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特許7581145ホース支持構造、作業車両のためのリンク、及び、作業車両
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-01
(45)【発行日】2024-11-12
(54)【発明の名称】ホース支持構造、作業車両のためのリンク、及び、作業車両
(51)【国際特許分類】
   E02F 3/36 20060101AFI20241105BHJP
   E02F 9/00 20060101ALI20241105BHJP
【FI】
E02F3/36 C
E02F9/00 B
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021123898
(22)【出願日】2021-07-29
(65)【公開番号】P2023019279
(43)【公開日】2023-02-09
【審査請求日】2023-12-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
(74)【代理人】
【識別番号】100142871
【弁理士】
【氏名又は名称】和田 哲昌
(74)【代理人】
【識別番号】100094743
【弁理士】
【氏名又は名称】森 昌康
(74)【代理人】
【識別番号】100175628
【弁理士】
【氏名又は名称】仁野 裕一
(72)【発明者】
【氏名】久保 貴洋
(72)【発明者】
【氏名】羽嶋 豊春
(72)【発明者】
【氏名】江畑 義浩
【審査官】荒井 良子
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-180611(JP,A)
【文献】特開2014-066038(JP,A)
【文献】特開2019-011573(JP,A)
【文献】特開2017-002690(JP,A)
【文献】実開平05-077346(JP,U)
【文献】米国特許第10648158(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02F 3/36
E02F 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
実質的に平坦な載置面を有する第1板状部材と、
前記載置面上に設けられ、第1方向に互いに平行に延びる第1丸棒部材及び第2丸棒部材と、
前記載置面に対して実質的に垂直で、且つ、前記第1方向に対して垂直な第2方向において前記載置面に対向し、前記第2方向において前記載置面から第1距離だけ離間して、前記第1方向と前記第2方向とに垂直な第3方向において前記第1丸棒部材と前記第2丸棒部材との間に配置され、第1基端部から第1末端部に向けて前記第1方向に沿う第4方向に延びる第1押さえ部材と、
前記第2方向において前記載置面に対向し、前記第3方向において前記第1丸棒部材と前記第2丸棒部材との間に配置され、前記第1押さえ部材の前記第1基端部に接続する第2基端部から前記第4方向と反対の第5方向に向けて延びる第2押さえ部材と、
前記第1方向において前記第1押さえ部材に対して前記第2押さえ部材の反対側に設けられる第3押さえ部材と、
を備え、
前記第2押さえ部材の少なくとも一部が前記第2方向において前記載置面から前記第1距離よりも短い第2距離だけ離間する、
ホース支持構造。
【請求項2】
前記第2基端部は、前記第1押さえ部材よりも前記載置面に向けて前記第2方向に突出している、
請求項1に記載のホース支持構造。
【請求項3】
前記第2押さえ部材は、
前記第2基端部から前記第5方向に延びる第1押さえ部と、
前記第1押さえ部から屈曲し、前記第1板状部材に向かって前記第2方向に延びる第2押さえ部と、
を含む、
請求項2に記載のホース支持構造。
【請求項4】
前記第2押さえ部材は、前記第5方向から前記第1板状部材に向かって傾いた第6方向に延びる、
請求項1に記載のホース支持構造。
【請求項5】
前記第1押さえ部材の前記第1基端部と前記第2押さえ部材の前記第2基端部と連結され、前記第1押さえ部材に対して前記第1板状部材と反対側に設けられ、実質的に平坦な取付面を有するアタッチメントと、
前記第1板状部材と接続し、前記取付面の形状に合う、実質的な平坦な支持面を有するアタッチメント支持部材と、
をさらに備え、
前記第1押さえ部材、前記第2押さえ部材、及び、前記アタッチメントは、前記アタッチメント支持部材に対して着脱可能である、
請求項1から4のいずれかに記載のホース支持構造。
【請求項6】
前記支持面の法線は、前記第4方向から前記載置面に向かって傾いた第7方向に延びる、請求項5に記載のホース支持構造。
【請求項7】
前記第3押さえ部材は、前記第1板状部材と実質的に垂直に交わる第2板状部材である、請求項5または6に記載のホース支持構造。
【請求項8】
前記第1板状部材と前記第2方向において前記第1板状部材と対向し、前記第2板状部材と実質的に垂直に交わる第3板状部材をさらに備え、
前記アタッチメント支持部材は、前記第3板状部材と接続する、
請求項7に記載のホース支持構造。
【請求項9】
前記第2方向において前記載置面に対向し、前記第2方向において前記載置面から前記第1距離だけ離間して、前記第3方向において前記第1押さえ部材と前記第2丸棒部材との間に配置され、第3基端部から第3末端部に向けて前記第4方向に延びる追加第1押さえ部材と、
前記第2方向において前記載置面に対向し、前記第3方向において前記第2押さえ部材と前記第2丸棒部材との間に配置され、前記追加第1押さえ部材の前記第3基端部に接続する第4基端部から前記第5方向に向けて延びる追加第2押さえ部材と、
をさらに備え、
前記第1押さえ部材と前記追加第1押さえ部材とは、前記第3方向に前記第2押さえ部材と前記追加第2押さえ部材との間に設けられる、
請求項1から8のいずれかに記載のホース支持構造。
【請求項10】
前記第1押さえ部材、前記追加第1押さえ部材、前記第2押さえ部材、前記追加第2押さえ部材は、丸棒部材である、
請求項9に記載のホース支持構造。
【請求項11】
前記第1押さえ部材と前記追加第1押さえ部材は、一体の丸棒部材をおりまげて形成される、
請求項10に記載のホース支持構造。
【請求項12】
前記第2押さえ部材と前記追加第2押さえ部材は、一体の丸棒部材をおりまげて形成される、
請求項10または11に記載のホース支持構造。
【請求項13】
請求項1から12のいずれかに記載のホース支持構造を備える、作業車両のためのリンク。
【請求項14】
請求項13に記載のアームと、
前記第1板状部材と、前記第1丸棒部材と、前記第2丸棒部材と、前記第1押さえ部材とに挟まれる第1油圧ホースと、
を備える、作業車両。
【請求項15】
前記第1板状部材と、前記第1丸棒部材と、前記第2丸棒部材と、前記第2押さえ部材とに挟まれる第2油圧ホースをさらに備え、
前記第2油圧ホースの外径は、前記第1油圧ホースの外径よりも短い、
請求項14に記載の作業車両。
【請求項16】
前記第1丸棒部材と前記第1押さえ部材によって形成される前記第1油圧ホースの屈曲部の曲げ半径は、前記第1油圧ホースの外径の6倍以内である、
請求項14または15に記載の作業車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホース支持構造、作業車両のためのリンク、及び、作業車両に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、複数種類の作動油を送るホースを掛止することが可能な、作業車両の作業装置を動かす部材に設けられたホース支持構造を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第6438366号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のホース支持構造は、ホースを単に掛止しかしていないため、作業装置を動かすとホースが擦れて移動するため、ホースの摩耗が発生する恐れがある。
【0005】
本願に開示される技術の課題は、異なる径を有するホースを係止して、作業装置を動かしたときのホースの摩耗を抑止する簡易なホース支持構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1態様に係るホース支持構造は、第1板状部材と、第1丸棒部材及び第2丸棒部材と、第1押さえ部材と、第2押さえ部材と、第3押さえ部材と、を備える。第1板状部材は、実質的に平坦な載置面を有する。第1丸棒部材及び第2丸棒部材は、載置面上に設けられ、第1方向に互いに平行に延びる。第1押さえ部材は、載置面に対して実質的に垂直で、且つ、第1方向に対して垂直な第2方向において載置面に対向し、第2方向において載置面から第1距離だけ離間して、第1方向と第2方向とに垂直な第3方向において第1丸棒部材と第2丸棒部材との間に配置され、第1基端部から第1末端部に向けて第1方向に沿う第4方向に延びる。第2押さえ部材は、第2方向において載置面に対向し、第3方向において第1丸棒部材と第2丸棒部材との間に配置され、第1押さえ部材の第1基端部に接続する第2基端部から第4方向と反対の第5方向に向けて延びる。第3押さえ部材は、第1方向において第1押さえ部材に対して第2押さえ部材の反対側に設けられる。第2押さえ部材の少なくとも一部が第2方向において載置面から第1距離よりも短い第2距離だけ離間する。
【発明の効果】
【0007】
本願に開示される技術によれば、例えば、異なる径を有するホースを係止して、作業装置を動かしたときのホースの摩耗を抑止する簡易なホース支持構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、作業車両の側面図である。
図2図2は、作業車両の上面図である。
図3図3は、第1リンク、第2リンク、並びに、それらを通る複数の油圧ホースを示す拡大斜視図である。
図4図4は、第2ホース支持構造の拡大斜視図である。
図5図5は、第2ホース支持構造の右側面図である。
図6図6は、第2ホース支持構造の正面図である。
図7図7は、第2ホース支持構造の左側面図である。
図8図8は、油圧ホースを取り外したときの第2ホース支持構造の上面図である。
図9図9は、油圧ホースを取りつけたときの第2ホース支持構造の上面図である。
図10図10は、図5の切断面線X-X’の断面図である。
図11図11は、第1ホース支持構造の拡大斜視図である。
図12図12は、第1ホース支持構造の左側面図である。
図13図13は、第1ホース支持構造の正面図である。
図14図14は、第1ホース支持構造の右側面図である。
図15図15は、油圧ホースを取り外したときの第1ホース支持構造の上面図である。
図16図16は、油圧ホースを取りつけたときの第1ホース支持構造の上面図である。
図17図17は、図12の切断面線XVII-XVII’の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。なお、図中において同じ符号は、対応するまたは実質的に同一の構成を示している。
<実施形態>
<全体構成>
【0010】
図1及び図2を参照すると、作業車両1、例えばコンパクトトラックローダは、車体フレーム2と、走行装置3と、作業装置4と、キャビン5とを備えている。車体フレーム2は、走行装置3、作業装置4、及び、キャビン5を支持する。図示の実施形態では、走行装置3は、履帯式の走行装置である。このため、走行装置3は、駆動輪31、従動輪32、33、及び、転輪34を含む。ただし、走行装置3は、履帯式走行装置に限定されない。走行装置3は、例えば、前輪/後輪走行装置であってもよいし、前輪と後部クローラとを有する走行装置であってもよい。作業装置4は、作業装置4の末端(distal end)に器具(work equipment)(バケット)41を含む。作業装置4の基端(proximal end)は、車体フレーム2の後部に取り付けられている。作業装置4は、バケットピボット軸43を介してバケット41を回転可能に支持するための一対のアーム組立体(arm assembly)42を含む。一対のアーム組立体42のそれぞれは、リフトリンク44とアーム45を含む。
【0011】
リフトリンク44は、支点軸(fulcrum shaft)46の周りで車体フレーム2に対して回転可能である。アーム45は、ジョイント軸(joint shaft)47の周りでリフトリンク44に対して回転可能である。作業装置4は、複数のアームシリンダ48と少なくとも1つの器具シリンダ(equipment cylinder)49とをさらに含む。複数のアームシリンダ48のそれぞれは、車体フレーム2およびアーム45に回転可能に接続され、リフトリンク44およびアーム45を移動させて、バケット41を昇降させる。なお、以降の実施形態において、リフトリンク44を単にリンク44と呼称してもよい。少なくとも1つの器具シリンダ49は、バケット41を傾けるように構成される。キャビン5は、車体フレーム2の前部に取り付けられている。作業車両1は、キャビン5の前方に窓5Aを備え、キャビン5内に運転席5Bおよび操作装置(図示せず)を備えている。キャビン5の外郭を形成する図1に示されるキャビンフレーム5Cは、図2に示される車体フレーム2上の回動軸(rotational shaft)RSL及びRSR周りに回転可能である。図1及び図2では、回動軸RSL及びRSRによって規定される共通の回転軸線(rotational axis)AXCを図示している。
【0012】
なお、本願に係る実施形態において、前後方向DFB(前方向D/後方向D)とは、キャビン5の運転席5Bに着座したオペレータから見て前後方向(前方向/後方向)を意味する。左方向D、右方向D、幅方向Dとは、当該オペレータから見てそれぞれ、左方向、右方向、左右方向を意味する。上方向D、下方向D、高さ方向Dとは、当該オペレータから見て上方向、下方向、高さ方向を意味する。作業車両1の前後/左右(幅)/上下(高さ)方向とは、それぞれ、当該オペレータから見た前後/左右(幅)/上下(高さ)方向と一致するものとする。
【0013】
図1は、作業車両1の左側を示している。図2に示すように、車体フレーム2は、車体中央面Mに対して概ね面対称であり、一対のアーム組立体42のうち、車体中央面Mに対して左側に設けられるアーム組立体42が第1アーム組立体42Lとして、車体中央面Mに対して右側に設けられるアーム組立体42が第2アーム組立体42Rとして示されている。車体中央面Mに対して左側に設けられるリフトリンク44が第1リンク44Lとして示されている。車体中央面Mに対して右側に設けられるリフトリンク44が第2リンク44Rとして示されている。車体中央面Mに対して左側に設けられるアーム45が第1アーム45Lとして、車体中央面Mに対して右側に設けられるアーム45が第2アーム45Rとして示されている。車体中央面Mに対して左側に設けられる支点軸46が第1支点軸46Lとして、車体中央面Mに対して右側に設けられる支点軸46が第2支点軸46Rとして示されている。車体中央面Mに対して左側に設けられるジョイント軸47が第1ジョイント軸47Lとして、車体中央面Mに対して右側に設けられるジョイント軸47が第2ジョイント軸47Rとして示されている。
【0014】
図1及び図2を参照すると、作業車両1は、車体フレーム2の後部に設けられたエンジン6をさらに備える。エンジン6は、走行装置3および作業装置4に駆動力を提供するように構成されている。エンジン6は、作業車両1の幅方向Dにおいて、一対のアーム組立体42の間に設けられている。作業車両1は、エンジン6を覆うためのカバー8をさらに備える。作業車両1は、車体フレーム2の後端に設けられているボンネットカバー9をさらに備える。ボンネットカバー9は、開閉可能であり、保守員がエンジン6などの保守作業を行うことができる。
【0015】
図1を参照すると、エンジン6には、エンジン6によって駆動され、作動油を供給する油圧ポンプ7が接続される。油圧ポンプ7は、駆動輪31を駆動する油圧モータに作動油を供給する走行用油圧ポンプと、複数のアームシリンダ48や少なくとも1つの器具シリンダ49に作動油を供給する作業用油圧ポンプとを含む。作業車両1は、少なくとも1つの器具シリンダ49に作動油を供給するための、リフトリンク(リンク)44およびアーム45上を通る複数の油圧ホース50をさらに備える。図2では、第1リンク44L及び第1アーム45Lを通る複数の油圧ホース50が油圧ホース50Lとして示されている。第2リンク44R及び第2アーム45Rを通る複数の油圧ホース50が油圧ホース50Rとして示されている。
【0016】
図3は、第1リンク44L、第2リンク44R、並びに、それらを通る複数の油圧ホース50L及び50Rを示す拡大斜視図である。図3に示されるように、第1リンク44Lは第1ホース支持構造10Lを含み、第2リンク44Rは、第2ホース支持構造10Rを含む。以下の実施形態では、第1ホース支持構造10Lと第2ホース支持構造10Rを総称してホース支持構造10と呼ぶ。
【0017】
図4は、第2ホース支持構造10Rの拡大斜視図である。図5は、第2ホース支持構造10Rの右側面図である。図6は、第2ホース支持構造10Rの正面図である。図7は、第2ホース支持構造10Rの左側面図である。図4~6では、第2ホース支持構造10Rの構造を分かりやすく表示するため、第2ホース支持構造10Rとは無関係な第2リンク44Rの一部の部材の図示を省略している。複数の油圧ホース50Rは、2本の大径の第1油圧ホースHL1及びHL2と、2本の小径の第2油圧ホースHS1及びHS2を含む。第2ホース支持構造10Rは、2本の大径の第1油圧ホースHL1及びHL2と、2本の小径の第2油圧ホースHS1及びHS2とを支持する構成であるが、2本の第2油圧ホースHS1及びHS2を支持しなくてよい。なお、図6では第2油圧ホースHS1及びHS2によって見えなくなっている第1油圧ホースHL2の外形の一部を点線で示している。図7では、第2ホース支持構造10Rの内部形状を表示するため、後述する第1板状部材12を点線で外形のみ示して、その奥の形状を実線で示している。図8は、油圧ホースHL1、HL2、HS1、及びHS2を取り外したときの第2ホース支持構造10Rの上面図である。
【0018】
図4~8を参照すると、第2ホース支持構造10Rは、第1板状部材12と、第1丸棒部材14と、第2丸棒部材15と、第1押さえ部材16と、追加第1押さえ部材17と、第2押さえ部材18Rと、追加第2押さえ部材19Rと、第3押さえ部材20と、アタッチメント22Rと、アタッチメント支持部材24と、第3板状部材26とを備える。図6及び8に示されるように、第1板状部材12は、実質的に平坦な載置面13を備える。図6~8に示されるように、第1丸棒部材14及び第2丸棒部材15は、載置面13上に設けられ、第1方向D1に互いに平行に延びる。
【0019】
図8に示されるように、第1押さえ部材16は、載置面13に対して実質的に垂直で、且つ、第1方向D1に対して垂直な第2方向D2において載置面13に対向し、第2方向D2において載置面13から第1距離L1だけ離間する。本実施形態では、第1押さえ部材16は、丸棒部材として示されているが、板状部材であってもよい。図4、5、及び、7に示されるように、第1押さえ部材16は、第1方向D1と第2方向D2とに垂直な第3方向D3において第1丸棒部材14と第2丸棒部材15との間に配置され、第1基端部16PEから第1末端部16DEに向けて第1方向D1に沿う第4方向D4に延びる。
【0020】
第2押さえ部材18Rは、第2方向D2において載置面13に対向し、第3方向D3において第1丸棒部材14と第2丸棒部材15との間に配置され、第1押さえ部材16の第1基端部16PEに接続する第2基端部18RPEから第4方向D4と反対の第5方向D5に向けて延びる。第2押さえ部材18Rは、第2基端部18RPEから第5方向D5に延びる第1押さえ部18R1と、第1押さえ部18R1から屈曲し、第1板状部材12に向かって第2方向D2に延びる第2押さえ部18R2と、を含む。第2押さえ部18R2は、第1押さえ部18R1から第1丸棒部材14に向かう方向に延びる。本実施形態では、第2押さえ部材18Rは、丸棒部材として示されているが、板状部材であってもよい。
【0021】
図8に示されるように、第2押さえ部材18Rの少なくとも一部が第2方向D2において載置面13から第1距離L1よりも短い第2距離L2だけ離間する。より詳細には、第1押さえ部18R1は、第2方向D2において載置面13から第2距離L2だけ離間する。第2押さえ部18R2は、第1押さえ部18R1よりも第2方向D2において載置面13にさらに近づく。図9は、油圧ホースHL1、HL2、HS1、及びHS2を取りつけたときの第2ホース支持構造10Rの上面図である。第2油圧ホースHS1及びHS2の外径(直径)R2は、第1油圧ホースHL1及びHL2の外径(直径)R1よりも短い。上述する第1距離L1は、第1油圧ホースHL1及びHL2の外径(直径)R1と実質的に等しいか、わずかに大きい。上述する第2距離L2は、第2油圧ホースHS1及びHS2の外径(直径)R2と実質的に等しいか、わずかに大きい。(後述の図10も参照のこと。)
【0022】
第3押さえ部材20は、第1方向D1において第1押さえ部材16に対して第2押さえ部材18Rの反対側に設けられる。本実施形態では、第3押さえ部材20は、第1板状部材12と実質的に垂直に交わる第2板状部材21であるが、第1押さえ部材16または第2押さえ部材18Rに接続する丸棒部材であってもよい。
【0023】
追加第1押さえ部材17は、第2方向D2において載置面13に対向し、第2方向D2において載置面13から第1距離L1だけ離間する。追加第1押さえ部材17は、第3方向D3において第1押さえ部材16と第2丸棒部材15との間に配置され、第3基端部17PEから第3末端部17DEに向けて第4方向D4に延びる。追加第1押さえ部材17は、図5に示される切断面X-X’に対して第1押さえ部材16と対称な形状を有する。本実施形態では、図7に示されるように、追加第1押さえ部材17は、第1押さえ部材16と一体の丸棒部材をおりまげて形成されているが、別の棒状部材であっても別の板状部材であってもよい。また、第1押さえ部材16と追加第1押さえ部材17は、それらが一体となった板状部材によって形成されてもよい。
【0024】
追加第2押さえ部材19Rは、第2方向D2において載置面13に対向し、第3方向D3において第2押さえ部材18Rと第2丸棒部材15との間に配置され、追加第1押さえ部材17の第3基端部17PEに接続する第4基端部19RPEから第5方向D5に向けて延びる。第1押さえ部材16と追加第1押さえ部材17とは、第3方向D3に第2押さえ部材18Rと追加第2押さえ部材19Rとの間に設けられる。追加第2押さえ部材19Rは、図5に示される切断面X-X’に対して第2押さえ部材18Rと対称な形状を有する。したがって、追加第2押さえ部材19Rは、第4基端部19RPEから第5方向D5に延びる第3押さえ部19R1と、第3押さえ部19R1から屈曲し、第1板状部材12に向かって第2方向D2に延びる第4押さえ部19R2と、を含む。本実施形態では、図7に示されるように、追加第2押さえ部材19Rは、第2押さえ部材18Rと一体の丸棒部材をおりまげて形成されているが、別の棒状部材であっても別の板状部材であってもよい。また、第2押さえ部材18Rと追加第2押さえ部材19Rは、それらが一体となった板状部材によって形成されてもよい。
【0025】
アタッチメント22Rは、第1押さえ部材16の第1基端部16PEと、第2押さえ部材18Rの第2基端部18RPEと、追加第1押さえ部材17の第3基端部17PEと、追加第2押さえ部材19Rの第4基端部19RPEとに連結される。第1押さえ部材16、追加第1押さえ部材17、第2押さえ部材18R、追加第2押さえ部材19R、及び、アタッチメント22Rは、アタッチメント支持部材24に対して着脱可能である。アタッチメント22Rは、ボルトB1及びB2とナットN1及びN2によってアタッチメント支持部材24に取り付けられる。アタッチメント22Rは、第1押さえ部材16及び追加第1押さえ部材17に対して第1板状部材12と反対側に設けられる。図8及び図9に示されるようにアタッチメント22Rは、実質的に平坦な取付面22RSを有する。アタッチメント支持部材24は、取付面22RSの形状に合う、実質的な平坦な支持面24Sを有する。第3板状部材26は、第1板状部材12と第2方向D2において第1板状部材12と対向し、第2板状部材21と実質的に垂直に交わる。アタッチメント支持部材24は、第3板状部材26と接続する。アタッチメント支持部材24は、第3板状部材26と、第3押さえ部材20(第2板状部材21)とを介して第1板状部材12と接続する。
【0026】
図10は、図5の切断面線X-X’の断面図である。切断面線X-X’は、アタッチメント22Rの第3方向D3の中央を通る。図6図9及び図10を参照し、追加第1押さえ部材17が切断面X-X’に対して第1押さえ部材16と対称な形状を有し、追加第2押さえ部材19Rが切断面X-X’に対して第2押さえ部材18Rと対称な形状を有することを考慮すると、第1油圧ホースHL1及びHL2は、第1板状部材12と、第1丸棒部材14と、第2丸棒部材15と、第1押さえ部材16と、追加第1押さえ部材17とに挟まれる。第2油圧ホースHS1及びHS2は、第1板状部材12と、第1丸棒部材14と、第2丸棒部材15と、第2押さえ部材18Rと、追加第2押さえ部材19Rとに挟まれる。
【0027】
図10を参照すると、第2基端部18RPEは、第1押さえ部材16よりも載置面13に向けて第2方向D2に突出している。このため、第2基端部18RPEは、第1油圧ホースHL2の側面を支持することができる。同様に、第4基端部19RPEは、追加第1押さえ部材17よりも載置面13に向けて第2方向D2に突出している。このため、第4基端部19RPEは、第1油圧ホースHL2の側面を支持することができる。このため、仮に、第2リンク44Rに第2油圧ホースHS1及びHS2が設けられないとしても、安定的に第2ホース支持構造10Rは、第1油圧ホースHL1及びHL2を安定的に支持することができる。
【0028】
さらに図10を参照すると、支持面24Sの法線LNは、前記第4方向から前記載置面に向かって傾いた第7方向に延びる。このため、アタッチメント22Rがアタッチメント支持部材24に取り付けられる際に、第1押さえ部材16、追加第1押さえ部材17、第2押さえ部材18R、及び、追加第2押さえ部材19Rが第1油圧ホースHL1及びHL2と第2油圧ホースHS1及びHS2とを第1板状部材12と第2板状部材21とに向けて押し付けることができる。このため、アタッチメント22Rの取り付けによって第1油圧ホースHL1及びHL2と第2油圧ホースHS1及びHS2とが安定的に固定される。
【0029】
図7に示される第1押さえ部材16(第1末端部16DE)と第1丸棒部材14との間の第3方向D3の距離L3は、第1丸棒部材14と第1押さえ部材16によって形成される第2油圧ホースHS1及びHS2の屈曲部の曲げ半径が第2油圧ホースHS1及びHS2の外径の6倍以内であるように設けられる。別の言い方をすれば、追加第1押さえ部材17(第3末端部17DE)と第2丸棒部材15との間の距離L3は、第2丸棒部材15と追加第1押さえ部材17によって形成される第1油圧ホースHL1及びHL2の屈曲部の曲げ半径が第1油圧ホースHL1及びHL2の外径の6倍以内であるように設けられる。図7に示す距離L3は、第1丸棒部材14の中心軸と第1末端部16DEの中心軸との間の第3方向D3の距離、第2丸棒部材15の中心軸と第3末端部17DEの中心軸との間の第3方向D3の距離である。
【0030】
図7に示される第2押さえ部材18R(第1押さえ部18R1)と第1丸棒部材14との間の第3方向D3の距離L4は、第1丸棒部材14と第2押さえ部材18Rによって形成される第2油圧ホースHS1及びHS2の屈曲部の曲げ半径が第2油圧ホースHS1及びHS2の外径の5倍以内であるように設けられる。別の言い方をすれば、追加第2押さえ部材19R(第3押さえ部19R1)と第2丸棒部材15との間の第3方向D3の距離L3が第2丸棒部材15と追加第2押さえ部材19Rによって形成される第2油圧ホースHS1及びHS2の屈曲部の曲げ半径は、第2油圧ホースHS1及びHS2の外径の5倍以内であるように設けられる。図7に示す距離L4は、第1丸棒部材14の中心軸と第1押さえ部18R1の中心軸との間の第3方向D3の距離、第2丸棒部材15の中心軸と第3押さえ部19R1の中心軸との間の第3方向D3の距離である。
【0031】
図11は、第1ホース支持構造10Lの拡大斜視図である。図12は、第1ホース支持構造10Lの左側面図である。図13は、第1ホース支持構造10Lの正面図である。図14は、第1ホース支持構造10Lの右側面図である。図11~14では、第1ホース支持構造10Lの構造を分かりやすく表示するため、第1ホース支持構造10Lとは無関係な第1リンク44Lの一部の部材の図示を省略している。複数の油圧ホース50Lは、2本の大径の第1油圧ホースHL3及びHL4と、1本の小径の第2油圧ホースHS3とを含む。第1ホース支持構造10Lは、2本の大径の第1油圧ホースHL3及びHL4と、1本の小径の第2油圧ホースHS3とを支持する構成である。図14では、第1ホース支持構造10Lの内部形状を表示するため、第1板状部材12を点線で外形のみ示して、その奥の形状を実線で示している。図15は、油圧ホースHL3、HL4、及び、HS3を取り外したときの第1ホース支持構造10Lの上面図である。第1ホース支持構造10Lは、第2押さえ部材18L、追加第2押さえ部材19L、及び、アタッチメント22Lを除いて、第2ホース支持構造10Rと同一の構成を有しているため、同じ符号を付している。これらの構成については詳細な説明を省略する。
【0032】
図11~15を参照すると、第1ホース支持構造10Lは、第1板状部材12と、第1丸棒部材14と、第2丸棒部材15と、第1押さえ部材16と、追加第1押さえ部材17と、第2押さえ部材18Lと、追加第2押さえ部材19Lと、第3押さえ部材20と、アタッチメント22Lと、アタッチメント支持部材24と、第3板状部材26とを備える。つまり、ホース支持構造10は、第1板状部材12と、第1丸棒部材14と、第2丸棒部材15と、第1押さえ部材16と、追加第1押さえ部材17と、第2押さえ部材18L(18R)と、追加第2押さえ部材19L(19R)と、第3押さえ部材20と、アタッチメント22L(22R)と、アタッチメント支持部材24と、第3板状部材26とを備える。
【0033】
第2押さえ部材18Lは、第2方向D2において載置面13に対向し、第3方向D3において第1丸棒部材14と第2丸棒部材15との間に配置され、第1押さえ部材16の第1基端部16PEにアタッチメント22Lを介して接続する第2基端部18LPEから第4方向D4と反対の第5方向D5に向けて延びる。第2押さえ部材18Lは、第2基端部18LPEから第5方向D5に延びる第1押さえ部18L1を含む。より詳細には、第1押さえ部18L1は、第5方向D5から第1板状部材12に向かって傾いた第6方向D6に延びる。つまり、第2押さえ部材18Lは、第5方向D5から第1板状部材12に向かって傾いた第6方向D6に延びる。本実施形態では、第2押さえ部材18Lは、丸棒部材として示されているが、板状部材であってもよい。
【0034】
図15に示されるように、第1押さえ部材16は、第2方向D2において載置面13から第1距離L5だけ離間する。この第1距離L5は、第2ホース支持構造10Rの第1距離L1と同一でも異なっていてもよい。なお、図示している実施形態においては、距離L5は、距離L1よりも長い。第2押さえ部材18Lの少なくとも一部が第2方向D2において載置面13から第1距離L5よりも短い第2距離L6だけ離間する。より詳細には、第1押さえ部18L1の先端は、第2方向D2において載置面13から第2距離L6だけ離間する。図16は、油圧ホースHL3、HL4、及び、HS3を取りつけたときの第1ホース支持構造10Lの上面図である。第2油圧ホースHS3の外径(直径)R4は、第1油圧ホースHL3及びHL4の外径(直径)R3よりも短い。なお、図示している実施形態においては、外径R4は外径R2と実質的に等しく、外径R3は外径R1よりも長い。上述する第1距離L5は、第1油圧ホースHL3及びHL4の外径(直径)R3と実質的に等しいか、わずかに大きい。上述する第2距離L6は、第2油圧ホースHS3の外径(直径)R4よりも短い。(後述の図17も参照のこと。)
【0035】
追加第2押さえ部材19Lは、第2方向D2において載置面13に対向し、第3方向D3において第2押さえ部材18Lと第2丸棒部材15との間に配置され、追加第1押さえ部材17の第3基端部17PEにアタッチメント22Lを介して接続する第4基端部19LPEから第5方向D5に向けて延びる。第1押さえ部材16と追加第1押さえ部材17とは、第3方向D3に第2押さえ部材18Lと追加第2押さえ部材19Lとの間に設けられる。追加第2押さえ部材19Lは、図12に示される切断面XVII-XVII’に対して第2押さえ部材18Lと対称な形状を有する。したがって、追加第2押さえ部材19Lは、第4基端部19LPEから第5方向D5に延びる第3押さえ部19L1を含む。より詳細には、第3押さえ部19L1は、第5方向D5から第1板状部材12に向かって傾いた第6方向D6に延びる。つまり、追加第2押さえ部材19Lは、第5方向D5から第1板状部材12に向かって傾いた第6方向D6に延びる。本実施形態では、図14に示されるように、追加第2押さえ部材19Lは、丸棒部材であるが、板状部材であってもよい。また、第2押さえ部材18Lと追加第2押さえ部材19Lは、それらが一体となった板状部材によって形成されてもよい。
【0036】
アタッチメント22Lは、第1押さえ部材16の第1基端部16PEと、第2押さえ部材18Lの第2基端部18LPEと、追加第1押さえ部材17の第3基端部17PEと、追加第2押さえ部材19Lの第4基端部19LPEとに連結される。第1押さえ部材16、追加第1押さえ部材17、第2押さえ部材18L、追加第2押さえ部材19L、及び、アタッチメント22Lは、アタッチメント支持部材24に対して着脱可能である。アタッチメント22Lは、ボルトB1及びB2とナットN1及びN2によってアタッチメント支持部材24に取り付けられる。図15及び図16に示されるようにアタッチメント22Lは、実質的に平坦な取付面22LSを有する。アタッチメント支持部材24は、取付面22LSの形状に合う、実質的な平坦な支持面24Sを有する。
【0037】
第1ホース支持構造10Lを取り付けるためのアタッチメント22Lは、第1油圧ホースHL3及びHL4の外径と第1油圧ホースHL1及びHL2の外径とが相違することによって、第2ホース支持構造10Rを取り付けるためのアタッチメント22Rと以下の点において異なる。図10を参照すると、アタッチメント22Rは、第1押さえ部材16を第1板状部材12に近い位置で支持するために延出部22EXTを有しているが、図17を参照すると、アタッチメント22Lは、延出部22EXTを有していない。
【0038】
図17は、図12の切断面線XVII-XVII’の断面図である。切断面線XVII-XVII’は、アタッチメント22Rの第3方向D3の中央を通る。図13図16及び図17を参照し、追加第2押さえ部材19Lが切断面XVII-XVII’に対して第2押さえ部材18Lと対称な形状を有することを考慮すると、第2油圧ホースHS3は、第1板状部材12と、第1丸棒部材14と、第2丸棒部材15と、第2押さえ部材18Lと、追加第2押さえ部材19Lとに挟まれる。
【0039】
なお、第1丸棒部材14と第2押さえ部材18Lによって形成される第2油圧ホースHS3の屈曲部の曲げ半径は、第2油圧ホースHS3の外径の5倍以内であるように設けられる。第2丸棒部材15と追加第2押さえ部材19Lによって形成される第2油圧ホースHS3の屈曲部の曲げ半径は、第2油圧ホースHS3の外径の5倍以内であるように設けられる。
<実施形態の作用及び効果>
【0040】
ホース支持構造10は、第1板状部材12と、第1丸棒部材14と、第2丸棒部材15と、第1押さえ部材16と、第2押さえ部材18R(18L)と、第3押さえ部材20とを備える。第2押さえ部材18R(18L)の少なくとも一部が第2方向D2において載置面13から第1距離L1(L5)よりも短い第2距離L2(L6)だけ離間する。このため、異なる径を有するホースを係止して、作業装置4を動かしたときのホースの摩耗を抑止する簡易なホース支持構造を提供することができる。
【0041】
本願においては、「備える」およびその派生語は、構成要素の存在を説明する非制限用語であり、記載されていない他の構成要素の存在を排除しない。これは、「有する」、「含む」およびそれらの派生語にも適用される。
【0042】
「~部材」、「~部」、「~要素」、「~体」、および「~構造」という文言は、単一の部分や複数の部分といった複数の意味を有し得る。
【0043】
「第1」や「第2」などの序数は、単に構成を識別するための用語であって、他の意味(例えば特定の順序など)は有していない。例えば、「第1要素」があるからといって「第2要素」が存在することを暗に意味するわけではなく、また「第2要素」があるからといって「第1要素」が存在することを暗に意味するわけではない。
【0044】
程度を表す「実質的に」、「約」、および「およそ」などの文言は、実施形態に特段の説明がない限りにおいて、最終結果が大きく変わらないような合理的なずれ量を意味し得る。本願に記載される全ての数値は、「実質的に」、「約」、および「およそ」などの文言を含むように解釈され得る。
【0045】
本願において「A及びBの少なくとも一方」という文言は、Aだけ、Bだけ、及びAとBの両方を含むように解釈されるべきである。
【0046】
上記の開示内容から考えて、本発明の種々の変更や修正が可能であることは明らかである。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、本願の具体的な開示内容とは別の方法で本発明が実施されてもよい。
図1
図2
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図10
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