(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-01
(45)【発行日】2024-11-12
(54)【発明の名称】歯ブラシ
(51)【国際特許分類】
A46B 5/00 20060101AFI20241105BHJP
A46B 9/04 20060101ALI20241105BHJP
【FI】
A46B5/00 D
A46B9/04
(21)【出願番号】P 2023529955
(86)(22)【出願日】2021-05-10
(86)【国際出願番号】 CN2021092779
(87)【国際公開番号】W WO2022105148
(87)【国際公開日】2022-05-27
【審査請求日】2023-05-17
(31)【優先権主張番号】202011296169.8
(32)【優先日】2020-11-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】523052971
【氏名又は名称】上海携福電器有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHANGHAI SHIFT ELECTRICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 489 Jinbai Road, Jinshan Industrial Zone, Shanghai 201506, China
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100189555
【氏名又は名称】徳山 英浩
(72)【発明者】
【氏名】徐 振武
(72)【発明者】
【氏名】戴 曉国
(72)【発明者】
【氏名】張 常進
(72)【発明者】
【氏名】張 紅涛
【審査官】村山 達也
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3035897(JP,U)
【文献】登録実用新案第3014097(JP,U)
【文献】特表2001-517512(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A46B 5/00
A46B 9/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向に延びる回転軸線を有するブラシヘッドと、ハンドルと、第1の回動構成とを備える歯ブラシであって、
第1の回動構成は、前記ブラシヘッドに接続する回動部材と、前記ハンドルに接続する接続部材とを有し、前記接続部材の前記ブラシヘッドに向かう表面には、前記回転軸線に沿って延びる挿着溝が開設され、前記回動部材の前記ブラシヘッドから離反する端部は、前記挿着溝に挿入されて前記接続部材に回動可能に接続され、
前記回動部材には、第1の係合部材が設けられ、前記接続部材には、第2の係合部材が設けられ、
前記第2の係合部材は、複数あり、前記第1の係合部材は、前記回動部材の回動に伴って各前記第2の係合部材を順次通過することができ、いずれかの前記第2の係合部材と対向する時に、前記第2の係合部材と係合して前記回動部材の回動を規制する、あるいは、
前記第1の係合部材は、複数あり、各前記第1の係合部材は、前記回動部材の回動に伴って前記第2の係合部材を順次通過することができ、いずれかの前記第1の係合部材が前記第2の係合部材と対向する時に、前記第2の係合部材と係合して前記回動部材の回動を規制
し、
前記歯ブラシは、第2の回動構成と、弾性構成とをさらに備え、前記接続部材が、前記第2の回動構成を介して湾曲軸線周りに前記ハンドルに回動可能に接続され、前記湾曲軸線は、前記回転軸線に対して垂直であり、前記弾性構成は、前記接続部材が前記湾曲軸線周りに回動する時に、弾性変形し、
前記第2の回動構成は、前記接続部材に接続する第1の回転ディスクと、前記ハンドルに接続する第2の回転ディスクとを備え、前記第1の回転ディスクと前記第2の回転ディスクは、同軸に配置され、前記湾曲軸線に沿って相対的に回動可能であり、
前記弾性構成は、第1のアームと第2のアームとが接続されてなる第1の弾性部材を備え、前記第1のアームと前記第2のアームとが相互に接続する端部は、前記第1の回転ディスクに接続する固定端であり、前記第1のアームと前記第2のアームの自由端は、いずれも第2の回転ディスクに当接または接続され、前記第1の回転ディスクと前記第2の回転ディスクが回動すると、前記弾性構成が、弾性変形することを特徴とする歯ブラシ。
【請求項2】
前記第2の係合部材は、4つあり、前記回転軸線周りに等間隔に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項3】
前記第1の係合部材は、前記回動部材の前記挿着溝に当接する表面に設けられるバンプであり、前記第2の係合部材は、前記接続部材に開設されて前記挿着溝と連通する係止溝であり、あるいは、
第1の係合
部材は、前記回動部材に開設されて前記挿着溝と連通する係止溝であり、前記第2の係合部材は、前記接続部材の前記挿着溝に当接する表面に設けられるバンプであることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項4】
前記接続部材は、前記挿着溝の溝壁に環状の第1の溝が開設され、前記回動部材には、前記第1の溝と協働する弾性係合ブロックが設けられ、前記回動部材が前記回転軸線周りに回動すると、前記弾性係合ブロックが、前記第1の溝に沿って回動し、前記回動部材と前記接続部材の軸方向の移動を規制することを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項5】
前記回動部材は、その外面に環状の第2の溝が開設され、前記接続部材は、その外面に前記挿着溝と連通する挿着孔が開設され、前記第1の回動構成は、前記挿着孔に配置されて前記第2の溝に入る接続ピンを備えることを特徴とする請求項1に記載の歯ブラシ。
【請求項6】
前記第1の回動構成は、前記接続部材の外側に嵌設される保護スリーブをさらに備え、前記保護スリーブは、前記接続ピンが前記挿着孔から離れることを規制することを特徴とする請求項5に記載の歯ブラシ。
【請求項7】
前記歯ブラシは、前記ブラシヘッドの圧力を検出するための
圧力検出部をさらに備えることを特徴とする請求項
1に記載の歯ブラシ。
【請求項8】
前記第2の回動構成は、前記接続部材に接続して前記湾曲軸線に沿って延びる接続軸と、前記ハンドルに接続するブラケットとを備え、前記ブラケットが、前記接続軸の両端にそれぞれ回動可能に接続された2つの取付孔が開設され、
前記弾性構成は、前記回転軸線に沿って延びるストライプ状をなし、前記回動部材または前記接続部材には、前記弾性構成に挿入されるストッパ溝が開設され、前記弾性構成の一端が、前記ストッパ溝に挿入され、他端が、前記ハンドルまたは前記ブラケットに接続され、前記接続軸は、前記弾性構成を避け、
前記弾性構成は、前記接続部材が前記湾曲軸線周りに回動する時に、弾性湾曲することを特徴とする請求項
1に記載の歯ブラシ。
【請求項9】
前記ブラケットは、前記取付孔の孔壁にストッパブロックを設け、前記接続軸には、前記ストッパブロックが挿入されて前記ストッパブロックの回動角度を制限する可動溝が開設されていることを特徴とする請求項
8に記載の歯ブラシ。
【請求項10】
前記弾性構成が金属ストライプであることを特徴とする請求項
1に記載の歯ブラシ。
【請求項11】
前記第1のアームおよび前記第2のアームは、ストライプ状であり、その延在経路は、曲線であることを特徴とする請求項
1に記載の歯ブラシ。
【請求項12】
前記第1のアームと前記第2のアームは、対称的に設けられていることを特徴とする請求項
1に記載の歯ブラシ。
【請求項13】
前記弾性構成は、第2の弾性部材と第3の弾性部材とをさらに備え、前記第2の弾性部材と前記第3の弾性部材は、いずれも引張ばねであり、前記第2の弾性部材の両端が、それぞれ前記第1の回転ディスクおよび前記第2の回転ディスクに接続され、前記第3の弾性部材の両端が、それぞれ前記第1の回転ディスクおよび前記第2の回転ディスクに接続されていることを特徴とする請求項
1に記載の歯ブラシ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年11月18日で中国特許庁に提出した出願番号が202011296169.8で発明の名称が「歯ブラシ」である中国特許出願に基づく優先権を主張するものであり、その全体が参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、口腔清掃の分野に関し、特に歯ブラシに関わるものである。
【背景技術】
【0003】
従来の歯ブラシは、一体的な固定構成であることが多く、歯磨き時に手首に合わせて歯ブラシの角度を調節するしかなく、歯磨き操作に不便を伴う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例の目的の一つは、歯磨き操作の利便性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術課題を解決するために、本願の実施例は、以下の技術手段を採用する。
【0006】
長手方向に延びる回転軸線を有するブラシヘッドと、ハンドルと、第1の回動構成とを備える歯ブラシであって、第1の回動構成は、ブラシヘッドに接続する回動部材と、ハンドルに接続する接続部材とを有し、接続部材のブラシヘッドに向かう表面には、回転軸線に沿って延びる挿着溝が開設され、回動部材のブラシヘッドから離反する端部は、挿着溝に挿入されて接続部材に回動可能に接続され、回動部材には、第1の係合部材が設けられ、接続部材には、第2の係合部材が設けられ、
第2の係合部材は、複数あり、第1の係合部材は、回動部材の回動に伴って各第2の係合部材を順次通過することができ、いずれかの第2の係合部材と対向する時に、第2の係合部材と係合して回動部材の回動を規制する、
あるいは、第1の係合部材は、複数あり、各第1の係合部材は、回動部材の回動に伴って第2の係合部材を順次通過することができ、いずれかの第1の係合部材が第2の係合部材と対向する時に、第2の係合部材と係合して回動部材の回動を規制する。
【発明の効果】
【0007】
本願に係る歯ブラシは、第1の回動構成の設置によって、ブラシヘッドとハンドルの回転軸線周りの回動接続を実現し、突起と係止溝の設置によって、ブラシヘッドとハンドルが特定の角度で相対的に固定される。歯を磨く際、使用者は、実際の必要に応じて歯をハンドルに対して所望の角度まで回動させ、歯磨き操作を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
以下、本願の実施例における技術案をより明確に説明するために、実施例または例示的な技術的説明において必要とされる図面について簡単に説明するが、明らかに、以下に説明する図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働を行わずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【0009】
【
図1】
図1は、本願の実施例に係る歯ブラシの概略
図1である。
【
図5】
図5は、本願の実施例に係る歯ブラシの概略
図2である。
【
図9】
図9は、
図5に示す歯ブラシの弾性構成と第2の回動構成の接続概略図であり、第1の弾性部材が充填されて示されている。
【
図10】
図10は、
図5に示す歯ブラシにおける第1の弾性部材の構成概略図である。
【
図11】
図11は、本願の実施例に係る歯ブラシの概略
図3であり、部分構成分解概略図である。
【
図12】
図12は、
図11に示す歯ブラシにおける回動部材と接続部材の接続概略図であり、断面図である。
【
図14】
図14は、本願の実施例に係る歯ブラシの概略
図4であり、部分構成分解概略図である。
【
図15】
図15は、
図14に示す歯ブラシにおける回動部材と接続部材の接続概略図であり、断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本願の目的、技術案および利点をより明確にするために、図面および実施例に基づいて、本願についてさらに詳細に説明する。理解すべきところは、ここに記載された具体的な実施例は、本願を説明するためのものにすぎず、本願を限定するものではない。
【0011】
図1~
図16を参照して、本実用新案に係る歯ブラシに対して例示的に説明する。
【0012】
歯ブラシは、長手方向に延びる回転軸線C1を有するブラシヘッド20と、ハンドル10と、第1の回動構成30とを備える。歯ブラシが立設されている時に、ブラシヘッド20とハンドル10は、上下に配置され、回転軸線C1は、上下に延びる方向である。
【0013】
ブラシヘッド20は、第1の回動構成30を介して回転軸線C1周りにハンドル10と回動可能に接続されている。
【0014】
具体的には、
図2~
図4、または
図6および
図7を併せて参照すると、第1の回転構成30は、ブラシヘッド20に接続する回動部材31と、ハンドル10に接続する接続部材32とを備え、接続部材32のブラシヘッド20に向かう表面には、回転軸線C1に沿って延びる挿着溝321が開設され、回動部材31のブラシヘッド20から離反する端部は、挿着溝321に挿入されて接続部材32に回動可能に接続されている。
【0015】
回動部材31には、第1の係合部材311が設けられ、接続部材32には、第2の係合部材322が設けられている。第1の係合部材311または第2の係合部材322は、複数あり、いずれかの第1の係合部材311がいずれかの第2の係合部材322と対向する時に、当該第2の係合部材322と係合することができる。
【0016】
第2の係合部材322は、複数あり、第1の係合部材311は、回動部材31の回動に伴って各第2の係合部材322を順次通過することができ、いずれかの第2の係合部材322と対向する時に、第2の係合部材322と係合して回動部材31の回動を規制する、あるいは、
第1の係合部材311は、複数あり、各第1の係合部材311は、回動部材31の回動に伴って第2の係合部材322を順次通過することができ、いずれかの第1の係合部材311が第2の係合部材322と対向する時に、第2の係合部材322と係合して回動部材31の回動を規制する。
【0017】
挿着溝321は、回動部材31の径方向の移動を規制する。回動部材31は、挿着溝321内で回転軸線C1周りに回動する回動自由度を有する。
【0018】
第1の係合部材311と第2の係合部材322との協働設置により、第1の係合部材311が第2の係合部材322と対向して第2の係合部材322と係合する時に、回動部材31は、回転軸線C1周りの回動が制限され、回動部材31と接続部材32が相対的に固定する状態になる。回動部材31を回動させる外力が第1の係合部材311と第2の係合部材322の相対移動による抵抗よりも大きい場合に、第1の係合部材311は、第2の係合部材322から離れて回動部材31に対する回動制限を解除する。
【0019】
本実用新案の別の実施例において、上記第1の係合部材311は、上記回動部材31の上記挿着溝321に当接する表面に設けるバンプであり、上記第2の係合部材322は、上記接続部材32に開設されて上記挿着溝321と連通する係止溝である、あるいは、上記第1の係合部材は、上記回動部材31に開設されて上記挿着溝321と連通する係止溝であり、一方、上記第2の係合部材322は、上記接続部材32の上記挿着溝321に当接する表面に設けるバンプである。
【0020】
第1の係合部材311と第2の係合部材322は、バンプと係止溝との協働設置を採用し、構成の簡略化に有利である。バンプを係止溝に入れる時に、回動部材31と接続部材32の回転軸線C1周りの相対的な回動を実現し、バンプが係止溝から離れると、回動部材31と接続部材32の回転軸線C1周りの回転制限が解除される。
【0021】
第1の係合部材311と第2の係合部材322とが係合する位置は、ブラシヘッド20とハンドル10とが相対的に固定される位置を決定する。
【0022】
第1の係合部材311が1つであり、第2の係合部材322が4つある場合に、ブラシヘッド20とハンドル10との間には、4つの相対的な固定位置がある。さらに、4つの第2の係合部材322が回転軸線C1周りに等間隔に配置される場合に、隣接する2つの第2の係合部材322の相対位置の間に90°の差があり、すなわち、ブラシヘッド20が第1の相対的な固定位置から90°で正方向または逆方向に回転して隣接する他の相対的な固定位置に到達する。
【0023】
第1の係合部材311が1つでバンプであり、第2の係合部材322が6つで係止溝である場合に、バンプの回動部材31に従う回動経路が、回転軸線C1周りの円形であり、各係止溝は、この回動経路に点在する。第1の係止溝は、初期位置に位置し、第2の係止溝~第6の係止溝は、回動経路のπ/12、π/6、π/3、π/2、π位置に順次配置し、対応的に、ブラシヘッド20は、第1の係止溝の位置からそれぞれ15°、30°、60°、90°、180°で回動し、第2の係止溝、第3の係止溝、第4の係止溝、第5の係止溝、第6の係止溝に順次到達する。当業者は、実際の必要に応じて係止溝の個数を2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個などとし、必要に応じて隣接する各係止溝のピッチを設けることができ、ここでは一意に限定するものではない。
【0024】
同様に、第1の係合部材311が1つで係止溝であり、第2の係合部材322が6つで突起である場合に、係止溝の回動部材31に従う回動経路が、回転軸線C1周りの円形であり、各突起は、この回動経路に点在する。第1の突起は、初期位置に位置し、第2の突起~第6の突起は、回動経路のπ/12、π/6、π/3、π/2、π位置に順次配置し、対応的に、ブラシヘッド20は、第1の突起の位置からそれぞれ15°、30°、60°、90°、180°で回動し、第2の突起、第3の突起、第4の突起、第5の突起、第6の突起に順次到達する。
【0025】
説明する必要があるのは、第1の係合部材311と第2の係合部材322との間は、1対多、多対1の関係であってもよいし、多対多の関係であってもよい。例えば、第1の係合部材311の数を2つ、第2の係合部材322の数を4つとする、あるいは、第1の係合部材311と第2の係合部材322の数をいずれも4つとする。いずれかの第1の係合部材311が回動部材31の回動に伴っていずれかの第2の係合部材322に順次係合可能であればよい。
【0026】
理解すべきところは、突起には、係止溝が突起から離れる難易度を低減するように、傾斜するガイド面がある。係止溝の溝壁と挿着溝321の溝壁とが、面取りで遷移する。この設置により、係止溝から突起が離れる難易度をさらに低減することができる。
【0027】
本実施例に係る歯ブラシは、第1の回動構成30の設置によって、ブラシヘッド20とハンドル10の回転軸線C1周りの回動接続を実現し、第1の係合部材311と第2の係合部材322の協働設置によって、ブラシヘッド20とハンドル10が特定の角度で相対的に固定されている。歯を磨く際、使用者は、実際の必要に応じて歯をハンドル10に対して所望の角度まで回動させ、歯を磨く操作を容易にする。
【0028】
実施例1
図2および
図4を参照すると、本実施例において、上記第1の係合部材311は、上記回動部材31の上記挿着溝321に当接する表面に設けるバンプであり、上記第2の係合部材322は、上記接続部材32に開設されて上記挿着溝321と連通する係止溝である。
【0029】
接続部材32は、挿着溝321の溝壁に環状の第1の溝323が開設され、回動部材31には、第1の溝323と協働する弾性係止ブロック313が設けられ、回動部材31が回転軸線C1周りに回動すると、弾性係止ブロック313が第1の溝323に沿って回動し、回動部材31と接続部材32の軸方向の移動を規制する。
【0030】
組み立て時に、回動部材31を上方から挿着溝321に入れ、この過程において、弾性係止ブロック313は、挿着溝321の溝壁の圧力を受けて弾性変形し、かつ、第1の溝323に達すると、挿着溝321の溝壁からの圧力がなくなり、弾性係止ブロック313は、弾性復元力で復帰されて第1の溝323に係入する。第1の溝323は、第1の溝323に位置する弾性係止ブロック313による回動部材31に対する回動規制を回避するように、環状に形成されている。
【0031】
本実用新案の他の実施例において、
図2を参照すると、各係止溝(第2の係合部材322)は、回転軸線C1方向に沿って接続部材32の回動部材31に向かう表面まで延びている。この配置は、回動部材31の組み立てを容易にすることができる。具体的には、係止溝が接続部材32の上面まで延びているので、突起(第1の係合部材311)は、回動部材31が上方から係止溝321に入る時に、係止溝に沿って下向きに設計高さまで達することができ、つまり、係止溝の上方に延びている部分は、突起の下方への組み付けを回避する効果を得ることができる。
【0032】
説明する必要があるのは、係止溝は、本実施例において周方向における突起の移動を規制することのみが要求されているので、係止溝が接続部材32の上面まで上方に延びることは、係止溝の機能要件に影響しない。
【0033】
実施例2
本実施例と実施例1との違いは、接続部材32と回動部材31の軸方向のストッパ構成が異なることである。
【0034】
図6および
図7を参照すると、本実施例に係る歯ブラシでは、回動部材31がその外面に環状の第2の溝312を開設し、接続部材32がその外面に挿着溝321と連通する挿着孔を開設する。
【0035】
第1の回動構成30は、挿着孔に配置されて第2の溝312に入る接続ピン33を備える。
【0036】
接続ピン33は、回動部材31の軸方向の自由度が制限されるように、接続部材32と回動部材31の軸方向の移動を制限し、回動部材31が回転軸線C1周りに回動する回動自由度のみを有するように、挿着溝321の設置と協働する。第2の溝312は、第2の溝312に深く入り込んだ接続ピン33による回動部材31の回動に対する規制を回避するように、環状に形成されている。
【0037】
組み立て時に、回動部材31は、挿着溝321内に挿入され、その後、接続ピン33を挿着孔に挿入して第2の溝312に入れる。以上のことから、挿着孔と接続ピン33との協働が容易に操作できる。
【0038】
本実用新案の別の実施例において、
図6および
図7を参照すると、第1の回動構成30は、接続部材32の外側に嵌設する保護スリーブ34をさらに備え、保護スリーブ34は、接続ピン33が挿着孔から離れることを規制する。図示の構成において、保護スリーブ34は、環状であり、回動部材31の上方から接続部材32に下向きに外挿することができる。保護スリーブ34は、回動部材31と接続部材32との接続位置を内部に被覆し、歯ブラシの美観的効果を提供するのに有利である。
【0039】
実施例3
図11~
図13を参照すると、本実施例と実施例1との違いは、第1の係合部材311と第1の係合部材311との具体的な構成が異なることである。上記第1の係合ブロックは、上記回動部材31に開設されて上記挿着溝321と連通する係止溝であり、上記第2の係合部材322は、上記接続部材32の上記挿着溝321に当接する表面に設けるバンプである。
【0040】
図13に示す構成において、第1の係合部材311は、1つであり、第2の係合部材322は、4つである。第1の係合部材311は、回動部材31の回動に伴って各第2の係合部材322に順次係合して回動部材31と接続部材32との相対的な回動を規制する。
【0041】
実施例4
図14~
図16を参照すると、本実施例と実施例1との違いは、第1の係合部材311と第1の係合部材311との具体的な構成が異なることである。本実施例において、上記第1の係合ブロックは、上記回動部材31に開設されて上記挿着溝321と連通する係止溝であり、上記第2の係合部材322は、上記接続部材32の上記挿着溝321に当接する表面に設けるバンプである。
【0042】
第1の係合部材311は、4つあり、前後左右対称の図形をなしているが、第2の係合部材322は、2つあり、それらを結ぶ線は、回転軸線C1に対して垂直である。
図16に示す構成において、第2の係合部材322は、第1の係合部材311との相対移動の難易度を低減するように、横断面が半円形のストライプ状をなしている。他の実施例において、第2の係合部材322は、半球状または他の構成であってもよく、ここでは限定されない。
【0043】
図14を参照すると、回動部材31には、4つの独立した延長部が設けられており、4つの延長部は、円筒状に囲まれている。隣接する2つの延長部の間の隙間は、係止溝(第1の係合部材311)を形成する。突起(第2の係合部材322)は、接続部材32の挿着溝321の溝底に設けられ、回動部材31が挿着溝321で回転軸線C1周りに回動する過程において、いずれかの2つの係止溝が2つの突起に係合しても、回動部材31と接続部材32の相対的な回動を規制する。延長部の全体は、弾性係止ブロック313として、接続部材32に開設された第1の溝323と協働して、回動部材31と接続部材32の軸方向の移動を規制することができる。
【0044】
実施例5
本実施例と実施例1~4との違いは、実施例1、実施例2、実施例3または実施例4の態様に加えて、第2の回動構成40および弾性構成50を増設したことである。
【0045】
図1または
図5を参照すると、接続部材32は、第2の回動構成40を介して湾曲軸線C2周りにハンドル10と回動可能に接続され、湾曲軸線C2は、回転軸線C1に対して垂直であり、弾性構成50は、接続部材32が湾曲軸線C2周りに回動する時に弾性変形し、外力が消失した後に接続部材32を復帰させるために使用される。
【0046】
ブラシヘッド20には、ブラシヘッド20を湾曲軸線C2周りに回動させる外力が加えられ、この外力により、接続部材32がハンドル10の方向に折り曲げられるとともに、弾性構成50が弾性変形する(弾性構成50は、外力の作用を受ける際に構成内部の各点間の相対位置を変化させ、外力が撤回された後に元に戻る能力を持つ)。この外力が消失した後、弾性構成50は、元に戻ると同時に接続部材32を逆回動させて復帰する。
【0047】
湾曲軸線C2は、水平面に沿って延びており、左右に延びていても前後に延びていてもよい。ブラシヘッド20のブラシ毛の延在方向を第1の方向と定義し、第1の方向は、ブラシヘッド20の回転方向に対して垂直である。ブラシヘッド20が第1の回動構成30を介してハンドル10周りに水平面において回動可能に接続された設計に合わせて、ブラシヘッド20は、回転軸線C1周りに回動してブラシ毛の延在方向と湾曲軸線C2の角度を調整する。
【0048】
ブラシヘッド20は、第1の回動構成30と一体として接続部材32を介してハンドル10と回動可能に接続され、ブラシヘッド20のハンドル10に対する折り曲げを実現する。接続部材32とハンドル10との回動接続は、第2の回動構成40によって実現される。弾性構成50は、ブラシヘッド20が湾曲軸線C2周りに回動する時に弾性変形し、ブラシヘッド20を回動させる外力を部分的に相殺する。
【0049】
歯ブラシの具体的な使用状況を考慮する。第1の方向が湾曲軸線C2と平行である場合に、歯ブラシが一定の推力で中間から交互に上の歯列と下の歯列の方向に刷掃すると仮定すると、ブラシヘッド20は、逆の方向に回動し、歯ブラシは、上の歯列の方向に刷掃すると、ブラシヘッド20は、下の歯列の方向に回動し、それに応じて、歯ブラシは、下の歯列の方向に刷掃すると、ブラシヘッド20は、上の歯列の方向に回動する。弾性部材は、弾性変形してこの部分の推力を相殺し、歯が受けた実際の圧力を低下させ、歯を保護する役割を果たす。そして、説明する必要があるのは、弾性部材の変形量は、摩擦力と線形関係にあるので、歯ブラシが上の歯列および下の歯列を刷掃する時に、歯が受けた実際の圧力は、歯冠から歯肉に向かう方向に減少し、歯肉にかかる圧力は、最小であり、歯肉を保護する効果をさらに発揮する。
【0050】
回転軸線C1がブラシ毛の延在方向に対して垂直である時に、ブラシ毛は、歯に向かって歯を押し当て、静圧が大きすぎる場合に、ブラシヘッド20が歯から離れる方向に回動し、弾性部材が弾性変形して一部の圧力を相殺し、歯が受けた実際の静圧を減少させ、歯を保護する効果を発揮する。
【0051】
そして、歯ブラシで歯を刷掃する場合(上の歯列と下の歯列の間で上下に刷掃するか、一列の歯の配列方向に刷掃するかにかかわらず)、弾性部材が弾性変形して歯ブラシを刷掃する抵抗が減少し、省力化の効果が得られる。
【0052】
以上により、本実施例に係る歯ブラシは、第2の回動構成40および弾性構成50の設置により歯の保護および歯磨きの省力化の効果を奏することができる。
【0053】
本実用新案の別の実施例において、歯ブラシは、ブラシヘッド20の圧力を検出するための誘導構成をさらに備える。誘導構成は、ブラシヘッド20が受けた圧力を感知し、感知された圧力が所定閾値より大きい時に、可視光または音声で警告信号を発し、使用者に歯ブラシに加えた圧力を適切に低下させるように注意する。
【0054】
本実用新案の別の実施例において、
図2および
図4を参照すると、第2の回動構成40は、接続部材32に接続して湾曲軸線C2に沿って延びる接続軸41と、ハンドル10に接続するブラケット42とを備え、ブラケット42は、接続軸41の両端にそれぞれ回動可能に接続された2つの取付孔が開設されている。
【0055】
弾性構成50は、回転軸線C1に沿って延びるストライプ状をなし、回動部材31または接続部材32には、弾性構成50に挿着されるストッパ溝324が開設され、弾性構成50の一端が、ストッパ溝324に挿着され、他端が、ハンドル10またはブラケット42に接続され、接続軸41は、弾性構成50を避ける。ストッパ溝324が回動部材31に開設される場合、接続部材32は、弾性構成50を避ける。
【0056】
弾性構成50は、接続部材32が湾曲軸線C2周りに回動する時に弾性湾曲する。
【0057】
接続部材32とハンドル10との間は、接続軸41とブラケット42の取付孔との協働により回動可能に接続されている。図示の構成において、接続軸41は、接続部材32の対向する両側に設ける第1の軸セグメントと第2の軸セグメントを備え、第1の軸セグメントと第2の軸セグメントは、同軸に配置され、弾性構成50を避けるように間隔を置いて配置されている。
【0058】
弾性構成50は、ストライプ状であり、一端が固定され、他端が径方向の付勢力を受けた時に弾性湾曲し、外力が消失した後に復帰される。説明する必要があるのは、ストライプ状とは、細長い特徴を有する構造体を意味し、ストライプ状の弾性構成50は、長手方向に直線的に延びていてもよく、波状に前方に延びていてもよく、螺旋状に前方に延びていてもよい。
【0059】
図5に示す構成において、弾性構成50は、一端がハンドル10に挿着固定され、他端がストッパ溝324に挿入されている。弾性構成50とストッパ溝324との間は、隙間嵌めであり、弾性構成50の上端部とストッパ溝324との間は、相対的に移動することができるので、弾性構成50は、湾曲時に、径方向の圧力だけを受けて湾曲し、軸方向に沿った引張力を受けない。この設置は、弾性構成50の使用寿命を向上させるのに有利である。
【0060】
本実施例において、弾性構成50は、金属ストライプであり、他の実施例において、弾性構成50は、弾性プラスチックまたは他の材料を選択することもでき、ここでは限定されない。
【0061】
本実用新案の別の実施例において、ブラケット42は、取付孔の孔壁にストッパブロックを設け、接続軸41には、ストッパブロックが挿入されてストッパブロックの回動角度を制限するための可動溝が開設されている。可動溝とストッパブロックの設置により、ブラシヘッド20とハンドル10の湾曲軸線C2周りの回動角度を制限し、構成が簡単で、構成が精巧である。
【0062】
実施例6
本実施例と実施例5との違いは、第2の回動構成40と弾性構成50とが異なることである。
【0063】
図7~
図9を参照すると、第2の回動構成40は、接続部材32に接続する第1の回転ディスク43と、ハンドル10に接続する第2の回転ディスク44とを備え、第1の回転ディスク43と第2の回転ディスク44は、同軸に配置され、湾曲軸線C2に沿って相対的に回動可能である。
【0064】
弾性構成50は、第1のアーム511と第2のアーム512とが接続されてなる第1の弾性部材51を備え、第1のアーム511と第2のアーム512とが相互に接続する端部は、第1の回転ディスク43に接続する固定端であり、第1のアーム511と第2のアーム512の自由端は、いずれも第2の回転ディスク44に当接または接続され、第1の回転ディスク43と第2の回転ディスク44が回動すると、弾性構成50が、弾性変形する。
【0065】
本実施例において、接続部材32とハンドル10との間は、第1の回転ディスク43と第2の回転ディスク44との相対的な回動により回動可能に接続され、第1の弾性部材51と第1の回転ディスク43および第2の回転ディスク44との協働により、ブラシヘッド20とハンドル10の折り曲げ後の復帰が実現される。歯ブラシの使用に関する上記の分析に合わせて、この設置は、同様に歯を保護する効果を実現することができる。
【0066】
図9および
図10を参照すると、第1の弾性部材51は、ストライプ状の第1のアーム511と第2のアーム512とが接続されてなる。第1のアーム511/第2のアーム512は、一端が固定され、他端が径方向の付勢力を受け、第1のアーム511/第2のアーム512が弾性変形する。第1の弾性部材51は、全体としてV字状をなし、第1のアーム511と第2のアーム512が互いに接続する端部が接続され、第1のアーム511と第2のアーム512の自由端が第2の回転ディスク44に当接する。第1の回転ディスク43と第2の回転ディスク44が回動すると、第1のアーム511または第2のアーム512が弾性変形し、外力が消失した後に第1の回転ディスク43を回動復帰させる。
【0067】
他の実施例において、第1のアーム511および第2のアーム512の自由端は、第2の回転ディスク44に固定的に接続されていてもよく、可動的に接続されていてもよい。この場合に、第1の回転ディスク43と第2の回転ディスク44が相対的に回動すると、第1のアーム511と第2のアーム512は、同時に弾性変形し、外力が消失した後に一緒に第1の回転ディスク43を回動復帰させる。
【0068】
図10に示す構成において、第1のアーム511と第2のアーム512とが対称的に設け、同じ外力により第1の回転ディスク43と第2の回転ディスク44を正転と逆転させる場合に、同等の弾性変形を有し、歯ブラシの使用に合わせて、湾曲軸線C2とブラシ毛の延在方向が平行である場合に、歯ブラシが交互に上の歯列と下の歯列を刷掃する過程において、同様の刷掃力の場合に、上の歯列と下の歯列は、基本的に同じ受力状況と清掃効果を持ち、歯磨きの快適さを高める。
【0069】
好ましくは、第1のアーム511および第2のアーム512は、ストライプ状であり、その延在経路は、曲線である。構成強度と耐屈曲性を高め、弾性構成50が歯磨き時に加えた圧力の解消能力をさらに高め、歯が実際に受けた圧力を減らして歯を保護する。
【0070】
本実用新案の他の実施例において、
図8および
図9を参照すると、第1の回転ディスク43は、第2の回転ディスク44に向かう表面に係合ブロック431を設け、係合ブロック431が、固定端に係合する第2の係合部材322を有し、
第2の回転ディスク44は、第1の回転ディスク43に向かう表面に第1のボス441と第2のボス442が設けられ、第1のボス441と第2のボス442は、それぞれ第1のアーム511と第2のアーム512の自由端に当接する。
【0071】
第1の回転ディスク43には、第1のボス441が挿入されて第1のボス441の回動角度を規制する第1の腰形溝433と、第2のボス442が挿入されて第2のボス442の回動角度を規制する第2の腰形溝434とが開設されている。
【0072】
第1の弾性部材51は、全体としてV形をなし、コーナーで係合ブロック431と係合して第1の弾性部材51と第1の回転ディスク43との固定接続を実現し、構成の簡略化と組み立ての便利さに有利である。
【0073】
第1の弾性部材51の2つの自由端は、第1のボス441および第2のボス442との当接により第2の回転ディスク44との当接を実現し、構成の簡略化に有利である。
【0074】
第1の腰形溝433と第2の腰形溝434の設置により、第1のボス441と第2のボス442の回動角度を制限し、ブラシヘッド20とハンドル10の湾曲軸線C2周りの回転角度を制限し、構成を簡略化する。
【0075】
本実用新案の他の実施例において、
図9を参照すると、第1の回転ディスク43は、第2の回転ディスク44に向かう表面に第3ボス432を設け、
弾性構成50は、第2の弾性部材52と第3の弾性部材53とをさらに備え、第2の弾性部材52と第3の弾性部材53は、いずれも引張ばねであり、第2の弾性部材52は、一端が第1のボス441に接続され、他端が第3のボス432に接続され、第3の弾性部材53は、一端が第2のボス442に接続され、他端が第3のボス432に接続されている。
【0076】
第2の弾性部材52および第3の弾性部材53の設置により、第1の弾性部材51の耐屈曲能力が増強され、弾性構成50が歯磨き時に加えた圧力の消解能力を向上させ、歯が実際に受けた圧力をさらに減少させて歯を保護することができる。
【0077】
本実用新案の別の実施例において、
図7を参照すると、第2の回転ディスク44は、第1の回転ディスク43に向かう表面に回転筒を設け、第1の回転ディスク43は、回転筒に外挿されて回転筒周りに回転し、
回動構成は、第2の回転ディスク44に係合して第1の回転ディスク43を内に挟み込むスナップ45をさらに備え、スナップ45および/または第2の回転ディスク44には、第1の回転ディスク43とブラシヘッド20との接続を避ける逃げ穴が設けられている。
【0078】
第2の回転ディスク44とスナップ45とは、スナップ結合されて、第1の回転ディスク43を収容する収容室を形成している。第1の回転ディスク43は、当該収容室に配置されて回転筒の外側に嵌設されている。回転筒の中心軸線は、湾曲軸線C2である。接続部材32は、逃げ穴を介して第1の回転ディスク43に接続されている。逃げ穴、第1の腰形溝433、第2の腰形溝434のうちの1つまたは全てにより、ブラシヘッド20およびハンドル10の湾曲軸線C2周りの最大回動角度を制限する。
【0079】
以上に述べたのは、本実用新案の好ましい実施例に過ぎず、本実用新案に対する規制とはならなく、本実用新案の精神と原則内で行われる全ての修正、同等な置換えまたは改良などは、本実用新案の保護範囲に含まれるべきである。