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特許7580674情報処理装置、サービス提供システム、制御方法、及び制御プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-10-31
(45)【発行日】2024-11-11
(54)【発明の名称】情報処理装置、サービス提供システム、制御方法、及び制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/083 20240101AFI20241101BHJP
【FI】
G06Q10/083
【請求項の数】 33
(21)【出願番号】P 2024538267
(86)(22)【出願日】2022-10-28
(86)【国際出願番号】 JP2022040416
(87)【国際公開番号】W WO2024089883
(87)【国際公開日】2024-05-02
【審査請求日】2024-06-21
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100116964
【弁理士】
【氏名又は名称】山形 洋一
(74)【代理人】
【識別番号】100120477
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 賢改
(74)【代理人】
【識別番号】100135921
【弁理士】
【氏名又は名称】篠原 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100203677
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 力
(72)【発明者】
【氏名】寺島 英明
(72)【発明者】
【氏名】今井 良枝
(72)【発明者】
【氏名】大澤 隼也
(72)【発明者】
【氏名】三井 祥幹
【審査官】山田 倍司
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/039014(WO,A1)
【文献】特開2021-147143(JP,A)
【文献】特開2003-150869(JP,A)
【文献】特開2019-117595(JP,A)
【文献】特開2002-149769(JP,A)
【文献】特開2023-027598(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
巡回経路を示す巡回経路情報を取得する取得部と、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記移動体の停止ボタンが押されたことを示す情報が取得された場合、配送場所及び配送時刻を入力するための画面を、前記移動体のディスプレイに表示するように、指示を行い、ユーザが入力した配送場所及び配送時刻が取得された場合、前記配送場所及び前記配送時刻を用いて、前記ユーザの荷物を前記移動体に格納するか否かを判定し、前記荷物を格納する場合、空の前記ロッカーを開錠するように、前記移動体に指示を行い、前記ロッカーが施錠されたことを示す情報が取得された場合、前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う、
情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記荷物を格納する場合、前記荷物を格納できることを示す画面を、前記移動体の前記ディスプレイに表示するように、指示を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記荷物を格納しない場合、前記荷物を格納できないことを示す画面を、前記移動体の前記ディスプレイに表示するように、指示を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
巡回経路を示す巡回経路情報を取得する取得部と、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、ユーザが使用する端末装置から配送場所及び配送時刻が取得された場合、前記配送場所及び前記配送時刻を用いて、前記ユーザの荷物を前記移動体に格納するか否かを判定し、前記荷物を格納する場合、空の前記ロッカーを開錠するように、前記移動体に指示を行い、前記ロッカーが施錠されたことを示す情報が取得された場合、前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う、
情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記荷物を格納する場合、前記荷物を格納できることを示す情報を前記端末装置に送信する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記荷物を格納しない場合、前記荷物を格納できないことを示す情報を前記端末装置に送信する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記ロッカーに対する重量を示す情報が取得され、かつ前記重量が予め定められた閾値以上である場合、前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う、
請求項1又は4に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記取得部は、前記ロッカーの管理情報、地図情報、前記移動体の速さ、及び前記移動体の現在位置情報を取得し、
前記制御部は、前記管理情報、前記配送場所、及び前記配送時刻に基づいて、スケジュールを生成し、前記地図情報、前記移動体の速さ、及び前記移動体の現在位置情報を用いて、前記移動体が現在位置から前記スケジュールを実行できるか否かを判定し、前記スケジュールを実行できる場合、前記荷物を格納すると判定し、前記スケジュールを実行できない場合、前記荷物を格納しないと判定する、
請求項1又は4に記載の情報処理装置。
【請求項9】
収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体の速さ、巡回経路を示す巡回経路情報、前記ロッカーの管理情報、地図情報、及び前記移動体の現在位置情報を取得する取得部と、
前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、配送場所、配送時刻、収集場所、及び収集時刻が、ユーザが使用する端末装置から取得された場合、前記管理情報、前記配送場所、前記配送時刻、前記収集場所、及び前記収集時刻に基づいて、スケジュールを生成し、前記地図情報、前記移動体の速さ、及び前記移動体の現在位置情報を用いて、前記移動体が現在位置から前記スケジュールを実行できるか否かを判定し、前記スケジュールを実行できる場合、前記ユーザの荷物を格納すると判定し、前記荷物を格納する場合、前記収集時刻に、前記移動体が前記収集場所に到着するように制御を行う、
情報処理装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記荷物を格納する場合、前記移動体を示す情報を前記端末装置に送信する、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記スケジュールを実行できない場合、前記荷物を格納しないと判定し、前記荷物を格納しない場合、収集及び配送を行えないことを示す情報を前記端末装置に送信する、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記制御部は、前記ロッカーの管理情報に基づいて、全てのロッカーが使用されているか否かを判定し、全てのロッカーが使用されている場合、前記荷物を格納しないと判定する、
請求項1、4、9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記取得部は、前記荷物の重量を示す情報を取得し、
前記制御部は、前記荷物の重量が前記ロッカーに対して規定されている重量よりも重い場合、前記荷物を格納しないと判定する、
請求項1、4、9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記取得部は、前記荷物の大きさを示す情報を取得し、
前記制御部は、前記荷物の大きさが前記ロッカーに対して規定されている大きさよりも大きい場合、前記荷物を格納しないと判定する、
請求項1、4、9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記制御部は、前記配送時刻に、前記移動体が前記配送場所に到着するように制御を行う、
請求項1、4、9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項16】
巡回経路を示す巡回経路情報を取得する取得部と、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記移動体が第1の巡回エリアに存在しており、次の収集又は配送の依頼である第1の依頼の収集場所又は配送場所と、前記第1の依頼の次の依頼である第2の依頼の収集場所又は配送場所とが前記第1の巡回エリアに存在しており、かつ前記第1の依頼の収集時刻又は配送時刻と前記第2の依頼の収集時刻又は配送時刻との差が予め定められた閾値以上である場合、前記移動体が第2の巡回エリアで巡回するように、制御を行い、
前記第2の依頼は、収集又は配送の依頼であり、
前記第1の巡回エリアの優先度は、前記第2の巡回エリアの優先度よりも低い、
情報処理装置。
【請求項17】
前記情報処理装置は、前記移動体の内部に存在する、
請求項1、4、9、16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項18】
巡回経路を示す巡回経路情報を取得する取得部と、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する第1の移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記第1の移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う制御部と、
を有し、
前記第1の移動体は、第1の巡回エリアを巡回し、
第2の移動体は、第2の巡回エリアを巡回し、
前記制御部は、前記第1の移動体が前記第2の巡回エリアに配送する荷物を格納している場合、前記第1の移動体と前記第2の移動体とを荷物移し替え位置に移動するように、制御を行い、前記荷物を移し替えるように、前記第1の移動体に指示し、移し替え完了通知が取得された場合、前記荷物の配送を前記第2の移動体に指示する、
情報処理装置。
【請求項19】
ロッカーを有し、自動運転が可能な移動体と、
情報処理装置と、
を含み、
前記情報処理装置は、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得する取得部と、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記移動体の停止ボタンが押されたことを示す情報が取得された場合、配送場所及び配送時刻を入力するための画面を、前記移動体のディスプレイに表示するように、指示を行い、ユーザが入力した配送場所及び配送時刻が取得された場合、前記配送場所及び前記配送時刻を用いて、前記ユーザの荷物を前記移動体に格納するか否かを判定し、前記荷物を格納する場合、空の前記ロッカーを開錠するように、前記移動体に指示を行い、前記ロッカーが施錠されたことを示す情報が取得された場合、前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う、
サービス提供システム。
【請求項20】
ロッカーを有し、自動運転が可能な移動体と、
情報処理装置と、
を含み、
前記情報処理装置は、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得する取得部と、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、ユーザが使用する端末装置から配送場所及び配送時刻が取得された場合、前記配送場所及び前記配送時刻を用いて、前記ユーザの荷物を前記移動体に格納するか否かを判定し、前記荷物を格納する場合、空の前記ロッカーを開錠するように、前記移動体に指示を行い、前記ロッカーが施錠されたことを示す情報が取得された場合、前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う、
サービス提供システム。
【請求項21】
ロッカーを有し、自動運転が可能な移動体と、
情報処理装置と、
を含み、
前記情報処理装置は、
前記移動体の速さ、巡回経路を示す巡回経路情報、前記ロッカーの管理情報、地図情報、及び前記移動体の現在位置情報を取得する取得部と、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、配送場所、配送時刻、収集場所、及び収集時刻が、ユーザが使用する端末装置から取得された場合、前記管理情報、前記配送場所、前記配送時刻、前記収集場所、及び前記収集時刻に基づいて、スケジュールを生成し、前記地図情報、前記移動体の速さ、及び前記移動体の現在位置情報を用いて、前記移動体が現在位置から前記スケジュールを実行できるか否かを判定し、前記スケジュールを実行できる場合、前記ユーザの荷物を格納すると判定し、前記荷物を格納する場合、前記収集時刻に、前記移動体が前記収集場所に到着するように制御を行う、
サービス提供システム。
【請求項22】
ロッカーを有し、自動運転が可能な移動体と、
情報処理装置と、
を含み、
前記情報処理装置は、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得する取得部と、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記移動体が第1の巡回エリアに存在しており、次の収集又は配送の依頼である第1の依頼の収集場所又は配送場所と、前記第1の依頼の次の依頼である第2の依頼の収集場所又は配送場所とが前記第1の巡回エリアに存在しており、かつ前記第1の依頼の収集時刻又は配送時刻と前記第2の依頼の収集時刻又は配送時刻との差が予め定められた閾値以上である場合、前記移動体が第2の巡回エリアで巡回するように、制御を行い、
前記第2の依頼は、収集又は配送の依頼であり、
前記第1の巡回エリアの優先度は、前記第2の巡回エリアの優先度よりも低い、
サービス提供システム。
【請求項23】
ロッカーを有し、自動運転が可能な第1の移動体と、
情報処理装置と、
を含み、
前記情報処理装置は、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得する取得部と、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する前記第1の移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う制御部と、
を有し、
前記第1の移動体は、第1の巡回エリアを巡回し、
第2の移動体は、第2の巡回エリアを巡回し、
前記制御部は、前記第1の移動体が前記第2の巡回エリアに配送する荷物を格納している場合、前記第1の移動体と前記第2の移動体とを荷物移し替え位置に移動するように、制御を行い、前記荷物を移し替えるように、前記第1の移動体に指示し、移し替え完了通知が取得された場合、前記荷物の配送を前記第2の移動体に指示する、
サービス提供システム。
【請求項24】
情報処理装置が、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得し、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行い、
前記移動体の停止ボタンが押されたことを示す情報が取得された場合、配送場所及び配送時刻を入力するための画面を、前記移動体のディスプレイに表示するように、指示を行い、ユーザが入力した配送場所及び配送時刻が取得された場合、前記配送場所及び前記配送時刻を用いて、前記ユーザの荷物を前記移動体に格納するか否かを判定し、前記荷物を格納する場合、空の前記ロッカーを開錠するように、前記移動体に指示を行い、前記ロッカーが施錠されたことを示す情報が取得された場合、前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う、
制御方法。
【請求項25】
情報処理装置が、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得し、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行い、
ユーザが使用する端末装置から配送場所及び配送時刻が取得された場合、前記配送場所及び前記配送時刻を用いて、前記ユーザの荷物を前記移動体に格納するか否かを判定し、前記荷物を格納する場合、空の前記ロッカーを開錠するように、前記移動体に指示を行い、前記ロッカーが施錠されたことを示す情報が取得された場合、前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う、
制御方法。
【請求項26】
情報処理装置が、
収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体の速さ、巡回経路を示す巡回経路情報、前記ロッカーの管理情報、地図情報、及び前記移動体の現在位置情報を取得し、
前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行い、
配送場所、配送時刻、収集場所、及び収集時刻が、ユーザが使用する端末装置から取得された場合、前記管理情報、前記配送場所、前記配送時刻、前記収集場所、及び前記収集時刻に基づいて、スケジュールを生成し、前記地図情報、前記移動体の速さ、及び前記移動体の現在位置情報を用いて、前記移動体が現在位置から前記スケジュールを実行できるか否かを判定し、前記スケジュールを実行できる場合、前記ユーザの荷物を格納すると判定し、前記荷物を格納する場合、前記収集時刻に、前記移動体が前記収集場所に到着するように制御を行う、
制御方法。
【請求項27】
情報処理装置が、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得し、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行い、
前記移動体が第1の巡回エリアに存在しており、次の収集又は配送の依頼である第1の依頼の収集場所又は配送場所と、前記第1の依頼の次の依頼である第2の依頼の収集場所又は配送場所とが前記第1の巡回エリアに存在しており、かつ前記第1の依頼の収集時刻又は配送時刻と前記第2の依頼の収集時刻又は配送時刻との差が予め定められた閾値以上である場合、前記移動体が第2の巡回エリアで巡回するように、制御を行い、
前記第2の依頼は、収集又は配送の依頼であり、
前記第1の巡回エリアの優先度は、前記第2の巡回エリアの優先度よりも低い、
制御方法。
【請求項28】
情報処理装置が、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得し、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する第1の移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記第1の移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行い、
前記第1の移動体は、第1の巡回エリアを巡回し、
第2の移動体は、第2の巡回エリアを巡回し、
前記第1の移動体が前記第2の巡回エリアに配送する荷物を格納している場合、前記第1の移動体と前記第2の移動体とを荷物移し替え位置に移動するように、制御を行い、前記荷物を移し替えるように、前記第1の移動体に指示し、移し替え完了通知が取得された場合、前記荷物の配送を前記第2の移動体に指示する、
制御方法。
【請求項29】
情報処理装置に、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得し、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行い、
前記移動体の停止ボタンが押されたことを示す情報が取得された場合、配送場所及び配送時刻を入力するための画面を、前記移動体のディスプレイに表示するように、指示を行い、ユーザが入力した配送場所及び配送時刻が取得された場合、前記配送場所及び前記配送時刻を用いて、前記ユーザの荷物を前記移動体に格納するか否かを判定し、前記荷物を格納する場合、空の前記ロッカーを開錠するように、前記移動体に指示を行い、前記ロッカーが施錠されたことを示す情報が取得された場合、前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う、
処理を実行させる制御プログラム。
【請求項30】
情報処理装置に、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得し、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行い、
ユーザが使用する端末装置から配送場所及び配送時刻が取得された場合、前記配送場所及び前記配送時刻を用いて、前記ユーザの荷物を前記移動体に格納するか否かを判定し、前記荷物を格納する場合、空の前記ロッカーを開錠するように、前記移動体に指示を行い、前記ロッカーが施錠されたことを示す情報が取得された場合、前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う、
処理を実行させる制御プログラム。
【請求項31】
情報処理装置に、
収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体の速さ、巡回経路を示す巡回経路情報、前記ロッカーの管理情報、地図情報、及び前記移動体の現在位置情報を取得し、
前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行い、
配送場所、配送時刻、収集場所、及び収集時刻が、ユーザが使用する端末装置から取得された場合、前記管理情報、前記配送場所、前記配送時刻、前記収集場所、及び前記収集時刻に基づいて、スケジュールを生成し、前記地図情報、前記移動体の速さ、及び前記移動体の現在位置情報を用いて、前記移動体が現在位置から前記スケジュールを実行できるか否かを判定し、前記スケジュールを実行できる場合、前記ユーザの荷物を格納すると判定し、前記荷物を格納する場合、前記収集時刻に、前記移動体が前記収集場所に到着するように制御を行う、
処理を実行させる制御プログラム。
【請求項32】
情報処理装置に、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得し、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行い、
前記移動体が第1の巡回エリアに存在しており、次の収集又は配送の依頼である第1の依頼の収集場所又は配送場所と、前記第1の依頼の次の依頼である第2の依頼の収集場所又は配送場所とが前記第1の巡回エリアに存在しており、かつ前記第1の依頼の収集時刻又は配送時刻と前記第2の依頼の収集時刻又は配送時刻との差が予め定められた閾値以上である場合、前記移動体が第2の巡回エリアで巡回するように、制御を行う、
処理を実行させる制御プログラムであり、
前記第2の依頼は、収集又は配送の依頼であり、
前記第1の巡回エリアの優先度は、前記第2の巡回エリアの優先度よりも低い、
制御プログラム。
【請求項33】
情報処理装置に、
巡回経路を示す巡回経路情報を取得し、
前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する第1の移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記第1の移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う、
処理を実行させる制御プログラムであり、
前記第1の移動体は、第1の巡回エリアを巡回し、
第2の移動体は、第2の巡回エリアを巡回し、
前記第1の移動体が前記第2の巡回エリアに配送する荷物を格納している場合、前記第1の移動体と前記第2の移動体とを荷物移し替え位置に移動するように、制御を行い、前記荷物を移し替えるように、前記第1の移動体に指示し、移し替え完了通知が取得された場合、前記荷物の配送を前記第2の移動体に指示する、
制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、サービス提供システム、制御方法、及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
移動体には、荷物が積まれている。移動体が装置の制御により配送及び集荷を行う技術が提案されている(特許文献1を参照)。特許文献1の移動体の管理装置は、移動体に積載された荷物の配送要求と、移動体を用いた荷物の集荷要求とを取得し、配送要求及び集荷要求において指定された位置へ移動体が移動する指示を移動体に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-117595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ユーザは、観光地などに、収集及び配送の少なくとも1つのサービスが存在することを知らないという問題がある。
【0005】
本開示の目的は、サービスをユーザに認識させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る情報処理装置が提供される。情報処理装置は、巡回経路を示す巡回経路情報を取得する取得部と、前記巡回経路情報に基づいて、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体であり、ロッカーを有し、自動運転が可能な前記移動体が前記巡回経路を巡回するように、制御を行う制御部と、を有する。前記制御部は、前記移動体の停止ボタンが押されたことを示す情報が取得された場合、配送場所及び配送時刻を入力するための画面を、前記移動体のディスプレイに表示するように、指示を行い、ユーザが入力した配送場所及び配送時刻が取得された場合、前記配送場所及び前記配送時刻を用いて、前記ユーザの荷物を前記移動体に格納するか否かを判定し、前記荷物を格納する場合、空の前記ロッカーを開錠するように、前記移動体に指示を行い、前記ロッカーが施錠されたことを示す情報が取得された場合、前記巡回経路情報に基づいて、前記移動体が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、サービスをユーザに認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1のサービス提供システムを示す図である。
図2】実施の形態1の情報処理装置がAMRの内部に存在する場合の図である。
図3】実施の形態1の巡回の例を示す図である。
図4】実施の形態1の情報処理装置が有するハードウェアを示す図である。
図5】実施の形態1の情報処理装置の機能を示すブロック図である。
図6】実施の形態1の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その1)である。
図7】実施の形態1の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その2)である。
図8】実施の形態1の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その3)である。
図9】実施の形態1の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その4)である。
図10】実施の形態1の格納判定処理の例を示すフローチャート(その1)である。
図11】実施の形態1の管理テーブルの例を示す図である。
図12】実施の形態1の格納判定処理の例を示すフローチャート(その2)である。
図13】(A),(B)は、実施の形態1の配送の具体例(その1)を示す図である。
図14】(A),(B)は、実施の形態1の配送の具体例(その2)を示す図である。
図15】実施の形態1の収集及び配送の処理の例を示すフローチャート(その1)である。
図16】実施の形態1の収集及び配送の処理の例を示すフローチャート(その2)である。
図17】実施の形態2の具体例を示す図である。
図18】実施の形態2の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。
図19】実施の形態3の具体例を示す図である。
図20】実施の形態3の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その1)である。
図21】実施の形態3の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その2)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本開示の範囲内で種々の変更が可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1のサービス提供システムを示す図である。サービス提供システムは、情報処理装置100及びAMR200を含む。サービス提供システムは、端末装置300を含んでもよい。情報処理装置100、AMR200、及び端末装置300は、ネットワークを介して、通信する。例えば、ネットワークは、無線ネットワークである。
【0011】
情報処理装置100は、制御方法を実行する装置である。例えば、情報処理装置100は、サーバである。
AMR(Autonomous Mobile Robot)200は、自動運転が可能な移動体の一例である。AMR200は、ロッカー201~203を有する。ロッカー201~203は、ユーザの荷物を格納できる。また、AMR200が有するロッカーの数は、1つでもよい。AMR200は、収集及び配送の少なくとも1つのサービスを提供する移動体である。
端末装置300は、ユーザが使用する装置である。例えば、端末装置300は、スマートフォン、タブレット端末などである。
【0012】
図1は、情報処理装置100がAMR200の外部に存在する場合を示している。情報処理装置100は、AMR200の内部に存在してもよい。
【0013】
図2は、実施の形態1の情報処理装置がAMRの内部に存在する場合の図である。
AMR200は、巡回する。具体例を示す。
【0014】
図3は、実施の形態1の巡回の例を示す図である。図3は、巡回停止位置及び巡回再開位置を示している。AMR200は、巡回停止位置及び巡回再開位置を含む巡回経路情報に基づいて、巡回する。AMR200は、巡回停止位置で停止する。巡回再開位置については、後で説明する。
【0015】
次に、情報処理装置100が有するハードウェアを説明する。
図4は、実施の形態1の情報処理装置が有するハードウェアを示す図である。情報処理装置100は、プロセッサ101、揮発性記憶装置102、及び不揮発性記憶装置103を有する。
【0016】
プロセッサ101は、情報処理装置100全体を制御する。例えば、プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などである。プロセッサ101は、マルチプロセッサでもよい。また、情報処理装置100は、処理回路を有してもよい。
【0017】
揮発性記憶装置102は、情報処理装置100の主記憶装置である。例えば、揮発性記憶装置102は、RAM(Random Access Memory)である。不揮発性記憶装置103は、情報処理装置100の補助記憶装置である。例えば、不揮発性記憶装置103は、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)である。
【0018】
次に、情報処理装置100が有する機能を説明する。
図5は、実施の形態1の情報処理装置の機能を示すブロック図である。情報処理装置100は、記憶部110、取得部120、及び制御部130を有する。
【0019】
記憶部110は、揮発性記憶装置102又は不揮発性記憶装置103に確保した記憶領域として実現してもよい。
取得部120及び制御部130の一部又は全部は、処理回路によって実現してもよい。また、取得部120及び制御部130の一部又は全部は、プロセッサ101が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。例えば、プロセッサ101が実行するプログラムは、制御プログラムとも言う。例えば、制御プログラムは、記録媒体に記録されている。
【0020】
取得部120は、巡回経路を示す巡回経路情報を取得する。例えば、取得部120は、巡回経路情報を記憶部110から取得する。また、例えば、取得部120は、情報処理装置100に接続可能な外部装置から巡回経路情報を取得する。例えば、外部装置は、クラウドサーバである。なお、外部装置の図は、省略されている。
【0021】
制御部130は、巡回経路情報に基づいて、AMR200が巡回経路を巡回するように、制御を行う。例えば、制御部130は、AMR200が巡回停止位置に停止する度に、AMR200が次の巡回停止位置に移動するように、AMR200に指示を行う。また、例えば、制御部130は、巡回経路情報をAMR200に送信し、巡回経路情報に基づいて移動を行うように、AMR200に指示を行う。
【0022】
これにより、AMR200は、巡回する。ユーザは、ロッカーを有するAMR200を視認することで、収集及び配送の少なくとも1つのサービスが存在することを認識する。すなわち、ユーザは、AMR200による当該サービスを認識する。よって、実施の形態1によれば、情報処理装置100は、サービスをユーザに認識させることができる。
【0023】
次に、ユーザが荷物をロッカーに格納する方法(その1)を説明する。
図6は、実施の形態1の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その1)である。
【0024】
ユーザは、巡回しているAMR200又は一時停止しているAMR200を見つける。ユーザは、AMR200に近づく。ユーザは、AMR200に設置されている停止ボタンを押す。AMR200は、停止する。AMR200は、停止ボタンが押されたことを示す情報を情報処理装置100に送信する。
【0025】
(ステップS11)取得部120は、停止ボタンが押されたことを示す情報を取得する。
(ステップS12)制御部130は、配送場所及び配送時刻を入力するための画面を、AMR200のディスプレイに表示するように、指示を行う。
【0026】
AMR200は、当該画面をディスプレイに表示する。ユーザは、配送場所及び配送時刻をAMR200に入力する。
【0027】
(ステップS13)取得部120は、AMR200を介して、ユーザが入力した配送場所及び配送時刻を取得する。
(ステップS14)制御部130は、格納判定処理を行う。格納判定処理では、制御部130は、配送場所及び配送時刻を用いて、ユーザの荷物をAMR200に格納するか否かを判定する。格納判定処理の詳細は、後で説明する。
(ステップS15)制御部130は、荷物を格納するか否かを判定する。荷物を格納する場合、処理は、ステップS16に進む。荷物を格納しない場合、処理は、ステップS20に進む。
(ステップS16)制御部130は、荷物を格納できることを示す画面を、AMR200のディスプレイに表示するように、指示を行う。
【0028】
AMR200は、当該画面をディスプレイに表示する。これにより、ユーザは、荷物を格納できることを認識する。
【0029】
(ステップS17)制御部130は、空のロッカーを開錠するように、AMR200に指示を行う。
【0030】
AMR200は、空のロッカーを開錠する。ユーザは、荷物をロッカーに格納する。ユーザは、ロッカーを施錠する。AMR200は、ロッカーが施錠されたことを示す情報を情報処理装置100に送信する。
【0031】
(ステップS18)取得部120は、ロッカーが施錠されたことを示す情報を取得する。制御部130は、後述する管理テーブルの当該ロッカーに対応するレコードに配送場所及び配送時刻を登録する。
(ステップS19)制御部130は、巡回経路情報に基づいて、AMR200が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う。これにより、AMR200は、次の巡回停止位置に移動する。そして、処理は、終了する。
(ステップS20)制御部130は、荷物を格納できないことを示す画面を、AMR200のディスプレイに表示するように、指示を行う。
【0032】
AMR200は、当該画面をディスプレイに表示する。これにより、ユーザは、荷物を格納できないことを認識する。
このように、情報処理装置100は、AMR200を制御して、ユーザの荷物をロッカーに格納することができる。
【0033】
また、AMR200は、ロッカーが施錠されたことを示す情報と、ロッカーに対する重量を示す情報とを、情報処理装置100に送信してもよい。当該重量は、AMR200が有する重量センサにより計測される。制御部130は、当該重量が予め定められた閾値以上である場合、巡回経路情報に基づいて、AMR200が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う。これにより、情報処理装置100は、AMR200がロッカーに荷物が格納されていない状態で、移動することを防止できる。
【0034】
次に、ユーザが荷物をロッカーに格納する方法(その2)を説明する。
図7は、実施の形態1の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その2)である。
【0035】
ユーザは、巡回しているAMR200又は一時停止しているAMR200を見つける。ユーザは、配送場所及び配送時刻を端末装置300に入力する。端末装置300は、配送場所及び配送時刻を情報処理装置100に送信する。
【0036】
(ステップS21)取得部120は、配送場所及び配送時刻を端末装置300から取得する。
(ステップS22)制御部130は、格納判定処理を行う。格納判定処理では、制御部130は、配送場所及び配送時刻を用いて、ユーザの荷物をAMR200に格納するか否かを判定する。格納判定処理の詳細は、後で説明する。
(ステップS23)制御部130は、荷物を格納するか否かを判定する。荷物を格納する場合、処理は、ステップS24に進む。荷物を格納しない場合、処理は、ステップS28に進む。
(ステップS24)制御部130は、荷物を格納できることを示す情報と、AMR200の停止ボタンとを端末装置300に送信する。
【0037】
端末装置300は、当該情報を表示する。これにより、ユーザは、荷物を格納できることを認識する。また、端末装置300は、AMR200の停止ボタンを表示する。ユーザは、停止ボタンを押下する。端末装置300は、AMR200の停止指示を情報処理装置100に送信する。
【0038】
(ステップS25)制御部130は、当該停止指示に基づいて、AMR200に停止指示を送信する。また、制御部130は、空のロッカーを開錠するように、AMR200に指示を行う。
【0039】
AMR200は、停止する。そして、AMR200は、空のロッカーを開錠する。ユーザは、AMR200に近づき、荷物をロッカーに格納する。ユーザは、ロッカーを施錠する。AMR200は、ロッカーが施錠されたことを示す情報を情報処理装置100に送信する。
【0040】
(ステップS26)取得部120は、ロッカーが施錠されたことを示す情報を取得する。制御部130は、後述する管理テーブルの当該ロッカーに対応するレコードに配送場所及び配送時刻を登録する。
(ステップS27)制御部130は、巡回経路情報に基づいて、AMR200が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う。これにより、AMR200は、次の巡回停止位置に移動する。そして、処理は、終了する。
(ステップS28)制御部130は、荷物を格納できないことを示す情報を端末装置300に送信する。端末装置300は、当該情報を表示する。これにより、ユーザは、荷物を格納できないことを認識する。
【0041】
このように、情報処理装置100は、AMR200を制御して、ユーザの荷物をロッカーに格納することができる。
【0042】
次に、ユーザが荷物をロッカーに格納する方法(その3)を説明する。
図8は、実施の形態1の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その3)である。
【0043】
ユーザは、配送場所、配送時刻、収集場所、及び収集時刻を端末装置300に入力する。端末装置300は、配送場所、配送時刻、収集場所、及び収集時刻を情報処理装置100に送信する。
【0044】
(ステップS31)取得部120は、配送場所、配送時刻、収集場所、及び収集時刻を端末装置300から取得する。
(ステップS32)制御部130は、格納判定処理を行う。格納判定処理では、制御部130は、配送場所、配送時刻、収集場所、及び収集時刻を用いて、ユーザの荷物をAMR200に格納するか否かを判定する。格納判定処理の詳細は、後で説明する。
(ステップS33)制御部130は、荷物を格納するか否かを判定する。荷物を格納する場合、処理は、ステップS34に進む。荷物を格納しない場合、処理は、ステップS47に進む。
(ステップS34)制御部130は、AMR200を示す情報を端末装置300に送信する。
【0045】
端末装置300は、当該情報を表示する。これにより、ユーザは、荷物を格納する移動体がAMR200であることを認識する。
制御部130は、AMR200の現在位置を端末装置300に送信してもよい。また、制御部130は、荷物を格納可能なAMRが複数存在する場合、ユーザにAMRを選択させてもよい。
【0046】
(ステップS35)制御部130は、配送場所、配送時刻、収集場所、及び収集時刻を、後述する管理テーブルに登録する。
【0047】
図9は、実施の形態1の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その4)である。
(ステップS41)制御部130は、収集時刻に、AMR200が収集場所に到着するように制御を行う。これにより、AMR200は、収集時刻に、収集場所に到着する。なお、AMR200は、収集場所に移動する場合、巡回経路から離脱してもよい。
【0048】
AMR200は、収集場所に到着したとき、到着通知を情報処理装置100に送信する。
【0049】
(ステップS42)取得部120は、到着通知を取得する。
(ステップS43)制御部130は、AMR200が到着したことを示す情報を端末装置300に送信する。
(ステップS44)制御部130は、空のロッカーを開錠するように、AMR200に指示を行う。
【0050】
AMR200は、空のロッカーを開錠する。ユーザは、AMR200に近づき、荷物をロッカーに格納する。ユーザは、ロッカーを施錠する。AMR200は、ロッカーが施錠されたことを示す情報を情報処理装置100に送信する。
【0051】
(ステップS45)取得部120は、ロッカーが施錠されたことを示す情報を取得する。
(ステップS46)制御部130は、巡回経路情報に基づいて、AMR200が次の巡回停止位置に移動するように、制御を行う。これにより、AMR200は、次の巡回停止位置に移動する。
(ステップS47)制御部130は、収集及び配送を行えないことを示す情報を端末装置300に送信する。端末装置300は、当該情報を表示する。これにより、ユーザは、収集及び配送を行えないことを認識する。
【0052】
このように、情報処理装置100は、ユーザの荷物をAMR200に収集させることができる。
【0053】
次に、格納判定処理を説明する。
図10は、実施の形態1の格納判定処理の例を示すフローチャート(その1)である。図10及び図12の処理は、ステップS14,22,32に対応する。
(ステップS51)取得部120は、管理テーブルを記憶部110又は外部装置から取得する。管理テーブルの例を示す。
【0054】
図11は、実施の形態1の管理テーブルの例を示す図である。例えば、管理テーブル111は、記憶部110に格納されている。管理テーブル111は、管理情報とも言う。管理テーブル111は、ロッカーの管理情報である。管理テーブル111は、ロッカー、配送場所、配送時刻、収集場所、及び収集時刻の項目を有する。
【0055】
(ステップS52)制御部130は、管理テーブル111に基づいて、全てのロッカーが使用されているか否かを判定する。全てのロッカーが使用されている場合、処理は、ステップS64に進む。全てのロッカーが使用されていない場合、処理は、ステップS53に進む。
【0056】
(ステップS53)取得部120は、地図情報とAMR200の速さとAMR200の現在位置情報とを取得する。例えば、取得部120は、地図情報とAMR200の速さとを記憶部110又は外部装置から取得する。また、例えば、取得部120は、AMR200の現在位置情報をAMR200から取得する。
【0057】
(ステップS54)制御部130は、配送の判定を行うか否かを判定する。配送の判定を行う場合、処理は、ステップS55に進む。収集及び配送の判定を行う場合、処理は、ステップS61に進む。
【0058】
(ステップS55)制御部130は、管理テーブル111、取得された配送場所、及び取得された配送時刻に基づいて、スケジュールを生成する。なお、取得された配送場所、及び取得された配送時刻は、ステップS13又はステップS21で取得された配送場所及び配送時刻である。
【0059】
例えば、制御部130は、配送場所X1,X2,X3、配送時刻T1,T2,T3、収集場所Y3、収集時刻T13、ステップS13で取得された配送場所、及びステップS13で取得された配送時刻に基づいて、スケジュールを生成する。
【0060】
(ステップS56)制御部130は、地図情報、AMR200の速さ、及びAMR200の現在位置情報を用いて、AMR200が現在位置からスケジュールを実行できるか否かを判定する。スケジュールを実行できる場合、処理は、ステップS63に進む。スケジュールを実行できない場合、処理は、ステップ64に進む。
【0061】
図12は、実施の形態1の格納判定処理の例を示すフローチャート(その2)である。
(ステップS61)制御部130は、管理テーブル111、取得された配送場所、及び取得された配送時刻、取得された収集場所、及び取得された収集時刻に基づいて、スケジュールを生成する。なお、取得された配送場所、及び取得された配送時刻、取得された収集場所、及び取得された収集時刻は、ステップS31で取得された配送場所、配送時刻、収集場所、及び収集時刻である。
【0062】
(ステップS62)制御部130は、地図情報、AMR200の速さ、及びAMR200の現在位置情報を用いて、AMR200が現在位置からスケジュールを実行できるか否かを判定する。スケジュールを実行できる場合、処理は、ステップS63に進む。スケジュールを実行できない場合、処理は、ステップS64に進む。
(ステップS63)制御部130は、荷物を格納すると判定する。
(ステップS64)制御部130は、荷物を格納しないと判定する。
【0063】
このように、情報処理装置100は、格納判定処理を行う。情報処理装置100は、格納判定処理により、配送できないということを防ぐことができる。また、情報処理装置100は、格納判定処理により、収集及び配送を行うことができないということを防ぐことができる。
【0064】
また、情報処理装置100は、全てのロッカーが使用されているか否かを判定する。情報処理装置100は、当該判定により、速やかに、荷物を格納するか否かを判定することができる。
【0065】
取得部120は、荷物の重量又は大きさを示す情報を取得してもよい。例えば、取得部120は、当該情報を端末装置300から取得する。制御部130は、当該荷物の重量がロッカーに対して規定されている重量よりも重い場合、荷物をAMR200に格納しないと判定する。これにより、情報処理装置100は、規定の重量よりも重い荷物がロッカーに格納されることを防ぐことができる。また、制御部130は、当該荷物の大きさがロッカーに対して規定されている大きさよりも大きい場合、荷物をAMR200に格納しないと判定する。これにより、情報処理装置100は、規定の大きさよりも大きい荷物がロッカーに格納されることを防ぐことができる。
【0066】
次に、収集及び配送を説明する。まず、簡単に配送の具体例を説明する。以下の具体例は、収集の場合も同様に実行される。
図13(A),(B)は、実施の形態1の配送の具体例(その1)を示す図である。図13(A)は、AMR200が巡回経路を巡回していることを示している。図13(B)が示すように、配送場所は、巡回経路上に存在しなくてもよい。情報処理装置100は、AMR200が巡回停止位置に到着する度、配送時刻に荷物を届けることができるか否かを判定する。
【0067】
図13(B)は、配送経路10を示している。情報処理装置100は、配送時刻に、AMR200が配送場所に到着するように制御を行う。また、情報処理装置100は、最短経路を検出し、AMR200が最短経路を移動するように制御を行ってもよい。
【0068】
図14(A),(B)は、実施の形態1の配送の具体例(その2)を示す図である。図14(A)は、AMR200が配送場所に到着したことを示している。情報処理装置100は、AMR200が配送場所に到着した場合、AMR200が巡回再開位置に移動するように制御を行う。図14(B)は、AMR200が巡回再開位置に到着したことを示している。情報処理装置100は、AMR200が巡回再開位置に到着した場合、巡回経路情報に基づいて、AMR200を制御する。
【0069】
次に、収集及び配送の処理を、フローチャートを用いて説明する。
図15は、実施の形態1の収集及び配送の処理の例を示すフローチャート(その1)である。例えば、AMR200が収集を行う場合、図15,16の処理は、ステップS41に対応する。
【0070】
(ステップS71)取得部120は、AMR200が巡回停止位置に到着したことを示す情報をAMR200から取得する。
(ステップS72)取得部120は、管理テーブル111の中から現在時刻に最も近い時刻を取得する。取得された時刻は、収集時刻又は配送時刻である。取得部120は、取得された時刻に対応する場所を取得する。収集時刻が取得された場合、取得部120は、当該収集時刻に対応する収集場所を取得する。配送時刻が取得された場合、取得部120は、当該配送時刻に対応する配送場所を取得する。取得部120は、地図情報とAMR200の速さを取得する。
【0071】
(ステップS73)制御部130は、地図情報及びAMR200の速さを用いて、AMR200が現在位置からステップS72で取得された場所に到着する時刻を算出する。算出された時刻は、時刻Aとする。
(ステップS74)制御部130は、ステップS72で取得された時刻と時刻Aとの差分D1を算出する。
(ステップS75)制御部130は、地図情報及びAMR200の速さを用いて、AMR200が次の巡回停止位置からステップS72で取得された場所に到着する時刻を算出する。算出された時刻は、時刻Bとする。
(ステップS76)制御部130は、ステップS72で取得された時刻と時刻Bとの差分D2を算出する。
【0072】
(ステップS77)制御部130は、差分D1が第1の閾値以下であり、かつ、差分D2が第2の閾値以上であるか否かを判定する。条件を満たす場合、処理は、ステップS78に進む。条件を満たさない場合、処理は、ステップS79に進む。
(ステップS78)制御部130は、AMR200がステップS72で取得された場所に移動するように、制御を行う。例えば、制御部130は、AMR200が収集場所に移動するように、制御を行う。また、例えば、制御部130は、AMR200が配送場所に移動するように、制御を行う。これにより、AMR200は、収集場所又は配送場所に移動する。そして、処理は、ステップS81に進む。
(ステップS79)制御部130は、AMR200が次の巡回停止位置に移動するように制御を行う。これにより、AMR200は、次の巡回停止位置に移動する。そして、処理は、終了する。
【0073】
図16は、実施の形態1の収集及び配送の処理の例を示すフローチャート(その2)である。
(ステップS81)取得部120は、収集又は配送の完了通知をAMR200から取得する。
(ステップS82)取得部120は、管理テーブル111の中から現在時刻に最も近い時刻を取得する。取得された時刻は、収集時刻又は配送時刻である。取得部120は、取得された時刻に対応する場所を取得する。収集時刻が取得された場合、取得部120は、当該収集時刻に対応する収集場所を取得する。配送時刻が取得された場合、取得部120は、当該配送時刻に対応する配送場所を取得する。取得部120は、地図情報とAMR200の速さを取得する。
【0074】
(ステップS83)制御部130は、収集又は配送を継続するか否かを判定する。継続する場合、処理は、ステップS85に進む。継続しない場合、処理は、ステップS84に進む。
ステップS83の処理を詳細に説明する。制御部130は、地図情報及びAMR200の速さを用いて、AMR200が巡回再開位置に戻っても、ステップS82で取得された時刻に、AMR200がステップS82で取得された場所に到着できるか否かを判定する。到着できる場合、処理は、ステップS84に進む。到着できない場合、処理は、ステップS85に進む。
【0075】
(ステップS84)制御部130は、AMR200が巡回再開位置に移動するように制御を行う。これにより、AMR200は、巡回再開位置に移動する。
(ステップS85)制御部130は、AMR200がステップS82で取得された場所に移動するように、制御を行う。これにより、AMR200は、収集場所又は配送場所に移動する。
【0076】
このように、情報処理装置100は、ユーザの荷物をAMR200に配送させることができる。また、情報処理装置100は、ユーザの荷物をAMR200に収集させることができる。
【0077】
実施の形態2.
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態2では、実施の形態1と相違する事項を主に説明する。そして、実施の形態2では、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。
【0078】
実施の形態2の具体例を、図を用いて簡単に説明する。
図17は、実施の形態2の具体例を示す図である。図17は、巡回エリア21と巡回エリア22とを示している。AMR200は、巡回エリア21と巡回エリア22とを巡回する。
【0079】
ここで、多くのユーザにAMR200を認識してもらうために、AMR200は、多くのユーザが集まるエリアを巡回することが望ましい。そこで、情報処理装置100は、AMR200が多くのユーザが集まるエリアを巡回するように、制御を行う。以下、詳細に当該制御を説明する。
【0080】
まず、多くのユーザが集まるエリアと少ないユーザが集まるエリアとには、優先度が付される。巡回エリア21は、優先度の低いエリアである。巡回エリア21は、少ないユーザが集まるエリアである。巡回エリア22は、優先度の高いエリアである。巡回エリア22は、多くのユーザが集まるエリアである。また、巡回エリア21は、第1の巡回エリアとも言う。巡回エリア22は、第2の巡回エリアとも言う。
【0081】
AMR200は、収集又は配送のために、巡回エリア21に存在している。収集又は配送が完了した後、情報処理装置100は、次の処理を行う。情報処理装置100は、AMR200が巡回エリア21に存在しており、次の収集又は配送の依頼である第1の依頼の収集場所又は配送場所と、当該第1の依頼の次の依頼である第2の依頼の収集場所又は配送場所とが巡回エリア21に存在しており、かつ当該第1の依頼の収集時刻又は配送時刻と当該第2の依頼の収集時刻又は配送時刻との差が予め定められた閾値以上である場合、AMR200が巡回エリア22で巡回するように、制御を行う。なお、第2の依頼は、収集又は配送の依頼である。このように、情報処理装置100は、時間に余裕がある場合、AMR200を巡回エリア21で巡回させるのではなく、AMR200を巡回エリア22で巡回させる。これにより、情報処理装置100は、多くのユーザにAMR200を認識させることができる。言い換えれば、情報処理装置100は、多くのユーザにサービスを認識してもらうことができる。
【0082】
次に、情報処理装置100が実行する処理を、フローチャートを用いて説明する。
図18は、実施の形態2の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。
(ステップS91)制御部130は、AMR200の現在位置に基づいて、AMR200が巡回エリア21に存在するか否かを判定する。AMR200が巡回エリア21に存在する場合、処理は、ステップS92に進む。AMR200が巡回エリア22に存在する場合、処理は、終了する。
【0083】
(ステップS92)取得部120は、管理テーブル111の中から現在時刻に最も近い時刻を取得する。取得部120は、取得された時刻に対応する場所を取得する。
(ステップS93)制御部130は、取得された場所が巡回エリア21に存在するか否かを判定する。当該場所が巡回エリア21に存在する場合、処理は、ステップS94に進む。当該場所が巡回エリア22に存在する場合、処理は、ステップS97に進む。
(ステップS94)取得部120は、管理テーブル111から、ステップS92で取得された時刻の次の時刻を取得する。取得部120は、取得された時刻に対応する場所を取得する。
【0084】
(ステップS95)制御部130は、取得された場所が巡回エリア21に存在するか否かを判定する。当該場所が巡回エリア21に存在する場合、処理は、ステップS96に進む。当該場所が巡回エリア22に存在する場合、処理は、ステップS97に進む。
(ステップS96)制御部130は、ステップS92で取得された時刻と、ステップS94で取得された時刻との差が閾値以上であるか否かを判定する。差が閾値以上である場合、処理は、ステップS97に進む。差が閾値未満である場合、処理は、ステップS98に進む。
【0085】
(ステップS97)制御部130は、AMR200が巡回エリア22で巡回するように、制御を行う。詳細には、制御部130は、AMR200が巡回エリア22の巡回再開位置に移動するように、制御を行う。制御部130は、AMR200が巡回エリア22の巡回経路情報に基づいて巡回するように、制御を行う。以降、図15,16の処理が、実行される。
(ステップS98)制御部130は、AMR200が巡回エリア21で巡回するように、制御を行う。詳細には、制御部130は、AMR200が巡回エリア21の巡回経路情報に基づいて巡回するように、制御を行う。以降、図15,16の処理が、実行される。
【0086】
実施の形態2によれば、情報処理装置100は、多くのユーザにサービスを認識してもらうことができる。
【0087】
情報処理装置100は、次の処理を実行してもよい。制御部130は、巡回エリア22の巡回再開位置を経由して、ステップS92で取得された場所に到着する時刻(以下、第1の時刻)を算出する。制御部130は、巡回エリア22の巡回再開位置を経由して、ステップS94で取得された場所に到着する時刻(以下、第2の時刻)を算出する。制御部130は、第1の時刻と第2の時刻との差が当該閾値以上の場合、AMR200が巡回エリア22で巡回するように、制御を行う。
【0088】
実施の形態3.
次に、実施の形態3を説明する。実施の形態3では、実施の形態1と相違する事項を主に説明する。そして、実施の形態3では、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。
【0089】
実施の形態3の具体例を、図を用いて簡単に説明する。
図19は、実施の形態3の具体例を示す図である。図19は、巡回エリア31と巡回エリア32とを示している。AMR200は、巡回エリア31を巡回する。AMR201は、巡回エリア32を巡回する。ここで、AMR200は、第1の移動体とも言う。AMR201は、第2の移動体とも言う。巡回エリア31は、第1の巡回エリアとも言う。巡回エリア32は、第2の巡回エリアとも言う。
【0090】
AMR200は、巡回エリア32に配送する荷物を格納しているものとする。情報処理装置100は、AMR200とAMR201とを荷物移し替え位置に移動するように、制御を行う。これにより、AMR200とAMR201とは、荷物移し替え位置に移動する。情報処理装置100は、荷物を移し替えるように、AMR200に指示する。これにより、AMR200は、ロボットアーム、ベルトコンベアなどの移し替え手段を用いて、荷物をAMR201に移し替える。AMR200は、移し替え完了通知を情報処理装置100に送信する。AMR201は、移し替え完了通知を情報処理装置100に送信してもよい。情報処理装置100は、移し替え完了通知を取得する。情報処理装置100は、荷物の配送をAMR201に指示する。なお、当該指示は、荷物の配送場所を含む。また、当該指示は、荷物の配送時刻を含んでもよい。これにより、AMR201は、荷物の配送場所に移動する。このように、AMR200が巡回エリア32に移動しないため、AMR200のエネルギー消費量が、抑制される。また、複数のAMRが巡回するため、サービスに対するユーザの認識度が、向上する。
【0091】
次に、情報処理装置100が実行する処理を、フローチャートを用いて説明する。
図20は、実施の形態3の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その1)である。
(ステップS101)取得部120は、AMR200が巡回停止位置に到着したことを示す情報を取得する。
(ステップS102)取得部120は、管理テーブル111の中から、現在時刻に最も近い配送時刻を取得する。取得部120は、当該配送時刻に対応する配送場所を取得する。取得部120は、地図情報、AMR200の速さ、及びAMR201の速さを取得する。
【0092】
(ステップS103)制御部130は、地図情報を用いて、当該配送場所が巡回エリア31に存在するか否かを判定する。当該配送場所が巡回エリア32に存在する場合、処理は、ステップS104に進む。当該配送場所が巡回エリア31に存在する場合、処理は、ステップS108に進む。
【0093】
(ステップS104)制御部130は、AMR200の速さ及び地図情報を用いて、AMR200が現在位置から荷物移し替え位置に到着する時刻L1を算出する。制御部130は、AMR201の速さ及び地図情報を用いて、AMR201が現在位置から荷物移し替え位置に到着する時刻L2を算出する。制御部130は、時刻L1と時刻L2を比較し、遅い時刻を、時刻Lとする。
【0094】
(ステップS105)制御部130は、AMR201の速さ及び地図情報を用いて、AMR201が荷物移し替え位置から当該配送場所に到着する時刻Mを算出する。
(ステップS106)制御部130は、時刻Lと時刻Mとを加算することにより得られた時刻と当該配送時刻との差Nを算出する。
(ステップS107)制御部130は、差Nが予め定められた閾値以下であるか否かを判定する。差Nが閾値よりも大きい場合、処理は、ステップS108に進む。差Nが閾値以下である場合、処理は、ステップS111に進む。
(ステップS108)制御部130は、AMR200が巡回経路情報に基づいて、巡回エリア31を巡回するように、制御を行う。そして、処理は、終了する。
【0095】
図21は、実施の形態3の情報処理装置が実行する処理の例を示すフローチャート(その2)である。
(ステップS111)制御部130は、AMR200とAMR201とを荷物移し替え位置に移動するように、制御を行う。
(ステップS112)取得部120は、AMR200が荷物移し替え位置に到着したことを示す情報を取得する。また、取得部120は、AMR201が荷物移し替え位置に到着したことを示す情報を取得する。
【0096】
(ステップS113)制御部130は、当該配送場所に対応する荷物を移し替えるように、AMR200に指示する。
(ステップS114)取得部120は、移し替え完了通知をAMR200から取得する。
(ステップS115)制御部130は、当該荷物の配送をAMR201に指示する。これにより、AMR201は、当該配送場所に移動する。
【0097】
実施の形態3によれば、AMR200が巡回エリア32に移動しないため、AMR200のエネルギー消費量が、抑制される。また、複数のAMRが巡回するため、サービスに対するユーザの認識度が、向上する。
【0098】
以上に説明した各実施の形態における特徴は、互いに適宜組み合わせることができる。
【符号の説明】
【0099】
10 配送経路、 21 巡回エリア、 22 巡回エリア、 31 巡回エリア、 32 巡回エリア、 100 情報処理装置、 101 プロセッサ、 102 揮発性記憶装置、 103 不揮発性記憶装置、 110 記憶部、 111 管理テーブル、 120 取得部、 130 制御部、 200 AMR、 201~203 ロッカー、 300 端末装置。
図1
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