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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-31
(45)【発行日】2024-11-11
(54)【発明の名称】情報伝送処理方法、装置及び端末
(51)【国際特許分類】
H04W 72/232 20230101AFI20241101BHJP
H04W 4/06 20090101ALI20241101BHJP
H04W 8/26 20090101ALI20241101BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20241101BHJP
【ＦＩ】
H04W72/232
H04W4/06 150
H04W8/26 110
H04W28/04 110
【請求項の数】
11
(21)【出願番号】P 2023524713
(86)(22)【出願日】2021-10-20
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-14
(86)【国際出願番号】 CN2021124927
(87)【国際公開番号】W WO2022083625
(87)【国際公開日】2022-04-28
【審査請求日】2023-04-26
(31)【優先権主張番号】202011149098.9
(32)【優先日】2020-10-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ＤＡＴＡＮＧ ＭＯＢＩＬＥ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮＳ ＥＱＵＩＰＭＥＮＴ ＣＯ．， ＬＴＤ．
【住所又は居所原語表記】１／Ｆ， Ｂｕｉｌｄｉｎｇ １， Ｎｏ．５ Ｓｈａｎｇｄｉ Ｅａｓｔ Ｒｏａｄ， Ｈａｉｄｉａｎ Ｄｉｓｔｒｉｃｔ，Ｂｅｉｊｉｎｇ １０００８５， Ｃｈｉｎａ
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【弁理士】
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】王 俊偉
(72)【発明者】
【氏名】王 磊
【審査官】伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】特表２０２３－５３６１９４（ＪＰ，Ａ）
【文献】特表２０１１－５１２０８１（ＪＰ，Ａ）
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｈ０４Ｂ ７／２４－７／２６
Ｈ０４Ｗ ４／００－９９／００
３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１－４
ＳＡ ＷＧ１－４
ＣＴ ＷＧ１，４
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用される情報伝送処理方法であって、第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得することであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含むことと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定することと、を含み、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがグループ無線ネットワーク一時識別子Ｇ－ＲＮＴＩである場合、前記第１条件は、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩである場合、前記第１ＮＤＩが反転していると直接判定する、情報伝送処理方法。
【請求項2】
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがセル無線ネットワーク一時識別子Ｃ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩである場合、前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含む
請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることを含む
請求項１に記載の方法。
【請求項4】
前記第１条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることを含む
請求項１に記載の方法。
【請求項5】
ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、ＤＣＩがタイプ指示情報を含む場合、前記ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、前記タイプ指示情報によって決定されるものである請求項４に記載の方法。
【請求項6】
前記第１条件は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、第３ＤＣＩから第１ＤＣＩまでの間に少なくとも１つのＮＤＩは、反転が発生していること、を含み、
前記第３ＤＣＩは、前記第１ＤＣＩの前に受信したＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである
請求項１に記載の方法。
【請求項7】
情報伝送処理装置であって、第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得するために用いられる取得モジュールであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含む、取得モジュールと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定するために用いられる第１処理モジュールと、を含み、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがグループ無線ネットワーク一時識別子Ｇ－ＲＮＴＩである場合、前記第１条件は、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩである場合、前記第１ＮＤＩが反転していると直接判定する、情報伝送処理装置。
【請求項8】
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがセル無線ネットワーク一時識別子Ｃ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩである場合、前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含む
請求項７に記載の情報伝送処理装置。
【請求項9】
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることを含む
請求項７に記載の情報伝送処理装置。
【請求項10】
前記第１条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることを含む
請求項７に記載の情報伝送処理装置。
【請求項11】
プロセッサ可読記憶媒体であって、前記プロセッサ可読記憶媒体にプログラム命令が記憶されており、
前記プログラム命令は、前記プロセッサに請求項１から６のいずれか１項に記載の情報伝送処理方法のステップを実行させるために用いられる、プロセッサ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
（関連出願の相互参照）
本願は、２０２０年１０月２３日に中国に提出された出願番号が２０２０１１１４９０９８．９である中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全ての内容を援用として本願に組み込まれる。
本願は、２０２０年１０月２３日に中国に提出された出願番号が２０２０１１１４９０９８．９である中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全ての内容を援用として本願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、通信技術分野に関し、特に情報伝送処理方法、装置及び端末に関する。
【背景技術】
【0003】
基地局がマルチキャストブロードキャストサービス（Ｍｕｌｔｉｃａｓｔ Ｂｒｏａｄｃａｓｔ Ｓｅｒｖｉｃｅ、ＭＢＳ）をスケジューリングする柔軟性をサポートし、それと同時にＭＢＳサービスデータの確実な伝送を保証するために、基地局は、ＭＢＳ物理ダウンリンク共有チャンネル（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ ＣＨａｎｎｅｌ、ＰＤＳＣＨ）をスケジューリングする時、柔軟な初送信及び再送信のスケジューリングメカニズムをサポートし、即ち、初送信又は再送信のスケジューリングのいずれであっても、グループ無線ネットワーク一時識別番号（Ｇｒｏｕｐ ｃｏｍｍｏｎ Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔｅｍｐｏｒａｒｙ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ、Ｇ－ＲＮＴＩ）でスクランブルされたＤＣＩを用いてスケジューリングしてもよく、セル無線ネットワーク一時識別番号（Ｃｅｌｌ ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｔｅｍｐｏｒａｒｙ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ、Ｃ－ＲＮＴＩ）でスクランブルされたＤＣＩを用いてスケジューリングしてもよい。
【0004】
初送信及び再送信のスケジューリング過程において、Ｇ－ＲＮＴＩ及びＣ－ＲＮＴＩの混合使用をサポートする場合、異なるタイプのＲＮＴＩを用いて同一の伝送ブロック（Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｂｌｏｃｋ、ＴＢ）をスケジューリングするため、端末は、データが初回伝送であるか繰り返し伝送であるかを判断する正確性が低下する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、関連技術における異なるタイプの無線ネットワーク一時識別番号でスクランブルされたダウンリンク制御情を用いて同一の伝送ブロックをスケジューリングするため、端末が、データが初回伝送であるか繰り返し伝送であるかを判断する正確性が低下するという問題を解決するために、情報伝送処理方法、装置及び端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、端末に適用される情報伝送処理方法を提供し、該方法は、
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得することであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含むことと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定することと、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定することと、を含み、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得することであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含むことと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定することと、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定することと、を含み、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
【0007】
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがセル無線ネットワーク一時識別子Ｃ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることと、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一であることと、のうちの１つを含む。
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることと、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一であることと、のうちの１つを含む。
【0008】
前記第１条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、のうちの１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であること、を含む。
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、のうちの１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であること、を含む。
【0009】
ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、ＤＣＩによって指示されるものであり、及び／又は、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプによって決定されるものである。
【0010】
ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、ＤＣＩがタイプ指示情報を含む場合、前記ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、前記タイプ指示情報によって決定されるものである。
【0011】
前記第１条件は、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に少なくとも１つのＮＤＩは、反転が発生していること、を含み、
前記第３ＤＣＩは、前記第１ＤＣＩの前に受信したＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、
前記第２条件は、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に全てのＮＤＩは、いずれも、反転が発生していないこと、を含む。
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に少なくとも１つのＮＤＩは、反転が発生していること、を含み、
前記第３ＤＣＩは、前記第１ＤＣＩの前に受信したＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、
前記第２条件は、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に全てのＮＤＩは、いずれも、反転が発生していないこと、を含む。
【0012】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、さらに、メモリ、送受信機及びプロセッサを含む端末を提供し、
メモリは、プログラム命令を記憶するために用いられ、
送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、
プロセッサは、前記メモリにおけるプログラム命令を読み出して、
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得することであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含むことと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定することと、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定することと、を実行するために用いられ、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
メモリは、プログラム命令を記憶するために用いられ、
送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、
プロセッサは、前記メモリにおけるプログラム命令を読み出して、
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得することであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含むことと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定することと、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定することと、を実行するために用いられ、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
【0013】
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがセル無線ネットワーク一時識別子Ｃ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることと、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一であることと、のうちの１つを含む。
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることと、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一であることと、のうちの１つを含む。
【0014】
前記第１条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、のうちの１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であること、を含む。
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、のうちの１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であること、を含む。
【0015】
ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、ＤＣＩによって指示されるものであり、及び／又は、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプによって決定されるものである。
【0016】
ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、ＤＣＩがタイプ指示情報を含む場合、前記ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、前記タイプ指示情報によって決定されるものである。
【0017】
前記第１条件は、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に少なくとも１つのＮＤＩは、反転が発生していること、を含み、
前記第３ＤＣＩは、前記第１ＤＣＩの前に受信したＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、
前記第２条件は、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に全てのＮＤＩは、いずれも、反転が発生していないこと、を含む。
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に少なくとも１つのＮＤＩは、反転が発生していること、を含み、
前記第３ＤＣＩは、前記第１ＤＣＩの前に受信したＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、
前記第２条件は、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に全てのＮＤＩは、いずれも、反転が発生していないこと、を含む。
【0018】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、さらに、情報伝送処理装置を提供し、該情報伝送処理装置は、
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得するために用いられる取得モジュールであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含む取得モジュールと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定するために用いられる第１処理モジュールと、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定するために用いられる第２処理モジュールと、を含み、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得するために用いられる取得モジュールであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含む取得モジュールと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定するために用いられる第１処理モジュールと、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定するために用いられる第２処理モジュールと、を含み、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
【0019】
上記目的を実現するために、本開示の実施例は、さらに、プロセッサ可読記憶媒体を提供し、前記プロセッサ可読記憶媒体にプログラム命令が記憶されており、前記プログラム命令は、前記プロセッサに上記の情報伝送処理方法のステップを実行させるために用いられる。
【発明の効果】
【0020】
本開示の上記技術の解決手段は、少なくとも、以下の有益な効果を奏するものである。
本開示の実施例の上記技術の解決手段において、第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得し、第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含み、前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定し、前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定し、前記第１情報は、前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含み、このように、異なるタイプの無線ネットワーク一時識別番号でスクランブルされたＤＣＩに基づくデータのスケジューリングをより柔軟で、効果的にすることができ、端末は、データが初送信であるか再送信であるかを判断する正確性を向上させ、それと同時にエアインタフェースリソースを効果的に利用し、スペクトルの利用率を向上させることができる。
本開示の実施例の上記技術の解決手段において、第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得し、第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含み、前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定し、前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定し、前記第１情報は、前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含み、このように、異なるタイプの無線ネットワーク一時識別番号でスクランブルされたＤＣＩに基づくデータのスケジューリングをより柔軟で、効果的にすることができ、端末は、データが初送信であるか再送信であるかを判断する正確性を向上させ、それと同時にエアインタフェースリソースを効果的に利用し、スペクトルの利用率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】関連技術におけるＮＤＩが反転か否かを判断し、判断結果に誤りが発生した状況の模式図である。
【図2】本開示の実施例による情報伝送処理方法のフロー模式図である。
【図3】本開示の実施例の情報伝送処理方法の応用例の模式図である（その一）。
【図4】本開示の実施例の情報伝送処理方法の応用例の模式図である（その二）。
【図5】本開示の実施例の情報伝送処理方法の応用例の模式図である（その三）。
【図6】本開示の実施例の端末の構造のブロック図である。
【図7】本開示の実施例の情報伝送処理装置のモジュール模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本開示の実施例における用語「及び／又は」は、関連オブジェクトの関連関係を説明し、３種類の関係が存在することを示し、例えば、Ａ及び／又はＢは、Ａが単独で存在する場合、ＡとＢが同時に存在する場合、Ｂが単独で存在する場合の３つの場合を示すことができる。符号「／」は、一般に、前後の関連オブジェクトが「又は」の関係を示す。
【0023】
本願の実施例における用語「複数」は、２つ又は２つ以上を指し、他の量詞はそれと類似する。
【0024】
以下は、本願の実施例における図面を参照し、本願の実施例における技術的解決手段を明瞭、完全に説明し、明らかに、説明された実施例は本願の一部の実施例だけであり、全ての実施例ではない。本願の実施例に基づき、当業者が創造的な労働をしない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0025】
本願の実施例を詳細に説明する前に、ＭＢＳ ＰＤＳＣＨのスケジューリング方法及びポイントツーポイント（ＰｏｉｎｔＴｏ Ｐｏｉｎｔ、ＰＴＰ）におけるデータ伝送の初送信及び再送信判定方法を簡単に理解する。
【0026】
一、Ｇ－ＲＮＴＩグループスケジューリング
グループスケジューリングは、ポイントツーマルチポイント（ＰｏｉｎｔＴｏ Ｍｕｌｔｉ－ｐｏｉｎｔ、ＰＴＭ）スケジューリング方法とも呼ばれ、１つのスケジューリングシグナリングを使用する。
グループスケジューリングは、ポイントツーマルチポイント（ＰｏｉｎｔＴｏ Ｍｕｌｔｉ－ｐｏｉｎｔ、ＰＴＭ）スケジューリング方法とも呼ばれ、１つのスケジューリングシグナリングを使用する。
【0027】
具体的には、基地局は、制御チャネルＰＤＣＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ、物理ダウンリンク制御チャネル）にスケジューリングシグナリングＤＣＩ（ＤｏｗｎｌｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ、ダウンリンク制御情報）を送信してデータチャネルＰＤＳＣＨをスケジューリングし、該ＤＣＩは、Ｇ－ＲＮＴＩを用いて巡回冗長検査コード（Ｃｙｃｌｉｃ ｒｅｄｕｎｄａｎｃｙ ｃｈｅｃｋ、ＣＲＣ）のスクランブルを行う。
【0028】
スケジューリングされたデータチャネルＰＤＳＣＨによるスクランブルするスクランブルコード系列は、Ｇ－ＲＮＴＩに基づいて生成されるものである。
【0029】
それに応じて、一組の受信側ユーザ機器（ＵｓｅｒＥｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）（一組の受信側ＵＥは、複数のＵＥを含む）は、いずれも、Ｇ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＰＤＣＣＨを受信することができ、Ｇ－ＲＮＴＩに基づいてスクランブルするＰＤＳＣＨを受信することができる。
【0030】
二、Ｃ－ＲＮＴＩユニキャストスケジューリング
ユニキャストスケジューリングは、ＰＴＰスケジューリングとも呼ばれ、スケジューリングコマンドは、ＵＥに固有のＰＤＣＣＨを使用し、データチャネルは、ＵＥに固有のＰＤＳＣＨである。
具体的には、基地局は、各受信側ＵＥに対して、制御チャネルＰＤＣＣＨでスケジューリングシグナリングＤＣＩを送信してデータチャネルＰＤＳＣＨをスケジューリングし、該ＤＣＩは、Ｃ－ＲＮＴＩを用いてＣＲＣスクランブルを行う。
ユニキャストスケジューリングは、ＰＴＰスケジューリングとも呼ばれ、スケジューリングコマンドは、ＵＥに固有のＰＤＣＣＨを使用し、データチャネルは、ＵＥに固有のＰＤＳＣＨである。
具体的には、基地局は、各受信側ＵＥに対して、制御チャネルＰＤＣＣＨでスケジューリングシグナリングＤＣＩを送信してデータチャネルＰＤＳＣＨをスケジューリングし、該ＤＣＩは、Ｃ－ＲＮＴＩを用いてＣＲＣスクランブルを行う。
【0031】
スケジューリングされたデータチャネルＰＤＳＣＨによるスクランブルするスクランブルコード系列は、Ｇ－ＲＮＴＩ又はＣ－ＲＮＴＩに基づいて生成されるものである。
【0032】
それに応じて、各受信側ＵＥは、自身に送信する基地局からのスケジューリングシグナリングのみを受信し、スケジューリング情報に基づいてＰＤＳＣＨの受信を指示する。
【0033】
ユニキャストスケジューリングＰＴＰにおいて、再送信は、ハイブリッド自動再送信要求（Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ Ｒｅｑｕｅｓｔ、ＨＡＲＱ）プロセス番号で行われるものであり、そのデータの初送信又は再送信に対する判断は、新規データ指示（ＮｅｗＤａｔａ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ、ＮＤＩ）によって指示される。Ｃ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩにおけるＮＤＩが反転しているか否かを判断する方法は、具体的に以下のとおりである。
【0034】
１）ＮＤＩが反転しているか否かを判断する。
具体的には、ａ．初めて該スケジューリング情報を受信すると、ＮＤＩが反転していると直接判断する。
ｂ．前に受信したＣＳ－ＲＮＴＩスケジューリングのシグナリング又は上位層シグナリングにより構成されたスケジューリンである場合、ＮＤＩの値に関係なく、反転と直接判断する。
ｃ．初めて該スケジューリング情報を受信するものでなければ、受信したＮＤＩ値と前のＮＤＩ値を比較し、同じでなければ、反転していると判断し、そうでなければ反転していないと考えられる。
具体的には、ａ．初めて該スケジューリング情報を受信すると、ＮＤＩが反転していると直接判断する。
ｂ．前に受信したＣＳ－ＲＮＴＩスケジューリングのシグナリング又は上位層シグナリングにより構成されたスケジューリンである場合、ＮＤＩの値に関係なく、反転と直接判断する。
ｃ．初めて該スケジューリング情報を受信するものでなければ、受信したＮＤＩ値と前のＮＤＩ値を比較し、同じでなければ、反転していると判断し、そうでなければ反転していないと考えられる。
【0035】
２）ＮＤＩに基づいてデータが初送信であるか再送信であるかを判断する。
ＮＤＩが反転すれば、データが初送信であると決定し、即ち初回伝送である。ＮＤＩが反転しなければ、データが再送信であると決定し、即ち繰り返し伝送である。
ＮＤＩが反転すれば、データが初送信であると決定し、即ち初回伝送である。ＮＤＩが反転しなければ、データが再送信であると決定し、即ち繰り返し伝送である。
【0036】
説明すべきものとして、端末は、初送信スケジューリングであると判断すれば、受信したＰＤＳＣＨデータは、いずれのキャッシュデータと合併せず、単独で復調及び復号を行う。端末は、再送信スケジューリングであると判断すれば、受信したＰＤＳＣＨデータは、バッファにおける同じＨＡＲＱプロセスのデータと合併し、続いて復調及び復号を行う。
【0037】
しかし、ＨＡＲＱプロセスにおける初送信及び再送信に対し、上記ＮＤＩが反転しているか否かを判断する方法は、ＵＥに固有のＲＮＴＩ、即ちＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩのみに適用し、Ｇ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩに基づくグループスケジューリング及びＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩに基づくＵＥの個別スケジューリングに適用しない。Ｇ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩに基づくグループスケジューリング及びＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩに基づくＵＥの個別スケジューリングに対して、上記ＮＤＩが反転しているか否かを判断する方法を使用し続けると、判断結果が誤った状況を引き起こす。
【0038】
図１を参照して説明し、ｉ）ＤＣＩ－０基地局は、ＭＢＳ ＰＤＳＣＨをスケジューリングしてＧ－ＲＮＴＩを使用し、前に該ＨＡＲＱプロセス番号を使用しないため、ＵＥ１及びＵＥ２のＮＤＩの値について、それぞれ、スケジューリングして使用し、ＤＣＩ－０の前に値が異なる可能性がある。Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングは、一組のＵＥに対するものであるため、それは、１又は０を設定しても、そのうちの１つのＵＥのＮＤＩの値と同じである。例えば、図１において、１を用いて初送信のＭＢＳ ＰＤＳＣＨを伝送し、ＵＥ２にとっては、ＮＤＩに反転が発生したため、初送信と判断すると、基地局スケジューリングの予想に合致するが、ＵＥ１にとっては、ＮＤＩが反転していないため、再伝送と判断すると、判断のエラーが発生する。
【0039】
ｉｉ）ＤＣＩ－６基地局は、ユニキャストＵｎｉｃａｓｔ ＰＤＳＣＨをスケジューリングし、Ｃ－ＲＮＴＩを使用してスクランブルし、ＤＣＩ－７基地局は、ＭＢＳ ＰＤＳＣＨをスケジューリングしてＧ－ＲＮＴＩを用いて初送信し、ＤＣＩ－８基地局は、Ｕｎｉｃａｓｔ ＰＤＳＣＨをスケジューリングしてＣ－ＲＮＴＩを用いてスクランブルして初送信する。ＤＣＩ－７ＵＥによる検出漏れにより、ＤＣＩ－８がＤＣＩ－６の再送信であると誤って判断する。
【0040】
上記ＮＤＩ反転判断にエラーが発生した問題を解決するために、１つの方法は、マルチキャストＰＤＳＣＨのスケジューリングに専用のＨＡＲＱプロセス番号（例えば、ＨＡＲＱプロセス番号の１、２、３は、ＭＢＳスケジューリングのみに用いる）を割り当て、ユニキャストＰＤＳＣＨのスケジューリングに他のプロセス番号（例えば、ＨＡＲＱプロセス番号の４、５、６、７、８）を使用することである。しかし、このような方法は、ＨＡＲＱプロセス番号を柔軟に割り当てることができない。
【0041】
そのため、上記問題を解決するために、本開示の実施例は、情報伝送処理方法、装置及び端末を提供する。ここで、方法及び装置は、同一の出願構想に基づくものであり、方法及び装置が問題を解決する原理が類似するため、装置及び方法の実施は、相互に参照することができ、重複する箇所は説明を省略する。
【0042】
図２は、本開示の実施例による情報伝送処理方法のフロー模式図であり、該方法は、端末に適用され、以下のステップ２０１～ステップ２０３を含む。
【0043】
ステップ２０１において、第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得し、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含み、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
選択可能に、スクランブルＲＮＴＩタイプは、Ｃ－ＲＮＴＩ又はＧ－ＲＮＴＩである。
選択可能に、ＮＤＩの値は、０又は１である。
ステップ２０２において、前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定する。
ステップ２０３において、前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定する。
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
選択可能に、スクランブルＲＮＴＩタイプは、Ｃ－ＲＮＴＩ又はＧ－ＲＮＴＩである。
選択可能に、ＮＤＩの値は、０又は１である。
ステップ２０２において、前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定する。
ステップ２０３において、前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定する。
【0044】
なお、ステップ２０２の後、端末は、第１ＮＤＩが反転していることに基づいて、ＰＤＳＣＨによって伝送されるデータが初送信であると決定する。ステップ２０３の後、端末は、第１ＮＤＩが反転していないことに基づいて、ＰＤＳＣＨによって伝送されるデータが再送信であると決定する。
【0045】
第１条件を満たさないことは、第２条件を満たすと言うことができる。つまり、前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定し、前記第１情報が第１条件を満たさない場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定する。言い換えれば、前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定し、そうでなければ、第１ＮＤＩが反転していないと決定する。
【0046】
なお、データの再送信及び初送信（又は新規伝送という）は、一般的に、同一のＨＡＲＱ進程で行われると考えられ、上記の判断過程は、同一のＨＡＲＱプロセス番号におけるＮＤＩ判断であるとデフォルトすることができる。本実施例は、ユニキャストＰＤＳＣＨ及びマルチキャストＰＤＳＣＨについて、共通ＨＡＲＱプロセス番号をスケジューリングすることにより、基地局のスケジューリングをより柔軟にさせる。
【0047】
本開示の実施例の情報伝送処理方法において、第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得し、第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含み、前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定し、前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定し、前記第１情報は、前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含み、このように、異なるタイプの無線ネットワーク一時識別番号でスクランブルされたＤＣＩに基づくデータのスケジューリングをより柔軟で、効果的にすることができ、端末は、データが初送信であるか再送信であるかを判断する正確性を向上させ、それと同時にエアインタフェースリソースを効果的に利用し、スペクトルの利用率を向上させることができる。
１つ選択可能な実現方式として、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがセル無線ネットワーク一時識別子Ｃ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることと、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一であることと、のうちの１つを含む。
１つ選択可能な実現方式として、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがセル無線ネットワーク一時識別子Ｃ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることと、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一であることと、のうちの１つを含む。
【0048】
具体的に、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがセル無線ネットワーク一時識別子Ｃ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩである場合、
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一である。
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一である。
【0049】
第１ＤＣＩ（即ち、現在のＤＣＩ）がＣ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用し、その前に受信した第２ＤＣＩ（１つ前の受信したＤＣＩと理解できる）がＣ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用する状況、第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値が異なり、及び／又は、第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なると、第１ＮＤＩが反転していると判定する、そうでなければ、第１ＮＤＩが反転していないと判定する。
【0050】
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩである場合、前記第１条件は、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、前記第２条件は、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることを含む。
【0051】
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、前記第１条件は、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることであり、前記第２条件は、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることである。
【0052】
１つ選択可能な実現方式として、前記第１条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、のうちの１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であること、を含む。
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、のうちの１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であること、を含む。
【0053】
具体的に、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、ＤＣＩによって指示されるものであり、及び／又は、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプによって決定されるものである。
【0054】
なお、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第１タイプであると決定する。つまり、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第１タイプであるとデフォルトする。さらに、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、事前の約定又は設定に基づいて、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第１タイプであると決定することが理解される。１つ選択可能な実現方式において、第１タイプは、マルチキャストであり、即ち、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプは、Ｇ－ＲＮＴＩであり、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータは、マルチキャストデータである。
【0055】
さらに、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、ＤＣＩがタイプ指示情報を含む場合、前記ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、前記タイプ指示情報によって決定されるものである。
【0056】
選択可能に、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩである場合、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第２タイプであると決定し、つまり、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩである場合、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第２タイプであるとデフォルトする。その前提は、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、該ＤＣＩにタイプ指示情報が含まれることである。１つ選択可能な実現方式において、第２タイプがユニキャストであり、即ち、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータがユニキャストデータである。
【0057】
なお、タイプ指示情報は、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプを指示するために用いられる。
【0058】
具体的に、Ｃ－ＲＮＴＩによるスクランブルを用いたＤＣＩにおいて指示ドメイン又は指示フィールドを増加させることにより、タイプ指示情報を表すことができる。ここで、指示ドメイン又は指示フィールドの長さは、Ｎビットである。例えば、１ビットの指示フィールドの増加により、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプがユニキャスト又はマルチキャストであることを指示するために用いられる。例えば、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎが０であることは、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプがマルチキャストであり、即ち、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータがマルチキャストデータであることを指示するために用いられ、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎが１であることは、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプがユニキャストであり、即ち、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータがユニキャストデータであることを指示するために用いられる。説明すべきものとして、ここでは一例であり、特に限定しない。ここで、ＤＣＩにおける増加した指示ドメイン又は指示フィールドの内容は、同一であり、例えば、いずれも０であり、又は、いずれも１であり、それは、第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であることを説明し、そうでなければ、両者が異なることを説明する。
【0059】
上記実現方式に基づき、具体的に、前記第１条件は、以下の１つを含む。
【0060】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＤＣＩが、第１タイプ指示情報を含み、前記第２ＤＣＩが、第２タイプ指示情報を含み、前記第１タイプ指示情報の内容と前記第２タイプ指示情報の内容が異なる。
【0061】
なお、第１タイプ指示情報の内容と前記第２タイプ指示情報の内容が異なることは、第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることを説明する。
【0062】
第１、第２及び後述の第３、第４等は、区別の便宜のためのものであり、具体的な意味を有するものではない。ここで、第１タイプ指示情報及び第２タイプ指示情報は、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプを指示するために用いられ、その内容は、可変なものであり、例えば、内容は、０又は１である。
【0063】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＤＣＩが、第１タイプ指示情報を含み、前記第２ＤＣＩが、第２タイプ指示情報を含み、前記第１タイプ指示情報の内容と前記第２タイプ指示情報の内容が同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なる。
【0064】
なお、第１タイプ指示情報の内容と前記第２タイプ指示情報の内容が同一であることは、第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であることを説明する。
【0065】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＤＣＩが、第１タイプ指示情報を含まず、前記第２ＤＣＩが、第２タイプ指示情報を含まず、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なる。
【0066】
ここで、ＤＣＩがタイプ指示情報を含まない場合、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプに基づいて、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプを決定する。該場合に対応して、即ち、第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩである場合、第１ＤＣＩが第１タイプ指示情報を含まないことは、第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプがユニキャストであることを説明し、第２ＤＣＩが第２タイプ指示情報を含まないことは、第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプがユニキャストであることを説明し、２つのＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、同一である。
【0067】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＤＣＩ及び第２ＤＣＩのうちの１つのみのＤＣＩが、第３タイプ指示情報を含み、前記第３タイプ指示情報は、対応するＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第１タイプであることを指示するために用いられる。
【0068】
ここで、第３タイプ指示情報は、対応するＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第１タイプであることを指示するために用いられ、このとき、第３タイプ指示情報は、変化しない情報であり、即ち、第３タイプ指示情報の内容は、変化しない。
【0069】
ここで、選択可能に、第１タイプは、マルチキャストである。前記第１ＤＣＩ及び第２ＤＣＩのうちの１つのＤＣＩは、スケジューリングされるデータのタイプがマルチキャストであることを指示し、別のＤＣＩにタイプ指示情報が含まれないため、該ＤＣＩは、スケジューリングのタイプがユニキャスト（その理由は、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩである）であることを指示するとデフォルトし、それは、２つのＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることを説明する。
【0070】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＤＣＩ及び第２ＤＣＩのうちの１つのみのＤＣＩは、第４タイプ指示情報を含み、前記第４タイプ指示情報は、対応するＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第２タイプであることを指示するために用いられ、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なる。
【0071】
上記の分析を参照し、ここで、第１ＤＣＩ及び第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一である。
【0072】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩである。
【0073】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩは、第５タイプ指示情報を含み、前記第５タイプ指示情報は、前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第１タイプであることを指示するために用いられ、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なる。
【0074】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩは、第６タイプ指示情報を含み、前記第６タイプ指示情報は、前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第２タイプであることを指示するために用いられる。
【0075】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩは、タイプ指示情報を含まない。
【0076】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＤＣＩは、第７タイプ指示情報を含み、前記第７タイプ指示情報は、前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第１タイプであることを指示するために用いられ、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なる。
【0077】
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＤＣＩは、第８タイプ指示情報を含み、前記第８タイプ指示情報は、前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第２タイプであることを指示するために用いられる。
【0078】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なる。
【0079】
前記第２条件は、以下の１つを含む。
【0080】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＤＣＩが第１タイプ指示情報を含み、前記第２ＤＣＩが、第２タイプ指示情報を含み、前記第１タイプ指示情報の内容と前記第２タイプ指示情報の内容が同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一である。
【0081】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＤＣＩが、第１タイプ指示情報を含まず、前記第２ＤＣＩが、第２タイプ指示情報を含まず、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一である。
【0082】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＤＣＩ及び第２ＤＣＩのうちの１つのみのＤＣＩは、第４タイプ指示情報を含み、前記第４タイプ指示情報は、対応するＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第２タイプであることを指示するために用いられ、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一である。
【0083】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩは、第５タイプ指示情報を含み、前記第５タイプ指示情報は、前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第１タイプであることを指示するために用いられ、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一である。
【0084】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＤＣＩは、第７タイプ指示情報を含み、前記第７タイプ指示情報は、前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第１タイプであることを指示するために用いられ、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一である。
【0085】
前記第１ＤＣＩの第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一である。
【0086】
ここで、第１ＤＣＩ（即ち、現在のＤＣＩ）がＣ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用し、その前に受信した第２ＤＣＩ（１つ前の受信したＤＣＩと理解できる）がＣ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用した状況について、第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータタイプと第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータタイプが異なると、ＮＤＩの値に関係なく、第１ＮＤＩが反転していると判定する。そうでなければ（ここの「そうでなければ」は、第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータタイプと第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータタイプが同一であることを指す）、第１ＮＤＩの値及び第２ＮＤＩの値に基づいて反転しているか否かを判定し、具体的に、第１ＮＤＩの値と第２ＮＤＩの値が異なると、第１ＮＤＩが反転していると判定し、第１ＮＤＩの値と第２ＮＤＩの値が同一であると、第１ＮＤＩが反転していないと判定する。
【0087】
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、第１ＤＣＩ（即ち、現在のＤＣＩ）がＧ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用し、その前に受信した第２ＤＣＩ（１つ前の受信したＤＣＩと理解できる）がＣ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用した場合、ＮＤＩの値に関係なく、第１ＮＤＩが反転と直接判定する。
【0088】
第１ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであるため、第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第１タイプ、即ち、マルチキャストであるとデフォルトする。第２ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであるため、第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが第２タイプ、即ち、ユニキャストであるとデフォルトする。つまり、２つのＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なる場合、第１ＤＣＩが反転していると判断する。
【0089】
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、第１ＤＣＩ（即ち、現在のＤＣＩ）がＧ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用し、その前に受信した第２ＤＣＩ（１つ前の受信したＤＣＩと理解できる）がＣ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用した場合、第２ＤＣＩは、第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータタイプが第１タイプであることを指示するためのタイプ指示情報（上記第５タイプ指示情報）を含み、第１ＮＤＩの値及び第２ＮＤＩの値に基づいて反転しているか否かを判定する（ここで、ＮＤＩの値が同一であると、反転せず、ＮＤＩの値が異なると、反転する）。そうでなければ（ここでの「そうでなければ」は、第２ＤＣＩが、第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータタイプが第２タイプであることを指示するためのタイプ指示情報（上記第６タイプ指示情報）を含む状況、又は、第２ＤＣＩにタイプ指示情報が含まない状況を含む）、第１ＮＤＩが反転していると判定する。
【0090】
なお、同一のＨＡＲＱプロセス番号について、第１ＤＣＩ（即ち、現在のＤＣＩ）がＧ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用し、その前に受信した第２ＤＣＩ（１つ前の受信したＤＣＩと理解できる）がＣ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用した場合、第２ＤＣＩにタイプ指示情報が含まれず、例えば、第２ＤＣＩにＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎが含まれず、このような場合、基地局が端末をスケジューリングする際に複数のＤＣＩフォーマットを設定するが、一部の特殊フォーマットのみに対してＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎフィールドを設定する。
【0091】
１つ選択可能な実現方式として、前記第１条件は、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に少なくとも１つのＮＤＩは、反転が発生していること、を含み、
前記第３ＤＣＩは、前記第１ＤＣＩの前に受信したＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、
前記第２条件は、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に全てのＮＤＩは、いずれも、反転が発生していないこと、を含む。
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に少なくとも１つのＮＤＩは、反転が発生していること、を含み、
前記第３ＤＣＩは、前記第１ＤＣＩの前に受信したＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、
前記第２条件は、
前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第３ＤＣＩの受信時間から第１ＤＣＩの受信時間までの間に全てのＮＤＩは、いずれも、反転が発生していないこと、を含む。
【0092】
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、第１ＤＣＩ（即ち、現在のＤＣＩ）がＧ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用し、その前に受信した第２ＤＣＩ（１つ前の受信したＤＣＩと理解できる）がＣ－ＲＮＴＩによるスクランブルを使用した場合、１つ前のＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩ（上記第３ＤＣＩ）から現在Ｇ－ＲＮＴＩでスクランブルされている第１ＤＣＩまで、全てのＤＣＩのＮＤＩ値がいずれも異なると、第１ＮＤＩが反転していると判定し、１つ前のＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩから現在Ｇ－ＲＮＴＩでスクランブルされている第１ＤＣＩまで、全てのＤＣＩのＮＤＩ値がいずれも同一であると、第１ＮＤＩが反転していないと判定する。つまり、１つ前のＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩから現在Ｇ－ＲＮＴＩでスクランブルされている第１ＤＣＩまでの間に、ＮＤＩに反転が発生すれば、第１ＮＤＩが反転していると判定し、反転が発生していなければ、第１ＮＤＩが反転していないと判定する。
【0093】
以下、３つの実施例を挙げられて本開示の情報伝送処理方法の実施過程を具体に説明する。
【0094】
実施例一
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、１つのＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされた第１ＤＣＩを受信すると、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、
その前に受信した第２ＤＣＩがＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、１つのＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされた第１ＤＣＩを受信すると、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、
その前に受信した第２ＤＣＩがＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
【0095】
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、Ｃ－ＲＮＴＩでスクランブルされた第１ＤＣＩを受信すると、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値が異なり、及び／又は、第１ＤＣＩによってスケジューリングされる伝送ブロックの長さと第２ＤＣＩによってスケジューリングされる伝送ブロックの長さが異なる場合、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、そうでなければ（即ち、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値が同一であり、第１ＤＣＩによってスケジューリングされる伝送ブロックの長さと第２ＤＣＩによってスケジューリングされる伝送ブロックの長さが同一である場合）、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定する。
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値が異なり、及び／又は、第１ＤＣＩによってスケジューリングされる伝送ブロックの長さと第２ＤＣＩによってスケジューリングされる伝送ブロックの長さが異なる場合、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、そうでなければ（即ち、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値が同一であり、第１ＤＣＩによってスケジューリングされる伝送ブロックの長さと第２ＤＣＩによってスケジューリングされる伝送ブロックの長さが同一である場合）、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定する。
【0096】
その前に受信した第２ＤＣＩがＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
【0097】
上記実施例に記載の方法に基づき、端末は、簡単にＮＤＩが反転しているか否かを判断する。
【0098】
１つの例では、図３に示すように、ＤＣＩ－Ａ／ＤＣＩ－２／ ＤＣＩ－５／ ＤＣＩ－６について、基地局がスケジューリングするのは、ユニキャストのサービスデータであり、他のＤＣＩについて、スケジューリングするのは、マルチキャストのサービスデータであると仮定する。
【0099】
以下のＤＣＩは、Ｇ－ＲＮＴＩスクランブルに基づいたスケジューリングシグナリングであり、上記方法に基づいて、ＮＤＩが反転しているか否かを以下のように判断する。
【0100】
ＤＣＩ－０：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングである場合、ＮＤＩが反転していると直接判断する。
ＤＣＩ－３：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングである場合、ＮＤＩが反転していると直接判断する。
ＤＣＩ－４：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、ＮＤＩ値が同一であり、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－７：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングである場合、ＮＤＩが反転していると直接判断する。
ＤＣＩ－８：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、ＮＤＩ値が異なる場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－３：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングである場合、ＮＤＩが反転していると直接判断する。
ＤＣＩ－４：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、ＮＤＩ値が同一であり、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－７：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングである場合、ＮＤＩが反転していると直接判断する。
ＤＣＩ－８：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、ＮＤＩ値が異なる場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
【0101】
同様に、以下のＤＣＩは、Ｃ－ＲＮＴＩスクランブルに基づいたスケジューリングシグナリングであり、上記方法に基づいて、ＮＤＩが反転しているか否かを以下のように判断する（ＤＣＩ－０／ＤＣＩ－１の場合、ＵＥによる検出漏れが発生し、ＤＣＩ－２は、新規伝送データであると仮定する）。
【0102】
ＤＣＩ－２：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリング（ＤＣＩ－ＡのＤＣＩ）であり、そのＮＤＩ値及びＤＣＩ－ＡのＮＤＩ値が同一である（いずれも０である）が、伝送ブロックの長さが異なる場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
【0103】
なお、基地局は、ＤＣＩ－２で新規伝送ユニキャストデータをスケジューリングすると予想し、ＤＣＩ－０／ＤＣＩ－１に対する端末による検出漏れを回避するために、ＤＣＩ－２でスケジューリングされる伝送ブロック及びＤＣＩ－Ａでスケジューリングされる伝送ブロックを異なるように設定する必要がある。
【0104】
ＤＣＩ－５：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、そのＮＤＩ値及びＤＣＩ－４のＮＤＩ値が異なる場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－６：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、そのＮＤＩ値及びＤＣＩ－のＮＤＩ値が同一であり、伝送ブロックの長さが同一である場合、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－６：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、そのＮＤＩ値及びＤＣＩ－のＮＤＩ値が同一であり、伝送ブロックの長さが同一である場合、ＮＤＩが反転していないと判断する。
【0105】
実施例二
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、１つのＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされた第１ＤＣＩを受信すると、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、Ｇ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩを前回受信してから今回の第１ＤＣＩまでの間に、ＮＤＩに反転が発生したか否かを判定し、反転が発生した場合、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、反転が発生していない場合、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定する。
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、１つのＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされた第１ＤＣＩを受信すると、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、Ｇ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩを前回受信してから今回の第１ＤＣＩまでの間に、ＮＤＩに反転が発生したか否かを判定し、反転が発生した場合、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、反転が発生していない場合、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定する。
【0106】
その前に受信した第２ＤＣＩがＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
【0107】
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、Ｃ－ＲＮＴＩでスクランブルされた第１ＤＣＩを受信すると、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、具体的な判定過程は、上記実施例一の対応する部分と同一であるため、ここで説明を省略する。
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、具体的な判定過程は、上記実施例一の対応する部分と同一であるため、ここで説明を省略する。
【0108】
その前に受信した第２ＤＣＩがＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、具体的な判定過程は、上記実施例一の対応する部分と同一であるため、ここで説明を省略する。
【0109】
上記実施例に記載の方法に基づき、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングに基づいて再送信した後、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングに基づいて再送信することをサポートできる。
【0110】
１つの例では、図４に示すように、以下のＤＣＩは、Ｇ－ＲＮＴＩスクランブルに基づいたスケジューリングシグナリングであり、上記方法に基づいて、ＮＤＩが反転しているか否かを以下のように判断する。
【0111】
ＤＣＩ－０：初めて受信したＧ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングの場合、ＮＤＩが反転していると直接判断する。
ＤＣＩ－３：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、即ち、ＤＣＩ－０である場合、その間に反転が発生したとき、ＮＤＩが反転していると判断する。
なお、ＤＣＩ－２において、基地局がスケジューリングするのは、ＭＢＳデータであり、ＤＣＩ－３は、ＤＣＩ－２のスケジューリングを再送信し、端末が、反転していると判断した場合、合併利得を損失するため、基地局は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングを使用して初送信し、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングを使用して再送信することを回避すべきである。
ＤＣＩ－４：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、即ち、ＤＣＩ－３である場合、ＮＤＩ値が同一であると、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－７：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、即ち、ＤＣＩ－４である場合、その間に反転が発生したとき、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－８：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、即ち、ＤＣＩ－７である場合、ＮＤＩ値が同一であるとき、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－３：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、即ち、ＤＣＩ－０である場合、その間に反転が発生したとき、ＮＤＩが反転していると判断する。
なお、ＤＣＩ－２において、基地局がスケジューリングするのは、ＭＢＳデータであり、ＤＣＩ－３は、ＤＣＩ－２のスケジューリングを再送信し、端末が、反転していると判断した場合、合併利得を損失するため、基地局は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングを使用して初送信し、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングを使用して再送信することを回避すべきである。
ＤＣＩ－４：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、即ち、ＤＣＩ－３である場合、ＮＤＩ値が同一であると、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－７：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、即ち、ＤＣＩ－４である場合、その間に反転が発生したとき、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－８：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、即ち、ＤＣＩ－７である場合、ＮＤＩ値が同一であるとき、ＮＤＩが反転していないと判断する。
【0112】
同様に、以下のＤＣＩは、Ｃ－ＲＮＴＩスクランブルに基づいたスケジューリングシグナリングであり、上記方法に基づいて、ＮＤＩが反転しているか否かを以下のように判断する。
【0113】
ＤＣＩ－１：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、そのＮＤＩ値及びＤＣＩ－１のＮＤＩ値が同一である（いずれも１である場合）、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－２：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングである場合、そのＮＤＩ値及びＤＣＩ－１のＮＤＩ値が異なる場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－５：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、そのＮＤＩ値及びＤＣＩ－４のＮＤＩ値が異なる場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－６：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、そのＮＤＩ値及びＤＣＩ－のＮＤＩ値が同一であり且つ伝送ブロックの長さが同一である場合、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－２：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングである場合、そのＮＤＩ値及びＤＣＩ－１のＮＤＩ値が異なる場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－５：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、そのＮＤＩ値及びＤＣＩ－４のＮＤＩ値が異なる場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－６：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、そのＮＤＩ値及びＤＣＩ－のＮＤＩ値が同一であり且つ伝送ブロックの長さが同一である場合、ＮＤＩが反転していないと判断する。
【0114】
実施例三
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、ユニキャストスケジューリングのＤＣＩ（例えば、Ｃ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩ）において、情報ビット（例えば、１ビット：ＭＢＳ指示）を増加させ、それは、ＤＣＩスケジューリングがユニキャストデータであるかＭＢＳデータであるかを指示するために用いられ、ＮＤＩが反転しているか否かを判断するために用いられる。
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、ユニキャストスケジューリングのＤＣＩ（例えば、Ｃ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩ）において、情報ビット（例えば、１ビット：ＭＢＳ指示）を増加させ、それは、ＤＣＩスケジューリングがユニキャストデータであるかＭＢＳデータであるかを指示するために用いられ、ＮＤＩが反転しているか否かを判断するために用いられる。
【0115】
例えば、ＤＣＩにおいて以下の情報を増加させる。
【0116】
ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ：１ビット、０は、スケジューリングするのがＭＢＳ ＰＤＳＣＨであることを示し、１は、スケジューリングするのがＭＢＳ ＰＤＳＣＨではなく、又は、スケジューリングするのがＵｎｉｃａｓｔ ＰＤＳＣＨであることを示す。
【0117】
１つのＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされた第１ＤＣＩを受信すると、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第２ＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎが０である場合、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第２ＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎが０である場合、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
【0118】
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第２ＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎが１であり又は第２ＤＣＩにＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎが含まない場合、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。なお、一般的な状況において、Ｃ－ＲＮＴＩでスクランブルされたユニキャストスケジューリングＤＣＩを使用すると、複数種のフォーマットがあり、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ指示を含むことをサポートするＤＣＩフォーマットは、そのうちの１種類又は２種類のみである可能性がある（例えば、現在ユニキャストスケジューリングをサポートするフォーマットは、ＤＣＩフォーマット１＿０、フォーマット１＿１及びフォーマット１＿２があり、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ指示をサポートするフォーマットは、フォーマット１＿１のみである）。
【0119】
その前に受信した第２ＤＣＩがＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
【0120】
同一のＨＡＲＱプロセス番号について、Ｃ－ＲＮＴＩでスクランブルされた第１ＤＣＩを受信すると、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第２ＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎと第１ＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎの値が異なると、ＮＤＩの値に関係なく、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第２ＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎと第１ＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎの値が同一である（１又は０である）、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、第１ＤＣＩ及び第２ＤＣＩのうちの１つのＤＣＩのみが、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含み、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含むＤＣＩは、０と指示すれば（スケジューリングは、ＭＢＳ ＰＤＳＣＨである場合）、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含むＤＣＩは、０と指示すれば（スケジューリングは、ユニキャスト ＰＤＳＣＨである場合）、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第２ＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎと第１ＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎの値が異なると、ＮＤＩの値に関係なく、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第２ＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎと第１ＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎの値が同一である（１又は０である）、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、第１ＤＣＩ及び第２ＤＣＩのうちの１つのＤＣＩのみが、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含み、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含むＤＣＩは、０と指示すれば（スケジューリングは、ＭＢＳ ＰＤＳＣＨである場合）、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含むＤＣＩは、０と指示すれば（スケジューリングは、ユニキャスト ＰＤＳＣＨである場合）、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
【0121】
その前に受信した第２ＤＣＩがＣ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩである場合、第１ＤＣＩ及び第２ＤＣＩは、いずれも、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含まず、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、
その前に受信した第２ＤＣＩがＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第１ＤＣＩがＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含み、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含む第１ＤＣＩは、０と指示すれば（スケジューリングは、ＭＢＳ ＰＤＳＣＨである場合）、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含む第１ＤＣＩは、１と指示すれば、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
その前に受信した第２ＤＣＩがＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第１ＤＣＩがＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含み、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含む第１ＤＣＩは、０と指示すれば（スケジューリングは、ＭＢＳ ＰＤＳＣＨである場合）、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定し、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎを含む第１ＤＣＩは、１と指示すれば、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
【0122】
上記判断説明において、以下の等価説明を用いてもよい。
【0123】
ユニキャストスケジューリングＤＣＩ（Ｃ－ＲＮＴＩによるスクランブルを用いたＤＣＩ）にＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎが含まれない場合、該ＤＣＩのＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎが１である（ユニキャストＰＤＳＣＨである）と認定でき、以下の判断を行う。
【0124】
第１ＤＣＩ及び第２ＤＣＩのＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎの値が等しくなければ、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判断する。
【0125】
第１ＤＣＩ及び第２ＤＣＩのＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎの値が等しければ、ＮＤＩが同一であるか否かに基づいて、第１ＮＤＩが反転しているか否かを判断する。
【0126】
その前に受信した第２ＤＣＩがＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第１ＤＣＩのＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎが０である場合、第１ＤＣＩのＮＤＩ値と第２ＤＣＩのＮＤＩ値を比較し、同一であると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していないと判定し、異なると、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判定する。
【0127】
その前に受信した第２ＤＣＩがＧ－ＲＮＴＩでスクランブルされたＤＣＩであり、第１ＤＣＩのＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎが１である場合、第１ＤＣＩのＮＤＩが反転していると判断する。
【0128】
上記実施例に記載の方法に基づき、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングに基づいて再送信した後、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングに基づいて再送信することをサポートできる。また、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングの検出漏れが発生した場合、基地局がＣ－ＲＮＴＩによる再送信を経験したとき、再びＧ－ＲＮＴＩスケジューリングを使用して再送信する際に、依然として再送信と判断することができ、再送信の合併利得を損失しない。
【0129】
１つの例では、図５に示すように、以下のＤＣＩは、Ｇ－ＲＮＴＩスクランブルに基づいたスケジューリングシグナリングであり、上記方法に基づいて、ＮＤＩが反転しているか否かを以下のように判断する。
【0130】
ＤＣＩ－０：初めて受信したＧ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングの場合、ＮＤＩが反転していると直接判断する。
ＤＣＩ－３：１つ前のＤＣＩ－２がＣ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、ＭＢＳがＭＢＳデータと指示し、ＮＤＩが同一である場合、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－４：１つ前のＤＣＩ－３がＧ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、ＮＤＩ値が同一である場合、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－７：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリング、即ちＤＣＩ－６であり、ＭＢＳが、ユニキャストデータと指示する場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－８：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリング、即ちＤＣＩ－７である場合、ＮＤＩ値が同一であり、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－３：１つ前のＤＣＩ－２がＣ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、ＭＢＳがＭＢＳデータと指示し、ＮＤＩが同一である場合、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－４：１つ前のＤＣＩ－３がＧ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、ＮＤＩ値が同一である場合、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－７：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリング、即ちＤＣＩ－６であり、ＭＢＳが、ユニキャストデータと指示する場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－８：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリング、即ちＤＣＩ－７である場合、ＮＤＩ値が同一であり、ＮＤＩが反転していないと判断する。
【0131】
同様に、以下のＤＣＩは、Ｃ－ＲＮＴＩスクランブルに基づいたスケジューリングシグナリングであり、上記方法に基づいて、ＮＤＩが反転しているか否かを以下のように判断する（ＤＣＩ－０、ＤＣＩ－１に対する端末による検出漏れが発生し、即ち、基地局がそれらを送信したが、端末は、それらを検出していないと仮定する）。
【0132】
ＤＣＩ－２：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリング（ＤＣＩ－Ａ）である場合、２つのＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎの値が異なると、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－５：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、ＭＢＳがユニキャストデータと指示する場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－６：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、２つのＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎの値が同一であり、ＮＤＩが同一である場合、ＮＤＩが反転していないと判断する。
ＤＣＩ－５：１つ前は、Ｇ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、ＭＢＳがユニキャストデータと指示する場合、ＮＤＩが反転していると判断する。
ＤＣＩ－６：１つ前は、Ｃ－ＲＮＴＩスケジューリングシグナリングであり、２つのＤＣＩにおけるＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎの値が同一であり、ＮＤＩが同一である場合、ＮＤＩが反転していないと判断する。
【0133】
なお、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎがＭＢＳ ＰＤＳＣＨデータと指示する場合、端末は、ＰＤＳＣＨを受信するとき、Ｇ－ＲＮＴＩを用いてＰＤＳＣＨのスクランブルコードシーケンスを生成してＰＤＳＣＨデータをデスクランブルし、また、ＭＢＳ－ＰＤＳＣＨ－ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎがユニキャストＰＤＳＣＨデータと指示する場合、端末は、ＰＤＳＣＨを受信するとき、Ｃ－ＲＮＴＩを用いてＰＤＳＣＨのスクランブルコードシーケンスを生成してＰＤＳＣＨデータをデスクランブルする。
【0134】
図６に示すように、本開示の実施例は、さらに、端末を提供し、該端末は、メモリ６２０、送受信機６００及びプロセッサ６１０を含み、
メモリ６２０は、プログラム命令を記憶するために用いられ、
送受信機６００は、前記プロセッサ６１０の制御でデータを送受信するために用いられ、
プロセッサ６１０は、前記メモリ６２０におけるプログラム命令を読み出して、
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得することであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含むことと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定することと、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定することと、を実行するために用いられ、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
メモリ６２０は、プログラム命令を記憶するために用いられ、
送受信機６００は、前記プロセッサ６１０の制御でデータを送受信するために用いられ、
プロセッサ６１０は、前記メモリ６２０におけるプログラム命令を読み出して、
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得することであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含むことと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定することと、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定することと、を実行するために用いられ、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
【0135】
図６において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含むことができ、具体的にはプロセッサ６１０に代表される１つ又は複数のプロセッサ及びメモリ６２０に代表されるメモリの様々な回路が接続される。バスアーキテクチャは、さらに周辺装置、レギュレータ及び電力管理回路などの様々な他の回路を連結することができ、これらはいずれも当業者に周知であり、従って、ここではこれ以上説明しない。バスインタフェースは、インタフェースを提供する。送受信機６００は、例えば、無線回線、有線回線、光ケーブル等の伝送媒体を介して、他の種々の機器と通信するための手段を提供する送信機及び受信機等の複数の構成要素からなる。異なるユーザ機器に対し、ユーザインタフェース６３０は、さらに、必要な装置に内外接できるインタフェースであってもよく、接続された装置は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイク、ジョイスティック等を含むがこれらに限定されない。
【0136】
プロセッサ６１０は、バスアーキテクチャの管理及び通常の処理を担当し、メモリ６２０は、プロセッサ６１０が操作を実行時に使用するデータを記憶してもよい。
【0137】
選択可能に、プロセッサ６１０は、ＣＰＵ（中央埋込器）、ＡＳＩＣ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ、専用集積回路）、ＦＰＧＡ（Ｆｉｅｌｄ－ＰｒｏｇｒａＭａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ、フィールドプログラマブルゲートアレイ）又はＣＰＬＤ（Ｃｏｍｐｌｅｘ ＰｒｏｇｒａＭａｂｌｅ Ｌｏｇｉｃ Ｄｅｖｉｃｅ、複雑なプログラマブル論理デバイス）であってもよく、プロセッサ６１０は、マルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0138】
プロセッサ６１０は、メモリに記憶されているプログラム命令を呼び出すことにより、取得した実行可能な命令に従って本願の実施例によるいずれか１つの前記方法を実行するために用いられる。プロセッサ６１０とメモリ６２０は、物理的に別々に配置されていてもよい。
【0139】
選択可能に、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがセル無線ネットワーク一時識別子Ｃ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることと、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一であることと、のうちの１つを含む。
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることと、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一であることと、のうちの１つを含む。
【0140】
選択可能に、前記第１条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、のうちの１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であること、を含む。
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、のうちの１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であること、を含む。
【0141】
選択可能に、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、ＤＣＩによって指示されるものであり、及び／又は、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプによって決定されるものである。
【0142】
選択可能に、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、ＤＣＩがタイプ指示情報を含む場合、前記ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、前記タイプ指示情報によって決定されるものである。
【0143】
本開示の実施例の端末、第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得し、第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含み、前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定し、前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定し、前記第１情報は、前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含み、このように、異なるタイプの無線ネットワーク一時識別番号でスクランブルされたＤＣＩに基づくデータのスケジューリングをより柔軟で、効果的にすることができ、端末は、データが初送信であるか再送信であるかを判断する正確性を向上させ、それと同時にエアインタフェースリソースを効果的に利用し、スペクトルの利用率を向上させることができる。
【0144】
図７に示すように、本開示の実施例は、さらに、情報伝送処理装置を提供し、該装置は、
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得するために用いられる取得モジュール７０１であって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含む、取得モジュール７０１と、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定するために用いられる第１処理モジュール７０２と、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定するために用いられる第２処理モジュール７０３と、を含み、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得するために用いられる取得モジュール７０１であって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含む、取得モジュール７０１と、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定するために用いられる第１処理モジュール７０２と、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定するために用いられる第２処理モジュール７０３と、を含み、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
【0145】
選択可能に、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがセル無線ネットワーク一時識別子Ｃ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、又は、前記第１スクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、前記第２スクランブルＲＮＴＩタイプがＧ－ＲＮＴＩである場合、
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることと、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一であることと、のうちの１つを含む。
前記第１条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされる第１伝送ブロックの長さと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされる第２伝送ブロックの長さが異なることと、のうちの少なくとも１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であることと、
前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であり、前記第１伝送ブロックの長さと前記第２伝送ブロックの長さが同一であることと、のうちの１つを含む。
【0146】
選択可能に、前記第１条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、のうちの１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であること、を含む。
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが異なることと、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が異なることと、のうちの１つを含み、
前記第２条件は、
前記第１ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプと前記第２ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプが同一であり、前記第１ＮＤＩの値と前記第２ＮＤＩの値が同一であること、を含む。
【0147】
選択可能に、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、ＤＣＩによって指示されるものであり、及び／又は、ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプによって決定されるものである。
【0148】
選択可能に、ＤＣＩのスクランブルＲＮＴＩタイプがＣ－ＲＮＴＩであり、ＤＣＩがタイプ指示情報を含む場合、前記ＤＣＩによってスケジューリングされるデータのタイプは、前記タイプ指示情報によって決定されるものである。
【0149】
本開示の実施例の情報伝送処理装置、第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得し、第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含み、前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定し、前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定し、前記第１情報は、前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含み、このように、異なるタイプの無線ネットワーク一時識別番号でスクランブルされたＤＣＩに基づくデータのスケジューリングをより柔軟で、効果的にすることができ、端末は、データが初送信であるか再送信であるかを判断する正確性を向上させ、それと同時にエアインタフェースリソースを効果的に利用し、スペクトルの利用率を向上させることができる。
【0150】
なお、本開示の実施例による上記装置は、上記方法の実施例の実現する全ての方法のステップを実現することができ、且つ同様な技術的効果を達成することができ、ここで本実施例における方法の実施例と同様な部分及び有益な効果について具体的に説明しない。
【0151】
なお、本願の実施例におけるユニットへの分割は、模式的なものであって、単に論理機能分割であり、実際に実現する時に他の分割方式があってもよい。また、本願の各実施例における各機能ユニットは、１つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが単独で物理的に存在してもよく、２つ又は２つ以上のユニットが１つのユニットに集積されてもよい。上記集積されたユニットは、ハードウェアの形式で実現してもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現してもよい。
【0152】
前記集積されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現され且つ独立した製品として販売又は使用される場合、１つのプロセッサ可読記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づき、本願の技術的解決手段は、本質的に又は従来技術に寄与する部分又は該技術的解決手段の全部又は一部がソフトウェア製品の形式で表すことができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、いくつかのコマンドを含んでコンピュータ装置（パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等であってもよい）又はプロセッサ（ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させる。前記記憶媒体は、Ｕディスク、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）、磁気ディスク又は光ディスク等の様々なプログラムコードを記憶できる媒体を含む。
【0153】
なお、本開示の実施例による上記装置は、上記方法の実施例の実現する全ての方法のステップを実現することができ、且つ同様な技術的効果を達成することができ、ここで、本実施例における方法の実施例と同様な部分及び有益な効果について具体的に説明しない。
【0154】
本開示のいくつかの実施例では、さらに、プロセッサ可読記憶媒体を提供し、前記プロセッサ可読記憶媒体にプログラム命令が記憶されており、前記プログラム命令は、前記プロセッサに、
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得することであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含むことと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定することと、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定することと、を実行させるために用いられ、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
第１ダウンリンク制御情報ＤＣＩ及び第１情報を取得することであって、前記第１ＤＣＩは、第１新規データ指示ＮＤＩを含むことと、
前記第１情報が第１条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していると決定することと、
前記第１情報が第２条件を満たす場合、第１ＮＤＩが反転していないと決定することと、を実行させるために用いられ、
前記第１情報は、
前記第１ＤＣＩの第１スクランブル無線ネットワーク一時識別子ＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの前に受信したＤＣＩである第２ＤＣＩの第２スクランブルＲＮＴＩタイプと、
前記第１ＤＣＩの第１ＮＤＩの値と、
前記第２ＤＣＩの第２ＮＤＩの値と、のうちの少なくとも１つを含む。
【0155】
該プログラム命令がプロセッサによって実行されるとき、上記図２に示す端末側に適用される方法実施例における全ての実現方式を実現でき、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0156】
本願の実施例による技術的解決手段は、様々なシステム、特に５Ｇシステムに適用されることができる。例えば適用されるシステムは、グローバル移動通信（ｇｌｏｂａｌ ｓｙｓｔｅｍ ｏｆ ｍｏｂｉｌｅ ｃｏＭｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＧＳＭ）システム、符号分割多元接続（ｃｏｄｅ ｄｉｖｉｓｉｏｎ ｍｕｌｔｉｐｌｅ ａｃｃｅｓｓ、ＣＤＭＡ）システム、広帯域符号分割多元接続（Ｗｉｄｅｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＷＣＤＭＡ）汎用パケット無線サービス（ｇｅｎｅｒａｌ ｐａｃｋｅｔ ｒａｄｉｏ ｓｅｒｖｉｃｅ、ＧＰＲＳ）システム、ロングタームエボリューション（ｌｏｎｇ ｔｅｒｍ ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）システム、ＬＴＥ周波数分割複信（ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ ｄｉｖｉｓｉｏｎ ｄｕｐｌｅｘ、ＦＤＤ）システム、ＬＴＥ時分割複信（ｔｉｍｅ ｄｉｖｉｓｉｏｎ ｄｕｐｌｅｘ、ＴＤＤ）システム、高級ロングタームエボリューション（ｌｏｎｇ ｔｅｒｍ ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ ａｄｖａｎｃｅｄ、ＬＴＥ－Ａ）システム、汎用移動システム（ｕｎｉｖｅｒｓａｌ ｍｏｂｉｌｅ ｔｅｌｅｃｏＭｕｎｉｃａｔｉｏｎ ｓｙｓｔｅｍ、ＵＭＴＳ）、グローバルインターネットマイクロ波アクセス（ｗｏｒｌｄｗｉｄｅ ｉｎｔｅｒｏｐｅｒａｂｉｌｉｔｙ ｆｏｒ ｍｉｃｒｏｗａｖｅ ａｃｃｅｓｓ、ＷｉＭＡＸ）システム、５Ｇ ＮＲ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ）（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）システム等であってもよい。これらのシステムには、いずれも、端末機器及びネットワーク機器が含まれる。システムには、さらに、コアネットワーク部分、例えば進化型パケットシステム（Ｅｖｌｏｖｅｄ Ｐａｃｋｅｔ Ｓｙｓｔｅｍ、ＥＰＳ）、５Ｇシステム（５ＧＳ）等が含まれてもよい。
【0157】
本願の実施例にかかる端末機器は、ユーザに音声及び／又はデータ接続性を提供する装置、無線接続機能を有するハンドヘルド装置、又は無線モデムに接続される他の処理機器等であってもよい。異なるシステムにおいて、端末機器の名称も異なる可能性があり、例えば５Ｇシステムにおいて、端末機器は、ユーザ機器（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ、ＵＥ）と呼ばれてもよい。無線端末機器は、無線アクセスネットワーク（Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＲＡＮ）を介して１つ又は複数のコアネットワーク（Ｃｏｒｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＣＮ）と通信することができ、無線端末機器は、携帯端末機器であってもよく、例えば、携帯電話（又は「セルラ」電話と呼ばれる）及び携帯端末機器を有するコンピュータであってもよく、例えば、携帯、ポケット式、手持ち式、コンピュータ内蔵又は車載の移動装置であってもよく、それらは、無線アクセスネットワークと言語及び／又はデータを交換する。例えば、パーソナル通信サービス（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ、ＰＣＳ）電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル（Ｓｅｓｓｉｏｎ Ｉｎｉｔｉａｔｅｄ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＳＩＰ）電話、無線ローカルループ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｌｏｃａｌ Ｌｏｏｐ、ＷＬＬ）局、パーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）などの装置である。無線端末機器は、システム、加入者ユニット（ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ ｕｎｉｔ）、加入者局装置（ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ ｓｔａｔｉｏｎ）、移動局（ｍｏｂｉｌｅ ｓｔａｔｉｏｎ）、移動局（ｍｏｂｉｌｅ）、リモート局（ｒｅｍｏｔｅ ｓｔａｔｉｏｎ）、アクセスポイント（ａｃｃｅｓｓ ｐｏｉｎｔ）、リモート端末機器（ｒｅｍｏｔｅ ｔｅｒｍｉｎａｌ）、アクセス端末機器（ａｃｃｅｓｓ ｔｅｒｍｉｎａｌ）、ユーザ端末機器（ｕｓｅｒ ｔｅｒｍｉｎａｌ）、ユーザエージェント（ｕｓｅｒ ａｇｅｎｔ）、ユーザ装置（ｕｓｅｒ ｄｅｖｉｃｅ）と呼ばれてもよく、本願の実施例に限定されない。
【0158】
本願の実施例にかかるネットワーク機器は、基地局であってもよく、該基地局は、端末にサービスを提供する複数のセルを含むことができる。具体的な適用場合に応じて、基地局は、アクセスポイントと呼ばれてもよく、又はアクセスネットワークにおいて無線インタフェース上に１つ又は複数のセクタを介して無線端末機器と通信する装置であってもよく、又は他の名称であってもよい。ネットワーク機器は、受信したエアフレームとインターネットプロトコル（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＩＰ）パケットを相互交換するために用いられ、無線端末機器とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとし、アクセスネットワークの残りの部分は、インターネットプロトコル（ＩＰ）通信ネットワークを含むことができる。ネットワーク機器は、さらに、無線インタフェースの属性管理を協調することができる。例えば、本願の実施例に係るネットワーク機器は、グローバル移動通信システム（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ、ＧＳＭ）又は符号分割多元接続（ＣｏｄｅＤｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＣＤＭＡ）におけるネットワーク機器（Ｂａｓｅ Ｔｒａｎｓｃｅｉｖｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ、ＢＴＳ）であってもよく、帯域幅符号分割多元接続（Ｗｉｄｅ－ｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＷＣＤＭＡ）におけるネットワーク機器（ＮｏｄｅＢ）であってもよく、さらに、ロングタームエボリューション（ｌｏｎｇ ｔｅｒｍ ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）システムにおける進化型ネットワーク機器（ｅｖｏｌｕｔｉｏｎａｌ Ｎｏｄｅ Ｂ、ｅＮＢ 又はｅ －ＮｏｄｅＢ）、５Ｇネットワークアーキテクチャ（ｎｅｘｔ ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ ｓｙｓｔｅｍ）における５Ｇ基地局（ｇＮＢ）であってもよく、ホームエボリューション基地局（Ｈｏｍｅ ｅｖｏｌｖｅｄ Ｎｏｄｅ Ｂ、ＨｅＮＢ）、中継ノード（ｒｅｌａｙ ｎｏｄｅ）、ホーム基地局（ｆｅｍｔｏ）、ピコ基地局（ｐｉｃｏ）等であってもよく、本願の実施例に限定されない。いくつかのネットワーク構造において、ネットワーク機器は、集中ユニット（ｃｅｎｔｒａｌｉｚｅｄ ｕｎｉｔ、ＣＵ）ノード及び分散ユニット（ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｅｄ ｕｎｉｔ、ＤＵ）ノードを含むことができ、集中ユニット及び分散ユニットは、地理的に分けて配置することもできる。
【0159】
ネットワーク機器と端末機器との間は、それぞれ、一本又は複数本のアンテナを用いて多入力多出力（Ｍｕｌｔｉ Ｉｎｐｕｔ Ｍｕｌｔｉ Ｏｕｔｐｕｔ、ＭＩＭＯ）伝送を行うことができ、ＭＩＭＯ伝送は、シングルユーザＭＩＭＯ（ＳｉｎｇｌｅＵｓｅｒ ＭＩＭＯ、ＳＵ －ＭＩＭＯ）又はマルチユーザＭＩＭＯ（ＭｕｌｔｉｐｌｅＵｓｅｒ ＭＩＭＯ、ＭＵ －ＭＩＭＯ）であってもよい。ルートアンテナ組み合わせの形態及び数に基づき、ＭＩＭＯ伝送は、２Ｄ－ＭＩＭＯ、３Ｄ－ＭＩＭＯ、ＦＤ－ＭＩＭＯ又はｍａｓｓｉｖｅ－ＭＩＭＯであってもよく、ダイバーシティ伝送、プリコーディング伝送又はビームフォーミング伝送等であってもよい。
【0160】
当業者であれば、本願の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供することができることがわかる。したがって、本願は、完全なハードウェア実施例、完全なソフトウェア実施例、又はソフトウェアとハードウェアを結合する実施例の形式を採用することができる。また、本願は、コンピュータの利用可能なプログラムコードを含む１つ又は複数のコンピュータの利用可能な記憶媒体（ディスクメモリ及び光学メモリ等を含むがこれらに限定されない）で実施されるコンピュータプログラム製品の形式を採用することができる。
【0161】
本願は、本願の実施例に基づく方法、機器（システム）、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び／又はブロック図を参照して説明するものである。コンピュータの実行可能なコマンドにより、フローチャート及び／又はブロック図における各フロー及び／又はブロック、及びフローチャート及び／又はブロック図におけるフロー及び／又はブロックの組み合わせを実現できることを理解すべきである。これらのコンピュータ実行可能な命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ又は他のプログラム可能なデータ処理機器のプロセッサに提供して１つの機器を生成し、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理機器のプロセッサによって実行される命令はフローチャートの１つのフロー又は複数のフロー及び／又はブロック図の１つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を生成する。
【0162】
これらのプロセッサ実行可能な命令はコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器が特定の方式で動作することを案内できるプロセッサ可読メモリに記憶することもでき、該プロセッサ可読メモリに記憶された命令は命令装置を含む製造品を生成し、該命令装置はフローチャートの１つのフロー又は複数のフロー及び／又はブロック図の１つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現する。
【0163】
これらのプロセッサの実行可能なコマンドはコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器にロードすることもでき、コンピュータ又は他のプログラマブル装置に一連の操作ステップを実行させてコンピュータにより実現される処理を生成し、それによりコンピュータ又は他のプログラマブル装置に実行されるコマンドはフローチャートの１つのフロー又は複数のフロー及び／又はブロック図の１つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0164】
当業者であれば明らかなように、説明の便宜上及び簡潔のために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0165】
本願の提供する実施例において、当然のことながら、開示された装置及び方法は他の形態で実現することができる。例えば、以上に説明した装置の実施例は単に例示的なものであり、例えば、前記ユニットの分割は、論理機能分割のみであり、実際に実現する時に他の分割方式を有してもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントを結合し又は他のシステムに集積してもよく、又はいくつかの特徴は無視してもよく、又は実行しなくてもよい。また、表示又は議論された相互間の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインタフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形式であってもよい。
【0166】
前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されたものであってもよく又はなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理的なユニットであってもよく又はなくてもよく、すなわち１箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の必要に応じてそのうちの一部又は全てのユニットを選択して本実施例の解決手段の目的を実現することができる。
【0167】
また、本発明の各実施形態における各機能ユニットは、１つの処理ユニットに集積されていてもよいし、各ユニットが物理的に１つずつ存在していてもよいし、２つ以上の部が１つのユニットに集積されていてもよい。
【0168】
以上の実施形態の説明により、当業者であれば上記実施例の方法は、ソフトウェア及び必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態で実現することができ、当然ハードウェアで実現してもよいが、多くの場合に前者はより好ましい実施形態である。このような理解に基づき、本開示の技術的解決手段は、本質的に又は従来の関連技術に寄与する部分がソフトウェア製品の形式で表すことができ、該コンピュータソフトウェア製品は、１つの記憶媒体（例えばＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスク）に記憶され、複数のコマンドを含んで端末（携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク装置等であってもよい）に本開示の各実施例に記載の方法を実行させる。
【0169】
当業者であれば、上記実施例の方法における全部又は一部のフローを実現することは、コンピュータプログラムによって関連するハードウェアを制御して完了することができ、前記プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができ、該プログラムを実行する時、上記各方法の実施例のフローを含むことができる。そのうち、前記記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読み出し専用メモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＯＭ）又はランダムアクセスメモリ（ＲａｎｄｏｍＡｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）などであってもよい。
【0170】
理解されるように、本開示の実施例に記載したこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせで実現することができる。ハードウェアによる実現に対し、モジュール、ユニット、サブユニットは、１つ又は複数の専用集積回路（ＡｐｐｌｉｃａｔｉｏｎＳｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔｓ、ＡＳＩＣ）、デジタル信号プロセッサ（ＤｉｇｉｔａｌＳｉｇｎａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ、ＤＳＰ）、デジタル信号処理装置（ＤＳＰＤｅｖｉｃｅ、ＤＳＰＤ）、プログラマブルロジックデバイス（ＰｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅＬｏｇｉｃ Ｄｅｖｉｃｅ、ＰＬＤ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（Ｆｉｅｌｄ－Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ、ＦＰＧＡ）、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示の前記機能を実行するための他の電子ユニット又はその組み合わせに実現することができる。
【0171】
ソフトウェアで実現する場合には、本発明の実施形態で説明した機能を実現するためのモジュール（例えば、プロセスや関数など）を実行することによって、本発明の実施形態で説明した技術を実現することが可能である。ソフトウェアコードは、メモリに格納され、プロセッサによって実行され得る。メモリは、プロセッサ内部で実現されてもよいし、プロセッサ外部で実現されてもよい。
【0172】
明らかに、当業者は本願の精神及び範囲から逸脱することなく本願に対して様々な修正及び変形を行うことができる。このように、本願のこれらの修正及び変形は本願の特許請求の範囲及びその同等技術の範囲内に属する場合、本願もこれらの修正及び変形を含むことを意図する。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】