(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-30
(45)【発行日】2024-11-08
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/40 20200101AFI20241031BHJP
A24F 40/20 20200101ALI20241031BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/20
(21)【出願番号】P 2023564468
(86)(22)【出願日】2022-04-28
(86)【国際出願番号】 KR2022006061
(87)【国際公開番号】W WO2022231327
(87)【国際公開日】2022-11-03
【審査請求日】2023-10-20
(31)【優先権主張番号】10-2021-0054885
(32)【優先日】2021-04-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジョンスブ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ミンキュ
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジェオン
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ビュンスン
【審査官】木村 麻乃
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/020599(WO,A1)
【文献】特表2021-509259(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/00-47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1外壁および内部に挿入空間が形成された第1内壁を含む上部ハウジングと、
前記第1外壁と結合する第2外壁および前記第1内壁と結合する第2内壁を含む下部ハウジングと、
前記上部ハウジングの第1外壁および第1内壁および前記下部ハウジングの第2外壁および第2内壁によって形成され、液体を貯蔵するコンテナと、
前記挿入空間に隣接して前記下部ハウジングに位置し、一部が前記コンテナ空間と連通する芯と、前記芯の周辺に配置され、前記芯を加熱するヒーターと、前記下部ハウジングが装着されるベースと、長く延び、前記上部ハウジングおよび前記下部ハウジングに隣接して位置し、内部にカラム流路が形成されたカラムと、を含み、
前記ベースは、前記カラム流路と連通する第1流入口と、前記ベースの第1流入口から前記下部ハウジングの芯まで延びるベース流路と、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記カラムは、
前記カラム流路に連結された第1開口と、
前記カラム流路および前記第1流入口と連通する第2開口と、
を含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記第1開口は前記上部ハウジングに隣接して位置し、
前記第2開口は前記ベースに隣接して位置する、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記上部ハウジングおよび前記カラムを取り囲むケーシングをさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記ケーシングは、前記ケーシングの内側面から突出する離隔突起を含み、
前記離隔突起は、前記上部ハウジングまたは前記カラムと接触して前記ケーシングと前記カラムとの間にギャップを形成する、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記第1流入口は前記ベースの側面に形成され、前記ベースの底面と離隔する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記カラムは前記上部ハウジングの長手方向に延びる、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記ベース流路は、前記下部ハウジングの底面と前記ベースとの間に形成される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記下部ハウジングは、前記芯の周辺に位置し、前記ベース流路上に形成された第2流入口を含み、
前記第2流入口および芯は水平方向に互いに離隔する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記第1流入口に配置され、前記下部ハウジングと前記ベースとの間に挿入される第1シールをさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記カラム流路に配置され、空気の吸入を感知する吸入感知センサーをさらに含む、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記吸入感知センサーは、前記第1開口と前記第2開口との間に配置される、請求項11に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記吸入感知センサーは、前記上部ハウジングまたは下部ハウジングに隣接して位置する前記カラムの内側面に配置される、請求項11に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質または物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分および/またはコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題および他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、スティックの再使用を感知するエアロゾル生成装置を提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、漏液を防止することができるエアロゾル生成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、第1外壁および内部に挿入空間が形成された第1内壁を含む上部ハウジングと、前記第1外壁と結合する第2外壁および前記第1内壁と結合する第2内壁を含む下部ハウジングと、前記上部ハウジングの第1外壁および第1内壁および前記下部ハウジングの第2外壁および第2内壁によって形成され、液体を貯蔵するコンテナと、前記挿入空間に隣接して前記下部ハウジングに位置し、一部が前記コンテナ空間と連通する芯と、前記芯の周辺に配置され、前記芯を加熱するヒーターと、前記下部ハウジングが装着されるベースと、長く延び、前記上部ハウジングおよび前記下部ハウジングに隣接して位置し、内部にカラム流路が形成されたカラムと、を含み、前記ベースは、前記カラム流路と連通する第1流入口と、前記ベースの第1流入口から前記下部ハウジングの芯まで延びるベース流路と、を含む、エアロゾル生成装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、スティックが使用されたものであるかを感知することができる。
【0008】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、液体の漏出を防止するカートリッジ構造を提供することができる。
【0009】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想および範囲内で多様な変更および修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明および本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の前記および他の目的、特徴および他の特徴は添付図面を参照する以降の詳細な説明から明らかに理解可能であろう。
【
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図13】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図14】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図15】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図16】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図17】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図18】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図19】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図20】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図21】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図22】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図23】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図24】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一または類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0012】
以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」および「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味または役割を有するものではない。
【0013】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物および代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0014】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使用される。
【0015】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0016】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0017】
図1を参照すると、エアロゾル生成装置1は、カバー20と、上部ケーシング30と、下部ケーシング60とを含むことができ、カバー20にはスティック10が挿入され得る。
【0018】
カバー20、上部ケーシング30および下部ケーシング60はエアロゾル生成装置1の外形を成すことができる。下部ケーシング60は上部ケーシング30の下側に結合され得る。カバー20は上部ケーシング30の上面を覆うことができる。カバー20には挿入ホール21(
図5参照)が形成され得、挿入ホール21にエアロゾル(Aerosol)の吸入のためのスティック10が挿入され得る。使用者は、上部ケーシング30または下部ケーシング60を握ったままで、挿入されたスティック10を通してエアロゾル生成装置1の内部に形成されたエアロゾルを吸入することができる。上部ケーシング30および下部ケーシング60の内部に他の構成が挿入され得る。
【0019】
図2~
図4を参照すると、エアロゾル生成装置1は、カバー20と、上部ケーシング30と、カートリッジ40と、ボディー50と、下部ケーシング60と、を含むことができる。カバー20にはスティック10が挿入され得る。
【0020】
上部ケーシング30はボディー50の外側に装着され得る。下部ケーシング60はボディー50の外側に装着され得る。カートリッジ40はボディー50の内側に装着され得る。カバー20は上部ケーシング30に装着され得る。スティック10はカバー20および上部ケーシング30を貫通してカートリッジ40の内部に挿入され得る。
【0021】
ボディー50の内側にはカートリッジ40が装着され得る。ボディー50は、カートリッジ40が装着されるマウント51を含むことができる。ボディー50は気流が通過するカラム52を含むことができる。ボディー50の内部にはエアロゾルの形成に必要な電子製品が装着され得る。また、ボディー50は、エアロゾルの生成およびエアロゾル生成装置1の作動を制御する制御部100(
図22参照)を内部に含むことができる。
【0022】
マウント51の内側には、カートリッジ40が収容される空間が形成され得る。マウント51の内側には突起512が形成され得、カートリッジ40の外側にはマウント51の突起512にかかる溝456が形成され得る。マウント51の突起512はカートリッジ40の溝456に締結され得る。マウント51はカラム52と一体に形成され得る。マウント51はボディー50の上側に位置し得る。カートリッジ40を収容するマウント51の内部空間513は外部と連通することができる。
【0023】
カラム52は、カラム52の内部と外部とを連通させる第1開口521および第2開口522を含むことができる。カラム52は、上部ハウジング41(
図8参照)および下部ハウジング43(
図8参照)に隣接して位置し得る。カラム52はボディー50から上側に長く延びることができる。カラム52は、上部ハウジング41の長手方向に延びることができる。カラム52は、内部に流路を含むことができる。第1開口521を通してカラム52の内部に流入した空気は第2開口522を通してカラム52の外部に吐き出され得る。
【0024】
ボディー50の外側面には、上部ケーシング30および下部ケーシング60に締結される複数の突起54、55が形成され得る。上部ケーシング30に形成された溝(図示せず)はボディー50の突起54に締結され得る。下部ケーシング60に形成された溝61はボディー50の外側面に形成された突起55に締結され得る。上部ケーシング30および下部ケーシング60はカートリッジ40およびボディー50を保護することができる。上部ケーシング30はボディー50の上側に締結され、ボディー50の上部を取り囲むことができる。下部ケーシング60はボディー50の下側に締結され、ボディー50の下部を取り囲むことができる。
【0025】
図5を参照すると、前述したスティック10は媒質部11を含むことができる。スティック10は冷却部12を含むことができる。スティック10はフィルター部13を含むことができる。冷却部12は媒質部11とフィルター部13との間に配置され得る。スティック10はラッパー14を含むことができる。ラッパー14は媒質部11を包むことができる。ラッパー14は冷却部12を包むことができる。ラッパー14はフィルター部13を包むことができる。スティック10は円柱形状を有することができる。
【0026】
媒質部11は媒質114を含むことができる。媒質部11は第1媒質カバー115を含むことができる。媒質部11は第2媒質カバー116を含むことができる。媒質114は第1媒質カバー115と第2媒質カバー116との間に配置され得る。第1媒質カバー115はスティック10の一端に配置され得る。媒質部11の長さは24mmであり得る。
【0027】
媒質114は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。媒質114は複数の顆粒で構成され得る。複数の顆粒のそれぞれは0.4mm~1.12mmの大きさを有することができる。媒質114の内部には顆粒が70%程度満たされ得る。媒質114の長さL2は10mmであり得る。第1媒質カバー115はアセテート材質で構成され得る。第2媒質カバー116はアセテート材質で構成され得る。第1媒質カバー115は紙材質で構成され得る。第2媒質カバー116は紙材質で構成され得る。第1媒質カバー115および第2媒質カバー116のうちの少なくとも一つは紙材質で構成され、しわ寄った形状になり、その間に空気が流動するための複数の隙間が形成され得る。前記隙間は媒質114の各顆粒の大きさよりも小さくてもよい。第1媒質カバー115の長さL1は媒質114の長さL2よりも短くてもよい。第2媒質カバー115の長さL3は媒質114の長さL2よりも短くてもよい。第1媒質カバー115の長さL1は7mmであり得る。第2媒質カバー115の長さL2は7mmであり得る。
【0028】
したがって、媒質114の各顆粒は媒質部11およびスティック10から離脱することができない。
【0029】
冷却部12はシリンダー形状を有することができる。冷却部12は中空形状を有することができる。冷却部12は媒質部11とフィルター部13との間に配置され得る。冷却部12は第2媒質カバー116とフィルター部13との間に配置され得る。冷却部12は内部の冷却パス121を取り囲む管形状に形成され得る。冷却部12はラッパー14よりも厚くてもよい。冷却部12はラッパー14よりも厚い紙材質で構成され得る。冷却部12の長さL4は媒質114の長さL2と同一であるかまたはほぼ同一であり得る。冷却部12および冷却パス121の長さL4は10mmであり得る。スティック10がエアロゾル生成装置の内部に挿入されると(
図3参照)、冷却部12の少なくとも一部はエアロゾル生成装置の外部に露出され得る。
【0030】
したがって、冷却部12は媒質部11およびフィルター部13を支持し、スティック10の剛性を確保することができる。また、冷却部12は媒質部11とフィルター部13との間でラッパー14を支持し、ラッパー14が接着される部位を確保することができる。また、加熱された空気およびエアロゾルは、冷却部12の内部の冷却パス121を通過しながら冷却され得る。
【0031】
フィルター部13はアセテート材質のフィルターで構成され得る。フィルター部13はスティック10の他端に配置され得る。スティック10がエアロゾル生成装置の内部に挿入されると(
図3参照)、フィルター部13はエアロゾル生成装置の外部に露出され得る。使用者はフィルター部13を口に銜えて空気を吸入することができる。フィルター部13の長さL5は14mmであり得る。
【0032】
ラッパー14は媒質部11、冷却部12およびフィルター部13を包むかまたは取り囲むことができる。ラッパー14はスティック10の外形をなすことができる。ラッパー14は紙材質で構成され得る。接着部140はラッパー14の一側端に形成され得る。ラッパー14は、媒質部11、冷却部12およびフィルター部13を包み、一側縁部に形成された接着部140と他側縁部とが互いに接着され得る。媒質部11、冷却部12およびフィルター部13を包むラッパー14はスティック10の一端および他端を覆わなくてもよい。
【0033】
したがって、ラッパー14は、媒質部11、冷却部12およびフィルター部13を固定し、スティック10からの離脱を防止することができる。
【0034】
第1薄膜141は第1媒質カバー115に対応する位置に配置され得る。第1薄膜141はラッパー14と第1媒質カバー115との間に配置されるか、またはラッパー14の外部に配置され得る。第1薄膜141は第1媒質カバー115を取り囲むことができる。第1薄膜141は金属材質で構成され得る。第1薄膜141はアルミニウム材質で構成され得る。第1薄膜141はラッパー14に密着するかまたはコーティングされ得る。
【0035】
第2薄膜142は第2媒質カバー116に対応する位置に配置され得る。第2薄膜142はラッパー14と第2媒質カバー116との間に配置されるか、またはラッパー14の外部に配置され得る。第2薄膜142は金属材質で構成され得る。第2薄膜142はアルミニウム材質で構成され得る。第2薄膜142はラッパー14に密着するかまたはコーティングされ得る。
【0036】
図6および
図7を参照すると、カバー20は、スティック10が挿入される挿入ホール21と、挿入ホール21を開閉するキャップ22とを含むことができる。
【0037】
挿入ホール21はカバー20に形成され得る。挿入ホール21はスティック10の外周に対応する形状を有することができる。挿入ホール21にスティック10が通過することができる。挿入ホール21に挿入されたスティック10と挿入ホール21との間に第1ギャップ225が形成され得る。第1ギャップ225に空気が通過することができる。
【0038】
キャップ22は挿入ホール21の下側に位置し得る。キャップ22はカバー20に回転軸224を介して結合され得る。キャップ22は、挿入ホール21を覆い、回転軸224に結合されたリッド221と、リッド221に弾性力を加える弾性部材223と、リッド221に形成され、弾性部材223にかかるラッチ222とを含むことができる。弾性部材223はラッチ222と接触することができる。ラッチ222にかかった弾性部材223は弾性力をリッド221に加えることができる。リッド221は弾性力によって挿入ホール21と密着することができる。
【0039】
一方、スティック10が挿入ホール21に挿入されると、スティック10によってリッド221が回動し、弾性部材223を圧縮させることができる。エアロゾル生成装置1からスティック10が引き出されると、圧縮された弾性部材223がラッチ222に復元力を加え、ラッチ222と結合されたリッド221は前記復元力によって回動して挿入ホール21に密着することができる。
【0040】
図8および
図9を参照すると、カートリッジ40は、上部ハウジング41と、下部ハウジング43と、ベース45と、第1ガスケット42と、第2ガスケット44と、挿入空間46と、芯47と、ヒーター48と、液体気化空間49と、を含むことができ、カートリッジ40の内部には、探針71(
図9参照)が設けられ得る。カートリッジ40には第1シール81が配置され得る。
【0041】
上部ハウジング41は、第1外壁411と、第1内壁412と、コンテナ413と、締結溝414と、支持リブ415と、キャップ収容部416と、開口417と、スロープ41aと、を含むことができる。
【0042】
第1外壁411は長く延びることができる。第1外壁411は上下に長く延びることができる。第1外壁411はカートリッジ40の上部の外側面を形成することができる。第1外壁411は第1内壁412と一体に形成され得る。第1外壁411は外側面が平坦に形成され得る。第1外壁411は第1内壁412に対応する形状を有することができる。第1外壁411は上部ハウジング41の外形を形成することができる。
【0043】
第1内壁412は前記第1外壁411の内側に配置され得る。第1内壁412は長く延びることができる。第1内壁412は上下に長く延びることができる。第1内壁412は外部と連通する挿入空間46を内側に定義することができる。第1内壁412の内側面は平坦に形成され得る。第1内壁412によって定義される挿入空間46にスティック10が挿入され得る。第1内壁412は内側に長く延びた挿入空間46を含むことができる。長く延びている挿入空間46は探針71の長手方向に長く延びることができる。
【0044】
一方、第1内壁412は上部ハウジング41の長手方向に対して傾くように形成され得る。第1内壁412は上側から下側に行くほど内側に向かって傾くことができる。第1内壁412の下部の内径D1は第1内壁412の上部の内径D2よりも小さくてもよい。第1内壁412が傾くことにより、挿入空間46に挿入されたスティック10の下部を第1内壁412によって支持することができる。第1内壁412および挿入空間46の横断面は支持リブ415からストッパー419に行くほど次第に小さくなり得る。
【0045】
また、挿入されたスティック10の下部の外周と第1内壁412との間が密閉されるので、スティック10の下側に形成されたエアロゾルがスティック10と第1内壁412との間に漏出することを防止することができる。
【0046】
コンテナ413は、第1外壁411および第1内壁412と下部ハウジング43の第2外壁431および第2内壁432とによって形成され得る。コンテナ413は上部ハウジング41と下部ハウジング43との間に配置され得る。コンテナ413はエアロゾルの形成に使用される液体を収容することができる。コンテナ413は、第1ガスケット42によって、カートリッジ40の内部に対して密閉され得る。コンテナ413は、第2ガスケット44によって、カートリッジ40の外部に対して密閉され得る。コンテナ413に貯蔵された液体は芯47に染み込むことができる。コンテナ413はコンテナ空間とも言える。
【0047】
締結溝414は第1外壁411に形成され得る。締結溝414はホールの形状に形成され得る。締結溝414はベース45の締結突起454と締結され得る。締結溝414は、上部ハウジング41の外周に沿って複数が形成され得る。複数の締結溝414は等間隔で配置され得る。
【0048】
支持リブ415は第1内壁412に形成され得る。支持リブ415は挿入空間46の上端に隣接して位置し得る。支持リブ415は第1内壁412から挿入空間46に突出することができる。スティック10が挿入空間46に挿入されると、支持リブ415は挿入空間46に挿入されたスティック10と接触することができる。支持リブ415は挿入されたスティック10の側面を支持することができる。支持リブ415の突出程度または形状などによって、挿入されたスティック10を固定する固定力が変わることができる。
【0049】
支持リブ415は複数が形成され得、複数の支持リブ415は第1内壁412の内周に沿って順次配置され得る。複数の支持リブ415は互いに連結され、一体に形成され得る。
【0050】
一方、
図16を参照すると、複数の支持リブ415は互いに連結されて多角形を形成することができる。例えば、支持リブ415は正六角形を形成することができる。よって、挿入空間46に挿入されたスティック10の外周を安定的に支持することができる。
【0051】
キャップ収容部416は上部ハウジング41に形成され得る。キャップ収容部416はキャップ22の下側に位置し得る。キャップ収容部416は回動したカバー20のキャップ22を収容することができる。キャップ収容部416は上部ハウジング41の一部が陥没することによって形成され得る。キャップ収容部416は第1内壁412が陥没することによって形成され得る。キャップ収容部416は上部ハウジング41の上部に形成され得る。キャップ収容部416は開口417と連通することができる。キャップ収容部416は、キャップ22の形状に対応する形状を有することができる。キャップ収容部416は回動したキャップ22と型合することができる。
【0052】
開口417は挿入空間46と連通することができる。開口417はカートリッジ40の外部と連通することができる。開口417はキャップ収容部416と連通することができる。開口417は上部ハウジング41の上面に形成され得る。スティック10は開口417を通して挿入空間46に挿入され得る。スティック10は開口417を通して上側から下側に挿入され得る。
【0053】
スロープ41aは第1内壁412に形成され得る。スロープ41aは開口417と支持リブ415との間に形成され得る。スロープ41aはキャップ収容部416と支持リブ415との間に形成され得る。スロープ41aは支持リブ415と開口417とを連結することができる。スロープ41aは上側から下側に行くほど内側に向かうことができる。スロープ41aの上側にはキャップ収容部416が連結され得、スロープ41aの下側には支持リブ415が連結され得る。スロープ41aが形成されることにより、スティック10が挿入空間46に挿入されるとき、スロープ41aに沿ってスムーズに挿入され得る。
【0054】
下部ハウジング43は、第2外壁431と、第2内壁432と、第2流入口433とを含むことができる。下部ハウジング43は上部ハウジング41の下側に結合され得る。下部ハウジング43は上部ハウジング41の長手方向に長く形成され得る。もしくは、下部ハウジング43は上下方向に長く形成され得る。
【0055】
第2外壁431は第1外壁411と結合することができる。第2外壁431は第1外壁411の下側と結合することができる。第2外壁431は第2内壁432と一体に形成され得る。第2外壁431はカートリッジ40の内部に配置され得る。第2外壁431は下部ハウジング43の外形をなすことができる。第2外壁431と第2内壁432とは連結され得る。
【0056】
第2内壁432は第1内壁412と結合することができる。第2内壁432は第1内壁412の下側に結合され得る。第2内壁432は挿入空間46の下側に配置され得る。第2内壁432の内側は挿入空間46と連通することができる。第2内壁432の内側には芯47およびヒーター48が配置され得る。
【0057】
液体気化空間49は第2内壁432の内側に位置し得る。液体気化空間49で形成されたエアロゾルは挿入空間46に挿入されたスティック10に流動することができる。使用者は、スティック10を通して、前記液体気化空間で形成されたエアロゾルを吸入することができる。
【0058】
第2流入口433は下部ハウジング43に形成され得、液体気化空間49と下部ハウジング43の外部とを連通させることができる。第2流入口433を通して芯47およびヒーター48に空気が流入することができる。第2流入口433は芯47の周辺に位置し得る。第2流入口433は芯47の下側に位置し得る。第2流入口433は下部ハウジング43の底面430に形成され得る。
【0059】
ベース45の内部には下部ハウジング43が装着され得る。ベース45の内部には下部ハウジング43が収容され得る。ベース45の外側は第1外壁411と第2外壁431との間に挿入され得る。ベース45は上部ハウジング41と締結され得る。ベース45は長く形成され得る。ベース45は上部ハウジング43の長手方向に長く形成され得る。ベース45は下部ハウジング43を取り囲むことができる。ベース45は下部ハウジング43の底面430と離隔し得る。
【0060】
ベース45は第1流入口451を含むことができる。第1流入口451はベース45の側面458に形成され得る。第1流入口451はベース45の内側と外側とを連通させることができる。第1流入口451は第2流入口433と連通することができる。第1流入口451はベース45の底面457と離隔して位置し得る。第1流入口451がベース45の底面457から上側に離隔することにより、ベース45の下部に滞留する液滴の漏出を防止することができる。
【0061】
ベース45は締結突起454を含むことができる。締結突起454はベース45の側面458から突出することができる。締結突起454はベース45の上部に形成され得、第1外壁411の下部に形成された締結溝414に締結され得る。
【0062】
芯47は下部ハウジング43の内側の液体気化空間49に位置し得る。芯47の一部はコンテナ413の内部と連結され得る。芯47はコンテナ413の内部と連結され、コンテナ413に収容された液体を吸収することができる。芯47は長く形成され得る。芯47は挿入空間46と連通することができる。芯47は挿入空間46の下側に位置し得る。
【0063】
一方、芯47はコンテナ413の下側に向かって延びることができる。したがって、コンテナ413に少量の液体が残ったとき、エアロゾル生成装置1を振るかまたは覆すことなしにも液体が芯47に染み込むことができる。
【0064】
ヒーター48は液体気化空間49に位置し得る。ヒーター48は芯47の周辺に配置され得る。ヒーター48はバッテリー58(
図14参照)から電力を受けて発熱することができる。ヒーター48は芯47を加熱することができる。ヒーター48は芯47を巻くように形成され得る。ヒーター48は第2内壁432の内側に位置し得る。
【0065】
ヒーター48が芯47を加熱すると、芯47に染み込んだ液体が気化してエアロゾルを形成することができる。形成されたエアロゾルは挿入空間46に上昇することができる。使用者は挿入空間46に挿入されたスティック10を通して、形成されたエアロゾルを吸入することができる。
【0066】
図9および
図10を参照すると、エアロゾル生成装置1は、第1ガスケット42と、第2ガスケット44とを含むことができる。
【0067】
上部ハウジング41の第1外壁411は段差418を含むことができる。上部ハウジング41の第1内壁412は、圧着突起410と、ストッパー419と、を含むことができる。下部ハウジング43の第2外壁431はフランジ434を含むことができる。
【0068】
第1ガスケット42は第1内壁412と第2内壁432との間に挿入されて圧着され得る。第1ガスケット42は第1内壁412の下端と第2内壁432の上端との間に挿入され得る。第1ガスケット42は第2内壁432の上側外周に沿って配置され得る。第1ガスケット42は弾性材質で形成され得る。第1ガスケット42は、コンテナ413に収容された液体が液体気化空間49に漏出することを防止することができる。
【0069】
第1ガスケット42は第2内壁432に沿って第2内壁432の長手方向に延びることができる。また、延びた第1ガスケット42と第1内壁412とが接触することができる。第1ガスケット42の延長部421(
図13参照)は第2内壁432と第1内壁412との間に挿入されて圧着され得る。したがって、コンテナ413内の液体が液体気化空間49に漏出することを防止することができる。
【0070】
第2ガスケット44は第1外壁411と第2外壁431との間に挿入されて圧着され得る。第2ガスケット44はベース45の周囲に沿って延びることができる。第2ガスケット44は第2外壁431とベース45との間に挿入され得る。第2ガスケット44は第1外壁411とベース45との間に挿入され得る。第2ガスケット44は、コンテナ413に収容された液体がカートリッジ40の外部に漏出することを防止することができる。
【0071】
第2ガスケット44は、フランジ434とベース45の側面458との間に挿入される圧着部441と、圧着部441からベース45の側面458に沿って延びてベース45と第1外壁411との間に挿入される延長部442とを含むことができる。したがって、コンテナ413内の液体が下部ハウジング43とベース45との間に漏出するかまたはベース45と上部ハウジング41との間に漏出することを防止することができる。
【0072】
段差418は第1外壁411の内側面に形成され得る。段差418はフランジ434と型合することができる。段差418は第2外壁431のフランジ434を押圧することができる。段差418は第2ガスケット44を押圧することができる。上部ハウジング41の第1外壁411がベース45に結合されると、第1外壁411の段差418が第2外壁431のフランジ434および第2ガスケット44を押圧することができる。よって、上部ハウジング41とベース45とが締結されるとき、第2ガスケット44が圧着され、第2ガスケット44が第1外壁411、第2外壁431およびベース45と密着することができる。
【0073】
フランジ434は、第2外壁431の末端部が下部ハウジング43の外側に曲がることによって形成され得る。フランジ434は、第2外壁431の上端が外側に曲がることによって形成され得る。フランジ434は段差418に結合され得る。フランジ434は段差418と接触することができる。フランジ434は、第1外壁411がベース45に締結されるとき、段差418によって押圧され得る。フランジ434の下側は第2ガスケット44と接触することができる。
【0074】
圧着突起410は第1内壁412から上部ハウジング41の内側に突出することができる。圧着突起410と第2内壁432との間に第1ガスケット42が挿入され得る。圧着突起410の下側面は第1ガスケット42を圧着することができる。圧着突起410は第1ガスケット42の圧着部423を圧着することができる。
【0075】
圧着突起410は第1ガスケット42の圧着部423の内周を取り囲む延びることができる。第1ガスケット42に沿って延びた圧着突起410は第2内壁432に隣接することができる。第1ガスケット42に沿って延びた圧着突起410は第2内壁432に接触することができる。したがって、コンテナ413内の液体が液体気化空間49に漏出することを防止することができる。
【0076】
ストッパー419は第1内壁412の内側に形成され得る。ストッパー419は圧着突起410と一体に形成され得、圧着突起410の上側に形成され得る。ストッパー419は支持リブ415の下側に形成され得る。ストッパー419は圧着突起410と支持リブ415との間に形成され得る。ストッパー419は圧着突起410に隣接して位置し得る。
【0077】
ストッパー419の上面は挿入空間46に挿入されたスティック10を支持することができる。ストッパー419は、スティック10が挿入空間46に一定の深さ以上に挿入されることを防止することができる。ストッパー419は複数が形成され得る。複数のストッパー419は一体に形成され得る。複数のストッパー419は上部ハウジング41の長手方向に同じ位置に配置され得る。複数のストッパー419は上部ハウジング41の内周に沿って配列され得る。複数のストッパー419はスティック10の下側面に接触することができる。
【0078】
図11および
図12を参照すると、エアロゾル生成装置1は、探針71と、第1シール81と、第2シール82と、を含むことができる。上部ハウジング41はサポート420を含むことができる。下部ハウジング43は、陥没部435と、ホルダー436と、ホール437とを含むことができる。
【0079】
探針71は長く延びることができる。探針71は上部ハウジング41の長さ方向に長く延びることができる。探針71は上部ハウジング41の長手方向に移動することができる。探針71は下部ハウジング43を貫通することができる。探針71はベース45を貫通することができる。探針71は挿入空間46から下部ハウジング43の外部に移動することができる。
【0080】
探針71は、力センサー72(
図14参照)に隣接した一端714と、一端から長く延び、ホルダー436のホール437を通して移動する第1パート715と、一端714の反対側の挿入空間46に位置する他端713と、他端713から長く延び、挿入空間46の長手方向に移動する第2パート716と、第1パート715と第2パート716とを連結し、第1パート715または第2パート716の長手方向と交差する第3パート717と、係止リブ712と、を含むことができる。
【0081】
探針71の他端713は探針71の長手方向に長く延びた挿入空間46の横断面の中心部に位置し得る。探針71の他端713は挿入空間46に挿入されたスティック10の中心部に接触することができる。探針71の他端713はスティック10の中心部に挿入され得る。よって、探針71はスティック10が挿入された長さだけ探針71の長手方向に移動することができ、挿入過程でスティック10が探針71を押す力を力センサー72に伝達することができる。
【0082】
探針71の一端714は下部ハウジング43の第2内壁432に隣接し得る。探針71の一端714および他端713は、探針71の長手方向に見るとき、互いに異なる軸上に位置し得る。探針71の長手方向に見るとき、探針71の一端714は挿入空間46の外側に位置し得、探針71の他端713は挿入空間46の内側(中心部)に位置し得る。
【0083】
第1パート715は探針71の一端714から長く延びることができる。第1パート715はホルダー436のホール437を通して移動することができる。第1パート715は挿入空間46の長手方向に長く延びることができる。
【0084】
第2パート716は探針71の他端713から長く延びることができる。第2パート716は挿入空間46の長手方向に延びることができる。第2パート716は挿入空間46から挿入空間46の長手方向に移動することができる。
【0085】
第3パート717は、挿入空間46の中心部に位置する探針71の一端714と、第2内壁432に隣接した探針71の他端713とを連結するように曲がることができる。第3パート717は探針71の長手方向と交差する方向に長く延びることができる。例えば、第3パート717は探針71の長手方向に垂直な方向に長く延びることができる。
【0086】
一方、第3パート717は芯47の上側に位置し得る。よって、芯47から落下する液体または液滴が第3パート717に沿ってカートリッジ40の外部に漏出することを防止することができる。
【0087】
係止リブ712は探針71の側面から探針71の移動方向と交差する方向に突出することができる。係止リブ712は第1内壁412のサポート420にかかることができる。係止リブ712は探針71の長手方向に沿って長く延びることができる。係止リブ712はサポート420の下側に位置し得る。係止リブ712は上部ハウジング41と力センサー72との間に位置し得る。係止リブ712は、探針71が挿入空間46に向かって一定の距離以上に移動することを防止することができる。
【0088】
第1シール81は薄膜811を含むことができる。第1シール81はベース45の第1流入口451と接触することができる。第1シール81は第1流入口451の周囲に沿って延びることができる。第1シール81は下部ハウジング43に挿入され得る。第1シール81は下部ハウジング43の第2外壁431とベース45との間に挿入され得る。第1シール81は下部ハウジング43の第2外壁431と第1流入口451との間に挿入され得る。第1シール81は弾性材質で形成され得る。
【0089】
第1シール81は、コンテナ413の液体が下部ハウジング43とベース45との間を通して第1流入口451に漏出することを防止することができる。また、第1シール81は第1流入口451の周囲を密閉するので、使用者が吸入するとき、第1流入口451内の空気圧を維持することができる。
【0090】
薄膜811は第1流入口451に配置され得る。薄膜811は第1流入口451から吸入された空気の流路上に配置され得る。薄膜811は複数の気孔を含むことができる。よって、液体が前記複数の気孔を通過することができないので、カートリッジ40の外部に液体が漏出することを防止することができる。
【0091】
第2シール82に探針71が挿入され得る。第2シール82はベース45によって支持され得る。第2シール82は下部ハウジング43によって支持され得る。第2シール82は、探針71に沿ってカートリッジ40の外部に液体が漏出することを防止することができる。
【0092】
サポート420は上部ハウジング41の第1内壁412から内側に向かって突出することができる。サポート420は探針71に向かって突出することができる。サポート420は探針71の側面に隣接して位置し得る。サポート420は、探針71が傾くとき、探針71の側面を支持することができる。
【0093】
陥没部435は下部ハウジング43の底面430が下部ハウジング43の内側に陥没することによって形成され得る。エアロゾル生成装置1が覆されると、下部ハウジング43とベース45との間に滞留する液滴が陥没部435に積もることがある。陥没部435は液滴が第1流入口451に漏出することを防止することができる。
【0094】
ホルダー436は下部ハウジング43に形成され得る。ホルダー436は下部ハウジング43の第2内壁432に形成され得る。ホルダー436は下部ハウジング43と一体に形成され得る。ホルダー436は探針71がスライドするホール437を含むことができる。ホルダー436は探針71が通過することができる。ホルダー436は探針71の長手方向に長く延びることができる。ホルダー436のホール437は探針71の長手方向に長く延びることができる。ホルダー436のホール437は探針71の横断面に対応する形状を有し得る。ホール437は探針71の側面を支持することができる。
【0095】
一方、サポート420は探針71の係止リブ712の上側に位置し得る。サポート420、係止リブ712およびホルダー436は順に上部ハウジング41の長手方向に整列され得る。サポート420は係止リブ712の上側に位置し得る。ホルダー436は係止リブ712の下側に位置し得る。よって、探針71が探針71の長手方向に沿って移動するとき、サポート420およびホルダー436が探針71の過度な移動を制限することができる。
【0096】
図13を参照すると、下部ハウジング43の第2内壁432はノッチ439を含むことができる。第1ガスケット42は、延長部421と、挿入部422と、圧着部423と、を含むことができる。
【0097】
ノッチ439は第2内壁432の一端に形成され得る。ノッチ439は上部ハウジング41の長手方向に陥没することによって形成され得る。すなわち、第2内壁432の上端に形成されたノッチ439は下側に陥没し得る。芯47はノッチ439内に配置され得る。ノッチ439には芯47が挿入されて着座し得る。ノッチ439は芯47の外形に対応する形状を有することができる。よって、芯47がノッチ439と挿入部422との間に密着することにより、液体の漏出を防止することができる。
【0098】
第1ガスケット42は、圧着部423から第2内壁432の外側面に沿って延びて第1内壁412と第2内壁432との間に挿入される延長部421と、第1内壁412と第2内壁432との間に挿入される圧着部423と、圧着部423から延びてノッチ439に挿入される挿入部422と、を含むことができる。
【0099】
延長部421は圧着部423から延びることができる。延長部421は第2内壁432に沿って第2内壁432の長手方向に延びることができる。上部ハウジング41の第1内壁412は延長部421に沿って延びることができる。延長部421は第2内壁432と前記延びた第1内壁412との間に挿入され得る。
【0100】
挿入部422は第1ガスケット42の圧着部423から下側に延びることができる。挿入部422はノッチ439に着座した芯47に接触することができる。挿入部422は芯47の外形に対応する形状を有することができる。よって、挿入部422が芯47に密着することにより、芯47の外側面に沿って液体が漏出することを防止することができる。
【0101】
図14を参照すると、エアロゾル生成装置1は、第1流路91と、第2流路92と、第3流路93と、を含むことができる。また、エアロゾル生成装置1は、第1ギャップ225と、第2ギャップ520と、第1開口521と、吸入感知センサー53と、第2開口522と、第1流入口451と、第2流入口433と、バッテリー58と、端子59と、を含むことができる。
【0102】
第1流路91は、カバー20の挿入ホール21とスティック10との間に位置する第1ギャップ225と、上部ケーシング30とカラム52との間に形成された第2ギャップ520とを通過することができる。第1流路91はケーシング流路とも言える。第1ギャップ225を通してエアロゾルの生成のための空気が吸入され得る。挿入ホール21に吸入された空気は上部ケーシング30とカラム52との間の第2ギャップ520に流入し得る。第2ギャップ520に流入した空気はカラム52に形成された第1開口521を通過することができる。すなわち、第1流路91は、挿入ホール21、第2ギャップ520および第1開口521を順に連結することができる。
【0103】
第2流路92は、カラム52に形成された第1開口521と第2開口522とを連結することができる。第2流路92はカラム52の内部に位置し得る。第2流路92は第1流路91と連結され得る。第2流路92はカラム流路とも言える。
【0104】
第3流路93は、ベース45の第1流入口451、下部ハウジング43の第2流入口433および芯47の周辺を通過することができる。第3流路93上に第2流入口433が形成され得る。第3流路93は第2流路92と連結され得る。第3流路93は第1流入口451から挿入されたスティック10に連結され得る。第3流路93が芯47の周辺を通るので、ヒーター48によって気化した液体が空気と混合され得る。よって、使用者はスティック10を通してエアロゾルを吸入することができる。
【0105】
第3流路93は下部ハウジング43の底面430とベース45との間に位置し得る。第3流路93はベース流路とも言える。第3流路93は、下部ハウジング43とベース45との間に広い流路を形成することができ、十分な流量を確保することができる。
【0106】
バッテリー58(
図22参照)はボディー50の内部に装着され得る。バッテリー58はボディー50の下部に位置し得る。バッテリー58はヒーター48に電力を供給することができる。バッテリー58は制御部100に電力を供給することができる。バッテリー58はエアロゾル生成装置1に含まれた電子装置に電力を供給することができる。バッテリー58は、出力部110、力センサー72、およびメモリ120に電力を供給することができる。
【0107】
端子59はバッテリー58と連結され得る。端子59は外部電源と連結され得る。バッテリー58は端子59を介して外部から電力を受けることができる。
【0108】
図15~
図18を参照して第1流路91および第2流路92を説明する。
【0109】
第1ギャップ225は挿入ホール21と挿入ホール21に挿入されたスティック10との間に形成され得る。第1ギャップ225を空気が通過することができる。第1ギャップ225を通過した空気は第2ギャップ520を通してカラム52の内部に流入することができる。
【0110】
第2ギャップ520は上部ケーシング30とカラム52との間に形成され得る。第2ギャップ520はカラム52の周辺に形成され得る。第2ギャップ520を形成する上部ケーシング30の一面32、上部ハウジング41の上面、およびカラム52の一面523は平坦に形成され得る。第2ギャップ520は第1開口521と連通することができる。第2ギャップ520は上部ケーシング30の離隔突起31によって形成され得る。
【0111】
離隔突起31は第2ギャップ520を形成することができる。離隔突起31は第1開口521に隣接することができる。離隔突起31は第1開口521と向き合う上部ケーシング30から突出することができる。離隔突起31は上部ハウジング41またはカラム52と接触することができる。離隔突起31は上部ケーシング30とカラム52とを離隔させることができる。離隔突起31は第2ギャップ520の幅を決定することができる。
【0112】
第1開口521は第1流路91と第2流路92とを連結することができる。第1開口521は第2ギャップ520とカラム52の内部とを連通させることができる。第1開口521はカラム52の外側面に形成され得る。第1開口521はカラム52の上面に形成され得る。第1開口521は上部ハウジング41および上部ケーシング30に隣接することができる。
【0113】
吸入感知センサー53は使用者が吸入しているかを感知することができる。吸入感知センサー53は、第1流路91、第2流路92、および第3流路93上に設けられ得る。
【0114】
吸入感知センサー53は第2流路92上に設けられ得る。吸入感知センサー53は第2開口522と上側に離隔し得る。吸入感知センサー53は第1開口521と第2開口522との間に設けられ得る。吸入感知センサー53はカートリッジ40に隣接したカラム52の内側面に位置し得る。よって、エアロゾル生成装置1が傾くかまたは回転する場合、液体の浸透によって発生し得る吸入感知センサー53の故障を防止することができる。
【0115】
吸入感知センサー53は空気の流動を感知することができる。吸入感知センサー53は力センサーまたは気流センサーであり得る。吸入感知センサー53は第1開口521または第2開口522に隣接して配置され得る。吸入感知センサー53は第2流路92を通る空気の流動を感知することができる。
【0116】
第2開口522は第2流路92と第3流路93とを連結することができる。第2開口522は下部ハウジング43またはベース45と向き合うカラム52の一面に形成され得る。第2開口522は下部ハウジング43またはベース45に隣接して位置し得る。第2開口522はベース45の第1流入口451と向き合うことができる。第2開口522はベース45の第1流入口451に連結され得る。第2開口522と第1流入口451との間には密閉部材(図示せず)が挿入され得る。第2開口522は第1流入口451に密着することができる。
【0117】
一方、第2流入口433は上部ハウジング41の長手方向(または上下方向)に対して芯47からずれるように配置され、互いに異なる軸上に位置し得る。すなわち、第2流入口433は第2流入口433の直径方向または水平方向に芯47と離隔し得る。よって、芯47から落ちた液体が直ちに第2流入口433に流入しないので、カートリッジ40の外部に液体が漏出することを防止することができる。
【0118】
一方、ホルダー436のホール437は上部ハウジング41の長手方向(または上下方向)に芯47からずれて配置され、互いに異なる軸上に位置し得る。すなわち、ホール437はホール437の直径方向に対して芯47と離隔し得る。芯47はホール437の直径方向にホール437と第2流入口433との間に位置し得る。また、ホルダー436のホール437と第2流入口433とは芯47に対して対称に位置し得る。よって、芯47から落ちた液体が直ちにホルダー436のホール437に流入しないので、漏液を防止することができる。
【0119】
図19および
図20を参照すると、エアロゾル生成装置1は、第1ボス452と、第2ボス438と、ウォール453と、第1開口455と、第2開口511と、力センサー72と、第2シール82と、制御部100と、出力部110と、メモリ120と、を含むことができる。
【0120】
第1開口455はベース45に形成され得る。第1開口455はベース45の底面457に形成され得る。第1開口455は探針71の一端714が貫通することができる。第1開口455はホルダー436の下側に位置し得る。第1開口455および第2開口511は探針71の長手方向に配列され得る。
【0121】
第2開口511はボディー50のマウント51に形成され得る。第2開口511は探針71の一端714が貫通することができる。第2開口511は第1開口455の下側に位置し得る。第2開口511には力センサー72の一部が位置し得る。
【0122】
力センサー72はボディー50の内部に設けられ得る。力センサー72は探針71の一端714に隣接して位置し得る。力センサー72は探針71の下側に位置し得る。力センサー72は、探針71が挿入空間46から下部ハウジング43の内部に移動すると、探針71の一端714と接触するセンシング部721を含むことができる。力センサー72のセンシング部721は探針71の一端714によって押圧され得る。
【0123】
力センサー72は、探針71と接触するときに発生する圧力値を測定することができる。力センサー72は、測定された圧力値を制御部100に送ることができる。力センサー72は圧力センサー72とも言える。制御部100は既設定の圧力値を保存することができ、制御部100は力センサー72で測定された圧力値の大きさと前記既設定の圧力値の大きさとを比較することができる。
【0124】
探針71の一端714と接触するセンシング部721の一面は曲面に形成され得る。例えば、センシング部721は、探針71に向かって膨らむように形成される曲面を含むことができる。よって、探針71が移動中に傾いても一端714とセンシング部721との接触点がセンシング部721の中心部に形成されることができ、前記単一の接触点が形成されるので、力センサー72の正確度が向上することができる。
【0125】
第2シール82は、ベース45に支持される第1支持部821と、下部ハウジング43に支持される第2支持部823と、第1支持部821と第2支持部823とを連結する連結部822と、探針71と接触する接触部824と、を含むことができる。
【0126】
第1支持部821はベース45から突出した第1ボス452に支持され得る。第1支持部821の下面はベース45に支持され得、第1支持部821の側面は第1ボス452に支持され得る。第1支持部821はベース45に接着され得る。
【0127】
第2支持部823は下部ハウジング43に接触することができる。第2支持部823は下部ハウジング43の底面430に沿って延びることができる。第2支持部823はホルダー436のホール437を取り囲むことができる。第2支持部823および接触部824はホルダー436のホール437を密閉することにより、ホルダー436のホール437を通して下部ハウジング43の外部に液体が漏出することを防止することができる。
【0128】
第1支持部821および第2支持部823はそれぞれ第2シール82の下面および上面を支持することができる。よって、探針71が探針71の長手方向に移動しても、探針71の長手方向に第2シール82が定位置を維持することができる。
【0129】
接触部824は探針71の外面を取り囲むことができる。接触部824は探針71の周囲に沿って配置され得る。接触部824は探針71に接着され得る。接触部824は探針71の探針71の長手方向に延びることができる。接触部824は、下部ハウジング43の外部に漏出した液体が探針71に沿ってベース45の外部に漏出することを防止することができる。
【0130】
一方、エアロゾル生成装置1は、ベース45から突出して第2シール82の側面を支持する複数の突起(図示せず)を含むことができる。前記複数の突起は探針71を中心に対称的に配列され得る。前記複数の突起は一体に形成されたボス(Boss)の形態であり得る。
【0131】
第1ボス452はベース45から突出することができる。第1ボス452はベース45から下部ハウジング43に向かって突出することができる。第1ボス452は第2シール82の側面を支持することができる。第1ボス452は第1支持部821の外側面を支持することができる。第1ボス452は、探針71の長手方向に垂直な方向に第2シール82の定位置を維持させることができる。
【0132】
第2ボス438は下部ハウジング43から突出することができる。第2ボス438はベース45に向かって突出することができる。第2ボス438は第1ボス452を取り囲むことができる。第2ボス438は第1ボス452の外側を取り囲むことができる。第2ボス438と第1ボス452とは探針71の長手方向と交差する方向に互いにオーバーラップすることができる。例えば、第2ボス438と第1ボス452とは探針71の長手方向に垂直な方向に互いにオーバーラップすることができる。よって、第2ボス438の外側から第1ボス452の内側に液体または液滴が浸透することを防止することができる。
【0133】
ウォール453はベース45に形成され得る。ウォール453はベース45から第2流路92側に突出することができる。ウォール453は下部ハウジング43に向かって突出することができる。ウォール453は第2流入口433と第1流入口451との間に配置され得る。ウォール453は、液滴が第2流路92に沿って第1流入口451に逆流することを防止することができる。
【0134】
一方、ウォール453は第2流路92に沿ってまたは第2流路92の反対方向に曲がることができる。ウォール453は第2流入口433または第1流入口451に向かって曲がることができる。よって、エアロゾル生成装置1が横たえられるかまたは傾いても第1流入口451への漏液を効果的に防止することができる。
【0135】
図21は探針71が挿入空間46から下部ハウジング43の外部に移動し、一端714が力センサー72のセンシング部721に接触する場合を示す。
【0136】
挿入空間46にスティック10が挿入されると、スティック10と接触する探針71が探針71の長手方向に移動することができる。探針71を取り囲む第2シール82は、探針71が移動するのに伴って探針71の移動方向に移動することができる。液体または液滴が探針71に沿って下部ハウジング43の外部に漏出しても、第2シール82によってベース45の外部への漏出を防止することができる。
【0137】
探針71の一端とセンシング部721とが接触することにより、力センサー72で感知された圧力値は制御部100に伝送され得る。制御部100は、前記感知された圧力値を前記既設定の圧力値と比較してスティック10が使用されたものであるかを判断することができる。
【0138】
図22を参照すると、エアロゾル生成装置1は、制御部100と、出力部110と、メモリ120と、を含むことができる。
【0139】
制御部100は、センシング部721によって測定された圧力値が既設定の値よりも大きければ、スティック10が使用されなかったと判断することができる。制御部100は、測定された圧力値が前記既設定の値よりも小さければ、スティック10が使用されたと判断することができる。すなわち、制御部100は、力センサー72でセンシングされた圧力値に基づき、エアロゾル生成装置1に挿入されたスティック10が使用されたかを判断することができる。
【0140】
出力部110は、ディスプレイ111と、音響出力部112と、ハプティック出力部113と、を含むことができる。出力部110は制御部100によって作動することができる。制御部100が、スティック10が使用されたと判断した場合、制御部100はディスプレイ111にスティック10の使用事実を出力することができる。制御部100が、スティック10が使用されたと判断した場合、制御部100は音響出力部112を通してスティック10の再使用事実を使用者に知らせることができる。制御部100がスティック10が使用されたと判断した場合、制御部100は、ハプティック出力部113を介して使用者に振動を伝達することができる。
【0141】
メモリ120は前記既設定の圧力値を保存することができる。メモリ120は制御部100と連結され得る。制御部100は、メモリ120に保存された前記既設定の圧力値と力センサー72で測定された圧力値とを比較して、スティック10が使用されたかを判断することができる。
【0142】
スティック10の再使用は喫煙品質を低下させ、スティック10の発火危険性を高めるので、止揚しなければならない。よって、力センサー72を用いてエアロゾル生成装置1の喫煙品質を向上させることができ、スティック10の再使用による発火を予防することができる。
【0143】
図23はスティック10がエアロゾル生成装置1に挿入された後、除去される一連の過程を示す。
図24は使用されたスティック10’がエアロゾル生成装置1に挿入された後、除去される一連の過程を示す。
【0144】
図23および
図24を参照すると、エアロゾル生成装置1にスティック10が挿入され得る。探針71の他端713は挿入空間46に挿入されたスティック10に挿入され得る。挿入されたスティック10は探針71を押圧することができる。スティック10が探針71を押圧することにより、探針71が探針71の長手方向に移動することができる。移動した探針71は力センサー72と接触することができる。
【0145】
スティック10がエアロゾル生成装置1に挿入されると、探針71が力センサー72との接触を維持することができる。よって、力センサー72は圧力値を持続的に測定することができる。制御部100は、力センサー72で圧力値が持続的に測定されることに基づいて、スティック10が挿入されたと判断することができる。
【0146】
探針71がスティック10に挿入されると、スティック10の一面にホール10”が形成され得る。例えば、使用されたスティック10’の下面にホール10”が形成され得る。ホール10”はスティック10‘の横断面の中心部に位置し得る。ホール10”は探針71の他端713の外側面に対応する形状を有することができる。
【0147】
使用されたスティック10’がエアロゾル生成装置1に再び挿入されると、使用されたスティック10’が探針71を押圧することができる。スティック10、10’がエアロゾル生成装置1に挿入される過程で、使用されなかったスティック10が探針71を押圧する力は使用されたスティック10’が探針71を押圧する力よりも大きくなり得る。使用されたスティック10’にはホール10”が形成されているので、探針71が使用されたスティック10’に円滑に挿入され得る。
【0148】
したがって、制御部100は、スティック10が挿入される過程で測定された圧力値と前記既設定の圧力値と比較することにより、エアロゾル生成装置1に挿入されたスティック10が既に使用されたものであるかを判断することができる。
【0149】
図1~
図24を参照すると、本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置1は、第1外壁411および内部に挿入空間46が形成された第1内壁412を含む上部ハウジング41と、前記第1外壁411と結合する第2外壁431および前記第1内壁412と結合する第2内壁432を含む下部ハウジング43と、前記上部ハウジング41の第1外壁411および第1内壁412および前記下部ハウジング43の第2外壁431および第2内壁432によって形成され、液体を貯蔵するコンテナ空間413と、前記挿入空間46に隣接して前記下部ハウジング43に位置し、一部が前記コンテナ空間413に連結される芯47と、前記芯47の周辺に配置され、前記芯47を加熱するヒーター48と、前記下部ハウジング43が装着されるベース45と、長く延び、前記上部ハウジング41および前記下部ハウジング43に隣接して位置し、内部にカラム流路91が形成されたカラム52と、を含み、前記ベース45は、前記カラム流路91と連通する第1流入口451と、前記ベース45の第1流入口451から前記下部ハウジング43の芯47まで延びるベース流路92と、を含むことができる。
【0150】
また、本開示の他の側面によれば、前記カラム52は、前記カラム流路92に連結された第1開口521と、前記カラム流路92および前記第1流入口451と連通する第2開口522と、を含むことができる。
【0151】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1開口521は前記上部ハウジング41に隣接して位置し、前記第2開口522は前記ベース45に隣接して位置し得る。
【0152】
また、本開示の他の側面によれば、前記上部ハウジング41および前記カラム52を取り囲む上部ケーシング30をさらに含むことができる。
【0153】
また、本開示の他の側面によれば、前記上部ケーシング30は、前記上部ケーシング30の内側面から突出し、前記上部ハウジング41または前記カラム52と接触して前記カラム52の上部ケーシング30の間に第2ギャップ520を形成する離隔突起31を含むことができる。
【0154】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1流入口451は前記ベース45の側面458に形成され、前記ベース45の底面457と離隔し得る。
【0155】
また、本開示の他の側面によれば、前記カラム52は前記上部ハウジング41の長手方向に延びることができる。
【0156】
また、本開示の他の側面によれば、前記ベース流路93は、前記下部ハウジング43の底面430と前記ベース45との間に形成され得る。
【0157】
また、本開示の他の側面によれば、前記下部ハウジング43は、前記芯47の周辺に位置し、前記ベース流路93上に形成された第2流入口433を含み、前記第2流入口433および芯47は水平方向に互いに離隔し得る。
【0158】
また、本開示の他の側面によれば、前記第1流入口451に配置され、前記下部ハウジング43と前記ベース45との間に挿入される第1シール81をさらに含むことができる。
【0159】
また、本開示の他の側面によれば、前記カラム流路92に配置され、空気の吸入を感知する吸入感知センサー53をさらに含むことができる。
【0160】
また、本開示の他の側面によれば、前記吸入感知センサー53は、前記第1開口521と前記第2開口522との間に設けられ得る。
【0161】
また、本開示の他の側面によれば、前記吸入感知センサー53は、前記上部ハウジング41または下部ハウジング43に隣接して位置する前記カラム52の内側面に設けられ得る。
【0162】
前述した本開示の特定の実施例または他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素または全ての要素は構成または機能が他の要素と組み合せられるか互いに組み合せられることができる。
【0163】
例えば、本開示および図面の一実施例で説明したA構成と本開示および図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合せられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0164】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例および実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面および添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部および/または配置において多様な修正例および変形例が可能である。前記構成部および/または配置の修正例および変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。