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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-30
(45)【発行日】2024-11-08
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/20 20200101AFI20241031BHJP
   A24F 40/40 20200101ALI20241031BHJP
【FI】
A24F40/20
A24F40/40
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023516202
(86)(22)【出願日】2021-11-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-02
(86)【国際出願番号】 KR2021017695
(87)【国際公開番号】W WO2022139212
(87)【国際公開日】2022-06-30
【審査請求日】2023-03-10
(31)【優先権主張番号】10-2020-0180005
(32)【優先日】2020-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100172683
【弁理士】
【氏名又は名称】綾 聡平
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジョンソブ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ミンキュ
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジュオン
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ビョンソン
【審査官】川口 聖司
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/161489(WO,A1)
【文献】国際公開第2019/238704(WO,A1)
【文献】国際公開第2020/127118(WO,A1)
【文献】特表2014-504852(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0081394(US,A1)
【文献】韓国登録特許第10-2055749(KR,B1)
【文献】韓国公開特許第10-2020-0047195(KR,A)
【文献】韓国公開特許第10-2020-0124087(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/00-47/00
A61M 15/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向に延び、外壁と内壁との間に液状を貯蔵するチャンバーを備え、前記内壁はスティックが挿入される挿入空間を有するコンテナと、
前記挿入空間の下側に配置され、前記チャンバーと連結されて前記液状を吸収する芯と、
前記芯の周辺に配置されるヒーターと、を含み、
前記挿入空間と前記芯との間に流路部が形成され、
前記流路部は、
前記芯に隣接して位置する第1流路と、
前記挿入空間と連通するように前記挿入空間に隣接して位置する第2流路と、
前記第1流路と第2流路とを連通させるように前記第1流路と第2流路との間に位置し、前記第1流路の幅及び前記第2流路の幅より小さい幅を有する第3流路と、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記第2流路を取り囲む第2流路面は、
前記第3流路に隣接して前記コンテナの内側に向かって膨らむように屈曲した第1屈曲区間と、
前記挿入空間に隣接して前記コンテナの外側に向かって膨らむように屈曲した第2屈曲区間と、を含む、
請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記第2流路は、第3流路から挿入空間に向かって半径外側方向に幅が次第に大きくなり、最大幅を形成する区間から一定した幅で挿入空間まで延びる、請求項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記第1流路は、前記第3流路に向かって一定した幅で延びる、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記第1流路の上下方向への長さは前記第2流路の上下方向への長さより短い、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記第1流路及び前記第2流路の幅は前記第3流路に向かって小さくなり、前記第1流路の長さに対する幅の変化量は前記第2流路の長さに対する幅の変化量より大きい、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
(W1-W3)/(L1)>(W2-W3)/(L2)の関係を有する、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
ここで、W1は前記第1流路の幅を示し、W2は第2流路の幅を示し、W3は第3流路の幅を示し、L1は第1流路の長さを示し、L2は第2流路の長さを示す。
【請求項8】
前記第2流路を取り囲む第2流路面は、前記挿入空間に向かって半径外側方向に傾いた部分を含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記第2流路面は、前記挿入空間に向かって屈曲して延びた部分を含む、請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
第1流路面は前記第1流路を取り囲んで上下に延び、
第3流路面は前記第3流路を取り囲んで上下に延び、
前記第1流路面と前記第3流路面とを連結する延長面は前記芯から離隔して前記芯と向き合う、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記芯は前記第1流路の幅方向に延び、前記延長面は前記芯に平行に延びる、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記芯は前記第1流路の幅方向に延び、
前記ヒーターは前記芯の長手方向に沿って前記芯に巻線され、
前記第3流路の幅は前記芯の周囲に巻線された前記ヒーターの幅より小さい、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記第2流路の上端で前記第2流路の幅は前記挿入空間の幅より小さい、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
突出面が前記挿入空間の下端及び前記第2流路の上端の間に位置し、前記コンテナの前記内壁から内側に突出し、前記挿入空間に挿入される前記スティックの下端の縁部を支持する、請求項13に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
傾斜面が前記コンテナの内面から前記コンテナの上端面に向かって外側方向に傾いて延びる、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質または物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であることができる。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/またはコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が遂行されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示の目的は、液状を貯蔵する空間の効率が向上したエアロゾル生成装置を提供することである。
【0004】
本開示の他の目的は、エアロゾルの流動距離を減らしてエアロゾルの熱伝逹効率が向上したエアロゾル生成装置を提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、エアロゾルがスティックに均一に拡散するように流路が設計されたエアロゾル生成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、上下方向に延び、外壁と内壁との間に液状を貯蔵するチャンバーを備え、前記内壁はスティックが挿入される挿入空間を有するコンテナと、前記挿入空間の下側に配置され、前記チャンバーと連結されて前記液状を吸収する芯と、前記芯の周辺に配置されるヒーターとを含み、前記挿入空間と前記芯との間に流路部が形成され、前記流路部は、前記芯に隣接して位置する第1流路と、前記挿入空間に隣接して位置し、前記挿入空間と連結される第2流路と、前記第1流路と第2流路との間に位置して前記第1流路と第2流路とを連結し、前記第1流路の幅及び前記第2流路の幅より小さい幅を有する第3流路とを含むエアロゾル生成装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、液状を貯蔵するチャンバーが形成されたコンテナの内側にスティックが挿入可能に設計されることで、液状を貯蔵する空間の効率が向上したエアロゾル生成装置を提供することができる。
【0008】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、液状を貯蔵するチャンバーと連結された芯を加熱してエアロゾルを生成するヒーターからスティックまでの距離が小さくなるように配置されることができるので、エアロゾルの流動距離が減少し、エアロゾルの熱伝逹効率が向上したエアロゾル生成装置を提供することができる。
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、芯から発生するエアロゾルは発生部位によって偏差があり得るが、幅が小さくなってから大きくなる流路を通過することによってスティックに均一に拡散することができる利点がある。
【0010】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の前記及び他の目的、特徴及び他の特徴は添付図面を参照する以降の詳細な説明から明らかに理解可能であろう。
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一または類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0013】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味または役割を有するものではない。
【0014】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0015】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0016】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0017】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0018】
以下、図1図10に示す直交座標系を基準にエアロゾル生成装置の方向を定義する。直交座標系で、x軸方向はエアロゾル生成装置の左右方向と定義することができる。ここで、原点を基準に、+xに向かう方向は右側方向、-xに向かう方向は左側方向を意味することができる。そして、y軸方向はエアロゾル生成装置の上下方向と定義することができる。ここで、原点を基準に+yに向かう方向は上側方向を意味し、-yに向かう方向は下側方向を意味することができる
図1を参照すると、コンテナ10は上下に延びる形状を有することができる。コンテナ10は中空形状を有することができる。コンテナ10は上下に延びるシリンダー形状を有することができる。
【0019】
コンテナ10は外壁11及び内壁12を含むことができる。外壁11は上下に延びることができる。外壁11はコンテナ10の外縁に沿って延びることができる。外壁11は円周方向に延びてシリンダー形状を形成することができる。
【0020】
内壁12は上下に延びることができる。内壁12はコンテナ10の内縁に沿って延びることができる。内壁12は円周方向に延びてシリンダー形状を形成することができる。
【0021】
内壁12は外壁11から内側に離隔していることができる。内壁12は外壁11から半径内側方向に離隔していることができる。外壁11と内壁12とは上側部が互いに連結されることができる。
【0022】
チャンバー101は外壁11と内壁12との間に形成されることができる。チャンバー101は上下方向に延びることができる。チャンバー101は外壁11及び内壁12に沿って円周方向に延びることができる。チャンバー101はシリンダー形状を有することができる。液状はチャンバー101内に貯蔵されることができる。
【0023】
流路部20は内壁12の内側下部に形成されることができる。吸入される空気は流路部20を通過することができる。
【0024】
芯31はチャンバー101と連結されることができる。芯31はチャンバー101内に貯蔵された液状を吸収することができる。
【0025】
スティック40は上下に長く延びることができる。スティック40は円筒形状を有することができる。スティック40はコンテナ10の内側に挿入されることができる。スティック40はコンテナ10の内壁12の内側に挿入されることができる。芯31から生成されたエアロゾルは流路部20を通してスティック40に伝達されることができる。スティック40はエアロゾル生成部材40と言える。
【0026】
したがって、液状が貯蔵されるコンテナ10のチャンバー101がスティック40を取り囲むように配置されることで、液状貯蔵空間の効率が向上することができる。
【0027】
よって、液状を貯蔵するチャンバー101と連結された芯31及び液状を加熱してエアロゾルを生成するヒーター32(図2参照)からスティック40までの距離が小さくなるように配置されることができるので、エアロゾルの熱伝逹効率が向上することができる。
【0028】
本体50は上下に延びた形状を有することができる。本体50は中空形状を有することができる。本体50は上下に延びたシリンダー形状を有することができる。
【0029】
コンテナ10と本体50とは互いに連結されることができる。コンテナ10は本体50の上側に配置されることができる。コンテナ10は本体50に着脱可能に結合されることができる。コンテナ10と本体50とは連続した面を形成することができる。
【0030】
制御部51は本体50の内側に配置されることができる。制御部51は装置のオン/オフを制御することができる。制御部51はヒーター32(図2参照)と電気的に連結されることで、ヒーター32が芯を加熱するようにヒーター32に電力を供給することを制御することができる。制御部51はヒーター32の下側に配置されることができる。制御部51はヒーター32に燐接して配置されることができる。
【0031】
バッテリー52は本体50の内側に配置されることができる。バッテリー52は装置に電力を供給することができる。バッテリー52は制御部51及び/または端子53と電気的に連結されることができる。バッテリー52は制御部51の下側に配置されることができる。バッテリー52は上下方向に延びることができる。
【0032】
端子53は本体50の端部に配置されることができる。端子53は外部電源と電気的に連結されることで、電力を受けてバッテリー52に伝達することができる。端子53は本体50の下部に配置されることができる。端子53はバッテリー52の下側に配置されることができる。
【0033】
図2を参照すると、内壁12は上下方向に円周方向に延びて内側に挿入空間102を形成することができる。挿入空間102は内壁12の内側が上下に開放して形成されることができる。スティック40(図1参照)は挿入空間102に挿入されることができる。内壁12はチャンバー101と挿入空間102との間に配置されることができる。
【0034】
挿入空間102はスティック40が挿入される部分に対応する形状を有することができる。挿入空間102は上下に長く延びることができる。挿入空間102は円筒形を有することができる。スティック40が挿入空間102に挿入されれば、スティック40は内壁12によって取り囲まれ、内壁12に密着することができる。
【0035】
外壁11と内壁12とはコンテナ10の上部15を介して互いに連結されることができる。チャンバー101は、コンテナ10の外壁11、内壁12、上部15及び下部16によって規定されることができる。
【0036】
芯31は挿入空間102の下側に配置されることができる。芯31は流路部20の下側に配置されることができる。芯31はチャンバー101と連結されることで、チャンバー101内に貯蔵された液状を吸収することができる。芯31は内壁12とコンテナ10の下部16との間に挿入されることができる。芯31は一方向に延設されることができる。芯31は左右方向に長く配置されることができる。
【0037】
ヒーター32は芯31の周辺に配置されることができる。ヒーター32は芯31が延びた方向に芯31に巻線されることができる。ヒーター32は、電気抵抗加熱によって、芯31が吸収した液状からエアロゾルを生成することができる。ヒーター32は制御部51(図1参照)と連結されることで、ヒーターに対する電力供給を制御することができる。
【0038】
流路部20は挿入空間102と芯31との間に形成されることができる。芯31から発生したエアロゾルは流路部20を通過して挿入空間102に向かって流動することができる。流路部20はエアロゾルの流動方向に幅が細くなってから大きくなる形状を有することができる。エアロゾルの流動方向は上側方向であり得る。
【0039】
流路部20は内壁12から内側に突出した上部流路壁220によって取り囲まれることができる。流路部20の上部は上部流路壁220によって取り囲まれ、流路部20の下部は下部流路壁210によって取り囲まれることができる。下部流路壁210は上部流路壁220の下部に結合されることができる。芯31は下部流路壁210とコンテナ10の下部16との間に挿入されることができる。
【0040】
図3を参照すると、流路部20は、第1流路21、第2流路22、及び第3流路23に区分されることができる。
【0041】
第1流路21は芯31に隣接して位置することができる。第1流路21は芯31の上側に配置されることができる。第2流路22は挿入空間102に隣接して位置することができる。第2流路22は挿入空間102と連通することができる。
【0042】
第3流路23は第1流路21及び第2流路22の間に位置することができる。第3流路23は第1流路21の上側に位置することができる。第2流路22は第3流路23の上側に位置することができる。第3流路23は第1流路21及び第2流路22を連通させることができる。
【0043】
第3流路23の幅W3は第1流路21の幅W1より小さくてもよい。第3流路23の幅W3は第2流路22の幅W2より小さくてもよい。第1流路21の最大幅W1と第2流路22の最大幅W2とは実質的に同一であるかほぼ同一であることができる。第1流路21の最大幅W1は第2流路22の最大幅W2より大きくてもよい。第2流路22の幅W2は挿入空間102の幅W0より小さくてもよい。
【0044】
流路部20は第1流路21から第3流路23に行くほど、幅が小さくなることができる。流路部20は第3流路23から第2流路に行くほど、幅が大きくなることができる。第2流路22は挿入空間102に行くほど幅W2が次第に大きくなることができる
したがって、エアロゾルは第1流路21から幅の小さい第3流路23に集まった後、第2流路22を通して拡散するので、エアロゾルが芯31から均一に発生しなくても、スティック40(図1参照)の下部に均一に流入することができる(図6参照)。
【0045】
第1流路21は第3流路23に行くほど幅W1が小さくなることができる。第2流路22は第3流路23に行くほど幅W2が小さくなることができる。
【0046】
第3流路23に行くほど第1流路21の幅W1が小さくなる程度は、第3流路23に行くほど第2流路22の幅W2が小さくなる程度より急であることができる。第1流路21の最大幅W1から第3流路23の幅W3までの距離L1は、第2流路22の最大幅W2から第3流路23の幅W3までの距離L2より短くてもよい。すなわち、長さに対する幅の変化量は第1流路21から第3流路23に行くほど次第に大きくてもよい。
【0047】
第1流路21の左右方向に形成された幅はW1、第2流路22の左右方向に形成された幅はW2、第3流路23の左右方向に形成された幅はW3、第1流路21の上下方向への長さはL1、第2流路22の上下方向への長さはL2とすると、(W1-W3)/(L1)>(W2-W3)/(L2)のような関係を有することができる。
【0048】
第1流路21の上下方向への長さL1は第2流路22の上下方向への長さL2より短くてもよい(L1<L2)。
【0049】
したがって、第1流路21において流路の長さを縮小させながら、液状が霧化して第3流路23に集まるように案内する空間を確保することができ、第3流路23に集まったエアロゾルが第2流路22を通して挿入空間102に均一に拡散しながら流動することができる(図6参照)。
【0050】
第3流路23の上下方向への長さは第1流路21の上下方向への長さL1より短くてもよい。第3流路23の上下方向への長さは第2流路22の上下方向への長さL2より短くてもよい。
【0051】
第2流路22は第3流路23から挿入空間102に向かって半径外側方向に幅W2が次第に拡張してから、最大幅W2を形成する区間から実質的に一定した幅W2で挿入空間102まで延びることができる。
【0052】
第1流路面211は第1流路21を取り囲むことができる。第2流路面221は第2流路22を取り囲むことができる。第3流路面231は第3流路23を取り囲むことができる。
【0053】
第1流路面211は下部流路壁210の内面を構成することができる。第2流路面221及び第3流路面231は上部流路壁220の内面を構成することができる。
【0054】
第1流路面211と第3流路面231とは連続した面を形成せず、離隔することができる。第1流路面211は上下に延びることができる。第1流路面211は円周方向に延びることができる。第1流路面211はリング形状に形成されることができる。
【0055】
第1流路21は第3流路23に向かって実質的に同じ幅W1で延びてから第3流路23付近で急に小さくなって第3流路23の幅W3に至ることができる。
【0056】
したがって、第1流路面211と芯31との間に第1流路21の空間を確保することで、第1流路面211と芯31との間の部分までエアロゾルの生成及び流動を円滑にすることができる。
【0057】
第3流路面231は第2流路面221と連続した面を形成することができる。第3流路面231は上下に延びることができる。第3流路面231は円周方向に延びることができる。第3流路面231はリング形状に形成されることができる。
【0058】
第2流路面221は、挿入空間102に向かって外側方向に次第に拡がるように延びた部分を含むことができる。第2流路面221は、挿入空間102に向かって外側方向に傾いた部分を含むことができる。第2流路面221は、挿入空間102に向かって半径外側方向に次第に拡がるように延びた部分を含むことができる。第2流路面221は略漏斗形状またはベンチュリ(Venturi)形状を形成することができる。
【0059】
第2流路面221は第3流路面231から挿入空間102に向かって外側に次第に拡がるように延びてから、最大幅W2を形成する区間から実質的に一定した幅W2を形成して挿入空間102に向かって延びることができる。
【0060】
第2流路面221は、挿入空間102に向かって外側方向に湾曲して延びた部分を含むことができる。第2流路面221は第3流路面231から上側に向かって半径外側方向に湾曲して延びることができる。
【0061】
よって、エアロゾルが第3流路23から第2流路22に拡散するとき、流動抵抗が減少することができる。
【0062】
第2流路22の幅W2は挿入空間102の下端と接触する第2流路22の上端で最大になることができる。第2流路22の上端の幅W2は挿入空間102の幅W0より小さくてもよい。
【0063】
突出面17は挿入空間102の下端と第2流路22の上端との間に位置することができる。突出面17はコンテナ10の内壁12から内側に突出することができる。突出面17はスティック40の下端の縁部を支持することができる。突出面17は内側に突出して第2流路22の最大幅W2を決定することができる。
【0064】
突出面17は内壁12から内側に突出した上部流路壁220の上側面を構成することができる。突出面17は内壁12の内面121から実質的に垂直に延設されることができる。突出面17と内面121とは挿入空間102と向き合うことができる。第2流路面221は突出面17から下側に延設されることができる。
【0065】
突出面17が突出した長さL3は、スティック40(図1参照)の下端の縁部を支持するとともにエアロゾルの流量損失を最小化する程度に形成されることが好ましい。
【0066】
芯31は第1流路21の幅方向に延びるように配置され、ヒーター32は芯31が延びた方向に芯31に巻線されることができる。
【0067】
第1流路21の幅W1はヒーター32の幅W4より大きくてもよい。第3流路23の幅W3はヒーター32の幅W4より小さくてもよい。コンテナ10が上下方向に延びた場合、流路部20の幅方向は左右方向であってもよい。
【0068】
よって、ヒーター32が芯31に吸収された液状を加熱してエアロゾルを生成するとき、芯31のエアロゾル生成部位に偏差があっても、エアロゾルが第3流路23に集まった後、第2流路22から挿入空間102に均一に拡散することができる。
【0069】
図3及び図4を参照すると、第2流路面221に形成された第1屈曲区間222と第2屈曲区間223とは互いに反対方向に膨らむように屈曲することができる。
【0070】
第1屈曲区間222は第2流路面221の下部に形成されることができる。第1屈曲区間222は第3流路23に隣接して形成されることができる。第1屈曲区間222は第3流路面231からコンテナ10の内側に向かって膨らむように屈曲することができる。
【0071】
第2屈曲区間223は第2流路面221の上部に形成されることができる。第2屈曲区間223は挿入空間102に隣接して形成されることができる。第2屈曲区間223は第1屈曲区間222からコンテナ10の外側に向かって膨らむように屈曲することができる。第2屈曲区間223はコンテナ10の外側に向かって膨らむように屈曲した後、挿入空間102に隣接した付近で、挿入空間102に向かって実質的に一定した幅で延びる部分を含むことができる。
【0072】
よって、エアロゾルは、第2流路面221の第1屈曲区間222に沿って外側方向に拡散し、第2流路面221の第2屈曲区間223に沿って挿入空間102に直進して流入することができる(図6参照)。
【0073】
よって、第3流路23から第2流路22に拡散するエアロゾルの流動エネルギー損失を減らすことができる。
【0074】
上部流路壁220は内壁12から下側に延びることができる。上部流路壁220は内壁12から内側に突出した形状を有することができる。第2流路面221及び第3流路面231は上部流路壁220の内面を構成することができる。
【0075】
下部流路壁210は上部流路壁220の下部に結合されることができる。第1流路面211は下部流路壁210の内面を構成することができる。
【0076】
溝部226は上部流路壁220の下部に形成されることができる。溝部226は上部流路壁220の下部から上側に陥没して形成されることができる。
【0077】
挿入部216は下部流路壁210の上部に形成されることができる。挿入部216は第1流路面211の上側に形成されることができる。
【0078】
挿入部216は下部流路壁210の上部から上側に突設されることができる。挿入部216は溝部226に挿入されて互いに密着することができる。挿入部216が溝部226に挿入されれば、上部流路壁220と下部流路壁210とは互いに結合されることができる。下部流路壁210は上部流路壁220の下部に交替可能に結合されることができる。
【0079】
下部流路壁210は第1流路21の幅W1(図3参照)の大きさを規定することができる。下部流路壁210の内面を構成する第1流路面211が左右方向に陥没した程度によって第1流路21の幅W1が変わることができる。
【0080】
下部流路壁210の第1流路面211が内側に近くに形成されるほど、第1流路21の幅W1が段々小さくなることができる。下部流路壁210の第1流路面211が外側に近くに形成されるほど、第1流路21の幅W1が段々大きくなることができる。よって、第1流路21の幅W1は、特定規格の下部流路壁210を上部流路壁220に結合することによって規定するか変更することができる。
【0081】
よって、芯31(図3参照)が第1流路21に露出される長さW1及びヒーター32(図3参照)が芯31に巻線される幅W4を変更することにより、芯31において液状が霧化する面積を規定することができる。
【0082】
第1流路面211は上下方向に延びることができる。第1流路面211は芯31に対して実質的に垂直に形成されることができる。第1流路面211は第1流路21の長さL1を規定することができる。
【0083】
延長面212は上部流路壁220の内面及び下部流路壁210の内面の一部を構成することができる。延長面212は第1流路面211と第3流路面231との間に形成されることができる。
【0084】
延長面212は第1流路面211の上端と連結されることができる。延長面212は第3流路面231の下端と連結されることができる。延長面212は第1流路面211の上端から左右方向に延設されることができる。延長面212は第3流路面231の下端から左右方向に延設されることができる。
【0085】
延長面212は芯31から上側に離隔することができる。延長面212は第1流路21の幅方向に配置されることができる。延長面212は第1流路面211の上端から第3流路23に向かって延びることができる。延長面212は第1流路面211と第3流路面231とを連結することができる。延長面212は芯31から離隔して芯31と向き合うことができる。
【0086】
延長面212と芯31との間の離隔距離は第1流路21の高さL1と実質的に同一であってもよい。延長面212は、第1流路21を基準に、芯31と対向するように配置されることができる。延長面212は芯31に実質的に平行に配置されることができる。延長面212は第1流路面211に実質的に垂直に形成されることができる。延長面212は第3流路面231に実質的に垂直に形成されることができる。
【0087】
第1流路21の端部は、第1流路面211、芯31、及び延長面212によって取り囲まれることができる。芯31の末端で霧化したエアロゾルは第1流路21の端部に滞留することができる。
【0088】
よって、芯31の末端で霧化したエアロゾルが流動して集まるように空間が形成されることができ、芯31の末端まで吸入力が容易に作用することができる。
【0089】
よって、芯31の末端で霧化したエアロゾルによって、第1流路21の端部で乱流が形成されるので、芯31においてエアロゾルの発生部位に偏差があってもエアロゾルを均一に混合することができる(図6参照)。
【0090】
第1エッジ部213は第1流路面211と延長面212との間に形成されることができる。第1エッジ部213は第1流路21の上端のエッジ部分と接することができる。第1エッジ部213は第1流路面211から延長面212に向かって屈曲して延びることができる。
【0091】
第2エッジ部214は延長面212と第3流路面231と間に形成されることができる。第2エッジ部214は第1流路21と第3流路23との間に隣接して形成されることができる。第2エッジ部214は延長面212から第3流路面に向かって屈曲して延びることができる。
【0092】
よって、第1流路21から第3流路23に拡散するエアロゾルの流動エネルギー損失を減らすことができる。
【0093】
芯挿入面215は下部流路壁210の下端を構成することができる。芯挿入面215は第1流路21の幅方向に延びることができる。芯挿入面215は、芯31が挿入されるように、芯31の端部形状に対応する開口を構成することができる。芯挿入面215は第1流路面211と連結されることができる。
【0094】
芯31は芯挿入面215とコンテナ10の下部16との間に挿入されることができる。芯31が挿入されれば、芯挿入面215は芯31の上端と直接接触することができる。芯挿入面215は芯31に密着することで、液状が外部に漏洩することを防止することができる。
【0095】
図5を参照すると、前述した上部流路壁220(図4参照)と下部流路壁210(図4参照)とは結合せず、一体に形成されて流路壁220aを構成することができる。流路壁220aは上部流路壁220と下部流路壁210とが結合した形状と実質的に同一であってもよい。
【0096】
よって、構成要素間の結合工程を省略することができ、構成要素間の結合部位を通して液状が漏洩することを防止することができる。
【0097】
図7を参照すると、第1延長面212aは下部流路壁210bの内面の一部を構成することができる。第1延長面212aは第1流路21と接することができる。第1延長面212aは第1流路面211の上端と連結されることができる。第1延長面212aは第1流路面211の上端から左右方向に延びることができる。第1エッジ部213は第1流路面211と第1延長面212aとの間に形成されることができる。
【0098】
第2延長面212bは上部流路壁220bの内面の一部を構成することができる。第2延長面212bは第1流路21と接することができる。第2延長面212bは第3流路面231の下端と連結されることができる。第2延長面212bは第3流路面231の下端から左右方向に延びることができる。第2エッジ部214は第2延長面212bと第3流路面231との間に形成されることができる。
【0099】
陥没部212cは第1延長面212aと第2延長面212bとの間に所定の深さだけ上側に陥没して形成されることができる。陥没部212cは下部流路壁210bと上部流路壁220bとが結合される部分に形成されることができる。陥没部212cは第1流路21の上部と向き合うことができる。
【0100】
よって、芯31の末端で霧化したエアロゾルによって、陥没部212cに隣接した位置で乱流がもっと形成されるので、芯31においてエアロゾルの発生部位に偏差があってもエアロゾルを均一に混合することができる。
【0101】
図8を参照すると、コンテナ10の上部15は外壁11及び内壁12の上側に形成され、外壁11と内壁12とを連結することができる。コンテナ10の上部15はチャンバー101の上側をカバーすることができる。コンテナ10の上部15は円周方向に延びて挿入空間102を取り囲むことができる。
【0102】
コンテナ10の内面121は、内壁12及び上部15の内側面を構成することができる。コンテナ10の内面121は上下方向に延びることができる。
【0103】
傾斜面152はコンテナ10の上端面151と内面121との間に形成され、上端面151と内面121とを連結することができる。傾斜面152はコンテナ10の上端面151から内面121まで緩やかに延設されることができる。傾斜面152は内面121から上端面151に向かって半径外側方向に次第に拡がるように延びることができる。傾斜面152は外側方向に傾斜を有することにより、下側に行くほど次第に狭くなる形状を形成することができる。内面121、上端面151、及び傾斜面152は連続した面を構成することができる。
【0104】
傾斜面152の下端が形成する幅W0は傾斜面152の上端が形成する幅W5より小さくてもよい。傾斜面152の下端が形成する幅Wと内面121が形成する幅W0とは実質的に同一であってもよい。
【0105】
したがって、スティック40を挿入空間103に容易に挿入することができる。
【0106】
図9を参照すると、プラグ41はスティック40の下部に配置されることができる。フィルター部43はスティック40の上部に配置されることができる。顆粒部42はスティック40の内部においてプラグ41とフィルター部43との間に配置されることができる。媒質は顆粒部42に含まれることができる。
【0107】
使用者はコンテナ10に挿入されたスティック40のフィルター部43を口でくわえた状態で空気を吸入することができる。使用者がスティック40を通して空気を吸入すれば、芯31で生成されたエアロゾルは流路部20を通過した後、プラグ41を通して顆粒部42に流入することができる。顆粒部42に流入したエアロゾルは媒質の成分を含んでフィルター部43に流入した後、フィルタリングされて使用者に提供されることができる。
【0108】
図8を参照すると、本体50’は左右方向に延びることができる。コンテナ10は本体50’の左側または右側に結合されることができる。コンテナ10は本体50’の内側に結合されることができる。
【0109】
制御部51’は本体50’の内側に配置されることができる。制御部51’はヒーター32の下側に配置されることができる。制御部51’はヒーター32に隣接して配置されることができる。
【0110】
バッテリー52’は本体50’の内側に配置されることができる。バッテリー52’はコンテナ10の一側面に配置されることができる。バッテリー52’はコンテナ10に沿って上下方向に延びることができる。
【0111】
端子53’は本体50’の内側に配置されることができる。端子53’は制御部51’及びバッテリー52’に隣接して配置されることができる。
【0112】
要約すると、図1図10を参照すると、本発明の一実施例によるエアロゾル生成装置は、上下方向に延び、外壁11と内壁12との間に液状を貯蔵するチャンバー101を有し、前記内壁12の内側にスティック40が挿入される挿入空間102を有するコンテナ10と、前記挿入空間102の下側に配置され、前記チャンバー101と連結され、前記液状を吸収する芯31と、前記芯31の周辺に配置されたヒーター32と、前記挿入空間102と前記芯31との間に形成された流路部20とを含み、前記流路部20は、前記芯31に隣接して位置する第1流路21と、前記挿入空間102と連通するように前記挿入空間102に隣接して位置する第2流路22と、前記第1流路21と第2流路22とを連通させるように前記第1流路21と第2流路22との間に位置し、前記第1流路21の幅W1及び前記第2流路22の幅W2より小さい幅W3を有する第3流路23とを含む。
【0113】
本開示の他の側面によれば、前記第2流路22は、前記挿入空間102に行くほど幅が次第に大きくなる部分を含むことができる。
【0114】
本開示の他の側面によれば、第2流路22は、第3流路23から挿入空間102に向かって半径外側方向に幅W2が次第に大きくなり、最大幅W2を形成する区間から実質的に一定した幅W2で挿入空間102に向かって延びることができる。
【0115】
本開示の他の側面によれば、前記第1流路21は前記第3流路23に向かって一定した幅W1で延びることができる。
【0116】
本開示の他の側面によれば、前記第1流路21の上下方向への長さL1は前記第2流路22の上下方向への長さL2より短くてもよい。
【0117】
本開示の他の側面によれば、前記第1流路21及び前記第2流路22の幅は前記第3流路23に向かって小さくなり、前記第1流路21の長さに対する幅の変化量は前記第2流路22の長さに対する幅の変化量より大きくてもよい。
【0118】
本開示の他の側面によれば、(W1-W3)/(L1)=(W2-W3)/(L2)の関係を有することができ、ここで、W1は前記第1流路の幅を示し、W2は第2流路の幅を示し、W3は第3流路の幅を示し、L1は第1流路の長さを示し、L2は第2流路の長さを示す。
【0119】
本開示の他の側面によれば、前記第2流路22を取り囲む第2流路面221をさらに含み、前記第2流路面221は前記挿入空間102に向かって半径外側方向に傾いた部分を含むことができる。
【0120】
本開示の他の側面によれば、前記第2流路面221は前記挿入空間102に向かって屈曲して延びた部分を含むことができる。
【0121】
本開示の他の側面によれば、前記第2流路面221は前記第3流路23に隣接して形成され、前記コンテナ10の内側に向かって膨らむように屈曲した第1屈曲区間222と、前記挿入空間102に隣接して形成され、前記コンテナ10の外側に向かって膨らむように屈曲した第2屈曲区間223とを含むことができる。
【0122】
本開示の他の側面によれば、前記第1流路21を取り囲んで上下に延びる第1流路面211と、前記第3流路23を取り囲んで上下に延びる第3流路面231と、前記第1流路面211と前記第3流路面231とを連結し、前記芯31から離隔して前記芯31と向き合う延長面212とをさらに含むことができる。
【0123】
本開示の他の側面によれば、前記芯31は前記第1流路21の幅方向に延び、前記延長面212は前記芯31に平行に延びることができる。
【0124】
本開示の他の側面によれば、前記芯31は前記第1流路21の幅方向に延び、前記ヒーター32は前記芯31に沿って前記芯31に巻線され、前記第3流路23の幅は前記芯31に沿って巻線された前記ヒーター32の幅より小さくてもよい。
【0125】
本開示の他の側面によれば、前記第2流路22の上端の幅W2は前記挿入空間102の幅W0より小さくてもよい。
【0126】
本開示の他の側面によれば、エアロゾル生成装置は、前記挿入空間102の下端と前記第2流路22の上端との間に位置し、前記コンテナ10の前記内壁12から内側に突出し、前記挿入空間102に挿入される前記スティック40の下端の縁部を支持する突出面17をさらに含むことができる。
【0127】
本開示の他の側面によれば、エアロゾル生成装置は、前記コンテナ10の内面121から前記コンテナ10の上端面151に向かって外側方向に傾いて延びる傾斜面152をさらに含むことができる。
【0128】
前述した本開示の特定の実施例または他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素または全ての要素は構成または機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0129】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0130】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/または配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/または配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10