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特許7584327監視画面作成支援装置、監視画面作成支援方法、および監視画面作成支援プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-07
(45)【発行日】2024-11-15
(54)【発明の名称】監視画面作成支援装置、監視画面作成支援方法、および監視画面作成支援プログラム
(51)【国際特許分類】
   G05B 23/02 20060101AFI20241108BHJP
【FI】
G05B23/02 301T
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021031609
(22)【出願日】2021-03-01
(65)【公開番号】P2022132889
(43)【公開日】2022-09-13
【審査請求日】2023-12-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100118762
【弁理士】
【氏名又は名称】高村 順
(72)【発明者】
【氏名】村尾 岳人
(72)【発明者】
【氏名】武舎 茜
【審査官】岩▲崎▼ 優
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-207586(JP,A)
【文献】特開2016-149039(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 23/00- 23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
監視制御システムの監視制御対象となる複数の機器の各々の種別である機器種別毎に、シンボルの列数、前記シンボルの行数、および前記シンボル間の幅の各々の情報を含む前記シンボルの配列を定義する配列情報を含んだ配列定義情報を取得する配列定義情報取得部と、
前記機器種別の情報を含む機器種別情報と前記複数の機器の各々に割り付けられた信号の情報とを含む信号情報を取得する信号情報取得部と、
前記シンボルと前記シンボルの信号に対する振る舞いを示す情報とを前記機器種別毎に含むシンボル情報を取得するシンボル情報取得部と、
前記信号情報取得部によって取得された前記信号情報と前記シンボル情報取得部によって取得された前記シンボル情報とに基づいて、前記信号を割り付けた前記複数の機器の各々のシンボルの情報である信号割付情報を作成する信号割付部と、
前記信号割付部によって作成された前記信号割付情報に基づいて、前記信号が割り付けられた前記複数の機器の各々のシンボルを配置した監視画面の情報を作成すると共に、前記配列定義情報取得部によって取得された前記配列定義情報に含まれる前記配列情報に基づいて、前記機器種別毎に前記複数の機器の各々のシンボルを前記監視画面に配置する画面作成部と、を備える
ことを特徴とする監視画面作成支援装置。
【請求項2】
前記配列定義情報は、
前記シンボルの前記機器種別毎の配置領域サイズを定義する配置領域情報を含み、
前記画面作成部は、
前記配列定義情報取得部によって取得された前記配置領域情報に基づいて、前記配置領域情報で定義される前記配置領域サイズの領域に前記シンボルを前記機器種別毎に配置する
ことを特徴とする請求項に記載の監視画面作成支援装置。
【請求項3】
前記配列定義情報は、
グラフ表示する1以上の信号を定義する情報を含み、
前記信号割付部は、
前記配列定義情報取得部によって取得された前記配列定義情報に基づいて、グラフに前記1以上の信号を割り付け、
前記画面作成部は、
前記信号割付部によって前記1以上の信号が割り付けられた状態の前記グラフを前記監視画面に配置する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の監視画面作成支援装置。
【請求項4】
前記シンボルの前記機器種別毎の基準位置を定義する情報を含む画面定義情報を取得する画面定義情報取得部を備え、
前記画面作成部は、
前記画面定義情報取得部によって取得された前記画面定義情報に基づいて、前記複数の機器の各々のシンボルを前記機器種別毎に前記監視画面に配列する
ことを特徴とする請求項からのいずれか1つに記載の監視画面作成支援装置。
【請求項5】
前記画面定義情報は、
前記シンボルの前記機器種別毎の表示サイズを定義する情報を含み、
前記画面作成部は、
前記画面定義情報取得部によって取得された前記画面定義情報に基づいて、前記複数の機器の各々のシンボルを前記画面定義情報で前記機器種別毎に定義される前記表示サイズで前記監視画面に配置する
ことを特徴とする請求項に記載の監視画面作成支援装置。
【請求項6】
前記画面定義情報は、
前記機器種別毎のシンボルが配置された定義画面の情報を含み、
前記画面作成部は、
前記定義画面における前記機器種別毎のシンボルの位置を前記基準位置とし、前記定義画面における前記機器種別毎のシンボルの表示サイズを前記表示サイズとして、前記監視画面の情報を作成する
ことを特徴とする請求項に記載の監視画面作成支援装置。
【請求項7】
前記信号割付部は、
前記信号情報が変更された場合に、更新された前記信号情報に基づいて、前記信号割付情報を更新し、
前記画面作成部は、
前記信号割付部によって更新された前記信号割付情報に基づいて、前記監視画面の情報を更新する
ことを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の監視画面作成支援装置。
【請求項8】
コンピュータが実行する監視画面作成支援方法であって、
監視制御システムの監視制御対象となる複数の機器の各々の種別である機器種別毎に、シンボルの列数、前記シンボルの行数、および前記シンボル間の幅の各々の情報を含む前記シンボルの配列を定義する配列情報を含んだ配列定義情報を取得する第1のステップと、
前記機器種別の情報を含む機器種別情報と前記複数の機器の各々に割り付けられた信号の情報とを含む信号情報を取得する第のステップと、
前記シンボルと前記シンボルの信号に対する振る舞いを示す情報とを前記機器種別毎に含むシンボル情報を取得する第のステップと、
前記第のステップで取得された前記信号情報と前記第のステップで取得された前記シンボル情報とに基づいて、前記信号を割り付けた前記複数の機器の各々のシンボルの情報である信号割付情報を作成する第のステップと、
前記第のステップで作成された前記信号割付情報に基づいて、前記信号が割り付けられた前記複数の機器の各々のシンボルを配置した監視画面の情報を作成すると共に、前記第1のステップで取得した前記配列定義情報に含まれる前記配列情報に基づいて前記機器種別毎に前記複数の機器の各々のシンボルを前記監視画面に配置するのステップと、を含む
ことを特徴とする監視画面作成支援方法。
【請求項9】
監視制御システムの監視制御対象となる複数の機器の各々の種別である機器種別毎に、シンボルの列数、前記シンボルの行数、および前記シンボル間の幅の各々の情報を含む前記シンボルの配列を定義する配列情報を含んだ配列定義情報を取得する第1のステップと、
前記機器種別の情報を含む機器種別情報と前記複数の機器の各々に割り付けられた信号の情報とを含む信号情報を取得する第のステップと、
前記シンボルと前記シンボルの信号に対する振る舞いを示す情報とを前記機器種別毎に含むシンボル情報を取得する第のステップと、
前記第のステップで取得された前記信号情報と前記第のステップで取得された前記シンボル情報とに基づいて、前記信号を割り付けた前記複数の機器の各々のシンボルの情報である信号割付情報を作成する第のステップと、
前記第のステップで作成された前記信号割付情報に基づいて、前記信号が割り付けられた前記複数の機器の各々のシンボルを配置した監視画面の情報を作成すると共に、前記第1のステップで取得した前記配列定義情報に含まれる前記配列情報に基づいて前記機器種別毎に前記複数の機器の各々のシンボルを前記監視画面に配置するのステップと、をコンピュータに実行させる
ことを特徴とする監視画面作成支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、監視制御システムにおける監視画面の情報の作成を支援する監視画面作成支援装置、監視画面作成支援方法、および監視画面作成支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、監視制御システムを構築する場合、プラントなどの監視制御対象に合わせて監視画面の情報である監視画面情報を作成する必要がある。かかる監視画面情報の作成作業には、例えば、プラントを構成するポンプまたはバルブなどのシンボルを配置し、シンボルに信号を割り付ける作業がある。かかる作業は、画面製作者がプラント図面を基にシンボルを選択して配置し、シンボルに適切な信号を手動で割り付けることによって行われるが、大規模な監視制御システムではシンボルおよび信号の数が多く、作業工数が膨大になる。
【0003】
そのため、監視画面情報の作成作業の省力化が求められている。特許文献1には、監視画面情報の作成作業の省力化を図るために、複数の既存案件の信号項目表に最も類似する信号項目表に対応する監視画面設定情報の一部の情報を新規案件の情報に置換する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2020-98375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、既存案件の信号項目表および監視画面設定情報を用いることから、類似する既存案件がない場合、監視画面の情報を作成することができない。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、既存案件の信号項目表および監視画面設定情報を用いることなく、監視画面の情報の作成を支援することができる監視画面作成支援装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の監視画面作成支援装置は、配列定義情報取得部と、信号情報取得部と、シンボル情報取得部と、信号割付部と、画面作成部とを備える。配列定義情報取得部は、監視制御システムの監視制御対象となる複数の機器の各々の種別である機器種別毎に、シンボルの列数、シンボルの行数、およびシンボル間の幅の各々の情報を含むシンボルの配列を定義する配列情報を含んだ配列定義情報を取得する。信号情報取得部は、機器種別情報と複数の機器の各々に割り付けられた信号の情報とを含む信号情報を取得する。シンボル情報取得部は、シンボルとシンボルの信号に対する振る舞いを示す情報とを機器種別毎に含むシンボル情報を取得する。信号割付部は、信号情報取得部によって取得された信号情報とシンボル情報取得部によって取得されたシンボル情報とに基づいて、信号を割り付けた複数の機器の各々のシンボルの情報である信号割付情報を作成する。画面作成部は、信号割付部によって作成された信号割付情報に基づいて、信号が割り付けられた複数の機器の各々のシンボルを配置した監視画面の情報を作成すると共に、配列定義情報取得部によって取得された配列定義情報に含まれる配列情報に基づいて、機器種別毎に複数の機器の各々のシンボルを監視画面に配置する
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、既存案件の信号項目表および監視画面設定情報を用いることなく、監視画面の情報の作成を支援することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施の形態1にかかる監視制御装置を含む情報処理システムの構成の一例を示す図
図2】実施の形態1にかかる監視画面作成支援装置の構成例を示す図
図3】実施の形態1にかかる記憶部の信号情報DBに含まれる信号情報で規定される設備、機器種別、機器、信号種別、および信号の関係の一例を示す図
図4】実施の形態1にかかる記憶部のシンボル情報DBに含まれるシンボル情報の一例を示す図
図5】実施の形態1にかかる配列定義情報取得部によって取得される配列定義情報の一例を示す図
図6】実施の形態1にかかる信号割付部によって作成される信号割付情報の一例を示す図
図7】実施の形態1にかかる画面定義情報取得部によって取得される画面定義情報の一例を示す図
図8】実施の形態1にかかる画面作成部の構成の一例を示す図
図9】実施の形態1にかかる表示態様決定部によって更新される配列定義情報の一例を示す図
図10】実施の形態1にかかる画面作成部によって作成される監視画面の一例を示す図
図11】実施の形態1にかかる画面作成部によって作成される監視画面の他の例を示す図
図12】実施の形態1にかかる監視画面作成支援装置の処理部による処理の一例を示すフローチャート
図13】実施の形態1にかかる監視画面作成支援装置のハードウェア構成の一例を示す図
図14】実施の形態2にかかる監視画面作成支援装置の構成の一例を示す図
図15】実施の形態2にかかる記憶部の信号情報DBに含まれる更新信号情報で規定される設備、機器種別、機器、信号種別、および信号の関係の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、実施の形態にかかる監視画面作成支援装置、監視画面作成支援方法、および監視画面作成支援プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる監視制御装置を含む情報処理システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる情報処理システム100は、監視制御システム1と、端末装置2と、監視画面作成支援装置3とを備える。
【0012】
端末装置2と監視画面作成支援装置3とは、ネットワーク4を介して互いに通信可能に接続される。ネットワーク4は、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)またはLAN(Local Area Network)である。
【0013】
監視制御システム1は、監視制御対象の状態の監視および制御を行う。監視制御対象は、例えば、受配電プラントまたは電力プラントなどのプラント、変電所、発電所、水処理施設、高速道路、または鉄道設備などである。
【0014】
監視制御システム1は、設備5~5と、伝送装置7と、監視制御装置8とを備える。nは、2以上の整数である。以下において、設備5~5の各々を個別に区別せずに示す場合、設備5と記載する場合がある。
【0015】
各設備5には、複数の機器6~6が設けられる。mは、2以上の整数である。各機器6~6は、監視制御対象を構成する機器である。各機器6~6は、監視制御対象が水処理施設の場合、例えば、ポンプ、電磁弁、またはブロアである。また、各機器6~6は、監視制御対象が変電所である場合、例えば、遮断器または断路器などである。また、各機器6~6は、監視制御対象が高速道路である場合、トンネル内に配置される水噴霧電磁弁、火災用自動通報器、手動通報器、または電池などである。
【0016】
機器6~6には、監視目的に合わせた種類の状態計測装置が設けられ、機器6~6からは、状態計測装置で計測された値を示す情報が監視制御対象の状態を示す監視情報として出力される。監視制御対象が水処理施設の場合、状態計測装置は、例えば、流量センサ、水位センサ、または特性検出センサなどである。
【0017】
機器6~6には、伝送装置7が接続される。監視制御装置8は、ネットワーク9および伝送装置7を介して機器6~6と通信可能に接続される。ネットワーク9は、インターネットなどのWANまたはLANである。
【0018】
監視制御装置8は、不図示の表示部および不図示の操作部を備える。監視制御装置8は、監視制御対象の状態を示す監視情報を機器6~6から伝送装置7およびネットワーク9を介して取得し、取得した監視情報に基づいて、監視制御対象の状態を示す監視画面を不図示の表示部に表示する。これにより、司令員は、監視制御対象の状態を把握することができる。
【0019】
また、監視制御装置8は、不図示の操作部への司令員の操作に基づいて、機器6~6を制御するための制御内容を示す制御情報を機器6~6へネットワーク9および伝送装置7を介して送信する。これにより、かかる制御情報によって機器6~6が制御される。以下、機器6~6の各々を個別に区別せずに示す場合、機器6と記載する場合がある。
【0020】
監視制御装置8は、クラウド環境に構築される。クラウド環境は、クラウドサービスプラットフォームにおいて提供されるコンピュータ資源を含む。クラウドサービスプラットフォームは、クラウドサービスプロバイダによって提供され、例えば、PaaS(Platform as a Service)などを含む。監視制御装置8は、クラウド環境に構築されるため、クラウドサーバとも呼ばれることがある。
【0021】
監視画面作成支援装置3は、端末装置2のユーザUによる監視制御装置8の監視画面の情報である監視画面情報の作成を支援する。かかる監視画面情報の作成には、監視画面の情報の変更も含まれる。かかる監視画面作成支援装置3は、監視制御装置8と同様に、クラウド環境に構築され、クラウドサーバとも呼ばれることがある。なお、監視画面情報は、例えば、シンボルの情報、文字の情報、画像の情報、音声の情報、およびレイアウトの情報などを含む画面情報であり、画面エディタなどによって編集可能な情報である。
【0022】
端末装置2は、例えば、デスクトップコンピュータまたはラップトップコンピュータなどのパーソナルコンピュータであり、ユーザUによって操作される。端末装置2のユーザUは、端末装置2を操作して、端末装置2に監視画面作成要求を監視画面作成支援装置3へ送信させる。監視画面作成要求には、例えば、後述する配列定義情報および画面定義情報などが含まれる。
【0023】
監視画面作成支援装置3は、端末装置2からの監視画面作成要求を受信すると、監視画面作成要求に応じた監視画面情報を作成し、作成した監視画面情報を端末装置2へ送信する。端末装置2は、監視画面作成支援装置3からの監視画面情報に基づいて、監視画面を編集可能に不図示の表示部に表示する。
【0024】
図2は、実施の形態1にかかる監視画面作成支援装置の構成例を示す図である。図2に示すように、監視画面作成支援装置3は、通信部10と、記憶部11と、処理部12とを備える。通信部10は、例えば、ネットワーク4に接続されており、かかるネットワーク4を介して端末装置2と情報の送受信を行う。なお、通信部10は、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記憶媒体との間で情報の送受信を行う記憶媒体インタフェースを有する構成であってもよい。
【0025】
記憶部11は、信号情報DB(DataBase)20と、シンボル情報DB21とを含む。信号情報DB20は、監視制御システム1の監視制御対象となる複数の機器6の各々の種別である機器種別の情報を含む機器種別情報と複数の機器6の各々に割り付けられた信号の情報とを含む信号情報を含む。
【0026】
図3は、実施の形態1にかかる記憶部の信号情報DBに含まれる信号情報で規定される設備、機器種別、機器、信号種別、および信号の関係の一例を示す図である。図3に示すように、記憶部11の信号情報DB20に含まれる信号情報は、設備5、機器種別、機器6、信号種別、および信号の各々の情報を含み、これらの情報が互いに関連付けられた情報であり、例えばテーブル形式の情報である。
【0027】
図3では、設備名が「設備X」である設備5には、機器種別名が「機器種別A」である機器6および機器種別名が「機器種別B」である機器6などが含まれており、設備名が「設備Y」である設備5には、機器種別名が「機器種別E」である機器6などが含まれていることが示されている。
【0028】
また、図3では、機器種別名が「機器種別A」である機器6として、機器名称が「機器A-1」である機器6および機器名称が「機器A-2」である機器6などが含まれ、機器種別名が「機器種別B」である機器6として、機器名称が「機器B-1」である機器6および機器名称が「機器B-2」である機器6などが含まれていることが示されている。また、図3では、機器種別名が「機器種別E」の機器6として、機器名称が「機器E-1」である機器6および機器名称が「機器E-2」である機器6などが含まれていることが示されている。
【0029】
また、図3では、機器名称が「機器A-1」である機器6には、信号種別名が「信号種別(DI)」である信号DI001が関連付けられ、機器名称が「機器A-2」である機器6には、信号種別名が「信号種別(DI)」である信号DI004が関連付けられていることが示されている。信号種別名が「信号種別(DI)」の信号は、「0」と「1」の2値で示されるデジタル信号である。
【0030】
また、図3では、機器名称が「機器B-1」である機器6には、信号種別名が「信号種別(DI)」である信号DI007が関連付けられ、機器名称が「機器B-2」である機器6には、信号種別名が「信号種別(DI)」である信号DI011が関連付けられていることが示されている。また、図3では、機器名称が「機器E-1」である機器6には、信号種別名が「信号種別(DI)」である信号DI101が関連付けられ、機器名称が「機器E-2」である機器6には、信号種別名が「信号種別(DI)」である信号DI104が関連付けられていることが示されている。
【0031】
図2に戻って、記憶部11の説明を続ける。記憶部11のシンボル情報DB21は、シンボルの情報とシンボルの信号に対する振る舞いを示す情報とを機器種別毎に含むシンボル情報を含む。
【0032】
図4は、実施の形態1にかかる記憶部のシンボル情報DBに含まれるシンボル情報の一例を示す図である。図4に示すように、シンボル情報DB21に含まれるシンボル情報は、「機器種別」、「シンボル」、および「ロジック」が機器種別毎に互いに関連付けられた情報を含む。
【0033】
「機器種別」は、機器6の種別である機器種別を示す情報である。「シンボル」は、機器6を示すシンボルの情報である。「ロジック」は、シンボルの信号に対する振る舞いを示す情報である。シンボルの信号に対する振る舞いは、例えば、シンボルの色の変化であるが、シンボルの形状の変化であってもよく、シンボルの形状と色の変化であってもよい。また、シンボルが数値を示す枠を示すシンボルである場合、シンボルの信号に対する振る舞いは、信号で示される値を枠内に示すことによって行われる。なお、信号の状態によって変化するシンボルは、可変シンボルとも呼ばれる。
【0034】
図4に示す例では、機器種別「ポンプ」に対して、ポンプのシンボルと、「If(DI信号==ON) 赤 Else 緑」のロジックとが関連付けられている。「If(DI信号==ON) 赤 Else 緑」は、割り付けられたDI信号がオンである場合にシンボルが赤色になり、そうでない場合にはシンボルが緑色になることを示す。DI信号は、信号種別名が「信号種別(DI)」である信号である。
【0035】
また、図4に示す例では、機器種別「電磁弁」に対して、電磁弁のシンボルと、「If(DI信号==ON) 黒 Else 白」のロジックとが関連付けられている。「If(DI信号==ON) 黒 Else 白」は、割り付けられたDI信号がオンである場合にシンボルが黒色になり、そうでない場合にはシンボルが白色になることを示す。
【0036】
図2に戻って、処理部12の説明を行う。処理部12は、配列定義情報取得部30と、信号情報取得部31と、シンボル情報取得部32と、信号割付部33と、画面定義情報取得部34と、画面作成部35とを備える。
【0037】
配列定義情報取得部30は、通信部10を介して配列定義情報60を取得する。例えば、配列定義情報取得部30は、端末装置2から送信される配列定義情報60をネットワーク4および通信部10を介して取得する。端末装置2のユーザUは、端末装置2における不図示の入力部を操作することによって、配列定義情報60を作成することができる。ユーザUは、不図示の入力部を操作することによって、作成した配列定義情報60を含む監視画面作成要求を端末装置2に送信させる。
【0038】
配列定義情報60は、配列情報と、配置領域情報とを含む。配列情報は、機器種別毎にシンボルの配列を定義する情報であり、機器名称、シンボルの列数、シンボルの行数、シンボル間の幅、およびシンボルの連結の可否の各々の情報を機器種別毎に含む。配置領域情報は、シンボルの機器種別毎の配置領域のサイズである配置領域サイズを定義する情報を含む。
【0039】
図5は、実施の形態1にかかる配列定義情報取得部によって取得される配列定義情報の一例を示す図である。図5に示す配列定義情報60においては、配列情報61と、配置領域情報62とを含む。
【0040】
配列情報61は、機器種別Aの機器6について、シンボルの行数が「2」で、シンボルの列数が「5」で、シンボル間の幅が「30」であることを示す情報と、連結可否が「有効」であることを示す情報と、機器名称が「機器A-1」、「機器A-2」などであることを示す情報とを含む。また、配置領域情報62は、機器種別Aの機器6について、配置領域サイズが「300×900」であることを示す情報を含む。
【0041】
また、図示していないが、配列情報61には、機器種別名が「機器種別B」である機器6について、機器名称、シンボルの列数、シンボルの行数、シンボル間の幅、およびシンボルの連結の可否の各々の情報なども含まれる。また、配置領域情報62には、信号種別名が「機器種別B」である機器6について、配置領域サイズを示す情報なども含まれる。
【0042】
また、配列情報61には、設備名称が「設備X」である設備5の情報に加え、設備名称が「設備Y」である設備5の情報なども含まれる。なお、図示しないが、配列定義情報60には、グラフ表示する1以上の信号を定義する情報が含まれる場合がある。
【0043】
図2に戻って、処理部12の説明を続ける。処理部12の信号情報取得部31は、監視制御システム1の監視制御対象となる複数の機器6の各々の種別である機器種別の情報を含む機器種別情報と複数の機器6の各々に割り付けられた信号の情報とを含む信号情報を取得する。
【0044】
信号情報取得部31は、例えば、配列定義情報取得部30によって取得された配列定義情報60の配列情報61で示される機器種別および機器名称の機器6に割り付けられた信号種別の情報と信号の情報とを記憶部11に記憶される信号情報DB20から取得する。信号情報取得部31は、配列情報61で示される機器種別および機器名称をキーとして、信号種別の情報と信号の情報とを取得する。
【0045】
ここで、配列定義情報取得部30によって取得された配列定義情報60が図5に示す状態であり、信号情報DB20に含まれる信号情報が図3に示す状態であるとする。この場合、信号情報取得部31は、機器種別Aの機器6に割り付けられた信号種別の情報と信号の情報、機器種別Bの機器6に割り付けられた信号種別の情報と信号の情報、および機器種別Eの機器6に割り付けられた信号種別の情報と信号の情報などを信号情報DB20から取得する。
【0046】
このように、配列定義情報60は、信号情報取得部31において、監視画面にシンボルを配置する機器6を特定するために用いられる。なお、信号情報取得部31は、配列情報61に機器名称の情報が含まれない場合、配列情報61で示される機器種別に関連付けられた機器6に割り付けられた信号の情報を信号情報DB20から取得する。
【0047】
シンボル情報取得部32は、シンボルとシンボルの信号に対する振る舞いを示す情報とを機器種別毎に含むシンボル情報を記憶部11に記憶されるシンボル情報DB21から取得する。
【0048】
シンボル情報取得部32は、例えば、配列定義情報60の配列情報61で示される機器種別のシンボルおよびロジックの各々の情報を記憶部11に記憶されるシンボル情報DB21から取得する。
【0049】
ここで、配列定義情報取得部30によって取得された配列定義情報60が図5に示す状態であり、シンボル情報DB21に含まれるシンボル情報が図4に示す状態であるとする。また、配列定義情報60の配列情報61で示される機器種別Aがポンプであり、機器種別Bが電磁弁であるとする。この場合、シンボル情報取得部32は、ポンプのシンボルおよびロジックの各々の情報、および電磁弁のシンボルおよびロジックの各々の情報などをシンボル情報DB21から取得する。
【0050】
信号割付部33は、信号情報取得部31によって取得された信号情報とシンボル情報取得部32によって取得されたシンボル情報とに基づいて、ロジックに信号を割り付けた複数の機器6の各々のシンボルの情報である信号割付情報を作成する。
【0051】
図6は、実施の形態1にかかる信号割付部によって作成される信号割付情報の一例を示す図である。図6に示す例では、機器名称が「機器A-1」である機器6のシンボル80のロジックに信号DI001が割り付けられており、機器名称が「機器A-2」である機器6のシンボル81のロジックに信号DI002が割り付けられている。
【0052】
機器名称が「機器A-1」である機器6のシンボル80は、信号DI001がオンになった場合に、赤色になり、信号DI001がオフになった場合に、緑色になる。例えば、信号DI001が「1」である場合に、信号DI001がオンであり、信号DI001が「0」である場合に、信号DI001がオフである。
【0053】
機器名称が「機器A-2」である機器6のシンボル81は、信号DI002がオンになった場合に、赤色になり、信号DI002がオフになった場合に、緑色になる。例えば、信号DI002が「1」である場合に、信号DI002がオンであり、信号DI002が「0」である場合に、信号DI002がオフである。
【0054】
また、上述したように、配列定義情報取得部30によって取得される配列定義情報60には、グラフ表示する1以上の信号を定義するグラフ定義情報が含まれる場合がある。この場合、信号割付部33は、配列定義情報60に含まれるグラフ定義情報に基づいて、グラフに1以上の信号を割り付ける。
【0055】
例えば、グラフ定義情報に信号AI001,AI002,AI003の情報が含まれている場合、信号割付部33は、グラフに信号AI001,AI002,AI003を割り付ける。信号AI001,AI002,AI003は、例えば、センサなどから出力されるアナログ信号である。
【0056】
図2に戻って、処理部12の説明を続ける。処理部12の画面定義情報取得部34は、シンボルの機器種別毎の基準位置を定義する情報を含む画面定義情報64を取得する。例えば、画面定義情報取得部34は、端末装置2から送信される画面定義情報64をネットワーク4および通信部10を介して取得する。端末装置2のユーザUは、端末装置2における不図示の入力部を操作することによって、画面定義情報64を作成することができる。ユーザUは、不図示の入力部を操作することによって、作成した画面定義情報64を含む監視画面作成要求を端末装置2に送信させる。
【0057】
図7は、実施の形態1にかかる画面定義情報取得部によって取得される画面定義情報の一例を示す図である。図7に示す画面定義情報64は、機器種別毎のシンボルが配置された定義画面90の情報を含む。定義画面90には、機器種別毎のシンボルとして、電磁弁のシンボル91と、ポンプのシンボル92とが配置される。また、定義画面90には、グラフを表示するための領域を示すグラフ表示枠93が配置される。
【0058】
定義画面90における電磁弁のシンボル91の位置によって、監視画面における電磁弁のシンボルの基準位置が定義され、定義画面90におけるポンプのシンボル92の位置によって、監視画面におけるポンプのシンボルの基準位置が定義される。また、定義画面90における電磁弁のシンボル91の表示サイズによって、監視画面における電磁弁のシンボルの表示サイズが定義され、定義画面90におけるポンプのシンボル92の表示サイズによって、監視画面におけるポンプのシンボルの表示サイズが定義される。
【0059】
なお、画面定義情報64は、定義画面90に代えて、機器種別毎のシンボルの基準位置を定義する文字情報および機器種別毎のシンボルの表示サイズを定義する文字情報を含んでいてもよい。
【0060】
図2に戻って、処理部12の説明を続ける。処理部12の画面作成部35は、信号割付部33によって作成された信号割付情報に基づいて、信号が割り付けられた複数の機器6の各々のシンボルを配置した監視画面の情報を作成する。
【0061】
例えば、画面作成部35は、信号割付部33によって作成された信号割付情報と、配列定義情報取得部30によって取得された配列定義情報60と、画面定義情報取得部34によって取得された画面定義情報64とに基づいて、監視画面の情報を作成する。
【0062】
図8は、実施の形態1にかかる画面作成部の構成の一例を示す図である。図8に示すように、画面作成部35は、表示態様決定部40と、配置処理部41と、監視画面情報出力部42とを備える。
【0063】
表示態様決定部40は、配列定義情報60と画面定義情報64とに基づいて、信号割付情報で示される信号が割り付けられた複数の機器6の各々のシンボルの表示位置を決定する。シンボルの表示位置は、監視画面上の位置である。
【0064】
配列定義情報60には、上述したように、シンボルの列数、シンボルの行数、およびシンボル間の幅の各々の情報と配置領域サイズの情報とが機器種別毎に含まれる。また、画面定義情報64には、上述したように、機器種別毎のシンボルが配置された定義画面90の情報が含まれる。
【0065】
表示態様決定部40は、定義画面90における機器種別毎のシンボルの位置を機器種別毎のシンボルの基準位置として決定する。機器種別毎のシンボルの基準位置は、例えば、機器種別毎の複数の機器6のシンボルのうち配列が先頭のシンボルの表示位置である。例えば、配列が先頭の位置は、1行目且つ1列目の位置である。
【0066】
表示態様決定部40は、シンボルの基準位置を含む領域であって且つ配置領域サイズで規定されるサイズの領域をシンボル配置領域として機器種別毎に決定する。そして、表示態様決定部40は、決定したシンボル配置領域内において配列定義情報60で定義される列数、行数、および幅で複数の機器6のシンボルを配列したと仮定した場合の各機器6のシンボルの表示位置を機器種別毎に算出する。表示態様決定部40は、算出した複数の機器6の各々のシンボルの表示位置を、複数の機器6の各々のシンボルの表示位置として決定する。
【0067】
また、表示態様決定部40は、定義画面90にグラフ表示枠93が配置されている場合、グラフ表示枠93で囲まれた領域をグラフ表示領域として決定する。グラフ表示領域は、監視画面においてグラフを表示するための領域である。
【0068】
また、表示態様決定部40は、定義画面90における機器種別毎のシンボルの表示サイズを監視画面におけるシンボルの表示サイズとして決定する。例えば、定義画面90が図7に示す状態である場合、電磁弁のシンボル91の表示サイズを監視画面における電磁弁のシンボルの表示サイズとして決定し、定義画面90におけるポンプのシンボル92の表示サイズを監視画面におけるポンプのシンボルの表示サイズとして決定する。
【0069】
表示態様決定部40は、機器種別毎の各機器6のシンボルの表示位置および表示サイズの情報と機器種別毎のシンボルの基準位置の情報とグラフ表示領域の情報とに基づいて、配列定義情報60を更新する。
【0070】
図9は、実施の形態1にかかる表示態様決定部によって更新される配列定義情報の一例を示す図である。図9に示すように、表示態様決定部40によって更新される配列定義情報60Aには、配列情報61Aと、配置領域情報62と、シンボル表示位置情報63とが含まれる。
【0071】
配列情報61Aには、配列情報61に加え、基準位置の情報と、シンボルの表示サイズの情報とが含まれる。図9に示す配列情報61Aでは、基準位置の情報として、「100,150」の座標位置の情報が含まれ、シンボルの表示サイズの情報として、「2.5」の情報が含まれる。また、図示していないが、配列情報61Aには、グラフ表示領域の座標位置の情報も含まれる場合がある。
【0072】
また、シンボル表示位置情報63には、機器種別毎の各機器6のシンボルの表示位置の情報が含まれる。図9に示すシンボル表示位置情報63には、機器名称が「機器A-1」の機器6のシンボルの表示位置として、「100,150」の座標位置の情報が含まれ、機器名称が「機器A-2」の機器6のシンボルの表示位置として、「120,150」の座標位置の情報が含まれる。なお、配列定義情報60Aは、配列情報61Aのうちシンボルの表示サイズの情報以外を含まない情報であってもよく、また、配置領域情報62を含まない情報であってもよい。
【0073】
配置処理部41は、信号割付部33によって信号が割り付けられたシンボルを、シンボル表示位置情報63によって更新された配列定義情報60Aで示される表示位置および表示サイズで監視画面に配置して、監視画面の情報を作成する。また、配置処理部41は、配列定義情報60Aにグラフ表示領域の座標位置の情報が含まれる場合、信号割付部33によって信号が割り付けられたグラフをグラフ表示領域に配置する。
【0074】
監視画面情報出力部42は、配置処理部41で作成された監視画面の情報である監視画面情報を通信部10およびネットワーク4を介して端末装置2へ送信する。端末装置2は、監視画面情報出力部42によって送信される監視画面情報を受信し、受信した監視画面情報を端末装置2における不図示の表示部に表示させる。端末装置2のユーザUは、端末装置2における不図示の入力部を操作することによって、監視画面情報を編集することができる。
【0075】
図10は、実施の形態1にかかる画面作成部によって作成される監視画面の一例を示す図である。図10に示す監視画面50では、12個の電磁弁のシンボル51が6列×2行で配列され、行毎に連結されている。また、図10に示す監視画面50では、8個のポンプのシンボル52が4列×2行で配列され、さらに、複数の信号が割り付けられた状態のグラフ53が配置されている。各シンボル51,52には、信号が割り付けられており、各シンボル51,52は、信号の状態に応じて色が変化する。
【0076】
図11は、実施の形態1にかかる画面作成部によって作成される監視画面の他の例を示す図である。図11に示す監視画面50は、機器6が高速道路のトンネル内に配置された機器である場合の例を示している。図11において、シンボル54は、水噴霧用の電磁弁のシンボルであり、シンボル55は、火災用自動通報器のシンボルであり、シンボル56は、手動通報器のシンボルであり、シンボル57は、電池のシンボルである。
【0077】
なお、配置処理部41は、信号割付部33によって信号が割り付けられたシンボルに対応する位置に、かかるシンボルに対応する機器名称の情報を配置することもできる。これにより、ユーザUは、各シンボルがどの機器6に対応するものであるかを容易に把握することができる。
【0078】
つづいて、フローチャートを用いて監視画面作成支援装置3の処理部12による処理を説明する。図12は、実施の形態1にかかる監視画面作成支援装置の処理部による処理の一例を示すフローチャートである。
【0079】
図12に示すように、監視画面作成支援装置3の処理部12は、端末装置2または不図示の記録媒体から通信部10を介して配列定義情報60を取得する(ステップS10)。ステップS10の処理で取得される配列定義情報60には、たとえば、機器種別毎にシンボルの配列を定義する配列情報61と、シンボルの機器種別毎の配置領域サイズを定義する配置領域情報62と、グラフ表示する1以上の信号を定義するグラフ定義情報とが含まれる。
【0080】
次に、処理部12は、信号情報を記憶部11から取得する(ステップS11)。信号情報は、監視制御システム1の監視制御対象となる複数の機器6の各々の種別である機器種別の情報を含む機器種別情報と複数の機器6の各々に割り付けられた信号の情報とを含む。
【0081】
ステップS11の処理において、処理部12は、例えば、ステップS10で取得された配列定義情報60で示される機器種別または機器名称の各機器6に割り付けられた信号の情報と、ステップS10で取得された配列定義情報60で示されるグラフに割り付けられた信号の情報とを信号情報として記憶部11の信号情報DB20から取得する。
【0082】
次に、処理部12は、シンボル情報を記憶部11から取得する(ステップS12)。シンボル情報は、シンボルとシンボルの信号に対する振る舞いを示す情報とを機器種別毎に含む情報である。ステップS12の処理において、処理部12は、ステップS10で取得された配列定義情報60で示される機器種別のシンボルとかかるシンボルの信号に対する振る舞いを示す情報とを機器種別毎に取得する。
【0083】
次に、処理部12は、信号割付情報を作成する(ステップS13)。信号割付情報は、信号を割り付けた複数の機器6の各々のシンボルの情報である。処理部12は、例えば、ステップS11で取得した信号情報とステップS12で取得したシンボル情報とに基づいて、信号割付情報を作成する。
【0084】
次に、処理部12は、端末装置2または不図示の記録媒体から通信部10を介して画面定義情報64を取得する(ステップS14)。画面定義情報64は、シンボルの機器種別毎の基準位置を定義する情報と、グラフの表示領域を定義する情報とを含む。例えば、画面定義情報64は、機器種別毎のシンボル91,92とグラフ表示枠93などが配置された定義画面90の情報を含む。定義画面90におけるシンボル91,92の位置で、シンボルの機器種別毎の基準位置が定義され、定義画面90におけるグラフ表示枠93で囲まれた領域で、グラフの表示領域が定義される。
【0085】
次に、処理部12は、シンボルの表示位置および表示サイズと、グラフの表示領域とを決定する(ステップS15)。ステップS15の処理において、処理部12は、例えば、ステップS10で取得された配列定義情報60とステップS14で取得された画面定義情報64とに基づいて、シンボルの表示位置および表示サイズと、グラフの表示領域とを決定する。
【0086】
次に、処理部12は、監視画面情報を作成する(ステップS16)。ステップS16の処理において、処理部12は、例えば、ステップS15の処理で決定されたシンボルの表示位置および表示サイズとグラフの表示領域とに基づいて、ステップS13で信号が割り付けられた各機器6のシンボルを配置した監視画面の情報を監視画面情報として作成する。
【0087】
次に、処理部12は、ステップS16で作成した監視画面情報を端末装置2または不図示の記録媒体へ通信部10を介して出力する(ステップS17)。処理部12は、ステップS17の処理が終了した場合、図12に示す処理を終了する。
【0088】
図13は、実施の形態1にかかる監視画面作成支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図13に示すように、監視画面作成支援装置3は、プロセッサ101と、メモリ102と、通信装置103と、インタフェース回路104とを備えるコンピュータを含む。
【0089】
プロセッサ101、メモリ102、通信装置103、およびインタフェース回路104は、例えば、バス105によって互いに情報の送受信が可能である。記憶部11は、メモリ102によって実現される。通信部10は、通信装置103で実現される。プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、処理部12の機能を実行する。プロセッサ101は、例えば、処理回路の一例であり、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、およびシステムLSI(Large Scale Integration)のうち一以上を含む。
【0090】
メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、およびEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)のうち一以上を含む。また、メモリ102は、コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体を含む。かかる記録媒体は、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルメモリ、光ディスク、コンパクトディスク、およびDVD(Digital Versatile Disc)のうち一以上を含む。なお、監視画面作成支援装置3は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路を含んでいてもよい。
【0091】
監視画面作成支援装置3の機能は、端末装置2に含まれていてもよい。また、監視画面作成支援装置3は、物理的に離れた位置にある2以上の装置で構成されてもよい。監視画面作成支援装置3が2以上の装置で構成される場合、2以上の装置の各々は、例えば、図13に示すハードウェア構成を有する。2以上の装置間の通信は、通信装置103を介して行われる。また、監視画面作成支援装置3は、2以上のサーバで構成されてもよい。例えば、監視画面作成支援装置3は、処理サーバと、データサーバとで構成されてもよい。
【0092】
以上のように、実施の形態1にかかる監視画面作成支援装置3は、信号情報取得部31と、シンボル情報取得部32と、信号割付部33と、画面作成部35とを備える。信号情報取得部31は、監視制御システム1の監視制御対象となる複数の機器6の各々の種別である機器種別の情報を含む機器種別情報と複数の機器6の各々に割り付けられた信号の情報とを含む信号情報を取得する。シンボル情報取得部32は、シンボルとシンボルの信号に対する振る舞いを示す情報とを機器種別毎に含むシンボル情報を取得する。信号割付部33は、信号情報取得部31によって取得された信号情報とシンボル情報取得部32によって取得されたシンボル情報とに基づいて、信号を割り付けた複数の機器6の各々のシンボルの情報である信号割付情報を作成する。画面作成部35は、信号割付部33によって作成された信号割付情報に基づいて、信号が割り付けられた複数の機器6の各々のシンボルを配置した監視画面50の情報を作成する。これにより、監視画面作成支援装置3は、既存案件の信号項目表および監視画面設定情報を用いることなく、監視画面50の情報の作成を支援することができる。
【0093】
また、監視画面作成支援装置3は、配列定義情報取得部30を備える。配列定義情報取得部30は、機器種別毎にシンボルの配列を定義する配列情報61を含む配列定義情報60を取得する。画面作成部35は、配列定義情報取得部30によって取得された配列定義情報60に含まれる配列情報61に基づいて、機器種別毎に複数の機器6の各々のシンボルを監視画面50に配置する。これにより、監視画面作成支援装置3は、ユーザUの要求に応じた機器種別毎の配列でシンボルを監視画面50に配置することができる。
【0094】
また、配列情報61は、シンボルの列数、シンボルの行数、およびシンボル間の幅の各々の情報を含む。これにより、監視画面作成支援装置3は、ユーザUの要求に応じた機器種別毎の配列でシンボルを監視画面50に配置することができる。
【0095】
また、配列定義情報60は、シンボルの機器種別毎の配置領域サイズを定義する配置領域情報62を含む。画面作成部35は、配列定義情報取得部30によって取得された配置領域情報62に基づいて、配置領域情報62で定義される配置領域サイズの領域にシンボルを機器種別毎に配置する。これにより、監視画面作成支援装置3は、ユーザUの要求に応じたサイズの領域にシンボルを機器種別毎に容易に配置することができる。
【0096】
また、配列定義情報60は、グラフ表示する1以上の信号を定義する情報を含む。信号割付部33は、配列定義情報取得部30によって取得された配列定義情報60に基づいて、グラフに1以上の信号を割り付ける。画面作成部35は、信号割付部33によって1以上の信号が割り付けられた状態のグラフを監視画面50に配置する。これにより、監視画面作成支援装置3は、1以上の信号が割り付けられた状態のグラフを監視画面50に容易に配置することができる。
【0097】
また、監視画面作成支援装置3は、画面定義情報取得部34を備える。画面定義情報取得部34は、シンボルの機器種別毎の基準位置を定義する情報を含む画面定義情報64を取得する。画面作成部35は、画面定義情報取得部34によって取得された画面定義情報64に基づいて、複数の機器6の各々のシンボルを機器種別毎に監視画面50に配列する。これにより、監視画面作成支援装置3は、ユーザUの要求に応じた領域に各シンボルを配置した監視画面50の情報を作成することができる。
【0098】
また、画面定義情報64は、シンボルの機器種別毎の表示サイズを定義する情報を含む。画面作成部35は、画面定義情報取得部34によって取得された画面定義情報64に基づいて、複数の機器6の各々のシンボルを画面定義情報64で機器種別毎に定義される表示サイズで監視画面50に配置する。これにより、監視画面作成支援装置3は、ユーザUの要求に応じた表示サイズでシンボルを監視画面50に配置することができる。
【0099】
また、画面定義情報64は、機器種別毎のシンボル91,92が配置された定義画面90の情報を含む。画面作成部35は、定義画面90における機器種別毎のシンボル91,92の位置を基準位置とし、定義画面90における機器種別毎のシンボル91,92の表示サイズを表示サイズとして、監視画面50の情報を作成する。これにより、監視画面作成支援装置3では、ユーザUがシンボルを基準位に配置した定義画面90を作成することで、監視画面50の情報が作成されることから、ユーザUの利便性を向上させることができる。
【0100】
実施の形態2.
実施の形態2にかかる監視画面作成支援装置は、設備への機器の増設または設備からの機器の撤去などにより信号情報が更新された場合に、信号割付情報を更新し、更新された、信号割付情報に基づいて、監視画面の情報を更新する点で、実施の形態1にかかる監視画面作成支援装置3と異なる。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1の監視画面作成支援装置3と異なる点を中心に説明する。
【0101】
図14は、実施の形態2にかかる監視画面作成支援装置の構成の一例を示す図である。図14に示すように、実施の形態2にかかる監視画面作成支援装置3Aは、処理部12に代えて、処理部12Aを備える。処理部12Aは、信号情報取得部31、信号割付部33、および画面作成部35に代えて、信号情報取得部31A、信号割付部33A、および画面作成部35Aを備える点、および、情報取得部36をさらに備える点で、処理部12と異なる。
【0102】
情報取得部36は、端末装置2、不図示の記憶媒体、または不図示の装置から通信部10を介して更新された信号情報である更新信号情報65を取得する。情報取得部36は、取得した更新信号情報65を記憶部11の信号情報DB20の信号情報に上書きする。更新信号情報65は、設備5への機器6の増設または設備5からの機器6の撤去などがあった場合に作成される。
【0103】
図15は、実施の形態2にかかる記憶部の信号情報DBに含まれる更新信号情報で規定される設備、機器種別、機器、信号種別、および信号の関係の一例を示す図である。図15に示す例では、図3で示される例に比べて、機器種別Aの機器6のうち機器名称が「機器A-2」である機器6の情報が削除されており、また、機器種別Bの機器6として機器名称が「機器B-9」である機器6の情報が追加されている。
【0104】
図14に戻って、処理部12Aの説明を続ける。処理部12Aの信号情報取得部31Aは、更新信号情報65が記憶部11に記憶された場合、配列定義情報60の配列情報61で示される機器種別をキーとして、更新信号情報65で信号に割り付けられた機器種別毎の機器6の機器名称の情報を取得し、取得した情報に基づいて、信号情報における機器種別毎の機器6の機器名称の数を算出する。また、信号情報取得部31Aは、配列定義情報60の配列情報61で示される機器6の機器名称の情報に基づいて、配列定義情報60における機器種別毎の機器6の機器名称の数を算出する。
【0105】
信号情報取得部31Aは、更新信号情報65における機器名称の数と配列定義情報60における機器名称の数とを機器種別毎に比較する。信号情報取得部31Aは、比較結果に基づいて、配列定義情報60における機器名称の数よりも更新信号情報65における機器名称の数が多い機器種別では、機器名称が削除されたと判定する。また、信号情報取得部31Aは、比較結果に基づいて、配列定義情報60における機器名称の数よりも更新信号情報65における機器名称の数が少ない機器種別では、機器名称が追加されたと判定する。
【0106】
信号情報取得部31Aは、更新信号情報65で機器名称が削除されたと判定した機器種別の機器6の機器名称を、更新信号情報65で示される機器名称と配列定義情報60で示される機器名称とを比較することによって判定する。また、信号情報取得部31Aは、更新信号情報65で機器名称が追加されたと判定した機器種別の機器6の機器名称を、更新信号情報65で示される機器名称と配列定義情報60で示される機器名称とを比較することによって判定する。
【0107】
信号情報取得部31Aは、更新信号情報65で機器名称が削除されたと判定した機器種別の情報と、削除された機器6の機器名称の情報とを含む情報を削除機器情報として記憶部11から取得する。また、信号情報取得部31Aは、更新信号情報65で機器名称が追加されたと判定した機器種別の情報と、追加された機器6の機器名称の情報を含む情報を追加機器情報として記憶部11から取得する。
【0108】
なお、信号情報取得部31Aは、更新信号情報65における機器名称の情報と配列定義情報60における機器名称の情報とを機器種別毎に比較することによって、削除機器情報および追加機器情報を記憶部11から取得することもできる。
【0109】
また、信号情報取得部31Aは、削除機器情報および追加機器情報を含む更新可否情報を端末装置2へ通信部10およびネットワーク4を介して送信することもできる。端末装置2は、更新可否情報を監視画面作成支援装置3Aから取得した場合、取得した更新可否情報に基づいて、削除機器情報と追加機器情報と監視画面50の更新の可否を示す情報とを含む更新可否決定画面を不図示の表示部に表示する。監視画面50の更新の可否を示す情報は、例えば、更新ボタンおよび非更新ボタンである。
【0110】
端末装置2のユーザUは、監視画面50の更新を行う場合、不図示の入力部への操作によって、更新ボタンを選択する。端末装置2は、更新ボタンが選択された場合、更新要求を監視画面作成支援装置3Aへネットワーク4を介して送信する。端末装置2から更新要求が送信された場合、信号割付部33Aによって信号割付情報の更新が行われ、画面作成部35Aによって監視画面情報の更新が行われる。
【0111】
端末装置2のユーザUは、監視画面50の更新を行わない場合、不図示の入力部への操作によって、非更新ボタンを選択する。端末装置2は、非更新ボタンが選択された場合、更新可否決定画面の表示部での表示を終了する。
【0112】
信号割付部33Aは、信号情報が変更された場合に、更新された信号情報である更新信号情報65に基づいて、信号割付情報を更新する。例えば、信号割付部33Aは、追加機器情報で示される機器名称の機器6のシンボルにおいてロジックに信号を割り付けた情報を信号割付情報に追加することで、信号割付情報を更新する。また、信号割付部33Aは、削除機器情報で示される機器名称の機器6のシンボルにおいてロジックに信号を割り付けた情報を信号割付情報から削除することで、信号割付情報を更新する。
【0113】
画面作成部35Aは、信号割付部33Aによって更新された信号割付情報に基づいて、監視画面50の情報を更新する。例えば、画面作成部35Aは、信号割付部33Aによって更新された信号割付情報と、配列定義情報取得部30によって取得された配列定義情報60と、画面定義情報取得部34によって取得された画面定義情報64と、追加機器情報と、削除機器情報とに基づいて、監視画面50の情報を作成する。例えば、画面作成部35Aは、追加機器情報に基づいて、追加された機器6のシンボルをシンボルの配列に追加し、削除機器情報に基づいて、削除された機器6のシンボルをシンボルの配列から削除する。
【0114】
実施の形態2にかかる監視画面作成支援装置3Aの処理部12Aのハードウェア構成例は、図13に示す監視画面作成支援装置3のハードウェア構成と同じである。プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、処理部12Aの機能を実行することができる。
【0115】
以上のように、実施の形態2にかかる監視画面作成支援装置3Aの信号割付部33Aは、信号情報が変更された場合に、更新された信号情報である更新信号情報65に基づいて、信号割付情報を更新する。画面作成部35Aは、信号割付部33Aによって更新された信号割付情報に基づいて、監視画面50の情報を更新する。これにより、監視画面作成支援装置3Aは、信号情報が変更された場合であっても、既存案件の信号項目表および監視画面設定情報を用いることなく、監視画面50の情報の作成を支援することができる。
【0116】
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
【符号の説明】
【0117】
1 監視制御システム、2 端末装置、3,3A 監視画面作成支援装置、4,9 ネットワーク、5,5~5 設備、6,6~6 機器、7 伝送装置、8 監視制御装置、10 通信部、11 記憶部、12,12A 処理部、30 配列定義情報取得部、31,31A 信号情報取得部、32 シンボル情報取得部、33,33A 信号割付部、34 画面定義情報取得部、35,35A 画面作成部、36 情報取得部、40 表示態様決定部、41 配置処理部、42 監視画面情報出力部、50 監視画面、51,52,54,55,56,57,80,81,91,92 シンボル、53 グラフ、60,60A 配列定義情報、61,61A 配列情報、62 配置領域情報、63 シンボル表示位置情報、64 画面定義情報、65 更新信号情報、90 定義画面、93 グラフ表示枠。
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