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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-05
(45)【発行日】2024-11-13
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/0631 20230101AFI20241106BHJP
【FI】
G06Q10/0631
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2023104987
(22)【出願日】2023-06-27
【審査請求日】2023-12-11
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513056101
【氏名又は名称】フリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 顕範
【審査官】貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-102042(JP,A)
【文献】特開2003-050905(JP,A)
【文献】特開平10-049598(JP,A)
【文献】特開2019-207457(JP,A)
【文献】特開2014-179004(JP,A)
【文献】特開2011-096012(JP,A)
【文献】特開2006-350627(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
他の事業者から、複数の送受信手段による注文についての注文情報を取得するステップと、
前記メモリにあらかじめ記憶されている担当者を決定するための第2の情報に基づき、注文についての送受信手段、注文についての発注者、及び注文についての金額を含む条件とする情報に応じて当該注文に対応する担当者を決定するステップと、
決定された担当者の当該注文に関して行うタスクについてのタスク情報を生成するステップと、
前記タスク情報に紐づけて、前記タスクにおいて生成する書類の下書き情報を生成するステップと、を実行させる、プログラム。
【請求項2】
前記プログラムは、さらに、前記プロセッサに、
ユーザから、注文情報の担当者を決定するための情報を受け付け、前記第2の情報として、前記メモリに記憶させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
注文情報を取得するステップでは、
前記複数の送受信手段により受け付けた前記注文情報を集約して、前記メモリに記憶させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記下書き情報を生成するステップでは、前記決定した担当者ごとに前記下書き情報を生成する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、
前記制御部は、
他の事業者から、複数の送受信手段による注文についての注文情報を取得するステップと、
前記記憶部にあらかじめ登録されている担当者を決定するための第2の情報に基づき、注文についての送受信手段、注文についての発注者、及び注文についての金額を含む条件とする情報に応じて当該注文に対応する担当者を決定するステップと、
決定された担当者の当該注文に関して行うタスクについてのタスク情報を生成するステップと、
前記タスク情報に紐づけて、前記タスクにおいて生成する書類の下書き情報を生成するステップと、を実行する、情報処理装置。
【請求項6】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行されるための方法であって、
前記方法は、前記プロセッサが、
他の事業者から、複数の送受信手段による注文についての注文情報を取得するステップと、
前記メモリにあらかじめ登録されている担当者を決定するための第2の情報に基づき、注文についての送受信手段、注文についての発注者、及び注文についての金額を含む条件とする情報に応じて当該注文に対応する担当者を決定するステップと、
決定された担当者の当該注文に関して行うタスクについてのタスク情報を生成するステップと、
前記タスク情報に紐づけて、前記タスクにおいて生成する書類の下書き情報を生成するステップと、を実行させる、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
業務において発生するタスクを管理するためのシステムが開発されている。例えば、特許文献1には、適切なタスク割当を、当該タスクの難易度等と、当該タスクを実施する者の能力等との関係により支援するタスク管理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-204243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、従来の販売管理システムにおける注文管理では、注文に対する担当者を自動で決定する構成にはなっておらず、人の手によってタスク管理を行っていたため、タスクの対応漏れのリスクがあった。
【0005】
本開示の目的は、注文後に発生するタスクの対応漏れのリスクを低減するシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態によると、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、他の事業者からの注文についての注文情報を取得するステップと、取得した注文情報をユーザに提示し、当該注文に対応する担当者を決定するための第1の情報の入力をユーザから受け付けるステップと、第1の情報、またはメモリにあらかじめ記憶されている担当者を決定するための第2の情報に基づき、当該注文に対応する担当者を決定するステップと、決定された担当者の当該注文に関して行うタスクについてのタスク情報を生成するステップと、タスク情報に紐づけて、タスクにおいて生成する書類の下書き情報を生成するステップと、を実行させる、プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、商品等の注文情報を取り込み、業務データとして見積書等の各種フォーマットの下書きを生成し、業務フローの自動分岐ルールに従って、担当者のアサインを行い、当該担当者についてのタスクを自動生成するため、タスクの対応漏れのリスクを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1のタスク管理システム1の全体構成を示すブロック図である。
図2】タスク管理システム1を構成する端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。
図3】タスク管理システム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。
図4】タスク管理システム1を構成するサーバ20が記憶する、注文データベース2021のデータ構造の例を示す図である。
図5】タスク管理システム1を構成するサーバ20が記憶する、担当条件データベース2022のデータ構造の例を示す図である。
図6】タスク管理システム1を構成するサーバ20が記憶する、タスクデータベース2023のデータ構造の例を示す図である。
図7】タスク管理システム1による処理の流れの前半を示すフローチャートである。
図8】タスク管理システム1による処理の流れの後半を示すフローチャートである。
図9】担当者決定処理(S300)の処理の流れを示すフローチャートである。
図10】タスク生成処理(S400)の処理の流れを示すフローチャートである。
図11】端末装置10に表示する担当者ルール設定画面500を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0010】
<概要>
以下、本開示に係るタスク管理システムについて説明する。本開示に係るタスク管理システムは、法人または個人事業主が、他の事業者との間で行う取引における注文に関する情報に基づいて、当該注文について発生し得るタスク情報を生成して、管理するためのシステムである。本開示に係るタスク管理システムは、例えばクラウドサーバ等によりWebサービスとして、いわゆるSaaS(Software as a Service)によって提供されるシステムである。
【0011】
本開示に係るタスク管理システムでは、FAXやメールなどの様々な手段で受領した商品等の注文情報を取り込み、設定された分岐条件に従って、担当者が決定される。また、決定された担当者に紐づく形で、当該商品等の注文に関するタスクが自動で生成される。さらに、業務データとして見積書等の各種フォーマットの下書きが自動で生成される。
【0012】
上記のような構成により、商品等の注文情報に基づいて、担当者の決定、当該担当者のタスク生成、およびタスクにおいて必要なフォーマットの下書きが自動で生成されるため、タスクの対応漏れのリスクを低減することが可能となる。また、様々な注文チャネルからの注文情報を一元管理することも可能となる。
【0013】
<実施形態>
以下、タスク管理システム1について説明する。以下の説明では、例えば、端末装置10がサーバ20へアクセスすることにより、サーバ20が、端末装置10で画面を生成するための情報を応答する。端末装置10は、サーバ20から受信した情報に基づいて画面を生成し表示する。
【0014】
<1 タスク管理システム1の全体構成>
図1は、実施の形態1のタスク管理システム1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、タスク管理システム1は、複数の端末装置(図1では、端末装置10A及び端末装置10Bを示している。以下、総称して「端末装置10」ということもある)と、サーバ20とを含む。端末装置10とサーバ20とは、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、有線または無線ネットワークにより構成される。本実施形態では、サーバ20はWebサーバ(クラウドサーバを含む)であり、端末装置10との間でWebページにより情報のやり取りを行う。また、端末装置10にはWebページを閲覧するためのWebページブラウザがインストールされているが、サーバ20のサービスを提供するための専用アプリケーションがインストールされ、専用アプリケーションにより閲覧可能に構成してもよい。
【0015】
端末装置10は、各ユーザが操作する装置である。ここで、ユーザとは、端末装置10を使用してタスク管理システム1の機能であるタスク生成処理を行う者であり、例えば事業者である企業の担当者、または個人事業主等である。端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPC等により実現される。この他、端末装置10は、例えば移動体通信システムに対応したタブレットや、スマートフォン等の携帯端末であるとしてもよい。
【0016】
端末装置10は、ネットワーク80を介してサーバ20と通信可能に接続される。端末装置10は、4G、5G、LTE(Long Term Evolution)等の通信規格に対応した無線基地局81、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11等の無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ82等の通信機器と通信することにより、ネットワーク80に接続される。図1に端末装置10Bとして示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
【0017】
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、キーボードや、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。記憶部16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0018】
サーバ20は、ユーザである事業者の取引処理に関する各種情報、例えば注文に関する情報、担当者に関する情報、担当者のタスクに関する情報を管理する装置である。サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
【0019】
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0020】
<1.1 端末装置10の構成>
図2は、タスク管理システム1を構成する端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、操作受付部130(キーボード131及びマウス132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、ディスプレイ150と、記憶部160と、制御部170とを含む。端末装置10は、図2では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路等)も有している。図2に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。図2に示す端末装置10は、移動体通信システムに対応したタブレットや、スマートフォン等の携帯端末として説明するが、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。
【0021】
アンテナ111は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
【0022】
アンテナ112は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
【0023】
第1無線通信部121は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第2無線通信部122は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路等を含む通信モジュールである。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、端末装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部170へ与える。
【0024】
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、キーボード131と、マウス132とを含む。なお、操作受付部130は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する、タッチスクリーンとして構成してもよい。
【0025】
キーボード131は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。キーボード131は、文字入力を行う装置であり、入力された文字情報を入力信号として制御部170へ出力する。
【0026】
マウス132は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。マウス132は、ディスプレイ150に表示されている表示物を選択等するためのポインティングデバイスであり、画面上で選択された位置情報と、ボタン押下されていることを示す情報とを入力信号として制御部170へ出力する。
【0027】
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部170へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
【0028】
ディスプレイ150は、制御部170の制御に応じて、画像、動画、テキスト等のデータを表示する。ディスプレイ150は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
【0029】
記憶部160は、例えばフラッシュメモリ等のメモリ15及び記憶部16により構成され、端末装置10が使用するデータ及びプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部160は、ユーザ情報161を記憶する。
【0030】
ユーザ情報161は、端末装置10を使用して、タスク管理システム1で管理されている業務についてのタスクを行うユーザの情報である。ユーザ情報としては、ユーザを識別する情報(ユーザID)、事業者または担当者の氏名または名称等の情報が含まれる。
【0031】
制御部170は、例えばプロセッサ19により構成され、記憶部160に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10の動作を制御する。制御部170は、例えば予め端末装置10の記憶部160に格納され、インストールされているアプリケーションである図示しないプログラムに従って動作することにより、入力操作受付部171と、送受信部172と、通知制御部173と、データ処理部174としての機能を発揮する。
【0032】
入力操作受付部171は、キーボード131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。
【0033】
送受信部172は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
【0034】
通知制御部173は、ユーザに対し情報を提示する処理を行う。通知制御部173は、表示画像をディスプレイ150に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理等を行う。
【0035】
データ処理部174は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
【0036】
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図3は、タスク管理システム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
【0037】
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0038】
記憶部202は、例えばメモリ25、ストレージ26から構成され、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、注文データベース2021と、担当条件データベース2022と、タスクデータベース2023等を記憶する。
【0039】
注文データベース2021は、タスク管理システム1において、他の事業者から受注した注文の情報を記憶する。注文データベース2021のデータ構造の詳細は後述する。
【0040】
担当条件データベース2022は、受注した注文についての担当者を決定するための条件の情報(特許請求の範囲における「第2の情報」に相当)を記憶する。担当条件データベース2022のデータ構造の詳細は後述する。
【0041】
タスクデータベース2023は、受注した注文に対して発生するタスクの情報(タスク情報)を記憶する。タスクデータベース2023のデータ構造の詳細は後述する。
【0042】
制御部203は、サーバ20のプロセッサ29がプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、注文受付モジュール2033、注文集約モジュール2034、担当決定モジュール2035、タスク生成モジュール2036に示す機能を発揮する。
【0043】
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
【0044】
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
【0045】
注文受付モジュール2033は、他の事業者からの取引に関する注文を受け付ける処理を制御する。具体的には、注文受付モジュール2033は、電子メールまたはFAXなどの複数の手段で注文を受け付ける。FAXで注文を受け付ける場合には、受信データに基づいて電子化されたデータを生成してもよい。注文受付モジュール2033が受け付ける取引に関する情報とは、例えば、発注者、注文者、購入者等の当該取引に関係する主体に関する情報、案件の内容に関する情報、納期、金額等の情報を含み、納品物や成果物が報告書や設計書のように電子情報として管理可能なものである場合は、納品物や成果物に関する情報が含まれてもよい。なお、取引に関係する主体は、発注者、注文者、購入者等の当該取引に関係する主体であればよく、法人でも個人でもよい。
【0046】
注文受付モジュール2033は、取引における各手順、具体的には見積、発注、注文、納品、請求等の手順の期限の情報を含む、取引に関する情報を受け付けてもよい。手順の期限については、ユーザにより入力されてもよい。例えば、特定の手順については通常の期限より早くしたいような場合、ユーザからその手順についての期限の入力を受け付け、後述するタスク情報に反映するように構成してもよい。
【0047】
注文集約モジュール2034は、注文受付モジュール2033が受け付けた注文を集約する処理を制御する。具体的には、注文集約モジュール2034は、注文受付モジュール2033が受け付けた注文に基づいて、注文データベース2021にレコードを生成する。このように、注文集約モジュール2034が様々な手段で受け付けた注文情報を、注文データベース2021に集約することにより、注文を一元管理することが可能となる。
【0048】
担当決定モジュール2035は、注文データベース2021に集約された注文情報に対して、担当者を決定する。具体的には、担当決定モジュール2035は、注文に対応する担当者を決定するための情報であって、ユーザから受け付けた第1の情報、または、記憶部202の担当条件データベース2022に記憶されている担当者を決定するための第2の情報に基づき、当該注文に対応する担当者を決定する。担当決定モジュール2035の処理の詳細は後述する。
【0049】
タスク生成モジュール2036は、担当者が決定された注文情報に関して、当該担当者が行うべきタスクを生成する。一例として、タスク生成モジュール2036は、タスクの生成にあたって、当該タスクにおいて必要となる書面の下書きを生成してもよい。タスク生成モジュール2036の処理の詳細は後述する。
【0050】
<2 データ構造>
図4は、サーバ20が記憶する注文データベース2021のデータ構造の例を示す図である。図5は、サーバ20が記憶する担当条件データベース2022のデータ構造の例を示す図である。また、図6は、サーバ20が記憶するタスクデータベース2023のデータ構造の例を示す図である。
【0051】
図4に示すように、注文データベース2021のレコードのそれぞれは、項目「注文ID」と、項目「発注者」と、項目「日付」と、項目「時刻」と、項目「詳細」等を含む。
【0052】
項目「注文ID」は、注文情報を一意に識別するための情報であり、注文データベース2021の主キーとして機能する。
【0053】
項目「発注者」は、当該注文情報を発注した発注者に関する情報である。項目「発注者」は、具体的には、取引先などの他の事業者の法人または個人の名称が記憶され得る。
【0054】
項目「日付」は、当該注文情報を受信した日付についての情報である。
【0055】
項目「時刻」は、当該注文情報を受信した時刻についての情報である。
【0056】
項目「詳細」は、当該注文情報情報に関する詳細についての情報である。具体的には、項目「詳細」には、当該注文情報において要求されている商品(またはサービス)、数量、価格、納期などの情報が記憶され得る。
【0057】
注文データベース2021のレコードは、注文受付モジュール2033が注文情報を受け付けた後、注文集約モジュール2034によってレコードが生成される。当該処理の流れの詳細は後述する。
【0058】
図5に示すように、担当条件データベース2022のレコードのそれぞれは、項目「条件ID」と、項目「条件内容」と、項目「担当者」等を含む。
【0059】
項目「条件ID」は、担当条件を一意に識別するための情報であり、担当条件データベース2022の主キーとして機能する。
【0060】
項目「条件内容」は、受け付けた注文を担当する担当者を決定するための条件に付いての情報である。一例として、項目「条件内容」は、項目「発注者」と、項目「金額」を含み得る。
【0061】
項目「発注者」は、当該注文情報を発注した発注者に関する情報である。項目「金額」は、当該注文情報における注文額についての情報である。なお、項目「発注者」および項目「金額」は、注文情報がいずれか一方を満たす場合に条件が満たされたとする論理和としての判定項目であってもよいし、注文情報が両方を満たす場合に条件が満たされたとする論理積としての判定項目であってもよい。
【0062】
項目「担当者」は、当該注文情報が条件項目を満たした場合の担当者についての情報である。
【0063】
担当条件データベース2022のレコードは、タスク管理システム1を利用するユーザが適宜追加または変更できる仕様としてもよい。担当条件データベース2022へのレコードを追加する処理についての詳細は後述する。
【0064】
図6に示すように、タスクデータベース2023のレコードのそれぞれは、項目「タスクID」と、項目「注文ID」と、項目「担当者」と、項目「内容」と、項目「下書き」と、項目「ステータス」等を含む。
【0065】
項目「タスクID」は、タスク情報を一意に識別するための情報であり、タスクデータベース2023の主キーとして機能する。
【0066】
項目「注文ID」は、当該タスクに紐づく注文を識別するための情報であり、注文データベース2021の項目「注文ID」が外部キーとして機能する。
【0067】
項目「担当者」は、当該タスクを担当する担当者の情報である。
【0068】
項目「内容」は、当該タスクの内容についての情報である。
【0069】
項目「下書き」は、当該タスクにおいて作成される書面の下書きについての情報(下書き情報)である。タスクにおいて作成される書面としては、具体的には、見積書、納品書、請求書等が挙げられるが、この例に限定されることはない。
【0070】
項目「ステータス」は、当該タスクのステータスについての情報であり、タスクの進捗状況に応じて適宜設定される。
【0071】
タスクデータベース2023のレコードでは、タスクを担当する担当者ごとに下書き情報が記憶されている。このような仕様とすることで、各担当者は、自身が使い慣れた下書きを利用して必要な書面を作成することができる。なお、タスクデータベース2023のレコードは、後述するタスク生成処理(S400)が実行されるタイミングで追加される仕様としてもよい。
【0072】
<3 動作>
以下、図7図10を参照しながら、実施の形態1におけるタスク管理システム1による処理について説明する。
【0073】
図7は、タスク管理システムにおける処理の前半を示す図である。ステップS110において、サーバ20の注文受付モジュール2033は、受信制御モジュール2031が受信した注文に関する情報を受け付ける。ステップS120において、サーバ20の注文集約モジュール2034は、注文データベース2021にレコードを生成して、受信した注文に関する情報を記憶部202に記憶させる。
【0074】
ステップS130において、サーバ20の送信制御モジュール2032は、注文情報を端末装置10へ送信する。ステップS210において、端末装置10の送受信部172は、注文情報を受信する。
【0075】
ステップS220において、端末装置10の通知制御部173は、注文情報をディスプレイ150に表示してユーザに通知する。ステップS230において、入力操作受付部171は、ユーザから当該注文情報を担当する担当者についての第1の情報(以下、担当者情報ともいう)を受け付ける。ユーザは、当該注文情報を確認して、適任だと思う担当者についての情報を第1の情報として入力してもよいし、第1の情報を未入力としておき、担当者の決定を後続の処理で行うこととしてもよい。
【0076】
ステップS240において、端末装置10の送受信部172は、担当者情報をサーバ20へ送信する。ステップS140において、サーバ20の受信制御モジュールは、担当者情報を受信する。ステップS300において、サーバ20の担当決定モジュール2035は、担当者決定処理を実行する。
【0077】
図8は、担当者決定処理(S300)の処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS310において、担当決定モジュール2035は、端末装置10から受信した第1の情報において、担当者が入力されているかを判定する。担当者が入力されている場合(S310においてYes)、ステップS320が実行される。一方、担当者が入力されていない場合(S310においてNо)、ステップS330が実行される。
【0078】
ステップS320において、担当決定モジュール2035は、第1の情報における担当者の情報を、注文情報の担当者に決定する。これにより、担当者決定処理(S300)が終了する。
【0079】
ステップS330において、担当決定モジュール2035は、担当条件データベース2022を参照して、今回の注文情報が項目「条件内容」における項目「発注者」に該当するか否か(すなわち、発注者条件が満たされるか否か)を判定する。発注者条件が満たされる場合(S330においてYes)、ステップS360が実行される。一方、発注者条件が満たされない場合(S330においてNо)、ステップS340が実行される。
【0080】
ステップS340において、担当決定モジュール2035は、担当条件データベース2022を参照して、今回の注文情報が項目「条件内容」における項目「金額」に該当するか否か(すなわち、金額条件が満たされるか否か)を判定する。金額条件が満たされる場合(S340においてYes)、ステップS360が実行される。一方、金額条件が満たされない場合(S340においてNо)、ステップS350が実行される。
【0081】
ステップS350において、担当決定モジュール2035は、注文情報が担当条件データベース2022に記憶された担当者の条件に該当しない場合の処理を行う。例えば、担当決定モジュール2035は、予め登録されている担当者の中から、ランダムで注文情報の担当者を決定してもよい。また、担当決定モジュール2035は、各担当者が担当している注文情報の件数を算出して、担当している件数が一番少ない者を、当該注文情報の担当者に決定してもよい。これにより、担当者決定処理(S300)が終了する。
【0082】
ステップS360において、担当決定モジュール2035は、注文情報が該当した条件に対応づけられた担当者を設定する。具体的には、担当決定モジュール2035は、担当条件データベース2022を参照して、注文情報が満たした発注者条件または金額条件に対応するレコードの項目「担当者」を、当該注文情報の担当者に決定する。これにより、担当者決定処理(S300)が終了する。
【0083】
なお、本実施形態では、上述したように、担当条件データベース2022は、項目「条件内容」として、項目「発注者」と項目「金額」とを有しており、当該項目に基づく判定処理(S330およびS340)を順次行っているが、この例に限定されることはない。例えば、項目「発注者」と項目「金額」とに基づく判定処理をそれぞれ別個に行い、いずれの判定処理も満たす場合に、条件項目が満たされたと判定する仕様としてもよい。
【0084】
図9は、タスク管理システムにおける処理の後半を示す図である。担当者決定処理(S300)が終了すると、ステップS400において、サーバ20のタスク生成モジュール2036は、タスク生成処理を実行する。
【0085】
図10は、タスク生成処理(S400)の処理の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS410において、タスク生成モジュール2036は、担当者が決定した注文情報について、タスクを生成する。具体的には、タスク生成モジュール2036は、当該注文情報に対して行うべき1つまたは複数のタスクに該当するレコードをタスクデータベース2023に追加する。
【0086】
ステップS420において、タスク生成モジュール2036は、生成したタスクにおいて必要となる書面の下書き情報を生成する。タスク生成モジュール2036は、タスクデータベース2023における該当するレコードの項目「下書き」に、生成した下書き情報を記憶させる。これにより、タスク生成処理(S400)が終了する。
【0087】
図9に戻って、タスク生成処理(S400)が終了すると、ステップS150において、サーバ20の送信制御モジュール2032は、生成されたタスク情報を端末装置10へ送信する。ステップS240において、端末装置10の送受信部172は、サーバ20からタスク情報を受信する。ステップS250において、端末装置10の通知制御部173は、タスク情報をディスプレイ150に表示してユーザに通知する。
【0088】
<4 画面例>
図11を参照して、担当者ルール設定画面500について説明する。担当者ルール設定画面500では、注文情報に関する担当者を決定するための条件(担当者ルール)を設定することができる。図11に示すように、担当者ルール設定画面500は、発注者条件設定領域510と、金額条件設定領域520と、担当者設定領域530と、登録アイコン540を備える。
【0089】
発注者条件設定領域510は、発注者条件入力欄510aを備える。ユーザは、所定の発注者の情報を発注者条件入力欄510aに入力し得る。または、発注者条件を設定しない場合には、発注者条件入力欄510aに発注者情報を入力しなくてもよい。
【0090】
金額条件設定領域520は、金額条件選択リスト520aと、金額入力欄520bを備える。一例として、金額条件選択リスト520aは、プルダウン形式で構成され、ユーザがプルダウンアイコン520cを押下すると、金額条件の選択肢が複数表示される仕様としてもよい。当該選択肢としては、「次の金額より大きい」、「次の金額と等しい」、「次の金額より小さい」等が挙げられるが、この例に限定されることはない。ユーザは、所定の金額の情報を金額入力欄520bに入力し得る。または、金額条件を設定しない場合には、金額入力欄520bに金額の情報を入力しなくてもよい。
【0091】
担当者設定領域530は、担当者入力欄530aを備える。ユーザは、発注者条件設定領域510に入力した発注者条件、または/および金額条件設定領域520に入力した金額条件を満たす注文情報を担当する担当者の情報を、担当者入力欄530aに入力し得る。
【0092】
登録アイコン540は、発注者条件設定領域510、金額条件設定領域520、担当者設定領域530で設定した情報(以下、設定情報という)を、登録するためのアイコンである。ユーザが登録アイコン540を押下すると、設定情報の内容に該当するレコードが担当条件データベース2022に追加される。
【0093】
<小括>
以上のように、本実施形態によると、タスク管理システム1は、他の事業者からの注文についての注文情報を取得するステップ(S110)と、取得した注文情報をユーザに提示し、当該注文に対応する担当者を決定するための第1の情報の入力をユーザから受け付けるステップ(S230)と、第1の情報、またはメモリにあらかじめ記憶されている担当者を決定するための第2の情報に基づき、当該注文に対応する担当者を決定するステップ(S300)と、決定された担当者の当該注文に関して行うタスクについてのタスク情報を生成するステップ(S410)と、タスク情報に紐づけて、タスクにおいて生成する書類の下書き情報を生成するステップ(S420)と、を実行する。
【0094】
このような構成とすることにより、商品等の注文情報を取り込み、業務データとして見積書等の各種フォーマットの下書きを生成し、業務フローの自動分岐ルールに従って、担当者のアサインを行い、当該担当者についてのタスクを自動生成するため、タスクの対応漏れのリスクを低減することが可能となる。
【0095】
<他の実施形態>
以上、本発明における実施形態およびその変形例について説明したが、本開示の適用は上述の内容に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、担当条件データベースの項目「条件内容」は、項目「発注者」と項目「金額」の2つの条件を有していたが、この例に限定されることはない。すなわち、項目「条件内容」は、1つまたは3つ以上の条件を有していてもよく、具体的な条件については適宜ユーザが設定可能な仕様としてもよい。
【0096】
また、端末装置10は、タブレット端末、又はスマートフォン等の携帯端末であってもよく、据え置き型のPC、又はラップトップPC等により実現されてもよい。この場合、家庭用のPCなどにソフトウェアをインストールすることにより、端末装置10を実現し、マウスなどの操作を受け付けるようにしてもよい。
【0097】
また、通信回線を介した所定情報の共有は、主にインターネットなどのWANを介して行われるが、情報処理装置間では、WANを介さずにBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、及び赤外線通信等のみを介して行われてもよい。
【0098】
また、上記実施形態では、各機能を端末装置10またはサーバ20が備える態様の一例について説明したが、この形態に限定されることはなく、一部または全部の機能について上記実施形態と異なる態様で端末装置10、サーバ20、又は端末装置10とサーバ20の両方が備える構成としてもよい。
【0099】
また、上記実施形態において端末装置10に実行させるものとして記載されていた各ステップをサーバ20に実行させてもよく、サーバ20に実行させるものとして記載されていた各ステップをサーバ20に実行させてもよい。
【0100】
また、上記実施形態において、サーバ20の記憶部220に記憶させていたデータベースの一部または全部を、端末装置10に記憶させてもよい。または、当該データベースの一部または全部を、外付けハードディスクのような他の記憶媒体に記憶させておき、必要に応じてサーバ20の制御部230が参照する仕様としてもよい。
【0101】
さらに、本発明は、上述した端末装置10またはサーバ20が備える機能を情報処理装置に実行させるプログラムとして実現してもよいし、当該プログラムを格納する、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現してもよい。
【0102】
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換及び変更を行なって実施することができる。これらの実施形態及び変形例ならびに省略、置換及び変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
【0103】
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を、以下に付記する。
【0104】
(付記1)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムは、前記プロセッサに、他の事業者からの注文についての注文情報を取得するステップ(S110)と、取得した注文情報をユーザに提示し、当該注文に対応する担当者を決定するための第1の情報の入力をユーザから受け付けるステップ(S230)と、第1の情報、またはメモリにあらかじめ記憶されている担当者を決定するための第2の情報に基づき、当該注文に対応する担当者を決定するステップ(S300)と、決定された担当者の当該注文に関して行うタスクについてのタスク情報を生成するステップ(S410)と、タスク情報に紐づけて、タスクにおいて生成する書類の下書き情報を生成するステップ(S420)と、を実行させる、プログラム。
(付記2)
担当者を決定するステップでは、第2の情報として注文についての発注者を条件とする情報に基づき、注文に対応する担当者を決定する、付記1に記載のプログラム。
(付記3)
担当者を決定するステップでは、第2の情報として注文についての金額を条件とする情報に基づき、注文に対応する担当者を決定する、付記1に記載のプログラム。
(付記4)
プログラムは、さらに、プロセッサに、ユーザから、注文情報の担当者を決定するための情報を受け付け、第2の情報として、メモリに記憶させる、付記1に記載のプログラム。
(付記5)
注文情報を取得するステップでは、複数の送受信手段により、注文情報を受け付けて取得する、付記1に記載のプログラム。
(付記6)
注文情報を取得するステップでは、複数の送受信手段により受け付けた注文情報を集約して、メモリに記憶させる、付記1に記載のプログラム。
(付記7)
下書き情報を生成するステップでは、決定した担当者ごとに下書き情報を生成する、付記1に記載のプログラム。
(付記8)
制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、
制御部は、他の事業者からの注文についての注文情報を取得するステップと、取得した注文情報をユーザに提示し、当該注文に対応する担当者を決定するための第1の情報の入力をユーザから受け付けるステップと、第1の情報、またはメモリにあらかじめ登録されている担当者を決定するための第2の情報に基づき、当該注文に対応する担当者を決定するステップと、決定された担当者の当該注文に関して行うタスクについてのタスク情報を生成するステップと、タスク情報に紐づけて、タスクにおいて生成する書類の下書き情報を生成するステップと、を実行する、情報処理装置。
(付記9)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行されるための方法であって、方法は、プロセッサが、他の事業者からの注文についての注文情報を取得するステップと、取得した注文情報をユーザに提示し、当該注文に対応する担当者を決定するための第1の情報の入力をユーザから受け付けるステップと、第1の情報、またはメモリにあらかじめ登録されている担当者を決定するための第2の情報に基づき、当該注文に対応する担当者を決定するステップと、決定された担当者の当該注文に関して行うタスクについてのタスク情報を生成するステップと、タスク情報に紐づけて、タスクにおいて生成する書類の下書き情報を生成するステップと、を実行させる、方法。
【符号の説明】
【0105】
1:タスク管理システム、10:端末装置、13:入力装置、14:出力装置、15:メモリ、16:記憶部、19:プロセッサ、20:サーバ、25:メモリ、26:ストレージ、29:プロセッサ、80:ネットワーク、81:無線基地局、82:無線LANルータ、111:アンテナ、112:アンテナ、121:第1無線通信部、122:第2無線通信部、130:操作受付部、131:キーボード、132:マウス、140:音声処理部、141:マイク、142:スピーカ、150:ディスプレイ、160:記憶部、161:ユーザ情報、170:制御部、171:入力操作受付部、172:送受信部、173:通知制御部、174:データ処理部、201:通信部、202:記憶部、203:制御部、220:記憶部、230:制御部、500:担当者ルール設定画面、510:発注者条件設定領域、520:金額条件設定領域、530:担当者設定領域、540:登録アイコン、2021:注文データベース、2022:担当条件データベース、2023:タスクデータベース、2031:受信制御モジュール、2032:送信制御モジュール、2033:注文受付モジュール、2034:注文集約モジュール、2035:担当決定モジュール、2036:タスク生成モジュール。
【要約】
【課題】注文後に発生するタスクの対応漏れのリスクを低減する。
【解決手段】プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサに、他の事業者からの注文についての注文情報を取得するステップと、取得した注文情報をユーザに提示し、当該注文に対応する担当者を決定するための第1の情報の入力をユーザから受け付けるステップと、第1の情報、またはメモリにあらかじめ記憶されている担当者を決定するための第2の情報に基づき、当該注文に対応する担当者を決定するステップと、決定された担当者の当該注文に関して行うタスクについてのタスク情報を生成するステップと、タスク情報に紐づけて、タスクにおいて生成する書類の下書き情報を生成するステップと、を実行させる、プログラムが提供される。
【選択図】図7
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11