(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-05
(45)【発行日】2024-11-13
(54)【発明の名称】半導体構造及び半導体構造の製造方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/60 20060101AFI20241106BHJP
H01L 25/07 20060101ALI20241106BHJP
H01L 25/065 20230101ALI20241106BHJP
H01L 25/18 20230101ALI20241106BHJP
H01L 21/3205 20060101ALI20241106BHJP
H01L 21/768 20060101ALI20241106BHJP
H01L 23/522 20060101ALI20241106BHJP
【FI】
H01L21/60 311Q
H01L25/08 Z
H01L21/88 T
H01L21/88 Z
H01L21/88 J
(21)【出願番号】P 2023533661
(86)(22)【出願日】2021-09-09
(86)【国際出願番号】 CN2021117523
(87)【国際公開番号】W WO2023272943
(87)【国際公開日】2023-01-05
【審査請求日】2023-06-01
(31)【優先権主張番号】202110746013.3
(32)【優先日】2021-07-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】522246670
【氏名又は名称】チャンシン メモリー テクノロジーズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】CHANGXIN MEMORY TECHNOLOGIES,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100189555
【氏名又は名称】徳山 英浩
(74)【代理人】
【識別番号】100125922
【氏名又は名称】三宅 章子
(72)【発明者】
【氏名】庄 凌芸
【審査官】豊島 洋介
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2020/0098711(US,A1)
【文献】特開2021-048303(JP,A)
【文献】特開2009-016773(JP,A)
【文献】特開2022-142498(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L21/3205-21/3213
H01L21/447-21/449
H01L21/60-21/607
H01L21/768
H01L23/522
H01L23/532
H01L25/00-25/07
H01L25/10-25/11
H01L25/16-25/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体構造であって、
第1基板、第1導電性接続線及び第1導電性接触パッドを含む第1チップであって、前記第1導電性接触パッドは、前記第1導電性接続線に接続され、前記第1導電性接触パッドは、第1導電体と第2導電体とを含み、前記第1導電体の融点は、前記第2導電体の融点より高い、第1チップと、
第2基板、第2導電性接続線及び第2導電性接触パッドを含む第2チップであって、前記第2導電性接触パッドは、前記第2導電性接続線に接続され、前記第2導電性接触パッドは、第3導電体と第4導電体とを含み、前記第3導電体の融点は、前記第4導電体の融点より高い、第2チップと、を含み、
第1温度で前記第2導電体と前記第4導電体を溶融させて前記第1導電性接触パッドと前記第2導電性接触パッドとの間にボンディング構造を形成するように、前記第1導電体は前記第4導電体に直接対向し、前記第2導電体は前記第3導電体に直接対向
し、前記第1温度は前記第1導電体と前記第3導電体の融点より低い、半導体構造。
【請求項2】
前記第1導電性接触パッドの前記第2導電性接触パッドに向かっている一端が、第1接触面であり、前記第2導電性接触パッドの前記第1接触面に向かっている一端が、第2接触面であり、
前記第1導電体と前記第2導電体はそれぞれ、前記第1接触面の一部を占め、前記第3導電体と前記第4導電体はそれぞれ、前記第2接触面の一部を占める、
請求項1に記載の半導体構造。
【請求項3】
前記第1導電体と前記第2導電体は、前記第1接触面の全体を占め、前記第3導電体と前記第4導電体は、前記第2接触面の全体を占める、
請求項2に記載の半導体構造。
【請求項4】
前記第1接触面の面積は、前記第2接触面の面積と等しく、
前記第1導電体が占める前記第1接触面の面積は、前記第4導電体が占める前記第2接触面の面積と等しい、
請求項3に記載の半導体構造。
【請求項5】
前記第1接触面の面積は、前記第2接触面の面積と等しくない、
請求項3に記載の半導体構造。
【請求項6】
前記第1接触面の周方向外縁は、直線と曲線のうちの少なくとも1つを含み、前記第2接触面の周方向外縁は、直線と曲線のうちの少なくとも1つを含む、
請求項2に記載の半導体構造。
【請求項7】
前記第1導電体が占める前記第1導電性接触パッドの体積は、前記第2導電体が占める前記第1導電性接触パッドの体積より大きく、
前記第3導電体が占める前記第2導電性接触パッドの体積は、前記第4導電体が占める前記第2導電性接触パッドの体積より大きい、
請求項1ないし6のいずれか一項に記載の半導体構造。
【請求項8】
前記第1導電性接続線の一端は、いずれも前記第1導電体に接続され、
前記第2導電性接続線の一端は、いずれも前記第3導電体に接続される、
請求項7に記載の半導体構造。
【請求項9】
前記第2導電体は、複数の第1サブ導電セグメントを含み、隣接する前記第1サブ導電セグメント間に前記第1導電体の一部が挟まれ、
及び/又は、前記第4導電体は、複数の第2サブ導電セグメントを含み、隣接する前記第2サブ導電セグメント間に前記第3導電体の一部が挟まれる、
請求項8に記載の半導体構造。
【請求項10】
前記第1導電体は、銅とタングステンのうちの少なくとも1つを含み、前記第2導電体は、ビスマス、カドミウム、錫、鉛、ジスプロシウム及びインジウムのうちの少なくとも1つを含み、
前記第3導電体は、銅とタングステンのうちの少なくとも1つを含み、前記第4導電体は、ビスマス、カドミウム、錫、鉛、ジスプロシウム及びインジウムのうちの少なくとも1つを含む、
請求項7に記載の半導体構造。
【請求項11】
前記第1導電性接続線は、第1シリコン通孔であり、
前記第2導電性接続線は、第2シリコン通孔である、
請求項1に記載の半導体構造。
【請求項12】
前記第1導電性接続線と前記第1導電性接触パッドは両方とも、前記第1基板内に位置する、
請求項1に記載の半導体構造。
【請求項13】
前記第2導電性接続線と前記第2導電性接触パッドは両方とも、前記第2基板内に位置する、
請求項1に記載の半導体構造。
【請求項14】
前記第1導電体と前記第3導電体の材料は同じである、
請求項1に記載の半導体構造。
【請求項15】
前記第2導電体と前記第4導電体の材料は同じである、
請求項1に記載の半導体構造。
【請求項16】
前記第2導電体の厚さは、1μmより小さく、前記第4導電体の厚さは、1μmより小さい、
請求項1に記載の半導体構造。
【請求項17】
半導体構造の製造方法であって、
第1基板、第1導電性接続線及び第1導電性接触パッドを含む第1チップを提供することであって、前記第1導電性接触パッドは、前記第1導電性接続線に接続され、前記第1導電性接触パッドは、第1導電体と第2導電体とを含み、前記第1導電体の融点は、前記第2導電体の融点より高いことと、
第2基板、第2導電性接続線及び第2導電性接触パッドを含む第2チップを提供することであって、前記第2導電性接触パッドは、前記第2導電性接続線に接続され、前記第2導電性接触パッドは、第3導電体と第4導電体とを含み、前記第3導電体の融点は、前記第4導電体の融点より高いことと、
前記第1導電体が前記第4導電体に直接対向し、前記第2導電体が前記第3導電体に直接対向するように、前記第1チップを前記第2チップに位置合わせすることと、
前記第1チップと前記第2チップを接続することと、を含
み、
前記第1チップと前記第2チップを接続することは、
前記第1チップが前記第2チップに接続されるように、第1温度で前記第2導電体と前記第4導電体を溶融することを含み、
前記第1温度は、前記第1導電体と前記第3導電体の融点より低い、半導体構造の製造方法。
【請求項18】
前記第1チップと前記第2チップを接続することは、
前記第1導電性接触パッドと前記第2導電性接触パッドとの間にボンディング構造を形成するように、接続された前記第1チップと前記第2チップを第2温度焼鈍条件下でボンディングすることを含み、
前記第1温度は、前記第2温度より低い、
請求項
17に記載の半導体構造の製造方法。
【請求項19】
電気めっき法又は印刷法によって、前記第1導電体の上に前記第2導電体を形成し、
電気めっき法又は印刷法によって、前記第3導電体の上に前記第4導電体を形成する、
請求項17
または18に記載の半導体構造の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本願は、2021年07月01日に中国特許局に提出された、出願番号が202110746013.3であり、発明の名称が「半導体構造及び半導体構造の製造方法」である中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の全ての内容が参照によって本願に援用される。
【0002】
本開示は、半導体技術分野に関し、特に、半導体構造及び半導体構造の製造方法に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術において、チップ間のボンディングは、チップ上の金属パッドの相互接続により実現される。積層されたチップは、ボンディング前に移送する必要があり、振動や外力の影響があると、積層されたチップが摺動により位置合わせできず、工程製造の難易度を増加させてしまう。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、半導体構造の性能を向上させる半導体構造及び半導体構造の製造方法を提供する。
【0005】
本開示の第1態様によれば、半導体構造を提供し、前記半導体構造は、第1チップと第2チップと含み、
第1チップは、第1基板、第1導電性接続線及び第1導電性接触パッドを含み、第1導電性接触パッドは、第1導電性接続線に接続され、第1導電性接触パッドは、第1導電体と第2導電体とを含み、第1導電体の融点は、第2導電体の融点より高く、
第2チップは、第2基板、第2導電性接続線及び第2導電性接触パッドを含み、第2導電性接触パッドは、第2導電性接続線に接続され、第2導電性接触パッドは、第3導電体と第4導電体とを含み、第3導電体の融点は、第4導電体の融点より高く、
ここで、第1導電性接触パッドと第2導電性接触パッドとの間にボンディング構造を形成するように、第1導電体は第4導電体に直接対向し、第2導電体は第3導電体に直接対向する。
【0006】
本開示の第2態様によれば、半導体構造の製造方法を提供し、前記方法は、
第1基板、第1導電性接続線及び第1導電性接触パッドを含む第1チップを提供することであって、第1導電性接触パッドは、第1導電性接続線に接続され、第1導電性接触パッドは、第1導電体と第2導電体とを含み、第1導電体の融点は、第2導電体の融点より高い、ことと、
第2基板、第2導電性接続線及び第2導電性接触パッドを含む第2チップを提供することであって、第2導電性接触パッドは、第2導電性接続線に接続され、第2導電性接触パッドは、第3導電体と第4導電体とを含み、第3導電体の融点は、第4導電体の融点より高い、ことと、
第1導電体が第4導電体に直接対向し、第2導電体が第3導電体に直接対向するように、第1チップを第2チップに位置合わせすることと、
第1チップと第2チップを接続することと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】一例示的な実施形態による半導体構造の第1チップと第2チップの分解構造の概略図である。
【
図2】一例示的な実施形態による半導体構造の第1チップと第2チップの部分的な接続構造の概略図である。
【
図3】一例示的な実施形態による半導体構造の第1接触面と第2接触面の例示的な構造図である。
【
図4】他の例示的な実施形態による半導体構造の第1接触面と第2接触面の例示的な構造図である。
【
図5】一例示的な実施形態による半導体構造の製造方法の例示的なフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して以下の本開示の好ましい実施形態に対する詳細な説明を考慮して、本開示の様々な目標、特徴及び利点は、より明らかになる。図面は、本開示の例示的な図解に過ぎず、必ずしも縮尺通りに描かれたものではない。図面において、同じ符号は、常に同じ又は類似する部品を示す。
【0009】
本開示の特徴と利点を具現する典型的な実施例は、以下の説明で詳細に記述される。理解されたいこととして、本開示は、異なる実施例で様々な変化があり、それらはすべて本開示の範囲から逸脱することなく、且つここでの説明及び図面は本質的には説明のために使用され、本開示を制限するものではない。
【0010】
本開示の異なる例示的な実施形態の以下のような説明は、図面を参照して行われており、図面は、本開示の一部を形成し、ここでは、例を挙げる方式で本開示を実現できる複数の態様の異なる例示的な構造、システムやステップを示す。理解されたいこととして、部品、構造、例示的な装置、システムとステップの他の特定の技術案を使用することができ、本開示の範囲から逸脱することなく、構造的及び機能的な修正を行うことができる。そして、本明細書では、「の上」、「の間」、「内」などの用語を使用して本開示の異なる例示的な特徴と素子を説明できるが、これらの用語は、例えば添付した図面における例の方向に従って、便宜上のみ本明細書で使用される。本明細書におけるいずれの内容はすべて、本開示の範囲に入るために、構造の特定の3次元的な向きを必要とすると解釈されるべきではない。
【0011】
本開示の1つの実施例は、半導体構造を提供し、
図1と
図2を参照すると、半導体構造は、第1チップ10と、第2チップ20と、を含み、第1チップ10は、第1基板11、第1導電性接続線12及び第1導電性接触パッド13を含み、第1導電性接触パッド13は、第1導電性接続線12に接続され、第1導電性接触パッド13は、第1導電体131と第2導電体132とを含み、第1導電体131の融点は、第2導電体132の融点より高いく、第2チップ20は、第2基板21、第2導電性接続線22及び第2導電性接触パッド23を含み、第2導電性接触パッド23は、第2導電性接続線22に接続され、第2導電性接触パッド23は、第3導電体231と第4導電体232とを含み、第3導電体231の融点は、第4導電体232の融点より高く、ここで、第1導電体131は、第4導電体232に直接対向し、第2導電体132は、第3導電体231に直接対向し、これにより、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との間にボンディング構造を形成する。
【0012】
本開示の1つの実施例による半導体構造は、第1チップ10と第2チップ20とを含み、第1チップ10の第1導電性接続線12は、第1導電性接触パッド13に接続され、第2チップ20の第2導電性接続線22は、第2導電性接触パッド23に接続され、且つ第1導電性接触パッド13は、第1導電体131と第2導電体132とを含み、第2導電性接触パッド23は、第3導電体231と第4導電体232とを含む。第1導電体131を第4導電体232に直接対向させ、第2導電体132を第3導電体231に直接対向させ、且つ第1導電体131の融点を第2導電体132の融点より高くし、第3導電体231の融点を第4導電体232の融点より高くする。これにより、第1温度で第2導電体132と第4導電体232を溶融させることができ、すなわち、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との予め接続を実現する。その後、予め接続された第1チップ10と第2チップ20とを第2温度焼鈍条件に移送してボンディングして、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との確実なボンディングを実現する。移送前に、第1チップ10と第2チップ20との予め接続を完了したため、第1チップ10と第2チップ20との間の相対的な移動が発生せず、後続で第1チップ10と第2チップ20との確実な位置合わせを保証し、これにより、半導体構造の性能を向上させる。
【0013】
説明すべきこととして、第1温度で、第2導電体132と第4導電体232は溶融し、第1導電体131と第3導電体231は溶融せず、この場合、
図2に示すように、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23の導電材料はそれぞれ界面で互いに浸透して融合して、金属化合物(IMC)を形成し、それにより、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との予め接続を実現する。又は、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23の導電材料がそれぞれ界面で互いに浸透して融合しなくても、溶融後の第2導電体132と第4導電体232は、冷却した後にも第3導電体231と第1導電体131に接続することができるため、同じく第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との予め接続を実現することができる。第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との予め接続が完了したため、後続で第1チップ10と第2チップ20の移送中に、第1チップ10と第2チップ20との間の相対的な滑りが発生せず、このようにして、第1チップ10と第2チップ20とが確実に位置合わせされた接続条件下で、第1チップ10と第2チップ20を第2温度焼鈍条件で互いにボンディングさせることを確保する。これにより、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との確実なボンディングを実現し、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との間に信頼できるボンディング構造を形成する。しかし、関連技術では、第1チップ10と第2チップ20を高温環境下に直接に配置してボンディングする必要があり、移送中に位置合わせは滑りの影響を受け、半導体構造の性能に影響を及ぼす可能性がある。本実施例における半導体構造は、関連技術における位置合わせの問題を改善し、半導体構造の性能を向上させることができる。
【0014】
第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23のボンディングが完了した後、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との接合面に一層のIMC層が形成され、且つIMC層の幅は、第1導電性接触パッド13及び/又は第2導電性接触パッド23の幅と同じである。第1導電体131を第4導電体232に直接対向させ、第2導電体132を第3導電体231に直接対向させ、且つ第1導電体131の融点を第2導電体132の融点より高くし、第3導電体231の融点を第4導電体232の融点より高くする。すなわち、融点の低い第2導電体132が第1導電体131内に収容され、第1導電体131内に凹部が形成されるのと似ており、融点の高い第3導電体231が第4導電体232内に収容され、第4導電体232内に凹部が形成されるのと似ていることが理解できる。第2導電体132と第4導電体232を除去すると、第1導電性接触パッド13の突出部が第2導電性接触パッド23の凹部に対応し、第1導電性接触パッド13の凹部が第2導電性接触パッド23の突出部に対応する。第1導電体131の熱膨張係数は、第2導電体132の熱膨張係数より大きく、第3導電体231の熱膨張係数は、第4導電体232の熱膨張係数より大きい。このようにして、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23は、金属の熱膨張と最大限にマッチングし、すなわち、熱膨張が大きい部分と熱膨張が小さい部分とがマッチングする。それにより、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23が両方とも拡張の冗長空間を持ち、割れを回避できる。
【0015】
第1導電体131と第4導電体232とが直接対向し、第2導電体132と第3導電体231とが直接対向しており、これは実際にボンディング前の第1チップ10と第2チップ20との位置関係を示している。ボンディングの後、すなわち、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との間にボンディング構造が形成された場合、必ずしも上記の位置関係が存在するとは限らず、融合により、導電材料間の対応する位置関係が不確定になる可能性がある。但し、材料構成から上記の位置関係を判断することができる。
【0016】
いくつかの実施例において、第1導電性接続線12と第1導電性接触パッド13は、両方とも第1基板11内に位置し、第2導電性接続線22と第2導電性接触パッド23は、両方とも第2基板21内に位置する。
【0017】
ここで、第1導電性接続線12と第1導電性接触パッド13は、一部が第1基板11内に位置してもよく、第1導電性接続線12と第1導電性接触パッド13は、全部が第1基板11内に位置してもよい。それに対応して、第2導電性接続線22と第2導電性接触パッド23は、一部が第2基板21内に位置してもよく、全部が第2基板21内に位置してもよい。
【0018】
いくつかの実施例において、第1導電性接触パッド13は、第1基板11の表面に位置してもよい。それに対応して、第2導電性接触パッド23は、第2基板21の表面に位置してもよい。
【0019】
注意すべきこととして、第1チップ10と第2チップ20がボンディングした後、第1基板11と第2基板21は、互いにボンディングする。第1基板11は、シリコン基板と、シリコン基板の上部に形成された絶縁層と、を含み、第1導電性接続線12の一部は、絶縁層内に位置し、第1導電性接触パッド13は、絶縁層内に形成される。それに対応して、第2基板21は、シリコン基板と、シリコン基板の上部に形成された絶縁層と、を含み、第2導電性接続線22の一部は、絶縁層内に位置し、第2導電性接触パッド23は、絶縁層内に形成される。第1チップ10と第2チップ20がボンディングするとき、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23は、互いにボンディングし、第1チップ10と第2チップ20の絶縁層は、互いにボンディングする。
【0020】
具体的に、シリコン基板は、シリコンを含む材料によって形成されることができる。シリコン基板は、いずれかの適切な材料によって形成されてもよく、例えば、シリコン、単結晶シリコン、ポリシリコン、アモルファスシリコン(amorphous silicon)、シリコンゲルマニウム、単結晶シリコンゲルマニウム、ポリシリコンゲルマニウム及び炭素ドープシリコンのうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
絶縁層は、二酸化シリコン(SiO2)、炭酸化シリコン(SiOC)、窒化シリコン(SiN)、炭窒化シリコン(SiCN)などの関連する集積回路の絶縁材料を含み得る。
【0022】
1つの実施例において、第1導電性接続線12は、第1シリコン通孔であり、第2導電性接続線22は、第2シリコン通孔である。第1シリコン通孔と第2シリコン通孔は、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23によって接続する。選択的に、第2導電体132と第1シリコン通孔の中央領域は対応し、第1シリコン通孔の中央領域が最大で全体的に拡張されるため、第2導電体132の厚さは、第4導電体232の厚さより大きくてもよく、その結果、第1シリコン通孔の拡張のために十分な冗長空間を確保することができる。選択的に、第4導電体232と第2シリコン通孔の中央領域は互いに対応し、第2導電体132の厚さは、第4導電体232の厚さより小さいことができる。
【0023】
いくつかの実施例において、第2導電体132の厚さは、第4導電体232の厚さと等しいことができる。
【0024】
1つの実施例において、第2導電体132の厚さは、1μmより小さく、第4導電体232の厚さは、1μmより小さい。
【0025】
1つの実施例において、
図1に示すように、第1導電性接触パッド13に向かっている第2導電性接触パッド23の一端が第1接触面14であり、第2導電性接触パッド23に向かっている第1接触面14の一端が第2接触面24であり、ここで、第1導電体131と第2導電体132はそれぞれ、第1接触面14の一部を占め、第3導電体231と第4導電体232はそれぞれ、第2接触面24の一部を占める。第1チップ10と第2チップ20がボンディングするとき、第1接触面14と第2接触面24とを突き合わせて、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との電気的接続を実現する。
【0026】
選択的に、第1導電体131と第2導電体132は、第1接触面14の一部を占め、すなわち、第1導電性接触パッド13は、他の導電体を更に含み得る。それに対応して、第3導電体231と第4導電体232は、第2接触面24の一部を占め、すなわち、第2導電性接触パッド23は、他の導電体を更に含み得る。
【0027】
選択的に、第1導電体131と第2導電体132は、第1接触面14の全体を占め、すなわち、第1導電性接触パッド13は、第1導電体131と第2導電体132のみを含んでもよく、又は第1導電性接触パッド13は、他の導電体を含んでもよいが、この導電体は、第1導電性接触パッド13の第1導電性接続線12から離れた端部に位置しない。それに対応して、第3導電体231と第4導電体232は、第2接触面24の全体を占め、すなわち、第2導電性接触パッド23は、第3導電体231と第4導電体232のみを含んでもよく、又は第2導電性接触パッド23は、他の導電体を含んでもよいが、この導電体は、第2導電性接触パッド23の第2導電性接続線22から離れた端部に位置しない。
【0028】
1つの実施例において、第1接触面14の面積は、第2接触面24の面積と等しく、すなわち、第1チップ10の融合面の面積は、第2チップ20の融合面の面積と一致する。第1導電体131と第2導電体132は、第1接触面14の全体を占め、且つ第3導電体231と第4導電体232は、第2接触面24の全体を占める場合、第1導電体131が占める第1接触面14の面積は、第4導電体232が占める第2接触面24の面積と等しく、第2導電体132が占める第1接触面14の面積は、第3導電体231が占める第2接触面24の面積と等しく、このようにして、第1導電体131を第4導電体232に直接対向させ、第2導電体132を第3導電体231に直接対向させる。
【0029】
選択的に、第1接触面14の面積が、第2接触面24の面積と等しく、第1導電体131と第2導電体132が、第1接触面14の一部を占め、且つ第3導電体231と第4導電体232が第2接触面24の一部を占める場合、第1導電体131を第4導電体232に直接対向させ、第2導電体132を第3導電体231に直接対向させ、第1導電性接触パッド13に含まれる他の導電体を、第2導電性接触パッド23に含まれる他の導電体に直接対向させることができる。
【0030】
1つの実施例において、第1接触面14の面積は、第2接触面24の面積と等しくなく、すなわち、第1チップ10の融合面の面積は、第2チップ20の融合面の面積と一致しない。第1接触面14の面積が、第2接触面24の面積より小さい場合、第2接触面24の一部は、第1基板11に対向する。それに対応して、第1接触面14の面積が、第2接触面24の面積より大きい場合、第1接触面14の一部は、第2基板21に対向する。
【0031】
説明すべきこととして、第1接触面14の面積が、第2接触面24の面積と等しくない場合、例えば、第1接触面14の面積が、第2接触面24の面積より小さい場合、第1導電体131と第2導電体132は、第1接触面14の全体を占めることができ、第3導電体231と第4導電体232も第2接触面24の全体を占めることができ、この場合、第1導電体131の全体が第4導電体232に直接対向し、第2導電体132の全体が第3導電体231に直接対向することを保証すればよく、第2導電性接触パッド23の第3導電体231と第4導電体232のうちの少なくとも1つの他の部分は、第1基板11に直接に対応することができる。それに対応して、第1接触面14の面積が、第2接触面24の面積より大きい場合にも、本実施例を参照することができ、ここでは詳細な説明を省略する。
【0032】
1つの実施例において、第1接触面14の周方向外縁は、直線と曲線のうちの少なくとも1つを含み、第2接触面24の周方向外縁は、直線と曲線のうちの少なくとも1つを含む。第1接触面14の形状は、第2接触面24の形状と全く同じであってもよいし、異なってもよく、第1接触面14の形状と第2接触面24の形状は、円形、楕円形、長方形などの様々な形状であってもよく、ここでは、特に限定しない。
【0033】
説明すべきこととして、第1接触面14の面積が、第2接触面24の面積と等しく、第1導電体131と第2導電体132が第1接触面14の全体を占め、且つ第3導電体231と第4導電体232が第2接触面24の全体を占める場合、第1接触面14の形状が第2接触面24の形状と全く同じであり、第1接触面14と第2接触面24が完全に重なることを示す。
【0034】
1つの実施例において、第1導電体131が占める第1導電性接触パッド13の体積は、第2導電体132が占める第1導電性接触パッド13の体積より大きく、第3導電体231が占める第2導電性接触パッド23の体積は、第4導電体232が占める第2導電性接触パッド23の体積より大きい。すなわち、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23の低融点導電材料の割合は相対的に低い。第1チップ10と第2チップ20とをボンディングするとき、第2導電体132と第4導電体232は予め接続を保証するために使用すればよく、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23とを、他の構造に電気的接続することは、主に第1導電体131と第3導電体231に依存する。
【0035】
1つの実施例において、第1導電性接続線12の一端はいずれも第1導電体131に接続され、第2導電性接続線22の一端はいずれも第3導電体231に接続される。すなわち、第1導電性接触パッド13の第1導電性接続線12から離れた側にのみ第2導電体132が含まれ、第2導電性接触パッド23の第2導電性接続線22から離れた側にのみ第4導電体232が含まれる。
【0036】
注意すべきこととして、各第1導電性接続線12の一端は第1導電体131に接続され、各第2導電性接続線22の一端は第3導電体231に接続されている。なお、第1チップ10と第2チップ20とをボンディングする前に、各第1導電性接続線12の一端は第1導電体131に接続され、各第2導電性接続線22の一端は第3導電体231に接続されていることも理解できる。第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との間にボンディング構造を形成した後、導電材料間に融合する可能性があるが、材料構成から上記の構造関係を判断することもできる。
【0037】
1つの実施例において、第2導電体132は、複数の第1サブ導電セグメント1321を含み、隣接する第1サブ導電セグメント1321間に第1導電体131の一部が挟まれ、すなわち、第1導電体131の第1導電性接続線12から離れた側には、第1サブ導電セグメント1321を充填するように、隙間が形成されていることが理解され得る。
【0038】
1つの実施例において、第4導電体232は、複数の第2サブ導電セグメント2321を含み、隣接する第2サブ導電セグメント2321間に第3導電体231の一部が挟まれ、すなわち、第3導電体231の第2導電性接続線22から離れた側には、第2サブ導電セグメント2321を充填するように、隙間が形成されていることが理解され得る。
【0039】
図1と
図3に示すように、第1接触面14の面積は、第2接触面24の面積と等しく、且つ第1導電体131と第2導電体132が、第1接触面14の全体を占め、第3導電体231と第4導電体232が、第2接触面24の全体を占め、第1導電体131が占める第1接触面14の面積は、第2導電体132が占める第1接触面14の面積より小さく、第3導電体231が占める第2接触面24の面積は、第4導電体232が占める第2接触面24の面積より大きい。このようにして、第1導電体131を第4導電体232に直接対向させ、第2導電体132を第3導電体231に直接対向させる。第2導電体132は、複数の第1サブ導電セグメント1321を含み、第4導電体232は、複数の第2サブ導電セグメント2321を含む。
【0040】
図4に示すように、第1接触面14の面積は、第2接触面24の面積と等しく、且つ第1導電体131と第2導電体132が、第1接触面14の全体を占め、第3導電体231と第4導電体232が、第2接触面24の全体を占め、第1導電体131が占める第1接触面14の面積は、第2導電体132が占める第1接触面14の面積より多きく、第3導電体231が占める第2接触面24の面積は、第4導電体232が占める第2接触面24の面積より小さい。このようにして、第1導電体131を第4導電体232に直接対向させ、第2導電体132を第3導電体231に直接対向させる。第2導電体132は、複数の第1サブ導電セグメント1321を含み、第4導電体232は、複数の第2サブ導電セグメント2321を含む。
【0041】
1つの実施例において、第1導電体131と第3導電体231の材料は同じであってもよく、第1導電体131は、銅とタングステンのうちの少なくとも1つを含み、第3導電体231は、銅とタングステンのうちの少なくとも1つを含む。もちろん、いくつかの実施例において、第1導電体131と第3導電体231の材料が異なることを排除するものではないが、両者の融点はほとんど同じである。
【0042】
1つの実施例において、第2導電体132と第4導電体232の材料は同じであってもよく、第1導電体131は、銅とタングステンのうちの少なくとも1つを含み、第2導電体132は、ビスマス、カドミウム、錫、鉛、ジスプロシウム及びインジウムのうちの少なくとも1つを含む。もちろん、いくつかの実施例において、第2導電体132と第4導電体232の材料が異なることを排除するものではないが、両者の融点はほとんど同じである。
【0043】
説明すべきこととして、第1導電体131と第3導電体231は、単一の材料のみを含んでもよく、例えば、第1導電体131と第3導電体231は、両方とも銅であってもよい。第1導電体131と第3導電体231は、銅-タングステンなどの合金であってもよい。第2導電体132と第4導電体232は、単一の材料飲みを含んでもよく、例えば、第2導電体132と第4導電体232は、両方とも錫であってもよい。又は、第2導電体132と第4導電体232は、ビスマス-錫、ビスマス-鉛、錫-インジウムなどの合金であってもよい。
【0044】
1つの実施例において、第1導電体131と第3導電体231は銅であってもよく、第2導電体132と第4導電体232は錫であってもよい。低融点金属錫の化合効果及び金属銅の熱膨張効果により、銅表面はわずかに凹み、低融点金属錫層とスムーズに融合することができる。低温(例えば第1温度)の融合プロセスでは、上層と下層において、錫(Sn)と銅(Cu)はそれぞれ界面で互いに浸透して融合し、さらに近傍の銅と融合して、Cu5Sn6金属化合物(IMC)を形成する。このような上下層の異なる材料が交互に混合して設計されることで、IMC面積を大きくしてボンディング強度を高めることができ、積層されたチップ(特に、上下層のチップの位置合わせ精度)に、外力や移動による積層チップのズレに対する耐性を与えることができる。これにより、後に高温(例えば第2温度)の焼鈍が行われる第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23の上下層のボンディングに有利となり、製品の歩留りを向上させる。
【0045】
本開示の半導体構造によれば、低温で融合される低融点金属/合金の上層と下層を先にボンディングし、その後、近傍の金属と融合して金属間化合物を形成し、ボンディング強度を高めることができる。これにより、後続で高温焼鈍が行われる高融点金属/金属の上層と下層のボンディングにアライメント率を提供し、半導体構造の歩留りを向上させることができる。
【0046】
本開示の1つの実施例は更に、半導体構造の製造方法を提供し、
図5を参照すると、前記方法は、以下のステップを含む。
【0047】
S101において、第1チップ10を提供し、第1基板10は、第1基板11、第1導電性接続線12及び第1導電性接触パッド13を含み、第1導電性接触パッド13は、第1導電性接続線12に接続され、第1導電性接触パッド13は、第1導電体131と第2導電体132とを含み、第1導電体131の融点は、第2導電体132の融点より高い。
【0048】
S103において、第2チップ20を提供し、第2基板20は、第2基板21、第2導電性接続線22及び第2導電性接触パッド23を含み、第2導電性接触パッド23は、第2導電性接続線22に接続され、第2導電性接触パッド23は、第3導電体231と第4導電体232とを含み、第3導電体231の融点は、第4導電体232の融点より高い。
【0049】
S105において、第1チップ10と第2チップ20を位置合わせして、第1導電体131を第4導電体232に直接対向させ、第2導電体132を第3導電体231に直接対向させる。
【0050】
S107において、第1チップ10と第2チップ20を接続する。
【0051】
本開示の1つの実施例の半導体構造の製造方法における第1チップ10の第1導電性接続線12は、第1導電性接触パッド13に接続され、第2チップ20の第2導電性接続線22は、第2導電性接触パッド23に接続され、且つ第1導電性接触パッド13は、第1導電体131と第2導電体132とを含み、第2導電性接触パッド23は、第3導電体231と第4導電体232とを含む。第1導電体131を第4導電体232に直接対向させ、第2導電体132を第3導電体231に直接対向させ、且つ第1導電体131の融点を第2導電体132の融点より高くし、第3導電体231の融点を第4導電体232の融点より高くする。これにより、まず、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との予め接続を実現する。その後、高温ボンディングを行って、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23との確実なボンディングを実現する。移送前に第1チップ10と第2チップ20との予め接続を完了したため、第1チップ10と第2チップ20との間の相対的な移動が発生せず、後続で第1チップ10と第2チップ20との確実な位置合わせを保証し、これにより、半導体構造の性能を向上させる。
【0052】
1つの実施例において、第1チップ10と第2チップ20を接続することは、第1温度で第2導電体132と第4導電体232を溶融して、第1チップ10と第2チップ20を接続させることを含み、ここで、第1温度は、第1導電体131と第3導電体231の融点より低く、すなわち、第1温度で、第2導電体132と第4導電体232は溶融し、第1導電体131と第3導電体231は溶融せず、この場合、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23の導電材料は、それぞれ界面で互いに浸透して融合して、プリボンディング構造を形成することができる。
【0053】
1つの実施例において、第1チップ10と第2チップ20を接続することは、第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23が溶融した後にボンディング構造を形成するように、接続された第1チップ10と第2チップ20を、第2温度焼鈍条件下でボンディングすることを更に含み、ここで、第1温度は、第2温度より低い。第1導電性接触パッド13と第2導電性接触パッド23は、第1温度でプリボンディング構造を形成し、それにより、第2温度環境に移動してボンディングし、第1チップ10と第2チップ20との相対的なズレを回避し、半導体構造の歩留りを向上させることができる。
【0054】
説明すべきこととして、第1チップ10と第2チップ20が第2温度焼鈍条件下でボンディングする具体的な過程に対して限定せず、関連技術におけるボンディング方式を参照することができる。ここでは、第2温度焼鈍条件下でボンディングする前に、第1チップ10と第2チップ20は、予め接続を完了したことに着目する。
【0055】
1つの実施例において、電気めっき法又は印刷法によって、第1導電体131の上に第2導電体132を形成し、電気めっき法又は印刷法によって、第3導電体231の上に第4導電体232を形成する。
【0056】
説明すべきこととして、1つの実施例において、半導体構造の製造方法は、上記の半導体構造を形成するために使用される。半導体構造の製造方法に係る第1チップ10と第2チップ20の材料及び構造は、上記の半導体構造の具体的な説明を参照することができ、ここでは詳細な説明を省略する。
【0057】
当業者は、明細書を考慮し、本明細書に開示される発明を実施した後、本願の他の実施形態を容易に考えることができる。本開示は、本開示のあらゆる変形、応用又は適応性変化を網羅することを意図し、これらの変形、応用又は適応性変化は、本願の普通の原理に準拠し、本願によって開示されない本技術分野における公知知識又は従来の技術的手段を含む。明細書と実施形態は、例示的なものとして考慮され、本開示の真の範囲と思想は、添付の特許請求の範囲によって示される。
【0058】
本願は、上記に既に説明し且つ図面に示された正確な構造に限定されるものではなく、その範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更を行うことができることを理解されたい。本願の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって制限される。
【符号の説明】
【0059】
10 第1チップ
11 第1基板
12 第1導電性接続線
13 第1導電性接触パッド
131 第1導電体
132 第2導電体
1321 第1サブ導電セグメント
14 第1接触面
20 第2チップ
21 第2基板
22 第2導電性接続線
23 第2導電性接触パッド
231 第3導電体
232 第4導電体
2321 第2サブ導電セグメント
24 第2接触面