(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-30
(45)【発行日】2024-11-08
(54)【発明の名称】ダウンリンク制御情報(DCI)ベースのトリガ測位基準信号(PRS)
(51)【国際特許分類】
H04W 64/00 20090101AFI20241031BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20241031BHJP
【FI】
H04W64/00 173
H04W72/232
(21)【出願番号】P 2022544760
(86)(22)【出願日】2020-11-23
(86)【国際出願番号】 US2020061833
(87)【国際公開番号】W WO2021154373
(87)【国際公開日】2021-08-05
【審査請求日】2023-10-23
(32)【優先日】2020-01-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GR
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【氏名又は名称】岡田 貴志
(72)【発明者】
【氏名】マノラコス、アレクサンドロス
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ワンシ
(72)【発明者】
【氏名】ドゥアン、ウェイミン
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0111880(US,A1)
【文献】Qualcomm Incorporated,Remaining details on UE & gNB measurements for NR Positioning[online],3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1912975,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_99/Docs/R1-1912975.zip>,2019年11月09日
【文献】Nokia,Introduction of NR positioning support[online],3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1913662,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_99/Docs/R1-1913662.zip>,2019年12月06日
【文献】Intel Corporation,Resolution of Remaining Opens for NR Positioning DL PRS Design[online],3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1912228,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_99/Docs/R1-1912228.zip>,2019年11月09日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
サービング送信受信ポイント(TRP)から、測位基準信号(PRS)を測定するように前記UEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、ここにおいて、前記DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、
前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または前記1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記測定することは、前記1つもしくは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
送信受信ポイント(TRP)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)に、測位基準信号(PRS)を測定するように前記UEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を送信することと、ここにおいて、前記DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、
前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または前記1つもしくは複数のTRP上で前記PRSを送信することと
を備える、方法。
【請求項4】
前記コードポイントは、1つまたは複数のトリプレットに関連付けられ、各トリプレットは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなり、
各トリプレットは、1つのPRSリソースをトリガするために使用され、任意で、前記TRPツーPRSリソースセット識別子は、それが同じTRPからの1つまたは複数のダウンリンクPRSリソースセットに関連付けられるように定義される、
請求項
1または3に記載の方法。
【請求項5】
前記コードポイントは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、
各タプルは、1つまたは複数のPRSリソースセットをトリガするために使用される、または、
前記コードポイントは、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、
各タプルは、1つのPRSリソースをトリガするために使用される、または、
前記コードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースセット識別子に関連付けられ、
各PRSリソースセット識別子は、1つのPRSリソースセットをトリガするために使用される、
請求項
1または3に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数のPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信され、任意で、前記1つのTRPは、前記UEのためのサービングTRPである、請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記コードポイントは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように前記UEをトリガするために前記1つまたは複数の測位周波数レイヤの1つまたは複数の識別子に関連付けられる、または、
前記コードポイントは、前記1つまたは複数のTRPの測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように前記UEをトリガするために前記1つまたは複数のTRPの1つまたは複数のTRPツーPRSリソースセット識別子に関連付けられる、請求項
1または3に記載の方法。
【請求項8】
前記コードポイントの第1の値は、前記1つもしくは複数のPRSリソースをトリガするか、前記コードポイントの第2の値は、前記1つもしくは複数のPRSリソースセットをトリガするか、前記コードポイントの第3の値は、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤをトリガするか、前記コードポイントの第4の値は、前記1つもしくは複数のTRPをトリガするか、またはそれらの任意の組合せであり、任意で、前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、および前記1つもしくは複数のTRPをトリガする前記第1の値、前記第2の値、前記第3の値、および前記第4の値は、前記UEの能力に基づき、任意で、前記UEの前記能力は、周波数範囲に固有のものであるか、または周波数帯域に固有のものである、請求項1または3に記載の方法。
【請求項9】
前記コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースをトリガするために使用され、
前記コードポイントは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる前記複数のPRSリソースに基づいて前記複数のPRSリソースのための測定ギャップにさらに関連付けられる、
請求項1または3に記載の方法。
【請求項10】
前記測定ギャップへの前記コードポイントの前記関連付けは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる前記複数のPRSリソースに基づいて暗黙的である、または、サービングTRPまたはロケーションサーバによって前記UEに明示的に構成される、または、前記測定ギャップは、前記複数のPRSリソースの各PRSリソースの前の1つまたは複数のシンボルで開始し、前記複数のPRSリソースの各PRSリソースの後の1つまたは複数のシンボルで終了する複数のシンボルを備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記DCIは、前記UEを含むUEのグループに共通であり、任意で、前記DCIは、複数のペイロードブロックを含み、前記複数のペイロードブロックの各々は、1つまたは複数のPRSインジケータを含み、前記PRSインジケータの各々は、UEまたはUEのグループに関連付けられる、請求項1または3に記載の方法。
【請求項12】
各PRSインジケータは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSを測定するように前記関連するUEまたはUEのグループをトリガし、任意で、第2の複数のペイロードブロックは、1つもしくは複数のPRSリソースの前記セット、1つもしくは複数のPRSリソースセットの前記セット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤの前記セット、1つもしくは複数のTRPの前記セット、またはそれらの任意の組合せ上の前記PRSの周波数間測定のための測定ギャップのためのインジケータを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
ロケーションサーバまたはサービングTRPから、前記PRSを測定するように前記UEをトリガするためのコマンドを受信すること
をさらに備える、請求項1または3に記載の方法。
【請求項14】
装置であって、
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリと前記少なくとも1つのトランシーバとに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1乃至
2のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された、装置。
【請求項15】
装置であって、
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリと前記少なくとも1つのトランシーバとに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項
3乃至13のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された、装置。
【請求項16】
コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、請求項1乃至
2のいずれか一項に記載の方法を実行するようにプロセッサに命令する命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項17】
コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、請求項
3乃至13のいずれか一項に記載の方法を実行するようにプロセッサに命令する命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001] 本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2020年1月29日に出願された「DOWNLINK CONTROL INFORMATION (DCI)-BASED TRIGGERED POSITIONING REFERENCE SIGNALS (PRS)」と題するギリシャ特許出願第20200100040号の優先権を米国特許法第119条の下で主張する。
【0002】
[0002] 本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] ワイヤレス通信システムは、第1世代アナログワイヤレス電話サービス(1G)と、(中間の2.5Gおよび2.75Gネットワークを含む)第2世代(2G)デジタルワイヤレス電話サービスと、第3世代(3G)高速データ、インターネット対応ワイヤレスサービスと、第4世代(4G)サービス(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))(登録商標)またはWiMax(登録商標))とを含む、様々な世代を通して発展してきた。現在、セルラーおよびパーソナル通信サービス(PCS)システムを含む、使用されている多くの異なるタイプのワイヤレス通信システムがある。知られているセルラーシステムの例は、セルラーアナログアドバンストモバイルフォンシステム(AMPS)、および符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などに基づくデジタルセルラーシステムを含む。
【0004】
[0004] 新無線(NR)とも呼ばれる第5世代(5G)ワイヤレス規格は、改善の中でも、より高いデータ転送速度と、より多い数の接続と、より良いカバレージとを必要とする。次世代モバイルネットワークアライアンスによる5G規格は、数万人のユーザの各々に数十メガビット毎秒のデータレートを与え、オフィスフロア上の数十人の労働者に1ギガビット毎秒のデータレートを与えるように設計されている。大きいセンサー展開をサポートするために、数十万の同時接続がサポートされるべきである。したがって、5Gモバイル通信のスペクトル効率(spectral efficiency)は、現在の4G規格と比較して著しく拡張されるべきである。さらに、現在の規格と比較して、シグナリング効率(signaling efficiency)が拡張されるべきであり、レイテンシ(latency)が大幅に低減されるべきである。
【発明の概要】
【0005】
[0005] 以下は、本明細書で開示される1つまたは複数の態様に関係する簡略化された概要を提示する。したがって、以下の概要は、すべての企図された態様に関係する広範な概要と見なされるべきではなく、また、以下の概要は、すべての企図された態様に関係するキーまたは重要な要素を識別するか、あるいは特定の態様に関連する範囲を定めるものと見なされるべきではない。したがって、以下の概要は、以下で提示される発明を実施するための形態に先行して、簡略化された形で、本明細書で開示される機構に関係する1つまたは複数の態様に関係するいくつかの概念を提示する唯一の目的を有する。
【0006】
[0006] 一態様では、ユーザ機器(UE:user equipment)によって実行されるワイヤレス通信(wireless communication)の方法は、サービング(serving)送信受信ポイント(TRP:transmission-reception point)から、測位基準信号(PRS:positioning reference signal)を測定するようにUEをトリガ(trigger)するダウンリンク制御情報を受信することと、ここにおいて、DCI中のコードポイント(code point)は、1つもしくは複数のPRSリソース(resource)、1つもしくは複数のPRSリソースセット(resource set)、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ(positioning frequency layer)、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定することとを含む。
【0007】
[0007] 一態様では、TRPによって実行されるワイヤレス通信の方法は、UEに、測位基準信号(PRS)を測定するようにUEをトリガするダウンリンク制御情報を送信することと、ここにおいて、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上でPRSを送信することとを含む。
【0008】
[0008] 一態様では、UEは、メモリ(memory)と、少なくとも1つのトランシーバ(transceiver)と、メモリと少なくとも1つのトランシーバとに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサ(processor)とを含み、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介してサービングTRPから、PRSを測定するようにUEをトリガするDCIを受信することと、ここにおいて、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定することとを行うように構成される。
【0009】
[0009] 一態様では、基地局(base station)は、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリと少なくとも1つのトランシーバとに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバに、UEに、PRSを測定するようにUEをトリガするDCIを送信することを行わせることと、ここにおいて、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、少なくとも1つのトランシーバに、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上でPRSを送信することを行わせることとを行うように構成される。
【0010】
[0010] 一態様では、UEは、サービングTRPから、PRSを測定するようにUEをトリガするDCIを受信するための手段と、ここにおいて、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定するための手段とを含む。
【0011】
[0011] 一態様では、基地局は、UEに、PRSを測定するようにUEをトリガするDCIを送信するための手段と、ここにおいて、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上でPRSを送信するための手段とを含む。
【0012】
[0012] 一態様では、コンピュータ実行可能命令(computer-executable instruction)を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer-readable medium)は、サービングTRPから、PRSを測定するようにUEをトリガするDCIを受信するようにUEに命令する少なくとも1つの命令(instruction)と、ここにおいて、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定するようにUEに命令する少なくとも1つの命令とを備えるコンピュータ実行可能命令を含む。
【0013】
[0013] 一態様では、コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、UEに、PRSを測定するようにUEをトリガするDCIを送信するようにTRPに命令する少なくとも1つの命令と、ここにおいて、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上でPRSを送信するようにTRPに命令する少なくとも1つの命令とを備えるコンピュータ実行可能命令を含む。
【0014】
[0014] 本明細書で開示される態様に関連する他の目的および利点は、添付の図面および発明を実施するための形態に基づいて当業者に明らかになるであろう。
【0015】
[0015] 添付の図面は、本開示の様々な態様の説明において助けとなるように提示され、態様の限定ではなく、単に態様の例示のために与えられるものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】[0016] 本開示の様々な態様による、例示的なワイヤレス通信システムを示す図。
【
図2A】[0017] 本開示の様々な態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。
【
図2B】本開示の様々な態様による、例示的なワイヤレスネットワーク構造を示す図。
【
図3A】[0018] ユーザ機器(UE)において採用され得る、本明細書で教示される通信をサポートするように構成された構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【
図3B】基地局において採用され得る、本明細書で教示される通信をサポートするように構成された構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【
図3C】ネットワークエンティティにおいて採用され得る、本明細書で教示される通信をサポートするように構成された構成要素のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図。
【
図4A】[0019] 本開示の態様による、フレーム構造およびフレーム構造内のチャネルの例を示す図。
【
図4B】本開示の態様による、フレーム構造およびフレーム構造内のチャネルの例を示す図。
【
図5】[0020] 本開示の態様による、所与の基地局の測位基準信号(PRS)送信のための例示的なPRS構成の図。
【
図6】[0021] 本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法を示す図。
【
図7】本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的な方法を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[0022] 本開示の態様が、説明のために与えられる様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において与えられる。本開示の範囲から逸脱することなく、代替態様が考案され得る。さらに、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素は詳細に説明されないか、または省略される。
【0018】
[0023] 「例示的」および/または「例」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましい、または有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、説明される特徴、利点または動作のモードを含むことを必要としない。
【0019】
[0024] 以下で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、部分的に特定の適用例、部分的に所望の設計、部分的に対応する技術などに応じて、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0020】
[0025] さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実施されるべき一連のアクションに関して説明される。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実施され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明される一連のアクションは、実行時に、本明細書で説明される機能をデバイスの関連するプロセッサに実施させるかまたは実施するように命令するコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、請求される主題の範囲内に入ることがすべて企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明される態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明されるアクションを実施する「ように構成された論理」として説明されることがある。
【0021】
[0026] 本明細書で使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であるかまたは他の方法でそれに限定されることを意図されていない。概して、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、追跡デバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、グラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」またはUT、「モバイルデバイス」、「モバイル端末」、「移動局」、あるいはそれらの変形形態と互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、ワイヤードアクセスネットワーク、(たとえば、IEEE802.11などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介したものなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEに対して可能である。
【0022】
[0027] 基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替的に、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、(gNBまたはgノードBとも呼ばれる)新無線(NR)ノードBなどと呼ばれることがある。基地局は、主に、サポートされるUEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートすることを含む、UEによるワイヤレスアクセスをサポートするために使用され得る。いくつかのシステムでは、基地局は、純粋にエッジノードシグナリング機能を与え得るが、他のシステムでは、それは、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を与え得る。UEがそれを通して基地局に信号を送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通してUEに信号を送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、UL/逆方向トラフィックチャネルまたはDL/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことがある。
【0023】
[0028] 「基地局」という用語は、単一の物理的送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされることもされないこともある複数の物理的TRPを指し得る。たとえば、「基地局」という用語が、単一の物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局のセル(またはいくつかのセルセクタ)に対応する基地局のアンテナであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされた物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合における)アンテナのアレイであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされない物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、分散アンテナシステム(DAS)(トランスポート媒体を介して共通ソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)またはリモートラジオヘッド(RRH)(サービング基地局に接続されたリモート基地局)であり得る。代替的に、コロケートされない物理的TRPは、UEから測定報告を受信するサービング基地局と、UEがその基準RF信号を測定しているネイバー基地局とであり得る。TRPは、基地局がワイヤレス信号をそこから送信および受信するポイントであるので、本明細書で使用される、基地局からの送信または基地局における受信への言及は、基地局の特定のTRPを指すものとして理解されるべきである。
【0024】
[0029] UEの測位をサポートするいくつかの実装形態では、基地局は、UEによるワイヤレスアクセスをサポートしないことがある(たとえば、UEのためのデータ、音声、および/またはシグナリング接続をサポートしないことがある)が、代わりに、UEによって測定されるべき基準信号をUEに送信し得、および/またはUEによって送信された信号を受信し、測定し得る。そのような基地局は、(たとえば、信号をUEに送信するとき)測位ビーコンと呼ばれ、および/または(たとえば、信号をUEから受信し、測定するとき)ロケーション測定ユニットと呼ばれることがある。
【0025】
[0030] 「RF信号」は、送信機と受信機との間の空間を通して情報をトランスポートする所与の周波数の電磁波を備える。本明細書で使用される送信機は、単一の「RF信号」または複数の「RF信号」を受信機に送信し得る。しかしながら、受信機は、マルチパスチャネルを通るRF信号の伝搬特性により、各送信されるRF信号に対応する複数の「RF信号」を受信し得る。送信機と受信機との間の異なる経路上の同じ送信されるRF信号は、「マルチパス」RF信号と呼ばれることがある。
【0026】
[0031] 様々な態様によれば、
図1は、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)と呼ばれることもある)ワイヤレス通信システム100は、様々な基地局102と、様々なUE104とを含み得る。基地局102は、マクロセル基地局(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル基地局(低電力セルラー基地局)を含み得る。一態様では、マクロセル基地局は、ワイヤレス通信システム100がLTEネットワークに対応するeNBおよび/もしくはng-eNB、またはワイヤレス通信システム100がNRネットワークに対応するgNB、あるいは両方の組合せを含み得、スモールセル基地局は、フェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどを含み得る。
【0027】
[0032] 基地局102は、集合的にRANを形成し、バックホールリンク122を通してコアネットワーク170(たとえば、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC))とインターフェースし、コアネットワーク170を通して(コアネットワーク170の一部であり得るか、またはコアネットワーク170の外部にあり得る)1つまたは複数のロケーションサーバ(location server)172へとインターフェースし得る。他の機能に加えて、基地局102は、ユーザデータを転送することと、無線チャネル暗号化および解読と、完全性保護と、ヘッダ圧縮と、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)と、セル間干渉協調と、接続セットアップおよび解放と、負荷分散と、非アクセス層(NAS)メッセージのための分配と、NASノード選択と、同期と、RAN共有と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と、加入者および機器トレースと、RAN情報管理(RIM)と、ページングと、測位と、警告メッセージの配信とのうちの1つまたは複数に関係する機能を実施し得る。基地局102は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得るバックホールリンク134を介して、直接または間接的に(たとえば、EPC/5GCを通して)互いに通信し得る。
【0028】
[0033] 基地局102はUE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。一態様では、1つまたは複数のセルは、各カバレージエリア110中の基地局102によってサポートされ得る。「セル」は、(たとえば、キャリア周波数、コンポーネントキャリア、キャリア、帯域などと呼ばれる、何らかの周波数リソースを介した)基地局との通信のために使用される論理的通信エンティティであり、同じまたは異なるキャリア周波数を介して動作するセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCI)、仮想セル識別子(VCI)、セルグローバル識別子(CGI))に関連付けられ得る。いくつかの場合には、異なるセルは、異なるタイプのUEにアクセスを与え得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、またはその他)に従って構成され得る。セルは特定の基地局によってサポートされるので、「セル」という用語は、コンテキストに応じて、論理的通信エンティティと、それをサポートする基地局とのいずれかまたは両方を指し得る。いくつかの場合には、「セル」という用語はまた、キャリア周波数が検出され、地理的カバレージエリア110の何らかの部分内の通信のために使用され得る限り、基地局の地理的カバレージエリア(たとえば、セクタ)を指し得る。
【0029】
[0034] ネイバリングマクロセル基地局102の地理的カバレージエリア110は(たとえば、ハンドオーバ領域において)部分的に重複し得るが、地理的カバレージエリア110のうちのいくつかは、より大きい地理的カバレージエリア110によってかなり重複され得る。たとえば、スモールセル基地局102’は、1つまたは複数のマクロセル基地局102のカバレージエリア110とかなり重複するカバレージエリア110’を有し得る。スモールセル基地局とマクロセル基地局の両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる制限されたグループ(group)にサービスを与え得るホームeNB(HeNB)を含み得る。
【0030】
[0035] 基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)UL送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンク120は、1つまたは複数のキャリア周波数を通したものであり得る。キャリアの割振りは、DLとULとに関して非対称であり得る(たとえば、ULよりも多いかまたは少ないキャリアがDLに割り振られ得る)。
【0031】
[0036] ワイヤレス通信システム100は、無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHz)中で通信リンク154を介してワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)局(STA)152と通信しているWLANアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトル中で通信するとき、WLAN STA152および/またはWLAN AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA)プロシージャまたはリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを実施し得る。
【0032】
[0037] スモールセル基地局102’は、認可および/または無認可周波数スペクトル中で動作し得る。無認可周波数スペクトル中で動作するとき、スモールセル基地局102’は、LTEまたはNR技術を採用し、WLAN AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトル中でLTE/5Gを採用するスモールセル基地局102’は、アクセスネットワークへのカバレージをブーストし、および/またはアクセスネットワークの容量を増加させ得る。無認可スペクトルにおけるNRは、NR-Uと呼ばれることがある。無認可スペクトルにおけるLTEは、LTE-U、認可支援アクセス(LAA)、またはMulteFireと呼ばれることがある。
【0033】
[0038] ワイヤレス通信システム100は、UE182と通信している、ミリメートル波(mmW)周波数および/または近mmW周波数中で動作し得るmmW基地局180をさらに含み得る。極高周波(EHF)は、電磁スペクトル中のRFの一部である。EHFは、30GHz~300GHzの範囲と、1ミリメートルと10ミリメートルとの間の波長とを有する。この帯域中の電波はミリメートル波と呼ばれることがある。近mmWは、100ミリメートルの波長をもつ3GHzの周波数まで下方に延在し得る。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれる、3GHzから30GHzの間に延在する。mmW/近mmW無線周波数帯域を使用する通信は、高い経路損失と比較的短い範囲とを有する。mmW基地局180とUE182とは、極めて高い経路損失と短い範囲とを補償するために、mmW通信リンク184を介してビームフォーミング(送信および/または受信)を利用し得る。さらに、代替構成では、1つまたは複数の基地局102はまた、mmWまたは近mmWとビームフォーミングとを使用して送信し得ることが諒解されよう。したがって、上記の説明は、例にすぎず、本明細書で開示される様々な態様を限定すると解釈されるべきではないことが諒解されよう。
【0034】
[0039] 送信ビームフォーミングは、RF信号を特定の方向に集束させるための技法である。旧来、ネットワークノード(たとえば、基地局)がRF信号をブロードキャストするとき、それは、信号をすべての方向に(オムニ指向的に)ブロードキャストする。送信ビームフォーミングでは、ネットワークノードは、所与のターゲットデバイス(たとえば、UE)が(送信ネットワークノードに対して)どこに位置するかを決定し、より強いダウンリンクRF信号をその特定の方向に投射し、それにより、(データレートに関して)より高速でより強いRF信号を(1つまたは複数の)受信デバイスに与える。送信時にRF信号の方向性を変更するために、ネットワークノードは、RF信号をブロードキャストしている1つまたは複数の送信機の各々において、RF信号の位相と相対振幅とを制御することができる。たとえば、ネットワークノードは、アンテナを実際に移動させることなしに、異なる方向に向くように「ステアリング」され得るRF波のビームを作成する(「フェーズドアレイ」または「アンテナアレイ」と呼ばれる)アンテナのアレイを使用し得る。特に、送信機からのRF電流は、別個のアンテナからの電波が互いに加算されて所望の方向における放射が増加される一方で、望ましくない方向における放射を打ち消して抑制するように、適正な位相関係とともに個々のアンテナに供給される。
【0035】
[0040] 送信ビームは擬似コロケートされ得、これは、ネットワークノードの送信アンテナ自体が物理的にコロケートされるか否かにかかわらず、送信ビームが受信機(たとえば、UE)には同じパラメータを有するように見えることを意味する。NRでは、4つのタイプの擬似コロケーション(QCL)関係がある。特に、所与のタイプのQCL関係は、ターゲットビーム上のターゲット基準RF信号に関するいくつかのパラメータが、ソースビーム上のソース基準RF信号に関する情報から導出され得ることを意味する。ソース基準RF信号がQCLタイプAである場合、受信機は、同じチャネル上で送信されるターゲット基準RF信号のドップラーシフトと、ドップラー拡散と、平均遅延と、遅延拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプBである場合、受信機は、同じチャネル上で送信されるターゲット基準RF信号のドップラーシフトとドップラー拡散とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプCである場合、受信機は、同じチャネル上で送信されるターゲット基準RF信号のドップラーシフトと平均遅延とを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。ソース基準RF信号がQCLタイプDである場合、受信機は、同じチャネル上で送信されるターゲット基準RF信号の空間受信パラメータを推定するために、ソース基準RF信号を使用することができる。
【0036】
[0041] 受信ビームフォーミングでは、受信機は、所与のチャネル上で検出されたRF信号を増幅するために受信ビームを使用する。たとえば、受信機は、特定の方向においてアンテナのアレイの利得設定を増加しおよび/または位相設定を調整して、その方向から受信されるRF信号を増幅する(たとえば、それの利得レベルを増加させる)ことができる。したがって、受信機が、ある方向にビームフォーミングすると言われるとき、それは、その方向におけるビーム利得が、他の方向に沿ったビーム利得に対して高いこと、またはその方向におけるビーム利得が、受信機にとって利用可能なすべての他の受信ビームのその方向におけるビーム利得と比較して最も高いことを意味する。これは、その方向から受信されるRF信号のより強い受信信号強度(たとえば、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)など)を生じる。
【0037】
[0042] 受信ビームは空間的に関係し得る。空間関係は、第2の基準信号のための送信ビームのためのパラメータが、第1の基準信号のための受信ビームに関する情報から導出され得ることを意味する。たとえば、UEは、基地局から1つまたは複数の基準ダウンリンク基準信号(たとえば、測位基準信号(PRS)、追跡基準信号(TRS)、位相追跡基準信号(PTRS)、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、同期信号ブロック(SSB)など)を受信するために特定の受信ビームを使用し得る。UEは、次いで、受信ビームのパラメータに基づいて、その基地局に1つまたは複数のアップリンク基準信号(たとえば、アップリンク測位基準信号(UL-PRS)、サウンディング基準信号(SRS)、復調基準信号(DMRS)、PTRSなど)を送るための送信ビームを形成することができる。
【0038】
[0043] 「ダウンリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得ることに留意されたい。たとえば、基地局が、UEに基準信号を送信するためにダウンリンクビームを形成している場合、ダウンリンクビームは送信ビームである。しかしながら、UEがダウンリンクビームを形成している場合、それは、ダウンリンク基準信号を受信するための受信ビームである。同様に、「アップリンク」ビームは、それを形成しているエンティティに応じて、送信ビームまたは受信ビームのいずれかであり得る。たとえば、基地局がアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク受信ビームであり、UEがアップリンクビームを形成している場合、それはアップリンク送信ビームである。
【0039】
[0044] 5Gでは、ワイヤレスノード(たとえば、基地局102/180、UE104/182)が動作する周波数スペクトルは、複数の周波数範囲、FR1(450から6000MHzまで)と、FR2(24250から52600MHzまで)と、FR3(52600MHz超)と、FR4(FR1からFR2の間)とに分割される。5Gなどのマルチキャリアシステムでは、キャリア周波数のうちの1つは、「1次キャリア」または「アンカーキャリア」または「1次サービングセル」または「PCell」と呼ばれ、残りのキャリア周波数は、「2次キャリア」または「2次サービングセル」または「SCell」と呼ばれる。キャリアアグリゲーションにおいて、アンカーキャリアは、UE104/182と、UE104/182が初期無線リソース制御(RRC)接続確立プロシージャを実施するかまたはRRC接続再確立プロシージャを始動するかのいずれかであるセルとによって利用される1次周波数(たとえば、FR1)上で動作するキャリアである。1次キャリアは、すべての共通でUE固有の制御チャネルを搬送し、認可周波数中のキャリアであり得る(ただし、これは常に当てはまるとは限らない)。2次キャリアは、RRC接続がUE104とアンカーキャリアとの間で確立されると構成され得、追加の無線リソースを与えるために使用され得る、第2の周波数(たとえば、FR2)上で動作するキャリアである。いくつかの場合には、2次キャリアは、無認可周波数中のキャリアであり得る。2次キャリアは、必要なシグナリング情報および信号のみを含んでいることがあり、たとえば、1次アップリンクキャリアと1次ダウンリンクキャリアの両方が典型的にはUE固有であるので、UE固有であるシグナリング情報および信号は、2次キャリア中に存在しないことがある。これは、セル中の異なるUE104/182が、異なるダウンリンク1次キャリアを有し得ることを意味する。同じことが、アップリンク1次キャリアについて真である。ネットワークは、任意の時間に任意のUE104/182の1次キャリアを変更することが可能である。これは、たとえば、異なるキャリアに対する負荷を分散させるために行われる。(PCellであるかSCellであるかにかかわらず)「サービングセル」は、何らかの基地局がその上で通信しているキャリア周波数/コンポーネントキャリアに対応するので、「セル」、「サービングセル」、「コンポーネントキャリア」、「キャリア周波数」などの用語は、互換的に使用され得る。
【0040】
[0045] たとえば、まだ
図1を参照すると、マクロセル基地局102によって利用される周波数のうちの1つは、アンカーキャリア(または「PCell」)であり得、マクロセル基地局102および/またはmmW基地局180によって利用される他の周波数は、2次キャリア(「SCell」)であり得る。複数のキャリアの同時送信および/または受信は、UE104/182がそれのデータ送信および/または受信レートを著しく増加させることを可能にする。たとえば、マルチキャリアシステムにおける2つの20MHzのアグリゲートされたキャリアは、理論的には、単一の20MHzキャリアによって達成されるものと比較して、データレートの倍増(すなわち、40MHz)につながるであろう。
【0041】
[0046] ワイヤレス通信システム100は、通信リンク120を介してマクロセル基地局102と通信し、および/またはmmW通信リンク184を介してmmW基地局180と通信し得る、UE164をさらに含み得る。たとえば、マクロセル基地局102は、UE164のためにPCellと1つまたは複数のSCellとをサポートし得、mmW基地局180は、UE164のために1つまたは複数のSCellをサポートし得る。
【0042】
[0047] ワイヤレス通信システム100は、(サイドリンクとも呼ばれる)1つまたは複数のデバイスツーデバイス(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続する、UE190などの1つまたは複数のUEをさらに含み得る。
図1の例では、UE190は、(たとえば、UE190がそれを通してセルラー接続性を間接的に取得し得る)基地局102のうちの1つに接続されたUE104のうちの1つとのD2D P2Pリンク192と、(UE190がそれを通してWLANベースのインターネット接続性を間接的に取得し得る)WLAN AP150に接続されたWLAN STA152とのD2D P2Pリンク194とを有する。一例では、D2D P2Pリンク192および194は、LTE Direct(LTE-D)、WiFi Direct(登録商標)(WiFi(登録商標)-D)、Bluetooth(登録商標)など、任意のよく知られているD2D RATを用いてサポートされ得る。
【0043】
[0048] 様々な態様によれば、
図2Aは、例示的なワイヤレスネットワーク構造200を示す。たとえば、(次世代コア(NGC)とも呼ばれる)5GC210は、機能的には、コアネットワークを形成するために協働的に動作する、制御プレーン機能214(たとえば、UE登録、認証、ネットワークアクセス、ゲートウェイ選択など)、およびユーザプレーン機能212(たとえば、UEゲートウェイ機能、データネットワークへのアクセス、IPルーティングなど)と見なされ得る。ユーザプレーンインターフェース(NG-U)213と制御プレーンインターフェース(NG-C)215とは、gNB222を5GC210に、特に制御プレーン機能214とユーザプレーン機能212とに接続する。追加の構成では、ng-eNB224も、制御プレーン機能214へのNG-C215と、ユーザプレーン機能212へのNG-U213とを介して5GC210に接続され得る。さらに、ng-eNB224は、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、新RAN220は、1つまたは複数のgNB222のみを有し得るが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれかが、UE204(たとえば、
図1に示されているUEのいずれか)と通信し得る。別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を与えるために5GC210と通信していることがある、ロケーションサーバ230を含み得る。ロケーションサーバ230は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。ロケーションサーバ230は、コアネットワーク5GC210を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してロケーションサーバ230に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。さらに、ロケーションサーバ230は、コアネットワークの構成要素に統合され得るか、または代替的にコアネットワークの外部にあり得る。
【0044】
[0049] 様々な態様によれば、
図2Bは、別の例示的なワイヤレスネットワーク構造250を示す。たとえば、5GC260は、機能的には、コアネットワーク(すなわち、5GC260)を形成するために協働的に動作する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)264によって与えられる制御プレーン機能、ならびにユーザプレーン機能(UPF)262によって与えられるユーザプレーン機能と見なされ得る。ユーザプレーンインターフェース263と制御プレーンインターフェース265とは、ng-eNB224を5GC260に、特にそれぞれUPF262とAMF264とに接続する。追加の構成では、gNB222も、AMF264への制御プレーンインターフェース265と、UPF262へのユーザプレーンインターフェース263とを介して5GC260に接続され得る。さらに、ng-eNB224は、5GC260へのgNB直接接続性を用いてまたは用いずに、バックホール接続223を介してgNB222と直接通信し得る。いくつかの構成では、新RAN220は、1つまたは複数のgNB222のみを有し得るが、他の構成は、ng-eNB224とgNB222の両方のうちの1つまたは複数を含む。gNB222またはng-eNB224のいずれかが、UE204(たとえば、
図1に示されているUEのいずれか)と通信し得る。新RAN220の基地局は、N2インターフェースを介してAMF264と通信し、N3インターフェースを介してUPF262と通信する。
【0045】
[0050] AMF264の機能は、登録管理と、接続管理と、到達可能性管理と、モビリティ管理と、合法的傍受と、UE204とセッション管理機能(SMF)266との間のセッション管理(SM)メッセージのためのトランスポートと、SMメッセージをルーティングするための透過的プロキシサービスと、アクセス認証およびアクセス許可と、UE204とショートメッセージサービス機能(SMSF)(図示せず)との間のショートメッセージサービス(SMS)メッセージのためのトランスポートと、セキュリティアンカー機能(SEAF)とを含む。AMF264はまた、認証サーバ機能(AUSF)(図示せず)およびUE204と対話し、UE204認証プロセスの結果として確立された中間キーを受信する。UMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム)加入者識別モジュール(USIM)に基づく認証の場合、AMF264は、AUSFからセキュリティ資料を取り出す。AMF264の機能はまた、セキュリティコンテキスト管理(SCM)を含む。SCMは、それがアクセスネットワーク固有のキーを導出するために使用するキーをSEAFから受信する。AMF264の機能はまた、規制サービスのためのロケーションサービス管理と、UE204と(ロケーションサーバ230として働く)ロケーション管理機能(LMF)270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、新RAN220とLMF270との間のロケーションサービスメッセージのためのトランスポートと、発展型パケットシステム(EPS)との相互動作のためのEPSベアラ識別子割振りと、UE204モビリティイベント通知とを含む。さらに、AMF164はまた、非3GPP(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクト)アクセスネットワークのための機能をサポートする。
【0046】
[0051] UPF262の機能は、(適用可能なとき)RAT内/間モビリティのためのアンカーポイントとして働くことと、データネットワーク(図示せず)への相互接続の外部プロトコルデータユニット(PDU)セッションポイントとして働くことと、パケットルーティングおよびフォワーディングを与えることと、パケット検査と、ユーザプレーンポリシールール執行(たとえば、ゲーティング、リダイレクション、トラフィックステアリング)と、合法的傍受(ユーザプレーン収集)と、トラフィック使用報告と、ユーザプレーンのためのサービス品質(QoS)処理(たとえば、UL/DLレート執行、DLにおける反射性QoSマーキング)と、ULトラフィック検証(サービスデータフロー(SDF)対QoSフローマッピング)と、ULおよびDLにおけるトランスポートレベルパケットマーキングと、DLパケットバッファリングおよびDLデータ通知トリガリングと、ソースRANノードに1つまたは複数の「終了マーカー」を送ることおよびフォワーディングとを含む。UPF262はまた、UE204と、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)272などのロケーションサーバとの間のユーザプレーン上でのロケーションサービスメッセージの転送をサポートし得る。
【0047】
[0052] SMF266の機能は、セッション管理と、UEインターネットプロトコル(IP)アドレス割振りおよび管理と、ユーザプレーン機能の選択および制御と、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF262におけるトラフィックステアリングの構成と、ポリシー執行およびQoSの一部の制御と、ダウンリンクデータ通知とを含む。SMF266がそれを介してAMF264と通信するインターフェースは、N11インターフェースと呼ばれる。
【0048】
[0053] 別の随意の態様は、UE204にロケーション支援を与えるために5GC260と通信していることがある、LMF270を含み得る。LMF270は、複数の別個のサーバ(たとえば、物理的に別個のサーバ、単一のサーバ上の異なるソフトウェアモジュール、複数の物理サーバにわたって拡散された異なるソフトウェアモジュールなど)として実装され得るか、または代替的に、各々単一のサーバに対応し得る。LMF270は、コアネットワーク5GC260を介して、および/またはインターネット(示されず)を介してLMF270に接続することができるUE204のための1つまたは複数のロケーションサービスをサポートするように構成され得る。SLP272は、LMF270と同様の機能をサポートし得るが、LMF270は、(たとえば、音声またはデータでなくシグナリングメッセージを伝達することを意図されたインターフェースおよびプロトコルを使用して)制御プレーン上でAMF264、新RAN220、およびUE204と通信し得、SLP270は、(たとえば、伝送制御プロトコル(TCP)および/またはIPのような音声および/またはデータを搬送することを意図されたプロトコルを使用して)ユーザプレーン上でUE204および外部クライアント(
図2Bに図示せず)と通信し得る。
【0049】
[0054]
図3Aと、
図3Bと、
図3Cとは、本明細書で教示されるファイル送信動作をサポートするために、(本明細書で説明されるUEのいずれかに対応し得る)UE302と、(本明細書で説明される基地局のいずれかに対応し得る)基地局304と、(ロケーションサーバ230と、LMF270とを含む、本明細書で説明されるネットワーク機能のいずれかに対応するかまたはそれを実施し得る)ネットワークエンティティ306とに組み込まれ得る、(対応するブロックによって表される)いくつかの例示的な構成要素を示す。これらの構成要素は、異なる実装形態では異なるタイプの装置において(たとえば、ASICにおいて、システムオンチップ(SoC)などにおいて)実装され得ることが諒解されよう。示される構成要素は、通信システム中の他の装置にも組み込まれ得る。たとえば、システム中の他の装置は、同様の機能を与えるために説明されるものと同様の構成要素を含み得る。また、所与の装置が、構成要素のうちの1つまたは複数を含んでいることがある。たとえば、装置は、装置が複数のキャリア上で動作し、および/または異なる技術によって通信することを可能にする、複数のトランシーバ構成要素を含み得る。
【0050】
[0055] UE302と基地局304とは、各々、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トランシーバ310および350を含み、それぞれ、NRネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワークなどの、1つまたは複数のワイヤレス通信ネットワーク(図示せず)を介して通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、同調するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供する。WWANトランシーバ310および350は、当該のワイヤレス通信媒体(たとえば、特定の周波数スペクトル中の時間/周波数リソースの何らかのセット)上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、NR、LTE、GSMなど)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局(たとえば、eNB、gNB)などの他のネットワークノードと通信するために、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ316および356に接続され得る。WWANトランシーバ310および350は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号318および358(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、WWANトランシーバ310および350は、それぞれ、信号318および358を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機314および354をそれぞれ含み、それぞれ、信号318および358を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機312および352をそれぞれ含む。
【0051】
[0056] UE302と基地局304とはまた、少なくともいくつかの場合には、それぞれ、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ320および360を含む。WLANトランシーバ320および360は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ326および366に接続され、当該のワイヤレス通信媒体上で少なくとも1つの指定されたRAT(たとえば、WiFi、LTE-D、Bluetoothなど)を介して、他のUE、アクセスポイント、基地局などの他のネットワークノードと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段、測定するための手段、同調するための手段、送信するのを控えるための手段など)を提供し得る。WLANトランシーバ320および360は、指定されたRATに従って、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報など)を送信および符号化するために、ならびに逆に、それぞれ、信号328および368(たとえば、メッセージ、指示、情報、パイロットなど)を受信および復号するために、様々に構成され得る。特に、WLANトランシーバ320および360は、それぞれ、信号328および368を送信および符号化するために、1つまたは複数の送信機324および364をそれぞれ含み、それぞれ、信号328および368を受信および復号するために、1つまたは複数の受信機322および362をそれぞれ含む。
【0052】
[0057] 少なくとも1つの送信機と少なくとも1つの受信機とを含むトランシーバ回路は、いくつかの実装形態では、(たとえば、単一の通信デバイスの送信機回路および受信機回路として組み込まれる)統合されたデバイスを備え得、いくつかの実装形態では、別個の送信機デバイスと別個の受信機デバイスとを備え得、または他の実装形態では、他の方法で組み込まれ得る。一態様では、送信機は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置が送信「ビームフォーミング」を実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。同様に、受信機は、本明細書で説明されるように、それぞれの装置が受信ビームフォーミングを実施することを可能にする、アンテナアレイなどの複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を含むかまたはそれらに結合され得る。一態様では、送信機と受信機とは、それぞれの装置が、同時に受信と送信の両方を行うのではなく、所与の時間において受信または送信のみを行うことができるように、同じ複数のアンテナ(たとえば、アンテナ316、326、356、366)を共有し得る。UE302および/または基地局304のワイヤレス通信デバイス(たとえば、トランシーバ310および320ならびに/または350および360の一方または両方)はまた、様々な測定を実施するためのネットワークリッスンモジュール(NLM)などを備え得る。
【0053】
[0058] UE302および基地局304はまた、少なくともいくつかの場合には、衛星測位システム(SPS)受信機330および370を含む。SPS受信機330および370は、それぞれ、1つまたは複数のアンテナ336および376に接続され得、全地球測位システム(GPS)信号、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)信号、ガリレオ信号、北斗信号、インドの地域ナビゲーション衛星システム(NAVIC)、準天頂衛星システム(QZSS)など、それぞれ、SPS信号338および378を受信および/または測定するための手段を提供し得る。SPS受信機330および370は、それぞれ、SPS信号338および378を受信および処理するための、任意の好適なハードウェアおよび/またはソフトウェアを備え得る。SPS受信機330および370は、他のシステムに適宜に情報と動作とを要求し、任意の好適なSPSアルゴリズムによって取得された測定値を使用してUE302と基地局304との位置を決定するのに必要な計算を実施する。
【0054】
[0059] 基地局304とネットワークエンティティ306とは各々、少なくとも1つのネットワークインターフェース380および390を含み、それぞれ、他のネットワークエンティティと通信するための手段(たとえば、送信するための手段、受信するための手段など)を提供する。たとえば、ネットワークインターフェース380および390(たとえば、1つまたは複数のネットワークアクセスポート)は、ワイヤベースまたはワイヤレスのバックホール接続を介して1つまたは複数のネットワークエンティティと通信するように構成され得る。いくつかの態様では、ネットワークインターフェース380および390は、ワイヤベースまたはワイヤレスの信号通信をサポートするように構成されたトランシーバとして実装され得る。この通信は、たとえば、メッセージ、パラメータ、および/または他のタイプの情報を送ることおよび受信することを伴い得る。
【0055】
[0060] UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とはまた、本明細書で開示される動作とともに使用され得る他の構成要素を含む。UE302は、たとえば、ワイヤレス通信に関係する機能を与えるための、および他の処理機能を与えるための処理システム332を実装するプロセッサ回路を含む。基地局304は、たとえば、本明細書で開示されるワイヤレス通信に関係する機能を与えるための、および他の処理機能を与えるための処理システム384を含む。ネットワークエンティティ306は、たとえば、本明細書で開示されるワイヤレス通信に関係する機能を与えるための、および他の処理機能を与えるための処理システム394を含む。したがって、処理システム332、384、および394は、決定するための手段、計算するための手段、受信するための手段、送信するための手段、示すための手段などの、処理するための手段を提供し得る。一態様では、処理システム332、384、および394は、たとえば、1つまたは複数の汎用プロセッサ、マルチコアプロセッサ、ASIC、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、あるいは他のプログラマブル論理デバイスまたは処理回路を含み得る。
【0056】
[0061] UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、情報(たとえば、予約済みリソース、しきい値、パラメータなどを示す情報)を維持するために、(たとえば、各々メモリデバイスを含む)メモリ構成要素340、386、および396をそれぞれ実装するメモリ回路を含む。したがって、メモリ構成要素340、386、および396は、記憶するための手段、取り出すための手段、維持するための手段などを提供し得る。いくつかの場合には、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とは、それぞれ、測位構成要素342、388、および398を含み得る。測位構成要素342、388、および398は、実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれ処理システム332、384、および394の一部であるかまたはそれらに結合されたハードウェア回路であり得る。他の態様では、測位構成要素342、388、および398は、処理システム332、384、および394の外部にあり得る(たとえば、モデム処理システムの一部である、別の処理システムと統合される、など)。代替的に測位構成要素342、388、および398は、処理システム332、384、および394(またはモデム処理システム、別の処理システムなど)によって実行されたとき、UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306とに本明細書で説明される機能を実施させる、それぞれメモリ構成要素340、386、および396に記憶されたメモリモジュールであり得る。
図3Aは、WWANトランシーバ310、メモリ構成要素340、処理システム332、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素342の可能なロケーションを示す。
図3Bは、WWANトランシーバ350、メモリ構成要素386、処理システム384、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素388の可能なロケーションを示す。
図3Cは、(1つまたは複数の)ネットワークインターフェース390、メモリ構成要素396、処理システム394、またはそれらの任意の組合せの一部であり得、あるいはスタンドアロン構成要素であり得る、測位構成要素398の可能なロケーションを示す。
【0057】
[0062] UE302は、WWANトランシーバ310、WLANトランシーバ320、および/またはSPS受信機330によって受信された信号から導出される動きデータとは無関係である移動および/または配向情報を検知または検出するための手段を提供するために、処理システム332に結合された1つまたは複数のセンサー344を含み得る。例として、(1つまたは複数の)センサー344は、加速度計(たとえば、マイクロ電気機械システム(MEMS)デバイス)、ジャイロスコープ、地磁気センサー(たとえば、コンパス)、高度計(たとえば、気圧高度計)、および/または任意の他のタイプの移動検出センサーを含み得る。その上、(1つまたは複数の)センサー344は、複数の異なるタイプのデバイスを含み、動き情報を与えるためにそれらの出力を合成し得る。たとえば、(1つまたは複数の)センサー344は、2Dおよび/または3D座標系における位置を算出する能力を与えるために、多軸加速度計と配向センサーとの組合せを使用し得る。
【0058】
[0063] さらに、UE302は、ユーザに指示(たとえば、可聴および/または視覚指示)を与えるための、および/または(たとえば、キーパッド、タッチスクリーン、マイクロフォンなどの検知デバイスのユーザ作動時に)ユーザ入力を受信するための手段を提供するユーザインターフェース346を含む。図示されていないが、基地局304およびネットワークエンティティ306もユーザインターフェースを含み得る。
【0059】
[0064] より詳細に処理システム384を参照すると、ダウンリンクにおいて、ネットワークエンティティ306からのIPパケットが処理システム384に与えられ得る。処理システム384は、RRCレイヤと、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとのための機能を実装し得る。処理システム384は、システム情報(たとえば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報ブロック(SIB))のブロードキャスティングと、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)と、RAT間モビリティと、UE測定報告のための測定構成とに関連するRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)と、ハンドオーバサポート機能とに関連するPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、自動再送要求(ARQ)を介した誤り訂正と、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、スケジューリング情報報告と、誤り訂正と、優先度処理と、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を与え得る。
【0060】
[0065] 送信機354と受信機352とは、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1(L1)機能を実装し得る。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含み得る。送信機354は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、多値直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを処理する。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームにスプリットされ得る。各ストリームは、次いで、時間ドメインOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、直交周波数分割多重(OFDM)サブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメイン中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成され得る。OFDMシンボルストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE302によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、1つまたは複数の異なるアンテナ356に与えられ得る。送信機354は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
【0061】
[0066] UE302において、受信機312は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ316を通して信号を受信する。受信機312は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を処理システム332に与える。送信機314と受信機312とは、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。受信機312は、UE302に宛てられた空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実施し得る。複数の空間ストリームがUE302に宛てられた場合、それらは、受信機312によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。受信機312は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間ドメインから周波数ドメインにコンバートする。周波数ドメイン信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、基地局304によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器によって算出されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上で基地局304によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために復号およびデインターリーブされる。データと制御信号とは、次いで、レイヤ3(L3)およびレイヤ2(L2)機能を実装する処理システム332に与えられる。
【0062】
[0067] アップリンクでは、処理システム332は、コアネットワークからのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを与える。処理システム332はまた、誤り検出を担当する。
【0063】
[0068] 基地局304によるダウンリンク送信に関して説明される機能と同様に、処理システム332は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得と、RRC接続と、測定報告とに関連するRRCレイヤ機能、ヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)とに関連するPDCPレイヤ機能、上位レイヤPDUの転送と、ARQを介した誤り訂正と、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUの逆多重化と、スケジューリング情報報告と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を介した誤り訂正と、優先度処理と、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を与える。
【0064】
[0069] 基地局304によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、送信機314によって使用され得る。送信機314によって生成された空間ストリームは、(1つまたは複数の)異なるアンテナ316に与えられ得る。送信機314は、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
【0065】
[0070] アップリンク送信は、UE302における受信機機能に関して説明される様式と同様の様式で基地局304において処理される。受信機352は、それのそれぞれの(1つまたは複数の)アンテナ356を通して信号を受信する。受信機352は、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を処理システム384に与える。
【0066】
[0071] アップリンクでは、処理システム384は、UE302からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを与える。処理システム384からのIPパケットは、コアネットワークに与えられ得る。処理システム384はまた、誤り検出を担当する。
【0067】
[0072] 便宜上、UE302、基地局304、および/またはネットワークエンティティ306は、
図3A~
図3Cでは、本明細書で説明される様々な例に従って構成され得る様々な構成要素を含むものとして示されている。しかしながら、図示されたブロックは、異なる設計では異なる機能を有し得ることが諒解されよう。
【0068】
[0073] UE302と、基地局304と、ネットワークエンティティ306との様々な構成要素は、それぞれ、データバス334、382、および392を介して互いに通信し得る。
図3A~
図3Cの構成要素は様々な方法で実装され得る。いくつかの実装形態では、
図3A~
図3Cの構成要素は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサおよび/または(1つまたは複数のプロセッサを含み得る)1つまたは複数のASICなど、1つまたは複数の回路において実装され得る。ここで、各回路は、この機能を与えるために回路によって使用される情報または実行可能コードを記憶するための少なくとも1つのメモリ構成要素を使用し、および/または組み込み得る。たとえば、ブロック310~346によって表される機能の一部または全部は、UE302のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。同様に、ブロック350~388によって表される機能の一部または全部は、基地局304のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。また、ブロック390~398によって表される機能の一部または全部は、ネットワークエンティティ306のプロセッサと(1つまたは複数の)メモリ構成要素とによって(たとえば、適切なコードの実行によっておよび/またはプロセッサ構成要素の適切な構成によって)実装され得る。簡単のために、様々な動作、行為、および/または機能は、本明細書では、「UEによって」、「基地局によって」、「測位エンティティによって」などで実施されるものとして説明される。しかしながら、諒解されるように、そのような動作、行為、および/または機能は、実際は、処理システム332、384、394、トランシーバ310、320、350、および360、メモリ構成要素340、386、および396、測位構成要素342、388、および398など、UE、基地局、測位エンティティなどの特定の構成要素または構成要素の組合せによって実施され得る。
【0069】
[0074] ネットワークノード(たとえば、基地局とUE)間のダウンリンクおよびアップリンク送信をサポートするために、様々なフレーム構造が使用され得る。
図4Aは、本開示の態様による、ダウンリンクフレーム構造の一例を示す
図400である。
図4Bは、本開示の態様による、ダウンリンクフレーム構造内のチャネルの一例を示す
図430である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る。
【0070】
[0075] LTE、および場合によってはNRは、ダウンリンク上ではOFDMを利用し、アップリンク上ではシングルキャリア周波数分割多重(SC-FDM)を利用する。しかしながら、LTEとは異なり、NRはアップリンク上でもOFDMを使用するためのオプションを有する。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数ドメインで、SC-FDMでは時間ドメインで送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は15kHzであり得、最小リソース割振り(リソースブロック)は、12個のサブキャリア(または180kHz)であり得る。したがって、公称FFTサイズは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは1.08MHz(すなわち、6つのリソースブロック)をカバーし得、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1、2、4、8、または16個のサブバンドがあり得る。
【0071】
[0076] LTEは、単一のヌメロロジー(サブキャリア間隔、シンボル長など)をサポートする。対照的に、NRは複数のヌメロロジー(μ)をサポートし得、たとえば、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、および240kHzの、またはそれよりも大きいサブキャリア間隔が利用可能であり得る。以下で与えられる表1は、異なるNRのヌメロロジーのためのいくつかの様々なパラメータを列挙する。
【0072】
【0073】
[0077]
図4Aおよび
図4Bの例では、15kHzのヌメロロジー(numerology)が使用される。したがって、時間ドメインでは、10ミリ秒(ms)フレームが各々1msの10個の等しいサイズのサブフレームに分割され、各サブフレームは1つのタイムスロットを含む。
図4Aおよび
図4Bでは、時間は水平方向に(X軸上で)表され、時間は左から右に増加し、周波数は垂直方向に(Y軸上で)表され、周波数は下から上に増加する(または減少する)。
【0074】
[0078] タイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットは、周波数ドメインにおける1つまたは複数の(物理RB(PRB)とも呼ばれる)時間並列リソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE)にさらに分割される。REは、時間ドメインにおける1つのシンボル長および周波数ドメインにおける1つのサブキャリアに対応し得る。
図4Aおよび
図4Bのヌメロロジーでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREについて、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間ドメインにおいて7個の連続するシンボルを含んでいることがある。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計72個のREについて、周波数ドメインにおいて12個の連続するサブキャリアを含んでいることがあり、時間ドメインにおいて6個の連続するシンボルを含んでいることがある。各REによって搬送されるビット数は変調方式に依存する。
【0075】
[0079] REのうちのいくつかは、ダウンリンク基準(パイロット)信号(DL-RS)を搬送する。DL-RSは、PRS、TRS、PTRS、CRS、CSI-RS、DMRS、PSS、SSS、SSBなどを含み得る。
図4Aは、(「R」と標示された)PRSを搬送するREの例示的なロケーションを示す。
【0076】
[0080] PRSの送信のために使用されるリソース要素(RE)の集合は、「PRSリソース」と呼ばれる。リソース要素の集合は、周波数ドメインにおいて複数のPRBにまたがることができ、時間ドメインにおいてスロット内の(1つまたは複数などの)「N個の」連続するシンボルにまたがることができる。時間ドメインにおける所与のOFDMシンボルにおいて、PRSリソースは、周波数ドメインにおける連続するPRBを占有する。
【0077】
[0081] 所与のPRB内のPRSリソースの送信は、(「コーム密度(comb density)」とも呼ばれる)特定のコームサイズを有する。コームサイズ「N」は、PRSリソース構成の各シンボル内のサブキャリア間隔(または周波数/トーン間隔)を表す。詳細には、コームサイズ「N」の場合、PRSは、PRBのシンボルのN個目ごとのサブキャリア中で送信される。たとえば、コーム4の場合、PRSリソース構成の各シンボルについて、(サブキャリア0、4、8などの)4つ目ごとのサブキャリアに対応するREが、PRSリソースのPRSを送信するために使用される。現在、コーム2、コーム4、コーム6、およびコーム12のコームサイズがDL-PRSのためにサポートされる。
図4Aは、(6つのシンボルにわたる)コーム6のための例示的なPRSリソース構成を示す。すなわち、(「R」と標示された)影付きREのロケーションはコーム6PRSリソース構成を示す。
【0078】
[0082] 「PRSリソースセット」は、PRS信号の送信のために使用されるPRSリソースのセットであり、ここで、各PRSリソースはPRSリソース識別子(ID)を有する。さらに、PRSリソースセット中のPRSリソースは、同じTRPに関連付けられる。PRSリソースセットはPRSリソースセットIDによって識別され、(TRP IDによって識別される)特定のTRPに関連付けられる。さらに、PRSリソースセット中のPRSリソースは、スロットにわたって、同じ周期性と、共通ミューティングパターン構成と、(PRS-ResourceRepetitionFactorなどの)同じ反復係数とを有する。周期性は、第1のPRSインスタンスの最初のPRSリソースの最初の反復から、次のPRSインスタンスの同じ最初のPRSリソースの同じ最初の反復までの時間である。周期性は、2μ{4,5,8,10,16,20,32,40,64,80,160,320,640,1280,2560,5120,10240}スロットから選択された長さを有し得、μ=0、1、2、3である。反復係数は、{1,2,4,6,8,16,32}スロットから選択された長さを有し得る。
【0079】
[0083] PRSリソースセット中のPRSリソースIDは、単一のTRPから送信される単一のビーム(またはビームID)に関連付けられる(ここで、TRPは1つまたは複数のビームを送信し得る)。すなわち、PRSリソースセットの各PRSリソースは、異なるビーム上で送信され得、したがって、「PRSリソース」または単に「リソース」は、「ビーム」と呼ばれることもある。これは、TRPと、PRSが送信されるビームとが、UEに知られているかどうかに関するいかなる暗示をも有しないことに留意されたい。
【0080】
[0084] 「PRSインスタンス(instance)」または「PRSオケージョン(occasion)」は、PRSが送信されることが予想される(1つまたは複数の連続するスロットのグループなどの)周期的に繰り返される時間ウィンドウの1つのインスタンスである。PRSオケージョンは、「PRS測位オケージョン」、「PRS測位インスタンス」、「測位オケージョン」、「測位インスタンス」、「測位反復」、あるいは単に「オケージョン」、「インスタンス」、または「反復」と呼ばれることもある。
【0081】
[0085] 「測位周波数レイヤ」(単に「周波数レイヤ」とも呼ばれる)とは、いくつかのパラメータについて同じ値を有する1つまたは複数のTRPにわたる1つまたは複数のPRSリソースセットの集合である。詳細には、PRSリソースセットの集合は、同じサブキャリア間隔(SCS)およびサイクリックプレフィックス(CP)タイプ(PDSCH用にサポートされるすべてのヌメロロジーが、PRS用にもサポートされることを意味する)と、同じ点Aと、ダウンリンクPRS帯域幅の同じ値と、同じ開始PRB(および中心周波数)と、同じコームサイズとを有する。点Aパラメータは、パラメータARFCN-ValueNR(「ARFCN」は、「絶対無線周波数チャネル番号」を表す)の値を取り、送信および受信に使用される物理的無線チャネルのペアを指定する識別子/コードである。ダウンリンクPRS帯域幅は、4つのPRBという粒度を有し得、最小は24個のPRBであり、最大は272個のPRBである。現在、最大4つの周波数レイヤが定義されており、最大2つのPRSリソースセットが周波数レイヤ当たりのTRPごとに構成され得る。
【0082】
[0086] 周波数レイヤの概念はやや、コンポーネントキャリアおよび帯域幅部分(BWP)の概念のようであるが、コンポーネントキャリアおよびBWPが1つの基地局(またはマクロセル基地局およびスモールセル基地局)によって、データチャネルを送信するために使用され、周波数レイヤが、いくつかの(通常3つ以上の)基地局によって、PRSを送信するために使用されることが異なる。UEは、LTE測位プロトコル(LPP)セッション中などに、ネットワークにその測位能力を送るとき、それがサポートすることができる周波数レイヤの数を示し得る。たとえば、UEは、1つまたは4つの測位周波数レイヤをサポートすることができるかどうかを示し得る。
【0083】
[0087] 各PRSリソースを定義するパラメータは、上位レイヤ(たとえば、LPP)パラメータDL-PRS-PositioningFrequencyLayer、DL-PRS-ResourceSet、およびDL-PRS-Resourceを介してUEに構成される。測位周波数レイヤは、パラメータDL-PRS-SubcarrierSpacing、DL-PRS-CyclicPrefix、およびDL-PRS-PointAによって定義される。パラメータDL-PRS-SubcarrierSpacingは、PRSリソースのためのサブキャリア間隔を定義する。同じDL-PRS-PositioningFrequencyLayer中のすべてのPRSリソースおよびPRSリソースセットは、同じ値のDL-PRS-SubcarrierSpacingを有する。DL-PRS-SubcarrierSpacingのサポートされる値は、以下の表2に与えられる。
【0084】
【0085】
[0088] パラメータDL-PRS-CyclicPrefixは、PRSリソースのためのサイクリックプレフィックスを定義する。同じDL-PRS-PositioningFrequencyLayer中のすべてのPRSリソースおよびPRSリソースセットは、同じ値のDL-PRS-CyclicPrefixを有する。DL-PRS-CyclicPrefixのサポートされる値は、上記の表2に与えられる。
【0086】
[0089] パラメータDL-PRS-PointAは、基準リソースブロック(RB)の絶対周波数を定義する。それの最も低いサブキャリアは、ポイントAとしても知られる。同じPRSリソースセットに属するすべてのPRSリソースは、共通のポイントAを有し、同じDL-PRS-PositioningFrequencyLayerに属するすべてのPRSリソースセットは、共通のポイントAを有する。
【0087】
[0090] PRSリソースは、少なくともDL-PRS-ResourceList、DL-PRS-ResourceId、DL-PRS-SequenceId、DL-PRS-ReOffset、DL-PRS-ResourceSlotOffset、DL-PRS-ResourceSymbolOffset、DL-PRS-NumSymbols、DL-PRS-QCL-InfoおよびDL-PRS-StartPRBの上位レイヤパラメータによって記述される。パラメータDL-PRS-ResourceListは、1つのPRSリソースセット内に含まれているPRSリソースを決定する。パラメータDL-PRS-ResourceIdは、PRSリソース構成の識別情報を決定する。すべてのPRSリソース識別子(resource set identifier)は、PRSリソースセット内に局所的に定義される。パラメータDL-PRS-SequenceIdは、所与のPRSリソースのためのPRSシーケンスの生成のための擬似ランダム生成器において使用されるcinit値を初期化するために使用される。
【0088】
[0091] パラメータDL-PRS-ReOffsetは、周波数におけるPRSリソース内の第1のシンボルの開始REオフセットを定義する。PRSリソース内の残りのシンボルの相対的なREオフセットは、初期オフセットと、公開されており、その全体が参照により本明細書に組み込まれる3GPP技術仕様(TS)38.211のセクション7.4.1.7.3に記載されているルールとに基づいて定義される。パラメータDL-PRS-ResourceSlotOffsetは、対応するDL-PRS-ResourceSetSlotOffsetパラメータに対するPRSリソースの開始スロットを決定する。パラメータDL-PRS-ResourceSymbolOffsetは、開始スロット内のPRSリソースの開始シンボルを決定する。パラメータDL-PRS-NumSymbolsは、スロット内のPRSリソースのシンボルの数を定義し、ここで、許容可能な値は、3GPP TS 38.211のセクション7.4.1.7.1で与えられる。
【0089】
[0092] パラメータDL-PRS-QCL-Infoは、他の基準信号を用いたPRSリソースの任意のQCL情報を定義する。PRSは、サービングセルまたは非サービングセルからのPRSまたはSS/PBCHブロック(
図4Bを参照)を伴う「QCLタイプD」であるように構成され得る。PRSは、サービングセルまたは非サービングセルからのSS/PBCHブロックを伴う「QCLタイプC」であるように構成され得る。PRSが、SS/PBCHブロックを伴う「QCLタイプC」と「QCLタイプD」との両方として構成される場合、示されるSSBインデックスは、同じであることが予想される。
【0090】
[0093] パラメータDL-PRS-StartPRBは、基準ポイントAに関するPRSリソースの開始PRBインデックスを定義する。開始PRBインデックスは、「0」という最小値および「2176個」のPRBという最大値をもつ1つのPRBという粒度を有する。同じ測位周波数レイヤに属するすべてのPRSリソースセットは、同じ値のDL-PRS-StartPRBを有する。
【0091】
[0094] UEは、同じセル/TRPからの複数のPRSリソースセットに関連付けられるように定義される本明細書ではTRPツーPRSリソースセット識別子(TRP-to-PRS resource set identifier)またはPRS-IDと呼ぶ識別子で構成され得る。たとえば、PRS-IDは、セルID(たとえば、PCI、VCI)、またはTRP ID、または、PRSリソースの一意の識別情報に関与するために測位目的のために使用されるセルIDもしくはTRP IDとは異なる別の識別子であり得る。したがって、(1)PRS-ID、(2)DL-PRS-ResourceSetId、および(3)DL-PRS-ResourceIdの3つの識別子の組合せは、UEがPRSを受信/測定しているすべてのPRSリソースセットおよびすべてのTRPにわたってPRSリソースを一意に識別する。
【0092】
[0095] 「測位基準信号」および「PRS」という用語は、概して、LTEおよびNRシステムにおいて測位のために使用される特定のダウンリンク基準信号を指すことに留意されたい。しかしながら、本明細書で使用される「測位基準信号」および「PRS」という用語はまた、限定はしないが、LTEおよびNRにおいて定義されているPRS、TRS、PTRS、CRS、CSI-RS、DMRS、PSS、SSS、SSB、PDSCH、PDCCH、SRS、UL-PRSなど、測位のために使用され得る任意のタイプのダウンリンクまたはアップリンク基準信号を指すことがある。必要な場合、明快のために、アップリンクとダウンリンクの両方において送信され得る信号(たとえば、PRS、DMRS、PTRS)について、信号は、方向を区別するために「UL」または「DL」が前に付加され得る。たとえば、「UL-DMRS」は、「DL-DMRS」と区別するために使用され得る。
【0093】
[0096]
図4Bは、無線フレームのダウンリンクスロット内の様々なチャネルの一例を示す。NRでは、チャネル帯域幅またはシステム帯域幅は、複数のBWPに分割される。BWPは、所与のキャリア上の所与のヌメロロジーのための共通RBの連続サブセットから選択されたPRBの連続セットである。概して、ダウンリンクおよびアップリンクにおいて、最大4つのBWPが指定され得る。すなわち、UEは、ダウンリンク上の最高4つのBWP、およびアップリンク上の最高4つのBWPで構成され得る。所与の時間において、1つのBWP(アップリンクまたはダウンリンク)のみがアクティブであり得、これは、UEが、一度に1つのBWP上でのみ、受信または送信し得ることを意味する。ダウンリンク上では、各BWPの帯域幅は、SSBの帯域幅に等しいかまたはそれよりも大きくなるべきであるが、それは、SSBを含んでいることも含んでいないこともある。
【0094】
[0097]
図4Bを参照すると、1次同期信号(PSS)が、サブフレーム/シンボルタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUEによって使用される。2次同期信号(SSS)が、物理レイヤセル識別情報グループ番号と無線フレームタイミングとを決定するためにUEによって使用される。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEはPCIを決定することができる。PCIに基づいて、UEは、上述のDL-RSのロケーションを決定することができる。MIBを搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、(SS/PBCHブロックとも呼ばれる)SSBを形成するためにPSSおよびSSSを用いて論理的にグループ化され得る。MIBは、ダウンリンクシステム帯域幅中のRBの数と、システムフレーム番号(SFN)とを与える。物理ダウンリンク制御チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを介して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
【0095】
[0098] 物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information)を搬送し、各CCEは(時間ドメインにおいて複数のシンボルにまたがり得る)1つまたは複数のREグループ(REG)バンドルを含み、各REGバンドルは1つまたは複数のREGを含み、各REGは、周波数ドメインにおける12個のリソース要素(1つのリソースブロック)、および時間ドメインにおける1つのOFDMシンボルに対応する。PDCCH/DCIを搬送するために使用される物理リソースのセットは、NRでは制御リソースセット(CORESET)と呼ばれる。NRでは、PDCCHは単一のCORESETに限定され、それ自体のDMRSとともに送信される。これは、PDCCHのためのUE固有ビームフォーミングを可能にする。
【0096】
[0099]
図4Bの例では、BWPごとに1つのCORESETがあり、CORESETは時間ドメインにおいて3つのシンボルにまたがる。システム帯域幅全体を占有するLTE制御チャネルとは異なり、NRでは、PDCCHチャネルは、周波数ドメインにおける固有の領域(すなわち、CORESET)に局在化される。したがって、
図4Bに示されているPDCCHの周波数成分は、周波数ドメインにおける単一のBWPよりも小さいものとして示されている。図示されたCORESETは周波数ドメインにおいて連続しているが、それは連続している必要がないことに留意されたい。さらに、CORESETは、時間ドメインにおいて3つよりも少ないシンボルにまたがり得る。
【0097】
[00100] PDCCH内のDCIは、それぞれ、アップリンク許可およびダウンリンク許可と呼ばれるアップリンクリソース割振り(永続的および非永続的)に関する情報と、UEに送信されるダウンリンクデータに関する説明とを搬送する。より詳細には、DCIは、ダウンリンクデータチャネル(たとえば、PDSCH)とアップリンクデータチャネル(たとえば、PUSCH)とのためにスケジュールされたリソースを示す。複数の(たとえば、最高8つの)DCIが、PDCCHにおいて構成され得、これらのDCIは複数のフォーマットのうちの1つを有することができる。たとえば、以下の表3に示されるように、アップリンクスケジューリングのための、ダウンリンクスケジューリングのための、アップリンク送信電力制御(TPC)のためのなど、異なるDCIフォーマットがある。PDCCHは、異なるDCIペイロードサイズまたはコーディングレートに適応するために、1、2、4、8、または16個のCCEによってトランスポートされ得る。
【0098】
【0099】
[00101] 表3では、フォールバックフォーマットは、構成可能でないフィールドを有し、基本的なNR動作をサポートするデフォルトスケジューリングオプションである。対照的に、非フォールバックフォーマットは、NR特徴に適応することにフレキシブルである。
【0100】
[00102] 諒解されるように、UEは、DCIを読み取り、それによって、PDSCHおよびPUSCH上でUEに割り振られたリソースのスケジューリングを取得するためにPDCCHを復調する(復号とも呼ばれる)ことが可能である必要がある。UEが、PDCCHを復調するのに失敗する場合、UEは、PDSCHリソースのロケーションを知らないことになり、後続のPDCCH監視機会中に異なるセットのPDCCH候補を使用してPDCCHを復調しようと試み続けることになる。UEがいくつかの試みの後にPDCCHを復調することに失敗する場合、UEは、無線リンク障害(RLF)を宣言する。PDCCH復調問題を克服するために、探索空間が、効率的なPDCCH検出および復調のために構成される。
【0101】
[00103] 概して、UEは、スロット中にスケジュールされ得るあらゆるPDCCH候補を復調しようと試みない。PDCCHスケジューラに対する制限を低減し、同時に、UEによるブラインド復調の試みの数を低減するように、探索空間が構成される。探索空間は、UEがあるコンポーネントキャリアに関係するスケジューリング割当て/許可を監視すべきである連続するCCEのセットによって示される。PDCCHが各コンポーネントキャリア、共通探索空間(CSS)およびUE固有探索空間(USS)を制御するために使用される2つのタイプの探索空間がある。
【0102】
[00104] 共通探索空間は、すべてのUEにわたって共有され、UE固有探索空間は、UEごとに使用される(すなわち、UE固有探索空間は、特定のUEに固有である)。共通探索空間の場合、DCI巡回冗長検査(CRC)は、すべての共通のプロシージャについてシステム情報無線ネットワーク一時識別子(SI-RNTI)、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)、一時セルRNTI(TC-RNTI)、ページングRNTI(P-RNTI)、中断RNTI(INT-RNTI)、スロットフォーマット指示RNTI(SFI-RNTI)、TPC-PUCCH-RNTI、TPC-PUSCH-RNTI、TPC-SRS-RNTI、セルRNTI(C-RNTI)、または構成スケジューリングRNTI(CS-RNTI)を用いてスクランブルされる。UE固有探索空間の場合、DCI CRCは、C-RNTIまたはCS-RNTIが個々のUEを特に対象とするので、それらを用いてスクランブルされる。
【0103】
[00105] UEは、以下の表4に示されているように、4つのUE固有探索空間アグリゲーションレベル(1、2、4、および8)と2つの共通探索空間アグリゲーションレベル(4および8)とを使用してPDCCHを復調する。
【0104】
【0105】
[00106] 各探索空間は、PDCCH候補と呼ばれるPDCCHに割り振られる可能性がある連続するCCEのグループを備える。UEは、そのUEのためのDCIを発見するためにこれらの2つの探索空間(USSおよびCSS)中のPDCCH候補のすべてを復調する。たとえば、UEは、PUSCH上でスケジュールされたアップリンク許可情報を取得し、PDSCH上でダウンリンクリソースを取得するためにDCIを復調し得る。アグリゲーションレベルは、PDCCH DCIメッセージを搬送するCORESETのREの数であり、CCEに関して表されることに留意されたい。アグリゲーションレベルごとにアグリゲーションレベルとCCEの数との間に1対1のマッピングがある。すなわち、アグリゲーションレベル「4」の場合、4つのCCEがある。したがって、表4に示されているように、アグリゲーションレベルが「4」であり、スロット中のPDCCH候補の数が「2」である場合、探索空間のサイズは「8」(すなわち、4×2=8)である。
【0106】
[00107]
図5は、本開示の態様による、所与の基地局のPRS送信のための例示的なPRS構成500の図である。
図5では、時間が水平方向に表され、左から右に増大する。各長い長方形はスロットを表し、各短い(影付き)長方形はOFDMシンボルを表す。PRS構成500は、基地局がその間にPRSを送信するPRSリソースセット510のPRSリソース512および514を識別する。PRSリソースセット510は、2スロットのオケージョン長N
PRSと、T
PRSの周期性(たとえば、160サブフレームまたは160ms)とを有する。したがって、PRSリソース512と514の両方は、長さが2つの連続するスロットであり、それぞれのPRSリソースの第1のシンボルが生じるスロットから開始して、T
PRSサブフレームごとに繰り返す。
【0107】
[00108]
図5の例では、PRSリソースセット510は、2つのPRSリソース、第1のPRSリソース512(
図5において「PRSリソース1」と標示された)と、第2のPRSリソース514(
図5において「PRSリソース2」と標示された)とを含む。PRSリソース512とPRSリソース514とは、同じ基地局の別個のビーム上で送信され得る。PRSリソース512は、2シンボルのシンボル長N
symbを有し、PRSリソース514は、4シンボルのシンボル長N
symbを有する。
【0108】
[00109] インスタンス530a、530b、および530cとして示されているPRSリソースセット510の各インスタンスは、PRSリソースセットの各PRSリソース512、514に関する長さ「2」(すなわち、NPRS=2)のオケージョンを含む。PRSリソース512および514は、ミューティングシーケンス周期性TREPまでTPRSサブフレームごとに繰り返される。したがって、長さTREPのビットマップが、インスタンス530a、530b、および530cのうちのどのオケージョンがミュートされる(すなわち、送信されない)のかを示すために必要とされる。
【0109】
[00110] 一態様では、
図5に示されているPRS構成500などの、PRS構成に対して追加の制約があり得る。たとえば、PRSリソースセット(たとえば、PRSリソースセット510)のすべてのPRSリソース(たとえば、PRSリソース512、514)では、基地局は、以下のパラメータ、すなわち、(a)オケージョン長(たとえば、T
PRS)、(b)シンボル数(たとえば、N
symb)、(c)コームタイプ、および/または(d)帯域幅が同じになるように構成することができる。さらに、すべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソースでは、サブキャリア間隔とサイクリックプレフィックスとは、1つの基地局について、またはすべての基地局について同じであるように構成され得る。それが1つの基地局のためであるか、またはすべての基地局のためであるかは、第1および/または第2のオプションをサポートするUEの能力(capability)に依存し得る。
【0110】
[00111] 場合によっては、基地局は、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、および/または1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSの測定を実行するようにUEをトリガする必要があり得る。そのような場合、上記で説明されたPRSシグナリングは、非効率的であり、基地局における増加したオーバーヘッド消費、UEにおける過大な電力消費量、および低減された柔軟性をもたらし得る。たとえば、LMF(たとえば、LMF270)は、アップリンクおよび/またはダウンリンクPRSシグナリングのためのリソースを用いてUEを構成し得る。しかしながら、LMFは、上位レイヤシグナリング(たとえば、LPPシグナリング)を介してダウンリンクリソースを用いてUEを構成し得るが、PRS構成のための上位レイヤシグナリングは、システムレイテンシを増加し得、効率的な非周期PRS(たとえば、オンデマンドPRS)のために十分にフレキシブルでないことがある。
【0111】
[00112] そのような場合、本開示は、サービング基地局(または、より詳細には、サービングTRP/セル)がオンデマンドPRSシグナリングを実行するための技法を提供する。たとえば、サービング基地局は、(RRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングを介してPRS監視オケージョンを構成する代わりに)動的なトリガを介してUEにおいてPRS監視を開始することによってシステムレイテンシを低減し得る。トリガは、UEにDCI中で送信され、UEが測定しなければならない特定のPRSリソース、PRSリソースセット、測位周波数レイヤ、および/またはTRPを識別し得る。
【0112】
[00113] 一態様では、DCIコードポイントは、1つまたは複数の一意に識別されるPRSリソースのトリガに明示的に関連付けられ得る。トリガされるPRSリソースは、ただ1つの測位周波数レイヤ内でだが1つまたは複数のTRPの1つまたは複数のPRSリソースセットにわたる可能性がある。より詳細には、上記で説明されたように、PRSリソースセットは、PRSリソースの集合であり、1つのTRPを関連付けられ、測位周波数レイヤは、1つまたは複数のTRPに関連する1つまたは複数のPRSリソースセットの集合である。したがって、たとえば、単一のPRSリソースは、複数のPRSリソースセットに関連付けられ得、それらの複数のPRSリソースセットは、複数のTRPに関連付けられ得る。しかしながら、PRSリソースが属するPRSリソースセットは、1つの測位周波数レイヤ内にしかないので、PRSリソースは、ただ1つの測位周波数レイヤ内にあることになる。
【0113】
[00114] 1つのTRPの1つのPRSリソースセット内の特定のPRSリソースの識別を可能にするために、同じPRSリソースが別のPRSリソースセットおよび/またはTRPに関連付けられるのか否かを問わず、DCIは、{PRS-ID,DL-PRS-ResourceSetId,DL-PRS-ResourceId}からなるトリプレット(triplet)を含み得る。DCIコードポイントの構成は、{PRS-ID,DL-PRS-ResourceSetId,DL-PRS-ResourceId}の1つまたは複数のトリプレットのリストへのDCIコードポイントごとに1つの関連付けを含み得る。すなわち、所与のDCIコードポイントは、{PRS-ID,DL-PRS-ResourceSetId,DL-PRS-ResourceId}の単一のトリプレットに関連付けられるか、または{PRS-ID,DL-PRS-ResourceSetId,DL-PRS-ResourceId}の複数のトリプレットに関連付けられ得る。したがって、特定のDCIコードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースを明示的にトリガし得る。DCIコードポイントは、特定の値を取るDCIペイロードのフィールドであることに留意されたい。たとえば、フィールドが3ビットである場合、DCIコードポイントは、合計8つの値の000から111の値を取ることができる。
【0114】
[00115] 代替的に、PRSリソースの構成(configuration)は、1つまたは複数の関連するDCIコードポイント値のフィールドを含み得る。この場合、UEは、PRSリソース構成を受信するとき、構成されたPRSリソースがトリガされているのかどうかを決定するためにPRSリソース構成中のDCIコードポイント値をルックアップすることができる。しかしながら、異なる測位周波数レイヤのPRSリソースは、同じ値のDCIコードポイントに関連付けられないことがある。異なる測位周波数レイヤのPRSリソースが同じDCIコードポイントに関連付けられた場合、UEは、ただ1つのDCIコードポイントを受信することによって、複数の周波数レイヤ上のPRSを測定するためにトリガされることになり、これはUEにより高い複雑性を必要とする。したがって、異なる測位周波数レイヤ上のPRSリソースは、デフォルトで同じ値のDCIコードポイントに関連付けられるべきではない。しかしながら、UEが、周波数レイヤにわたってPRSリソースをトリガするために同じ値のDCIコードポイントを予想しているのかどうかは、UEの能力に基づき得る。
【0115】
[00116] 一態様では、DCIコードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースセットのトリガに明示的に関連付けられ得る。この場合、トリガされるPRSリソースセットのすべてのPRSリソースは、DCIフィールドが特定のDCIコードポイント値を有するときはいつでもトリガされることになる。第1のオプションとして、トリガされるPRSリソースセットは、単一の測位周波数レイヤからのものであり得る。第2のオプションとして、トリガされるPRSリソースセットは、複数の測位周波数レイヤからのものであり得る。第2のオプションは、周波数レイヤにわたってPRSリソースセットを処理するUEの能力に基づき得、(たとえば、LPPセッション中に)ネットワークにシグナリングされ得る。
【0116】
[00117] 特定のPRSリソースセットの識別を可能にするために、DCIコードポイントの構成は、{PRS-ID,DL-PRS-ResourceSetId}からなる1つまたは複数のタプル(tuple)のリストへのDCIコードポイントごとに1つの関連付け(association)を含み得る。すなわち、所与のDCIコードポイントは、{PRS-ID,DL-PRS-ResourceSetId}の単一のタプルに関連付けられるか、または{PRS-ID,DL-PRS-ResourceSetId}の複数のタプルに関連付けられ得る。したがって、特定のDCIコードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースセットを明示的にトリガし得る。
【0117】
[00118] 代替的に、PRSリソースセットの構成は、1つまたは複数の関連するDCIコードポイント値のフィールドを含み得る。この場合、UEは、PRSリソースセット構成を受信するとき、構成されたPRSリソースがトリガされているのかどうかを決定するためにPRSリソースセット構成中のDCIコードポイント値をルックアップすることができる。しかしながら、異なる周波数レイヤのPRSリソースセットは、(UEにより高い複雑性を必要とすることになるので)デフォルトで同じDCIコードポイントに関連付けられるべきではない。しかしながら、周波数レイヤにわたるPRSリソースの場合と同様に、UEが、周波数レイヤにわたってPRSリソースセットをトリガするために同じ値のDCIコードポイントを予想しているのかどうかは、UEの能力に基づき得る。
【0118】
[00119] 一態様では、DCIコードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤのトリガに明示的に関連付けられ得る。この場合、トリガされる測位周波数レイヤ上で動作するすべてのTRPのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソースは、DCIフィールドが特定のDCIコードポイント値を有するときはいつでもトリガされることになる。特定の測位周波数レイヤの識別を可能にするために、DCIコードポイントの構成は、1つまたは複数の測位周波数レイヤのリストへのDCIコードポイントごとに1つの関連付けを含む可能性がある。すなわち、所与のDCIコードポイントは、単一の測位周波数レイヤIDに関連付けられるか、または複数の測位周波数レイヤIDに関連付けられる可能性がある。したがって、特定のDCIコードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤを明示的にトリガする可能性がある。
【0119】
[00120] 代替的に、測位周波数レイヤの構成は、1つまたは複数の関連するDCIコードポイント値のフィールドを含んでいる可能性がある。この場合、UEは、測位周波数レイヤ構成を受信するとき、構成された測位周波数レイヤがトリガされているのかどうかを決定するために測位周波数レイヤ構成中のDCIコードポイント値をルックアップすることができる。1つのDCIコードポイントが1つまたは複数の測位周波数レイヤをトリガするために使用される可能性があるので、関連する周波数レイヤのすべてのPRSリソースがトリガされることになる。
【0120】
[00121] 一態様では、DCIコードポイントは、1つまたは複数のPRS-IDのトリガに明示的に関連付けられ得る。この場合、指定されるPRS-IDに関連するすべての測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソースは、DCIフィールドが特定のDCIコードポイント値を有するときはいつでもトリガされることになる。すなわち、単一のDCIコードポイントは、所与のセル/TRPの測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソースのすべてをトリガすることになる。したがって、DCIコードポイントは、所与のセル/TRPに関連付けられるものと見なされ得る。特定のセル/TRPの識別を可能にするために、DCIコードポイントの構成は、1つまたは複数のPRS-IDのリストへのDCIコードポイントごとに1つの関連付けを含み得る。すなわち、所与のDCIコードポイントは、単一のPRS-IDに関連付けられるか、または複数のPRS-IDに関連付けられ得る。したがって、特定のDCIコードポイントは、1つまたは複数のPRS-IDを明示的にトリガし得る。
【0121】
[00122] 代替的に、上記で説明された手法のいずれかの構成は、DCIコードポイントが使用されるときはいつでも、特定のPRS-IDに関連するPRSリソースおよび/またはPRSリソースセットのみがトリガされるように修正され得る。特定のPRS-IDは、UEにシグナリングされるか、または慣例によって知られ得る(たとえば、サービングTRPまたは基準TRPまたは隣接TRPに関連するPRS-ID)。
【0122】
[00123] 一態様では、DCIコードポイントが、({PRS-ID,DL-PRS-ResourceSetId,DL-PRS-ResourceId}のセットとのDCIコードポイントの関連付け(association)を介して)特定のPRSリソースに関連付けられるのか、({PRS-ID,DL-PRS-ResourceSetId}のセットとのDCIコードポイントの関連付けを介して)特定のPRSリソースセットに関連付けられるのか、(周波数レイヤIDとのDCIコードポイントの関連付けを介して)特定の測位周波数レイヤに関連付けられるのか、または(PRS-IDとのDCIコードポイントの関連付けを介して)特定のセル/TRPに関連付けられるのかは、たとえば、関与するセル/TRPまたはロケーションサーバによって構成可能であり得る。代替的に、それは、適用可能なワイヤレス通信規格において指定され得る。代替または追加として、それは、ネットワーク(たとえば、サービングセル/TRPまたはロケーションサーバ)にシグナリングされ得るUEの能力に基づき得る。したがって、UEは、特定のDCIコードポイント値を受信するとき、コードポイント値がPRSリソースを参照しているのか、PRSリソースセットを参照しているのか、(PRS-IDを介して)セル/TRPを参照しているのか、または測位周波数レイヤを参照しているのかを知ることになり、(たとえば、ローカルに記憶されたルックアップテーブル中で)PRSリソース、PRSリソースセット、セル/TRP、および/または測位周波数レイヤのどれがトリガされているのかをルックアップすることが可能になることになる。
【0123】
[00124] 一態様では、DCIコードポイントと1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数のセル/TRP、または1つもしくは複数の測位周波数レイヤとの間の関連付けは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数のセル/TRP、または1つもしくは複数の測位周波数レイヤの明示的な識別である必要はない。むしろ、DCIコードポイントは、トリガされるPRSリソース、PRSリソースセット、測位周波数レイヤ、およびセル/TRPの開始位置とサイズ/長さとを指定し得る。たとえば、DCIコードポイントは、特定のDL-PRS-ResourceIdに関連付けられないことがあり、むしろ、PRSリソースの特定の開始点と長さとを示し得、この基準を満たす任意のPRSリソースは、DCIコードポイントによってトリガされることになる。
【0124】
[00125] DCIに関するスロットオフセットは、UEがDCIトリガの関連性を決定するために必要とされることに留意されたい(そうでない場合、それはDCIトリガを無期限に適用すると見なすことがある)。これは、PRS構成が単独で十分でないためであり、UEは、PRSがいつ送信されているのかを知るためにDCIトリガ情報を必要とし得る。
【0125】
[00126] 一態様では、異なる値のDCIコードポイントが、同じタイプのリソースの異なるインスタンスをトリガするのではなく、異なる値のDCIコードポイントが異なるタイプのリソースをトリガし得る。たとえば、DCIコードポイントの第1の値(first value)は、1つもしくは複数のPRSリソースをトリガし得るか、コードポイントの第2の値(second value)は、1つまたは複数のPRSリソースセットをトリガし得るか、コードポイントの第3の値(third value)は、1つまたは複数の測位周波数レイヤをトリガし得るか、コードポイントの第4の値(fourth value)は、1つまたは複数のTRPをトリガし得るか、またはそれらの任意の組合せであり得る。一態様では、異なる値のDCIコードポイントが異なるタイプのリソースをトリガするのかどうかは、UEの能力に基づき得る。
【0126】
[00127] 一態様では、UEの能力は、UEがPRSを測定することを予想される周波数範囲(たとえば、FR1もしくはFR2)または周波数帯域(たとえば、狭帯域、広帯域)に基づき得る。すなわち、UEは、それがPRSを測定している周波数範囲および/または周波数帯域に応じてPRSを測定する異なる能力を有し得る。
【0127】
[00128] DCIコードポイントが、PRSリソースのセットをトリガすることができ、トリガされるPRSリソースのうちのいくつかは、異なる周波数レイヤ中にあり得るので、UEが異なる周波数レイヤ上のPRSリソースを測定することを可能にするために測定ギャップ(measurement gap)もトリガされ得る。したがって、UEが周波数間測定(inter-frequency measurement)を実行する必要があることになることが予想される場合、特定のPRSリソースをトリガするDCIコードポイントは測定ギャップをも(一緒に)トリガし得る。一態様では、DCIコードポイントは、トリガされるPRSリソース、PRSリソースセット、測位周波数レイヤ、またはセル/TRPに関して「フロートする」測定ギャップに関連付けられ得る。すなわち、DCIコードポイントは、トリガされるPRSリソース、PRSリソースセット、測位周波数レイヤ、またはセル/TRPの各PRSリソースの前のいくつかの数のシンボルに始まり、各PRSリソースの後のいくつかの数のシンボルに終わる測定ギャップがあることになることを(明示的にまたは暗黙的に)示し得る。たとえば、測定ギャップは、PRSリソースの前に1つのシンボル(symbol)を開始し、PRSリソースの後に1つのシンボルを終了する。
【0128】
[00129] 一態様では、DCIコードポイントの構成は、識別されたコードポイントが測定ギャップを一緒にトリガするのか否かを示す1つまたは複数のDCIコードポイントのための明示的な関連付けを含み得る。代替的に、UEが周波数間測定を実行することを予想されることに基づいて測定ギャップがあることになるという暗黙的な指示があり得る。すなわち、コードポイントが異なる周波数レイヤ中のPRSリソースをトリガする場合、UEが周波数間測定を実行することを可能にするために測定ギャップを一緒にトリガするものと見なされ得る。測定ギャップの長さは、適用可能なワイヤレス通信規格に指定されるか、または関与するTRPまたはロケーションサーバによってUEにシグナリングされ得る。
【0129】
[00130] 一態様では、UEのグループ(group)に対して共通のDCIが定義され得る。そのような共通のDCIは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に関連付けられ、ペイロードブロック(payload block)を含み得る。各ペイロードブロック中で、PRSは、PRSインジケータ(indicator)によって上記で説明された技法のいずれかに基づいてトリガされ得る。すなわち、ペイロードブロック中のPRSインジケータは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、または1つもしくは複数のTRP/セルのセットをトリガし得る。ペイロードブロックは、1つまたは複数のPRSインジケータを含み得、各PRSインジケータは、UEの特定のグループに関連付けられ得る。測定ギャップもトリガされる場合、これは、ペイロードブロックの第2のセット中でシグナリングされるか、またはPRSがトリガされるのと同じペイロードブロックのセット内でシグナリングされ得る。
【0130】
[00131]
図6は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的方法600を示す。一態様では、方法600はUE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)によって実行され得る。
【0131】
[00132] 610において、UEは、サービングTRP(たとえば、本明細書で説明される基地局のいずれかのTRP)から、PRSを測定するようにUEをトリガするDCIを受信する。一態様では、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる。一態様では、動作610は、WWANトランシーバ310、処理システム332、メモリ構成要素340、および/または測位構成要素342によって実行され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実行するための手段と見なされ得る。
【0132】
[00133] 620において、UEは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定する。一態様では、動作620は、WWANトランシーバ310、処理システム332、メモリ構成要素340、および/または測位構成要素342によって実行され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実行するための手段と見なされ得る。
【0133】
[00134]
図7は、本開示の態様による、ワイヤレス通信の例示的方法700を示す。一態様では、方法700は、TRP(たとえば、本明細書で説明される基地局のいずれかのTRP)によって実行され得る。
【0134】
[00135] 710において、TRPは、UE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)に、PRSを測定するようにUEをトリガするDCIを送信する。一態様では、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる。一態様では、動作710は、WWANトランシーバ350、処理システム384、メモリ構成要素386、および/または測位構成要素388によって実行され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実行するための手段と見なされ得る。
【0135】
[00136] 720において、TRPは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上でPRSを送信する。一態様では、動作720は、WWANトランシーバ350、処理システム384、メモリ構成要素386、および/または測位構成要素388によって実行され得、それらのいずれかまたはすべては、この動作を実行するための手段と見なされ得る。
【0136】
[00137] 諒解されるように、方法600および700の技術的利点は、減少されたシグナリングオーバーヘッドと、UEにおける低減された電力消費量と、増加した柔軟性とを含む。
【0137】
[00138] 実装例を以下の番号付けされた条項に記載する。
【0138】
[00139] 条項1。 ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、サービング送信受信ポイント(TRP)から、測位基準信号(PRS)を測定するようにUEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、ここにおいて、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定することとを備える、方法。
【0139】
[00140] 条項2。 コードポイントは、1つまたは複数のトリプレットに関連付けられ、各トリプレットは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなり、各トリプレットは、1つのPRSリソースをトリガするために使用され、測定することは、1つまたは複数のトリプレットの各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、条項1に記載の方法。
【0140】
[00141] 条項3。 TRPツーPRSリソースセット識別子は、それが同じTRPからの1つまたは複数のダウンリンクPRSリソースセット(downlink PRS resource set)に関連付けられるように定義される、条項2に記載の方法。
【0141】
[00142] 条項4。 1つまたは複数のPRSリソースの構成のフィールド(field)は、コードポイントを含んでいる、条項1~3のいずれかに記載の方法。
【0142】
[00143] 条項5。 1つまたは複数のPRSリソースセットの構成のフィールドは、コードポイントを含んでいる、条項1~3のいずれかに記載の方法。
【0143】
[00144] 条項6。 1つまたは複数の測位周波数レイヤの構成のフィールドは、コードポイントを含んでいる、条項1~3のいずれかに記載の方法。
【0144】
[00145] 条項7。 コードポイントは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、各タプルは、1つまたは複数のPRSリソースセットをトリガするために使用され、測定することは、1つまたは複数のタプルの各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、条項1および3~6のいずれかに記載の方法。
【0145】
[00146] 条項8。 コードポイントは、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、各タプルは、1つのPRSリソースをトリガするために使用され、測定することは、1つまたは複数のタプルの各々の各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、条項1および3~6のいずれかに記載の方法。
【0146】
[00147] 条項9。 1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、条項8に記載の方法。
【0147】
[00148] 条項10。 1つのTRPは、UEのためのサービングTRPである、条項9に記載の方法。
【0148】
[00149] 条項11。 コードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースセット識別子に関連付けられ、各PRSリソースセット識別子は、1つのPRSリソースセットをトリガするために使用され、測定することは、1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、条項1および3~6のいずれかに記載の方法。
【0149】
[00150] 条項12。 1つまたは複数のPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、条項11に記載の方法。
【0150】
[00151] 条項13。 1つのTRPは、UEのためのサービングTRPである、条項12に記載の方法。
【0151】
[00152] 条項14。 コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤの1つまたは複数の識別子に関連付けられ、測定することは、1つまたは複数の測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、条項1および3~6のいずれかに記載の方法。
【0152】
[00153] 条項15。 コードポイントは、1つまたは複数のTRPの1つまたは複数のTRPツーPRSリソースセット識別子に関連付けられ、測定することは、1つまたは複数のTRPの測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、条項1および3~6のいずれかに記載の方法。
【0153】
[00154] 条項16。
【0154】
コードポイントが1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられるのかどうかは、UEの能力に基づく、条項1~15のいずれかに記載の方法。
【0155】
[00155] 条項17。
【0156】
コードポイントの第1の値は、1つもしくは複数のPRSリソースをトリガするか、コードポイントの第2の値は、1つもしくは複数のPRSリソースセットをトリガするか、コードポイントの第3の値は、1つもしくは複数の測位周波数レイヤをトリガするか、コードポイントの第4の値は、1つもしくは複数のTRPをトリガするか、またはそれらの任意の組合せである、条項1~16のいずれかに記載の方法。
【0157】
[00156] 条項18。 1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、および1つもしくは複数のTRPをトリガする第1の値、第2の値、第3の値、および第4の値は、UEの能力に基づく、条項17に記載の方法。
【0158】
[00157] 条項19。 UEの能力は、周波数範囲に固有のもの(frequency range specific)であるか、または周波数帯域に固有のもの(frequency band specific)である、条項18に記載の方法。
【0159】
[00158] 条項20。 コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースをトリガするために使用され、コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースに基づいて複数のPRSリソースのための測定ギャップにさらに関連付けられる、条項1~19のいずれかに記載の方法。
【0160】
[00159] 条項21。 測定ギャップへのコードポイントの関連付けは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースに基づいて暗黙的である(implicit)、条項20に記載の方法。
【0161】
[00160] 条項22。 測定ギャップへのコードポイントの関連付けは、サービングTRPまたはロケーションサーバによってUEに明示的に構成される、条項20に記載の方法。
【0162】
[00161] 条項23。 測定ギャップは、複数のPRSリソースの各PRSリソースの前の1つまたは複数のシンボルで開始し、複数のPRSリソースの各PRSリソースの後の1つまたは複数のシンボルで終了する複数のシンボルを備える、条項20~22のいずれかに記載の方法。
【0163】
[00162] 条項24。 DCIは、UEを含むUEのグループに共通である、条項1~23のいずれかに記載の方法。
【0164】
[00163] 条項25。 DCIは、複数のペイロードブロックを含み、複数のペイロードブロックの各々は、1つまたは複数のPRSインジケータを含み、PRSインジケータの各々は、UEまたはUEのグループに関連付けられる、条項24に記載の方法。
【0165】
[00164] 条項26。 各PRSインジケータは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSを測定するように関連するUEまたはUEのグループをトリガする、条項25に記載の方法。
【0166】
[00165] 条項27。 第2の複数のペイロードブロックは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSの周波数間測定のための測定ギャップのためのインジケータを含む、条項26に記載の方法。
【0167】
[00166] 条項28。 送信受信ポイント(TRP)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、ユーザ機器(UE)に、測位基準信号(PRS)を測定するようにUEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を送信することと、ここにおいて、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上でPRSを送信することとを備える、方法。
【0168】
[00167] 条項29。 コードポイントは、1つまたは複数のトリプレットに関連付けられ、各トリプレットは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなり、各トリプレットは、1つのPRSリソースをトリガするために使用される、条項28に記載の方法。
【0169】
[00168] 条項30。 TRPツーPRSリソースセット識別子は、それが同じTRPからの1つまたは複数のダウンリンクPRSリソースセットに関連付けられるように定義される、条項29に記載の方法。
【0170】
[00169] 条項31。 1つまたは複数のPRSリソースの構成のフィールドは、コードポイントを含んでいる、条項28~30のいずれかに記載の方法。
【0171】
[00170] 条項32。 1つまたは複数のPRSリソースセットの構成のフィールドは、コードポイントを含んでいる、条項28~30のいずれかに記載の方法。
【0172】
[00171] 条項33。 1つまたは複数の測位周波数レイヤの構成のフィールドは、コードポイントを含んでいる、条項28~30のいずれかに記載の方法。
【0173】
[00172] 条項34。 コードポイントは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、各タプルは、1つまたは複数のPRSリソースセットをトリガするために使用される、条項28および30~33のいずれかに記載の方法。
【0174】
[00173] 条項35。 コードポイントは、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、各タプルは、1つのPRSリソースをトリガするために使用される、条項28および30~33のいずれかに記載の方法。
【0175】
[00174] 条項36。 1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、条項35に記載の方法。
【0176】
[00175] 条項37。 1つのTRPは、UEのためのサービングTRPである、条項36に記載の方法。
【0177】
[00176] 条項38。 コードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースセット識別子に関連付けられ、各PRSリソースセット識別子は、1つのPRSリソースセットをトリガするために使用される、条項28および30~33のいずれかに記載の方法。
【0178】
[00177] 条項39。 1つまたは複数のPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、条項38に記載の方法。
【0179】
[00178] 条項40。 1つのTRPは、UEのためのサービングTRPである、条項39に記載の方法。
【0180】
[00179] 条項41。 コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するようにUEをトリガするために1つまたは複数の測位周波数レイヤの1つまたは複数の識別子に関連付けられる、条項28および30~33のいずれかに記載の方法。
【0181】
[00180] 条項42。 コードポイントは、1つまたは複数のTRPの測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するようにUEをトリガするために1つまたは複数のTRPの1つまたは複数のTRPツーPRSリソースセット識別子に関連付けられる、条項28および30~33のいずれかに記載の方法。
【0182】
[00181] 条項43。 DCIコードポイントが1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられるのかどうかは、UEの能力に基づく、条項28~42のいずれかに記載の方法。
【0183】
[00182] 条項44。 コードポイントの第1の値は、1つもしくは複数のPRSリソースをトリガするか、コードポイントの第2の値は、1つもしくは複数のPRSリソースセットをトリガするか、コードポイントの第3の値は、1つもしくは複数の測位周波数レイヤをトリガするか、コードポイントの第4の値は、1つもしくは複数のTRPをトリガするか、またはそれらの任意の組合せである、条項28~43のいずれかに記載の方法。
【0184】
[00183] 条項45。 1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、および1つもしくは複数のTRPをトリガする第1の値、第2の値、第3の値、および第4の値は、UEの能力に基づく、条項44に記載の方法。
【0185】
[00184] 条項46。 UEの能力は、周波数範囲に固有のものであるか、または周波数帯域に固有のものである、条項45に記載の方法。
【0186】
[00185] 条項47。 コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースをトリガするために使用され、コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースに基づいて複数のPRSリソースのための測定ギャップにさらに関連付けられる、条項28~46のいずれかに記載の方法。
【0187】
[00186] 条項48。 測定ギャップへのコードポイントの関連付けは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースに基づいて暗黙的である、条項47に記載の方法。
【0188】
[00187] 条項49。 測定ギャップへのコードポイントの関連付けは、サービングTRPまたはロケーションサーバによってUEに明示的に構成される、条項47に記載の方法。
【0189】
[00188] 条項50。 測定ギャップは、複数のPRSリソースの各PRSリソースの前の1つまたは複数のシンボルで開始し、複数のPRSリソースの各PRSリソースの後の1つまたは複数のシンボルで終了する複数のシンボルを備える、条項47~49のいずれかに記載の方法。
【0190】
[00189] 条項51。 DCIは、UEを含むUEのグループに共通である、条項28~50のいずれかに記載の方法。
【0191】
[00190] 条項52。 DCIは、複数のペイロードブロックを含み、複数のペイロードブロックの各々は、1つまたは複数のPRSインジケータを含み、PRSインジケータの各々は、UEまたはUEのグループに関連付けられる、条項51に記載の方法。
【0192】
[00191] 条項53。 各PRSインジケータは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSを測定するように関連するUEまたはUEのグループをトリガする、条項52に記載の方法。
【0193】
[00192] 条項54。 第2の複数のペイロードブロックは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSの周波数間測定のための測定ギャップのためのインジケータを含む、条項53に記載の方法。
【0194】
[00193] 条項55。 ロケーションサーバまたはサービングTRPから、PRSを測定するようにUEをトリガするためのコマンド(command)を受信することをさらに備える、条項28~54のいずれかに記載の方法。
【0195】
[00194] 条項56。 ユーザ機器(UE)であって、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリと少なくとも1つのトランシーバとに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバを介してサービング送信受信ポイント(TRP)から、測位基準信号(PRS)を測定するようにUEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、ここにおいて、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定することとを行うように構成された、UE。
【0196】
[00195] 条項57。 コードポイントは、1つまたは複数のトリプレットに関連付けられ、各トリプレットは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなり、 各トリプレットは、1つのPRSリソースをトリガするために使用され、 測定するように構成された少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数のトリプレットの各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、条項56に記載のUE。
【0197】
[00196] 条項58。 TRPツーPRSリソースセット識別子は、それが同じTRPからの1つまたは複数のダウンリンクPRSリソースセットに関連付けられるように定義される、条項57に記載のUE。
【0198】
[00197] 条項59。 1つまたは複数のPRSリソースの構成のフィールドは、コードポイントを含んでいる、条項56~58のいずれかに記載のUE。
【0199】
[00198] 条項60。 1つまたは複数のPRSリソースセットの構成のフィールドは、コードポイントを含んでいる、条項56~58のいずれかに記載のUE。
【0200】
[00199] 条項61。 1つまたは複数の測位周波数レイヤの構成のフィールドは、コードポイントを含んでいる、条項56~58のいずれかに記載のUE。
【0201】
[00200] 条項62。 コードポイントは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、各タプルは、1つまたは複数のPRSリソースセットをトリガするために使用され、測定するように構成された少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数のタプルの各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、条項56および58~61のいずれかに記載のUE。
【0202】
[00201] 条項63。 コードポイントは、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、各タプルは、1つのPRSリソースをトリガするために使用され、測定することは、1つまたは複数のタプルの各々の各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、条項56および58~61のいずれかに記載のUE。
【0203】
[00202] 条項64。 1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、条項63に記載のUE。
【0204】
[00203] 条項65。 1つのTRPは、UEのためのサービングTRPである、条項64に記載のUE。
【0205】
[00204] 条項66。 コードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースセット識別子に関連付けられ、各PRSリソースセット識別子は、1つのPRSリソースセットをトリガするために使用され、測定することは、1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、条項56および58~61のいずれかに記載のUE。
【0206】
[00205] 条項67。 1つまたは複数のPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、条項66に記載のUE。
【0207】
[00206] 条項68。 1つのTRPは、UEのためのサービングTRPである、条項67に記載のUE。
【0208】
[00207] 条項69。 コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤの1つまたは複数の識別子に関連付けられ、測定するように構成された少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、条項56および58~61のいずれかに記載のUE。
【0209】
[00208] 条項70。 コードポイントは、1つまたは複数のTRPの1つまたは複数のTRPツーPRSリソースセット識別子に関連付けられ、測定するように構成された少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数のTRPの測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、条項56および58~61のいずれかに記載のUE。
【0210】
[00209] 条項71。 DCIコードポイントが1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられるのかどうかは、UEの能力に基づく、条項56~70のいずれかに記載のUE。
【0211】
[00210] 条項72。 コードポイントの第1の値は、1つもしくは複数のPRSリソースをトリガするか、コードポイントの第2の値は、1つもしくは複数のPRSリソースセットをトリガするか、コードポイントの第3の値は、1つもしくは複数の測位周波数レイヤをトリガするか、コードポイントの第4の値は、1つもしくは複数のTRPをトリガするか、またはそれらの任意の組合せである、条項56~71のいずれかに記載のUE。
【0212】
[00211] 条項73。 1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、および1つもしくは複数のTRPをトリガする第1の値、第2の値、第3の値、および第4の値は、UEの能力に基づく、条項72に記載のUE。
【0213】
[00212] 条項74。 UEの能力は、周波数範囲に固有のものであるか、または周波数帯域に固有のものである、条項73に記載のUE。
【0214】
[00213] 条項75。 コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースをトリガするために使用され、コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースに基づいて複数のPRSリソースのための測定ギャップにさらに関連付けられる、条項56~74のいずれかに記載のUE。
【0215】
[00214] 条項76。 測定ギャップへのコードポイントの関連付けは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースに基づいて暗黙的である、条項75に記載のUE。
【0216】
[00215] 条項77。 測定ギャップへのコードポイントの関連付けは、サービングTRPまたはロケーションサーバによってUEに明示的に構成される、条項75に記載のUE。
【0217】
[00216] 条項78。 測定ギャップは、複数のPRSリソースの各PRSリソースの前の1つまたは複数のシンボルで開始し、複数のPRSリソースの各PRSリソースの後の1つまたは複数のシンボルで終了する複数のシンボルを備える、条項75~77のいずれかに記載のUE。
【0218】
[00217] 条項79。 DCIは、UEを含むUEのグループに共通である、条項56~78のいずれかに記載のUE。
【0219】
[00218] 条項80。 DCIは、複数のペイロードブロックを含み、複数のペイロードブロックの各々は、1つまたは複数のPRSインジケータを含み、PRSインジケータの各々は、UEまたはUEのグループに関連付けられる、条項79に記載のUE。
【0220】
[00219] 条項81。 各PRSインジケータは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSを測定するように関連するUEまたはUEのグループをトリガする、条項80に記載のUE。
【0221】
[00220] 条項82。 第2の複数のペイロードブロックは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSの周波数間測定のための測定ギャップのためのインジケータを含む、条項81に記載のUE。
【0222】
[00221] 条項83。 基地局であって、メモリと、少なくとも1つのトランシーバと、メモリと少なくとも1つのトランシーバとに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのトランシーバに、ユーザ機器(UE)に、測位基準信号(PRS)を測定するようにUEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を送信することを行わせることと、ここにおいて、DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、少なくとも1つのトランシーバに、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRP上でPRSを送信することを行わせることとを行うように構成された、基地局。
【0223】
[00222] 条項84。 コードポイントは、1つまたは複数のトリプレットに関連付けられ、各トリプレットは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなり、各トリプレットは、1つのPRSリソースをトリガするために使用される、条項83に記載の基地局。
【0224】
[00223] 条項85。 TRPツーPRSリソースセット識別子は、それが同じTRPからの1つまたは複数のダウンリンクPRSリソースセットに関連付けられるように定義される、条項84に記載の基地局。
【0225】
[00224] 条項86。 1つまたは複数のPRSリソースの構成のフィールドは、コードポイントを含んでいる、条項83~85のいずれかに記載の基地局。
【0226】
[00225] 条項87。 1つまたは複数のPRSリソースセットの構成のフィールドは、コードポイントを含んでいる、条項83~85のいずれかに記載の基地局。
【0227】
[00226] 条項88。 1つまたは複数の測位周波数レイヤの構成のフィールドは、コードポイントを含んでいる、条項83~85のいずれかに記載の基地局。
【0228】
[00227] 条項89。 コードポイントは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、各タプルは、1つまたは複数のPRSリソースセットをトリガするために使用される、条項83および85~88のいずれかに記載の基地局。
【0229】
[00228] 条項90。 コードポイントは、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、各タプルは、1つのPRSリソースをトリガするために使用され、測定することは、1つまたは複数のタプルの各々の各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、条項83および85~88のいずれかに記載の基地局。
【0230】
[00229] 条項91。 1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、条項90に記載の基地局。
【0231】
[00230] 条項92。 1つのTRPは、UEのためのサービングTRPである、条項91に記載の基地局。
【0232】
[00231] 条項93。 コードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースセット識別子に関連付けられ、各PRSリソースセット識別子は、1つのPRSリソースセットをトリガするために使用され、測定することは、1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、条項83および85~88のいずれかに記載の基地局。
【0233】
[00232] 条項94。 1つまたは複数のPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、条項93に記載の基地局。
【0234】
[00233] 条項95。 1つのTRPは、UEのためのサービングTRPである、条項94に記載の基地局。
【0235】
[00234] 条項96。 コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するようにUEをトリガするために1つまたは複数の測位周波数レイヤの1つまたは複数の識別子に関連付けられる、条項83および85~88のいずれかに記載の基地局。
【0236】
[00235] 条項97。 コードポイントは、1つまたは複数のTRPの測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するようにUEをトリガするために1つまたは複数のTRPの1つまたは複数のTRPツーPRSリソースセット識別子に関連付けられる、条項83および85~88のいずれかに記載の基地局。
【0237】
[00236] 条項98。 DCIコードポイントが1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられるのかどうかは、UEの能力に基づく、条項83~97のいずれかに記載の基地局。
【0238】
[00237] 条項99。 コードポイントの第1の値は、1つもしくは複数のPRSリソースをトリガするか、コードポイントの第2の値は、1つもしくは複数のPRSリソースセットをトリガするか、コードポイントの第3の値は、1つもしくは複数の測位周波数レイヤをトリガするか、コードポイントの第4の値は、1つもしくは複数のTRPをトリガするか、またはそれらの任意の組合せである、条項83~98のいずれかに記載の基地局。
【0239】
[00238] 条項100。 1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、および1つもしくは複数のTRPをトリガする第1の値、第2の値、第3の値、および第4の値は、UEの能力に基づく、条項99に記載の基地局。
【0240】
[00239] 条項101。 UEの能力は、周波数範囲に固有のものであるか、または周波数帯域に固有のものである、条項100に記載の基地局。
【0241】
[00240] 条項102。 コードポイントは、複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースをトリガするために使用され、コードポイントは、複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースに基づいて複数のPRSリソースのための測定ギャップにさらに関連付けられる、条項83~101のいずれかに記載の基地局。
【0242】
[00241] 条項103。 測定ギャップへのコードポイントの関連付けは、複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースに基づいて暗黙的である、条項102に記載の基地局。
【0243】
[00242] 条項104。 測定ギャップへのコードポイントの関連付けは、サービングTRPまたはロケーションサーバによってUEに明示的に構成される、条項102に記載の基地局。
【0244】
[00243] 条項105。 測定ギャップは、複数のPRSリソースの各PRSリソースの前の1つまたは複数のシンボルで開始し、複数のPRSリソースの各PRSリソースの後の1つまたは複数のシンボルで終了する複数のシンボルを備える、条項102~104のいずれかに記載の基地局。
【0245】
[00244] 条項106。 DCIは、UEを含むUEのグループに共通である、条項83~105のいずれかに記載の基地局。
【0246】
[00245] 条項107。 DCIは、複数のペイロードブロックを含み、複数のペイロードブロックの各々は、1つまたは複数のPRSインジケータを含み、PRSインジケータの各々は、UEまたはUEのグループに関連付けられる、条項106に記載の基地局。
【0247】
[00246] 条項108。 各PRSインジケータは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSを測定するように関連するUEまたはUEのグループをトリガする、条項107に記載の基地局。
【0248】
[00247] 条項109。 第2の複数のペイロードブロックは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSの周波数間測定のための測定ギャップのためのインジケータを含む、条項108に記載の基地局。
【0249】
[00248] 条項110。 少なくとも1つのプロセッサは、ロケーションサーバまたはサービングTRPから、PRSを測定するようにUEをトリガするためのコマンドを受信することを行うように構成された、条項83~109のいずれかに記載の基地局。
【0250】
[00249] 条項111。 装置であって、条項1~55のいずれかに従って方法を実行するための手段を備える装置。
【0251】
[00250] 条項112。 コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能命令が、条項1~55のいずれかに従って方法を実行することをコンピュータまたはプロセッサに行わせるための少なくとも1つの命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0252】
[00251] 情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0253】
[00252] さらに、本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能に関して上記で説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるのかソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
【0254】
[00253] 本明細書で開示される態様に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0255】
[00254] 本明細書で開示される態様に関して説明された方法、シーケンスおよび/またはアルゴリズムは、ハードウェアで直接実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。
【0256】
[00255] 1つまたは複数の例示的な態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0257】
[00256] 上記の開示は本開示の例示的な態様を示しているが、添付の特許請求の範囲によって定義された本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書で説明された本開示の態様による方法クレームの機能、ステップおよび/またはアクションは、特定の順序で実施される必要がない。さらに、本開示の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
サービング送信受信ポイント(TRP)から、測位基準信号(PRS)を測定するように前記UEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、ここにおいて、前記DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、
前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または前記1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定することと
を備える、方法。
[C2] 前記コードポイントは、1つまたは複数のトリプレットに関連付けられ、各トリプレットは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなり、
各トリプレットは、1つのPRSリソースをトリガするために使用され、
前記測定することは、前記1つまたは複数のトリプレットの各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、
C1に記載の方法。
[C3] 前記TRPツーPRSリソースセット識別子は、それが前記同じTRPからの1つまたは複数のダウンリンクPRSリソースセットに関連付けられるように定義される、C2に記載の方法。
[C4] 前記1つまたは複数のPRSリソースの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C1に記載の方法。
[C5] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C1に記載の方法。
[C6] 前記1つまたは複数の測位周波数レイヤの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C1に記載の方法。
[C7] 前記コードポイントは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、
各タプルは、1つまたは複数のPRSリソースセットをトリガするために使用され、 前記測定することは、前記1つまたは複数のタプルの各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、
C1に記載の方法。
[C8] 前記コードポイントは、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、
各タプルは、1つのPRSリソースをトリガするために使用され、
前記測定することは、前記1つまたは複数のタプルの各々の各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、
C1に記載の方法。
[C9] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、C8に記載の方法。
[C10] 前記1つのTRPは、前記UEのための前記サービングTRPである、C9に記載の方法。
[C11] 前記コードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースセット識別子に関連付けられ、
各PRSリソースセット識別子は、1つのPRSリソースセットをトリガするために使用され、
前記測定することは、前記1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、
C1に記載の方法。
[C12] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、C11に記載の方法。
[C13] 前記1つのTRPは、前記UEのための前記サービングTRPである、C12に記載の方法。
[C14] 前記コードポイントは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤの1つまたは複数の識別子に関連付けられ、
前記測定することは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、
C1に記載の方法。
[C15] 前記コードポイントは、前記1つまたは複数のTRPの1つまたは複数のTRPツーPRSリソースセット識別子に関連付けられ、
前記測定することは、前記1つまたは複数のTRPの測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、
C1に記載の方法。
[C16] 前記コードポイントが1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられるのかどうかは、前記UEの能力に基づく、C1に記載の方法。
[C17] 前記コードポイントの第1の値は、前記1つもしくは複数のPRSリソースをトリガするか、前記コードポイントの第2の値は、前記1つもしくは複数のPRSリソースセットをトリガするか、前記コードポイントの第3の値は、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤをトリガするか、前記コードポイントの第4の値は、前記1つもしくは複数のTRPをトリガするか、またはそれらの任意の組合せである、C1に記載の方法。
[C18] 前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、および前記1つもしくは複数のTRPをトリガする前記第1の値、前記第2の値、前記第3の値、および前記第4の値は、前記UEの能力に基づく、C17に記載の方法。
[C19] 前記UEの前記能力は、周波数範囲に固有のものであるか、または周波数帯域に固有のものである、C18に記載の方法。
[C20] 前記コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースをトリガするために使用され、
前記コードポイントは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる前記複数のPRSリソースに基づいて前記複数のPRSリソースのための測定ギャップにさらに関連付けられる、
C1に記載の方法。
[C21] 前記測定ギャップへの前記コードポイントの前記関連付けは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる前記複数のPRSリソースに基づいて暗黙的である、C20に記載の方法。
[C22] 前記測定ギャップへの前記コードポイントの前記関連付けは、前記サービングTRPまたはロケーションサーバによって前記UEに明示的に構成される、C20に記載の方法。
[C23] 前記測定ギャップは、前記複数のPRSリソースの各PRSリソースの前の1つまたは複数のシンボルで開始し、前記複数のPRSリソースの各PRSリソースの後の1つまたは複数のシンボルで終了する複数のシンボルを備える、C20に記載の方法。
[C24] 前記DCIは、前記UEを含むUEのグループに共通である、C1に記載の方法。
[C25] 前記DCIは、複数のペイロードブロックを含み、前記複数のペイロードブロックの各々は、1つまたは複数のPRSインジケータを含み、前記PRSインジケータの各々は、UEまたはUEのグループに関連付けられる、C24に記載の方法。
[C26] 各PRSインジケータは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSを測定するように前記関連するUEまたはUEのグループをトリガする、C25に記載の方法。
[C27] 第2の複数のペイロードブロックは、1つもしくは複数のPRSリソースの前記セット、1つもしくは複数のPRSリソースセットの前記セット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤの前記セット、1つもしくは複数のTRPの前記セット、またはそれらの任意の組合せ上の前記PRSの周波数間測定のための測定ギャップのためのインジケータを含む、C26に記載の方法。
[C28] 送信受信ポイント(TRP)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)に、測位基準信号(PRS)を測定するように前記UEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を送信することと、ここにおいて、前記DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、
前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または前記1つもしくは複数のTRP上で前記PRSを送信することと
を備える、方法。
[C29] 前記コードポイントは、1つまたは複数のトリプレットに関連付けられ、各トリプレットは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなり、
各トリプレットは、1つのPRSリソースをトリガするために使用される、
C28に記載の方法。
[C30] 前記TRPツーPRSリソースセット識別子は、それが前記同じTRPからの1つまたは複数のダウンリンクPRSリソースセットに関連付けられるように定義される、C29に記載の方法。
[C31] 前記1つまたは複数のPRSリソースの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C28に記載の方法。
[C32] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C28に記載の方法。
[C33] 前記1つまたは複数の測位周波数レイヤの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C28に記載の方法。
[C34] 前記コードポイントは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、
各タプルは、1つまたは複数のPRSリソースセットをトリガするために使用される、 C28に記載の方法。
[C35] 前記コードポイントは、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、
各タプルは、1つのPRSリソースをトリガするために使用される、
C28に記載の方法。
[C36] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、C35に記載の方法。
[C37] 前記1つのTRPは、前記UEのためのサービングTRPである、C36に記載の方法。
[C38] 前記コードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースセット識別子に関連付けられ、
各PRSリソースセット識別子は、1つのPRSリソースセットをトリガするために使用される、
C28に記載の方法。
[C39] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、C38に記載の方法。
[C40] 前記1つのTRPは、前記UEのためのサービングTRPである、C39に記載の方法。
[C41] 前記コードポイントは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように前記UEをトリガするために前記1つまたは複数の測位周波数レイヤの1つまたは複数の識別子に関連付けられる、C28に記載の方法。
[C42] 前記コードポイントは、前記1つまたは複数のTRPの測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように前記UEをトリガするために前記1つまたは複数のTRPの1つまたは複数のTRPツーPRSリソースセット識別子に関連付けられる、C28に記載の方法。
[C43] 前記DCIコードポイントが1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられるのかどうかは、前記UEの能力に基づく、C28に記載の方法。
[C44] 前記コードポイントの第1の値は、前記1つもしくは複数のPRSリソースをトリガするか、前記コードポイントの第2の値は、前記1つもしくは複数のPRSリソースセットをトリガするか、前記コードポイントの第3の値は、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤをトリガするか、前記コードポイントの第4の値は、前記1つもしくは複数のTRPをトリガするか、またはそれらの任意の組合せである、C28に記載の方法。
[C45] 前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、および前記1つもしくは複数のTRPをトリガする前記第1の値、前記第2の値、前記第3の値、および前記第4の値は、前記UEの能力に基づく、C44に記載の方法。
[C46] 前記UEの前記能力は、周波数範囲に固有のものであるか、または周波数帯域に固有のものである、C45に記載の方法。
[C47] 前記コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースをトリガするために使用され、
前記コードポイントは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる前記複数のPRSリソースに基づいて前記複数のPRSリソースのための測定ギャップにさらに関連付けられる、
C28に記載の方法。
[C48] 前記測定ギャップへの前記コードポイントの前記関連付けは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる前記複数のPRSリソースに基づいて暗黙的である、C47に記載の方法。
[C49] 前記測定ギャップへの前記コードポイントの前記関連付けは、サービングTRPまたはロケーションサーバによって前記UEに明示的に構成される、C47に記載の方法。
[C50] 前記測定ギャップは、前記複数のPRSリソースの各PRSリソースの前の1つまたは複数のシンボルで開始し、前記複数のPRSリソースの各PRSリソースの後の1つまたは複数のシンボルで終了する複数のシンボルを備える、C47に記載の方法。
[C51] 前記DCIは、前記UEを含むUEのグループに共通である、C28に記載の方法。
[C52] 前記DCIは、複数のペイロードブロックを含み、前記複数のペイロードブロックの各々は、1つまたは複数のPRSインジケータを含み、前記PRSインジケータの各々は、UEまたはUEのグループに関連付けられる、C51に記載の方法。
[C53] 各PRSインジケータは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSを測定するように前記関連するUEまたはUEのグループをトリガする、C52に記載の方法。
[C54] 第2の複数のペイロードブロックは、1つもしくは複数のPRSリソースの前記セット、1つもしくは複数のPRSリソースセットの前記セット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤの前記セット、1つもしくは複数のTRPの前記セット、またはそれらの任意の組合せ上の前記PRSの周波数間測定のための測定ギャップのためのインジケータを含む、C53に記載の方法。
[C55] ロケーションサーバまたはサービングTRPから、前記PRSを測定するように前記UEをトリガするためのコマンドを受信すること
をさらに備える、C28に記載の方法。
[C56] ユーザ機器(UE)であって、
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリと前記少なくとも1つのトランシーバとに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバを介してサービング送信受信ポイント(TRP)から、測位基準信号(PRS)を測定するように前記UEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、ここにおいて、前記DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、
前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または前記1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定することと
を行うように構成された、UE。
[C57] 前記コードポイントは、1つまたは複数のトリプレットに関連付けられ、各トリプレットは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなり、
各トリプレットは、1つのPRSリソースをトリガするために使用され、
測定するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1つまたは複数のトリプレットの各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、
C56に記載のUE。
[C58] 前記TRPツーPRSリソースセット識別子は、それが前記同じTRPからの1つまたは複数のダウンリンクPRSリソースセットに関連付けられるように定義される、C57に記載のUE。
[C59] 前記1つまたは複数のPRSリソースの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C56に記載のUE。
[C60] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C56に記載のUE。
[C61] 前記1つまたは複数の測位周波数レイヤの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C56に記載のUE。
[C62] 前記コードポイントは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、
各タプルは、1つまたは複数のPRSリソースセットをトリガするために使用され、 測定するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1つまたは複数のタプルの各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、
C56に記載のUE。
[C63] 前記コードポイントは、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、
各タプルは、1つのPRSリソースをトリガするために使用され、
前記測定することは、前記1つまたは複数のタプルの各々の各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、
C56に記載のUE。
[C64] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、C63に記載のUE。
[C65] 前記1つのTRPは、前記UEのための前記サービングTRPである、C64に記載のUE。
[C66] 前記コードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースセット識別子に関連付けられ、
各PRSリソースセット識別子は、1つのPRSリソースセットをトリガするために使用され、
前記測定することは、前記1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、
C56に記載のUE。
[C67] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、C66に記載のUE。
[C68] 前記1つのTRPは、前記UEのための前記サービングTRPである、C67に記載のUE。
[C69] 前記コードポイントは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤの1つまたは複数の識別子に関連付けられ、
測定するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、
C56に記載のUE。
[C70] 前記コードポイントは、前記1つまたは複数のTRPの1つまたは複数のTRPツーPRSリソースセット識別子に関連付けられ、
測定するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1つまたは複数のTRPの測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように構成された前記少なくとも1つのプロセッサを備える、
C56に記載のUE。
[C71] 前記DCIコードポイントが1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられるのかどうかは、前記UEの能力に基づく、C56に記載のUE。
[C72] 前記コードポイントの第1の値は、前記1つもしくは複数のPRSリソースをトリガするか、前記コードポイントの第2の値は、前記1つもしくは複数のPRSリソースセットをトリガするか、前記コードポイントの第3の値は、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤをトリガするか、前記コードポイントの第4の値は、前記1つもしくは複数のTRPをトリガするか、またはそれらの任意の組合せである、C56に記載のUE。
[C73] 前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、および前記1つもしくは複数のTRPをトリガする前記第1の値、前記第2の値、前記第3の値、および前記第4の値は、前記UEの能力に基づく、C72に記載のUE。
[C74] 前記UEの前記能力は、周波数範囲に固有のものであるか、または周波数帯域に固有のものである、C73に記載のUE。
[C75] 前記コードポイントは、1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースをトリガするために使用され、
前記コードポイントは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる前記複数のPRSリソースに基づいて前記複数のPRSリソースのための測定ギャップにさらに関連付けられる、
C56に記載のUE。
[C76] 前記測定ギャップへの前記コードポイントの前記関連付けは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤにわたる前記複数のPRSリソースに基づいて暗黙的である、C75に記載のUE。
[C77] 前記測定ギャップへの前記コードポイントの前記関連付けは、前記サービングTRPまたはロケーションサーバによって前記UEに明示的に構成される、C75に記載のUE。
[C78] 前記測定ギャップは、前記複数のPRSリソースの各PRSリソースの前の1つまたは複数のシンボルで開始し、前記複数のPRSリソースの各PRSリソースの後の1つまたは複数のシンボルで終了する複数のシンボルを備える、C75に記載のUE。
[C79] 前記DCIは、前記UEを含むUEのグループに共通である、C56に記載のUE。
[C80] 前記DCIは、複数のペイロードブロックを含み、前記複数のペイロードブロックの各々は、1つまたは複数のPRSインジケータを含み、前記PRSインジケータの各々は、UEまたはUEのグループに関連付けられる、C79に記載のUE。
[C81] 各PRSインジケータは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSを測定するように前記関連するUEまたはUEのグループをトリガする、C80に記載のUE。
[C82] 第2の複数のペイロードブロックは、1つもしくは複数のPRSリソースの前記セット、1つもしくは複数のPRSリソースセットの前記セット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤの前記セット、1つもしくは複数のTRPの前記セット、またはそれらの任意の組合せ上の前記PRSの周波数間測定のための測定ギャップのためのインジケータを含む、C81に記載のUE。
[C83] 基地局であって、
メモリと、
少なくとも1つのトランシーバと、
前記メモリと前記少なくとも1つのトランシーバとに通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのトランシーバに、ユーザ機器(UE)に、測位基準信号(PRS)を測定するように前記UEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を送信することを行わせることと、ここにおいて、前記DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、
前記少なくとも1つのトランシーバに、前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または前記1つもしくは複数のTRP上で前記PRSを送信することを行わせることと を行うように構成された、基地局。
[C84] 前記コードポイントは、1つまたは複数のトリプレットに関連付けられ、各トリプレットは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなり、
各トリプレットは、1つのPRSリソースをトリガするために使用される、
C83に記載の基地局。
[C85] 前記TRPツーPRSリソースセット識別子は、それが前記同じTRPからの1つまたは複数のダウンリンクPRSリソースセットに関連付けられるように定義される、C84に記載の基地局。
[C86] 前記1つまたは複数のPRSリソースの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C83に記載の基地局。
[C87] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C83に記載の基地局。
[C88] 前記1つまたは複数の測位周波数レイヤの構成のフィールドは、前記コードポイントを含んでいる、C83に記載の基地局。
[C89] 前記コードポイントは、TRPツーPRSリソースセット識別子と、PRSリソースセット識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、
各タプルは、1つまたは複数のPRSリソースセットをトリガするために使用される、 C83に記載の基地局。
[C90] 前記コードポイントは、PRSリソースセット識別子と、PRSリソース識別子とからなる1つまたは複数のタプルに関連付けられ、
各タプルは、1つのPRSリソースをトリガするために使用され、
前記測定することは、前記1つまたは複数のタプルの各々の各PRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、
C83に記載の基地局。
[C91] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、C90に記載の基地局。
[C92] 前記1つのTRPは、前記UEのためのサービングTRPである、C91に記載の基地局。
[C93] 前記コードポイントは、1つまたは複数のPRSリソースセット識別子に関連付けられ、
各PRSリソースセット識別子は、1つのPRSリソースセットをトリガするために使用され、
前記測定することは、前記1つまたは複数のPRSリソースセットの各々のすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定することを備える、
C83に記載の基地局。
[C94] 前記1つまたは複数のPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSは、1つのTRPから送信される、C93に記載の基地局。
[C95] 前記1つのTRPは、前記UEのためのサービングTRPである、C94に記載の方法。
[C96] 前記コードポイントは、前記1つまたは複数の測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように前記UEをトリガするために前記1つまたは複数の測位周波数レイヤの1つまたは複数の識別子に関連付けられる、C83に記載の基地局。
[C97] 前記コードポイントは、前記1つまたは複数のTRPの測位周波数レイヤのすべてのPRSリソースセットのすべてのPRSリソース上で送信されるすべてのPRSを測定するように前記UEをトリガするために前記1つまたは複数のTRPの1つまたは複数のTRPツーPRSリソースセット識別子に関連付けられる、C83に記載の基地局。
[C98] 前記DCIコードポイントが1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられるのかどうかは、前記UEの能力に基づく、C83に記載の基地局。
[C99] 前記コードポイントの第1の値は、前記1つもしくは複数のPRSリソースをトリガするか、前記コードポイントの第2の値は、前記1つもしくは複数のPRSリソースセットをトリガするか、前記コードポイントの第3の値は、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤをトリガするか、前記コードポイントの第4の値は、前記1つもしくは複数のTRPをトリガするか、またはそれらの任意の組合せである、C83に記載の基地局。
[C100] 前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、および前記1つもしくは複数のTRPをトリガする前記第1の値、前記第2の値、前記第3の値、および前記第4の値は、前記UEの能力に基づく、C99に記載の基地局。
[C101] 前記UEの前記能力は、周波数範囲に固有のものであるか、または周波数帯域に固有のものである、C100に記載の基地局。
[C102] 前記コードポイントは、複数の測位周波数レイヤにわたる複数のPRSリソースをトリガするために使用され、
前記コードポイントは、複数の測位周波数レイヤにわたる前記複数のPRSリソースに基づいて前記複数のPRSリソースのための測定ギャップにさらに関連付けられる、
C83に記載の基地局。
[C103] 前記測定ギャップへの前記コードポイントの前記関連付けは、複数の測位周波数レイヤにわたる前記複数のPRSリソースに基づいて暗黙的である、C102に記載の基地局。
[C104] 前記測定ギャップへの前記コードポイントの前記関連付けは、サービングTRPまたはロケーションサーバによって前記UEに明示的に構成される、C102に記載の基地局。
[C105] 前記測定ギャップは、前記複数のPRSリソースの各PRSリソースの前の1つまたは複数のシンボルで開始し、前記複数のPRSリソースの各PRSリソースの後の1つまたは複数のシンボルで終了する複数のシンボルを備える、C102に記載の基地局。
[C106] 前記DCIは、前記UEを含むUEのグループに共通である、C83に記載の基地局。
[C107] 前記DCIは、複数のペイロードブロックを含み、前記複数のペイロードブロックの各々は、1つまたは複数のPRSインジケータを含み、前記PRSインジケータの各々は、UEまたはUEのグループに関連付けられる、C106に記載の基地局。
[C108] 各PRSインジケータは、1つもしくは複数のPRSリソースのセット、1つもしくは複数のPRSリソースセットのセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤのセット、1つもしくは複数のTRPのセット、またはそれらの任意の組合せ上のPRSを測定するように前記関連するUEまたはUEのグループをトリガする、C107に記載の基地局。
[C109] 第2の複数のペイロードブロックは、1つもしくは複数のPRSリソースの前記セット、1つもしくは複数のPRSリソースセットの前記セット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤの前記セット、1つもしくは複数のTRPの前記セット、またはそれらの任意の組合せ上の前記PRSの周波数間測定のための測定ギャップのためのインジケータを含む、C108に記載の基地局。
[C110] 前記少なくとも1つのプロセッサが、
ロケーションサーバまたはサービングTRPから、前記PRSを測定するように前記UEをトリガするためのコマンドを受信する
ように構成された、C83に記載の基地局。
[C111] ユーザ機器(UE)であって、
サービング送信受信ポイント(TRP)から、測位基準信号(PRS)を測定するように前記UEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を受信するための手段と、ここにおいて、前記DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、
前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または前記1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定するための手段と
を備える、UE。
[C112] 基地局であって、
ユーザ機器(UE)に、測位基準信号(PRS)を測定するように前記UEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を送信するための手段と、ここにおいて、前記DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、
前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または前記1つもしくは複数のTRP上で前記PRSを送信するための手段と
を備える、基地局。
[C113] コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、
サービング送信受信ポイント(TRP)から、測位基準信号(PRS)を測定するようにユーザ機器(UE)をトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することを行うように前記UEに命令する少なくとも1つの命令と、ここにおいて、前記DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、
前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または前記1つもしくは複数のTRP上で送信されるPRSを測定することを行うように前記UEに命令する少なくとも1つの命令と
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C114] コンピュータ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令が、
ユーザ機器(UE)に、測位基準信号(PRS)を測定するように前記UEをトリガするダウンリンク制御情報(DCI)を送信することを行うように送信受信ポイント(TRP)に命令する少なくとも1つの命令と、ここにおいて、前記DCI中のコードポイントは、1つもしくは複数のPRSリソース、1つもしくは複数のPRSリソースセット、1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または1つもしくは複数のTRPに関連付けられる、
前記1つもしくは複数のPRSリソース、前記1つもしくは複数のPRSリソースセット、前記1つもしくは複数の測位周波数レイヤ、または前記1つもしくは複数のTRP上で前記PRSを送信することを行うように前記TRPに命令する少なくとも1つの命令と を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。