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特許7583733ポリエチレンテレフタレート(PET)の解重合のためのプロセス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-06
(45)【発行日】2024-11-14
(54)【発明の名称】ポリエチレンテレフタレート(PET)の解重合のためのプロセス
(51)【国際特許分類】
   C08J 11/24 20060101AFI20241107BHJP
   C08J 11/22 20060101ALI20241107BHJP
【FI】
C08J11/24 ZAB
C08J11/22
【請求項の数】 43
(21)【出願番号】P 2021555542
(86)(22)【出願日】2020-03-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-01
(86)【国際出願番号】 IB2020000216
(87)【国際公開番号】W WO2020188359
(87)【国際公開日】2020-09-24
【審査請求日】2023-02-22
(31)【優先権主張番号】62/821,270
(32)【優先日】2019-03-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520085648
【氏名又は名称】9449710 カナダ インク.
(74)【復代理人】
【識別番号】110003797
【氏名又は名称】弁理士法人清原国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100082072
【弁理士】
【氏名又は名称】清原 義博
(72)【発明者】
【氏名】エッサダッム,アデル
(72)【発明者】
【氏名】エッサダッム,フェアーズ
【審査官】松原 宜史
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-072720(JP,A)
【文献】特開2008-063305(JP,A)
【文献】特開2003-055300(JP,A)
【文献】特開2012-116779(JP,A)
【文献】米国特許第04163860(US,A)
【文献】仏国特許出願公開第01081681(FR,A1)
【文献】Mahmoud A.Mohsin,et al., ,Sodium Methoxide Catalized Depolymerization of Waste Polyethylene Terephthalate Under Microwave Irradiation,Catalysis in Industry,Vol.10,No.1,2018年,p.41-48
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C08J 11/00-11/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジメチルテレフタレート(DMT)およびモノエチレングリコール(MEG)を形成するために、供給原料に含まれるポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスであって、該プロセスは、
(i)第1の混合物を形成するために、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む供給原料と、メタノールの第1の部分を混合する工程と、
(ii)工程(i)の後に、前記第1の混合物にナトリウムメトキシドを添加する工程と、
(iii)混和する工程と、
(iv)メタノールの第2の部分を添加する工程であって、それによって第2の混合物を形成する、工程と、を含み、
前記プロセスによって前記ジメチルテレフタレート(DMT)および前記モノエチレングリコール(MEG)を形成する、プロセス。
【請求項2】
前記メタノールの前記第1の部分の量は、供給原料1kg当たり0.1kgから供給原料1kg当たり0.5kgである、請求項1に記載のプロセス。
【請求項3】
前記メタノールの前記第1の部分の量は、供給原料1kg当たり0.3kgである、請求項1または2に記載のプロセス。
【請求項4】
前記工程(i)は、15分間から120分間行われる、請求項1~3のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項5】
前記工程(i)は、60分間行われる、請求項1~4のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項6】
前記工程(i)は、50℃から100℃の温度で行われる、請求項1~5のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項7】
前記工程(i)は、60℃から9℃の温度で行われる、請求項1~6のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項8】
前記工程(i)は、60℃の温度で行われる、請求項1~7のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項9】
前記工程(i)は、80℃の温度で行われる、請求項1~7のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項10】
工程(iii)は、10分間から120分間行われる、請求項1~9のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項11】
工程(iii)は、30分間行われる、請求項1~10のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項12】
工程(iii)は、40℃から100℃の温度で行われる、請求項1~11のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項13】
工程(iii)は、85℃から9℃の温度で行われる、請求項1~12のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項14】
前記第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を0.2重量%から5.0重量%に維持するために、前記メタノールの前記第2の部分が供給される、請求項1~13のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項15】
前記第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を0.5重量%から1.5重量%に維持するために、前記メタノールの前記第2の部分が供給される、請求項1~14のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項16】
前記第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を0.7重量%に維持するために、前記メタノールの前記第2の部分が供給される、請求項1~15のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項17】
前記メタノールの前記第2の部分は、複数の画分に分けて所定の時間に供給される、請求項1~16のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項18】
前記ナトリウムメトキシドの添加の1分後から60分後に、前記メタノールの前記第2の部分の第1の画分が供給される、請求項17に記載のプロセス。
【請求項19】
前記ナトリウムメトキシドの添加の30分後に、前記メタノールの前記第2の部分の第1の画分が供給される、請求項18に記載のプロセス。
【請求項20】
前記メタノールの前記第2の部分の前記第1の画分の量は、供給原料1kg当たり50gから供給原料1kg当たり100gである、請求項18または19に記載のプロセス。
【請求項21】
前記ナトリウムメトキシドの添加の30分後から90分後に、前記メタノールの前記第2の部分の第2の画分が供給される、請求項17~20のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項22】
前記ナトリウムメトキシドの添加の60分後に、前記メタノールの前記第2の部分の第2の画分が供給される、請求項17~21のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項23】
前記メタノールの前記第2の部分の前記第2の画分の量は、供給原料1kg当たり100gから供給原料1kg当たり200gである、請求項21または22に記載のプロセス。
【請求項24】
前記ナトリウムメトキシドの添加の60分後から120分後に、前記メタノールの前記第2の部分の第3の画分が供給される、請求項17~23のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項25】
前記ナトリウムメトキシドの添加の90分後に、前記メタノールの前記第2の部分の第3の画分が供給される、請求項17~24のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項26】
前記メタノールの前記第2の部分の前記第3の画分の量は、供給原料1kg当たり100gから供給原料1kg当たり200gである、請求項24または25に記載のプロセス。
【請求項27】
前記メタノールの前記第2の部分は、連続して供給される、請求項1~16のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項28】
前記メタノールの前記第2の部分は、供給原料1kg当たり50g/hから供給原料1kg当たり100g/hの速度で連続して供給される、請求項27に記載のプロセス。
【請求項29】
前記ナトリウムメトキシド対前記ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、1:2から1:28(mol/mol)である、請求項1~28のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項30】
前記ナトリウムメトキシド対前記ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、1:5から1:20(mol/mol)である、請求項1~29のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項31】
前記ナトリウムメトキシド対前記ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、1:10から1:20(mol/mol)である、請求項1~30のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項32】
前記ナトリウムメトキシド対前記ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、1:10から1:15(mol/mol)である、請求項1~31のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項33】
前記ジメチルテレフタレートは、少なくとも90mol%の収率で得られる、請求項1~32のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項34】
前記ジメチルテレフタレートは、少なくとも95mol%の収率で得られる、請求項1~32のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項35】
前記ジメチルテレフタレートは、少なくとも99mol%の収率で得られる、請求項1~32のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項36】
前記モノエチレングリコールは、少なくとも80mol%の収率で得られる、請求項1~35のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項37】
前記モノエチレングリコールは、少なくとも85mol%の収率で得られる、請求項1~35のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項38】
前記モノエチレングリコールは、少なくとも90mol%の収率で得られる、請求項1~35のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項39】
前記ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む前記供給原料は、粒子の形態で供給される、請求項1~38のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項40】
平均粒子径は、0.1mmから20mmである、請求項39に記載のプロセス。
【請求項41】
平均粒子径は、5mmから10mmである、請求項39または40に記載のプロセス。
【請求項42】
平均粒子径は、最大6mmである、請求項39~41のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項43】
平均粒子径は、最大8mmである、請求項39~41のいずれか1項に記載のプロセス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本特許出願は、2019年3月20日に出願された米国仮特許出願第62/821,270号の利益を主張するものであり、当該出願は、その全体において参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、ポリエチレンテレフタレート(PET)からジメチルテレフタレート(DMT)およびモノエチレングリコール(MEG)を形成することに関する。
【背景技術】
【0003】
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂が炭酸清涼飲料用グラス、ウォーターボトルおよび食品用容器に取って代わるに従い、PETボトル樹脂市場は力強く成長してきた。
【0004】
ジメチルテレフタレート(DMT)は主に、繊維、フィルム、容器プラスチックおよび特殊プラスチック用途用のポリエチレンテレフタレート(PET)の製造において使用されている。
【0005】
最大のポリエステル部門は繊維市場であり、衣類、シーツおよびカーテン、カーペットおよびラグなどの家庭用織物、ならびに、タイヤコード、シートベルト、ホースおよびロープなどの産業用製品を製造するために使用されている。PETフィルムは、誘電体金属フォイルコンデンサなどの電気用途、および、食品包装用に利用されている。
【発明の概要】
【0006】
本明細書には、ジメチルテレフタレート(DMT)およびモノエチレングリコール(MEG)を形成するために、供給原料に含まれるポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスが開示され、該プロセスは、
(i)第1の混合物を形成するために、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む供給原料と、メタノールの第1の部分を混合する工程と、
(ii)前記第1の混合物にナトリウムメトキシドを添加する工程と、
(iii)混和する工程と、
(iv)メタノールの第2の部分を添加する工程であって、それによって第2の混合物を形成する、工程と、を含み、
前記プロセスによってジメチルテレフタレート(DMT)およびモノエチレングリコール(MEG)を形成する。
【0007】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第1の部分の量は、供給原料1kg当たり約0.1kgと約0.5kgの間である。
【0008】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第1の部分の量は、供給原料1kg当たり約0.3kgである。
【0009】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約15分間~約120分間行われる。
【0010】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約60分間行われる。
【0011】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約50℃と約100℃の間の温度で行われる。
【0012】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約60℃と約90℃の間の温度で行われる。
【0013】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約60℃の温度で行われる。
【0014】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約80℃の温度で行われる。
【0015】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約10分間~約120分間行われる。
【0016】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約30分間行われる。
【0017】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約40℃と約100℃の間の温度で行われる。
【0018】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約85℃と約90℃の間の温度で行われる。
【0019】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を約0.2重量%と約5.0重量%の間に維持するために、メタノールの第2の部分が供給される。
【0020】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を約0.5重量%と約1.5重量%の間に維持するために、メタノールの第2の部分が供給される。
【0021】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を約0.7重量%に維持するために、メタノールの第2の部分が供給される。
【0022】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、複数の画分に分けて所定の時間に供給される。
【0023】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約1分後~約60分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。
【0024】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約30分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。
【0025】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約50gと供給原料1kg当たり約100gとの間である。
【0026】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約30分後~約90分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。
【0027】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約60分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。
【0028】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約100gと供給原料1kg当たり約200gとの間である。
【0029】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約60分後~約120分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。
【0030】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約90分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。
【0031】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約100gと供給原料1kg当たり約200gとの間である。
【0032】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、連続して供給される。
【0033】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、供給原料1kg当たり約50g/hと供給原料1kg当たり約100g/hとの間の速度で連続して供給される。
【0034】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシド対ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、約1:2と約1:28(mol/mol)の間である。
【0035】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシド対ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、約1:5と約1:20(mol/mol)の間である。
【0036】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシド対ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、約1:10と約1:20(mol/mol)の間である。
【0037】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシド対ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、約1:10と約1:15(mol/mol)の間である。
【0038】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ジメチルテレフタレートは、少なくとも約90mol%の収率で得られる。
【0039】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ジメチルテレフタレートは、少なくとも約95mol%の収率で得られる。
【0040】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ジメチルテレフタレートは、少なくとも約99mol%の収率で得られる。
【0041】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、モノエチレングリコールは、少なくとも約80mol%の収率で得られる。
【0042】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、モノエチレングリコールは、少なくとも約85mol%の収率で得られる。
【0043】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、モノエチレングリコールは、少なくとも約90mol%の収率で得られる。
【0044】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む供給原料は、粒子の形態で供給される。
【0045】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、平均粒径は、約0.1mmと約20mmの間である。
【0046】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、平均粒径は、約5mmと約10mmの間である。
【0047】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、平均粒径は、最大約6mmである。
【0048】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、平均粒径は、最大約8mmである。
【発明を実施するための形態】
【0049】
ジメチルテレフタレート(DMT)は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)およびポリブチレンテレフタレート(PBT)などのポリエステルの生成に使用されている。DMTは揮発性であるので、例えばプラスチックボトルのPETを再利用するためのいくつかのスキームにおける中間体である。DMTを水素化することによって、ポリエステル樹脂を形成する際に有益なモノマーであるジオール1,4-シクロヘキサンジメタノールを得る。
【0050】
DMTは数多くの方法で生成されてきた。従来から、また今日でも商業的価値があるのは、テレフタル酸を直接エステル化することである。あるいは、パラキシレンからパラトルイル酸メチルを介して酸化する工程と、メチルエステル化する工程とを交互に行うことによって調製する。パラキシレンおよびメタノールからDMTを生成するための方法は、酸化、エステル化、蒸留、晶析の4つの主な工程からなる。パラキシレンおよびp-トルイル酸エステルの混合物を遷移金属触媒(Co/Mn)の存在下で空気酸化する。酸化による酸混合物をメタノールでエステル化し、エステル混合物を生成する。粗製エステル混合物を蒸留して、生じた重沸物および残留物をすべて除去し、より軽質のエステルは酸化工程で再利用される。その後、原料のDMTを晶析させて、DMT異性体、残留酸および芳香族アルデヒドを除去する。
【0051】
PETを再利用してDMTおよびMEGを生成する際の改善点:包装産業および繊維(カーペットおよび他の織物)産業においてPETの使用の拡大により、PETからDMTおよびMEGを形成するための高効率、低エネルギー、高収率かつ費用対効果が優れた方法が必要とされている。
【0052】
供給原料
本明細書には、ジメチルテレフタレート(DMT)およびモノエチレングリコール(MEG)を形成するために、供給原料に含まれるポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスについて記載されている。
【0053】
いくつかの実施形態では、ポリエチレンテレフタレートを含む供給原料は、爽雑物も含み、爽雑物には、他のポリマー(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)およびポリアミド)、紙、着色剤、汚れ、エチレンビニルアルコール(EVOH)、エチレン酢酸ビニル(EVA)、セルロース、接着剤、またはこれらの組み合わせなどが挙げられる。いくつかの実施形態では、供給原料は、約5%と約30%の間の爽雑物を含む。
【0054】
Mishra et al.(Kinetic and thermodynamic study of methanolysis of poly(ethylene terephthalate) waste powder Polym. Int. 52:337-342(2003))には、PETフレークの粒子径が大きくなると、解重合が進みにくくなることが示されている。Mishra et al.には、最適な粒子径として127.5μmが記録されている。より大きな粒子径の供給原料を使用することが可能な、解重合するためのプロセスが必要とされている。いくつかの実施形態では、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む供給原料は、粒子の形態で供給される。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、約0.1mmと約20mmの間である。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、約5mmと約10mmの間である。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約5mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約6mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約7mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約8mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約9mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約10mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約11mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約12mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約13mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約14mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約15mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約16mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約17mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約18mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約19mmである。いくつかの実施形態では、平均粒子径は、最大約20mmである。
【0055】
DMT
本明細書には、ジメチルテレフタレート(DMT)およびモノエチレングリコール(MEG)を形成するために、供給原料に含まれるポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスについて記載されている。
【0056】
いくつかの実施形態では、DMTは、約10%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約9%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約8%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約7%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約6%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約5%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約4%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約3%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約2%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約1%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約0.5%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約0.4%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約0.3%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約0.2%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、DMTは、約0.1%未満の不純物(w/w)を含有する。
【0057】
いくつかの実施形態では、DMTは、約250ppm未満の任意の金属、約240ppm未満の任意の金属、約230ppm未満の任意の金属、約220ppm未満の任意の金属、約210ppm未満の任意の金属、約200ppm未満の任意の金属、約190ppm未満の任意の金属、約180ppm未満の任意の金属、約170ppm未満の任意の金属、約160ppm未満の任意の金属、約150ppm未満の任意の金属、約140ppm未満の任意の金属、約130ppm未満の任意の金属、約120ppm未満の任意の金属、約110ppm未満の任意の金属、約100ppm未満の任意の金属、約90ppm未満の任意の金属、約80ppm未満の任意の金属、約70ppm未満の任意の金属、約60ppm未満の任意の金属、約50ppm未満の任意の金属、約40ppm未満の任意の金属、約30ppm未満の任意の金属、約20ppm未満の任意の金属、約10ppm未満の任意の金属、約5ppm未満の任意の金属、約4ppm未満の任意の金属、約3ppm未満の任意の金属、約2ppm未満の任意の金属、約1ppm未満の任意の金属、約0.9ppm未満の任意の金属、約0.8ppm未満の任意の金属、約0.7ppm未満の任意の金属、約0.6ppm未満の任意の金属、約0.5ppm未満の任意の金属、約0.4ppm未満の任意の金属、約0.3ppm未満の任意の金属、約0.2ppm未満の任意の金属、約0.1ppm未満の任意の金属、約0.09ppm未満の任意の金属、約0.08ppm未満の任意の金属、約0.07ppm未満の任意の金属、約0.06ppm未満の任意の金属、約0.05ppm未満の任意の金属、約0.04ppm未満の任意の金属、約0.03ppm未満の任意の金属、約0.02ppm未満の任意の金属、または約0.01ppm未満の任意の金属を含有する。
【0058】
いくつかの実施形態では、DMTは、約10ppm未満のナトリウムメトキシド、約5ppm未満のナトリウムメトキシド、約4ppm未満のナトリウムメトキシド、約3ppm未満のナトリウムメトキシド、約2ppm未満のナトリウムメトキシド、約1ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.9ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.8ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.7ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.6ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.5ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.4ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.3ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.2ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.1ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.09ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.08ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.07ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.06ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.05ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.04ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.03ppm未満のナトリウムメトキシド、約0.02ppm未満のナトリウムメトキシド、または約0.01ppm未満のナトリウムメトキシドを含有する。
【0059】
いくつかの実施形態では、DMTは、約50mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、約60mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、約70mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、約80mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、約85mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、約90mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、少なくとも約50mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、少なくとも約55mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、少なくとも約60mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、少なくとも約65mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、少なくとも約70mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、少なくとも約75mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、少なくとも約80mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、少なくとも約85mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、少なくとも約90mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、少なくとも約95mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、DMTは、少なくとも約99mol%の収率で得られる。
【0060】
MEG
本明細書には、ジメチルテレフタレート(DMT)およびモノエチレングリコール(MEG)を形成するために、供給原料に含まれるポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスについて記載されている。
【0061】
いくつかの実施形態では、MEGは、約10%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約9%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約8%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約7%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約6%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約5%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約4%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約3%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約2%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約1%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約0.5%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約0.4%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約0.3%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約0.2%未満の不純物(w/w)を含有する。いくつかの実施形態では、MEGは、約0.1%未満の不純物(w/w)を含有する。
【0062】
いくつかの実施形態では、MEGは、約50mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、約60mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、約70mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、約80mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、約85mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、約90mol%と約99mol%の間の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、少なくとも約50mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、少なくとも約55mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、少なくとも約60mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、少なくとも約65mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、少なくとも約70mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、少なくとも約75mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、少なくとも約80mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、少なくとも約85mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、少なくとも約90mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、少なくとも約95mol%の収率で得られる。いくつかの実施形態では、MEGは、少なくとも約99mol%の収率で得られる。
【0063】
ナトリウムメトキシド
本明細書には、ジメチルテレフタレート(DMT)およびモノエチレングリコール(MEG)を形成するために、供給原料に含まれるポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスについて記載されている。
【0064】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のプロセスは、触媒量のナトリウムメトキシドを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のプロセスは、準化学量論量のナトリウムメトキシドを含む。
【0065】
「準化学量論量」は、本明細書で使用される場合、材料の使用量が化学量論量よりも少ないことを示すために使用される。当該用語は、本明細書で「触媒量」と同義に使用される。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約95%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約90%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約85%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約80%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約75%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約70%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約65%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約60%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約55%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約50%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約45%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約40%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約35%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約30%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約25%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約20%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約15%以下である。いくつかの実施形態では、準化学量論量は、化学量論量の約10%以下である。
【0066】
「化学量論量」は、本明細書で使用される場合、材料の使用量がポリエステル中に存在しているエステル結合の数に等しいことを示すために使用される。
【0067】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシド対ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、約1:2と約1:28(mol/mol)の間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシド対ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、約1:5と約1:20(mol/mol)の間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシド対ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、約1:10と約1:20(mol/mol)の間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシド対ポリエチレンテレフタレート(PET)の比は、約1:10と約1:15(mol/mol)の間である。
【0068】
解重合のためのプロセス
本明細書には、ジメチルテレフタレート(DMT)およびモノエチレングリコール(MEG)を形成するために、供給原料に含まれるポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスが記載され、該プロセスは、
(i)第1の混合物を形成するために、ポリエチレンテレフタレート(PET)を含む供給原料と、メタノールの第1の部分を混合する工程と、
(ii)前記第1の混合物にナトリウムメトキシドを添加する工程と、
(iii)混和する工程と、
(iv)メタノールの第2の部分を添加する工程であって、それによって第2の混合物を形成する、工程と、を含み、
前記プロセスによってジメチルテレフタレート(DMT)およびモノエチレングリコール(MEG)を形成する。
【0069】
工程(i)
いくつかの実施形態では、本明細書に記載のプロセスは、ナトリウムメトキシドの添加の前に、ポリエチレンテレフタレート(PET)を膨潤させるメタノール溶媒の第1の部分を用いて、ポリエチレンテレフタレート(PET)を前処理する工程を含む。
【0070】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第1の部分の量は、供給原料1kg当たり約0.1kgと約0.5kgの間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第1の部分の量は、供給原料1kg当たり約0.2kgと約0.4kgの間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第1の部分の量は、供給原料1kg当たり約0.1kgと約0.3kgの間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第1の部分の量は、供給原料1kg当たり約0.3kgと約0.5kgの間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第1の部分の量は、供給原料1kg当たり約0.1kgである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第1の部分の量は、供給原料1kg当たり約0.2kgである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第1の部分の量は、供給原料1kg当たり約0.3kgである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第1の部分の量は、供給原料1kg当たり約0.4kgである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第1の部分の量は、供給原料1kg当たり約0.5kgである。
【0071】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約15分間~約120分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約15分間~約90分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約15分間~約60分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約30分間~約120分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約60分間~約120分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約45分間~約90分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約45分間~約60分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約60分間~約90分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約15分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約20分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約25分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約30分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約35分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約40分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約45分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約50分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約55分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約60分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約65分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約70分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約75分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約80分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約85分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約90分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約95分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約100分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約105分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約110分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約115分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約120分間行われる。
【0072】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約25℃と約100℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約25℃と約60℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約25℃と約80℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約50℃と約100℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約60℃と約90℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約25℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約30℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約35℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約40℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約45℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約50℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約55℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約60℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約65℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約70℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約75℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約80℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約85℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約90℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約95℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(i)は、約100℃の温度で行われる。
【0073】
工程(iii)
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約10分間~約120分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約10分間~約90分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約10分間~約60分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約10分間~約45分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約10分間~約30分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約30分間~約120分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約60分間~約120分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約90分間~約120分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約10分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約15分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約20分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約25分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約30分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約35分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約40分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約45分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約50分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約55分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約60分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約65分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約70分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約75分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約80分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約85分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約90分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約95分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約100分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約105分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約110分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約115分間行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約120分間行われる。
【0074】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約40℃と約100℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約50℃と約100℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約60℃と約100℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約70℃と約100℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約80℃と約100℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約85℃と約90℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約40℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約45℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約50℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約55℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約60℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約65℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約70℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約75℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約80℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約85℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約90℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約95℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iii)は、約100℃の温度で行われる。
【0075】
工程(iv)
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、解重合するためのプロセスの間にメタノールを消費して、ジメチルテレフタレート(DMT)を形成する。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分を添加する。
【0076】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を約0.2重量%と約5.0重量%の間に維持するために、メタノールの第2の部分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を約0.2重量%と約4.0重量%の間に維持するために、メタノールの第2の部分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を約0.2重量%と約3.0重量%の間に維持するために、メタノールの第2の部分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を約0.2重量%と約2.0重量%の間に維持するために、メタノールの第2の部分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を約0.2重量%と約1.5重量%の間に維持するために、メタノールの第2の部分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を約0.5重量%と約1.0重量%の間に維持するために、メタノールの第2の部分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を約0.7重量%に維持するために、メタノールの第2の部分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、第2の混合物のナトリウムメトキシド濃度を約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%、約0.5重量%、約0.6重量%、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、約1.1重量%、約1.2重量%、約1.3重量%、約1.4重量%、約1.5重量%、約1.6重量%、約1.7重量%、約1.8重量%、約1.9重量%、約2重量%、約2.1重量%、約2.2重量%、約2.3重量%、約2.4重量%、約2.5重量%、約2.6重量%、約2.7重量%、約2.8重量%、約2.9重量%、約3重量%、約3.1重量%、約3.2重量%、約3.3重量%、約3.4重量%、約3.5重量%、約3.6重量%、約3.7重量%、約3.8重量%、約3.9重量%、約4重量%、約4.1重量%、約4.2重量%、約4.3重量%、約4.4重量%、約4.5重量%、約4.6重量%、約4.7重量%、約4.8重量%、約4.9重量%、または約5重量%に維持するために、メタノールの第2の部分が供給される。
【0077】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約25℃と約100℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約25℃と約60℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約25℃と約80℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約50℃と約100℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約60℃と約90℃の間の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約25℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約30℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約35℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約40℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約45℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約50℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約55℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約60℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約65℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約70℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約75℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約80℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約85℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約90℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約95℃の温度で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約100℃の温度で行われる。
【0078】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、合計時間約1時間と約10時間の間で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、合計時間約1時間と約8時間の間で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、合計時間約1時間と約5時間の間で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、約4時間と約6時間の間の合計時間で行われる。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)は、合計時間約3時間と約7時間の間で行われる。
【0079】
順次添加
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)で、メタノールの第2の部分は、所定の時間に順次供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)で、メタノールの第2の部分は、複数の画分に分けて所定の時間に供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、1、2、3、4または5の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、1、2または3の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、2または3の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、2の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、3の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、4の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、5の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、6の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、7の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、8の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、9の画分に分けて供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、10の画分に分けて供給される。
【0080】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、各画分の添加の合間に混合物を混和する。
【0081】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約1分後~約60分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約15分後~約45分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約1分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約5分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約10分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約15分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約20分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約25分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約30分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約35分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約40分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約45分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約50分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約55分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約60分後に、メタノールの第2の部分の第1の画分が供給される。
【0082】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約10gと供給原料1kg当たり約100gとの間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約50gと供給原料1kg当たり約100gとの間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約50gと供給原料1kg当たり約80gとの間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約10gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約20gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約30gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約40gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約50gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約60gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約70gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約80gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約90gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第1の画分の量は、供給原料1kg当たり約100gである。
【0083】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約30分後~約90分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約45分後~約75分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約30分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約35分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約40分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約45分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約50分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約55分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約60分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約65分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約70分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約75分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約80分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約85分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約90分後に、メタノールの第2の部分の第2の画分が供給される。
【0084】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約100gと供給原料1kg当たり約200gとの間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約100gと供給原料1kg当たり約150gとの間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約100gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約110gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約120gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約130gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約140gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約150gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約160gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約170gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約180gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約190gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第2の画分の量は、供給原料1kg当たり約200gである。
【0085】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約60分後~約120分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約90分後~約120分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約60分後~約90分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約60分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約65分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約70分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約75分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約80分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約85分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約90分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約95分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約100分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約105分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約110分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約115分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、ナトリウムメトキシドの添加の約120分後に、メタノールの第2の部分の第3の画分が供給される。
【0086】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約100gと供給原料1kg当たり約200gとの間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約100gと供給原料1kg当たり約150gとの間である。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約100gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約110gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約120gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約130gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約140gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約150gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約160gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約170gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約180gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約190gである。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分の第3の画分の量は、供給原料1kg当たり約200gである。
【0087】
連続添加
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、工程(iv)で、メタノールの第2の部分は、連続して供給される。
【0088】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、供給原料1kg当たり約50g/hと供給原料1kg当たり約100g/hとの間の速度で連続して供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、供給原料1kg当たり約50g/hと供給原料1kg当たり約90g/hとの間の速度で連続して供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、供給原料1kg当たり約50g/hと供給原料1kg当たり約80g/hとの間の速度で連続して供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、供給原料1kg当たり約50g/hと供給原料1kg当たり約70g/hとの間の速度で連続して供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、供給原料1kg当たり約50g/hの速度で連続して供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、供給原料1kg当たり約60g/hの速度で連続して供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、供給原料1kg当たり約70g/hの速度で連続して供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、供給原料1kg当たり約80g/hの速度で連続して供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、供給原料1kg当たり約90g/hの速度で連続して供給される。ポリエチレンテレフタレート(PET)を解重合するためのプロセスのいくつかの実施形態では、メタノールの第2の部分は、供給原料1kg当たり約100g/hの速度で連続して供給される。
【0089】
特定の用語
本明細書で使用されている節の見出しは、単に構成上の目的のためであり、記載されている対象を限定するものと解釈されるべきではない。
【0090】
特に規定されない限り、本明細書で使用されているすべての専門用語および学術用語は、請求される対象が属する分野で通常理解されるのと同じ意味を有する。本明細書の用語に複数の定義が存在する場合は、この節の定義が優先される。
【0091】
概略の説明および詳細の説明は、単なる例示的かつ説明的なものであり、請求されるいずれの対象も制限しないことが理解されよう。本出願では、他に特定の記載がない限り、単数形の使用は複数形を含む。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈上明白に示されていない限り、複数のものを含むことに留意すべきである。本出願では、他に記載がない限り、「または」の使用は「および/または」を意味する。さらに、用語「含んでいる(including)」ならびに他の形態、例えば「含む(include)」、「含む(includes)」および「含まれる(included)」などの使用は、限定的なものではない。
【0092】
文脈上他の意味に解釈されるべき場合を除き、明細書および次の特許請求の範囲を通して、単語「含む(comprise)」ならびにその変形、例えば「含む(comprises)」および「含んでいる(comprising)」などは、開放的かつ包括的な意味で、すなわち、「含むが、これに限定されない」と解釈されるべきである。さらに、本明細書に提供されている見出しは、単に便宜のためであり、特許請求される発明の範囲または意味を解釈しない。
【0093】
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、文脈上明白に示されていない限り、単数形「a」、「an」および「the」は、複数のものを含む。また、用語「または(or)」は、文脈上明白に示されていない限り、概して「および/または(and/or)」を含む意味で用いられることに留意すべきである。
【0094】
本明細書で使用される場合、用語「約(about)」または「おおよそ(approximately)」は、所与の値または範囲の10%以内、好ましくは10%以内、より好ましくは5%以内を意味する。
【0095】
本明細書で使用されるように、周囲温度は、人々が一般に慣れている通常の室内温度または好ましい室内(空調された)温度の口語的表現である。周囲温度は、空気を熱くも寒くも感じることがない、おおよそ21℃の小さな範囲の温度を表す。いくつかの実施形態では、周囲温度は、25±5℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、18℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、19℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、20℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、21℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、22℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、23℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、24℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、25℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、26℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、27℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、28℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、29℃である。いくつかの実施形態では、周囲温度は、30℃である。
【0096】
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、解重合は、ポリマーを出発材料に分解する方法を指す。解重合は、本質的には重合の反対である。いくつかの実施形態では、解重合は、メタノリシスによって達成する。
【0097】
本明細書で使用される場合、PETについて言及するときの用語「mol」はモル量であり、「PET」のユニット分子量である192.17g/molを使用して計算する。
【0098】
標準的な化学用語の定義は、Carey and Sundberg「Advanced Organic Chemistry 4th Ed.」Vols. A(2000)およびB(2001)、Plenum Press、 New Yorkを含むがこれに限定されない参考文献において見出すことができる。
【0099】
実施例
以下の実施例は、開示されている実施形態を例示することを意図しており、限定するものではない。
【0100】
実施例1:メタノールを順次添加してPETを解重合する
供給原料(PET微粉末)10.00kgを含有した25L容量の反応器に、メタノール3.00kgを添加した。媒体を撹拌し、1時間にわたって60℃まで加熱した。そして、温度を85℃まで上昇させ、その後、ナトリウムメトキシド(供給原料1t当たり30kg)を添加した。以下の通り、メタノールの画分を添加した。メトキシドナトリウムを添加した30分後に710gを添加し、さらに30分後に1.21kgを添加し、さらに30分後に最後の1.21kgを添加した。ナトリウムメトキシドの添加後、反応媒体を、合計8時間~10時間にわたって85℃で撹拌した。反応の収率は、DMTについては97%、MEGについては95%であった。
【0101】
実施例2:メタノールを一部除去して、メタノールを順次添加してPETを解重合する
供給原料(PET微粉末)10.00kgを含有した25L容量の反応器に、メタノール6.00kgを添加した。媒体を撹拌し、1時間にわたって60℃まで加熱した。そして、液体を3kg排出し、温度を85℃まで上昇させ、その後、ナトリウムメトキシド(供給原料1t当たり30kg)を添加した。以下の通り、メタノールの画分を添加した。メトキシドナトリウムを添加した30分後に1.21kgを添加し、さらに30分後に1.21kgを添加し、さらに30分後に最後の1.21kgを添加した。ナトリウムメトキシドの添加後、反応媒体を、合計8時間~10時間にわたって85℃で撹拌した。反応の収率は、DMTについては87%、MEGについては83%であった。
【0102】
実施例3:メタノールを一部除去して、メタノールを1回添加してPETを解重合する
供給原料(PET微粉末)10.00kgを含有した25L容量の反応器に、メタノール6.00kgを添加した。媒体を撹拌し、1時間にわたって60℃まで加熱した。そして、液体を2.2kg排出し、温度を85℃まで上昇させ、その後、ナトリウムメトキシド(供給原料1t当たり30kg)を添加した。30分後にメタノール2.3kgを添加した。ナトリウムメトキシドの添加後、反応媒体を、合計8時間~10時間にわたって85℃で撹拌した。反応の収率は、DMTについては80%、MEGについては93%であった。