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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-07
(45)【発行日】2024-11-15
(54)【発明の名称】照明システムおよび照明器具用アダプタ
(51)【国際特許分類】
   F21V 21/03 20060101AFI20241108BHJP
   F21V 23/06 20060101ALI20241108BHJP
   F21V 33/00 20060101ALI20241108BHJP
   F21Y 105/10 20160101ALN20241108BHJP
【FI】
F21V21/03 456
F21V23/06
F21V33/00 430
F21Y105:10
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2021035709
(22)【出願日】2021-03-05
(65)【公開番号】P2022135726
(43)【公開日】2022-09-15
【審査請求日】2023-12-15
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】長崎 崇
(72)【発明者】
【氏名】小寺 隆介
(72)【発明者】
【氏名】森 和也
(72)【発明者】
【氏名】片山 尚武
(72)【発明者】
【氏名】平野 晶裕
(72)【発明者】
【氏名】櫻川 健太
(72)【発明者】
【氏名】速水 拓
【審査官】吉田 昌弘
(56)【参考文献】
【文献】実開昭56-004106(JP,U)
【文献】特開2007-214099(JP,A)
【文献】特開2017-073744(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 21/03
F21V 23/06
F21V 33/00
F21Y 105/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明器具と、
当該照明器具ではない他の電気機器と、
照明器具用アダプタと、
を備える照明システムであって、
前記照明器具用アダプタは、
前記照明器具、および、前記他の電気機器に接続されるアダプタ本体と、
前記アダプタ本体に設けられ、交流電力が入力される電力入力部と、
前記アダプタ本体に設けられ、前記電力入力部に入力された前記交流電力を出力する複数の電力出力部と、
を備え、
前記複数の電力出力部は、前記照明器具の光出射方向から見た場合に前記照明器具の最外周よりも内側に配置され、前記交流電力を前記照明器具および前記他の電気機器に同時に出力する
照明システム。
【請求項2】
前記電力入力部は、2つの受電用金属端子によって構成されている
請求項1に記載の照明システム
【請求項3】
さらに、造営材に設けられた引掛シーリングボディを備え、
前記電力入力部は、前記引掛シーリングボディに接続され、前記引掛シーリングボディを介して前記交流電力が入力される
請求項1または2に記載の照明システム
【請求項4】
前記アダプタ本体は、前記引掛シーリングボディに接する第1面および前記第1面に背向する第2面を有し、
前記電力入力部は、前記第1面から突出し、前記引掛シーリングボディに接続されている
請求項3に記載の照明システム
【請求項5】
前記複数の電力出力部は、第1の電力出力部および第2の電力出力部を有し、
前記第1の電力出力部は、2つの第1給電端子を有し、
前記第2の電力出力部は、2つの第2給電端子を有し、
前記第1面から前記第2給電端子までの距離は、前記第1面から前記第1給電端子までの距離よりも長い
請求項4に記載の照明システム
【請求項6】
前記第1の電力出力部は、前記照明器具に前記交流電力を出力し、
前記第2の電力出力部は、前記他の電気機器に前記交流電力を出力する
請求項5に記載の照明システム
【請求項7】
前記アダプタ本体は、前記第2面から前記光出射方向に突出する複数の突出部を有している
請求項6に記載の照明システム
【請求項8】
前記第1の電力出力部は、前記第2面に設けられ、
前記第2の電力出力部の前記2つの第2給電端子は、前記複数の突出部のうちの2つの突出部に一対一で対応して設けられている
請求項7に記載の照明システム
【請求項9】
前記第1の電力出力部には、前記照明器具の受電用コネクタが接続され、
前記複数の突出部は、前記光出射方向から見た前記受電用コネクタの外形幅を基準として、前記受電用コネクタの抜け止め用係止爪の可動方向に延びる延長領域、および、前記可動方向に直交する方向に延びる延長領域の少なくとも一方の領域に重ならない位置に配置されている
請求項7または8に記載の照明システム
【請求項10】
前記複数の突出部は、前記第2面に平行で、前記他の電気機器が接する第3面を有し、
前記第2面は、前記第3面よりも前記第1面側に位置している
請求項7~9のいずれか1項に記載の照明システム
【請求項11】
前記第1給電端子は、前記照明器具の受電用コネクタが前記第2面に交差する方向に挿入されることで、前記照明器具の受電端子に電気的に接続され、
前記第2給電端子は、前記他の電気機器が前記第3面に沿って回転されることで、前記他の電気機器の受電端子に電気的に接続される
請求項10に記載の照明システム
【請求項12】
前記複数の突出部は、前記第2面に平行な第3面を有し、
前記アダプタ本体は、前記第1面と、前記第2面および前記第3面と、を繋ぐ第4面を有し、
前記複数の電力出力部は、前記第2面、前記第3面および前記第4面のうちの異なる面に設けられている
請求項7~10のいずれか1項に記載の照明システム
【請求項13】
前記第1の電力出力部は、前記光出射方向から見た場合に、2つの前記第2給電端子よりも前記アダプタ本体の中心側に配置されている
請求項5~12のいずれか1項に記載の照明システム
【請求項14】
前記第1の電力出力部は、前記光出射方向から見た場合に、前記2つの第2給電端子を結ぶ線分を直径とする円の内側に位置している
請求項5~13のいずれか1項に記載の照明システム
【請求項15】
アダプタ本体と、
前記アダプタ本体に設けられ、交流電力が入力される電力入力部と、
前記アダプタ本体に設けられ、前記電力入力部に入力された前記交流電力を出力する複数の電力出力部と、
を備え、
前記電力入力部は、2つの受電用金属端子によって構成され、
前記アダプタ本体は、第1面および前記第1面に背向する第2面を有し、
前記電力入力部は、前記第1面から突出し、
前記複数の電力出力部は、第1の電力出力部および第2の電力出力部を有し、
前記第1の電力出力部は、2つの第1給電端子を有し、
前記第2の電力出力部は、2つの第2給電端子を有し、
前記第1面から前記第2給電端子までの距離は、前記第1面から前記第1給電端子までの距離よりも長く、
前記アダプタ本体は、前記第2面から突出する複数の突出部を有し、
前記第1の電力出力部は、前記第2面に設けられ、
前記第2の電力出力部の前記2つの第2給電端子は、前記複数の突出部のうちの2つの突出部に一対一で対応して設けられている
照明器具用アダプタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に交流電力を供給する照明器具用アダプタ、および、照明器具用アダプタを含む照明システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、照明器具に接続され、かつ、照明器具に交流電力を供給する照明器具用アダプタが知られている。この種の照明器具用アダプタの一例として、特許文献1には、照明器具を安定的に保持し、かつ、照明器具の取り外しを容易に行うことができる照明器具用アダプタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-88338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された照明器具用アダプタでは、外部から供給された交流電力を1つの照明器具でしか使用できない。
【0005】
本発明は、外部から供給された交流電力を1つの照明器具以外にも使用することができる照明器具用アダプタおよび照明システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る照明システムは、照明器具と、当該照明器具ではない他の電気機器と、照明器具用アダプタと、を備える照明システムであって、前記照明器具用アダプタは、前記照明器具、および、前記他の電気機器に接続されるアダプタ本体と、前記アダプタ本体に設けられ、交流電力が入力される電力入力部と、前記アダプタ本体に設けられ、前記電力入力部に入力された前記交流電力を出力する複数の電力出力部と、を備え、前記複数の電力出力部は、前記照明器具の光出射方向から見た場合に前記照明器具の最外周よりも内側に配置され、前記交流電力を前記照明器具および前記他の電気機器に同時に出力する。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る照明器具用アダプタは、アダプタ本体と、前記アダプタ本体に設けられ、交流電力が入力される電力入力部と、前記アダプタ本体に設けられ、前記電力入力部に入力された前記交流電力を出力する複数の電力出力部と、を備え、前記電力入力部は、2つの受電用金属端子によって構成され、前記アダプタ本体は、第1面および前記第1面に背向する第2面を有し、前記電力入力部は、前記第1面から突出し、前記複数の電力出力部は、第1の電力出力部および第2の電力出力部を有し、前記第1の電力出力部は、2つの第1給電端子を有し、前記第2の電力出力部は、2つの第2給電端子を有し、前記第1面から前記第2給電端子までの距離は、前記第1面から前記第1給電端子までの距離よりも長く、前記アダプタ本体は、前記第2面から突出する複数の突出部を有し、前記第1の電力出力部は、前記第2面に設けられ、前記第2の電力出力部の前記2つの第2給電端子は、前記複数の突出部のうちの2つの突出部に一対一で対応して設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の照明器具用アダプタおよび照明システムによれば、外部から供給された交流電力を1つの照明器具以外にも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態に係る照明器具用アダプタ、照明器具および他の電気機器を備える照明システムを模式的に示す図である。
図2図1に示す照明システムのブロック構成図である。
図3】実施の形態に係る照明器具用アダプタから照明器具および他の電気機器を取り外した状態示す図である。
図4】実施の形態に係る照明器具用アダプタの斜視図である。
図5】実施の形態に係る照明器具用アダプタを図4とは異なる方向から見た斜視図である。
図6】実施の形態に係る照明器具用アダプタの分解斜視図である。
図7】実施の形態に係る照明器具用アダプタを図6とは異なる方向から見た分解斜視図である。
図8】実施の形態に係る照明器具用アダプタの複数の突出部を照明器具の光出射方向から見た図である。
図9】実施の形態に係る照明器具用アダプタの電力入力部および複数の電力出力部を示す図である。
図10】複数の電力出力部を照明器具の光出射方向から見た図である。
図11】照明器具の光出射方向における複数の電力出力部の位置関係を示す図である。
図12】実施の形態に係る照明器具用アダプタに接続される照明器具の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の一形態に係る実現形態を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。本発明の実現形態は、現行の独立請求項に限定されるものではなく、他の独立請求項によっても表現され得る。
【0010】
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
【0011】
また、以下の実施の形態で説明に用いられる図面においては座標軸が示される場合がある。Z軸方向は、照明器具の光出射方向d3として説明される。Z軸+側は、天井側と表現され、Z軸-側は、居住空間側と表現される場合がある。また、X軸方向及びY軸方向は、Z軸方向に垂直な平面上において、互いに直交する方向である。
【0012】
(実施の形態)
[照明システムの構成]
実施の形態に係る照明器具用アダプタを含む照明システムの構成について、図1図3を参照しながら説明する。
【0013】
図1は、実施の形態に係る照明器具用アダプタ20、照明器具10および他の電気機器40を備える照明システム1を模式的に示す図である。図2は、図1に示す照明システム1のブロック構成図である。図3は、照明器具用アダプタ20から照明器具10および他の電気機器40を取り外した状態示す図である。なお、図3では、透光カバー19も取り外されている。
【0014】
図1図3に示すように、照明システム1は、照明器具10、照明器具用アダプタ20および他の電気機器40によって構成されている。なお、図1および図2には、照明器具10と通信するリモートコントローラ60、および、他の電気機器40と通信する通信端末70も示されている。
【0015】
照明器具用アダプタ20は、建物の天井などの造営材3に固定された引掛シーリングボディ50に接続される。照明器具10および他の電気機器40のそれぞれは、照明器具用アダプタ20に接続されている。照明器具用アダプタ20には、引掛シーリングボディ50から供給された商用の交流電力が入力され、照明器具用アダプタ20は、入力された交流電力を照明器具10および他の電気機器40に同時に出力する。
【0016】
照明器具10は、例えばシーリングライトであり、建物の内部空間に照明光を照射する。照明器具10は、照明器具10の光出射方向d3から見た場合に、円形状または角形状の形状をしている。照明器具10は、受電端子11を有する受電用コネクタ12と、光源13と、赤外線受信部14と、器具制御部15と、を有している。また、照明器具10は、器具基板17、器具筐体16および透光カバー19を有している。透光カバー19は、光源13、器具基板17および他の電気機器40を覆うように、器具筐体16に取り付けられている。
【0017】
受電用コネクタ12は、例えば、器具基板17から引き出されたケーブルの先端に設けられたプラグコネクタである。受電用コネクタ12は、照明器具用アダプタ20に設けられた第1の電力出力部23に接続される。受電用コネクタ12は、照明器具用アダプタ20から出力された交流電力を受電し、受電した交流電力を器具制御部15へ出力する。つまり、照明器具10は、照明器具用アダプタ20から出力された交流電力に基づいて駆動する。
【0018】
光源13は、例えば、複数の発光素子を含む発光モジュールであり、建物の内部空間に向けて光を発する。光源13は、照明器具10の光出射方向d3から見た場合に、リング状であり、照明器具用アダプタ20の外側に設けられている。赤外線受信部14は、リモートコントローラ60から送信された赤外線信号ic1を受信する。器具制御部15は、赤外線受信部14で受信した赤外線信号ic1に基づいて、光源13の点灯、消灯、調光および調色を制御する。
【0019】
他の電気機器40は、上記の照明器具10ではない電気機器である。他の電気機器40は、例えば、フラットランプなどの照明機器、スピーカなどの音響機器、または、赤外線送信器を含む通信機器である。以下では、他の電気機器40が照明機器である場合を例に挙げて説明する。
【0020】
照明機器である他の電気機器40は、受電端子41aおよび41bと、電源部42と、照明部43と、無線通信部44と、機器制御部45と、を有している。
【0021】
受電端子41a、41bは、IEC(International Electrotechnical Commission)規格のGX53型口金であり、断面がT字状の形状を有している。また、受電端子41a、41bは、他の電気機器40を照明器具用アダプタ20に装着するための係止機能も有している。
【0022】
受電端子41a、41bは、照明器具用アダプタ20から出力された交流電力を受電し、受電した交流電力を電源部42へ出力する。電源部42は、受電端子41a、41bから出力された交流電力を直流電力に変換し、機器制御部45に出力する。つまり、他の電気機器40は、照明器具用アダプタ20から出力された交流電力に基づいて駆動する。
【0023】
照明部43は、例えば、複数の発光素子を含む発光モジュールであり、建物の内部空間に向けて光を発する。照明部43は、照明器具10の光出射方向d3から見た場合に、照明器具用アダプタ20と重なる位置に配置され、リング状の光源13の中央の未発光領域を覆っている。無線通信部44は、通信端末70から送信された無線信号r1を受信し、受信した無線信号r1を機器制御部45に出力する。機器制御部45は、無線通信部44から出力された無線信号r1に基づいて、照明部43の点灯、消灯、調光および調色を制御する。
【0024】
[照明器具用アダプタの構成]
上記の照明システム1に含まれる照明器具用アダプタ20の構成について、図4図11を参照しながら説明する。
【0025】
図4は、照明器具用アダプタ20の斜視図である。図5は、照明器具用アダプタ20を図4とは異なる方向から見た斜視図である。図6は、照明器具用アダプタ20の分解斜視図である。図7は、照明器具用アダプタ20を図6とは異なる方向から見た分解斜視図である。なお、図4には、他の電気機器40も示されている。また、図4図7には受電用コネクタ12も示されている。
【0026】
照明器具用アダプタ20は、照明器具10および他の電気機器40に接続され、かつ、照明器具10および他の電気機器40に交流電力を供給する。すなわち、照明器具用アダプタ20は、引掛シーリングボディ50を介して外部から供給された交流電力を照明器具10および他の電気機器40へ出力する。
【0027】
図4図7に示すように、照明器具用アダプタ20は、アダプタ本体22と、1つの電力入力部21と、複数の電力出力部23および24と、を備えている。
【0028】
アダプタ本体22は、照明器具10および他の電気機器40に接する円筒状の構造体である。アダプタ本体22は、照明器具10および他の電気機器40に接続される。アダプタ本体22は、第1筐体31および第2筐体32、アダプタ係止部材25および弾性部材26等を有している。第1筐体31および第2筐体32は、絶縁性の樹脂材料で形成され、互いに接続されている。
【0029】
また、アダプタ本体22は、第1面22a、第2面22b、第3面22cおよび第4面22dを有している。第1面22aは、引掛シーリングボディ50に接する面であり、第1筐体31の外面の一部である。第2面22bは、第1面22aに背向する面であり、第2筐体32の外面の一部である。第3面22cは、第2面22bに平行で、他の電気機器40が接する面であり、第2筐体32の外面の一部である。第4面22dは、第1面22aと第2面22bとを繋ぎ、かつ、第1面22aと第3面22cとを繋ぐ面である。第4面22dは、第1筐体31および第2筐体32の外面の一部である。
【0030】
例えば照明器具用アダプタ20が天井側に設けられる場合、第1面22aが天面で、第2面22bが天面と底面との間に位置する面で、第3面22cが底面で、第4面22dが側面となる。第2面22bは、第3面22cよりも第1面22a側に位置している。
【0031】
アダプタ本体22は、第4面22dから突出する2つのアダプタ係止部材25を有している。2つのアダプタ係止部材25は、アダプタ本体22内に収容された弾性部材26により、アダプタ本体22の内側から外側に向かって付勢されている。照明器具用アダプタ20は、第4面22dから突出したアダプタ係止部材25によって、照明器具10を支持する。
【0032】
また、アダプタ本体22は、第2面22bから光出射方向d3に突出する複数の突出部27を有している。具体的には、アダプタ本体22は、複数の突出部27として4つの突出部27a、27b、27c、27dを有している。各突出部27は、円弧状の形状を有し、アダプタ本体22の外周に沿って設けられている。円弧状の突出部27a、27bの中心角は、円弧状の突出部27c、27dの中心角よりも大きい。各突出部27の光出射方向d3の突出長さは、例えば、20mm以上60mm以下である。前述した第3面22cは、突出部27の先端に位置する面である。例えば、照明器具用アダプタ20を使用するユーザは、複数の突出部27に手を触れながら、照明器具用アダプタ20を移動および回転させることで、照明器具用アダプタ20を引掛シーリングボディ50に着脱することができる。
【0033】
なお、図4には、アダプタ本体22を構成する部品として、アダプタ係止部材25を第4面22dよりも内側に移動させる操作レバー33、および、引っ掛けシーリングボディ50とのロック状態を解除するロック解除ボタン34も示されているが、本実施の形態では、これらの詳しい説明を省略する。
【0034】
図8は、照明器具用アダプタ20の複数の突出部27を照明器具10の光出射方向d3から見た図である。
【0035】
図8に示すように、突出部27a、27bは、アダプタ本体22の中心C1を間に挟んで対向し、突出部27c、27dは中心C1を間に挟んで対向している。また、複数の突出部27は、光出射方向d3から見た受電用コネクタ12の外形幅を基準として、受電用コネクタ12の抜け止め用係止爪12aの可動方向d1に延びる延長領域T1、および、可動方向d1に直交する方向d2に延びる延長領域T2の少なくとも一方の領域に重ならない位置に配置されている。すなわち、各突出部27は、照明器具10の受電用コネクタ12を抜き差しするときの人の指の動作を妨げない位置に配置されている。
【0036】
図9は、照明器具用アダプタ20の電力入力部21および複数の電力出力部23、24を示す図である。なお、図9には、アダプタ本体22の第1筐体31および第2筐体32の外形が破線で示されている。
【0037】
図9に示す電力入力部21は、外部から交流電力が入力される部材であり、2つの受電用金属端子21a、21bによって構成されている。電力入力部21は、第1面22aから突出し、引掛シーリングボディ50に挿入される。電力入力部21が引掛シーリングボディ50に挿入され、照明器具用アダプタ20が引掛シーリングボディ50に回転して取り付けられることで、電力入力部21が商用電源に接続される。つまり、電力入力部21には、引掛シーリングボディ50を介して交流電力が入力される。電力入力部21に入力された交流電力は、アダプタ本体22内で2つの経路に分岐される。具体的には、受電用金属端子21aに入力された電流は、分岐して第1給電端子23aおよび第2給電端子24aに到達し、受電用金属端子21bに入力された電流は、分岐して第1給電端子23bおよび第2給電端子24bに到達する。
【0038】
複数の電力出力部23、24は、分岐したそれぞれの交流電力を出力する。複数の電力出力部23、24は、電力入力部21に導通する第1の電力出力部23および第2の電力出力部24を有している。第1の電力出力部23は照明器具10へ交流電力を出力し、第2の電力出力部24は、他の電気機器40へ交流電力を出力する。
【0039】
第1の電力出力部23および第2の電力出力部24は、照明器具10の光出射方向d3から見た場合に照明器具10およびアダプタ本体22と重なる位置に配置されている(図1および図8参照)。また、第1の電力出力部23は、複数の突出部27によって囲まれた領域に配置されている。
【0040】
第1の電力出力部23は、第2面22bに設けられたレセクタプルコネクタであり、2つの第1給電端子23a、23bを有している。第1給電端子23aは、受電用金属端子21aと一体化され、第1給電端子23bは、受電用金属端子21bと一体化されている。第1の電力出力部23のレセクタプルコネクタは、樹脂成形によって第1筐体31と一体化されていてもよい。
【0041】
第1給電端子23a、23bは、照明器具10の受電用コネクタ12が第2面22bに交差する方向に挿入されることで、照明器具10の受電端子11に電気的に接続される。この接続により、第1の電力出力部23は、電力入力部21で受電した交流電力を照明器具10に出力する。
【0042】
第2の電力出力部24は、2つの第2給電端子24a、24bを有している。2つの第2給電端子24a、24bは、複数の突出部27のうちの2つの突出部27a、27bに一対一で対応して設けられている(図5および図8参照)。具体的には、第2給電端子24aが一方の突出部27aの内部に設けられ、第2給電端子24bが他方の突出部27bの内部に設けられている。
【0043】
図10は、複数の電力出力部23、24を照明器具10の光出射方向d3から見た図である。
【0044】
図10に示すように、第2の電力出力部24の2つの第2給電端子24a、24bは、光出射方向d3から見た場合に、第1の電力出力部23を間に挟むように、第1の電力出力部23の両外側に配置されている。言い換えると、第1の電力出力部23は、光出射方向d3から見た場合に、2つの第2給電端子24aおよび24bを結ぶ線分を直径とする円cy1の内側に位置している。つまり、第1の電力出力部23は、光出射方向d3から見た場合に、2つの第2給電端子24a、24bよりもアダプタ本体22の中心C1側に配置されている。
【0045】
図11は、照明器具の光出射方向d3における複数の電力出力部23、24の位置関係を示す図である。
【0046】
図11に示すように、複数の電力出力部23、24は、光出射方向d3に沿う方向において、異なる位置に設けられている。具体的には、第2の電力出力部24は、第1の電力出力部23よりも居住空間側に配置され、第1の電力出力部23は、第2の電力出力部24よりも天井側に配置されている。つまり、第1面22aから第2給電端子24a、24bまでの距離L2は、第1面22aから第1給電端子23a、23bまでの距離L1よりも長くなっている(L2>L1)。
【0047】
第2給電端子24a、24bは、図4に示すように、第3面22c側に配置された他の電気機器40が第3面22cに沿って回転されることで、他の電気機器40の受電端子41a、41bに電気的に接続される。ここで、照明器具用アダプタ20の2つの第2給電端子24a、24bと、他の電気機器40の受電端子41a、41bとの接続構造について説明する。
【0048】
図5および図7に示すように、アダプタ本体22の一方の突出部27aには、受電端子41aを係止するための係止用穴28aが設けられている。係止用穴28aは、受電端子41aの頭部が挿通する円形穴と、円形穴に繋がる円弧状長穴と、を有している。円弧状長穴の幅は、挿通した頭部の抜けを防止するため、受電端子41aの頭部の直径よりも小さくなっている。他方の突出部27bにも、受電端子41bを係止するための係止用穴28bが設けられている。係止用穴28bは、受電端子41bの頭部が挿通する円形穴と、円形穴に繋がる円弧状長穴と、を有している。円弧状長穴の幅は、挿通した頭部の抜けを防止するため、受電端子41bの頭部の直径よりも小さくなっている。
【0049】
他の電気機器40は、受電端子41a、41bの頭部が係止用穴28a、28bの円形穴に挿入された後、円弧状長穴の方向に回転されることで照明器具用アダプタ20に取り付けられる。この回転動作により、受電端子41a、41bが、第2給電端子24a、24bに一対一の対応で電気的に接続される。また、他の電気機器40は、取り付け時に回転させた方向と逆方向に回転されることで照明器具用アダプタ20から取り外される。この逆方向の回転動作により、受電端子41a、41bと第2給電端子24a、24bとが、電気的に遮断される。
【0050】
このように照明器具用アダプタ20では、複数の電力出力部23、24が、照明器具10の光出射方向d3から見た場合に照明器具10の最外周よりも内側に配置され、交流電力を照明器具10および他の電気機器40に同時に出力する。これにより、外部から供給された交流電力を1つの照明器具10以外にも使用することができる。このように照明器具用アダプタ20では、複数の電気接続部が照明器具10の最外周よりも内側に位置してる。なお、照明器具10の最外周は、器具筐体16および透光カバー19のうち最も外側に位置する外周である。
【0051】
なお、上記では、第1の電力出力部23が第2面22bに設けられ、第2の電力出力部24が第3面22c側に設けられている例を示したが、それに限られない。例えば、複数の電力出力部23、24は、第2面22b、第3面22cおよび第4面22dのうちの異なる面に設けられていてもよい。
【0052】
[照明器具の他の例]
照明器具用アダプタ20に接続される照明器具の他の例について説明する。
【0053】
図12は、照明器具用アダプタ20に接続される照明器具の他の例を示す図である。
【0054】
図12に示すように、他の例の照明器具10Aは、受電用コネクタ12と器具基板17との間に設けられた中継コネクタ18a、18bを有している。中継コネクタ18aは、器具基板17から引き出されたケーブルの端部に設けられ、中継コネクタ18bは、受電用コネクタ12から引き出されたケーブルの端部に設けられている。各中継コネクタ18a、18bには、コネクタの抜け止めを防止するための係止爪が設けられていない。つまり、中継コネクタ18a、18bは、通常時において互いに接続されているが、例えば、突発的な引っ張り力が加わった場合に中継コネクタ18a、18b同士が外れて非接続状態となる。これにより、他の例の照明器具10Aでは、ケーブル等の断線を抑制することが可能となっている。
【0055】
(まとめ)
本実施の形態に係る照明器具用アダプタ20は、照明器具10、および、当該照明器具10ではない他の電気機器40に接続されるアダプタ本体22と、アダプタ本体22に設けられ、外部から交流電力が入力される電力入力部21と、アダプタ本体22に設けられ、電力入力部21に入力された交流電力を出力する複数の電力出力部23、24と、を備える。複数の電力出力部23、24は、照明器具10の光出射方向d3から見た場合に照明器具10の最外周よりも内側に配置され、交流電力を照明器具10および他の電気機器40に同時に出力する。
【0056】
このように、複数の電力出力部23、24が、交流電力を照明器具10および他の電気機器40に同時に出力することで、外部から供給された交流電力を1つの照明器具10だけでなく他の電気機器40にも使用することができる。
【0057】
また、電力入力部21は、2つの受電用金属端子21a、21bによって構成されていてもよい。
【0058】
これによれば、入力された交流電力を、照明器具10および他の電気機器40に確実に出力することができる。これにより、外部から供給された交流電力を1つの照明器具10だけでなく他の電気機器40にも使用することができる。
【0059】
また、電力入力部21は、造営材3に設けられた引掛シーリングボディ50に接続され、引掛シーリングボディ50を介して交流電力が入力されてもよい。
【0060】
これによれば、引掛シーリングボディ50を介して入力された交流電力を、照明器具10および他の電気機器40に同時に出力することができる。これにより、外部から供給された交流電力を1つの照明器具10だけでなく他の電気機器40にも使用することができる。
【0061】
また、アダプタ本体22は、引掛シーリングボディ50に接する第1面22aおよび第1面22aに背向する第2面22bを有し、電力入力部21は、第1面22aから突出し、引掛シーリングボディ50に接続されていてもよい。
【0062】
これによれば、照明器具用アダプタ20を引掛シーリングボディ50に確実に接続させることができるので、引掛シーリングボディ50を介して入力された交流電力を、照明器具10および他の電気機器40に確実に出力することができる。これにより、外部から供給された交流電力を1つの照明器具10だけでなく他の電気機器40にも使用することができる。
【0063】
また、複数の電力出力部23、24は、第1の電力出力部23および第2の電力出力部24を有し、第1の電力出力部23は、2つの第1給電端子23a、23bを有し、第2の電力出力部24は、2つの第2給電端子24a、24bを有する。第1面22aから第2給電端子24a、24bまでの距離L2は、第1面22aから第1給電端子23a、23bまでの距離L1よりも長くてもよい。
【0064】
これによれば、第1の電力出力部23および第2の電力出力部24をアダプタ本体22の第1面22aを基準として異なる位置に設けることができる。そのため、アダプタ本体22の異なる位置から交流電力を出力することができる。これにより、外部から供給された交流電力を1つの照明器具10だけでなく他の電気機器40にも使用することができる。
【0065】
また、第1の電力出力部23は、照明器具10に交流電力を出力し、第2の電力出力部24は、他の電気機器40に交流電力を出力してもよい。
【0066】
これによれば、外部から供給された交流電力を、1つの照明器具10だけでなく他の電気機器40にも使用することができる。
【0067】
また、アダプタ本体22は、第2面22bから光出射方向d3に突出する複数の突出部27を有していてもよい。
【0068】
これによれば、複数の突出部27を用いて、照明器具用アダプタ20を簡易に引掛シーリングボディ50に取り付けることができる。例えば、複数の突出部27に手を押し当てることで、照明器具用アダプタ20を簡易に移動および回転させることができるので、照明器具用アダプタ20を簡易に引掛シーリングボディ50に取り付けることができる。
【0069】
また、第1の電力出力部23部は、第2面22bに設けられ、第2の電力出力部24の2つの第2給電端子24a、24bは、複数の突出部27のうちの2つの突出部27a、27bに一対一で対応して設けられていてもよい。
【0070】
これによれば、突出部27a、27bの第2給電端子24a、24bから出力された交流電力を使用することができる。これにより、外部から供給された交流電力を1つの照明器具10だけでなく他の電気機器40にも使用することができる。
【0071】
また、第1の電力出力部23には、照明器具10の受電用コネクタ12が接続され、複数の突出部27は、光出射方向d3から見た受電用コネクタ12の外形幅を基準として、受電用コネクタ12の抜け止め用係止爪12aの可動方向d1に延びる延長領域T1、および、可動方向d1に直交する方向d2に延びる延長領域T2の少なくとも一方の領域に重ならない位置に配置されていてもよい。
【0072】
これによれば、照明器具用アダプタ20に対して、照明器具10の受電用コネクタ12を簡易に接続することができる。これにより、外部から供給された交流電力を簡易に照明器具10に出力することができる。
【0073】
また、複数の突出部27は、第2面22bに平行で、他の電気機器40が接する第3面22cを有し、第2面22bは、第3面22cよりも第1面22a側に位置していてもよい。
【0074】
これによれば、例えば、第2面22bに設けられた部材を起因として第3面22cに設けられた機器の機能が低下することを抑制できる。例えば、第2面22bにコネクタが設けられ、第3面22cにフラットランプまたは通信モジュールが設けられる場合、コネクタによってフラットランプの照明機能および通信モジュールの通信機能が低下することを抑制できる。
【0075】
また、第1給電端子23a、23bは、照明器具10の受電用コネクタ12が第2面22bに交差する方向に挿入されることで、照明器具10の受電端子11に電気的に接続され、第2給電端子24a、24bは、他の電気機器40が第3面22cに沿って回転されることで、他の電気機器40の受電端子41a、41bに電気的に接続されてもよい。
【0076】
これによれば、外部から供給された交流電力を、照明器具10および他の電気機器40に簡易に供給することができる。これにより、外部から供給された交流電力を1つの照明器具10だけでなく他の電気機器40にも使用することができる。
【0077】
また、複数の突出部27は、第2面22bに平行な第3面22cを有し、アダプタ本体22は、第1面22aと、第2面22bおよび第3面22cと、を繋ぐ第4面22dを有し、複数の電力出力部23、24は、第2面22b、第3面22cおよび第4面22dのうちの異なる面に設けられていてもよい。
【0078】
これによれば、複数の電力出力部23、24を異なる面に設け、異なる面から交流電力を出力することができる。これにより、外部から供給された交流電力を1つの照明器具10だけでなく他の電気機器40にも使用することができる。
【0079】
また、第1の電力出力部23は、光出射方向d3から見た場合に、2つの第2給電端子24a、24bよりもアダプタ本体22の中心C1側に配置されていてもよい。
【0080】
これによれば、例えば、第1の電力出力部23を中心C1側に配置し、第2給電端子24a、24bを中心C1よりも外側に配置することができる。そのため、アダプタ本体22の中心C1側およびその外側という異なる位置から交流電力を出力することができる。これにより、外部から供給された交流電力を1つの照明器具10だけでなく他の電気機器40にも使用することができる。
【0081】
また、第1の電力出力部23は、光出射方向d3から見た場合に、2つの第2給電端子24a、24bを結ぶ線分を直径とする円cy1の内側に位置していてもよい。
【0082】
これによれば、例えば、第1の電力出力部23を円cy1の内側に配置し、第2給電端子24a、24bを円cy1上に配置することができる。そのため、上記の円cy1を基準とする異なる位置から交流電力を出力することができる。これにより、外部から供給された交流電力を1つの照明器具10だけでなく他の電気機器40にも使用することができる。
【0083】
(その他の実施の形態)
以上、本発明に係る照明器具用アダプタについて、上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
【0084】
上記の実施の形態では、他の電気機器40が照明機器である場合を例に挙げて説明したが、他の電気機器40は、照明機器に限られない。例えば、他の電気機器40を音響機器とする場合、図2に示す照明部43の代わりに音出力部を設け、音を出力してもよい。例えば、他の電気機器40を通信機器とする場合、図2に示す照明部43の代わりに、赤外線送信部を設け、赤外線送信部から赤外線受信部14へ赤外線信号を送信してもよい。これによれば、通信端末70の無線信号r1を使って、照明器具10の点灯制御を行うことが可能となる。
【0085】
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
【符号の説明】
【0086】
10、10A 照明器具
11 受電端子
12 受電用コネクタ
12a 抜け止め用係止爪
20 照明器具用アダプタ
21 電力入力部
21a、21b 受電用金属端子
22 アダプタ本体
22a 第1面
22b 第2面
22c 第3面
22d 第4面
23 第1の電力出力部
23a、23b 第1給電端子
24 第2の電力出力部
24a、24b 第2給電端子
27、27a、27b、27c、27d 突出部
40 他の電気機器
41a、41b 受電端子
50 引掛シーリングボディ
C1 中心
cy1 円
d1 可動方向
d2 直交する方向
d3 光出射方向
L1、L2 距離
T1、T2 延長領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12