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特許7582740情報インタラクション方法、装置、電子機器、および記憶媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-05
(45)【発行日】2024-11-13
(54)【発明の名称】情報インタラクション方法、装置、電子機器、および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/107 20230101AFI20241106BHJP
【FI】
G06Q10/107
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2022562932
(86)(22)【出願日】2021-04-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-31
(86)【国際出願番号】 CN2021090139
(87)【国際公開番号】W WO2021218946
(87)【国際公開日】2021-11-04
【審査請求日】2022-10-17
(31)【優先権主張番号】202010366787.9
(32)【優先日】2020-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202010366949.9
(32)【優先日】2020-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】寥裕東
【審査官】阿部 圭子
(56)【参考文献】
【文献】特表2007-501969(JP,A)
【文献】特開2006-180097(JP,A)
【文献】特開2014-052830(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0277725(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0344667(US,A1)
【文献】特表2014-519087(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器で実行される情報インタラクション方法であって、
メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定することと、
前記メールの内容を含む同期編集インターフェースを取得することと、
提示された同期編集インターフェースを介して、前記協力者が前記メールの内容を協同編集するように、前記同期編集インターフェースを提示することと、
を含み、
前記同期編集インターフェースを提示した後で、前記方法は、さらに、
前記協力者による前記メールの内容に対する編集操作の検出に応答して、前記協力者の編集内容を含むメール編集命令をドキュメントサーバへ送信することと、
前記ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示することと、
を含み、
前記更新内容は、前記ドキュメントサーバによって、受信した前記メール編集命令における編集内容に応じて、共有ドキュメントを更新した後に送信するものであり、
前記共有ドキュメントは、前記ドキュメントサーバが前記共有ドキュメントを更新するように、メールサーバから送信された前記メールの内容に応じて、前記ドキュメントサーバにより生成されたものである、
方法。
【請求項2】
前記メールの内容は、メール本文、アドレスバー、メールタイトル、および、メールの添付ファイルの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メールの内容を含む同期編集インターフェースを取得することは、さらに、
前記協力者に含まれる協同編集イニシエータがトリガした協同編集要求であり、協力者識別子を含む協同編集要求を受信することと、
前記協同編集要求を前記メールサーバに送信することにより、前記メールサーバによって、前記協同編集要求に応じて、前記協力者のメールクライアントにおいて、前記協同編集イニシエータが共有したメールである前記メールの内容を含む、同期編集インターフェースを作成することと、
を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、さらに、
前記メールサーバから送信された更新メッセージを受信することと、
前記更新メッセージを、メールリストにおけるメール原稿のタイトル位置に表示することと、
を含み、
前記更新メッセージは、前記メールサーバが前記ドキュメントサーバをモニタすることにより取得した、更新後の前記共有ドキュメントのプリセット文字数である、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、さらに、
メール原稿に対する編集履歴記録の問合せ操作の検出に応答して、保存された前記メール原稿に対応する編集履歴記録内容であり、前記更新内容に応じて生成された編集履歴記録内容を前記ドキュメントサーバに取得させるように、前記メール原稿の識別情報を含む記録問合せ要求を前記ドキュメントサーバへ送信することと、
前記ドキュメントサーバが送信した前記編集履歴記録内容を受信して提示することと、
を含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記編集内容は、前記メールの内容に対するコメント内容と、前記コメント内容に対応するコメント対象と、を含み、
前記ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示することは、
前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示すること、
を含み、
前記選定語彙コメント内容は、受信した前記メール編集命令に応じて、前記共有ドキュメントにおける前記コメント内容に対応する前記コメント対象に前記コメント内容を追加した後に、前記ドキュメントサーバによって、送信するものである、
請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記コメント内容に対応する前記コメント対象は、選定語彙範囲を含み、
前記選定語彙コメント内容は、受信した前記メール編集命令に応じて、前記共有ドキュメントにおける前記選定語彙範囲に前記コメント内容を追加した後に、前記ドキュメントサーバによって、送信するものである、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、さらに、
前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示した後で、
討論グループに、前記選定語彙コメント内容を表示すること、を含み、
前記討論グループは、前記協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、前記協力者を含む情報インタラクショングループである
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、さらに、
前記メールの内容が、メール本文、アドレスバー、メールタイトル、メールの添付ファイルの少なくとも1つである場合に、前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示した後で、
討論グループに、前記選定語彙コメント内容を表示すること、を含み、
前記討論グループは、前記協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、前記協力者を含む情報インタラクショングループである
請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記選定語彙コメント内容には、協力者識別子を含むコメント者識別子が更に含まれている、
請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記コメント内容に対応するコメント対象は、メール原稿のアドレスバー、メールタイトル、添付ファイル、およびメール本文の少なくとも1つを含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、さらに、
予め設定されたメール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除すること、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項13】
予め設定されたメール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除することは、
前記同期編集インターフェースにおける削除ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、前記メール原稿を削除すること、または、
討論グループのグループ解散ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、前記メール原稿を削除すること、を含み、
前記討論グループは、前記協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、前記協力者を含む情報インタラクショングループである、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記方法は、さらに、
前記同期編集インターフェースに前記協力者の協力者識別子を表示すること、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記同期編集インターフェースに前記協力者の協力者識別子を表示することは、
前記同期編集インターフェースに、所定数の協力者識別子を表示し、且つ、不表示の協力者識別子の数を数字で表示することを含む、
請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は、さらに、
前記協力者によるメール原稿の編集位置をマークするための協力カーソルを、前記同期編集インターフェースに表示すること、を含む、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記協力カーソルを前記同期編集インターフェースに表示することは、
前記同期編集インターフェースに、異なる協力者による編集位置を異なるマーカーパターンで表示すること、を含む、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記メールの内容が添付ファイルである場合に、前記メールの内容を協同編集することは、
前記メールに対する添付ファイル編集トリガ操作の検出に応答して、添付ファイルの追加または添付ファイルの削除を含む、編集内容が含まれる添付ファイル編集命令を、ドキュメントサーバへ送信することと、
前記ドキュメントサーバにより、受信した前記添付ファイル編集命令に応じて、前記共有ドキュメントにおける添付ファイルを追加または削除した後に送信する添付ファイルリストであり、前記ドキュメントサーバから送信された添付ファイルリストを受信することと、
前記添付ファイルリストを、前記同期編集インターフェースにおけるメール原稿の前記添付ファイルの位置に提示することと、
を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項19】
前記方法は、さらに、
討論グループからの現在ユーザによる退会トリガ操作の検出に応答して、権限取り消し命令を生成し、前記権限取り消し命令を前記メールサーバに送信することによって、前記メールサーバが前記権限取り消し命令に応じて現在ユーザの前記メールに対する編集権限を取り消すこと、を含み、
前記討論グループは、協同編集イニシエータにより、前記メールの共有トリガ操作に対して同期的に作成されたものであり、
前記討論グループは、メールクライアントで作成された協力者を含む情報インタラクショングループ、または、IMクライアントで作成された協力者を含む情報インタラクショングループ、を含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項20】
メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定するように構成されている、協同編集の協力者特定モジュールと、
前記メールの内容を含む同期編集インターフェースを取得するように構成されている、同期編集インターフェース取得モジュールと、
提示された同期編集インターフェースを介して、前記協力者が前記メールの内容を協同編集するように、前記同期編集インターフェースを提示するように構成されている、同期編集インターフェース提示モジュールと、を備える情報インタラクション装置であって、
前記情報インタラクション装置は、前記同期編集インターフェースを提示した後で、
前記協力者による前記メールの内容に対する編集操作の検出に応答して、前記協力者の編集内容を含むメール編集命令をドキュメントサーバへ送信し、
前記ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示する、
ように構成されており、
前記更新内容は、前記ドキュメントサーバによって、受信した前記メール編集命令における編集内容に応じて、共有ドキュメントを更新した後に送信するものであり、
前記共有ドキュメントは、前記ドキュメントサーバが前記共有ドキュメントを更新するように、メールサーバから送信された前記メールの内容に応じて、前記ドキュメントサーバにより生成されたものである、
情報インタラクション装置。
【請求項21】
複数のプロセッサと、
複数のプログラムを記憶するように構成されている記憶装置と、を備え、
前記複数のプログラムが前記複数のプロセッサにより実行されると、前記複数のプロセッサは、請求項1~19のいずれか一項に記載の方法を実現する、
電子機器。
【請求項22】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1~19のいずれか一項に記載の方法を実現する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術分野に関し、例えば、情報インタラクション方法、装置、電子機器、および記憶媒体に関する。
【0002】
本願は、2020年04月30日に中国国家知的財産権局へ提出された出願番号が202010366787.9である中国特許出願について優先権を主張し、かつ、2020年04月30日に中国国家知的財産権局へ提出された出願番号が202010366949.9である中国特許出願について優先権を主張するものであり、2つの出願の全ての内容が、引用により本願において組み込まれている。
【背景技術】
【0003】
会議討論とは、オフィスでの作業態様をコミュニケーションするため、および、作業中に発生した問題を解決するための一般的な形式であり、多くの場合、複数の人が指定された時間に指定された場所に行ってオフラインの討論を行う。例えば、重要な顧客に送るメールについては、通常、複数の人が、オフラインで討論し、最終的なメール作成案を得て、一人が、オフラインで会議討論案に応じて最終的なメール作成作業を行い、作成済のメールを指定された顧客メールボックスに送信する。
【0004】
いくつかの実施形態においては、複数の人が、オフラインで同時に集まってコミュニケーションをとるが、場所に限定があるため、会議参加者が会議場所に時間通りに到着できず、実施が難しくなり、且つ、メール作成中に会議討論から漏れてしまうという問題が発生し、新たに発生した問題に対して解決策を再検討して決定する必要が生じるため、オフラインでの討論によりメール作成を行う態様は、メール作成の效率が低下し、ユーザの作業ニーズに対応できない。
【0005】
情報伝送中に情報を迅速かつ効率的に他人に報知するために、通常は、電子メールを送信する形式で情報を通知し、必要に応じて、メールに添付ファイルを添付して、情報送信をより全面的にする。
【0006】
メール送信中に、メールにおける添付ファイルに関する処理は簡単であり、通常は、ダウンロードなどの関連操作にしか関係しておらず、日々増大するオフィスニーズに対応できない。
【発明の概要】
【0007】
本開示は、メールに対する協同編集を実現するために、情報インタラクション方法、装置、電子機器、および記憶媒体を提供する。
【0008】
メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定することと、メールの内容を含む同期編集インターフェースを取得することと、提示された同期編集インターフェースを介して、協力者がメールの内容を協同編集するように、同期編集インターフェースを提示することと、を含む、情報インタラクション方法を提供する。
【0009】
メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定するように構成されている、協同編集の協力者特定モジュールと、メールの内容を含む同期編集インターフェースを取得するように構成されている、同期編集インターフェース取得モジュールと、提示された同期編集インターフェースを介して、協力者がメールの内容を協同編集するように、同期編集インターフェースを提示するように構成されている、同期編集インターフェース提示モジュールと、を備える、情報インタラクション装置を、更に提供する。
【0010】
取得された現在メールを同期編集インターフェースに提示することと、現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集することと、を含み、現在メールは、共有者が共有したメールであり、同期編集インターフェースを提示しているクライアントは、共有者に基づいて特定される、情報インタラクション方法を、更に提供する。
【0011】
同期編集インターフェースに現在メールを提示するように構成されている、現在メール展示モジュールと、現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集するように構成されている、添付ファイル協同編集モジュールと、を備え、現在メールは、共有者が共有したメールであり、同期編集インターフェースを提示しているクライアントは、共有者に基づいて特定される、情報インタラクション装置を、更に提供する。
【0012】
複数のプロセッサと、複数のプログラムを記憶するように構成されている記憶装置と、を備え、
複数のプログラムが複数のプロセッサにより実行されると、複数のプロセッサは、本開示の任意の実施例に係る方法を実現する、電子機器を、更に提供する。
【0013】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、本開示の任意の実施例に係る方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体を、更に提供する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の実施例1に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。
図2a】本開示の実施例2に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。
図2b】本開示の実施例2に係る同期編集インターフェースの模式図である。
図2c】本開示の実施例2に係る討論グループを含む同期編集インターフェースの模式図である。
図2d】本開示の実施例2に係るIMクライアントに提示されている討論グループの画面模式図である。
図3a】本開示の実施例3に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。
図3b】本開示の実施例3に係る更新メッセージを含む同期編集インターフェースの模式図である。
図4a】本開示の実施例4に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。
図4b】本開示の実施例4に係る選定語彙コメント内容を含む同期編集インターフェースの模式図である。
図4c】本開示の実施例4に係るIMクライアントに提示されている討論グループ画面の模式図である。
図5】本開示の実施例5に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。
図6a】本開示の実施例6に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。
図6b】本開示の実施例6に係る同期編集インターフェースの模式図である。
図6c】本開示の実施例6に係る添付ファイル選定語彙コメント操作が実行された後の同期編集インターフェースの模式図である。
図7a】本開示の実施例7に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。
図7b】本開示の実施例7に係る添付ファイル追加操作が実行された後の同期編集インターフェース模式図である。
図8】本開示の実施例8に係る情報インタラクション装置の構造模式図である。
図9】本開示の実施例9に係る情報インタラクション装置の構造模式図である。
図10】本開示の実施例10に係る情報インタラクション装置の構造模式図である。
図11】本開示の実施例11に係る電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例について説明する。図面に本開示のいくつかの実施例が示されているが、本開示は、様々な形式で実現でき、ここで記述される実施例に限定されるものと解釈されるべきではないことが、理解されるべきである。本開示の図面および実施例は、例示的ものに過ぎす、本開示の保護範囲を限定するためのものではないことが、理解されるべきである。
【0016】
本開示の方法の実施形態に記載される複数のステップは、異なる順序で実行されてもよいし、および/または、並列に実行されてもよいことが、理解されるべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップおよび/または実行が省略されて示されたステップを含んでもよい。本開示の範囲は、この点で限定されない。
【0017】
本明細書で使用される「含む」という用語およびその変形は、開放的な包含であり、即ち、「含むが、これらに限定されない」である。「に基づく」という用語は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。「1つの実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を表す。「別の実施例」は、「少なくとも1つの別の実施例」を表す。「いくつかの実施例」という用語は、「少なくともいくつかの実施例」を表す。他の用語の関連定義は、以下の説明において提供される。
【0018】
本開示に言及される「第1」、「第2」、等の概念は、異なる装置、モジュール、またはユニットを仕切るためのものに過ぎず、これらの装置、モジュール、またはユニットが実行する機能の順序または相互依存関係を限定するためのものでもない。
【0019】
本開示に言及される「1つ」、「複数」という数詞は、模式的なものであって、限定的なものではなく、本明細書で特に明記されていない限り、「1つまたは複数」と理解すべきであることを、当業者であれば理解すべきである。
【0020】
本開示の実施形態における複数の装置間でインタラクションされるメッセージまたは情報の名称は、説明のためのものに過ぎず、これらのメッセージまたは情報の範囲を限定するものではない。
【0021】
いくつかの実施形態においては、複数の人が、オフラインで同時に集まってコミュニケーションをとるが、場所に限定があるため、会議参加者が会議場所に時間通りに到着できず、実施が難しくなり、且つ、メール作成中に会議討論から漏れてしまうという問題が発生し、新たに発生した問題に対して解決策を再検討して決定する必要が生じるため、オフラインでの討論によりメール作成を行う態様は、メール作成の效率が低下し、ユーザの作業ニーズを満たすことができない。これに対して、本開示の実施例の技術案においては、メールを含む同期編集インターフェースを取得し、協力者クライアントに提示することによって、協力者は、所定の時間に所定の場所に到着してメールの修正案を討論することなく、オンラインでメールを協同編集できるようになり、協同編集中に論争が発生した箇所について、すぐに修正して最終的な修正案を特定できるため、メール作成の效率が向上し、ユーザの作業ニーズに対応できる。
【0022】
メール送信中に、メールにおける添付ファイルに関する処理は簡単であり、通常は、ダウンロードなどの関連操作にしか関係しておらず、日々増大するオフィスニーズに対応できない。これに対して、本開示のいくつかの実施形態においては、取得された現在メールを同期編集インターフェースに提示するとともに、メールに対する添付ファイル編集要求が検出された場合に、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集することにより、添付ファイルの関連処理が実行される時に、添付ファイルに対する協同編集を実現することができ、ユーザの異なるオフィスニーズに対応し、ユーザの体験効果が向上した。
【0023】
実施例1
【0024】
図1は、本開示の実施例1に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。本開示の実施例は、メールに対して協同編集する場合に適用されてよく、該方法は、本開示の実施例に係る情報インタラクション装置により実行されてよく、該装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式で実現されてよく、そして、一般的には、コンピュータデバイスに集積されてよい。本開示の実施例に係る方法は、以下のステップを含む。
【0025】
ステップ101においては、メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定する。
【0026】
ステップ102においては、前記メールの内容を含む同期編集インターフェースを取得する。
【0027】
ステップ103においては、提示された同期編集インターフェースを介して、前記協力者が前記メールの内容を協同編集するように、前記同期編集インターフェースを提示する。
【0028】
一実施例において、前記メールの内容は、メール本文、アドレスバー、メールタイトル、およびメールの添付ファイル、等を含むが、これらに限定されず、メールに含まれる内容であればよい。
【0029】
一実施例において、前記メールの内容を含む同期編集インターフェースを取得することは、
前記協力者に含まれる協同編集イニシエータがトリガした協同編集要求であり、協力者識別子を含む協同編集要求を受信することと、
前記協同編集要求をメールサーバへ送信することにより、前記メールサーバによって、前記協同編集要求に応じて前記協力者のメールクライアントにおいて、前記協同編集イニシエータが共有したメールである前記メールの内容を含む、同期編集インターフェースを作成すること、を含む。
【0030】
一実施例において、前記同期編集インターフェースを提示した後で、前記方法は、
前記協力者による前記メールの内容に対する編集操作の検出に応答して、前記協力者の編集内容を含むメール編集命令をドキュメントサーバへ送信することと、
前記ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示することと、を更に含み、
前記更新内容は、前記ドキュメントサーバによって、受信した前記メール編集命令における編集内容に応じて、共有ドキュメントを更新した後に送信するものであり、前記共有ドキュメントは、前記メールサーバから送信された前記メールの内容に応じて、前記ドキュメントサーバにより生成されたものである。
【0031】
更新後のメールの内容は、メール本文、アドレスバー、メールタイトル、およびメール的添付ファイル、等を含むが、これらに限定されない。
【0032】
一実施例において、前記方法は、
前記メールサーバから送信された更新メッセージを受信することと、
前記更新メッセージを、メールリストにおけるメール原稿のタイトル位置に表示することと、を更に含み、
前記更新メッセージは、前記メールサーバが前記ドキュメントサーバをモニタすることにより取得した、更新後の前記共有ドキュメントのプリセット文字数である。
【0033】
一実施例において、前記方法は、
メール原稿に対する編集履歴記録問合せ操作の検出に応答して、保存された前記メール原稿に対応する編集履歴記録内容であり、前記更新内容に応じて生成された編集履歴記録内容を前記ドキュメントサーバに取得させるように、前記メール原稿の識別情報を含む記録問合せ要求を前記ドキュメントサーバへ送信することと、
前記ドキュメントサーバが送信した前記編集履歴記録内容を受信して提示することと、を更に含む。
【0034】
一実施例において、前記編集内容は、前記メールの内容に対するコメント内容と、前記コメント内容に対応するコメント対象と、を含み、
前記ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示することは、
前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示すること、を含み、前記選定語彙コメント内容は受信した前記メール編集命令に応じて、前記共有ドキュメントにおける前記コメント内容に対応する前記コメント対象に前記コメント内容を追加した後に、前記ドキュメントサーバによって、送信するものである。
【0035】
ここで、コメント対象は、メール本文、アドレスバー、メールタイトル、およびメールの添付ファイル、等を含むが、これらに限定されず、メールにコメント可能な任意の範囲であってもよい。
【0036】
ここで、前記コメント内容に対応する前記コメント対象は、選定語彙範囲を含む。前記選定語彙コメント内容は、受信した前記メール編集命令に応じて、前記共有ドキュメントにおける前記選定語彙範囲に前記コメント内容を追加した後に、前記ドキュメントサーバによって、送信するものである。
【0037】
一実施例において、前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、前記メール原稿を更新して、更新後のメール原稿を表示した後で、
前記選定語彙コメント内容を討論グループに表示すること、を更に含む。
【0038】
一実施例において、前記討論グループは、前記協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、前記協力者を含む情報インタラクショングループである。
【0039】
ここで、前記メールの内容が、メール本文、アドレスバー、メールタイトル、メールの添付ファイルの少なくとも1つである場合に、前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示した後で、
前記選定語彙コメント内容を討論グループに表示すること、を更に含み、
前記討論グループは、前記協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、前記協力者を含む情報インタラクショングループである。
【0040】
一実施例において、前記選定語彙コメント内容には、協力者識別子を含むコメント者識別子が更に含まれる。
【0041】
一実施例において、前記コメント内容に対応するコメント対象は、メール原稿のアドレスバー、メールタイトル、添付ファイル、およびメール本文の少なくとも1つを含む。
【0042】
一実施例においては、予め設定されたメール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除することを、更に含む。
【0043】
一実施例において、予め設定されたメール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除することは、
前記同期編集インターフェースにおける削除ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、前記メール原稿を削除すること、または、
討論グループのグループ解散ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、前記メール原稿を削除すること、を含み、
前記討論グループは、前記協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、前記協力者を含む情報インタラクショングループである。
【0044】
一実施例においては、前記同期編集インターフェースに前記協力者の協力者識別子を表示すること、を更に含む。
【0045】
一実施例において、前記同期編集インターフェースに前記協力者の協力者識別子を表示することは、前記同期編集インターフェースに、所定数の協力者識別子を表示し、且つ、不表示の協力者識別子の数を数字で表示すること、を含む。
【0046】
一実施例において、前記協力者によるメール原稿の編集位置をマークするための協力カーソルを、前記同期編集インターフェースに表示すること、を更に含む。
【0047】
一実施例において、前記協力カーソルを前記同期編集インターフェースに表示することは、
前記同期編集インターフェースに、異なる協力者による編集位置を異なるマーカーパターンで表示すること、を含む。
【0048】
一実施例において、前記メールの内容が添付ファイルである場合に、前記メールの内容を協同編集することは、
前記メールに対する添付ファイル編集トリガ操作の検出に応答して、添付ファイルの追加または添付ファイルの削除を含む、編集内容が含まれる添付ファイル編集命令を、ドキュメントサーバへ送信することと、
前記ドキュメントサーバにより、受信した前記添付ファイル編集命令に応じて、前記共有ドキュメントにおける添付ファイルを追加または削除した後に送信する添付ファイルリストであり、前記ドキュメントサーバから送信された添付ファイルリストを受信することと、
前記添付ファイルリストを、前記同期編集インターフェースにおけるメール原稿の前記添付ファイルの位置に提示することと、を含む。
【0049】
一実施例において、討論グループからの現在ユーザによる退会トリガ操作の検出に応答して、権限取り消し命令を生成し、前記権限取り消し命令を前記メールサーバに送信することによって、前記メールサーバが前記権限取り消し命令に応じて前記現在ユーザの前記メールに対する編集権限を取り消すこと、を更に含み、
前記討論グループは、協同編集イニシエータにより、前記メールの共有トリガ操作に対して同期的に作成されたものである。
【0050】
一実施例において、前記討論グループは、メールクライアントで作成された協力者を含む情報インタラクショングループ、または、インスタントメッセンジャーIMクライアントで作成された協力者を含む情報インタラクショングループ、を含む。
【0051】
本実施例に記載されていない部分は、本願における任意の実施例を参照することができる。
【0052】
本開示の実施例によれば、情報インタラクション方法を提供し、メールを含む同期編集インターフェースを取得し、協力者クライアントに提示することにより、協力者は、所定の時間に所定の場所に到着してメールの修正案を討論することなく、オンラインでメールを協同編集できるようになり、協同編集中に論争が発生した箇所に、すぐに修正して最終的な修正案を特定できるため、メール作成の效率が向上し、ユーザの作業ニーズに対応できる。
【0053】
本開示の実施例によれば、情報インタラクション方法を提供し、取得された現在メールを同期編集インターフェースに提示するとともに、メールに対する添付ファイル編集要求が検出された場合に、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集することにより、添付ファイルの関連処理が実行される時に、添付ファイルに対する協同編集を実現することができ、ユーザの異なるオフィスニーズに対応し、ユーザの体験効果が向上した。
【0054】
実施例2
【0055】
図2aは、本開示の実施例に係る情報インタラクション方法のフローチャートであり、本開示の実施例は、メールに対して協同編集する場合に適用されてよく、該方法は、本開示の実施例に係る情報インタラクション装置によって実行されてよく、該装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式で実現されてよく、そして、一般的には、コンピュータデバイスに集積されてよい。本開示の実施例に係る方法は、以下のステップを含む。
【0056】
図2aに示すように、本開示の実施例における方法は、以下のようなステップを含んでもよい。
【0057】
ステップ201においては、メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定する。
【0058】
メールのタイプには、メール原稿が含まれてもよい。
【0059】
本実施形態におけるメール原稿は、協力者における協同編集イニシエータがメール共有操作により取得されるものであってもよく、本実施形態におけるメール原稿は、メール群の中の作成済の1通のメールであってもよいし、内容がない空白メールであってもよいし、本実施形態において、メール原稿に含まれる内容は限定されず、メール群に同じ特徴情報を持つ複数通の関連メールが含まれている。
【0060】
一実施例において、メールクライアントの表示画面には、協力者選択入口が提供され、検出された協同編集トリガ操作に応じた場合には、協同編集トリガ操作に応じて、協同編集イニシエータの選択命令を取得し、選択命令に応じて、協力者選択入口から協同編集イニシエータにより指定された協同編集の協力者を特定してもよい。本実施形態では、協力者の数量を限定しない。
【0061】
ステップ202においては、メールを含む同期編集インターフェースを取得する。
【0062】
メールを含む同期編集インターフェースを取得することは、協同編集イニシエータがトリガした協同編集要求であって、協力者識別子を含む協同編集要求を受信することと、協同編集要求をメールサーバに送信することにより、メールサーバにより、協同編集要求に応じて協力者のメールクライアントでメール原稿を含む同期編集インターフェースを作成することと、を含んでもよい。
【0063】
例示的には、協同編集イニシエータは張三であり、他の協力者は、李四、王五および王二であり、協力者識別子は、協力者の氏名または協力者の既存のアバターであってもよく、メール原稿は、123である1通の共有メールであってもよく、協力者クライアントとメールサーバとは通信的に接続され、協同編集イニシエータのクライアントは、メールサーバへ協同編集要求を送信し、協同編集要求は、例えば「協力者の張三、李四、王五、および王二は、タイトルが123である共有メールに対して協同編集する必要があり、同期編集インターフェースを作成してください」であり、メールサーバは、取得した協同編集要求に応じてメール原稿を含む同期編集インターフェースを作成するとともに、作成した同期編集インターフェースを張三、李四、王五、および王二のそれぞれのクライアントに送信する。
【0064】
ステップ203においては、提示された同期編集インターフェースを介して、協力者がメールを協同編集するように、同期編集インターフェースを提示する。
【0065】
同期編集インターフェースに、協力者の協力者識別子を表示することができる。
【0066】
同期編集インターフェースに、所定数の協力者識別子を表示し、且つ、不表示の協力者識別子の数を数字で表示することができる。
【0067】
一実施例において、図2bに示すように、提示された同期編集インターフェースの模式図において、同期編集インターフェースの上部に、協力者の協力者識別子を表示することができ、協力者識別子として、協力者のアバターを使用することができる。協力者の数が多いことにより、同期編集インターフェースに全ての協力者アバターを表示することができない場合には、同期編集インターフェースに所定数の協力者識別子のみを表示することができる。本実施形態においては、所定数が3である場合を例として説明しているが、本実施形態における所定数の数値に限定されるものではなく、実際に応じて設定されてもよい。同時に、不表示の協力者識別子の数を数字で表示し、図2bにおいて、不表示の協力者識別子の数量が3である。
【0068】
協力者によるメール原稿の編集位置をマークするための協力カーソルを同期編集インターフェースに表示してもよい。該実装において、協力カーソルを採用して、メール原稿の編集位置をマークすることにより、協力者が、同期編集インターフェースで現在の編集位置を素早く特定できるようにする。
【0069】
同期編集インターフェースに協力カーソルを表示することは、同期編集インターフェースに、異なる協力者による編集位置を異なるマーカーパターンで表示することを含んでもよい。
【0070】
本実施形態において、同期編集インターフェースには、協力者によるメール原稿の編集位置をマークするための協力カーソルが更に表示され、異なる協力者について異なるマーカーパターンを採用することができ、異なるマーカーパターンを異なる色または異なる形状で区別することができるが、本実施形態では、マーカーパターンを区別する方法は限定されない。
【0071】
同期編集インターフェースを提示した後で、提示された同期編集インターフェースを介して協力者がメールを協同編集するための手順は、協力者によるメール原稿に対する編集操作の検出に応答して、協力者の編集内容を含むメール編集命令をドキュメントサーバへ送信することと、ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、メール原稿を更新して更新後のメール原稿を表示することと、を含む。更新内容は、ドキュメントサーバにより、受信したメール編集命令における編集内容に応じて、共有ドキュメントを更新した後に送信するものであり、共有ドキュメントは、メールサーバから送信されたメール原稿に応じて、ドキュメントサーバにより生成されたものであってもよい。該実装においては、ドキュメントサーバに編集命令を送信することにより、ドキュメントサーバのドキュメント編集機能でメール原稿の更新内容を取得して表示し、協力者によるメール原稿に対する協同編集が実現される。
【0072】
本実施形態では、協同編集中、ドキュメントサーバが、協力者のクライアントを介して協力者の編集内容を含むメール編集命令を受信した場合に、ドキュメントサーバは、まず、メールサーバのインターフェースを呼び出すことで協力者の身元を認証する。これは、メールサーバが異なる協力者に対してメール原稿に対する異なる編集権限を割り当てているためである。例えば、協同編集イニシエータは、メール原稿の全ての内容を変更できるが、残りの協力者は、メール原稿の本文またはタイトルのみを修正できる。仮に、メールサーバにより協力者の王五に割り当てられた編集権限が、メール原稿の本文のみを編集できるものであり、取得したメール編集命令が、協力者の王五によりメールタイトルを修正するものである場合、メールサーバは、認証失敗と特定して、ドキュメントサーバへ認証失敗命令を送信し、協力者の編集内容を含むメール編集命令に応じてドキュメントサーバが共有ドキュメントを更新することを不能にする。一方、編集命令が、王五によりメール本文を修正するものである場合に、メールサーバは、認証成功を特定して、ドキュメントサーバへ認証成功命令送信し、主催者の編集内容を含むメール編集命令に応じてドキュメントサーバが共有ドキュメントを更新することを可能にする。
【0073】
協同編集トリガ操作の検出の後で、インスタントメッセンジャー(Instant Messaging、IM)サーバは、メールクライアントで協力者を含む討論グループを作成する。図2cは、討論グループを含む同期編集インターフェースの模式図である。同時に、インスタントメッセンジャー(Instant Messaging、IM)クライアントで協力者を含む討論グループを更に作成する。図2dは、IMクライアントに提示された討論グループの画面模式図である。そして、異なるクライアントでの討論グループの情報がリアタイムで同期されるため、協力者は、討論グループを介してメール原稿の修正案について討論することができ、メール作成の效率が向上する。
【0074】
前記方法は、メール原稿に対する編集履歴記録の問合せ操作の検出に応答して、保存されたメール原稿に対応する編集履歴記録内容であって、更新内容に応じて生成された編集履歴記録内容を前記ドキュメントサーバに取得させるように、メール原稿の識別情報を含む記録問合せ要求をドキュメントサーバへ送信することと、ドキュメントサーバから送信された編集履歴記録内容を受信して提示することと、を更に含む。該実装においては、協力者の問合せニーズに応じて、メール原稿に対応する編集履歴記録内容を取得することができ、ユーザのオフィスニーズを対応できる。
【0075】
本開示の実施例では、情報インタラクション方法を提供し、メールを含む同期編集インターフェースを取得して、協力者クライアントで提示することにより、協力者は、所定の時間に所定の場所に到着してメールの修正案を討論することなく、オンラインでメールを協同編集できるようになり、協同編集中に論争が発生した箇所に、すぐに修正して最終的な修正案を特定できるため、メール作成の效率が向上し、ユーザの作業ニーズに対応できる。
【0076】
実施例3
【0077】
図3aは、本開示の実施例に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。本開示の実施例は、上記の実施例における複数の選択肢と組み合わせることができ、本開示の実施例において、実施例1における主催者クライアントおよび協力者クライアントで同期編集インターフェースを提示した後で、メールサーバから送信された更新メッセージを受信し、更新メッセージをメールリストにおけるメール原稿のタイトル位置に表示すること、を更に含む。
【0078】
図3(a)に示すように、本開示の実施例に係る方法は、以下のステップを含む。
【0079】
ステップ301においては、メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定する。
【0080】
メールのタイプには、メール原稿が含まれてもよい。
【0081】
ステップ302においては、メールを含む同期編集インターフェースを取得する。
【0082】
メールを含む同期編集インターフェースを取得することは、協同編集イニシエータがトリガした協同編集要求であって、協力者識別子を含む協同編集要求を受信することと、協同編集要求をメールサーバに送信することにより、メールサーバによって、協同編集要求に応じて協力者のメールクライアントでメール原稿を含む同期編集インターフェースを作成することと、を含んでもよい。
【0083】
ステップ303においては、提示された同期編集インターフェースを介して協力者がメールを協同編集するように、同期編集インターフェースを提示する。
【0084】
同期編集インターフェースには、協力者の協力者識別子を表示することができる。
【0085】
同期編集インターフェースには、所定数の協力者識別子を表示し、且つ、不表示の協力者識別子の数を数字で表示することができる。
【0086】
協力者によるメール原稿の編集位置をマークするための協力カーソルを同期編集インターフェースに表示してもよい。
【0087】
同期編集インターフェースに協力カーソルを表示することは、同期編集インターフェースに、異なる協力者による編集位置を異なるマーカーパターンで表示することを含んでもよい。
【0088】
同期編集インターフェースを提示した後で、提示された同期編集インターフェースを介して協力者がメールを協同編集するための手順は、協力者によるメール原稿に対する編集操作の検出に応答して、協力者の編集内容を含むメール編集命令をドキュメントサーバへ送信することと、ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、メール原稿を更新して更新後のメール原稿を表示することと、を含む。更新内容は、ドキュメントサーバにより、受信したメール編集命令における編集内容に応じて、共有ドキュメントを更新した後に送信するものであり、共有ドキュメントは、メールサーバから送信されたメール原稿に応じて、ドキュメントサーバにより生成されたものであってもよい。
【0089】
ステップ304においては、メールサーバから送信された更新メッセージを受信する。
【0090】
ここで、更新メッセージは、メールサーバがドキュメントサーバをモニタすることにより、取得した更新後の共有ドキュメントのプリセット文字数である。
【0091】
本実施形態においては、ドキュメントサーバにより共有ドキュメントを更新するが、ドキュメントサーバにより共有ドキュメントを更新する手順において、メールサーバは、ドキュメントサーバをリアタイムでモニタし、更新後の共有ドキュメントの更新メッセージを取得する。更新メッセージは、更新後の共有ドキュメントにおける前から10字であってもよく、本実施形態では、概要内容の文字数が限定されない。
【0092】
ステップ305においては、更新メッセージを、メールリストにおけるメール原稿のタイトル位置に表示する。
【0093】
図3bは、更新メッセージを含む同期編集インターフェース模式図であり、更新メッセージである「ソフトウェア開発第3部門」を、メールリストにおけるメール原稿のタイトル位置に表示することにより、協力者が表示された更新メッセージに応じてメール原稿における現在の修正位置を素早く見つけて、討論に参加したり、修正したりすることできるようになる。
【0094】
ここで、メールサーバが送信した更新メッセージを表示し、更新メッセージに更新内容のプリセット文字数が含まれているため、協力者は、更新メッセージに応じてメール原稿における現在更新内容の大まかな内容を取得することができるようになる。
【0095】
本開示の実施例によれば、情報インタラクション方法を提供し、メールを含む同期編集インターフェースを取得して、協力者クライアントで提示することにより、協力者は、所定の時間に所定の場所に到着してメールの修正案を討論することなく、オンラインでメールを協同編集できるようになり、協同編集中に論争が発生した箇所に、すぐに修正して最終的な修正案を特定できるため、メール作成の效率が向上し、ユーザの作業ニーズに対応できる。そして、更新メッセージをメール原稿のタイトル位置に表示することで、協力者は、メール原稿における現在の修正位置を素早く見つけて、討論に参加したり、修正したりすることができ、メール作成の效率が向上する。
【0096】
実施例4
【0097】
図4aは、本開示の実施例に係る情報インタラクション方法フローチャートである。本開示の実施例は、上記の実施例における複数の選択肢と組み合わせることができ、本開示の実施例では、主に、実施例1におけるドキュメントサーバから送信された更新内容に応じてメール原稿を更新して、更新後のメール原稿を更新することについて説明する。本実施形態における更新内容とは、選定語彙コメント内容を意味する。
【0098】
図4aに示すように、本開示の実施例に係る方法は、以下のステップを含む。
【0099】
ステップ401においては、メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定する。
【0100】
ステップ402においては、メールを含む同期編集インターフェースを取得する。
【0101】
ステップ403においては、提示された同期編集インターフェースを介して協力者がメールを協同編集するように、同期編集インターフェースを提示する。
【0102】
ステップ404においては、協力者によるメール原稿に対する編集操作の検出に応答して、協力者の編集内容を含むメール編集命令をドキュメントサーバへ送信する。
【0103】
ここで、本実施形態における編集内容は、選定語彙範囲と、コメント内容とを含み、即ち、メール原稿に対する語彙を選定してコメントすることがサポートされている。そして、選定語彙範囲は、メール原稿のアドレスバー、メールタイトル、添付ファイル、およびメール本文の少なくとも1つを含む。
【0104】
例えば、メール原稿における会議時間および場所の内容について、協力者の張三が、受信者によりメールを見るときに重点的に確認してもらいたい場合に、協力者の張三による同期編集インターフェースに対する編集操作の検出の後で、張三による選定語彙範囲およびコメント内容を含むメール編集命令をドキュメントサーバへ送信し、ドキュメントサーバは、メール編集命令に応じて共有ドキュメントにおける選定語彙範囲にコメント内容を追加して、選定語彙コメント内容を得ることができる。
【0105】
ステップ405においては、ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、メール原稿を更新して更新後のメール原稿を表示する。
【0106】
ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、メール原稿を更新して更新後のメール原稿を表示した後で、選定語彙コメント内容を討論グループに表示すること、を更に含んでもよい。
【0107】
選定語彙コメント内容には、コメント者識別子が含まれてもよく、コメント者識別子には、協力者識別子が含まれている。
【0108】
本実施形態における討論グループは、協同編集トリガ操作の検出の後に、メールクライアントまたはIMクライアントで作成された協力者を含む情報インタラクショングループである。
【0109】
ここで、図4bは、選定語彙コメント内容を含む同期編集インターフェースの模式図である。そして、討論グループに現在の選定語彙コメントのコメント者識別子、および、それに対応する選定語彙コメント内容がリアタイムに表示されている。
【0110】
メールクライアントに表示されるものと、IMクライアントに表示されるものとは、実質的に同一の討論グループであるため、選定語彙コメント内容をIMクライアントの討論グループに同期的に表示することもできる。図4cは、選定語彙コメント内容を含むIMクライアントに表示された討論グループ画面の模式図である。
【0111】
本開示の実施例によれば、情報インタラクション方法を提供し、メールを含む同期編集インターフェースを取得して、協力者クライアントに提示することにより、協力者は、所定の時間に所定の場所に到着してメールの修正案を討論することなく、オンラインでメールを協同編集できるようになり、協同編集中に論争が発生した箇所に、すぐに修正して最終的な修正案を特定できるため、メール作成の效率が向上し、ユーザの作業ニーズに対応できる。また、本実施形態では、編集内容に選定語彙範囲およびコメント内容を含めることができ、編集内容の多様性を体現している。
【0112】
実施例5
【0113】
図5は、本開示の実施例に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。本開示の実施例は、上記の実施例における複数の選択肢と組み合わせることができ、本開示の実施例では、実施例1における主催者クライアントおよび協力者クライアントに同期編集インターフェースを提示した後で、予め設定されたメール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除すること、を更に含む。
【0114】
図5に示すように、本開示の実施例に係る方法は、以下のステップを含む。
【0115】
ステップ501においては、メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定する。
【0116】
ステップ502においては、メールを含む同期編集インターフェースを取得する。
【0117】
ステップ503においては、提示された同期編集インターフェースを介して協力者がメールを協同編集するように、同期編集インターフェースを提示する。
【0118】
ステップ504においては、予め設定されたメール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除する。
【0119】
予め設定されたメール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除することは、同期編集インターフェースにおける削除ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、メール原稿を削除すること、または、討論グループのグループ解散ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、メール原稿を削除し、討論グループが、協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、協力者を含む情報インタラクショングループであること、を含んでもよい。
【0120】
本実施形態において、メール原稿協同編集が終了した場合に、協同編集イニシエータの命令に応じてメール原稿を削除することで、クライアントのストレージ容量を節約することができる。そして、図2bに示すゴミ箱アイコンのような、同期編集インターフェースにおける削除ボタンに対するトリガ操作が検出されたときに、メール原稿を削除してもよい。また、図2dに示す討論グループの上部における「グループ解散」のアイコンのような、討論グループにおけるグループ解散ボタンに対するトリガ操作が検出されたときに、メール原稿を削除してもよい。
【0121】
本開示の実施例によれば、情報インタラクション方法を提供し、メールを含む同期編集インターフェースを取得して、協力者クライアントに提示することにより、協力者は、所定の時間に所定の場所に到着してメールの修正案を討論することなく、オンラインでメールを協同編集できるようになり、協同編集中に論争が発生した箇所に、すぐに修正して最終的な修正案を特定できるため、メール作成の效率が向上し、ユーザの作業ニーズに対応できる。予め設定されたメール原稿削除トリガイベントが検出されたときに、メール原稿を削除することで、クライアントのストレージ容量を節約することができる。
【0122】
本開示の1つまたは複数の実施例に係る情報インタラクション方法によれば、該方法は、
メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、前記協同編集の協力者を特定することと、
前記メールを含む同期編集インターフェースを取得することと、
提示された同期編集インターフェースを介して前記協力者が前記メールを協同編集するように、前記同期編集インターフェースを提示することと、を含む。
【0123】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法では、前記メールのタイプにはメール原稿が含まれている。
【0124】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法では、前記メール原稿を含む同期編集インターフェースを取得することは、
協同編集イニシエータがトリガした協同編集要求であって、協力者識別子を含む協同編集要求を受信することと、
前記協同編集要求をメールサーバに送信することにより、前記メールサーバによって、前記協同編集要求に応じて、前記協力者のメールクライアントで前記メール原稿を含む同期編集インターフェースを作成することと、を含む。
【0125】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記同期編集インターフェースを提示した後で、前記方法は、
前記協力者による前記メール原稿に対する編集操作の検出に応答して、協力者の編集内容を含むメール編集命令をドキュメントサーバへ送信することと、
前記ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、前記メール原稿を更新して、更新後のメール原稿を表示することと、を更に含み、
前記更新内容は、ドキュメントサーバにより、受信した前記メール編集命令における編集内容に応じて、共有ドキュメントを更新した後に送信するものであり、前記共有ドキュメントは、メールサーバから送信された前記メール原稿に応じて、ドキュメントサーバにより生成されたものである。
【0126】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記方法は、
前記メールサーバから送信された更新メッセージを受信することと、
前記更新メッセージを、メールリストにおける前記メール原稿のタイトル位置に表示することと、を更に含み、
前記更新メッセージは、前記メールサーバが前記ドキュメントサーバをモニタすることにより取得した、更新後の前記共有ドキュメントのプリセット文字数である。
【0127】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記方法は、
メール原稿に対する編集履歴記録の問合せ操作の検出に応答して、保存された前記メール原稿に対応する編集履歴記録内容であって、前記更新内容に応じて生成された編集履歴記録内容を前記ドキュメントサーバに取得させるように、前記メール原稿の識別情報を含む記録問合せ要求を前記ドキュメントサーバへ送信することと、
前記ドキュメントサーバが送信した前記編集履歴記録内容を受信して提示することと、を更に含む。
【0128】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記編集内容は、選定語彙範囲と、コメント内容とを含む。
【0129】
前記ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、前記メール原稿を更新して更新後のメール原稿を表示することは、
前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、前記メール原稿を更新して、更新後のメール原稿を表示すること、を含み、
前記選定語彙コメント内容は、前記ドキュメントサーバにより、受信した前記メール編集命令に応じて、前記共有ドキュメントにおける前記コメント内容に対応する前記コメント対象に前記コメント内容を追加した後に送信するものである。
【0130】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、前記メール原稿を更新して更新後のメール原稿を表示した後で、
討論グループに、前記選定語彙コメント内容を表示すること、を更に含み、
前記討論グループは、前記協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、前記協力者を含む情報インタラクショングループである。
【0131】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記選定語彙コメント内容には、協力者識別子を含むコメント者識別子が更に含まれる。
【0132】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記選定語彙範囲は、前記メール原稿のアドレスバー、メールタイトル、添付ファイル、およびメール本文の少なくとも1つを含む。
【0133】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記方法は、
予め設定されたメール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除することを、更に含む。
【0134】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、予め設定されたメール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除することは、
前記同期編集インターフェースにおける削除ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、前記メール原稿を削除すること、または、
討論グループのグループ解散ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、前記メール原稿を削除すること、を含み、
前記討論グループは、前記協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、前記協力者を含む情報インタラクショングループである。
【0135】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記同期編集インターフェースに前記協力者の協力者識別子を表示する。
【0136】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記同期編集インターフェースに前記協力者の協力者識別子を表示することは、前記同期編集インターフェースに、所定数の協力者識別子を表示し、且つ、不表示の協力者識別子の数を数字で表示すること、を含む。
【0137】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記方法は、前記協力者によるメール原稿の編集位置をマークするための協力カーソルを前記同期編集インターフェースに表示すること、を更に含む。
【0138】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記同期編集インターフェースに協力カーソルを表示することは、
前記同期編集インターフェースに、異なる協力者による編集位置を異なるマーカーパターンで表示すること、を含む。
【0139】
本開示の1つまたは複数の実施例に係る情報インタラクション装置によれば、該装置は、
メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定するように構成されている、協同編集の協力者特定モジュールと、
前記メールの内容を含む同期編集インターフェースを取得するように構成されている、同期編集インターフェース取得モジュールと、
提示された同期編集インターフェースを介して前記協力者が前記メールの内容を協同編集するように、前記同期編集インターフェースを提示するように構成されている、同期編集インターフェース提示モジュールと、を備える。
【0140】
本開示の1つまたは複数の実施例に係る電子機器によれば、該電子機器は、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成されている記憶装置と、を備え、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、本開示の任意の実施例に記載の情報インタラクション方法を実施する。
【0141】
本開示の1つまたは複数の実施例に係るコンピュータ可読記憶媒体によれば、コンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムがプロセッサにより実行されると、本開示の任意の実施例に記載の情報インタラクション方法を実施する。
【0142】
実施例6
【0143】
図6aは、本開示の実施例に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。本開示の実施例は、メールにおける添付ファイルを処理する場合に適用されてよく、該方法は、本開示の実施例に係る情報インタラクション装置により実行されてよく、該装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式で実現されてよく、一般的に、コンピュータデバイスに集積されることができる。本開示の実施例に係る方法は、以下の通りである。
【0144】
図6aに示すように、本開示の実施例における方法は、以下のようなステップを含んでもよい。
【0145】
ステップ601においては、取得された現在メールを同期編集インターフェースに提示する。
【0146】
ここで、現在メールは、共有者が共有したメールであり、同期編集インターフェースを提示するためのクライアントは、共有者により特定されている。
【0147】
同期編集インターフェースに現在メールを提示することは、共有者がメール共有操作を介して共有したメールを受信し、共有したメールを現在メールとすることと、現在メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、現在メールを同期編集インターフェースに提示することと、を含んでもよい。
【0148】
同期編集インターフェースは、ドキュメントサーバにより、以下のように生成されている。メールサーバから送信された現在メールが受信されたことに応答して、現在メールをクライアントの同期編集インターフェースに提示するように、現在メールに対応する共有ドキュメントを作成する。
【0149】
現在メールが、共有者により共有されたメールであると特定された場合には、同期編集インターフェースの形式で提示してもよい。共有者のメールクライアントは、共有者による現在メールに対する共有トリガ操作を検出すると、現在メール識別子を含む編集インターフェース作成要求をサーバへ送信し、メールサーバは、取得した編集インターフェース作成要求に応じて、同期編集インターフェースを作成する。ここで、作成された同期編集インターフェースには、共有者が共有したメールに対応するメール原稿が含まれており、現在メールを同期編集インターフェースに提示することが実現される。
【0150】
共有者のメール原稿に対する共有トリガ操作が検出された場合には、被共有者の識別情報も特定されるため、メールサーバにより作成された同期編集インターフェースは、被共有者識別子に対応するメールクライアントにも送信されており、共有者および被共有者が同期編集インターフェースにメール原稿における添付ファイルを協同編集することを実現できる。図6bは、共有者が共有したメールに応じて作成された同期編集インターフェースの模式図である。
【0151】
本実施形態においては、共有者の現在メールに対する共有トリガ操作の検出の後に、メールクライアントまたはインスタントメッセンジャー(Instant Messaging、IM)クライアントで、共有者および被共有者を含む情報インタラクショングループが更に作成されている。例えば、図6bにおいて画面の最右側に表示している内容は、メールクライアントに提示されている討論グループである。そして、メールクライアントに提示された討論グループと、IMクライアントに提示された討論グループとは、本質的に同一の討論グループであるため、情報のインタラクションが可能であり、共有者または被共有者は、メールクライアントまたはIMクライアントに提示された情報インタラクショングループで、現在メールの添付ファイルの修正案を討論することができる。
【0152】
ステップ602においては、現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集する。
【0153】
一実施例において、現在メールは、メール原稿または共有メールを含んでもよい。現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集することは、
現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、添付ファイルに対するコメント内容を含む編集内容が含まれる添付ファイル編集命令をドキュメントサーバへ送信することと、
ドキュメントサーバにより、受信した添付ファイル編集命令に応じて、共有ドキュメントの添付ファイル箇所にコメント内容を追加した後に送信する選定語彙コメント内容であって、ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容を受信することと、
選定語彙コメント内容を同期編集インターフェースにおける現在メールの添付ファイル箇所に提示することと、を含む。
【0154】
例えば、図6bに示すメール原稿には、現在、タイトルが「添付ファイル1:座席予定表」である1つの添付ファイルが含まれており、ユーザによるメール原稿の添付ファイルに対する選定語彙コメント操作が検出された場合に、メールクライアントは、「添付ファイルに追加したコメント内容は、添付ファイル1における内容を重点的に確認してください」という編集内容を含む添付ファイル編集命令をドキュメントサーバへ送信し、ドキュメントサーバは、編集命令に応じて、共有ドキュメントの添付ファイル1の位置に、「添付ファイル1における内容を重点的に確認してください」というコメント内容を追加して、選定語彙コメント内容を生成し、選定語彙コメント内容を添付ファイル更新内容としてメールクライアントに送信することで、メールクライアントは、ドキュメントサーバが送信した添付ファイル更新内容を受信し、添付ファイル更新内容から選定語彙コメント内容を抽出して、メール原稿の添付ファイル箇所に選定語彙コメント内容を追加して提示する。ここで、図6cは、添付ファイル選定語彙コメント操作が実行された後の同期編集インターフェースの模式図である。
【0155】
前記方法は、討論グループから現在ユーザが退会するトリガ操作の検出に応答して、権限取り消し命令を生成し、権限取り消し命令をメールサーバに送信することにより、メールサーバが権限取り消し命令に応じて現在ユーザによる現在メールの添付ファイル編集権限を取り消すこと、を更に含み、討論グループは、共有者により現在メールの共有トリガ操作に対して同期的に作成されたものであってもよい。
【0156】
討論グループは、メールクライアントで作成された共有者および被共有者を含む情報インタラクショングループ、または、IMクライアントで作成された共有者および被共有者を含む情報インタラクショングループ、を含んでもよい。
【0157】
ここで、情報インタラクショングループに属するグループメンバーのそれぞれには、添付ファイルに対する編集権限が割り当てられており、現在ユーザが情報インタラクショングループから退会するトリガ操作が検出された場合には、メールサーバにより現在ユーザの現在メールに対する添付ファイル編集権限を取り消し、情報インタラクショングループに属するグループメンバーだけが添付ファイルを編集できるようにすることで、添付ファイル編集の安全性が確保されている。
【0158】
本開示の実施例によれば、情報インタラクション方法を提供し、取得された現在メールを同期編集インターフェースに提示し、メールに対する添付ファイル編集要求が検出されたときに、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集することができ、添付ファイルの関連処理が実行されたときに、添付ファイルに対する協同編集を実現でき、ユーザの異なるオフィスニーズを対応し、ユーザの体験効果を向上させている。
【0159】
実施例7
【0160】
図7aは、本開示の実施例に係る情報インタラクション方法のフローチャートである。本開示の実施例は、上記の実施例における複数の選択肢と組み合わせることができ、本開示の実施例において、現在メールがメール原稿であると特定された場合に、添付ファイルに対する追加・削除操作を実現するために、現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集することについて、説明する。
【0161】
図7aに示すように、本開示の実施例に係る方法は、以下のステップを含む。
【0162】
ステップ701においては、取得された現在メールを同期編集インターフェースに提示する。
【0163】
ここで、現在メールは、共有者が共有したメールであり、同期編集インターフェースを提示するためのクライアントは、共有者により特定されている。
【0164】
同期編集インターフェースに現在メールを提示することは、共有者がメール共有操作を介して共有したメールを受信し、共有したメールを現在メールとすることと、現在メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、現在メールを同期編集インターフェースに提示することと、を含んでもよい。
【0165】
ステップ702においては、現在メールに対する添付ファイル編集トリガ操作の検出に応答して、編集内容を含む添付ファイル編集命令をドキュメントサーバへ送信する。
【0166】
ここで、編集内容は、添付ファイルの追加または添付ファイルの削除を含む。
【0167】
本実施形態において、共有者または被共有者は、同期編集インターフェースに添付ファイル編集操作を実行することができる。図6bに示すように、メール原稿には、現在、タイトルが「添付ファイル1:座席予定表」である1つの添付ファイルが含まれており、ユーザによるメール原稿の添付ファイルに対する削除操作が検出された場合に、メールクライアントは、「添付ファイル1を削除してください」という編集内容を含む編集命令をドキュメントサーバへ送信する。ユーザがメール原稿の添付ファイルに対して、既存の添付ファイル1にタイトルが「添付ファイル2:会議参加者リスト」である1つの添付ファイルを追加すると、メールクライアントは、「添付ファイル1にタイトルが添付ファイル2:会議参加者リストである添付ファイルを追加してください」という編集内容を含む編集命令をドキュメントサーバへ送信することにより、本実施形態における編集内容の情報に添付ファイルの追加または添付ファイルの削除等の情報が含まれていることがわかる。
【0168】
ここで、編集内容が添付ファイルの追加であると特定された場合に、メールクライアントは、ユーザのトリガ操作に応じて、新たに追加する添付ファイルをドキュメントサーバに伝送する。例えば、編集内容が「添付ファイル1にタイトルが添付ファイル2:会議参加者リストである添付ファイルを追加してください」であると特定された場合には、編集内容をドキュメントサーバへ送信すると同時に、タイトルが添付ファイル2:会議参加者リストである1つの添付ファイルもドキュメントサーバに送信される。
【0169】
メール原稿の添付ファイルに対して実行されるのは添付ファイルの追加であると特定された場合には、1つの添付ファイルを追加するか、複数の添付ファイルを追加するかを特定してもよい。本実施形態では、追加する添付ファイルの数は限定されない。複数の添付ファイルを追加することが特定された場合には、複数の添付ファイルをすべてドキュメントサーバに送信する必要がある。本実施形態では、1回の操作手順で追加する添付ファイルの数は限定されない。
【0170】
ステップ703においては、ドキュメントサーバから送信された添付ファイルリストを受信する。
【0171】
ここで、添付ファイルリストは、ドキュメントサーバにより、受信した添付ファイル編集命令に応じて、共有ドキュメントにおける添付ファイルを追加または削除して送信したものである。
【0172】
1つの実装において、現在メール原稿にタイトルが「添付ファイル1:座席予定表」である1つの添付ファイルが含まれていると特定され、ドキュメントサーバへ「添付ファイル1を削除してください」という編集内容を含む編集命令を送信すると特定された場合に、ドキュメントサーバは、編集命令に応じて共有ドキュメントにおける添付ファイル1を削除し、新しい添付ファイルリストを生成し、新しく生成された添付ファイルリストに含まれる添付ファイルの数が0であり、新しく生成された添付ファイルリストを、更新内容としてメールクライアントに送信することで、メールクライアントは、対応するドキュメントサーバから送信された添付ファイルリストを受信する。
【0173】
別の1つの実装において、現在メール原稿にタイトルが「添付ファイル1:座席予定表」である1つの添付ファイルが含まれていると特定されたが、ドキュメントサーバへ「添付ファイル1にタイトルが添付ファイル2:会議参加者リストである添付ファイルを追加してください」という編集内容を含む編集命令を送信し、かつ、タイトルが添付ファイル2:会議参加者リストである1つの添付ファイルを送信すると特定された場合に、ドキュメントサーバは、編集命令に応じて取得した添付ファイル2を共有ドキュメントに追加し、新しい添付ファイルリストを生成し、新しく生成された添付ファイルリストには、添付ファイル1および添付ファイル2の2つの添付ファイルが含まれており、新しく生成された添付ファイルリストを更新内容としてメールクライアントに送信することで、メールクライアントは、対応するドキュメントサーバから送信された添付ファイルリストを受信する。
【0174】
ここで、共有者または被共有者が同期編集インターフェースで添付ファイルの削除操作または添付ファイルの追加操作を実行するか否かにかかわらず、ドキュメントサーバは、命令に従って対応する添付ファイルリストを生成し、メールクライアントは、新しく生成された添付ファイルリストを受信する。
【0175】
ステップ704においては、添付ファイルリストを、同期編集インターフェースにおけるメール原稿の添付ファイル箇所に提示する。
【0176】
ユーザが同期編集インターフェースで添付ファイル削除操作を実行すると特定された場合に、メールクライアントは、ドキュメントサーバが送信した添付ファイル更新内容を受信し、添付ファイル更新内容から新しく生成された添付ファイルリストを抽出する。添付ファイルを削除する場合には、新しく生成された添付ファイルリストに含まれている添付ファイルの数が0であるため、メールクライアントは、同期編集インターフェースにメール原稿におけるタイトルが「添付ファイル1:座席予定表」である1つの添付ファイルを非表示にして、現在メール原稿には添付ファイルが存在しないと特定する。ここで、添付ファイル削除操作が実行された後の同期編集インターフェースの模式図は、図2cに示されている。
【0177】
ユーザが同期編集インターフェースで添付ファイル追加操作を実行すると特定された場合に、メールクライアントは、ドキュメントサーバが送信した添付ファイル更新内容を受信し、添付ファイル更新内容から新しく生成された添付ファイルリストを抽出する。添付ファイルを追加する場合には、新しく生成された添付ファイルリストに含まれている添付ファイルの数が2であり、既存の添付ファイル1および新しく追加された添付ファイル2があるため、メールクライアントは、同期編集インターフェースのメール原稿に、タイトルが「添付ファイル1:座席予定表」である添付ファイル、および、タイトルが「添付ファイル2:会議参加者リスト」である添付ファイルの2つの添付ファイルを提示する。ここで、添付ファイル追加操作が実行された後の同期編集インターフェースの模式図は、図7bに示されている。
【0178】
本実施形態においては、被共有者の権限を制御することもできる。例えば、共有者がトリガした被共有者に対する権限設定操作の検出の後に、共有者の操作に応じてメールサーバを介して指定された被共有者に添付ファイル編集権限を割り当てることを特定し、添付ファイル編集権限が割り当てられた被共有者のみが現在メールにおける添付ファイルを編集できるようにする。割り当てられた権限には、添付ファイルのプレビュー権限と、添付ファイルのダウンロード権限とが、更に含まれてもよく、本実施形態では、被共有者に割り当てられた権限のタイプは限定されない。例えば、添付ファイルのプレビュー権限が割り当てられた被共有者については、その被共有者の識別子が張三であると特定され、張三の添付ファイル1に対するプレビュートリガ操作が検出されたときに、張三の身元識別子をメールサーバに伝送することで、張三の識別子を認証し、認証成功後に、承認指示を受けて添付ファイル1の内容を提示する。添付ファイル編集権限の割り当てについては、本願の重点ではないので、本実施形態では説明を省略する。
【0179】
本開示の実施例によれば、情報インタラクション方法を提供し、取得された現在メールを同期編集インターフェースに提示し、メールに対する添付ファイル編集要求が検出されたときに、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集することができ、添付ファイルの関連処理が実行されたときに、添付ファイルに対する協同編集を実現でき、ユーザの異なるオフィスニーズを対応し、ユーザの体験効果を向上さている。そして、本実施形態においては、メール原稿に対して添付ファイルの追加または削除操作も可能であり、添付ファイルに対する処理方式は、より多様である。
【0180】
実施例8
【0181】
図8は、本開示の実施例8に係る情報インタラクション装置の構造模式図である。該装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式で実現されることができ、一般的に、方法を実行する電子機器に集積されることができる。図8に示すように、該装置は、
メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定するように構成されている、協同編集の協力者特定モジュール801と、
メールを含む同期編集インターフェースを取得するように構成されている、同期編集インターフェース取得モジュール802と、
提示された同期編集インターフェースを介して協力者がメールを協同編集するように、同期編集インターフェースを提示するように構成されている、同期編集インターフェース提示モジュール803と、を備えてもよい。
【0182】
一実施例において、前記メールの内容は、メール本文、アドレスバー、メールタイトル、およびメールの添付ファイル、等を含んでもよいが、これらに限定されず、メールに含まれる内容であればよい。
【0183】
一実施例において、前記メールの内容の同期編集インターフェースを取得することは、
前記協力者に含まれる協同編集イニシエータがトリガした協同編集要求であって、協力者識別子を含む協同編集要求を受信することと、
前記協同編集要求をメールサーバへ送信することにより、前記メールサーバによって、前記協同編集要求に応じて前記協力者のメールクライアントにおいて、前記協同編集イニシエータが共有したメールである前記メールの内容を含む同期編集インターフェースを作成することと、を含む。
【0184】
一実施例において、前記同期編集インターフェースを提示した後で、前記方法は、
前記協力者による前記メールの内容に対する編集操作の検出に応答して、前記協力者の編集内容を含むメール編集命令をドキュメントサーバへ送信することと、
前記ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示することと、を更に含み、
前記更新内容は、前記ドキュメントサーバにより、受信した前記メール編集命令における編集内容に応じて、共有ドキュメントを更新した後に送信するものであり、前記共有ドキュメントは、前記メールサーバから送信された前記メールの内容に応じて、前記ドキュメントサーバにより生成されたものである。
【0185】
更新後のメールの内容は、メール本文、アドレスバー、メールタイトル、およびメール的添付ファイル、等を含むが、これらに限定されない。
【0186】
一実施例において、前記方法は、
前記メールサーバから送信された更新メッセージを受信することと、
前記更新メッセージを、メールリストにおけるメール原稿のタイトル位置に表示することと、を更に含み、
前記更新メッセージは、前記メールサーバが前記ドキュメントサーバをモニタすることにより、取得した更新後の前記共有ドキュメントのプリセット文字数である。
【0187】
一実施例において、前記方法は、
メール原稿に対する編集履歴記録問合せ操作の検出に応答して、保存された前記メール原稿に対応する編集履歴記録内容であって、前記更新内容に応じて生成された編集履歴記録内容を前記ドキュメントサーバに取得させるように、前記メール原稿の識別情報を含む記録問合せ要求を前記ドキュメントサーバへ送信することと、
前記ドキュメントサーバが送信した前記編集履歴記録内容を受信して提示することと、を更に含む。
【0188】
一実施例において、前記編集内容は、前記メール内容に対するコメント内容と、前記コメント内容に対応するコメント対象と、を含み、
前記ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示することは、
前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示すること、を含み、
前記選定語彙コメント内容は、前記ドキュメントサーバにより、受信した前記メール編集命令に応じて、前記共有ドキュメントにおける前記コメント内容に対応する前記コメント対象に前記コメント内容を追加した後に送信するものである。
【0189】
ここで、コメント対象は、メール本文、アドレスバー、メールタイトル、およびメールの添付ファイル、等を含むが、これらに限定されず、メールにコメント可能な任意の範囲であってもよい。
【0190】
ここで、前記コメント内容に対応する前記コメント対象は、選定語彙範囲を含む。前記選定語彙コメント内容は、前記ドキュメントサーバにより、受信した前記メール編集命令に応じて、前記共有ドキュメントにおける前記選定語彙範囲に前記コメント内容を追加した後に送信するものである。
【0191】
一実施例において、前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、前記メール原稿を更新して、更新後のメール原稿を表示した後で、
前記選定語彙コメント内容を討論グループに表示すること、を更に含む。
【0192】
一実施例において、前記討論グループは、前記協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、前記協力者を含む情報インタラクショングループである。
【0193】
ここで、前記メールの内容がメール本文、アドレスバー、メールタイトル、メールの添付ファイルの少なくとも1つである場合に、前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、前記メールの内容を更新して、更新後のメールの内容を表示した後で、
前記選定語彙コメント内容を討論グループに表示すること、を更に含み、
前記討論グループは、前記協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、前記協力者を含む情報インタラクショングループである。
【0194】
一実施例において、前記選定語彙コメント内容には、協力者識別子を含むコメント者識別子が更に含まれる。
【0195】
一実施例において、前記コメント内容に対応するコメント対象は、メール原稿のアドレスバー、メールタイトル、添付ファイル、およびメール本文の少なくとも1つを含む。
【0196】
一実施例において、予め設定されたメール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除することは、
前記同期編集インターフェースにおける削除ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、前記メール原稿を削除すること、または、
討論グループのグループ解散ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、前記メール原稿を削除すること、を含み、
前記討論グループは、前記協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、前記協力者を含む情報インタラクショングループである。
【0197】
一実施例において、前記同期編集インターフェースに前記協力者の協力者識別子を表示すること、を更に含む。
【0198】
一実施例において、前記同期編集インターフェースに前記協力者の協力者識別子を表示することは、前記同期編集インターフェースに、所定数の協力者識別子を表示し、且つ、不表示の協力者識別子の数を数字で表示することを含む。
【0199】
一実施例において、前記協力者によるメール原稿の編集位置をマークするための協力カーソルを、前記同期編集インターフェースに表示すること、を更に含む。
【0200】
一実施例において、前記協力カーソルを前記同期編集インターフェースに表示することは、
前記同期編集インターフェースに、異なる協力者による編集位置を異なるマーカーパターンで表示することを含む。
【0201】
一実施例において、前記メールの内容が添付ファイルである場合に、前記メールの内容を協同編集することは、
前記メールに対する添付ファイル編集トリガ操作の検出に応答して、添付ファイルの追加または添付ファイルの削除を含む編集内容が含まれる添付ファイル編集命令をドキュメントサーバへ送信することと、
前記ドキュメントサーバにより、受信した前記添付ファイル編集命令に応じて、前記共有ドキュメントにおける添付ファイルを追加・削除した後に送信する添付ファイルリストであって、前記ドキュメントサーバから送信された添付ファイルリストを受信することと、
前記添付ファイルリストを、前記同期編集インターフェースにおけるメール原稿の前記添付ファイル箇所に提示することと、を含む。
【0202】
一実施例において、討論グループからの現在ユーザによる退会トリガ操作の検出に応答して、権限取り消し命令を生成し、前記権限取り消し命令を前記メールサーバに送信することにより、前記メールサーバが前記権限取り消し命令に応じて前記現在ユーザの前記メールに対する編集権限を取り消すこと、を更に含み、
前記討論グループは、協同編集イニシエータにより、前記メールの共有トリガ操作に対して同期的に作成されたものである。
【0203】
一実施例において、前記討論グループは、メールクライアントで作成された協力者を含む情報インタラクショングループ、または、インスタントメッセンジャーIMクライアントで作成された協力者を含む情報インタラクショングループ、を含む。
【0204】
本実施例に係る情報インタラクション装置は、上記の任意の実施例に係る情報インタラクション方法に適用されてよく、対応する機能および効果を有する。
【0205】
実施例9
【0206】
図9は、本開示の実施例に係る情報インタラクション装置の構造模式図である。該装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式で実現されてよく、一般的に、方法を実行する電子機器に集積されてよい。図9に示すように、該装置は、
メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定するように構成されている、協同編集の協力者特定モジュール901と、
メールを含む同期編集インターフェースを取得するように構成されている、同期編集インターフェース取得モジュール902と、
提示された同期編集インターフェースを介して協力者がメールを協同編集するように、同期編集インターフェースを提示するように構成されている、同期編集インターフェース提示モジュール903と、を備えてもよい。
【0207】
一実施例において、メールのタイプにはメール原稿が含まれている。
【0208】
一実施例において、同期編集インターフェース取得モジュールは、協同編集イニシエータがトリガした協同編集要求であって、協力者識別子を含む協同編集要求を受信し、
前記協同編集要求をメールサーバに送信することにより、前記メールサーバによって、前記協同編集要求に応じて、前記協力者のメールクライアントで前記メール原稿を含む同期編集インターフェースを作成するように構成されている。
【0209】
一実施例において、装置は、
協力者のメール原稿に対する編集操作の検出に応答して、協力者の編集内容を含むメール編集命令をドキュメントサーバへ送信するように構成されている、メール編集命令送信モジュールと、
ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、メール原稿を更新して、更新後のメール原稿を表示するように構成されている、メール原稿更新モジュールと、を更に備え、
更新内容は、ドキュメントサーバにより、受信したメール編集命令における編集内容に応じて、共有ドキュメントを更新した後に送信するものであり、共有ドキュメントは、メールサーバから送信されたメール原稿に応じて、ドキュメントサーバにより生成されたものである。
【0210】
一実施例において、装置は、
メールサーバから送信された更新メッセージを受信し、更新メッセージをメールリストにおけるメール原稿のタイトル位置に表示するように構成されている、更新メッセージ表示モジュールを更に備え、
更新メッセージは、メールサーバがドキュメントサーバをモニタすることにより取得した、更新後の共有ドキュメントのプリセット文字数である。
【0211】
一実施例において、装置は、
メール原稿に対する編集履歴記録問合せ操作の検出に応答して、保存されたメール原稿に対応する編集履歴記録内容であって、更新内容に応じて生成された編集履歴記録内容をドキュメントサーバに取得させるように、メール原稿を含む識別情報的記録問合せ要求ドキュメントサーバへ送信し、
ドキュメントサーバが送信した編集履歴記録内容を受信して提示するように構成されている、編集履歴記録内容展示モジュール、を更に備える。
【0212】
一実施例において、編集内容は、選定語彙範囲と、コメント内容とを含む
【0213】
メール原稿更新モジュールは、ドキュメントサーバから送信された更新内容に応じて、メール原稿を更新して、更新後のメール原稿を表示することを実行するときに、
ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容に応じて、メール原稿を更新して、更新後のメール原稿を表示するように構成されており、
選定語彙コメント内容は、ドキュメントサーバにより、受信したメール編集命令に応じて、共有ドキュメントにおける選定語彙範囲にコメント内容を追加した後に送信するものである。
【0214】
一実施例において、装置は、
討論グループに選定語彙コメント内容を表示するように構成されている、選定語彙コメント内容表示モジュール、を更に備え、
討論グループは、協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、協力者を含む、情報インタラクショングループである。
【0215】
一実施例において、選定語彙コメント内容には、協力者識別子を含むコメント者識別子が更に含まれる。
【0216】
一実施例において、選定語彙範囲は、前記メール原稿のアドレスバー、メールタイトル、添付ファイル、およびメール本文の少なくとも1つを含む。
【0217】
一実施例において、装置は、
予め設定的メール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除するように構成されているメール原稿削除モジュール、を更に備える。
【0218】
一実施例において、メール原稿削除モジュールは、予め設定されたメール原稿削除トリガイベントの検出に応答して、メール原稿を削除することを実行するときに、
同期編集インターフェースにおける削除ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、メール原稿を削除するか、または、
討論グループのグループ解散ボタンに対するトリガ操作の検出に応答して、メール原稿を削除する、ように構成されている。
【0219】
ここで、討論グループは、協同編集トリガ操作の検出の後に作成された、協力者を含む情報インタラクショングループである。
【0220】
一実施例において、装置は、
同期編集インターフェースに協力者の協力者識別子を更に表示するように構成されている、協力者識別子表示モジュール、を更に備える。
【0221】
一実施例において、協力者識別子表示モジュールは、同期編集インターフェースに、所定数の協力者識別子を表示し、不表示の協力者識別子の数を数字で表示するように構成されている。
【0222】
一実施例において、装置は、
協力者によるメール原稿の編集位置をマークするための協力カーソルを同期編集インターフェースに表示するように構成されている、協力カーソル表示モジュール、を更に備える。
【0223】
一実施例において、協力カーソル表示モジュールは、協力カーソルを同期編集インターフェースに表示することを実行するときに、同期編集インターフェースに、異なる協力者による編集位置を異なるマーカーパターンで表示するように構成されている。
【0224】
本開示の実施例に係る情報インタラクション装置は、上記複数の実施例に係るメール作成方法と同じ構想に属するものであり、本開示の実施例に詳細に説明されていない技術的詳細については、上記複数の実施例を参照することができ、本開示の実施例は、上記複数の実施例と同様の効果を有する。
【0225】
実施例10
【0226】
図10は、本開示の実施例に係る情報インタラクション装置の構造模式図である。該装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアの方式で実現されてよく、一般的に、方法を実行する電子機器に集積されてよい。図10に示すように、該装置は、
同期編集インターフェースに現在メールを提示するように構成されている、現在メール展示モジュール1001と、
現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集するように構成されている、添付ファイル協同編集モジュール1002と、を備えてもよい。
ここで、現在メールは、共有者が共有したメールであり、同期編集インターフェースを提示するためのクライアントは、共有者により特定されている。
【0227】
一実施例において、現在メール展示モジュールは、
共有者がメール共有操作を介して共有したメールを受信し、共有したメールを現在メールとし、
現在メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、現在メールを同期編集インターフェースに提示するように構成されている。
【0228】
一実施例において、装置は、
メールサーバから送信された現在メールが受信されたことに応答して、現在メールをクライアントの同期編集インターフェースに提示するように、現在メールに対応する共有ドキュメントを作成するように構成されている、同期編集インターフェース生成モジュール、を更に備える。
【0229】
一実施例において、現在メールには、メール原稿または共有メールが含まれ、
添付ファイル協同編集モジュールは、現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、添付ファイルに対するコメント内容を含む編集内容が含まれる添付ファイル編集命令をドキュメントサーバへ送信し、
ドキュメントサーバにより、受信した添付ファイル編集命令に応じて、共有ドキュメントの添付ファイル箇所にコメント内容を追加した後に送信する選定語彙コメント内容であって、ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容を受信し、
選定語彙コメント内容を同期編集インターフェースにおける現在メールの添付ファイル箇所に提示するように構成されている。
【0230】
一実施例において、現在メールには、メール原稿が含まれ、
添付ファイル協同編集モジュールは、現在メールに対する添付ファイル編集トリガ操作の検出に応答して、添付ファイルの追加または添付ファイルの削除を含む編集内容を含む添付ファイル編集命令をドキュメントサーバへ送信し、
ドキュメントサーバにより、受信した添付ファイル編集命令に応じて、共有ドキュメントにおける添付ファイルを追加または削除して送信した添付ファイルリストであって、ドキュメントサーバから送信された添付ファイルリストを受信し、
添付ファイルリストを、同期編集インターフェースにおけるメール原稿の添付ファイル箇所に提示するように構成されている。
【0231】
一実施例において、装置は、
討論グループからの現在ユーザによる退会トリガ操作の検出に応答して、権限取り消し命令を生成し、権限取り消し命令を前記メールサーバに送信することにより、前記メールサーバが権限取り消し命令に応じて現在ユーザによるメールの編集権限を取り消す、編集権限取り消しモジュール、を更に備え、討論グループは、共有者により現在メールの共有トリガ操作に対して同期的に作成されたものである。
【0232】
一実施例において、討論グループは、メールクライアントで作成された共有者および被共有者を含む情報インタラクショングループ、または、IMクライアントで作成された共有者および被共有者を含む情報インタラクショングループ、を含む。
【0233】
本開示の実施例に係る情報インタラクション装置は、上記複数の実施例に係るメール作成方法と同じ構想に属するものであり、本開示の実施例に詳細に説明されていない技術的詳細については、上記複数の実施例を参照することができ、本開示の実施例は、上記複数の実施例と同様の効果を有する。
【0234】
実施例11
【0235】
以下に、図11を参照して、本開示の実施例の実現に適した電子機器400の構造模式図を説明する。本開示の実施例における電子機器は、アプリケーションのバックエンドサービスプラットフォームに対応するデバイスであってもよいし、アプリケーションクライアントがインストールされたモバイル端末デバイスであってもよい。該電子機器は、携帯電話機、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、タブレットコンピュータ(Portable Android Device、PAD)、ポータブルマルチメディアプレイヤー(Portable Media Player、PMP)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)、等のようなモバイル端末、および、デジタルテレビジョン(Television、TV)、デスクトップ型コンピュータ、等のような固定端末を含んでもよいが、これらに限定されない。図11に示す電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能および使用範囲に対して何らかの制限を与えるものではない。
【0236】
図11に示すように、電子機器400は、処理装置(例えば、中央プロセッサ、グラフィックプロセッサ、等)4010を備えてもよく、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)4020に記憶されたプログラム、または、記憶装置4080からランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)4030にロードされたプログラムに基づき、様々な適当な動作および処理を実行することができる。RAM 4030には、電子機器400の操作に必要な様々なプログラムおよびデータが更に記憶されている。処理装置4010、ROM 4020、およびRAM 4030は、バス4040を介して、互いに接続されている。入力/出力(Input/Output、I/O)インターフェース4050も、バス4040に接続されている。
【0237】
通常、例えば、タッチパネル、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープ、等を含む入力装置4060、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、スピーカ、バイブレータ、等を含む出力装置4070、例えば、磁気テープ、ハードディスク、等を含む記憶装置4080、および、通信装置4090は、I/Oインターフェース4050に接続することができる。通信装置4090は、電子機器400が他のデバイスと無線または有線通信して、データを交換することを可能にする。図11は、様々な装置を備える電子機器400を示しているが、全ての示された装置を実施または具備することが必要ではないことが理解されるべきである。代わりに、より多くの、または、より少ない装置を実施または具備してもよい。
【0238】
本開示の実施例によれば、上記フローチャートを参照して記述した過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現され得る。例えば、本開示の実施例は、非一時的コンピュータ可読媒体に担持されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは、通信装置4090により、ネットワークからダウンロードされて、インストールされてもよいし、記憶装置4080からインストールされてもよいし、ROM4020からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが処理装置4010により実行されると、本開示の実施例に係る方法で限定される上記機能を実行する。
【0239】
実施例12
【0240】
本開示に係るコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体であってもよいし、コンピュータ可読記憶媒体であってもよいし、上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁気、赤外線、または、半導体のシステム、装置、またはデバイス、あるいは、以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のリード線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、RAM、ROM、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、フラッシュメモリ、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または、上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスに使用され、または、命令実行システム、装置、またはデバイスと合わせて使用され得る、プログラムを含有または記憶する任意の有形的な媒体であってもよい。本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドで、または、搬送波の一部として伝搬されるデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードが担持されている。このような伝搬されるデータ信号は、様々な形式を採用することができ、電磁信号、光信号、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスに使用され、もしくは、命令実行システム、装置、またはデバイスと合わせて使用されるプログラムを送信、伝搬または伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適当な媒体で伝送でき、電線、光ケーブル、無線周波数(Radio Frequency、RF)等、または、上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0241】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HyperText Transfer Protocol、HTTP)のような、任意の現在知られている、または、将来研究開発されるネットワークプロトコルを利用して通信することができ、且つ、任意の形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続できる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WAN)、ネットワークオブネットワーク(例えば、インターネット)、およびピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、および任意の現在知られている、または、将来研究開発されるネットワークを含む。
【0242】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよいし、または、単独で存在して、該電子機器に取り付けられていないものであってもよい。
【0243】
上記コンピュータ可読媒体には、1つまたは複数のプログラムが担持され、上記1つまたは複数のプログラムが該電子機器により実行されると、該電子機器の内部プロセスは、取得された現在メールを同期編集インターフェースに提示することと、現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集することと、を実行する。現在メールは、共有者が共有したメールであり、同期編集インターフェースを提示しているクライアントは共有者に基づいて特定される。上記コンピュータ可読媒体には、1つまたは複数のプログラムが担持され、上記1つまたは複数のプログラムが該電子機器により実行されると、該電子機器の内部プロセスは、メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、協同編集の協力者を特定することと、メールの内容を含む同期編集インターフェースを取得することと、提示された同期編集インターフェースを介して協力者がメールの内容を協同編集するように、同期編集インターフェースを提示することと、を更に実行するができる。1種または複数種のプログラミング言語またはその組み合わせで本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成することができ、上記プログラミング言語は、Java(登録商標)、Smalltalk(登録商標)、C++のようなオブジェクト指向プログラミング言語を含んでもよいが、これらに限定されず、「C」言語のような通常の手続型プログラミング言語または類似するプログラミング言語、を更に含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータにおいて部分的にリモートコンピュータで実行されてもよいし、完全にリモートコンピュータまたは業務サーバで実行されてもよい。リモートコンピュータに関する場合に、リモートコンピュータは、LANまたはWANを含む任意の種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、または、外部コンピュータに接続する(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)ことができる。
【0244】
図面におけるフローチャートおよびブロック図は、本開示の様々な実施例によるシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能、および操作を示す。この点で、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラム、または、コードの一部を表すことができ、該モジュール、プログラム、または、コードの一部は、所定のロジック機能を実現するための1つまたは複数の実行可能命令を含む。なお、代替としてのいくつかの実装において、ブロックに記載された機能は、図面に記載された順序と異なる順序で発生してもよい。例えば、接続されているように示された2つのブロックは、関連する機能によって、実際には、ほぼ並行に実行してもよいし、逆の順序で実行してもよい。ブロック図および/またはフローチャートにおける各ブロック、および、ブロック図および/またはフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能または操作を実行する専用のハードウェアに基づくシステムで実現してもよいし、または、専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実現してもよい。
【0245】
本開示の実施例に係るモジュールまたはユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよいし、または、ハードウェアの方式で実現されてもよい。ここで、モジュールまたはユニットの名称は、該モジュールまたはユニット自体を限定するものではない。
【0246】
本明細書に説明した機能は、少なくとも部分的に1つまたは複数のハードウェアロジックコンポーネントにより実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用可能な例示的なタイプのハードウェアロジックコンポーネントは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、特定用途向け標準パーツ(Application Specific Standard Parts、ASSP)、システムオンチップのシステム(System Of Chip、SOC)、複合プログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)、等を含む。
【0247】
本開示において、機器可読媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスに使用され、または、命令実行システム、装置、またはデバイスと合わせて使用され得るプログラムを、含有または記憶する任意の有形的な媒体であってもよい。機器可読媒体は、機器可読信号媒体であってもよいし、または、機器可読記憶媒体であってもよい。機器可読媒体は、電気、磁気、光、電磁気、赤外線、または、半導体のシステム、装置、またはデバイス、あるいは、以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。機器可読記憶媒体は、1つまたは複数のリード線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、RAM、ROM、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)、フラッシュメモリ、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(Compact Disc-ROM、CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または、上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0248】
本開示の1つまたは複数の実施例に係る情報インタラクション方法によれば、該方法は、
取得された現在メールを同期編集インターフェースに提示することと、
現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、同期編集インターフェースにおいて現在メールの添付ファイルを協同編集することと、を含み、
現在メールは、共有者が共有したメールであり、同期編集インターフェースを提示しているクライアントは共有者に基づいて特定される。
【0249】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、同期編集インターフェースに現在メールを提示することは、
共有者がメール共有操作を介して共有したメールを受信し、共有したメールを現在メールとすることと、
現在メールに対する協同編集トリガ操作の検出に応答して、現在メールを同期編集インターフェースに提示することと、を含む。
【0250】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記同期編集インターフェースは、ドキュメントサーバにより、以下のように生成されている。
【0251】
メールサーバから送信された現在メールが受信されたことに応答して、現在メールをクライアントの同期編集インターフェースに提示するように、現在メールに対応する共有ドキュメントを作成する。
【0252】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記現在メールにはメール原稿または共有メールが含まれ、
前記現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、前記同期編集インターフェースに前記現在メールの添付ファイルを協同編集することは、
前記現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、添付ファイルに対するコメント内容を含む編集内容が含まれる添付ファイル編集命令を前記ドキュメントサーバへ送信することと、
ドキュメントサーバにより、受信した前記添付ファイル編集命令に応じて、前記共有ドキュメントの前記添付ファイル箇所に前記コメント内容を追加した後に送信する選定語彙コメント内容であって、前記ドキュメントサーバから送信された選定語彙コメント内容を受信することと、
前記選定語彙コメント内容を前記同期編集インターフェースにおける現在メールの前記添付ファイル箇所に提示することと、を含む。
【0253】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記現在メールには、メール原稿が含まれ、
前記現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、前記同期編集インターフェースに前記現在メールの添付ファイルを協同編集することは、
前記現在メールに対する添付ファイル編集トリガ操作の検出に応答して、添付ファイルの追加または添付ファイルの削除を含む編集内容を含む、添付ファイル編集命令をドキュメントサーバへ送信することと、
ドキュメントサーバにより、受信した前記添付ファイル編集命令に応じて、前記共有ドキュメントにおける添付ファイルを追加また削除して送信した添付ファイルリストであって、前記ドキュメントサーバから送信された添付ファイルリストを受信することと、
前記添付ファイルリストを、前記同期編集インターフェースにおけるメール原稿の前記添付ファイル箇所に提示することと、を含む。
【0254】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記方法は、討論グループからの現在ユーザによる退会トリガ操作の検出に応答して、権限取り消し命令を生成し、前記権限取り消し命令を前記メールサーバに送信することにより、前記メールサーバが、前記権限取り消し命令に応じて前記現在ユーザによる前記現在メールの添付ファイル編集権限を取り消すこと、を更に含み、前記討論グループは、共有者により前記現在メールの共有トリガ操作に対して同期的に作成されたものである。
【0255】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、上記方法において、前記討論グループは、メールクライアントで作成された共有者および被共有者を含む情報インタラクショングループ、または、IMクライアントで作成された共有者および被共有者を含む情報インタラクショングループ、を含む。
【0256】
本開示の1つまたは複数の実施例に係る情報インタラクション装置によれば、該装置は、
同期編集インターフェースに現在メールを提示するように構成されている、現在メール展示モジュールと、
前記現在メールに対する添付ファイル編集要求の検出に応答して、前記同期編集インターフェースに前記現在メールの添付ファイルを協同編集するように構成されている、添付ファイル協同編集モジュールと、を備え、
前記現在メールは、共有者が共有したメールである。
【0257】
本開示の1つまたは複数の実施例に係る電子機器によれば、該電子機器は、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成されている記憶装置と、を備え、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサにより実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、本開示の任意の実施例に記載の情報インタラクション方法を実現する。
【0258】
本開示の1つまたは複数の実施例に係るコンピュータ可読記憶媒体によれば、コンピュータプログラムが記憶されており、該プログラムがプロセッサにより実行されると、本開示の任意の実施例に記載の情報インタラクション方法を実現する。
【0259】
また、特定の順番で複数の操作を記述したが、これらの操作が、示された特定の順番または正方向順番で実行する必要があるものと理解されるべきではない。一定の環境において、マルチタスクおよび並行処理が有利である可能性がある。同様に、以上の検討には複数の具体的な実現詳細が含まれているが、これらは、本開示の範囲を限定するものと理解されるべきではない。単独な実施例の説明に記述された一部の特徴は、組み合わせて、単一の実施例で実現されてもよい。逆に、単一の実施例の説明に記述された様々な特徴は、単独で、または、任意の適当なサブ組み合わせの方式で、複数の実施例で実現されてもよい。
【0260】
構造的特徴および/または方法論理動作に特定された言語を用いて本主題を記述したが、添付の特許請求の範囲に限定される主題は、必ずしも上述した特定の特徴または動作に限定されないことが理解されるべきである。逆に、上述した特定の特徴および動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形式に過ぎない。
図1
図2a
図2b
図2c
図2d
図3a
図3b
図4a
図4b
図4c
図5
図6a
図6b
図6c
図7a
図7b
図8
図9
図10
図11