(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-06
(45)【発行日】2024-11-14
(54)【発明の名称】デバイスツーデバイス同期
(51)【国際特許分類】
H04W 76/14 20180101AFI20241107BHJP
H04W 52/38 20090101ALI20241107BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20241107BHJP
H04W 72/02 20090101ALI20241107BHJP
【FI】
H04W76/14
H04W52/38
H04W92/18
H04W72/02
(21)【出願番号】P 2022140749
(22)【出願日】2022-09-05
(62)【分割の表示】P 2020114977の分割
【原出願日】2015-03-19
【審査請求日】2022-10-05
(32)【優先日】2014-03-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2014-05-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2014-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2014-08-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2014-03-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】サミアン カウル
(72)【発明者】
【氏名】ダイアナ パニ
(72)【発明者】
【氏名】ジャオ ユーシン
(72)【発明者】
【氏名】ブノワ ペルティエ
【審査官】中村 信也
(56)【参考文献】
【文献】Intel Corporation,Resource allocation for D2D communication, 3GPP TSG-RAN WG2♯85 R2-140312,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_85/Docs/R2-140312.zip>,2014年02月14日
【文献】ETSI MCC,Report of 3GPP TSG RAN WG2 meeting #85bis, Valencia, Spain, March 31 - April 4, 2014, 3GPP TSG-RAN WG2♯86 R2-142941,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_86/Docs/R2-142941.zip>,2014年05月23日,P.57,58
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)によって実施される方法であって、
ネットワークデバイスからシステム情報ブロック(SIB)を受信することと、
少なくとも、前記SIBに含まれる情報と、前記WTRUが別のWTRUに送信するデータを有するという決定とに基づいて、
前記ネットワークデバイスに接続確立要求を送ることと、
前記接続確立要求が前記ネットワークデバイスに送られた後、リソース拒絶またはリソース割り当てに関するインジケーションが、前記接続確立要求に基づいて、前記ネットワークデバイスから受信される前の時間期間の間、前記別のWTRUに前記データを送信することであって、前記データは、リソースプールから前記WTRUによって自律的に選択される1つまたは複数のリソースを用いて送信される、ことと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記データは、前記WTRUが前記ネットワークデバイスのカバレッジにあるという決定に基づいて、さらに前記別のWTRUに送信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記データの前記送信は、前記接続確立要求に関連付けられた無線リソース制御タイマが動作している間に行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記リソース割り当てが前記ネットワークデバイスからを受信される場合、通信のために前記リソースプールを用いることから、通信のために前記リソース割り当てによって示されるリソースを用いることに切り換えることをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記リソースプールは、例外シナリオの間、通信のために前記WTRUによって用いられるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記SIBは、前記WTRUが無線リソース制御(RRC)アイドル動作にある間に前記ネットワークデバイスから受信されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記別のWTRUに前記データを送信することは、固定電力制御に基づいて前記別のWTRUに前記データを送信することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記リソースプールは、前記SIBによって示されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)であって、
ネットワークデバイスからシステム情報ブロック(SIB)を受信し、
少なくとも、前記SIBに含まれる情報と、前記WTRUが別のWTRUに送信するデータを有するという決定とに基づいて、
前記ネットワークデバイスに接続確立要求を送り、
前記接続確立要求が前記ネットワークデバイスに送られた後、リソース拒絶またはリソース割り当てに関するインジケーションが、前記接続確立要求に基づいて、前記ネットワークデバイスから受信される前の時間期間の間、前記別のWTRUに前記データを送信し、前記データは、リソースプールから前記WTRUによって自律的に選択される1つまたは複数のリソースを用いて送信される
ように構成されたプロセッサ
を備えたことを特徴とするWTRU。
【請求項10】
前記データは、前記WTRUが前記ネットワークデバイスのカバレッジにあるという決定に基づいて、さらに前記別のWTRUに送信されることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項11】
前記データの前記送信は、前記接続確立要求に関連付けられた無線リソース制御タイマが動作している間に行われることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項12】
前記プロセッサは、前記リソース割り当てが前記ネットワークデバイスからを受信される場合、通信のために前記リソースプールを用いることから、通信のために前記リソース割り当てによって示されるリソースを用いることに切り換えるようにさらに構成されることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項13】
前記リソースプールは、例外シナリオの間、通信のために前記WTRUによって用いられるように構成されることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項14】
前記プロセッサは、前記WTRUが無線リソース制御(RRC)アイドル動作にある間に前記ネットワークデバイスから前記SIBを受信するように構成されることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項15】
前記リソースプールは、前記SIBによって示されることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デバイスツーデバイス同期に関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、2014年3月19日に出願した米国特許仮出願第61/955,747号、2014年3月19日に出願した米国特許仮出願第61/955,746号、2014年5月7日に出願した米国特許仮出願第61/990,049号、2014年8月1日に出願した米国特許仮出願第62/032,373号、およびに出願した2014年11月5日米国特許仮出願第62/075,524号の利益を主張するものであり、これらの開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0003】
直接デバイスツーデバイス(D2D)通信は、ワイヤレスネットワークにおいて使用され得る。D2D通信とは、基地局またはアクセスポイントなどのワイヤレス通信インフラストラクチャを通して通信がルーティングされることなく2つ以上のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)間で直接交換されるワイヤレス通信送信を指し得る(たとえば、ワイヤレスインフラストラクチャは、D2Dセッションを構成するおよび/またはD2D送信をスケジュールするために使用され得るが)。D2D通信は、WTRU間での近接性ベースサービス(Pro-Se)を提供するために使用され得る。D2D通信は、商業通信、社会通信、および公共安全通信のサポートを提供し得る。D2Dインフラストラクチャは、たとえば到達可能性およびモビリティ態様を含む、ユーザエクスペリエンスにおける一貫性を提供する。D2Dは、高トラフィックセル内でネットワークオフローディングを提供し得る。たとえば、D2Dは、ネットワークカバレッジが制限されるまたは利用できないとき、さまざまなサービスおよび/またはアプリケーションのサポートを提供し得る。
【0004】
公共安全通信をサポートすることに関して、管轄区域(jurisdiction)にわたって無線アクセス技術を調和させ、公共安全(PS)職員に対して無線アクセス技術のコストを低下させる必要があり得る。たとえば、第1のレスポンダは、LTEネットワークの無線カバレッジ下にないことがあるエリア内での通信を必要とし得る。たとえば、WTRUは、トンネル、地階、または自然災害、テロ攻撃などによりネットワークサービスが混乱させられるエリア内では、カバレッジ外にあることがある。D2D通信は、PSがサポートされ得る。たとえば、D2Dは、一刻を争う緊急事態に対処中である可能性がある第1のレスポンダに直接プッシュツートークサービスを提供し得る。
【0005】
D2D通信は、商業使用、たとえば公益企業などに利用可能であり得る。たとえば、D2D通信技法は、ネットワークインフラストラクチャから不十分なカバレッジを有し得るエリア内で通信を向上させるために使用され得る。商業ユーザおよび社会ユーザが、たとえば、それらのユーザエクスペリエンスの一貫性を保証するために、D2D通信を要求し得る。たとえば、ユーザは、ユーザの到達可能性および/またはモビリティを改善するためにD2D通信を要求し得る。
【発明の概要】
【0006】
以下でより十分に説明される1または複数の例示的な実施形態は、以下のうちの1または複数のためのコンピュータ可読メモリ、機能、および方法の動作を有形に実施する、装置、機能、手順、プロセス、コンピュータプログラム命令の実行を提供する。D2D通信のスケジューリングを容易にするために、WTRUは、Long Term Evolution(LTE)Evolved Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)などのセルラーネットワークからの無線リンクカバレッジに関連する条件に基づいて、D2D通信において使用するための適切なスケジューリングモードを決定するように構成され得る。たとえば、WTRUは、D2Dリソースを利用するのに適切なモードを選択するために、1もしくは複数のトリガイベントおよび/または1もしくは複数のトリガ更新に基づいて、E-UTRANカバレッジに関連するカバレッジ条件を決定し得る。
【0007】
動作のWTRU D2Dスケジューリングモードは、WTRUにおいて観察される1または複数のトリガリングイベントに基づいて決定され得る。トリガイベントは、検出された無線条件、またはネットワークカバレッジに関連し得る。トリガイベントは、WTRU無線リソース制御(RRC)タイマの状態に関連し得る(たとえば、RRCタイマが開始されたことを検出する、RRCタイマが動作中であることを検出する、RRCタイマが停止されたことを検出する、RRCタイマが満了したことを検出する、またはRRCタイマがリセットされたことを検出する)。RRCタイマの例は、無線リンク失敗(RLF)タイマを含み得る。説明および記載の目的のために、本明細書において説明される例はRLFタイマに関して説明され得るが、例はRRCタイマにも適用可能であり得る(逆も同様である)。RRC関連トリガイベントの発生時に旧来のタイマ手順を実行するのではなく、またはそれに加えて、WTRUはまた、RRC関連トリガイベントの発生に基づいて動作のD2Dモードを切り換えるように構成され得る。WTRUは、WTRUがネットワークに接続されているのかIDLEモードであるのかに応じて、異なるタイプのトリガに基づいて、動作のWTRUモードを評価および再評価し得る。D2D通信のためのWTRU送信(Tx)および/または受信(Rx)のためのリソースプール選択はWTRUによって実行され得、WTRUは、たとえば、動作のWTRUモードの変化に基づいて、さまざまなトリガリングイベントに基づいて、またはRLF関連トリガイベントに基づいて、リソースプールの構成およびメッセージ内容を使用してD2D通信パラメータを選択し得る。時間領域D2D送信および/または受信パターンは、さまざまなトリガリングイベントに基づいて構成され得る。
【0008】
WTRUは、E-UTRANネットワークに関連付けられた検出された無線リンク条件および/または他のトリガリング条件に基づいて、D2D通信のためのスケジューリングモードのタイプを決定し得る。たとえば、WTRUは、デバイスツーデバイス通信のための第1のスケジューリングモードで動作し得る。第1のスケジューリングモードでは、ネットワークエンティティは、デバイスツーデバイス通信のためにWTRUによって使用されるようにリソースをスケジュールし得る。WTRUは、無線リンク失敗(RLF)タイマが動作中であるまたは開始されたことを検出し得る。WTRUは、無線リンク失敗タイマが動作中であるまたは開始されたことを検出したことに応答して、デバイスツーデバイス通信のための第1のスケジューリングモードからデバイスツーデバイス通信のための第2のスケジューリングモードに切り換え得る。第2のスケジューリングモードでは、WTRUは、1または複数のデバイスツーデバイス通信に使用するために、WTRUのためのリソースプールからリソースを選択し得る。
【0009】
たとえば、RRCタイマは、タイマT310に対応し得る。WTRUは、いくつかの連続する非同期(out-of-synch)送信時間間隔(TTI)が閾値を超えたことを検出したことに応答して、RRCタイマ(たとえば、タイマT310)を開始し得る。例では、RRCタイマは、タイマT311に対応し得る。WTRUは、RRC接続再確立手順が始められていることに応答して、RRCタイマ(たとえば、タイマT311)を開始し得る。RRCタイマは、タイマT301に対応し得る。WTRUは、タイマT301の満了時に第2のスケジューリングモードで動作することを中止し得る。WTRUは、WTRUが無線リソース制御(RRC)接続再確立要求メッセージを送信したことに応答してRRCタイマ(たとえば、タイマT301)を開始するように構成され得る。RRCタイマを開始することは、D2Dスケジューリングモードを第1のモードから第2のモードに変更するようにWTRUをトリガし得る。WTRUは、RRC接続の再確立成功時に、D2Dスケジューリングモードを第2のモードから第1のモードに変更し得る。第2のスケジューリングモードでWTRUを動作させることは、固定された電力制御を使用してWTRUを動作させることを含み得る。リレーとして動作することを決定することは、トリガとして作用し得る。たとえば、WTRUは、リレーWTRUとして動作することを決定し、D2D通信のための第2のスケジューリングモードで動作し始め得る。
【0010】
WTRUは、E-UTRANネットワークとの接続失敗を検出したことに基づいて、D2D通信のためのスケジューリングモードのタイプを決定し得る。たとえば、IDLEモードのWTRUは、送信のためのD2Dリソースを要求するために接続確立手順を始め得る。WTRUは、RRCタイマ(たとえば、接続確立タイマT300)を開始し得る。接続確立タイマの満了時に、WTRUは、第2のスケジューリングモードを使用することを決定し得る。第2のスケジューリングモードでは、WTRUは、1または複数のデバイスツーデバイス通信に使用するために、WTRUのためのリソースプールからリソースを選択し得る。たとえば、WTRUは、それが第1のスケジューリングモードのためのリソースを有するネットワークによって構成されるまで、第2のスケジューリングモードを使用することを決定し得る。
【0011】
WTRUは、検出された条件に応答して、D2D通信のための第1のスケジューリングモードからD2D通信のための第2のスケジューリングモードに切り換え得る。WTRUは、D2D通信のための第1のスケジューリングモードで動作し得る。第1のスケジューリングモードでは、ネットワークエンティティは、D2D通信のためにWTRUによって使用されるようにリソースをスケジュールし得る。WTRUは、D2D通信のために第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードにWTRUを切り換える条件を検出し得る。WTRUは、条件を検出することに応答して、第2のスケジューリングモードで動作し得る。第2のスケジューリングモードでは、WTRUは、D2D通信に使用するために、WTRUのためのリソースプールからリソースを選択し得る。
【0012】
WTRUは、D2D通信をサポートするセルをWTRUが選択しなかったことを決定することによって、第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り換える条件を検出し得る。WTRUは、WTRUがセルカバレッジ外にあることを決定することによって、第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り換える条件を検出し得る。WTRUは、いくつかの無線リンク通信(RLC)再送信が閾値を上回ることを決定することによって第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り換える条件を検出し得る。
【0013】
WTRUは、時間期間内でのサービングセルシステム情報ブロック(SIB)の復号失敗を検出することによって第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り換える条件を検出し得る。WTRUは、WTRUがRRC_IDLE状態であることを決定することによって、第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り換える条件を検出し得る。WTRUは、第1のスケジューリングモードから第2のスケジューリングモードに切り換えたことに応答して固定された電力制御を使用するために切り換え得る。
【0014】
WTRUは、D2D通信のための第1のスケジューリングモードで動作するように構成され得る。第1のスケジューリングモードでは、ネットワークエンティティは、D2D通信のためにWTRUによって使用されるようにリソースをスケジュールし得る。WTRUは、D2D通信のための第2のスケジューリングモードを選択する条件を検出し得る。第2のスケジューリングモードでは、WTRUは、D2D通信に使用するために、WTRUのためのリソースプールからリソースを選択し得る。WTRUは、条件を検出することに応答して、D2D通信のための第2のスケジューリングモードで動作し得る。WTRUは、本明細書で説明される1または複数のトリガに基づいて条件を検出し得る。たとえば、本明細書で説明されるように、WTRUは、タイマ(たとえば、RRCタイマ、RLFタイマ、タイマ300、タイマ301、タイマ310、および/またはタイマ311)の状態に基づいて条件を検出し得る。WTRUは、ブロードキャストシグナリングまたは専用シグナリングを使用して第1のスケジューリングモードで動作するように構成され得る。WTRUは、適合性基準を満足させるセルをWTRUが識別できないことを決定することによって、条件を検出し得る。WTRUは、適合性基準を満足させたセルを識別することができないとき、第2のスケジューリングモードに関連付けられたあらかじめ構成されたリソースプールを選択し得る。WTRUは、タイマT310が停止されており、タイマT311が動作中でないことを決定すると、第2のスケジューリングモードから第1のスケジューリングモードに切り換えるように構成され得る。
【0015】
D2D同期信号(D2DSS)は、WTRUによって送信および/または受信され得る。たとえば、D2DSSは、1または複数のD2Dフレーム構成を使用して通信され得る。同期フレームの内容は、D2DSSおよび/またはホップカウントから決定され得る。WTRUは、ルールを使用して、同期ソースに優先順位を付け、データ受信に優先順位を付け得る。WTRUは、1または複数のD2DSSを送信するように構成され得、D2DSSは、プリアンブルおよびポストアンブルの構成を含み得る。WTRUは、たとえばトリガリング条件の発生に基づいて、D2DSSおよび/または他のタイプのD2Dメッセージの送信をいつ停止および/または変更するかを決定するように構成され得る。WTRUは、物理的D2D同期チャネル(PD2DSCH)送信のための適切なフォーマットを決定するように構成され得、フォーマットは、メッセージの内容、D2DSSの内容、および/またはPD2DSCHの送信のための条件を決定することを含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1A】1または複数の開示される実施形態が実施され得る例示的な通信システムのシステム図である。
【
図1B】
図1Aに示される通信システム内で使用され得る例示的なワイヤレス送受信ユニット(WTRU)のシステム図である。
【
図1C】
図1Aに示される通信システム内で使用され得る例示的な無線アクセスネットワークおよび例示的なコアネットワークのシステム図である。
【
図1D】
図1Aに示される通信システム内で使用され得る別の例示的な無線アクセスネットワークおよび例示的なコアネットワークのシステム図である。
【
図1E】
図1Aに示される通信システム内で使用され得る別の例示的な無線アクセスネットワークおよび例示的なコアネットワークのシステム図である。
【
図1F】基地局(BS)によってブロードキャストされ
図1Aに示される通信システム内のさまざまなデバイスに配信されるデバイスツーデバイス同期信号の例のシステム図である。
【
図1G】
図1Aに示される通信システム内の2つの同期クラスタ(たとえば、2ホップ同期)間の同期クラスタヘッド(SCH)の伝搬の例のシステム図である。
【
図2】例示的な実施形態による既存の状態機械のサブ状態であるように構成された1または複数のD2D_CS状態の例の状態遷移図である。
【
図3】WTRUがカバレッジのエッジまたはカバレッジ内へと移動するときSIBに基づいて電力制御モードを決定する例のシステム図である。
【
図4】別個の状態変数または条件と考えられるように構成され、例示的な実施形態により既存の手順または新しく定義された手順とともに実行され得るアクションを決定するために使用される1または複数のD2D_CS状態の例の状態遷移図である。
【
図5】1または複数の例示的な実施形態を実行するのに適したデバイスツーデバイス時間領域同期フレームの図である。
【
図6】1または複数の例示的な実施形態を実行するのに適したデバイスツーデバイス時間および周波数領域同期フレームの図である。
【
図7】1または複数の例示的な実施形態を実行するのに適した複数のフレームフォーマットを用いるデバイスツーデバイス時間領域同期フレームの図である。
【
図8】1または複数の例示的な実施形態を実行するのに適したデバイスツーデバイス同期ソースIDの図である。
【
図9】1または複数の例示的な実施形態を実行するのに適したデバイスツーデバイス同期信号送信プリアンブル/ポストアンブルの図である。
【
図10】「通例の(regular)」SAタイムラインおよび関連付けられたデータと比較した例示的なPD2DSCHスケジューリング割り当て(SA)タイムラインおよびデータ関連付けの図である。
【
図11】PD2DSCHに関連付けられたSAの値がPD2DSCH送信サブフレーム内で設定および送信される例示的なPD2DSCH-SAタイムラインおよびデータ関連付けの図である。
【
図12】PD2DSCHに関連付けられたSAがSA送信サブフレーム内で送信される例示的なPD2DSCH-SAタイムラインおよびデータ関連付けの図である。
【
図13】PD2DSCHに関連付けられたSAのロケーションがPD2DSCH内で搬送される明示的インジケーションに基づく例示的なPD2DSCH-SAタイムラインおよびデータ関連付けの図である。
【
図14】カバレッジ内、カバレッジ外、および部分的カバレッジのD2D発見および/または通信のためのシナリオの例の図である。
【
図15】カバレッジ内WTRUとカバレッジ外WTRUとの間の通信の例示的なシナリオの図である。
【
図16】カバレッジ外WTRUがリソース割り振りを決定および/または駆動するために使用され得る信号の例の図である。
【
図17】eNBおよび/またはカバレッジ内WTRUがリソース割り振りを決定および/または駆動するために使用され得るシグナリングの例の図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、例示的実施形態の詳細な説明が、さまざまな図を参照しながら説明される。本明細書は可能な実装形態の詳細な例を提供するが、詳細は例示的なであることを意図したものであり、決して適用例の範囲を制限するものではないことが留意されるべきである。
【0018】
図1Aは、1または複数の開示される実施形態が実施され得る例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ、ブロードキャストなどのコンテンツを複数のワイヤレスユーザに提供する多元接続システムであってよい。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通してそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。たとえば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)などの1または複数のチャネルアクセス方法を用い得る。
【0019】
図1Aに示されるように、通信システム100は、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、および/または102d(一般にまたは総称してWTRU102と呼ばれ得る)と、無線アクセスネットワーク(RAN)103/104/105と、コアネットワーク106/107/109と、公衆交換電話網(PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112とを含み得るが、開示される実施形態は任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することが理解されるであろう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、ワイヤレス環境内で動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成され得、ユーザ機器(UE)、移動局、固定加入者ユニットまたはモバイル加入者ユニット、ページャ、セルラー式電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、家電などを含み得る。
【0020】
通信システム100は、基地局114aと、基地局114bも含み得る。基地局114a、114bの各々は、コアネットワーク106/107/109、インターネット110、および/またはネットワーク112などの1または複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするためにWTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスでインターフェイス接続するように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。例として、基地局114a、114bは、送受信基地局(BTS)、ノード-B、eNode B、ホームノードB、ホームeNode B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであってよい。基地局114a、114bは各々、単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
【0021】
基地局114aはRAN103/104/105の一部であってもよく、RAN103/104/105は、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、リレーノードなどの他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)も含み得る。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれ得る特定の地理的領域内でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成され得る。セルは、セルセクタにさらに分割され得る。たとえば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバ、たとえばセルの各セクタに対して1つを含み得る。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を用い得、したがって、セルの各セクタに対して複数のトランシーバを利用し得る。
【0022】
基地局114a、114bは、エアインターフェイス115/116/117上でWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数と通信し得、エアインターフェイス115/116/117は、任意の適切なワイヤレス通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であってよい。エアインターフェイス115/116/117は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
【0023】
より具体的には、前述のように、通信システム100は、多元接続システムであってよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの1または複数のチャネルアクセス方式を用い得る。たとえば、RAN103/104/105内の基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA:登録商標)を使用してエアインターフェイス115/116/117を確立し得るユニバーサル移動体通信システム(UMTS)Terrestrial Radio Access(UTRA)などの無線技術を実施し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/またはEvolved HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
【0024】
別の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、Long Term Evolution(LTE)および/またはLTE-Advanced(LTE-A)を使用してエアインターフェイス115/116/117を確立し得るEvolved UMTS Terrestrial Radio Access(E-UTRA)などの無線技術を実施し得る。
【0025】
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(たとえば、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 IX、CDMA2000 EV-DO、Interim Standard 2000(IS-2000)、Interim Standard 95(IS-95)、Interim Standard856(IS-856)、Global System for Mobile communications(GSM:登録商標)、Enhanced Data rates for GSM Evolution(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実施し得る。
【0026】
図1Aの基地局114bは、たとえば、ワイヤレスルータ、ホームノードB、ホームeNode B、またはアクセスポイントであってよく、任意の適切なRATを利用して、営業所、家庭、乗り物、キャンパスなどの局所的なエリア内のワイヤレス接続性を容易にし得る。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実施して、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立し得る。別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実施して、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立し得る。さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラーベースRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立し得る。
図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106/107/109を介してインターネット110にアクセスするために必要とされないことがある。
【0027】
RAN103/104/105はコアネットワーク106/107/109と通信し得、コアネットワーク106/107/109は、音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1または複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってよい。たとえば、コアネットワーク106/107/109は、呼制御、料金請求サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイドコーリング、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、および/またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行し得る。
図1Aには示されていないが、RAN103/104/105および/またはコアネットワーク106/107/109は、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを用いる他のRANと直接または間接通信し得ることが理解されるであろう。たとえば、E-UTRA無線技術を利用中であり得るRAN03/104/105に接続されていることに加えて、コアネットワーク106/107/109は、GSM無線技術を用いて別のRAN(図示せず)とも通信し得る。
【0028】
コアネットワーク106/107/109はまた、PSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのためのゲートウェイとして働き得る。PSTN108は、簡易電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの一般的な通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用されるワイヤード通信ネットワークまたはワイヤレス通信ネットワークを含み得る。たとえば、ネットワーク112は、1または複数のRANに接続された別のコアネットワークを含み得、これらは、RAN103/104/105と同じRATまたは異なるRATを用い得る。
【0029】
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつかまたはすべてはマルチモード能力を含み得、たとえば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なるワイヤレスリンク上で異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る。たとえば、
図1Aに示されるWTRU102cは、セルラーベース無線技術を用い得る基地局114a、およびIEEE802無線技術を用い得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0030】
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。
図1Bに示されるように、WTRU102は、プロセッサ118と、トランシーバ120と、送受信要素122と、スピーカ/マイクロホン124と、キーパッド126と、ディスプレイ/タッチパッド128と、ノンリムーバブルメモリ130と、リムーバブルメモリ132と、電源134と、全地球測位システム(GPS)チップセット136と、他の周辺機器138とを含み得る。WTRU102は、依然として実施形態に合致しながら、前述の要素の任意の副組み合わせを含み得ることが理解されるであろう。また、実施形態は、基地局114aおよび114b、ならびに/または限定されるものではないが、とりわけ、送受信局(BTS)、ノード-B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ホームノード-B、evolvedホームノード-B(eNodeB)、ホームevolvedノード-B(HeNB)、ホームevolvedノード-Bゲートウェイ、およびプロキシノードなどの、基地局114aおよび114bが表し得るノードが、
図1Bに示され本明細書で説明される要素のうちのいくつかまたはすべてを含み得ることを企図する。
【0031】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1または複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、状態機械などであってよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/またはWTRU102がワイヤレス環境内で動作することを可能にする他の任意の機能を実行し得る。プロセッサ118はトランシーバ120に結合され得、トランシーバ120は送受信要素122に結合され得る。
図1Bは、プロセッサ118およびトランシーバ120を別個の構成要素として示しているが、プロセッサ118およびトランシーバ120が電子パッケージまたはチップ内で統合され得ることは理解されるであろう。
【0032】
送受信要素122は、エアインターフェイス115/116/117上で基地局(たとえば、基地局114a)に信号を送信する、または基地局(たとえば、基地局114a)から信号を受信するように構成され得る。たとえば、一実施形態では、送受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナであってよい。別の実施形態では、送受信要素122は、たとえば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/検出器であってよい。さらに別の実施形態では、送受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送信および受信するように構成され得る。送受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成され得ることが理解されるであろう。
【0033】
さらに、送受信要素122は、
図1Bでは単一の要素として示されているが、WTRU102は、任意の数の送受信要素122を含んでよい。より具体的には、WTRU102はMIMO技術を用い得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェイス115/116/117上でワイヤレス信号を送信および受信するための2つ以上の送受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0034】
トランシーバ120は、送受信要素122によって送信されることになる信号を変調し、送受信要素122によって受信された信号を復調するように構成され得る。前述のように、WTRU102はマルチモード能力を有し得る。したがって、トランシーバ120は、たとえば、WTRU102がUTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
【0035】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)表示ユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)表示ユニット)に結合され得、これらからユーザ入力データを受信し得る。プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力し得る。さらに、プロセッサ118は、ノンリムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、それにデータを記憶し得る。ノンリムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または他の任意のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上などのWTRU102上に物理的に配置されていないメモリからの情報にアクセスし、これにデータを記憶し得る。
【0036】
プロセッサ118は、電源134からの電力を受信し得、この電力をWTRU102内の他の構成要素に分配および/または制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に給電するための任意の適切なデバイスであってよい。たとえば、電源134は、1または複数の乾電池バッテリ(たとえば、ニッケル-カドミウム(NiCd)、ニッケル-亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウム-イオン(Li-イオン)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0037】
プロセッサ118はGPSチップセット136にも結合され得、GPSチップセット136は、WTRU102の現在のロケーションに関するロケーション情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはこの代わりに、WTRU102は、エアインターフェイス115/116/117上で基地局(たとえば、基地局114a、114b)からのロケーション情報を受信し得る、および/または2つ以上の近くの基地局から信号が受信されるタイミングに基づいて、そのロケーションを決定し得る。WTRU102は、依然として実施形態に合致しながら、任意の適切なロケーション決定方法によってロケーション情報を取得し得ることが理解されるであろう。
【0038】
プロセッサ118は他の周辺機器138にさらに結合され得、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能、および/またはワイヤード接続性もしくはワイヤレス接続性を提供する1または複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含み得る。たとえば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオのための)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、ブルートゥース(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含み得る。
【0039】
図1Cは、実施形態によるRAN103およびコアネットワーク106のシステム図である。前述のように、RAN103は、UTRA無線技術を用いて、エアインターフェイス115上でWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN103はコアネットワーク106とも通信し得る。
図1Cに示されるように、RAN103はノード-B140a、140b、140cを含み得、ノード-B140a、140b、140cは各々、エアインターフェイス115上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数のトランシーバを含み得る。ノード-B140a、140b、140cは各々、RAN103内の特定のセル(図示せず)に関連付けられ得る。RAN103は、RNC142a、142bも含み得る。RAN103は、依然として実施形態に合致しながら、任意の数のノード-BおよびRNCを含み得ることが理解されるであろう。
【0040】
図1Cに示されるように、ノード-B140a、140bはRNC142aと通信し得る。さらに、ノード-B140cはRNC142bと通信し得る。ノード-B140a、140b、140cは、Iubインターフェイスを介して、それぞれのRNC142a、142bと通信し得る。RNC142a、142bは、Iurインターフェイスを介して、互いと通信し得る。RNC142a、142bの各々は、それが接続されたそれぞれのノード-B140a、140b、140cを制御するように構成され得る。さらに、RNC142a、142bの各々は、アウターループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化などの他の機能を実行またはサポートするように構成され得る。
【0041】
図1Cに示されるコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、モバイルスイッチングセンタ(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含み得る。前述の要素の各々はコアネットワーク106の一部として示されているが、これらの要素のいずれか1つが、コアネットワーク事業者以外のエンティティによって所有および/または運用され得ることが理解されるであろう。
【0042】
RAN103内のRNC142aは、IuCSインターフェイスを介してコアネットワーク106内のMSC146に接続され得る。MSC146は、MGW144に接続され得る。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0043】
RAN103内のRNC142aは、IuPSインターフェイスを介してコアネットワーク106内のSGSN148にも接続され得る。SGSN148は、GGSN150に接続され得る。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0044】
前述のように、コアネットワーク106はネットワーク112にも接続され得、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他のワイヤードネットワークまたはワイヤレスネットワークを含み得る。
【0045】
図1Dは、実施形態によるRAN104およびコアネットワーク107のシステム図である。前述のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェイス116上でWTRU102a、104b、102cと通信し得る。RAN104は、コアネットワーク107とも通信し得る。
【0046】
RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、依然として実施形態と合致しながら、任意の数のeNode-Bを含み得ることが理解されるであろう。eNode-B160a、160b、160cは各々、エアインターフェイス116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実施し得る。したがって、eNode-B160aは、たとえば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、WTRU102aからワイヤレス信号を受信し得る。
【0047】
eNode-B160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられ得、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンクおよび/またはダウンリンク内のユーザのスケジューリングなどを扱うように構成され得る。
図1Dに示されるように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インターフェイス上で互いと通信し得る。
【0048】
図1Dに示されるコアネットワーク107は、モビリティ管理ゲートウェイ(MME)162と、サービングゲートウェイ164と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ166とを含み得る。前述の要素の各々はコアネットワーク107の一部として示されているが、これらの要素のいずれか1つが、コアネットワーク事業者以外のエンティティによって所有および/または運用され得ることが理解されるであろう。
【0049】
MME162は、S1インターフェイスを介してRAN104内のeNode-B160a、160b、160cの各々に接続され得、制御ノードとして働き得る。たとえば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティベーション/デアクティベーション、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチの間に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当し得る。MME162はまた、RAN104とGSMまたはWCDMAなどの他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)とを切り換えるための制御プレーン機能を提供し得る。
【0050】
サービングゲートウェイ164は、S1インターフェイスを介してRAN104内のeNode-B160a、160b、160cの各々に接続され得る。サービングゲートウェイ164は、一般に、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cに/からルーティングおよびフォワーディングし得る。サービングゲートウェイ164は、eNode B間ハンドオーバの間にユーザプレーンをアンカリングすること、ダウンリンクデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能なときページをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなどの他の機能も実行し得る。
【0051】
サービングゲートウェイ164はPDNゲートウェイ166にも接続され得、PDNゲートウェイ166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
【0052】
コアネットワーク107は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。たとえば、コアネットワーク107は、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。たとえば、コアネットワーク107は、コアネットワーク107とPSTN108との間のインターフェイスとして働くIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでもよいし、これと通信してもよい。さらに、コアネットワーク107は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他のワイヤードネットワークまたはワイヤレスネットワークを含み得る。
【0053】
図1Eは、実施形態によるRAN105およびコアネットワーク109のシステム図である。RAN105は、IEEE802.16無線技術を用いてエアインターフェイス117上でWTRU102a、102b、102cと通信するアクセスサービスネットワーク(ASN)であってよい。以下でさらに説明されるように、WTRU102a、102b、102c、RAN105、およびコアネットワーク109という異なる機能エンティティ間の通信リンクは、参照点として定義され得る。
【0054】
図1Eに示されるように、RAN105は、基地局180a、180b、180cと、ASNゲートウェイ182とを含み得るが、RAN105は、依然として実施形態に合致しながら、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含み得ることが理解されるであろう。基地局180a、180b、180cは各々、RAN105内の特定のセル(図示せず)に関連付けられ得、エアインターフェイス117上でWTRU102a、102b、102cと通信するための1または複数のトランシーバを各々含み得る。一実施形態では、基地局180a、180b、180cは、MIMO技術を実施し得る。したがって、基地局180aは、たとえば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信し、WTRU102aからワイヤレス信号を受信し得る。基地局180a、180b、180cは、ハンドオフトリガリング、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(QoS)ポリシー執行などのモビリティ管理機能も提供し得る。ASNゲートウェイ182は、トラフィック集合点として働き得、ページング、加入者プロファイルのキャッシュング、コアネットワーク109へのルーティングなどを担当し得る。
【0055】
WTRU102a、102b、102cとRAN105との間のエアインターフェイス117は、IEEE802.16規格を実施するR1参照点として定義され得る。さらに、WTRU102a、102b、102cの各々は、コアネットワーク109と論理インターフェイス(図示せず)を確立し得る。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク109との間の論理インターフェイスはR2参照点として定義され得、R2参照点は、認証、許可、IPホスト構成管理、および/またはモビリティ管理に使用され得る。
【0056】
基地局180a、180b、180cの各々の間の通信リンクは、WTRUハンドオーバおよび基地局間のデータの転送を容易にするためのプロトコルを含むR8参照点として定義され得る。基地局180a、180b、180cとASNゲートウェイ182との間の通信リンクは、R6参照点として定義され得る。R6参照点は、WTRU102a、102b、102cの各々に関連付けられたモビリティイベントに基づいてモビリティ管理を容易にするためのプロトコルを含み得る。
【0057】
図1Eに示されるように、RAN105はコアネットワーク109に接続され得る。RAN105とコアネットワーク109との間の通信リンクは、たとえば、データ転送能力およびモビリティ管理能力を容易にするためのプロトコルを含むR3基準点として定義され得る。コアネットワーク109は、モバイルIPホームエージェント(MIP-HA)184と、認証、許可、課金(AAA)サーバ186と、ゲートウェイ188とを含み得る。前述の要素の各々はコアネットワーク109の一部として示されているが、これらの要素のいずれか1つが、コアネットワーク事業者以外のエンティティによって所有および/または運用され得ることが理解されるであろう。
【0058】
MIP-HAはIPアドレス管理を担当し得、WTRU102a、102b、102cが異なるASNおよび/または異なるコアネットワークの間でローミングすることを可能にし得る。MIP-HA184は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。AAAサーバ186は、ユーザ認証、およびユーザサービスをサポートすることを担当し得る。ゲートウェイ188は、他のネットワークとの網間接続を容易にし得る。たとえば、ゲートウェイ188は、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。さらに、ゲートウェイ188は、ネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得、ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他のワイヤードネットワークまたはワイヤレスネットワークを含み得る。
【0059】
図1Eには示されていないが、RAN105は他のASNに接続され得、コアネットワーク109は他のコアネットワークに接続され得ることが理解されるであろう。RAN105と他のASNとの間の通信リンクはR4基準点として定義され得、R4基準点は、RAN105と他のASNとの間でWTRU102a、102b、102cのモビリティを協調させるためのプロトコルを含み得る。コアネットワーク109と他のコアネットワークとの間の通信リンクはR5参照として定義され得、R5参照は、ホームコアネットワークと訪問されるコアネットワークとの間の網間接続を容易にするためのプロトコルを含み得る。
【0060】
図1Aから
図1Eに戻ると、通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bによってエアインターフェイス115、116、および117上でWTRU102a、102b、102c、および102dにブロードキャストされる同期信号(SS)(図示せず)を含み得ることが理解されるであろう。SSは、WTRU102a、102b、102c、102dが、適切なタイミングでダウンリンクを復調しアップリンク信号を送信するために使用される時間パラメータおよび周波数パラメータ、ならびにターゲットセルが周波数分割複信(FDD)または時分割複信(TDD)をサポートするかどうかを決定することを可能にし得る。これらの同期信号は、第1同期信号(PSS)および第2同期信号(SSS)として指定され得る。さらに、
図1Aから
図1Gに示されるように、WTRU102a、102b、102c、102d、ならびにWTRU102e、102f、102g、102h、102i、および102jが、1または複数の実施形態により2つ以上の最も近く配置されたWTRUの間でデバイスツーデバイス(D2D)通信をサポートし得ることが理解されるであろう。したがって、D2D同期信号(D2DSS)は、第1D2D同期信号(P-D2DSS)および第2D2D同期信号(S-D2DSS)として指定され得るD2D対応WTRUの間でブロードキャストされ得る。
【0061】
図1Fは、基地局(BS)および同期クラスタヘッド(SCH)によってブロードキャストされるD2DSSの例のシステム図である。D2DSSを送信するBSおよび/またはSCHは、同期ソース(SS)と呼ばれ得る。D2DSSは、本明細書で説明されるように、SCH103などの同期クラスタヘッド(SCH)ならびに/またはWTRU102e、102f、102g、102h、102i、および102jに中継され得る。SCHは、別の同期ソースから送信された同期を導き出さない、基地局以外の同期ソース(たとえば、eNB)であってよい。SCHおよび/または基地局からD2DSSを受信する非SCH WTRU。非SCH WTRUは、そのSCHまたは基地局から導き出された同期に基づいてD2DSSを送信することによって、同期ソースになり得る。WTRUは、サイドリンク同期信号を使用してD2DSSを通信し得る。WTRUは、2つのサイドリンク同期信号を使用して、D2DSSを通信し得る。たとえば、WTRUは、第1サイドリンク同期信号および第2サイドリンク同期信号を使用して、D2DSSを通信し得る。
【0062】
図1Gは、2つの同期クラスタ間の(たとえば、同期ゾーン1と同期ゾーン2の間の)SCH同期の例示的な伝搬を示すシステム図である。
図1Aに示される通信システムによって実行され得るこの2ホップ同期の例。
図1Gは例示的な2ホップ同期を示しているが、SCH同期は3つ以上のホップに伝搬され得る。
【0063】
具体的には、
図1Fは、サービング基地局(S-BS)が受信および/または送信のために、それ自体のセル(たとえば、セル1)内での発見および通信のために1または複数のWTRUにD2Dリソースの1または複数のプールのインジケーションをブロードキャストし得る分散同期方式の例を示す。WTRU内に配された受信機は、たとえば、D2Dチャネルおよび/またはトランシーバタイミングを検出するとき受信機ウィンドウと周波数補正が合わされ得、D2Dチャネルを送信するときパラメータが合わされ得るように、時間および/または周波数参照を決定し得る。
図1Fに示されるように、以下で説明される例示的な実施形態は、異なるセル(たとえば、セルNo.2内のN-BS)、PLMN(図示せず)、およびクラスタ(たとえば、SCH同期クラスタNo.1)上に留まる(camp)隣接WTRUによって送信されるD2Dチャネルに露出されるWTRUに情報を提供する。隣接セル、PLMN、および/またはクラスタ上に留まるWTRUは、D2D通信リソースの検出を可能にするために、それらの同期参照に沿ってそれら自体のD2Dリソースプールを知らせ得る。この目的は、以下で1または複数の例示的な実施形態により説明されるさまざまな同期プロトコルによって果たされる。言い換えれば、WTRUは、隣接WTRUによって監視されることになる同期参照およびD2Dリソースプールを中継し得る。さらに、例示的な実施形態は、WTRUが、ネットワーク内(たとえば、ならびにネットワークカバレッジエリア外部)の潜在的受信機の同期を可能にするために他の隣接するWTRUに同期信号を再送信するように直接送信を実行することを可能にし得る。
【0064】
D2D対応WTRUは、WTRUの状態に基づいてさまざまな動作を実行し得る。例示的な状態は、ネットワーク内のWTRUのロケーション、隣接するWTRUがWTRUの近くにあるかどうか、無線リソース制御(RRC)状態、D2D構成などを含み得る。たとえば、WTRUがセルのカバレッジから移動するとき、モード選択(たとえば、スケジューリングモード選択)が実行され得る。WTRUは、たとえば、一定の条件に基づいて同期を中継することを開始/停止し得る。例は、WTRUが一定の条件に基づいて同期ソースを選択し得るまたはWTRUが同じ条件もしくは他の条件に基づいてリソースプールを選択し得るようなものであり得る。WTRUは、同じ条件または他の条件に基づいて、D2DSSを送信するかどうか、および/またはPD2DSCHメッセージを中継するかどうかを決定し得る。WTRUは、MasterlnformationBlock-SLメッセージを含み得るPSBCH(物理サイドリンクブロードキャストチャネル)メッセージを中継し得る。言い換えれば、D2D対応WTRUは、検出された無線リンク条件に基づいてD2D通信を実行するように複数のパラメータを決定し得る。D2D対応WTRUは、WTRU状態の変化があるとき、これらのパラメータを評価または再評価する手順を始め得る。たとえば、ネットワーク内のWTRUのロケーションの変化、近くの隣接するWTRUのアイデンティティの変化、RRC状態の変化、D2D構成更新などは、どのスケジューリングモードを使用するかおよび/または同期信号を中継するかどうかを評価するようにWTRUをトリガし得る。D2D対応WTRUによって実行され得る動作および手順を説明し得る非限定的な例示的シナリオが本明細書で提供される。
【0065】
D2D対応WTRUは、D2D対応WTRUがD2D通信に使用し得るリソースを決定し得る。リソースは、WTRUが動作しているスケジューリングモードに依存し得る。たとえば、WTRUは、モード1で動作し得る。モード1では、WTRUは、ネットワークエンティティ(たとえば、基地局またはeNB)にリソースを動的に要求し得る。動作のスケジュールされたモードと呼ばれ得るモード1では、eNBは、WTRUがD2D送信に使用し得るリソースをスケジュールし得る。WTRUは、WTRU選択されたスケジューリングモードと呼ばれ得るモード2で動作し得る。モード2(たとえば、WTRU選択されたモード)では、WTRUは、ネットワークによって半静的に知らされ得るまたはWTRU内であらかじめ構成され得るリソースプールから使用するためにD2Dリソースを自律的に選択する。本明細書で説明されるように、WTRUは、たとえば、RRCタイマが動作中であるまたは開始されたことを検出したことに応答して、ネットワーク構成および/または1もしくは複数の条件もしくはトリガに基づいて、モード1を選択するかそれともモード2を選択するかを決定し得る。WTRUは、WTRUの現在の条件(たとえば、RRC状態、カバレッジ状態、チャネル条件など)に基づいてリソースプールを選択し得る。
【0066】
D2D対応WTRUは、D2D同期信号(D2DSS)および/またはD2D同期メッセージ(PD2DSCH)をいつ送信する(たとえば、発生させるまたはフォワーディングする)かを決定し得る。WTRUは、WTRUが構成パラメータおよび/または本明細書で説明される他のトリガを検出し得る近くのノードに基づいて、D2DSSおよび/またはD2D同期メッセージをいつ送信するかを決定し得る。
【0067】
D2D対応WTRUは、マスタ同期ソース(MSS)を選択し得る。MSSは基地局(たとえば、eNode B)であってよい。MSSは、D2D動作のサポートにおいて参照タイミングに使用するのに適切であり得る別のD2D対応WTRUであってよい。D2D対応WTRUは、WTRU条件の更新(たとえば、D2D隣接ノードの検出、および/またはWTRUモビリティ)に基づいて、MSS選択または再選択を実行してよい。
【0068】
D2D対応WTRUは、WTRUがD2D送信および受信に使用し得るリソースプールを決定し得る。たとえば、WTRUは、その構成および条件に応じてネットワークまたはあらかじめ構成されたリソースによって提供されるリソースを使用し得る(たとえば、WTRUがモード1で動作中のとき)。WTRUは、(たとえば、モビリティまたはネットワーク再構成により)あらかじめ構成されたリソースを使用するのを止め、サービングセル基地局またはeNBからリソースを取得し得る(たとえば、WTRUがモード2からモード1に遷移するとき)。D2D対応WTRUは、ネットワーク条件の変更を決定し得、変更されたネットワーク条件に基づいてリソースプール選択/再選択を実行し得る。
【0069】
D2D対応WTRUは、たとえば、WTRUのペアが互いと通信可能であることを保証するために、D2D通信の受信および送信のための時間パターンを決定するならびに/または第2のWTRUと情報を交換し得る。カバレッジ内D2D対応WTRUは、カバレッジ内D2D対応WTRUがカバレッジ内D2D対応WTRUの近くにあるカバレッジ外WTRUを検出するとき、時間領域送信および/または受信パターンを提供する手順を始め得る。
【0070】
WTRUは、WTRUが発見および通信を監視し得るリソースを識別し得る。たとえば、WTRUは、サービングセルまたはクラスタに関連付けられたリソースを監視し得る。WTRUは、隣接するセル、クラスタ、またはPLMNに関連付けられたリソースを監視し得る。WTRUは、WTRUのカバレッジ条件を決定し得る。たとえば、WTRUは、WTRUがカバレッジ内にある、カバレッジのエッジにある、またはカバレッジ外にあることを決定し得る。カバレッジ条件を決定する際、WTRUは、1または複数のトリガイベント(たとえば、RRCタイマ、たとえばRLFタイマ)を利用し得る。WTRUは、カバレッジ条件に関連付けられた1または複数のトリガ更新を検出することによって、カバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、1または複数のトリガイベントを検出することによってトリガ更新を検出し得る。
【0071】
WTRUは、WTRUのカバレッジ条件に基づいてリソースを選択し得る。カバレッジ条件(たとえば、各カバレッジ条件)はWTRUリソースに関連付けられ得、WTRUは、WTRUのカバレッジ条件に関連付けられたリソースを選択し得る。WTRUは、たとえば、1または複数のトリガイベントに基づいて、動作のモード(たとえば、D2D通信のためのスケジューリングモード)を決定し得る。例示的なトリガイベントは、RRCタイマ(たとえば、RLFタイマ)が動作中であるまたは開始されたことを検出することを含み得る。WTRUは、追加トリガイベントに基づいて、D2D通信のためのスケジューリングモードを決定し得る。WTRUは、WTRU送信(Tx)および/または受信(Rx)のためのリソースプールを選択し得る。リソースプール選択は、さまざまなトリガリングイベントに基づいたリソースプールおよびメッセージ内容の構成を含み得る。WTRUは、他のWTRUにフォワーディングされた可能性のある1または複数のリソースプールを選択し得る。
【0072】
WTRUは、たとえば、さまざまなトリガリングイベントに基づいて、時間領域D2D送信および/または受信パターンを構成し得る。WTRUは、たとえば、1または複数のD2Dフレーム構成に基づいて、D2DSS送信および/またはD2DSS受信を実行し得る。WTRUは、D2DSSおよびホップカウントから同期フレームの内容を決定し得る。WTRUは、ルールを使用して、同期ソースに優先順位を付け得る。WTRUは、ルールを使用して、たとえば異なる同期ソースからのデータ受信に優先順位を付け得る。WTRUは、D2DSSを送信し得る。D2DSS送信は、プリアンブルおよび/またはポストアンブルの構成を含み得る。WTRUは、D2DSSまたはメッセージの送信をいつ停止または変更するかを決定し得る。WTRUは、たとえば、メッセージの内容、内容を決定するためのルール、D2DSSの内容、および/またはPD2DSCHを送信するための条件を含むように、物理的D2D同期(PD2DSCH)をフォーマットし得る。
【0073】
WTRUは、カバレッジ条件に関連付けられ得るトリガイベントに基づいてWTRUのカバレッジ条件を決定し得る。たとえば、WTRUは、たとえば、タイマ(たとえば、RRCタイマ、たとえば、RLFタイマ)が動作中であるまたは開始されたことを決定することによって、WTRUがカバレッジ内にあるか、カバレッジのエッジにあるか、それともカバレッジ外条件であるかを決定し得る。
【0074】
WTRUは、WTRUカバレッジ条件の1または複数のトリガ更新を決定することによって、カバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、トリガ更新に関連付けられた1または複数のトリガイベントを検出することによって、そのトリガ更新を決定し得る。WTRUは、無線周波数信号を送信し得るセルへのWTRUの近接性に基づいて、カバレッジ条件を決定し得る。例示的なセルは、LTEセル(たとえば、マクロセル)、ピコセル、フェムトセルなどを含み得る。たとえば、WTRUは、WTRUがセルの境界内に配置されるとき、WTRUがカバレッジ内にあることを決定し得る。WTRUは、WTRUがセルのエッジに近接するとき、WTRUがカバレッジ内にないことを決定し得る。WTRUは、WTRUがセルのエッジに近接して配置されるとき、WTRUがカバレッジのエッジにあることを決定し得る。WTRUは、WTRUがカバレッジ内になく、カバレッジのエッジにもないとき、WTRUがカバレッジ外にあることを決定し得る。
【0075】
WTRUは、たとえば、WTRUのカバレッジ条件の変更があるとき、複数のD2D動作パラメータの評価または再評価を始めるように構成され得る。たとえば、D2D動作パラメータは、リソースプール、動作のモード(たとえば、D2Dスケジューリングモード、D2D動作モード、たとえば、リレーWTRU、リモートWTRU、または通常WTRU)、同期送信、同期ソース選択などを含み得る。
【0076】
WTRUは、1または複数のイベントトリガを検出することによって、カバレッジ条件の変更を検出し得る。WTRUは、測定に基づいてトリガを検出し得る。たとえば、WTRUは、1または複数の基地局(たとえば、eNB)から受信された信号を測定することによって、そのカバレッジ条件を決定するように構成され得る。WTRUは、その関連付けられたセル(たとえば、サービングセル)の測定された参照信号受信電力(RSRP)値または受信信号強度インジケーション(RSSI)値をメモリ内に記憶された1または複数の閾値と比較することによって、WTRUがカバレッジ内にあるまたはカバレッジのエッジ上にあることを決定するように構成され得る。WTRUは、たとえば、測定されたRSRP値または測定されたRSSI値が、あらかじめ構成された閾値を上回る場合、WTRUがカバレッジ内に配置されていることを決定し得る。測定されたRSRP値またはRSSI値が、あらかじめ構成された閾値を上回ることは、信号電力が閾値を上回ることを示し得る。WTRUは、たとえば、RSSI信号値またはRSRP信号値の欠如に基づいて、WTRUがカバレッジ外条件にあることを決定し得る。
【0077】
WTRUは、その関連付けられたセル(たとえば、サービングセル)の測定されたRSRP値を1または複数のセル(たとえば、隣接するセル)の測定されたRSRP値と比較することによって、それがカバレッジ内にある、カバレッジのエッジ上にある、またはカバレッジ外にあることを決定し得る。WTRUは、たとえば、その関連付けられたセルのRSRP値が、あらかじめ構成された値だけ他のセルからのRSRP測定を超すことが決定された場合、それがカバレッジ内またはカバレッジのエッジ上に配置されていることを決定し得る。WTRUは、たとえば、その関連付けられたセルのRSRP値が、他のセルからのRSRP測定のあらかじめ構成された範囲を上回るあらかじめ構成された範囲内にあるとき、WTRUがカバレッジ内またはカバレッジのエッジ上にあることを決定し得る。WTRUは、たとえば、RSSI信号値またはRSRP信号値の欠如に基づいて、WTRUがカバレッジ外条件にあることを決定し得る。
【0078】
WTRUは、それがカバレッジ内にあるか、それともカバレッジのエッジにあるかを決定し得る。WTRUは、それがカバレッジ内またはカバレッジのエッジ上にあることを、ヒステリシスの存在に基づいて決定し得る。WTRUは、トリガする時間、WTRが時間の期間にわたって行い得る測定などに基づいて、それがカバレッジ内またはカバレッジのエッジ上にあることを決定し得る。WTRUは、望ましくないピンポン効果を回避するように構成され得る。カバレッジのエッジ上にあるWTRUとは、WTRUが関連付けられたセルのエッジ(たとえば、サービングセルのエッジ)に近いWTRUを指し得る。
【0079】
WTRUは、イベントトリガに基づいて(たとえば、イベントトリガを検出することによって)、WTRUのカバレッジ条件を決定するように構成され得る。WTRUは、イベントA3がセル範囲拡張(CRE)バイアスの正または負の値(たとえば、オフセット値)を用いてトリガされるとき、それがカバレッジのエッジ内にあることを決定し得る。WTRUは、その関連付けられたセルの測定されたRSRP値または参照信号受信品質(RSRQ)値を隣接するセルと比較することによって、それがカバレッジのエッジ内にあることを決定し得る。たとえば、WTRUは、サービングセルと隣接するセルのRSRP/RSRQ値の差が、構成されたCREバイアスに等しいまたはそれ未満であるとき、WTRUがカバレッジのエッジ内にあることを決定し得る。
【0080】
WTRUは、D2Dリソース(グラント)要求失敗に基づき得るイベントトリガを検出することによって、カバレッジ条件を決定するように構成され得る。WTRUは、ランダムアクセスチャネル(RACH)障害の数があらかじめ構成された閾値に到達したとき、それがセルのカバレッジのエッジ上にあることを決定し得る。カバレッジ内WTRUは、RACHを始め、スケジューリング要求(SR)および/またはバッファステータス報告(BSR)をD2D送信の要求リソースに送信し得る。WTRUは、たとえば、RACH試行の数があらかじめ構成された閾値を超えた場合、それがカバレッジのエッジ条件であることを決定し得る。WTRUは、たとえば、SRの数があらかじめ構成された閾値を超える場合、それがカバレッジのエッジ条件であることを決定するように構成され得る。WTRUは、WTRUが、D2D送信をトリガした可能性のある第1のSRを送信して以降、構成された時間持続期間にわたってグラントを受信しないとき、それがカバレッジのエッジ条件であることを決定するように構成され得る。WTRUは、たとえば、WTRUがD2DリソースのためのBSRを送信した後、あらかじめ構成された持続期間にわたってグラントを受信しないとき、それがカバレッジのエッジ内にあることを決定し得る。WTRUは、たとえば、D2D通信のためのBSRの送信後、retxBSRタイマが満了した場合、それがカバレッジのエッジ内にあることを決定し得る。WTRUは、あらかじめ定義された数の初期BSRの再送信の後、それがカバレッジのエッジ内にあることを決定し得る。カバレッジのエッジWTRUは、アップリンク通信を試行する(たとえば、周期的に試行する)ように構成され得る。
【0081】
WTRUは、HARQ A/Nフィードバックに基づき得るイベントトリガを検出することによって、WTRUのカバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、たとえば、アップリンク送信へのハイブリッド自動再送要求(HARQ)負のフィードバックが、構成された閾値を上回る、下回る、または等しい場合、それがカバレッジのエッジ条件であることを決定し得る。たとえば、カバレッジ内WTRUは、特定の窓(たとえば、時間期間)内で受信されるNACKの数が、構成された閾値に到達したまたは超えるとき、それがカバレッジのエッジ内にあることを決定するように構成され得る。
【0082】
WTRUは、RLF条件に基づき得るイベントトリガを検出することによって、WTRUのカバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、たとえば、指定されたトリガのうちの1または複数が、WTRUに無線リンク失敗(RLF)条件を検出させる場合、それがカバレッジのエッジ内にあることを決定し得る。たとえば、WTRUは、RRCタイマが開始されたとき、たとえば、タイマT310またはT312が開始されたまたは満了したとき、それがカバレッジのエッジ条件であることを決定し得る。WTRUは、あらかじめ構成された数の連続する非同期、または非同期中(たとえば、N個のTTI)であることに基づいて、それがカバレッジのエッジ内にあることを決定するように構成され得る。WTRUは、たとえば、無線リソース制御(RRC)再確立手順がトリガされるまたは始められる場合、それがカバレッジのエッジ内にあることを決定し得る。WTRUは、再確立タイマ(たとえば、RRCタイマ)が開始された場合、たとえば、タイマT311が開始されたまたはT301が開始された場合、それがカバレッジのエッジ内にあることを決定し得る。
【0083】
WTRUは、RRC再確立手順がトリガされたまたは始められたとき、タイマ311またはタイマ301などのタイマ(たとえば、RRCタイマ、たとえば、RLFタイマ)を開始し得る。WTRUは、たとえば、RRCを再確立するコマンドが送信された場合、それがカバレッジのエッジ内にあることを決定し得る。WTRUは、たとえば、RRC再確立手順が成功した場合、それがカバレッジ内にあることを決定し得る。WTRUは、無線リンク制御(RLC)再送信の数が、あらかじめ構成された閾値に等しくなったまたは超えたとき、それがカバレッジのエッジ条件であることを決定し得る。WTRUは、無線リンク制御(RLC)再送信の数が値のあらかじめ構成された範囲内にあるとき、それがカバレッジのエッジ条件であることを決定し得る。
【0084】
WTRUは、セル適合性基準に基づいてイベントトリガを検出することによって、WTRUのカバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、それが、1または複数の所定の適合性基準を満たすセルを見つけることができないとき、それがカバレッジ外条件であることを決定し得る。WTRUは、たとえば、セルがD2D通信のサポートを公示する(advertise)場合、そのセルが適切であることを決定し得る。カバレッジのエッジWTRUは、WTRUがたとえば所定の時間窓内でサービングセルシステム情報ブロック(SIB)を復号できないとき、それがカバレッジ外条件であることを決定し得る。たとえば、WTRUは、RRC_IDLE.Any-Cell-Selectionへの遷移を検出すると、WTRUのカバレッジ条件を決定し得る。
【0085】
WTRUはD2D同期信号/チャネルに基づき得るイベントトリガを検出することによって、WTRUのカバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、D2Dリソースプール情報を中継することが可能であり得る1または複数の隣接するWTRUを検出することによって、それがカバレッジ外条件であることを決定し得る。WTRUは、Camped_on_D2DUE状態に入ると、それがカバレッジ外状態であることを決定し得る。Camped_on_D2DUE状態は、D2D対応WTRUが、隣接するWTRUからのD2D構成情報を搬送する制御メッセージを復号するのに成功することができることを示し得る。
【0086】
カバレッジ内WTRUは、たとえば、ひとたびカバレッジ内WTRUが、隣接するカバレッジ外WTRUからのD2DSSを検出すると、同期信号および/またはメッセージの送信を始めるように構成され得る。
【0087】
WTRUは、WTRUが同期ソースおよび/またはリレーになるかどうかを評価および/または再評価し得る。WTRUは、たとえば、
図5、
図6、および
図7に示されるように、D2D同期信号を受信すると、新しい同期ソースを選択および/または再選択し得る。WTRUは、たとえば、WTRUが、より良い信号強度を有する1または複数の代替D2D同期信号を送信中である新しい隣接するWTRUを検出した場合、そのマスタ同期ソースを評価/再評価し得る。
【0088】
WTRUは、ダウンリンクチャネル条件に基づき得るイベントトリガを検出することによって、そのカバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、1または複数の検出されたダウンリンク信号誤りに基づいて、そのカバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、たとえば、ダウンリンクブロック誤り率(DL BLER)が、構成された閾値よりも小さい、これに等しい、またはこれを超える場合、イベントトリガを検出し得る。WTRUは、DL BLERが、構成された閾値よりも小さい、これに等しい、またはこれを超え得ることに応答して、それがカバレッジのエッジ条件であることを決定し得る。
【0089】
WTRUは、ハンドオーバイベントに基づき得るイベントトリガを検出することによって、そのカバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、1または複数のモビリティイベントに基づいて、そのカバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、たとえば、モビリティイベントがトリガされた場合(たとえばイベントA3)、またはmobilityControlInfoメッセージを有する(無線リソース制御)RRCReconfigurationが受信された場合、イベントトリガを検出し得、これは、WTRUに、それがカバレッジのエッジ条件であることを決定させ得る。WTRUは、たとえば、RRCReconfigurationCompleteメッセージが下位層によって送信されるのに成功するとき、イベントトリガを検出すると、WTRUがカバレッジ内条件であることを決定し得る。
【0090】
WTRUは、周期的UL手順に基づき得るイベントトリガを検出することによって、そのカバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、それがカバレッジ内条件に別のカバレッジ条件から遷移できるかどうかを決定するために1または複数のアップリンク手順を実行することを周期的に試行することによって、そのカバレッジ条件を決定し得る。たとえば、WTRUは、1または複数のアップリンク手順を実行することを周期的に試行し得る。WTRUは、たとえば、アップリンク手順が成功した場合、それがカバレッジ内状態であることを決定し得る。
【0091】
WTRUは、その現在の状態情報に基づいて、そのカバレッジ条件を決定し得る。WTRUは、基地局またはeNBおよび/または他のD2D対応WTRUに対するその現在の位置に基づいて状態情報を維持し得る。WTRUは、状態情報に基づいて動作のモードおよびリソースプールを選択し得る。WTRUは、たとえば、ネットワークから、そのカバレッジ状態の明示的インジケーションを受信し得る。WTRUは、そのカバレッジ状態を暗黙的に決定し得る。
【0092】
WTRUは、そのD2Dカバレッジ状態を決定し得る。D2D対応WTRUは、たとえば、そのカバレッジ条件に基づいて、以下の状態の1つに構成され得る。状態情報は、D2D-CoverageState(D2D_CS)と呼ばれ得る。D2D_CSは、In-coverageと呼ばれるD2D_CSを含み得る。WTRUは、それがRRC_IDLEであり、適切なセル上に留ませられているとき、カバレッジ内であってよい。WTRUは、それがRRC_CO ECTEDモードであり、D2Dサービスをサポートするセルを用いてサービスされ、WTRUが、カバレッジのエッジ内にあるための条件が満たされていないことを決定するとき、カバレッジ内であってよい。
【0093】
WTRUは、それがカバレッジのエッジにあることを決定し得る。D2D CSは、Edge-of-coverageと呼ばれるD2D_CSサブ状態を含み得る。WTRUは、それがダウンリンクユニキャストおよび/もしくはアップリンクユニキャスト内に信頼できないリンクを有し、ならびに/または基地局もしくはeNBと要求/応答通信を交換できないとき、カバレッジのエッジ状態であってよい。たとえば、DLシステム情報は通常のユニキャスト通信よりも比較的ロバストであり得るので、WTRUは、基地局またはeNBからDLシステム情報を復号し得る。WTRUは、RRC_IDLE状態またはRRC_CONNECTED状態であってよい(たとえば、WTRUがカバレッジのエッジにある間)。
【0094】
WTRUは、それがカバレッジ外にあることを決定し得る。D2D_CSは、Out-of-coverageと呼ばれるD2D_CSサブ状態を含み得る。WTRUは、WTRUが、セル適合性基準を満たすサービングセルを見つけることができないとき、それがカバレッジ外状態であることを決定し得る。WTRUは、WTRUが、D2Dサービスをサポートするサービングセルを見つけることができないとき、それがカバレッジ外状態であることを決定し得る。WTRUが適切なセルを見つけることができず、Any Cell Selection状態である場合、WTRUは、それがカバレッジ外状態であることを決定し得る。WTRUは、構成されたPLMN内に適切なセルがあるかどうか探す(たとえば、周期的に探す)ように構成され得る。Out-of-coverageのWTRUは、EMM-REGISTERED.NO-CELL-AVAILABLE状態またはEMM-DEREGISTERED.NO-CELL-AVAILABLE状態で動作し得る。
【0095】
WTRUは、サブ状態を決定するように構成され得る。D2D対応WTRUカバレッジ外状態は、2つ以上のサブ状態を含み得る。たとえば、カバレッジ外状態のサブ状態は、Camped_on_D2D_UE状態であり得る。WTRUは、WTRUが適切なセルを配置できないが、WTRUは、ネットワークからのカバレッジ内WTRUリレー/送信情報であり得る、別のWTRUによって送信されているD2D構成情報を復号するのに成功したとき、Camped_on_D2D_UE状態であってよい。カバレッジ外状態のサブ状態は、No_D2Dソース状態であり得る。WTRUは、それが、D2Dサービスをサポートする適切なセルおよび/またはD2D構成情報を送信している隣接するWTRUを見つけることができないとき、No_D2Dソース状態であってよい。
【0096】
図2は、D2D_CS状態がたとえば既存の状態機械のサブ状態を含み得る例示的な実施形態を示す状態遷移図である。
図4に示されるように、D2D_CS状態は、別個の状態変数または条件と考えられ得る。WTRUは、D2D_CS状態を使用して、既存の手順または新しく定義された手順を用いて実行され得るアクションを決定し得る。WTRUは、D2D_CS状態を使用して、別個の状態変数または条件が満たされるときWTRUが使用し得る1または複数の送信モードを決定し得る。
【0097】
WTRUは、トリガイベントに関する更新を検出することによって、そのカバレッジ条件を決定するように構成され得る。WTRUは、独立したトリガを検出することによって、そのカバレッジ状態決定ように構成され得る。WTRUは、本明細書で説明される1または複数のトリガイベントに基づいて、そのカバレッジ条件の評価/再評価をトリガし得る。たとえば、WTRUが特定の状態であるとき、WTRUは、条件を監視して、カバレッジ状態または使用する動作モードを決定し得る。
【0098】
WTRUは、基地局コマンドまたはeNBコマンドによるトリガに基づいてカバレッジ状態を決定するように構成され得る。WTRUは、基地局またはeNBから受信されたコマンドに基づいて、そのカバレッジ条件の評価/再評価をトリガし得る。RLF再確立成功時、基地局またはeNBは、遷移してカバレッジ内状態に戻るために、カバレッジのエッジD2D対応WTRUにコマンドを送り得る。WTRUは、再確立手順の完了(たとえば、完了成功)時またはRRC接続セットアップを実効するとき、それがカバレッジ内状態であることを暗黙的に決定し得る。WTRUは、たとえば、再確立手順の完了成功時に、カバレッジ内状態として動作することを試行するように構成され得る。カバレッジ内への遷移は、アップリンクメッセージ(たとえば、サービスもしくはRRC要求、専用RACH要求、またはスケジューリング要求)を送るようにWTRUをトリガし得る。WTRUは、たとえば、アップリンク手順が成功した場合、カバレッジ内WTRUとして引き続き動作し得る。アップリンク手順が不成功の場合、WTRUは、カバレッジのエッジ状態またはカバレッジ外状態に戻ってよい。
【0099】
WTRUは、カバレッジ状態の変更時に1または複数の手順を実行するように構成され得る。たとえば、カバレッジ状態の変更時、WTRUは、D2Dリソースを取得するためにWTRUが使用し得る動作のモード(たとえば、D2D通信のためのスケジューリングモード)(たとえば、モード1またはモード2)を決定するように構成され得る。たとえば、WTRUはカバレッジのエッジの変更を検出し得、WTRUは、モード2送信に遷移し得る。たとえば、WTRUはWTRUのカバレッジ条件の変更を検出し得、WTRUは、マスタ同期ソース(MSS)の役割を仮定し得る。MSSの役割を仮定すると、WTRUは、同期信号(たとえば、PD2DSCH上でD2DSSおよび/または同期メッセージ)を送信し始め得る。
【0100】
WTRUは、カバレッジ状態の変更を検出するとリソース選択手順を実行するように構成され得る。D2D対応WTRUは、D2D送信および/または受信のためのリソースを決定するためにリソース選択手順を実行し得る。D2D対応WTRUは、D2D動作のための時間および周波数における物理リソースブロック(PRB)であるようにD2Dリソースを決定し得る。D2D対応WTRUは、D2Dリソースプールなどの1または複数のD2Dリソースとともに構成され得る。D2D対応WTRUは、D2Dリソース選択に基づいて、定義された持続期間内のリソースプールからの送信機会および受信機会のパターンを選択し得る。パターンは、D2D送信パターンおよび/またはD2D受信パターンを含み得る。
【0101】
WTRUは、カバレッジ内条件に入るとWTRUリソース選択手順を実行するように構成され得る。ネットワークカバレッジ外ゾーンまたはネットワークカバレッジのエッジゾーンからネットワークカバレッジ内ゾーンに遷移するD2D対応WTRUは、報告を送信するように構成され得る。この報告は、D2D通信および/または状態の変更を実行する要求を含み得る。D2D対応WTRUは、本明細書で説明されるトリガイベントによってネットワークカバレッジまたは条件を識別し得る。
【0102】
ネットワークカバレッジ外ゾーンまたはネットワークカバレッジのエッジゾーンからネットワークカバレッジ内ゾーンに遷移するD2D対応WTRU、または新しいセルへのハンドオーバ時のD2D対応WTRUは、動作の前のモード(たとえば、前のD2Dスケジューリングモード)またはセルから既存のリソースN内で送信するのを停止し得る。たとえば、モード1からモード2に切り換えるWTRUは、既存のリソース内でモード1から送信するのをやめ得る。WTRUは、(たとえば、1または複数のシステム情報ブロック(SIB)を読み出すことによって、またはD2D対応WTRU内でセルの既存の構成を使用することによって)セル内でD2DデバイスのためのD2D通信モードのためのネットワーク構成を決定し得る。WTRUは、ネットワークと接続(たとえば、登録)し得る。D2D対応WTRUは、たとえば、ネットワークと接続し後、D2D送信のためのリソースを要求し得る。WTRUは、WTRUがモード1に構成されている場合、ネットワークと接続し得る。構成が利用可能でない場合、WTRUはネットワークと接続し得る。たとえば、セルが、セルはD2D可能であること示す場合、WTRUはネットワークと接続し得る。WTRUは、ネットワークカバレッジ外ゾーンまたはネットワークカバレッジのエッジゾーン内にあるときWTRUが使用した可能性のあるモード2送信リソースを使用するのを止めてよい。
【0103】
ネットワークカバレッジ外ゾーンまたはネットワークカバレッジのエッジゾーンからネットワークカバレッジ内ゾーンに遷移するD2D対応WTRUは、たとえば、以下のうちの1または複数に基づいて、リソースM、リソースパターン、および/またはカバレッジ内送信のための許可された送信パターンを識別し得る。WTRUは、SIB上で知らされるNとMとの間の所定のマッピングを使用し得る。WTRUは、構成されたまたは(たとえば、可能な場合はeNBのSIBから、またはRRCシグナリングを介して)受信された送信リソースプールを使用し得る。たとえば、既存の構成を継続する、ネットワークによる明示的なインジケーションがある場合、WTRUは、前の送信プールを引き続き使用し得る。WTRUは、(たとえば、RRCシグナリングを介して、またはメディアアクセス制御(MAC)制御要素(CE)を介して、または特殊なダウンリンク制御情報(DCI)を使用する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して)ネットワークから受信された明示的なインジケーションを使用し得る。WTRUは、eNBからの構成された送信リソースプールまたは送信機会パターンを使用し得る。
【0104】
ネットワークカバレッジ外ゾーンまたはネットワークカバレッジのエッジゾーンからネットワークカバレッジ内ゾーンに遷移するD2D対応WTRUは、たとえば、以下のうちの少なくとも1つに基づいて、カバレッジ内受信のための新しいリソース、時間パターン、および/または許可された受信機会を識別し得る。WTRUは、(たとえば、RRCシグナリングを介して、MAC CEを介して、または特殊なDCIを使用するPDCCHを介して)ネットワークから受信された明示的な受信リソースプールを使用するリソースを識別し得る。WTRUは、提供された構成に基づいて受信のためのあらかじめ構成されたリソースプール、および/または所定のマッピングを使用するリソース(たとえば、WTRU固有識別子に基づいて計算された時間パターン)を識別し得る。ネットワークカバレッジ外ゾーンまたはネットワークカバレッジのエッジゾーンからネットワークカバレッジ内ゾーンに遷移するD2D対応WTRUは、たとえば、以下に説明される手順に基づいてリソース選択プロセスの結果を示すレポートをeNBに送り得る。
【0105】
WTRUは、カバレッジエッジ条件に入ると、リソース選択手順を実行し得る。ネットワークカバレッジ内ゾーンからネットワークカバレッジのエッジゾーンに遷移するWTRUは、たとえば、本明細書で説明されるトリガイベントを検出することによって、ネットワークカバレッジを識別するように構成され得る。WTRUは、既存のリソースN内で送信するのを止めてもよいし、グラントが満了したとき(たとえば、スケジューリング期間の終了時)送信するのを止めてもよい。WTRUは、システム情報ブロック(SIB)を読み、D2D通信モードのためのネットワーク構成を決定し得る。たとえば、WTRUがモード2で動作するために構成されるもしくはこれが許可される場合、または構成が利用可能でない場合、WTRUはモード2を選択し得る。
【0106】
ネットワークカバレッジ内ゾーンからネットワークカバレッジのエッジゾーンに遷移するWTRUは、たとえば、以下のうちの少なくとも1または複数に基づいた、カバレッジのエッジ送信のための新しいリソースMを識別し得る。WTRUは、SIB上で知らされるNとMとの間の所定のマッピングに基づいた新しいリソースを識別し得る。WTRUは、SIBからのリソース構成に基づいた新しいリソースを識別し得る。WTRUは、送信のためのあらかじめ構成されたリソースプールに基づいた新しいリソースを識別し得る。WTRUは、送信に使用されることになる時間パターン(たとえば、送信プール)に基づいた新しいリソースを識別し得る。WTRUは、提供される構成に基づいた、SIBからの時間パターン、あらかじめ構成されたパターン、および/または所定のマッピング(たとえば、WTRU固有識別子に基づいて計算された時間パターン)を決定し得る。ネットワークカバレッジ内ゾーンからネットワークカバレッジのエッジゾーンに遷移するWTRUは、たとえば、以下のうちの少なくとも1または複数に基づいた、カバレッジのエッジ受信のための新しいリソースを識別し得る。WTRUは、SIBからのリソース構成に基づいた新しいリソースを識別し得る。WTRUは、受信のためのあらかじめ構成されたリソースプールに基づいた新しいリソースを識別し得る。WTRUは、送信に使用されることになる時間パターンに基づいた新しいリソースを識別し得る。WTRUは、提供される構成に基づいた、SIBから導き出されたタイミングパターン、あらかじめ構成されたパターン、および/または所定のマッピング(たとえば、WTRU固有識別子に基づいて計算された時間パターン)を選択し得る。
【0107】
ネットワークカバレッジ内ゾーンからネットワークカバレッジのエッジゾーンに遷移したWTRUは、たとえば、現在の状態の変更を決定するために(たとえば、WTRUがカバレッジ内モードに戻り得るかどうかを決定するために)、ULメッセージを始め得る。ULメッセージを始めることは、SIBを読んで周期的メッセージ構成(たとえば、RACH構成、周期的BSR構成、タイムアウト窓持続期間、連続した試行間のギャップなど)を決定することを含み得る。ULメッセージを始めることは、構成された構成を有するネットワークへの周期的送信を実行することを含み得る。
【0108】
WTRUは、Out-Of-Coverage状態に入るとリソース選択手順を実行するように構成され得る。ネットワークカバレッジ内ゾーンからネットワークカバレッジのエッジゾーンに遷移するWTRUは、本明細書で説明されるネットワークカバレッジを識別し得る。WTRUは、既存のリソースN内でまたは既存のスケジューリングモードを使用して送信するのを止め、使用する新しいセットのリソースおよび新しいスケジューリングモードを決定し得る。WTRUは、隣接するeNBをリッスンし、適合性をチェックし得る。適合性チェックは、セルがD2Dサービスをサポートするかどうかをチェックすることを含み得る。適切なセルが見つけられないイベントでは、WTRUは、任意の隣接するD2D同期信号をリッスンし得る。WTRUは、1または複数のD2D WTRU適合性基準に基づいて、D2DSSの適合性を評価し得る。この適合性基準は、ソースID優先順位(たとえば、ソースIDに優先順位が付けられる場合)、ホップカウントなどを含み得る。ネットワークカバレッジ内ゾーンからネットワークカバレッジのエッジゾーンに遷移するWTRUは、モード2送信手順を実行し始め得る。WTRUは、たとえば、以下のうちの少なくとも1つに基づいて、カバレッジ外送信またはカバレッジのエッジ送信のための新しいリソースMを識別し得る。WTRUは、スケジューリング割り当ておよびD2D送信のための所定の構成に基づいた新しいリソースを識別し得る。たとえば、WTRUは、SIBを読むことによって構成を受信し得る。WTRUは、提供される構成に基づいた所定のマッピングの送信に対して使用されることになる時間パターンに基づいた新しいリソース(たとえば、WTRU固有識別子に基づいて計算された時間パターン)を識別し得る。WTRUは、たとえば、提供される場合、あらかじめ構成されたパターン(たとえば、あらかじめ構成された送信プール)に基づいた新しいリソースを識別し得る。WTRUは、たとえば、受信のためのあらかじめ構成されたリソースプール、受信に使用されることになる時間パターン、提供される構成に基づく所定のマッピング(たとえば、WTRU固有識別子に基づいて計算された時間パターン)、および/またはあらかじめ構成されたパターン、のうちの少なくとも1つに基づいて、カバレッジ内受信のための新しいリソースを識別し得る。
【0109】
WTRUは、現在の状態の変更を決定するためにULメッセージを始め得る。WTRUは、SIBを読んで周期的メッセージ構成(たとえば、RACH構成、周期的BSR構成、タイムアウト窓持続期間、連続した試行間のギャップなど)を決定し、構成された構成を有するネットワークへの周期的送信を試行することによって、ULメッセージを始め得る。
【0110】
WTRUは、カバレッジの変更時に電力制御モードのタイプを選択するように構成され得る。WTRUは、D2D通信とともに動作するように1または複数の電力制御モードを用いて構成され得る。
【0111】
WTRUは、閉ループ電力制御モードを用いて構成され得る。たとえば、ノード(たとえば、eNB、クラスタヘッド、または制御用ノードなど)は、D2D通信および/または発見のためのWTRU送信電力を制御し得る。WTRUは、閉ループ手法に部分的に基づき得る電力制御モードを選択し得る。たとえば、WTRUは、電力制御コマンドを用いてノード(たとえば、eNB、クラスタヘッド、または制御用ノードなど)から電力制御信号インジケーションを受信し得る。WTRUは、たとえば、D2D通信グラント制御信号の一部として(たとえば、PDCCH、ePDCCH、および/または他の制御信号を介して)、電力制御信号などを受信し得る。
【0112】
WTRUは、(たとえば、参照ノードに対する)開ループ電力制御モードを用いて構成され得る。WTRUは、ノード(たとえば、参照ノード、制御用ノード、eNB、D2D WTRU、同期ソース、クラスタヘッドなど)からのRSRPなどの1または複数の測定に基づいて、その電力を決定し得る。たとえば、WTRUは、たとえば、eNBの場合にSIBなどの制御シグナリングに基づいてあらかじめ構成または決定され得る測定およびノード送信電力値に基づいて、ノードへの経路損失を推定し得る。WTRUは、ノードにおいて最小受信電力または最大受信電力に到達するように電力を調整し得る。WTRUは、パラメータ(たとえば、USIM上の)に基づいて電力制御モードを用いて構成され得る。ノード(たとえば、eNB、D2D WTRU、同期ソース、クラスタヘッドなど)は、たとえば、RRCシグナリングを介して、またはSIB上で、電力制御のためのパラメータを構成し得る。
【0113】
WTRUは、固定電力制御モードを用いて構成され得る。WTRUは、固定送信電力を用いて構成され得る。WTRUは、たとえば、USIMからの、またはRRC/SIBを介して、送信電力パラメータを用いて構成され得る。送信電力パラメータは固定され得る。たとえば、WTRUは、D2Dサービスの動作の構成された範囲に関連付けられた個々の値などを用いて、複数の固定送信電力パラメータを用いて構成され得る。WTRUは、たとえば、構成された範囲に基づいて、複数の送信電力値内の値を選択し得る。発見サービスは、動作の範囲(たとえば、短い、中間くらい、長い)とともに構成され得る。WTRUは、たとえば、動作の範囲に基づくD2D発見ペイロードを送信するための送信電力を選択し得る。WTRUは、動作の範囲および/またはD2D発見ペイロードを上位層からのインジケーションとして取得し得る。
【0114】
WTRUは、カバレッジ状態を変更するとき、電力制御に関連するアクションを実行するように構成され得る。WTRUは、たとえば、D2D WTRUカバレッジ状況に基づいてD2D電力制御モードを決定するように構成され得る。
【0115】
WTRUとeNBとの間の通信は、WTRUと、リソースノード、制御用ノード、クラスタヘッド、同期ソース、D2D WTRUなどのノードとの間の通信に適用可能であり得る。WTRUと、リソースノード、制御用ノード、クラスタヘッド、同期ソース、D2D WTRUなどのノードとの間の通信は、WTRUとeNBとの間の通信に適用可能であり得る。
【0116】
WTRUは、カバレッジ外に移動するときなどに、その電力制御モードを固定電力制御モードに変更するように構成され得る。WTRUは、(たとえば、それが、それがネットワークカバレッジ外またはノードおよび/もしくは参照ノードの外側にあることを検出するとき)その電力制御モードを自律的に変更するように構成され得る。たとえば、WTRUは、カバレッジ外に移動するときなどに、その電力制御モードを固定電力制御モードに自律的に変更するように構成され得る。WTRUは、構成から電力制御パラメータを決定するように構成され得る。WTRUは、ネットワークによって構成されたパラメータを維持するように構成され得る。WTRUは、カバレッジ内WTRUに関連付けられたノード(たとえば、eNB、制御用ノード、参照ノード、クラスタヘッド、D2D WTRU、同期ソースなど)によって提供されるなどの、カバレッジ内D2D WTRUからフォワーディングされた構成パラメータを使用する。
【0117】
図3は、WTRUがカバレッジのエッジまたはカバレッジ内へと移動するときSIBに基づいて電力制御モードを決定する例のシステム図を示し得る。WTRUは、カバレッジのエッジおよび/またはカバレッジ内へと移動するときSIBに基づいて電力制御モードを決定するように構成され得る。WTRUは、それが、それがノード(たとえば、eNB、制御用ノード、参照ノード、クラスタヘッド、D2D WTRU、同期ソースなど)のカバレッジ内で移動することを検出したとき、その電力制御モードを自律的に変更するように構成され得る。たとえば、WTRUは、参照ノードとしての最も近いeNBおよび/またはサービングeNBを用いて、その電力制御モードを開ループ電力制御モード(たとえば、参照ノード電力制御モード)に変更するように構成され得る。WTRUは、SIBから、eNBから、またはノードのブロードキャスト制御から受信された電力制御パラメータを使用し得る。
【0118】
WTRUは、SIBの構成を読むことによって、ノード(たとえば、eNB、制御用ノード、参照ノード、クラスタヘッド、D2D WTRU、同期ソースなど)のカバレッジ内で移動するとき、使用する電力制御モードを決定し得る。WTRUは、SA送信のための電力パラメータ、D2Dデータ、および/または発見送信電力などの関連付けられたパラメータを有する固定電力制御を使用するために、SIB上でインジケーションを受信し得る。
【0119】
WTRUは、SIBを介して、たとえば、閉ループ電力制御を使用するように構成され得る。WTRUは、たとえば、閉ループ電力制御を使用するとき、ノード(たとえば、eNB、制御用ノード、参照ノード、クラスタヘッド、D2D WTRU、同期ソースなど)に接続することを試行するように構成され得る。WTRUは、たとえば、接続失敗の場合に、またはWTRUが接続を試行している時間の間などに、SIB上で構成されたパラメータを用いて開ループ電力制御を使用するように構成され得る。
【0120】
WTRUは、たとえば、SIB上で知らされるパラメータを用いて、開ループ電力制御を使用するようにSIBを介して構成され得る。
【0121】
WTRUは、たとえば、カバレッジ内のとき、ネットワークからの構成に基づいて電力制御モードを決定するように構成され得る。WTRUは、ネットワークに接続するように構成され得る。WTRUは、WTRUがネットワークカバレッジ内で移動するときなど、たとえば、専用RRCシグナリングを介して、電力制御構成を受信するように構成され得る。WTRUは、たとえば、WTRUが接続されていない時間の間に、固定電力制御を使用するように構成され得る。WTRUは、たとえば、WTRUが接続されていない時間の間に、SIB上で知らされたパラメータを使用するように構成され得る。
【0122】
WTRUは、動作のD2Dモード(たとえば、D2Dスケジューリングモード、たとえばモード1またはモード2)に基づいて電力制御モードを決定するように構成され得る。たとえば、WTRUは、WTRUが動作のD2Dモードを変更するときに使用され得る電力制御モードを評価および/または選択し得る。WTRUは、たとえば、WTRUがモード1からモード2に切り換えるとき(たとえば、RRC接続が解除されるとき)、閉ループ電力制御から開ループ電力制御および/または固定電力制御に移動し得る。WTRUは、たとえば、WTRUがモード1からモード2に切り換えるとき(たとえば、RRC接続が解除されるとき)、SIB上で知らされるパラメータを使用し得る。
【0123】
WTRUは、役割の遷移に基づいて電力制御モードを決定するように構成され得る。WTRUは、WTRUがたとえば同期ソースもしくはクラスタヘッドとして動作を開始するまたはMSSもしくはクラスタヘッドとして動作するのを止めるとき使用され得る電力制御モードを評価および選択し得る。たとえば、WTRUが参照ノード(たとえば、同期ソースまたはクラスタヘッド)からの一般的なWTRU取得同期として動作中であるときなど、WTRUは、参照ノードから送信電力パラメータの少なくとも一部を取得する閉電力制御モードで動作中であり得る。WTRUは、WTRUが同期ソースとして動作を開始することを決めた場合など、たとえば条件の変更により、電力制御モードを固定電力制御に変更し得る。WTRUは、WTRUが同期ソースとして動作を開始することを決めた場合など、たとえば、条件の変更により、WTRU内で構成されたパラメータを使用し得る。
【0124】
WTRUは、動作のモード(たとえば、D2D通信のためのスケジューリングモード)を選択するように構成され得る。WTRUがRRC_CONNECTED状態であり、WTRUは、モード1スケジューリングを使用するD2D通信を実行中であり(たとえば、eNBがD2D送信をスケジュールする)、WTRUが接続問題を検出する場合、WTRUは、既存のトリガに基づいて無線リンク失敗(RLF)条件が発生したことを決定し得る。WTRUは、(たとえば、再確立を実行することを試行することによって)リンクを復旧させることを試行し得る。しかしながら、WTRUがリンクを復旧することを試行している間、何らかの遅延があることがある。たとえば、ダウンリンクにおいて繰り返される非同期インジケーションは、大きな値(たとえば、2sまで)を持つことができるRRCタイマ(たとえば、RLFタイマ、たとえば、タイマT310またはタイマT312)をトリガすることができる。アップリンク問題を検出する閾値は、WTRUがネットワークと通信することができない、D2Dのためのグラントを取得することができない、および/または重要なD2D通信を実行することができないとき、頻繁なピンポンを回避する大きな値を含み得るが、これらは、長い遅延につながり得る。そのような中断を回避するために、D2D WTRUは、この時間フレームの間に引き続き動作し得る。WTRUは、問題を(たとえば、T310が動作中であることを検出することによって)決定し、モード2リソース選択に遷移するように構成され得る。
【0125】
基地局またはeNBおよびWTRUは、条件の変更を決定し、WTRUをトリガして、その手順を変更させ、D2Dリソースを取得し得る。WTRUは、条件の変更を決定し、WTRUをトリガして、その手順を変更させ、D2Dリソースを取得し得る(たとえば、モード1からモード2に切り換える)。
【0126】
WTRUは、トリガ(たとえば、条件)に基づいて動作のD2Dモードを評価/再評価し得る。WTRUは、独立したトリガに基づいてスケジューリングモードを選択するように構成され得る。WTRUは、本明細書で説明される1または複数のトリガイベント(たとえば、条件)に基づいて、その動作のモード(たとえば、モード1またはモード2)の評価/再評価をトリガし得る。WTRUは、それがカバレッジ外状態であることを検出する(たとえば、決定する)とき、WTRUは、モード2リソースを使用し得る。WTRUが、セル適合性基準を満たすセルを見つけることができないとき、および/またはWTRUがセルを検出することができないとき、WTRUは、それがカバレッジ外状態であることを決定し得る。たとえば、WTRUは、所定の時間窓内でサービングセルSIBを復号することができないと、モード2リソースを使用し得る。WTRUがRRC_IDLE.Any-Cell-Selectionへと遷移するとき、WTRUは、モード2リソースを使用し得る。WTRUが、RRCタイマ(たとえば、タイマT300)の開始または満了に基づいてカバレッジ状態の変更を決定するとき、WTRUは、モード2リソースを使用し得る。WTRUが、再確立手順が始められたことを決定するとき(たとえば、RRCタイマが開始または満了したとき、たとえば、T311またはT301が開始または満了したとき)、WTRUは、モード2リソースを使用し得る。RRC接続要求手順が失敗した場合、WTRUは、モード2リソースを使用し得る。
【0127】
WTRUは、試行/フォールバック方法に基づくモード選択/切り換え手順を実行するように構成され得る。D2Dリソースが使用される場合、WTRUは、基地局またはeNBによって構成されたモードを使用することを試行し得る。WTRUが、構成された持続期間内でリソースを取得するのに成功しない場合、WTRUは、モード2を使用して、半静的リソースプールまたはあらかじめ構成されたリソースプールにフォールバックし得る。
【0128】
適切なサービングセル上に留まらされた(たとえば、RRC_IDLEまたはRRC_CONNECTED)WTRUは、モード1を使用することによってD2Dリソース選択を始めるように構成され得る。新しいD2Dデータが到着すると、WTRUは、基地局またはeNBからリソースを取得する要求を始め得る。手順が不成功の場合、WTRUは、ブロードキャストシグナリングを使用して構成されたリソースプールとともにモード2を使用することを試行し得る。ブロードキャストシグナリングにおいてリソースが利用可能でないまたはリソースがモード2動作のために(たとえば、明示的に)構成されていない場合、WTRUは、D2D動作を実行しないことがある。リソースが知らされないまたはWTRUがSIBを復号することができない場合、それは、あらかじめ構成されたリソースプールとともに、モード2に遷移し得る。
【0129】
WTRUは、RRC接続を確立するように構成され得、D2D動作のためのリソースを要求し得る。WTRUは、SIB D2D構成上でeNBから信号を受信することによってRRC接続を確立するように構成され得る。D2Dデータ(たとえば、新しいD2Dデータ)が到着すると、RRC_IDLEモードのWTRUは、RRC接続確立手順を始め得る。RRC接続確立手順が成功しなかった場合、WTRUは、構成されたモード2リソースを使用することを試行し得る。WTRUは、以下の条件のうちの1または複数などの指定された条件で構成されたモード2リソースを使用し得る。
【0130】
タイマが動作中であるまたは満了したとき、たとえば、T300が動作中であるまたは満了したとき(たとえば、RRCConnectionRequestの送信時)、WTRUは、モード2で動作し、モード2リソースを使用するように構成され得る。WTRUは、RRC Connection Rejectの受信時、モード2リソースを使用し得る。T302(たとえば、TBarring)が動作中であるとき(たとえば、RRC接続確立を実行している間のRRCConnectionRejectの受信時)、WTRUは、モード2リソースを使用し得る。T303またはT305が動作中であるとき(たとえば、呼またはシグナリングを発生するモバイルのためのRRC接続確立を実行している間にアクセスが妨げられると)、WTRUは、モード2リソースを使用し得る。たとえば、WTRUが、RRC接続の確立失敗について上位層に知らせるように構成されている場合、WTRUは、モード2リソースを使用し得る。RRCにおけるアクセス妨げチェックが、妨げられているとセルを決定するとき、および/またはタイマ(たとえば、新しいタイマ)が満了した後、WTRUは、モード2リソースを使用し得る。タイマは、RRC接続要求の始まりのときに始められた可能性がある。タイマは、RRC接続要求が始められたときに開始し得る。タイマは、RRC接続セットアップが受信されたときに停止し得る。RRC接続セットアップの受信時または上位層からの、送信を停止するインジケーションの受信時、WTRUは、モード1動作またはネットワークが提供する構成を使用し得る。
【0131】
たとえば、WTRUは、D2D送信のためのグラントを要求するBSRを送り得る。たとえば、WTRUが時間内にeNBから応答を受信しなかった場合、WTRUは、モード2を使用することを試行し得る。たとえば、BSRがトリガされるおよび/または送られるとき、タイマが開始し得る。WTRUは、たとえば、タイマの満了によって、モード2に遷移するようにトリガされ得る。WTRUは、retxBSR-Timer.などのタイマの満了によって、モード2に遷移するようにトリガされ得る。たとえば、D2D BSRのいくつかの再送信の後、WTRUはモード2を始め得る。
【0132】
WTRUは、たとえば、トリガされたD2D BSRの結果として、グラントを要求するSRを送り得る。たとえば、WTRUが、BSRを送信するPUSCHリソースを受信しなかった場合、WTRUは、モード2を使用するように遷移し得る。たとえば、定義された持続期間にわたるD2D BSRが、組み立てられたMAC PDUを含まない場合、WTRUは、モード2を使用するように遷移し得る。D2D BSRがトリガされる、および/またはSRが送信されるとき、タイマは開始され得る。タイマの満了は、モード2に遷移するようにWTRUをトリガし得る。たとえば、WTRUが、構成された時間の量よりも多くSRを再送信する場合、WTRUはモード2に遷移し得る。WTRUは、sr-Prohibitタイマの満了によってモード2送信に遷移するようにトリガされ得る。たとえば、モード2送信を使用するWTRUは、アップリンク通信を試行する(たとえば、周期的に試行する)ように構成され得る。WTRUは、それが依然として接続モードである場合および/またはネットワークが、それをモード1送信に構成した場合などに、UL通信を周期的に試行するように構成され得る。WTRUは、(たとえば、周期的に、および/またはBSRがトリガされる場合)通信を再試行し得る。WTRUは、通信を試行する前に、時間の期間にわたって待機し得る。
【0133】
WTRUは、リソースグラント持続期間満了に基づくモード選択/切り換え手順を実行するように構成され得る。たとえば、モード選択/切り換え手順がリソースグラント持続期間満了によってトリガされない場合、WTRUは、リソースグラントデアクティベーションを検出し得る。たとえば、D2Dリソースが使用される場合、WTRUは、モードの選択に関する情報を用いて構成され得る。たとえば、D2Dリソースが無効であり得るおよび/または無効になり得るとき、WTRUは、リソースプールに関する情報を用いて構成され得る。たとえば、WTRUは、持続期間(たとえば、リソースが有効と考えられ得る時間持続期間)にわたって有効であり得るD2Dリソースを用いて構成され得る。WTRUは、たとえば、持続期間が満了したとき、モード切り換えを実行するように構成され得る。持続期間は、たとえば、時間、フレームの数、サブフレームの数に関して、リソース時間パターンとして、などと構成され得る。WTRUは、モード1リソースがネットワークによってデアクティベーションされたときなどに、たとえば、モード1からモード2にモードを切り換えるように構成され得る。
【0134】
WTRUは、BSR送信への応答の欠如に基づいてモード1からモード2に切り換え得る。たとえば、WTRUは、D2D送信のためのグラントを要求するBSRを送り得る。たとえば、WTRUが時間内にeNBから応答を受信しなかった場合、WTRUは、モード2を使用することを試行し得る。BSRが送られるとき、タイマが開始し得る。WTRUは、既存のタイマretxBSR-Timerの満了時にモード1からモード2に遷移するように構成され得る。
【0135】
WTRUは、RRC状態遷移に基づくモード選択/切り換え手順を実行するように構成され得る。D2Dリソースが使用される場合、WTRUは、RRC状態に基づいたモードおよびリソースプールの選択に関するルールを用いて構成され得る。WTRUは、それがRRC_IDLEモードであるとき、モード2で動作するように構成され得る。WTRUは、基地局またはeNBにより定義されたモードよりも優先するルールを用いて構成され得る。
【0136】
WTRUは、D2D Coverage-Stateの変更に基づくモード選択/切り換え手順を実行するように構成され得る。WTRUは、現在のD2DCoverage-Stateに基づいたモードおよびリソースプールの選択に関するルールを用いて構成され得る。WTRUは、本明細書で説明される1または複数のトリガイベントに基づいて状態の変更を検出し得る。
【0137】
WTRUが、それ自体がカバレッジ内状態であることを決定するとき、それは、D2D送信のためのリソースプールおよびモード構成を取得するように構成され得る。WTRUは、基地局またはeNBから受信され得る知らされた構成によってリソースプールおよびモード構成情報を受信し得る。カバレッジのエッジ内で動作するWTRUは、ネットワークからリソース割り振りを取得し、D2D送信のための自律的リソース選択を実行するように構成され得る。カバレッジ外状態(たとえば、No_D2Dソース_Available)で動作するWTRUは、あらかじめ構成されたリソース割り振りを使用し得、自律的リソース選択を実行し得る。Out-of-Coverage.Camped_on_another_UEで動作するWTRUは、1または複数の隣接するWTRUから制御メッセージのためのリソースプールを取得し、制御構成から自律的リソース選択を実行し得る。
【0138】
WTRUは、1または複数の基地局コマンドまたはeNBコマンドに基づいてモード選択/切り換えを実行するように構成され得る。基地局またはeNBは、専用シグナリングまたはブロードキャストシグナリングを使用してセル内で使用されることになるModeとともにMode Selectionコマンドを送り得る。基地局またはeNBは、専用シグナリングまたはブロードキャストシグナリングを使用してセル内でWTRUに使用されることになる1または複数のリソースに加えてModeとともにMode Selectionコマンドを送り得る。基地局またはeNBは、RRCメッセージ、層2メッセージ、および/または層1メッセージ(たとえば、PDCCH)として、Mode Selectionコマンドを送り得る。WTRUは、モード1においてネットワークにリソースを要求し得る。ネットワークは、モード2に遷移するようにWTRUに示し得る層1メッセージを送り得る。ネットワークは、モード1動作を試行するかそれともモード2動作を試行するかをWTRUに示し(たとえば、明示的に示し)得る。WTRUがモード1動作に構成されるとき、本明細書で説明される1または複数の条件は、モード2動作に遷移するようにWTRUをトリガし得る。
【0139】
カバレッジ内WTRUが、D2D通信を実行するようにトリガされるとき、そのWTRUは、1または複数のリソースを要求する要求を基地局またはeNBに送り得、基地局またはeNBは、WTRUが動作するために使用し得るモード(たとえば、モード1またはモード2)を用いて応答し得る。
【0140】
WTRUは、D2D通信のためのモード選択を実行するルールを受信し得る。たとえば、基地局またはeNBは、ブロードキャストシグナリングを使用して、セル内のすべてのWTRUに使用され得るモードを示すルールを知らせ得る。
【0141】
WTRUは、UL成功に基づくモード選択/切り換えを実行するように構成され得る。たとえば、モード2で動作するWTRUは、RACHが成功であるときリソース選択モードを評価/再評価するように構成され得る。モード2で動作するWTRUは、スケジューリンググラントが送られた後の構成された持続期間内でULグラントが受信されるとき、リソース選択モードを評価/再評価するように構成され得る。
【0142】
WTRUは、時間アライメントタイマ(TAT)満了に基づくモード選択/切り換えを実行するように構成され得る。たとえば、モード1で動作するWTRUは、WTRUがネットワークとのタイミングを失うとき、モードを評価/再評価するように構成され得る。WTRUは、たとえば、WTRUがTAT(たとえば、timeAUgnmentTimer)の満了によってトリガされるとき、モード2に遷移するように構成され得る。
【0143】
WTRUは、D2D通信のためのスケジューリングモードを選択した後、他の手順を実行するように構成され得る。モード2のWTRUは、あらかじめ構成されたリソースプール、または基地局もしくはeNBによって構成されたリソースを選択し得る。
【0144】
WTRUモード選択の変更は、たとえば、ネットワークがリソースを解放し得るように、インジケーションをノードに送るようにWTRUをトリガし得る。たとえば、WTRUは、WTRUがモード1からモード2に移るときなどに、インジケーションをeNBに送り得る。eNBへのインジケーションは、それがモード2動作を始めるときWTRUが使用し得るパターンを含み得る。アクティブモード1(たとえば、半静的)リソースを用いて構成されたWTRUは、時点で(たとえば、データが依然として送信されなくなった場合)リソースを使用および/または必要としないことがある。WTRUは、たとえば、モード2に構成されるとき、リソース(たとえば、モード1リソース)を自律的に解放および/またはデアクティベーションし得る。WTRUは、WTRUがリソースを解放したというインジケーションをeNBに送り得る。WTRUは、リソースを解放するためのネットワークによるインジケーションを待機し得る。eNBは、リソースを解放し、ならびに/または、リソースがもはや占有されないおよび/もしくは必要とされないという、WTRUからのインジケーション時などに、リソースを解放および/もしくはデアクティベーションし得るインジケーションをWTRUに提供し得る。インジケーションは、eNBがリソースの管理を実行することを可能にし得る。
【0145】
WTRUは、グラントを解放するおよび/またはD2D送信を実行しないことによってモード1リソースを解放するように構成され得る(たとえば、WTRUが、送信することになるデータを持たないが、アクティブなグラントを持ち得る場合)。たとえば、WTRUは、MAC CEに、それがモード1リソースを解放したことをネットワークに示させ得る。WTRUは、小さいバッファサイズ(たとえば、ゼロに設定された)を有するバッファステータス報告を使用して、WTRUがリソースを使用しないことがあるおよび/またはグラントを解放したことを示し得る。いくつかの例では、WTRUは、半永続的リソース割り振りのためなどに、それがリソースを解放するとき(たとえば、各々がゼロMAC SDUを含む、impUcitReleaseAfter個の連続したMAC PDUがD2Dデータトラフィックのために提供された後)、インジケーションを送り得る。
【0146】
WTRUは、D2D通信のためのスケジューリングモードを変更する1から複数の手順を用いて構成され得る。本明細書で説明されるように、WTRUは、モード1リソースを使用する(たとえば、RRCシグナリングを使用する)ようにeNBによって構成され得、本明細書で説明される1または複数の条件に応答してモード2リソースを使用し始め得る。1または複数の条件は、リソース構成、許可されたアプリケーションタイプ、許可された使用エリア、インデックスID、制御、および/またはデータ使用を含み得る。1または複数の条件は、アクティベーション/デアクティベーショントリガ、時間窓、測定に基づくトリガ、および/またはセル範囲拡張に基づくトリガを含み得る。1または複数の条件は、D2Dリソースグラント要求失敗、HARQ A/Nフィードバックを含み得る。1または複数の条件は、RLF条件に基づくトリガを含み得る。WTRUは、タイマ(たとえば、RRCタイマ、タイマ310、タイマ311、および/またはタイマ301)が動作中であるまたは開始されたことを検出することによってRLF条件を検出するように構成され得る。1または複数の条件は、セル適合性基準、D2D同期信号/チャネル、ダウンリンクチャネル条件、ハンドオーバイベントを含み、および/または周期的アップリンク手順をトリガし得る。WTRUは、失敗条件が検出されない限りモード1リソースを使用および/または要求するように構成され得る。
【0147】
接続モードのWTRUは、D2D通信のためのスケジューリングモードを変更するための手順を用いて構成され得る。1または複数のトリガは、モード2動作を実行し始めることを示し得、および/またはWTRUを失敗条件(たとえば、無線リンク失敗(RLF)条件、たとえば、RRCタイマ(たとえば、RLFタイマ、たとえば、T310、T311、またはT301)が動作中であるまたは開始されたとき)とみなすことを示し得る。
【0148】
RRC_CONNECTED WTRUは、失敗条件(たとえば、RLF 条件、たとえば、RRCタイマが動作中であることを検出することによって)を検出するように構成され得る。RRC_CONNECTED WTRUが、送信するD2Dデータを有し、モード1リソースを要求するように構成されるとき、それが、本明細書で説明される1または複数の条件またはトリガによりモード1リソースを取得することができない場合、RRC_CONNECTED WTRUは失敗条件を検出し得る。たとえば、RRC_CONNECTED WTRUは、以下の条件のうちの1または複数が満たされるとき、失敗条件(たとえば、モード1からモード2に切り換える条件)を検出し得る。RRC_CONNECTED WTRUは、D2D BSRが送られた後の所定の持続期間後のグラント受信失敗時に条件を検出し得る。RRC_CONNECTED WTRUは、D2D SRが送られた後の所定の持続期間後にグラント受信失敗時に条件を検出し得る。RRC_CONNECTED WTRUは、1または複数のRLFトリガが満たされた(たとえば、RACH失敗、RLC再送信失敗など)とき、条件を検出し得る。RRC_CONNECTED WTRUは、T310が動作中である(たとえば、N個の非同期TTIを検出している)または満了したとき条件を検出し得る。RRC_CONNECTED WTRUは、T311が動作中である(たとえば、RRC接続再確立手順が始められたことを検出する)とき条件を検出し得る。RRC_ CONNECTED WTRUは、T301が動作中である(たとえば、RRC接続を再確立する要求が送信されたことを検出する)とき、条件を検出し得る。
【0149】
WTRUが、失敗条件(たとえば、モード1からモード2に切り換える条件)を検出するとき、WTRUはモード2動作を開始し得る。WTRUは、たとえば、WTRUが、送信するUL D2Dデータを有する間に、RRC再確立手順が始められる(たとえば、RRCタイマが動作中である、たとえば、T311またはT301が動作中である)場合、失敗条件を検出し得、モード2動作を開始し得る。
【0150】
モード2動作のWTRUは、以下の条件、すなわち、WTRUが、送信するデータを有する、WTRUがネットワークからRRC再確立メッセージを受信し、再確立を完了する、WTRUがRRC再確立メッセージを受信する、T301が停止する、WTRUがアイドルモードに遷移する(たとえば、RRCタイマが停止または満了したとき、たとえば、T311またはT301が停止または満了したとき、またはRRC接続拒否が発生したとき)、および/またはタイマが満了し、WTRUがネットワークへのアクセスを試行する(たとえば、再試行する)またはグラント要求を試行する(たとえば、再試行する)、のうちの1または複数が生じるまでモード2を使用し続け得る。
【0151】
WTRUは、再確立成功時にモード2で動作するのを止めるように構成され得る。再確立メッセージの受信成功時、WTRUは、明示的な構成がサービングeNBから受信されるまで、モード2動作を使用するのを止め得、D2Dデータ送信を停止し得る。RRC再確立メッセージは、D2D構成情報を含み得る。WTRUは、RRC再確立メッセージに含まれるD2D構成情報によりD2Dデータ送信を継続し得る。
【0152】
WTRUは、RRC再確立成功までモード2リソースを使用し得る。再確立メッセージの受信成功時、WTRUがRRC再確立を完了するのに成功する(たとえば、RRC再確立完了メッセージが送信される)まで、WTRUは、モード2動作を継続し得る。再確立手順の完了時、WTRUは、再確立手順内で提供される構成を使用して動作し始め得る。再確立手順の完了時に再確立手順がD2D構成(たとえば、新しいD2D構成)を提供することができない場合、WTRUは、明示的な構成がRRC構成メッセージ内で受信されるまでD2Dデータ送信を実行するのを止め得る(たとえば、セルが、WTRUがモード1動作を要求する必要があることを示す場合)。再確立手順の完了時、RRC再構成メッセージが、使用するD2D構成を有するWTRUを提供するまで、WTRUは、モード2を使用し続け得る。
【0153】
WTRUは、再確立不成功時にアイドルモードに遷移するように構成され得る。再確立手順が不成功であり、WTRUがアイドルモードに遷移する場合、WTRUは、以下のうちの1または複数を実行し得る。再確立手順が不成功であり、WTRUがアイドルモードに遷移する場合、WTRUは、モード2動作を実行し続け得(たとえば、データが依然として利用不可能な場合)、1または複数の上位層に再確立不成功(たとえば、失敗)を通知し得る。再確立手順が不成功であり、WTRUがアイドルモードに遷移する場合、WTRUは、D2Dデータ送信が継続中であることを1または複数の上位層に通知し得る。1または複数の上位層は、D2Dデータがモード2を使用して送信されている、サービス要求(たとえば、新しいサービス要求)およびRRC接続確立手順(たとえば、新しいRRC接続確立手順)をトリガし得る。再確立手順が不成功であり、WTRUがアイドルモードに遷移する場合、WTRUは、D2Dデータ送信を停止し得、モード2で動作するのを止め得、1または複数の上位層に再確立不成功(たとえば、失敗)を通知し得る。1または複数の上位層は、D2Dアプリケーションのためのサービスを要求するRRC接続要求を始め(たとえば、直ちに始め)得る。再確立手順が不成功であり、WTRUがアイドルモードに遷移する場合、WTRUは、本明細書で説明されるアイドルモードのためのWTRU手順のうちの1または複数を実行し得る。
【0154】
WTRUは、アイドルモードの失敗条件を検出するように構成され得る。WTRUがアイドルモードであるとき、WTRUはモード2動作をトリガし得、および/またはWTRUは失敗条件を検出し得る。RRC_IDLE WTRUが、送信するD2Dデータを有し、モード1リソースを要求するように構成されるとき、WTRUは、D2Dサービスおよび構成を要求するRRC接続要求を始め得る。WTRUは、RRC接続を実行するのに成功することができないことがあり、D2Dデータ送信を実行することができないことがある。WTRUは、以下の条件のうちの1または複数が満たされるとき、失敗条件(たとえば、モード1からモード2に切り換える条件)を検出し得る。WTRUは、T300が満了した(たとえば、RRC接続を確立する要求が不成功であった)とき条件を検出し得る。WTRUは、RRC接続拒否またはRRC接続解放の受信時、またはT302またはTbarringが動作中であるとき(たとえば、RRC接続確立を実行しながらRRCConnectionRejectメッセージが受信される)条件を検出し得る。WTRUは、RRC内のアクセス妨げチェックが、セルは妨げられたと決定するとき、条件を検出し得る。WTRUは、T303またはT305が動作中であるとき(たとえば、呼またはシグナリングを発生するモバイルのためのRRC接続確立を実行している間にアクセスが妨げられるとき)、条件を検出し得る。WTRUがRRC接続の確立失敗について1または複数の上位層に通知しなければならない場合、WTRUは条件を検出し得る。WTRUは、RRC接続要求の開始時に始められたタイマが満了した後、条件を検出し得る。タイマは、RRC接続要求が始まったとき開始し得る。タイマは、RRC接続セットアップメッセージが受信されたとき停止し得る。
【0155】
WTRUは、ネットワークによって識別されたモード2リソースから選択し得る。WTRUがアイドルモードのとき、WTRUは、ブロードキャストモード2リソースを使用するモード2を使用し始め得る。WTRUは、本明細書で説明される1または複数の失敗条件の検出時にモード2動作を使用し始め得る。ネットワークは、失敗条件のWTRUがアイドルモードで利用し得るモード2D2Dリソースのセットをブロードキャストし得る。たとえば、モード2D2Dリソースのセットは、失敗条件のWTRUの使用のために予約され得る(たとえば、失敗条件を経験していないWTRUは、これらのリソースを使用することが許可されないことがある)。ネットワークは、WTRUが通常条件下でモード1を使用する(たとえば、ネットワークへの接続を試行する)インジケーションをブロードキャストし得る。
【0156】
WTRUがアイドルモードのとき、WTRUは、あらかじめ構成されたモード2リソースを使用し始め得る。たとえば、ネットワークは、モード2リソースをブロードキャストしないことがある(たとえば、ネットワークが、すべてのアイドルモードWTRUに、モード1アクセスを実行するように命じる場合)。WTRUがアイドルモードのとき、WTRUは、優先順位のより高いD2Dデータ送信(たとえば、D2D緊急データサービス、たとえば、公共安全サービス)を送信する(たとえば、停止しない)ために、あらかじめ構成されたリソースのセットを使用するD2Dデータ送信を始め得る。あらかじめ構成されたリソースのセットを使用するD2Dデータ送信を実行するとき、WTRUは、ネットワークのリソースを再調整して戻し、ページングメッセージの適切な受信を監視および保証するように構成され得る。
【0157】
WTRUがアイドルモードのとき、WTRUは、RRCリトライタイマ(たとえば、新しいRRCリトライタイマ)によりRRC接続要求アクセスを再試行し得る。たとえば、タイマ(たとえば、D2D例外状態タイマ)は、ネットワークへの接続および/または要求をリトライする、たとえば、ネットワークにD2Dリソースを要求するように、ネットワークまたはWTRUによって定義され得る。タイマは、本明細書で説明されるトリガのうちの1または複数が満たされるとき、開始し得る。タイマが開始されるとき、WTRUは、構成されたモード2リソース(たとえば、例外シナリオ中の使用のために構成されたモード2リソース)を使用し始める。タイマの満了時、RRCは、接続を確立するようにアップリンクにおいて要求を送ることを再試行する(たとえば、RRC_IDLE)またはグラントを要求する(たとえば、RRC_CONNECTED)ように構成され得る。RRCは、タイマを開始して、失敗を1または複数の上位層に知らせる前にあらかじめ構成された数の時間(たとえば、最大試行)にわたってネットワークへの接続を引き続き再試行するように構成され得る。
【0158】
WTRUがアイドルモードのとき、WTRUは、RRC接続確立失敗時に上位層と相互作用し得る。WTRUがRRC_IDLEモードであり、ネットワークへの接続を確立するのに失敗した(たとえば、WTRUが、本明細書で指定される条件のいずれかにより失敗を検出する)とき、WTRUは、1または複数の上位層(たとえば、NASまたはProSeクライアント)に失敗を示すように構成され得、モード2リソースを使用するD2Dデータ送信を実行し始め得る。WTRUは、1または複数の上位層(たとえば、NASまたはProSeクライアント)がサービス要求応答を受信していない可能性がある場合であっても、WTRUがモード2を使用するD2Dデータ送信を実行するように構成されることを1または複数の上位層に通知し得る。1または複数の上位層(たとえば、NASまたはProSeクライアント)は、(たとえば、アプリケーションが送信し続けることを可能にしながら)既存の機構に基づいて接続を再試行し得る。WTRUは、モード1リソースが利用可能になるまで(たとえば、RRC接続確立が、D2D通信をサポートするセルで成功するまで)モード2リソースを使用し続けるように構成され得る。
【0159】
RRC接続確立失敗時にWTRUがアイドルモードであり、WTRUが1または複数の上位層と相互作用するとき、WTRUは、以下の条件のうちの1または複数が満たされるまでD2Dデータのモード2送信を継続し得る。WTRUは、その後のRRC接続要求の完了成功まで、D2Dデータのモード2送信を継続し得る。RRC接続の完了時、WTRUは、サービングセル構成または提供された専用構成(たとえば、モード1またはモード2)により作用し得る。WTRUは、RRC接続要求メッセージ(たとえば、新しいRRC接続要求メッセージ)が始められるまでD2Dデータのモード2送信を継続し得る。WTRUは、手順が成功するまたは本明細書で説明される失敗条件のうちの1または複数が満たされるまで、モード2を使用するのを止め得、D2D送信を実行するのを止め得る。WTRUは、所定の時間の期間にわたってD2Dデータが送信されなくなるまでD2Dデータのモード2送信を継続し得る。1または複数の上位層(たとえば、NASまたはアプリケーション層)は、WTRUがモード2送信を停止したことを通知され得る。新しいデータが到着した場合、サービス要求(たとえば、新しいサービス要求)がトリガされ得る。アプリケーションがユーザによって終了させられる場合、WTRUがモード2送信から出るとき、WTRUは、D2Dデータのモード2送信を継続し得る。アプリケーション(たとえば、新しいアプリケーション)またはデータ(たとえば、新しいデータ)は、RRC接続要求を始めるようにWTRUをトリガし得る。WTRUはD2DデータがWTRU D2D送信バッファ内になくなるまでD2Dデータのモード2送信を継続し得る。
【0160】
WTRUは、D2D通信においてスケジューリングモードを変更するときWTRUが実行し得る電力制御手順を用いて構成され得る。WTRUは、WTRUが動作のD2Dモードの変更を検出したとき動作の電力制御モードを決定するように構成され得る。WTRUがカバレッジ状態を変更するときの電力制御に関連する方法および手順は、WTRUがその動作のD2Dモードを変更する状況に適用可能であり得る。WTRUがその動作のD2Dモードを変更するときの電力制御に関連する方法および手順は、WTRUがカバレッジ状態を変更するときに適用可能であり得る。
【0161】
WTRUは、たとえば、モード1を使用するとき、CLPCを使用するように構成され得る(たとえば、グラント信号に沿ったインジケーションシグナリングを用いて)。WTRUは、WTRUがモード1に移るとき、どの電力制御モードを使用するかを決定するように構成され得る。たとえば、WTRUが、それがD2D通信モード1で動作していることを決定するときなど、WTRUは、閉ループ電力制御モードを自律的に使用するように構成され得る。SIBは、半静的電力制御パラメータを示し得る。D2Dグラントは、動的閉ループインジケーションを搬送し得る。
【0162】
WTRUは、WTRUがモード1からモード2に移るとき、どの電力制御モードを使用するかを決定するように構成され得る。WTRUは、たとえば、WTRUがモード1から出るとき、どの電力制御モードを使用するかを決定するように構成され得る。WTRUは、SIBを読むように構成され得る。WTRUは、SIB構成に基づいて、使用する電力制御モードを決定するように構成され得る(たとえば、WTRUは、開ループ電力制御を使用するように構成され得る)。WTRUは、たとえば、WTRUがSIBを読むことができない場合、固定電力制御を自律的に使用するように構成され得る。
【0163】
WTRUは、WTRU送信(Tx)および/または受信(Rx)のためのリソースプールを選択するように構成され得る。D2D対応WTRUは、少なくとも受信用リソースプール(たとえば、すなわち受信プール)および/または少なくとも送信用リソースプール(たとえば、すなわち送信プール)とともに構成され得る。D2D対応WTRUは、リソースプールを使用するように構成され得る。WTRUは、異なる受信された同期ソース/リレーからリソースプールの集合として受信プールを、サービング(たとえば、すなわちマスタ)同期ソース/リレーから受信されたリソースプールから送信プールを決定するように構成され得る。送信プールは、送信パターンを指し得る。受信プールは、受信パターンを指し得る。送信パターンは、送信プールを指し得る。受信パターンは、受信プールを指し得る。
【0164】
WTRUは、リソースプール構成とともに構成され得る。リソースプール構成は、1または複数のリソースプールパラメータを含み得る、および/またはこれによって定義され得る。所与のリソースプールに関連付けられ得るまたはこれを定義するために使用され得る例示的なリソースプールパラメータは、1または複数のリソース構成を含み得る(たとえば、これは、1または複数のD2D受信パラメータおよび/またはD2D送信パラメータを含み得る)。例示的なリソースプールパラメータは、1もしくは複数の許可されたアプリケーションタイプ、許可された使用リア、および/またはインデックスidを含み得る。例示的なリソースプールパラメータは、プールが制御使用に利用可能であるかどうか、および/またはプールがデータ使用に利用可能であるかどうかを示し得る。例示的なリソースプールパラメータは、1もしくは複数のアクティベーショントリガもしくはデアクティベーショントリガ、時間窓、優先順位、送信電力、送信制御インジケーション、トラフィックタイプ、デバイスのタイプ(たとえば、D2Dリレー)、および/またはサービスのタイプを含み得る。たとえば、D2Dリソース構成は、D2D受信パラメータを含み得る。D2D受信パラメータは、たとえば、モード1とモード2の両方で動作しているとき、他のデバイスからのD2Dシグナリングの受信のために監視されることになる時間-周波数(T/F)リソースのサブセットを含み得るまたはこれを示し得る。D2D受信パラメータは、モード1およびモード2のためのT/Fリソースの別個のセットならびに/またはD2D制御メッセージ(たとえば、スケジューリング割り当てメッセージまたはD2D同期メッセージ)のためにリッスンされることになるT/Fリソースのサブセットを含み得るまたはこれを示し得る。D2Dリソース構成は、D2D送信パラメータを含み得る。D2D送信パラメータは、モード1とモード2の両方で動作しているとき、D2D送信のために使用されることになるT/Fリソースのサブセットを含み得る、またはこれを示し得る。D2D送信パラメータは、モード1およびモード2のためのT/Fリソースの別個のセットならびに/またはD2D制御メッセージの送信のために使用されることになるT/Fリソースのサブセットを含み得るまたはこれを示し得る。D2D送信パラメータまたはD2D受信パラメータは、1または複数の時間領域パターンを含み得る。
【0165】
リソースプールパラメータの例は、許可されたアプリケーションタイプを含み得る。たとえば、許可されたアプリケーションタイプリソースプールパラメータは、プールが商業アプリケーション、公共安全アプリケーション、または両方に使用可能であるかどうかのインジケーションを含み得る。許可されたアプリケーションタイプリソースプールパラメータは、リソースプールがたとえば、リレーWTRUまたはリレーサービスを使用するリモートWTRUによって中継するために使用され得るかどうかのインジケーションを含み得る。許可されたアプリケーションタイプリソースプールパラメータは、リソースが適用可能であるアプリケーションまたはサービスのグループのインジケーションを含み得る。たとえば、リソースプール構成は、公共安全消防アプリケーションに使用され得る。リソースプールパラメータの例は、許可された使用エリアを含み得る。たとえば、許可された使用エリアは、リソースが使用されることを許可されているPLMN、eNB、セルid、および/または追跡エリアidのインジケーションであってよい。WTRUが、関連付けられたPLMNのうちの1または複数とともに動作する基地局またはeNBのカバレッジ内であるとき、WTRUは、対応するリソースプールを使用するように構成され得る。
【0166】
リソースプールパラメータの例は、インデックスIdを含み得る。たとえば、リソースプール情報はインデックスidを含み得、インデックスidはリソースプールを識別し得る。インデックスidは、リソース構成インデックスを介してリソースプールを識別し得る。リソースプールは、インデックスidによって特徴付けられ得る。基地局またはeNBは、リソースプールインデックスを使用するWTRUによって使用され得るリソースプールを知らせ得る。
【0167】
リソースプールは、制御使用および/またはデータ使用に関連付けられ得る。たとえば、リソースプール情報は、リソースプールがD2D制御メッセージ(たとえば、PD2DSCH上の同期メッセージ)、D2Dデータメッセージ、また両方に適用可能であるかどうかのインジケーションを含み得る。
【0168】
リソースプールは、Activation/Deactivationトリガに関連付けられ得る。リソースが、あらかじめ構成されている、または半静的に割り振られている場合、リソースプールは、望ましいときリソースを使用するおよび/またはリソースがひとたびアクティベーション/デアクティベーションされたらリソースを使用するようにWTRUを構成するインジケーションを含み得る。基地局またはeNBは、RRCシグナリングを使用するWTRUを構成し得、リソースプールを明示的にアクティベーションおよび/またはデアクティベーションし得る。
【0169】
リソースプールは、時間窓に関連付けられ得る。リソースプール構成は、リソースが有効であり得る時間持続期間を示し得る。
【0170】
WTRUは、WTRUがモード2送信プールを使用する前にモード1送信を試行(たとえば、常に試行)するかどうかを示し得るインジケーションを受信し得る。
【0171】
リソースプールは、優先順位に関連付けられ得る。優先順位は、優先順位レベルを示し得る。WTRUは、優先順位に基づいてリソースプールを選択するように構成され得る。
【0172】
リソースプールは、送信電力および/または制御情報に関連付けられ得る。リソースプールは、最大送信電力および/または送信範囲によって特徴付けられ得る。WTRUは、送信電力および/または制御パラメータに基づいて送信電力を決定し得る(たとえば、送信のためにリソースプールを使用するとき)。
【0173】
リソースプールは、トラフィックタイプに関連付けられ得る。トラフィックタイプは、ユニキャストおよび/またはブロードキャスト/マルチキャストを含み得る。たとえば、WTRUは、ユニキャストトラフィックタイプを有するリソースプールを介してユニキャストトラフィックを送信し得る。ユニキャストトラフィックタイプを有するリソースプールは、非ユニキャストトラフィックがリソースプールで妨げられ得るように予約され得る。別の例として、WTRUは、ユニキャストでないトラフィックタイプを有するリソースプールを介して、任意のタイプのトラフィックを通過させる。別の例として、WTRUは、ブロードキャスト/マルチキャストトラフィックタイプを有するリソースプールを介して、ブロードキャストトラフィックおよび/またはマルチキャストトラフィックを送信し得る。
【0174】
リソースプールは、デバイスおよび/またはサービスのタイプに関連付けられ得る。リソースプールは、デバイスのタイプのために予約され得る。リソースプールは、サービスのタイプのために予約され得る。たとえば、リソースプールは、リレーサービスをサポートするリレーデバイスのために予約され得る。リソースプールは、上位層によって個別に初期化/再初期化され得る。
【0175】
本明細書で説明されるように、各リソースプールは、インデックスに関連付けられ得る。WTRUは、1または複数のリソースプールとともに構成され得る。WTRUは、上位層シグナリング(たとえば、RRC)を介して1または複数のリソースプールとともに構成され得る。1または複数のリソースプールは、仕様を介して定義され得る。WTRUは、リソースプールの1または複数の特性を決定し得る。WTRUは、受信されたリソースプールインデックスに関連付けられたリソースプール情報を見つけ得る。
【0176】
WTRUは、たとえば、複数のリソースプールから、リソースプールを選択するように構成され得る。WTRUは、D2D Tx/Rxのためにリソースプールを選択するように構成され得る。WTRUは、D2D通信の受信および送信のために使用されることになる別個のプールとともに構成され得る。WTRUは、1または複数のソースから、1または複数の受信リソースプールおよび/または送信リソースプールを受信し得る。WTRUは、1または複数のリソースプール選択基準に基づいてリソースプールを選択し得る。WTRUは、たとえば、リソースプール選択基準に基づいて、複数のリソースプール構成を受信し得る。WTRUは、実行中であるアプリケーション、またはWTRUが現在参加者であるグループに基づいて、リソースプール構成を選択し得る。WTRUが消防公共安全グループの一部である場合、それは、最初に消防に専用の(たとえば、構成されたグループIDによって定義される)リソースプールを識別するように構成され得る。リソースプール構成は、複数の同期ソースにわたって1つのグループのために合わされ得る。WTRUが、複数の同期ソースからリソースプールを選択する場合、WTRUは、WTRUが参加しているまたはその一部であるグループまたはアプリケーションをサポートするために公示されたリソースプールを選択し得る。
【0177】
リソースプール選択基準に基づいて、WTRUは、同じまたは異なる受信された同期ソース/リレーからのリソースプールの集合として受信プールを、およびサービング(たとえば、すなわちマスタ)同期ソース/リレーから受信されたリソースプールからの送信プールを決定し得る。
【0178】
リソースプール選択基準に基づいて、WTRUは、リソースプール構成の発信元に基づいてリソースプールに優先順位を付けるように構成され得る。たとえば、WTRUは、他のD2D WTRU(たとえば他の同期ソース)から発生したリソース構成よりも、基地局またはeNBから取得されたリソース構成に優先順位を付け得る。
【0179】
リソースプール選択基準に基づいて、WTRUは、マスタまたはサービング同期ソースからのリソースプールに優先順位を付けるように構成され得る。マスタまたはサービング同期ソースの選択は、以下でより詳細に説明される。
【0180】
リソースプール選択基準に基づいて、WTRUは、最近のリソースプール情報に優先順位を付けるように構成され得る。
【0181】
リソースプール選択基準に基づいて、WTRUは、最も高い優先順位ソースからの、またはリレーソースからのリソースプール構成に優先順位を付けるように構成され得る。
【0182】
選択基準リソースプールに基づいて、WTRUは、本明細書で説明される優先順位ルールのうちの1または複数およびそれらの間での相対順序とともに構成され得る。WTRUは、たとえば、前の優先順位が付けられた選択が利用できない場合、デフォルトで共通リソースプールになるように構成され得る。WTRUは、たとえば、リソースのあらかじめ定義されたセットから選択された、ランダムに選択されたリソースプールになるように構成され得る。
【0183】
WTRUは、たとえば、リソースプール選択基準に基づいて、リレーサービスに関連付けられたリソースプールを選択するように構成され得る。たとえば、リレーとして作用するように構成されたWTRUは、リレー送信/受信のための1または複数のリソースプールとともに構成され得る。リレーWTRUによって与えられるリレーサービスを使用するリモートWTRUとして構成されたWTRUは、このリレーサービスをターゲットとするデータを送信するとき、リレーサービスに関連付けられたリソースプールを選択するように構成され得る。
【0184】
WTRUは、リソースプールの選択を他のWTRUにフォワーディングする(たとえば、送信する)ように構成され得る。本明細書で説明されるように、WTRUは、リソースプールに関する情報を他のWTRUに送信することを決定し得る。WTRUは、WTRUが同期ソースまたはリレーソースであるとき、リソースプールが他のWTRUに送信され得ることを決定し得る。
【0185】
WTRUは、本明細書で説明されるように、それが同期ソースになるとき、D2Dリソース構成の発信元になるように構成され得る。WTRUは、他のソースから検出されたリソース構成に基づいて送信するためにリソースプールを決定するように構成され得る。非限定的な例では、カバレッジ外WTRUは、隣接するD2D WTRUから受信されたメッセージに基づいて(たとえば、隣接するWTRUから受信された同期メッセージに基づいて)、そのリソースプールを選択し得る。
【0186】
WTRUは、その近隣のものによって使用されるリソースプールに優先順位を付け、他のD2D WTRUによって公示されていない、許可されたプール内の、重複しないリソースブロックまたはプールを選択し得る。そのようなリソースブロックが利用可能でない場合、WTRUは、最も弱い信号とともに同期メッセージに関連付けられたリソースプールを選択するようにさらに構成され得る。
【0187】
WTRUは、リソースプールを、隣接するWTRUまたはWTRUと同じグループに関連付けられた同期ゾーンと合わせるように構成され得る。消防公共安全アプリケーション/グループの一部であるWTRUは、そのリソースプールを、隣接する消防グループWTRUから検出されたリソースプール情報と合わせ得る。
【0188】
WTRUは、たとえば、他のルールが利用可能でない場合、リソースプールをランダムに選択するように構成され得る。リソースプールは、同期メッセージ内で送信され得る所定のセットから選択され得る。
【0189】
WTRUは、eNBによって識別されるリソースプールを使用し得る(たとえば、WTRUがカバレッジ内にあるとき)。たとえば、ネットワーク(たとえば、eNB)は、リソースプールインデックスとともにWTRUを構成し得る。別の例として、ネットワークは、リソースプールパラメータのセットとともにWTRUを構成し得る。
【0190】
WTRUは、たとえば、WTRUが他の同期ソースからの情報をフォワーディングしているとき、リソースプールが他のWTRUのために送信されるようになることを決定し得る。
【0191】
WTRUは、同期メッセージまたはリレーメッセージの一部として、リソース構成およびリソースプール割り当てを送信し得る。リソース構成は、パラメータのセットおよび/またはリソース構成インデックスを含み得る。
【0192】
WTRUは、同期メッセージの一部としてフォワーディングされることになるリソースプール構成とともに別個に構成され得る。カバレッジ内WTRUは、それ自体のD2D通信のための帯域内リソースとともに構成され得る。カバレッジ内WTRUは、同期メッセージ内で送信されることになる、あらかじめ構成された帯域外リソースプールを使用し得る。
【0193】
WTRUは、同期メッセージの一部としてフォワーディングされることになるリソースのサブセットをフォワーディングするように構成され得る。
【0194】
WTRUは、トリガに基づいてD2D Rx/Txリソースを評価/再評価するように構成され得る。WTRUは、以下のトリガのうちの1または複数に基づいてD2D Rx/Txリソースのセットを評価および/または再評価するように構成され得る。WTRUは、本明細書で説明されるトリガイベントのうちの1または複数に基づいてD2D Rx/Txリソースのセットを評価および/または再評価するように構成され得る。
【0195】
WTRUは、本明細書で説明される1または複数のトリガイベントに基づいて、D2D Tx/Rx(たとえば、モード1またはモード2)に使用されることになるリソースの評価/再評価をトリガし得る。
【0196】
WTRUは、現在のD2DCoverage-Stateに基づいたリソースの選択に関するルールを用いて構成され得る。
【0197】
WTRUは、D2Dリソースを獲得するために使用されることになる動作モードの変更に基づいた(たとえば、モード1とモード2の間の変更に基づいた、たとえば、モード1からモード2への変更に基づいた)リソースの選択に関するルールを用いて構成され得る。
【0198】
1または複数のD2Dリソースが使用される場合、WTRUは、RRC状態に基づいたリソースの選択に関するルールを用いて構成され得る。WTRUは、WTRUがRRC_IDLEモードであるとき、1または複数の基地局またはeNBにより知らされたリソース(たとえば、SIBを介して知らされた)を使用するように構成され得る。
【0199】
新しいデータが、D2Dアプリケーションからアクセス層(AS:Access Stratum)内に到着したとき、新しいデータの受信が、D2Dリソースを決定する(たとえば、探す)ようにASをトリガし得、リソースが利用可能でない場合、WTRUは、D2Dリソースを取得する手順を用いてトリガされ得る。
【0200】
WTRUは、新しいD2Dサービスが構成されたことを示すシグナリングを上位層から受信し得る。
【0201】
WTRUは、たとえば、WTRUが、リレーWTRUとして動作するように構成されているとき、リソースを選択するように構成され得る。
【0202】
WTRUは、たとえば、WTRUが、リモートWTRUとして構成されているとき、リソースを選択するように構成され得る。リモートWTRUとは、リレーWTRUからのリレーサービスを使用し得るWTRUを指し得る。
【0203】
D2Dリソースが使用され、WTRUがモード1で動作している場合、WTRUは、ネットワークにリソースを要求することを最初に試行するように構成され得る。リソースが、構成された持続期間内に利用可能でない場合、WTRUは、半静的リソースプールまたはあらかじめ構成されたリソースプールにフォールバックする(たとえば、モード2を使用する)ように構成され得る。
【0204】
適切なサービングセル上に留まらされたRRC_IDLE WTRUまたはRRC_O ECTED WTRUは、モード1を使用することによってD2Dリソース選択を始めるように構成され得る。そのようなシナリオでは、新しいD2Dデータが到着すると、WTRUは、基地局またはeNBからリソースを取得する要求を始め得る。手順が不成功の場合(たとえば、あらかじめ構成された持続期間にわたってスケジューリング要求またはRRC接続要求への応答がない場合)、WTRUは、ブロードキャストシグナリングを使用して構成されたリソースプールを使用することを試行し得る。ブロードキャストにおいてリソースが利用可能でない場合、またはWTRUがSIBを復号することができない場合、WTRUは、あらかじめ構成されたリソースプールに遷移し得る。
【0205】
D2Dリソースが使用される場合、WTRUは、RRC状態に基づいたモードおよびリソースプールの選択に関するルールを用いて構成され得る。非限定的な例では、WTRUは、それがRRC_IDLEモードであるとき、モード2で動作するように構成され得る。このルールは、基地局またはeNBにより定義されたモードよりも優先し得る。
【0206】
選択されたD2Dリソースの変更は、1または複数の追加のD2D手順を実行するようにWTRUをさらにトリガし得る。選択されたリソースにおける更新は、新しいリソース構成を他の隣接するWTRUに送信するようにWTRUをさらにトリガし得る。
【0207】
WTRUは、時間領域D2D送信/受信パターンとともに構成され得る。D2D WTRUは、D2DパターンによるD2D送信/受信を実行し得る(たとえば、送信/受信は、特定の時間/サブフレームでは可能であり得、他の時間/サブフレームでは妨げられ得る)。D2Dパターンは、WTRUのための受信機会(たとえば、選択されたリソースプール上でWTRUが受信することを予想される時間)を定義し得る。D2Dパターンは、送信機会(たとえば、WTRUが送信し得る時間)を定義し得る。D2Dパターンは、WTRUのための受信機会を定義し、送信機会を定義し得る(たとえば、時間パターンは、D2D WTRUがD2D受信および/または送信を実行し得る時間を示す)。WTRUは、優先順位に関連付けられた1または複数のパターンとともに構成され得る。WTRUは、送信または受信されることになるデータの優先順位に基づいて使用するパターンを選択するルールを用いて構成され得る。たとえば、パターン1は高優先順位データに関連付けられ得、パターン2は中くらいの優先順位データに関連付けられ得る、などである。WTRUは、WTRUの役割に基づいてパターンを選択するルールを用いて構成され得る。たとえば、WTRUは、WTRUがリレーとして動作するとき、所与のパターンを選択し得る。送信パターンは、送信プールを指し得る。受信パターンは、受信プールを指し得る。送信プールは、送信パターンを指し得る。受信プールは、受信パターンを指し得る。本明細書で説明されるように、D2Dパターンと送信プールは互換的に使用され得る。
【0208】
WTRUは、WTRUが基地局またはeNBと正常にUL通信し、WTRUがD2D通信を実行することを決定する(たとえば、別のスペクトル内で、または同じスペクトル内であるが、単一の受信機に限定されるとき)とき、D2Dパターンを使用するように構成され得る。WTRUは、それが、データを受信するためにeNB受信と調和しないようにしなければならないとき、単一の受信機に限定され得る。WTRUは、WTRUが、異なる周波数上で通信を実行することが予想される、またはWTRUがカバレッジ外モードで動作しており、D2D通信を実行している間、何らかの形のバッテリ節約を可能にすることが予想されるとき、D2Dパターンを使用し得る。パターンをいつ使用し始めるかというトリガは、以下で説明される。
【0209】
WTRUがカバレッジ外にあるとき、それは、リソースプールとともにリソース内で連続的に受信することが予想され得る。WTRUは、DRXに似たパターンを使用するように構成され得る。
【0210】
WTRUは、検出されたトリガに基づいて、パターン(たとえば、プール)をいつ使用するかを決定するように構成され得る。WTRUは、1または複数の基準により送信パターン(たとえば、送信プール)または受信パターン(たとえば、受信プール)を使用するための明示的なインジケーションを受信し得る。たとえば、同期メッセージ(たとえば、選択された同期ソースまたはリレーの同期メッセージ)はパターンを含み、および/またはWTRUが、基地局、eNBから、もしくは別の制御エンティティから、パターンを明示的に受信し得るとき。WTRUが明示的なインジケーションを受信すると、WTRUは、パターンおよび/または関連付けられたプールの使用を始め得る。たとえば、WTRUが、リレーとして動作するように構成されているとき、WTRUは、パターンの使用を始め得る。WTRUは、WTRUが、リレーとして動作し始める命令を受信したとき、リレーとして動作するように構成され得る。WTRUは、要求またはパターン送信を、WTRUと通信することを許可されたエンティティ(たとえば、別のWTRU)から受信し得る(たとえば、グループIDは、受信WTRUの許可された/構成されたグループIDのうちの少なくとも1つに対応する)。WTRUは、D2D発見または通信セッションが始められると、それが送信パターンまたは受信パターンの使用を始め得る明示的なインジケーションを受信し得る。WTRUは、WTRUがリレーWTRUとして動作するように構成されるとき、またはWTRUがリレーWTRUと通信するように構成されるとき、異なるパターンとともに構成され得る。
【0211】
WTRUは、1または複数の他のWTRUにパターン使用をいつ送信または通信するかをトリガに基づいて決定するように構成され得る。WTRUは、それがパターンを使用し、その同期メッセージの一部として、少なくとも送信パターンインジケーションまたは受信パターンインジケーションの送信を潜在的に始め得ることを決定し得る。パターンインジケーションの送信を始めるおよび/または送信のためのパターンを要求する、WTRUの決定は、以下で説明されるトリガ(たとえば、同期ソースまたはリレーになることを決定するためのトリガ)に基づき得る。パターンインジケーションの送信を始めるおよび/または送信のためのパターンを要求する、WTRUの決定は、1または複数の追加のトリガトリガに基づき得る。トリガは、時間パターンリソース使用トリガ、動作トリガの周波数、WTRUの状態に基づくトリガ、受信されたパターンのホップに基づくトリガ、WTRUが動作の電力節約モードとともに構成され得ることを示すトリガ、およびWTRUがパターンを検出することを示すトリガを含み得る。WTRUがリレーノードとして動作しているとき、WTRUは、1または複数の選択されたパターンを送信し得る。リレーとして動作するWTRUは、WTRUの役割(たとえば、リレーノードとしての動作)の変更に基づいて、またはWTRUによってサポートされるデータ/サービスの変更に基づいて(たとえば、WTRUが新しいMBMSサービスをフォワーディングし始めるとき)、パターンの送信を始め得る。
【0212】
第1のWTRUは、WTRUが、第2のWTRUが第1のWTRUとは異なる時間パターンを使用していることを決定するとき、時間パターン/リソース使用トリガのインジケーションを受信し得る。たとえば、本明細書で説明されるように、WTRUは、パターンを合わせる、または新しいパターンを要求することを決定し得る。WTRUは、同期メッセージ内でパターンインジケーションを送信することをさらに決定し得る。WTRUは、WTRUが、第2の検出されたWTRUの動作の周波数以外の周波数における通信のために接続され得るとき、動作トリガの周波数のインジケーションを受信し得る。WTRUは、パターンを要求し、パターンの使用を始め得る、または同期メッセージ内でパターンインジケーションを送信し得る。使用するためのパターンを受信するWTRUは、たとえば、WTRUが、別の周波数においてWTRUと通信することを決定した場合、同期メッセージ内でパターンインジケーションを送信する(たとえば、送る)かどうかをさらに決定し得る。WTRUは、WTRUの状態に基づいてトリガのインジケーションを受信し得、たとえば、WTRUがカバレッジ内状態である場合、WTRUは、eNBによって提供されたパターンを使用し得、上記の基準が満たされる場合、WTRUは、パターンインジケーションを送信し得る。WTRUがカバレッジ外にあり、それがパターンインジケーションを受信する場合、いくつかの例では、WTRUは、それを使用して送信機会および/または受信機会を決定し得るが、それ自体の同期メッセージ内でパターンインジケーションをさらにフォワーディングまたは中継しないことがある。
【0213】
WTRUは、受信されたパターンのホップに基づいて(たとえば、検出されたホップカウントに基づいて)トリガのインジケーションを受信し得る。受信用WTRUがパターンインジケーションを受信するとき、受信用WTRUは、パターンインジケーションを使用して、同期メッセージ内でパターンインジケーションをフォワーディングするかどうかを決定し得る。フォワーディングする、WTRUの決定は、ホップカウントまたは同期メッセージが受信され得るソースに依存し得る。いくつかの例では、WTRUが、同期ソースから(たとえば、基地局またはeNBから)パターンを受信する場合、WTRUは、その同期メッセージ内でパターンインジケーションを送信し得る。WTRUが、構成されたホップカウントよりも大きいホップカウントを用いて送信用リレーからパターンインジケーションを受信する場合、WTRUは、その同期メッセージ内でパターンインジケーションをさらに送信しないことを決定し得る。
【0214】
WTRUは、WTRUが動作の電力節約モードのために構成され得ることを示すトリガを検出し得る。たとえば、WTRUが動作の電力節約モードとともに構成される場合、トリガを検出すると、WTRUは、パターンインジケーションを使用して、これを、構成された時間パターンの間にWTRUが受信し得る同期メッセージ内でさらに送信し得る。WTRUが、それが同期ソースもしくはリレーになり得る、または別のWTRUに通信し、同期メッセージ上でパターンインジケーションの使用および送信を始め得ることを決定するとき、WTRUが1つのパターン(たとえば、特定のタイプのパターン)を検出する(たとえば、使用する、または送信する)ことを示すトリガが発生し得る。同期ソースとして動作するためのトリガは、リレーとして動作するためのトリガとは異なってよい。本明細書で説明されるトリガのうちの1または複数は、WTRUが同期ソースとして動作し得るか、それともリレーとして動作し得るか、または両方で動作し得るかを決定するためにWTRUによって使用され得る。
【0215】
たとえば、WTRUは、ソース(たとえば、eNB)の測定された信号強度が所定の閾値を下回ることに基づいて、同期ソースになるかどうかを決定し得る。たとえば、WTRUがカバレッジ内状態である、または基地局もしくはeNBに接続され、優先順位のより低いソースからの、または基地局もしくはeNBでないソース(たとえば、第2のWTRUはカバレッジ外WTRUである)からの、同期信号(たとえば、D2DSSまたは制御メッセージ)を検出する場合、WTRUは同期ソースになり得る。別の例示的な実施形態では、WTRUは、それが、第2のWTRUがWTRUのための許可されたグループに属することを決定する場合、この手順を始め得る。
【0216】
たとえば、カバレッジ外WTRUと通信することを決定するカバレッジ内WTRUは、通信することを可能にするために、制御メッセージまたは同期メッセージ上で受信/送信プールを協調および送信し得る。
【0217】
WTRUは、検出されたD2D制御信号またはメッセージ(たとえば、D2DSSまたはPD2DSCH)に基づいて、隣接するWTRUがカバレッジ内であるか、それともカバレッジ外であるかを決定し得る。たとえば、第1のWTRU(たとえば、カバレッジ内WTRU)は、第2のWTRUを検出し、受信されたD2DSSの1もしくは複数の特性またはアイデンティティに基づいて、それがカバレッジ外WTRUに対応することを決定し得る。
【0218】
たとえば、以下の例示的な条件のうちの1または複数に基づいて、WTRUはリレーとして動作することを決定してもよいし、WTRUは、リレーサービスを与えることを決定してもよい。WTRUが、リレーサービスを要求する別のカバレッジ外WTRUを検出するとき、WTRUは、リレーとして動作することを決定し得る(たとえば、カバレッジ外WTRUは、リレーWTRUがリレーサービスとして提供するように構成され得るサービスのためにリレーWTRUを要求し得る)。WTRUが、1または複数のリモートWTRUに(たとえば、一連の制御メッセージ交換を介して)接続されるとき、WTRUは、リレーとして動作することを決定し得る。WTRUは、WTRUが、WTRUは送信するリレーデータおよび/またはネットワークを有することを決定するとき、リレーとして動作することを決定し得る。WTRUは、WTRUが、WTRUは受信するリレーデータを有することを決定するとき(たとえば、WTRUが、少なくとも1つのリモートWTRUに接続され得るとき)、リレーとして動作することを決定し得る。WTRUが、リレーとして作用する明示的なコマンドをネットワークによって受信するとき、またはWTRUが、リレーとして作用するように上位層によって構成されるとき、WTRUは、リレーとして動作することを決定し得る。WTRUは、eNBおよび/または他のカバレッジ外WTRUなどを用いた信号強度測定に基づいてリレーとして動作することを決定し得る。
【0219】
WTRUが同期ソースまたはリレーとして作用するようになることを決定すると、WTRUは、たとえば同期メッセージ上で、1または複数のインジケーションの送信を始め得る。WTRUがリレーとして作用しており、割り振られたリソースが、すべてのリモートUEをサポートするのに十分でないとき、WTRUは、ネットワークへのインジケーションを始め得る。
【0220】
第1のWTRUが、本明細書で説明されるトリガまたはトリガの組み合わせが満たされることを検出すると、WTRUは、送信および/または受信パターン/プールインジケーションを含む制御メッセージまたは同期メッセージ(たとえば、PD2DSCH)の送信を始め得る。同期メッセージの内容は、WTRUによって実行されている役割に基づいて決定され得る。たとえば、第1のWTRUが、リレーになるためのトリガを検出すると、同期メッセージ内容は、1または複数のリソースパターン/プールインジケーションを含み得る。
【0221】
WTRUは、パターン/リソースプールの内容を含み得るメッセージ(たとえば、制御メッセージ、同期メッセージ、またはPD2DSCH)を受信し得る。同期メッセージ、制御メッセージ、およびPD2DSCHは同等であってよい。同期メッセージ(たとえば、PD2DSCH)に含まれるパターンは、以下のうちの1つまたは組み合わせに対応し得る。同期メッセージ内のパターンは、送信プールに対応し得る。同期メッセージを受信するWTRUは、送信プールを使用して、1または複数の送信機会を決定し得る。1または複数の送信機会は、D2D送信(たとえば、すべてのD2D送信)用であってもよいし、1または複数の送信機会は、(たとえば、PD2DSCH上で送信されたアイデンティティに基づいた、または上位層シグナリングに基づいた)同期メッセージを送信しているWTRUによって受信されることが許可されたサービスのための送信機会に対応し得る。他のWTRU(たとえば、カバレッジ外WTRU)によって実行される送信は、カバレッジ内WTRUによって受信され得る。PD2DSCH上または別の制御メッセージ上で送信されることになる送信プールインジケーションは、ネットワークによって受信される明示的な構成(たとえば、PD2DSCH上または別の制御メッセージ内で送信するための送信プール構成)に基づいてWTRUによって決定され得る。PD2DSCH上で送信されることになる送信プールインジケーションは、現在のセル内でカバレッジ内WTRUが使用されるプール(たとえば、eNBによって受信される受信プール)に直接対応し得る。
【0222】
同期メッセージ内で示されるパターンは、受信プールに対応し得る。同期メッセージを受信するWTRUは、受信プールを使用して、少なくとも受信機会のサブセットを決定し得る。PD2DSCH上で送信されることになる受信プールインジケーションは決定され得、ネットワークによって受信される明示的な構成(たとえば、PD2DSCH上で送信するための受信プール構成)に対応し得る。WTRUがモード2構成とともに構成される場合、PD2DSCH上で送信されることになる受信プールインジケーションは、現在のセル内でカバレッジ内WTRUが使用されるプール(たとえば、eNBによって受信される送信プール)に直接対応し得る。同期メッセージ内のパターンは、以下の例示的な実施形態で提供される内容に対応し得る。
【0223】
WTRUは、ネットワークが、WTRUがパターンインジケーション送信またはリソースプールインジケーション送信を始めることを可能にすることを明示的に要求し得る。第1のWTRUが、上記で説明されたトリガのうちの1つまたは組み合わせが満たされることを検出するとき、第1のWTRUは、トリガのうちの1つまたは組み合わせの検出を報告するためにeNBに要求またはメッセージ(たとえば、カバレッジ外WTRUが検出された、カバレッジ外WTRUがリレーサービスを要求していることを検出する、WTRUが、それがリレーとして作用する(たとえば、リレーになるように上位層によって構成される)ことを決定する、またはWTRUがeNBから同期ソースになるためのトリガ)を送り得る。WTRUは、たとえば、原因、測定、WTRUアイデンティティなどのうちの1または複数を含む、メッセージのためのトリガに関する情報のうちの1または複数を要求メッセージ内に含み得る。WTRUは、たとえば、リレーサービスを要求するリモートWTRUのアイデンティティ、サービスタイプ、QoSなどを含む、リレー関連サービス要求に関する情報を要求メッセージに含み得る。第1のWTRUは、PD2DSCH上でのパターンインジケーションもしくはリソースプール、またはネットワークからの確認および構成に関する他の制御メッセージの送信を始め得る。第1のWTRUは、以下の情報のうちの1つまたは組み合わせをネットワークに示し得る。第1のWTRUは、要求の理由(たとえば、カバレッジ外WTRUが検出した、または第1のWTRUがリレーサービスの要求を受信した)、検出されたWTRUのアイデンティティ、検出されたWTRUが属するグループID、ProSe ID、サービスを要求するWTRUの数を示し得る。第1のWTRUは、検出されたWTRUの一意の識別子、報告をトリガしたWTRUの検出されたD2DSS、推奨されるリソースプールまたはパターン、検出されたWTRUの動作の周波数を示し得る。第1のWTRUは、リレーとしてサービスを始める要求を示し得る。第1のWTRUは、PD2DSCHの送信を停止することを要求し得る(たとえば、もはや検出されないカバレッジ外WTRU、またはもはや満たされない同期ソースになるトリガ、またはもはや必要とされないリレーサービス)。
【0224】
WTRUは、以下のうちの1または複数を実行するために、eNBまたは主な同期ソースからの明示的なインジケーション(たとえば、メッセージ)を待機し得る。WTRUは、1または複数のリソースプールインジケーションの送信を始め得る(たとえば、同期メッセージおよび/または信号を送信し始める)。WTRUは、WTRUが送信するように構成され得るリソースプール情報を受信し得る。WTRUは、同期メッセージおよび/または信号が送信され得るリソースならびに周期性(たとえば、PD2DSCHおよびSAリソース)とともに構成され得る。WTRUは、同期メッセージおよび/または信号に追加情報を含み得る。WTRUは、利用可能であるときカバレッジ内WTRUがカバレッジ外WTRUのWTRUアイデンティティを提供するための要求を待機し得る。
【0225】
eNBからの同期メッセージ開始の受信時、WTRUは、1または複数のリソースプールまたはパターンインジケーションを含み得る同期メッセージの送信を始め得る、またはこれを構成(たとえば、再構成)し得る。
【0226】
同期メッセージの開始をトリガした検出されたWTRU(たとえば、WTRUカバレッジ外)のWTRUアイデンティティが当初、既知でなかった場合、WTRUは、それが検出されたWTRUのアイデンティティを検出できるまで監視し続け得る。WTRUは、利用可能であるとき、検出されたWTRUのアイデンティティをネットワークに報告し得る。
【0227】
ネットワークは、検出されたWTRUのアイデンティティを使用して、カバレッジ内WTRUが同期メッセージを送信し始めるのか、送信し続けるのか、それとも送信するのを止めるのかを決定し得る(たとえば、対応するWTRUが互いと通信することができないまたは同じグループもしくはサービスに属さない場合、または対応するWTRUが、そのようなサービスのために許可される場合)。ネットワークは、検出されたWTRUのアイデンティティまたはD2DSSをさらに使用して、他の任意のカバレッジ内WTRUが同じリソースプールを送信しているかどうかを決定して、検出されたWTRUとの通信を可能にし得る。ネットワークは、PD2DSCH送信を実行する他のカバレッジ内WTRUのうちの少なくとも1つのPD2DSCH送信を停止することを決定し得る。
【0228】
WTRUは、決定されたアイデンティティに基づいて、WTRUは検出されたWTRUと通信できるかどうかを(たとえば、それ自体上で)決定し得、暗黙的に停止し得る。WTRUが、それがアイデンティティを決定していない、またはそれが通信できる、近くの少なくとも1つのWTRUを検出する場合、WTRUは送信を継続し得る。
【0229】
WTRUは、同期メッセージの送信を停止することを決定し得る(たとえば、それ以上のカバレッジ外信号が検出されないとき)。WTRUは、送信を停止し、WTRUが同期メッセージを送信するのを止めたことをネットワークに示し得る。WTRUは、それ以上の検出されたカバレッジ外D2D信号がないことをネットワークに示し得、WTRUは、開始または停止するための明示的な命令を待機し得る。WTRUは、(たとえば、WTRUが、リレーサービスを与えることを要求されていないことを決定すると、)リレーサービスを使用する、それ以上のリモートWTRUがないこと、またはWTRUは、リレーサービスを与えるように構成されていないことをネットワークに示し得る。WTRUは、PD2DSCHまたは制御メッセージの送信を開始または停止する明示的な命令を待機し得る。WTRUは、PD2DSCHまたは制御メッセージの送信を停止することを自律的に決定し得る。
【0230】
パターンの受信時、またはWTRUがパターンを使用しなければならないという決定時、WTRUは、以下の動作のうちの1または複数を実行し得る。WTRUは、所与のパターンに含まれるように、すべての送信機会を制限し得る。これは、メッセージを中継または送信したWTRUがメッセージを受信することを可能にし得ることを保証し得る。別の動作は、所与のパターン内であるように所与のリソースのプール内のすべての受信機会を制限することを含むことができる。受信機会は、受信された異なるリソースプールまたはパターンの集合であってよい。この動作は、それがバッテリ寿命を促進し得るので有益であり得る。カバレッジ状態に応じて、WTRUの動作は異なり得る。たとえば、カバレッジ内状態WTRUは、パターンを使用して、所与のリソースプール内の受信を実行し得る。WTRUが使用しているモード(たとえば、モード1またはモード2)に応じて、WTRUは、それらの機会のうちのいくつかの間に(たとえば、モード2で)送信を実行し得る、または(たとえば、モード1で)実際の送信機会を動的にスケジュールするようにeNBに依拠し得る、のどちらかである。たとえば、本明細書で説明されるように、カバレッジ外WTRUは、パターンを使用して、利用可能な送信機会を決定し得る。カバレッジ外WTRUは、たとえば、すべての他のWTRUからのデータの適切な受信を保証するために、常に受信し得る。電力節約とともに構成されたカバレッジ外WTRUは、構成されたパターンまたは異なる構成されたパターンの集まり(たとえば、複数のソースがある場合)の間に受信し得る。
【0231】
受信されたパターンに基づいて、WTRUは、WTRUが送信および/または受信に使用できる送信時間機会(たとえば、TTI)を決定し得る。たとえば、パターンが、持続期間(たとえば、連続したTTIの数)、サイクル、および/またはサブフレーム数を含む場合、WTRUは、WTRUが送信/受信を受信することが許可される時間インスタンス(システムフレーム番号(SFN)およびサブフレーム)を決定し得る。
【0232】
送信パターンと合わされるために、SFN、または受信用WTRUが使用中であり得る(たとえば、カバレッジ内WTRUまたはカバレッジ外WTRU)参照時間は、同期メッセージ内でパターンとともに提供され得る。
【0233】
パターンは、フレーム内またはいくつかのフレーム内のサブフレームとの関係を有するビットマップまたは固定パターンであってよい。参照フレームは、同期チャネル内で特別に定義され得る特定のフレームであってよい。
【0234】
WTRUは、異なるパターンを検出し得る。WTRUは、選択された同期ソースまたはリレーに接続され得るが、しかしながら、それは、複数のソースから同期メッセージを受信し復号することが可能であり得る。WTRUは、異なる同期ソースから使用されるパターンが異なってよいことを決定し得る。これは、異なる同期ソースに接続されたWTRUに、他のクラスタからデータを受信することが潜在的に可能でないようにさせ得る。データ損失を回避するために、WTRUは、この不一致をクラスタヘッドに報告し、同期ソースになる不一致を検出して、同じパターンを送信し得る。WTRUは、同期メッセージの開始をトリガし、パターンを合わせるためにメッセージが送信されていることを示し得る。WTRUは、最も高い優先順位が検出されるソースまたはリレーのパターンを送信し得る。WTRUは、両方の検出されたパターンのための送信機会を決定し、両方の送信機会において2回メッセージを送信し得る。WTRUは、異なる受信されたパターン間で重複する送信機会に送信を限定し得る(たとえば、重複がない場合、WTRUは、上記で説明されたアクションのうちの1つを実行し得る)。
【0235】
WTRUは、パターンを明示的に受信し得る。たとえば、WTRUは、専用シグナリングまたは基地局またはeNBからブロードキャストされ得るブロードキャストメッセージを介してパターンを受信し得る。パターンは、同期ソースまたは同期リレーから受信された同期メッセージに含まれ得る。WTRUは、別のWTRUからの専用メッセージを介してパターンを受信し得る。WTRUは、あらかじめ構成されたWTRUからパターンを受信し得る(たとえば、WTRUは、それが選択可能なパターンのセットとともに構成され得る)。
【0236】
WTRUは、使用するパターンを決定し、決定されたパターンを使用して送信し得る。WTRUは、パターンが、WTRU能力および1または複数の上位層から構成されたD2Dサービスに基づいて使用されるようになることを決定し得る。たとえば、WTRUが単一の受信機を備える場合、WTRUは、パターンはWTRUがDLおよびD2DリンクからTDM受信するために使用されようになることを決定し得る。たとえば、自己干渉を回避するために、パターンは、WTRUがUu TxとD2D Tx/Rxの間でTDMするために使用する。
【0237】
WTRUは、送信および/または受信されることになるトラフィックのタイプに基づいて使用するようにパターンを決定する(たとえば、選択する)ように構成され得る。たとえば、リレーWTRUは、リレートラフィックを中継するとき、そのようなトラフィックのための送信パターンを使用するように構成され得る。リモートWTRUは、リレーに/からデータを送信または受信するときは、リレーに関連付けられたパターンまたはリソースプールを使用し、他のデータを送信するとき(たとえば、中継されないD2D送信)は別のパターンまたはリソースプールを使用するように構成され得る。たとえば、パターンの選択は、受信されたパターンに関連付けられた優先順位および/またはWTRUによって決定されるデータもしくはサービスの優先順位に基づき得る。WTRUサービスまたはデータの優先順位は、ユーザ優先順位、WTRU内で構成される静的な優先順位、データを発生させるアプリケーションの優先順位またはデータを発生させる1または複数のアプリケーションの最も高い優先順位、WTRU内で実行されるサービスなどを含むいくつかの要因に関して決定され得る。
【0238】
WTRUは、たとえば、始められる発見セッションの数に基づいて、発見の場合に使用され得る送信サブフレームの数を決定し得る。WTRUは、以下の要因のうちの1または複数に基づいて送信サブフレームを選択する。WTRUは、上位層によって始められるいくつかの発見セッションを使用して、送信サブフレームを選択し得る。WTRUは、WTRUがアナウンシング(announcing)WTRUであるセッションの数とWTRUが監視WTRUであるセッションの数の比に基づいて、サブフレーム送信を選択する。WTRUは、構成されたパターン(たとえば、偶数サブフレームパターンまたは奇数サブフレームパターン)のリストから、送信サブフレームを選択し得る。WTRUは、D2D-RNTIに基づいて送信サブフレームを選択し得る。
【0239】
WTRUは、決定されたパターンを使用するときにインジケーションを送信し得る。WTRUは、それがパターンを決定するとき、インジケーションを送信するように構成され得る。WTRUは、eNB、同期ソース、または別のWTRUにインジケーションを送信し得る。インジケーションは、以下のうちの1または複数を含み得る。インジケーションは、WTRUによって選択されたパターンを含み得る。インジケーションは、WTRUがD2D Txおよび/またはD2D Rxを実行するように構成されたサブフレームを示し得る。インジケーションは、いつWTRUがパターンを使用し始めるように構成されるかを示し得、たとえば、この情報は、SFNインデックスを使用して、および/またはD2D tx/rxが実行され得るときはサブフレームインデックスを使用して示され得る。インジケーションは、WTRUがパターンを使用し得る持続期間を含み得る。インジケーションは、いつWTRUがパターンを使用するのを止めるように構成されるかを示し得る。
【0240】
WTRUは、決定されたパターンを使用することに関するインジケーションをいつ送信するかを示すトリガを検出するように構成され得る。WTRUは、以下の条件においてインジケーションを送信するように構成され得る。インジケーションは、eNBによって明示的なコマンドに基づいて送られ得る(たとえば、eNBは、WTRUがパターンを送信することを要求するメッセージを送り得る)。インジケーションは、D2D発見または通信セッションが1または複数の上位層によって開始または停止されるとき、送られ得る。WTRUが、パターンが変更されることを必要とし得るサービス(たとえば、新しいサービス)を実行できるとき、インジケーションが送られ得る。
【0241】
WTRUは、たとえば同期原理を使用する同期手順を実行するように構成され得る。信号検出および復調を簡単にするために、1または複数の例示的な実施形態は、D2D通信のためのあらかじめ定義されたフレーム構造を提供する。あらかじめ定義されたフレーム構造は、すべてのD2D WTRUによって定義および使用され得る。フレーム構造は、スケジューリング割り当て(SA)、D2D同期信号(D2DSS)、物理的D2D同期チャネル(PD2DSCH)(たとえば、D2Dのためのブロードキャスト制御チャネル)、発見信号、およびデータ送信のうちの1または複数のロケーション(たとえば、時間および/または周波数における)が容易に決定され得る(たとえば、よく知られ得る)ように定義され得る。例示的なD2D同期フレーム構造は、
図5(時間領域)および
図6(時間-周波数領域)に示され得る。
【0242】
WTRUは、複数のフレームフォーマットされたD2D同期フレームを使用するように構成され得る。WTRUは、複数のフレームフォーマットを用いて構成され得る。フレームフォーマットは、D2D通信のさまざまな要素のさまざまなロケーションを定義し得る。いくつかの非限定的な例は、D2DSS、P2D2SCH、スケジューリングアドレス(SA)領域、発見領域、D2Dデータなどを含み得る。
【0243】
異なるフレームフォーマットは、異なるフォーマット間でD2DSSロケーション(たとえば、時間における)が重複しないように構成され得る。これは、複数のD2DSSホップが同じフォーマットを有することを可能にし得る。この例示的な実施形態は
図7に(たとえば、時間領域内に)示され得る。類似の概念は、異なるフォーマット間でD2DSSロケーション(たとえば、時間および周波数における)が重複しないことを可能にするように構成されたフレームフォーマットを設計する際に、時間-周波数領域において適用し得る。
【0244】
WTRUは、固定フォーマットを使用することを決定し得る。たとえば、WTRUは、仕様に基づいて固定フォーマットを使用するように構成され得る。フォーマットは、非限定的な例では、周波数帯域、WTRUカテゴリ、または他の固定基準に依存し得る。WTRUは、たとえば、ネットワークによって、またはそのUSIMまたは使用するD2D同期フレームフォーマットを有する他の内部構成を介して、WTRUがあらかじめ構成され得る事前構成に基づいて使用するために、フレームフォーマットを決定し得る。WTRUは、たとえば、WTRUが同期ソースになるとき、使用する特定のD2D同期フレームフォーマットとともに構成され得る。WTRUは、WTRUが、たとえば、同期信号特性および/またはPD2DSCH(たとえば、内容および/またはリソースロケーション)に基づいて受信中のフレームフォーマットを決定するように構成され得る暗黙的なフォーマットに基づいて、使用するフレームフォーマットを決定し得る。WTRUは、WTRUがたとえばPD2DSCHからの明示的なシグナリングに基づいてフレームフォーマットを決定するように構成され得る明示的なフォーマットに基づいて、使用するフレームフォーマットを決定し得る。
【0245】
WTRUは、フレームフォーマットおよびD2DSS特性に基づいてフレームタイミングを決定し得る。WTRUは、フレームタイミングを決定し、関連付けられたD2D同期フレームに同期するように構成され得る。WTRUがD2D同期フレームフォーマットを決定し、次いでD2D同期フレームの時間位置を決定するD2D同期フレームフォーマットが決定され得る。WTRUがD2DSS特性に基づいてD2D同期フレームを決定し得るD2DSS特性が決定される。D2DSS特性は、D2DSS受信タイミングを含み得る。同期信号ホップカウントおよび/またはPD2DSCHから受信された情報は、フレームタイミングを決定し、関連付けられたD2D同期フレームに同期するために使用され得る。
【0246】
同じ同期ゾーン内のWTRUは、同じ同期フレームを有し得る。同じ近辺にあるWTRU間の通信を容易にするために、同じ近辺にあるWTRUは、同じD2D同期フレームを共有し得る。いくつかのWTRUは、ホップの最大数までD2DSSを中継し得る。前述のように、ホップの数は、たとえば、
図4の同期プロトコルに示されるように、2ホップを超えることができる。同期ソース(SS)は、独立した同期参照でD2DSSを送信するデバイスであってよい。SSは、ネットワークソース(たとえば、基地局またはeNB)であり得、その場合、それは、ネットワークSS(NSS)と呼ばれ得る。SSは、接続されていない独立したソース(たとえば、WTRU)であり得、その場合、それは、独立SS(ISS)と呼ばれ得る。リレーされる同期ソース(RSS)は、D2DSSを送信し得るが、別のソース、たとえば、ISSまたはNSSのどちらかから同期参照を導き出し得るデバイスであってよい。RSSは、最大ホップカウントまで、同期参照として別のRSSを使用し得る。すべてのWTRUが同じSSに同期されるエリアは、同期ゾーン(SZ)と呼ばれ得る。
【0247】
WTRUは、D2DSSから同期ソースアイデンティティおよびホップカウントのインジケーションを受信するように構成され得る。RSSのための同期フレームは、その関連付けられたSSからの同期フレームと同じであるように構成され得る。同じ同期ゾーン内のWTRUが同じ同期フレームを有するために、RSSのための同期フレームは、その関連付けられたSSからの同期フレームと同じであることが必要とされ得る。
【0248】
WTRUは、D2DSSおよびホップカウントから同期フレームを決定し得る。WTRUは、受信されたD2DSSタイミングから、および/または関連付けられたホップカウントから、同期フレームタイミングを導き出し得る。中継されたD2DSSは、(たとえば、WTRUが、同じである複数の同期ゾーンを追跡しないように)WTRUがそれから同期ソースの同期フレームタイミングを導き出し得ることを保証するインジケーションを搬送し得る。
【0249】
同期フレームタイミングは同期ソースに関連付けられ得るので、たとえば、受信用WTRUが、複数の同期ソース/フレームタイミングの存在を検出することができるように、WTRUは、D2DSSから同期ソースを識別し得る。
【0250】
D2DSSは、同期ソースID、同期ソースタイプ(たとえば、基地局、eNBに接続されたソース、または独立したソース)、および/またはホップカウントのうちの1または複数に関する情報を搬送し得る。
【0251】
WTRU D2DSS信号は、既知の、あらかじめ定義された長さ、ならびに既知の、あらかじめ定義された帯域幅(たとえば、PRBの数)および持続期間(たとえば、たとえば1つのOFDMシンボルとすることができるOFDMシンボルの数)のZadoff-Chu信号に基づき得る。D2DSSは、D2D同期フレーム中に複数回、またはサブフレーム中に複数回さえ、送信され得る。同様に、D2DSSは、追加の暗黙的情報を搬送するために使用され得る第2の同期信号(たとえば、S-D2DSS)によって増大され得る。
【0252】
D2D WTRUは、D2DSSのためのZC根系列(root sequence)の複数のセットとともに構成され得る。ZC根系列の各セットは、同期ソースタイプに関連付けられ得る。たとえば、D2Dは、ZC根の2つのセットとともに構成され得、各セットは、1または複数のZC根系列を含み得、各セットからのZC根は異なってよい。第1のセットは、eNBまたはネットワークに関連付けられたソースに対応し得る。ZC根の第2のセットは、独立した同期ソースに関連付けられたソースに対応し得る。同期ソースを中継するように構成されたD2D WTRUは、同じセットからのZC根を、それが中継中であり得る同期として使用するように構成され得る。WTRUがそれ自体の同期ソースになるとき、それは、特定のセットから、たとえば、独立した同期ソースに関連付けられたセットから、そのD2DSSのためのZC根を選択するように構成され得る。
【0253】
たとえば、同期を改善するために、第2D2DSSが使用されてよい。この第2D2DSS(S-D2DSS)のために使用される系列は、ソースアイデンティティをさらに示すために使用され得る。S-D2DSSは、別のZC系列またはm系列からなってよい。許容できる系列のセットは、インデックスが付与され得る。許容できる系列のセットは、少なくとも同期ソースアイデンティティの一部に関連付けられ得る。
図8を参照すると、例示的な実施形態による例示的な同期ソースIDの図が示されている。
図8に例示されるように、完全な同期ソースアイデンティティは、たとえば、タイプ、タイプIDインデックス、およびS-D2DSSを集めることによって、第1D2DSS(P-D2DSS)の集合体からなり得る。
【0254】
D2DSSは、ホップカウントを搬送(たとえば、暗黙的に搬送)し得る。ホップカウントは、S-D2DSSインデックスによって示され得る。たとえば、S-D2DSSインデックスから少数のビットは、ホップカウントを示すために使用され得る。D2DSSに関連付けられた循環桁送りは、ホップカウントを示すために使用され得る。D2DSSを搬送するシンボルのペアは、ホップカウント情報を搬送するために使用され得る。たとえば、2つのD2DSSシンボル間の循環桁送りの違いは、ホップカウントを示し得る。
【0255】
上記で説明された技法に基づく他の組み合わせは、暗黙的に同期ソース情報を搬送するために使用され得る。
【0256】
WTRUは、同期ソースを選択または再選択するように構成され得る。限られた数のホップカウントがあり得るので、およびWTRUがeNBに近いことがあるので、WTRUは、複数の同期ソース(たとえば、NSS、ISS、またはRSS)から同期を獲得することが可能であり得る。WTRUは、たとえば、データ受信/送信のための同期フレームを決定するために、同期ソース間で優先順位を付け得る。
【0257】
WTRUは、優先順位付けルールを用いて構成され得る。同期ソースはeNBを含み得る。同期ソースはWTRUを含み得る。ISS間で優先順位を付けるルールは、WTRUによって使用され得る。WTRUが複数のISSからD2DSSを検出した場合、WTRUは、受信されたD2DSSの測定された信号強度に基づいてISS間で優先順位を付け得、より高い信号強度を有するD2DSSが優先され得る。
【0258】
WTRUは、RSS間で優先順位を付けるルールを用いて構成され得る。WTRUが複数のRSSからD2DSSを検出する場合、WTRUは、D2DSSによって示されるホップカウント値に基づいてRSS間で優先順位を付け得る。より小さいホップカウント値を有するRSSが優先され得る。
【0259】
WTRUは、ネットワークおよびISSに接続されたWTRU間で優先順位を付けるルールを用いて構成され得る。WTRUは、カバレッジ外であり得るeNBおよびISSからD2DSSを中継するネットワークカバレッジ内のWTRUである同期ソース間で優先順位を付け得る。優先順位付けルールは、いくつかの態様に基づき得る。たとえば、WTRUは、ネットワークに接続されたWTRUと通信し得る。そのような場合、ネットワークに接続されたWTRUである同期ソースからのD2DSSの信号強度が、あらかじめ定義された閾値を上回る場合、WTRUが、そのようなソースを優先させることは有益であり得る。D2DSSの測定された強度が、ネットワークに接続された同期ソースからの強度よりも著しく強い場合、WTRUは、ISSに優先順位を付け得る(たとえば、ISSのD2DSSからの測定されたエネルギーレベルは、ネットワークに接続された同期ソースからのD2DSSよりもXdB高く、Xは、あらかじめ定義され得る)。
【0260】
WTRUは、優先順位付けリストを維持するように構成され得る。WTRUは、WTRUが検出する同期ソースの優先順位付けリストを維持するように構成され得る。WTRUは、たとえば、以下のトリガのうちの1または複数に基づいて(たとえば、任意の順序および/または組み合わせで)、優先順位付けリストを維持するように構成され得る。WTRUは、条件/トリガを使用して、優先順位付け/再選択を実行し得る。
【0261】
WTRUは、周期的に同期ソースの優先順位付けを実行し得る(たとえば、WTRUは、特定の時間の量が満了した後、優先順位付けを実行し得る)。時間の量は、ネットワークによって明示的に構成されてもよいし、それは、WTRU内であらかじめ構成されてもよい。WTRUは、非周期的に(たとえば、周期的ではなく)同期ソースの優先順位付けを実行し得る。非周期的な優先順位付けは、新しいソースの検出を含むことができる。WTRUは、新しい同期ソースの検出時に優先順位付けリストの更新を実行し得る。新しい同期ソースの検出は、新しいSSからのD2DSS(たとえば、D2DSSから識別された)が検出されときに宣言され得、測定されたエネルギーは、所与の時間の期間にわたって特定の閾値を上回る。所与のソーストリガのためのタイムアウトは、所与の同期ソースがタイムアウトされ、D2DSSを送信するのを止めるときに、WTRUが優先順位付けを実行し得るように用いられ得る。
【0262】
ホップカウント変更は、トリガとして作用し得る。たとえば、WTRUは、それがホップカウントの変更を検出する(たとえば、D2DSSからのSSのアイデンティティは同じであるが、関連付けられたホップカウントが変更される)とき、優先順位付けを実行し得る。
【0263】
バッファ内での特定のデータの存在の欠如は、トリガとして作用することができる。WTRUが、特定の時間の期間にわたってデータが送信されておらず、送信する新しいデータがバッファ内にあることを決定するとき、WTRUは優先順位付けを実行し得る。WTRUは、それがデータを有さない、または特定の時間の期間にわたって送信するD2Dデータを有し、送信する新しいULデータがあるとき、優先順位付けを実行する。
【0264】
WTRUは、他の変更/測定を使用し得る。WTRUは、連続的にまたは特定の指定された時間期間に発生し得る現在のSSのD2DSSのエネルギーレベルを測定し得る。測定された信号強度が、あらかじめ定義された閾値を下回る場合、WTRUは優先順位付けを実行し得、および/またはWTRUは、同期ソースになることを決定し得る。
【0265】
現在のSS以外のSSからのD2DSSの測定されたエネルギーレベルが変化するとき、WTRUは、優先順位付けリストの更新を実行し得る。例は、他のSSからのD2DSSの測定されたエネルギーレベルがあらかじめ定義された閾値を上回って増加する、または現在のSSのD2DSSのエネルギーレベルよりも大きくなるときであろう。
【0266】
測定されたエネルギーレベルは、WTRUによって実行される熱雑音測定/推定によって重み付けされ得る(たとえば、dB領域で分割される、dB領域で減算される、または別の方法で変更される)。
【0267】
WTRUは、優先順位付けを適用し得る。WTRUは、特定の同期フレーム時間瞬間に新しいタイミングを適用し得る(たとえば、WTRUは、現在の同期フレームに新しいタイミングを適用せず、次の同期フレームの先頭に適用し得る)。古い同期タイミング参照と新しい同期タイミング参照間のタイミング差があり得ることを考えると、同期フレーム内のギャップは、そのような差に対応し得る。
【0268】
WTRUは、以下のトリガのうちの1または複数が満たされるとき優先順位付けリストを更新しないように構成され得る。WTRUは、それがデータを送信または受信しているとき、優先順位付けリストを更新しないことがある。WTRUは、WTRUがタイマ-トリガ期間内にあるとき、優先順位付けリストを更新しないことがある。
【0269】
WTRUは、データ受信に優先順位を付けるように構成され得る。実際的なハードウェア考慮事項のために、WTRUは、実際には、無数の同期ゾーンを同時に追跡することができないことがある。実際的なWTRUは、サブフレーム内の限られた数のスケジューリングアナウンスメント(announcement)(SA)を復号することが可能であることがある。WTRUは、データ受信のための同期ゾーンに優先順位を付けるように構成され得る。WTRUは、1または複数の優先順位付け情報に基づいてデータ受信のための同期ゾーンに優先順位を付けるように構成され得る。
【0270】
同期ソースに関連付けられた同期IDは、データ受信のための同期ゾーンに優先順位を付けるためにWTRUによって使用される優先順位付け情報であってよい。WTRUは、同期ソースIDを決定し、たとえばあらかじめ定義されたルール/構成に基づいて、この同期ソースIDに優先順位を付けるかどうかを決定するように構成され得る。
【0271】
同期ソースに関連付けられた同期タイプは、データ受信のための同期ゾーンに優先順位を付けるように構成するためにWTRUによって使用される優先順位付け情報であってよい。WTRUは、同期タイプを決定し、タイプに基づいて優先順位を決定するように構成され得る。WTRUは、独立したソースの上で基地局またはeNBに接続された基地局、eNB、またはソースであるデータ受信ソースに優先順位を付けるように構成され得る(たとえば、独立したソースは、より低い優先順位を有し得る)。
【0272】
同期ゾーンに関連付けられたグループIDは、データ受信のための同期ゾーンに優先順位を付けるためにWTRUによって使用される優先順位付け情報であってよい。WTRUは、PD2DSCHを復号することによって同期ゾーンに関連付けられたグループIDを決定し得る。グループIDは、その同期ゾーンに関連付けられた検出されたSA内にあってよい。WTRUは、WTRUに関連付けられた1または複数のグループIDが構成および/またはサポートされ得る同期ゾーンに優先順位を付け得る。
【0273】
WTRUハードウェア能力は、データ受信のための同期ゾーンの優先順位付けを構成するためにWTRUによって使用される優先順位付け情報であってよい。ソースの数が、設定された時間/待ち時間内でWTRUが復号することが可能であるよりも大きいとき、WTRUは優先順位を付け得る。
【0274】
WTRU受信/送信パターンは、データ受信のための同期ゾーンの優先順位付けを構成するためにWTRUによって使用される優先順位付け情報であってよい。その受信/送信パターンのために、WTRUは、別の同期ゾーンからデータを受信することが可能でないことがある。そのような場合、この同期ゾーンは、優先順位が付けられないことがある。
【0275】
WTRUは、同期信号(D2DSS)を送信するように構成され得る。D2D WTRUは、同期信号を送信するように構成され得る。以下は、同期信号(たとえばD2DSS)の送信に関連する方法について説明する。
【0276】
WTRUは、フレーム同期タイミングを決定するように構成され得る。D2D WTRUは、同期ソース同期信号(たとえばD2DSS)を送信し、同期ソースになるように構成され得る。そのような場合、WTRUは、それ自体の同期フレームタイミングを決定するように構成され得る。WTRUは、以下のうちの1または複数を使用するD2D同期フレームを決定するように構成され得る。
【0277】
WTRUは、内部タイミングに基づいてD2D同期フレームを決定し得る。WTRUは、たとえば、WTRUの内部クロックに基づいて、D2D同期フレームタイミングを任意選択で(arbitrarily)決定し得る。
【0278】
WTRUは、外部タイミングに基づいてD2D同期フレームを決定し得る。D2D同期フレームを送信するWTRUは、同期信号(たとえば、他のD2D WTRU、eNBなどのネットワーク同期ソースなど)を送信する他のデバイスの近くにあってよい。そのような場合、WTRUが同期ソースであるように構成された場合、WTRUは、これらの信号に基づいてD2D同期フレームの基礎をなすように構成され得る。この構成は、たとえば、干渉を軽減するために、隣接するD2D同期ゾーンを合わせるという利益を提供し得る。
【0279】
WTRUは、そのD2D同期フレームを、別の受信されたD2D同期フレームに合わせ得る。WTRUは、そのD2D同期フレームを、受信された参照D2D同期フレーム(たとえば、最も高い優先順位D2DSSに対応するD2D同期フレーム)に合わせ得る。
【0280】
WTRUは、重複する制御チャネル領域が減少されるように、そのD2D同期フレームを合わせ得る。この構成は、制御チャネル間の干渉を軽減するという利益を提供し得る。
【0281】
フレームフォーマットは、WTRU IDに基づいてよい。D2D WTRUが同期ソースになるとき、D2D WTRUは、D2D同期フレームカウンタまたはD2D同期フレーム番号(D-SFN)の初期値を決定するように構成され得る。WTRUは、WTRU識別子(たとえば、IMSI、D2D関連ID、RNTIなど)に基づいてD-SFNの値を初期化するように構成され得る。この構成は、隣接する同期ゾーンと潜在的な関連付けられた周波数-時間リソース構成との間のD-SFNをランダム化するという利益を提供し得る。
【0282】
WTRUは、プリアンブルおよび/またはポストアンブルを送信するように構成され得る。D2Dデータ送信を監視するWTRUは、複数の同期ゾーンからデータを受信し得る。この場合の受信用WTRUは、その送信のための関連付けられた同期フレームを獲得し得る。D2D送信用WTRU(たとえば、D2Dデータを送信するWTRU)は、たとえば、D2D通信の範囲を限定しないためにデータ通信を送信するとき、D2DSSを送信するように構成され得る。
【0283】
WTRUは、データを送る前に同期プリアンブルを送信し得る。D2D送信用WTRUは、実際のデータを送信する前に同期プリアンブルを送信するように構成され得る。WTRUは、たとえば、
図9に示されるように、データを送信し始める前にあらかじめ構成された時間の期間の間にD2DSSまたは他の情報(たとえば、PD2DSCH)を送信するように構成され得る。
【0284】
WTRUは、データを送信した後、同期ポストアンブルを送信し得る。WTRUは、その最後のデータパケット送信した後、時間の期間をあらかじめ決定するためのD2DSSを送信するように構成され得る。この構成は、たとえば、より多くのデータがバッファ内に到着することになる場合、およびWTRU同期信号が他のWTRUによって中継されている場合、WTRUが同期信号の送信を停止しないことを保証するという利益を有し得る。
【0285】
WTRUは、最後のデータパケットが送信されたとき非アクティビティタイマを開始するように構成され得る。WTRUは、新しいデータが送信されているとき、タイマをリセットし得る。タイマが満了すると、WTRUは、同期信号の送信を停止するように構成され得る。
【0286】
WTRUは、同期信号またはメッセージの送信をいつ始めるかを決定し得る。WTRUは、以下のトリガのうちの1または複数により、同期メッセージおよび/または信号(たとえば、ソースまたはフォワーディング用/協調用WTRUのどちらかとして)の送信をトリガし得る。
【0287】
WTRUは、ネットワークからの明示的なインジケーションに基づいてトリガを検出し得る。トリガは、本明細書で説明されるトリガのいずれかを検出するように基地局またはeNBによってPSモードまたは明示的な構成の動作を開始/停止するためにeNB/ProSe機能/アプリケーションからWTRUによって受信され得る。
【0288】
WTRUは、他の同期信号の検出に基づいてトリガを検出し得る。WTRUは、WTRUのサービング同期ソースよりも低い優先順位のソースから発生する同期信号を送信する別のWTRUを検出し得る。eNBに接続されたWTRU(たとえば、カバレッジ内状態の)は、それがカバレッジ外WTRUからの同期メッセージまたは信号を検出するとき同期信号またはメッセージを送信し始めることを決定し得る。これは、カバレッジ外WTRUがカバレッジ内WTRUを見つけ、そのWTRUの受信/送信機会に同期することを可能にし得る。
【0289】
WTRUは、WTRUのサービング同期ソースよりも低い優先順位のソースから発生する同期信号を送信する別のWTRUと、第1のWTRUと同じグループIDに属する第2のWTRUのグループIDのうちの少なくとも1つを検出し得る。
【0290】
WTRUは、カバレッジ内WTRUであってよく、カバレッジ外状態WTRUまたはカバレッジ外WTRUの同期信号を検出し得る。
【0291】
WTRUはグループIDを用い得、ここで、第2のWTRUの通信グループIDのうちの少なくとも1つは、第1のWTRUのグループIDのうちの少なくとも1つに属する。
【0292】
WTRUは、第2のWTRUからデータを受信し、第2のWTRUは基地局またはeNBのカバレッジ内にないことを決定し得る。これは、たとえば、D2DSSまたはメッセージがない場合、WTRUがカバレッジ内にないSA内の何らかのインジケーションを使用し得る。
【0293】
WTRUは、他の同期信号の欠如に基づいてタイマを使用し得る。最後の同期信号受信からのタイマは、満了した可能性がある。WTRUがソースからの同期信号またはメッセージを受信していない場合、WTRUは、ソース信号になることを決定し得る。
【0294】
WTRUは、たとえば、測定強度が閾値を下回ることに基づいて、同期ソースになることを決定し得る。
【0295】
以下が検出された場合(たとえば、本明細書で説明されるように)、WTRUは、同期信号の送信を始めることを決定し得る。
【0296】
WTRUは、時間パターン/リソースを使用し得る。第1のWTRUは、第2のWTRUが第1のWTRUとは異なる時間パターンを使用していることを決定し得る。
【0297】
WTRUは、第1のWTRUが、第2のWTRUの動作の周波数以外の周波数における通信のために接続され得るように、動作の周波数の差を検出するように構成され得る。
【0298】
WTRUは、同期信号および/またはメッセージの送信をいつ停止および/または変更するかを決定し得る。以下のトリガ(たとえば、条件)のうちの1または複数が満たされるとき、WTRUは、同期信号の送信を停止および/または変更し得る。トリガは、ネットワークからの明示的な構成であってよい(たとえば、ネットワークは、送信を停止するようにWTRUを明示的に構成する)。構成された時間の期間の後、WTRUが同期信号の送信を停止し得る、タイマに基づくトリガ。トリガは、WTRUは構成された時間の期間にわたってデータ送信を実行していないというインジケーションを含み得るデータアクティビティに基づいてよい。トリガは、アプリケーションプロセスはもはやサービスを要求しないというインジケーションに基づいてよい。トリガは、WTRUは任意の隣接するWTRUからデータアクティビティを検出していない(たとえば、SAが検出していない)というインジケーションに基づいてよい。優先順位のより高いソースまたは別のWTRUからの別の同期信号の検出が、その現在の同期信号の送信を停止するならびに/または送信された同期メッセージおよび/もしくは信号を変更するようにWTRUをトリガし得る、別の同期信号の検出。
【0299】
WTRUは、たとえば、同期信号の送信に基づいて、停止し得るおよび/または変更が実行され得ることを決定する。たとえば、以下の条件のうちの1つまたは組み合わせが満たされる場合、WTRUは、停止し得るおよび/または変更が実行され得ることを決定する。たとえば、WTRUが、優先順位のより高いソースから同期信号を検出した(たとえば、発生ソースが基地局またはeNBである)場合WTRUは、停止し得るおよび/または変更が実行され得ることを決定する。このメトリックは、構成された閾値を上回るまたは下回る受信された同期信号電力を含み得る。たとえば、WTRUが第2のWTRUからの同期信号を検出した場合、WTRUは、停止し得るおよび/または変更が実行され得ることを決定する。WTRUは、第2のWTRUからの同期信号が同じ発生ソースを有し、その現在のホップカウントよりも小さいホップカウントを有することを決定し得る。このメトリックは、構成された閾値を上回るまたは下回る受信された同期信号電力を含み得る。
【0300】
たとえば、WTRUが、WTRUが、同じ優先順位のソースからの同期信号と現在のWTRUホップカウントよりも小さいホップカウントを検出した場合、WTRUは、停止し得るおよび/または変更が実行され得ることを決定する。このメトリックは、構成された閾値を上回るまたは下回る受信された同期信号電力を含み得る。WTRUは、再評価されたホップカウントが最大許容値に到達した(たとえば、または、最大許容値よりも大きい)ことを決定したことに応答して、停止し得るおよび/または変更が実行され得ることを決定する。たとえば、(たとえば、同期信号またはSAに基づいて)検出されたWTRUが基地局またはeNBに接続されている場合、WTRUは、停止し得るおよび/または変更が実行され得ることを決定する。たとえば、(たとえば、同期信号またはSAに基づいて)検出されたWTRUが第1のWTRUと同じグループに属する場合、WTRUは、停止し得るおよび/または変更が実行され得ることを決定する。
【0301】
たとえば、以下の基準のうちの1または複数が満たされる場合、WTRUは、D2DSSの送信を停止し得る。WTRUは、同期タイマが満了しており、動作中ではないことを決定したことに応答して、D2DSSの送信を停止し得る。以下の条件のうちの1または複数が満たされたとき、WTRUは同期タイマを始め得る。WTRUが同期ソースになり、同期信号/メッセージ送信を始めると、WTRUは同期タイマを始め得る。(たとえば、本明細書で説明されるように)他の検出された同期信号に基づいて、WTRUが同期ソースになると、WTRUは、同期タイマを始め得る。タイマが再開されたとき、たとえば、WTRUがデータを受信し、または送信間のスケジューリング割り当てを検出した(たとえば、このクラスタに接続された他のWTRUがあり得る)とき、WTRUは同期タイマを始め得る。WTRUは、たとえば、本明細書で説明されるように、データアクティビティに基づいて同期タイマを始め得る。WTRUは、たとえば、同じソースIDのD2DSSでありながら、より高いホップカウントを測定することから決定されるように、他のWTRUは、WTRUによって送信されている同期メッセージを中継していないという決定に基づいて、同期タイマを始め得る。
【0302】
同期メッセージを送信するのを停止する基準のうちの1または複数は満たされているが、同期タイマが動作中である場合、WTRUは、WTRUが送信している同期信号およびメッセージを変更することを決定し得る。これは、たとえば、検出された、優先順位のより高い同期メッセージの少なくとも一部を反映または中継するために、使用されてよい。
【0303】
WTRUが、WTRUは同期ソースであることを止めることを決定するとき、WTRUは、同期信号の送信を停止するおよび/または同期信号変更がトリガされたことを決定する。測定が所定の閾値を超えるとき、WTRUは、それがもはや同期ソースである必要はないことを決定し得る。
【0304】
他のWTRUはWTRUの同期メッセージを中継していないことを決定したことに応答して、WTRUは、以下のうちの1または複数を実行することによって、他のWTRUがそのメッセージを中継しているかどうかを決定し得る。WTRUは、同じソースIDであるがより高いホップカウントを有するD2DSS信号を監視し、関連付けられた同期メッセージがあるかどうかを決定し得る。WTRUは、同じ内容を搬送し、場合によってはより高いホップカウントを示す、および/または同じソースIDを有する同期メッセージを検出することによって、同期メッセージを検出し得る。
【0305】
WTRUは、同期チャネルメッセージを受信し得る。同期ソースおよび/または同期フォワーディングエンティティは、同期メッセージを送信し得る。同期情報は、メッセージとして明示的に送信されてもよいし、情報は、同期参照信号特性から暗黙的に導き出し可能である。
【0306】
たとえば、同期メッセージは、D2Dデータチャネル(たとえば、通信チャネル)上で送られ得る。同期メッセージは、通信MAC PDUを使用するWTRUによって送信され得る。たとえば、受信用WTRUがこのメッセージを制御メッセージとして識別することを可能にするために、MACヘッダ内のインジケーションが含まれてよい。WTRUは、このメッセージを復号し得る、および/またはメッセージの内容を使用し得る。制御メッセージ(たとえば、RRC、SIBなど)は、MAC PDU上で送信され得る。制御メッセージに予約された論理チャネル値は、これが制御メッセージである受信用WTRUを示し得る。
【0307】
WTRUは、PD2DSCH送信フォーマットおよび特性を使用し得る。PD2DSCHは、特定の同期信号に関連付けられ得る。受信用WTRUが、受信されたD2DSSに関連付けられたPD2DSCHを決定することが可能であるために、WTRUは、以下のうちの1または複数を使用し得る。
【0308】
PD2DSCHは、D2DSSと同じ周波数リソース内で送信され得る。ひとたびD2D同期フレームが獲得されると、WTRUは、曖昧さを排除してPD2DSCHを検索し得る。この例示的な実施形態は、実施するのに複雑すぎない可能性はあるが、T/Fリソースの同じセット内で送信される他のPD2DSCHまたはデータからの干渉に逆らうのに十分なほどロバストでないことがある。
【0309】
PD2DSCHスクランブル系列は同期ソースIDに基づいてよい。WTRUは、PD2DSCHのためのD2DSS(たとえば、または同期ゾーンID、グループIDなど)に関連付けられたスクランブル系列を使用するように構成され得る。同期ソースIDは、PD2DSCHのための特定のスクランブル系列にインデックス付けするために使用され得る。この例示的な実施形態は、干渉を白色化するという利益を提供し得、隣接同期ソースが同じ同期ソースIDを使用する可能性を軽減し得る。
【0310】
SAは、同期ソースIDをリンクする特殊な識別子を使用するPD2DSCHリソースを示し得る。PD2DSCHのT/Fロケーションはあらかじめ定義されていない可能性があるが、たとえばD2Dデータ送信のように、スケジューリング割り当て(SA)とともに送信され得る。WTRUは、他のWTRUがPD2DSCHを適切に復号することができることを保証するために、SA内で1または複数の特殊な値(たとえば、特殊な宛先グループID)を使用するように構成され得る。受信用WTRUがPD2DSCHを適切な同期ソースまたはフレームに関連付けるために、SAの内容(たとえば、ソースID)は、D2DSSまたは同期ソースに関連付けられ得る。
【0311】
PD2DSCHは、MACヘッダ内の論理チャネルIDに基づいて明示的に示され得る。WTRUは、通常のD2D通信チャネルを介してPD2DSCHを受信し得る。WTRUは、SA宛先IDまたはソースIDコードに基づいてチャネルを復号し得る。WTRUは、たとえば、MACヘッダに基づいて(たとえば、特殊論理チャネルID、または他の明示的なMACインジケーションを介して)、通信の内容がD2D同期メッセージであることを決定し得る。
【0312】
WTRUは、PD2DSCHフォーマットのインジケーションを検出、選択、または受信し得る。WTRUは、複数の物理層フォーマット内でPD2DSCHを送信するように構成され得る。たとえば、物理層フォーマットは、1または複数のPRB、1または複数のOFDMシンボル、符号化方式、符号化率、パンクチャリング、CRCなどを含み得る。物理層フォーマットは、(たとえば、内容に応じて)異なるペイロードサイズをサポートし得る。PD2DSCH内の異なるペイロードサイズは、WTRUのカバレッジステータスに基づいてより多くの(たとえば、または、より少ない)情報を搬送し得るPD2DSCHをサポートし得る。WTRUのカバレッジステータスは、カバレッジ内、カバレッジ外などを含み得る。
【0313】
WTRUは、使用するPD2DSCHフォーマットを決定し得る。たとえば、PD2DSCHを送信するWTRUは、ペイロードサイズに基づいてPD2DSCHフォーマットを決定するように構成され得る。WTRUは、対応するペイロード(たとえば、固定セットペイロード)をサポートするPD2DSCHフォーマットのセット(たとえば、固定セット)とともに構成され得る。WTRUは、(たとえば、適切な符号化率を維持するために)フォーマットを選択し得る。WTRUは、カバレッジ状態に基づいてPD2DSCHペイロードの内容を決定し得る。WTRUは、カバレッジ状態に基づいてPD2DSCHフォーマットを選択するように構成され得る。たとえば、WTRUは、WTRUがカバレッジ内にあるときの第1のPD2DSCHフォーマットを選択し得る。別の例として、WTRUは、WTRUがカバレッジ外にあるときの第2のPD2DSCHフォーマットを選択し得る。
【0314】
WTRUは、関連付けられたD2DSS信号に基づいてPD2DSCHを決定し得る。PD2DSCHを送信するWTRUは、関連付けられたD2DSSの1または複数のパラメータを選択するように構成され得る。1または複数の選択されるパラメータは、PD2DSCHフォーマットを示し得る。たとえば、WTRUは、ソースがカバレッジ外にあることを示すおよび/またはPD2DSCHフォーマットを示す(たとえば、暗黙的に示す)ためにD2DSSの第1同期信号(PSS)部を選択するように構成され得る。PD2DSCHを監視するWTRUは、PD2DSCHに関連付けられたD2DSS信号に基づいてPD2DSCHのフォーマットを決定するように構成され得る。たとえば、WTRUは、D2DSSの1または複数の特性(たとえば、D2DSSの、PSSなどの信号に関連付けられたZadoff-Chu根)を決定し得る。WTRUは、あらかじめ定義された関連付けられたルールを介して関連付けられたPD2DSCHのフォーマットを決定し得る。たとえば、WTRUは、D2DSSを送信するWTRUがカバレッジ内であるかカバレッジ外(たとえば、ネットワークカバレッジ外)であるかを決定するように構成され得る。WTRUは、送信用WTRUのカバレッジ状態に基づいて関連付けられたPD2DSCHのフォーマットを決定(たとえば、暗黙的に決定)し得る。
【0315】
WTRUは、異なるホップカウントによって再送信するとき、異なるリソースを使用してPD2DSCHを送信する。WTRUが、異なるホップカウントを用いて(たとえば、同じ同期ゾーン内の)PD2DSCHを再送信または中継するとき、WTRUは、異なる時間-周波数リソースを使用して干渉を軽減するように構成され得る。WTRUは、特定の時間ロケーション内のPD2DSCHを送信するように構成され得、この特定の時間ロケーションはホップカウントに依存し得る。WTRUは、ホップカウントに関連付けられた特定のD2D同期フレーム番号内のPD2DSCHを送信し得る。WTRUは、特定の周波数ロケーション内のPD2DSCHを送信するように構成され得、この特定の周波数ロケーションはホップカウントに依存し得る。WTRUは、ホップカウントに関連付けられた特定の周波数オフセット内のPD2DSCHを送信し得る。WTRUは、あらかじめ定義された時間-周波数パターンを使用してPD2DSCHを送信するように構成され得、このあらかじめ定義された時間-周波数パターンはホップカウントに依存し得る。
【0316】
WTRUは、同期メッセージの内容を決定し得る。同期メッセージは、以下の内容情報のうちの1または複数を含み得る。同期メッセージは、リソースプールを含み得、これは、WTRUが受信プールおよび/または送信用プールを備え得ることを示す。WTRUは、リソースプールを使用するように構成され得る。WTRUは、異なる受信される同期ソース/リレーからのリソースプールの集合として受信プールを、およびサービング同期ソース/リレーから受信されるリソースプールから送信プールを決定し得る。同期メッセージは、リソースプールインデックス(たとえば、リソースプール構成インデックス)を含み得る。
【0317】
同期メッセージは、リソースプール内のリソースのサブセットまたはD2D送信および/またはD2Dスケジューリング割り当てのために受信用WTRUによって使用可能なD2Dパターンを含み得る。メッセージは、提案される時間パターン(たとえば、サイクル、持続期間など)、リモートWTRUがD2D送信に使用し得る周波数を含み得る。提案される時間パターンは、基地局またはeNB(たとえば、または別のソースエンティティ)から受信される時間パターンを含み得る。提案される時間パターンは、WTRUに利用可能な情報に基づいて協調用WTRU内で自律的に決定され得る。たとえば、協調用WTRUは、WTRUによってサポートされているサービスに基づいて、提案される時間パターンを決定し得る。たとえば、単一の受信機WTRUの場合、協調用WTRUはMBMS送信を受信中であり得、協調用WTRUは、eNBによって構成されるMBMSサブフレーム上でのWTRU受信を可能にするように、提案される時間パターンを決定し得る。
【0318】
リソースは、リモートWTRUが使用し得るリソースプール内のリソース(たとえば、時間/周波数における)について説明するインデックス(たとえば、インデックス)を含み得る。同期メッセージは、リソース構成を発生させているソースノードのアイデンティティを含み得るソース識別子を含み得る。アイデンティティは、BS ID、eNB ID、セルID、PCI番号、セルのPLMN、WTRU固有ID、ProSe ID、ProSeグループID、ProSeアプリケーションID、および/またはソースが基地局またはeNBまたは別のタイプのソース(たとえば、別のWTRUまたはクラスタヘッド)であるかのインジケーション、のうちの1または複数を含み得る。同期メッセージは、送信を実行するWTRUを識別するためにWTRU識別子を含み得る。アイデンティティは、BS ID、eNB ID、セルID、セルのPLMN、WTRU固有ID、ProSe ID、ProSeグループID、ProSeアプリケーションIDのうちの1または複数を含み得る。
【0319】
同期メッセージは、ロケーション情報を含み得る。ロケーション情報は、カバレッジ内WTRUに関連付けられ得る。WTRU(たとえば、送信用および/または受信用)は、たとえば、セルID、GPS情報、または他のロケーション情報に基づいてそのロケーションを決定し、ロケーション情報を制御メッセージに付加し得る。同期メッセージは、ソースノードからのホップの数を示すホップカウント、または送信用エンティティがソースエンティティであるかどうかのインジケーションを含み得る。同期メッセージは、フレーム番号(たとえば、SFN番号)および/または受信および/または送信パターンを同期させるために参照として使用される時間参照番号を含み得る。
【0320】
同期メッセージは、WTRUが基地局またはeNBのカバレッジ内にあるというインジケーションを含み得る。同期メッセージは、WTRUがデータリレーであるかどうかを示すデータリレーと、関連付けられたIDとを含み得る。リレーネットワークに関連するさらなる構成は、たとえば、サポートAPNまたはネットワークIDのセットが示され得る。同期メッセージは、シナリオに応じて、チャネルを特徴付ける値をWTRUが送信し得ることを示し得る最後のリンク条件、または前のホップもしくは同期ソース/ネットワークへのそのリンクのためのリンク条件を含み得る。値は測定に基づき得る。測定値は、特定の時間の期間にわたって平均化されるRSRPであってもよいし、誤り率を表してもよい。
【0321】
同期メッセージは、シナリオに応じて、集合チャネルを特徴付ける値をWTRUが送信し得る集合リンク条件、または同期ソース/ネットワークへのすべてのリンクを考慮するリンク条件を含み得る。値は、測定、たとえば特定の時間の期間にわたって平均化されたRSRPに基づき得る。値は、誤り率を表すことができる。WTRUは、前のホップPD2DSCH上で送信される条件とWTRUによって測定される前のホップ条件を加えることによって、この値を決定し得る。
【0322】
同期メッセージは、スケジューリング期間を含み得る。WTRUは、スケジューリング期間内で送信し得る。
【0323】
WTRUは、PD2DSCHを送信するための条件を検出するように構成され得る。WTRUは、WTRUが独立した同期ソースになり、D2DSSを送信するとき、PD2DSCHを送信し得る。WTRUが別のソースからの同期を中継するとき、WTRUはD2DSCHを送信し得る。WTRUが、それが特定のパターンを使用して送信しなければならないことを決定した(たとえば、WTRUは、送信/受信機会を制限した)とき、WTRUはPD2DSCHを送信し得る。WTRUがカバレッジ内状態であり、同期信号/メッセージ送信機になるようにトリガされたとき、WTRUはPD2DSCHを送信し得る。
【0324】
WTRUは、ルールを使用して、PD2DSCHの内容を決定し得る。PD2DSCHを送信するとき、WTRUは、PD2DSCH上で搬送されるパラメータのうちの1または複数のためのあらかじめ定義された値のセットとともに構成され得、WTRUは、1または複数のパラメータの値を決定するようにさらに構成され得る。
【0325】
たとえば、本明細書で説明されるように、WTRUはリソースプールを決定し得る。WTRUは、PD2DSCH内でリソースプール構成を送信し得る。
【0326】
WTRUは、通信するために使用する送信および/または受信パターンを決定し得る。この構成は、WTRがリレーとして動作することが可能であり得ることを保証する、および/またはWTRUが基地局もしくはeNBもしくは別の同期ゾーンとの接続を維持し得ることを保証するのに有益であり得る。WTRUは、使用する送信および/または受信パターンを決定し、PD2DSCHに関する構成を送信し得る。新しいパターンは、たとえば、許可されたあらかじめ定義されたパターン(たとえば、仕様においてインデックス化された)のセットから決定され得る。
【0327】
WTRUは、以下のうちの1または複数に基づいて、パターンを決定(たとえば、自律的に決定)し得る。WTRUは、ネットワークと通信するようにすでに構成されたパターンに基づいてパターンを選択し得る、たとえば、WTRUは、基地局またはeNBと通信するWTRU機会を最大にするパターンを選択し得る。WTRUは、隣接同期ゾーンに基づいてパターンを選択し得る。たとえば、WTRUは、隣接ゾーン内のパターンを決定し、隣接する同期ゾーンとの干渉を最小にする、使用するパターンを決定し得る。WTRUは、IDLEモードおよびカバレッジ内であるとき、そのページングオケージョン(occasion)と重複しないパターンを選択し得る。
【0328】
WTRUは、PD2DSCH内容を拡張するように構成され得る。PD2DSCHは、情報(たとえば、少量の情報)、たとえば本明細書で説明される情報要素のサブセットを搬送するように構成され得る。PD2DSCHは、固定された既知の物理トランスポートフォーマットとともに構成され得る。PD2DSCHを送信するWTRUは、たとえば、無線リソース管理、中継するためのサポート、構成情報、測定情報などに関連する追加情報を示すために、制御情報をブロードキャストするように構成され得る。PD2DSCHは、より大量の情報を搬送するように構成され得る。より大量の情報は、サイズが変化し得る。WTRUは、PD2DSCHの内容を拡張するように構成され得る。
【0329】
図10に示されるように、PD2DSCHは、スケジューリング割り当て(たとえば、特殊な形のスケジューリング割り当て)を含み得る。PD2DSCHは、スケジューリング割り当てのフォーマット(たとえば、特殊な形のスケジューリング割り当て)を含み得る。スケジューリング割り当てを搬送するPD2DSCHは、本明細書では、PD2DSCH-SAと呼ばれ得る。たとえば、PD2DSCH-SAは、通例のSAと同じルールを使用して送信され得る。PD2DSCH-SAは、通常のSAよりも追加情報を搬送し得る、たとえば、PD2DSCH-SAは、以下の要素、すなわち、リソースプール、リソースのサブセット、ソース識別子、WTRU識別子、ロケーション情報、ホップカウント、SFN番号もしくは時間参照番号、WTRUがカバレッジ内であるというインジケーション、データリレー、最後のリンク条件、および/または集合リンク条件、のうちの1または複数を搬送し得る。
【0330】
PD2DSCH-SAのスケジューリング割り当て構成要素は、追加情報を搬送し得る。PD2DSCH-SAに関連付けられたデータは、追加PD2DSCH要素または他の情報を搬送し得る。
図10を参照すると、PD2DSCHは、PD2DSCH部と、追加PD2DSCH関連データを差し得るSA部の両方を搬送し得る。通例のSAおよび通例のSAに関連付けられたデータの例は、
図10に示されている。
【0331】
受信用WTRUは、通例のSAとPD2DSCH-SAを区別するように構成され得る。受信用WTRUは、以下の手法のうちの1または複数に基づいて、通例のSAとPD2DSCH-SAを区別し得る。受信用WTRUは、識別子に基づいて、通例のSAとPD2DSCH-SAを区別し得る。識別子(たとえば、特殊な識別子、たとえば、PD2DSCH-SA-ID)は、(たとえば、SA内で搬送される従来のターゲット識別子を置換する)PD2DSCH-SAに関連付けられ得、通常のSAからPD2DSCH-SAを区別するために使用され得る。識別子(たとえば、PD2DSCH-SA-ID)の受信時、受信用WTRUは、受信されたSAが、PD2DSCH関連情報を搬送するPD2DSCH-SAであることを決定し得る。受信用WTRUは、受信されたビットをPD2DSCH-SA内容により解釈し得る。送信用UEは、適切な構成された識別子を有するPD2DSCH-SAを送信するように構成され得る。
【0332】
受信用WTRUは、フォーマットまたはCRCチェックに基づいて、通例のSAとPD2DSCH-SAを区別し得る。受信用WTRUは、受信された信号のフォーマットおよびCRCに基づいて、PD2DSCH-SAと従来のSAとの区別を盲目的に認めるように構成され得る。たとえば、チャネルコーダのCRCがチェックする場合、受信用WTRUは、SAおよびPD2DSCH-SAの受信を試行し、受信された信号が通例のSAであるかそれともPD2DSCH-SAであるかを決定するように構成され得る。受信用WTRUは、信号が受信されるリソースに基づいて、通例のSAとPD2DSCH-SAを区別し得る。受信用WTRUは、信号が受信されるリソース(たとえば、時間、周波数、または時間/周波数の組み合わせ)に基づいて、PD2DSCH-SAと従来のSAの区別を認めるように構成され得る。WTRUは、PD2DSCH-SAの送信のために予約され得るリソースのセットとともに構成され得る。これらのリソース上で信号を受信するとき、受信用WTRUは、PD2DSCH-SAフォーマットを使用して復号するように構成され得る。送信用WTRUは、PD2DSCH-SA送信のために予約されたリソース上でのPD2DSCH-SAを送信し得る。PD2DSCH-SA送信のためのリソースは、(たとえば、仕様内で、半静的構成を介して、またはUSIM/アプリケーション上で)あらかじめ定義され得る。
【0333】
受信用WTRUが、受信されたSAがPD2DSCH-SAであることを決定したとき、受信用WTRUは、関連付けられたペイロードデータを受信するように構成され得る。関連付けられたペイロードデータは、PD2DSCH-SAのSA部分内で示され得る。受信用WTRUは、受信用WTRUが受信するPD2DSCHの1または複数のパラメータを適用し得る。送信用WTRUは、PD2DSCH-SAのSA部分に示される時間/周波数内の適切なロケーションでPD2DSCHに関連付けられた追加データペイロードを送信するように構成され得る。たとえば、PD2DSCHデータペイロードのための1または複数の送信パラメータは、サブセット、またはデータ送信のための従来のパラメータとは異なるセットから得られてよい。追加ペイロードは、制限された量のデータからなり得、複数の送信を必要としないことがある。
【0334】
図11に示されるように、PD2DSCHは、スケジューリング割り当てを含み(たとえば、搬送し)得る。PD2DSCHは、1または複数の既知の、あらかじめ決定されたフォーマットとともに送信され得、SAを搬送し得る。PD2DSCH内で搬送されるSAは、従来のSAと同じ情報を含み得る。PD2DSCH内で搬送されるSAは、より小さいペイロードを有し得る。従来のSA内のフィールドのうちの1または複数(たとえば、ターゲットID)は、PD2DSCH内で搬送されるSAに含まれないことがある。
【0335】
受信用WTRUは、PD2DSCHを受信し、PD2DSCH内で搬送されるSAがあるかどうかを決定するように構成され得る。PD2DSCH内で搬送されるSAがある場合、受信用WTRUは、関連付けられたデータのロケーションを決定し、データをさらに復号し、情報を追加PD2DSCHペイロードおよび/またはデータとして解釈するように構成され得る。
【0336】
D2D UEは、追加PD2DSCHデータが送信可能であるかどうかを決定するように構成され得る。D2D UEは、追加PD2DSCH情報が送信可能であるかどうかにより、PD2DSCHのフォーマットおよび/またはPD2DSCH内のSAの内容を決定し得る。D2D UEは、PD2DSCH内のSAの値を適切に設定し得、PD2DSCH内のSAに示されるロケーションで追加データを送信し得る。
【0337】
WTRUは、SAを指すまたはSAに関連付けられたPD2DSCHを使用し得る。PD2DSCHはSAを指してもよいし、SAに関連付けられてもよい。PD2DSCHはSAを指してもよいし、追加データを指すSAに関連付けられてもよい。PD2DSCHとSA関連付けは、PD2DSCH時間/周波数または別のパラメータに基づいて決定され得る。時間または周波数におけるSAロケーションは、PD2DSCH内に明示的に送信され得る。他のWTRUは、PD2DSCHが指すまたは関連付けられたSAリソースを選択することが許可されないことがある。パターンは、少数の送信を有する制御専用パターン設計または特殊パターン設計から選択され得る。
【0338】
PD2DSCHは、追加PD2DSCH内容を搬送するデータリソースを指すSAに関連付けられ得る。SAをPD2DSCHに関連付けるための解決策が説明され得る。SAとPD2DSCHとの間の関連付けは暗黙的である(たとえば、PD2DSCHの1または複数の特性に基づいて)。送信用WTRUは、PD2DSCHタイミング、PD2DSCH物理リソース(たとえば、サブフレーム、PRBインデックスなど)、PD2DSCH識別子、および/または関連付けられたD2DSS ID、物理リソース、もしくはタイミング、のうちの1つまたは複数に基づいて1または複数の送信SAリソースおよび/またはパラメータを決定し得る。受信用WTRUは、PD2DSCHタイミング、PD2DSCH物理リソース(たとえば、サブフレーム、PRBインデックスなど)、PD2DSCH識別子、および/または関連付けられたD2DSS ID、物理リソース、もしくはタイミング、のうちの1または複数に基づいて1または複数の受信SAリソースおよび/またはパラメータを決定し得る。
【0339】
WTRUは、PD2DSCHに関連付けられた周波数(たとえば、PRB)インデックスを決定することによって、PD2DSCHに関連付けられたSAの周波数リソースを決定するように構成され得る。WTRUは、PD2DSCHに関連付けられた周波数(たとえば、PRB)インデックスを決定することによって、PD2DSCHに関連付けられたSAの周波数リソースを決定するように構成され得、それにマッピング関数を適用し得る。たとえば、
図12に示されるように、PD2DSCHに関連付けられたSAは、SA送信のために予約された後続のサブフレーム内の同じ周波数リソースにおいて送信され得る(たとえば、1-1マッピング関数)。
【0340】
SA衝突を回避するために、送信用WTRUは、PD2DSCHを監視し、PD2DSCHに関連付けられた1または複数のリソースにおいてSAを送信しないように構成され得る。
【0341】
図13に示されるように、受信用WTRUは、PD2DSCH内で搬送される明示的なインジケーションに基づいて、PD2DSCHに関連付けられたSAのロケーションを決定するように構成され得る。PD2DSCH内で搬送される明示的なインジケーションは、SA
Indexと呼ばれ得る。PD2DSCHは、受信用WTRUがPD2DSCHへの関連付けを決定するために使用し得るという明示的なインジケーションを搬送し得る。送信用WTRUは、通常のSAと同じルールによりSAを送信するためのリソースを選択するように構成され得、SA
Index内のリソース情報を示し得る。たとえば、PD2DSCHに関連付けられたSAは、サブフレーム(たとえば、制御情報に関連付けられたSAのために予約された特殊なサブフレーム)内で送信され得る。
【0342】
SAIndexは、PRBへのインデックスであってよい。受信用WTRUは、PD2DSCHの送信時間に基づいてサブフレーム情報を暗黙的に決定し得る。たとえば、サブフレーム情報は、PD2DSCHが受信された後の時間(たとえば、最小時間)後に(たとえば、2ms)次の利用可能なSA送信サブフレームまたは次の利用可能なSA送信サブフレームであってよい。
【0343】
SAindexは、受信用WTRUがSAのためのリソース(たとえば、正確なリソース)を決定するための時間情報および周波数情報を搬送し得る。
【0344】
送信用WTRUは、1または複数のSAリソースの予約セットからPD2DSCHに関連付けられたSAリソースを選択するように構成され得る。1または複数のSAリソースの予約セットは、制御情報の送信のために予約され得る。
【0345】
送信用WTRUは、PD2DSCHを監視し、PD2DSCHに関連付けられたSA送信のために使用される1または複数のSAリソースを決定するように構成され得る。送信用WTRUは、SAIndex内で搬送される情報を使用し得、PD2DSCHに関付けられたSA送信のために使用されることが知られているSAリソースのセットからSAリソースを選択することを回避し得る。
【0346】
WTRUは、PD2DSCHが拡張されたデータ時間パターンを選択するように構成され得る。送信用WTRUは、通常のデータとは異なる機構を使用するPD2DSCHまたは制御データに関連付けられた拡張されたペイロードの送信のための送信パターンを選択するように構成され得る。送信用WTRUは、特殊なセットから1または複数の送信パラメータを選択するように構成され得る。たとえば、送信用WTRUは、HARQ送信の番号(たとえば、特殊な番号)と、制御情報または高い確率で大きなカバレッジを必要とする情報の送信のために予約された繰り返しパターンを使用するように構成され得る。
【0347】
WTRUは、リソース使用を協調させるように構成され得る。ひとたびWTRUが発見信号の送信のためのリソースとともに構成されると、WTRUは、それに応じて送信を実行し得る。WTRUが、eNBを有するカバレッジ内であると、リソースプールおよび/または専用リソースは、あらかじめ構成され得るおよび/またはネットワークによって動的に構成され得る。WTRUがeNBのカバレッジ外である場合、WTRUは、記憶された事前構成から、および/または協調用エンティティ(たとえば、クラスタヘッド)から、リソース構成を取得し得る。たとえば、WTRUが同じ構成用エンティティのカバレッジ内である、および/または互いと協調した構成エンティティに関連付けられるときに、発見/通信がサポートされる場合、送信用エンティティおよび受信用エンティティによって使用されるリソースは、協調され得る。WTRUが複数のドメイン内で送信および/または受信を同時に実行するとき、たとえば、協調されていないシナリオで発見/通信がサポートされる場合、問題が生じ得る。
【0348】
リソース割り振りのために、WTRUは、カバレッジ外モードで動作するとき送信/受信するように、リソースプールとともにあらかじめ構成され得る。特に、すべてのWTRUはまた、リソース構成情報(たとえば、制御情報メッセージ、たとえば同期メッセージをどこへ送信するか)を送信および受信するように、リソースとともにあらかじめ構成され得る。WTRUはまた、リソースプール内のどのリソースを使用するか制御用エンティティによって構成され得る。
【0349】
図14は、カバレッジ内、カバレッジ外、および部分的カバレッジのD2D発見および/または通信のためのシナリオの例を示す図である。
【0350】
カバレッジ内WTRUは、他の協調されていない制御エンティティによって制御され得るおよび/または異なるスペクトル内で動作し得る隣接するWTRUを発見し得るおよび/またはこれによって発見され得る。eNBは、カバレッジ内発見のためのリソースプールを提供し得るので、WTRUは、たとえば、隣接するWTRUが同じリソースプールを監視していない場合、隣接するWTRUを発見するおよび/またはこれによって発見されることが可能でないことがある。カバレッジ内WTRUは、公共安全(PS)スペクトルおよび/またはカバレッジ外スペクトルに移動(たとえば、自律的に移動)して、受信および/または送信を実行し得るが、たとえば、ネットワーク協調なしでは、これは、データの損失および/またはページング受信の損失になり得る。カバレッジ内WTRUは、eNBとカバレッジ内WTRUとを協調させるように構成され得る。
【0351】
カバレッジ内WTRUは、別のWTRUとのWTRU-ネットワークリレーとして作用するカバレッジ外WTRUとの通信を実行することを決定し、および/または、事前構成によって、および/またはサービングeNBと協調されないことがある制御用エンティティ(たとえば、クラスタヘッド)によって使用するリソースのセットを決定し得る隣接するWTRUとの通信を実行することを決定し得る。隣接するWTRUによる送信のために使用されリソースおよび/または時間は、カバレッジ内WTRUが通常のセルラー通信を実行中であり得るサブフレームに対応し得る。カバレッジ内WTRUは、eNBとのセルラー接続に悪影響を与えずにそれが隣接するWTRUと通信可能な時間および/またはリソースを要求するためにeNBと協調し得る。
【0352】
WTRUは、隣接するWTRUが受信および/または送信を予想しているリソース上で送信および/または受信することに切り換え(たとえば、自律的に切り換え)得る。これは、データ損失、WTRUがULにおいて送信しないこと、および/またはアイドルモードである間にページングオケージョンを失うことになり得る。データ損失および/またはページングの損失を回避するために、eNB、カバレッジ内WTRU、カバレッジ外WTRU、および/または制御用エンティティカバレッジ外WTRU間の協調は、たとえば、単一送信および/または受信を使用するWTRUのために提供され得る。協調は、この通信が起こると予想される時間パターンの協調、ならびに/または、この通信および/もしくは発見が行われ得るリソース(たとえば、周波数および/または時間)の協調を含み得る。
【0353】
協調は、制御用エンティティが、通信に関与するWTRUが使用中であるリソースに合わせること、および/またはこれらの時間期間中のスケジューリング制限を認識することを可能にすることを目的とし得る。
【0354】
ネットワークおよび/または協調用エンティティは、リソース割り振り競合が認識させられ得、したがって、たとえば、ネットワークは、リソースを再割り振りし得る、および/またはそれに応じてWTRUをスケジュールし得る。たとえば、これは、異なるエンティティによって制御され得る異なるクラスタにわたっての通信のために実行され得る。eNBは、グループおよび/またはクラスタ内のクラスタヘッドおよび/または制御用エンティティを指し得る。カバレッジ内WTRUは、クラスタヘッドおよび/または制御用エンティティに接続されたWTRUを指し得る。隣接するWTRU、PS WTRU、および/またはカバレッジ外WTRUは、直接通信において動作するように構成されたWTRUを指し得る。隣接するWTRU、PS WTRU、および/またはカバレッジ外WTRUのためのリソースプールおよび/または構成は、カバレッジ内WTRUとは異なる、および/またはリソースがあらかじめ構成さている、協調されていない制御用エンティティによって制御され得る。
【0355】
カバレッジ内およびカバレッジ外に関連する本明細書で説明される方法は、異なる協調されていない制御用エンティティまたはeNBなどによって制御され得るWTRU間の協調を可能にするために適用可能であり得る。
【0356】
カバレッジ内WTRUは、ギャップを協調、要求し、および/またはカバレッジ外WTRUと通信するためのリソースを要求し得る。
図15は、カバレッジ内WTRUとカバレッジ外WTRUとの間の通信の例示的なシナリオの図である。WTRUは、たとえば、ネットワーク外リンク(たとえば、PC5)のためのリソース割り振りを取り決めるために、カバレッジ内WTRUとカバレッジ外WTRUとの間の相互作用を実行するように構成され得る。WTRUは、たとえば、リソース再構成および/またはギャップ/パターン構成をサポートするために、カバレッジ内WTRUとeNBとの間の相互作用を実行するように構成され得る。本明細書で説明される例は、カバレッジ内WTRUが公共安全リソース上で直接公共安全通信を実行する場合に適用し得る。
【0357】
WTRUは、カバレッジ外リンクのためのリソース割り振りを取り決めるように構成され得る。カバレッジ内WTRUは、協調された時間および/またはギャップパターンを有し得、たとえば、したがって、それが、データを損失するリスクなしにセルラーリンクと調和しないことがある。カバレッジ外WTRUは、たとえば、関係当事者が通信を受信し得ることを保証するために、受信および/または送信することをいつおよび/またはどこで予想するかを認識し得る。
【0358】
通信のためのパターンは、WTRUが送信および/または受信し得る時間パターン(たとえば、期間、サイクル、持続期間など)を指し得る。通信のためのパターンは、受信のための時間パターンと、送信のための時間パターンを指し得る。通信のためのパターンは、リソース情報、たとえば、そのような周波数、サブフレーム、PRBなどを含み得る。
【0359】
カバレッジ外WTRUは、リソース割り振りを決定および/または駆動し得る。
図16は、カバレッジ外WTRUがリソース割り振りを決定および/または駆動するために使用され得る信号の例の図である。リソース割り振りは、時間、ギャップパターン、ならびに/またはPSリンクのための時間および/もしくは周波数構成を指し得る。たとえば、カバレッジ外WTRUは、それが通信に使用するおよび/またはそのために使用中であるように構成されたリソース割り振り構成を提供および/または(たとえば、既知のあらかじめ構成されたリソース内で)ブロードキャストし得る。リソース割り振りは、SA、ブロードキャスト同期メッセージ、制御メッセージなどの形をとり得る。リソース構成は、PS WTRUが送信および/または受信することを予想している時間および/または周波数パターンを含み得る。
【0360】
WTRUは、それが、カバレッジ内WTRUが存在することを決定する場合、リソース構成を提供し得る。WTRUは、周期的に、または常に、および/またはデータ送信の前に、リソース構成を提供し得る。異なるスペクトル内で動作するWTRUが予想されるとき、WTRUは、リソース構成を提供し得る。
【0361】
WTRU(たとえば、カバレッジ内WTRU)は、構成および/または時間パターンを(たとえば、カバレッジ外WTRUから)受信し得る。WTRUは、報告内で構成情報をeNBに通信し得る。eNBに通信される情報は、カバレッジ外WTRUのための、たとえば、カバレッジ外WTRUが通信するために使用するための、推奨されるギャップパターンおよび/または周波数リソースを含み得る。カバレッジ内WTRUは、たとえば、それが、カバレッジ外WTRUはカバレッジ内WTRUと同様に同じグループに属するWTRUである(たとえば、WTRUは、このデバイスからを受信することが許可される)ことを決定する場合、この情報をeNBに送信することを決定し得る。eNBは、たとえば、カバレッジ外WTRUによって提供されるリソースにより、それが(たとえば、発見および/または通信のために)使用するならびに/またはカバレッジ外リンクをリッスンするためにカバレッジ内WTRUにギャップおよび/もしくはスケジューリング機会を提供するリソースプールを再構成し得る。eNBは、ギャップパターンを提供し得る。eNBは、提案されるギャップパターンの使用を承認し得る。
【0362】
たとえば、スケジューリング機会を決定するために使用されるタイミングおよび/または参照フレーム番号がカバレッジ内WTRUと隣接するWTRUとの間で異なる場合、ギャップパターンは、制御用エンティティによって使用されるタイミングにより変換および/または調整され得る。
【0363】
WTRUは、リソース割り振りを決定し得、ならびに/またはeNBおよび/もしくはカバレッジ内WTRUによって駆動され得る。
図17は、eNBおよび/またはカバレッジ内WTRUがリソース割り振りを決定および/または駆動するために使用され得るシグナリングの例の図である。カバレッジ外リンクのためのリソース使用割り振りは、カバレッジ内WTRUおよび/またはeNBによって駆動され得る。たとえば、カバレッジ外WTRUは、それが動作のためのリソースを選択するために使用し得るリソース割り振りプールを送信(たとえば、ブロードキャスト)し得、および/またはカバレッジ内WTRUは、あらかじめ構成された情報によりリソースプールを認識し得る。カバレッジ内WTRUは、たとえば、それがひとたびカバレッジ外WTRUを検出すると、隣接するWTRUが使用中であるリソースプールを決定し得る。カバレッジ内WTRUは、この情報をカバレッジ外WTRUから受信しないことがあり、および/または、それは、それが有するPSのためのあらかじめ構成されたリソースプールに依拠し得る。ネットワークは、PS WTRUのためにあらかじめ構成されたリソースプールを認識し得る。
【0364】
WTRU(たとえば、カバレッジ内WTRU)は、たとえば、(たとえば、PS WTRUとして通信するおよび/もしくは隣接するWTRUもしくはリモートWTRUに通信することを決定すると、またはリレーとして動作することを決定すると、)本明細書で説明されるトリガのうちの1つまたは組み合わせに基づいて、報告をeNBに送信し得る。報告の内容は本明細書で説明され得る、たとえば、報告は、隣接するPS WTRUが使用され得るリソースプール、推奨される時間パターン、あらかじめ構成された時間パターン、リソースがリレーとして動作するための要求、サービス(たとえば、リモートWTRUによって要求されるMBMSサービスグループ)のための要求などを含み得る。
【0365】
eNBは、たとえばこの要求の受信時に、PS通信および/もしくは発見のためにカバレッジ内WTRUに割り振るためのスケジューリング機会および/もしくはギャップを決定し得、ならびに/またはギャップパターンおよび/もしくは時間パターンおよび/もしくはリソース構成をWTRUに送信し得るもしくは要求された時間パターンの使用を認証し得る。
【0366】
アイドルモード動作の場合、カバレッジ内WTRUは、たとえば、カバレッジ内のために割り振られた発見リソースプール(たとえば、時間パターンおよび/または周波数)および/またはページングオケージョンに基づいて、カバレッジ内WTRUがサービングeNBと調和せず、隣接するWTRUとの通信を実行するのに成功することを可能にする時間パターンを決定し得る。
【0367】
カバレッジ内WTRUは、他のWTRU(たとえば、eNBに対するカバレッジ内および/もしくはカバレッジ外)との通信のための受信時間パターンとともにeNBによって構成され得、ならびに/またはカバレッジ内WTRUは、あらかじめ構成されたパターンを有してよい。
【0368】
カバレッジ内WTRUは、たとえば、決定されたパターン(たとえば、eNBから、および/または内部で決定された)に基づいて、メッセージを送信し、および/または隣接するWTRUに報告し得る。メッセージは、ブロードキャストメッセージとして、同期メッセージとして、および/または専用メッセージとして、WTRUに、および/または同じグループに属するWTRUによって受信され得る制御メッセージを使用することによって、送信され得る。メッセージおよび/または報告は、リソース割り振り、時間パターン、ならびに/またはカバレッジ内WTRUが送信および/もしくは受信し得る周波数を示し得る。隣接するWTRUは、その制御用エンティティにメッセージおよび/もしくはパターンを中継ならびに/または送信(たとえば、ブロードキャスト)し得、この制御用エンティティは、たとえば、要求されたパターンを有する隣接するWTRUを調整および/もしくは構成し得、ならびに/または新しい提案されたパターンを送信し得る。
【0369】
eNBは、たとえばギャップパターンおよび/または時間パターンに加えて、カバレッジ外WTRUが、カバレッジ内WTRUとともに送信および/または受信し得る特殊なリソース構成(たとえば、周波数および/または時間、たとえば、サブフレームおよび/またはPRBを指定することによって)を有するWTRUを提供し得、ここで、たとえば、周波数は、カバレッジ内リソースプールに対応し得る。カバレッジ外WTRUは、WTRU-NW(ネットワーク)リレーとしてカバレッジ内WTRUを使用してネットワークに接続しようとし得るスタンドアロンのアタッチされていないカバレッジ外WTRUであってよい。カバレッジ外WTRUは、他のカバレッジ内WTRUおよび/またはカバレッジ外WTRUと通信中であり得る。
【0370】
WTRUは、カバレッジ内WTRUとカバレッジ外WTRUとの間の相互作用を容易にするように構成され得る。WTRUがリレーおよび/またはPSモードで動作し始めるとき、WTRUは、1または複数のD2D同期信号(D2DSS)および/または制御メッセージ(たとえば、同期メッセージ)を送信し得る。WTRUは、それが、制御メッセージ内でリレーおよび/またはPSノードとして動作することが可能であることを公示し得る。協調用エンティティを探している、近くで動作する隣接するWTRUは、D2DSS制御シンボルを監視(たとえば、周期的に監視)し得、および/またはWTRU(たとえば、カバレッジ内WTRU、カバレッジ外WTRU、リレーWTRUなど)を検出し得る。WTRUがリレーノードとして動作し始めるためのトリガは、事前構成に基づき得る、測定に基づき得る、ネットワークからの、および/またはProSeサーバからの明示的なトリガなどに基づき得る。
【0371】
カバレッジ内WTRUは、リソースプール情報を送信し、肯定応谷を取得し、報告をeNBに送信するなどし得る。リレーとして動作し、および/またはPSノードとして動作するためにトリガされるWTRUは、要請されていない(unsolicited)モードで動作し得る。たとえば、WTRUは、それ自体をリレーおよび/またはPSノードとして公示し得る。WTRUは、1または複数のProSeパラメータ(たとえば、ProSe WTRU id、セキュリティ、ProSeグループIDなど)ならびに/またはカバレッジ外WTRUおよび/もしくは他のPSノードとのリンクのためにそれが使用中であり得るリソースプールを用いて公示メッセージを送り得る。WTRUは、クラスタヘッドとして動作し、および/またはこの情報をたとえば同期メッセージのためのクラスタ構成メッセージの一部として付加し得る。これは、開かれた(open)発見をサポートするためにWTRUによって使用され得る。制御メッセージは、eNBによって示されるリソース構成を搬送し得る。
【0372】
カバレッジ外WTRUは、構成パラメータを許容する応答を送り得る。応答メッセージは、カバレッジ外WTRUに許容できるプール内のリソースのうちの1または複数(たとえば、サブセット)を示し得る。たとえば、本明細書で説明されるように、リレーおよび/またはPSノードWTRUは、この情報とともに報告をeNBに送り得る。eNBは、この構成を許容し得る。eNBは、ギャップを構成し、ならびに/またはリレーWTRUおよび/もしくはPSノードが、ギャップを使用するカバレッジ外WTRUおよび/またはPSノードとともに動作することを可能にするためのリソースを再構成し得る。
【0373】
WTRUは、制御メッセージ(たとえば、同期メッセージ)を中継するためにリソースを使用し得る。リレーとして動作するWTRUは、制御メッセージを中継するためにリソースを要求し得る。リレーとして動作するWTRUは、(たとえば、SIBシグナリングを使用する)eNBによって知らされる半静的に割り振られたリソースを使用して、制御メッセージを中継し得る。リレーとして動作するWTRUは、あらかじめ構成されたリソースを使用して、制御メッセージを中継し得る。リソースは、制御メッセージのために明示的にあらかじめ構成され得、および/またはWTRUは、制御メッセージを中継するために使用されることになるリソースプールからリソースを選択(たとえば、自律的に選択)し得る。
【0374】
カバレッジ外WTRUは、リソースプール情報を要求し、情報を取得し、報告をeNBに送信するなどし得る。リモートWTRUおよび/またはPSノードWTRUは、リレーおよび/またはPSモードで動作することが可能な任意の隣接するWTRUを要求する要請(solicitation)メッセージを送り得る。リモートWTRUは、要請メッセージ内で、特殊なサービスを要求(たとえば、MBMS TMGIを使用して示されるMBMSサービスをフォワーディングすることを要求)し得る。WTRUは、クラスタヘッドとして動作し得る。WTRUは、それが、送信および/もしくは受信のために使用することを予想するならびに/またはたとえば同期メッセージのためにクラスタ構成メッセージ内で使用中であるリソースプールを含み得る。WTRU(たとえば、リレーおよび/もしくはPSモードで動作する、および/または要請されたモードで動作する能力を有する)は、このノードことを検出し、ならびに/またはそれ自体をリレーおよび/もしくはPSノードと宣言することによって応答し得る。応答メッセージは、それ自体をProSeノードと識別するパラメータ(たとえば、ProSe WTRU id、ProSeグループIDなど)、セキュリティ構成などを示し得る。応答用WTRUは、たとえば、能力および/または既存のギャップパターン構成に基づいて、異なるリソースプールを要求し得る。
【0375】
リレーおよび/またはPSノードWTRUは、たとえば、ひとたびリソース取り決めが終えられると、この情報(たとえば、本明細書で説明されるような)とともに報告をeNBに送り得る。このモードは、ターゲットとされた発見をサポートし得る。eNBは、構成を許容し、ならびに/またはギャップを構成し、ならびに/またはギャップを使用するカバレッジ外WTRUおよび/またはPSノードとともにリレーWTRUおよび/またはPSノードが動作することを可能にするためのリソースを再構成し得る。
【0376】
WTRUは、協調用WTRUからの通信を協調させるように構成され得る。WTRUは、報告を送り得る。WTRUは、報告内のリソースのうちの1または複数(たとえば、すべて)を識別し得る。報告用機構、WTRU、および/またはメッセージを送信するWTRUは、協調されていないエンティティによって制御される異なるセルおよび/またはクラスタのカバレッジ内のWTRUによって使用される時間および/またはリソースの協調を可能にするために使用され得る。報告することは、スケジューリング機会および/またはリソース割り振りを決定するためにカバレッジ外リンクが制御用エンティティおよび/または送信用エンティティを支援するリソース割り振りを含み得る。リソース割り振り情報は、隣接するWTRUによって中継、送信、ブロードキャストされる、および/またはカバレッジ内WTRU内で利用可能な(たとえば、構成された、またはあらかじめ構成された)情報を含み得る。
【0377】
報告すること(たとえば、フォーマット、トリガ、時間窓などを含み得る)は、ネットワークによって(たとえば、eNBなどのネットワークノードによって)構成され得る。ネットワークノードは、特定のD2D通信モードで動作するように構成された1または複数のWTRUを構成し得る。ネットワークによるこの報告の受信は、アクションをトリガし得る。
【0378】
報告は、協調用エンティティに送信され得、および/またはブロードキャストメッセージの形で、同期メッセージの一部として、協調用(たとえば、カバレッジ内)WTRUによる専用メッセージとしてなど、送信され得る。
【0379】
報告および/またはWTRUによってトリガされた送信されたメッセージは、隣接するWTRUからのリソース構成を含み得る。たとえば、報告は、隣接するエンティティ(たとえば、WTRU、クラスタヘッドおよび/もしくはeNB、ならびに/またはカバレッジ外WTRU)から取得されたリソースプール情報を示し得る。
【0380】
報告される構成は、D2D発見のために意図されたリソースセット(たとえば、周波数、帯域幅、サブフレーム、PRB、時間など)、D2D通信のために意図されたリソースセット(たとえば、周波数、帯域幅、サブフレーム、PRB、時間など)、ならびに/または協調用エンティティの、および/もしくは構成情報(たとえば、クラスタヘッドid、eNB id、および/またはWTRU id、グループID、Prose IDなど)を提供するWTRUのアイデンティティを含み得る。
【0381】
WTRUによってトリガされる報告は、たとえば、それがカバレッジ外WTRUと通信し得るように、カバレッジ内WTRUがeNBに要求するリソースプールまたはリソースパターン内のリソース(たとえば、リソースのサブセット)を含み得る(たとえば、または、eNBから以前に受信されたおよび/またはWTRU内ですでに構成されたとして使用し得る)。たとえば、報告は、提案および/または使用された時間パターン(たとえば、サイクル、持続期間など)、周波数などを含み得る。報告は、考慮に入れられ得るおよび/または報告用WTRUに与える制御用エンティティを示し得る。提案された時間パターンは、隣接するWTRUから受信され、および/またはそれが用意した情報に基づいてカバレッジ内WTRUによって(たとえば、自律的に)決定され得る。たとえば、報告は、ネットワーク外リンクのために使用するようにカバレッジ外WTRUとカバレッジ内WTRUが取り決めたおよび/またはあらかじめ構成したリソースプール内のリソース(たとえば、時間および/または周波数における)について説明する1または複数のインデックスを含み得る。
【0382】
WTRUによってトリガされる報告は、ロケーション情報を含み得る。ロケーション情報は、報告用WTRUに関連付けられ得、および/または報告に関連付けられ得る。WTRU(たとえば、送信用および/または受信用)は、たとえば、セルID、GPS情報、および/または他のロケーション情報に基づいてそのロケーションを決定し、ロケーション情報を報告に付加し得る。
【0383】
WTRUによってトリガされる報告は、アイデンティティ情報を含み得る。アイデンティティ情報は、検出されたカバレッジ外WTRUのアイデンティティおよび/または(たとえば、同期チャネル上で)メッセージを送信するWTRUのアイデンティティを含み得る。アイデンティティは、WTRU固有ID、ProSe ID、ProSeグループID、ProSeアプリケーションIDなどを含み得る。トリガされる報告は、検出されたカバレッジ外WTRUのための、および/またはメッセージを送信するWTRUのための、1または複数のサービス(たとえば、1または複数のサービスエンティティ)に関連する情報を含み得る。この情報は、たとえば、リレーサービスを確立するために、使用され得る。
【0384】
報告は、データを受信するおよび/または(たとえば、制御メッセージ、スケジューリング割り当て、ブロードキャストメッセージなどによって決定されるような)データを受信することをそれが予想し得る、特定の複数のリソース、サブフレーム、および/または持続期間を含み得る。
【0385】
WTRUによってトリガされる報告は、カバレッジ外WTRUが存在するかおよび/または存在しないのかに関連する情報を含み得る。PSサービスを要求および/または提供するカバレッジ外WTRU上で検出されるカバレッジ内WTRUときのインジケーション、カバレッジ内WTRUが(たとえば、測定を使用して)カバレッジ外WTRUを検出するのを止めるときのインジケーション、ならびに/またはカバレッジ外WTRUがリレーサービスを要求するのを止めるときの、および/もしくは隣接するWTRUからWTRUがD2DSSを検出するときの、インジケーションは、報告に含まれ得る。
【0386】
WTRUは、SFN(システムフレーム番号)および/またはタイマ参照を使用し得る。
【0387】
WTRUによってトリガされる報告は、(たとえば、同期メッセージ上での)報告、要求、および/または送信メッセージの送信をトリガするための理由に関連する情報を含み得る。報告をトリガする理由は、別の周波数で動作中であり得るデバイスのためのProSe発見および/または通信を始める要求、通信を始めるための隣接するWTRUの検出、隣接するWTRUがもはや利用可能でない、新しいWTRUが検出された、パターンおよび/または構成要求の変更、ProSeサービスを停止する要求などを含み得る。
【0388】
WTRUは、トリガを使用し得る。WTRUは、報告、パターンのための要求、および/または構成に基づいた(たとえば、同期メッセージ上での)パターンの送信をトリガし得る。WTRUは、それが、報告および/もしくはメッセージ送信を始めることをWTRUに要求するL3信号を受信すると、ならびに/またはWTRUがそのような報告のために構成され、別のトリガが報告の送信を始めると、送信を始め得る。信号は、D2Dおよび/もしくはproseサービス(たとえば、通信および/または発見)に固有であってよく、ならびに/またはWTRU固有(たとえば、任意のアイデンティティに適用可能)であってよい。
【0389】
報告のためのトリガは、イベントベースであってよい。たとえば、トリガは、隣接するWTRUの検出、隣接するWTRUが去る、ProSeサービスを始めるおよび/または発見を始めるための要求、隣接するWTRUによって使用されるパターンおよび/またはリソース割り振りの変更などに基づき得る。
【0390】
報告は、カバレッジ内WTRUがカバレッジ外WTRUを検出すると、トリガされ得る。WTRUは、受信されたD2DSS、同期メッセージ、ならびに/または接続(たとえば、要請されたおよび/または要請されていないモード)を要求する隣接するWTRUおよび/もしくはカバレッジ内WTRUが通信可能なPS通信を実行するWTRU(たとえば、同じグループに属するWTRU、および/またはProSe構成により通信することが許可される)から受信されたデータに基づいて、隣接するWTRUを検出し得る。カバレッジ内WTRUが、カバレッジ外WTRUがもはや利用可能でないこと、および/またはカバレッジ外WTRUがサービスをもはや要求しないことを検出すると、報告はトリガされ得る。
【0391】
ProSeサービスを始めるためのサーバからのアプリケーション要求が受信されると、WTRUは、要求および/または報告をトリガし得る。カバレッジ内WTRUからの要求および/またはパターン要求および/または報告は、WTRUがカバレッジ外WTRUを検出および/または発見することを可能にし得る。たとえば、隣接するWTRUが検出され、および/または発見されたWTRUと通信する機会の要求をネットワークに報告すると、ネットワークは、追加報告のためにWTRUを構成し得る。WTRUは、それが、隣接するWTRUがパターンおよび/またはリソース割り振りを変更したことを決定するとき、報告をトリガし得る。
【0392】
トリガは、測定および/または他の検出されたWTRUに基づき得る。WTRUは、優先順位のより高い同期ソースに接続されたとき、および/もしくはWTRUが、別のWTRUが優先順位のより低いソース同期から発生する同期を送信していることを検出したとき(たとえば、第1のWTRUがeNBに接続され、第2のWTRUが、同期信号を送っており、別のWTRUおよび/または別の同期ソースに接続されていることを検出したとき)、報告、パターンの要求、および/または(たとえば、同期メッセージ上での)パターンの送信をトリガし得る。トリガは、WTRUが、eNBに接続されていない第2のWTRUを検出したときであってよい。トリガは、WTRUが、動作のその周波数以外の周波数上で動作する第2のWTRUを検出したときであってよい。トリガは、WTRUが同じグループに属する第2のWTRUを検出した(たとえば、第2のWTRUは、第1のWTRUと通信することが許可される)ときであってよい。トリガは、WTRUが、第2のWTRUからデータを受信し、WTRUがeNBのカバレッジ内にないことを決定するときであってよい(たとえば、これは、D2DSS、SCI、SSS、他の制御信号および/またはメッセージがない場合、WTRUがカバレッジ内にないというSA内のインジケーションを使用し得る)。トリガは、WTRUが、異なる同期ソースから異なる送信パターンを検出したときであってよい。
【0393】
報告のためのトリガは、周期的であってよい。WTRUは、たとえば、報告用期間に適用可能な1または複数の(たとえば、場合によっては構成可能な数の)送信がある場合、周期的に報告を始め得る。WTRUが、カバレッジ外WTRUが(たとえば、測定に基づいて)もはや利用可能でないおよび/またはカバレッジ外WTRUはサービスを要求するのを止めないことを検出したとき、報告することは停止され得る。
【0394】
報告のためのトリガは、非周期的であってよい。WTRUは、WTRUが報告を実行することを要求する制御信号の受信から報告し始め得る。シグナリングは、ネットワークノードから受信され得る、ならびに/または(たとえば、ブロードキャストチャネル上および/または共通制御チャネル上で受信される)複数のWTRUに適用可能な専用シグナリングおよび/もしくはシグナリングであってよい。
【0395】
WTRUは、L2(たとえば、MAC)シグナリング(たとえば、MAC制御要素として)、L3(たとえば、RRC)シグナリング(たとえば、報告手順の一部であるRRC PDUとして)として、および/または(たとえば、NASシグナリングおよび/またはアプリケーションシグナリングなどの)上位層シグナリングとして、使用して報告を送信し得る。たとえば、WTRUは、そのような報告をトリガし得るPDCCH(たとえば、非周期的要求)上で制御信号を受信し得る。WTRUは、MAC制御要素として報告を組み立て、および/または、それをアップリンク送信(たとえば、その次のアップリンク送信)に含み得る。eNBは、報告用手順の終了点であってよい。
【0396】
WTRUは、そのような報告をトリガするRRC PDUとして、信号無線ベアラ(SRB)上で要求を受信し得る。WTRUは、報告をRRC PDUとして組み立て、および/または関係SRB上での送信を利用可能にし得る。
【0397】
WTRUは、アプリケーションレベルで報告をトリガし得る。たとえば、WTRUは、アプリケーション層制御パケットを組み立て、および/またはそれをたとえばRRC PDUとして送信に利用可能にし得、関係SRB上での送信に(たとえば、NASが使用される場合)、および/またはユーザプレーンデータとして利用可能にし得、それを対応するDRBのための送信に利用可能にし得る。ProSeおよび/またはアプリケーションサーバは、報告用手順の終了点であってよい。
【0398】
WTRUは、報告をトリガし得る。WTRUがRRC IDLEモードのとき、WTRUは、CONNECTEDモードに接続し、および/または適用可能なシグナリング方法により報告を送信するために遷移を始め得る。WTRUは、たとえば、RRCおよび/または上位層プロトコルが使用される場合、依然としてIDLEモードのままであり、および/またはそれがCONNECTEDモードに移動するまで、報告の送信を遅延させる。
【0399】
WTRUは、報告の受信時、以下のアクションのうちの1または複数を実行し得る。報告を受信するネットワークおよび/または制御用ノードは、たとえば、複数のソースから受信された報告からの、リソースプール情報を分析し、以下のうちの1または複数を実行し得る。ネットワークおよび/または制御用ノードは、それが、カバレッジ内WTRUがリソースプール内で通信することを可能にし得るどれかのリソースを決定し得る。ネットワークおよび/または制御用ノードは、1または複数のWTRUのためのリソースを再構成する手順を始め得る。ネットワークおよび/または制御用ノードは、この情報を使用して、所与のリソースおよび/または時間期間内でWTRUをスケジュールすることを回避し得る。たとえば、eNBは、カバレッジ内WTRUのためのギャップパターンを決定し、ギャップパターンとともにWTRUを構成し得る。
【0400】
報告を受信すると、eNBは、WTRUのためのギャップおよび/または時間パターンを決定、提供、および/または構成し得る。ギャップパターンはビットマスクであってよく、WTRUが通常通信のためにスケジュールされないことがあるとき、TTIを示し得、および/またはパターンは、期間、サイクル、および/またはWTRUがeNBとの通信にスケジュールされないことがある期間(たとえば、各期間)内の持続期間に対応し得る。報告を受信すると、eNBは、要求されるギャップパターンを分析し得、それが効率的と思われない場合、eNBは、WTRUに新しいギャップパターンを提供し得る。
【0401】
WTRUは、ギャップパターンを使用して、隣接するWTRUとのカバレッジ外リンクに切り換え得る。WTRUは、ギャップパターンをカバレッジ外WTRUに、および/またはeNBから受信された新しいギャップパターンをカバレッジ外WTRUに送り得る。
【0402】
たとえば、報告が、カバレッジ外WTRUが利用不可能および/またはもはやサービスを要求しないことをeNBに通知するインジケーションを含むとき、eNBは、ギャップ構成を除去し得る。
【0403】
特徴および要素が上記で特定の組み合わせで説明されているが、当業者は、各特徴または要素は単独で、または他の特徴および要素との任意の組み合わせで、使用可能であることを諒解するであろう。さらに、本明細書で説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェア内で実施され得る。コンピュータ可読媒体の例は、電子信号(ワイヤード接続またはワイヤレス接続上で送信される)とコンピュータ可読記憶媒体とを含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定されるものではないが、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD-ROMディスク、およびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサは、WTRU、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータ内で使用するための無線周波数トランシーバを実施するために使用され得る。