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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-06
(45)【発行日】2024-11-14
(54)【発明の名称】冷却及び加熱の循環ファン
(51)【国際特許分類】
   F04D 25/08 20060101AFI20241107BHJP
   F24H 3/04 20220101ALI20241107BHJP
【FI】
F04D25/08 307F
F24H3/04 302
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2024016262
(22)【出願日】2024-02-06
【審査請求日】2024-02-06
(31)【優先権主張番号】202322702768.0
(32)【優先日】2023-10-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】524050833
【氏名又は名称】深▲せん▼市聯創電器實業有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】頼伴来
(72)【発明者】
【氏名】▲パン▼亜鵬
(72)【発明者】
【氏名】黄鵬
(72)【発明者】
【氏名】周志祥
【審査官】中村 大輔
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第0132175(KR,B1)
【文献】欧州特許出願公開第01939546(EP,A2)
【文献】特開昭62-276365(JP,A)
【文献】実公昭25-005382(JP,Y1)
【文献】実公昭25-005381(JP,Y1)
【文献】実開昭62-038550(JP,U)
【文献】実開昭61-169340(JP,U)
【文献】仏国特許発明第00710354(FR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04D 25/08
F24H 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気吸入孔(111)と空気排出孔(132)とを有するフレーム(1)と、エアダクト(2)と、送風機アセンブリ(3)と、発熱体(4)と、を備え、前記エアダクト(2)が前記フレーム(1)内に取付けられ、前記送風機アセンブリ(3)と前記発熱体(4)が前記エアダクト(2)内に設置されており、
前記発熱体(4)は、発熱ブラケット(41)と、発熱装置(43)と、複数の耐高温板(42)と、を備え、各前記耐高温板(42)は、前記発熱ブラケット(41)上に間隔をあけて挿入連結され、前記発熱装置(43)は、貫通構造によって前記耐高温板(42)上に固定的に設置され
前記発熱ブラケット(41)は、内側リング(411)と、外側リング(412)と、複数の両持ち梁アーム(413)とを備える円形構造であり、各前記両持ち梁アーム(413)は、前記外側リング(412)の半径方向に沿って前記内側リング(411)と前記外側リング(412)とにそれぞれ連結され、各前記両持ち梁アーム(413)にはそれぞれ各前記両持ち梁アーム(413)の長さ方向に設置されているスロットI(4131)が成形され、前記耐高温板(42)は、前記スロットI(4131)に挿入連結されることを特徴とする冷却及び加熱の循環ファン。
【請求項2】
前記内側リング(411)と前記外側リング(412)は、それぞれ前記両持ち梁アーム(413)の同じ側から延出し、前記内側リング(411)の外側面と前記外側リング(412)の内側面には、それぞれ前記内側リング(411)と前記外側リング(412)の軸方向に設置されたスロットII(41a)が設けられ、前記スロットII(41a)は、前記スロットI(4131)の2つの端部位置に対応して設置され、前記耐高温板(42)の3つの側縁は、それぞれ対応する前記スロットI(4131)と前記スロットII(41a)に挿入連結されることを特徴とする請求項に記載の冷却及び加熱の循環ファン。
【請求項3】
前記発熱装置(43)は、バネ構造または波型の折り畳み構造であることを特徴とする請求項またはに記載の冷却及び加熱の循環ファン。
【請求項4】
前記耐高温板(42)は、前記耐高温板の長さ方向に沿って間隔をおいて設置された複数の貫通孔(42a)が成形された雲母板であり、前記発熱装置(43)は、前記雲母板の各前記貫通孔(42a)を順次貫通して、複数の同心円環状の加熱構造を形成していることを特徴とする請求項に記載の冷却及び加熱の循環ファン。
【請求項5】
各前記耐高温板(42)に成形された複数の前記貫通孔(42a)は、前記両持ち梁アーム(413)からの距離が一定であり、前記発熱装置(43)は、同一平面上に位置する複数の前記同心円環状の加熱構造を形成するように取付けられていることを特徴とする請求項に記載の冷却及び加熱の循環ファン。
【請求項6】
前記形成された同心円環状の加熱構造は、1つ以上のセットを備え、互いに直列または並列に連結されていることを特徴とする請求項に記載の冷却及び加熱の循環ファン。
【請求項7】
各前記耐高温板(42)に成形された複数の貫通孔(42a)は、前記両持ち梁アーム(413)からずれた高さに設置され、前記発熱装置(43)は、少なくとも2つの平面に位置して、ずれて設置された同心円環状の加熱構造を形成するように取付けられていることを特徴とする請求項に記載の加熱及び冷却の循環ファン。
【請求項8】
同一平面内に位置する前記同心円環状の加熱構造が、直列または並列に設置されていることを特徴とする請求項に記載の加熱及び冷却の循環ファン。
【請求項9】
前記発熱体(4)は、開始位置にある耐高温板(421)と終了位置にある耐高温板(422)との二つの間に設置され、前記スロットI(4131)とスロットII(41a)とに挿入連結される制御パネル(44)をさらに備え、前記発熱装置(43)の開始端が前記制御パネル(44)に固定されることを特徴とする請求項に記載の加熱及び冷却の循環ファン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気温度調節の技術分野に属し、特に冷却及び加熱の循環ファンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
冷却及び加熱の循環ファンは、室内空気温度を調節する一種の環境家電であり、人々の生活の質が絶えず向上するにつれて、室内環境空気温度の均一性に対する人々の要求はますます高くなっている。ファン羽根の特殊な特性による冷却及び加熱の循環ファンは、内蔵の発熱体と相まって、螺旋状のエアグリルで送風の距離を長くすることができ、広く室内の空気を循環させるために使用され、室内の空気の温度を調整するために使用され、空気の温度がより均一になるようにする。内蔵の加熱体は、涼しい空気を必要とする夏に、加熱体が動作しないため、涼しい空気を送風することができ、暖かい空気を必要とする冬に、加熱体が動作し、暖かい空気を送風することができ、1つのマシンで2つの目的に使用されることができ、多くの家庭の必須家電製品として多くの消費者に好まれるようになっている。
【0003】
現在、市場での冷却及び加熱の循環ファンは、加熱体が複雑な構造によって、生産プロセスでは高い要求が求められ、製造工程における不良率が高く、その結果、製品コストに影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の既存の技術問題を解決するために、本発明は、組み立て構造の加熱体を使用し、特別な加工設備がなく、加工手順が少なく、組み合わせ工程が簡単で、機械全体の生産コストを低くする冷却及び加熱の循環ファンを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の技術的解決手段を用いる。
空気吸入孔と空気排出孔とを有するフレームと、エアダクトと、送風機アセンブリと、発熱体とを備え、前記エアダクトが前記フレーム内に取付けられ、前記送風機アセンブリと発熱体が前記エアダクト内に設置されており、
前記発熱体は、発熱ブラケットと、発熱装置と、複数の耐高温板とを備え、各前記耐高温板は、前記発熱ブラケット上に間隔をあけて挿入連結され、前記発熱装置は、貫通構造によって前記耐高温板上に固定的に設置される。
【0006】
好ましくは、前記発熱ブラケットは、内側リングと、外側リングと、複数の両持ち梁アームとを備える円形構造であり、各前記両持ち梁アームは、前記外側リングの半径方向に沿って前記内側リングと前記外側リングとにそれぞれ連結され、各前記両持ち梁アームにはそれぞれ各前記両持ち梁アームの長さ方向に設置されているスロットIが成形され、前記耐高温板は、前記スロットIに挿入連結される。
【0007】
さらに好ましくは、前記内側リングと外側リングは、それぞれ前記両持ち梁アームの同じ側から延出し、前記内側リングの外側面と前記外側リングの内側面には、それぞれ前記内側リングと前記外側リングの軸方向に設置されたスロットIIが設けられ、前記スロットIIは、前記スロットIの2つの端部位置に対応して設置され、前記耐高温板の3つの側縁は、それぞれ対応する前記スロットIとスロットIIに挿入連結される。
【0008】
好ましくは、前記発熱装置は、バネ構造または波型の折り畳み構造である。
【0009】
さらに、前記耐高温板は、前記耐高温板の長さ方向に沿って間隔をおいて設置された複数の貫通孔が成形された雲母板であり、前記発熱装置は、前記雲母板の各前記貫通孔を順次貫通して、複数の同心円環状の加熱構造を形成している。
【0010】
好ましくは、各前記耐高温板に成形された複数の前記貫通孔は、前記両持ち梁アームからの距離が一定であり、前記発熱装置は、同一平面上に位置する複数の前記同心円環状の加熱構造を形成するように取付けられている。
【0011】
さらに好ましくは、前記形成された同心円環状の加熱構造は、1つ以上のセットを備え、互いに直列または並列に連結されている。
【0012】
または好ましくは、各前記耐高温板に成形された複数の貫通孔は、前記両持ち梁アームからずれた高さに設置され、前記発熱装置は、少なくとも2つの平面に位置して、ずれて設置された同心円環状の加熱構造を形成するように取付けられている。
【0013】
さらに好ましくは、同一平面内に位置する前記同心円環状の加熱構造が、直列または並列に設置されている。
【0014】
さらに、前記発熱体は、開始位置にある耐高温板と終了位置にある耐高温板との二つの間に設置され、前記スロットIと前記スロットIIとに挿入連結される制御パネルをさらに備え、前記発熱装置の開始端が前記制御パネルに固定される。
【発明の効果】
【0015】
本発明の技術的解決手段は次の利点を有する。
A、本発明の発熱体は構造が簡単で、挿入連結とはめ込みで組み立てられ、特別な加工設備を必要とせず、加工手順が少なく、工程が簡単で、製造作業者の数を減らし、製造コストを削減する。
【0016】
B、本発明は、耐高温板の三つの側縁を対応するスロットに挿入連結して固定するため、構造がしっかりしていて、輸送や移動の過程で緩むなどの品質事故がない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
以下、本発明の具体的な実施形態をより明確に説明するために、具体的な実施形態において使用する必要のある添付図面を簡単に説明するが、以下の説明における添付図面は本発明の実施形態の一部であり、当業者にとっては、創造的な労力を必要とせず、これらの図面に基づいて他の添付図面を得ることができることは明らかである。
【0018】
図1】本発明が提供された冷却及び加熱の循環ファンの軸方向の分解概略図である。
図2】本発明が提供された冷却及び加熱の循環ファンの構造の断面概略図である。
図3】本発明が提供された発熱体の解決手段のI軸方向の概略図である。
図4】本発明が提供された発熱体の軸方向投影の概略図である。
図5】本発明が提供された発熱ブラケットの軸方向の概略図である。
図6】本発明が提供された発熱体の解決手段のII軸方向の概略図である。
図7】本発明によって提供される発熱体方案のIII軸方向の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に図面を併せて本発明の技術的解決手段を明確に、完全に説明し、説明された実施例は明らかに、本発明の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づき、当業者であれば創造的な労力を必要とせずに得られた他のすべての実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0020】
図1及び図2に示すように、本発明は、フレーム1と、エアダクト2と、ファンアセンブリ3と、発熱体4と、ベースブラケット5などからなる冷却及び加熱の循環ファンを提供する。フレーム1は、後部ケーシング11と、前部ケーシング12と、空気出口グリル13などの構成部品アセンブリを備える。後部ケーシング11には、空気吸入孔111などが設置される構造的特徴を有する。空気出口グリル13には、周囲骨131と、空気排出孔132などが設置される構造的特徴を有する。エアダクト2には、その一端が連結ボルトによって後部ケーシング11に固定的に連結される取付台21が設置されている。ファンアセンブリ3は、モータ31と、ファン羽根32と、羽根用ストッパ33とを備え、モータ31は、後部ケーシング11の内部に取り付けられ、モータ31の出力軸は、エアダクト2の取付台21と、送風ダクト2の取付台21に固定的に取り付けられる発熱ブラケット41の中間貫通孔414とを貫通する。ファンブレード32はモータ31の出力軸にセットされ、羽根用ストッパ33を用いてファン羽根32を固定する。前部ケーシング12は後部ケーシング11に連結され、前部ケーシング12には空気出口グリル13が取り付けられ、空気出口グリル13の周囲骨131はエアダクト2に連結され、空気排出孔132はエアダクト2に連通されている。後部ケーシング11は回転構造を介してベースブラケット5に載置され、回転して空気排出の方向を調整することができ、具体的にはベースブラケット5は既存の市販の構造を採用することができ、ここでは説明は繰り返さない。
【0021】
本発明における発熱体は、以下の3つの構造を採用しており、具体的に以下で説明する。
〈実施例1〉
【0022】
図3図4及び図5に示すように、発熱体4は、発熱ブラケット41と、耐高温板42と、第1の発熱装置43-1と、第2の発熱装置43-2と、制御パネル44とを備え、耐高温板42は、雲母板を採用することが好ましい。発熱ブラケット41には、内側リング411と、外側リング412とが設置され、内側リング411と外側リング412との間には複数の両持ち梁アーム413が連結され、内側リング411と外側リング412は同心に設置され、両持ち梁アーム413は内側リング411の外側と外側リング412の内側に放射状に連結され、両持ち梁アーム413にもスロットI4131が設けられ、内側リング411の中間には中間通孔414構造が設けられる。両持ち梁アーム413上のスロットI4131には、対応する耐高温板42と制御パネル44がそれぞれ取り付けられている。勿論、本発明も好ましくは、内側リング411と外側リング412を両持ち梁アーム413の同じ側から延出し、内側リング411の外側と外側リング412の内側にはそれぞれその軸方向に沿ってスロットII41aが設置され、スロットII41aはスロットI4131の両端位置に対応して設置され、耐高温板42の三つの側縁は対応するスロットI4131とスロットII41aにそれぞれ挿入連結され、耐高温板42をより強固にする。
【0023】
本実施形態における第1の発熱装置43-1及び第2の発熱装置43-2は、バネ構造を採用しており、それぞれ耐高温板42に固定的に取り付けられている。耐高温板42には複数の貫通孔42aが成形され、貫通孔42aは両持ち梁アーム413に対して耐高温板42の長さ方向に沿ってずれて配置され、第1の発熱装置43-1と第2の発熱装置43-2は上下にずれて固定的に取り付けられ、第1の発熱装置43-1と第2の発熱装置43-2は発熱ブラケット41の軸線平面に投影したときに重ならない複数の同心円環状の加熱構造となっている。
【0024】
実施形態では、4つの発熱装置43が設けられており、これらは囲まれた半径の大きさによって区別され、順次に1#、2#、3#、4#と番号付けされており、1#の発熱装置は3#の発熱装置と首尾端で直列に接続され、2#の発熱装置は4#の発熱装置と首尾端で直列に接続されると同時に、1#の発熱装置の首端と2#の発熱装置の首端はそれぞれ開始位置にある耐高温板421に設けられた貫通孔を貫通して制御パネル44に接続されており、1#の発熱装置は制御パネル44に接続され、1#発熱装置の尾端と2#発熱装置の尾端はそれぞれ終了位置にある耐高温板422上の3#発熱装置の首端と4#発熱装置の首端に接続されて折り返され、3#発熱装置の尾端と4#発熱装置の尾端は開始位置にある耐高温板421に固定される。
〈実施例2〉
【0025】
図6に示すように、実施例1と異なる点は、各耐高温板42に成形された複数の貫通孔42aは、両持ち梁アーム413から同じ距離を保持しており、発熱装置43も同様に、第1の発熱装置43-1と第2の発熱装置43-2とを備え、第1の発熱装置43-1と第2の発熱装置43-2は、順次それぞれの貫通孔42aを貫通して装着完了後、同一水平面内に複数の同心円環状の加熱構造を形成することである。即ち、第1の発熱装置43-1と第2の発熱装置43-2は、同一水平面内に固定的に設置され、第1の発熱装置43-1と第2の発熱装置43-2は、発熱ブラケット41の軸方向の平面に投影したとき、重ならない複数の環状のずれた分布となる。
〈実施例3〉
【0026】
図7に示すように、実施例2と異なる点は、第1の発熱装置43-1及び第2の発熱装置43-2は、折り畳み構造を採用し、それぞれ耐高温板42に固定的に取り付けられている。耐高温板42に形成された貫通孔42aは、両持ち梁アーム413に対して同じ高さに位置し、図において、合計5群の発熱装置が設置され、第1の発熱装置43-1と第2の発熱装置43-2が同一平面上に位置して、互いにずれた同心円環状の構造を形成し、図における第1の発熱装置43-1が3群を設置し、第2の発熱装置43-2が2群を設置し、第1の発熱装置43-1と第2の発熱装置43-2は、発熱ブラケットの軸方向の平面に投影したとき、重ならない環状のずれた分布となる。
【0027】
モータ作動時には、ファン羽根が高速回転に駆動され、フレーム内部に負圧が発生し、空気が空気吸入孔から吸入されるよう駆動し、空気は空気ダクトに入り、発熱体と、ファン羽根とを順次介して空気排出孔から吹き出される。発熱体が作動しているときは暖かい空気を作り出し、発熱体が作動していないときは冷たい空気を作り出すことができる。
【0028】
勿論、耐高温板42の数量は具体的な状況に応じて設定可能であり、また、耐高温板42に介在させる発熱装置43は、上記実施形態で挙げた数量に限定されるものではなく、また、図示した直列接続に限定されるものでもなく、互いに並列接続することも勿論可能であり、複数の発熱装置群については、直列接続と並列接続の組み合わせを採用することも可能であり、詳細な説明は繰り返さない。
【0029】
本発明の発熱体の構造は簡単で、挿入連結の組立式を採用し、特別な加工設備を必要とせず、加工手順が少なく、プロセスが簡単で、製造作業員を減少し、製造コストを削減する。
【0030】
本発明は、以上が言及されていない箇所は先行技術に適用可能である。
【0031】
上述の実施形態は、明らかに実施を限定するものではなく、明確な説明のための例にすぎない。当業者は、上記の説明に基づいて、他の異なる形式での修正または変更を行うことができる。ここですべての実施形態を網羅的にリストする必要はなく、不可能である。しかしながら、明らかな修正または変更は依然として本発明の保護の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0032】
1 フレーム
11 後部ケーシング
111 空気吸入孔
12 前部ケーシング
13 空気出口グリル
131 周囲骨
132 空気排出孔
2 エアダクト
21 取付台
3 ファンアセンブリ
31 モータ
32 ファン羽根
33 羽根用ストッパ
4 発熱体
41 発熱ブラケット
41a スロットII
411 内側リング
412 外側リング
413 両持ち梁アーム
4131 スロットI
414 中間スルーホール
42 耐高温板
42a 貫通孔
43 発熱装置
43-1 第1の発熱装置
43-2 第2の発熱装置
44 制御パネル
5 ベースブラケット
【要約】      (修正有)
【課題】冷却及び加熱の循環ファンを開示する。
【解決手段】冷却及び加熱の循環ファンは、空気吸入孔111と空気排出孔132を有するフレームと、エアダクト2と、ファンアセンブリ3と、発熱体4とを備え、前記エアダクト2が前記フレームに取り付けられ、前記ファンアセンブリ3と発熱体4が前記エアダクト2内に設置されており、前記発熱体4は、発熱ブラケットと、発熱装置と、複数の耐高温板とを備え、各前記耐高温板が前記発熱ブラケット上に間隔をおいて挿入連結され、前記発熱装置は、前記耐高温板上に挿入構造によって固定的に設置されている。構造が簡単であり、差込嵌合により組み立てられ、特別な加工設備を必要とせず、加工工程が少なく、プロセスが簡単であり、製造作業員を減少でき、製造コストを削減できる。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7