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  • 特許-健康増進システム及び健康増進方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-05
(45)【発行日】2024-11-13
(54)【発明の名称】健康増進システム及び健康増進方法
(51)【国際特許分類】
   G16H 20/30 20180101AFI20241106BHJP
【FI】
G16H20/30
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2022098868
(22)【出願日】2022-06-20
(65)【公開番号】P2024000214
(43)【公開日】2024-01-05
【審査請求日】2024-01-12
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】中島 一誠
(72)【発明者】
【氏名】宮川 透
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 英男
(72)【発明者】
【氏名】木下 裕介
(72)【発明者】
【氏名】菅 敬介
【審査官】原 秀人
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-076193(JP,A)
【文献】特開2013-156995(JP,A)
【文献】特開2018-063689(JP,A)
【文献】特開2022-014508(JP,A)
【文献】国際公開第2016/143404(WO,A1)
【文献】特開2021-029857(JP,A)
【文献】特表2013-519175(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00-80/00
G06Q 50/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを用いた健康増進システムであって、
人の操作に応じて作動する作動機構と、
前記作動機構を制御する制御部と、
前記作動機構を操作する前記人を特定するための特定情報を取得する特定情報取得手段と、
前記人の動作を検出する動作検出手段と、を備え、
前記制御部は、
前記動作検出手段によって検出された動作が、前記特定情報によって特定された前記人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定し、
前記検出された動作が前記健康増進動作を満たす場合のみ、前記人の操作に応じて前記作動機構を作動させ、
前記動作検出手段がマイクロフォンであって、前記健康増進動作が発声である、
健康増進システム。
【請求項2】
前記作動機構がロック機構であって、
前記制御部は、
前記人の動作が前記健康増進動作を満たす場合のみ、前記ロック機構によるロック状態を解除する、
請求項に記載の健康増進システム。
【請求項3】
前記人が前記健康増進動作を行うか否かを選択可能であり、
前記制御部は、
前記健康増進動作を行わないことが選択された場合、前記健康増進動作を満たすか否かを判定せずに、前記作動機構を作動させる、
請求項1又は2に記載の健康増進システム。
【請求項4】
コンピュータを用いた健康増進方法であって、
作動機構を操作する人を特定するための特定情報を取得するステップと、
前記人の動作を検出するステップと、
検出された動作が、前記特定情報によって特定された前記人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定するステップと、を備え、
前記検出された動作が前記健康増進動作を満たす場合のみ、前記人の操作に応じて前記作動機構を作動させ、
マイクロフォンによって前記人の動作を検出し、前記健康増進動作が発声である、
健康増進方法。
【請求項5】
前記作動機構がロック機構であって、
前記人の動作が前記健康増進動作を満たす場合のみ、前記ロック機構によるロック状態を解除する、
請求項に記載の健康増進方法。
【請求項6】
前記人が前記健康増進動作を行うか否かを選択可能であり、
前記人が前記健康増進動作を行わないことを選択した場合、前記健康増進動作を満たすか否かを判定するステップを行わずに、前記作動機構を作動させる、
請求項4又は5に記載の健康増進方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、健康増進システム及び健康増進方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザの身体情報に基づいて、ユーザの意思又は状態を分析及び認定し、ユーザの意思又は状態に対応する所定の動作をロボットに表現させるシステムが開示されている。ロボットの動作に応じ、ユーザが、自主的に運動機能の維持や心身の活動を活性化し、介護予防を図る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2010-140119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたシステムでは、単に運動を推奨するだけであり、ユーザに対する運動の動機付けが低いため、ユーザが運動を行わない虞がある。すなわち、特許文献1に開示されたシステムは、健康増進効果に劣るという問題があった。
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであって、優れた健康増進効果が得られる健康増進システム及び健康増進方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示における一態様に係る健康増進システムは、
コンピュータを用いた健康増進システムであって、
人の操作に応じて作動する作動機構と、
前記作動機構を制御する制御部と、
前記作動機構を操作する前記人を特定するための特定情報を取得する特定情報取得手段と、
前記人の動作を検出する動作検出手段と、を備え、
前記制御部は、
前記動作検出手段によって検出された動作が、前記特定情報によって特定された前記人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定し、
前記検出された動作が前記健康増進動作を満たす場合のみ、前記人の操作に応じて前記作動機構を作動させるものである。
【0006】
また、本開示における一態様に係る健康増進方法は、
コンピュータを用いた健康増進方法であって、
作動機構を操作する人を特定するための特定情報を取得するステップと、
前記人の動作を検出するステップと、
検出された動作が、前記特定情報によって特定された前記人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定するステップと、を備え、
前記検出された動作が前記健康増進動作を満たす場合のみ、前記人の操作に応じて前記作動機構を作動させるものである。
【0007】
上記のように、本開示における一態様では、作動機構を操作する人の動作が、その人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定し、その人の動作が健康増進動作を満たす場合のみ、その人の操作に応じて作動機構を作動させる。そのため、その人が作動機構を操作する度に健康増進動作を行うことになり、優れた健康増進効果が得られる。
【0008】
前記動作検出手段がカメラであって、前記健康増進動作が運動でもよい。運動による優れた健康増進効果が得られる。
【0009】
あるいは、前記動作検出手段がマイクロフォンであって、前記健康増進動作が発声でもよい。発声による優れた健康増進効果が得られる。
【0010】
前記作動機構がロック機構であって、前記制御部は、前記人の動作が前記健康増進動作を満たす場合のみ、前記ロック機構によるロック状態を解除してもよい。その人がロック機構によるロック状態を解除する度に健康増進動作を行うことになり、優れた健康増進効果が得られる。
【0011】
前記人が前記健康増進動作を行うか否かを選択可能であり、前記制御部は、前記健康増進動作を行わないことが選択された場合、前記健康増進動作を満たすか否かを判定せずに、前記作動機構を作動させてもよい。災害発生等の緊急時に、健康増進動作を行わずに、速やかに作動機構を作動させられる。
【発明の効果】
【0012】
本開示によれば、優れた健康増進効果が得られる健康増進システム及び健康増進方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】第1の実施形態に係る健康増進システムを示すブロック図である。
図2】第1の実施形態に係る健康増進方法を示すフローチャートである。
図3】第2の実施形態に係る健康増進方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
【0015】
(第1の実施形態)
<健康増進システムの構成>
まず、図1を参照して、第1の実施形態に係る健康増進システムについて説明する。図1は、第1の実施形態に係る健康増進システムを示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る健康増進システムは、作動機構10、特定情報取得手段20、動作検出手段30、及び制御部100を備えている。
当該健康増進システム(すなわち作動機構10、特定情報取得手段20、動作検出手段30、及び制御部100)は、全体が1つの装置から構成されてもよく、2つ以上の装置から構成されてもよい。
【0016】
作動機構10は、コンピュータである制御部100に無線接続もしくは有線接続されており、制御部100によって電子制御され、人の操作に応じて作動する。作動機構10は、制御部100によって電子制御され、人の操作に応じて作動すれば、何ら限定されないが、例えば人の操作に応じてロック状態が解除されるロック機構である。ロック機構は、各種ドア等に設けられた電子制御可能な物理的なロック機構に加え、スマートフォン、PC(Personal Computer)等の電子機器において不正使用を防止するための電子的なロック機構を含む。
【0017】
特定情報取得手段20は、制御部100に無線接続もしくは有線接続されており、作動機構10を操作する人を特定するための特定情報を取得する電子機器である。特定情報取得手段20は、何ら限定されないが、例えば指紋認証、静脈認証、虹彩認証、顔認証等の生体認証を行うためのセンサ、カメラ等である。また、特定情報取得手段20は、本人確認用のIC(Integrated Circuit)カード等を読み取るリーダでもよい。さらに、特定情報取得手段20は、本人確認用のパスワード等を入力するためのタッチパネル、キーボード等の入力装置でもよい。
【0018】
動作検出手段30は、制御部100に無線接続もしくは有線接続されており、作動機構10を操作する人の動作を検出する電子機器である。動作検出手段30は、何ら限定されないが、例えば上記人の動作としての運動を検出するカメラである。あるいは、動作検出手段30は、上記人の動作としての発声を検出するマイクロフォン等でもよい。
なお、特定情報取得手段20が、動作検出手段30を兼ねてもよい。例えば、特定情報取得手段20及び動作検出手段30が、同一のカメラでもよい。
【0019】
図1に示すように、制御部100は、作動機構10、特定情報取得手段20、及び動作検出手段30と通信可能に無線接続又は有線接続されている。
制御部100は、特定情報取得手段20が取得した特定情報及び動作検出手段30が検出した動作に基づいて、作動機構10を制御する。より詳細には、制御部100は、動作検出手段30によって検出された動作が、特定情報取得手段20が取得した特定情報によって特定された人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定する。そして、制御部100は、検出された動作が健康増進動作を満たす場合のみ、人の操作に応じて作動機構10を作動させる。
【0020】
図1に示すように、制御部100は、ハードウェアとして、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、及びI/O(Input/Output)104を備えている。すなわち、制御部100は、コンピュータとしての機能を有しており、各種制御プログラム等に基づいて各種処理を行う。
【0021】
CPU101は、例えば、制御処理及び演算処理等を行う演算部である。
ROM102は、例えば、CPU101によって実行される制御プログラム及び演算プログラム等を記憶する記憶部である。
RAM103は、処理データ等が一時的に記憶する記憶部である。RAM103には、例えば、人の特定情報とその人の健康増進動作とが紐付けて記憶されている。
I/O104は、入出力装置であり、外部からデータ及び信号を入力し、外部にデータ及び信号を出力する。
【0022】
ここで、健康増進動作は、健康を増進するための動作であれば、何ら限定されないが、例えばストレッチ運動、筋力トレーニング、その場での足踏み、駆け足、ジャンプ、ダンス等のエクササイズである。健康増進動作は、身体を動かすエクササイズに限らず、身体を静止させたままでの発声でもよい。例えば、その人のための健康増進動作として、動作の内容と回数と(例えば、屈伸運動を10回等)が定められている。
【0023】
上述の通り、制御部100は、動作検出手段30によって検出された動作が、特定情報取得手段20が取得した特定情報によって特定された人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定する。制御部100は、例えば、エクササイズの姿勢、回数、発声の音量、回数等に基づいて、予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定する。
そして、制御部100は、検出された動作が健康増進動作を満たす場合のみ、その人の操作に応じて作動機構10を作動させる。
【0024】
すなわち、ある人が作動機構10を操作する際、その人のために予め定められた健康増進動作を行わないと、作動機構10を作動させることができない。そのため、その人が作動機構10を操作する度に健康増進動作を行うことになり、優れた健康増進効果が得られる。
【0025】
一例として、本実施形態に係る健康増進システムは、全体が1台のスマートフォンから構成される。作動機構10は、例えば当該スマートフォンのロック機構である。特定情報取得手段20は、例えば指紋認証や顔認証等を行うために当該スマートフォンに内蔵されたセンサやカメラである。動作検出手段30は、例えば当該スマートフォンに内蔵されたカメラやマイクロフォンである。
なお、特定情報取得手段20及び動作検出手段30は、同一のカメラでもよい。
【0026】
スマートフォンの所有者がロック機構によるロック状態を解除しようとした場合、当該スマートフォンに内蔵された制御部100は、特定情報取得手段20が取得した特定情報によって本人を特定する。そして、制御部100は、動作検出手段30によって検出された本人の動作が、本人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定し、検出された動作が健康増進動作を満たす場合のみ、ロック機構によるロック状態を解除する。そのため、所有者本人がスマートフォンのロック機構によるロック状態を解除しようとする度に、本人は健康増進動作を行うことになり、優れた健康増進効果が得られる。
【0027】
他の例として、本実施形態に係る健康増進システムは、複数の装置から構成される。作動機構10は、例えばドアのロック機構である。特定情報取得手段20は、例えば本人確認用のICカード等を読み取るリーダである。動作検出手段30は、例えばドアの近傍に設置されたカメラである。
【0028】
ある人がロック機構によるドアのロック状態を解除しようとした場合、制御部100は、特定情報取得手段20であるリーダが取得した特定情報によってその人を特定する。そして、制御部100は、動作検出手段30が検出したその人の動作が、その人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定し、検出された動作が健康増進動作を満たす場合のみ、ドアのロック機構によるロック状態を解除する。そのため、ある人がドアを開錠しようとする度に、その人は健康増進動作を行うことになり、優れた健康増進効果が得られる。
【0029】
以上に説明した通り、本実施形態に係る健康増進システムでは、制御部100は、動作検出手段30によって検出された動作が、特定情報取得手段20が取得した特定情報によって特定された人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定する。そして、制御部100は、検出された動作が健康増進動作を満たす場合のみ、その人の操作に応じて作動機構10を作動させる。
【0030】
すなわち、作動機構10を操作する人が、その人のために予め定められた健康増進動作を行わないと、作動機構10を作動させることができない。
そのため、本実施形態に係る健康増進システムでは、その人が作動機構10を操作する度に健康増進動作を行うことになり、優れた健康増進効果が得られる。
【0031】
<健康増進方法>
次に、図1に加え、図2を参照して、本実施形態に係る健康増進方法について説明する。図2は、第1の実施形態に係る健康増進方法を示すフローチャートである。
まず、図2に示すように、特定情報取得手段20が、作動機構10を操作する人を特定するための特定情報を取得する(ステップST1)。そして、特定情報取得手段20が取得した特定情報に基づいて、その人を特定する。
【0032】
次に、図2に示すように、動作検出手段30が、その人の動作を検出する(ステップST2)。
次に、図2に示すように、動作検出手段30によって検出されたその人の動作が、その人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定する。(ステップST3)。ここで、その人の健康増進動作は、例えば、記憶部(例えば図1に示す制御部100のRAM103)に、その人の特定情報と紐付けて記憶されている。
【0033】
検出されたその人の動作がその人の健康増進動作を満たす場合(ステップST3YES)、制御部100は、その人の操作に応じて作動機構10を作動させる(ステップST4)。
【0034】
他方、検出されたその人の動作がその人の健康増進動作を満たさない場合(ステップST3NO)、制御部100は、作動機構10を作動させずに、ステップST2に戻る。すなわち、制御部100は、検出されたその人の動作がその人の健康増進動作を満たすまで、作動機構10を作動させない。換言すると、制御部100は、検出されたその人の動作がその人の健康増進動作を満たす場合のみ、その人の操作に応じて作動機構10を作動させる。
【0035】
以上に説明した通り、本実施形態に係る健康増進方法では、作動機構10を操作する人の動作が、その人のために予め定められた健康増進動作を満たすか否かを判定する。そして、その人の動作が健康増進動作を満たす場合のみ、作動機構10を作動させる。
【0036】
すなわち、作動機構10を操作する人が、その人のために予め定められた健康増進動作を行わないと、作動機構10を作動させることができない。
そのため、本実施形態に係る健康増進方法では、その人が作動機構10を操作する度に健康増進動作を行うことになり、優れた健康増進効果が得られる。
【0037】
(第2の実施形態)
次に、図3を参照して、第2の実施形態に係る健康増進システム及び健康増進方法について説明する。図3は、第2の実施形態に係る健康増進方法を示すフローチャートである。ここで、図3に示すステップST1~ステップST4は、図2に示すステップST1~ステップST4と同じである。
【0038】
第2の実施形態に係る健康増進システムでは、作動機構10を操作する人が健康増進動作を行うか否かを選択可能である。
そのため、図3に示すように、特定情報取得手段20が、作動機構10を操作する人を特定するための特定情報を取得した後(ステップST1)、その人は健康増進動作を行うか否かを選択する(ステップST21)。
【0039】
その人が健康増進動作を行うことを選択した場合(ステップST21YES)、制御部100は、図2と同様に、ステップST2~ステップST4を行う。
他方、その人が健康増進動作を行わないことを選択した場合(ステップST21NO)、制御部100は、ステップST2及びステップST3を行わずに、その人の操作に応じて作動機構10を作動させる(ステップST4)。
【0040】
以上に説明した通り、本実施形態に係る健康増進方法では、作動機構10を操作する人が健康増進動作を行うか否かを選択できる。
通常、作動機構10を操作する人は健康増進動作を行うことを選択するため、第1の実施形態に係る健康増進方法と同様に、優れた健康増進効果が得られる。
他方、例えば、作動機構10がドアやスマートフォンのロック機構の場合、災害発生等の緊急時に、健康増進動作を行わないことを選択することによって、速やかにロック機構によるロック状態を解除できる。
その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0041】
上述の例において、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、又はその他の形式の伝搬信号を含む。
【0042】
なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0043】
10 作動機構
20 特定情報取得手段
30 動作検出手段
100 制御部
図1
図2
図3