IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式會社 オ-ヴィルの特許一覧

<>
  • 特許-容器支持アーム型バーナー用補助装置 図1
  • 特許-容器支持アーム型バーナー用補助装置 図2
  • 特許-容器支持アーム型バーナー用補助装置 図3
  • 特許-容器支持アーム型バーナー用補助装置 図4
  • 特許-容器支持アーム型バーナー用補助装置 図5
  • 特許-容器支持アーム型バーナー用補助装置 図6
  • 特許-容器支持アーム型バーナー用補助装置 図7
  • 特許-容器支持アーム型バーナー用補助装置 図8
  • 特許-容器支持アーム型バーナー用補助装置 図9
  • 特許-容器支持アーム型バーナー用補助装置 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-01
(45)【発行日】2024-11-12
(54)【発明の名称】容器支持アーム型バーナー用補助装置
(51)【国際特許分類】
   F24C 3/14 20210101AFI20241105BHJP
   F24C 15/08 20060101ALI20241105BHJP
   F24C 15/10 20060101ALI20241105BHJP
【FI】
F24C3/14 G
F24C15/08 H
F24C15/10 H
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2023042719
(22)【出願日】2023-03-17
(65)【公開番号】P2023162120
(43)【公開日】2023-11-08
【審査請求日】2023-03-17
(31)【優先権主張番号】10-2022-0051339
(32)【優先日】2022-04-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】523099954
【氏名又は名称】株式會社 オ-ヴィル
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金仁旭
(72)【発明者】
【氏名】金珠美
【審査官】西村 賢
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-063676(JP,A)
【文献】登録実用新案第3200436(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2020/0166214(US,A1)
【文献】特開2003-307312(JP,A)
【文献】特開平09-243092(JP,A)
【文献】実開昭51-149374(JP,U)
【文献】実開昭53-136305(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24C 3/00- 3/14
F24C 9/00-15/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バーナー本体、該バーナー本体の上端に配置され、上面には複数の焔孔が形成されたバーナーヘッド、及び前記焔孔の上側で前記バーナーヘッドを中心に放射状方向に配置された複数の容器支持アームを有する容器支持アーム型バーナーに用いるための容器支持アーム型バーナー用補助装置であって、
一領域にヘッド露出孔が形成され、前記ヘッド露出孔の内周面には前記バーナーヘッドが前記ヘッド露出孔の下側から前記ヘッド露出孔に接近する際に前記容器支持アームが通過するように支持アーム通過溝が切り取られて形成されたトレー本体を備えたバーナートレーと、
支持アーム縦受け板、及び前記支持アーム縦受け板の両端から相互に並んで延長された一対の支持アーム横受け板を有し、前記支持アーム通過溝を通過した容器支持アームと前記トレー本体との間で前記支持アーム通過溝と交差するように設置された支持アーム受け部材と、
前記バーナートレーを支持面に対して支持する支持脚部を備えたトレー支持部と、を含むことを特徴とする容器支持アーム型バーナー用補助装置。
【請求項2】
前記支持脚部は、前記支持アーム受け部材が前記支持アーム通過溝を通過した容器支持アームと前記トレー本体との間に設置された状態で前記容器支持アーム型バーナーが支持面から離隔するように前記バーナートレーを支持することを特徴とする、請求項1に記載の容器支持アーム型バーナー用補助装置。
【請求項3】
前記トレー本体は、前記支持アーム受け部材の設置領域に受け部材固定孔が形成され、
前記支持アーム受け部材は、前記支持アーム横受け板の下端と前記支持アーム縦受け板の下端のうち少なくとも一方に下方に突出形成された受け部材固定突部をさらに含み、前記受け部材固定突部が前記受け部材固定孔に挿入されるように設置されることを特徴とする、請求項1に記載の容器支持アーム型バーナー用補助装置。
【請求項4】
前記トレー支持部は、一領域にトレー安着孔が形成され、前記トレー安着孔の内周面には支持フランジが形成されたトレー支持板をさらに含み、
前記バーナートレーは前記支持フランジに支持されるように前記トレー安着孔に設置され、
前記支持脚部は前記トレー支持板に結合されて前記トレー支持板を通じて前記バーナートレーを支持することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の容器支持アーム型バーナー用補助装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器支持アーム型バーナー用補助装置に関し、より詳しくは、調理容器を支持する容器支持アームを有するバーナーに用いるための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
キャンプなどの野外活動の際に、バーナーの上側に調理容器を設置して食べ物を調理する。
【0003】
バーナーの上側に調理容器を容易に設置するために調理容器を支持する容器支持アームを有するバーナーが案出されて使用されている。本明細書において、容器支持アームを有するバーナーを、容器支持アーム型バーナーという。
【0004】
図10は、容器支持アーム型バーナーの一例を示す図である。
【0005】
容器支持アーム型バーナー200は、バーナー本体202と、バーナー本体202の上端に配置されたバーナーヘッド203と、バーナー本体202に結合されたバーナー脚部204と、バーナー脚部204の終端に形成された容器支持アーム201を有する。
【0006】
バーナーヘッド203は、上面に複数の焔孔203aが形成される。
【0007】
容器支持アーム201は、焔孔203aの上側においてバーナーヘッド203を中心にして放射状方向に配置される。容器支持アーム201は、バーナー本体202などの容器支持アーム型バーナー200の他の部分から延長されてよい。
【0008】
容器支持アーム型バーナー200は単独で使用されることもあるが、別個に作られた補助装置と共に使用されてもよい。本明細書において、容器支持アーム型バーナーと共に使用される装置を、容器支持アーム型バーナー用補助装置という。
【0009】
図9は、従来の容器支持アーム型バーナー用補助装置の設置状態図である。
【0010】
従来の容器支持アーム型バーナー用補助装置は、長方形状のトレー本体111を備えたバーナートレー110と、バーナートレー110を支持面に対して支持する支持脚部140を有する。本明細書において支持面は、地面などのように平坦な所を意味する。
【0011】
バーナートレー110は、トレー本体111に加えて、トレー本体111の対向する2辺から1回折り曲がって形成された支持折曲部112と、トレー本体111の残り2辺から2回折り曲がって形成された 締結溝折曲部113を有する。
【0012】
トレー本体111にはヘッド露出孔111aが形成され、ヘッド露出孔111aの内周面には支持アーム通過溝111bが切り取られて形成される。
【0013】
支持脚部140は、支持水平部141と、支持水平部141の両端から同じ方向に折り曲がって形成された一対の支持垂直部142と、支持垂直部142の両端から支持水平部141に対して垂直に配置されるように折り曲がって形成された一対の締結折曲部143を有する。
【0014】
支持脚部140は、締結折曲部143がトレー本体111の底面と締結溝折曲部113との間に進入するようにバーナートレー110に結合される。
【0015】
前述した構成を有する従来の容器支持アーム型バーナー用補助装置を使用する方法を説明すると、次の通りである。
【0016】
まず、支持面に支持されるように容器支持アーム型バーナー200を設置する。
【0017】
次に、支持脚部140が結合されたバーナートレー110を容器支持アーム型バーナー200の上側に設置する。バーナートレー110の設置は、支持水平部141が支持面に支持され、容器支持アーム201が支持アーム通過溝111bを通過し、バーナーヘッド203がヘッド露出孔111aに接近するようになされる。
【0018】
最後に、食べ物が入っている調理容器を、支持アーム通過溝111bを通過した容器支持アーム201に乗せた後、容器支持アーム型バーナー200を点火して食べ物を調理する。
【0019】
しかしながら、従来の容器支持アーム型バーナー用補助装置によれば、バーナートレー110を持ち上げる際に容器支持アーム201が支持アーム通過溝111bを通過してしまうため、容器支持アーム型バーナー200とバーナートレー110を一緒に移動させることができないという問題点があった。
【0020】
しかも、焔孔203aに向かって吹く風により火炎が消えたり揺れたりする現象が発生し、風による熱損失が大きいという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0021】
【文献】大韓民国公開実用新案公報第20-2013-0005794号(公開日:2013年10月08日、考案の名称:拡張機能を有する野外テーブル)
【文献】大韓民国公開特許公報第10-2015-0108510号(公開日:2015年09月30日、発明の名称:携帯可能なアウトドア用テーブル兼用バーナースタンド)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0022】
したがって、本発明の目的は、容器支持アーム型バーナーとバーナートレーを一緒に移動させることができ、風によって発生する熱損失を低減可能にした容器支持アーム型バーナー用補助装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0023】
上記の目的は、本発明によって、一領域にヘッド露出孔が形成され、ヘッド露出孔の内周面には、バーナーヘッドがヘッド露出孔の下側からヘッド露出孔に接近する際に容器支持アームが通過するように支持アーム通過溝が切り取られて形成されたトレー本体を備えたバーナートレーと;支持アーム縦受け板、及び支持アーム縦受け板の両端から相互に並んで延長された一対の支持アーム横受け板を有し、支持アーム通過溝を通過した容器支持アームとトレー本体との間で支持アーム通過溝と交差するように設置された支持アーム受け部材と;バーナートレーを支持面に対して支持する支持脚部を備えたトレー支持部を含むことを特徴とする容器支持アーム型バーナー用補助装置によって達成される。
【0024】
また、支持脚部は、支持アーム受け部材が支持アーム通過溝を通過した容器支持アームとトレー本体との間に設置された状態で容器支持アーム型バーナーが支持面から離隔するようにバーナートレーを支持することが好ましい。
【0025】
また、トレー本体は、支持アーム受け部材の設置領域に受け部材固定孔が形成され;支持アーム受け部材は、支持アーム横受け板の下端と支持アーム縦受け板の下端のうち少なくとも一方に下方に突出形成された受け部材固定突部をさらに含み、受け部材固定突部が受け部材固定孔に挿入されるように設置されることが好ましい。
【0026】
また、トレー支持部は一領域にトレー安着孔が形成され、トレー安着孔の内周面には支持フランジが形成されたトレー支持板をさらに含み;バーナートレーは支持フランジに支持されるようにトレー安着孔に設置され;支持脚部はトレー支持板に結合されてトレー支持板を通じてバーナートレーを支持することが好ましい。
【発明の効果】
【0027】
したがって、本発明によれば、支持アーム通過溝を通過した容器支持アームとトレー本体の上面との間に支持アーム通過溝と交差するように支持アーム受け部材を設置することにより、容器支持アーム型バーナーとバーナートレーを一緒に持ち上げて移動させることができ(支持アーム受け部材によって容器支持アームが支持アーム通過溝を通過できない。)、風によって発生する熱損失を減らすことが可能になる(支持アーム受け部材によって焔孔に向かって吹く風が遮断される。)。
【0028】
なお、容器支持アーム型バーナーが支持面から離隔するように支持脚部を構成することにより、バーナートレーの設置状態を安定して保持でき(容器支持アーム型バーナーの荷重がバーナートレーを通じて支持脚部に伝達される。)、バーナー設置作業が容易になり(容器支持アーム型バーナーは支持面に直接支持されなくてもよい。)、支持面に対するバーナートレーとバーナーヘッドの設置高さを選択することが可能になる(支持脚部の高さを調節してバーナートレーとバーナーヘッドの設置高さを選択できる。)。
【0029】
また、トレー本体に受け部材固定孔を形成し、支持アーム横受け板の下端と支持アーム縦受け板の下端に受け部材固定突部を形成する一方、受け部材固定突部が受け部材固定孔に挿入されるように支持アーム受け部材を設置することにより、支持アーム受け部材の設置作業が容易であり、支持アーム受け部材の設置状態を安定して保持できる。
【0030】
また、トレー安着孔が形成されたトレー支持板を含むようにトレー支持部を形成し、バーナートレーをトレー安着孔に設置することにより、バーナートレーと容器支持アーム型バーナーの設置状態を安定して保持できる(トレー支持板によって支持面に対する支持脚部の設置領域が増加する。)。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本発明の一実施例に係る容器支持アーム型バーナー用補助装置の設置状態図である。
図2】本発明の一実施例に係るトレー支持部の斜視図である。
図3図2のA-A線断面図である。
図4】それぞれ、本発明の一実施例に係るバーナートレーの斜視図である。
図5】それぞれ、本発明の一実施例に係るバーナートレーの斜視図である。
図6】本発明の一実施例に係る支持アーム受け部材の斜視図である。
図7】本発明の他の実施例に係る容器支持アーム型バーナー用補助装置の設置状態図である。
図8】本発明の他の実施例に係るトレー支持部の斜視図である。
図9】従来の容器支持アーム型バーナー用補助装置の設置状態図である。
図10】容器支持アーム型バーナーの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、添付の図面を参照して本発明を詳細に説明する。
【0033】
本発明の一実施例に係る容器支持アーム型バーナー用補助装置は、長方形状のトレー本体11を備えたバーナートレー10と、トレー本体11の上面に設置された支持アーム受け部材20と、バーナートレー10を支持面に対して支持するトレー支持部30を有する。
【0034】
バーナートレー10は、トレー本体11に加えて、トレー本体11の対向する2辺から1回折り曲がた支持折曲部12と、トレー本体11の残り2辺から2回折り曲がた締結溝折曲部13を有する。
【0035】
トレー本体11にはヘッド露出孔11aが形成され、ヘッド露出孔11aの内周面には支持アーム通過溝11bが切り取られて形成される。支持アーム通過溝11bは容器支持アーム201に一対一で対応するように形成される。
【0036】
支持アーム通過溝11bの形成は、容器支持アーム型バーナー200をヘッド露出孔11aの下方にから上昇させる際に容器支持アーム201が通過するようになされる。
【0037】
トレー本体11は、支持アーム受け部材20の設置領域に4個の受け部材固定孔11cが長孔状に形成される。
【0038】
トレー本体11は、支持折曲部12に隣接する領域に把持孔11dが1つずつ形成される。
【0039】
支持アーム受け部材20は、支持アーム縦受け板22と、支持アーム縦受け板22の両端から相互に並んで延長された一対の支持アーム横受け板21と、支持アーム横受け板21の下端と支持アーム縦受け板22の下端に下方に突出形成された受け部材固定突部23を有する。
【0040】
各支持アーム横受け板21の上端と支持アーム縦受け板22の上端には熱気排出溝24が切り取られて形成される。
【0041】
支持アーム受け部材20は、支持アーム通過溝11bを通過した容器支持アーム201とトレー本体11との間に設置される。
【0042】
支持アーム受け部材20の設置は、支持アーム通過溝11bと交差し、上端が容器支持アーム201に接触し、受け部材固定突部23が受け部材固定孔11cに挿入されるようになされる。
【0043】
そして、支持アーム受け部材20の設置は、支持アーム縦受け板22が風が吹いて来る側に向くようになされる。
【0044】
支持アーム受け部材20は、ステンレスなどで作製可能である。
【0045】
トレー支持部30は、トレー支持板31と、トレー支持板31に結合された支持脚部32を有する。
【0046】
トレー支持板31にはトレー安着孔31aが形成され、トレー安着孔31aの内周面には支持フランジ31bが形成される。
【0047】
支持脚部32は、トレー支持板31に対して外側に傾斜してトレー支持板31に結合される。
【0048】
支持脚部32の支持面に対する高さは、支持アーム受け部材20が支持アーム通過溝11bを通過した容器支持アーム201とトレー本体11との間に設置された状態で容器支持アーム型バーナー200が支持面から離隔するように選択される。
【0049】
本発明の一実施例に係る容器支持アーム型バーナー用補助装置を使用する方法を説明すると、次の通りである。
【0050】
まず、支持面に支持されるように容器支持アーム型バーナー200を設置する。
【0051】
次に、ヘッド露出孔11aの下側にバーナーヘッド203が配置されるようにバーナートレー10を容器支持アーム型バーナー200の上側に位置させた状態で容器支持アーム201が支持アーム通過溝11bを通過するようにバーナートレー10を下降させる。
【0052】
次に、支持アーム通過溝11bを通過した容器支持アーム201とトレー本体11との間に支持アーム受け部材20を設置する。
【0053】
次に、把持孔11dに指を挿入した後、バーナートレー10を持ち上げる。バーナートレー10が持ち上げられる際に容器支持アーム型バーナー200も一緒に持ち上げられる。
【0054】
次に、バーナートレー10と容器支持アーム型バーナー200を一緒にトレー支持板31に移動させる。
【0055】
次に、支持折曲部12を通じて支持フランジ31bに支持されるようにバーナートレー10をトレー安着孔31aに設置する。
【0056】
バーナートレー10と容器支持アーム型バーナー200の設置は、バーナートレー10をまずトレー安着孔31aに設置した後、容器支持アーム型バーナー200をバーナートレー10に設置する順序でなされてよい。
【0057】
バーナートレー10がトレー安着孔31aに設置された状態で容器支持アーム型バーナー200は支持面から離隔し、容器支持アーム型バーナー200の荷重はバーナートレー10を通じて支持脚部32に伝達される。
【0058】
バーナートレー10と容器支持アーム型バーナー200は、トレー支持板31に設置された後、必要によって他の場所に共に移動可能である。
【0059】
最後に、食べ物が入っている調理容器を容器支持アーム201に乗せた後、容器支持アーム型バーナー200を点火して食べ物を調理する。
【0060】
食べ物を調理する間に焔孔203aに向かって吹く風は支持アーム受け部材20によって遮断され、焔孔203aの周囲の熱気の一部は熱気排出溝24から排出される。
【0061】
一方、前述した実施例では、トレー支持板31を通じてバーナートレー10を支持するように支持脚部32を構成しているが、図7及び図8に示すように、支持脚部がバーナートレー10を直接支持するように本発明が実施されてもよい。
【0062】
本発明の他の実施例に係る支持脚部40は、支持水平部41と、支持水平部41の両端から同じ方向に折り曲がって形成された一対の支持垂直部42と、支持垂直部42の両端から支持水平部41に対して垂直に配置されるように折り曲がって形成された一対の締結折曲部43を有する。
【0063】
支持垂直部42の長さ区間は、支持アーム受け部材20が支持アーム通過溝11bを通過した容器支持アーム201とトレー本体11との間に設置された状態で容器支持アーム型バーナー200が支持面から離隔するように選択される。
【0064】
支持脚部40は、締結折曲部43がトレー本体11の底面と締結溝折曲部13との間に進入するようにバーナートレー10に結合される。
【0065】
本発明の他の実施例に係る容器支持アーム型バーナー用補助装置を使用する方法を説明すると、次の通りである。
【0066】
まず、支持脚部40が結合されたバーナートレー10を支持面に支持されるように設置する。
【0067】
次に、バーナーヘッド203をヘッド露出孔11aの下側に配置させた状態で容器支持アーム型バーナー200を上昇させる。容器支持アーム型バーナー200の上昇動作は、容器支持アーム201が支持アーム通過溝11bを通過し、バーナーヘッド203がヘッド露出孔11aに接近するようになされる。
【0068】
次に、支持アーム通過溝11bを通過した容器支持アーム201とトレー本体11との間に支持アーム受け部材20を設置する。
【0069】
支持アーム受け部材20が容器支持アーム201とトレー本体11との間に設置された状態でバーナートレー10を持ち上げると、容器支持アーム型バーナー200と支持脚部40も共に持ち上げられる。
【0070】
バーナートレー10、容器支持アーム型バーナー200及び支持脚部40は、持ち上げられた状態で一緒に移動させることができる。
【0071】
そして、前述した実施例では、支持アーム受け部材20が設置された状態で支持脚部32,40は支持面に支持され、容器支持アーム型バーナー200は支持面から離隔するようにしているが、支持アーム受け部材20が設置された状態で支持脚部と容器支持アーム型バーナー200が共に支持面に支持されるように本発明が実施されてもよい。
【符号の説明】
【0072】
10:バーナートレー 11:トレー本体
12:支持折曲部 13:締結溝折曲部
20:支持アーム受け部材 21:支持アーム横受け板
22:支持アーム縦受け板 23:受け部材固定突部
30:トレー支持部 31:トレー支持板
32,40:支持脚部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10