(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-07
(45)【発行日】2024-11-15
(54)【発明の名称】セット品処理装置、セット品処理方法、及びセット品処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20241108BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2021109316
(22)【出願日】2021-06-30
【審査請求日】2023-12-19
(31)【優先権主張番号】P 2021013760
(32)【優先日】2021-01-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中村 和樹
(72)【発明者】
【氏名】那須 正明
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【審査官】塚田 肇
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-024352(JP,A)
【文献】特開2017-174400(JP,A)
【文献】特開2002-109415(JP,A)
【文献】特開2002-358376(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部及び制御部を備えたセット品処理装置であって、
前記記憶部には、
セット品である親商品の識別情報と、当該親商品の履行義務である複数の子商品の識別情報と、当該親商品及び子商品の金額を関連づけて登録したマスタが格納されており、
前記制御部は、
表示部に表示される契約入力画面において、契約日と、契約名と、親商品の識別情報、金額、及び請求情報を含む親明細を入力し、当該親商品の識別情報をキーとして前記マスタから子商品の識別情報と金額を取得して、前記親明細についての子明細を展開して子商品についての売上情報を設定し、契約番号、契約日、契約名を含む契約情報データと、契約番号、親子区分、商品の識別情報、期間、本体金額、親商品についての請求情報、子商品についての売上情報を含む契約売上明細データを前記記憶部に登録する契約入力手段を備えたことを特徴とするセット品処理装置。
【請求項2】
前記請求情報は、請求希望日を含むことを特徴とする請求項1に記載のセット品処理装置。
【請求項3】
前記売上情報は、売上月を含むことを特徴とする請求項1に記載のセット品処理装置。
【請求項4】
前記契約入力画面は、子商品の原価名称及びその原価金額を設定可能に構成されており、前記契約入力手段は、契約番号、設定された子商品の原価名称及びその原価金額を含む契約原価明細データを前記記憶部に登録することを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載のセット品処理装置。
【請求項5】
前記マスタは、
セット品である親商品の識別情報又は子商品の識別情報と、金額とを関連づけて登録した第1のマスタと、
親商品の識別情報と、当該親商品の履行義務である子商品の識別情報とを関連づけて登録した第2のマスタと、
を含むことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載のセット品処理装置。
【請求項6】
制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのセット品処理方法であって、
前記記憶部には、
セット品である親商品の識別情報と、当該親商品の履行義務である複数の子商品の識別情報と、当該親商品及び子商品の金額を関連づけて登録したマスタが格納されており、
前記制御部において実行される、
表示部に表示される契約入力画面において、契約日と、契約名と、親商品の識別情報、金額、及び請求情報を含む親明細を入力し、当該親商品の識別情報をキーとして前記マスタから子商品の識別情報と金額を取得して、前記親明細についての子明細を展開して子商品についての売上情報を設定し、契約番号、契約日、契約名を含む契約情報データと、契約番号、親子区分、商品の識別情報、期間、本体金額、親商品についての請求情報、子商品についての売上情報を含む契約売上明細データを前記記憶部に登録する契約入力工程を含むことを特徴とするセット品処理方法。
【請求項7】
制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのセット品処理プログラムであって、
前記記憶部には、
セット品である親商品の識別情報と、当該親商品の履行義務である複数の子商品の識別情報と、当該親商品及び子商品の金額を関連づけて登録したマスタが格納されており、
前記制御部において、
表示部に表示される契約入力画面において、契約日と、契約名と、親商品の識別情報、金額、及び請求情報を含む親明細を入力し、当該親商品の識別情報をキーとして前記マスタから子商品の識別情報と金額を取得して、前記親明細についての子明細を展開して子商品についての売上情報を設定し、契約番号、契約日、契約名を含む契約情報データと、契約番号、親子区分、商品の識別情報、期間、本体金額、親商品についての請求情報、子商品についての売上情報を含む契約売上明細データを前記記憶部に登録する契約入力工程を実行させるためのセット品処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セット品処理装置、セット品処理方法、及びセット品処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
企業会計基準委員会により、2018年3月30日に、我が国における収益認識に関する包括的な会計基準である新収益認識基準が公表され、2021年4月から原則適用が開始される。新収益認識基準に対応するシステムとして、例えば、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1は、複数の履行義務で構成されるセット品についての契約情報の登録者が履行義務を意識することなく新収益認識基準に対応することに関して何等記載されていない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の履行義務で構成されるセット品についての契約情報の登録者が履行義務を意識することなく新収益認識基準に対応することが可能なセット品処理装置、セット品処理方法、及びセット品処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、記憶部及び制御部を備えたセット品処理装置であって、前記記憶部には、セット品である親商品の識別情報と、当該親商品の履行義務である複数の子商品の識別情報と、当該親商品及び子商品の金額を関連づけて登録したマスタが格納されており、前記制御部は、表示部に表示される契約入力画面において、契約日と、契約名と、親商品の識別情報、金額、及び請求情報を含む親明細を入力し、当該親商品の識別情報をキーとして前記マスタから子商品の識別情報と金額を取得して、前記親明細についての子明細を展開して子商品についての売上情報を設定し、契約番号、契約日、契約名を含む契約情報データと、契約番号、親子区分、商品の識別情報、期間、本体金額、親商品についての請求情報、子商品についての売上情報を含む契約売上明細データを前記記憶部に登録する契約入力手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一態様によれば、前記請求情報は、請求希望日を含むことにしてもよい。
【0008】
また、本発明の一態様によれば、前記売上情報は、売上月を含むことにしてもよい。
【0009】
また、本発明の一態様によれば、前記契約入力画面は、子商品の原価名称及びその原価金額を設定可能に構成されており、前記契約入力手段は、契約番号、設定された子商品の原価名称及びその原価金額を含む契約原価明細データを前記記憶部に登録することにしてもよい。
【0010】
また、本発明の一態様によれば、前記マスタは、セット品である親商品の識別情報又は子商品の識別情報と、金額とを関連づけて登録した第1のマスタと、親商品の識別情報と、当該親商品の履行義務である子商品の識別情報とを関連づけて登録した第2のマスタと、を含むことにしてもよい。
【0011】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのセット品処理方法であって、前記記憶部には、セット品である親商品の識別情報と、当該親商品の履行義務である複数の子商品の識別情報と、当該親商品及び子商品の金額を関連づけて登録したマスタが格納されており、前記制御部において実行される、表示部に表示される契約入力画面において、契約日と、契約名と、親商品の識別情報、金額、及び請求情報を含む親明細を入力し、当該親商品の識別情報をキーとして前記マスタから子商品の識別情報と金額を取得して、前記親明細についての子明細を展開して子商品についての売上情報を設定し、契約番号、契約日、契約名を含む契約情報データと、契約番号、親子区分、商品の識別情報、期間、本体金額、親商品についての請求情報、子商品についての売上情報を含む契約売上明細データを前記記憶部に登録する契約入力工程を含むことを特徴とする。
【0012】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるためのセット品処理プログラムであって、前記記憶部には、セット品である親商品の識別情報と、当該親商品の履行義務である複数の子商品の識別情報と、当該親商品及び子商品の金額を関連づけて登録したマスタが格納されており、
前記制御部において、表示部に表示される契約入力画面において、契約日と、契約名と、親商品の識別情報、金額、及び請求情報を含む親明細を入力し、当該親商品の識別情報をキーとして前記マスタから子商品の識別情報と金額を取得して、前記親明細についての子明細を展開して子商品についての売上情報を設定し、契約番号、契約日、契約名を含む契約情報データと、契約番号、親子区分、商品の識別情報、期間、本体金額、親商品についての請求情報、子商品についての売上情報を含む契約売上明細データを前記記憶部に登録する契約入力工程を実行させるためのセット品処理プログラムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数の履行義務で構成されるセット品についての契約情報の登録者が履行義務を意識することなく新収益認識基準に対応することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は、新収益認識基準の本発明に関係する部分を説明するための図である。
【
図2】
図2は、本実施の形態に係るセット品処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、商品マスタの構成例を示す図である。
【
図4】
図4は、商品パターンマスタの構成例を示す図である。
【
図5】
図5は、本実施の形態に係るセット品処理装置の制御部の全体の処理の流れを説明するためのフローを示す図である。
【
図6】
図6は、本実施の形態に係るセット品処理装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
【
図7】
図7は、本実施の形態に係るセット品処理装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
【
図8】
図8は、本実施の形態に係るセット品処理装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
【
図9】
図9は、本実施の形態に係るセット品処理装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
【
図10】
図10は、本実施の形態に係るセット品処理装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0016】
[1.概要]
2021年4月から原則適用が開始される企業会計基準第29号(以下「新収益認識基準」と記載)において、履行義務の識別を正しく行い仕訳の計上を行う必要がでてくる。
【0017】
例えば、広告代理店業では複数商品をセット品として纏めて契約することがあるが、そのセット品に対する履行義務の把握や履行義務単位の正しい仕訳の計上など、新収益認識対応を行うにはユーザーの負担が大きい。
【0018】
図1は、新収益認識基準の本発明に関係する部分を説明するための図である。
【0019】
基準第32項(履行義務の識別)
契約における取引開始日に、顧客との契約において約束した財又はサービスを評価し、次の(1)又は(2)のいずれかを顧客に移転する約束のそれぞれについて履行義務として識別する。
(1)別個の財又はサービス(あるいは別個の財又はサービスの束)
(2)一連の別個の財又はサービス(特性が実質的に同じであり、顧客への移転のパターンが同じである複数の財又はサービス)
【0020】
このように、新収益認識基準では、収益を認識する単位が従来のように任意ではなく、「履行義務」の単位となる。通常、複数商品をセット品として纏めて契約するような契約形態では、この新収益認識基準に対応させるために、非常に煩雑となる売上・請求・原価等の管理、高度な会計判断を求められ、運用変更による負荷増、オペレーションミスの誘発などの悪影響が懸念される。
【0021】
すなわち、セット品に対する履行義務の把握や履行義務単位の正しい仕訳の計上など、新収益認識基準に対応するためにはユーザーの負担が大きいという課題がある。
【0022】
具体的には以下のような判断・会計処理が必要となる。
(1)複数の履行義務から成り立つセット品の組み合わせが何かの管理
(2)セット品の売上予定日・売上日の管理(子商品それぞれで別タイミング)
(3)セット品の請求予定日・請求日また回収の管理(セット全体で1つ ※制度上の必要性はないがそういう業務形態であるため)
(4)セット品の原価の管理(子商品それぞれに紐づけて管理)
【0023】
そこで、本実施の形態では、複数の履行義務で構成されるセット品の契約情報について、新収益認識基準に伴う運用変更を、登録者一人一人は能動的に意識せずとも確実に実施することを促し、新収益認識基準に対応するためのユーザーの負荷を軽減する。
【0024】
具体的には、本実施の形態では、(1)複数の履行義務から成り立つセット品の組み合わせを事前に登録可能とする。(2)契約登録時にセット品を指定した際に、売上・原価は履行義務毎に、請求は契約書の明細毎といった管理が可能となるUI・データ構造を採用している。(3)セット品選択時に自動で履行義務単位での売上予定の展開を行うことが可能となっている。
【0025】
上記(1)~(3)により、ユーザーは、管理者が事前に履行義務単位でのセット品をマスタに登録しておくのみで、契約情報の登録者が履行義務を意識することなく新収益認識基準への対応が可能となる。
【0026】
すなわち、本実施の形態によれば、複雑な新収益認識基準への対応を最小限の運用変更と運用負荷で実現可能である。トータルで一つのセット品に対して複数の履行義務が発生するケースにおいて、履行義務単位毎に計上予定を正確に展開する事を可能とした。予めセット品毎に履行義務としてまとめておく事によって、オペレータはセット品を指定するのみで正確な会計処理を実現することが可能となる。
【0027】
本実施の形態のセット品処理装置は、例えば、広告代理店業の業界等に好適に使用でき、これ以外の業界でも広く適用可能である。
【0028】
以下の説明では、「商品」は、「商品又は役務」と読み替えるものとし、役務についても「商品」として記載している。
【0029】
[2.構成]
本実施形態に係るセット品処理装置の構成の一例について、
図2を参照して説明する。
図2は、本実施の形態に係るセット品処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0030】
セット品処理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、セット品処理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0031】
セット品処理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。セット品処理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0032】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、セット品処理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、セット品処理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0033】
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0034】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、商品マスタ106aと、商品パターンマスタ106bと、データテーブル106cと、を備えている。
図3は、商品マスタ106aの構成例を示す図である。
図4は、商品パターンマスタ106bの構成例を示す図である。商品マスタ106a及び商品パターンマスタ106bを総称して「マスタ」と称する。商品マスタ106a及び商品パターンマスタ106bは、
図3及び
図4に示す構成に限られるものではなく、統合して構成してもよいし、分離して構成してもよい。
【0035】
商品マスタ106aは、セット品である親商品と子商品を登録するためのマスタであり、
図3に示すように、親商品又は子商品の商品コード、商品名、金額のデータを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。商品コードは、例えば、4桁で表現されており、上位の2桁が「00」の場合は親商品、上位の1桁が「0」の場合は子商品を示している。
【0036】
商品パターンマスタ106bは、セット品である親商品の履行義務である複数の子商品を登録するためのマスタであり、
図4に示すように、親商品コード、行、子商品コードを関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。「行」は、親商品を構成する子商品の順番となっている。
【0037】
図2に戻り、制御部102は、セット品処理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、マスタメンテ部102aと、契約入力部102bと、画面表示制御部102cと、を備えている。
【0038】
マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示のマスタメンテ画面上での管理者の操作に応じて、商品マスタ106a及び商品パターンマスタ106bに対するデータの入力・追加・変更等の設定を行うためのものである。
【0039】
契約入力部102bは、例えば、モニタ114に表示される契約入力画面上でのオペレータによる入力装置112の操作に応じて、モニタ114に表示される契約入力画面において、契約日と、契約名と、親商品の識別情報(親商品コード及び/又は親商品名)、金額、及び請求情報を含む親明細を入力し、当該親商品の識別情報をキーとしてマスタから子商品の識別情報(子商品コード及び/又は子商品名)と金額を取得して、当該親明細についての子明細を展開して子商品についての売上情報を設定し、契約番号、契約日、契約名を含む契約情報データと、契約番号、親子区分、商品の識別情報、期間、本体金額、親商品についての請求情報、子商品についての売上情報を含む契約売上明細データをデータテーブル106cに登録する。
【0040】
請求情報は、請求希望日を含むことにしてもよい。請求情報は、請求希望日以外でもよい。また、売上情報は、売上月を含むことにしてもよい。売上情報は、売上月以外でもよい。
【0041】
また、契約入力画面は、子商品の原価名称及びその原価金額を設定可能に構成されており、契約入力部102bは、契約番号、設定された子商品の原価名称及びその原価金額を含む契約原価明細データをデータテーブル106cに登録することにしてもよい。
【0042】
マスタは、セット品である親商品の識別情報(親商品コード及び/又は親商品名)又は子商品の識別情報(子商品コード及び/又は子商品名)と、金額とを関連づけて登録した第1のマスタ(商品マスタ106a)と、親商品の識別情報と、当該親商品の履行義務である子商品の識別情報とを関連づけて登録した第2のマスタ(商品パターンマスタ106b)と、を含むことにしてもよい。
【0043】
画面表示制御部102cは、例えば、モニタ114に表示する各種画面(例えば、マスタメンテ画面、契約入力画面等)の表示及びその入力の受付を制御する。
【0044】
[3.具体例]
本実施の形態に係るセット品処理装置100の制御部102の処理の具体例について、
図2~
図9を参照して説明する。
図5は、本実施の形態に係るセット品処理装置100の全体の処理の流れを説明するためのフローを示す図である。
【0045】
(3-1.全体の処理)
図5を参照して、本実施の形態に係るセット品処理装置100の全体の処理の流れを説明する。
【0046】
図5において、マスタメンテ部102aは、商品マスタメンテ処理を実行する(ステップS1)。具体的には、商品マスタメンテ処理では、マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示のマスタメンテ画面上でのオペレータの操作に応じて、商品マスタ106aに対するデータの設定を行う。
【0047】
マスタメンテ部102aは、商品パターンマスタメンテ処理を実行する(ステップS2)。具体的には、商品マスタメンテ処理では、マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示のマスタメンテ画面上での管理者の操作に応じて、商品パターンマスタ106bに対するデータの設定を行う。
【0048】
契約入力部102bは、契約入力処理を実行する(ステップS3)。具体的には、契約入力処理では、契約入力部102bは、例えば、モニタ114に表示される契約入力画面上でのオペレータによる入力装置112の操作に応じて、契約日と、契約名と、親商品コード、本体金額、及び請求希望日を含む親明細とを入力し、当該親商品コードをキーとして、商品パターンマスタ106bから子商品コードを取得し、取得した子商品コードをキーとして、商品マスタ106aから商品名と金額を取得して、親明細についての子明細を展開して子商品についての売上月を設定し、契約番号、契約日、契約名を含む契約情報データと、契約番号、親子区分、商品コード、期間、本体金額、親商品についての請求希望日、子商品についての売上月を含む契約売上明細データをデータテーブル106cに登録する。また、契約入力画面は、子商品の原価名称及びその原価金額を設定可能に構成されており、契約入力部102bは、契約番号、設定された子商品の原価名称及びその原価金額を含む契約原価明細データをデータテーブル106cに登録することにしてもよい。
【0049】
(3-2.処理の具体例)
図6~
図9は、本実施の形態に係るセット品処理装置100の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
図6~
図9を参照して、本実施の形態に係るセット品処理装置100の処理の具体例を説明する。
【0050】
(S1:商品マスタメンテ処理)
図6(A)は、商品マスタメンテ処理の具体例を説明するための図である。マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の商品マスタメンテ画面上での管理者の操作に応じて、商品マスタ106aに対するデータの設定を行う。
【0051】
図6(A)は、商品マスタ106aの登録例を示す図である。
図6(A)に示す例では、1行目は、親商品の商品コード「000A」、商品名「セットA商品」、金額「¥550,000」、3行目は、子商品の商品コード「0101」商品名「プロモーション動画作成」、金額「¥250,000」、5行目は、子商品の商品コード「0201」、商品名「掲載広告3か月」、金額「¥300,000」となっている。
【0052】
(S2:商品パターンマスタメンテ処理)
図6(B)及び(C)は、商品パターンマスタメンテ処理の具体例を説明するための図である。マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示される商品パターンマスタメンテ画面上でのオペレータの操作に応じて、商品パターンマスタ106bに対するデータの設定を行う。
【0053】
図6(B)は、商品パターンマスタメンテ画面の表示例を示す図である。商品パターンマスタメンテ画面では、セット品である親商品と、親商品の履行義務である複数の子商品を設定するためのものであり、親商品を指定するエリアと、子商品を指定するエリアと、不図示の登録ボタンを備えている。
図6(B)に示す例では、親商品には、親商品コード「000A」、子商品については、子商品コード「0101」、「0201」が入力されている。不図示の登録ボタンを押すと、商品パターンマスタ106bには、
図6(C)に示すようなデータが登録される。
図6(C)に示す商品パターンマスタ106bの例では、親商品コード「000A」、行「1」、子商品コード「0101」、2行目は、親商品コード「000A」、行「2」、子商品コード「0201」となっている。
【0054】
(S3:契約入力処理)
図7~
図10は、契約入力処理の具体例を説明するための図である。契約入力部102bは、例えば、モニタ114に表示される契約入力画面上でのオペレータ(登録者)による入力装置112の操作に応じて、契約日と、契約名と、親商品コード、本体金額、及び請求希望日を含む親明細とを入力し、当該親商品コードをキーとして、商品パターンマスタ106bから子商品コードを取得し、取得した子商品コードをキーとして、商品マスタ106aから商品名と金額を取得して、前記親明細についての子明細を展開して子商品についての売上月を設定し、契約番号、契約日、契約名を含む契約情報データと、契約番号、親子区分、商品コード、期間、本体金額、親商品についての請求希望日、子商品についての売上月を含む契約売上明細データをデータテーブル106cに登録する。
【0055】
図7~
図10は、契約入力画面の表示例を示す図であり、契約入力画面で、上記で設定した商品パターンマスタ106bのセット品の組み合わせ(親商品・子商品)を指定する。
【0056】
図7(A)は、契約入力画面の初期画面(売上明細入力前)を示す図である。契約入力画面の初期画面は、
図7(A)に示すように、契約日、部門、契約名、取引先を入力するヘッダエリアと、商品、数量、本体金額の項目が表示される売上明細エリアと、登録ボタンと、を備えている。売上明細エリアの行に対して所定の操作(例えば、ダブルクリック等)を行うと、売上明細入力画面が表示される。
【0057】
図7(A)に示す例では、契約日「2020/11/01」、部門「BMN001 営業1部」、契約名「□△商事契約_202011」、取引先「SEI001 □△商事」が入力されている。売上明細エリアの行がダブルクリックされると、
図7(B)に示すような、売上明細画面が表示される。
【0058】
図7(B)は、売上明細画面の初期表示(データ入力前)の例を示している。売上明細画面は、親子区分、商品、期間、数量、売上月、本体金額、請求希望日を入力する欄と、登録ボタンを備えている。
【0059】
図7(C)は、明細入力画面のデータ入力後の表示例を示している。同図に示す例では、親子区分「親」、商品「000A セットA商品」、期間「2020/11/01~2021/01/31」、数量「1」、本体金額「¥550,000」、請求希望日「2020/11/30」が入力されている。親明細では、売上月が入力不可となっている。親明細について、登録ボタンを押すと、
図8(A)に示すように、売上明細エリアに、親明細と、子明細のデータが自動展開される。具体的には、親明細の親商品コード「000A」をキーとして、商品パターンマスタ106bから子商品コード「0101」、「0201」を取得し、取得した子商品コード「0101」、「0201」をキーとして、商品マスタ106aから商品名と金額を取得して、親明細についての子明細を展開する。
【0060】
図8(A)は、親明細入力後の売上明細画面の表示例を示す図である。
図8(A)に示す例では、売上明細エリアでは、1行目に、親子区分「1 親」、商品名「セットA商品」、数量「1」、本体金額「¥550,000」、2行目に、親子区分「1-1 子」、商品名「プロモーション動画作成」、数量「1」、本体金額「¥250,000」、親子区分「原価ボタン」、親子区分「1-2 子」、商品名「掲載広告3か月」、数量「1」、本体金額「¥300,000」、原価ボタンが表示されている。親の売上明細では原価ボタンが表示されない。すなわち、親商品については原価設定ができないようになっている。
【0061】
図8(A)の売上明細エリアで、例えば、2行目(子の売上明細)がダブルクリックされると、
図8(B)に示すような、売上明細画面(子明細)が表示される。
【0062】
図8(B)は、売上明細画面(子明細)の表示例を示している。子明細では、請求希望日(請求情報)が入力不可となっている。期間・売上月については、親明細の期間をもとに、データが初期セットされる。
【0063】
図8(B)に示す例では、親子区分「子」、商品「0101 プロモーション動画作成」、数量「1」、本体金額「¥250,000」が自動表示され、期間については、親明細と同様な「2020/11/01~2021/01/31」が初期セットされ、売上月は、当該期間「2020/11/01~2021/01/31」に基づく「2020/11~2021/01」が初期セットされる。子明細では、請求希望日は入力不可となっている。オペレータは、子明細のデータを修正(変更)可能になっている。
【0064】
図8(D)は、売上明細画面(子明細)の修正後の例を示している。
図8(D)に示す例では、期間が「2020/11/01~2021/01/31」から「2020/11/01~2021/11/15」に修正されている。また、売上月が「2020/11~2021/01」から「2020/11~2020/11」に変更されている。
【0065】
同様に、
図8(A)の売上明細エリアで、3行目(子の売上明細)がダブルクリックされると、
図8(C)に示すような、売上明細画面(子明細)が表示される。
【0066】
図8(C)に示す例では、親子区分「子」、商品「0201 掲載広告3か月」、数量「1」、本体金額「¥300,000」が自動表示され、期間については、親明細と同様な「2020/11/01~2021/01/31」が初期セットされ、売上月は、当該期間「2020/11/01~2021/01/31」に基づく「2020/11~2021/01」が初期セットされる。同様に、オペレータは、子明細のデータを修正(変更)可能になっている。この例では、
図8(E)に示すように、売上明細画面(子明細)は修正なしとなっている。
【0067】
図9(A)の売上明細エリアで、2行目(子の売上明細)の原価ボタンがダブルクリックされると、
図9(B)に示すような、原価明細画面が表示される。原価ボタンで原価情報を売上明細(子明細)に紐づけることが可能となっている。
【0068】
図9(B)は、原価明細画面の表示例を示している。原価明細画面では、子商品についての原価名称と原価金額を登録可能となっている。
図9(B)に示す例では、原価名「外注費」、原価金額「¥150,000」が入力されている。
【0069】
同様に、
図9(A)の売上明細エリアで、3行目の原価ボタンがダブルクリックされると、
図9(C)に示すような、原価明細画面が表示される。
【0070】
図9(C)は、原価明細画面の表示例を示している。
図9(C)に示す例では、1行目に原価名「労務費」、原価金額「¥130,000」、2行目に原価名「経費」、原価金額「¥70,000」が入力されている。上記処理により(各画面で登録ボタンを押すことで)、データテーブル106cには、以下のようなデータが登録される。
【0071】
図10(A)は、契約情報データの登録例を示す図である。
図10(A)に示す契約情報データの例では、契約番号「KEI001」、契約日「2020/11/01」、親子区分契約名「□△商事契約_202011」、部門コード「BMN001」、取引先コード「SEI001」となっている。契約番号は登録時に自動採番される。
【0072】
図10(B)は、契約売上明細データの登録例を示す図である。
図10(B)に示す契約売上明細データの例では、1行目は、契約番号「KEI001」、行「1」、親子区分「親」、商品コード「000A」、期間「2020/11/01~2021/01/31」、数量「1」、本体金額「¥550,000」、売上月「NULL」、請求希望日「2020/11/30」、2行目は、契約番号「KEI001」、行「1-1」、親子区分「子」、商品コード「0101」、期間「2020/11/01~2020/11/15」、数量「1」、本体金額「¥250,000」、売上月「2020/11~2020/11」、請求希望日「NULL」となっている。2020/11に一括で「¥250,000」の売上を計上する。
【0073】
3行目は、契約番号「KEI001」、行「1-2」、親子区分「子」、商品コード「0201」、期間「2020/11/01~2021/01/31」、数量「1」、本体金額「300,000」、売上月「2020/11~2021/01」、請求希望日「NULL」となっている。3か月にわたり毎月「¥100,000」ずつ売上を計上する。
【0074】
図10(C)は、契約原価明細データの登録例を示す図である。
図10(C)に示す契約原価明細データの例では、1行目は、契約番号「KEI001」、行「1-1」、原価明細行「1」、原価名称「外注費」、原価金額「¥150,000」、2行目は、契約番号「KEI001」、行「1-2」、原価明細行「1」、原価名称「労務費」、原価金額「¥130,000」、3行目は、契約番号「KEI001」、行「1-2」、原価明細行「2」、原価名称「経費」、原価金額「¥70,000」となっている。
【0075】
以上説明したように、本実施の形態によれば、セット品である親商品の識別情報と、当該親商品の履行義務である複数の子商品の識別情報と、当該親商品及び子商品の金額を関連づけて登録したマスタ(商品マスタ106a及び商品パターンマスタ106b)と、モニタ114に表示される契約入力画面において、契約日と、契約名と、親商品の識別情報、金額、及び請求情報を含む親明細を入力し、当該親商品の識別情報をキーとして前記マスタから子商品の識別情報と金額を取得して、前記親明細についての子明細を展開して子商品についての売上情報を設定し、契約番号、契約日、契約名を含む契約情報データと、契約番号、親子区分、商品の識別情報、期間、本体金額、親商品についての請求情報、子商品についての売上情報を含む契約売上明細データをデータテーブル106cに登録する契約入力部102abを備えているので、複数の履行義務で構成されるセット品についての契約情報の登録者が履行義務を意識することなく新収益認識基準に対応することが可能となる。
【0076】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0077】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0078】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0079】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0080】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0081】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0082】
また、セット品処理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0083】
例えば、セット品処理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じてセット品処理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0084】
また、このコンピュータプログラムは、セット品処理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0085】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0086】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0087】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0088】
また、セット品処理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、セット品処理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0089】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【符号の説明】
【0090】
100 セット品処理装置
102 制御部
102a マスタメンテ部
102b 契約入力部
102c 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 商品マスタ
106b 商品パターンマスタ
106c データテーブル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク