(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-05
(45)【発行日】2024-11-13
(54)【発明の名称】情報表示方法、装置及びユーザ機器
(51)【国際特許分類】
H04W 48/18 20090101AFI20241106BHJP
H04W 16/32 20090101ALI20241106BHJP
H04W 48/10 20090101ALI20241106BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20241106BHJP
H04W 88/02 20090101ALI20241106BHJP
H04W 88/06 20090101ALI20241106BHJP
【FI】
H04W48/18 111
H04W16/32
H04W48/10
H04W72/0457 110
H04W88/02 110
H04W88/06
(21)【出願番号】P 2023537100
(86)(22)【出願日】2021-12-14
(86)【国際出願番号】 CN2021137777
(87)【国際公開番号】W WO2022127770
(87)【国際公開日】2022-06-23
【審査請求日】2023-06-26
(31)【優先権主張番号】202011503206.8
(32)【優先日】2020-12-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】胡 朝鋒
(72)【発明者】
【氏名】宋 健
(72)【発明者】
【氏名】楊 飛
【審査官】青木 健
(56)【参考文献】
【文献】特表2020-521379(JP,A)
【文献】国際公開第2019/031528(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器に応用される情報表示方法であって、
前記ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていない場合に、前記ユーザ機器が、指示情報を受信していなければ、履歴情報を取得するステップであって、前記指示情報が、現セルが第1ネットワークと第2ネットワークの二重接続をサポートすることを示すためのものであるステップと、
前記履歴情報に基づき、前記ユーザ機器が接続可能なネットワークと一致する識別子を表示するステップと、を含
み、
前記履歴情報は、複数のセルの前記ユーザ機器の登録情報を含む、情報表示方法。
【請求項2】
前記履歴情報に基づき、前記ユーザ機器が接続可能なネットワークと一致する識別子を表示する前記ステップは、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、第1識別子を表示するステップであって、前記第1識別子が、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続できたことを示すためのものであるステップと、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれない場合、第2識別子を表示するステップであって、前記第2識別子が、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続できなかったことを示すためのものであるステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、第1識別子を表示する前記ステップは、
前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報を取得するステップと、
前記履歴情報における第2登録情報が前記第1登録情報と一致する場合、前記履歴情報に前記第1登録情報が含まれると判定するステップと、
前記ユーザ機器に前記第1識別子を表示するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2登録情報は、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続されている場合に取得された、前記現セルの前記ユーザ機器の登録情報であるか、
又は、
前記第2登録情報は、前記ユーザ機器が指示情報を受信した場合に取得された、前記現セルの前記ユーザ機器の登録情報である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、第1識別子を表示する前記ステップは、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、前記ユーザ機器が前記第1登録情報を保存した保存時刻を取得するステップと、
前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値未満である場合、前記第1識別子を表示するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、前記ユーザ機器が前記第1登録情報を保存した保存時刻を取得する前記ステップの後に、
前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値以上である場合、前記第2識別子を表示するステップと、
前記履歴情報における第2登録情報を削除するステップであって、前記第2登録情報が、前記履歴情報における、前記第1登録情報と一致する登録情報であるステップと、をさらに含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザ機器が第1セルに登録している場合に、第1識別子を表示するステップであって、前記第1セルが前記第1ネットワークと前記第2ネットワークをサポートするものであるステップと、
前記ユーザ機器がセル切り替え又は再登録を行う場合に、切り替え先の第2セル又は再登録した第2セルが第1ネットワークをサポートし且つ第2ネットワークをサポートしなければ、タイマを起動するステップと、
前記タイマがタイムアウトした場合に、前記ユーザ機器の現在登録しているセルが前記第1ネットワークをサポートし且つ前記第2ネットワークをサポートしなければ、前記第1識別子を第2識別子に切り替えて表示するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ユーザ機器によって実行される情報表示装置であって、
前記ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていない場合に、前記ユーザ機器が指示情報を受信していなければ、履歴情報を取得するための取得モジュールであって、前記指示情報が、現セルが第1ネットワークと第2ネットワークの二重接続をサポートすることを示すためのものである取得モジュールと、
前記履歴情報に基づき、前記ユーザ機器が接続可能なネットワークと一致する識別子を表示するための第1表示モジュールと、を含
み、
前記履歴情報は、複数のセルの前記ユーザ機器の登録情報を含む、情報表示装置。
【請求項9】
前記第1表示モジュールは、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、第1識別子を表示するための第1表示サブモジュールであって、前記第1識別子が、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続できたことを示すためのものである第1表示サブモジュールと、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれない場合、第2識別子を表示するための第2表示サブモジュールであって、前記第2識別子が、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続できなかったことを示すためのものである第2表示サブモジュールと、を含む、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記第1表示サブモジュールは、
前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報を取得するための第1取得ユニットと、
前記履歴情報における第2登録情報が前記第1登録情報と一致する場合、前記履歴情報に前記第1登録情報が含まれると判定するための判定ユニットと、
前記ユーザ機器に前記第1識別子を表示するための第1表示ユニットと、を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記第2登録情報は、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続されている場合に取得された、前記現セルの前記ユーザ機器の登録情報であるか、
又は、
前記第2登録情報は、前記ユーザ機器が指示情報を受信した場合に取得された、前記現セルの前記ユーザ機器の登録情報である、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記第1表示サブモジュールは、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、前記ユーザ機器が前記第1登録情報を保存した保存時刻を取得するための第2取得ユニットと、
前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値未満である場合、前記第1識別子を表示するための第2表示ユニットと、を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項13】
前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値以上である場合、前記第2識別子を表示するための第2表示モジュールと、
前記履歴情報における第2登録情報を削除するための削除モジュールであって、前記第2登録情報が、前記履歴情報における、前記第1登録情報と一致する登録情報である削除モジュールと、をさらに含む、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記ユーザ機器が第1セルに登録している場合に、第1識別子を表示するための第3表示モジュールであって、前記第1セルが前記第1ネットワークと前記第2ネットワークをサポートするものである第3表示モジュールと、
前記ユーザ機器がセル切り替え又は再登録を行う場合に、切り替え先の第2セル又は再登録した第2セルが第1ネットワークをサポートし且つ第2ネットワークをサポートしなければ、タイマを起動するためのタイマ起動モジュールと、
前記タイマがタイムアウトした場合に、前記ユーザ機器の現在登録しているセルが前記第1ネットワークをサポートし且つ前記第2ネットワークをサポートしなければ、前記第1識別子を第2識別子に切り替えて表示するための第4表示モジュールと、をさらに含む、請求項8に記載の装置。
【請求項15】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項1から7のいずれか1項に記載の情報表示方法のステップが実現される、ユーザ機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年12月18日に中国で出願した中国特許出願No.202011503206.8の優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本文に組み込まれる。
【0002】
本出願は、コンピュータの技術分野に属し、具体的には、情報表示方法、装置及びユーザ機器に関する。
【背景技術】
【0003】
今、ユーザ機器の接続可能なネットワークは、ユーザ機器に現在表示されているネットワーク接続情報によって知ることができ、具体的には、ユーザ機器と現在のネットワークと実際の接続状況、又は現在のネットワークから送信されたサポート情報に基づいて決定することができる。しかし、ユーザ機器が現在のネットワークからのサポート情報を受信していない場合、又は、ユーザ機器と現在のネットワークとの接続において問題が生じた場合、ユーザ機器は現在接続可能なネットワーク情報を知ることができないため、ユーザ機器が現在接続可能なネットワーク情報を表示する際に、表示情報が不正確になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、従来技術においてユーザ機器が現在接続可能なネットワーク情報を表示する際に、表示情報が不正確であるという問題を解決できる、情報表示方法、装置及びユーザ機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的課題を解決するために、本出願は次のように実現される。
【0006】
第1側面において、本出願の実施例は、ユーザ機器によって実行される情報表示方法であって、
前記ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていない場合に、前記ユーザ機器が、指示情報を受信していなければ、履歴情報を取得するステップであって、前記指示情報が、現セルが第1ネットワークと第2ネットワークの二重接続をサポートすることを示すためのものであるステップと、
前記履歴情報に基づき、前記ユーザ機器が接続可能なネットワークと一致する識別子を表示するステップと、を含む、情報表示方法を提供する。
【0007】
第2側面において、本出願の実施例は、ユーザ機器によって実行される情報表示装置であって、
前記ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていない場合に、前記ユーザ機器が指示情報を受信していなければ、履歴情報を取得するための取得モジュールであって、前記指示情報が、現セルが第1ネットワークと第2ネットワークの二重接続をサポートすることを示すためのものである取得モジュールと、
前記履歴情報に基づき、前記ユーザ機器が接続可能なネットワークと一致する識別子を表示するための第1表示モジュールと、を含む、情報表示装置を提供する。
【0008】
第3側面において、本出願の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、第1側面に記載の方法のステップが実現される、ユーザ機器を提供する。
【0009】
第4側面において、本出願の実施例は、プログラム又はコマンドが記憶されており、前記プログラム又はコマンドがプロセッサによって実行されると、第1側面に記載の方法のステップが実現される、可読記憶媒体を提供する。
【0010】
第5側面において、本出願の実施例は、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行し、第1側面に記載の方法のステップを実現するためのものである、チップを提供する。
【0011】
第6側面において、不揮発性記憶媒体に記憶されており、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることで第1側面に記載の方法のステップが実現される、コンピュータプログラム製品を提供する。
【0012】
第7側面において、第1側面に記載の方法のステップを実行するように配置される、通信機器を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例において、ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されておらず、且つユーザ機器が指示情報を受信していない場合、ユーザ機器に記憶されている履歴情報によって、現セルにおいてユーザ機器が接続可能なネットワークを決定し、対応する識別子を表示し、これにより、識別子表示の正確性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本出願の実施例で提供される情報表示方法のフローチャートである。
【
図2】本出願の実施例で提供される情報表示方法の別のフローチャートである。
【
図3】本出願の実施例で提供される情報表示方法のさらに別のフローチャートである。
【
図4】本出願の実施例で提供される情報表示装置の構成図である。
【
図5】本出願の実施例で提供されるユーザ機器の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく、得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0016】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきであり、また、「第1」、「第2」で区別する対象は一般に一種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよい。また、明細書及び特許請求の範囲において「及び/又は」は、接続されている対象のうちの少なくとも1つを示し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを示す。
【0017】
以下において、図面を参照しながら、本出願の実施例で提供される情報表示方法を、具体的な実施例及びその応用シーンにより詳しく説明する。
【0018】
図1は本出願の実施例で提供される情報表示方法のフローチャートである。
図1に示すように、情報表示方法は、ユーザ機器によって実行され、以下のステップ101と、ステップ102とを含む。
【0019】
ステップ101で、前記ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていない場合に、前記ユーザ機器が指示情報を受信していなければ、ユーザ機器は履歴情報を取得し、前記指示情報が、現セルが第1ネットワークと第2ネットワークの二重接続をサポートすることを示すためのものである。
【0020】
ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていないということは、ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークとの間で二重接続を確立していない、即ち、ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方と同時に接続を確立していないと理解してよい。第1ネットワークは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)ネットワークであってもよく、第2ネットワークは、5Gニューラジオ(New Radio、NR)ネットワークであってもよく、あるいは、第2ネットワークはLTEネットワークであってもよく、第1ネットワークはNRネットワークであってもよい。
【0021】
現セルとは、ユーザ機器が現在位置するセルである。履歴情報とは、ユーザ機器に記憶されている情報である。
【0022】
ステップ102で、前記履歴情報に基づき、前記ユーザ機器が接続可能なネットワークと一致する識別子を表示する。
【0023】
履歴情報に基づき、ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていることがあると判定すると、第1識別子を表示し、例えば、履歴情報に基づき、ユーザ機器がLTEネットワークとNRネットワークの両方に同時に接続されていることがあると判定すると、5Gネットワークの接続識別子を表示する。
【0024】
ユーザ機器が第1ネットワークのみに接続され、且つ履歴情報に基づき、ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていることがないと判定すると、第2識別子を表示し、例えば、履歴情報に基づき、ユーザ機器がLTEネットワークとNRネットワークの両方に同時に接続されていることがないと判定すると、4Gネットワークの接続識別子を表示する。
【0025】
例示的に、ユーザ機器は携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、携帯情報端末、車載ユーザ機器、ウェアラブル機器、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ネットブック又はパーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)等であってもよく、本発明の実施例では具体的に限定しない。
【0026】
本実施例において、前記ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていない場合に、前記ユーザ機器が指示情報を受信していなければ、ユーザ機器は履歴情報を取得し、前記指示情報が、現セルが第1ネットワークと第2ネットワークの二重接続をサポートすることを示すためのものである。前記履歴情報に基づき、前記ユーザ機器が接続可能なネットワークと一致する識別子を表示する。ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に接続されておらず、且つユーザ機器が指示情報を受信していない場合、ユーザ機器に記憶されている履歴情報によって、現セルにおいてユーザ機器が接続可能なネットワークを決定し、対応する識別子を表示し、これにより、識別子表示の正確性を高めることができる。
【0027】
上記において、前記履歴情報に基づき、前記ユーザ機器が接続可能なネットワークと一致する識別子を表示するステップ102は、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、第1識別子を表示するステップであって、前記第1識別子が、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続できたことを示すためのものであるステップと、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれない場合、第2識別子を表示するステップであって、前記第2識別子が、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続できなかったこと、例えば、ユーザ機器が前記第1ネットワークのみに接続できたことを示すためのものであるステップと、を含む。
【0028】
第1識別子は、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークに基づいて二重接続を行うことができる識別子であり、即ち、第1識別子は、第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続できる識別子であり、例えば、ユーザ機器がLTEネットワークとNRネットワークの両方に同時に接続されている場合、第1識別子は5Gネットワークの接続識別子であってもよい。さらに、ユーザ機器がLTEネットワークとNRネットワークの両方に接続されておらず、且つ履歴情報に現セルのユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、5Gネットワークの接続識別子を表示する。
【0029】
第2識別子は、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークに基づいて二重接続を行うことができない識別子であり、第2識別子は、第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていない識別子であり、例えば、ユーザ機器がLTEネットワークに接続されているが、NRネットワークに接続されておらず、且つ履歴情報に前記現セルのユーザ機器の第1登録情報が含まれない場合、第2識別子は4Gネットワークの接続識別子であってもよい。
【0030】
ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に接続されておらず、且つユーザ機器が指示情報を受信していない場合、ユーザ機器は、現セルにおいて接続可能なネットワークを知ることができず、この場合に、ユーザ機器に記憶されている履歴情報によって、現セルにおいてユーザ機器が接続可能なネットワークを決定し、対応する識別子を表示し、これにより、識別子表示の正確性を高めることができる。
【0031】
本出願の一実施例において、前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、第1識別子を表示する前記ステップは、
前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報を取得するステップと、
前記履歴情報における第2登録情報が前記第1登録情報と一致する場合、前記履歴情報に前記第1登録情報が含まれると判定するステップと、
前記ユーザ機器に前記第1識別子を表示するステップと、を含む。
【0032】
具体的には、ユーザ機器は、現在、第1ネットワーク又は第2ネットワークに接続されており、第1ネットワーク又は第2ネットワークを介して現セルのユーザ機器の第1登録情報を取得し、その後、該第1登録情報を履歴情報における第2登録情報と照合し、一致することができる場合、第1識別子を表示する。第1登録情報は、トラッキングエリアコード(Tracking Area Code,TAC)、物理レイヤセルアイデンティティ(physical-layer Cell identity ,PCI)及び周波数ポイントを含んでもよい。
【0033】
例えば、最初に、ユーザ機器は、LTEネットワークに登録し、現在登録しているLTEセル情報、即ち、第1登録情報を取得し、現セルのTAC、PCI及び周波数ポイントを含む。該TAC、PCI及び周波数ポイントを、履歴情報に記憶されている登録情報のTAC、PCI及び周波数ポイントと照合し、照合に成功した場合、履歴情報に、現在登録しているLTEセル情報が記憶されているとみなされ、前記ユーザ機器に前記第1識別子を表示する。
【0034】
本実施例において、取得された前記現セルのユーザ機器の第1登録情報を履歴情報における第2登録情報と照合することで、履歴情報に第1登録情報が含まれるか否かを判断し、履歴情報に第1登録情報が含まれる場合に、ユーザ機器に第1識別子を表示する。ユーザ機器に記憶されている履歴情報によって、現セルにおいてユーザ機器が接続可能なネットワークを決定し、対応する識別子を表示し、これにより、識別子表示の正確性を高めることができる。
【0035】
本出願の一実施例において、前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、前記ユーザ機器に第1識別子を表示する前記ステップは、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、前記ユーザ機器が前記第1登録情報を保存した保存時刻を取得するステップと、
前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値未満である場合、前記第1識別子を表示するステップと、を含む。
【0036】
具体的には、履歴情報は、複数のセルのユーザ機器の登録情報を含んでもよい。ユーザ機器がターゲットセルで第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されている場合、及び/又は、ユーザ機器が第1指示情報を受信した場合に、ターゲットセルのユーザ機器の登録情報を取得するとともに、ターゲットセルの登録情報を履歴情報に記憶する。第1指示情報は、ターゲットセルが第1ネットワークと第2ネットワークをサポートすることを示すためのものであり、ターゲットセルは複数のセルのうちの1つである。
【0037】
上記において、第1登録情報の保存時に、対応する保存時刻がある。本実施例において、第1登録情報の保存時刻とユーザ機器の現在時刻とを比較し、保存時刻とユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値未満である場合、第1識別子を表示する。予め設定された閾値は実際の状況に応じて設定でき、ここでは限定しない。
【0038】
本実施例において、前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値未満である場合、第1登録情報が有効期間内であるとみなすことができ、第1登録情報に基づいてユーザ機器が実現可能な接続を決定することができ、つなり、ユーザ機器は第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続することができ、第1識別子を表示する。
【0039】
さらに、前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の間隔が予め設定された閾値以上である場合、第2識別子を表示するとともに、前記履歴情報における第2登録情報を削除し、前記第2登録情報が、前記履歴情報における、前記第1登録情報と一致する登録情報である。
【0040】
前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値以上である場合、第1登録情報が有効期間内ではないとみなされ、第1登録情報に基づいてユーザ機器が実現可能な接続を決定することができず、ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続できないとみなされ、第2識別子を表示するとともに、ユーザ機器に保存されている第2登録情報を削除する。第1登録情報を用いて現セルにおいてユーザ機器が接続可能なネットワークを決定する際に、第1登録情報の保存時刻を参照したため、識別子表示の正確性をさらに高めることができる。
【0041】
本出願の一実施例において、前記第2登録情報は、前記ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されている場合に取得された、前記現セルの前記ユーザ機器の登録情報であるか、
又は、
前記第2登録情報は、前記ユーザ機器が指示情報を受信した場合に取得された、前記現セルの前記ユーザ機器の登録情報である。
【0042】
具体的には、履歴情報は、複数のセルのユーザ機器の登録情報を含んでもよい。第2登録情報は、履歴情報における、第1登録情報と一致する登録情報である。第2登録情報はユーザ機器に一度記憶された登録情報である。
【0043】
ユーザ機器がターゲットセルで第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されている場合、及び/又は、ユーザ機器が第1指示情報を受信した場合に、ターゲットセルのユーザ機器の登録情報を取得するとともに、ターゲットセルの登録情報を履歴情報に記憶する。第1指示情報は、ターゲットセルが第1ネットワークと第2ネットワークをサポートすることを示すためのものであり、ターゲットセルは複数のセルのうちの1つである。本実施例において、現セルは複数のセルのうちの1つである。
【0044】
本出願の一実施例において、前記方法は、
前記ユーザ機器が第1セルに登録している場合に、第1識別子を表示するステップであって、前記第1セルが前記第1ネットワークと前記第2ネットワークをサポートするものであるステップと、
前記ユーザ機器がセル切り替え又は再登録を行う場合に、切り替え先の第2セル又は再登録した第2セルが第1ネットワークをサポートし且つ第2ネットワークをサポートしなければ、タイマを起動するステップと、
前記タイマがタイムアウトした場合に、前記ユーザ機器の現在登録しているセルが前記第1ネットワークをサポートし且つ前記第2ネットワークをサポートしなければ、前記第1識別子を第2識別子に切り替えて表示するステップと、をさらに含む。
【0045】
さらに、前記タイマがタイムアウトした場合に、前記ユーザ機器の現在登録しているセルが前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方を同時にサポートする場合、例えば、ユーザ機器が、登録している第2セルから現在登録しているセルに切り替わり、且つ現在登録しているセルが前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方を同時にサポートする場合、依然として第1識別子を表示する。
【0046】
本実施例において、ユーザ機器がセル切り替え又は再登録を行う場合に、切り替え先のセルが二重接続をサポートするか否かに基づいて表示された識別子を直ちに切り換えるのではなく、所定時間(タイマのタイミング時間長によって決定される)を待ち、所定時間待った後に、ユーザ機器の現在登録しているセルと、ユーザ機器がこの前に登録した第1セルとはサポートしているネットワーク接続が異なる場合、例えば、第1セルが二重接続をサポートするが、現在登録しているセルが二重接続をサポートしない場合、表示された識別子を切り替え、これにより、ユーザ機器は、登録しているセルの二重接続のサポート状況が頻繁に変化する場合に、表示識別子が頻繁に切り替わるという問題を回避することができる。
【0047】
以下において、ユーザ機器が携帯電話端末、第1ネットワークがLTEネットワーク、第2ネットワークがNRネットワークであることを例にして、本出願で提供される情報表示方法を例示的に説明し、
図2に示すとおりである。
【0048】
ステップ201で、携帯電話端末がLTEネットワークに登録する。
【0049】
ステップ202で、携帯電話端末が現在LTEネットワークとNRネットワークの二重接続を確立しているか否かを判断し、YESの場合、ステップ203に移行して実行し、NOの場合、ステップ204に移行して実行する。
【0050】
ステップ203で、登録しているLTEセル情報を携帯電話端末の記憶媒体に保存し、登録情報は、LTEセルのTAC、PCI、周波数ポイント及び登録時刻(即ち保存時刻)を含んでもよく、携帯電話端末の記憶媒体はデータベース、ファイル等に限定されず、記憶媒体に該記録が保存されている場合、登録時刻を現在時刻に更新する。
【0051】
ステップ204で、携帯電話端末が現在LTEネットワークとNRネットワークの二重接続を確立していない場合、ネットワークが、現セルがLTEネットワークとNRネットワークの二重接続をサポートするか否かを示すための指示情報を発信したか否かを判断し、例えば、指示情報は、上位レイヤ指示(Upper Layer Indication,ULI)を用いてもよく、ULI=1の場合は、現セルがLTEネットワークとNRネットワークの二重接続をサポートすることを示す。ネットワークが、現セルがLTEネットワークとNRネットワークの二重接続をサポートすることを示す指示情報を発信した場合、携帯電話端末のステータスバーに5Gアイコンを表示するとともに、ステップ203に移行して実行し、発信していない場合、ステップ205に移行して実行する。
【0052】
ステップ205で、ネットワークが指示情報を発信していない場合、即ち、現セルがLTEネットワークとNRネットワークの二重接続をサポートすることが示されていない場合、履歴情報を照会する。
【0053】
ステップ206で、履歴情報に、現セルのLTE登録情報(LTEセル情報と呼ばれてもよい)が保存されているか否かを判断する。即ち、取得された現セルのLTE登録情報を履歴情報における登録情報と照合し、照合の内容は、LTEセルのTAC、PCI及び周波数ポイントを含んでもよい。
【0054】
ステップ207で、履歴情報にLTEセル情報がない場合、携帯電話端末のステータスバーに4Gアイコンを表示する。
【0055】
ステップ208で、履歴情報にLTEセル情報が保存されている場合、この情報の記録時刻(即ち保存時刻)を取得する。
【0056】
ステップ209で、当該情報の保存時刻と現在時刻に基づき、時間間隔が予め設定された閾値より大きいか否かを判断する。
【0057】
ステップ210で、時間間隔が予め設定された閾値より大きい場合、記憶媒体から当該LTEセル情報を削除し、携帯電話端末のステータスバーに4Gアイコンを表示する。
【0058】
ステップ211で、時間間隔が予め設定された閾値未満である場合、携帯電話端末のステータスバーに5Gアイコンを表示する。
【0059】
以下において、ユーザ機器が携帯電話端末、第1ネットワークがLTEネットワーク、第2ネットワークがNRネットワークであることを例にして、本出願で提供される情報表示方法を例示的に説明し、
図3に示すとおりである。
【0060】
ステップ301で、携帯電話端末がLTEネットワークとNRネットワークの二重接続をサポートするセルに登録し、ステータスバーに5Gアイコンを表示する。
【0061】
ステップ302で、携帯電話端末の切り替えや再登録が発生し、携帯電話端末がLTEネットワークのみをサポートするセルに登録し、ステータスバーには依然として5Gアイコンを表示し、N秒のタイマを起動する。
【0062】
ステップ303で、タイマ時間内に、LTEネットワークとNRネットワークの二重接続をサポートするセルに再登録したか否かを判断し、YESの場合、ユーザ機器のステータスバーに5Gアイコンを表示する。
【0063】
ステップ304で、タイマがタイムアウトし、ユーザ機器がLTEネットワークのみをサポートするセルに登録している場合、ユーザ機器のステータスバーに4Gアイコンを表示する。
【0064】
上記において、タイマを追加することで、携帯電話端末が、LTEネットワークのみをサポートするセルと、LTEネットワークとNRネットワークの両方を同時にサポートするセルとの間で切り替わることにより、ステータスバーの信号線が5Gアイコンと4Gアイコンの間で頻繁に切り替わるという問題を回避することができる。
【0065】
本出願の実施例で提供される情報表示方法の実行主体は情報表示装置であってもよいし、該情報表示装置内の、情報表示方法を実行してロードするための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例において、情報表示装置が情報表示方法を実行してロードすることを例にして、本出願の実施例で提供される情報表示方法を説明する。
【0066】
図4は本出願の実施例で提供される情報表示装置の構成図である。
図4に示すように、本実施例で提供される情報表示装置400は、ユーザ機器によって実行され、
前記ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていない場合に、前記ユーザ機器が指示情報を受信していなければ、履歴情報を取得するための取得モジュール401であって、前記指示情報が、現セルが第1ネットワークと第2ネットワークの二重接続をサポートすることを示すためのものである取得モジュール401と、
前記履歴情報に基づき、前記ユーザ機器が接続可能なネットワークと一致する識別子を表示するための第1表示モジュール402と、を含む。
【0067】
さらに、前記第1表示モジュール402は、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、第1識別子を表示するための第1表示サブモジュールであって、前記第1識別子が、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続できたことを示すためのものである第1表示サブモジュールと、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれない場合、第2識別子を表示するための第2表示サブモジュールであって、前記第2識別子が、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続できなかったことを示すためのものである第2表示サブモジュールと、を含む。
【0068】
さらに、前記第1表示サブモジュールは、
前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報を取得するための第1取得ユニットと、
前記履歴情報における第2登録情報が前記第1登録情報と一致する場合、前記履歴情報に前記第1登録情報が含まれると判定するための判定ユニットと、
前記ユーザ機器に前記第1識別子を表示するための第1表示ユニットと、を含む。
【0069】
さらに、前記第2登録情報は、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続されている場合に取得された、前記現セルの前記ユーザ機器の登録情報であるか、
又は、
前記第2登録情報は、前記ユーザ機器が指示情報を受信した場合に取得された、前記現セルの前記ユーザ機器の登録情報である。
【0070】
さらに、前記第1表示サブモジュールは、
前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、前記ユーザ機器が前記第1登録情報を保存した保存時刻を取得するための第2取得ユニットと、
前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値未満である場合、前記第1識別子を表示するための第2表示ユニットと、を含む。
【0071】
さらに、情報表示装置400は、
前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値以上である場合、前記第2識別子を表示するための第2表示モジュールと、
前記履歴情報における第2登録情報を削除するための削除モジュールであって、前記第2登録情報が、前記履歴情報における、前記第1登録情報と一致する登録情報である削除モジュールと、をさらに含む。
【0072】
さらに、前記情報表示装置400は、
前記ユーザ機器が第1セルに登録している場合に、第1識別子を表示するための第3表示モジュールであって、前記第1セルが前記第1ネットワークと前記第2ネットワークをサポートするものである第3表示モジュールと、
前記ユーザ機器がセル切り替え又は再登録を行う場合に、切り替え先の第2セル又は再登録した第2セルが第1ネットワークをサポートし且つ第2ネットワークをサポートしなければ、タイマを起動するためのタイマ起動モジュールと、
前記タイマがタイムアウトした場合に、前記ユーザ機器の現在登録しているセルが前記第1ネットワークをサポートし且つ前記第2ネットワークをサポートしなければ、前記第1識別子を第2識別子に切り替えて表示するための第4表示モジュールと、をさらに含む。
【0073】
本出願の実施例で提供される情報表示装置400は、
図1の方法の実施例においてユーザ機器によって実現される各プロセスを実現し、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0074】
図5は、本出願の実施例を実現するユーザ機器のハードウェア構成図である。
図5に示すように、本出願の実施例はユーザ機器をさらに提供し、該ユーザ機器は、プロセッサ610と、メモリ609と、メモリ609に記憶され且つ前記プロセッサ610上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、該プログラム又はコマンドがプロセッサ610によって実行されると、上記情報表示方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0075】
なお、本出願の実施例におけるユーザ機器は上記に記載の携帯型ユーザ機器と非携帯型ユーザ機器を含むことに注意されたい。
【0076】
該ユーザ機器600は、高周波ユニット601、ネットワークモジュール602、オーディオ出力ユニット603、入力ユニット604、センサ605、表示ユニット606、ユーザ入力ユニット607、インタフェースユニット608、メモリ609、及びプロセッサ610等の部材を含むが、それらに限定されない。
【0077】
当業者であれば、ユーザ機器600は各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ610に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現することができることが理解可能である。
図5に示すユーザ機器の構造はユーザ機器を限定するものではなく、ユーザ機器は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここで詳細な説明を省略する。
【0078】
プロセッサ610は、前記ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていない場合に、前記ユーザ機器が指示情報を受信していなければ、ユーザ機器が履歴情報を取得するために用いられ、前記指示情報が、現セルが第1ネットワークと第2ネットワークの二重接続をサポートすることを示すためのものである。
【0079】
表示ユニット606は、前記履歴情報に基づき、前記ユーザ機器が接続可能なネットワークと一致する識別子を表示するために用いられる。
【0080】
さらに、表示ユニット606は、前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、第1識別子を表示し、前記第1識別子が、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続できたことを示すためのものであることと、前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれない場合、第2識別子を表示し、前記第2識別子が、前記ユーザ機器が前記第1ネットワークと前記第2ネットワークの両方に同時に接続できなかったことを示すためのものであることとに用いられる。
【0081】
さらに、プロセッサ610は、前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報を取得することと、前記履歴情報における第2登録情報が前記第1登録情報と一致する場合、前記履歴情報に前記第1登録情報が含まれると判定することとに用いられる。
【0082】
表示ユニット606は、前記ユーザ機器に前記第1識別子を表示するために用いられる。
【0083】
さらに、プロセッサ610は、前記履歴情報に前記現セルの前記ユーザ機器の第1登録情報が含まれる場合、前記ユーザ機器が前記第1登録情報を保存した保存時刻を取得するために用いられる。
【0084】
表示ユニット606は、前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値未満である場合、前記第1識別子を表示するために用いられる。
【0085】
さらに、表示ユニット606は、前記保存時刻と前記ユーザ機器の現在時刻との間の時間間隔が予め設定された閾値以上である場合、前記第2識別子を表示するために用いられる。
【0086】
プロセッサ610は、前記履歴情報における第2登録情報を削除するために用いられ、前記第2登録情報が、前記履歴情報における、前記第1登録情報と一致する登録情報である。
【0087】
さらに、前記第2登録情報は、前記ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に接続されている場合に取得された、前記現セルの前記ユーザ機器の登録情報であるか、
又は、
前記第2登録情報は、前記ユーザ機器が指示情報を受信した場合に取得された、前記現セルの前記ユーザ機器の登録情報である。
【0088】
さらに、表示ユニット606は、前記ユーザ機器が第1セルに登録している場合に、第1識別子を表示するために用いられ、前記第1セルが前記第1ネットワークと前記第2ネットワークをサポートするものである。
【0089】
プロセッサ610は、前記ユーザ機器がセル切り替え又は再登録を行う場合に、切り替え先の第2セル又は再登録した第2セルが第1ネットワークをサポートし且つ第2ネットワークをサポートしなければ、タイマを起動するために用いられる。
【0090】
表示ユニット606は、さらに、前記タイマがタイムアウトした場合に、前記ユーザ機器の現在登録しているセルが前記第1ネットワークをサポートし且つ前記第2ネットワークをサポートしなければ、前記第1識別子を第2識別子に切り替えて表示するために用いられる。
【0091】
本実施例におけるユーザ機器600としては、前記ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に同時に接続されていない場合に、前記ユーザ機器が指示情報を受信していなければ、ユーザ機器は履歴情報を取得し、前記指示情報が、現セルが第1ネットワークと第2ネットワークの二重接続をサポートすることを示すためのものである。前記履歴情報に基づき、前記ユーザ機器が接続可能なネットワークと一致する識別子を表示する。ユーザ機器が第1ネットワークと第2ネットワークの両方に接続されておらず、且つユーザ機器が指示情報を受信していない場合、ユーザ機器に記憶されている履歴情報によって、現セルにおいてユーザ機器が接続可能なネットワークを決定し、対応する識別子を表示し、これにより、識別子表示の正確性を高めることができる。
【0092】
本出願の実施例は可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又はコマンドが記憶されており、該プログラム又はコマンドがプロセッサによって実行されると、上記情報表示方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0093】
前記プロセッサは、上記実施例に記載のユーザ機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0094】
本出願の実施例はチップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行し、上記情報表示方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0095】
本出願の実施例で言及したチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0096】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに各種のステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0097】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数のコマンドを含む。
【0098】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。