(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-07
(45)【発行日】2024-11-15
(54)【発明の名称】パルスキャビテーション噴流補助破岩機構
(51)【国際特許分類】
E21B 10/00 20060101AFI20241108BHJP
E21B 10/38 20060101ALI20241108BHJP
【FI】
E21B10/00 Z
E21B10/38
(21)【出願番号】P 2024532562
(86)(22)【出願日】2023-11-09
(86)【国際出願番号】 CN2023130813
(87)【国際公開番号】W WO2024074157
(87)【国際公開日】2024-04-11
【審査請求日】2024-05-30
(31)【優先権主張番号】202211571772.1
(32)【優先日】2022-12-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521231444
【氏名又は名称】河南理工大学
(74)【代理人】
【識別番号】110001106
【氏名又は名称】弁理士法人キュリーズ
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼宏▲図▼
(72)【発明者】
【氏名】魏建平
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼勇
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼旭
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼勃▲陽▼
(72)【発明者】
【氏名】姚邦▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】王向▲陽▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼志博
(72)【発明者】
【氏名】李▲陽▼
(72)【発明者】
【氏名】位▲樂▼
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼攀
(72)【発明者】
【氏名】王冕
(72)【発明者】
【氏名】李金▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】李振
(72)【発明者】
【氏名】李金松
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼正凱
【審査官】高橋 雅明
(56)【参考文献】
【文献】実開平2-80187(JP,U)
【文献】特表2010-528204(JP,A)
【文献】特開2003-166392(JP,A)
【文献】特開2018-53573(JP,A)
【文献】特開平2-157389(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E21B10/00
E21B10/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パルスキャビテーション噴流補助破岩機構であって、
前記パルスキャビテーション噴流補助破岩機構は、ドリルビットに設けられている複合パルスアセンブリを含み、前記複合パルスアセンブリは、流体パルス噴流および機械パルスインパクトを行うことができ、
前記ドリルビットの一方にはドリルシャフトが接続され、前記ドリルシャフトにはパルス化アセンブリが設けられ、前記パルス化アセンブリは、パルス化の有無を能動的に制御するとともに、パルス化の周波数を制御することができ、
前記パルス化アセンブリは、流路構成アセンブリと、固定ディスクと、移動ディスクと、を含み、前記固定ディスクは、ドリルシャフトに固定され、前記固定ディスクのドリルビットに近い側には、前記移動ディスクが相対回転可能に設けられ、
前記流路構成アセンブリは、液体を移動ディスクから固定ディスクへ流れるとともに、液体をドリルビットから流出するように、1つの流路を構築することができ、
前記移動ディスクはモータによって駆動され、
前記複合パルスアセンブリは、パルスヘッドと、内部流路と、封止板と、スライドと、を含み、ただし、前記スライドは、ドリルビットに開設され、前記スライドには、パルスヘッドがスライドして設けられ、前記パルスヘッドのパルス化アセンブリに近い側には、環状のキャッチショルダを有し、前記スライドには、パルスヘッドの外部に外嵌されているスプリングがさらに設けられ、
前記パルスヘッドの中間部には、内部流路が貫通して開設され、前記ドリルビットには、内部流路を封止するための封止板がさらに設けられ、前記封止板には、キャッチショルダに対応する駆動流路がさらに開設されている、
ことを特徴とするパルスキャビテーション噴流補助破岩機構。
【請求項2】
前記流路構成アセンブリは、ウォーターインレットリングと、ウォーターインレットアークチャンバと、を含み、ただし、前記ウォーターインレットアークチャンバのドリルビットから離れる側には、開口部を有し、前記ウォーターインレットアークチャンバの切り欠きには、ウォーターアウトレットアークチャンバが固定され、前記ウォーターインレットアークチャンバ及びウォーターアウトレットアークチャンバは、共同で環状構造を構成することができ、環状構造のドリルビットから離れる側の内壁には、バッフルリングが固定して内蔵されることにより、ドリルシャフトにおける液体が開口部のみを介してウォーターインレットアークチャンバに入ることができ、
前記環状構造には前記固定ディスクが固定され、
前記環状構造には前記移動ディスクが回転自在に接続され、
前記ウォーターインレットリングは環状構造に固定的に接続され、かつ前記ウォーターインレットアークチャンバとウォーターインレットリングとを連通するように設けられ、
前記ウォーターインレットアークチャンバおよびウォーターインレットリングの内側には、いずれも、移動ディスクのドリルビットに近い側に位置する出水口が開設され、
前記ウォーターアウトレットアークチャンバの内側には、固定ディスクのドリルビットから離れる側に位置する排水口が開設されており、前記ウォーターアウトレットアークチャンバの外側には、排水口に連通する噴流チャンバがさらに設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のパルスキャビテーション噴流補助破岩機構。
【請求項3】
前記モータは、前記移動ディスクを直接的に駆動できるように、前記移動ディスクのドリルビットに近い側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパルスキャビテーション噴流補助破岩機構。
【請求項4】
前記モータは、前記バッフルリングのドリルビットから離れる側に設けられ、かつ前記モータの出力端子は、固定ディスクを通って移動ディスクに接続されていることを特徴とする請求項2に記載のパルスキャビテーション噴流補助破岩機構。
【請求項5】
前記モータは、前記固定ディスクのドリルビットから離れる側に設けられ、かつ前記モータの出力端子は、弾性レバーを採用して、バッフルリング、固定ディスクを貫通することにより、移動ディスクに接続していることを特徴とする請求項2に記載のパルスキャビテーション噴流補助破岩機構。
【請求項6】
スライドの軸線とドリルビットの軸線リニアとの角度は15°~35°であることを特徴とする請求項1に記載のパルスキャビテーション噴流補助破岩機構。
【請求項7】
前記ドリルビットにはパルス流路がさらに設けられ、前記パルス流路は流体パルスを行うことができることを特徴とする請求項1に記載のパルスキャビテーション噴流補助破岩機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は噴流破岩技術分野に属し、具体的にはパルスキャビテーション噴流補助破岩機構(pulsed cavitating jet assisted rock breaking mechanism)に関する。
【背景技術】
【0002】
パルスキャビテーション噴流技術は、効果的に、ドリルビットを補助して破岩を行うことができるが、それは、いつも、液体によってインペラを直接的に駆動することにより、インペラの回転によって出液孔と合わせて、液体を出すパルスキャビテーション噴流を実現し、その噴流形式は単一であり、かつこの駆動方式は受動式駆動であり、パルス化の有無及びパルス化の周波数を制御することができず、ターゲットは比較的に悪い。
【0003】
したがって、上記従来技術の不足に対して改善した技術案を提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は以下の技術案を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
パルスキャビテーション噴流補助破岩機構であって、
前記パルスキャビテーション噴流補助破岩機構は、ドリルビットに設けられている複合パルスアセンブリを含み、前記複合パルスアセンブリは、流体パルス噴流(fluid pulse jet)および機械パルスインパクトを行うことができ、
前記ドリルビットの一方にはドリルシャフトが接続され、前記ドリルシャフトにはパルス化アセンブリが設けられ、前記パルス化アセンブリは、パルス化の有無を能動的に制御するとともに、パルス化の周波数を制御することができ、
前記パルス化アセンブリは、流路構成アセンブリと、固定ディスクと、移動ディスクと、を含み、前記固定ディスクは、ドリルシャフトに固定され、前記固定ディスクのドリルビットに近い側には、前記移動ディスクが相対回転可能に設けられ、
前記流路構成アセンブリは、液体を移動ディスクから固定ディスクへ流れるとともに、液体をドリルビットから流出するように、1つの流路を構築することができ、
前記移動ディスクはモータによって駆動され、
前記複合パルスアセンブリは、パルスヘッド(pulse head)と、内部流路と、封止板と、スライドと、を含み、ただし、前記スライドは、ドリルビットに開設され、前記スライドには、パルスヘッドがスライドして設けられ、前記パルスヘッドのパルス化アセンブリに近い側には、環状のキャッチショルダを有し、前記スライドには、パルスヘッドの外部に外嵌されているスプリングがさらに設けられ、
前記パルスヘッドの中間部には、内部流路が貫通して開設され、前記ドリルビットには、内部流路を封止するための封止板がさらに設けられ、前記封止板には、キャッチショルダに対応する駆動流路がさらに開設されている、
パルスキャビテーション噴流補助破岩機構。
【有益な効果】
【0006】
複合パルスアセンブリは、流体パルス噴流インパクトおよび機械パルスインパクトを行うことができ、2つの方式のインパクトは、破岩に対する効果を高めることができ、かつ複合パルスアセンブリはドリルビットに設けられ、ドリルビットの回転に従って回転することができ、また、パルス化アセンブリは、パルス化の有無を能動的に制御するとともに、パルス化の周波数を制御することができ、パルスを制御することができるようにし、パルスのターゲットを高め、無効パルスを減らすことに有利である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】パルスキャビテーション噴流補助破岩機構の実施模式図である。
【
図2】実施例1に示すパルスキャビテーション噴流補助破岩機構の構成模式図である。
【
図3】実施例2に示すパルスキャビテーション噴流補助破岩機構の構成模式図である。
【
図4】実施例3に示すパルスキャビテーション噴流補助破岩機構の構成模式図である。
【
図5】パルスキャビテーション噴流補助破岩機構におけるウォーターインレットアークチャンバ(water inlet arc chamber)およびウォーターインレットリング(water inlet ring)の構成模式図である。
【
図6】パルスキャビテーション噴流補助破岩機構における液体の流れの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施例1:
図1、
図2、
図5および
図6を参照し、パルスキャビテーション噴流補助破岩機構であって、パルスキャビテーション噴流補助破岩機構は、ドリルビット3に設けられている複合パルスアセンブリ1を含み、複合パルスアセンブリ1は、流体パルス噴流および機械パルスインパクトを行うことができる。
【0009】
ドリルビット3の一方にはドリルシャフト4が接続され、ドリルシャフト4にはパルス化アセンブリ5が設けられ、パルス化アセンブリ5は、パルス化の有無を能動的に制御するとともに、パルス化の周波数を制御することができる。
【0010】
従来技術では、いつも、液体によってインペラを直接的に駆動することにより、インペラの回転によって出液孔と合わせて、液体を出すパルスキャビテーション噴流を実現し、その噴流形式は単一であり、かつこの駆動方式は受動式駆動であり、パルス化の有無及びパルス化の周波数を制御することができず、ターゲットは比較的に悪い。
【0011】
一方、本実施例では、複合パルスアセンブリ1は、流体パルス噴流および機械パルスインパクトを行うことができ、2つの方式のインパクトは、破岩に対する効果を高めることができ、かつ複合パルスアセンブリ1はドリルビット3に設けられ、ドリルビット3の回転に従って回転することができ、ドリルビット3はドリルシャフト4に接続され、具体的には、ドリルシャフト4に回転自在に接続されることができ、ドリルシャフト4に固定的に接続されることができる。
【0012】
また、パルス化アセンブリ5は、パルス化の有無を能動的に制御するとともに、パルス化の周波数を制御することができ、パルスを制御することができるようにし、パルスのターゲットを高め、無効パルスを減らすことに有利である。
【0013】
図2のように、パルス化アセンブリ5は、流路構成アセンブリと、固定ディスク54と、移動ディスク55と、を含む。固定ディスク54は、ドリルシャフト4に固定され、固定ディスク54のドリルビット3に近い側には、移動ディスク55が相対回転可能に設けられる。
【0014】
流路構成アセンブリは、液体を移動ディスク55から固定ディスク54へ流れるとともに、液体をドリルビット3から流出するように、1つの流路を構築することができる。
【0015】
移動ディスク55はモータ56によって駆動されている。
【0016】
固定ディスク54の構造および移動ディスク55の構造は同じであり、いずれも、ディスク構造であり、ディスク構造には流通孔が設けられる。
【0017】
固定ディスク54上の流通孔の位置は移動ディスク55上の流通孔の位置に対応する。
【0018】
固定ディスク54上の流通孔が移動ディスク55上の流通孔に対応する場合、流体は移動ディスク55および固定ディスク54を流れることができて、固定ディスク54上の流通孔が移動ディスク55上の流通孔に対応しない場合、流体は移動ディスク55および固定ディスク54を流れることができない。
【0019】
流体が移動ディスク55および固定ディスク54を流れ続ける場合、固定ディスク54上の流通孔および移動ディスク55上の流通孔が対応しないように、移動ディスク55の回転を制御し、このとき、流体の流れ状態が遮断され、外部の流体が移動ディスク55位置に補充し続けることにより、瞬間的な増圧を実現し、パルスを発生し、かつ、このパルスはドリルビット方向に作用し、モータ56によって制御されるので、このパルスは制御可能である。
【0020】
モータ56の移動ディスク55の回転を駆動する回転数を制御することにより、パルスの周波数を能動的に変更することができ、モータ56により移動ディスク55の位置を制御することにより、パルス化の有無を能動的に制御することができる。
【0021】
図2及び
図5のように、流路構成アセンブリは、ウォーターインレットリング52と、ウォーターインレットアークチャンバ51と、を含み、ただし、ウォーターインレットアークチャンバ51のドリルビット3から離れる側には、開口部を有し、ウォーターインレットアークチャンバ51の切り欠きには、ウォーターアウトレットアークチャンバ(water outlet arc chamber)57が固定され、ウォーターインレットアークチャンバ51及びウォーターアウトレットアークチャンバ57は、共同で環状構造を構成することができ、環状構造のドリルビット3から離れる側の内壁には、バッフルリング58が固定して内蔵されることにより、ドリルシャフト4における液体が開口部のみを介してウォーターインレットアークチャンバ51に入ることができる。
【0022】
環状構造には固定ディスク54が固定される。環状構造には移動ディスク55が回転自在に接続される。
【0023】
ウォーターインレットリング52は環状構造に固定的に接続され、かつウォーターインレットアークチャンバ51とウォーターインレットリング52とを連通するように設けられる。
【0024】
ウォーターインレットアークチャンバ51およびウォーターインレットリング52の内側には、いずれも、移動ディスク55のドリルビット3に近い側に位置する出水口53が開設される。
【0025】
ウォーターアウトレットアークチャンバ57の内側には、固定ディスク54のドリルビット3から離れる側に位置する排水口59が開設されており、ウォーターアウトレットアークチャンバ57の外側には、排水口59に連通する噴流チャンバ510がさらに設けられている。
【0026】
モータ56は、移動ディスク55を直接的に駆動できるように、移動ディスク55のドリルビット3に近い側に設けられている。
【0027】
複合パルスアセンブリ1は、パルスヘッド11と、内部流路13と、封止板15と、スライド16と、を含み、ただし、スライド16は、ドリルビット3に開設され、スライド16には、パルスヘッド11がスライド16して設けられ、パルスヘッド11のパルス化アセンブリ5に近い側には、環状のキャッチショルダ12を有し、スライド16には、パルスヘッド11の外部に外嵌されているスプリング14がさらに設けられている。
【0028】
パルスヘッド11の中間部には、内部流路13が貫通して開設され、ドリルビット3には、内部流路13を封止するための封止板15がさらに設けられ、封止板15には、キャッチショルダ12に対応する駆動流路がさらに開設されている。
【0029】
実施時には、移動ディスク55のドリルビット3に近い側に発生したパルス流体は、駆動流路を経てキャッチショルダ12をインパクトするとともに、パルスヘッド11を押し込み移動させることにより、パルスヘッド11が機械的パルスの方式でインパクトできるようにして、かつパルス流体はパルスヘッド11を封止板15から遠ざけるように押し込み移動させた後、パルス流体は内部流路13に入って排出することができ、パルスキャビテーションを実現することができる。
【0030】
スライド16の軸線とドリルビット3の軸線リニアとの角度は15°~35°である。
【0031】
ドリルビット3にはパルス流路(pulse flow channel)2がさらに設けられ、パルス流路2は流体パルスを行うことができる。
【0032】
実施例2:
図3のように、実施例1と異なる点は、モータ56は、バッフルリング58のドリルビット3から離れる側に設けられ、かつモータ56の出力端子は、固定ディスク54を通って移動ディスク55に接続されていることである。
【0033】
本実施例では、モータ56は、バッフルリング58のドリルビット3から離れる側に設けられていることにより、モータ56をよりよく保護することができ、固定ディスク54のドリルビット3から離れる側は依然としてパルスを持っているが、そのパルス強度は低く、主に液体供給のオン/オフによって液体圧力の小幅な変化を実現する。
【0034】
実施例3:
図4のように、実施例1と異なる点は、モータ56は、バッフルリング58のドリルビット3から離れる側に設けられ、かつモータ56の出力端子は、弾性レバーを採用して、バッフルリング58、固定ディスク54を貫通することにより、移動ディスク55に接続していることである。
【0035】
本実施例では、モータ56は、固定ディスク54のドリルビット3から離れる側に設けられ、かつモータ56の出力端子は、弾性レバーを採用して、バッフルリング58、固定ディスク54を貫通することにより、移動ディスク55に接続していることにより、モータ56がパルスインパクトを受けることを直接的に回避することができる。
【符号の説明】
【0036】
1 複合パルスアセンブリ
2 パルス流路
3 ドリルビット
4 ドリルシャフト
5 パルス化アセンブリ
11 パルスヘッド
12 キャッチショルダ
13 内部流路
14 スプリング
15 封止板
16 スライド
51 ウォーターインレットアークチャンバ
52 ウォーターインレットリング
53 出水口
54 固定ディスク
55 移動ディスク
56 モータ
57 ウォーターアウトレットアークチャンバ
58 バッフルリング
59 排水口
510 噴流チャンバ