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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-05
(45)【発行日】2024-11-13
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06V 30/12 20220101AFI20241106BHJP
【FI】
G06V30/12 J
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020119051
(22)【出願日】2020-07-10
(65)【公開番号】P2022015894
(43)【公開日】2022-01-21
【審査請求日】2023-06-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002583
【氏名又は名称】弁理士法人平田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小坂 史
(72)【発明者】
【氏名】道村 唯夫
(72)【発明者】
【氏名】岡田 茂
(72)【発明者】
【氏名】吉塚 公則
【審査官】伊知地 和之
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-032231(JP,A)
【文献】特開2020-052480(JP,A)
【文献】特開2020-024727(JP,A)
【文献】特開2016-053876(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0148914(US,A1)
【文献】朱碧蘭 外1名,ドットテクスチャを用いたアクティブ帳票方式の高信頼性化,電子情報通信学会論文誌,社団法人電子情報通信学会,2007年02月01日,第J90-D巻 第2号,pp.481~493
【文献】Jiang Gao et al.,“A method for segmentation of cursive handwritings and its application to character shape extraction”,Proceedings 2000 International Conference on Image Processing (Cat. No.00CH37101)[online],IEEE,2000年,Vol.2,pp.696-699,[検索日 2024.7.23], インターネット:<URL:https://ieeexplore.ieee.org/stamp/stamp.jsp?tp=&arnumber=899804&tag=1>,DOI: 10.1109/ICIP.2000.899804
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06V 30/00 - 30/12
G06V 30/14 - 30/168
G06V 30/18 - 30/222
G06V 30/224
G06V 30/226 - 30/32
G06V 30/40 - 30/416
G06V 30/42 - 30/424
CSDB(日本国特許庁)
IEEE Xplore
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字が記入される1つ以上の第1の欄と、署名又は押印される第2の欄とを有する読取対象であって、前記第1の欄及び前記2の欄にそれぞれ記入又は押印された前記読取対象の第1の画像に対して文字が認識された認識結果を取得し、いずれかの前記第1の欄に不備があった場合、不備があった前記第1の欄及び前記第2の欄を空欄にした第2の画像を形成し、前記第2の欄に不備があった場合、前記第2の欄を空欄にした第2の画像を形成し、形成した前記第2の画像を出力するプロセッサを備えた情報処理装置。
【請求項2】
コンピュータに、
文字が記入される1つ以上の第1の欄と、署名又は押印される第2の欄とを有する読取対象であって、前記第1の欄及び前記2の欄にそれぞれ記入又は押印された前記読取対象の第1の画像に対して文字が認識された認識結果を取得し、
いずれかの前記第1の欄に不備があった場合、不備があった前記第1の欄及び前記第2の欄を空欄にした第2の画像を形成し、前記第2の欄に不備があった場合、前記第2の欄を空欄にした第2の画像を形成し、
形成した前記第2の画像を出力させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、帳票の記入欄に記入された内容が記入欄に予め設定された制約条件を満たしていない場合に、再記入用の記入欄を設けた再記入用の帳票を生成する帳票処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に記載された帳票処理装置は、帳票データが印刷され、記入欄に記入された帳票を読み取って得られた帳票画像から記入欄に記入された内容を認識する第1の認識手段と、第1の認識手段による認識結果が記入欄に予め設定された制約条件を満たさない場合に、再記入用の記入欄、及び再記入用の帳票を示す付加情報を含む再記入用帳票データを生成して印刷手段に印刷させる生成手段と、印刷手段により印刷され、再記入用の記入欄に記入された帳票を光学的に読み取って得られた帳票画像から付加情報を検出された場合に、帳票画像から再記入用の記入欄に記入された内容を認識する第2の認識手段とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2016-53876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
署名や押印が必要な帳票に不備があった場合、最初に提出された帳票を原本とすると、再提出された帳票を最初に提出された帳票に関連付け保存しておく必要が生じる。
【0006】
本発明の課題は、読取対象に不備があった場合、原本を保証しつつ、不備があった読取対象に代わる再提出用の画像を出力する情報処理装置及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]文字が記入される1つ以上の第1の欄と、署名又は押印される第2の欄とを有する読取対象であって、前記第1の欄及び前記2の欄にそれぞれ記入又は押印された前記読取対象の第1の画像に対して文字が認識された認識結果を取得し、いずれかの前記第1の欄に不備があった場合、不備があった前記第1の欄及び前記第2の欄を空欄にした第2の画像を形成し、前記第2の欄に不備があった場合、前記第2の欄を空欄にした第2の画像を形成し、形成した前記第2の画像を出力するプロセッサを備えた情報処理装置
[2]コンピュータに、文字が記入される1つ以上の第1の欄と、署名又は押印される第2の欄とを有する読取対象であって、前記第1の欄及び前記2の欄にそれぞれ記入又は押印された前記読取対象の第1の画像に対して文字が認識された認識結果を取得し、
いずれかの前記第1の欄に不備があった場合、不備があった前記第1の欄及び前記第2の欄を空欄にした第2の画像を形成し、前記第2の欄に不備があった場合、前記第2の欄を空欄にした第2の画像を形成し、
形成した前記第2の画像を出力させるためのプログラム。
【発明の効果】
【0008】
請求項1、に係る発明によれば、読取対象に不備があった場合、原本を保証しつつ、不備があった読取対象に代わる再提出用の画像を出力することができる
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
図2図2は、帳票の一例を示す図である。
図3図3は、帳票項目情報テーブルの一例を示す図である。
図4図4は、帳票画像の一例を示す図である。
図5図5は、認識結果が記録された帳票項目情報テーブルの一例を示す図である。
図6図6は、再提出用の帳票画像の一例を示す図である。
図7図7は、情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、本発明の第2の実施の形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
図9図9は、マーカを含む帳票画像の一例を示す図である。
図10図10は、情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図11図11は、変形例1に係る別紙の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
【0011】
[実施の形態の要約]
本実施の形態に係る情報処理装置は、文字が記入される1つ以上の第1の欄と、署名又は押印される第2の欄とを有する読取対象であって、第1の欄及び前記2の欄にそれぞれ記入又は押印された読取対象の第1の画像に対して文字が認識された認識結果を取得し、いずれかの第1の欄に不備があった場合、不備があった第1の欄及び第2の欄を空欄にした第2の画像を形成し、第2の欄に不備があった場合、第2の欄を空欄にした第2の画像を形成し、形成した第2の画像を出力するプロセッサを備える。
【0012】
「読取対象」とは、文字が読み取られる対象をいい、手書きされた文字を含む紙文書や電子文書をいう。読取対象は、例えば、申請書、請求書、納品書等の帳票や契約書、仕様書等が該当する。「読取対象の第1の画像」は、読取対象が紙文書の場合は、紙文書が読み取られた画像が第1の画像であり、読取対象が電子文書の場合は、電子文書そのものが第1の画像となる。
【0013】
「不備」とは、記入又は押印すべきことが正しくなされていないことをいう。不備には、形式的な不備と実体的な不備とがある。形式的な不備には、例えば、記入すべき箇所が未記入の場合(例えば、6桁の口座番号を記入すべきところを5桁以下の口座番号が記入されている場合や、選択する記号(〇、チェック等)が抜けていた場合、印影がない場合、印影が押印欄から大きく食み出している場合等がある。実体的な不備には、例えば、住所等の記入内容に誤記がある場合、認識率が低い場合(例えば、文字が薄かったり、文字が崩されていたり、文字の一部が枠から食み出しているために認識率が低い(例えば、90%以下)場合、印影が薄いために印影を検出できない場合等がある。なお、形式的な不備と実体的な不備とを厳密に分ける必要はない。
【0014】
文字の「認識」とは、読取対象の画像に含まれる手書きや活字による文字パターンをJISコード等の文字コードに変換することをいう。認識の方法としては、例えば、認識対象の文字パターンをベクトルに変換し、文字コードに対応する標準パターンをベクトルに変換し、両者のベクトル間の距離(例えば、ユークリッド距離等)や類似度(例えば、コサイン類似度等)等で表した指標が閾値以下のものを認識結果としてもよい。また、文字の認識は、ディープラーニング等の機械学習により学習した学習モデルを用いてもよい。
【0015】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
【0016】
この情報処理システム1は、帳票から画像(以下「帳票画像」という。)を読み取る画像形成装置2と、画像形成装置2によって読み取られた帳票画像に対して文字の認識処理を行う情報処理装置3とを備える。なお、同図では、画像形成装置2及び情報処理装置3をそれぞれ1つ図示するが、スループットを考慮して一方又は両方が複数でもよい。帳票は、読取対象の一例である。
【0017】
画像形成装置2と情報処理装置3とは、ネットワーク4により接続されている。ネットワーク4は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット、インターネット等であり、有線でも無線でもよい。
【0018】
画像形成装置2及び情報処理装置3は、例えば、利用者が利用する銀行、区役所、保険会社等の窓口や受付に設置され、窓口業務を行う者(以下「操作者」という。)により操作される。なお、画像形成装置2及び情報処理装置3の設置場所は、上記の場所に限られず、工場や事務所、事業所等の他の場所でもよい。また、画像形成装置2及び情報処理装置3は、互いに離れた場所に設置されてもよい。以下、画像形成装置2及び情報処理装置3が銀行の窓口に設置されている場合を例に挙げて説明する。
【0019】
(画像形成装置の構成)
画像形成装置2は、例えば、スキャン機能、プリント機能、コピー機能、電子メール機能、ファクシミリ機能等を有する複合機である。なお、画像形成装置2は、スキャン機能とプリント機能を有するものでもよい。
【0020】
画像形成装置2は、制御部20と、記憶部21と、操作表示部22と、画像読取部23と、画像形成部24と、通信部25とを備える。
【0021】
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、インターフェース等から構成されている。制御部20は、記憶部21に記憶されたプログラムを実行することにより、各機能を実行するよう制御する。
【0022】
記憶部21は、ROM(Read Only Memory)、RAM、(Random Access Memory)、ハードディスク等から構成され、プログラム、帳票画像等の情報を記憶する。
【0023】
操作表示部22は、情報の入力及び表示を行うものである。操作表示部22は、例えば、タッチパネルディスプレイであり、液晶ディスプレイ等のディスプレイにタッチパネルを重合配置した構成を有する。
【0024】
画像読取部23は、原稿台上に設けられた自動給紙装置と、原稿台に配置された原稿、又は自動給紙装置により送られた原稿から原稿画像を光学的に読み取るスキャナとを備える。
【0025】
画像形成部24は、給紙カセットから給紙された用紙に、例えば、電子写真方式、インクジェット方式等により画像を形成することで印刷物を作成する。
【0026】
通信部25は、ネットワーク4を介して情報処理装置3と通信する。
【0027】
(情報処理装置の構成)
情報処理装置3は、情報処理装置3の各部を制御する制御部30を有し、この制御部30に、記憶部31、キーボード、マウス等で実現される入力部32、液晶ディスプレイ等で実現される表示部33、ネットワーク4を介して画像形成装置2等の外部装置と通信する通信部34が接続されている。
【0028】
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、インターフェース等から構成されている。制御部30は、記憶部31に記憶されたプログラム310を実行することにより、文字認識部300、印影検出部301、不備判定部302、再提出用帳票作成部303等として機能する。各部300~303については後述する。
【0029】
記憶部31は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等から構成され、プログラム310、帳票項目情報テーブル311(図3参照)、住所データベース312、銀行データベース313、認識用辞書314、帳票画像10b(図4参照)、再提出用の帳票画像10c、10d(図6参照)等の各種の情報を記憶する。帳票画像10bは、第1の画像の一例である。再提出用の帳票画像10cは、第2の画像の一例である。再提出用の帳票画像10cに記入、押印された再提出用の帳票画像10dは、第3の画像の一例である。
【0030】
住所データベース312には、日本の住所が登録されている。不備判定部302は、住居表示の町名・街区符号・住居番号を簡略した表記も住所が正しく記入されたと判定する。例えば、住居表示が「○○二丁目11番6号」の場合、「○○2-11-6」に簡略した表記も正しく記入されたと判定する。
【0031】
銀行データベース313には、日本に存在する銀行名、支店名等が登録されている。
【0032】
認識用辞書314は、例えば、JISコード等の文字コードごとに標準パターンが格納されたものである。
【0033】
図2は、帳票の一例を示す図である。同図に示す帳票10aは、紙に印刷されたものであり、利用者により記入される住所欄11a、銀行名欄11b、支店名欄11c、口座番号欄11d及び口座名義欄11e(以下「第1の欄11」ともいう。)と、利用者により署名及び押印される署名欄12a及び押印欄12b(以下「第2の欄12」ともいう。)とを有する。同図中破線は、実際に帳票10aに記録されている訳ではなく、予め設定された矩形の読取領域13を示す。読取領域とは、読取領域13に記入された文字パターンを文字コードに変換する領域をいう。
【0034】
図3は、帳票項目情報テーブル311の一例を示す図である。帳票項目情報テーブル311は、利用者ごとに管理番号(同図の場合はA001)が付与されて記憶部31に記憶されている。帳票項目情報テーブル311は、「読取項目」、「項目種別」、「認識結果」、「読取座標情報」等の複数の項目を有する。これらの項目からなる帳票項目情報のうち、読取項目、項目種別、読取座標情報は、帳票の種類に応じて予め設定されている。
【0035】
「読取項目」には、第1の欄11及び第2の欄12の項目名が記録される。読取項目の住所、氏名、押印、銀行名、支店名、口座番号、口座名義は、それぞれ住所欄11a、署名欄12a、押印欄12b、銀行名欄11b、支店名欄11c、口座番号欄11d、口座名義欄11eに対応する。
【0036】
「項目種別」には、記入、署名、印影のいずれかの種別が記録される。記入は、署名以外の記入される住所欄11a、銀行名欄11b、支店名欄11c、口座番号欄11d、口座名義欄11eの項目種別である。署名は、署名欄12aの項目種別である。印影は、押印欄12bの項目種別である。
【0037】
「認識結果」には、文字の認識結果、及び印影の検出結果が記録される。すなわち、項目種別が記入の場合は、認識結果として文字列が記録され、項目種別が印影の場合は、認識結果として印影が記録される。
【0038】
「読取座標情報」には、各読取項目に対して設定された矩形の読取領域の座標情報(左上座標、右下座標)が記録される。同図中a1、b1は、矩形の左上の座標(x,y)を示し、c1、d1は、矩形の右下の座標(x,y)を示す。
【0039】
次に、制御部30の各部300~303を説明する。
【0040】
文字認識部300は、帳票項目情報テーブル311の読取座標情報を参照して帳票画像10b及び再提出用の帳票画像10dから読取領域13を抽出し、読取領域13に記入された文字に対して認識処理を行い、認識結果を帳票項目情報テーブル311の「認識結果」の項目に記録する。認識処理は、例えば、記入された文字パターンをベクトルに変換し、認識用辞書314に登録されている文字コードに対応する標準パターンをベクトルに変換し、両者のベクトル間の距離又は類似度で表した評価値が閾値以下の文字コードを認識結果とする。
【0041】
印影検出部301は、帳票項目情報テーブル311の読取座標情報を参照して帳票画像10b及び再提出用の帳票画像10cから赤色の部分を抽出して印影を検出し、帳票項目情報テーブル311の「認識結果」の項目に記録する。
【0042】
不備判定部302は、住所欄11aに記入された文字に対しては、認識結果と住所データベース312とを照合し、認識結果が住所データベース312に登録されていない場合には、住所欄11aは不備の箇所と判定する。また、銀行名欄11b及び支店名欄11cに記入された文字に対しては、認識結果と銀行データベース313とを照合し、認識結果が銀行データベース313に登録されていない場合には、銀行名欄11b又は支店名欄11cは不備の箇所と判定する。さらに、不備判定部302は、署名欄12aの氏名に対しては、人名辞書等を用いてもよい。口座番号欄11d、口座名義欄11eに対しては、対応するデータベースを用いてもよい。
【0043】
再提出用帳票作成部303は、第1の欄11のいずれかの欄11a~11eに不備があった場合、不備があった第1の欄11及び第2の欄12を空欄にした再提出用の帳票画像10cを作成し、第2の欄12に不備があった場合、第2の欄12を空欄にした再提出用の帳票画像10cを形成し、形成した帳票画像10cを画像形成装置2に送信して用紙に印刷させて再提出用の帳票を作成する。再提出用の帳票に記入及び押印された帳票から読み取って得られた再提出用の帳票画像10dは、読取対象となる。
【0044】
再提出用の帳票画像10cを作成する際に、不備のない第1の欄11は手書きのままでもよいし、認識結果を反映して再提出用の帳票画像10cを作成してもよい。認識結果の活字を反映することにより、空欄の箇所に記入された再提出用の帳票画像10dを認識する際に高い認識率で認識結果を得ることができる。
【0045】
不備があった第1の欄11及び第2の欄12を空欄にする際に、読取領域13を白くして文字を消去してもよいし、読取領域13を帳票10aの地の色である背景色で塗りつぶして文字を消去してもよい。読取領域13を背景色で塗りつぶすことにより、背景色が異なるものを原本から排除することができる。
【0046】
(情報処理システムの動作)
次に、情報処理システム1の動作の一例を、図4から図7を参照して説明する。図7は、情報処理装置3の動作の一例を示すフローチャートである。
【0047】
操作者は、利用者から記入及び押印済みの帳票10aを受け取り、画像形成装置2の画像読取部23の原稿台に配置して、帳票10aから帳票画像10bを読み取らせる。画像読取部23は、カラーモードでスキャナにより帳票10aから帳票画像10bを読み取る。制御部20は、読み取られた帳票画像10bを通信部25によりネットワーク4を介して情報処理装置3に送信する。なお、帳票10aが複数枚ある場合は、自動給紙装置を用いてもよい。
【0048】
図4は、帳票画像10bの一例を示す図である。帳票画像10bは、住所欄11a、銀行名欄11b、支店名欄11c、口座番号欄11d、口座名義欄11e及び署名欄12aに手書きで文字が記入され、押印欄12bに押印により赤色の印影が形成されている。
【0049】
情報処理装置3の制御部30は、画像形成装置2から送信された帳票画像10bを通信部34により受信し、記憶部31に記憶する(S1)。
【0050】
制御部30は、帳票画像10bから記入された文字を認識し、印影を検出する(S2)。
【0051】
具体的には、文字認識部300は、帳票項目情報テーブル311の読取座標情報を参照して帳票画像10bから読取領域13を抽出し、読取領域13に記入された文字に対して認識処理を行い、図5に示すように、認識結果を帳票項目情報テーブル311に記録する。
【0052】
印影検出部301は、帳票項目情報テーブル311の読取座標情報を参照して帳票画像10bから赤色の部分を抽出して印影を検出し、図5に示すように、帳票項目情報テーブル311に記録する。なお、氏名の認識処理は、先に印影を検出し、検出した印影の位置の左側に存在する領域を読取領域として文字の認識処理を行ってもよい。これにより、押印欄12bに読取領域13を設定しなくても済む。
【0053】
次に、不備判定部302は、不備の箇所があるか否かを判定する(S3)。例えば、住所欄11aに記入された文字に対しては、認識結果と住所データベース312とを照合し、認識結果が住所データベース312に登録されていない場合には、住所欄11aは不備の箇所と判定する。また、銀行名欄11b及び支店名欄11cに記入された文字に対しては、認識結果と銀行データベース313とを照合し、認識結果が銀行データベース313に登録されていない場合には、銀行名欄11b又は支店名欄11cは不備の箇所と判定する。
【0054】
不備の箇所が無いと判定した場合(S3:No)、処理を終了する。制御部30は、不備の箇所がないと判定されて処理が終了した場合、帳票画像10bが原本ではあるが、対応するデータが帳票項目情報テーブル311に記録されているので、帳票画像10bを記憶部31から消去してもよい。
【0055】
不備の箇所があると判定した場合(S3:Yes)、再提出用帳票作成部303は、帳票項目情報テーブル311を参照して不備の箇所の項目種別は記入か否かを判断する(S4)。
【0056】
記入と判断した場合(S4:Yes)、再提出用帳票作成部303は、不備の箇所の読取領域13を背景色で塗りつぶす(S5)。すなわち、帳票画像10bのうち当該読取領域13に記入された文字を帳票10aの地の色である背景色で塗りつぶして文字を消去する。
【0057】
次に、再提出用帳票作成部303は、印影を消去する(S6)。すなわち、帳票画像10bから赤色の印影を消去する。
【0058】
次に、再提出用帳票作成部303は、署名欄12aの読取領域13を背景色で塗りつぶす(S7)。すなわち、帳票画像10bのうち署名欄12aの読取領域13に記入された文字を帳票10aの地の色である背景色で塗りつぶして署名を消去する。
【0059】
次に、再提出用帳票作成部303は、帳票画像10bのうち不備がなかった箇所を帳票項目情報テーブル311に記録されている認識結果の活字に置き換えて、帳票画像10bを再提出用の帳票画像10cとする(S8)。
【0060】
再提出用帳票作成部303は、画像形成装置2に再提出用の帳票画像10cを送信して印刷指示を行う(S9)。
【0061】
画像形成装置2の画像形成部24は、再提出用の帳票画像10cを帳票用の用紙に印刷して出力する。
【0062】
図6は、再提出用の帳票画像10cの一例を示す図である。同図に示す再記入用の帳票画像10cは、住所欄11aに不備があった場合を示す。再提出用の帳票画像10cは、住所欄11aは背景色で塗りつぶされて空欄になり、署名欄12aも背景色で塗りつぶされた空欄になっている。また、押印欄12bは、印影が消去されている。
【0063】
操作者は、再提出用の帳票画像10cが印刷された再提出用の帳票を利用者に渡す。利用者は、再提出用の帳票を受け取り、空欄になった住所欄11aに住所を記入し、同じく空欄になった署名欄12aに自己の氏名を記入し、印影が消去された押印欄12bに押印し、操作者に渡す。
【0064】
操作者は、利用者から渡された記入済み及び押印済みの再提出用の帳票を、画像形成装置2の画像読取部23の原稿台に配置して、再提出用の帳票から再提出用の帳票画像10dを読み取らせる。画像読取部23は、カラーモードでスキャナにより再提出用の帳票から再提出用の帳票画像10dを読み取る。制御部20は、読み取られた再提出用の帳票画像10dを情報処理装置3に送信する。
【0065】
情報処理装置3の制御部30は、画像形成装置2から送信された帳票画像10dを通信部34により受信し、記憶部31に記憶する(S1)。
【0066】
制御部30は、最初の帳票10aと同様に、再提出用の帳票画像10dから読取領域13を抽出し、読取領域13に記入された文字に対して認識処理を行い、認識結果を帳票項目情報テーブル311に記録し、印影を検出する(S2)。
【0067】
不備でない箇所は認識結果の活字が記入されているので、高い認識率で認識されるため、ほとんどが不備の箇所がないと判定されて(S3:No)、処理が終了する。
【0068】
なお、制御部30は、不備の箇所がないと判定されて処理が終了した場合、再提出用の帳票画像10dが原本となるが、対応するデータが帳票項目情報テーブル311に記録されているので、再提出用の帳票画像10c、10dを記憶部31から消去してもよい。また、不備のない箇所は、前回の認識結果を利用し、今回記入された箇所の文字のみを認識してもよい。
【0069】
不備の箇所がある場合には(S3:Yes)、前述したようにステップS4~S9の処理が行われる。
【0070】
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る情報処理システムの概略構成の一例を示すブロック図である。第1の実施の形態では、不備判定部302が不備の箇所の有無を判定したが、本実施の形態は、不備判定部302を用いずにマーカ検出部304により不備の箇所を検出するようにしたものである。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
【0071】
情報処理装置3は、第1の実施の形態と同様に、制御部30、記憶部31、入力部32、表示部33、通信部34を備えている。
【0072】
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、インターフェース等から構成されている。制御部30は、記憶部31に記憶されたプログラム310を実行することにより、文字認識部300、印影検出部301、再提出用帳票作成部303、マーカ検出部304等として機能し、不備判定部302としては機能しない。
【0073】
記憶部31は、第1の実施の形態と同様に、プログラム310、帳票項目情報テーブル311(図3参照)、住所データベース312、銀行データベース313、認識用辞書314、帳票画像10b(図4参照)、再提出用の帳票画像10c、10d(図6参照)等の各種の情報を記憶する。
【0074】
マーカ検出部304は、帳票画像10bから特定の色の部分を抽出してマーカ14を検出する。マーカ14の色は、入力部32の操作により設定することができる。マーカ14の色は、記入の色(例えば、黒色)や印影の色(例えば、赤色)以外の特定の色(例えば、緑色や青色)が好ましい。マーカ14の色として特定の色を用いることにより帳票画像からマーカ14のみを抽出しやすくなる。マーカ14は、本実施の形態では、線状であるが、円状や矩形状等の閉じた形状や他の形状でもよい。
【0075】
再提出用帳票作成部303は、マーカ14に外接する矩形領域を読取領域13とし、その読取領域13を背景色で塗りつぶして空欄とする。すなわち、マーカ14が付加された箇所は帳票項目情報テーブル311の読取領域情報を用いずに、マーカ14に外接する矩形領域を読取領域13とする。この場合、操作者の判断で不備の箇所を指定することができる。マーカ14に外接させていなくても余裕を持たせてマーカ14よりも広い範囲を読取領域13としてもよい。これにより正確にマーカ14を付加できなった場合にも文字を消去することが可能になる。
【0076】
(情報処理システムの動作)
次に、情報処理システム1の動作の一例を、図9及び図10を参照して説明する。図10は、情報処理装置3の動作の一例を示すフローチャートである。
【0077】
操作者は、利用者から記入及び押印済みの帳票10aを受け取り、不備の箇所の有無を判定する。不備の箇所を発見すると、不備の箇所にマーカ14を付加し、その帳票10aを画像形成装置2の画像読取部23の原稿台に配置して、帳票10aから帳票画像10bを読み取らせる。画像読取部23は、カラーモードでスキャナにより帳票10aから帳票画像10bを読み取る。制御部20は、読み取られた帳票画像10bを通信部25によりネットワーク4を介して情報処理装置3に送信する。なお、帳票10aが複数枚ある場合は、自動給紙装置を用いてもよい。
【0078】
図9は、帳票画像10bの一例を示す図である。帳票画像10bは、住所欄11a、銀行名欄11b、支店名欄11c、口座番号欄11d、口座名義欄11e及び署名欄12aに手書きで文字が記入されている。また、押印欄12bに押印により赤色の印影が形成されている。また、住所が誤記だったために住所欄11aにマーカ14が付加されている。なお、操作者は、例えば、住所や銀行名、支店名の記入が疑わしい場合、帳票に記入された文字を入力部32に入力して該当するものが存在するかどうかを住所データベース312や銀行データベース313を検索して判断してもよい。
【0079】
情報処理装置3の制御部30は、画像形成装置2から送信された帳票画像10bを通信部34により受信し、記憶部31に記憶する(S11)。
【0080】
マーカ検出部304は、特定の色のマーカ14があるか否かを判断する(S12)。すなわち、すなわち、帳票画像10bから特定の色の部分を抽出できれば、マーカ14を検出したことになる。
【0081】
マーカ14が検出できなかた場合(S12:No)、制御部30は、第1の実施の形態と同様に、帳票画像10bから記入された文字を認識し、印影を検出し、認識結果及び検出結果を帳票項目情報テーブル311に記録して(S13)、処理を終了する。制御部30は、マーカ14の箇所がないと判定されて処理が終了した場合、帳票画像10bが原本ではあるが、対応するデータが帳票項目情報テーブル311に記録されているので、帳票画像10bを記憶部31から消去してもよい。
【0082】
マーカ14が検出された場合(S12:Yes)、帳票項目情報テーブル311を参照してマーカ14の箇所の項目種別は記入か否かを判断する(S14)。
【0083】
記入と判断した場合(S14:Yes)、再提出用帳票作成部303は、マーカ14に外接する領域を読取領域13とし、その読取領域13を背景色で塗りつぶす(S15)。すなわち、帳票画像10bのうち当該読取領域13に記入された文字及びマーカ14を帳票10aの地の色である背景色で塗りつぶして文字及びマーカ14を消去する。
【0084】
次に、再提出用帳票作成部303は、印影を消去する(S16)。すなわち、帳票画像10bから赤色の印影を消去する。
【0085】
次に、再提出用帳票作成部303は、署名欄12aの読取領域13を背景色で塗りつぶす(S17)。すなわち、帳票画像10bのうち署名欄12aの読取領域13に記入された文字を帳票10aの地の色である背景色で塗りつぶして署名を消去する。
【0086】
次に、再提出用帳票作成部303は、不備がなかった箇所を帳票項目情報テーブル311に記録されている認識結果の活字に置き換えて、帳票画像10bを提出用の帳票画像10cとする(S18)。
【0087】
制御部30は、画像形成装置2に再提出用の帳票画像10cを送信して印刷指示を行う(S19)。
【0088】
画像形成装置2の画像形成部24は、図6に示す再提出用の帳票画像10cを帳票用の用紙に印刷して出力する。
【0089】
操作者は、再提出用の帳票画像10cが印刷された再提出用の帳票を利用者に渡す。利用者は、再提出用の帳票を受け取り、空欄になった住所欄11aに住所を記入し、同じく空欄になった署名欄12aに自己の氏名を記入し、印影が消去された押印欄12bに押印し、操作者に渡す。
【0090】
操作者は、利用者から渡された記入及び押印済みの再提出用の帳票を、画像形成装置2の画像読取部23の原稿台に配置して、再提出用の帳票から再提出用の帳票画像10dを読み取らせる。画像読取部23は、カラーモードでスキャナにより再提出用の帳票から再提出用の帳票画像10dを読み取る。制御部20は、読み取られた再提出用の帳票画像10dを情報処理装置3に送信する。
【0091】
情報処理装置3の制御部30は、画像形成装置2から送信された帳票画像10dを通信部34により受信し、記憶部31に記憶する(S11)。
【0092】
制御部30は、マーカの有無が判断され(S12)、マーカ14がなければ(S12:No)、最初の帳票10aと同様に、再提出用の帳票画像10dから読取領域13を抽出し、読取領域13に記入された文字に対して認識処理を行い、認識結果を帳票項目情報テーブル311に記録し、印影を検出する(S13)。マーカ14がない箇所は認識結果の活字が記入されているので、高い認識率で認識されるため、ほとんどが不備の箇所がない、すなわちマーカ14がないと判断される(S12:No)。
【0093】
なお、制御部30は、マーカ14がないとして処理が終了した場合、第1の実施の形態と同様に、再提出用の帳票画像10c、10dを記憶部31から消去してもよい。
【0094】
マーカ14がある場合には(S12:Yes)、前述したようにステップS14~S19の処理が行われる。
【0095】
(変形例1)
再提出用帳票作成部303は、再提出用の帳票画像10cを作成する際に、不備がある箇所を示した別紙も作成して画像形成装置2から出力する。利用者は、別紙を見ながら再提出用に記入し、押印することができる。
【0096】
図11は、別紙の一例を示す図である。別紙10eは、メッセージ15と再提出用の帳票画像10cとを有する。再提出用の帳票画像10cは、不備があった欄(図11では住所欄11a)を示す枠を赤色の強調線16を用いている。強調線16は、他の枠よりも太い線や二重線等の不備がなかった欄と異なる態様でもよい。強調線16は、不備があった欄を不備がなかった欄と識別できる態様の一例である。また、枠を強調せずに矢印等の目印を付加して不備の箇所を示してもよい。別紙10eは、別の画像の一例である。
【0097】
(変形例2)
制御部30は、ユーザ端末と情報処理装置3との間で帳票画像10b~10dをオンラインにより送受信してもよい。この場合、制御部30は、本人認証のための書類を必要としてもよい。制御部30は、ユーザ端末から送信された帳票画像10bや再提出用の帳票画像10dをネットワーク4を介して受信し、記憶部31に記憶する。
【0098】
本人認証のための書類には、例えば、免許証、保険証、マイナンバーカード等がある。これらの書類もオンラインにより受信する。オンラインによる帳票の提出は、本人が行ったか否かの判断が直接面接して行う場合よりも難しくなるが、本人認証のための書類によりこれらの書類がない場合と比較して、本人認証が容易になる。なお、変形例1の別紙10eをオンラインにより送信してもよい。
【0099】
(変形例3)
制御部30は、不備の箇所を含む帳票画像10bを表示部33に表示して、操作者から許可が出た場合に再提出用の帳票を作成してもよい。不備判定部302が誤判定する場合もあり、これを人が判断することで誤判定を抑制することができる。
【0100】
(変形例4)
上記各実施の形態では、帳票は押印欄を有するものを用いたが、押印欄のないものでもよい。この場合、第1の欄11に不備があった場合、不備のあった第1の欄11及び署名欄12aを空欄にして再提出用の帳票を作成する。
【0101】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形、実施が可能である。
【0102】
プロセッサの各手段は、それぞれ一部又は全部を再構成可能回路(FPGA:Field Programmable Gate Array)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)等のハードウエア回路によって構成してもよい。
【0103】
上記実施の形態において、プロセッサは、広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
【0104】
また、上記実施の形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【0105】
また、上記実施の形態の構成要素の一部を省くことや変更してもよい。また、上記実施の形態のフローにおいて、ステップの追加、削除、変更、入替え等を行ってもよい。また、上記実施の形態で用いたプログラムをCD-ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供することができ、クラウドサーバ等の外部サーバに格納しておき、ネットワークを介して利用することもできる。
【符号の説明】
【0106】
1…情報処理システム、2…画像形成装置、3…情報処理装置、4…ネットワーク、
10a…帳票、10b…帳票画像、10c、10d…再提出用の帳票画像、
10e…別紙、11…第1の欄、11a…住所欄、11b…銀行名欄、
11c…支店名欄、11d…口座番号欄、11e…口座名義欄、12…第2の欄、
12a…署名欄、12b…押印欄、13…読取領域、14…マーカ、
15…メッセージ、16…強調線、20…制御部、21…記憶部、
22…操作表示部、23…画像読取部、24…画像形成部、25…通信部、
30…制御部、31…記憶部、32…入力部、33…表示部、34…通信部、
300…文字認識部、301…印影検出部、302…不備判定部、
303…提出用帳票作成部、304…マーカ検出部、310…プログラム、
311…帳票項目情報テーブル、312…住所データベース、
313…銀行データベース、314…認識用辞書
図1
図2
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図5
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図10
図11