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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-05
(45)【発行日】2024-11-13
(54)【発明の名称】メッセージングサービス方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/02 20220101AFI20241106BHJP
   H04L 51/04 20220101ALI20241106BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241106BHJP
【FI】
H04L51/02
H04L51/04
G06Q50/10
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2023081059
(22)【出願日】2023-05-16
(65)【公開番号】P2023169134
(43)【公開日】2023-11-29
【審査請求日】2023-05-16
(31)【優先権主張番号】10-2022-0059845
(32)【優先日】2022-05-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】100108833
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100162156
【弁理士】
【氏名又は名称】村雨 圭介
(72)【発明者】
【氏名】キム ウンヘ
(72)【発明者】
【氏名】チャ ハンウル
(72)【発明者】
【氏名】イ ソクギュ
(72)【発明者】
【氏名】キム ソルジ
(72)【発明者】
【氏名】チョイ インへ
【審査官】吉田 歩
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-154403(JP,A)
【文献】特開2020-177665(JP,A)
【文献】技術評論社編集部,ゼロからはじめる au AQUOS wish SHG06スマートガイド,第1版,株式会社技術評論社 片岡 巌,2022年04月27日,第80頁,ISBN978-4-297-12753-4C3055
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/02
H04L 51/04
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メッセージングサービスのためのアプリと連動された予約メッセージ機能を提供するサーバの動作方法であって、
前記メッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントに対応して、格納された予約メッセージに関するレコードに基づいて発送予定の予約メッセージを識別するステップと、
前記識別された予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームの有効可否を判断するステップと、
前記有効可否の判断に基づいて、前記チャットルームを介して前記識別された予約メッセージを発送するステップと、
を含み、
前記チャットルームの有効可否を判断するステップは、前記チャットルームを介してメッセージが送受信された履歴がある場合、前記チャットルームが有効なものと判断するステップを含む、サーバの動作方法。
【請求項2】
前記予約メッセージの発送以前に前記チャットルームを介して受信されたメッセージに対する受信確認状態は、前記第1ユーザアカウントでログインされた端末の前記チャットルームの接続に反応して変更される、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項3】
前記チャットルームを介して送信されたメッセージに対する変更された受信確認状態を表示するように、前記チャットルームの参加者アカウントでログインされた端末に提供されるチャットインターフェースを制御するステップをさらに含む、請求項2に記載のサーバの動作方法。
【請求項4】
前記予約メッセージは、一般メッセージと区分するための表示と共に前記チャットルームに対応するチャットインターフェースに表示される、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項5】
前記予約メッセージに関するレコードに含まれた事前通知設定に関する情報に基づいて、事前通知対象の予約メッセージを識別するステップと、
前記事前通知対象の予約メッセージが発送される予定であることを知らせるための事前通知メッセージを前記第1ユーザアカウントに対応する特定タイプのチャットルームを介して送信するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項6】
前記予約メッセージの発送対象は、
前記メッセージングサービスに加入した第2ユーザアカウントと、
前記メッセージングサービスで生成されたチャットルームと、
のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載サーバの動作方法。
【請求項7】
前記発送予定の予約メッセージを識別するステップは、前記レコードに含まれる発送予定時点に関する情報に基づいて前記発送予定の予約メッセージを識別するステップを含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項8】
前記チャットルーム有効なものと判断するステップは、
前記チャットルームを介してメッセージが送受信された履歴があり、前記チャットルームの参加者情報が変更されていない場合、前記チャットルームが有効なものと判断するステップを含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項9】
前記識別された予約メッセージを発送するステップは、
前記チャットルームが有効なものと判断された場合、前記チャットルームを介して前記識別された予約メッセージを発送するステップと、
前記チャットルームが有効でないものと判断された場合、前記第1ユーザアカウントでログインされた端末に前記予約メッセージが発送されないことを知らせるステップと、
を含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項10】
前記予約メッセージに関するレコードは、前記予約メッセージの内容、前記予約メッセージの発送予定時点、前記予約メッセージの発送対象、及び前記予約メッセージに関する事前通知設定のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項11】
前記発送予定の予約メッセージを識別するステップは、
前記予約メッセージに関するレコードの編集要求に基づいて前記レコードを変更するステップと、
前記変更されたレコードに基づいて前記発送予定の予約メッセージを識別するステップと、
を含む、請求項1に記載のサーバの動作方法。
【請求項12】
前記レコードを変更するステップは、前記レコードに含まれた発送予定時点まで残っている時間が閾時間の未満である場合、前記レコードの変更を制限するステップを含む、請求項11に記載のサーバの動作方法。
【請求項13】
ハードウェアと結合して請求項1~12のいずれか一項に記載の方法を実行させるためにコンピュータで読み出し可能な非一時的な記録媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【請求項14】
メッセージングサービスのためのアプリと連動された予約メッセージ機能を提供するサーバであって、
前記メッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントに対応して格納された予約メッセージに関するレコードに基づいて発送予定の予約メッセージを識別し、
前記第1ユーザアカウント及び前記識別された予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームの有効可否を判断し、
前記有効可否の判断に基づいて、前記チャットルームを介して前記識別された予約メッセージを発送する、少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記プロセッサは、
前記チャットルームの有効可否を判断することにおいて、前記チャットルームを介してメッセージが送受信された履歴がある場合、前記チャットルームが有効なものと判断する、サーバ。
【請求項15】
前記予約メッセージの発送以前に前記チャットルームを介して受信されたメッセージに対する受信確認状態は、前記第1ユーザアカウントでログインされた端末の前記チャットルームの接続に反応して変更される、請求項14に記載のサーバ。
【請求項16】
前記プロセッサは、前記チャットルームを介して送信されたメッセージに対する変更された受信確認状態を表示するように、前記チャットルームの参加者アカウントでログインされた端末に提供されるチャットインターフェースを制御する、請求項15に記載のサーバ。
【請求項17】
前記予約メッセージは、一般メッセージと区分するための表示と共に前記チャットルームに対応するチャットインターフェースに表示される、請求項14に記載のサーバ。
【請求項18】
前記プロセッサは、
前記予約メッセージに関するレコードに含まれた事前通知設定に関する情報に基づいて事前通知対象の予約メッセージを識別し、
前記事前通知対象の予約メッセージが発送される予定であることを知らせるための事前通知メッセージを、前記第1ユーザアカウントに対応する特定タイプのチャットルームを介して送信する、請求項14に記載のサーバ。
【請求項19】
前記プロセッサは、
前記発送予定の予約メッセージを識別することにおいて、
前記予約メッセージに関するレコードの編集要求に基づいて前記レコードを変更し、
前記変更されたレコードに基づいて前記発送予定の予約メッセージを識別する、請求項14に記載のサーバ。
【請求項20】
前記プロセッサは、前記レコードを変更するにおいて、前記レコードに含まれた発送予定時点まで残っている時間が閾時間の未満である場合、前記レコードの変更を制限する、請求項19に記載のサーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、メッセージングサービス方法及び装置に関する。より具体的に、メッセージングサービスのためのアプリと連動された予約メッセージ機能を提供するサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、モバイルスマート機器の発達に伴い、ネットワークを介して他のユーザと交流のためのオンラインプラットフォームサービスの利用が増加している。他のユーザと交流するためのオンラインプラットフォームサービスの代表的な例として、ユーザ間のコミュニケーション、情報共有及び人脈拡大などを介して社会的な関係を生成して強化するオンラインプラットフォームであるソーシャルネットワーキングサービス(social networking service;SNS)、2以上のユーザ間のリアルタイムコンテンツ通信のためのオンラインプラットフォームであるインスタントメッセージングサービス(instant messaging service;IMS)などがある。
【0003】
このようなモバイル機器を通したコミュニケーションが増加しながら、オンラインプラットフォームサービスは、他のユーザとテキスト形態の1:1コミュニケーションだけでなく、様々なタイプのデータを共有してコミュニケーションを補助するための機能を支援している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、以下の実施形態において、ユーザによって作成されたメッセージをリアルタイムに発送する機能だけでなく、ユーザの要求に応じて予め作成されたメッセージを定められた時間に定められた対象に発送する予約メッセージ機能を含むメッセージングサービスを提供することにある。
【0005】
本発明の目的は、以下の実施形態において、メッセージングサービスでアビュージングを防止するための予約メッセージ機能を提供することにある。
【0006】
但し、技術的な課題は上述した技術的な課題に限定されず、更なる技術的な課題が存在し得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一つの実施形態に係るメッセージングサービスのためのアプリと連動された予約メッセージ機能を提供するサーバの動作方法は、前記メッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントに対応して、格納された予約メッセージに関するレコードに基づいて発送予定の予約メッセージを識別するステップと、前記識別された予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームの有効可否を判断するステップと、前記有効可否の判断に基づいて、前記チャットルームを介して前記識別された予約メッセージを発送するステップとを含む。
【0008】
前記予約メッセージの発送以前に前記チャットルームを介して受信されたメッセージに対する受信確認状態は、前記第1ユーザアカウントでログインされた端末の前記チャットルームの接続に反応して変更されることができる。
【0009】
前記サーバの動作方法は、前記チャットルームを介して送信されたメッセージに対する変更された受信確認状態を表示するように、前記チャットルームの参加者アカウントでログインされた端末に提供されるチャットインターフェースを制御するステップをさらに含むことができる。
【0010】
前記予約メッセージは、一般メッセージと区分するための表示と共に前記チャットルームに対応するチャットインターフェースに表示されることができる。
【0011】
前記サーバの動作方法は、前記予約メッセージに関するレコードに含まれた事前通知設定に関する情報に基づいて、事前通知対象の予約メッセージを識別するステップと、前記事前通知対象の予約メッセージが発送される予定であることを知らせるための事前通知メッセージを前記第1ユーザアカウントに対応する特定タイプのチャットルームを介して送信するステップとをさらに含むことができる。
【0012】
前記予約メッセージの発送対象は、前記メッセージングサービスに加入した第2ユーザアカウントと、前記メッセージングサービスで生成されたチャットルームのうち少なくとも1つを含むことができる。
【0013】
前記発送予定の予約メッセージを識別するステップは、前記レコードに含まれる発送予定時点に関する情報に基づいて前記発送予定の予約メッセージを識別するステップを含むことができる。
【0014】
前記チャットルームの有効可否を判断するステップは、前記チャットルームを介してメッセージが送受信された履歴があり、前記チャットルームの参加者情報が変更されていない場合、前記チャットルームが有効なものと判断するステップと、前記チャットルームを介してメッセージが送信された履歴がないか、前記チャットルームの参加者情報が変更された場合、前記チャットルームが有効でないものと判断するステップとを含むことができる。
【0015】
前記識別された予約メッセージを発送するステップは、前記チャットルームが有効なものと判断された場合、前記チャットルームを介して前記識別された予約メッセージを発送するステップと、前記チャットルームが有効でないものと判断された場合、前記第1ユーザアカウントでログインされた端末に前記予約メッセージが発送されないことを知らせるステップとを含むことができる。
【0016】
前記予約メッセージに関するレコードは、前記予約メッセージの内容、前記予約メッセージの発送予定時点、前記予約メッセージの発送対象、及び前記予約メッセージに関する事前通知設定のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0017】
前記発送予定の予約メッセージを識別するステップは、前記予約メッセージに関するレコードの編集要求に基づいて前記レコードを変更するステップと、前記変更されたレコードに基づいて前記発送予定の予約メッセージを識別するステップとを含むことができる。
【0018】
前記レコードを変更するステップは、前記レコードに含まれた発送予定時点まで残っている時間が閾時間の未満である場合、前記レコードの変更を制限するステップを含むことができる。
【0019】
一つの実施形態に係るメッセージングサービスのためのアプリと連動された予約メッセージ機能を提供するサーバは、前記メッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントに対応して格納された予約メッセージに関するレコードに基づいて発送予定の予約メッセージを識別し、前記第1ユーザアカウント及び前記識別された予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームの有効可否を判断し、前記有効可否の判断に基づいて、前記チャットルームを介して前記識別された予約メッセージを発送する、少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0020】
前記予約メッセージの発送以前に前記チャットルームを介して受信されたメッセージに対する受信確認状態は、前記第1ユーザアカウントでログインされた端末の前記チャットルームの接続に反応して変更されることができる。
【0021】
前記プロセッサは、前記チャットルームを介して送信されたメッセージに対する変更された受信確認状態を表示するように、前記チャットルームの参加者アカウントでログインされた端末に提供されるチャットインターフェースを制御することができる。
【0022】
前記予約メッセージは、一般メッセージと区分するための表示と共に前記チャットルームに対応するチャットインターフェースに表示されることができる。
【0023】
前記プロセッサは、前記予約メッセージに関するレコードに含まれた事前通知設定に関する情報に基づいて事前通知対象の予約メッセージを識別し、前記事前通知対象の予約メッセージが発送される予定であることを知らせるための事前通知メッセージを、前記第1ユーザアカウントに対応する特定タイプのチャットルームを介して送信することができる。
【0024】
前記プロセッサは、前記発送予定の予約メッセージを識別することにおいて、前記予約メッセージに関するレコードの編集要求に基づいて前記レコードを変更し、前記変更されたレコードに基づいて前記発送予定の予約メッセージを識別することができる。
【0025】
前記プロセッサは、前記レコードを変更するにおいて、前記レコードに含まれた発送予定時点まで残っている時間が閾時間の未満である場合、前記レコードの変更を制限することができる。
【発明の効果】
【0026】
以下の実施形態によると、ユーザによって作成されたメッセージをリアルタイムに発送する機能だけでなく、ユーザの要求に応じて予め作成されたメッセージを定められた時間に定められた対象に発送する予約メッセージ機能を含むメッセージングサービスを提供することができる。
【0027】
以下の実施形態によると、メッセージングサービスでアビュージングを防止するための予約メッセージ機能を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】一実施形態に係るメッセージングサービスのためのアプリと連動された予約メッセージ機能を提供するサーバの動作フローチャートである。
図2A】一実施形態に係る予約メッセージが送信されたチャットインターフェースの画面を例示する図である。
図2B】一実施形態に係る予約メッセージに対する発送失敗メッセージが送信された端末の画面を例示する図である。
図3A】一実施形態に係る第1ユーザアカウントの端末にアプリを介して提供されるチャットリストを含むインターフェースの画面を例示する図である。
図3B】一実施形態に係る第2ユーザアカウントの端末にアプリを介して提供されるチャットインターフェースの画面を例示する図である。
図4】一実施形態に係る予約メッセージに対する事前通知メッセージが送信されたチャットインターフェースの画面を例示する図である。
図5A】一実施形態に係る予約メッセージの生成のためのインターフェース画面を例示する図である。
図5B】一実施形態に係る予約メッセージの生成のためのインターフェース画面を例示する図である。
図5C】一実施形態に係る予約メッセージの生成のためのインターフェース画面を例示する図である。
図6A】一実施形態に係る予約メッセージの照会及び編集のためのインターフェース画面を例示する図である。
図6B】一実施形態に係る予約メッセージの照会及び編集のためのインターフェース画面を例示する図である。
図6C】一実施形態に係る予約メッセージの照会及び編集のためのインターフェース画面を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下の実施形態に対する特定な構造的又は機能的な説明は単なる例示のための目的として開示されたものであって、様々な形態に変更されることができる。したがって、実施形態は特定な開示形態に限定されるものではなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物ないし代替物を含む。
【0030】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に、第2構成要素は第1構成要素にも命名することができる。
【0031】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0032】
単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は、明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0033】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。図面を参照して説明する際に、図面符号に拘わらず同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0034】
図1は、一実施形態に係るメッセージングサービスのためのアプリと連動された予約メッセージ機能を提供するサーバの動作フローチャートである。
【0035】
図1を参照すると、一実施形態に係るメッセージングサービスのためのアプリと連動された予約メッセージ機能を提供するサーバの動作方法は、発送予定の予約メッセージを識別するステップS110、識別された予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームの有効可否を判断するステップS120、及びチャットルームを介して識別された予約メッセージを発送するステップS130を含む。
【0036】
一実施形態によれば、サーバは、メッセージングサービスのためのアプリと連動された予約メッセージ機能に関するサービスを提供することができる。メッセージングサービスは、加入したユーザにメッセージを送信したりユーザからメッセージを受信したりし、加入したユーザに通知メッセージを送信するサービスであって、例えばインスタント(instant)メッセージに基づいたインスタントメッセージングサービスを含んでもよい。
【0037】
一実施形態に係るメッセージングサーバは、ユーザのメッセージングサービス加入要求に反応して、メッセージングサービスに関するユーザアカウントを生成することができる。ユーザアカウントは、サーバでメッセージングサービスに加入したユーザを識別するための単位に該当する。ユーザアカウントにログインされた端末は、サーバで提供するサービスを使用することができる。以下、端末は、メッセージングサービスの加入で生成されたユーザアカウントにログインされた端末を意味する。
【0038】
端末は、コンピュータ、ポータブル(portable)コンピュータ、無線電話機(wireless phone)、モバイルフォン(mobile phone)、スマートフォン(smart phone)、PDA(Personal Digital Assistants)、ウェブタブレット(web tablet)、ウェアラブルデバイスなどの電子装置のうちの1つとして、アプリのインストール及び実行可能な全ての装置を意味する。ここで、端末は、アプリの制御下でサーバが提供するサービス及び/又はコンテンツが提供される。例えば、端末は、アプリの制御下でサービス画面の構成、データ入力、データ送受信、データ格納などサービス全般の動作を行うことができる。例えば、端末は、ユーザインターフェース(user interface)、又は、ユーザのインタラクション(user interaction)をプロセッサを介して処理することができ、処理結果を端末の出力装置を介して出力したりサーバに送信したりしてもよい。
【0039】
一実施形態によれば、端末にインストールされたアプリは、メッセージングサービスのためのアプリあるいはメッセンジャーアプリを含む。端末は、メッセンジャーアプリの制御によりメッセージングサービスが提供され、サーバで提供する秘書機能が提供される。以下、メッセージングサービスのためのアプリは簡略に「アプリ」に称される。
【0040】
一実施形態によれば、メッセージングサービスのためのアプリを介して端末にチャットインターフェースが提供されることができる。チャットインターフェースは、サーバで提供するメッセージの送受信機能のためのインターフェースであって、例えば、少なくとも1つのユーザアカウントが参加するチャットルームを介してメッセージを送信し、受信されたメッセージを表示する機能を提供するインターフェースを含んでもよい。チャットインターフェースは、少なくとも1つのユーザアカウントが参加し、参加者間のチャットが行われる仮想空間であるチャットルームに対応する。
【0041】
一実施形態によれば、予約メッセージ機能は、メッセージングサービスのためのアプリでメッセージの送受信に関する機能の他に、ユーザの便宜を増進させるために提供される秘書機能の一種として、ユーザの要求に応じて予め作成されたメッセージを定められた時間に定められた対象に発送する機能を意味する。一例として、予約メッセージ機能は、予約メッセージを発送する機能だけでなく、ユーザアカウントに対応して予約メッセージを登録、照会、及び編集するための予約メッセージ管理機能をさらに含んでもよい。
【0042】
一実施形態に係る予約メッセージ機能は、メッセージングサーバで提供されてもよく、メッセージングサーバと連動された別途のサーバで提供されてもよい。一例として、予約メッセージ機能の一部はメッセージングサーバで提供されてもよく、他の一部はメッセージングサーバと連動された別途のサーバで提供されてもよい。言い換えれば、メッセージングサービスのためのアプリと連動された予約メッセージ機能を提供するサーバは、メッセージングサーバを意味してもよく、メッセージングサーバと連動してメッセージングサービスのためのアプリを介して予約メッセージ機能を提供するように実現された別途のサーバを意味してもよい。以下で、メッセージングサービスのためのアプリと連動された予約メッセージ機能を提供するサーバは簡略に「サーバ」に称する。
【0043】
一実施形態によれば、サーバは、メッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントに対応して格納された予約メッセージに関するレコードに基づいて、発送予定の予約メッセージを識別する(S110)。第1ユーザアカウントは、予約メッセージの発信者に該当する。予約メッセージに関するレコードは、予約メッセージ機能の実行によって生成されたデータの単位であって、例えば、予約メッセージの内容、予約メッセージの発送予定時点、予約メッセージの発送対象(又は、受信者)及び予約メッセージに関する事前通知設定の有無のうち少なくとも1つを含んでもよい。文脈に応じて、予約メッセージは予約メッセージに関するレコードを意味してもよい。
【0044】
一例として、第1ユーザアカウントでログインされた端末は、アプリを介して提供される予約メッセージ機能を実行することで、サーバに予約メッセージの生成を要求してもよい。予約メッセージの生成要求は、予約メッセージの内容、予約メッセージの発送予定時点、予約メッセージの発送対象及び/又は予約メッセージに関する事前通知設定の有無など、予約メッセージに関する情報を含んでもよい。サーバは、新しい予約メッセージに関する情報を含む予約メッセージの生成要求に基づいて予約メッセージに関するレコードを生成してもよい。生成されたレコードは、第1ユーザアカウントに対応して格納されてもよい。
【0045】
一実施形態によれば、予約メッセージの内容は、予約メッセージに送信されるコンテンツを含むことができる。例えば、予約メッセージに送信されるコンテンツは、テキスト、顔文字、動画及び/又はイメージのような様々なタイプのコンテンツを含んでもよい。
【0046】
一実施形態によれば、予約メッセージの発送予定時点は、予約メッセージが発送される時点を指示する日付及び時間値を含んでもよい。予約メッセージの発送予定時点は、予約メッセージの生成を要求する時点以後の時点に設定されてもよい。そのために予約メッセージの発送予定時点を設定するインターフェースでは、要求時点以前の時点が不活性化して表示されたり表示されなかったりする。
【0047】
一実施形態によれば、予約メッセージの発送対象は、メッセージングサービスに加入した第2ユーザアカウント及び/又はメッセージングサービスで生成されたチャットルームを少なくとも1つ含むことができる。一例として、予約メッセージの発送対象に指定された第2ユーザアカウントは、第1ユーザアカウントに対応して友人関係として登録されたユーザアカウントに該当する。メッセージングサービスを使用する任意のユーザはアプリを介して電話番号、IDのようなメッセージングサービスに加入した他のユーザアカウントに関する識別情報を友人関係であるユーザアカウントとして登録してもよい。ユーザは、アプリを介して友人関係として登録されたいずれか1つのユーザアカウントを予約メッセージの発送対象に指定してもよい。
【0048】
また、一例として、予約メッセージの発送対象に指定されたチャットルームは、第1ユーザアカウントが参加するチャットルームに該当する。チャットルームは、メッセージングサービスで提供する仮想のチャット空間として、少なくとも1つのユーザアカウントが参加できる。メッセージングサービスを使用する任意のユーザである第1ユーザは、アプリに接続して自身のユーザアカウントである第1ユーザアカウントでチャットルームに参加することができ、第1ユーザアカウントが参加するチャットルームは、第1ユーザアカウントに対応して格納されることができる。一例として、第1ユーザアカウントが参加するチャットルームの識別情報は、第1ユーザアカウントの識別情報にマッピングされてメッセージングサーバあるいはサーバでアクセス可能なデータベースに格納されてもよい。一例として、第1ユーザアカウントが参加するチャットルームの識別情報は、第1ユーザアカウントの識別情報にマッピングされて端末に格納されてもよい。ユーザは、アプリを介して参加中であるいずれか1つのチャットルームを予約メッセージの発送対象として設定してもよい。予約メッセージの発送対象として設定されるチャットルームを、任意のチャットルームでない第1ユーザアカウントが参加中であるチャットルームに限定することで、予約メッセージを任意のチャットルームに繰り返し送信されるよう設定するような、予約メッセージ機能を利用したアビュージングを防止できる。
【0049】
一実施形態によれば、予約メッセージの事前通知設定は、予約メッセージが発送されることを事前に知らせるためのメッセージを予約メッセージの発送を要求した第1ユーザアカウントが受信するか否かの設定を含むことができる。一例として、事前通知設定は、事前通知を受信する時間情報をさらに含んでもよい。事前通知を受信する時点は、予約メッセージの発送予定時点に基づいて決定されてもよい。例えば、事前通知を受信する時点は、予約メッセージの発送予定時点を基準にして1日前、15分前などのように設定されてもよい。一例として、事前通知設定は、事前通知の繰り返し設定をさらに含んでもよい。例えば、事前通知は、第1ユーザアカウントによって確認される前まで一定の間隔で繰り返し設定されてもよい。
【0050】
一実施形態に係るステップS110は、予約メッセージに関するレコードに含まれた発送予定時点に関する情報に基づいて発送予定の予約メッセージを識別するステップを含む。第1ユーザアカウントに対応して格納された予約メッセージに関するレコードのうち、発送予定時点が到来したレコードは、発送予定の予約メッセージとして識別される。
【0051】
一実施形態によれば、サーバは、予約メッセージに関するレコードに含まれた事前通知設定に関する情報に基づいて、事前通知対象の予約メッセージを識別することができる。予約メッセージの事前通知については、以下で説明する。
【0052】
一実施形態に係るステップS110は、予約メッセージに関するレコードの編集要求に基づいて、レコードを変更するステップ及び変更されたレコードに基づいて、発送予定の予約メッセージを識別するステップを含む。以下で説明するが、第1ユーザアカウントに対応して登録された予約メッセージに関するレコードは、ユーザの編集要求に応じて変更されてもよい。例えば、編集要求に応じて予約メッセージに関するレコードに含まれた予約メッセージの内容、予約メッセージの発送予定時点、予約メッセージの発送対象、及び予約メッセージに関する事前通知設定の有無のうち少なくとも1つが変更されてもよい。
【0053】
一実施形態によれば、レコードを変更するステップは、レコードに含まれた発送予定時点まで残っている時間が閾時間の未満である場合、レコードの変更を制限するステップを含んでもよい。言い換えれば、登録された予約メッセージに関するレコードの編集可能な時間は、予約メッセージの発送予定時点に基づいて制限され得る。例えば、サーバは、予約メッセージの発送予定時点の閾時間前(例えば、発送予定時点の15分前)まで予約メッセージに関するレコードの編集要求に基づいて予約メッセージに関するレコードを変更してもよい。一方、予約メッセージの発送予定時点まで残っている時間が閾時間の未満である場合、サーバは、該当予約メッセージに関するレコードの変更を制限してもよい。一実施形態によれば、サーバは、発送済みの予約メッセージに関するレコード及び/又は発送失敗された予約メッセージに関するレコードの変更を制限することができる。
【0054】
一実施形態によれば、サーバは、識別された予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームの有効可否を判断する(S120)。一例として、予約メッセージの発送対象が第2ユーザアカウントとして設定された場合、予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームは、第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントを含むチャットルームを意味する。一例として、予約メッセージの発送対象が第1チャットルームとして設定された場合、予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームは、予約メッセージの発送対象として設定された第1チャットルームを意味する。
【0055】
一実施形態に係るステップS120は、予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームを介してメッセージが送受信された履歴がある場合、該当チャットルームが有効なものと判断するステップ、及び予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームを介してメッセージが送信された履歴がない場合、該当チャットルームが有効でないものと判断するステップを含んでもよい。言い換えれば、第1ユーザアカウント及び予約メッセージの発送対象に指定された第2ユーザアカウントの間にメッセージが送受信された履歴があるチャットルームが存在する場合、予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームが有効なものと判断することができる。又は、予約メッセージの発送対象に指定されたチャットルームを通したメッセージ送受信履歴がある場合、予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームが有効なものと判断される。
【0056】
一実施形態によれば、予約メッセージの発送対象は、有効な状態のチャットルームとして設定されることができる。一例として、発送対象を第1チャットルームに設定した予約メッセージが生成された後、第1チャットルームは有効でない状態に変更されてもよい。例えば、予約メッセージが発送される前に第1チャットルームが削除されたり、第1ユーザアカウントが第1チャットルームから退場したり、第1ユーザアカウントを除いた第1チャットルームに参加する他のユーザアカウントがすべて退場したり、メッセージングサービスから脱退した場合、第1チャットルームは有効でないものと判断することができる。例えば、第1チャットルームに参加する少なくとも1つのユーザアカウントが第1チャットルームから退場したり、メッセージングサービスから脱退して第1チャットルームの参加者情報が変更されたりした場合にも、第1チャットルームは有効でないものと判断してもよい。
【0057】
一実施形態に係るサーバは、チャットルームが有効であるか否かの判断に基づいて、予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームを介して識別された予約メッセージを発送する(S130)。言い換えれば、予約メッセージは、第1ユーザアカウント及び予約メッセージの発送対象に指定された第2ユーザアカウントが参加するチャットルームあるいは予約メッセージの発送対象に指定されたチャットルームを介して発送されてもよい。
【0058】
一実施形態に係るステップS130は、予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームが有効なものと判断された場合、該当チャットルームを介して識別された予約メッセージを発送するステップを含む。一例として、予約メッセージの発送対象が第2ユーザアカウントである場合、第2ユーザアカウントでログインされた端末は、第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントが参加するチャットルームを介して予約メッセージを受信してもよい。一例として、予約メッセージの発送対象が第1チャットルームである場合、第1チャットルームに参加中であるユーザアカウントでログインされた端末は、第1チャットルームを介して予約メッセージを受信してもよい。
【0059】
一実施形態によれば、予約メッセージは、一般メッセージと区分するための表示と共に、チャットルームに対応するチャットインターフェースに表示されることができる。一例として、一般メッセージと区分するための表示は、予約メッセージであることを指示する表示を含んでもよい。例えば、図2Aを参照すると、「ミン・ヨンヒ」を発送対象にする予約メッセージ216が送信されたチャットルームに対応するチャットインターフェースの画面201が示されている。一般のメッセージとは異なり、予約メッセージ216は、予約メッセージであることを指示する表示217が付加されている。図2Aに示された予約メッセージ216に付加された表示217は、チャットインターフェースで予約メッセージ216を一般のメッセージと区分して表示する一例に過ぎず、予約メッセージは、様々な方式で一般メッセージと区分されるように表示されてもよい。例えば、予約メッセージ216は、一般メッセージとメッセージが表示されるふきだしの色及び/又は形を相違に表示したり、予約メッセージ216に対応するふきだしに隣接して予約メッセージであることを指示したりする表示217を付加する方式で、一般メッセージと区分されるように表示してもよい。
【0060】
一実施形態によれば、予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームが有効でないものと判断された場合、予約メッセージは発送されず、例外処理されることができる。例えば、予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームが存在しないか、予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームを介してメッセージが送受信された履歴がない場合、有効でないものと判断される。また、上述したように、予約メッセージの発送対象として設定された第1チャットルームが予約メッセージの生成時点には有効であったが、予約メッセージが生成された後予約メッセージが送信される前に第1チャットルームが削除されたり、第1ユーザアカウントが第1チャットルームから退場したり、第1ユーザアカウントを除いた第1チャットルームに参加する他のユーザアカウントが全て退場したり、第1チャットルームの参加者情報が変更された場合、第1チャットルームは有効でないものと判断される。言い換えれば、一実施形態に係るステップS130は、予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームが有効でないものと判断された場合、第1ユーザアカウントでログインされた端末に予約メッセージが発送されないことを知らせるステップを含んでもよい。一実施形態によれば、チャットルームを介して予約メッセージが送信されない場合にも、予約メッセージは発送されず、例外処理されることができる。例えば、ネットワークエラーでチャットルームを介して予約メッセージが送信できない場合、予約メッセージは発送されず例外処理されてもよい。一実施形態によれば、予約メッセージは、ネットワーク状態のような発送条件に基づいて予め設定された時間(例えば、5分)の間に発送可能な状態への転換を待機する発送待機状態に入り、予め設定された時間を超過すれば発送失敗として処理される。例えば、サーバは、第1ユーザアカウントでログインされた端末に予約メッセージが発送されないことを知らせる発送失敗メッセージを送信することができる。一例として、図2B示されたインターフェース画面202を参照すると、発送失敗メッセージは、端末にプッシュメッセージ221の形態に送信されてもよい。また、一例として、発送失敗メッセージは、特定タイプのチャットルームを介してインスタントメッセージの形態に送信されてもよい。
【0061】
チャットルームのタイプは、チャットルームに含まれたユーザアカウントの数及びチャットルームに参加する方式のうち少なくとも1つに基づいて決定されることができる。一例として、チャットルームのタイプは、他のユーザアカウントが含まれていない私とのチャットルーム、1つの他のユーザアカウントを含む1:1チャットルーム、2以上の他のユーザアカウントを含むグループチャットルームを含んでもよい。また、一例として、チャットルームのタイプは、一般チャットルームと匿名チャットルームを含んでもよい。一般チャットルームは、メッセンジャーアプリケーションでアカウント情報が登録された他のユーザアカウントをチャットルームの参加者に指定して生成されたチャットルームである。メッセンジャーアプリケーションのユーザは、電話番号、IDのようなユーザアカウントに関する識別情報を友人関係であるユーザのアカウントに登録することができる。一般チャットルームは、メッセンジャーアプリケーションにアカウント情報が登録された、又は、友人関係として登録された他のユーザアカウントを参加者として含むチャットルームを意味する。匿名チャットルームは、メッセンジャーアプリケーションで友人関係であるか否かに関係なく、リンク情報を介して参加できるチャットルームを意味する。一例として、匿名チャットルームサービスは、出願人であるカカオが提供するオープンチャット(株式会社カカオの登録商標)サービス、具体的に、出願人のカカオトークアプリケーションで提供される非知合い基盤のオープンチャットサービスを含んでもよく、匿名チャットルームは、出願人であるカカオが提供するオープンチャットサービスのチャットルーム(又は、チャットルーム)を意味する。カカオが提供するオープンチャットサービスは、匿名チャットルームサービスの一例に過ぎず、これに限定されることなく、匿名チャットルームサービスは、実名に基づいたアカウントでない臨時プロフィールを介して参加するチャットルームを提供するサービスを含んでもよい。
【0062】
一例として、発送失敗メッセージは、私とのチャットルームを介して送信されてもよい。例えば、発送失敗メッセージは、私とのチャットルームを介して予約メッセージ機能に関する公式アカウントを発信者にして送信されてもよい。公式アカウントとは、メッセージングサービスに加入しているアカウントの一タイプであって、企業又はサービスのための通知メッセージを送信したり、企業又はサービスのための広告メッセージを送信したりするアカウントを意味する。例えば、予約メッセージ機能に関する公式アカウントは、チャットボットで実装され得る。
【0063】
また、一例として、発送失敗メッセージは、予約メッセージ機能に関する公式アカウントとのチャットルームを介して送信されてもよい。予約メッセージ機能に関する公式アカウントとのチャットルームは、発送失敗メッセージを含む予約メッセージ機能に関する通知メッセージが送信されるチャットルームに該当する。予約メッセージ機能に関する通知メッセージは、予約メッセージ機能に関する公式アカウントを発信者にして送信されてもよい。
【0064】
一実施形態によれば、予約メッセージの発送以前に予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームを介して受信されたメッセージに対する受信確認状態は、第1ユーザアカウントでログインされた端末の該当チャットルームの接続に反応して変更されることができる。予約メッセージの発送以前にチャットルームを介して送信されたメッセージは第1ユーザアカウントではなく、チャットルームに参加中である他のユーザアカウントによって送信されたメッセージを意味する。メッセージに対する受信確認状態は、ユーザアカウントにチャットルームを介して送信されたメッセージが、該当ユーザアカウントが当該チャットルームに接続する前にはユーザアカウントによって受信確認されていない状態として設定され、当該ユーザアカウントが当該チャットルームに接続した後には、受信確認された状態として設定されることができる。言い換えれば、チャットルームを介して送信されたメッセージに対する受信確認状態は、予約メッセージの発送に関係なく維持できる。例えば、予約メッセージが発送される前にチャットルームを介して送信されたメッセージのうち、第1ユーザアカウントによって受信確認されていないメッセージは、第1ユーザアカウントを発信者とする予約メッセージが送信された後にも、依然として第1ユーザアカウントにより受信確認されていないメッセージとして表示されてもよい。チャットルームを介して送信されたメッセージのうち、第1ユーザアカウントによって受信確認されていないメッセージは、第1ユーザアカウントでログインされた端末に新しいメッセージとして表示されることができる。第1ユーザアカウントでログインした端末がチャットルームに接続すると、当該チャットルームを介して送信されたメッセージは、第1ユーザアカウントによって受信確認されたものとして変更されることができる。
【0065】
一実施形態に係るサーバの動作方法は、チャットルームを介して送信されたメッセージに対する変更された受信確認状態を表示するよう、該当チャットルームの参加者アカウントでログインされた端末に提供されるチャットインターフェースを制御するステップをさらに含んでもよい。例えば、サーバは、端末を介して第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントの端末に提供されるチャットインターフェースを制御することができる。
【0066】
例えば、図3Aは、第1ユーザアカウントの端末にアプリを介して提供されるチャットリストを含むインターフェースの画面301を例示する図である。図3Aを参照すると、インターフェースを介して第1ユーザアカウントが参加中であるチャットルームのリスト310が表示されている。一例として、チャットルームのリスト310は、第1ユーザアカウントが参加中であるチャットルームの項目を含んでもよい。各チャットルームの項目は、チャットルームの名前又はチャットルームに参加中であるユーザアカウントの名前、チャットルームを介して送受信された最近メッセージ、及びチャットルームを介して最近メッセージが送受信された時間情報を含んでもよい。チャットルームのリストは、チャットルームを介して新しいメッセージが受信されたことを指示する表示及び/又はチャットルームを介して送信された受信確認されていない新しいメッセージの個数情報を含んでもよい。新しいメッセージは、第1ユーザアカウントによって受信確認されていないメッセージを意味する。例えば、チャットルームの項目311を参照すると、チャットルームを介して2つの新しいメッセージが受信されたことが表示312されている。
【0067】
一実施形態によれば、チャットルームの項目311に対応するチャットルームは、予約メッセージが送信されたチャットルームに該当する。予約メッセージが送信されたチャットルームを介して第1ユーザアカウントを発信者にする予約メッセージが送信された後にも、第1ユーザアカウントが該当チャットルームに接続する前までは、チャットルームの項目311の2つの新しいメッセージが受信されたとの表示312が保持される。第1ユーザアカウントの端末がチャットルームに接続する場合、受信されたメッセージに対する受信確認が変更されてもよい。受信確認が変更されることで、チャットルームの項目311に含まれた新しいメッセージが受信されたことを指示する表示312が除去される。
【0068】
例えば、図3Bは、第2ユーザアカウントの端末にアプリを介して提供されるチャットインターフェースの画面302を例示する図である。図3Bに示されたチャットインターフェースは、第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントが参加するチャットルームに対応する。図3Bを参照すると、チャットルームに対応するチャットインターフェースは、チャットルームを介して送受信されたメッセージ321、322及び323を表示する。一例として、チャットインターフェースを介して第1ユーザアカウントを発信者にする予約メッセージ323が表示されてもよい。予約メッセージ323が発送される前にチャットルームを介して、第2ユーザアカウントが送信したメッセージ321、322は、第1ユーザアカウントにより受信確認されないという表示321-1、322-1を含んでもよい。第1ユーザアカウントの端末がチャットルームに接続する場合、メッセージ321、322に対する受信確認状態が変更される。受信確認状態が変更されることで、チャットインターフェースに受信確認されないという表示321-1、322-1が受信確認されるという表示に変更されたり、受信確認されないという表示321-1、322-1が除去されたりする。
【0069】
一実施形態に係るサーバの動作方法は、予約メッセージに関するレコードに含まれた事前通知設定に関する情報に基づいて事前通知対象の予約メッセージを識別するステップ、及び事前通知対象の予約メッセージが発送される予定であることを知らせるための事前通知メッセージを第1ユーザアカウントに対応する特定タイプのチャットルームを介して送信するステップをさらに含んでもよい。
【0070】
一実施形態に係るサーバは、予約メッセージに関するレコードに含まれた事前通知を受信する時点に関する情報に基づいて事前通知対象の予約メッセージを識別することができる。言い換えれば、第1ユーザアカウントに対応して格納された予約メッセージに関するレコードのうち事前通知が設定されており、事前通知を受信する時点が到来したレコードは、事前通知対象の予約メッセージとして識別され得る。
【0071】
図4は、一実施形態に係る予約メッセージに対する事前通知メッセージが送信されたチャットインターフェースの画面を例示する図である。
【0072】
一実施形態によれば、事前通知メッセージは、特定タイプのチャットルームを介してインスタントメッセージの形態に送信されることができる。一例として、図4に示された画面401を参照すると、事前通知メッセージ410は、私とのチャットルームを介して送信される。事前通知メッセージは、予約メッセージ機能に関する公式アカウントを発信者にして送信されてもよい。事前通知メッセージは、予約メッセージに関する情報(例えば、発送対象、予約内容)及び予約メッセージが発送予定時点に発送される予定であることを知らせる情報を含んでもよい。事前通知メッセージは、予約メッセージに対する詳細ページに接続されるインターフェーシングオブジェクト411を含む。インターフェーシングオブジェクト411を選択する入力が受信される場合、予約メッセージに対する詳細ページが提供されることができる。
【0073】
また、一例として、事前通知メッセージは、予約メッセージ機能に関する公式アカウントとの1:1チャットルームを介して送信されてもよい。
【0074】
図5A図5Cは、一実施形態に係る予約メッセージの生成のためのインターフェース画面を例示する図である。
【0075】
一実施形態によれば、予約メッセージの生成要求は、秘書モードに対応するチャットインターフェースを介して受信されることができる。秘書モードは、チャットインターフェースの入力モードの一タイプであって、秘書機能の呼び出しのための入力モードに該当する。秘書機能は、メッセンジャーアプリケーションでメッセージの送受信に関する機能の他に、ユーザの便宜を増進させるために提供される機能であって、上述した予約メッセージ機能は秘書機能の一例に該当する。秘書機能は予約メッセージ機能だけでなく、例えば、チャットルームを通した検索機能、スケジュール管理機能及びやること管理機能のうち少なくとも1つをさらに含んでもよい。秘書機能は、メッセージングサーバで提供されてもよく、メッセージングサーバと連動された別途のサーバで提供されてもよい。サーバは、秘書モードに対応するチャットインターフェースを端末に提供することができる。
【0076】
図5Aに示された画面501を参照すると、秘書モードのチャットインターフェースは、秘書機能の呼び出しのためのインターフェーシングオブジェクトを含んでいる。例えば、チャットルームに対応する秘書モードのチャットインターフェースは、検索機能呼び出しのための検索ウィンドウ512及びスケジュール管理機能、やること管理機能、及び予約メッセージ機能を呼び出すためのインターフェーシングオブジェクトを含む秘書機能メニュー511を含む。
【0077】
一実施形態によれば、秘書機能メニュー511に含まれたボタンを選択する入力が受信された場合、端末は選択されたボタンに対応する秘書機能を呼び出すことができる。言い換えれば、秘書機能メニュー511に含まれたボタンを選択する入力は、少なくとも1つの秘書機能を呼び出す入力を意味する。一例として、秘書機能メニュー511に含まれた「メッセージ予約」ボタンを選択する入力によって予約メッセージ機能が呼び出されてもよい。
【0078】
図5Bに示された画面502を参照すると、秘書モードに転換されたチャットインターフェースを介して予約メッセージ機能が呼び出される場合、チャットインターフェース内の一部領域に予約メッセージの生成のためのインターフェース(以下、予約メッセージ生成インターフェース)が表示される。予約メッセージ生成インターフェースは、図5Bに示された画面502の形状に限定されない。例えば、予約メッセージ生成インターフェースは、チャットルームに対応するチャットインターフェースにオーバラップされて表示され、チャットインターフェース内の一部領域(例えば、仮想キーボードの上段、仮想キーボードの下段あるいは仮想キーボードが表示された領域)を介して表示されてもよい。
【0079】
一例として、図5Aに示された秘書機能メニュー511において、「メッセージ予約」ボタンを選択する入力は、予約メッセージ機能の呼び出しに該当する。予約メッセージ生成インターフェースは、新しい予約メッセージを生成(又は、登録)する機能を提供することができる。例えば、ユーザは、予約メッセージ生成インターフェースを介して新しい予約メッセージに関する情報(例えば、予約メッセージの内容、予約メッセージの発送予定時点、予約メッセージの発送対象、及び/又は予約メッセージに関する事前通知設定の有無)を入力してもよい。ユーザは、予約メッセージ生成インターフェースの「登録する」ボタン521を選択する入力により、サーバに予約メッセージの生成を要求することができる。サーバは、要求された予約メッセージを生成し、ユーザのアカウントに従属する予約メッセージデータベースにそれを登録する。一実施形態によれば、予約メッセージに関する情報のうち少なくとも一部(例えば、予約メッセージの内容、予約メッセージの発送予定時点、予約メッセージの発送対象及び予約メッセージに関する事前通知設定の有無のうち少なくとも1つ)が入力されなければ、「登録する」ボタン521は活性化されない。
【0080】
一実施形態によれば、予約メッセージの生成時に、ユーザは、予約メッセージ生成インターフェースを介して生成された予約メッセージの発送対象を入力することができる。上述したように、予約メッセージの発送対象は、少なくとも1つのユーザアカウント及び/又は少なくとも1つのチャットルームを含んでもよい。発送対象の項目523を選択する入力により、図5Cに示された画面503のように発送対象の入力のためのインターフェースが提供され得る。
【0081】
図5Cを参照すると、発送対象の入力のためのインターフェースは、ユーザアカウントが参加中であるチャットルームのリスト531を含むことができる。発送対象を入力するためのインターフェースは、チャットルームのリスト531に含まれる各項目を選択するためのピッカーを含んでもよい。図5Cに示されていないが、発送対象の入力のためのインターフェースは、ユーザアカウントと友人関係として登録されたユーザアカウントのリストを含んでもよい。一実施形態によれば、予約メッセージの発送対象として1つ以上のチャットルーム及び/又は1つ以上のユーザアカウントが選択され得る。
【0082】
一実施形態に係るサーバは、予約メッセージ機能の要求が発生したチャットルームに基づいて、予約メッセージの発送対象にチャットルーム情報を自動入力することができる。一例として、予約メッセージ機能の要求が特定のチャットルームを介して発生した場合、予約メッセージの発送対象に該当チャットルーム又は該当チャットルームに参加するユーザアカウントが自動入力される。予約メッセージ生成を要求したユーザは、予約メッセージ生成インターフェースを介して自動入力された予約メッセージの発送対象を削除したり、新しい予約メッセージの発送対象を追加したりするなどの修正を行うことができる。
【0083】
図6A図6Cは、一実施形態に係る予約メッセージの照会及び編集のためのインターフェース画面を例示する図である。
【0084】
一例として、図6Aに示された予約メッセージの照会のためのインターフェース(以下、予約メッセージ照会インターフェース)の画面601は、図5Bに示された「予約リストを見る」ボタン522を選択する入力に反応して端末に表示される。
【0085】
図6Aを参照すると、予約メッセージの照会インターフェースは、端末にログインされたユーザアカウントに対応して登録された予約メッセージに関するレコードのリスト610を含む。予約メッセージに関するレコードは、予約メッセージに関する情報(例えば、予約メッセージの内容、予約メッセージの発送予定時点、予約メッセージの発送対象、及び/又は予約メッセージに関する事前通知設定の有無)を含むデータ単位であって、「予約メッセージ」に称される。
【0086】
一例として、予約メッセージ照会インターフェースは、予約メッセージ機能が呼び出された日付に対応する予約メッセージのリスト610を表示してもよい。また、一例として、ユーザアカウントに対応して登録された全体予約メッセージのリスト610を表示してもよい。一例として、ユーザアカウントに対応して登録可能な予約メッセージの最大個数が限定されてもよい。例えば、ユーザアカウントに対応する予約メッセージは10個の以下に登録されてもよい。
【0087】
一実施形態に係る予約メッセージのリスト610は、予約メッセージに関する情報を含む予約メッセージの項目611及び612を含む。例えば、予約メッセージのリストに含まれた第1項目611は、予約メッセージの発送対象611-1、予約メッセージの内容611-2、及び予約メッセージの発送予定時点611-3を含む。予約メッセージの発送対象は、第1項目611の発送対象611-1のように、第2ユーザアカウントあるいは第2ユーザアカウントとの1:1チャットルームに設定されてもよく、第2項目612の発送対象612-1のようにチャットルームに設定されてもよい。
【0088】
一実施形態によれば、予約メッセージのリスト610は、各項目ごとに状態(例えば、待機中、発送完了及び/又は発送失敗)に関する情報をさらに含んでもよい。一例として、予約メッセージは発送予定時点以前である場合、「待機中」の状態であってもよく、発送予定時点が到来して発送対象に発送が完了した場合、「発送完了」の状態であってもよく、発送予定時点が到来したが発送対象に発送が完了していない場合、「発送失敗」の状態であってもよい。一実施形態によれば、発送完了した状態のメッセージは、これ以上予約メッセージに該当しないことから予約メッセージのリスト610に含まれない。一実施形態によれば、予約メッセージは、状態ごとのリストが表示されてもよい。例えば、「待機中」状態の予約メッセージリストと「発送完了」状態の予約メッセージリスト、及び「発送失敗」状態の予約メッセージリストがそれぞれのインターフェースを介して表示され、状態ごとのリストは互いに異なるタブを介して区分されて表示されることができる。
【0089】
一実施形態によれば、予約メッセージ照会インターフェースに表示される予約メッセージのリスト610には、予約メッセージ管理機能が呼び出された日付に対応する予約メッセージが優先的に表示されることができる。一例として、予約メッセージ管理機能が呼び出された日付が2021年11月18日である場合、2021年11月18日に対応する予約メッセージが優先的に表示されてもよい。
【0090】
一実施形態によれば、予約メッセージのリスト610に含まれた予約メッセージは、発送予定時点の時間順に整列されることができる。例えば、図6Aに示された画面601のように、予約メッセージのリストに含まれた予約メッセージの項目611及び612は、発送予定時点がはやい予約メッセージから遅い予約メッセージの順に整列されてもよい。
【0091】
一実施形態によれば、予約メッセージ照会インターフェースは、新規予約メッセージの登録のための機能が提供されることができる。「メッセージを予約する」ボタン620の選択時に、新規予約メッセージを登録するためのインターフェースが提供され得る。
【0092】
一実施形態によれば、予約メッセージ照会インターフェースは、登録された予約メッセージの編集のための機能を提供することができる。予約メッセージの項目611、612を選択するとき、選択された予約メッセージを編集するためのインターフェースが提供される。
【0093】
一例として、図6Bに示された新規予約メッセージを登録するためのインターフェースの画面602は、図6Aに示された「メッセージを予約する」ボタン620を選択する入力により、呼び出された新規予約メッセージの登録機能に反応して端末に表示されてもよい。
【0094】
図6Bを参照すると、ユーザは、新規予約メッセージを登録するためのインターフェースを介して、新しい予約メッセージに関する情報(例えば、予約メッセージの内容、予約メッセージの発送予定時点、予約メッセージの発送対象、及び予約メッセージに関する通知設定の有無)を入力してもよい。ユーザは、新規予約メッセージを登録するためのインターフェースの「登録する」ボタン630を選択する入力によってサーバに入力された情報に対応する予約メッセージ生成を要求してもよい。サーバは、要求された予約メッセージを生成し、ユーザのアカウントに従属する予約メッセージデータベースにそれを登録してもよい。
【0095】
一例として、図6Cに図示された予約メッセージ編集のためのインターフェースの画面603は、図6Aに示す予約メッセージの項目611を選択する入力によって呼び出された予約メッセージ編集機能に反応して端末に表示されてもよい。
【0096】
図6Cを参照すると、ユーザは、予約メッセージ編集のためのインターフェースを介して登録された予約メッセージに関する情報(例えば、予約メッセージの内容641、予約メッセージの発送予定時点642、予約メッセージの発送対象643、及び予約メッセージに関する通知設定の有無644)を修正することができる。
【0097】
一例として、登録された予約メッセージの編集可能な時間は、予約メッセージの発送予定時点に基づいて制限されてもよい。例えば、予約メッセージに設定された発送予定時点まで残っている時間が閾時間の未満である場合、該当予約メッセージに対する編集は制限される。例えば、発送済みの予約メッセージ及び/又は発送失敗された予約メッセージに対する編集は制限される。
【0098】
一実施形態に係るメッセージングサービスのためのアプリと連動された秘書機能を提供するサーバは、プロセッサ、メモリ及び通信モジュールを含む。
【0099】
一実施形態に係るサーバのプロセッサは、図1を参照して上述した少なくとも1つのサーバの動作を行うことができる。例えば、サーバのプロセッサは、図1を参照して上述したメッセージングサービスに加入した第1ユーザアカウントに対応して格納された予約メッセージに関するレコードに基づいて発送予定の予約メッセージを識別するステップS110、識別された予約メッセージの発送対象に対応するチャットルームの有効可否を判断するステップS120、及びチャットルームを介して識別された予約メッセージを発送するステップS130の動作のうち少なくとも1つを行うことができる。
【0100】
一実施形態に係るサーバのメモリは、図1を参照して上述した方法を行うために必要なデータ及び/又は図1を参照して上述した方法の実行によって生成されたデータを格納することができる。メモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよい。
【0101】
一実施形態によれば、サーバのメモリは図1を参照して上述した方法が具現されたプログラムを格納する。サーバのプロセッサは、メモリに格納されたプログラムを実行してサーバを制御できる。サーバのプロセッサによって実行されるプログラムのコードはメモリに格納される。
【0102】
一側に係るサーバは、通信モジュールを介して外部装置(例えば、端末又はネットワーク)に接続され、データを交換できる。
【0103】
以上で説明された実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合せで具現される。例えば、本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行する。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理、及び生成する。理解の便宜のために、処理装置は1つが使用されるものとして説明する場合もあるが、当技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含むことが把握する。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含む。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0104】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組合せを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令したりすることができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供したりするために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行されたりし得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0105】
本実施形態による方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0106】
上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0107】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0108】
したがって、他の具現、他の実施形態および特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図6C