(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-31
(45)【発行日】2024-11-11
(54)【発明の名称】ボビン、電気製品
(51)【国際特許分類】
H01F 7/06 20060101AFI20241101BHJP
【FI】
H01F7/06 G
H01F7/06 C
(21)【出願番号】P 2020142197
(22)【出願日】2020-08-26
【審査請求日】2023-08-16
(73)【特許権者】
【識別番号】510118846
【氏名又は名称】シンフォニアマイクロテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100130498
【氏名又は名称】佐野 禎哉
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 崇紘
【審査官】井上 健一
(56)【参考文献】
【文献】特開昭61-168110(JP,A)
【文献】特開2016-072581(JP,A)
【文献】特開2017-106504(JP,A)
【文献】特開2002-270424(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01F 7/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端側をコネクタ差込延伸部に設定し、他端側をコイル巻回延伸部に設定したL字端子のうち前記コネクタ差込延伸部を端子差込穴に挿入した状態で使用可能なボビンであり、
前記端子差込穴のうち入口側の所定箇所に連通し且つ前記端子差込穴に対する前記コネクタ差込延伸部の挿入方向に対向する対向壁同士によって前記挿入方向の空間が区画される収容部を備え、
前記コネクタ差込延伸部を前記端子差込穴に挿入した状態で、前記コイル巻回延伸部を所定角度回転させて前記収容部に収容したセット状態
において前記コイル巻回延伸部が前記収容部から外れる方向へ移動することを規制するストッパをさらに備え、
前記ストッパが、前記セット状態において前記収容部を被覆する端子カバーであることを特徴とするボビン。
【請求項2】
前記セット状態における前記コネクタ差込延伸部の長手方向及び前記コイル巻回延伸部の長手方向が共に当該ボビンを備えたアクチュエータの中心軸方向に直交または略直交する方向である請求項1に記載のボビン。
【請求項3】
請求項1
又は2の何れかに記載のボビンを備えていることを特徴とする電気製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタを差し込んで通電させるアクチュエータ等の電気製品に適用可能なL字端子付きボビン、及び電気製品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ボビンのコネクタ接続部(以下、結線部)にコネクタが差し込まれた状態で通電するアクチュエータ等の電気製品では、結線部に一対のL字端子が設けられているものが多い。コネクタを結線部に差し込んだ際に、差込時の押圧力によってL字端子がコネクタから抜け外れてしまうと結線不良になる。
【0003】
そこで、下記特許文献1には、一対のコネクタピン(L字端子)をインサート成形により結線部に固定する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、L字端子をインサート成形によって結線部に固定する構成であれば、専用の金型の製作がコストアップを招来し、組立途中にL字端子が変形した場合に容易に交換できないというデメリットがある。
【0006】
そこで、L字端子のうち一端側であるコネクタ差込延伸部をボビンの端子差込穴に圧入し、その圧力による保持力でL字端子が端子差込穴から抜け外れることを防止する構成が採用される場合もある。
【0007】
しかし、このような構成を採用すると、部品不良等で端子差込穴による保持力が弱ければコネクタをコネクタ接続部に差し込んだ際に、差込時の押圧力によってL字端子が抜け外れてしまい、他端側に巻いていたコイルが断線する事態が発生する可能性があった。
【0008】
本発明は、このような問題に着目してなされたものであって、主たる目的は、簡単な構造でありながら、L字端子が抜け外れることを防止し、コイルの断線も防止可能なボビンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち本発明に係るボビンは、一端側をコネクタ差込延伸部に設定し、他端側をコイル巻回延伸部に設定したL字端子のうちコネクタ差込延伸部を端子差込穴に挿入した状態で使用可能なものであり、端子差込穴のうち入口側の所定箇所に連通し且つ端子差込穴に対するコネクタ差込延伸部の挿入方向に対向する対向壁同士によって挿入方向の空間が区画される収容部を備え、コネクタ差込延伸部を端子差込穴に挿入した状態で、コイル巻回延伸部を所定角度回転させて収容部に収容したセット状態にしていることを特徴としている。
【0010】
このような本発明に係るボビンは、L字コイルの一端側であるコネクタ差込延伸部を端子差込穴に挿入した状態で、コイル巻回延伸部を所定角度回転させて収容部に収容したセット状態にしているため、コネクタ差込延伸部が配置される部分にコネクタを差し込んだ際に、差込時の押圧力によってL字端子に反挿入方向(コネクタ差込延伸部を端子差込穴に挿入した方向の反対方向)へ押し戻される力が作用しても、コイル巻回延伸部が収容部の対向壁のうち挿入方向手前側の対向壁に当たってそれ以上反挿入方向への移動が規制されることで、L字端子が抜け外れる事態を防止することができ、また、それによってコイル巻回延伸部に巻かれたコイルの断線も防止することができる。このような本発明に係るボビンは、インサート成形によってL字端子の装着位置を固定する態様と比較して、L字端子固定用の金型が不要であり、構造の単純化及びコストダウンを図ることができる。
【0011】
特に、本発明に係るボビンは、セット状態においてコイル巻回延伸部の移動を規制するストッパ、より具体的にはコイル巻回延伸部が収容部から外れる方向(離間する方向)へ移動することを規制するストッパを備えたものであるため、安定したセット状態を維持することができる。
【0012】
さらにストッパは、セット状態において収容部を被覆する端子カバーとして機能するため、コイル巻回延伸部が収容部から外れる方向(離間する方向)へ移動することを防止し、安定したセット状態を維持することができる。
【0013】
また、本発明に係るボビンがアクチュエータを構成する部品である場合に、セット状態におけるコネクタ差込延伸部の長手方向及びコイル巻回延伸部の長手方向が共にアクチュエータの中心軸方向に直交または略直交する方向であれば、L字端子がアクチュエータの中心軸方向に飛び出る姿勢で配置されないため、アクチュエータ全体の軸方向寸法のコンパクト化に貢献する。
【0014】
また、本発明に係る電気製品は、結線部を必須とし、上述のボビンを備えていることを特徴としている。このような本発明に係る電気製品によれば、結線部にコネクタを差し込んだ際の押圧力でL字端子が抜け外れる事態を防止・抑制することができ、コイルの断線も回避することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、L字コイルの一端側であるコネクタ差込延伸部を端子差込穴に挿入した状態で、コイル巻回延伸部を所定角度回転させて収容部に収容したセット状態にする構成を採用しているため、簡単な構造でありながらL字端子が抜け外れないボビンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の一実施形態に係るボビンを備えたアクチュエータの全体外観図。
【
図2】同実施形態におけるアクチュエータの平面図。
【
図3】同実施形態におけるアクチュエータの側面図。
【
図5】同実施形態におけるL字端子固定取付処理手順を示す図。
【
図6】同実施形態における挿入ステップ前の状態を
図1に対応して示す図。
【
図8】同実施形態における挿入ステップ完了時点の状態を
図1に対応して示す図。
【
図9】同実施形態における回転収容ステップ完了時点の状態を
図1に対応して示す図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るボビン1は、
図1及び
図3に示すように、例えばアクチュエータX等の電気製品を構成する部品であり、概略円筒状のボビン本体11と、外部機器のコネクタを差し込む結線部12とを有するものである。ボビン本体11の軸中心は、電気製品(本実施形態ではアクチュエータX)の軸中心と一致している。アクチュエータXは、ロータR、アーマチュアA及びフィールドFをボビン本体11と共に同心円状に相互に組み付けた小型電気製品である。
【0018】
結線部12は、
図1乃至
図4に示すように、ボビン本体11の上向き面における外周縁近傍領域に設けられ且つ先端部分がボビン本体11の外周縁よりも径方向外側に突出する形態を有する端子ボックス2と、端子ボックス2内に収容された一対のL字端子3(
図4参照)と、端子カバー4とを備えたものである。なお、
図4は、
図3のQ領域拡大図であって
図2のa-a線断面に相当する図である。
【0019】
L字端子3は、
図4及び
図6に示すように、一端側を端子ボックス2の端子差込穴21に挿入するコネクタ差込延伸部31に設定し、他端側をコイルが巻回されるコイル巻回延伸部32に設定したものである。本実施形態のL字端子3は、所定の直径を有する金属線形品を折り曲げ加工して成形されたものであり、コネクタ差込延伸部31及びコイル巻回延伸部32の基端同士が連続し、コネクタ差込延伸部31及びコイル巻回延伸部32が90度の角度で交差するように設定したものである。
【0020】
端子ボックス2には、
図6及び
図7に示すように、端子差込穴21を2つ並べて形成している。端子差込穴21の延伸方向は、端子ボックス2の突出方向(ボビン本体11の径方向内側から外側に向かう方向)と一致している。したがって、端子差込穴21に対するL字端子3の挿入方向D1も端子ボックス2の突出方向と一致する。また、端子ボックス2には、端子差込穴21のうち入口に連通する空間であって且つコイル巻回延伸部32を収容する収容部22を形成している。収容部22は、端子差込穴21に対するL字端子3の挿入方向D1(以下、挿入方向D1)に所定の隙間を隔てて対向する対向壁23,24同士によって区画された細長い空間であり、上方及び一方の側方に開口した空間である。本実施形態では、収容部22の挿入方向D1の隙間(対向壁23,24同士の隙間)の寸法を、L字端子3の直径(コイル巻回延伸部32の直径)よりも若干大きい寸法に設定している。また、本実施形態の端子ボックス2は、L字端子3の数と同数の収容部22を有し、隣り合う収容部22同士の間に仕切り壁25を設けている(
図7参照)。
【0021】
このような端子ボックス2にL字端子3を挿入して固定する処理は、
図5に示すステップを経ることで完了する。具体的には、先ず、コネクタ差込延伸部31を端子差込穴21に挿入する(挿入ステップS1)。この際、
図6及び
図7に示すように、コイル巻回延伸部32の先端が上方を向く姿勢でL字端子3を挿入する。収容部22の空間を区画する挿入方向D1に向かい合う対向壁23,24のうち挿入方向D1手前側の対向壁23(前壁)には、コイル巻回延伸部32の先端が上方を向く姿勢である場合にのみL字端子3の挿入方向D1への移動を許容するスリット26が形成されている。このスリット26を通じて、収容部22は挿入方向D1手前側(挿入方向D1上流側)の外部空間に連通している。スリット26の下側開口縁から端子差込穴21の入口に亘ってL字端子3の直径に応じた凹溝27を形成している。この凹溝27を利用することによって端子差込穴21にコネクタ差込延伸部31を挿入する処理をスムーズに行うことができる。挿入ステップS1を完了した時点のボビン1を
図8に示す。
【0022】
ここで、
図6及び
図8に示すように、コイル巻回延伸部32の先端が上方を向く姿勢にある場合、コイル巻回延伸部32の延伸方向はアクチュエータXの軸方向X1と一致し、アクチュエータX全体における軸方向X1の製品寸法が、コイル巻回延伸部32の長さに応じてサイズアップすることになる。
【0023】
挿入ステップS1を完了した状態、つまりコイル巻回延伸部32が対向壁23(前壁)のスリット26を越えて収容部22に臨む位置までL字端子3のコネクタ差込延伸部31を端子差込穴21に挿入した状態で、
図9に示すように、コイル巻回延伸部32を回転させて収容部22に収容する(回転収容ステップS2)。本実施形態では、コネクタ差込延伸部31を回転中心軸としてコイル巻回延伸部32を90度回転させることで、コイル巻回延伸部32を収容部22に収容したセット状態になるように設定している。このセット状態で、コイル巻回延伸部32は、収容部22の底面部に当接するとともに、挿入方向D1において収容部22の対向壁23,24同士の間に位置付けられる。したがって、このセット状態においてL字端子3全体は、挿入方向D1への移動及び挿入方向D1の反対方向(反挿入方向D2)への移動が規制される。
【0024】
以上の手順(挿入ステップS1、回転収容ステップS2)をL字端子3の数だけ行う。本実施形態では2本のL字端子3を端子ボックス2に設けており、一方のL字端子3の回転収容ステップS2におけるコイル巻回延伸部32を回転させる方向と、他方のL字端子3の回転収容ステップS2におけるコイル巻回延伸部32を回転させる方向は逆方向である。2つのL字端子3それぞれについて回転収容ステップS2まで完了すると、各L字端子3のコイル巻回延伸部32は同一直線上に並ぶように設定している(
図9参照)。
【0025】
回転収容ステップS2に続いて、収容部22を上方から被覆する位置に端子カバー4を取り付ける(端子カバー装着ステップS3、
図1参照)。本実施形態では、
図4に示すように、端子カバー4の所定箇所に設けた係合部41をボビン本体11の上向き面に設けた係合部5に係合させることで端子カバー4をボビン本体11に取り付けることができる。端子カバー4を取り付けた状態において各L字端子3のコイル巻回延伸部32が挿入ステップS1終了時点の位置(先端が上方を向く位置)に戻る方向への移動を規制することができる。すなわち、セット状態において収容部22を被覆する端子カバー4が、セット状態においてコイル巻回延伸部32が収容部22から外れる方向(離間する方向)へ移動することを規制するストッパとして機能する。具体的には、端子カバー4として、L字端子3を上方から押さえる端子押さえ部42を有するものを適用し、端子押さえ部42が少なくともL字端子3のコイル巻回延伸部32の基端側領域を上方から押さえることによって、コイル巻回延伸部32が収容部22から外れる方向へ移動することを規制する。
図4に示すように、本実施形態では、端子押さえ部42がL字端子3のコイル巻回延伸部32の基端側領域とコネクタ差込延伸部31の基端側領域を上方から押さえるように設定している。本実施形態のボビン1は、回転収容ステップS2を完了した時点でL字端子3のコイル巻回延伸部32の先端側領域が収容部22から飛び出た状態にあり、この部分にコイルを巻回可能に構成している(図示省略)。そして、この飛び出た部分(コイル巻回部分)も含むコイル巻回延伸部32全体を端子カバー4が被覆するように設定している(
図1及び
図2参照)。
【0026】
以上の手順を経て、抜き外し不能に固定されたL字端子3を有する結線部12にすることができる。
【0027】
このように、本実施形態に係るボビン1は、端子差込穴21のうち入口側の所定箇所に連通し且つ端子差込穴21に対するコネクタ差込延伸部31の挿入方向D1に対向する対向壁23,24同士によって挿入方向D1の空間が区画される収容部22を備え、コネクタ差込延伸部31を端子差込穴21に挿入した状態で、コイル巻回延伸部32を所定角度回転させて収容部22に収容したセット状態にしているため、コネクタ差込延伸部31が配置される部分にコネクタを差し込んだ際に、差込時の押圧力によってL字端子3に反挿入方向D2へ押し戻される力が作用しても、コイル巻回延伸部32が収容部22の対向壁23,24のうち挿入方向D1手前側の対向壁23(前壁)に当たってそれ以上反挿入方向D2への移動が規制されることで、L字端子3が抜け外れる事態を防止することができる。その結果、コイル巻回延伸部32に巻いていたコイルが断線する事態の発生も防止することができる。さらに、このような本実施形態に係るボビン1は、インサート成形によってL字端子の装着位置を固定する態様と比較して、L字端子固定用の金型が不要であり、構造の単純化及びコストダウンを図ることができる。
【0028】
特に、本実施形態に係るボビン1によれば、セット状態においてコイル巻回延伸部32の移動を規制するストッパとして機能する端子カバー4を備えているため、コイル巻回延伸部32が収容部22から外れる方向(離間する方向)へ移動することを防止し、安定したセット状態を維持することができる。
【0029】
加えて、本実施形態に係るボビン1では、端子カバー4を着脱可能に設けているため、例えばL字端子3の接触不良やコイルの不良等が生じた場合には、端子カバー4を取り外すことでL字端子3にアクセスして点検・修理を行うことが可能である。
【0030】
また、本実施形態に係るボビン1によれば、セット状態におけるコネクタ差込延伸部31の長手方向及びコイル巻回延伸部32の長手方向が共にアクチュエータXの中心軸方向X1に直交または略直交する方向であるため、セット状態においてL字端子3がアクチュエータXの中心軸方向X1に飛び出る姿勢で配置されず、アクチュエータX全体の軸方向X1寸法のコンパクト化を実現できる。また、本発明に係る電気製品Xによれば、上述したボビン1を備えているため、コネクタ差込時の押圧力でL字端子3が抜け外れる事態及びコイルが断線する事態の発生も防止・抑制することができる。
【0031】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、コネクタ差込延伸部を端子差込穴に挿入した状態で、コイル巻回延伸部を所定角度回転させて収容部に収容したセット状態にする際の回転角度は90度に限定されず、90度以外の回転角度であってもよい。本発明におけるL字端子は、L字部分を含む端子であればよく、例えばZ字状の端子であっても構わない。
【0032】
また、セット状態においてコイル巻回延伸部が収容部から外れる方向へ移動することを規制するストッパとして、端子カバーに代えて、または端子カバーと併用して、収容部の対向壁同士の隙間にコイル巻回延伸部を圧入した状態で収容する構成を採用することもできる。
【0033】
本発明に係るボビンは、結線部を必須とする電磁クラッチ、ソレノイド、電磁ブレーキDCモータ、磁性流体により粘性抵抗が変化する回転ダンパ等の各種電気製品に適用することができる汎用性の高いものである。つまり、本発明に係る電気製品は、結線部を必須とし、結線部のL字端子に関して上述の構成を有するボビンを備えている製品全般を包含するものである。
【0034】
上述した実施形態における上下方向、左右幅方向(側方)は、ボビン1を
図1の姿勢にした場合における上下方向、左右幅方向であり、実際の使用時におけるボビンの方向はボビンの取付姿勢によって変化する(例えば、上述の「ボビンの上向き面」は、ボビンの取付姿勢によって「ボビンの下向き面」または「ボビンの側面」になる場合がある)。
【0035】
その他、各部の具体的構成や処理内容についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【符号の説明】
【0036】
1…ボビン
21…端子差込穴
22…収容部
23,24…対向壁
3…L字端子
31…コネクタ差込延伸部
32…コイル巻回延伸部
4…ストッパ(端子カバー)