(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-06
(45)【発行日】2024-11-14
(54)【発明の名称】通信方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 48/08 20090101AFI20241107BHJP
H04W 28/084 20230101ALI20241107BHJP
H04W 60/00 20090101ALI20241107BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20241107BHJP
【FI】
H04W48/08
H04W28/084
H04W60/00
H04W72/0453
(21)【出願番号】P 2022569183
(86)(22)【出願日】2021-02-24
(86)【国際出願番号】 CN2021077701
(87)【国際公開番号】W WO2021227599
(87)【国際公開日】2021-11-18
【審査請求日】2022-12-23
(31)【優先権主張番号】202010413661.2
(32)【優先日】2020-05-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】朱 方▲園▼
(72)【発明者】
【氏名】李 岩
【審査官】三枝 保裕
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第110267327(CN,A)
【文献】3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; System architecture for the 5G System (5GS); Stage 2 (Release 16),3GPP TS 23.501 V16.4.0,2020年03月,pp.86,207
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、前記通信方法は、
アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスによって、第1のアクセスネットワークデバイスを介して端末から第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージが、前記端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む、ステップと、
前記アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスによって、前記第1のアクセスネットワークデバイスが配置される第1の追跡エリアが前記第1のネットワークスライスをサポートしていないことを決定するステップと、
前記アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスによって、前記第1のアクセスネットワークデバイスに第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージが、第2の無線リソース情報を含み、前記第2の無線リソース情報が、無線アクセス技術/周波数選択優先度(RFSP)インデックスであり、前記第2の無線リソース情報が、
周波数帯域情報の決定に用いられ、前記周波数帯域情報が前記端末のためにターゲットアクセスネットワークデバイスを使用して第2の追跡エリアの前記第1のネットワークスライスにアクセスするために使用可能であり、前記ターゲットアクセスネットワークデバイスが配置される前記第2の追跡エリアが、前記第1のネットワークスライスをサポートする、ステップと
を含む、通信方法。
【請求項2】
前記周波数帯域情報が周波数帯域優先度リスト情報である、請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスが、前記第1のネットワークスライスへの前記端末のアクセスを拒否する、
請求項1または2に記載の通信方法。
【請求項4】
前記第2のメッセージは第1の指示情報をさらに含み、前記第1の指示情報は、前記第1のアクセスネットワークデバイスが配置される前記第1の追跡エリアが前記第1のネットワークスライスをサポートしないことを示す、
請求項1から3のいずれか一項に記載の通信方法。
【請求項5】
前記アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスによって、ポリシー制御機能デバイスに第3のメッセージを送信するステップであって、前記第3のメッセージが前記第1のネットワークスライスの前記識別子を含む、ステップと、
前記アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスによって、前記ポリシー制御機能デバイスから第4のメッセージを受信するステップであって、前記第1のネットワークスライスに対応する前記第4のメッセージが前記RFSPインデックスを含む、ステップと
をさらに含む、
請求項1から4のいずれか一項に記載の通信方法。
【請求項6】
前記ターゲットアクセスネットワークデバイスは、前記第1のアクセスネットワークデバイスとは異なる第2のアクセスネットワークデバイスである、
請求項1から5のいずれか一項に記載の通信方法。
【請求項7】
通信方法であって、前記通信方法は、
第1のアクセスネットワークデバイスによって、端末から第1のメッセージを受信し、アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスに前記第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のメッセージが、前記端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含み、前記第1のアクセスネットワークデバイスが配置される第1の追跡エリアが、前記第1のネットワークスライスをサポートしない、ステップと、
前記第1のアクセスネットワークデバイスによって、前記アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスから第2のメッセージを受信するステップであって、前記第2のメッセージが、第2の無線リソース情報および第1の指示情報を含み、前記第2の無線リソース情報が、前記第1のネットワークスライスに関連付けられた無線アクセス技術/周波数選択優先度インデックスであり、前記第1の指示情報が、前記第1のアクセスネットワークデバイスが配置される前記第1の追跡エリアが前記第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示す、ステップと、
前記第1のアクセスネットワークデバイスによって、前記無線アクセス技術/周波数選択優先度インデックスに対応する周波数帯域情報を前記端末に送信するステップであって、前記周波数帯域情報は、ターゲットアクセスネットワークデバイスを使用して第2の追跡エリアの前記第1のネットワークスライスに前記端末がアクセスするために使用可能であり、前記ターゲットアクセスネットワークデバイスが配置される前記第2の追跡エリアは、前記第1のネットワークスライスをサポートする、ステップと
を含む、通信方法。
【請求項8】
前記周波数帯域情報が周波数帯域優先度リスト情報である、請求項7に記載の通信方法。
【請求項9】
前記第1のアクセスネットワークデバイスによって、無線接続を解放するステップ
をさらに含む、
請求項7または8に記載の通信方法。
【請求項10】
前記ターゲットアクセスネットワークデバイスは、前記第1のアクセスネットワークデバイスとは異なる第2のアクセスネットワークデバイスである、
請求項7から9のいずれか一項に記載の通信方法。
【請求項11】
前記第1のアクセスネットワークデバイスによって前記アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスに、前記第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために前記端末によって選択された第1の無線リソース情報を送信するステップ
をさらに含む、
請求項7から10のいずれか一項に記載の通信方法。
【請求項12】
前記第1のアクセスネットワークデバイスによって、前記無線アクセス技術/周波数選択優先度インデックスに対応する周波数帯域情報を前記端末に送信する前記ステップの前に、前記通信方法は、
前記第1のアクセスネットワークデバイスによって、前記端末からの要求メッセージを受信するステップであって、前記要求メッセージは、前記第1のネットワークスライスの前記識別子を運び、前記要求メッセージは、前記無線アクセス技術/周波数選択優先度インデックスに対応する前記周波数帯域情報を取得することを要求する、ステップ
をさらに含む、
請求項7から11のいずれか一項に記載の通信方法。
【請求項13】
通信装置であって、前記通信装置はプロセッサおよびメモリを備え、前記プロセッサおよび前記メモリは電気的に結合されており、
前記メモリは、コンピュータプログラム命令を記憶するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリのいくつかまたはすべてのコンピュータプログラム命令を実行し、前記いくつかまたはすべてのコンピュータプログラム命令を実行した後で、
請求項1から6のいずれか一項に記載の通信方法を実施するように構成される、
通信装置。
【請求項14】
通信装置であって、前記通信装置はプロセッサおよびメモリを備え、前記プロセッサおよび前記メモリは電気的に結合されており、
前記メモリは、コンピュータプログラム命令を記憶するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリのいくつかまたはすべてのコンピュータプログラム命令を実行し、前記いくつかまたはすべてのコンピュータプログラム命令を実行した後で、
請求項7から12のいずれか一項に記載の通信方法を実施するように構成される、
通信装置。
【請求項15】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体がコンピュータ可読命令を記憶し、コンピュータが前記コンピュータ可読命令を読み出し、実行すると、前記コンピュータが、
請求項1から6のいずれか一項に記載の通信方法を実施すること、または
請求項7から12のいずれか一項に記載の通信方法を実施することが可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
アクセスおよびモビリティ管理機能デバイス、および第1のアクセスネットワークデバイスを備える、通信システムであって、
前記アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスは、
請求項1から6のいずれか一項に記載の通信方法を実行するように構成され、
前記第1のアクセスネットワークデバイスは、
請求項7から12のいずれか一項に記載の通信方法を実行するように構成される、
通信システム。
【請求項17】
通信方法であって、前記通信方法は、
第1のアクセスネットワークデバイスによって、端末から第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージが、前記端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む、ステップと、
アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスに前記第1のメッセージを送信するステップと、
前記アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスによって、前記第1のアクセスネットワークデバイスが配置される第1の追跡エリアが前記第1のネットワークスライスをサポートしていないと決定するステップと、
前記アクセスおよびモビリティ管理機能デバイスによって、前記第1のアクセスネットワークデバイスに第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージが第2の無線リソース情報を含み、前記第2の無線リソース情報が、前記第1のネットワークスライスに関連付けられた無線アクセス技術/周波数選択優先度インデックスである、ステップと、
前記第1のアクセスネットワークデバイスによって、前記第2のメッセージを受信するステップと、
前記第1のアクセスネットワークデバイスによって、前記無線アクセス技術/周波数選択優先度インデックスに対応する周波数帯域情報を前記端末に送信するステップであって、前記周波数帯域情報は、ターゲットアクセスネットワークデバイスを使用して第2の追跡エリアの前記第1のネットワークスライスに前記端末がアクセスするために使用可能であり、前記ターゲットアクセスネットワークデバイスが配置される前記第2の追跡エリアは、前記第1のネットワークスライスをサポートする、ステップと
を含む、通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み入れられる、2020年5月15日付で中国国家知識産権局に出願された、「COMMUNICATION METHOD AND APPARATUS」という名称の中国特許出願第202010413661.2号の優先権を主張するものである。
【0002】
本出願の実施形態は、通信技術の分野に関し、特に、通信方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
物理ネットワークは複数のネットワークスライス(network slice)へと抽象化され得、各ネットワークスライスはエンドツーエンド論理ネットワークを形成し、異なるネットワークスライスは互いに論理的に分離される。各ネットワークスライスは、他のネットワークスライスに影響を与えることなく、必要に応じて1つまたは複数のタイプのネットワークサービスを柔軟に提供することができる。現在、標準的に定義されたネットワークスライスのタイプは、拡張モバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband、eMBB)ネットワークスライス、超高信頼低レイテンシ通信(ultra-reliable low-latency communication、URLLC)ネットワークスライス、および大規模なモノのインターネット(massive internet of things、MIoT)ネットワークスライスを含む。一般に、異なるネットワークスライスは異なる性能要件を有する。例えば、拡張現実(augmented reality、AR)サービスまたは仮想現実(virtual reality、VR)サービスのためのネットワークスライスは、高帯域幅および低レイテンシを必要とする。モノのインターネット(internet of things、IOT)サービスのためのネットワークスライスは、大規模な端末のアクセスのサポートを必要とするが、帯域幅およびレイテンシに影響されない。
【0004】
様々なネットワークスライスの性能要件が異なることを考慮すると、異なるネットワークスライスは、アクセスされる必要がある異なる無線リソース(例えば、周波数または周波数帯域)に対応しうる。例えば、eMBBネットワークスライスは、2.6GHzまたは4.9GHzからアクセスされる必要があり、URLLCネットワークスライスは、4.9GHzからアクセスされる必要がある。あるいは、異なるネットワークスライスは、アクセスされる必要がある異なるアクセスネットワークデバイスに対応しうる。例えば、アクセスネットワークデバイス1はMIoTネットワークスライスのアクセスをサポートし、アクセスネットワークデバイス1はURLLCネットワークスライスのアクセスをサポートしない。
【0005】
端末がネットワークスライスaへのアクセスを要求すると、可能なケースでは、端末によって現在アクセスされているアクセスネットワークデバイスはネットワークスライスaをサポートせず、他のケースでは、端末によって現在アクセスされているアクセスネットワークデバイスはネットワークスライスaをサポートするが、アクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって使用される無線リソースはネットワークスライスaをサポートしない。両方のケースにおいて、端末は、端末がアクセスを要求するネットワークスライスaに正常にアクセスすることができない。この場合、端末は、アクセスネットワークデバイスおよび無線リソースをブラインドに選択し、これにより、端末がネットワークスライスに正常にアクセスする確率が低くなり、ネットワークスライスに正常にアクセスする速度が低くなる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の実施形態は、端末がアクセスを要求するネットワークスライスに端末が正常にアクセスできないという問題を解決するための、通信方法および装置を提供する。
【0007】
第1の態様によれば、通信方法が提供される。本方法は、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)デバイスに適用される。最初に、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスを介して端末から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。次いで、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないと決定する。次いで、AMFデバイスは第1の通信デバイスに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは第2の無線リソース情報を含み、第2の無線リソース情報は端末のための第2のアクセスネットワークデバイスを選択するために使用可能であり、第2のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートし、第1の通信デバイスは第1のアクセスネットワークデバイスまたは端末である。
【0008】
現在の技術では、端末は通常、アクセスネットワークデバイスをブラインドに選択し、その結果、端末は、要求された第1のネットワークスライスにアクセスすることができない。この実施形態では、AMFデバイスは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスに基づいて第2の無線リソース情報を決定する。現在アクセスされている第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないとき、端末は、第2の無線リソース情報に基づいて第2のアクセスネットワークデバイスにアクセスする。第2のアクセスネットワークデバイスは第2の無線リソース情報に基づいて決定され、第2の無線リソース情報は第1のネットワークスライスに基づいて決定されるため、端末が第2のアクセスネットワークデバイスを使用して第1のネットワークスライスにアクセスすることが確実にされ得、端末によるネットワークスライスへのアクセスの成功率および効率が改善され得る。
【0009】
可能な実装形態では、第1の通信デバイスが第1のアクセスネットワークデバイスであるとき、第2の無線リソース情報は、無線アクセス技術/周波数選択優先度インデックス(radio access technology/frequency selection priority index、RFSP Index)であり得る。したがって、第1のアクセスネットワークデバイスは、RFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報を決定し、そして周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信することができる。したがって、端末は、周波数帯域優先度リスト情報に基づいて第2のアクセスネットワークデバイスにアクセスし、そして第2のアクセスネットワークデバイスを使用して第1のネットワークスライスにさらにアクセスすることができる。
【0010】
可能な実装形態では、第1の通信デバイスが端末であるとき、第2の無線リソース情報は周波数帯域優先度リスト情報であり得る。AMFデバイスは、周波数帯域優先度リスト情報を端末に直接送信する。したがって、端末は、周波数帯域優先度リスト情報に基づいて第2のアクセスネットワークデバイスにアクセスし、そして第2のアクセスネットワークデバイスを使用して第1のネットワークスライスにさらにアクセスすることができる。
【0011】
可能な実装形態では、AMFデバイスは、第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを許可するか、またはAMFデバイスは、第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを拒否する。第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを拒否することは、実際には、第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを制限する代わりに、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことが意図されているにすぎない。
【0012】
可能な実装形態では、第2のメッセージは第1の指示情報をさらに含み得る。第1の通信デバイスが端末であるとき、第1の指示情報は、端末に無線接続を解放するように指示することと、アイドルモードに入った後に登録手順を開始するように端末に指示することと、端末によって現在アクセスされている第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示すことと、第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスするように端末に指示することであって、第1のネットワークスライスが第2の無線リソース情報に関連付けられている、こととのうちの少なくとも1つを示す。第1の通信デバイスが第1のアクセスネットワークデバイスであるとき、第1の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスに無線接続を解放するように指示することと、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、のうちの少なくとも1つを示す。
【0013】
可能な実装形態では、AMFデバイスは、ポリシー制御機能PCFデバイスに第3のメッセージをさらに送信することができ、第3のメッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を含むことができ、AMFデバイスはPCFデバイスから第4のメッセージをさらに受信することができ、第4のメッセージはRFSPインデックスを含む。AMFデバイスは、PCFデバイスからRFSPインデックスを取得して、RFSPインデックスを第1のアクセスネットワークデバイスにその後送信するか、またはRFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報を決定し、そして周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信する。RFSPインデックスは、第1のネットワークスライスの識別子に基づいて決定されてもよく、次いで、端末は、RFSPインデックスに基づいて決定された周波数帯域優先度リスト情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスしてもよい。
【0014】
第2の態様によれば、通信方法が提供される。本方法はAMFデバイスに適用される。最初に、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスを介して端末から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。次いで、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないと決定する。次いで、AMFデバイスは第1の通信デバイスに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは第2の無線リソース情報を含み、第2の無線リソース情報は第2の無線リソース情報に基づいて端末のために第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために使用可能であり、第1のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートし、第1の通信デバイスは第1のアクセスネットワークデバイスまたは端末である。
【0015】
現在の技術では、端末は通常、アクセスネットワークデバイスおよび無線リソース情報をブラインドに選択し、その結果、端末は、要求された第1のネットワークスライスにアクセスすることができない。この実施形態では、AMFデバイスは、第1のネットワークスライスに基づいて第2の無線リソース情報を決定する。第1のアクセスネットワークデバイスに現在アクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないとき、端末は、第2の無線リソース情報に基づいて第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスする。第2の無線リソース情報は第1のネットワークスライスに基づいて決定されるため、端末が第2の無線リソース情報および第1のアクセスネットワークデバイスを使用して第1のネットワークスライスにアクセスすることが確実にされ得、端末によるネットワークスライスへのアクセスの成功率および効率が改善され得る。
【0016】
可能な実装形態では、第1の通信デバイスが第1のアクセスネットワークデバイスであるとき、第2の無線リソース情報はRFSPインデックスであり得る。したがって、第1のアクセスネットワークデバイスは、RFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報を決定し、そして周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信することができる。したがって、端末は、周波数帯域優先度リスト情報に基づいて第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスし、そして第1のアクセスネットワークデバイスを使用して第1のネットワークスライスにさらにアクセスすることができる。
【0017】
可能な実装形態では、第1の通信デバイスが端末であるとき、第2の無線リソース情報は周波数帯域優先度リスト情報であり得る。AMFデバイスは、周波数帯域優先度リスト情報を端末に直接送信する。したがって、端末は、周波数帯域優先度リスト情報に基づいて第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスし、そして第1のアクセスネットワークデバイスを使用して第1のネットワークスライスにさらにアクセスすることができる。
【0018】
可能な実装形態では、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスから第1の無線リソース情報をさらに受信することができる。すなわち、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報は、第1のアクセスネットワークデバイスから取得される。
【0019】
可能な実装形態では、AMFデバイスは、第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを許可するか、またはAMFデバイスは、第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを拒否する。第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを拒否することは、実際には、第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを制限する代わりに、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことが意図されているにすぎない。
【0020】
可能な実装形態では、第2のメッセージは第1の指示情報をさらに含む。第1の通信デバイスが端末であるとき、第1の指示情報は、端末に無線接続を解放するように指示することと、アイドルモードに入った後に登録手順を開始するように端末に指示することと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスするように端末に指示することであって、第1のネットワークスライスが第2の無線リソース情報に関連付けられている、ことと、のうちの少なくとも1つを示す。第1の通信デバイスが第1のアクセスネットワークデバイスであるとき、第1の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスに無線接続を解放するように指示することと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、のうちの少なくとも1つを示す。
【0021】
可能な実装形態では、AMFデバイスは、ポリシー制御機能PCFデバイスに第3のメッセージをさらに送信することができ、第3のメッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を含むことができ、AMFデバイスはPCFデバイスから第4のメッセージをさらに受信することができ、第4のメッセージはRFSPインデックスを含む。AMFデバイスは、PCFデバイスからRFSPインデックスを取得して、RFSPインデックスを第1のアクセスネットワークデバイスにその後送信するか、またはRFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報を決定し、そして周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信する。RFSPインデックスは、第1のネットワークスライスの識別子に基づいて決定されてもよく、次いで、端末は、RFSPインデックスに基づいて決定された周波数帯域優先度リスト情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスしてもよい。
【0022】
第3の態様によれば、通信方法が提供される。本方法は端末に適用される。最初に、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスを使用してAMFデバイスに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。次いで、端末は、第2の無線リソース情報を受信し、第2の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスに関連付けられている。次いで、端末は、AMFデバイスから第1の指示情報を受信する。第2の無線リソース情報および第1の指示情報は、同じメッセージで受信されてもよいし、または異なるメッセージで受信されてもよい。第1の指示情報は、端末に無線接続を解放するように指示することと、アイドルモードに入った後に登録手順を開始するように端末に指示することと、端末によって現在アクセスされている第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、端末が第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスすることを示すことと、以下のうちの少なくとも1つを示す。
【0023】
可能な実装形態では、第1のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートせず、端末は第2の無線リソース情報に基づいて第2のアクセスネットワークデバイスを選択し、第2のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートする。
【0024】
具体的には、端末は、端末によって現在アクセスされている第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示す第1の指示情報に基づいて、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないと決定することができる。したがって、端末は、第1の指示情報の第2の無線リソース情報を使用して第2のアクセスネットワークデバイスを選択する。第2の無線リソース情報は第1のネットワークスライスに関連付けられているので、選択された第2のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートすることができる。
【0025】
他の可能な実装形態では、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスをサポートせず、端末は、第2の無線リソース情報に基づいて第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスし、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートする。
【0026】
具体的には、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスに現在アクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないか、または第1の無線リソース情報が正しくないことを示す第1の指示情報に基づいて、第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないと決定することができる。したがって、端末は、第1の無線リソース情報の代わりに第2の無線リソース情報を使用して第1のアクセスネットワークデバイスに引き続きアクセスすることができる。
【0027】
可能な実装形態では、端末は無線接続解放手順を開始し、そしてアイドルモードに入る。具体的には、端末は、端末が無線接続を解放することを示すか、または端末がアイドルモードに入ることを示す第1の指示情報に基づいて登録手順を開始し、無線接続解放手順を能動的に開始し、そしてアイドルモードに入ることができる。
【0028】
可能な実装形態では、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスを介してAMFデバイスから第2の無線リソース情報を受信することができる。具体的には、AMFデバイスは、第2の無線リソース情報を端末に直接送信することができ、第1のアクセスネットワークデバイスは、第2の無線リソース情報を端末に透過的に送信する。第2の無線リソース情報は、周波数帯域優先度リスト情報であってもよい。
【0029】
他の可能な実装形態では、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報をさらに受信することができる。具体的には、AMFデバイスは、第2の無線リソース情報を決定するための情報(例えば、RFSPインデックス)を第1のアクセスネットワークデバイスに最初に送信することができ、そして第1のアクセスネットワークデバイスは、第2の無線リソース情報を決定した後に第2の無線リソース情報を端末に送信する。
【0030】
可能な実装形態では、端末が第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報を受信する前に、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスに要求メッセージをさらに送信することができ、要求メッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を運び、要求メッセージは、第2の無線リソース情報を取得することを要求する。第1のアクセスネットワークデバイスは、第2の無線リソース情報を端末に能動的に送信することができる。あるいは、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末が第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報を要求した後に、第2の無線リソース情報を端末に送信することができる。
【0031】
第4の態様によれば、通信方法が提供される。本方法は、第1のアクセスネットワークデバイスに適用される。最初に、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末から第1のメッセージを受信し、そして第1のメッセージをAMFデバイスに送信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。次いで、第1のアクセスネットワークデバイスは、AMFデバイスから第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、第2の無線リソース情報および第1の指示情報を含み、第2の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスに関連付けられている。第2の無線リソース情報は、RFSPインデックスであってもよい。第1の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスに無線接続を解放するように指示することと、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、うちの少なくとも1つを示す。
【0032】
可能な実装形態では、第2の無線リソース情報は、端末のために第2のアクセスネットワークデバイスを選択するために使用可能であり、第2のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートし、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートしないか、または第2の無線リソース情報は、端末のために第1のアクセスネットワークデバイスを選択するために使用可能であり、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートし、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスをサポートしない。第2の無線リソース情報は第1のネットワークスライスに関連付けられているので、第1のアクセスネットワークデバイスまたは端末によって選択された第2のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートすることができる。
【0033】
可能な実装形態では、第1のアクセスネットワークデバイスは無線接続を解放する。具体的には、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスが無線接続を解放することを示す第1の指示情報に基づいて、無線接続を能動的に解放することができる。
【0034】
可能な実装形態では、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報をAMFデバイスに送信する。したがって、AMFデバイスは、第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートするかどうかを決定することができる。
【0035】
可能な実装形態では、第1のアクセスネットワークデバイスによって受信された第2の無線リソース情報はRFSPインデックスであり、第1のアクセスネットワークデバイスは、RFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報を端末またはAMFデバイスに送信する。AMFデバイスは、RFSPインデックスを第1のアクセスネットワークデバイスに送信し、第1のアクセスネットワークデバイスは、周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信し、その結果、端末は、周波数帯域優先度リスト情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスする。あるいは、AMFデバイスは、RFSPインデックスを第1のアクセスネットワークデバイスに送信し、第1のアクセスネットワークデバイスは、周波数帯域優先度リスト情報をAMFデバイスに送信し、次いで、AMFデバイスは、周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信し、その結果、端末は、周波数帯域優先度リスト情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスする。
【0036】
可能な実装形態では、第1のアクセスネットワークデバイスがRFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信する前に、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末によって送信された要求メッセージをさらに受信することができ、要求メッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を運び、要求メッセージは、第2の無線リソース情報を取得することを要求し、第2の無線リソース情報は、周波数帯域優先度リスト情報であり得る。第1のアクセスネットワークデバイスは、第2の無線リソース情報を端末に能動的に送信することができる。あるいは、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末が第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報を要求した後に、第2の無線リソース情報を端末に送信することができる。
【0037】
第5の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つでAMFデバイスを実装する機能、第2の態様もしくは第2の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つでAMFデバイスを実装する機能、第3の態様もしくは第3の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで端末を実装する機能、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで第1のアクセスネットワークデバイスを実装する機能を有する。機能はハードウェアによって実装されてもよく、または対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアによって実施されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは上記の機能に対応する1つまたは複数の機能モジュールを含む。
【0038】
第6の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つまたは第2の態様もしくは第2の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによるAMFデバイスであってもよく、またはAMFデバイスに配置されたチップであってもよい。装置は、トランシーバおよびプロセッサを含み、任意選択で、メモリをさらに含む。メモリは、コンピュータプログラムまたは命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリおよびトランシーバに別々に結合される。プロセッサがコンピュータプログラムまたは命令を実行すると、装置は、トランシーバを使用して、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つでAMFデバイスによって実行される方法、または第2の態様もしくは第2の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つでAMFデバイスによって実行される方法を実行することが可能にされる。
【0039】
第7の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、本方法の第3の態様もしくは第3の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つにおける端末、または端末に配置されたチップであり得る。装置は、トランシーバおよびプロセッサを含み、任意選択で、メモリをさらに含む。メモリは、コンピュータプログラムまたは命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリおよびトランシーバに別々に結合される。プロセッサがコンピュータプログラムまたは命令を実行すると、装置は、トランシーバを使用することにより、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで端末によって実行される方法を実行することが可能にされる。
【0040】
第8の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、本方法の第4の態様および第4の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つにおける第1のアクセスネットワークデバイスであってもよく、または第1のアクセスネットワークデバイスに配置されたチップであってもよい。装置は、トランシーバおよびプロセッサを含み、任意選択で、メモリをさらに含む。メモリは、コンピュータプログラムまたは命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリおよびトランシーバに別々に結合される。プロセッサがコンピュータプログラムまたは命令を実行すると、装置は、トランシーバを使用することにより、第4の態様または第4の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで第1のアクセスネットワークデバイスによって実行される方法を実行することが可能にされる。
【0041】
第9の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つでAMFデバイスによって実行される方法を実行すること、第2の態様もしくは第2の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つでAMFデバイスによって実行される方法を実行すること、第3の態様もしくは第3の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで端末によって実行される方法を実行すること、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで第1のアクセスネットワークデバイスによって実行される方法を実行することが可能にされる。
【0042】
第10の態様によれば、本出願はチップシステムを提供する。チップシステムはプロセッサおよびメモリを含む。プロセッサおよびメモリは、互いに電気的に結合される。メモリは、コンピュータプログラム命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリのいくつかまたはすべてのコンピュータプログラム命令を実行するように構成される。いくつかまたはすべてのコンピュータプログラム命令が実行されると、プロセッサは、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法でAMFデバイスの機能を実施するか、第2の態様もしくは第2の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法でAMFデバイスの機能を実施するか、第3の態様もしくは第3の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法で端末の機能を実施するか、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つによる方法で第1のアクセスネットワークデバイスの機能を実施するように構成される。
【0043】
可能な設計では、チップシステムはトランシーバをさらに含んでもよい。トランシーバは、プロセッサによって処理された信号を送信するか、またはプロセッサに入力された信号を受信するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、またはチップおよび他の個別構成要素を含んでもよい。
【0044】
第11の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムが実行されると、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つでAMFデバイスによって実行される方法が実行され、第2の態様もしくは第2の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つでAMFデバイスによって実行される方法が実行され、第3の態様もしくは第3の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで端末によって実行される方法が実行され、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで第1のアクセスネットワークデバイスによって実行される方法が実行される。
【0045】
第12の態様によれば、通信システムが提供される。システムは、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで方法を実行するAMFデバイス、および第4の態様または第4の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで方法を実行する第1のアクセスネットワークデバイスを含む。
【0046】
可能な設計では、通信システムは、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで方法を実行する端末をさらに含む。
【0047】
第13の態様によれば、通信システムが提供される。システムは、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで方法を実行するAMFデバイス、および第4の態様または第4の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで方法を実行する第1のアクセスネットワークデバイスを含む。
【0048】
可能な設計では、通信システムは、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のうちのいずれか1つで方法を実行する端末をさらに含む。
【0049】
第5の態様から第13の態様において達成され得る技術的効果については、第1の態様から第4の態様における任意の可能な設計において達成され得る技術的効果を参照されたい。本明細書では、詳細は再度説明されない。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【
図1a】本出願の実施形態による通信システムアーキテクチャの概略図である。
【
図1b】本出願の実施形態による通信システムアーキテクチャの概略図である。
【
図1c】本出願の実施形態による通信システムアーキテクチャの概略図である。
【
図2】本出願の実施形態による通信プロセスの概略図である。
【
図3】本出願の実施形態による通信プロセスの概略図である。
【
図4】本出願の実施形態による通信プロセスの概略図である。
【
図5】本出願の実施形態による通信プロセスの概略図である。
【
図6】本出願の実施形態による通信装置を示す図である。
【
図7】本出願の実施形態による通信装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0051】
以下では、添付の図面を参照して本出願の実施形態を詳細に説明する。
【0052】
本出願の実施形態の理解を容易にするために、以下では、当業者がよりよく理解するのを助けるために、本出願の実施形態における用語の一部を最初に説明する。
【0053】
本出願の実施形態における技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、マイクロ波アクセスのための全世界相互運用(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)通信システム、第5世代(5th Generation、5G)システム、新無線(new radio、NR)アクセス技術システム、および将来の通信システムなどに適用され得る。
【0054】
本出願では、説明のための一例として5G通信システムが使用される。
【0055】
例えば、
図1aは、本出願が適用可能な5G通信システムアーキテクチャの概略図である。具体的には、
図1aは、サービスベースの5Gネットワークアーキテクチャの概略図である。
【0056】
例えば、
図1bは、本出願が適用可能な他の5G通信システムアーキテクチャの概略図である。具体的には、
図1bは、ポイントツーポイントベースの5Gアーキテクチャの概略図である。
図1aと
図1bとの主な違いは、
図1aのネットワーク要素間のインターフェースがサービスベースのインターフェースであり、
図1bのネットワーク要素間のインターフェースがポイントツーポイントインターフェースであることにある。
【0057】
図1aおよび
図1bに示される5Gネットワークアーキテクチャは、端末デバイス部分、アクセスネットワーク部分、およびコアネットワーク部分を含み得る。任意選択で、データネットワーク(data network、DN)およびアプリケーション機能(application function、AF)ネットワーク要素部分がさらに含まれる。端末はアクセスネットワークを通してコアネットワークにアクセスし、そしてコアネットワークはDNまたはAFと通信する。以下で、いくつかのネットワーク要素の機能を簡単に説明する。
【0058】
端末デバイス(terminal device)は、ユーザ機器(user equipment、UE)とも呼ばれ得、無線トランシーバ機能を有するデバイスである。端末デバイスは、陸上に配備されてもよく、その配備は、屋内もしくは屋外、またはハンドヘルドもしくは車載配備を含み、水上に(例えば、船舶に)配備されてもよく、または空中に(例えば、航空機、気球、および衛星に)配備されてもよい。端末デバイスは、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(pad)、無線トランシーバ機能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual reality、VR)端末、拡張現実(augmented reality、AR)端末、産業用制御(industrial control)の無線端末、自動運転(self driving)の無線端末、遠隔医療(remote medical)の無線端末、スマートグリッド(smart grid)の無線端末、輸送安全性(transportation safety)の無線端末、スマートシティ(smart city)の無線端末、スマートホーム(smart home)の無線端末などであってもよい。
【0059】
本出願における(R)ANデバイスは、端末デバイスに無線通信機能を提供するデバイスであり、(R)ANデバイスはアクセスネットワークデバイスとも呼ばれる。本出願のRANデバイスは、5Gの次世代基地局(g nodeB、gNB)、進化型ノードB(evolved node B、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、ノードB(node B、NB)、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(例えば、home evolved nodeB、またはhome node B、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、送受信ポイント(transmitting and receiving point、TRP)、送信ポイント(transmitting point、TP)、モバイル交換局などを含むが、これらに限定されない。
【0060】
データネットワークDNは、複数のサービスが配備されてもよく、データサービスおよび/または音声サービスなどのサービスを端末デバイスに提供してもよい。例えば、DNは、スマートファクトリのプライベートネットワークである。スマートファクトリのワークショップに設置されたセンサは端末デバイスであってもよく、制御サーバおよびセンサはDNに配備され、制御サーバはセンサにサービスを提供してもよい。センサは、制御サーバと通信して、制御サーバの命令を取得し、命令に従って収集されたセンサデータを制御サーバに送信することなどができる。他の例では、DNは会社の内部オフィスネットワークである。会社の従業員の携帯電話またはコンピュータは、端末デバイスであってもよく、従業員の携帯電話またはコンピュータは、会社の内部オフィスネットワークの情報、データリソースなどにアクセスすることができる。
【0061】
アプリケーションネットワーク要素は、サービスを提供する、例えば、データルーティング決定、ポリシー制御機能に影響を与える、またはネットワーク側にいくつかのサードパーティサービスを提供するために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP(登録商標))コアネットワークとの対話を主にサポートする。5G通信システムでは、アプリケーションネットワーク要素はアプリケーション機能(application function、AF)ネットワーク要素であってもよい。将来の通信システムでは、アプリケーションネットワーク要素は引き続きAFネットワーク要素である可能性があり、または別の名称を有する可能性もある。これは、本出願において限定されない。
【0062】
コアネットワーク部分は、以下のネットワーク要素のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0063】
アクセス管理ネットワーク要素は、オペレータネットワークによって提供される制御プレーンネットワーク要素であり、例えば、モビリティステータス管理、一時的なユーザ識別情報の割り当て、認証およびユーザ許可などの機能を含む、端末デバイスによってオペレータネットワークにアクセスするためのアクセス制御およびモビリティ管理を担当する。5G通信システムで、アクセス管理ネットワーク要素はアクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)ネットワーク要素であってもよい。将来の通信システムでは、アクセス管理ネットワーク要素は引き続きAMFネットワーク要素である可能性があり、または別の名称を有する可能性もある。これは、本出願において限定されない。
【0064】
セッション管理ネットワーク要素は、モバイルネットワークにおけるセッション管理、例えば、セッション確立、修正、および解放を主に担当する。具体的な機能は、IPアドレスをユーザに割り当てること、パケット転送機能を提供するユーザプレーンネットワーク要素を選択することなどであり得る。5G通信システムでは、セッション管理ネットワーク要素はセッション管理機能(session management function、SMF)ネットワーク要素であってもよい。将来の通信システムでは、セッション管理ネットワーク要素は引き続きSMFネットワーク要素である可能性があり、または他の名称を有する可能性もある。これは、本出願において限定されない。
【0065】
ユーザプレーンネットワーク要素は、端末デバイスにおけるユーザデータの転送および受信を担当する。ユーザプレーンネットワーク要素は、データネットワークからユーザデータを受信し、そしてアクセスネットワークデバイスを通して端末デバイスにユーザデータを送信することができる。加えて、ユーザプレーンネットワーク要素は、アクセスネットワークデバイスを通して端末デバイスからユーザデータを代替的に受信し、そしてユーザデータをデータネットワークに転送することができる。端末デバイスにサービスを提供するユーザプレーンネットワーク要素の送信リソースおよびスケジューリング機能は、SMFネットワーク要素によって管理および制御される。5G通信システムでは、ユーザプレーンネットワーク要素はユーザプレーン機能(user plane function、UPF)ネットワーク要素であってもよい。将来の通信システムでは、ユーザプレーンネットワーク要素は引き続きUPFネットワーク要素である可能性があり、または他の名称を有する可能性もある。これは、本出願において限定されない。
【0066】
データ管理ネットワーク要素は、認証資格情報を生成し、加入者識別子(例えば、サブスクリプションパーマネント識別子を記憶および管理する)を処理し、アクセスを制御し、サブスクリプションデータを管理するなどのために構成される。5G通信システムでは、データ管理ネットワーク要素は統一データ管理(unified data management、UDM)ネットワーク要素であってもよい。将来の通信システムでは、統一データ管理ネットワーク要素は引き続きUDMネットワーク要素である可能性があり、または他の名称を有する可能性もある。これは、本出願において限定されない。
【0067】
ポリシー制御ネットワーク要素は、ネットワーク挙動を制御するための統一されたポリシーフレームワークの提供および制御層ネットワーク機能のためのポリシールールの提供を主にサポートし、ポリシー決定に関連するユーザサブスクリプション情報の取得を担当する。4G通信システムでは、ポリシー制御ネットワーク要素はポリシーおよび課金ルール機能(policy and charging rules function、PCRF)ネットワーク要素であってもよい。5G通信システムでは、ポリシー制御ネットワーク要素はポリシー制御機能(policy control function、PCF)ネットワーク要素であってもよい。将来の通信システムでは、ポリシー制御ネットワーク要素は引き続きPCFネットワーク要素である可能性があり、または他の名称を有する可能性もある。これは、本出願において限定されない。
【0068】
ネットワークリポジトリネットワーク要素は、ネットワーク要素発見機能を提供し、そして他のネットワーク要素からの要求に基づいて、ネットワーク要素タイプに対応するネットワーク要素情報を提供するように構成され得る。NRFは、ネットワーク要素管理サービス、例えば、ネットワーク要素の登録、更新、および登録解除、ならびにネットワーク要素ステータスのサブスクリプションおよびプッシュをさらに提供する。5G通信システムでは、ネットワークリポジトリネットワーク要素(network repository function、NRF)は、ネットワーク登録機能ネットワーク要素としてもよい。将来の通信システムでは、ネットワークリポジトリネットワーク要素は引き続きNRFネットワーク要素である可能性があり、または別の名称を有する可能性もある。これは、本出願において限定されない。
【0069】
ネットワーク露出機能ネットワーク要素は、3GPPネットワーク機能デバイスによって提供されるサービス、能力などを外部に安全に露出するように構成され得る。5G通信システムで、ネットワーク露出機能ネットワーク要素はネットワーク露出機能(network exposure function、NEF)ネットワーク要素であってよい。将来の通信システムでは、ネットワーク露出機能ネットワーク要素は引き続きNEFネットワーク要素である可能性があり、または別の名称を有する可能性もある。これは、本出願において限定されない。
【0070】
ネットワークスライス選択ネットワーク要素は、端末のサービスに適したネットワークスライスを選択するために使用されてもよい。5G通信システムでは、ネットワークスライス選択ネットワーク要素は、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function、NSSF)ネットワーク要素であってもよい。将来の通信システムでは、ネットワーク露出機能ネットワーク要素は引き続きNSSFネットワーク要素である可能性があり、または別の名称を有する可能性もある。これは、本出願において限定されない。
【0071】
ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、各ネットワーク機能(network function、NF)、例えば、ポリシー制御ネットワーク要素、セッション管理ネットワーク要素、ユーザプレーンネットワーク要素、アクセス管理ネットワーク要素、およびアプリケーション機能ネットワーク要素から(ネットワーク能力露出機能ネットワーク要素を使用して)データを収集し、分析および予測を実行することができる。5G通信システムでは、ネットワークデータ分析ネットワーク要素は、ネットワークデータ分析機能(network data analytics function、NWDAF)であってもよい。将来の通信システムでは、ネットワーク露出機能ネットワーク要素は引き続きNWDAFネットワーク要素である可能性があり、または別の名称を有する可能性もある。これは、本出願において限定されない。
【0072】
統一データリポジトリネットワーク要素は、サブスクリプション情報、ポリシー情報、および標準フォーマットで定義されたネットワークデータまたはサービスデータを含む、構造化データ情報の記憶を担当する。5G通信システムでは、統一データリポジトリネットワーク要素は、統一データリポジトリ(unified data repository、UDR)であってもよい。将来の通信システムでは、ネットワーク露出機能ネットワーク要素は引き続きUDRネットワーク要素である可能性があり、または別の名称を有する可能性もある。これは、本出願において限定されない。
【0073】
ネットワーク要素または機能は、ハードウェアデバイスのネットワーク要素であってもよく、専用ハードウェア上で動作するソフトウェア機能であってもよく、またはプラットフォーム(例えば、クラウドプラットフォーム)上でインスタンス化される仮想化機能であってもよいことが理解され得る。可能な実装形態では、ネットワーク要素または機能は、1つのデバイスによって実装されてもよく、複数のデバイスによって共同で実装されてもよく、または1つのデバイスの1つの機能モジュールであってもよい。これは、本出願の実施形態では特に限定されない。
【0074】
NSSF、NRF、NWDAF、UDM、UDR、およびAMFなどの5GCネットワーク機能は、通常、複数のネットワークスライスのサービスを別々に処理する。SMFおよびUPFは、一般に、特定のネットワークスライスのサービスを処理する。PCFは、複数のネットワークスライスのサービスを処理してもよいし、特定のネットワークスライスのサービスのみを処理してもよい。アクセスネットワークデバイスは、通常、複数のネットワークスライスのサービスを処理する。
【0075】
本出願の実施形態で使用される前述のネットワークアーキテクチャは説明のためのネットワークアーキテクチャの一例にすぎず、本出願の実施形態に適用可能なネットワークアーキテクチャがそれに限定されないことが理解され得る。前述のデバイスの機能を実施できるネットワークアーキテクチャはいずれも、本出願の実施形態に適用可能である。
【0076】
本出願の実施形態の理解を容易にするために、以下では、本出願の適用シナリオについて説明する。本出願の実施形態で説明されるサービスシナリオは、本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明することが意図されているが、本出願の実施形態で提供される技術的解決策に対する制限を構成するものではない。当業者は、本出願の実施形態において提供される技術的解決策が、新たなシナリオが出現するにつれて、同様の技術的問題にも適用されることを学ぶことができる。
【0077】
物理ネットワークは、複数のネットワークスライス(network slice)へと抽象化されてもよい。各ネットワークスライスはエンドツーエンド論理ネットワークを形成し、異なるネットワークスライスは互いに論理的に分離される。各ネットワークスライスは、他のネットワークスライスに影響を与えることなく、必要に応じて1つまたは複数のネットワークサービスを柔軟に提供することができる。現在、標準的に定義されたネットワークスライスタイプは、eMBBネットワークスライス、URLLCネットワークスライス、およびMIoTネットワークスライスを含む。
【0078】
2つの異なるネットワークスライスのサービスエリアは、完全に異なっていてもよく、部分的に重なっていてもよく、または完全に同じであってもよい。1つのネットワークスライスのサービスエリアは、1つまたは複数の追跡エリア(tracking area、TA)を含むことができる。追跡エリアは、追跡エリア識別子(tracking area identifier、TAI)を使用することによって識別することができ、TAIは、モバイル国コード(mobile country code、MCC)、モバイルネットワークコード(mobile network code、MNC)、および追跡エリアコード(tracking area code、TAC)を含む。あるいは、追跡エリアはTACを使用して識別され得る。1つまたは複数のAMFデバイスは、追跡エリアにサービスを提供するために1つの追跡エリアに配備されてもよく、または1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスが、追跡エリアにサービスを提供するために配備されてもよい。1つまたは複数のネットワークスライスが1つの追跡エリアでサポートされ得る。ネットワークスライスaが追跡エリアに配備されると、追跡エリアにサービスを提供するAMFデバイスの少なくとも1つがネットワークスライスaをサポートする。AMFデバイスがネットワークスライスaをサポートするとき、AMFデバイスに接続されたアクセスネットワークデバイスの少なくとも1つがネットワークスライスaをサポートする。
【0079】
1つのAMFデバイスは、1つの追跡エリアにサービスを提供してもよいし、または複数の追跡エリアにサービスを提供してもよい。1つのアクセスネットワークデバイスが1つの追跡エリアにサービスを提供する。1つの追跡エリアは1つまたは複数のセルを含んでもよいし、1つのアクセスネットワークデバイスは1つまたは複数のセルにサービスを提供してもよい。1つのAMFデバイスは、異なる追跡エリアの同じネットワークスライスまたは異なるネットワークスライスをサポートしてもよい。例えば、追跡エリア1と追跡エリア2の両方がネットワークスライスaおよびbをサポートし、AMFデバイスが追跡エリア1と追跡エリア2の両方にサービスを提供する。
【0080】
一般に、異なるネットワークスライスは異なる性能要件を有する。例えば、ARまたはVRサービスのためのネットワークスライスは、高帯域幅および低レイテンシを必要とする。モノのインターネット(internet of things、IOT)サービスのためのネットワークスライスは、大規模な端末のアクセスのサポートを必要とするが、帯域幅およびレイテンシに影響されない。無線ネットワークの特徴は、周波数帯域が大きく異なる。例えば、低および中周波数帯域は、より大きいカバレッジエリアおよびより低い電力消費を有し、低いネットワークアクセスレートをサポートし、高周波数帯域は、より小さいカバレッジエリアおよびより高い電力消費を有し、より高いネットワークアクセスレートおよび低レイテンシをサポートする。
【0081】
様々なネットワークスライスの性能要件が異なることを考慮すると、例えば、表1に示されるように、異なるネットワークスライスは、アクセスされる必要がある異なる無線リソース(例えば、周波数(frequency)または周波数帯域(operating bands))に対応してもよい。
【0082】
【0083】
表1のn1、n77、およびn38は、周波数帯域に対応する番号を表す。プロトコル3GPP TS 38.101の定義によれば、周波数帯域に対応する番号は、表2に示されるように記載される。
【0084】
【0085】
加えて、異なるネットワークスライスは、アクセスされる必要がある異なるアクセスネットワークデバイスに対応してもよい。
図1cに示されるように、アクセスネットワークデバイスRAN 1(RAN 1のカバレッジエリア範囲は図の実線部分である)、RAN 2、RAN 3、およびRAN 4(RAN 2、RAN 3、およびRAN 4のカバレッジエリア範囲は、図の破線部分である)は、追跡エリアTAに配備される。例えば、アクセスネットワークデバイスRAN 1は、低および中周波数帯域を使用することによってMIoTネットワークスライスへのアクセスを提供し、高周波数帯域を使用することによってeMBBネットワークスライスへのアクセスを提供する。
【0086】
端末は、どのネットワークスライスが現在アクセスされているアクセスネットワークデバイスによってサポートされているかを認識することができない。この場合、端末は、ブラインドアクセスの方式でネットワークスライスにアクセスしようと試みる。端末ユーザは、オペレータからURLLCネットワークスライスおよびeMBBネットワークスライスにサブスクライブすると仮定される。端末がRAN 1のカバレッジエリアの中央位置に配置され、RAN 2、RAN 3、およびRAN 4のセルエッジに配置され、端末がRAN 1の信号品質が良好であることを検出した場合、端末はRAN 1を使用してネットワークにアクセスする。端末がURLLCネットワークスライスへのアクセスを要求するが、RAN 1がURLLCネットワークスライスをサポートしていない場合、端末は、端末がアクセスを要求するURLLCネットワークスライスに正常にアクセスすることができない。端末がeMBBネットワークスライスへのアクセスを要求し、端末が低および中周波数帯域でRAN 1にアクセスする場合、RAN 1は高周波数帯域でのみeMBBネットワークスライスをサポートするので、端末は、端末がアクセスを要求するeMBBネットワークスライスに正常にアクセスすることができない。
【0087】
以下で、端末がネットワークスライスに正常にアクセスできるように、添付の図面を参照して、本出願で提供される通信のための複数の技術的解決策を詳細に説明する。例えば、添付の図面に破線で表された特徴または内容は、本出願の実施形態の任意選択の動作または任意選択の構造として理解され得る。
【0088】
本出願における「および/または」という用語は、関連付けられる対象を記述するための関連付けの関係を記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AおよびBの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合を表してもよい。文字「/」は通常、関連付けられた対象間の「または」の関係を表す。
【0089】
本出願における「複数の」は、2つ以上を意味する。
【0090】
本出願の説明では、「第1」や「第2」などの用語は区別および説明のみのためであるが、相対的な重要性を指示もしくは暗示するものとして、または順序を指示もしくは暗示するものとして理解されることはできない。
【0091】
加えて、本出願の実施形態における「例えば」という単語は、例、例示、または説明を与えることを表すために使用される。本出願において「例」として説明されているあらゆる実施形態または実装形態は、他の実施形態または実装形態よりもより好ましいものとして、またはより多くの利点を有するものとして説明されてはいない。正確には、「例」という単語は、概念を特定の方式で提示するために使用される。
【0092】
図2は、本出願の一実施形態による通信プロセスの概略図である。通信プロセスは、具体的には以下のステップを含む。
【0093】
ステップ201:端末が、第1のアクセスネットワークデバイスを介して非アクセス層(non-access stratum、NAS)要求メッセージをAMFデバイスに送信し、それに対応して、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスからNAS要求メッセージを受信する。NAS要求メッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。端末がアクセスを要求する1つまたは複数の第1のネットワークスライスが存在し得る。
【0094】
例えば、NAS要求メッセージは、Requested NSSAIを運び、Requested NSSAIは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を示す。例えば、Requested NSSAIはS-NSSAI-2であり、すなわち、第1のネットワークスライスの識別子はS-NSSAI-2である。
【0095】
任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末が現在配置されている追跡エリアの識別子および/または端末が配置されているセルの識別子をAMFデバイスにさらに送信してもよい。例えば、セル識別子は、グローバルセル識別子(cell global identifier、CGI)であり得る。
【0096】
一例では、NAS要求メッセージは、登録要求(registration request)メッセージであり得る。アクセスネットワークデバイスではなく端末およびコアネットワーク(core network、CN)デバイスのみがNAS要求メッセージを処理する必要があり、アクセスネットワークデバイスのみがNAS要求メッセージを転送する必要がある。区別を容易にするために、端末によってAMFデバイスに送信されるNASメッセージは、NAS要求メッセージと呼ばれる。AMFデバイスによって端末に送信されるNASメッセージは、NAS応答メッセージと呼ばれる。
【0097】
第1のアクセスネットワークデバイスは、端末(current RAN)によって現在アクセスされているアクセスネットワークデバイスである。第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された無線リソース情報は、第1の無線リソース情報と呼ばれる。本明細書での無線リソース情報は、周波数、周波数帯域、またはスペクトルであってもよい。これは、本出願において限定されない。第1の周波数帯域情報は、例えば、高周波数、中間周波数、低周波数、または特定の値、例えば4.9GHzの周波数値である。
【0098】
任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報をAMFデバイスにさらに送信してもよい。
【0099】
ステップ202:AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートするかどうかを決定することができる。第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートするとき、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスに現在アクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートするかどうかをさらに決定することができる。
【0100】
AMFデバイスは、AMFデバイスによってサービスを提供されるエリアに配備されたアクセスネットワークデバイスによってサポートされるネットワークスライスを取得する。特定の無線リソース情報でアクセスネットワークデバイスによってサポートされるネットワークスライスがさらに取得され得る。AMFデバイスは、情報に基づいて、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートするかどうか、および第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートする無線リソース情報を決定することができる。AMFデバイスが前述の情報を取得するための方法は、AMFデバイスでローカルに構成されてもよく、またはAMFデバイスによって他のネットワークデバイスから取得されてもよい。例えば、AMFデバイスは、アクセスネットワークデバイスまたはネットワークスライス選択機能ネットワーク要素NSSFから情報を取得する。これは、本出願において限定されない。
【0101】
本出願のこの実施形態では、AMFデバイスが第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートするかどうかを決定することは、以下のいくつかのケースを含み得るが、これに限定されない。
【0102】
(1)第1のアクセスネットワークデバイスが配置されるTAが第1のネットワークスライスをサポートするかどうか。
【0103】
(2)第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートするかどうか。
【0104】
(3)第1のアクセスネットワークデバイスによってサービスを提供されるセル(cell)が第1のネットワークスライスをサポートするセルを含むかどうか。
【0105】
(4)第1のアクセスネットワークデバイスが配置されるスライシングエリア(slicing area、SA)が第1のネットワークスライスをサポートするかどうか。アクセスネットワークデバイスが配置されるSAは、1つまたは複数のアクセスネットワークデバイスを含む。SAのカバレッジエリアは、TAのカバレッジエリアよりも大きくてもよいし、SAのカバレッジエリアは、TAのカバレッジエリアよりも小さくてもよい。これは、本出願において限定されない。
【0106】
説明を容易にするために、第1のアクセスネットワークデバイスが配置されるTAが第1のネットワークスライスをサポートするかどうかが一例として使用される。
【0107】
一例では、AMFデバイスは、表3に示される情報を記憶することができる。AMFデバイスは、AMFデバイスによってサービスを提供されるエリアに配備されたアクセスネットワークデバイス(RAN)の識別子、アクセスネットワークデバイスによってサービスを提供される追跡エリア(TA)の識別子、およびアクセスネットワークデバイスが配置される追跡エリアによってサポートされるネットワークスライスの識別子を取得する。
【0108】
【0109】
表3の例では、AMFデバイスによってサービスを提供されるエリアは、TAI-1およびTAI-2を含む。RAN 1はTAI-1に配置され、TAI-1によってサポートされるネットワークスライスはS-NSSAI-1である。RAN 2およびRAN 3はTAI-2に配置され、TAI-2によってサポートされるネットワークスライスはS-NSSAI-2である。Requested NSSAIがS-NSSAI-2であるとき、すなわち、第1のネットワークスライスの識別子がS-NSSAI-2であるとき、第1のアクセスネットワークデバイスがRAN 1である場合、すなわち、current RANがRAN 1である場合、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスが配置されるTAのTAIがS-NSSAI-1をサポートするがS-NSSAI-2をサポートしない、言い換えれば、第1のアクセスネットワークデバイスはS-NSSAI-1をサポートするがS-NSSAI-2をサポートしないと決定することができる。
【0110】
他の例では、AMFデバイスは、表4に示される情報を記憶することができ、AMFデバイスは、ネットワークスライスとネットワークスライスにアクセスするために必要な無線リソース情報との間の対応関係を取得する。AMFデバイスは、表4のネットワークスライスをサポートしてもよいし、または表4のネットワークスライスをサポートしなくてもよい。これは、本出願において限定されない。ネットワークスライスとネットワークスライスにアクセスするために必要な無線リソース情報との対応関係は、1対1の対応関係(すなわち、ネットワークスライスには1つの無線リソースのみを使用してアクセスされ得る)であってもよいし、または1対多数の対応関係(すなわち、ネットワークスライスには複数の無線リソースを使用してアクセスされ得る)であってもよい。これは、本出願において限定されない。
【0111】
【0112】
表4の例では、S-NSSAI-1によって識別されるネットワークスライス(ネットワークスライス1)にアクセスするために必要な無線リソース情報は、例えば、2.6GHzの周波数リソースまたはn1の周波数帯域リソースを含む無線リソース情報1である。S-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライス(ネットワークスライス2)にアクセスするために必要な無線リソース情報は、例えば、2.6GHzおよび4.9GHzの周波数リソースまたはn77およびn38の周波数帯域リソースを含む無線リソース情報2である。言い換えれば、ネットワークスライス2は、2.6GHzまたは4.9GHzを使用してアクセスされてもよいし、周波数帯域リソースn77またはn38を使用してアクセスされてもよい。S-NSSAI-3によって識別されるネットワークスライス(ネットワークスライス3)にアクセスするために必要な無線リソース情報は無線リソース情報3であり、無線リソース情報3は4.9GHzの周波数リソースまたはn38の周波数帯域リソースを含む。任意選択で、ステップ202が実行された後で、ステップ203、ステップ204、またはステップ206が実行される前に、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないとき、AMFデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートする第2のアクセスネットワークデバイスがあるかどうかをさらに決定し、第1のネットワークスライスをサポートする第2のアクセスネットワークデバイスがある場合、ステップ203、ステップ204、またはステップ206を実行することができる。
【0113】
AMFデバイスが第2のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートするかどうかを決定するための方法は、AMFデバイスが第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートするかどうかを決定するための前述の方法と同じである。本明細書では、詳細は再度説明されない。
【0114】
説明を容易にするために、第2のアクセスネットワークデバイスが配置されるTAが第1のネットワークスライスをサポートするかどうかが一例として使用される。
【0115】
第2のアクセスネットワークデバイスは、第1の追跡エリアに配備されてもよく、または第2の追跡エリアに配備されてもよい。第2の追跡エリアのカバレージエリアは、第1の追跡エリアのカバレージエリアと部分的に重なるか、または第1の追跡エリアの位置は、第2の追跡エリアの位置に近い。これはまた、AMFデバイスが、端末の位置の近くに、第1のネットワークスライス(Requested NSSAI)をサポートすることができる第2のアクセスネットワークデバイス(第2のアクセスネットワークデバイスはtarget RANとも呼ばれ得る)があると決定することとしても理解され得る。例えば、前述の例によれば、Requested NSSAIはS-NSSAI-2であり、current RANはRAN 1であり、AMFデバイスは、端末が現在第1の追跡エリアTAI-1に配置され、第2の追跡エリアTAI-2は第1の追跡エリアTAI-1に近く、RAN 2およびRAN 3はTAI-2に配置され、TAI-2はS-NSSAI-2をサポートすることを知る。この場合、AMFは、端末がRAN 2またはRAN 3を使用してRequested NSSAIにアクセスすることを要求できると決定する。第2のアクセスネットワークデバイスはRAN 2またはRAN 3である。
【0116】
第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートするとき、AMFデバイスがステップ201で第1のアクセスネットワークデバイスから第1の無線リソース情報を受信した場合、任意選択で、AMFデバイスは、第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートするかどうかをさらに決定することができる。AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しいかどうかをさらに決定することができることも理解され得る。例えば、Requested NSSAIはS-NSSAI-2であり、すなわち、第1のネットワークスライスの識別子はS-NSSAI-2である。表3に示されるように、第1のアクセスネットワークデバイスがRAN 2である場合、すなわち、current RAN=RAN 2である場合、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスが配置されるTAI-2がS-NSSAI-2をサポートすると決定することができる。言い換えれば、第1のアクセスネットワークデバイスはS-NSSAI-2をサポートする。加えて、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報は、無線リソース情報1である。しかしながら、表4の例では、S-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスにアクセスするために必要な無線リソース情報は無線リソース情報2であり、これは無線リソース情報1とは異なる。この場合、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを決定する。
【0117】
本出願では、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないとき、任意選択で、AMFデバイスはまた、上記の説明に基づいて、第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートするかどうかを決定することができることに留意されたい。これは、本出願において限定されない。言い換えると、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートするかどうかにかかわらず、任意選択で、AMFデバイスは、第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートするかどうかを決定することができることが理解され得る。
【0118】
可能な実装形態では、上述したように、第1のアクセスネットワークデバイスは、ステップ201において、第1の無線リソース情報をNAS要求メッセージと共にAMFデバイスに送信することができる。
【0119】
任意選択で、他の可能な実装形態では、ステップ201の後で、ステップ202の前に、本方法は、ステップ202aをさらに含むことができ、すなわち、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスから、端末のために第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために使用可能な第1の無線リソース情報を取得する。
【0120】
具体的には、AMFデバイスがステップ201で第1のアクセスネットワークデバイスから第1の無線リソース情報を受信しない場合、AMFデバイスはステップ202aを実行することができ、その結果、AMFデバイスは、ステップ202において、端末のために第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために使用可能な第1の無線リソース情報が、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスをサポートするかどうかを続いて決定する。
【0121】
本出願では、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートするかどうかにかかわらず、ステップ202aを実行することができることに留意されたい。
【0122】
任意選択で、ステップ203:AMFデバイスは、ポリシー制御機能PCFデバイスの識別情報をNRFデバイスから取得するように要求する。
【0123】
例えば、AMFデバイスは、PCFデバイスを発見するようにNRFデバイスに要求するために、NRFデバイスのサービスベース動作Nnrf_NFDiscovery_Requestを呼び出す。
【0124】
あるいは、AMFデバイスは、PCFデバイスの識別情報を事前に記憶してもよく、ステップ203を実行する必要はない。
【0125】
任意選択で、ステップ204:AMFデバイスがPCFデバイスに第3のメッセージを送信し、これに対応して、PCFデバイスはAMFデバイスから第3のメッセージを受信する。第3のメッセージは、以下のうちの少なくとも1つを含む、すなわち、第1のネットワークスライスの識別子(Requested NSSAI)、端末の識別子、およびサブスクライブされたRFSPインデックスindexである。複数の第1のネットワークスライスがある場合、第3のメッセージは、複数の第1のネットワークスライスの識別子を含む。言い換えれば、Requested NSSAIに含まれるネットワークスライスのすべての識別子がPCFデバイスに送信される。
【0126】
例えば、subscribed RFSP Indexは、UDMデバイスからAMFデバイスによって取得されてもよいし、またはAMFデバイスにおいてローカルで構成されてもよい。端末の識別子は、サブスクリプションパーマネント識別子(subscription permanent identifier、SUPI)であり得る。
【0127】
例えば、AMFデバイスは、PCFデバイスからポリシー情報を取得するように要求し、PCFデバイスに第3のメッセージを送信するために、PCFのサービスベース動作Npcf_AMPolicyControl_Creatを呼び出す。第3のメッセージはNpcf_AMPolicyControl_Creatであることも理解され得る。
【0128】
任意選択で、ステップ205:PCFデバイスがAMFデバイスに第4のメッセージを送信し、これに対応して、AMFデバイスはPCFデバイスから第4のメッセージを受信する。第4のメッセージは、許可されたRFSPインデックス(authorized RFSP Index)を含む。任意選択で、第4のメッセージは、第1のネットワークスライスの識別子(Requested NSSAI)を含む。
【0129】
許可されたRFSPインデックスは、第1のネットワークスライス(Requested NSSAI)に基づいて生成される。具体的には、許可されたRFSPインデックスは、Requested NSSAIとsubscribed RFSP Indexの両方に基づいて生成される。区別を容易にするために、Requested NSSAIに基づいて生成された許可されたRFSPインデックスは、第1のRFSPインデックスとして定義される。
【0130】
ステップ204およびステップ205は、AMFデバイスがPCFデバイスを使用して第1のRFSPインデックスを取得するための方法を説明することに留意されたい。AMFデバイスは、他の方法を使用して第1のRFSPインデックスを代替的に取得してもよい。例えば、AMFデバイスは、Requested NSSAIおよびsubscribed RFSP Indexに基づいて第1のRFSPインデックスを決定するか、またはAMFデバイスは他のデバイスを使用して第1のRFSPインデックスを取得する。これは、本出願において限定されない。
【0131】
ステップ206:AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイス(current RAN)にN2メッセージ(N2 message)を送信し、それに対応して、第1のアクセスネットワークデバイスは、AMFデバイスからN2メッセージを受信する。N2メッセージは、以下のうちの少なくとも1つを含む、すなわち、第1のAllowed NSSAI、第1のRFSPインデックス(Requested NSSAIに基づいて生成されたauthorized RFSP Index)、およびNAS応答メッセージである。
【0132】
AMFデバイスは、端末によるアクセスが許可されたネットワークスライスの識別子を第1のアクセスネットワークデバイスに通知する。説明を簡単にするために、端末によるアクセスが許可され、第1のアクセスネットワークデバイスに示されるネットワークスライスは、第1のAllowed NSSAIと呼ばれ、端末によるアクセスが許可され、端末に示されるネットワークスライスは、第2のAllowed NSSAIと呼ばれる。一般に、第2のAllowed NSSAIは、端末に通知するためにNAS応答メッセージに含まれる。第1のAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIおよび第2のAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIは、同じであっても異なっていてもよい。これは、本出願において限定されない。
【0133】
第1のAllowed NSSAI、第1のRFSPインデックス、およびNAS応答メッセージは、1つのN2メッセージで第1のアクセスネットワークデバイスに送信されてもよいし、または2つもしくは3つのN2メッセージで第1のアクセスネットワークデバイスに別々に送信されてもよい。上述したように、区別を容易にするために、端末によってAMFデバイスに送信されるNASメッセージは、NAS要求メッセージと呼ばれる。AMFデバイスによって端末に送信されるNASメッセージは、NAS応答メッセージと呼ばれる。一例では、NAS応答メッセージは登録応答メッセージであってもよく、登録応答メッセージは登録受諾(registration accept)メッセージであってもよく、または登録拒否(registration reject)メッセージであってもよい。
【0134】
AMFは、以下の方法で第1のAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを決定することができる。
【0135】
(1)一例では、第1のアクセスネットワークデバイスが、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスをサポートし、第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートする場合(すなわち、第1の無線リソース情報は正しく選択されている)、または第1のアクセスネットワークデバイスが、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスをサポートするが、第1の無線リソース情報は第1のネットワークスライスをサポートしない場合(すなわち、第1の無線リソース情報が誤って選択されている)、端末によるアクセスが許可されるネットワークスライスからで、AMFによって第1のアクセスネットワークデバイスに示される識別子は、第1のネットワークスライスの識別子である。具体的には、第1のAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIは、Requested NSSAIのcurrent RANによってサポートされるS-NSSAIである。
【0136】
例えば、Requested NSSAIはS-NSSAI-1+S-NSSAI-2であり、current RANはRAN 1であり、RAN 1はTAI-1に配置され、TAI-1はS-NSSAI-1をサポートするがS-NSSAI-2をサポートしない。したがって、current RANは、Requested NSSAIのS-NSSAI-1のみをサポートするが、Requested NSSAIのS-NSSAI-2をサポートしない。この場合、第1のAllowed NSSAIはS-NSSAI-1である。この場合、第1の無線リソース情報が、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスをサポートするかどうかにかかわらず、第1のAllowed NSSAIはS-NSSAI-1であることが理解され得る。
【0137】
(2)一例では、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをまったくサポートしない場合(すなわち、current RANはRequested NSSAIのS-NSSAIのいずれもサポートしない)、第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートするかどうかにかかわらず、AMFは、端末によるアクセスが許可された第1のAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIの識別子が、端末のサブスクライブされたネットワークスライスのデフォルトネットワークスライスdefault S-NSSAIの識別子であることを第1のアクセスネットワークデバイスに通知する。
【0138】
例えば、前述の例では、Requested NSSAIはS-NSSAI-2であり、current RANはRAN 1であり、RAN 1はTAI-1に配置され、TAI-1はS-NSSAI-1をサポートするがS-NSSAI-2をサポートしない。したがって、current RANがRequested NSSAIをサポートしていない場合、第1のAllowed NSSAIはdefault S-NSSAIである。この場合、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをまったくサポートしない場合、第1のAllowed NSSAIはdefault S-NSSAIであることが理解され得る。
【0139】
例えば、NAS応答メッセージは第2のAllowed NSSAIを含むことができ、NAS応答メッセージに含まれる第2のAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIは、Requested NSSAIに含まれるS-NSSAIと同じである。具体的には、端末によるアクセスが許可され、端末に示されるネットワークスライスの識別子は、端末によって要求された第1のネットワークスライスの識別子である。言い換えれば、端末に送信される第2のAllowed NSSAIは、Requested NSSAIである。例えば、Requested NSSAIがS-NSSAI-2である場合、第2のAllowed NSSAIはS-NSSAI-2である。他の例では、Requested NSSAIはS-NSSAI-1+S-NSSAI-2であり、第2のAllowed NSSAIはS-NSSAI-1+S-NSSAI-2である。言い換えれば、上記の4つの場合について、第1のアクセスネットワークデバイスが、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスをサポートし、第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートする場合(すなわち、第1の無線リソース情報は正しく選択されている)、または第1のアクセスネットワークデバイスが、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスをサポートするが、第1の無線リソース情報は第1のネットワークスライスをサポートしない場合(すなわち、第1の無線リソース情報が誤って選択されている)、または第1のアクセスネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスをまったくサポートしないが(すなわち、current RANはRequested NSSAIのS-NSSAIのいずれもサポートしない)、第1の無線リソース情報は第1のネットワークスライスをサポートする場合(すなわち、第1の無線リソース情報は正しく選択されている)、または第1のアクセスネットワークデバイスが、第1のネットワークスライスをまったくサポートせず(すなわち、current RANはRequested NSSAIのS-NSSAIのいずれもサポートしない)、第1の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスをサポートしない場合(すなわち、第1の無線リソース情報が誤って選択されている)、端末によるアクセスが許可されるネットワークスライスからで、端末に示される識別子は、端末によって要求される第1のネットワークスライスの識別子である。言い換えれば、端末に送信される第2のAllowed NSSAIは、Requested NSSAIである。
【0140】
上記の説明では、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをまったくサポートしないとき、端末によるアクセスが許可され、第1のアクセスネットワークデバイスに送信されるネットワークスライスは、デフォルトネットワークスライスであり、端末によるアクセスが許可され、端末に送信されるネットワークスライスは、第1のネットワークスライスである。言い換えると、AMFデバイスによって第1のアクセスネットワークデバイスに送信される第1のAllowed NSSAIは、第2のAllowed NSSAIに含まれ、端末に送信されるネットワークスライスの識別子とは異なる。このようにして、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のAllowed NSSAIをサポートし、端末が第1のネットワークスライス(すなわち、第2のAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIはRequested NSSAIに含まれるS-NSSAIと同じである)にアクセスすることを許可されることが確保されることができる。
【0141】
一例では、N2メッセージは第1の指示情報(indication)を含み、第1の指示情報は、以下のうちの少なくとも1つを含み得る、すなわち、
端末に無線接続を解放するように指示すること、および
アイドル(idle)モードに入った後に登録手順を開始するように端末に指示することである。
【0142】
任意選択で、第1の指示情報は、
端末によって現在アクセスされている第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示すことであって、指示内容は、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていない場合に適用可能である、ことと、
第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことであって、指示内容は、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしない場合に適用可能である、ことと、
第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことであって、指示内容は、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしない場合に適用可能である、ことと、
のうちのいずれか1つをさらに示し得る。
【0143】
第1の指示情報は、上記の3つの項目、すなわち、端末によって現在アクセスされている第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことであって、指示内容は、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしない場合に適用可能である、ことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、のうちのいずれか1つのみを示すことができることに留意されたい。加えて、第1の指示情報は、他の内容をさらに示すことができる。このことは、本出願における本明細書では限定されない。第1の指示情報を受信した後、端末は無線接続を解放し、そしてアイドル(idle)モードに入った後に登録手順を開始する。したがって、第1の指示情報は、端末に無線接続を解放するように指示するか、または端末にアイドルモードに入った後に登録手順を開始するように指示する機能を有することが理解され得る。
【0144】
任意選択で、第1の指示情報は、第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスするように端末にさらに指示してもよく、第1のネットワークスライスは第2の無線リソース情報に関連付けられている。本明細書での第2の無線リソース情報は、後述される第1の周波数帯域優先度リストであってもよい。
【0145】
第1の指示情報は、端末を示すためのものである。この場合、一例では、第1の指示情報はNAS応答メッセージにあってもよく、第1のアクセスネットワークデバイスは、NAS応答メッセージを処理せずにNAS応答メッセージを端末に直接送信する。他の例では、第1の指示情報はNAS応答メッセージになくてもよく、第1のアクセスネットワークデバイスは第1の指示情報を端末に送信してもよい。
【0146】
ステップ207:第1のアクセスネットワークデバイスが、NAS応答メッセージ(例えば、登録応答メッセージ)を端末に送信し、これに対応して、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信されたNAS応答メッセージを受信する。任意選択で、このステップでは、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末にさらに送信することができる。
【0147】
具体的には、第1の周波数帯域優先度リスト情報およびNAS応答メッセージは、1つのメッセージで端末に送信されてもよいし、または2つのメッセージで端末に別々に送信されてもよい。例えば、第1のアクセスネットワークデバイスは、無線リソース制御(radio resource control、RRC)メッセージを端末に送信し、RRCメッセージは、第1の周波数帯域優先度リスト情報およびNAS応答メッセージを運ぶ。
【0148】
ステップ206の第1の指示情報がNAS応答メッセージにない場合、第1のアクセスネットワークデバイスは、ステップ206の第1の指示情報を端末にさらに送信することができる。
【0149】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスは、RAT/周波数選択優先度(subscriber profile ID for RAT/frequency selection priority、SPID)に対する加入者プロファイル識別子と周波数帯域優先度リスト情報との間の対応関係、またはRFSP indexと周波数帯域優先度リスト情報との間の対応関係をローカルに構成することができる。第1のアクセスネットワークデバイスは、N2メッセージで運ばれた第1のRFSP indexに基づいて、対応する第1の周波数帯域優先度リスト情報を決定することができる。本出願では、周波数帯域優先度リスト情報は、周波数帯域情報、周波数帯域リスト、周波数帯域優先情報、周波数帯域優先度リスト、周波数情報、周波数リスト、周波数優先情報、周波数優先度リストなどとも呼ばれ得る。
【0150】
第1のアクセスネットワークデバイスは、第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に能動的に送信することができる。あるいは、端末は、第1の周波数帯域優先度リスト情報を取得するように要求してもよく、次いで、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信する。任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスは、NAS応答メッセージを端末に最初に送信し、次いで、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスに要求メッセージを送信する。要求メッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を運ぶ(すなわち、第2のAllowed NSSAI=Requested NSSAI)。要求メッセージは、第2の無線リソース情報(第1の周波数帯域優先度リスト情報)の取得を要求する。要求メッセージを受信した後、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1の周波数帯域優先度リストを端末に送信する。
【0151】
本出願では、無線側のSPIDおよびコアネットワーク側のRFSP indexは同じ概念を指すことに留意されたい。本出願では、一貫性のために、無線側のSPIDとコアネットワーク側のRFSP indexの両方をRFSP indexと呼ぶ。
【0152】
表5は、端末がS-NSSAI-2によって識別されるネットワークスライスにアクセスするための周波数帯域優先度リスト情報を示す。
【0153】
【0154】
表5の例では、ネットワークスライスの識別子はS-NSSAI-2であり、S-NSSAI-2をサポートする周波数帯域は周波数帯域2および周波数帯域3を含み(周波数帯域は無線リソース情報とも呼ばれ得る)、周波数帯域2は高い優先度を有し、周波数帯域3は低い優先度を有する。周波数帯域2をサポートするアクセスネットワークデバイスはRAN 2であり、周波数帯域3をサポートするアクセスネットワークデバイスはRAN 3である。端末は、周波数帯域2を使用してRAN 2に優先的にアクセスすることが理解され得る。端末がRAN 2にアクセスできない場合、端末は周波数帯域3を使用してRAN 3にアクセスする。
【0155】
ステップ208:端末は、第1の指示情報に基づいて無線接続解放(AN release)手順を開始し、手順の後、端末と第1のアクセスネットワークデバイスとの間のRRC接続が解放され、そして端末はidleアイドルモードに入る。
【0156】
ステップ207で第1のアクセスネットワークデバイスが第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信しない場合、ステップ208で第1のアクセスネットワークデバイスは第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信する。具体的には、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスにRRCメッセージを送信し、そして第1のアクセスネットワークデバイスは、RRCメッセージを使用して第1の周波数帯域優先度リスト情報をUEに送信する。
【0157】
ステップ209:端末は、取得した第1の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスを選択し、そして(2回目に開始された登録手順である)登録手順を開始する。言い換えれば、端末は登録要求メッセージを再び送信し、登録要求メッセージで運ばれたRequested NSSAIに含まれるS-NSSAIは、ステップ201の第1のネットワークスライスである。
【0158】
端末が取得された第1の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスを選択するための方法は、現在の技術におけるセル再選択メカニズムに従って実施され得る。本出願では詳細は説明されない。
【0159】
端末の場合、ターゲットアクセスネットワークデバイスの選択中に、第1の周波数帯域優先度リスト情報に基づいて端末によって選択されたターゲットアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートする。加えて、ターゲットアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって使用される無線リソース情報も、第1のネットワークスライスによってサポートされる。言い換えれば、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないとき、または第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために使用される第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないとき、いずれの場合も、第1の周波数帯域優先度リスト情報に基づいて選択を実行した後、端末は、第1のネットワークスライスに対応する無線リソース情報を使用してターゲットアクセスネットワークデバイスに最終的にアクセスすることができることが理解され得る。
【0160】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスは、ステップ201において第1のネットワークスライスをサポートせず、ターゲットアクセスネットワークデバイス(target RAN)は、第1のアクセスされたネットワークデバイスとは異なる第2のアクセスネットワークデバイスであってもよい。ターゲットアクセスネットワークデバイスは第1の周波数帯域優先度リスト情報に基づいて選択され、第1の周波数帯域優先度リスト情報はステップ201で第1のネットワークスライスに基づいて決定されるため、第2のアクセスネットワークデバイスはステップ201で第1のネットワークスライスをサポートし、第2のアクセスネットワークデバイスにアクセスするための周波数帯域はステップ201で第1のネットワークスライスもサポートする。例えば、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子はS-NSSAI-2であり、第1のアクセスネットワークデバイス、すなわちcurrent RANはRAN 1である。表5から、第1のネットワークスライスをサポートするアクセスネットワークデバイスはRAN 1を含まないことが知られることができる。端末は、周波数帯域優先度リスト情報に基づいて、アクセスのために第1のネットワークスライスをサポートするアクセスネットワークデバイスを選択することができる。周波数帯域2は高い優先度を有するので、端末は、アクセスのために周波数帯域2をサポートするアクセスネットワークデバイスを選択することができる。例えば、端末は、周波数帯域2を使用してRAN 2にアクセスすることができる。
【0161】
他の例では、第1のアクセスネットワークデバイスは、ステップ201において第1のネットワークスライスをサポートし、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報(例えば、周波数帯域)は、ステップ201において第1のネットワークスライスをサポートしない。この場合、ターゲットアクセスネットワークデバイスは第1のアクセスネットワークデバイスであってもよく、端末は第2の無線リソース情報を使用して第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスする。ステップ201において、第2の無線リソース情報は第1のネットワークスライスをサポートする。例えば、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子はS-NSSAI-2であり、第1のアクセスネットワークデバイス、すなわちcurrent RANはRAN 2である。第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートする。第1のアクセスネットワークデバイス、すなわちRAN 2が周波数帯域1および周波数帯域2のアクセスをサポートする場合、端末は、第1のアクセスネットワークデバイス、すなわちRAN 2にアクセスするために周波数帯域1(第1の無線リソース情報)を現在使用する。表5から、第1のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートし、周波数帯域1は第1のネットワークスライスをサポートしないことが知られることができる。端末は、周波数帯域優先度リスト情報に基づいて、第1のアクセスネットワークデバイスに引き続きアクセスすることを決定し、そして高い優先度を伴う周波数帯域2を使用して第1のアクセスネットワークデバイス、すなわちRAN 2にアクセスすることができる。
【0162】
この場合、端末は、第1の周波数帯域優先度リスト(第1の指示情報の第2の無線リソース情報として理解され得る)に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスにアクセスし、ターゲットアクセスネットワークデバイスを使用してネットワークに正常に登録し、2回目に端末によって開始された登録要求メッセージで運ばれたRequested NSSAIに対応するネットワークスライスにアクセスする、すなわち、第1のネットワークスライスにアクセスすることができる。
【0163】
現在の技術では、端末は、アクセスネットワークデバイスをブラインドに選択し、その結果、端末は、要求された第1のネットワークスライスにアクセスすることができない。この実施形態では、AMFデバイスは、第1のネットワークスライスに基づいて第1のRFSP indexを決定し、端末は、第1のRFSP indexに基づいて、第1のネットワークスライスを満たす第1の周波数帯域優先度リスト情報を取得し、第1の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスにアクセスする。これにより、端末がターゲットアクセスネットワークデバイスを使用して第1のネットワークスライスにアクセスすることを確実にすることができ、端末によるネットワークスライスへのアクセスの成功率および効率も改善することができる。
【0164】
他の実施形態では、ステップ206でAMFデバイスによって第1のアクセスネットワークデバイスに送信されたN2メッセージに含まれるNAS応答メッセージは、登録拒否(registration reject)メッセージであり、登録拒否メッセージに含まれる第1の指示情報は、失敗原因値(cause value)とも呼ばれ得る。失敗原因値は、以下のうちのいずれかとすることができる。
端末によって現在アクセスされている第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートせず、指示内容は、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていない場合に適用可能であること、
第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートせず、指示内容は、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしない場合に適用可能であること、および
第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくなく、指示内容は、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしない場合に適用可能であることである。
【0165】
これに対応して、ステップ207で第1のアクセスネットワークデバイスによって端末に送信されるNAS応答メッセージは登録拒否メッセージである。
【0166】
端末は、登録が失敗したことを知り、登録拒否メッセージに含まれる失敗原因値に基づいて登録失敗の原因を知り、ステップ208およびステップ209をさらに実行する。
【0167】
現在の技術では、端末がアクセスネットワークデバイスをブラインドに選択するため、端末は、要求された第1のネットワークスライスにアクセスすることができない。この実施形態では、コアネットワークは、端末の登録要求を拒否し、現在の登録失敗の原因値を端末に通知し、端末をトリガしてターゲットアクセスネットワークデバイスを再選択し、そしてネットワークに再びアクセスするようにする。
【0168】
任意選択で、この例では、ステップ206のN2メッセージは、第1のアクセスネットワークデバイスに示された第1のAllowed NSSAIを含まなくてもよい。
【0169】
図3に示されるように、他の通信手順の概略図が提供される。
図3の例と
図2の例の違いは、
図2の例では、ステップ206の第1の指示情報は端末を示すためのものであり、第1の指示情報は端末に送信されるべきであり、第1の指示情報は通常NAS応答メッセージにあり、端末は無線接続を能動的に解放することにあり、
図3の例では、ステップ306の第1の指示情報は第1のアクセスネットワークデバイスを示すためのものであり、第1の指示情報は第1のアクセスネットワークデバイスに送信されるべきであり、第1の指示情報はNAS応答メッセージにはなく、第1のアクセスネットワークデバイスは無線接続を能動的に解放することにある。
図3の例のその他の技術的詳細は、
図2の例と同様である。詳細は繰り返されない。
【0170】
ステップ301からステップ305は、ステップ201からステップ205と同じである。
【0171】
ステップ306:AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイス(current RAN)にN2メッセージを送信し、それに対応して、第1のアクセスネットワークデバイスは、AMFデバイスによって送信されたN2メッセージを受信する。N2メッセージは、以下のうちの少なくとも1つを含む、すなわち、第1のAllowed NSSAI、第1のRFSPインデックス、NAS応答メッセージ、および第1の指示(indication)情報である。
【0172】
第1の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスに無線接続を解放するように指示してもよい。具体的には、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末にNAS応答メッセージ(例えば、登録応答メッセージ)を送信した後に無線接続を解放するか、または第1のアクセスネットワークデバイスは、端末に第2の無線リソース情報を送信した後に無線接続を解放する。第2の無線リソース情報は、第1のRFSPインデックスに対応する第1の周波数帯域優先度リスト情報であり得る。
【0173】
任意選択で、第1の指示情報は、
第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示すことであって、指示内容は、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていない場合に適用可能である、ことと、
第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことであって、指示内容は、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしない場合に適用可能である、ことと、
第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことであって、指示内容は、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしない場合に適用可能である、ことと
のうちのいずれか1つをさらに示し得る。
【0174】
第1の指示情報は、上記の3つの項目、すなわち、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、
のうちのいずれか1つを示してもよいことに留意されたい。加えて、第1の指示情報は、他の内容をさらに示すことができる。このことは、本出願における本明細書では限定されない。第1の指示情報を受信した後、第1のアクセスネットワークデバイスは、無線接続を解放する。したがって、第1の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスに無線接続を解放するように指示する機能を有することが理解され得る。
【0175】
ステップ307:第1のアクセスネットワークデバイスが、NAS応答メッセージ(例えば、登録応答メッセージ)を端末に送信し、これに対応して、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信されたNAS応答メッセージを受信する。ステップ306のNAS応答メッセージは第1の指示情報を含まないので、ステップ307のNAS応答メッセージも第1の指示情報を含まない。
【0176】
任意選択で、ステップ307では、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末にさらに送信することができる。具体的には、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に能動的に送信することができる。あるいは、端末は、第1の周波数帯域優先度リスト情報を取得するように要求してもよく、次いで、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信する。任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスは、NAS応答メッセージを端末に最初に送信し、次いで、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスに要求メッセージを送信する。要求メッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を運ぶ(すなわち、第2のAllowed NSSAI=Requested NSSAI)。要求メッセージは、第2の無線リソース情報(第1の周波数帯域優先度リスト情報)の取得を要求する。要求メッセージを受信した後、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1の周波数帯域優先度リストを端末に送信する。
【0177】
ステップ308:第1のアクセスネットワークデバイスは、第1の指示情報に基づいて無線接続解放(AN release)手順を開始することができる。手順の後、現在のアクセスネットワークデバイスと端末との間のRRCリンクが解放され、端末はidleアイドルモードに入る。
【0178】
ステップ307で第1のアクセスネットワークデバイスが第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信しない場合、ステップ308で第1のアクセスネットワークデバイスは第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信する。具体的には、第1のアクセスネットワークデバイスは、RRCメッセージを使用して第1の周波数帯域優先度リスト情報をUEに送信する。
【0179】
ステップ309はステップ209と同じである。
【0180】
上記の実施形態では、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートするかどうか、および第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートするかどうかにかかわらず、第2のAllowed NSSAIは、端末に通知するために使用され、すなわち、第2のAllowed NSSAIは、Requested NSSAIである。上記では、端末が、第1のネットワークスライスに関連付けられている第1の周波数帯域優先度リスト情報を使用して第1のネットワークスライスにアクセスする技術的解決策について説明した。
【0181】
以下では、他の技術的解決策について説明する、すなわち、ネットワーク側は、端末のアクセスを拒否する、ネットワークスライスに関連付けられている第3の周波数帯域優先度リスト情報、すなわちRejected NSSAI、および端末のアクセスを許可する第2のAllowed NSSAIに関連付けられている第2の周波数帯域優先度リスト情報を端末に配信することができる。端末は、端末の要件に基づいて、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスにアクセスするか、または第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスにアクセスするかどうかを選択することができる。
【0182】
図4は、本出願の一実施形態による他の通信プロセスの概略図である。プロセスは具体的に以下のステップを含む。
【0183】
ステップ401からステップ403は、ステップ201からステップ203と同じである。
【0184】
任意選択で、ステップ404:AMFデバイスがポリシー制御機能PCFデバイスに第3のメッセージを送信し、これに対応して、PCFデバイスはAMFデバイスから第3のメッセージを受信する。第3のメッセージは、以下のうちの少なくとも1つを含む、すなわち、ネットワークスライスが端末のアクセスを拒否したことを端末に通知するRejected NSSAI、端末のアクセスが許可されたことを端末に通知する第2のAllowed NSSAI、端末の識別子、およびサブスクライブされたRFSPインデックスである。本明細書でRejected NSSAIは、文字通りネットワークスライスを示し、AMFデバイスは、ネットワークスライスへの端末のアクセスを拒否する。実際には、ネットワークスライスへの端末のアクセスを制限する代わりに、第1のアクセスネットワークデバイスがネットワークスライスをサポートしないことを示すことが意図されているにすぎない。Rejected NSSAIはまた、他の名前に置き換えられてもよい。このことは限定されない。
【0185】
AMFは、以下の方法で第2のAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIを決定することができる。
【0186】
(1)一例では、第1のアクセスネットワークデバイスが、第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートするかどうかにかかわらず、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスをサポートする場合、端末によるアクセスが許可されるネットワークスライスからで、AMFによって端末に示される識別子は、第1のネットワークスライスの識別子である。具体的には、第2のAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIは、Requested NSSAIのcurrent RANによってサポートされるS-NSSAIである。
【0187】
例えば、Requested NSSAIはS-NSSAI-1+S-NSSAI-2であり、current RANはRAN 1であり、RAN 1はTAI-1に配置され、TAI-1はS-NSSAI-1をサポートするがS-NSSAI-2をサポートしない。したがって、current RANは、Requested NSSAIのS-NSSAI-1のみをサポートするが、Requested NSSAIのS-NSSAI-2をサポートしない。この場合、第2のAllowed NSSAIはS-NSSAI-1である。
【0188】
(2)一例では、第1のアクセスネットワークデバイスが、第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートするかどうかにかかわらず、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスをまったくサポートしない場合、端末によるアクセスが許可されるネットワークスライスからで、AMFによって端末に示される識別子は、端末がサブスクライブするネットワークスライスのデフォルトのネットワークスライスの識別子である。具体的には、第2のAllowed NSSAIはdefault S-NSSAIである。
【0189】
例えば、Requested NSSAIはS-NSSAI-2であり、current RANはRAN 1であり、RAN 1はTAI-1に配置され、TAI-1はS-NSSAI-1をサポートするがS-NSSAI-2をサポートしない。したがって、current RANがRequested NSSAIのS-NSSAI-2をサポートしていない場合、第2のAllowed NSSAIはdefault S-NSSAIである。
【0190】
AMFは、以下の方法でRejected NSSAIに含まれるS-NSSAIを決定することができる。
【0191】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスが、第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートするかどうかにかかわらず、端末がアクセスを要求する1つまたは複数の第1のネットワークスライスをサポートしない場合、端末のアクセスを拒否するネットワークスライスからで、AMFによって端末に示される識別子は、第1のネットワークスライスの識別子である。具体的には、Rejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは、Requested NSSAIのcurrent RANによってサポートされないS-NSSAIである。
【0192】
例えば、Requested NSSAIはS-NSSAI-1+S-NSSAI-2であり、current RANはRAN 1であり、RAN 1はTAI-1に配置され、TAI-1はS-NSSAI-1をサポートするがS-NSSAI-2をサポートしない。したがって、current RANは、Requested NSSAIのS-NSSAI-1のみをサポートするが、Requested NSSAIのS-NSSAI-2をサポートしない。この場合、Rejected NSSAIはS-NSSAI-2である。
【0193】
例えば、Requested NSSAIはS-NSSAI-2であり、current RANはRAN 1であり、RAN 1はTAI-1に配置され、TAI-1はS-NSSAI-1をサポートするがS-NSSAI-2をサポートしない。したがって、current RANがRequested NSSAIのS-NSSAI-2をサポートしない場合、Rejected NSSAIはS-NSSAI-2である。
【0194】
結論として、第1のアクセスネットワークデバイスが、Requested NSSAIによって示される第1のネットワークスライスをサポートしないとき、サポートされていない第1のネットワークスライスの識別子も、Rejected NSSAIを使用することによって端末に示され得る。言い換えると、第3のメッセージに含まれるRejected NSSAIに含まれるS-NSSAIは、Requested NSSAIに属する。第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをまったくサポートしないとき、端末によるアクセスが許可されるネットワークスライスからで、第2のAllowed NSSAIに含まれ、第1のアクセスネットワークデバイスによって端末に示される識別子は、端末がサブスクライブするネットワークスライスのデフォルトネットワークスライスの識別子である。具体的には、第2のAllowed NSSAIはdefault S-NSSAIである。第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスのRequested NSSAIをサポートするとき、サポートされる第1のネットワークスライスの識別子も、第2のAllowed NSSAIを使用して端末に示され得る。言い換えると、第3のメッセージに含まれる第2のAllowed NSSAIに含まれるS-NSSAIは、Requested NSSAIに属する。
【0195】
他の例では、前述のステップ404は以下のように置き換えられ得る、すなわち、AMFデバイスは、PCFデバイスに2つの第3のメッセージを送信し得、2つの第3のメッセージは、それぞれ、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子(すなわち、第1のアクセスネットワークデバイスによってサポートされていない第1のネットワークスライスの識別子)、および第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子(例えば、第1のアクセスネットワークデバイスによってサポートされる第1のネットワークスライスの識別子またはデフォルトネットワークスライスの識別子)を含む。
【0196】
任意選択で、ステップ405:PCFデバイスがAMFデバイスに第4のメッセージを送信し、これに対応して、AMFデバイスはPCFデバイスから第4のメッセージを受信する。第4のメッセージは、第3のRFSPインデックスおよび第2のRFSPインデックスを含む。
【0197】
第3のRFSPインデックスは、Rejected NSSAIに基づいて生成される。具体的には、第3のRFSPインデックスは、Rejected NSSAIとsubscribed RFSP Indexの両方に基づいて生成される。第3のRFSPインデックスは、第1の許可されたRFSPインデックスまたは許可されたRFSPインデックスとも呼ばれ得る。第2のRFSPインデックスは、第2のAllowed NSSAIに基づいて生成される。具体的には、第2のRFSPインデックスは、第2のAllowed NSSAIとsubscribed RFSP Indexの両方に基づいて生成される。第2のRFSPインデックスは、第2の許可されたRFSPインデックスまたは許可されたRFSPインデックスとも呼ばれ得る。
図2および
図3の例では、第1のRFSPインデックスは、Requested NSSAIに基づいて生成されるが、端末に通知されたとき第2のAllowed NSSAIは、Requested NSSAIである。しかしながら、実際には、
図2および
図3の例の第2のAllowed NSSAIに含まれる内容は、
図4の例の第2のAllowed NSSAIに含まれる内容と異なっていてもよい。したがって、決定されたRFSPインデックスも、第1のRFSPインデックスおよび第2のRFSPインデックスを使用して区別される。
【0198】
他の例では、前述のステップ405は、以下のこと、すなわち、PCFデバイスがAMFデバイスに2つの第4のメッセージを送信し、2つの第4のメッセージは第3のRFSPインデックスおよび第2のRFSPインデックスをそれぞれ含むこと、と置き換えられてもよい。
【0199】
ステップ404およびステップ405は、AMFデバイスがPCFデバイスを使用して第3のRFSPインデックスおよび第2の許可されたRFSPインデックスを取得するための方法を説明することに留意されたい。AMFデバイスは、他の方法を使用して第3のRFSPインデックスおよび第2の許可されたRFSPインデックスを代替的に取得してもよい。例えば、AMFデバイスは、Rejected NSSAIおよびsubscribed RFSP Indexに基づいて第3のRFSPインデックスを決定するか、またはAMFデバイスは他のデバイスを使用して第3のRFSPインデックスを取得する。これは、本出願において限定されない。例えば、AMFデバイスは、第2のAllowed NSSAIおよびsubscribed RFSP Indexに基づいて第2のRFSPインデックスを決定するか、またはAMFデバイスは他のデバイスを使用して第2のRFSPインデックスを取得する。これは、本出願において限定されない。
【0200】
ステップ406:AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイス(current RAN)にN2メッセージ(N2 message)を送信し、それに対応して、第1のアクセスネットワークデバイスは、AMFデバイスからN2メッセージを受信する。N2メッセージは、第2のRFSPインデックス、第3のRFSPインデックス、およびNAS応答メッセージを含む。
【0201】
NAS応答メッセージは、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子、第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子、および第3の指示情報のうちの1つまたは複数を含む。第3の指示情報は、端末がネットワークスライスにアクセスするための方式を示す。
【0202】
上記のN2メッセージの情報は、1つのメッセージで第1のアクセスネットワークデバイスに送信されてもよく、または複数のメッセージで第1のアクセスネットワークデバイスに送信されてもよい。
【0203】
加えて、任意選択で、AMFデバイスは、第3のRFSPインデックスとRejected NSSAIとの間の対応関係をさらに示し、第2のRFSPインデックスと第2のAllowed NSSAIとの間の対応関係を示してもよく、これにより、第1のアクセスネットワークデバイスは、RFSPインデックスがそれに基づいて決定されるネットワークスライスを知る。
【0204】
第3の指示情報は、
端末がRejected NSSAIに含まれるネットワークスライス(第1のアクセスネットワークデバイスによってサポートされていない第1のネットワークスライス)にアクセスする場合、端末に、第1のネットワークスライスに対応する第2の無線リソース情報(例えば、第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報)を第1のアクセスネットワークデバイスに要求するように指示することであって、任意選択で、第2の無線リソース情報を要求した後に無線接続を解放するように端末にさらに指示することと、
端末に、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライス(第1のアクセスネットワークデバイスによってサポートされていない第1のネットワークスライス)に対応する第2の無線リソース情報(例えば、第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報)を第1のアクセスネットワークデバイスから要求するように指示することと、
のうちの少なくとも1つを示すことを含むが、これに限定されない。
である。
【0205】
任意選択で、ステップ406のNAS応答メッセージはまた、
図2のステップ206の第1の指示情報を含んでもよい。
【0206】
次いで、第1のアクセスネットワークデバイスは、以下の情報を端末に送信することができる、すなわち、第2の周波数帯域優先度リスト情報、第3の周波数帯域優先度リスト情報、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子、および第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子である。第3の周波数帯域優先度リスト情報は、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスにアクセスするために端末によって使用され、第2の周波数帯域優先度リスト情報は、第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスにアクセスするために端末によって使用される。
【0207】
任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスは、第3の指示情報を端末にさらに送信してもよい。
【0208】
一例では、
図4に示されるステップ407において、第1のアクセスネットワークデバイスは、第2の周波数帯域優先度リスト情報およびNAS応答メッセージ(例えば、登録応答メッセージ)を端末に送信する。これに対応して、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信された第2の周波数帯域優先度リスト情報および/またはNAS応答メッセージを受信する。
【0209】
第2の周波数帯域優先度リスト情報およびNAS応答メッセージは、1つのメッセージで端末に送信されてもよいし、または2つのメッセージで端末に別々に送信されてもよい。例えば、第1のアクセスネットワークデバイスは、RRCメッセージを端末に送信し、RRCメッセージは、第2の周波数帯域優先度リスト情報および/またはNAS応答メッセージを運ぶ。
【0210】
任意選択で、ステップ407aにおいて、端末は、第3の指示情報に基づいて、第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報を取得することを決定してもよい。具体的には、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスに要求メッセージをさらに送信することができ、要求メッセージは、第1のネットワークスライスの識別子(Rejected NSSAI)を運び、要求メッセージは、第2の無線リソース情報を取得することを要求する。第2の無線リソース情報は、例えば、第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報である。
【0211】
端末は、端末の実際の要件に基づいて、第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報を取得するかどうかを決定することができる。必要に応じて、端末は、RRCメッセージを使用して第1のアクセスネットワークデバイス(current RAN)に第1のネットワークスライス(Rejected NSSAI)を送信することができ、current RANは、第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に返す。
【0212】
あるいは、端末がステップ407aを行わないとき、第1のアクセスネットワークデバイスは、第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信してもよい。例えば、第3の周波数帯域優先度リスト情報、第2の周波数帯域優先度リスト情報、およびNAS応答メッセージは、1つのメッセージで端末に送信されてもよいし、または異なるメッセージで端末に別々に送信されてもよい。
【0213】
ステップ408はステップ208と同じである、すなわち、端末は無線接続解放(AN release)手順を開始し、手順の後、第1のアクセスネットワークデバイスと端末との間のRRC接続が解放され、そして端末はidleアイドルモードに入る。
【0214】
ステップ409:端末が、第3の周波数帯域優先度リスト情報または第2の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスを選択し、Rejected NSSAIに含まれる第1のネットワークスライスまたは第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスにアクセスする。
【0215】
一例では、端末は、取得した第3の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスを選択し、そして(2回目に開始された登録手順である)登録手順を開始する。言い換えると、端末は登録要求メッセージを再び送信し、登録要求メッセージで運ばれたRequested NSSAIに含まれるS-NSSAIは、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスである。この場合、端末は、第3の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスにアクセスし、ターゲットアクセスネットワークデバイスを使用してネットワークに正常に登録し、Requested NSSAIに対応するネットワークスライスにアクセスする、すなわち、Rejected NSSAIに含まれる第1のネットワークスライスにアクセスすることができる。
【0216】
他の例では、端末は、取得した第2の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスを選択し、そして(2回目に開始された登録手順である)登録手順を開始する。言い換えると、端末は登録要求メッセージを再び送信し、登録要求メッセージで運ばれたRequested NSSAIに含まれるS-NSSAIは、第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスである。この場合、端末は、第2の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスにアクセスし、ターゲットアクセスネットワークデバイスを使用してネットワークに正常に登録し、2回目に端末によって開始された登録要求メッセージで運ばれたRequested NSSAIに対応するネットワークスライスにアクセスする、すなわち、第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスにアクセスすることができる。
【0217】
端末がアクセスネットワークデバイスをブラインドに選択するため、端末は、要求された第1のネットワークスライスにアクセスすることができない。この実施形態では、AMFデバイスは、Rejected NSSAIに基づいて第3のRFSP indexを決定し、第2のAllowed NSSAIに基づいて第2のRFSP indexを決定する。端末は、第3のRFSP indexに基づいて、サポートされていない第1のネットワークスライスの第3の周波数帯域優先度リスト情報を取得し、および/または第2のRFSP indexに基づいて、第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスの第2の周波数帯域優先度リスト情報を取得し、ならびに第3の周波数帯域優先度リスト情報または第2の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスにアクセスする。これにより、端末がターゲットアクセスネットワークデバイスを使用して、Rejected NSSAIまたは第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスにアクセスすることを確実にすることができ、端末によるネットワークスライスへのアクセスの成功率および効率も改善することができる。
【0218】
図5に示されるように、通信方法が提供される。通信方法は、以下のステップを含む。
図5の例と
図4の例との違いは、AMFデバイスによって端末に送信されるNAS応答メッセージが、Rejected NSSAIに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報を含み、端末がAMFデバイスから第3の周波数帯域優先度リスト情報を取得する必要がなく、第3の指示情報の内容がわずかに変化することにある。
図5の例では、指示情報は第4の指示情報と呼ばれる。
【0219】
ステップ501からステップ505は、ステップ401からステップ405と同じである。詳細は繰り返されない。
【0220】
ステップ506:AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイス(current RAN)にN2メッセージを送信し、それに対応して、第1のアクセスネットワークデバイスは、AMFデバイスからN2メッセージを受信する。N2メッセージは、以下のうちの少なくとも1つを含む、すなわち、第2のRFSPインデックス(第2のAllowed NSSAIに基づいて生成されたauthorized RFSP Index)、およびNAS応答メッセージである。
【0221】
NAS応答メッセージは、以下のうちの少なくとも1つを含む、すなわち、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子、第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子、第3のRFSPインデックス(Rejected NSSAIに基づいて生成されたauthorized RFSP Index)に基づいて決定された第3の周波数帯域優先度リスト情報、および第4の指示情報である。
【0222】
第4の指示情報は、
端末がRejected NSSAIに含まれるネットワークスライス(第1のアクセスネットワークデバイスによってサポートされていない第1のネットワークスライス)にアクセスする場合、端末に、NAS応答メッセージの第3の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスを選択するように指示することと、
端末に、NAS応答メッセージに含まれる第3の周波数帯域優先度リスト情報がRejected NSSAIに含まれるネットワークスライス(第1のアクセスネットワークデバイスによってサポートされていない第1のネットワークスライス)をサポートするように指示することと、
端末に、NAS応答メッセージの第3の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスを選択するように指示することと、
うちの少なくとも1つを示すことを含むが、これに限定されない。
【0223】
任意選択で、ステップ506のNAS応答メッセージはまた、
図2のステップ206の第1の指示情報を含んでもよい。
【0224】
任意選択で、RFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報がAMFデバイスに構成されてもよい。AMFデバイスは、AMFデバイスの構成に基づいて、第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報を決定することができる。
【0225】
一例では、AMFデバイスは、RFSPインデックスと周波数帯域優先度リスト情報との間の対応関係を記憶することができ、AMFデバイスは、AMFデバイスの構成に基づいて、第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報を決定する。
【0226】
任意選択で、他の例では、ステップ506の前に、本方法は、ステップ506aをさらに含む、すなわち、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスから、第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報を取得するステップである。具体的には、以下のステップが含まれ得る。
【0227】
AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスに周波数要求(frequency request)を送信する。これに対応して、第1のアクセスネットワークデバイスは、AMFデバイスによって送信された周波数要求(frequency request)を受信し、周波数要求は第3のRFSPインデックスを含む。
【0228】
第1のアクセスネットワークデバイスは、RFSPインデックスと周波数帯域優先度リスト情報との間のローカルに構成された対応関係に基づいて、第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報を決定する。
【0229】
第1のアクセスネットワークデバイスは、AMFデバイスに周波数応答(frequency response)を送信する。これに対応して、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信された周波数応答(frequency response)を受信する。周波数応答は、第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報を含む。
【0230】
本明細書での周波数要求(frequency request)、周波数応答(frequency response)は、メッセージの名称にすぎず、そして周波数帯域情報取得要求、周波数帯域情報取得応答など他の名称に置き換えてもよい。
【0231】
ステップ507:第1のアクセスネットワークデバイスは、第2の周波数帯域優先度リスト情報および/またはNAS応答メッセージ(例えば、登録応答メッセージ)を端末に送信する。これに対応して、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスによって送信された第2の周波数帯域優先度リスト情報および/またはNAS応答メッセージを受信する。
【0232】
ステップ508はステップ408と同じであり、ステップ509はステップ409と同じである。
【0233】
結論として、端末がアクセスネットワークデバイスをブラインドに選択するため、端末は、要求された第1のネットワークスライスにアクセスすることができない。この実施形態では、AMFデバイスは、Rejected NSSAIに基づいて第3のRFSP indexを決定し、第2のAllowed NSSAIに基づいて第2のRFSP indexを決定する。端末は、第3のRFSP indexに基づいて、サポートされていない第1のネットワークスライスの第3の周波数帯域優先度リスト情報を取得し、および/または第2のRFSP indexに基づいて、第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスの第2の周波数帯域優先度リスト情報を取得し、ならびに第3の周波数帯域優先度リスト情報または第2の周波数帯域優先度リスト情報に基づいてターゲットアクセスネットワークデバイスにアクセスする。これにより、端末がターゲットアクセスネットワークデバイスを使用して、Rejected NSSAIまたは第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスにアクセスすることを確実にすることができ、端末によるネットワークスライスへのアクセスの成功率および効率も改善することができる。
【0234】
本出願の他の例では、AMFデバイスによって第1のアクセスネットワークデバイスに送信されたN2メッセージは、NAS応答メッセージ(例えば、登録応答メッセージ)を含み、NAS応答メッセージは、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子、第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子、第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報、および第2のRFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報を含む。この場合、NAS応答メッセージを端末に送信するとき、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末に、第2のRFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報を送信する必要がなくなり得る。AMFデバイスは、第2のRFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報をローカルに構成することができる。あるいは、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスから、第2のRFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報を要求することができる。特定のプロセスの原理は、ステップ506aの原理と同じである。詳細は繰り返されない。
【0235】
本出願の他の例では、AMFデバイスによって第1のアクセスネットワークデバイスに送信されたN2メッセージは、第3のRFSPインデックスおよびNAS応答メッセージ(例えば、登録応答メッセージ)を含む。NAS応答メッセージは、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子、第2のAllowed NSSAIに含まれるネットワークスライスの識別子、および第2のRFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報を含む。任意選択で、ステップ406の第3の指示情報がさらに含まれてもよい。この場合、AMFデバイスは、第2のRFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報をローカルに構成することができる。あるいは、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスから、第2のRFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報を要求することができる。特定のプロセスの原理は、ステップ506aの原理と同じである。詳細は繰り返されない。NAS応答メッセージを端末に送信するとき、第1のアクセスネットワークデバイスは、RFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報を端末に能動的に送信してもよく、または端末の要求が待機された後に第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信してもよい。
【0236】
以下では、AMFデバイスに適用される通信方法についてさらに説明する。
【0237】
最初に、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスを介して端末から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。このプロセスについては、前述のステップ201、ステップ301、ステップ401、およびステップ501を参照されたい。第1のメッセージは、あるいは、NAS要求メッセージであってもよく、そして具体的には登録要求メッセージであってもよい。他の繰返し部分は再び説明されない。
【0238】
次いで、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないと決定する。このプロセスについては、前述のステップ202、ステップ302、ステップ402、およびステップ502を参照されたい。繰返し部分は再び説明されない。
【0239】
次いで、AMFデバイスは第1の通信デバイスに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは第2の無線リソース情報を含み、第2の無線リソース情報は端末のための第2のアクセスネットワークデバイスを選択するために使用可能であり、第2のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートし、第1の通信デバイスは第1のアクセスネットワークデバイスまたは端末である。AMFデバイスが第1の通信デバイスに第2のメッセージを送信するプロセスについては、前述のステップ206、ステップ306、ステップ406、およびステップ506を参照されたい。
【0240】
第1の通信デバイスが第1のアクセスネットワークデバイスであるとき、第2の無線リソース情報はRFSPインデックスであり得る。RFSPインデックスは、具体的には、
図2および
図3の例における第1のRFSPインデックスであってもよい。詳細については、ステップ206およびステップ306の第1のRFSPインデックスを参照されたい。第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のRFSPインデックスに対応する第1の周波数帯域優先度リスト情報を決定し、そして第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信することができる。第1のアクセスネットワークデバイスが第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信するプロセスについては、前述のステップ207およびステップ307を参照されたい。RFSPインデックスは、あるいは、
図4および
図5の第2のRFSPインデックスおよび第3のRFSPインデックスであってもよい。詳細については、ステップ406の第2のRFSPインデックスおよび第3のRFSPインデックス、ならびにステップ506の第2のRFSPインデックスを参照されたい。第1のアクセスネットワークデバイスは、第2のRFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報を決定し、ならびに第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信することができる。第1のアクセスネットワークデバイスが第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信するプロセスについては、前述のステップ407aおよびステップ507を参照されたい。この場合、第2のメッセージはN2メッセージであってもよい。
【0241】
第1の通信デバイスが端末であるとき、第2の無線リソース情報は周波数帯域優先度リスト情報であり得る。周波数帯域優先度リスト情報は、具体的には、
図5に示される例における第3の周波数帯域優先度リスト情報であってもよい。詳細については、ステップ506の第3の周波数帯域優先度リスト情報を参照されたい。第2のメッセージは、N2メッセージであってもよいし、またはNAS応答メッセージであってもよい。NAS応答メッセージは、具体的には、登録応答メッセージ、例えば、登録受諾メッセージまたは登録拒否メッセージであってもよい。
【0242】
一例では、AMFデバイスは、第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを許可するか、またはAMFデバイスは、第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを拒否する。例えば、ステップ206およびステップ306の登録応答メッセージの第2のAllowed NSSAIは、Requested NSSAIである、すなわち、第1のネットワークスライスは、AMFデバイスが端末にアクセスを許可するネットワークスライスである。ステップ406およびステップ506において、Rejected NSSAIは、Requested NSSAIにあり、第1のアクセスネットワークデバイスによってサポートされていない第1のネットワークスライスであり、第2のAllowed NSSAIは、Requested NSSAIにあり、第1のアクセスネットワークデバイスによってサポートされている第1のネットワークスライスであってもよい。本明細書でのRejected NSSAIは、文字通り、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスを示し、AMFデバイスは、ネットワークスライスへの端末のアクセスを拒否することに留意されたい。実際には、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスへの端末のアクセスを制限するのではなく、単に、第1のアクセスネットワークデバイスがRejected NSSAIに含まれるネットワークスライスをサポートしないことを示すことが意図されているにすぎない。
【0243】
一例では、第2のメッセージは第1の指示情報をさらに含む。
【0244】
第1の通信デバイスが端末であるとき、第1の指示情報は端末に無線接続を解放するように指示することと、アイドルモードに入った後に登録手順を開始するように端末に指示することと、端末によって現在アクセスされている第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示すことと、第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスするように端末に指示することであって、第1のネットワークスライスが第2の無線リソース情報に関連付けられる、ことと、のうちの少なくとも1つを示す。ステップ206の説明を参照されたい。
【0245】
第1の通信デバイスが第1のアクセスネットワークデバイスであるとき、第1の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスに無線接続を解放するように指示することと、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、のうちの少なくとも1つを示す。ステップ306の説明を参照されたい。
【0246】
一例では、AMFデバイスは、ポリシー制御機能PCFデバイスに第3のメッセージを送信し、第3のメッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を含み、AMFデバイスはPCFデバイスから第4のメッセージを受信し、第4のメッセージはRFSPインデックスを含む。このプロセスについては、ステップ204、ステップ205、ステップ304、およびステップ305で説明した第1のRFSPインデックスを参照されたい。詳細は繰り返されない。このプロセスについては、ステップ404、ステップ405、ステップ504、およびステップ505で説明した第2のRFSPインデックスおよび第3のRFSPインデックスを参照されたい。詳細は繰り返されない。
【0247】
以下では、AMFデバイスに適用される、通信方法について説明する。
【0248】
最初に、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスを介して端末から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。このプロセスについては、前述のステップ201、ステップ301、ステップ401、およびステップ501を参照されたい。第1のメッセージは、あるいは、NAS要求メッセージであってもよく、そして具体的には登録要求メッセージであってもよい。他の繰返し部分は再び説明されない。
【0249】
次いで、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないと決定する。このプロセスについては、前述のステップ202、ステップ302、ステップ402、およびステップ502を参照されたい。繰返し部分は再び説明されない。
【0250】
次いで、AMFデバイスは第1の通信デバイスに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは第2の無線リソース情報を含み、第2の無線リソース情報は第2の無線リソース情報に基づいて端末のために第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために使用可能であり、第1のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートし、第1の通信デバイスは第1のアクセスネットワークデバイスまたは端末である。AMFデバイスが第1の通信デバイスに第2のメッセージを送信するプロセスについては、前述のステップ206、ステップ306、ステップ406、およびステップ506を参照されたい。
【0251】
第1の通信デバイスが第1のアクセスネットワークデバイスであるとき、第2の無線リソース情報はRFSPインデックスであり得る。RFSPインデックスは、具体的には、
図2および
図3の例における第1のRFSPインデックスであってもよい。詳細については、ステップ206およびステップ306の第1のRFSPインデックスを参照されたい。第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のRFSPインデックスに対応する第1の周波数帯域優先度リスト情報を決定し、そして第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信することができる。第1のアクセスネットワークデバイスが第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信するプロセスについては、前述のステップ207およびステップ307を参照されたい。RFSPインデックスは、あるいは、
図4および
図5の第2のRFSPインデックスおよび第3のRFSPインデックスであってもよい。詳細については、ステップ406の第2のRFSPインデックスおよび第3のRFSPインデックス、ならびにステップ506の第2のRFSPインデックスを参照されたい。第1のアクセスネットワークデバイスは、第2のRFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報を決定し、ならびに第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信することができる。第1のアクセスネットワークデバイスが第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信するプロセスについては、前述のステップ407aおよびステップ507を参照されたい。この場合、第2のメッセージはN2メッセージであってもよい。
【0252】
第1の通信デバイスが端末であるとき、第2の無線リソース情報は周波数帯域優先度リスト情報であり得、および周波数帯域優先度リスト情報は、具体的には、
図5の例では第3の周波数帯域優先度リスト情報であり得る。詳細については、506の第3の周波数帯域優先度リスト情報を参照されたい。第2のメッセージは、N2メッセージであってもよいし、またはNAS応答メッセージであってもよい。NAS応答メッセージは、具体的には、登録応答メッセージ、例えば、登録受諾メッセージまたは登録拒否メッセージであってもよい。
【0253】
一例では、AMFデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスから第1の無線リソース情報を受信する。このプロセスについては、前述のステップ202a、ステップ302a、ステップ402a、およびステップ502aを参照されたい。詳細は繰り返されない。
【0254】
一例では、AMFデバイスは、第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを許可するか、またはAMFデバイスは、第1のネットワークスライスへの端末のアクセスを拒否する。例えば、ステップ206およびステップ306の登録応答メッセージの第2のAllowed NSSAIは、Requested NSSAIである、すなわち、第1のネットワークスライスは、AMFデバイスが端末にアクセスを許可するネットワークスライスである。ステップ406およびステップ506において、Rejected NSSAIは、Requested NSSAIにあり、第1のアクセスネットワークデバイスによってサポートされていない第1のネットワークスライスであり、第2のAllowed NSSAIは、Requested NSSAIにあり、第1のアクセスネットワークデバイスによってサポートされている第1のネットワークスライスであってもよい。本明細書でのRejected NSSAIは、文字通り、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスを示し、AMFデバイスは、ネットワークスライスへの端末のアクセスを拒否することに留意されたい。実際には、Rejected NSSAIに含まれるネットワークスライスへの端末のアクセスを制限するのではなく、単に、第1のアクセスネットワークデバイスがRejected NSSAIに含まれるネットワークスライスをサポートしないことを示すことが意図されているにすぎない。
【0255】
一例では、第2のメッセージは第1の指示情報をさらに含む。
【0256】
第1の通信デバイスが端末であるとき、第1の指示情報は、端末に無線接続を解放するように指示することと、アイドルモードに入った後に登録手順を開始するように端末に指示することと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスするように端末に指示することであって、第1のネットワークスライスが第2の無線リソース情報に関連付けられている、ことと、のうちの少なくとも1つを示す。ステップ206の説明を参照されたい。
【0257】
第1の通信デバイスが第1のアクセスネットワークデバイスであるとき、第1の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスに無線接続を解放するように指示することと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、のうちの少なくとも1つを示す。ステップ306の説明を参照されたい。
【0258】
一例では、AMFデバイスは、ポリシー制御機能PCFデバイスに第3のメッセージを送信し、第3のメッセージは、第1のネットワークスライスを含み、AMFデバイスはPCFデバイスから第4のメッセージを受信し、第4のメッセージはRFSPインデックスを含む。このプロセスについては、ステップ204、ステップ205、ステップ304、およびステップ305で説明した第1のRFSPインデックスを参照されたい。詳細は繰り返されない。このプロセスについては、ステップ404、ステップ405、ステップ504、およびステップ505で説明した第2のRFSPインデックスおよび第3のRFSPインデックスを参照されたい。詳細は繰り返されない。
【0259】
以下では、端末に適用される、通信方法について説明する。
【0260】
最初に、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスを使用してAMFデバイスに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。このプロセスについては、前述のステップ201、ステップ301、ステップ401、およびステップ501を参照されたい。第1のメッセージは、あるいは、NAS要求メッセージであってもよく、そして具体的には登録要求メッセージであってもよい。他の繰返し部分は再び説明されない。
【0261】
次いで、端末は第2の無線リソース情報を受信し、第2の無線リソース情報は第1のネットワークスライスに関連付けられ、第2の無線リソース情報は、ステップ207およびステップ307の第1の周波数帯域優先度リスト、またはステップ407、ステップ407a、およびステップ507の第2の周波数帯域優先度リストおよび第3の周波数帯域優先度リストであり得る。
【0262】
次いで、端末は、AMFデバイスから第1の指示情報を受信する。詳細については、前述のステップ206およびステップ207のNAS応答メッセージの第1の指示情報を参照されたい。第2の無線リソース情報および第1の指示情報は、同じメッセージで受信されてもよいし、または異なるメッセージで受信されてもよい。
【0263】
第1の指示情報は、端末に無線接続を解放するように指示することと、アイドルモードに入った後に登録手順を開始するように端末に指示することと、端末によって現在アクセスされている第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、端末が第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスすることを示すことと、のうちの少なくとも1つを示す。
【0264】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートせず、端末は第2の無線リソース情報に基づいて第2のアクセスネットワークデバイスを選択し、第2のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートする。具体的なプロセスについては、ステップ209、ステップ309、ステップ409、およびステップ509の説明を参照されたい。詳細は繰り返されない。
【0265】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスをサポートせず、端末は、第2の無線リソース情報に基づいて第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスし、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートする。具体的なプロセスについては、ステップ209、ステップ309、ステップ409、およびステップ509の説明を参照されたい。詳細は繰り返されない。
【0266】
一例では、端末は無線接続解放手順を開始し、そしてアイドルモードに入る。具体的なプロセスについては、ステップ208(ステップ308において、第1のアクセスネットワークデバイスが無線接続解放手順を開始する)、ステップ408、およびステップ508の説明を参照されたい。詳細は繰り返されない。端末は、アイドルモードに入った後に登録手順を開始し、そして第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスする。具体的なプロセスについては、ステップ209、ステップ309、ステップ409、およびステップ509の説明を参照されたい。詳細は繰り返されない。
【0267】
一例では、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスを介してAMFデバイスから第2の無線リソース情報を受信する。第2の無線リソース情報の詳細については、AMFデバイスが第1のアクセスネットワークデバイスを使用することにより、NAS応答メッセージに第3の周波数帯域優先度リスト情報を含める、ステップ506およびステップ507を参照されたい。
【0268】
一例では、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報を受信する。第2の無線リソース情報の詳細については、第1のアクセスネットワークデバイスが第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信するステップ207およびステップ307を参照されたい。第2の無線リソース情報の詳細については、第1のアクセスネットワークデバイスが第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信するステップ407aを参照されたい。第2の無線リソース情報の詳細については、第1のアクセスネットワークデバイスが第2の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信するステップ507を参照されたい。詳細は繰り返されない。
【0269】
一例では、端末が第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報を受信する前に、端末は、第1のアクセスネットワークデバイスに要求メッセージを送信し、要求メッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を運び、要求メッセージは、第2の無線リソース情報を取得することを要求する。詳細については、ステップ407aの説明を参照されたい。詳細は繰り返されない。
【0270】
以下では、第1のアクセスネットワークデバイスに適用される、通信方法について説明する。
【0271】
最初に、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末から第1のメッセージを受信し、そして第1のメッセージをアクセスおよびモビリティ管理機能AMFデバイスに送信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。このプロセスについては、前述のステップ201、ステップ301、ステップ401、およびステップ501を参照されたい。第1のメッセージは、あるいは、NAS要求メッセージであってもよく、そして具体的には登録要求メッセージであってもよい。他の繰返し部分は再び説明されない。
【0272】
次いで、第1のアクセスネットワークデバイスは、AMFデバイスから第2のメッセージを受信し、第2のメッセージは、第2の無線リソース情報および第1の指示情報を含み、第2の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスに関連付けられる。第2の無線リソース情報は、RFSPインデックスであってもよい。RFSPインデックスは、具体的には、
図2および
図3の例における第1のRFSPインデックスであってもよい。詳細については、ステップ206およびステップ306の第1のRFSPインデックスを参照されたい。第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のRFSPインデックスに対応する第1の周波数帯域優先度リスト情報を決定し、そして第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信することができる。第1のアクセスネットワークデバイスが第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信するプロセスについては、前述のステップ207およびステップ307を参照されたい。RFSPインデックスは、あるいは、
図4および
図5の第2のRFSPインデックスおよび第3のRFSPインデックスであってもよい。詳細については、ステップ406の第2のRFSPインデックスおよび第3のRFSPインデックス、ならびにステップ506の第2のRFSPインデックスを参照されたい。第1のアクセスネットワークデバイスは、第2のRFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報を決定し、ならびに第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信することができる。第1のアクセスネットワークデバイスが第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信するプロセスについては、前述のステップ407aおよびステップ507を参照されたい。この場合、第2のメッセージはN2メッセージであってもよい。
【0273】
第1の指示情報は、第1のアクセスネットワークデバイスに無線接続を解放するように指示することと、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、のうちの少なくとも1つを示す。ステップ306の説明を参照されたい。
【0274】
一例では、第2の無線リソース情報は、端末のために第2のアクセスネットワークデバイスを選択するために使用可能であり、第2のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートし、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートしないか、または第2の無線リソース情報は、端末のために第1のアクセスネットワークデバイスを選択するために使用可能であり、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートし、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスをサポートしない。
【0275】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスは無線接続を解放する。詳細については、第1のアクセスネットワークデバイスが無線接続解放手順を開始するステップ308のプロセスを参照されたい。
【0276】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報をAMFデバイスに送信する。具体的なプロセスについては、前述のステップ202a、ステップ302a、ステップ402a、およびステップ502aのプロセスを参照されたい。
【0277】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスによって受信された第2の無線リソース情報はRFSPインデックスであり、第1のアクセスネットワークデバイスは、RFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報を端末またはAMFデバイスに送信する。本明細書でのRFSPインデックスは、
図2および
図3の例における第1のRFSPインデックスである。詳細については、ステップ206およびステップ306の第1のRFSPインデックスを参照されたい。第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のRFSPインデックスに対応する第1の周波数帯域優先度リスト情報を決定し、そして第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信することができる。第1のアクセスネットワークデバイスが第1の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信するプロセスについては、前述のステップ207およびステップ307を参照されたい。RFSPインデックスは、あるいは、
図4および
図5の第2のRFSPインデックスおよび第3のRFSPインデックスであってもよい。詳細については、ステップ406の第2のRFSPインデックスおよび第3のRFSPインデックス、ならびにステップ506の第2のRFSPインデックスを参照されたい。第1のアクセスネットワークデバイスは、第2のRFSPインデックスに対応する第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報を決定し、ならびに第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信することができる。第1のアクセスネットワークデバイスが第2の周波数帯域優先度リスト情報および/または第3の周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信するプロセスについては、前述のステップ407aおよびステップ507を参照されたい。第1のアクセスネットワークデバイスがRFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報をAMFデバイスに送信するプロセスについては、前述のステップ506aのプロセスを参照されたい。具体的には、第1のアクセスネットワークデバイスは、第3のRFSPインデックスに対応する第3の周波数帯域優先度リスト情報をAMFデバイスに送信する。詳細は繰り返されない。
【0278】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスがRFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信する前に、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末によって送信された要求メッセージを受信し、要求メッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を運び、要求メッセージは、第2の無線リソース情報を取得することを要求し、要求メッセージを使用して要求される第2の無線リソース情報は、周波数帯域優先度リスト情報である。詳細については、ステップ407aの説明を参照されたい。詳細は繰り返されない。
【0279】
以上では、本出願の実施形態における通信方法について説明したが、以下では、本出願の実施形態における通信装置について説明する。本方法および装置は同じ技術思想に基づく。本方法および装置は問題を解決するための同様の原理を有する。したがって、装置および方法の実装形態については、相互に参照されたい。詳細は繰り返されない。
【0280】
前述の通信方法と同じ技術概念に基づいて、
図6に示されるように、通信装置600が提供される。装置600は、トランシーバモジュール620および処理モジュール610を含むことができ、任意選択で、記憶モジュール630をさらに含むことができる。処理モジュール610は、記憶モジュール630およびトランシーバモジュール620に別々に接続されてもよく、記憶モジュール630はまた、トランシーバモジュール620に接続されてもよい。
【0281】
記憶モジュール630は、1つまたは複数のメモリを含んでもよい。メモリは、1つまたは複数のデバイスまたは回路にプログラムまたはデータを記憶するように構成された構成要素であってもよい。記憶モジュール630は、処理モジュール610が前述の実施形態における方法を実行するように、前述の通信方法のコンピュータ実行可能命令を記憶することができる。記憶モジュール630は、レジスタ、キャッシュ、またはRAMなどであってもよい。記憶モジュール630は、処理モジュール610と統合されてもよい。記憶モジュール630は、ROM、または静的情報および命令を記憶し得る他のタイプの静的記憶デバイスであってもよく、記憶モジュール630は、処理モジュール610から独立していてもよい。トランシーバモジュール620は、入力/出力インターフェース、ピン、回路などであってもよい。
【0282】
一実施形態では、装置600は、
図2、
図3、
図4、および
図5の方法でAMFデバイスによって実行されるステップを実行することができる。装置600は、AMFデバイスであってもよいし、またはAMFデバイスに適用されるチップであってもよい。
【0283】
一例では、トランシーバモジュール620は、第1のアクセスネットワークデバイスから介して端末から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。処理モジュール610は、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないと決定するように構成される。トランシーバモジュール620は、第1の通信デバイスに第2のメッセージを送信するようにさらに構成され、第2のメッセージは第2の無線リソース情報を含み、第2の無線リソース情報は端末のための第2のアクセスネットワークデバイスを選択するために使用可能であり、第2のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートし、第1の通信デバイスは第1のアクセスネットワークデバイスまたは端末である。
【0284】
一例では、トランシーバモジュール620は、第1のアクセスネットワークデバイスを介して端末から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。処理モジュール610は、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないと決定するように構成される。トランシーバモジュール620は、第1の通信デバイスに第2のメッセージを送信するようにさらに構成され、第2のメッセージは第2の無線リソース情報を含み、第2の無線リソース情報は第2の無線リソース情報に基づいて端末のために第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために使用可能であり、第1のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートし、第1の通信デバイスは第1のアクセスネットワークデバイスまたは端末である。
【0285】
一例では、トランシーバモジュール620は、第1のアクセスネットワークデバイスから第1の無線リソース情報を受信するようにさらに構成される。
【0286】
一例では、トランシーバモジュール620は、ポリシー制御機能PCFデバイスに第3のメッセージを送信するようにさらに構成され、第3のメッセージは、第1のネットワークスライスを含み、PCFデバイスから第4のメッセージを受信し、第4のメッセージはRFSPインデックスを含む。
【0287】
一例では、記憶モジュール630は、第2の無線リソース情報、第1の指示情報などを記憶するように構成される。
【0288】
一実施形態では、装置600は、
図2、
図3、
図4、および
図5の方法で端末によって実行されるステップを実行することができる。装置600は、端末であってもよいし、または端末に適用されるチップであってもよい。
【0289】
一例では、トランシーバモジュール620は、第1のアクセスネットワークデバイスを使用してアクセスおよびモビリティ管理機能AMFデバイスに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、装置がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含み、第2の無線リソース情報を受信し、第2の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスに関連付けられ、AMFデバイスから第1の指示情報を受信するように構成され、第1の指示情報は、
装置に、無線接続を解放するように指示することと、
装置に、アイドルモードに入った後に登録手順を開始するように指示することと、
装置によって現在アクセスされている第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示すことと、
第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために装置によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、
第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために装置によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、
装置に、第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスするように指示することと、
のうちの少なくとも1つを示す。
【0290】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートせず、処理モジュール610は、第2の無線リソース情報に基づいて第2のアクセスネットワークデバイスを選択するように構成され、第2のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートする。
【0291】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために装置によって選択された第1の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスをサポートせず、処理モジュール610は、第2の無線リソース情報に基づいて第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするように構成され、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートする。
【0292】
一例では、処理モジュール610は、無線接続解放手順を開始し、アイドルモードに入った後に登録手順を開始し、第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスするように構成される。
【0293】
一例では、第2の無線リソース情報を受信すると、トランシーバモジュール620は、第1のアクセスネットワークデバイスを介してAMFデバイスから第2の無線リソース情報を受信するか、または第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報を受信するように特に構成される。
【0294】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報を受信する前に、トランシーバモジュール620は、第1のアクセスネットワークデバイスに要求メッセージを送信するようにさらに構成され、要求メッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を運び、要求メッセージは、第2の無線リソース情報を取得することを要求する。
【0295】
一例では、記憶モジュール630は、第2の無線リソース情報、第1の指示情報などを記憶するように構成される。
【0296】
一実施形態では、装置600は、
図2、
図3、
図4、および
図5の方法で第1のアクセスネットワークデバイスによって実行されるステップを実行することができる。装置600は、第1のアクセスネットワークデバイスであってもよく、または第1のアクセスネットワークデバイスに適用されるチップであってもよい。
【0297】
一例では、トランシーバモジュール620は、端末から第1のメッセージを受信し、アクセスおよびモビリティ管理機能AMFデバイスに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含み、AMFデバイスから第2のメッセージを受信するように構成され、第2のメッセージは、第2の無線リソース情報および第1の指示情報を含み、第2の無線リソース情報は第1のネットワークスライスに関連付けられており、
第1の指示情報は、
装置に、無線接続を解放するように指示することと、
装置が第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示すことと、
装置にアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、
装置にアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、
のうちの少なくとも1つを示す。
【0298】
一例では、処理モジュール610は、無線接続を解放するように構成される。
【0299】
一例では、トランシーバモジュール620は、装置にアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報をAMFデバイスに送信するようにさらに構成される。
【0300】
一例では、装置によって受信された第2の無線リソース情報はRFSPインデックスであり、トランシーバモジュール620は、RFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報を端末またはAMFデバイスに送信するようにさらに構成される。
【0301】
一例では、RFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信する前に、トランシーバモジュール620は、端末によって送信された要求メッセージを受信するようにさらに構成され、要求メッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を運び、要求メッセージは、第2の無線リソース情報を取得することを要求し、要求メッセージを使用して要求される第2の無線リソース情報は、周波数帯域優先度リスト情報である。
【0302】
一例では、記憶モジュール630は、第2の無線リソース情報、第1の指示情報などを記憶するように構成される。
【0303】
図7は、本出願の一実施形態による通信装置700の概略ブロック図である。装置700は、プロセッサ710およびトランシーバ720を含み、任意選択で、メモリ730をさらに含む。トランシーバは、プログラム命令を受信し、そしてプログラム命令をプロセッサに送信するように構成されてもよく、またはトランシーバは、装置と他の通信デバイスとの間の通信対話を実行する、例えば、制御シグナリングおよび/またはサービスデータを交換するように構成されてもよい。トランシーバは、コードおよび/またはデータ読み出し/書き込みトランシーバであってもよく、またはトランシーバは、通信プロセッサとトランシーバとの間の信号送信トランシーバであってもよい。プロセッサ710およびメモリ730は電気的に結合されている。
【0304】
例えば、メモリ730は、コンピュータプログラムを記憶するように構成される。プロセッサ710は、メモリに記憶されたコンピュータプログラムまたは命令を呼び出して、前述の通信方法を実行するか、またはトランシーバ720を使用して前述の通信方法を実行するように構成され得る。
【0305】
図6では、処理モジュール610は、プロセッサ710によって実装されてもよく、トランシーバモジュール620は、トランシーバ720によって実装されてもよく、記憶モジュール630は、メモリ730によって実装されてもよい。
【0306】
一実施形態では、装置700は、
図2、
図3、
図4、および
図5の方法でAMFデバイスによって実行されるステップを実行することができる。装置700は、AMFデバイスであってもよいし、またはAMFデバイスに適用されるチップであってもよい。
【0307】
一例では、トランシーバ720は、第1のアクセスネットワークデバイスを介して端末から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。プロセッサ710は、第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないと決定するように構成される。トランシーバ720は、第1の通信デバイスに第2のメッセージを送信するようにさらに構成され、第2のメッセージは第2の無線リソース情報を含み、第2の無線リソース情報は端末のための第2のアクセスネットワークデバイスを選択するために使用可能であり、第2のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートし、第1の通信デバイスは第1のアクセスネットワークデバイスまたは端末である。
【0308】
一例では、トランシーバ720は、第1のアクセスネットワークデバイスを介して端末から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含む。プロセッサ710は、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないと決定するように構成される。トランシーバ720は、第1の通信デバイスに第2のメッセージを送信するようにさらに構成され、第2のメッセージは第2の無線リソース情報を含み、第2の無線リソース情報は第2の無線リソース情報に基づいて端末のために第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために使用可能であり、第1のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートし、第1の通信デバイスは第1のアクセスネットワークデバイスまたは端末である。
【0309】
一例では、トランシーバ720は、第1のアクセスネットワークデバイスから第1の無線リソース情報を受信するようにさらに構成される。
【0310】
一例では、トランシーバ720は、ポリシー制御機能PCFデバイスに第3のメッセージを送信するようにさらに構成され、第3のメッセージは、第1のネットワークスライスを含み、PCFデバイスから第4のメッセージを受信し、第4のメッセージはRFSPインデックスを含む。
【0311】
一例では、メモリ730は、第2の無線リソース情報、第1の指示情報などを記憶するように構成される。
【0312】
一実施形態では、装置700は、
図2、
図3、
図4、および
図5の方法で端末によって実行されるステップを実行することができる。装置700は、端末であってもよいし、または端末で使用されるチップであってもよい。
【0313】
一例では、トランシーバ720は、第1のアクセスネットワークデバイスを使用してアクセスおよびモビリティ管理機能AMFデバイスに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、装置がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含み、第2の無線リソース情報を受信し、第2の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスに関連付けられており、AMFデバイスから第1の指示情報を受信するように構成され、第1の指示情報は、
装置に、無線接続を解放するように指示することと、
装置に、アイドルモードに入った後に登録手順を開始するように指示することと、
装置によって現在アクセスされている第1のアクセスネットワークデバイスが第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示すことと、
第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために装置によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、
第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために装置によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと、
装置に、第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスするように指示することと
のうちの少なくとも1つを示す。
【0314】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートせず、およびプロセッサ710は、第2の無線リソース情報に基づいて第2のアクセスネットワークデバイスを選択するように構成され、第2のアクセスネットワークデバイスは第1のネットワークスライスをサポートする。
【0315】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするために装置によって選択された第1の無線リソース情報は、第1のネットワークスライスをサポートせず、プロセッサ710は、第2の無線リソース情報に基づいて第1のアクセスネットワークデバイスにアクセスするように構成され、第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のネットワークスライスをサポートする。
【0316】
一例では、プロセッサ710は、無線接続解放手順を開始し、アイドルモードに入った後に登録手順を開始し、第2の無線リソース情報に基づいて第1のネットワークスライスにアクセスするように構成される。
【0317】
一例では、第2の無線リソース情報を受信すると、トランシーバ720は、第1のアクセスネットワークデバイスを介してAMFデバイスから第2の無線リソース情報を受信するか、または第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報を受信するように特に構成される。
【0318】
一例では、第1のアクセスネットワークデバイスから第2の無線リソース情報を受信する前に、トランシーバ720は、第1のアクセスネットワークデバイスに要求メッセージを送信するようにさらに構成され、要求メッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を運び、要求メッセージは、第2の無線リソース情報を取得することを要求する。
【0319】
一例では、メモリ730は、第2の無線リソース情報、第1の指示情報などを記憶するように構成される。
【0320】
一実施形態では、装置700は、
図2、
図3、
図4、および
図5の方法で第1のアクセスネットワークデバイスによって実行されるステップを実行することができる。装置700は、第1のアクセスネットワークデバイスであってもよく、または第1のアクセスネットワークデバイスに適用されるチップであってもよい。
【0321】
一例では、トランシーバ720は、端末から第1のメッセージを受信し、アクセスおよびモビリティ管理機能AMFデバイスに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは、端末がアクセスを要求する第1のネットワークスライスの識別子を含み、AMFデバイスから第2のメッセージを受信するように構成され、第2のメッセージは、第2の無線リソース情報および第1の指示情報を含み、第2の無線リソース情報は第1のネットワークスライスに関連付けられており、
第1の指示情報は、
装置に、無線接続を解放するように指示することと、
装置が第1のネットワークスライスをサポートしていないことを示すことと、
装置にアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が第1のネットワークスライスをサポートしないことを示すことと、
装置にアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報が正しくないことを示すことと
のうちの少なくとも1つを示す。
【0322】
一例では、プロセッサ710は、無線接続を解放するように構成される。
【0323】
一例では、トランシーバ720は、装置にアクセスするために端末によって選択された第1の無線リソース情報をAMFデバイスに送信するようにさらに構成される。
【0324】
一例では、装置によって受信された第2の無線リソース情報はRFSPインデックスであり、トランシーバ720は、RFSPインデックスに対応する周波数帯域優先度リスト情報を端末またはAMFデバイスに送信するようにさらに構成される。
【0325】
一例では、RFSP indexに対応する周波数帯域優先度リスト情報を端末に送信する前に、トランシーバ720は、端末によって送信された要求メッセージを受信するようにさらに構成され、要求メッセージは、第1のネットワークスライスの識別子を運び、要求メッセージは、第2の無線リソース情報を取得することを要求し、要求メッセージを使用して要求される第2の無線リソース情報は、周波数帯域優先度リスト情報である。
【0326】
一例では、メモリ730は、第2の無線リソース情報、第1の指示情報などを記憶するように構成される。
【0327】
前述のプロセッサは、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、またはCPUとNPとの組合せであってもよい。プロセッサは、ハードウェアチップまたは他の汎用プロセッサをさらに含んでもよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device、PLD)、またはこれらの組合せであってよい。PLDは、複合プログラマブル論理デバイス(complex programmable logic device、CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、汎用アレイ論理(generic array logic、GAL)および他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェア構成要素など、またはこれらの任意の組合せであってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいし、またはこのプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってよい。
【0328】
本出願の実施形態において言及されるメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよく、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含んでもよいことが理解され得る。不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用される、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよい。限定的な説明ではなく例として、多くの形態のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブル・データ・レート・シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンク・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバス・ランダム・アクセス・メモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が使用されてもよい。本明細書で説明されたメモリは、これらのメモリおよび他の適切なタイプの任意のメモリを含むが、これらに限定されないことを意図されていることに留意されたい。
【0329】
本出願の実施形態におけるトランシーバ装置、インターフェース回路、またはトランシーバは、別個の送信機および/もしくは別個の受信機を含んでもよいし、または送信機と受信機とは統合されてもよい。トランシーバ装置、インターフェース回路、またはトランシーバは、対応するプロセッサの指示の下で動作し得る。任意選択で、送信機は、物理デバイスの送信機マシンに対応してもよく、受信機は、物理デバイスの受信機マシンに対応してもよい。
【0330】
本出願の一実施形態は、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、コンピュータは、前述の通信方法を実行することが可能にされ、例えば、
図2、
図3、
図4、および
図5の例の通信方法を実行することが可能にされ得る。
【0331】
本出願の一実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、上記で提供された通信方法を実行すること、例えば、
図2、
図3、
図4、および
図5の例の通信方法を実行することが可能にされ得る。
【0332】
本出願の一実施形態は通信システムをさらに提供する。通信システムは、前述の通信方法を実行するAMFデバイスおよび第1のアクセスネットワークデバイスを含む。任意選択で、システムは端末をさらに含んでもよい。任意選択で、システムはPCFデバイスをさらに含んでもよい。
【0333】
本出願の実施形態は、方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを当業者は理解するはずである。したがって、本出願は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの組合せを有する実施形態の形態を使用することができる。さらに、本出願は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つまたは複数のコンピュータ使用可能記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、および、光メモリなどを含むがこれらに限定されない)に実装されるコンピュータプログラム製品の形態を使用してもよい。
【0334】
本出願は、本出願の実施形態による方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャートおよび/またはブロック図における各プロセスおよび/または各ブロックならびにフローチャートおよび/またはブロック図におけるプロセスおよび/またはブロックの組合せを実装するために使用されてもよいことが理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供され得、これにより、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャートの1つまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおける特定の機能を実施するための装置を生成する。
【0335】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、具体的な方式で動作するようにコンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理デバイスに指示することができるコンピュータ可読メモリに記憶されてよく、その結果、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、命令装置を含む人工物を生成する。命令装置は、フローチャートにおける1つまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図における1つまたは複数のブロックにおける特定の機能を実施する。
【0336】
これらのコンピュータプログラム命令は、一連の動作およびステップがコンピュータまたは他のプログラマブルデバイス上で実行されるようにコンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理デバイスに代替的にロードされてもよく、これにより、コンピュータ実施処理を生成する。したがって、コンピュータまたは他のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャートの1つまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックの指定された機能を実施するためのステップを提供する。
【0337】
本出願のいくつかの好ましい実施形態について説明したが、当業者は、基本的な発明概念を習得したら、これらの実施形態を変更および修正することができる。したがって、以下の特許請求の範囲は、これら好ましい実施形態ならびに本出願の範囲内に含まれるあらゆる変更および修正をカバーするものとして解釈されるよう意図されている。
【0338】
明らかに、当業者は、本出願の実施形態の趣旨および範囲から逸脱することなく、本出願の実施形態に対して様々な修正および変形を行うことができる。このようにして、本出願は、本出願の実施形態に対するこれらの修正および変形を、それらが本出願の以下の特許請求の範囲およびそれらの均等な技術によって定義される保護範囲内に入る限り、カバーするように意図されている。
【符号の説明】
【0339】
600 通信装置
610 処理モジュール
620 トランシーバモジュール
630 記憶モジュール
700 通信装置
710 プロセッサ
720 トランシーバ
730 メモリ