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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-06
(45)【発行日】2024-11-14
(54)【発明の名称】除塵装置、及び巻込み防止パネル
(51)【国際特許分類】
   B08B 1/20 20240101AFI20241107BHJP
   B08B 1/34 20240101ALI20241107BHJP
【FI】
B08B1/20
B08B1/34
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020152705
(22)【出願日】2020-09-11
(65)【公開番号】P2022047012
(43)【公開日】2022-03-24
【審査請求日】2023-09-01
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000128566
【氏名又は名称】株式会社オーディオテクニカ
(74)【代理人】
【識別番号】100103872
【弁理士】
【氏名又は名称】粕川 敏夫
(74)【代理人】
【識別番号】100149456
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 喜幹
(74)【代理人】
【識別番号】100194238
【弁理士】
【氏名又は名称】狩生 咲
(72)【発明者】
【氏名】吉田 久志
【審査官】遠藤 邦喜
(56)【参考文献】
【文献】実開平02-040485(JP,U)
【文献】特開2009-297694(JP,A)
【文献】特開2013-166104(JP,A)
【文献】特開平10-005707(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B08B 1/20
B08B 1/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークを搬送すると共に、当該ワークの表面の塵埃を除去するクリーンローラと、
前記クリーンローラの搬送面上に配設され、前記ワークが前記クリーンローラに巻き込まれるのを防止する巻込み防止パネルと、によって構成され、
前記クリーンローラは、
前記ワークの表面の塵埃を付着させて除去する粘着部、を有し、
前記巻込み防止パネルは、
前記クリーンローラを露出させる貫通孔、を有し、
前記貫通孔は、前記ワークの搬送方向下流側の孔縁が、搬送方向に対して鋭角をなすと共に、搬送方向と直交する向きの中央側から外側且つ搬送方向下流側に向かって延びた形状のみからなる、
除塵装置。
【請求項2】
前記クリーンローラは、
搬送方向と直交する向きに一定間隔で設けられた溝、をさらに有し、
前記粘着部は、前記溝によって分割されている
請求項1記載の除塵装置。
【請求項3】
前記貫通孔は、搬送方向と直交する向きに複数、設けられている、
請求項1記載の除塵装置。
【請求項4】
前記貫通孔は、前記クリーンローラの前記粘着部ごとに設けられている、
請求項1記載の除塵装置。
【請求項5】
前記貫通孔は台形状からなる、
請求項1記載の除塵装置。
【請求項6】
前記クリーンローラは、搬送方向に複数、並設され、
搬送方向において隣り合うクリーンローラにおいて、一のクリーンローラの溝と、隣り合う他のクリーンローラの溝とが、搬送方向において一直線上に並ばないようにずれた位置をとる、
請求項2記載の除塵装置。
【請求項7】
前記クリーンローラと前記巻込み防止パネルが、搬送される前記ワークの両面側に前記ワークを挟む状態に設けられている、
請求項1記載の除塵装置。
【請求項8】
ワークを搬送しながら表面の塵埃を除去するクリーンローラ、を備えた除塵装置に取り付けられ、当該ワークが当該クリーンローラに巻き込まれるのを防ぐ巻込み防止パネルであって、
前記クリーンローラを露出させる貫通孔、を有し、
前記貫通孔、前記ワークの搬送方向下流側の孔縁が、搬送方向に対して鋭角をなすと共に、搬送方向と直交する向きの中央側から外側且つ搬送方向下流側に向かって延びた形状のみからなる、
巻込み防止パネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、除塵装置、及び巻込み防止パネルに関する。詳細には、ワークがクリーンローラに巻き込まれるのを防止する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、シート状あるいはフィルム状のワークの表面に付着する細かな塵や埃を除去する除塵装置が知られている。除塵装置は、表面に低粘着性の材質からなる層を備えたローラを有しており、このローラをワークの表面に押し付けてワークの表面の塵埃を除去する。
【0003】
例えば、特許文献1には、フィルム状もしくはシート状のワークを、前記ワークの平面もしくはほぼ平面方向に搬送する搬送装置と、前記搬送装置により搬送された前記ワークの縁部を、前記ワークの平面に対して垂直もしくはほぼ垂直方向に挟み込んで保持する保持装置と、前記保持装置により保持された前記ワークの1辺に沿って移動して前記ワークの端面に付着した塵埃を除去するクリーニング装置とを備えるワーク端面クリーンローラ装置が開示されている。
【0004】
薄物や柔らかいワークをクリーニングする際、ワークがローラに巻き込まれたり、ワークがローラとローラの間に落ち込んだりするおそれがあった。
【0005】
この点、特許文献2には、除塵対象のフィルムの送り方向について上流側に配置され、複数の溝を持ち、溝によって分割された粘着部を備えた上流側粘着ローラと、前記上流側粘着ローラに並んで下流側に配置され、複数の溝を持ち、溝によって分割された粘着部を備えた下流側粘着ローラと、前記上流側粘着ローラの溝をフィルムの通過面に沿って貫通し、粘着部に巻き付こうとするフィルムをフィルムの走行に従って粘着部から引き離す上流側分離体と、前記下流側粘着ローラの溝をフィルムの通過面に沿って貫通し、粘着部に巻き付こうとするフィルムをフィルムの走行に従って粘着部から引き離す下流側分離体とから構成された除塵装置において、前記上流側粘着ローラの溝及び前記下流側粘着ローラの溝は、前記上流側及び下流側粘着ローラを通過したフィルム面において溝の部分が重ならないように相互にずれており、かつ前記上流側分離体と前記下流側分離体の間には、前記フィルムが引っかからないで連携する連携部を備えていることを特徴とする除塵装置が開示されている。
【0006】
しかしながら、上流側分離帯や下流側分離帯は、粘着ローラの溝を貫通するように設けられている。そのため、上流側分離帯や下流側分離帯の幅は溝の幅に応じて細く、破損しやすいし、ワークに接した際にはワークの表面に傷などをつけてしまう虞がある。また、フィルムの搬送方向に沿って配設された粘着ローラ間には隙間があるため、搬送中のワークに歪みや撓みが生じる虞もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開2018-51441号公報
【文献】特開2013-166104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、ワークがローラに巻き込まれるのを確実に防げる除塵装置及び巻込み防止パネルを提供する。特に、耐久性に優れ、ワークの表面に無用な傷などをつけることのない除塵装置及び巻込み防止パネルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る除塵装置は、ワークを搬送すると共に、当該ワークの表面の塵埃を除去するクリーンローラと、前記クリーンローラの搬送面上に配設され、前記ワークが前記クリーンローラに巻き込まれるのを防止する巻込み防止パネルと、によって構成され、前記クリーンローラは、ワークの表面の塵埃を付着させて除去する粘着部、を有し、前記巻込み防止パネルは、前記クリーンローラを露出させる貫通孔、を有し、前記貫通孔の孔縁のうち、前記ワークの搬送方向下流側の孔縁が、搬送方向に対して鋭角をなしている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ワークがローラに巻き込まれるのを確実に防ぎなら、ワーク表面の塵埃を除去できる。また、本発明に係る除塵装置及び巻込み防止パネルは、耐久性に優れ、ワークの表面に無用な傷などをつけることもない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態に係る除塵装置を示した外観斜視図である。
図2】本発明の実施形態に係る除塵装置であって、第一ユニットと第二ユニットの間を開放させた状態を示した外観斜視図である。
図3】第一ユニットを示す外観斜視図である。
図4】第一ユニットを示す分解斜視図である。
図5】第一ユニットを構成する粘着ローラの配置構成を示す平面図である。
図6】第一ユニットを構成する巻込み防止パネルを示す平面図である。
図7】第二ユニットを示す外観斜視図である。
図8】第二ユニットを示す分解斜視図である。
図9】第二ユニットを構成する粘着ローラの配置構成を示す平面図である。
図10】第二ユニットを構成する巻込み防止パネルを示す平面図である。
図11】本発明の実施形態に係る除塵装置により、ワークの表面の塵埃を除去する工程を示す外観斜視図であって、第一ユニットにおいてワークの表面の塵埃が除去される様子を示す。
図12】本発明の実施形態に係る除塵装置により、ワークの表面の塵埃を除去する工程を示す外観斜視図であって、第二ユニットにおいてワークの表面の塵埃が除去される様子を示す。
図13】本発明の実施形態に係る除塵装置により、ワークの表面の塵埃を除去する工程において、ワークが巻込み防止パネル上を移動する様子を模式的に示す平面図であって、(a)ワークの搬送方向下流側の一端部、(b)ワークの搬送方向下流側の他端部、を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態に係る除塵装置及び巻込み防止パネルについて、図面を参照しながら説明する。
図1に示す除塵装置1は、シート状又はフィルム状のワークWの表面に付着する塵埃を除去する装置である。
なお、以下では、x、y、zの三つの軸によって方向を説明する場合がある。x軸は、ワークWの搬送方向である。y軸は、水平方向において、ワークWの搬送方向に直交する向きである。z軸は、鉛直方向である。
【0013】
●ワークW
ワークWは、フィルム状又はシート状の薄い部材である。例えば、ワークWは液晶パネルを保護する樹脂製の保護フィルムなどである。
本実施形態に係る除塵装置1は、撓んだり歪んだりするワークWに好適である。ただし、除塵装置1は、金属やガラスなどの材料からなる基板や液晶パネルにも使用できる。
【0014】
除塵装置1は、図1に示すワークWのように、矩形状のものについて特に好適である。本実施形態では、矩形状のワークWの表面の塵埃を除去する場合を例にとって説明する。ただし、本実施形態に係る除塵装置1は、矩形状以外の形状からなるワークWについても使用できる。
【0015】
●除塵装置1
図1及び図2に示すように、除塵装置1は、筐体21、第一搬送部22、第二搬送部23、ユニットUを備えている。ユニットUは、第一ユニットU1と第二ユニットU2からなる。本実施形態では、第一ユニットU1が下方に設けられ、第二ユニットU2が上方に設けられている。
なお、図2は、第二ユニットU2を上方に跳ね上げた状態を示している。除塵装置1をメンテナンスする際には、このように第二ユニットU2は跳ね上げられる。
【0016】
●筐体21
筐体21は、略箱型形状からなり、中空状の凹部21aにユニットUが備え付けられる。また、筐体21には、ワークWの搬送方向の一端側に第一搬送部22が取り付けられ、他端側に第二搬送部23が取り付けられている。
筐体21は、基底部211と一対の側面部212とを備える。一対の側面部212は、基底部211の両端から上方に立設し、互いに向き合うように設けられている。側面部212には、クリーンローラ4の芯棒43を回動可能に取り付けるための取付孔が設けられている。また、筐体21内には、芯棒43に接続し、芯棒43を回転駆動させる駆動部が内蔵されている。
【0017】
●第一搬送部22、第二搬送部23
第一搬送部22と第二搬送部23は、筐体21の搬送方向の一端側と他端側に取り付けられる。第一搬送部22と第二搬送部23は、上面に載置されたワークWをユニットUに向かって搬送したり、ユニットUから送り出されたワークWをそのまま、送り出された方向に搬送したりする。
【0018】
第一搬送部22は、幅方向に並設された複数の搬送ベルト221を備える。
搬送ベルト221は、紐状の無端ベルトであり、一対の回転体222に架け渡されている。一対の回転体222は、搬送ベルト221の長さ方向の両端に設けられており、所定の駆動力によって回転する。一対の回転体222が回転すると、これに応じて搬送ベルト221が回転する。
一対の回転体222と当該一対の回転体222に架け渡された搬送ベルト221は、一対の棒状の支持部材223の間に複数設けられている。支持部材223は、一端側が筐体21に取り付けられている。これにより、搬送ベルト221上に載置されたワークWは、搬送ベルト221に従ってユニットUへ搬送される。
【0019】
第二搬送部23は、第一搬送部22と同様に構成される。即ち、一対の支持部材233の間に、一対の回転体232と当該一対の回転体232に架け渡された搬送ベルト231が複数設けられている。これにより、搬送ベルト231上に載置されたワークWは、搬送ベルト231に従ってユニットUへ搬送される。
【0020】
なお、第一搬送部22と第二搬送部23は、任意の設定に応じて、回転体222、232を順方向又は逆方向に回転させられる。これにより、第一搬送部22と第二搬送部23はいずれも、搬送ベルト221、231上に載置されたワークWをユニットUへ搬送することもできるし、ユニットUから送り出されたワークWをそのまま送り出された方向に搬送することもできる。また、第一搬送部22と第二搬送部23との間でワークWを往復させ、ユニットUによる塵埃の除去工程を繰り返し行うこともできる。
【0021】
●ユニットU
ユニットUは、図2に示すように、第一ユニットU1と第二ユニットU2によって構成される。
第一ユニットU1と第二ユニットU2は、互いと対向する位置に配設されてワークWを挟圧する。図2に示すように、本実施形態では、第一ユニットU1が下側、第二ユニットU2が上側に設けられており、第一ユニットU1と第二ユニットU2は上下で互いと向かい合っている。
【0022】
●第一ユニットU1
第一ユニットU1は、図3及び図4に示すように、巻込み防止パネル3、クリーンローラ4、及び枠体5によって構成される。
【0023】
●クリーンローラ4
クリーンローラ4は、ワークWを搬送すると共に、ワークWの表面に付着した塵埃を自らに粘着させて除去する。
クリーンローラ4は、図3及び図4に示すように略円柱状からなり、ワークWの搬送方向に沿って3つ設けられている。いずれのクリーンローラ4も、枠体5の側面部51に回転可能に軸支されている。第一ユニットU1が筐体21に取り付けられた状態では、クリーンローラ4は駆動部に接続され、回転駆動する。
なお、他の実施形態において、ワークWの搬送方向に沿って設けるクリーンローラ4の数は限定されない。
【0024】
クリーンローラ4は、粘着部41、溝42、及び芯棒43によって構成される。
【0025】
溝42は、粘着部41よりも小径の部分であり、クリーンローラ4を複数の粘着部41に分割する。溝42は、芯棒43の長さ方向であって、ワークWの搬送方向と直交する向きに一定間隔で複数設けられている。
【0026】
芯棒43は、側面部51に設けられている取付孔51aに回動可能に嵌挿される。芯棒43はさらに、筐体21の側面部212に回動可能に取り付けられ、筐体21内の駆動部に接続している。筐体21内の駆動部が回転すると、これに応じて芯棒43が回転する。
【0027】
粘着部41は、隣り合う溝42の間に設けられている。
粘着部41は、一端側がワークWの搬送面を構成する。図3及び図4では、外周面の上端側がワークWの搬送面を構成している。ワークWが粘着部41に押し付けられると、粘着部41はワークWの表面の塵埃を捕捉する。
【0028】
粘着部41は、少なくともその外周面に低粘着性の層を備えている。低粘着性の層は、ワークWの表面の塵埃を捕捉できる程度の粘着性を有する。低粘着性の層は例えば、ブチルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴムもしくは低密度ポリエチレン等のエラストマー系の高分子材料等からなる。
ただし、粘着部41全体を低粘着性の材料で構成してもよい。
【0029】
図5は、クリーンローラ4の粘着部41と溝42の配置を示している。なお、図5では説明の便宜のため、クリーンローラ4と粘着部41には、個別に符号を付している。
ワークWの搬送方向に沿って並設された3つのクリーンローラ4-1、4-2、4-3の溝42は、ワークWの搬送方向において一直線上に並ばないように設けられている。
【0030】
このため、本実施形態では、クリーンローラ4-1、4-2、4-3の粘着部41の幅は以下のように構成されている。
クリーンローラ4-1、4-2、4-3の-y方向の端部に設けられている粘着部41-11、41-21、41-31について、粘着部41-11の幅は粘着部41-21の幅よりも大きい。また、粘着部41-21の幅は、粘着部41-31の幅よりも大きい。
クリーンローラ4-1、4-2、4-3の+y方向の端部に設けられている粘着部41-18、41-28、41-38について、粘着部41-18の幅は粘着部41-28の幅よりも小さい。また、粘着部41-28の幅は、粘着部41-38の幅よりも小さい。
粘着部41-11、41-21、41-28、41-38以外の粘着部41-12~41-18、41-22~41-27、41-31~41-37の幅はいずれも同じである。
【0031】
これにより、ワークWが第一ユニットU1上を通過するとき、ワークWの表面のうち第一ユニットU1側に向く面は、満遍なく粘着部41に接触する。
【0032】
●巻込み防止パネル3
図3及び図4に示す巻込み防止パネル3は、ワークWがクリーンローラ4に巻き込まれるのを防止する薄板状の部材である。巻込み防止パネル3はクリーンローラ4の搬送面上に配設される。
なお、巻込み防止パネル3の素材は、容易に撓まない金属や硬質樹脂などが好適である。巻込み防止パネル3が板状の硬質な部材からなるため、巻込み防止パネル3は高耐久性を備えている。
【0033】
巻込み防止パネル3は、基体部31、折曲部32、及び取付片33からなる。
【0034】
基体部31は、隣り合うクリーンローラ4の間や、クリーンローラ4に設けられている溝42を覆う平滑な部分である。除塵装置1によりワークWに付着した塵埃を除去する際、ワークWは、この基体部31上を通過する。基体部31の表面が平滑であるため、ワークWは撓んだり、歪んだりすることなく、基体部31上を通過する。
【0035】
折曲部32は、基体部31の端部のうち、ワークWの搬送方向の両端において、搬送面上のワークWと対向する側に斜めに折曲した部分である。
この折曲部32により、第一ユニットU1上に搬送されてくるワークWは、巻込み防止パネル3の端面に当接することなく、基体部31上にスムーズにガイドされる。
【0036】
取付片33は、巻込み防止パネル3を枠体5に取り付けるための部分である。
取付片33は、巻込み防止パネル3の端部のうち、ワークWの搬送方向と直交する向きの両端に設けられている。取付片33にはネジ孔が設けられている。このネジ孔にはネジが通され、巻込み防止パネル3が連結部材53にネジ止めされる。連結部材53は、枠体5に連結し、これにより巻込み防止パネル3が枠体5に取り付けられる。
【0037】
基体部31には、粘着部41を部分的に露出させるための貫通孔3aが複数設けられている。貫通孔3aは例えば、切削加工によって基体部31に設けられる。
この貫通孔3aは、クリーンローラ4の粘着部41が設けられている位置に対応する位置に設けられている。これにより、クリーンローラ4の搬送面上に巻込み防止パネル3を配設すると、貫通孔3aから粘着部41が露出する。
【0038】
図6は、巻込み防止パネル3に設けられている貫通孔3aの形状を示している。なお、図6では説明の便宜のため、貫通孔3aに個別に符号を付している。
貫通孔3aは、巻込み防止パネル3の長さ方向の中央側を上底とし、長さ方向の外側を下底とした台形状をなしている。台形の角部にあたる箇所は、角丸に形成されている。
なお、貫通孔3aの孔縁は面取りされており、ワークWが貫通孔3aに引っかかりにくい。
【0039】
貫通孔3a-21~3a-28は、ワークWの搬送方向下流側の孔縁が搬送方向に対して鋭角をなすように設けられている。さらに、貫通孔3a-21~3a-28は、ワークWの搬送方向下流側の孔縁が、巻込み防止パネル3の長さ方向中央側から外側且つ搬送方向下流側に向かって伸びた形状からなる。これにより、貫通孔3a-21~3a-28は、下底の両端の角度が等しい等脚台形状からなる。
【0040】
図6において、ワークWの搬送方向が+x方向である場合、図示中央から左側に設けられている貫通孔3a-21~3a-24では、ワークWの搬送方向下流側に相当する+x側の孔縁が+x方向且つ-y方向に伸びている。一方、図示中央から右側に設けられている貫通孔3a-25~3a-28では、+x側の孔縁が+x方向且つ+y方向に伸びている。
また、ワークWの搬送方向が-x方向である場合、図示中央から左側に設けられている貫通孔3a-21~3a-24では、ワークWの搬送方向下流側に相当する-x側の孔縁が-x方向且つ-y方向に伸びている。一方、図示中央から右側に設けられている貫通孔3a-25~3a-28では、-x側の孔縁が-x方向且つ+y方向に伸びている。
【0041】
貫通孔3a-11~3a-18について、巻込み防止パネル3の幅方向の端部側の孔縁は、折曲部32上に形成されている。一方、巻込み防止パネル3の幅方向の端部側とは反対側の孔縁は、ワークWの搬送方向に対して鋭角をなしている。
【0042】
図6において、ワークWの搬送方向が-x方向である場合、図示中央から左側に設けられている貫通孔3a-11~3a-14では、ワークWの搬送方向下流側に相当する-x側の孔縁が-x方向且つ-y方向に伸びている。一方、図示中央から右側に設けられている貫通孔3a-15~3a-18では、-x側の孔縁が-x方向且つ+y方向に伸びている。
【0043】
貫通孔3a-31~3a-38について、巻込み防止パネル3の幅方向の端部側の孔縁は、折曲部32上に形成されている。一方、巻込み防止パネル3の幅方向の端部側とは反対側の孔縁は、ワークWの搬送方向に対して鋭角をなしている。
【0044】
図6において、ワークWの搬送方向が+x方向である場合、図示中央から左側に設けられている貫通孔3a-31~3a-34では、ワークWの搬送方向下流側に相当する+x側の孔縁が+x方向且つ-y方向に伸びている。一方、図示中央から右側に設けられている貫通孔3a-35~3a-38では、+x側の孔縁が+x方向且つ+y方向に伸びている。
【0045】
貫通孔3a-11~3a-18、3a-21~3a-28、3a-31~3a-38からはそれぞれ、粘着部41-11~41-18、41-21~41-28、41-31~41-38が露出する。そのため、貫通孔3aの幅は、露出する粘着部41の幅に応じた幅からなる。
例えば、粘着部41-11が露出する貫通孔3a-11の幅は、粘着部41-11の幅よりも僅かに広い幅からなる。また、粘着部41-12~41-18が露出する貫通孔3a-12~3a-18の幅は、粘着部41-12~41-18の幅よりも僅かに広い幅からなる。
【0046】
なお、貫通孔3aの形状について、本実施形態では、ワークWの搬送方向下流側の孔縁が、巻込み防止パネル3の長さ方向中央側から外側且つ搬送方向下流側に向かってまっすぐ直線状に伸びている。一方、他の実施形態では、この孔縁は、搬送方向下流側に膨らんだ弧状に形成されていてもよいし、搬送方向上流側に膨らんだ弧状に形成されていてもよい。ワークWの搬送方向下流側の孔縁が、搬送方向下流側に膨らんだ弧状に形成されている場合には、貫通孔3aは全体として略半円状に形成される。
【0047】
また、貫通孔a-11~3a-18、3a-31~3a-38について、本実施形態では、巻込み防止パネル3の幅方向の端部側の孔縁は、ワークWの搬送方向と直交する向きと平行に構成されている。一方、他の実施形態では、貫通孔a-11~3a-18、3a-31~3a-38も、貫通孔3a-21~3a-28と同様に等脚台形状に形成されていてもよい。この場合、貫通孔a-11~3a-18、3a-31~3a-38の孔縁のうち、巻込み防止パネル3の幅方向の端部側の孔縁は基体部31上に形成されていてもよい。
【0048】
●枠体5
枠体5は、図4及び図5に示すように、内部にクリーンローラ4を回動可能に収める。また、枠体5には巻込み防止パネル3が取り付けられる。
この枠体5は、一対の板状の側面部51と、一対の側面部51を連結する連結部52から構成される。
【0049】
一対の側面部51は、対向して設けられる。一対の側面部51には、クリーンローラ4を軸支するための取付孔51aが設けられている。この取付孔51aには、クリーンローラ4の芯棒43が回動可能に嵌挿される。
【0050】
枠体5の側面部51の上端には、巻込み防止パネル3が取り付けられる。本実施形態では、巻込み防止パネル3は連結部材53を介して枠体5に取り付けられる。連結部材53は、巻込み防止パネル3と連結する構造と、枠体5に連結する構造を備えている。
なお、図4に示す例では、連結部材53が巻込み防止パネル3と枠体5に連結する手段は、ネジとネジ孔によって構成されている。ただし、連結する手段は、所定の形状による係合等、他の手段であってもよい。また、巻込み防止パネル3と枠体5が直接連結するように構成してもよい。
【0051】
●第二ユニットU2
第二ユニットU2は、図7及び図8に示すように、第一ユニットU1と同様、巻込み防止パネル6、クリーンローラ7、及び枠体8によって構成される。
巻込み防止パネル6、クリーンローラ7、及び枠体8の構成はそれぞれ、第一ユニットU1の巻込み防止パネル3、クリーンローラ4、及び枠体5と同様である。
【0052】
即ち、巻込み防止パネル6は、ワークWがクリーンローラ7に巻き込まれるのを防止する薄板状の部材である。
この巻込み防止パネル6は、基体部61、折曲部62、及び取付片63からなる。基体部61は、隣り合うクリーンローラ7の間や、クリーンローラ7に設けられている溝72を覆う平滑な部分である。折曲部62は、基体部61の端部のうち、ワークWの搬送方向の両端に設けられている。取付片63は、巻込み防止パネル6の端部のうち、ワークWの搬送方向と直交する向きの両端に設けられている。
第二ユニットU2では、巻込み防止パネル6はクリーンローラ7の下方に配設される。
【0053】
巻込み防止パネル6には、貫通孔6aが設けられている。この貫通孔6aの形状は、図10に示すように、上述した第一ユニットU1の貫通孔4aと同様の形状からなる。
即ち、貫通孔6a-21~6a-28では、ワークWの搬送方向下流側の孔縁が搬送方向に対して鋭角をなすように設けられている。さらに、貫通孔6a-21~6a-28では、ワークWの搬送方向下流側の孔縁が、巻込み防止パネル6の長さ方向中央側から外側且つ搬送方向下流側に向かって伸びた形状からなる。これにより、貫通孔6a-21~6a-28では、下底の両端の角度が等しい等脚台形状からなる。
【0054】
貫通孔6a-11~6a-18について、巻込み防止パネル6の幅方向の端部側の孔縁は、折曲部62上に形成されている。一方、巻込み防止パネル6の幅方向の端部側とは反対側の孔縁は、ワークWの搬送方向に対して鋭角をなしている。
貫通孔6a-31~6a-38について、巻込み防止パネル6の幅方向の端部側の孔縁は、折曲部62上に形成されている。一方、巻込み防止パネル6の幅方向の端部側とは反対側の孔縁は、ワークWの搬送方向に対して鋭角をなしている。
【0055】
クリーンローラ7は、ワークWを搬送すると共に、ワークWの表面に付着した塵埃を自らに粘着させて除去する。
このクリーンローラ7は、粘着部71、溝72、及び芯棒73によって構成される。粘着部71は、隣り合う溝72の間に設けられている。粘着部71は、一端側がワークWの搬送面を構成する。図7及び図8では、外周面の下端側がワークWの搬送面を構成している。ワークWが粘着部71に押し付けられると、粘着部71はワークWの表面の塵埃を捕捉する。
【0056】
クリーンローラ7は、枠体8の側面部81に回転可能に軸支されている。ただし、クリーンローラ7は、筐体21には接続しておらず、駆動部とも接続していない。クリーンローラ7の粘着部71の外周面は、クリーンローラ4の粘着部41の外周面と圧接している。これにより、クリーンローラ4が回転すると、クリーンローラ7は従動的に回転する。
【0057】
枠体8は、内部にクリーンローラ7を回動可能に収める。また、枠体8には巻込み防止パネル6が取り付けられる。
この枠体8は、一対の板状の側面部81と、一対の側面部81を連結する連結部82から構成される。
【0058】
この第二ユニットU2において、クリーンローラ7に設けられる粘着部71の幅は、第一ユニットU1が備えるクリーンローラ4の粘着部41の幅に対応している。
【0059】
図9は、クリーンローラ7の粘着部71と溝72の配置を示している。なお、図9では説明の便宜のため、クリーンローラ7と粘着部71には、個別に符号を付している。
上下に対向して設けられた第一ユニットU1と第二ユニットU2において、クリーンローラ4-1の粘着部41-11~41-18はそれぞれ、クリーンローラ7-1の粘着部71-11~71-18に向き合う。したがって、相対的に幅の大きい粘着部41-11と粘着部71-11とが互いに向き合い、相対的に幅の小さい粘着部41-12~41-18と粘着部71-12~71-18とが互いに向き合う。
【0060】
同様に、クリーンローラ4-2の粘着部41-21~41-28はそれぞれ、クリーンローラ7-2の粘着部71-21~71-28に向き合う。また、クリーンローラ4-3の粘着部41-31~41-38はそれぞれ、クリーンローラ7-3の粘着部71-31~71-38に向き合う。
【0061】
●ワークWの除塵工程
除塵装置1によりワークWの表面の塵埃を除去する除塵工程について説明する。
まず、図1に示すように、第一搬送部22の搬送ベルト221上にワークWを載置する。このとき、搬送方向と直交する向きにおいて、ワークWの中央と第一搬送部22の中央が一致するようにワークWを載置する。ただし、ワークWの中央と第一搬送部22の中央は厳密に一致しなくてもよい。少なくとも、ワークWを載置する位置が、第一搬送部22の中央から左右のいずれかに偏った位置でなければよい。
【0062】
搬送ベルト221上に載置されたワークWは、第一搬送部22からユニットUへ搬送される。ワークWは、ユニットUで表面の塵埃を除去され、第二搬送部23へ送り出される。
なお、ワークWは第二搬送部23からユニットUへ搬送することもできる。この場合、ワークWは、ユニットUで表面の塵埃を除去されると、第一搬送部22へ送り出される。
【0063】
図11及び図12により、ワークWがユニットUを通過する際の様子を説明する。
図11は、ワークWが第一ユニットU1の搬送面上を通過する様子を示している。また、図12は、ワークWが第二ユニットU2の搬送面上を通過する様子を示している。なお、図11及び図12では、第一ユニットU1側と第二ユニットU2側に分けてワークWの様子を示しているが、実際には、ワークWは第一ユニットU1と第二ユニットU2の間に挟圧されている。
また、図11図12に基づいた以下の説明では、ワークWが+x方向に搬送されるものとする。
【0064】
第一ユニットU1と第二ユニットU2は、上下に対向して設けられている。第一ユニットU1において巻込み防止パネル3の貫通孔3aから露出するクリーンローラ4の粘着部41は、第二ユニットU2において巻込み防止パネル6の貫通孔6aから露出するクリーンローラ7の粘着部71に当接している。
【0065】
ワークWが第一搬送部22からユニットUへ搬送される際、ワークWの搬送方向下流側の端部は、折曲部32と折曲部62の間から粘着部41と粘着部71の間へ案内される。ここで、折曲部32、62により、巻込み防止パネル3、6の端部は外側へ上下に広がるようになっている。そのため、ユニットUへ搬送されるワークWの端部は、折曲部32、62において貫通孔3a、6aに引っかからない。
【0066】
ワークWは、折曲部32と折曲部62の間から、粘着部41と粘着部71の間へ案内される。
ワークWは、粘着部41と粘着部71で挟圧されながら、搬送方向に送り出される。このとき、ワークWの一面側に付着する塵埃は粘着部41によって捕捉される。また、ワークWの他面側に付着する塵埃は粘着部71によって捕捉される。
【0067】
ここで、ワークWの搬送方向下流側の端部が、巻込み防止パネル3の貫通孔3a上を通過する様子を図13に示す。
まず、図13(a)は、ワークWの搬送方向下流側の端部のうち、一端側の角部近傍を示している。この図13(a)において、貫通孔3a(貫通孔3a-22)は、4つの孔縁301、302、303、304で構成される。ワークWの搬送方向下流側にあたる孔縁301は、巻込み防止パネル3の中央から外側且つ搬送方向下流側に向かって伸びた形状からなる。即ち、図13(a)の例では、孔縁301は+x方向且つ-y方向に伸びている。
【0068】
ワークWがユニットU内を通過する際、ワークWの搬送方向下流側の端部は、貫通孔3aの孔縁301上を通過する。このとき、ワークWは、貫通孔3aから露出する粘着部41の回転動作に従い、縁辺W11から貫通孔3a内へ巻き込まれるような挙動を示しやすい。
しかしながら、ワークWの搬送方向下流側にあたる孔縁301は、巻込み防止パネル3の中央から外側且つ搬送方向下流側に向かって伸びた形状からなる。そのため、ワークWの搬送方向下流側の端部はまず、縁辺W11から孔縁301に接触し、最後にワークWの角部W12が孔縁301に接触する。このように、ワークWの縁辺W11は孔縁301の端面に斜めに当接するため、ワークWの端部は基体部31上へ案内される。これにより、ワークWが角部W12から貫通孔3a内へ入り込まず、ワークWはクリーンローラ4に巻き込まれない。
【0069】
図13(b)は、ワークWの搬送方向下流側の端部のうち、他端側の角部近傍を示している。この図13(b)において、貫通孔3a(貫通孔3a-27)は、4つの孔縁311、312、313、314で構成される。ワークWの搬送方向下流側にあたる孔縁311は、巻込み防止パネル3の中央から外側且つ搬送方向下流側に向かって伸びた形状からなる。即ち、図13(b)の例では、孔縁311は+x方向且つ+y方向に伸びている。
このワークWの他端側においても、ワークWの搬送方向下流側の端部はまず、縁辺W21から孔縁311に接触し、最後に角部W22が孔縁311に接触する。これにより、ワークWが角部W22から貫通孔3a内へ入り込まず、ワークWはクリーンローラ4に巻き込まれない。
【0070】
以上のとおり、除塵装置1では第一ユニットU1において、ワークWが貫通孔3aからクリーンローラ4に巻き込まれるのを防止できる。
一方、第二ユニットU2についても、巻込み防止パネル6の貫通孔6aは巻込み防止パネル3の貫通孔3aと同様の形状からなる。そのため、ワークWが貫通孔6aからクリーンローラ7に巻き込まれるのを防止できる。
【0071】
なお、除塵装置1は、ワークWの表面に付着していた塵埃を捕捉したクリーンローラ4、7から、塵埃を除去する転写ローラを備えてもよい。
転写ローラは、その外周面に、クリーンローラ4、7の粘着部41、71よりも高い粘着力を有する粘着層を備えている。例えば、クリーンローラ4、7がワークWに当接する側と反対の側に転写ローラを設け、クリーンローラ4、7の粘着部41、71が転写ローラに当接するように配設する。これにより、転写ローラはクリーンローラ4、7の回転に連れ回って回転し、粘着部41、71に付着した塵埃を捕捉する。その結果、クリーンローラ4、7の粘着部41、71を清浄な状態に保ち、クリーンローラ4、7による塵埃の除去能力を長時間にわたって維持できる。
【0072】
以上の本発明の実施形態にかかる除塵装置1及び巻込み防止パネル3、6によれば、ワークWがクリーンローラ4、7に巻き込まれるのを確実に防ぎなら、ワークWの表面の塵埃を除去できる。また、本発明の実施形態に係る除塵装置1及び巻込み防止パネル3、6は、耐久性に優れ、ワークWの表面に無用な傷などをつけることもない。また、ユニットUにより、ワークWの表面の塵埃を除去する工程において、ワークWに撓みや歪みを発生させることもない。
【符号の説明】
【0073】
1 :除塵装置
21 :筐体
22 :第一搬送部
23 :第二搬送部
3 :巻込み防止パネル
3a :貫通孔
4 :クリーンローラ
4a :貫通孔
41 :粘着部
42 :溝
43 :芯棒
5 :枠体
6 :巻込み防止パネル
6a :貫通孔
7 :クリーンローラ
71 :粘着部
72 :溝
73 :芯棒
8 :枠体
U :ユニット
U1 :第一ユニット
U2 :第二ユニット
W :ワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13