(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-07
(45)【発行日】2024-11-15
(54)【発明の名称】レンタカー管理システム、レンタカー管理装置、レンタカー管理方法、及び、レンタカー管理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20241108BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2023181993
(22)【出願日】2023-10-23
【審査請求日】2024-07-01
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520431373
【氏名又は名称】Pathfinder株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087398
【氏名又は名称】水野 勝文
(74)【代理人】
【識別番号】100126147
【氏名又は名称】川上 成年
(72)【発明者】
【氏名】小野▲崎▼ 悠介
【審査官】阿部 潤
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-256981(JP,A)
【文献】特開2015-152953(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2023/0196394(US,A1)
【文献】特開2021-67992(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して接続した、管理装置と、回送車両の回送を依頼するレンタカー事業者が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムであって、
前記事業者端末は、前記管理装置へ、回送依頼情報を送信し、
前記管理装置は、前記回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、
前記管理装置は、前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信し、
前記ユーザー端末は、前記管理装置へ、前記片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、
前記管理装置は、受信した前記予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、
前記管理装置は、予約確定情報を前記選択された回送車両の前記事業者端末へ送信し、
前記管理装置は、
運転履歴に基づく格付け情報を含むユーザー情報を記憶し、当該格付け情報の格付けが低いユーザーへは、前記片道貸出情報を送信しない、レンタカー管理システム。
【請求項2】
前記管理装置は、
運転履歴に基づく格付け情報を含むユーザー情報を記憶し、当該格付け情報に基づいて、前記片道貸出情報の料金を設定変更する、請求項1に記載のレンタカー管理システム。
【請求項3】
ネットワークを介して接続した、管理装置と、回送車両の回送を依頼するレンタカー事業者が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムであって、
前記事業者端末は、前記管理装置へ、回送依頼情報を送信し、
前記管理装置は、前記回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、
前記管理装置は、前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信し、
前記ユーザー端末は、前記管理装置へ、前記片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、
前記管理装置は、受信した前記予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、
前記管理装置は、予約確定情報を前記選択された回送車両の前記事業者端末へ送信し、
前記管理装置は、
前記回送車両からGPSによる位置情報及び速度情報を受信し、
当該位置情報と速度情報から出発地に到着する日時を予測し、前記片道貸出情報を更新する
、レンタカー管理システム。
【請求項4】
前記ユーザー情報に含まれた格付け情報は、前記管理装置が、ユーザーの運転実績から算出した格付けを含む、請求項
1に記載のレンタカー管理システム。
【請求項5】
前記ユーザー情報に含まれた格付け情報は、車載端末やユーザー端末に格納された運転診断アプリが出力したスコアを含む、請求項
1に記載のレンタカー管理システム。
【請求項6】
前記管理装置は、
前記回送依頼情報のマッチング期限が近付いた回送車両、もしくは、マッチングしない回送車両がある場合には、当該回送車両について、前記片道貸出情報の料金を低く変更する、請求項1に記載のレンタカー管理システム。
【請求項7】
前記管理装置は、
前記回送依頼情報の出発日時や返却日時がハイシーズンの場合には、前記片道貸出情報の料金を高く設定し、ローシーズンの場合には前記片道貸出情報の料金を安く設定する、請求項1に記載のレンタカー管理システム。
【請求項8】
ネットワークを介して接続した、管理装置と、回送車両の回送を依頼するレンタカー事業者が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムであって、
前記事業者端末は、前記管理装置へ、回送依頼情報を送信し、
前記管理装置は、前記回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、
前記管理装置は、前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信し、
前記ユーザー端末は、前記管理装置へ、前記片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、
前記管理装置は、受信した前記予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、
前記管理装置は、予約確定情報を前記選択された回送車両の前記事業者端末へ送信し、
前記管理装置は、
ユーザーの住所情報を含むユーザー情報を記憶し、
前記回送依頼情報のマッチング期限が近付いた回送車両について、当該ユーザー情報の住所に基づき、出発地もしくは返却地に近いユーザーの前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信する
、レンタカー管理システム。
【請求項9】
ネットワークを介して接続した、管理装置と、回送車両の回送を依頼するレンタカー事業者が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムであって、
前記事業者端末は、前記管理装置へ、回送依頼情報を送信し、
前記管理装置は、前記回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、
前記管理装置は、前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信し、
前記ユーザー端末は、前記管理装置へ、前記片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、
前記管理装置は、受信した前記予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、
前記管理装置は、予約確定情報を前記選択された回送車両の前記事業者端末へ送信し、
前記管理装置は、
前記ユーザー端末からGPSによる現在地の位置情報を受信し、
前記回送依頼情報のマッチング期限が近付いた回送車両について、出発地もしくは返却地に近い現在地のユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信する
、レンタカー管理システム。
【請求項10】
前記管理装置は、
前記回送依頼情報における回送車両の数を超える片道予約選択情報を受信し、マッチングしない片道予約がある場合には、片道予約ができなかったユーザーをウェイティングリストに記憶し、
新たに回送依頼情報を受信した場合には、対応する片道貸出情報を、ウェイティングリストに格納されたユーザーのユーザー端末へ送信する、請求項1に記載のレンタカー管理システム。
【請求項11】
前記管理装置は、
前記回送依頼情報における回送車両の数を超える片道予約選択情報を受信し、マッチングしない片道予約がある場合には、片道予約ができなかったユーザーのユーザー端末へ、他の日時や他の出発地、返却地の車両を含めた片道貸出情報を生成して送信する、請求項1に記載のレンタカー管理システム。
【請求項12】
ネットワークを介して接続した、管理装置と、レンタカーの回送を依頼する企業が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムに用いられる
管理装置であって、
前記事業者端末は、前記管理装置へ、回送依頼情報を送信し、
前記管理装置は、前記回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、
前記管理装置は、前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信し、
前記ユーザー端末は、前記管理装置へ、前記片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、
前記管理装置は、受信した前記予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、
前記管理装置は、前記予約確定情報を前記選択された回送車両の
前記事業者端末へ送信
し、
前記管理装置は、
ユーザーの住所情報を含むユーザー情報を記憶し、
前記回送依頼情報のマッチング期限が近付いた回送車両について、当該ユーザー情報の住所に基づき、出発地もしくは返却地に近いユーザーの前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信する、レンタカー管理装置。
【請求項13】
ネットワークを介して接続した、管理装置と、レンタカーの回送を依頼する企業が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムで実行される管理方法であって、
前記事業者端末は、前記管理装置へ、回送依頼情報を送信し、
前記管理装置は、回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、
前記管理装置は、前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信し、
前記ユーザー端末は、前記管理装置へ、前記片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、
前記管理装置は、受信した前記予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、
前記管理装置は、前記予約確定情報を前記選択された回送車両の前記事業者端末へ送信
し、
前記管理装置は、
ユーザーの住所情報を含むユーザー情報を記憶し、
前記回送依頼情報のマッチング期限が近付いた回送車両について、当該ユーザー情報の住所に基づき、出発地もしくは返却地に近いユーザーの前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信する、レンタカー管理方法。
【請求項14】
ネットワークを介して接続した、管理装置と、レンタカーの回送を依頼する企業が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムに用いられる管理装置に、
前記事業者端末から送信された回送依頼情報から片道貸出情報を生成する処理と、
前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信する処理と、
前記ユーザー端末から受信した前記片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成する処理と、
前記予約確定情報を前記選択された回送車両の前記事業者端末へ送信する処理と、
前記回送依頼情報のマッチング期限が近付いた回送車両について、前記管理装置に記憶されたユーザーの住所情報を含むユーザー情報の住所に基づき、出発地もしくは返却地に近いユーザーの前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信する処理と、を実行させるレンタカー管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この明細書に記載の実施形態は、レンタカーを管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ワンウェイ貸出のレンタカーでは、乗捨てられた車の回送が課題となる。
【0003】
特許文献1には、推奨条件を予約リクエストをしたユーザーに提示することにより、回送予定のレンタカーの回送を、予約リクエストをしたユーザーに協力させることが開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、乗り捨て予約があったときに、乗り捨て場所から回送場所までカーシェアリングを利用したい回送者を募集して、乗り捨て車両の回送を行わせることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2022-139013号公報
【文献】特開2018-041197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、車種変更、及び、日程変更に対して割引料金をユーザーへ提案するが、ユーザーの希望を変更することにはなるため、ユーザーに望まぬ変更を強いることとなる。また、特許文献2では、回送のための回送者を募集することになるため、回送者へ支払うコストが発生するという課題がある。
【0007】
本発明は、ワンウェイ貸出のレンタカーの回送車両と片道利用希望の一般ユーザーをマッチングすることにより、回送業者への回送の依頼を不要とするとともに、片道利用希望の一般ユーザーに対し、ワンウェイ貸出のレンタカーの回送車両の片道での利用を可能としたレンタカー管理システム、管理サーバー、端末、及び、方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ネットワークを介して接続した、管理装置と、回送車両の回送を依頼するレンタカー事業者が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムであって、1以上のレンタカー業者が有する事業者端末は、管理装置へ、回送依頼情報を送信し、管理装置は、1以上の回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、管理装置は、ユーザー端末へ、片道貸出情報を送信し、ユーザー端末は、管理装置へ、片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、管理装置は、受信した予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、管理装置は、予約確定情報を前記選択された回送車両の事業者端末へ送信する、レンタカー管理システムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明のレンタカー管理システムによれば、一般ユーザーに対し、ワンウェイ貸出のレンタカーの回送車両の片道での利用を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施形態のシステム構成例を
図1に示す。レンタカー管理システム1は、レンタカー管理事業の運営者が有する管理装置100と、ワンウェイ貸出のレンタカーの回送を依頼するレンタカー事業者が有する事業者端末200(200a~200c)と、レンタカーの片道の利用を希望するユーザーが所有するユーザー端末300(300a~300c)と、回送車両400(400a~400c)を含む。なお、レンタカー管理装置100と事業者端末200とユーザー端末300と回送車両400の数は、
図1に記載の数に限定されるものではない。
【0012】
レンタカー事業の運営者が有する管理装置100の制御系の構成について説明する。
図2は実施形態の管理装置100のブロック図である。システムバス106を介して、CPU102(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104、及び、外部I/F(Interface)105が接続される。CPU102とROM103とRAM104とで制御部101を構成する。管理装置はサーバー等である。
【0013】
ROM103には、CPU102により実行されるプログラムや閾値を予め記憶する。
【0014】
RAM104には、CPU102が実行するプログラムを展開するエリアと、プログラムによるデータ処理の作業領域となるワークエリアなどの様々なメモリエリアを動的に形成する。
【0015】
RAM104は、事業者端末200からの回送依頼情報を保存する回送依頼情報記憶エリアを有する。回送依頼情報記憶エリアに記憶する回送依頼情報は、外部I/F105を通じて事業者端末200から受信を行う。回送依頼情報記憶エリアに記憶する回送依頼情報は、(1)レンタカー事業者ID:回送依頼を受けつけるレンタカー事業者の整理番号(例:1111)、(2)出発営業所:回送予定のレンタカーの出発地(例:東京営業所)、(3)返却営業所(例:横浜営業所)、(4)出発日時(例:2023年4月1日15:00)、(5)返却日時(例:2023年4月3日13:00)、(6)車種・オプション(例:車種×××、チャイルドシート)、及び、(7)マッチング期限(例:2023年3月1日)などを含む(表1)。なお、レンタカー事業者の数は表1の数に限られないし、他の項目があってもよい。
【0016】
また、出発地や返却地は、事業者の営業所に限られず、路外の駐車場や、空港等の施設の駐車場や、その他駐車可能な場所であってもよい。
【0017】
【0018】
RAM104は、登録されているユーザーに関するユーザー情報を保存するユーザー情報記憶エリアを有する。ユーザー情報記憶エリアに記憶するユーザー情報は、外部I/F105を通じてユーザー端末300から受信を行う。ユーザー情報は、(1)ユーザーID(例:1234)、(2)ユーザー情報:ユーザーの住所、氏名、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス、SNSのアカウント等、(3)格付け情報:ユーザーの運転履歴(利用回数、キャンセル回数、事故歴等)や運転診断アプリによるスコアに基づいて算出した格付け(例:AA)、及び、(4)運転履歴情報:ユーザーが過去に利用した履歴の情報(例:東京-横浜間)(表2)。なお、ユーザーの数は表2の数に限られないし、他の項目があってもよい。また、運転診断アプリについては、スマートフォンや、カーナビや、ドライブレコーダーに備わる公知の診断システムを使用すればよい。
【0019】
【0020】
管理装置100の制御部101は、「利用回数」「キャンセル回数」「事故歴」「ゴールド免許」などの「運転実績」を蓄積し、運転実績から格付けを算出し、ユーザー情報の格付け情報に格納する。また、管理装置100の制御部101は、ドライブレコーダーやユーザー端末(スマートフォン等)や車載端末(カーナビ等)に格納された運転診断アプリが出力したスコア等に基づいて、格付けを算出することでもよい。
【0021】
また、「運転実績」には、「時間通りに返却されたか」、「返却された車両が奇麗か」、「決済トラブルの有無」、「連絡などのコミュニケーション上の問題はないか」、「交通違反の有無」、などの実績を含めてもよい。また、ドライブレコーダーや車載端末から、急発進・急停車、スピード超過の情報が得られる場合には、その情報に基づいて格付けを算出することでもよい。
【0022】
なお、回送依頼情報、及び、ユーザー情報を記憶する記憶手段はROM、RAMに限られず、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)であってもよい。
【0023】
外部I/F105は、事業者端末200とユーザー端末300などの外部装置と通信するためのインターフェースである。外部I/F105は、外部装置とデータ通信を行うインターフェースであれば良い。例えば、外部I/F105は、外部装置にローカルに接続する機器(USBメモリ等)であっても良いし、ネットワークを介して通信するためのネットワークインターフェイスであっても良い。さらに、データ通信方式は、Wi‐Fi(登録商標)通信やUSB通信でもよい。
【0024】
事業者端末200は、無線通信を可能にするネットワークインターフェイスを持ち、記憶媒体に保存されたプログラムをメモリへロードし、プログラムをCPUで動作させることで、各機能を有効にする。
【0025】
ワンウェイ貸出のレンタカーの回送を依頼するレンタカー業者が所有する事業者端末200の制御系の構成について説明する。事業者端末200は、例えば、スマートフォンやタブレット、ノート型・デスクトップ型コンピュータである。
図3は実施形態の事業者端末200のブロック図である。システムバス207を介して、CPU202、ROM203、RAM204、外部I/F205、及び、操作パネル206が接続される。CPU202とROM203とRAM204とで制御部201を構成する。
【0026】
ROM203には、CPU202により実行されるプログラムや閾値を予め記憶する。
【0027】
RAM204には、CPU202が実行するプログラムを展開するエリアと、プログラムによるデータ処理の作業領域となるワークエリアなどの様々なメモリエリアを動的に形成する。
【0028】
なお、記憶手段はROM、RAMに限られず、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)であってもよい。
【0029】
外部I/F205は、例えば、管理装置100などの外部装置と通信するためのインターフェースである。外部I/F205は、外部装置とデータ通信を行うインターフェースであれば良い。例えば、外部I/F205は、外部装置にローカルに接続する機器(USBメモリ等)であっても良いし、ネットワークを介して通信するためのネットワークインターフェイスであっても良い。さらに、データ通信方式は、Wi‐Fi(登録商標)通信やUSB通信でもよい。
【0030】
操作パネル206は、表示部とタッチパネルが一体化したユーザーインターフェースである。操作パネル206は、企業端末200の本体の前面に配置され、タッチパネルを具備する表示部を有する。制御部201は、操作パネル206の表示部に表示する内容を制御する。操作パネル206は、タッチパネル入力した情報を制御部201へ出力する。操作パネル206から入力される各処理に関する情報は、処理情報としてRAM203の所定の領域に記憶される。
【0031】
なお、ユーザーインターフェースは、操作パネルに限られず、ディスプレイと、キーボードやマウスやマイク等であってもよい。
【0032】
ユーザー端末300は、無線通信を可能にするネットワークインターフェイスを持ち、記憶媒体に保存されたプログラムをメモリへロードし、プログラムをCPUで動作させることで、各機能を有効にする。
【0033】
レンタカーの片道利用希望のユーザーが所有するユーザー端末300の制御系の構成について説明する。ユーザー端末300は、例えば、スマートフォンやタブレット、ノート型コンピュータである。
図4は実施形態のユーザー端末300のブロック図である。システムバス307を介して、CPU302、ROM303、RAM304、外部I/F305、操作パネル306、及び、GPSセンサ308が接続される。CPU302とROM303とRAM304とで制御部301を構成する。
【0034】
ROM303には、CPU302により実行されるプログラムや閾値を予め記憶する。ROM303には、ユーザー端末300の位置情報(現在地)をGPSセンサ308により取得するプログラムを予め記憶する。
【0035】
RAM304には、CPU302が実行するプログラムを展開するエリアと、プログラムによるデータ処理の作業領域となるワークエリアなどの様々なメモリエリアを動的に形成する。RAM404は、ユーザー端末300の現在地の緯度・経度情報を記憶する位置記憶エリアを有する。位置記憶エリアに記憶する位置情報は、GPSセンサ308により取得された情報を含む。
【0036】
なお、記憶手段はROM、RAMに限られず、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)であってもよい。
【0037】
外部I/F305は、例えば、管理装置100などの外部装置と通信するためのインターフェースである。外部I/F305は、外部装置とデータ通信を行うインターフェースであれば良い。例えば、外部I/F305は、外部装置にローカルに接続する機器(USBメモリ等)であっても良いし、ネットワークを介して通信するためのネットワークインターフェイスであっても良い。さらに、データ通信方式は、Wi‐Fi(登録商標)通信やUSB通信でもよい。
【0038】
操作パネル306は、表示部とタッチパネルが一体化したユーザーインターフェースである。操作パネル306は、ユーザー端末300の本体の前面に配置され、タッチパネルを具備する表示部を有する。制御部301は、操作パネル306の表示部に表示する内容を制御する。操作パネル306は、タッチパネル入力した情報を制御部301へ出力する。操作パネル306から入力される各処理に関する情報は、処理情報としてRAM303の所定の領域に記憶される。
【0039】
GPSセンサ308は、ユーザー端末300の緯度、及び、経度を取得する。実施形態では、ユーザー端末300の緯度、及び、経度を取得するセンサとしてGPSを使用した例を示すが、これに限られず、例えば、地磁気センサ、加速度センサ、及び、ジャイロセンサからの情報を使用して算出することもできる。
【0040】
なお、ユーザーインターフェースは、操作パネルに限られず、ディスプレイと、キーボードやマウスやマイク等であってもよい。
【0041】
回送車両400a~400c(総じて400ともする。)は、無線通信を可能にするネットワークインターフェイスを持ち、記憶媒体に保存されたプログラムをメモリへロードし、プログラムをCPUで動作させることで、各機能を有効にする。
【0042】
ワンウェイ貸出のレンタカーの回送を依頼するレンタカー業者が所有する回送車両400の制御系の構成について説明する。回送車両400は、例えば、レンタカーである。
図5は実施形態の回送車両400のブロック図である。システムバス407を介して、CPU402、ROM403、RAM404、外部I/F405、及び、GPSセンサ406が接続される。CPU402とROM403とRAM404とで制御部401を構成する。
【0043】
ROM403には、CPU402により実行されるプログラムや閾値を予め記憶する。ROM403には、回送車両400の位置情報をGPSセンサ107により取得するプログラムを予め記憶する。
【0044】
RAM404には、CPU402が実行するプログラムを展開するエリアと、プログラムによるデータ処理の作業領域となるワークエリアなどの様々なメモリエリアを動的に形成する。RAM404は、回送車両400の現在地の緯度・経度情報を記憶する位置記憶エリアを有する。位置記憶エリアに記憶する位置情報は、GPSセンサ406により取得された情報を含む。
【0045】
なお、記憶手段はROM、RAMに限られず、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)であってもよい。
【0046】
外部I/F405は、例えば、管理装置100などの外部装置と通信するためのインターフェースである。外部I/F405は、外部装置とデータ通信を行うインターフェースであれば良い。例えば、外部I/F405は、外部装置にローカルに接続する機器(USBメモリ等)であっても良いし、ネットワークを介して通信するためのネットワークインターフェイスであっても良い。さらに、データ通信方式は、Wi‐Fi(登録商標)通信やUSB通信でもよい。
【0047】
GPSセンサ406は、回送車両400の緯度、及び、経度を取得する。実施形態では、回送車両400の緯度、及び、経度を取得するセンサとしてGPSを使用した例を示すが、これに限られず、例えば、地磁気センサ、加速度センサ、及び、ジャイロセンサからの情報を使用して算出することもできる。
【0048】
以上のような構成を備える実施形態のレンタカー管理システム1(管理装置100)において、システム内の各装置(管理装置100)に予め設定されているプログラムに基づいて、レンタカー管理システム1(管理装置100)は、レンタカー管理処理(方法)を実行する。
図6は、実施形態のレンタカー管理処理(レンタカー管理方法)のフローチャートである。
【0049】
ワンウェイ貸出のレンタカーの回送を依頼する業者が有する事業者端末200は、管理装置100(レンタカー仲介Webサイト運営専用のサーバー)に回送依頼情報を送信する(STEP1)。
【0050】
回送依頼情報の内容は、以下の通りである。
(1)レンタカー事業者ID:回送依頼を受けつけるレンタカー事業者の整理番号(例:1111)
(2)出発地:回送予定のレンタカーの出発地(例:東京営業所)
(3)返却地:回送予定のレンタカーの返却地(例:横浜営業所)
(4)出発日時(例:2023年4月1日15:00)
(5)返却日時(例:2023年4月3日13:00)
(6)車種・オプション(例:車種×××、チャイルドシート)
(7)マッチング期限(例:2023年3月1日)
【0051】
管理装置100の制御部101は、事業者端末200から送信された回送依頼情報を外部I/F105により受信してRAM104の回送依頼情報記憶エリアに記憶する。
【0052】
管理装置100の制御部101は、事業者端末200から送信された回送依頼情報に基づいて、片道貸出情報処理を行い、片道貸出情報を生成する(STEP2)。表3は、片道貸出情報を示す。
【0053】
【0054】
片道貸出情報の出発地、返却地、出発日時、返却日時、車種・オプション、マッチング期限、及び、回送期限については、回送依頼情報と同様であるが、管理装置100の制御部101が、追加の処理により、回送依頼情報からユーザーに不要な情報を削除したり、回送依頼情報に新たに料金等の情報を付加したりして、片道貸出情報を生成することでもよい。
【0055】
管理装置100の制御部101は、回送依頼情報(表1)のマッチング期限が近付いたり、マッチングしない回送車両がある場合には、当該回送車両について、片道貸出情報(表3)の料金を低く変更することでもよい。これにより、回送できないレンタカーの発生を低減することができる。
【0056】
なお、ユーザーごとの表3の「料金」の変更は、格付けだけではなく、例えば、管理装置100の制御部101は、回送依頼情報(表1)の出発日時や返却日時が、ハイシーズンの場合には片道貸出情報(表3)の料金を高く設定し、ローシーズンの場合には片道貸出情報(表3)の料金を安く設定することでもよい。また、曜日(週末は高く設定)や、時間帯(早朝・深夜は安く設定)に応じて設定することでもよい。また、車両の滞留期間に応じて減額するなどしてもよい。
【0057】
管理装置100の制御部101は、RAM104のユーザー情報記憶エリアにあらかじめ記憶されているユーザー端末300へ、片道貸出情報を外部I/F105により送信する(STEP3)。管理装置100の制御部101は、ユーザー情報に基づいて、一部のユーザー端末300へ、片道貸出情報を外部I/F105により送信することでもよい。
【0058】
管理装置100の制御部101は、回送依頼情報(表1)のマッチング期限が近付いた回送車両について、ユーザー情報(表2)のユーザーの住所に基づいて、出発地もしくは返却地に近いユーザーのユーザー端末300へ、片道貸出情報を送信することでもよい。これにより、ユーザーの利用を促し、回送できないレンタカーの発生を低減することができる。
【0059】
管理装置100の制御部101は、回送依頼情報(表1)のマッチング期限が近付いた回送車両について、ユーザー端末400からGPSによる現在地の位置情報を受信し、この現在地に基づいて、出発地もしくは返却地に近いユーザーのユーザー端末300へ、片道貸出情報を送信することでもよい。
【0060】
管理装置100の制御部101は、回送依頼情報における回送車両の数を超える片道予約選択情報を受信し、マッチングしない片道予約選択がある場合には、片道予約ができなかったユーザーを、制御部101に格納された格納したウェイティングリスト(不図示)に記憶し、新たに回送依頼情報を受信した場合には、それに対応する片道貸出情報を、ウェイティングリストに格納されたユーザーのユーザー端末300へ送信することでもよい。
【0061】
管理装置100の制御部101は、回送依頼情報における回送車両の数を超える片道予約選択情報を受信し、マッチングしない片道予約選択がある場合には、片道予約ができなかったユーザーを、制御部101に格納された格納したウェイティングリスト(不図示)に記憶し、他の日時や他の出発地、返却地の車両を含めた片道貸出情報を生成して、ウェイティングリストに格納されたユーザーのユーザー端末300へ送信することでもよい。
【0062】
管理装置100の制御部101は、回送依頼情報の出発地や返却地とユーザー情報のユーザーの住所や運転履歴が重複するユーザー端末300に対し、片道貸出情報を送信することでもよい。
【0063】
管理装置100の制御部101は、
図6のSTEP2.1において、ユーザー情報の「格付け」の情報を参照し、STEP3で「格付け」が所定値以上のユーザー端末300に対し、片道貸出情報を送信することでもよい。これにより、運転のうまいドライバーが回送することになるため、レンタカー会社への本サービスのアピールとなる。
【0064】
管理装置100の制御部101は、
図6のSTEP2.1において、ユーザー情報の「格付け」の情報を参照し、STEP3で「格付け」に合わせて、ユーザー端末300に対し、片道貸出情報を送信することでもよい。これにより、格付けに合わせて、ユーザー端末へ片道貸出情報を送信するので、格付けの高いユーザーには低料金の片道貸出情報を送信し、格付けの低いユーザーには高い料金の片道貸出情報を送信する、もしくは、片道貸出情報を送信しないこととする、ことができる。
【0065】
管理装置100の制御部101は、
図6のSTEP2.1において、ユーザー情報の「格付け」の情報を参照し、「格付け」に応じて、ユーザーごとに表3の「料金」を変更する(格付けがよいユーザーほど安くするなど)ことでもよい。これにより、運転のうまいドライバーが回送する可能性が高まるため、レンタカー会社への本サービスのアピールとなる。
【0066】
管理装置100の制御部101は、
図6のSTEP2.2において、回送車両400からGPSによる位置情報及び速度情報を受信し、STEP2.3において、管理装置100の制御部101は、その位置情報と速度情報から出発地に到着する日時を予測し、表3の片道貸出情報を出発日時をリアルタイムで更新することでもよい。
【0067】
ユーザー端末300の制御部301は、管理装置100から受信した片道貸出情報を、タッチパネルディスプレイ等である操作パネル306に表示する。
【0068】
図7は、ユーザー端末300の操作パネル306に表示される表示画面を示す。操作パネル306の表示内容は以下の通りである。
(1)片道貸出情報:出発地、返却地、出発日時、返却日時(期限)、車種、オプション、料金などである。
(2)選択ボタン:配布者が業務を受任する際にタッチするボタンである。
【0069】
ユーザーは、操作パネル306に表示された片道貸出情報を閲覧して、レンタルの予約をする車(回送車)を選定する。ユーザーが、車を予約する場合には、ユーザーは、操作パネル306に表示された「選択ボタン」にタッチする。この時点で、片道レンタカーの予約が成立する。ユーザーが、操作パネル306に表示された「選択ボタン」にタッチした場合には、ユーザー端末300の制御部301は、管理装置100へ、予約選択情報を外部I/F305により送信する(STEP4)。
【0070】
管理装置100の制御部101が、外部I/F105により、ユーザー端末300から予約選択情報を受信した場合には、管理装置100の制御部101は、片道レンタカーの予約が成立したと判断する(STEP5)。
【0071】
管理装置100が、ユーザー端末300から予約が確定したと判断した場合には、管理装置100の制御部101は、外部I/F105により、事業者端末200へユーザー情報を含む予約確定情報を送信する(STEP6)。
【0072】
事業者端末200の制御部201は、外部I/F205により、受信したユーザー情報を、操作パネル206に表示する。
【0073】
ユーザーは、予約の内容で、片道レンタカーを利用する。これにより、レンタカーの回送も完了することとなる。
【0074】
以上説明したように、実施形態のレンタカー管理システム、管理装置、プログラム、及び、方法によれば、、一般ユーザーに対し、ワンウェイ貸出のレンタカーの回送車両の片道での利用を可能とすることができる。
【0075】
以上、実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0076】
(発明1)
ネットワークを介して接続した、管理装置と、回送車両の回送を依頼するレンタカー事業者が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムであって、
1以上のレンタカー業者が有する事業者端末は、管理装置へ、回送依頼情報を送信し、
管理装置は、1以上の回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、
管理装置は、ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信し、
ユーザー端末は、管理装置へ、前記片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、
管理装置は、受信した前記予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、
管理装置は、予約確定情報を前記選択された回送車両の事業者端末へ送信する、レンタカー管理システム。
(発明2)
管理装置は、
運転履歴に基づく格付け情報を含むユーザー情報を記憶し、当該格付け情報に基づく片道貸出情報をユーザー端末へ送信する、発明1に記載のレンタカー管理システム。
(発明2-1)
管理装置は、
運転履歴に基づく格付け情報を含むユーザー情報を記憶し、当該格付け情報の格付けが低いユーザーへは、片道貸出情報を送信しない、発明1に記載のレンタカー管理システム。(発明3)
管理装置は、
運転履歴に基づく格付け情報を含むユーザー情報を記憶し、当該格付け情報に基づいて、片道貸出情報の料金を設定変更する、発明1に記載のレンタカー管理システム。
(発明4)
管理装置は、
回送車両からGPSによる位置情報及び速度情報を受信し、
位置情報と速度情報から出発地に到着する日時を予測し、片道貸出情報を更新する、発明1に記載のレンタカー管理システム。
(発明5)
ユーザー情報に含まれた格付け情報は、管理装置が、ユーザーの運転実績から算出した、格付けを含む、発明2に記載のレンタカー管理システム。
(発明6)
ユーザー情報に含まれた格付け情報は、車載端末やユーザー端末に格納された運転診断アプリが出力したスコアを含む、発明2に記載のレンタカー管理システム。
(発明7)
管理装置は、
前記回送依頼情報のマッチング期限が近付いた回送車両、もしくは、マッチングしない回送車両がある場合には、当該回送車両について、前記片道貸出情報の料金を低く変更する、発明1に記載のレンタカー管理システム。
(発明8)
管理装置は、
回送依頼情報の出発日時や返却日時がハイシーズンの場合には、片道貸出情報の料金を高く設定し、ローシーズンの場合には片道貸出情報の料金を安く設定する、発明1に記載のレンタカー管理システム。
(発明9)
管理装置は、
ユーザーの住所情報を含むユーザー情報を記憶し、
前記回送依頼情報のマッチング期限が近付いた回送車両について、当該ユーザー情報の住所に基づいて、出発地もしくは返却地に近いユーザーの前記ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信する、発明1に記載のレンタカー管理システム。
(発明10)
管理装置は、
ユーザー端末からGPSによる現在地の位置情報を受信し、
回送依頼情報のマッチング期限が近付いた回送車両について、出発地もしくは返却地に近い現在地のユーザー端末へ、片道貸出情報を送信する、発明1に記載のレンタカー管理システム。
(発明11)
管理装置は、
前記回送依頼情報における回送車両の数を超える片道予約選択情報を受信し、マッチングしない片道予約がある場合には、片道予約ができなかったユーザーをウェイティングリストに記憶し、
新たに回送依頼情報を受信した場合には、対応する片道貸出情報を、ウェイティングリストに格納されたユーザーのユーザー端末へ送信する、発明1に記載のレンタカー管理システム。
(発明12)
管理装置は、
前記回送依頼情報における回送車両の数を超える片道予約選択情報を受信し、マッチングしない片道予約がある場合には、片道予約ができなかったユーザーのユーザー端末へ、他の日時や他の出発地、返却地の車両を含めた片道貸出情報を生成して送信する、発明1に記載のレンタカー管理システム。
(発明13)
ネットワークを介して接続した、管理装置と、レンタカーの回送を依頼する企業が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムに用いられる管理装置であって、
1以上のレンタカー業者が有する事業者端末は、管理装置へ、回送依頼情報を送信し、
管理装置は、1以上の回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、
管理装置は、ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信し、
ユーザー端末は、管理装置へ、前記片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、
管理装置は、受信した前記予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、
管理装置は、予約確定情報を前記選択された回送車両の事業者端末へ送信する、管理装置。
(発明14)
ネットワークを介して接続した、管理装置と、レンタカーの回送を依頼する企業が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムで実行される管理プログラムであって、
1以上のレンタカー業者が有する事業者端末は、管理装置へ、回送依頼情報を送信し、
管理装置は、1以上の回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、
管理装置は、ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信し、
ユーザー端末は、管理装置へ、前記片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、
管理装置は、受信した前記予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、
管理装置は、予約確定情報を前記選択された回送車両の事業者端末へ送信する、管理プログラム。
(発明15)
ネットワークを介して接続した、管理装置と、レンタカーの回送を依頼する企業が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムで実行される管理方法であって、
1以上のレンタカー業者が有する事業者端末は、管理装置へ、回送依頼情報を送信し、
管理装置は、1以上の回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、
管理装置は、ユーザー端末へ、前記片道貸出情報を送信し、
ユーザー端末は、管理装置へ、前記片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、
管理装置は、受信した前記予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、
管理装置は、予約確定情報を前記選択された回送車両の事業者端末へ送信する、管理方法。
【符号の説明】
【0077】
1 レンタカー管理システム
100 管理装置
102 CPU
103 ROM
104 RAM
105 外部I/F
200 事業者端末
300 ユーザー端末
【要約】
【課題】 ワンウェイ貸出のレンタカーの回送車両の片道での利用を可能とする。
【解決手段】 ネットワークを介して接続した、管理装置と、回送車両の回送を依頼するレンタカー事業者が有する事業者端末と、片道レンタカーのユーザーが有するユーザー端末と、を含むレンタカー管理システムであって、1以上のレンタカー業者が有する事業者端末は、管理装置へ、回送依頼情報を送信し、管理装置は、1以上の回送依頼情報から片道貸出情報を生成し、管理装置は、ユーザー端末へ、片道貸出情報を送信し、ユーザー端末は、管理装置へ、片道貸出情報から選択された回送車両に関する予約選択情報を送信し、管理装置は、受信した予約選択情報で選択された回送車両に関する予約確定情報を生成し、管理装置は、予約確定情報を前記選択された回送車両の事業者端末へ送信する。
【選択図】
図1