(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-31
(45)【発行日】2024-11-11
(54)【発明の名称】演出部材用の台座
(51)【国際特許分類】
A63H 3/50 20060101AFI20241101BHJP
【FI】
A63H3/50 Z
(21)【出願番号】P 2023062067
(22)【出願日】2023-04-06
(62)【分割の表示】P 2021145055の分割
【原出願日】2016-02-16
【審査請求日】2023-04-18
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(72)【発明者】
【氏名】野口 勉
【審査官】宇佐田 健二
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3165309(JP,U)
【文献】特開2007-111344(JP,A)
【文献】米国特許第06739936(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0178337(US,A1)
【文献】株式会社 EVOLUTION-TOY,“ORIGINAL FIGURE STAND EVo・STAND”,INTERNETARCHIVE waybackmachine,日本,Internet Archive,2016年01月05日,pp.1-3,インターネット<URL: http://web.archive.org/web/20160105132843/http://evolution-toy.com/products/ex01_evostand01.html>,[2024年3月23日検索]
【文献】どら太,“レビュー[バンダイ]chibi-arts モンキー・D・ルフィ”,どら太とフィギュアの部屋,日本,ライブドアブログ,2012年10月06日,pp.1-15,インターネット<URL: http://blog.livedoor.jp/dorata0903/archives/18626061.html>,[2024年3月23日検索]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00-37/00
A47F 7/00
F16M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
展示した玩具の近傍に設置する演出部材用の台座であって、
複数の脚部材と、
前記各脚部材に少なくとも1つ設けられた挿入孔と、
前記各挿入孔に挿入される支持棒と、
前記各支持棒に設けられ、演出部材を支持可能な支持部と、
を備え、
前記演出部材には、前記展示した玩具の付属物が含まれ、
前記脚部材同士は
連結部を介して連結可能であ
り、
前記挿入孔と前記連結部の距離は前記連結部から前記挿入孔に向かう方向における前記脚部材の長さと略等しい、
演出部材用の台座。
【請求項2】
請求項1記載の演出部材用の台座であって、
前記支持棒は、少なくとも長手方向長さが異なる複数種類から選択されて前記挿入孔に挿入されることを特徴とする演出部材用の台座。
【請求項3】
請求項1又は2記載の演出部材用の台座であって、
前記支持棒は、少なくとも前記支持部の形態が異なる複数種類から選択されて前記挿入孔に挿入されることを特徴とする演出部材用の台座。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の演出部材用の台座であって、
前記演出部材は、複数種類から選択されて前記支持部に支持されることを特徴とする演出部材用の台座。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項記載の演出部材用の台座であって、
前記支持部は、前記支持棒に対して着脱可能である演出部材用の台座。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項記載の演出部材用の台座であって、
前記脚部材、前記各支持棒及び前記各支持部のいずれかは、無色透明である演出部材用の台座。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、演出部材用の台座に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば2本脚の人型玩具を立った状態や所望の状態で飾るとき、自立させることが困難であるため、スタンド等の支持部材を用いるのが一般的である(特許文献1参照)。
特許文献1には、人型玩具を構成する胴部の背面に接続される複数の関節を有する支持部材と、支持部材を立設する台座部とを備えるフィギュア用ディスプレイスタンドが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の支持部材では、人型玩具の足元に台座部を配置するため、台座部と人型玩具との位置関係について自由度が低く、展示効果を阻害する。
また、特許文献1に記載の支持部材は、人型玩具本体のみを支持するためのものであり、人型玩具に関連した演出効果を展示する場合には台座部と複数の関節が外観性を悪くし、適さない。
【0005】
本発明は、演出部材を主たる玩具の近傍に配置することにより、主たる玩具によって表現されている情景の奥行感、臨場感、リアル感等を演出できる演出部材用の台座を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る演出部材用の台座は、連結部と、当該連結部の外方に突出するとともに載置面に接触可能な脚部と、前記脚部に設けられた挿入孔と、を有する複数の脚部材と、前記各挿入孔に挿入される支持棒と、前記各支持棒に連結される支持部と、前記各支持部に支持される演出部材と、を備え、前記各脚部材は、前記各連結部が回動可能に連結され、前記各支持棒は、長手方向長さ及び/または前記支持部の形態が異なる複数種類から選択的に前記各挿入孔に挿入され、前記演出部材は、複数種類から選択的に前記各支持部に支持されることを特徴とする。また、本発明に係る演出部材の台座は、展示した玩具の近傍に設置する演出部材用の台座であって、複数の脚部材と、前記各脚部材に少なくとも1つ設けられた挿入孔と、前記各挿入孔に挿入される支持棒と、前記各支持棒に設けられ、演出部材を支持可能な支持部と、を備え、前記演出部材には、前記展示した玩具の付属物が含まれ、前記脚部材同士は連結可能であることを特徴とする。また、本発明に係る演出部材用の台座は、展示した玩具の近傍に設置する演出部材用の台座であって、複数の脚部材と、前記各脚部材に少なくとも1つ設けられた挿入孔と、前記各挿入孔に挿入される支持棒と、前記各支持棒に設けられ、演出部材を支持可能な支持部と、を備え、前記演出部材には、前記展示した玩具の付属物が含まれ、前記脚部材同士は連結部を介して連結可能であり、前記挿入孔と前記連結部の距離は前記連結部から前記挿入孔に向かう方向における前記脚部材の長さと略等しいことを特徴とする。また、本発明に係る演出部材の台座においては、前記支持棒は、少なくとも長手方向長さが異なる複数種類から選択されて前記挿入孔に挿入されるようになっていてもよい。また、本発明に係る演出部材の台座においては、前記支持棒は、少なくとも前記支持部の形態が異なる複数種類から選択されて前記挿入孔に挿入されるようになっていてもよい。また、本発明に係る演出部材の台座においては、前記演出部材は、複数種類から選択されて前記支持部に支持されるようになっていてもよい。
【0007】
また、本発明に係る演出部材用の台座においては、前記連結部は支軸であり、前記挿入孔は、前記支軸の軸線に対して平行であるようにしてもよい。
【0008】
また、本発明に係る演出部材用の台座においては、前記各脚部材は、前記各連結部が互いに入れ子上に組み合わせられて互いに回動可能に連結されるようにしてもよい。
【0009】
また、本発明に係る演出部材用の台座においては、前記各脚部材は、前記脚部の突出長さが異なる複数種類から選択的に組み合わせられるようにしてもよい。
【0010】
また、本発明に係る演出部材用の台座においては、前記支持部は、前記支持棒に対して着脱可能であってもよい。
【0011】
また、本発明に係る演出部材用の台座においては、前記脚部材、前記各支持棒及び前記各支持部材のいずれかは、無色透明であってもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、演出部材を主たる玩具の近傍に配置することにより主たる玩具によって表現されている情景の奥行感、臨場感、リアル感等を演出できる演出部材用の台座を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の実施形態である演出部材用の台座の使用状態の一形態を示す斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態である演出部材用の台座の一例を示す斜視図である。
【
図3】本発明の実施形態である演出部材用の台座の一例を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[本発明の実施の形態]
図1は、本発明の実施形態である演出部材用の台座の使用状態の一形態を示す斜視図である。
【0015】
図1に示すように、演出部材用の台座10は、展示した人型玩具G1、G2の近傍に設置して演出部材を支持することに用いることができる。
ここでは、戦う2台の人型玩具G1、G2が展示されており、各人型玩具G1、G2にそれぞれ演出部材用の台座10が設置されている。従って、第1の演出部材用の台座11及び第2の演出部材用の台座12の2台の演出部材用の台座10が設置されている。
なお、
図2及び
図3の説明においては、特に明示する場合を除いて第1の演出部材用の台座11及び第2の演出部材用の台座12を区別せずに、演出部材用の台座10として説明する。
【0016】
図2及び
図3に示すように、演出部材用の台座10は、載置面60に載置される複数の脚部材20を有する。
ここでは、3個の脚部材20を有する場合をして示しているが、2個の脚部材20を有する場合及び3個以上の脚部材20を有する場合も可能である。なお、3個以上の脚部材20を有すると、台座として安定するため望ましい。
【0017】
脚部材20は、1本の脚部21を有しており、脚部21の長手方向一方の端部に支軸22(本発明にいう「連結部」)を有するとともに、他方の端部には挿入孔231を有する。
脚部21は載置面60に載置されるため、下面が平坦な直線状の部材を用いるのが望ましい。例えば、底面が載置面60に接触可能な三角形断面の部材を用いることができる。
【0018】
支軸22は、脚部21の中心線を長手方向に延長した位置に設けられている。別言すれば、脚部21(脚部材20)は、支軸22(連結部)に対して支軸22(連結部)の外方に突出している。支軸22は、脚部21の底面と平行な面状を呈しており、各脚部材20の支軸22を介して、各脚部材20が連結可能となっている。
例えば、最も下(すなわち、載置面60側)に配置される脚部材201の支軸221は、下面が脚部21の底面と同一面にある支軸板24を有しており、支軸板24の上面には、上方に突出する凸部25が設けられている。
【0019】
また、脚部材201の上側に取り付けられる脚部材202の支軸222(本発明にいう「連結部」)は、脚部材202の高さ方向の中央位置に支軸板26が設けられている。支軸板26には、支軸221の凸部25が挿入可能な貫通孔27が設けられている。
さらに、脚部材202の上側に取り付けられる脚部材203の支軸223(本発明にいう「連結部」)は、脚部材203の高さ方向の最上位置に、支軸板28が設けられている。支軸板28には、支軸221の凸部25が挿入可能な貫通孔29が設けられている。
なお、各脚部材201、202、203における脚部21の長さは任意であり、種々の長さの脚部21を有する脚部材201、202、203を用意しておけば、任意に組み合わせることができる。
【0020】
従って、脚部材201の凸部25に脚部材202の貫通孔27を上側から外嵌し、さらに、脚部材202の上側から脚部材203の貫通孔29を脚部材201の凸部25に外嵌する。これにより、3個の脚部材201、202、203の支軸221、222、223が入れ子状に連結される。
このとき、凸部25の外形を円筒状とし、貫通孔27及び貫通孔29を凸部25の外径よりも大きな内径を有する円形とすることにより、3個の脚部材201、202、203は、支軸22(本発明にいう「連結部」)を中心として着脱可能かつ回動可能に連結される(
図2中矢印A参照)。
これにより、脚部材201、202、203を相対的に回動できるので、脚部材201、202、203の相対的な角度を、主たる玩具である各人型玩具G1、G2に接触せず、かつ、台座として安定するような適切な角度に調節することが可能になる。
【0021】
また、支軸板24、支軸板26及び支軸板28の板厚及び設ける高さ位置を調整することにより、3個の脚部材201、202、203を組み合わせた際に、支軸22(本発明にいう「連結部」)は全体として円筒形状を形成することができ、美観を損ねない。
なお、脚部材203の支軸板28の下面に突起281を設けるとともに、脚部材202の支軸板26の上面に突起281が嵌入して移動可能な円形の溝261を設けることもできる。これにより、脚部材202と脚部材203とを、相互に回動可能に連結することができる(
図2中矢印A参照)。
【0022】
脚部21の他方の端部には、脚部21の中心線を長手方向に延長する位置に、例えば円筒形状の支持棒挿入部23が設けられている。支持棒挿入部23の中央部には、脚部材20を載置面60に載置した際に載置面60と直交する方向に挿入孔231が設けられている。別言すれば、挿入孔231は支軸22の軸線と平行な方向に設けられていることになる。
なお、脚部21の一端に、挿入孔231を有する支持棒挿入部23を設けた場合を説明したが、支持棒挿入部23を設けることなく、挿入孔231を脚部21に直接設けることも可能である。また、本実施形態においては挿入孔231は脚部材20を載置面60に載置した際に載置面60と直交する方向に設けたが、これに限られず、挿入孔231の方向は任意に定めることができる。
【0023】
脚部材20の挿入孔231には、支持棒30が挿入されて支持される。支持棒30の下端部には挿入部31及び鍔部32が設けられている。挿入部31は脚部材20の挿入孔231に挿入され、鍔部32との協働により、支持棒30が動かないように支持される。支持棒30は、無色透明の材料を用いて形成することができ、このことにより、主たる玩具である各人型玩具G1、G2を演出部材とともに鑑賞する上で、支持棒30の存在が比較的見る者の注意を引かないようにすることができる。
【0024】
支持棒30の上端には、演出部材50を支持するための支持部材40(本発明にいう「支持部」)が連結される。支持部材40は、支持棒30の先端を挿入して支持棒30に着脱可能に取り付ける取付部41と、演出部材50を保持する演出部材保持部42を有する。
なお、支持部材40は、支持棒30と一体のものとして支持棒に設けられていてもよいことは勿論であるが、本実施形態のように、取付部41を介して支持棒30に着脱自在に取り付けるようにすれば、同じ支持棒30でも、演出部材の形状に応じて支持部材40を付け替えることできるようになり、利便性が高い。また、支持部材40も無色透明の材料を用いて形成することができ、このことにより、主たる玩具である各人型玩具G1、G2を演出部材とともに鑑賞する上で、支持部材40の存在が比較的見る者の注意を引かないようにすることができる。
【0025】
演出部材50としては、プレート状のものや、主たる玩具の付属物(切断された腕部等)等があるが、これに限定するものではない。
また、プレート状の演出部材50としては、人型玩具が示す状況の説明、登場人物の台詞、効果音等の文字列を記載したプレートや、登場人物の表情を描いたプレート等が例示できる。
【0026】
取付部41は、例えば円筒部材を用いることができ、支持棒30の先端を着脱可能に挿入する挿入孔411を有する。
演出部材保持部42は、演出部材50を保持するものであり、保持方法は特定しない。例えば、演出部材50がプレート状である場合には、支持部材40として演出部材50を厚さ方向に挟むものを用いることができる。
【0027】
あるいは、演出部材50が切断された腕部51(
図1参照)のような物である場合には、腕部51に設けられている嵌合孔511に嵌合可能な取付部材43を演出部材保持部42として用いることができる。
なお、
図2においては、2個の取付部材43を有する支持部材40を例示しているが、取付部材43は、1個あるいは3個以上でも可能である。
【0028】
支持部材40は、接続部材33を介して支持棒30の先端に取り付けることもできる。接続部材33は、支持棒30の先端を延長するように取り付ける延長部331と、異なる角度で屈曲され、先端が支持部材40の取付部41に取り付け可能な延長取付部332とを有する。なお、接続部材33は支持棒30に対して着脱可能であるとともに、支持部材40に対しても着脱可能である。
接続部材33は様々な角度のものが用意されており、この中から所望の角度の接続部材33を選択することにより、支持部材40で支持している演出部材50の支持棒40に対する取付角度を、容易に変えることができる。
【0029】
図1には、本実施形態の演出部材用の台座10を用いた状態の一例が示されている。ここでは、操縦者搭乗型の2個の人型玩具G1、G2が展示されており、人型玩具G1が保持している武器61で、人型玩具G2の腕部51を切断した状況が示されている。
人型玩具G1の近傍には、第1の演出部材用の台座11が設置されており、人型玩具G2の近傍には、第2の演出部材用の台座12が設置されている。なお、人型玩具G1、G2は、自立可能あるいは人型玩具用の支持部材(図示省略)で支持されており、演出部材用の台座10では支持されてはいないが、演出部材用の台座10で支持するようにしてもよい(図示省略)。
【0030】
人型玩具G1の近傍に設置されている第1の演出部材用の台座11では、2本の支持棒301、302の上部にプレート状の演出部材50を支持するための支持部材401,402が取り付けられている。また、支持棒303の上部には、人型玩具G1によって切断された人型玩具G2の腕部51を支持する支持部材40が取り付けられている。
【0031】
支持棒301には、プレート状の画像表示板52が支持されており、例えば人型玩具G1に搭乗している操縦者の表情等を表示することができる。支持棒302には、プレート状の文字表示板53が支持されており、人型玩具G1に登場している操縦者が云うセリフ等が表示されている。なお、画像表示板52及び文字表示板53は、印刷または刻印または印刷物を貼った板状の部材を用いることができるが、液晶表示板を用いることもできる。
また、支持棒303の上部には、切断された腕部51が支持されている。
【0032】
人型玩具G2の近傍に設置されている第2の演出部材用の台座12は、上述した第1の演出部材用の台座11と同様のものを用いることができる。ここでは、切断された腕部51に該当するものはないので、第1の演出部材用の台座11の支持棒303に対応する支持棒は設けられていない。また、短い支持棒301に文字表示板53をとりつけ、長い支持棒302に画像表示板52をとりつけている。
【0033】
次に、本実施形態に係る演出部材用の台座10の作用、効果について説明する。
本実施形態に係る演出部材用の台座10は、各脚部材201、202、203は、各支軸221、222、223が互いに入れ子状に組み合わせられて回動可能に連結されるとともに、脚部21の突出長さが異なる複数種類から選択的に組み合わせることができる。
また、脚部材20に取り付けられる各支持棒301、302、303の長さ及び支持棒30に取り付けられる支持部材40の形態は、種々のものから選択的に用いることができる。
【0034】
このため、長さ、大きさ、及び形状のいずれかが異なる種々の脚部材20、支持棒30、支持部材40、および演出部材50の中から所望のものを選択して組み合わせ、人型玩具G1,G2の近傍に載置することにより、人型玩具G1,G2によって表現されている情景の、奥行感、臨場感、リアル感等の効果を演出することができる。
【0035】
また、本実施形態に係る演出部材用の台座10においては、支持部材40は、支持棒30に対して着脱可能であってもよい。
これにより、種々の支持部材40を容易に組み合わせることができる。
【0036】
また、本実施形態に係る演出部材用の台座10においては、支持部材40は、支持棒30と一体に形成されていてもよい。
これにより、支持棒30を選択すると自ずと支持部材40(支持部)の形状も決まることになるので、主たる玩具である人型玩具G1,G2の近傍に演出部材を配置する遊びに不慣れな使用者にとっては適切に演出部材を適切な位置に配置できるようになり遊びやすい。
【0037】
さらに、本実施形態に係る演出部材用の台座10においては、各脚部材20、各支持棒30及び各支持部材40のいずれかが、無色透明であってもよい。
これにより、演出部材用の台座10自体の存在感を希薄化でき、人型玩具G1、G2及び演出部材50を目立たせることができるので、外観性が良くなり、奥行感、臨場感、リアル感等を演出することができる。
【0038】
本発明の演出部材用の台座は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
【符号の説明】
【0039】
10 演出部材用の台座
20、201、202、203 脚部材
21 脚部
22、221、222、223 支軸(連結部)
231 挿入孔
30、301、302、303 支持棒
40 支持部材(支持部)
50 演出部材
60 載置面