存在する場合、パーソナライズメディア生成部130はVIP等級に該当する視聴者端末300-1から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキスト、A等級に該当する視聴者端末300-2、…、300-Nから受信したライブチャットテキスト、ストリーマから対話を受け入れ、オーディオ受信が許可された視聴者端末300-1から受信したオーディオを組み合わせてストリーマ端末200に伝送するメディアを生成することができる。
【0067】
また、パーソナライズメディア生成部130は、ストリーマ端末200に伝送するメディアを生成するとき、VIP等級に該当する視聴者端末300-1から受信したビデオがディスプレイされる画面位置を制御することができる。例えば、VIP等級に該当する視聴者端末300-1が12個であると仮定すると、12個のビデオがディスプレイされる画面位置を制御することができる。
【0068】
このとき、パーソナライズメディア生成部130は、接続される順番どおり順次にディスプレイ画面位置を割り当ててもよく、任意に割り当ててもよい。また、画面位置別に等級を付与し、ファンミーティングなどのサービス進行時に接続される順番に応じて先に接続した視聴者に等級の高い位置を割り当ててもよく、前売り順によって早期前売りを急いだ視聴者に等級の高い位置を割り当ててもよく、ライブストリーミングサービス利用指数によってライブストリーミングサービスを頻繁に利用した視聴者に等級の高い位置を割り当ててもよく、これに限定されるものではない。
【0069】
ここで、画面位置別の等級は、ディスプレイ画面の中央部分に高い等級を付与し、中央部分から外郭の枠部分に行くほど等級が低くなるように等級を付与することができ、これに限定されるものではない。
【0070】
そして、パーソナライズメディア生成部130は、ストリーマ端末200から受信したビデオおよびオーディオと等級に関係なく、全ての視聴者端末300から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて視聴者端末300に伝送するメディアを生成することができる。
【0071】
視聴者端末300に伝送するメディアを生成するとき、視聴者端末300のうちからストリーマから対話が受け入れられ、オーディオ受信が許可された視聴者端末300-1が存在する場合、パーソナライズメディア生成部130は、ストリーマ端末200から受信したビデオおよびオーディオ、全ての視聴者端末300から受信したライブチャットテキスト、ストリーマから対話を受け入れ、オーディオ受信が許可された視聴者端末300-1から受信したオーディオを組み合わせて視聴者端末300に伝送するメディアを生成することができる。
【0072】
また、視聴者端末300に伝送するメディアを生成するとき、パーソナライズメディア生成部130は、ストリーマ端末200から複数個のビデオが受信または複数のストリーマ端末200からそれぞれビデオが受信され、VIP等級に該当する視聴者端末300-1から受信されようとするビデオが選択された場合、VIP等級に該当する視聴者端末300-1から選択されたビデオ、ストリーマ端末200から受信されるオーディオ、視聴者端末300から受信したライブチャットテキストを組み合わせて、該当視聴者端末300に伝送するメディアを生成することができる。
【0073】
例えば、ストリーマがA、B、C、Dの4人であると仮定すると、ストリーマA、B、C、Dのそれぞれを撮影した4つのビデオとストリーマA、B、C、Dのいずれもを一緒に撮影した1つのビデオが受信され、VIP等級に該当する視聴者端末300-1からストリーマAが撮影されたビデオとストリーマA、B、C、Dのいずれもが一緒に撮影されたビデオが選択された場合、VIP等級に該当する視聴者端末300-1から選択されたストリーマAが撮影されたビデオとストリーマA、B、C、Dのいずれもが一緒に撮影されたビデオ、ストリーマ端末200から受信されるオーディオ、視聴者端末300から受信したライブチャットテキストを組み合わせて、該当視聴者端末300-1に伝送するメディアを生成することができる。
【0074】
一方、パーソナライズメディア送信部140は、パーソナライズメディア生成部130で生成されたパーソナライズメディアを識別された端末別に伝送することができる(
図4参照)。
【0075】
具体的に、パーソナライズメディア生成部130で生成されたストリーマ端末200に伝送するメディア、すなわち、等級に関係なく、全ての視聴者端末300から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせて生成されたメディアをストリーマ端末200で識別された端末に伝送することができる。このとき、ストリーマから対話を受け入れ、オーディオ受信が許可された視聴者端末300-1が存在する場合、パーソナライズメディア送信部140はパーソナライズメディア生成部130で生成された等級に関係なく、全ての視聴者端末300から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストとストリーマによってオーディオ受信が許可された視聴者端末300-1から受信したオーディオとを組み合わせて生成されたメディアをストリーマ端末200に伝送することができる。
【0076】
そして、パーソナライズメディア生成部130で生成された視聴者端末300に伝送するメディア、すなわち、ストリーマ端末200から受信したビデオおよびオーディオと等級に関係なく、全ての視聴者端末300から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて生成されたメディアを視聴者端末300で識別された端末に伝送することができる。このとき、ストリーマから対話を受け入れ、オーディオ受信が許可された視聴者端末300-1が存在する場合、パーソナライズメディア送信部140は、パーソナライズメディア生成部130で生成されたストリーマ端末200から受信したビデオおよびオーディオ、全ての視聴者端末300から受信したライブチャットテキスト、ストリーマから対話を受け入れ、オーディオ受信が許可された視聴者端末300-1から受信したオーディオを組み合わせて生成されたメディアを視聴者端末300に伝送することができる。ここで、パーソナライズメディア送信部140は、視聴者端末300の等級によってVIP等級に対応する視聴者端末300-1にはオーディオ受信が許可された視聴者端末300-1から受信したオーディオを組み合わせて生成されたメディアを伝送し、A等級に対応する視聴者端末300-2、…、300-Nにはオーディオ受信が許可された視聴者端末300-1から受信したオーディオが含まれないメディアを伝送することができる。
【0077】
図5は、本発明によってストリーマ端末が提供する画面を例示的に示す図面であり、ストリーマ端末200は、パーソナライズメディア送信部140から受信したメディア、すなわち、パーソナライズメディア生成部130で生成されたストリーマ端末200に伝送するメディアをストリーミングしてユーザに提供することができる。
【0078】
図5に図示するように、ストリーマ端末200が提供する画面210は、ストリーマが視聴者を一目に見ることができるようにビデオが許可された複数の視聴者端末300-1から受信したビデオをディスプレイする視聴者画面211とビデオが許可された複数の視聴者端末300-1から受信したライブチャットテキストをディスプレイするライブチャットウィンドウ215を含んでなり得る。
【0079】
視聴者画面211は、ビデオが許可された視聴者端末300-1の個数によって画面が分割され、それぞれの分割画面213にビデオが許可された視聴者端末300-1から受信したビデオがディスプレイされることができる。例えば、ビデオが許可された視聴者端末300-1が10個であると仮定すると、視聴者画面211は10個の画面に分割されることができる。
【0080】
また、視聴者画面211は、ビデオが許可された視聴者端末300-1の個数とストリーマ端末200から受信されるビデオの個数によって画面が分割され、それぞれの分割画面213にビデオが許可された視聴者端末300-1から受信したビデオとストリーマ端末200から受信されるビデオがディスプレイされることができる。例えば、ビデオが許可された視聴者端末300-1が10個であり、ストリーマ端末200から受信されるビデオが2個であると仮定すると、視聴者画面211は12個の画面に分割されることができる。
【0081】
ここで、それぞれの分割画面213にディスプレイされるビデオの位置は、先に説明したようにパーソナライズメディア生成部130によって決定されることができる。
【0082】
本発明の実施形態においては、
図5に図示するように、1つのディスプレイ画面にビデオが許可された全ての視聴者端末300-1から受信したビデオをディスプレイすることを例に説明したが、ストリーマが視聴者の顔を大きく見えるように複数のディスプレイ画面に分けてディスプレイすることもできる。
【0083】
図6は、
図5の分割画面を例示的に示す図面であり、それぞれの分割画面213は、ビデオが許可された視聴者端末300-1、例えば、VIP等級に対応する視聴者端末300-1から受信したビデオがディスプレイされることができる。
図6に図示するように、それぞれの分割画面213は、ビデオが許可された視聴者端末300-1から受信したビデオをディスプレイする映像表示部213-1、ビデオが許可された視聴者端末300-1から受信した固定テキストをディスプレイする固定テキストウィンドウ213-3、ビデオが許可された視聴者端末300-1のオーディオ状態(活性化/非活性化)を示すオーディオ状態ウィンドウ213-5、視聴者のニックネームを示すニックネーム表示ウィンドウ213-7を含んでなり得る。
【0084】
ここで、固定テキストは、ビデオが許可された視聴者がストリーマに伝達しようとするメッセージであって、ストリーマは、固定テキストウィンドウ213-3を介して視聴者と円滑なコミュニケーションを遂行することができるようになる。
【0085】
図7および
図8は、本発明の実施形態によって視聴者端末が提供する画面を例示的に示す図面であり、視聴者端末300は、パーソナライズメディア送信部140から受信したメディア、すなわち、パーソナライズメディア生成部130で生成された視聴者端末300に伝送するメディアをストリーミングしてユーザに提供することができる。
【0086】
視聴者端末300が提供する画面310は、視聴者端末300の等級によって画面構成が異なるように設定されることができる。
【0087】
例えば、視聴者端末300がビデオが許可された視聴者端末、例えば、VIP等級に対応する視聴者端末300-1である場合には、
図7に図示するように、ストリーマ端末200から受信したビデオをディスプレイするストリーマ画面311、視聴者端末300-1に備えられたカメラを通じて獲得した視聴者を撮影したビデオをディスプレイする視聴者画面315、全ての視聴者端末300から受信したライブチャットテキストをディスプレイするライブチャットウィンドウ313を含んでなり得る。
【0088】
そして、視聴者端末300がビデオが許可されていない視聴者端末、例えば、A等級に対応する視聴者端末300-2、…、300-Nである場合には、
図8に図示するように、ストリーマ端末200から受信したビデオをディスプレイするストリーマ画面311、全ての視聴者端末300から受信したライブチャットテキストをディスプレイするライブチャットウィンドウ313を含んでなり得る。
【0089】
図9は、本発明の一実施形態によるライブストリーミングサービス提供方法を説明するための処理図である。
【0090】
本発明の一実施形態によるライブストリーミングサービス提供方法は、
図1に図示されたライブストリーミングサービス提供装置100と実質的に同一の構成上で進行されるので、
図1のライブストリーミングサービス提供装置100と同一の構成要素に対して同一の図面符号を付与し、繰り返す説明は省略することにする。
【0091】
まず、ステップS10において、受信メディア制御部110は、ライブストリーミングサービスを提供されようとする端末200、300が有/無線インターネット網などを介して接続されると、接続された端末200、300を識別し、識別された端末別に受信するメディアを制御することができる。
【0092】
上記のステップS10において、受信メディア制御部110は、識別された端末別に受信するメディアを制御するが、識別された端末がストリーマ端末200である場合には、該当ストリーマ端末200に対してはビデオとオーディオが受信されるように制御することができ、識別された端末が視聴者端末300である場合には、視聴者端末300の等級によってビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストが選択的に受信されるように制御することができる。
【0093】
例えば、視聴者端末300が2個の等級(VIP等級、A等級)に区分される場合、VIP等級に対応する視聴者端末300-1に対してはビデオと固定テキスト、ライブチャットテキストが受信されるように制御し、A等級に対応する視聴者端末300-2、…、300-Nに対してはライブチャットテキストのみが受信されるように制御することができる。
【0094】
その後、ステップS20において、ソースメディア受信部120は、上記のステップS10を介した受信メディア制御部110の制御によって識別された端末別に許可されたメディアを受信することができる。
【0095】
上記のステップS20において、ソースメディア受信部120は、ストリーマ端末200で識別された端末からはオーディオとビデオを受信することができ、視聴者端末300で識別された端末からは視聴者端末300の等級によってビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストが選択的に受信することができる。
【0096】
例えば、VIP等級に該当する視聴者端末300-1からはビデオと固定テキスト、ライブチャットテキストを受信し、A等級に該当する視聴者端末300-2、…、300-Nからはライブチャットテキストを受信することができる。
【0097】
ステップS30において、パーソナライズメディア生成部130は、上記のステップS20を介してソースメディア受信部120で受信したメディアを組み合わせて、識別された端末別に伝送するパーソナライズメディアを生成することができる。
【0098】
上記のステップS30において、パーソナライズメディア生成部130は、視聴者端末300から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせてストリーマ端末200に伝送するメディアを生成するが、視聴者端末300の等級によってVIP等級に該当する視聴者端末300-1から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキスト、A等級に該当する視聴者端末300-2、…、300-Nから受信したライブチャットテキストを組み合わせてストリーマ端末200に伝送するメディアを生成することができる。
【0099】
上記のステップS30において、パーソナライズメディア生成部130は、ストリーマ端末200に伝送するメディアを生成するとき、VIP等級に該当する視聴者端末300-1から受信したビデオがディスプレイされる画面位置を制御することができる。
【0100】
このとき、パーソナライズメディア生成部130は、接続される順番どおり順次にディスプレイ画面位置を割り当ててもよく、任意に割り当ててもよい。また、画面位置別に等級を付与し、ファンミーティングなどのサービス進行時に接続される順番によって先に接続した視聴者に等級の高い位置を割り当ててもよく、前売り順によって早期前売りを急いだ視聴者に等級の高い位置を割り当ててもよく、ライブストリーミングサービス利用指数によってライブストリーミングサービスを頻繁に利用した視聴者に等級の高い位置を割り当ててもよく、これに限定されるものではない。
【0101】
上記のステップS30において、パーソナライズメディア生成部130は、ストリーマ端末200から受信したビデオおよびオーディオと等級に関係なく、全ての視聴者端末300から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて視聴者端末300に伝送するメディアを生成することができる。
【0102】
上記のステップS30において、パーソナライズメディア生成部130は、視聴者端末300に伝送するメディアを生成するとき、ストリーマ端末200から複数個のビデオが受信または複数のストリーマ端末200からそれぞれビデオが受信され、VIP等級に該当する視聴者端末300-1から受信されようとするビデオが選択された場合、VIP等級に該当する視聴者端末300-1から選択されたビデオ、ストリーマ端末200から受信されるオーディオ、視聴者端末300から受信したライブチャットテキストを組み合わせて、VIP等級に該当する視聴者端末300-1に伝送するメディアを生成することができる。
【0103】
ステップS40において、パーソナライズメディア送信部140は、パーソナライズメディア生成部130で生成されたパーソナライズメディアを識別された端末別に伝送することができる。
【0104】
上記のステップS40において、パーソナライズメディア送信部140は、パーソナライズメディア生成部130で生成されたストリーマ端末200に伝送するメディア、すなわち、等級に関係なく、全ての視聴者端末300から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストを組み合わせて生成されたメディアをストリーマ端末200で識別された端末に伝送することができる。
【0105】
また、上記のステップS40において、パーソナライズメディア送信部140は、パーソナライズメディア生成部130で生成された視聴者端末300に伝送するメディア、すなわち、ストリーマ端末200から受信したビデオおよびオーディオと等級に関係なく、全ての視聴者端末300から受信したライブチャットテキストとを組み合わせて生成されたメディアを視聴者端末300で識別された端末に伝送することができる。
【0106】
前述のステップS10~ステップS40を介してストリーマと視聴者がオンラインで連結されて双方向コミュニケーションを遂行する間、視聴者端末300のうちから、具体的には最も高い等級に該当するVIP等級視聴者端末300-1のうちから一例として、手を挙げる機能、マイク要請などを通じてストリーマに対話を要請することができ、ストリーマによって対話が受け入れられた視聴者端末300-1が発生するようになれば、受信メディア制御部110はストリーマから対話が受け入れられた視聴者端末300-1に対しては、ビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストだけでなく、オーディオも一緒に受信されるように制御することができる。このとき、ストリーマによって対話が受け入れられた視聴者端末300-1のオーディオは、既設定された時間だけ受信されるように制御されることができる。
【0107】
前述のとおり、ストリーマによって対話が受け入れられた視聴者端末300-1のオーディオが受信されるように受信メディア制御部110が制御すると、ソースメディア受信部120は該当視聴者端末300-1からオーディオも一緒に受信できるようになる。
【0108】
そして、パーソナライズメディア生成部130は、ストリーマ端末200に伝送するメディアを生成するとき、ストリーマによって対話が受け入れられた視聴者端末300-1から受信したオーディオも一緒に組み合わせてストリーマ端末200に伝送するメディアを生成することができる。
【0109】
具体的に、VIP等級に該当する視聴者端末300-1から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキスト、A等級に該当する視聴者端末300-2、…、300-Nから受信したライブチャットテキスト、ストリーマによって対話が受け入れられた視聴者端末300-1から受信したオーディオを組み合わせてストリーマ端末200に伝送するメディアを生成することができる。
【0110】
また、パーソナライズメディア生成部130は、視聴者端末300に伝送するメディアを生成するとき、ストリーマによって対話が受け入れられた視聴者端末300-1から受信したオーディオも一緒に組み合わせて視聴者端末300に伝送するメディアを生成することができる。
【0111】
具体的に、ストリーマ端末200から受信したビデオおよびオーディオ、全ての視聴者端末300から受信したライブチャットテキスト、ストリーマから対話を受け入れ、オーディオ受信が許可された視聴者端末300-1から受信したオーディオを組み合わせて視聴者端末300に伝送するメディアを生成することができる。
【0112】
一方、パーソナライズメディア送信部140は、パーソナライズメディア生成部130で生成された等級に関係なく、全ての視聴者端末300から受信したビデオ、固定テキスト、ライブチャットテキストとストリーマによってオーディオ受信が許可された視聴者端末300-1から受信したオーディオを組み合わせて生成されたメディアをストリーマ端末200に伝送することができる。
【0113】
そして、パーソナライズメディア生成部130で生成されたストリーマ端末200から受信したビデオおよびオーディオ、全ての視聴者端末300から受信したライブチャットテキスト、ストリーマによってオーディオ受信が許可された視聴者端末300-1から受信したオーディオを組み合わせて生成されたメディアを視聴者端末300に伝送することができる。ここで、パーソナライズメディア送信部140は、視聴者端末300の等級によってVIP等級に対応する視聴者端末300-1にはオーディオ受信が許可された視聴者端末300-1から受信したオーディオが含まれたメディアを伝送し、A等級に対応する視聴者端末300-2、…、300-Nにはオーディオ受信が許可された視聴者端末300-1から受信したオーディオが含まれないメディアを伝送することができる。
【0114】
本発明によるライブストリーミングサービス提供方法は、アプリケーションで具現されるか、様々なコンピュータ構成要素を通じて遂行されることができるプログラムコマンドの形態で具現されて、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されることができる。前記コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、プログラムコマンド、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。
【0115】
前記コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されるプログラムコマンドは、本発明のために特別に設計されて構成されたものであり、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知になって使用可能なものであってもよい。
【0116】
コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラムコマンドを保存して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。
【0117】
プログラムコマンドの例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行されることができる高級言語コードも含まれる。
【0118】
以上において検討したように、本発明の実施形態においては、少数のストリーマと多数の視聴者がオンライン画像で連結されて双方向コミュニケーションを遂行するようになるので、言語的なコミュニケーションだけでなく、非言語的なコミュニケーション(表情と行動)を通じても双方向コミュニケーションが可能になる。
【0119】
また、ストリーマの画像は全ての視聴者に公開されるのに対し、視聴者の画像は視聴者本人とストリーマにのみ公開されるようにして、他の視聴者からプライバシーを保護されることができるようになる。
【0120】
また、視聴者を複数の等級に分類し、等級によって視聴者に差別的な権限を適用して円滑な運営とストリーミング品質を保証することができるようになる。
【0121】
以上、一部の例を挙げて本発明の好ましい様々な実施形態について説明したが、本「発明を実施するための具体的な内容」項目に記載された様々な多様な実施形態に関する説明は例示的なものに過ぎず、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、以上の説明から本発明を多様に変形して実施するか、または本発明と均等な実施を行うことができるという点をよく理解しているであろう。
【0122】
また、本発明は、他の様々な形態で具現されることができるため、本発明は上述した説明によって限定されるものではなく、以上の説明は本発明の開示内容が完全になるようにするためのものであって、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に本発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものに過ぎず、本発明は、特許請求の範囲の各請求項によって定義されるだけであることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0123】
100・・・ライブストリーミングサービス提供装置
110・・・受信メディア制御部
120・・・ソースメディア受信部
130・・・パーソナライズメディア生成部
140・・・パーソナライズメディア送信部
200・・・ストリーマ端末
300・・・視聴者端末
【要約】 (修正有)
【課題】少数のストリーマと多数の視聴者がオンライン画像で連結されて視聴者のプライバシーを保護しながらも円滑な双方向コミュニケーションを可能にするライブストリーミングサービス提供装置および方法を提供する。
【解決手段】ライブストリーミングサービス提供装置100は、接続された端末を識別し、識別した端末別に受信するメディアを制御する受信メディア制御部、受信メディア制御部の制御が識別した端末別に許可されたメディアを受信するソースメディア受信部、ソースメディア受信部で受信したメディアを組み合わせて、識別された端末別に伝送するパーソナライズメディアを生成するパーソナライズメディア生成部およびパーソナライズメディア生成部が生成したパーソナライズメディアを識別された端末別に伝送するパーソナライズメディア送信部を含む。
【選択図】
図1