(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-05
(45)【発行日】2024-11-13
(54)【発明の名称】ラッシングブリッジ
(51)【国際特許分類】
B63B 25/00 20060101AFI20241106BHJP
【FI】
B63B25/00 101A
(21)【出願番号】P 2023102172
(22)【出願日】2023-06-22
【審査請求日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】10-2022-0077591
(32)【優先日】2022-06-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514250621
【氏名又は名称】サムスン ヘビー インダストリーズ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ソン,ジェウォン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジュシン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ヨンハ
【審査官】福田 信成
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2014-0038212(KR,A)
【文献】韓国公開実用新案第20-2022-0001004(KR,U)
【文献】特開平9-2376(JP,A)
【文献】国際公開第2023/031573(WO,A1)
【文献】国際公開第2022/199746(WO,A1)
【文献】国際公開第96/25325(WO,A1)
【文献】特開平7-17465(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-2115781(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B63B 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
横方向に互いに離隔するように配置される複数の垂直支持台と、
前記垂直支持台に連結および支持されるように縦方向に互いに離隔するように配置される複数の水平支持台と、
前記複数の垂直支持台の両側に設置される補助支持台と、を含み、
前記補助支持台は、
前記垂直支持台の両側に支持される第1補助支持台と、
前記第1補助支持台と連結されるものの、縦方向または横方向に延長形成される、第2補助支持台
と、
前記第1補助支持台および前記第2補助支持台のうち少なくともいずれか一つに連結される第1駆動ユニットと、を含
み、
前記第1補助支持台は、第1回転軸を中心に前記垂直支持台に回転可能に連結される第1フレームを含み、
前記第2補助支持台は、第2回転軸を中心に前記第1補助支持台に回転可能に連結される第2フレームを含み、
前記第1駆動ユニットは、前記第1フレームまたは前記第2フレームの下部に連結され、前記第2補助支持台を昇降移動させる、
ラッシングブリッジ。
【請求項2】
前記第1駆動ユニットは、
一端が前記第1フレームまたは前記第2フレームに回転可能に連結されるロッドと、
前記ロッドの他端に連結される油圧シリンダと、
前記油圧シリンダに油圧を伝達および解除して前記ロッドを伸縮させるポンプと、を含む、
請求項
1に記載のラッシングブリッジ。
【請求項3】
横方向に互いに離隔するように配置される複数の垂直支持台と、
前記垂直支持台に連結および支持されるように縦方向に互いに離隔するように配置される複数の水平支持台と、
前記複数の垂直支持台の両側に設置される補助支持台と、を含み、
前記補助支持台は、
前記垂直支持台の両側にそれぞれヒンジ連結され、横方向に延びて形成される、第1補助支持台と、
前記第1補助支持台と連結されて横方向に延びて形成される、第2補助支持台と、を含み、
前記第1補助支持台は、
前記垂直支持台に貫通結合される第3回転軸と、
前記第3回転軸を中心に前記垂直支持台と回転可能に結合され、前記第2補助支持台と連結される、第3フレームと
、を含む、
ラッシングブリッジ。
【請求項4】
前記第3フレームを回転させる第2駆動ユニットをさらに含む、請求項
3に記載のラッシングブリッジ。
【請求項5】
前記補助支持台の少なくとも一部を囲むカバーをさらに含む、請求項1
又は3に記載のラッシングブリッジ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラッシングブリッジに関し、さらに詳細には、コンテナの横方向の荷重を支持できるラッシングブリッジに関する。
【背景技術】
【0002】
通常コンテナを運搬するコンテナ船の場合、コンテナ支持装置の一例としてラッシングブリッジ(Lashing bridge)を設置してコンテナを固縛している。コンテナ固縛の形態は、例えば、コンテナ船舶のサイズにより4段または6段までラッシングバーを利用してクロス形態で固縛し、その上段のスタッキングコーン(Stacking cone)により上下間に固縛する形態からなり得る。ここで、最上層には主に空きコンテナまたは重量15トン未満の軽量の貨物が入っているコンテナが積載されて、船体動揺によるシフティングモーメント(Shifting moment)を減らすことによってコンテナの墜落を防止している。
【0003】
一方、船舶が傾斜したり水面の高さが船舶の左右で異なったりする場合、非対称的な荷重(力)が船舶に作用し、これによって船舶に積載されたコンテナの変形も非対称的に起き得る。この時、このような非対称的な変形が深刻に起きることをラッキング(racking)現象という。コンテナにラッキング現象による横方向の荷重が作用する場合、コンテナが変形したり破損したりして、これによる多様な危険状況が発生し得る。
【0004】
また、コンテナには鉛直下向き方向に作用する圧縮力(Compression force)、船舶のピッチング(Pitching)、ヒービング(Heaving)、ローリング(Roling)等によって発生する動力(Dynamice force)および風力(Wind force)等による荷重が作用し、このような荷重は、コンテナおよびラッシングブリッジに直間接的な影響を及ぼす。
【0005】
ラッシングブリッジのようなコンテナ支持装置またはコンテナに作用する縦方向、横方向の荷重を分散および吸収させるために、「∨」字状および「∧」の形状の支持台を設けるなどの多様な方案が研究されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施例は、コンテナを横方向に支持できるため、コンテナが崩壊されないように支持してコンテナの流失を防止できるラッシングブリッジを提供することができる。
【0007】
本発明の実施例は、コンテナの積載時にコンテナをガイドできるラッシングブリッジを提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面によると、横方向に互いに離隔するように配置される複数の垂直支持台;垂直支持台に連結および支持されるように縦方向に互いに離隔するように配置される複数の水平支持台;および複数の垂直支持台の両側に設置される補助支持台を含み、補助支持台は、垂直支持台の両側に支持される第1補助支持台と、第1補助支持台と連結されるものの、縦方向または横方向に延長形成される第2補助支持台を含む、ラッシングブリッジが提供され得る。
【0009】
第2補助支持台は、第1補助支持台で縦方向に延長形成される支持部と、支持部の一側面で横方向に突出形成されるガイド部とを含む、ラッシングブリッジが提供され得る。
【0010】
第1補助支持台は、垂直支持台とヒンジ連結され、第2補助支持台は、縦方向に延長形成されるものの、第1補助支持台とヒンジ連結され得る。
【0011】
第1補助支持台および第2補助支持台のうち少なくともいずれか一つに連結される第1駆動ユニットをさらに含んで提供され得る。
【0012】
第1補助支持台は、第1回転軸を中心に垂直支持台に回転可能に連結される第1フレームを含み、第2補助支持台は、第2回転軸を中心に第1補助支持台に回転可能に連結される第2フレームを含み、第1駆動ユニットは、第1フレームまたは第2フレームの下部に連結され、第2補助支持台を昇降移動させる、ラッシングブリッジが提供され得る。
【0013】
第1駆動ユニットは、一端が第1フレームまたは第2フレームに回転可能に連結されるロッドと、ロッドの他端に連結される油圧シリンダと、油圧シリンダに油圧を伝達および解除してロッドを伸縮させるポンプとを含んで提供され得る。
【0014】
第1補助支持台は、垂直支持台とヒンジ連結されて横方向に延長形成され、第2補助支持台は、第1補助支持台で横方向に延長形成される、ラッシングブリッジが提供され得る。
【0015】
第1補助支持台は、垂直支持台に貫通結合される第3回転軸と、第3回転軸を中心に垂直支持台と回転可能に結合され、第2補助支持台と連結される第3フレームを含む、ラッシングブリッジが提供され得る。
【0016】
第3フレームを回転させる第2駆動ユニットをさらに含んで提供され得る。
【0017】
補助支持台の少なくとも一部を囲むカバーをさらに含む、ラッシングブリッジが提供され得る。
【発明の効果】
【0018】
本発明の一実施例に係るラッシングブリッジは、コンテナを横方向に支持し、コンテナの流失を防止することができる。
【0019】
本発明の一実施例に係るラッシングブリッジは、コンテナ積載時にコンテナをガイドすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の一実施例に係るラッシングブリッジを示す斜視図である。
【
図2】本発明の一実施例に係るラッシングブリッジの一部を拡大した拡大図である。
【
図3】本発明の一実施例に係るラッシングブリッジの補助支持台の第1実施例を示した側面図である。
【
図4】
図3の補助支持台で第2補助支持台が延長形成された状態を示した側面図である。
【
図5】
図4の補助支持台で第2補助支持台がさらに延長形成された状態を示した側面図である。
【
図6】本発明の一実施例に係るラッシングブリッジの補助支持台の第2実施例を示した側面図である。
【
図7】本発明の一実施例に係るラッシングブリッジの補助支持台の第3実施例を示した側面図である。
【
図8】
図6の補助支持台の第2補助支持台を拡大した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下では、本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。以下の実施例は本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に本発明の思想を十分に伝達するために提示するものである。本発明はここで提示した実施例にのみ限定されず、他の形態で具体化されてもよい。図面は本発明を明確にするために説明にかかわらない部分の図示を省略し、理解を助けるために構成要素の大きさを多少誇張して表現することができる。
【0022】
図1は、本発明の一実施例に係るラッシングブリッジを示す斜視図であり、
図2は、本発明の一実施例に係るラッシングブリッジの一部を拡大した拡大図であり、
図3は、本発明の一実施例に係るラッシングブリッジの補助支持台の第1実施例を示した側面図であり、
図4は、
図3の補助支持台で第2補助支持台が延長形成された状態を示した側面図であり、
図5は、
図4の補助支持台で第2補助支持台がさらに延長形成された状態を示す側面図である。
【0023】
図1~
図5を参照すると、本発明の一実施例に係るラッシングブリッジ1は、横方向に互いに離隔するように配置される複数の垂直支持台20と、垂直支持台20に連結および支持されるように縦方向に互いに離隔するように配置される複数の水平支持台30と、複数の垂直支持台20の両側に設置される補助支持台100とを含むことができる。
【0024】
垂直支持台20は、横方向に互いに離隔するように配置され得る。垂直支持台20は、水平支持台30の両終端部に連結および支持される第1垂直支持台21と、第1垂直支持台21の間に設けられる第2垂直支持台22とを含むことができる。後述する補助支持台100は、第1垂直支持台21に連結および支持され得る。水平支持台30は、垂直支持台20に連結および支持されるように縦方向に互いに離隔するように配置され得る。垂直支持台20および水平支持台30は、コンテナ10を固縛してコンテナ10の墜落を防止し、コンテナ10に加えられる荷重を各構成および船舶に分散させることができる。
【0025】
補助支持台100は、垂直支持台20の両側に設置され得る。細部的には、補助支持台100は、第1垂直支持台21に連結および支持され得る。補助支持台100は、垂直支持台20の両側に支持される第1補助支持台110を含むことができ、また、第1補助支持台110と連結されるものの、縦方向または横方向に延長形成される第2補助支持台120を含むことができる。第1補助支持台110および第2補助支持台120は、コンテナ10に過度に横荷重が作用しないように支持し、Backing forceなどの外力からコンテナが崩れないように支持してコンテナ10の墜落を防止することができ、コンテナ10に加えられる荷重を垂直支持台20に効果的に分散させることができる。また、コンテナ10の積載時に補助支持台100でコンテナをガイドすることができる。
【0026】
第1補助支持台110は、図面に図示された通り、垂直支持台20に対して横方向に延長形成され得るが、これに限定されず、多様な方向に延長形成され得る。第1補助支持台110は、第1垂直支持台21に連結および支持され得る。
【0027】
第2補助支持台12は、第1補助支持台110で縦方向に延長形成される支持部122と、支持部122の一側面で横方向に突出形成されるガイド部121とを含むことができる。
【0028】
支持部122は、第1補助支持台110に連結および支持され得、縦方向に延長形成され得る。支持部122は、第1補助支持台110と多様な方式で結合され得る。
【0029】
ガイド部121は、支持部122の一側面で横方向に突出形成され得、垂直支持台20またはコンテナ20方向に突出形成され得る。ガイド部121は、コンテナ10積載時、コンテナ10が正しい位置に積載されるようにガイドすることができる。この時、ガイド部121は、図面に図示された形態に限定されず、多様な形態で設けられ得る。
【0030】
本発明の一実施例に係るラッシングブリッジ1は、補助支持台100の少なくとも一部を囲むカバーを含むことができる。カバーは、外部衝撃からコンテナ10、垂直支持台20、水平支持台30、および補助支持台100を保護することができる。また、外部環境と各構成間の接触を防止して各構成の腐食を防止できるため、寿命を増大させることができる。一例として、カバーは、第1補助支持台110の少なくとも一部を囲むように設けられ得る。
【0031】
図6は、本発明の一実施例に係るラッシングブリッジの補助支持台の第2実施例を示した側面図である。
【0032】
図6を参照すると、本発明の他の実施例に係るラッシングブリッジ1は、複数の垂直支持台20と、複数の水平支持台30と、補助支持台200とを含むことができる。補助支持台200は、垂直支持台20の両側に支持される第1補助支持台210と、第1補助支持台210と連結されるものの、縦方向に延長形成される第2補助支持台220とを含むことができる。第1補助支持台210または第2補助支持台220と連結されて補助支持台200に駆動力を伝達する第1駆動ユニット230を含むことができる。また、第1補助支持台210の少なくとも一部を囲むカバーを含むことができる。以後、別途に説明しない構成は以前で言及された構成と実質的に同じ構成であり、実質的に同一形状および作動方式を有する。
【0033】
第1補助支持台210は、垂直支持台20とヒンジ連結され、第2補助支持台220は、縦方向に延長形成されるものの、第1補助支持台210とヒンジ連結され得る。細部的には、第1補助支持台210は、第1回転軸211を中心に垂直支持台20に回転可能に連結される第1フレーム212を含むことができ、第2補助支持台220は、第2回転軸221を中心に第1補助支持台210に回転可能に連結される第2フレーム222を含むことができる。第1フレーム212は、第1回転軸211を中心に垂直支持台20に対して回転可能に連結され得、第2フレーム222は、第2回転軸221を中心に第1フレーム212に対して回転可能に連結され得る。この時、第1フレーム212および第2フレーム222は、横方向に延長形成される第1回転軸211および第2回転軸221を中心に回転することができる。すなわち、第1フレーム212および第2フレーム222は、縦方向に回転することができる。第1フレーム212および第2フレーム222は、図面に図示されたところに限定されず、多様な形態で設けられ得る。また、ヒンジ結合方式は、図面に図示されたところに限定されず、多様な形態で設けられ得る。
【0034】
第1駆動ユニット230は、第1補助支持台210または第2補助支持台220と連結されて補助支持台200に駆動力を伝達することができる。細部的には、第1駆動ユニット230は、第1フレーム212または第2フレーム222の下部に連結されて第2補助支持台220を昇降移動させることができる。
【0035】
一例として、第1駆動ユニット230は、駆動シリンダで設けられ得る。第1駆動ユニット230は、一側が第1フレーム212または第2フレーム222と連結されるロッド231と、ロッド231の他側に連結される油圧シリンダ232と油圧シリンダ232に油圧を提供および解除するポンプ(図示されず)とを含むことができる。一例として、ロッド231は、第2フレーム222と連結され、ポンプと油圧シリンダ232で発生する駆動力がロッド231に伝達されてロッド231が伸縮されることによって、第2フレーム222、第2補助支持台220の昇降移動を具現することができる。
【0036】
第1駆動ユニット230は、駆動シリンダに限定されず、多様な動力装置で設けられ得る。例えば、第1駆動ユニット230は、ハンドポンプ、固定タイプパワーパック、ポータブルパワーパックなどで設けられ得る。この時、パワーパックは、油圧または電気を使う方式であり得る。
【0037】
第2補助支持台220は、上部に結合部223が設けられ得る。結合部223は、第1駆動ユニット230以外に他の第1駆動ユニットと連結されて第2フレーム222、第2補助支持台220に駆動力を伝達して第1フレーム212および第1補助支持台210を回転運動させ、第2フレーム222および第2補助支持台220を回転運動させて昇降移動させることができる。これを通じて、第1駆動ユニット230の作動の他にも第2補助支持台220を昇降移動させることができる。
【0038】
本発明の他の実施例に係るラッシングブリッジ1の第2フレーム222、第2補助支持台220は、前述したガイド部を含むことができる。これを通じてコンテナ10等に加えられる荷重を効果的に吸収および分散させることができる。
【0039】
図7は、本発明の一実施例に係るラッシングブリッジの補助支持台の第2実施例を示した側面図であり、
図8は、
図7の補助支持台の第2補助支持台を拡大した平面図である。
【0040】
図7および
図8を参照すると、本発明のさらに他の実施例に係るラッシングブリッジ1は、複数の垂直支持台20と、複数の水平支持台30と、補助支持台300とを含むことができる。
【0041】
補助支持台300は、垂直支持台20の両側に支持される第1補助支持台310と、第1補助支持台310と連結されるものの、横方向に延長形成される、第2補助支持台320とを含むことができる。また、第1補助支持台310の少なくとも一部を囲むカバーを含むことができる。以後、別途に説明しない構成は、以前で言及された構成と実質的に同じ構成であり、実質的に同一形状および作動方式を有する。
【0042】
第1補助支持台310は、垂直支持台20とヒンジ連結されて横方向に延長形成され得る。第2補助支持台320は、第1補助支持台310で横方向に延長形成され得、第1補助支持台310に固定され得る。細部的には、第1補助支持台310は、垂直支持台20に貫通結合される第3回転軸311と、第3回転軸311を中心に垂直支持台20と回転可能に結合されて第2補助支持台320と連結される第3フレーム312とを含むことができる。すなわち、第3フレーム312は、第3回転軸311を中心に垂直支持台20に回転可能に連結され得る。この時、第3フレーム312は、縦方向に延長形成される第3回転軸311を中心に回転することができる。すなわち、第3フレーム312は、横方向に回転することができ、第2駆動ユニット(図示されず)により動力が伝達されて回転することができる。第2駆動ユニットは、図面に図示してはいないが、モータなどの動力源から回転動力が伝達されて第3フレーム312を回転させることができる。第3フレーム312は、図面に図示されたところに限定されず、多様な形態で設けられ得る。また、ヒンジ結合方式は、図面に図示されたところに限定されず、多様な形態で設けられ得る。
【0043】
本発明のさらに他の実施例に係るラッシングブリッジ1は、コンテナ10を支持し、コンテナ10の横方向の荷重はもちろん、縦方向の荷重を吸収および分散させることができる。第1補助支持台310および第2補助支持台320は、垂直支持台20との結合位置により多様な個数で結合され得る。一例として、垂直支持台20の上部と比較して、垂直支持台20の下部により多くの個数の第1補助支持台310と第2補助支持台320が設けられ得る。これを通じてコンテナ10の下部または垂直支持台20の下部に加えられる荷重を効果的に吸収および分散させることができる。
【0044】
本発明の他の実施例に係るラッシングブリッジ1の第3フレーム312、第2補助支持台320は、前述したガイド部を含むことができる。これを通じてコンテナ10等に加えられる荷重を効果的に吸収および分散させることができ、コンテナ10を円滑に積載させることができる。
【0045】
以上、特定の実施例について図示し説明した。しかし、本発明は、前記の実施例にのみ限定されず、発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、下記の請求の範囲に記載された発明の技術的思想の要旨を逸脱することなくいくらでも多様に変更実施できるであろう。