特許7584443ＵＥ情報報告方法、車両のインターネットリソース構成方法、および装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-07
(45)【発行日】2024-11-15
(54)【発明の名称】ＵＥ情報報告方法、車両のインターネットリソース構成方法、および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/25 20230101AFI20241108BHJP
H04W 72/02 20090101ALI20241108BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20241108BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20241108BHJP
H04W 4/46 20180101ALI20241108BHJP
【ＦＩ】
H04W72/25
H04W72/02
H04W28/04 110
H04W92/18
H04W4/46
【請求項の数】
21
(21)【出願番号】P 2021564492
(86)(22)【出願日】2020-04-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-04
(86)【国際出願番号】 CN2020086944
(87)【国際公開番号】W WO2020221148
(87)【国際公開日】2020-11-05
【審査請求日】2023-02-24
(31)【優先権主張番号】201910364364.0
(32)【優先日】2019-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ＺＴＥ ＣＯＲＰＯＲＡＴＩＯＮ
【住所又は居所原語表記】ＺＴＥ Ｐｌａｚａ，Ｋｅｊｉ Ｒｏａｄ Ｓｏｕｔｈ，Ｈｉ－Ｔｅｃｈ Ｉｎｄｕｓｔｒｉａｌ Ｐａｒｋ，Ｎａｎｓｈａｎ Ｓｈｅｎｚｈｅｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ ５１８０５７ Ｃｈｉｎａ
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】▲羅▼薇
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼琳
(72)【発明者】
【氏名】汪▲夢▼珍
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼博源
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第２０１８／１１７７７５（ＷＯ，Ａ１）
【文献】米国特許出願公開第２０１８／０３５９６１９（ＵＳ，Ａ１）
【文献】ZTE, Sanechips，Considerations on groupcast，3GPP TSG RAN WG2#105 R2-1900384，フランス，3GPP，2019年02月15日
【文献】Intel Corporation，Physical Layer Procedures for NR V2X Sidelink Design，3GPP TSG RAN WG1#96 R1-1903450，フランス，3GPP，2019年02月27日
【文献】Lenovo, Motorola Mobility，Discussion on QoS management for NR V2X，3GPP TSG RAN WG2#103bis R2-1814755，フランス，3GPP，2018年09月28日
【文献】Intel，Transport options for Public Safety Discovery，3GPP TSG-SA WG2#106 S2-144286，フランス，3GPP，2014年11月11日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｈ０４Ｂ ７／２４ － ７／２６
Ｈ０４Ｗ ４／００ － ９９／００
３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１－４
ＳＡ ＷＧ１－４
ＣＴ ＷＧ１、４
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信リソース構成方法であって、前記無線通信リソース構成方法は、第１のユーザ機器（ＵＥ）が、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の１つ以上のＵＥについての情報を入手することであって、前記情報は、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの識別情報と、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの数量情報とを備える、ことと、
前記第１のＵＥが、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記識別情報に少なくとも従って、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰＳＦＣＨ）リソース情報を決定することと
を含む、無線通信リソース構成方法。
【請求項2】
前記ＰＳＦＣＨリソース情報は、ＰＳＦＣＨリソースプールまたはＮ個のＰＳＦＣＨリソースを備え、Ｎは、１に等しいまたは１より大きい整数である、請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記識別情報は、前記第１のＵＥの非アクセス層（ＮＡＳ）が、前記第１のＵＥのアクセス層（ＡＳ）に前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記識別情報を通知することによって、入手される、請求項１に記載の方法。
【請求項4】
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記数量情報は、前記第１のＵＥの非アクセス層（ＮＡＳ）が、前記第１のＵＥのアクセス層（ＡＳ）に前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記数量情報を通知することによって、入手される、請求項１に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、前記第１のＵＥが、ネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されたサイドリンクベアラ構成情報を受信することをさらに含み、前記サイドリンクベアラ構成情報は、サービスデータアダプテーションプロトコル（ＳＤＡＰ）レイヤ構成情報を備え、前記ＳＤＡＰレイヤ構成情報は、伝送タイプ情報を備える、請求項１に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、前記伝送タイプ情報に従って、指定ｉｄに対応するＳＤＡＰエンティティを構成することをさらに含む、請求項５に記載の方法。
【請求項7】
前記伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、または、ブロードキャストのうちの少なくとも１つを備える、請求項６に記載の方法。
【請求項8】
無線通信装置であって、前記無線通信装置は、コンピュータプログラムを記憶するメモリと、
少なくとも１つのプロセッサと
を備え、
前記少なくとも１つのプロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することにより、
第１のユーザ機器（ＵＥ）が、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の１つ以上のＵＥについての情報を入手することであって、前記情報は、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの識別情報と、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの数量情報とを備える、ことと、
前記第１のＵＥが、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記識別情報に少なくとも従って、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰＳＦＣＨ）リソース情報を決定することと
を含むステップを実行することを前記無線通信装置に行わせるように構成されている、無線通信装置。
【請求項9】
前記ＰＳＦＣＨリソース情報は、Ｎ個のＰＳＦＣＨリソースを備え、Ｎは、１に等しいまたは１より大きい整数である、請求項８に記載の装置。
【請求項10】
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記識別情報は、前記第１のＵＥの非アクセス層（ＮＡＳ）が、前記第１のＵＥのアクセス層（ＡＳ）に前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記識別情報を通知することによって、入手される、請求項８に記載の装置。
【請求項11】
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記数量情報は、前記第１のＵＥの非アクセス層（ＮＡＳ）が、前記第１のＵＥのアクセス層（ＡＳ）に前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記数量情報を通知することによって、入手される、請求項８に記載の装置。
【請求項12】
前記少なくとも１つのプロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することにより、ネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されたサイドリンクベアラ構成情報を前記第１のＵＥが受信することを含むステップを実行することを前記装置に行わせるようにさらに構成されており、前記サイドリンクベアラ構成情報は、サービスデータアダプテーションプロトコル（ＳＤＡＰ）レイヤ構成情報を備え、前記ＳＤＡＰレイヤ構成情報は、伝送タイプ情報を備える、請求項８に記載の装置。
【請求項13】
前記少なくとも１つのプロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することにより、前記伝送タイプ情報に従って、指定ｉｄに対応するＳＤＡＰエンティティを構成することを含むステップを実行することを前記装置に行わせるようにさらに構成されている、請求項１２に記載の装置。
【請求項14】
前記伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、または、ブロードキャストのうちの少なくとも１つを備える、請求項１３に記載の装置。
【請求項15】
コンピュータプログラムを記憶する非一過性記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、少なくとも１つのプロセッサによって実行されると、第１のユーザ機器（ＵＥ）が、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の１つ以上のＵＥについての情報を入手することであって、前記情報は、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの識別情報と、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの数量情報とを備える、ことと、
前記第１のＵＥが、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記識別情報に少なくとも従って、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰＳＦＣＨ）リソース情報を決定することと
を含むステップを実行することを前記少なくとも１つのプロセッサに行わせる、非一過性記憶媒体。
【請求項16】
前記ＰＳＦＣＨリソース情報は、Ｎ個のＰＳＦＣＨリソースを備え、Ｎは、１に等しいまたは１より大きい整数である、請求項１５に記載の非一過性記憶媒体。
【請求項17】
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記識別情報は、前記第１のＵＥの非アクセス層（ＮＡＳ）が、前記第１のＵＥのアクセス層（ＡＳ）に前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記識別情報を通知することによって、入手される、請求項１５に記載の非一過性記憶媒体。
【請求項18】
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記数量情報は、前記第１のＵＥの非アクセス層（ＮＡＳ）が、前記第１のＵＥのアクセス層（ＡＳ）に前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記１つ以上のＵＥの前記数量情報を通知することによって、入手される、請求項１５に記載の非一過性記憶媒体。
【請求項19】
前記コンピュータプログラムは、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行されると、ネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されたサイドリンクベアラ構成情報を前記第１のＵＥが受信することを含むステップを実行することを前記少なくとも１つのプロセッサにさらに行わせ、前記サイドリンクベアラ構成情報は、サービスデータアダプテーションプロトコル（ＳＤＡＰ）レイヤ構成情報を備え、前記ＳＤＡＰレイヤ構成情報は、伝送タイプ情報を備える、請求項１５に記載の非一過性記憶媒体。
【請求項20】
前記コンピュータプログラムは、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行されると、前記伝送タイプ情報に従って、指定ｉｄに対応するＳＤＡＰエンティティを構成することを含むステップを実行することを前記少なくとも１つのプロセッサにさらに行わせる、請求項１９に記載の非一過性記憶媒体。
【請求項21】
前記伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、または、ブロードキャストのうちの少なくとも１つを備える、請求項２０に記載の非一過性記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、その開示が参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、２０１９年４月３０日に中国国家知識産権局（ＣＮＩＰＡ）に出願された中国特許出願第２０１９１０３６４３６４．０号の優先権を主張する。
【0002】
本願は、無線通信ネットワークに関し、特に、ユーザ機器（ＵＥ）情報報告方法および装置、車両のインターネットリソース構成方法および装置、および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
車両のインターネットは、合意された通信プロトコルおよびデータ相互作用規格に従って構築されるシステムネットワークである。車両のインターネットに基づく通信は、集合的に、車両と外部との間の情報交換通信（Ｖ２Ｘ、車両対Ｘ）と称される。車両は、Ｖ２Ｘを通して、車両、歩行者、路側デバイス、およびインターネットとの無線通信および情報交換を実施することができる。技術的進歩および自動化の開発により、Ｖ２Ｘ通信シナリオは、第３世代のモバイル通信の標準化のための第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ）から第５世代のモバイル通信（５Ｇ）まで拡張し、より高い性能要件を有する。現在、５Ｇ新規無線（ＮＲ）エアインターフェースに基づく車両のインターネット通信および５Ｇサイドリンクに基づく車両のインターネット通信に関して、５Ｇサイドリンクに基づくＵＥ情報報告およびリソース構成スキームは存在しない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は、ＵＥ情報報告方法および装置、車両のインターネットリソース構成方法および装置、および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施形態は、ＵＥ情報報告方法を提供する。方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0006】
第１のＵＥが、第２のＵＥの識別情報を入手する。
【0007】
第１のＵＥは、調節前の第２のＵＥの識別情報および調節後の第２のＵＥの識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、ＵＥ情報を報告する。
【0008】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース申請方法を提供する。方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0009】
第１のＵＥが、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を入手する。
【0010】
第１のＵＥは、第２のＵＥの識別情報を決定する。
【0011】
第１のＵＥは、第２のＵＥの識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、リソース構成を申請する。
【0012】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成方法を提供する。方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0013】
ＵＥが、ネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されたサイドリンクベアラ構成情報を受信する。
サイドリンクベアラ構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを含む。
サイドリンクベアラ構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを含む。
【0014】
本願の実施形態は、論理チャネルの優先順位を処理する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）エンティティのための方法を提供する。方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0015】
論理チャネルの優先順位が、以下の優先順位の降順で、ソートされる：アップリンク共通制御チャネル（ＵＬ－ＣＣＣＨ）からのセル無線ネットワーク一時識別子（Ｃ－ＲＮＴＩ）またはデータのためのＭＡＣ制御要素、サイドリンク再伝送バッファステータス報告（ＢＳＲ）のためのＭＡＣ制御ユニット、およびサイドリンクＢＳＲのためのＭＡＣ制御ユニットであって、サイドリンクＢＳＲは、充填のためのサイドリンクＢＳＲを除くサイドリンクＢＳＲを含む、ＭＡＣ制御ユニット。
【0016】
本願の実施形態は、論理チャネルの優先順位を処理するＭＡＣエンティティのための方法を提供する。方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0017】
再伝送ＢＳＲに関して、ＭＡＣエンティティは、最高の優先順位を有し、再伝送ＢＳＲに対応するトランスポートブロックに含まれる論理チャネルの優先順位を再伝送ＢＳＲの優先順位として使用する。
【0018】
サイドリンクＢＳＲに関して、ＭＡＣエンティティは、最高の優先順位を有し、サイドリンクＢＳＲに含まれる論理チャネルの優先順位をサイドリンクＢＳＲの優先順位として使用する。
【0019】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成方法を提供する。方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0020】
ＵＥが、構成グラントの構成情報を受信する。
【0021】
ＵＥは、構成グラントの構成情報を使用することによって、データを送信する。
【0022】
構成グラントの構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを含む。
【0023】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成方法を提供する。方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0024】
ＵＥが、ハイブリッド自動反復要求（ＨＡＲＱ）プロセス識別（ＩＤ）リストを受信する。
【0025】
ＵＥは、ＨＡＲＱプロセスＩＤリストに従って、ＨＡＲＱプロセスＩＤを決定する。
【0026】
ＨＡＲＱプロセスＩＤリストは、ＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードでＵＥによって使用可能なＨＡＲＱプロセスＩＤリストを示す。
【0027】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成方法を提供する。方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0028】
第１のＵＥが、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥについての情報を入手する。
【0029】
第１のＵＥは、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥの物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰＳＦＣＨ）リソース情報を決定する。
【0030】
本願の実施形態は、ＵＥ情報報告装置を提供する。装置は、第１の入手モジュールと、第１の送信モジュールとを含む。
【0031】
第１の入手モジュールは、第２のＵＥの識別情報を入手するように構成される。
【0032】
第１の送信モジュールは、調節前の第２のＵＥの識別情報および調節後の第２のＵＥの識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、ＵＥ情報を報告するように構成される。
【0033】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース申請装置を提供する。装置は、第２の入手モジュールと、第１の決定モジュールと、第２の送信モジュールとを含む。
【0034】
第２の入手モジュールは、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を入手するように構成される。
【0035】
第１の決定モジュールは、第２のＵＥの識別情報を決定するように構成される。
【0036】
第２の送信モジュールは、第２のＵＥの識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、リソース構成を申請するように構成される。
【0037】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成装置を提供する。装置は、第１の受信モジュールを含む。
【0038】
第１の受信モジュールは、ネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されたサイドリンクベアラ構成情報を受信するように構成される。
【0039】
サイドリンクベアラ構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを含む。
【0040】
本願の実施形態は、論理チャネルの優先順位を処理するＭＡＣエンティティのための装置を提供する。装置は、第１の優先順位ソートモジュールを含む。
【0041】
第１の優先順位ソートモジュールは、以下の優先順位の降順で、論理チャネルの優先順位をソートするように構成される：ＵＬ－ＣＣＣＨからのＣ－ＲＮＴＩまたはデータのためのＭＡＣ制御要素；サイドリンク再伝送ＢＳＲのためのＭＡＣ制御ユニット；および、サイドリンクＢＳＲのためのＭＡＣ制御ユニットであって、サイドリンクＢＳＲは、充填のためのサイドリンクＢＳＲを除くサイドリンクＢＳＲを含む、ＭＡＣ制御ユニット。
【0042】
本願の実施形態は、論理チャネルの優先順位を処理するＭＡＣエンティティのための装置を提供する。装置は、第２の優先順位ソートモジュールを含む。第２の優先順位ソートモジュールは、下記に説明される動作を実施するように構成される。
【0043】
再伝送ＢＳＲに関して、ＭＡＣエンティティは、最高の優先順位を有し、再伝送ＢＳＲに対応するトランスポートブロックに含まれる論理チャネルの優先順位を再伝送ＢＳＲの優先順位として使用する。
【0044】
サイドリンクＢＳＲに関して、ＭＡＣエンティティは、最高の優先順位を有し、サイドリンクＢＳＲに含まれる論理チャネルの優先順位をサイドリンクＢＳＲの優先順位として使用する。
【0045】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成装置を提供する。装置は、第２の受信モジュールを含む。
【0046】
第２の受信モジュールは、構成グラントの構成情報を受信するように構成される。
【0047】
ＵＥは、構成グラントの構成情報を使用することによって、データを送信する。
【0048】
構成グラントの構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを含む。
【0049】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成装置を提供する。装置は、第３の受信モジュールと、第２の決定モジュールとを含む。
【0050】
第３の受信モジュールは、ＨＡＲＱプロセスＩＤリストを受信するように構成される。
【0051】
第２の決定モジュールは、ＨＡＲＱプロセスＩＤリストに従って、ＨＡＲＱプロセスＩＤを決定するように構成される。
【0052】
ＨＡＲＱプロセスＩＤリストは、ＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードでＵＥによって使用可能なＨＡＲＱプロセスＩＤリストを示す。
【0053】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成装置を提供する。装置は、第３の入手モジュールと、第３の決定モジュールとを含む。
【0054】
第３の入手モジュールは、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥについての情報を入手するように構成される。
【0055】
第３の決定モジュールは、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を決定するように構成される。
【0056】
本願の実施形態は、記憶媒体を提供する。記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、本願の実施形態におけるＵＥ情報報告方法および車両のインターネットリソース構成方法のうちのいずれか１つを実施させる。
【0057】
本願では、第１のＵＥが、第２のＵＥの識別情報を入手し、第１のＵＥは、調節前の第２のＵＥの識別情報および調節後の第２のＵＥの識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、ＵＥ情報を報告し、それによって、５Ｇサイドリンクに基づいてＵＥ情報を報告する。
【0058】
本願およびその実装の前述の実施形態および他の側面は、図面の簡単な説明、発明を実施するための形態、および請求項により詳細に説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
（項目１）
ユーザ機器（ＵＥ）情報報告方法であって、前記方法は、
第１のＵＥによって、第２のＵＥの識別情報を入手することと、
前記第１のＵＥによって、調節前の前記第２のＵＥの識別情報および前記調節後の前記第２のＵＥの識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、ＵＥ情報を報告することと
を含む、方法。
（項目２）
前記第２のＵＥの前記識別情報は、前記第２のＵＥのレイヤ２識別情報を備えている、項目１に記載の方法。
（項目３）
車両のインターネットリソース申請方法であって、前記方法は、
第１のユーザ機器（ＵＥ）によって、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を入手することと、
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの識別情報を決定することと、
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの前記識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、リソース構成を申請することと
を含む、方法。
（項目４）
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの前記識別情報を決定することは、
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの前記レイヤ２識別情報を前記第２のＵＥの前記識別情報として使用すること、または、
前記第１のＵＥによって、ＵＥ識別情報を前記第２のＵＥに配分すること
を含む、項目３に記載の方法。
（項目５）
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの前記レイヤ２識別情報を入手した後、前記方法は、
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの前記レイヤ２識別情報を前記第２のＵＥの前記識別情報として使用することと、
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥのレイヤ２識別情報を再び受信し、前記第２のＵＥの前記受信されたレイヤ２識別情報を前記第２のＵＥの前記識別情報に関連付け、前記第２のＵＥの前記受信されたレイヤ２識別情報に従って、前記第２のＵＥの前記レイヤ２識別情報を更新することと
をさらに含む、項目４に記載の方法。
（項目６）
車両のインターネットリソース構成方法であって、前記方法は、
ユーザ機器（ＵＥ）によって、ネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されたサイドリンクベアラ構成情報を受信することを含み、
前記サイドリンクベアラ構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを備えている、方法。
（項目７）
前記伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを備えている、項目６に記載の方法。
（項目８）
前記ＵＥによって、前記ネットワーク側の前記ネットワーク要素デバイスによって構成された前記サイドリンクベアラ構成を受信することは、前記ＵＥによって、サービスデータプロトコル（ＳＤＡＰ）レイヤ構成情報を受信することを含み、
前記ＳＤＡＰレイヤ構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを備えている、項目６に記載の方法。
（項目９）
前記ＳＤＡＰレイヤ構成情報の中の前記伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを備えている、項目８に記載の方法。
（項目１０）
論理チャネルの優先順位を処理する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）エンティティのための方法であって、前記方法は、
アップリンク共通制御チャネル（ＵＬ－ＣＣＣＨ）からのセル無線ネットワーク一時識別子（Ｃ－ＲＮＴＩ）またはデータのためのＭＡＣ制御要素、
サイドリンク再伝送バッファステータス報告（ＢＳＲ）のためのＭＡＣ制御ユニット、および、
ＭＡＣ制御ユニットであって、前記サイドリンクＢＳＲは、充填のためのサイドリンクＢＳＲを除くサイドリンクＢＳＲを備えている、ＭＡＣ制御ユニット
の優先順位の降順で、論理チャネルの優先順位をソートすることを含む、
方法。
（項目１１）
論理チャネルの優先順位を処理する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）エンティティのための方法であって、前記方法は、
再伝送バッファステータス報告（ＢＳＲ）に関して、前記ＭＡＣエンティティによって、最高の優先順位を有し、前記再伝送ＢＳＲに対応するトランスポートブロックに含まれる論理チャネルの優先順位を前記再伝送ＢＳＲの優先順位として使用することと、
サイドリンクＢＳＲに関して、前記ＭＡＣエンティティによって、最高の優先順位を有し、前記サイドリンクＢＳＲに含まれる論理チャネルの優先順位を前記サイドリンクＢＳＲの優先順位として使用することと
を含む、方法。
（項目１２）
車両のインターネットリソース構成方法であって、前記方法は、
ユーザ機器（ＵＥ）によって、構成グラントの構成情報を受信することと、
前記構成グラントの前記構成情報を使用することによって、前記ＵＥによってデータを送信することと
を含み、
前記構成グラントの前記構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを備えている、方法。
（項目１３）
前記伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを備えている、項目１２に記載の方法。
（項目１４）
前記構成グラントの前記構成情報は、再伝送されるパケットの伝送がサポートされるかどうかの指示情報をさらに備えている、項目１２に記載の方法。
（項目１５）
車両のインターネットリソース構成方法であって、前記方法は、
ユーザ機器（ＵＥ）によって、ハイブリッド自動反復要求（ＨＡＲＱ）プロセス識別（ＩＤ）リストを受信することと、
前記ＵＥによって、前記ＨＡＲＱプロセスＩＤリストに従って、ＨＡＲＱプロセスＩＤを決定することと
を含み、
前記ＨＡＲＱプロセスＩＤリストは、前記ＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードにおいて前記ＵＥによって使用可能なＨＡＲＱプロセスＩＤリストを示す、方法。
（項目１６）
前記ＵＥは、スケジューリングがネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって実施されるリソース配分モードと前記ＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードとを同時にサポートするＵＥを備えている、項目１５に記載の方法。
（項目１７）
車両のインターネットリソース構成方法であって、前記方法は、
第１のユーザ機器（ＵＥ）によって、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥについての情報を入手することと、
前記第１のＵＥによって、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰＳＦＣＨ）リソース情報を決定することと
を含む、方法。
（項目１８）
前記第１のＵＥによって、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥについての前記情報を入手した後、前記方法は、
前記第１のＵＥによって、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥについての前記情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信することと、
前記第１のＵＥによって、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を受信することと
をさらに含む、項目１７に記載の方法。
（項目１９）
前記ＰＳＦＣＨリソース情報は、ＰＳＦＣＨリソースプールまたはＮ個のＰＳＦＣＨリソースを備えている、項目１７に記載の方法。
（項目２０）
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥについての前記情報は、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの識別情報、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの数量情報、または、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥのカテゴリ識別情報を備えている、項目１７に記載の方法。
（項目２１）
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの前記識別情報は、
前記ＵＥの非アクセス層（ＮＡＳ）によって、前記第１のＵＥのアクセス層（ＡＳ）に前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの前記識別情報を通知すること、または、
前記ＵＥによって、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥとの接続を確立し、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの前記識別情報を入手すること
を行う方法で入手される、項目２０に記載の方法。
（項目２２）
ユーザ機器（ＵＥ）情報報告装置であって、前記装置は、
第２のＵＥの識別情報を入手するように構成された入手モジュールと、
調節前の前記第２のＵＥの識別情報および前記調節後の前記第２のＵＥの前記識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、ＵＥ情報を報告するように構成された送信モジュールと
を備えている、装置。
（項目２３）
車両のインターネットリソース申請装置であって、前記装置は、
第２のユーザ機器（ＵＥ）のレイヤ２識別情報を入手するように構成された入手モジュールと、
前記第２のＵＥの識別情報を決定するように構成された決定モジュールと、
前記第２のＵＥの前記識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、リソース構成を申請するように構成された送信モジュールと
を備えている、装置。
（項目２４）
車両のインターネットリソース構成装置であって、前記装置は、
ネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されたサイドリンクベアラ構成情報を受信するように構成された受信モジュールを備え、
前記サイドリンクベアラ構成情報は、標的識別情報、標的ユーザ機器（ＵＥ）情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを備えている、装置。
（項目２５）
論理チャネルの優先順位を処理する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）エンティティのための装置であって、前記装置は、優先順位ソートモジュールを備え、前記優先順位ソートモジュールは、
アップリンク共通制御チャネル（ＵＬ－ＣＣＣＨ）からのセル無線ネットワーク一時識別子（Ｃ－ＲＮＴＩ）またはデータのためのＭＡＣ制御要素、
サイドリンク再伝送バッファステータス報告（ＢＳＲ）のためのＭＡＣ制御ユニット、および、
ＭＡＣ制御ユニットであって、前記サイドリンクＢＳＲは、充填のためのサイドリンクＢＳＲを除くサイドリンクＢＳＲを備えている、ＭＡＣ制御ユニット
の優先順位の降順で、論理チャネルの優先順位をソートするように構成されている、
装置。
（項目２６）
論理チャネルの優先順位を処理する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）エンティティのための装置であって、前記装置は、優先順位ソートモジュールを備え、前記優先順位ソートモジュールは、
再伝送バッファステータス報告（ＢＳＲ）に関して、最高の優先順位を有し、前記再伝送ＢＳＲに対応するトランスポートブロックに含まれる論理チャネルの優先順位を前記再伝送ＢＳＲの優先順位として前記ＭＡＣエンティティに使用させることと、
サイドリンクＢＳＲに関して、最高の優先順位を有し、前記サイドリンクＢＳＲに含まれる論理チャネルの優先順位を前記サイドリンクＢＳＲの優先順位として前記ＭＡＣエンティティに使用させることと
を行うように構成されている、装置。
（項目２７）
車両のインターネットリソース構成装置であって、前記装置は、
構成グラントの構成情報を受信するように構成された受信モジュールを備え
前記構成グラントの構成情報を使用することによって、データを送信し、
前記構成グラントの構成情報は、標的識別情報、標的ユーザ機器（ＵＥ）情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを備えている、装置。
（項目２８）
車両のインターネットリソース構成装置であって、前記装置は、
ハイブリッド自動反復要求（ＨＡＲＱ）プロセス識別（ＩＤ）リストを受信するように構成された受信モジュールと、
前記ＨＡＲＱプロセスＩＤリストに従って、ＨＡＲＱプロセスＩＤを決定するように構成された決定モジュールと
を備え、
前記ＨＡＲＱプロセスＩＤリストは、前記ＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードにおいてユーザ機器（ＵＥ）によって使用可能なＨＡＲＱプロセスＩＤリストを示す、装置。
（項目２９）
車両のインターネットリソース構成装置であって、前記装置は、
サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のユーザ機器（ＵＥ）についての情報を入手するように構成された入手モジュールと、
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰＳＦＣＨ）リソース情報を決定するように構成された決定モジュールと
を備えている、装置。
（項目３０）
コンピュータプログラムを記憶している記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、項目１－２１のいずれか１項に記載の方法を前記プロセッサに実施させる、記憶媒体。
本発明は、例えば、以下を提供する。
（項目１）
ユーザ機器（ＵＥ）情報報告方法であって、前記方法は、
第１のＵＥによって、第２のＵＥの識別情報を入手することと、
前記第１のＵＥによって、調節前の前記第２のＵＥの識別情報および前記調節後の前記第２のＵＥの識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、ＵＥ情報を報告することと
を含む、方法。
（項目２）
前記第２のＵＥの前記識別情報は、前記第２のＵＥのレイヤ２識別情報を備えている、項目１に記載の方法。
（項目３）
車両のインターネットリソース申請方法であって、前記方法は、
第１のユーザ機器（ＵＥ）によって、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を入手することと、
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの識別情報を決定することと、
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの前記識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、リソース構成を申請することと
を含む、方法。
（項目４）
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの前記識別情報を決定することは、
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの前記レイヤ２識別情報を前記第２のＵＥの前記識別情報として使用すること、または、
前記第１のＵＥによって、ＵＥ識別情報を前記第２のＵＥに配分すること
を含む、項目３に記載の方法。
（項目５）
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの前記レイヤ２識別情報を入手した後、前記方法は、
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥの前記レイヤ２識別情報を前記第２のＵＥの前記識別情報として使用することと、
前記第１のＵＥによって、前記第２のＵＥのレイヤ２識別情報を再び受信し、前記第２のＵＥの前記受信されたレイヤ２識別情報を前記第２のＵＥの前記識別情報に関連付け、前記第２のＵＥの前記受信されたレイヤ２識別情報に従って、前記第２のＵＥの前記レイヤ２識別情報を更新することと
をさらに含む、項目４に記載の方法。
（項目６）
車両のインターネットリソース構成方法であって、前記方法は、
ユーザ機器（ＵＥ）によって、ネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されたサイドリンクベアラ構成情報を受信することを含み、
前記サイドリンクベアラ構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを備えている、方法。
（項目７）
前記伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを備えている、項目６に記載の方法。
（項目８）
前記ＵＥによって、前記ネットワーク側の前記ネットワーク要素デバイスによって構成された前記サイドリンクベアラ構成を受信することは、前記ＵＥによって、サービスデータプロトコル（ＳＤＡＰ）レイヤ構成情報を受信することを含み、
前記ＳＤＡＰレイヤ構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを備えている、項目６に記載の方法。
（項目９）
前記ＳＤＡＰレイヤ構成情報の中の前記伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを備えている、項目８に記載の方法。
（項目１０）
論理チャネルの優先順位を処理する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）エンティティのための方法であって、前記方法は、
アップリンク共通制御チャネル（ＵＬ－ＣＣＣＨ）からのセル無線ネットワーク一時識別子（Ｃ－ＲＮＴＩ）またはデータのためのＭＡＣ制御要素、
サイドリンク再伝送バッファステータス報告（ＢＳＲ）のためのＭＡＣ制御ユニット、および、
ＭＡＣ制御ユニットであって、前記サイドリンクＢＳＲは、充填のためのサイドリンクＢＳＲを除くサイドリンクＢＳＲを備えている、ＭＡＣ制御ユニット
の優先順位の降順で、論理チャネルの優先順位をソートすることを含む、
方法。
（項目１１）
論理チャネルの優先順位を処理する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）エンティティのための方法であって、前記方法は、
再伝送バッファステータス報告（ＢＳＲ）に関して、前記ＭＡＣエンティティによって、最高の優先順位を有し、前記再伝送ＢＳＲに対応するトランスポートブロックに含まれる論理チャネルの優先順位を前記再伝送ＢＳＲの優先順位として使用することと、
サイドリンクＢＳＲに関して、前記ＭＡＣエンティティによって、最高の優先順位を有し、前記サイドリンクＢＳＲに含まれる論理チャネルの優先順位を前記サイドリンクＢＳＲの優先順位として使用することと
を含む、方法。
（項目１２）
車両のインターネットリソース構成方法であって、前記方法は、
ユーザ機器（ＵＥ）によって、構成グラントの構成情報を受信することと、
前記構成グラントの前記構成情報を使用することによって、前記ＵＥによってデータを送信することと
を含み、
前記構成グラントの前記構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを備えている、方法。
（項目１３）
前記伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを備えている、項目１２に記載の方法。
（項目１４）
前記構成グラントの前記構成情報は、再伝送されるパケットの伝送がサポートされるかどうかの指示情報をさらに備えている、項目１２に記載の方法。
（項目１５）
車両のインターネットリソース構成方法であって、前記方法は、
ユーザ機器（ＵＥ）によって、ハイブリッド自動反復要求（ＨＡＲＱ）プロセス識別（ＩＤ）リストを受信することと、
前記ＵＥによって、前記ＨＡＲＱプロセスＩＤリストに従って、ＨＡＲＱプロセスＩＤを決定することと
を含み、
前記ＨＡＲＱプロセスＩＤリストは、前記ＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードにおいて前記ＵＥによって使用可能なＨＡＲＱプロセスＩＤリストを示す、方法。
（項目１６）
前記ＵＥは、スケジューリングがネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって実施されるリソース配分モードと前記ＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードとを同時にサポートするＵＥを備えている、項目１５に記載の方法。
（項目１７）
車両のインターネットリソース構成方法であって、前記方法は、
第１のユーザ機器（ＵＥ）によって、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥについての情報を入手することと、
前記第１のＵＥによって、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰＳＦＣＨ）リソース情報を決定することと
を含む、方法。
（項目１８）
前記第１のＵＥによって、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥについての前記情報を入手した後、前記方法は、
前記第１のＵＥによって、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥについての前記情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信することと、
前記第１のＵＥによって、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を受信することと
をさらに含む、項目１７に記載の方法。
（項目１９）
前記ＰＳＦＣＨリソース情報は、ＰＳＦＣＨリソースプールまたはＮ個のＰＳＦＣＨリソースを備えている、項目１７に記載の方法。
（項目２０）
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥについての前記情報は、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの識別情報、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの数量情報、または、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥのカテゴリ識別情報を備えている、項目１７に記載の方法。
（項目２１）
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの前記識別情報は、
前記ＵＥの非アクセス層（ＮＡＳ）によって、前記第１のＵＥのアクセス層（ＡＳ）に前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの前記識別情報を通知すること、または、
前記ＵＥによって、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥとの接続を確立し、前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの前記識別情報を入手すること
を行う方法で入手される、項目２０に記載の方法。
（項目２２）
ユーザ機器（ＵＥ）情報報告装置であって、前記装置は、
第２のＵＥの識別情報を入手するように構成された入手モジュールと、
調節前の前記第２のＵＥの識別情報および前記調節後の前記第２のＵＥの前記識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、ＵＥ情報を報告するように構成された送信モジュールと
を備えている、装置。
（項目２３）
車両のインターネットリソース申請装置であって、前記装置は、
第２のユーザ機器（ＵＥ）のレイヤ２識別情報を入手するように構成された入手モジュールと、
前記第２のＵＥの識別情報を決定するように構成された決定モジュールと、
前記第２のＵＥの前記識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、リソース構成を申請するように構成された送信モジュールと
を備えている、装置。
（項目２４）
車両のインターネットリソース構成装置であって、前記装置は、
ネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されたサイドリンクベアラ構成情報を受信するように構成された受信モジュールを備え、
前記サイドリンクベアラ構成情報は、標的識別情報、標的ユーザ機器（ＵＥ）情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを備えている、装置。
（項目２５）
論理チャネルの優先順位を処理する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）エンティティのための装置であって、前記装置は、優先順位ソートモジュールを備え、前記優先順位ソートモジュールは、
アップリンク共通制御チャネル（ＵＬ－ＣＣＣＨ）からのセル無線ネットワーク一時識別子（Ｃ－ＲＮＴＩ）またはデータのためのＭＡＣ制御要素、
サイドリンク再伝送バッファステータス報告（ＢＳＲ）のためのＭＡＣ制御ユニット、および、
ＭＡＣ制御ユニットであって、前記サイドリンクＢＳＲは、充填のためのサイドリンクＢＳＲを除くサイドリンクＢＳＲを備えている、ＭＡＣ制御ユニット
の優先順位の降順で、論理チャネルの優先順位をソートするように構成されている、
装置。
（項目２６）
論理チャネルの優先順位を処理する媒体アクセス制御（ＭＡＣ）エンティティのための装置であって、前記装置は、優先順位ソートモジュールを備え、前記優先順位ソートモジュールは、
再伝送バッファステータス報告（ＢＳＲ）に関して、最高の優先順位を有し、前記再伝送ＢＳＲに対応するトランスポートブロックに含まれる論理チャネルの優先順位を前記再伝送ＢＳＲの優先順位として前記ＭＡＣエンティティに使用させることと、
サイドリンクＢＳＲに関して、最高の優先順位を有し、前記サイドリンクＢＳＲに含まれる論理チャネルの優先順位を前記サイドリンクＢＳＲの優先順位として前記ＭＡＣエンティティに使用させることと
を行うように構成されている、装置。
（項目２７）
車両のインターネットリソース構成装置であって、前記装置は、
構成グラントの構成情報を受信するように構成された受信モジュールを備え
前記構成グラントの構成情報を使用することによって、データを送信し、
前記構成グラントの構成情報は、標的識別情報、標的ユーザ機器（ＵＥ）情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを備えている、装置。
（項目２８）
車両のインターネットリソース構成装置であって、前記装置は、
ハイブリッド自動反復要求（ＨＡＲＱ）プロセス識別（ＩＤ）リストを受信するように構成された受信モジュールと、
前記ＨＡＲＱプロセスＩＤリストに従って、ＨＡＲＱプロセスＩＤを決定するように構成された決定モジュールと
を備え、
前記ＨＡＲＱプロセスＩＤリストは、前記ＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードにおいてユーザ機器（ＵＥ）によって使用可能なＨＡＲＱプロセスＩＤリストを示す、装置。
（項目２９）
車両のインターネットリソース構成装置であって、前記装置は、
サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のユーザ機器（ＵＥ）についての情報を入手するように構成された入手モジュールと、
前記サイドリンクマルチキャスト通信グループの中の前記ＵＥの物理サイドリンクフィードバックチャネル（ＰＳＦＣＨ）リソース情報を決定するように構成された決定モジュールと
を備えている、装置。
（項目３０）
コンピュータプログラムを記憶している記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、項目１－２１のいずれか１項に記載の方法を前記プロセッサに実施させる、記憶媒体。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【発明を実施するための形態】
【0060】
本願の実施形態が、図面と併せて下記に説明される。不一致が生じていない場合、本願の実施形態およびその中の特徴は、任意の様式で相互と組み合わせられ得ることに留意されたい。
【0061】
車両のインターネットは、合意された通信プロトコルおよびデータ相互作用規格に従った車両と車両との間、車両と歩行者との間、車両と路側デバイスとの間、および車両とインターネットとの間の無線通信および情報交換のための大規模システムネットワークを指す。車両のインターネット通信は、車両の運転安全性を確実にし、輸送効率を改良し、便利および娯楽情報を提供する。無線通信に関与する対象に従って、車両のインターネット通信は、３つの異なるタイプを含み、集合的にＶ２Ｘ通信と称される：車両対車両（Ｖ２Ｖ）通信；車両対インフラストラクチャ／車両対ネットワーク（Ｖ２Ｉ／Ｖ２Ｎ）通信；および車両対歩行者（Ｖ２Ｐ）通信。３ＧＰＰのロングタームエボリューション（ＬＴＥ）ベースのＶ２Ｘ通信研究では、ＵＥ間のサイドリンクに基づくＶ２Ｘ通信方法は、Ｖ２Ｘ規格を実装する様式のうちの１つであり、すなわち、トラフィックデータが、基地局およびコアネットワークによって転送されることなく、ソースＵＥによってエアインターフェースを通して標的ＵＥに直接伝送される。図１に示されるように、図１は、本願のある実施形態による、Ｖ２Ｘアーキテクチャのシナリオの概略図である。図１に示されるように、車両のインターネットアーキテクチャ内のサイドリンクを介したＵＥ間の通信の様式は、Ｖ２Ｘ通信様式であり得、それらは、単に、ＰＣ５ベースのＶ２Ｘ通信、またはＶ２Ｘサイドリンク通信と称される。
【0062】
技術的進歩および自動化の開発に伴って、Ｖ２Ｘ通信シナリオは、さらに拡張し、より高い性能要件を有する。先進Ｖ２Ｘトラフィックは、主に、４つのカテゴリに分けられる：車両隊列走行、拡張型センサ、先進型運転（半自動または完全自動運転）、および、遠隔運転。満たされるべき性能要件は、以下の通りである：５０～１２，０００バイトのサポートされるパケットサイズ、１秒あたり２～５０件のメッセージの伝送レート、３～５００ミリ秒の最大端末間待ち時間、９０％～９９．９９９％の信頼性、０．５～１，０００Ｍｂｐｓのデータレート、および、５０～１，０００ｍのサポートされる伝送範囲。３ＧＰＰは、５Ｇエアインターフェースに基づく車両のインターネット通信および５Ｇサイドリンクに基づく車両のインターネット通信を含む、５Ｇベースの車両のインターネット通信についての研究を承認している。したがって、本願の実施形態は、５Ｇサイドリンクに基づくリソース構成スキームを提供する。
【0063】
【0064】
Ｓ１０１では、第１のＵＥが、第２のＵＥの識別情報を入手する。
【0065】
Ｓ１０２では、第１のＵＥが、調節前の第２のＵＥの識別情報および調節後の第２のＵＥの識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、ＵＥ情報を報告する。
【0066】
例示的実施形態では、第２のＵＥの識別情報は、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を含む。
【0067】
【0068】
Ｓ２０１では、第１のＵＥが、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を入手する。
【0069】
Ｓ２０２では、第１のＵＥが、第２のＵＥの識別情報を決定する。
【0070】
Ｓ２０３では、第１のＵＥが、第２のＵＥの識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、リソース構成を申請する。
【0071】
例示的実施形態では、第１のＵＥが第２のＵＥの識別情報を決定するステップは、下記に説明されるステップを含む。
【0072】
第１のＵＥは、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を第２のＵＥの識別情報として使用する、または、第１のＵＥは、ＵＥ識別情報を第２のＵＥに配分する。
【0073】
例示的実施形態では、ある場合、方法は、第１のＵＥが第２のＵＥのレイヤ２識別情報を入手した後、第１のＵＥが、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を第２のＵＥの識別子として使用することをさらに含む。別の場合では、方法は、第２のＵＥとの接続を確立した後、第１のＵＥが、初めて取得される第２のＵＥのレイヤ２識別情報を第２のＵＥの識別子として使用することをさらに含む。
【0074】
第１のＵＥは、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を再び受信し、第２のＵＥの受信されたレイヤ２識別情報を第２のＵＥの識別子に関連付け、第２のＵＥの受信されたレイヤ２識別情報に従って、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を更新する。
【0075】
本願のある実施形態による、車両のインターネットリソース構成方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0076】
Ｓ３０１では、ＵＥが、ネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されたサイドリンクベアラ構成情報を受信する。
【0077】
サイドリンクベアラ構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを含む。
【0078】
例示的実施形態では、伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを含む。
【0079】
例示的実施形態では、ＵＥがネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されるサイドリンクベアラ構成を受信するステップは、ＵＥがサービスデータプロトコル（ＳＤＡＰ）レイヤ構成情報を受信することを含む。ＳＤＡＰレイヤ構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを含む。
【0080】
例示的実施形態では、伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを含む。
【0081】
本願のある実施形態による、論理チャネルの優先順位を処理するＭＡＣエンティティのための方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0082】
Ｓ４０１では、論理チャネルの優先順位が、優先順位の降順でソートされる。
【0083】
優先順位の降順は、以下を含む：ＵＬ－ＣＣＣＨからのＣ－ＲＮＴＩまたはデータのためのＭＡＣ制御要素；サイドリンク再伝送ＢＳＲのためのＭＡＣ制御ユニット；および、サイドリンクＢＳＲのためのＭＡＣ制御ユニット（サイドリンクＢＳＲは、充填のためのサイドリンクＢＳＲを除くサイドリンクＢＳＲを含む）。
【0084】
例示的実施形態では、優先順位の降順は、以下をさらに含む：ＵＬ－ＣＣＣＨからのＣ－ＲＮＴＩまたはデータのためのＭＡＣ制御要素；サイドリンクＢＳＲのためのＭＡＣ制御ユニット（サイドリンクＢＳＲは、充填のためのサイドリンクＢＳＲを除くサイドリンクＢＳＲを含む）、および、サイドリンク再伝送ＢＳＲのためのＭＡＣ制御ユニット。
【0085】
本願のある実施形態による、論理チャネルの優先順位を処理するＭＡＣエンティティのための方法は、下記に説明されるステップを含む。
【0086】
再伝送ＢＳＲに関して、ＭＡＣエンティティは、最高の優先順位を有し、再伝送ＢＳＲに対応するトランスポートブロックに含まれる論理チャネルの優先順位を再伝送ＢＳＲの優先順位として使用する。
【0087】
サイドリンクＢＳＲに関して、ＭＡＣエンティティは、最高の優先順位を有し、サイドリンクＢＳＲに含まれる論理チャネルの優先順位をサイドリンクＢＳＲの優先順位として使用する。
【0088】
【0089】
Ｓ５０１では、ＵＥが、構成グラントの構成情報を受信する。
【0090】
Ｓ５０２では、ＵＥが、構成グラントの構成情報を使用することによって、データを送信する。
【0091】
構成グラントの構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを含む。
【0092】
例示的実施形態では、伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを含む。
【0093】
例示的実施形態では、構成グラントの構成情報は、再伝送されるパケットの伝送がサポートされるかどうかの指示情報さらにを含む。
【0094】
例示的実施形態では、構成グラントの構成情報が、再伝送されるパケットの伝送がサポートされることを示す場合、新たに伝送されパケットが、構成グラントの構成情報によって示されるリソース位置に着信しないとき、再伝送されるデータパケットが、リソース位置において送信され得る。
【0095】
【0096】
Ｓ６０１では、ＵＥが、ＨＡＲＱプロセスＩＤリストを受信する。
【0097】
Ｓ６０２では、ＵＥが、ＨＡＲＱプロセスＩＤリストに従って、ＨＡＲＱプロセスＩＤを決定する。
【0098】
ＨＡＲＱプロセスＩＤリストは、ＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードにおいてＵＥによって使用可能なＨＡＲＱプロセスＩＤリストを示す。
【0099】
例示的実施形態では、ＨＡＲＱプロセスＩＤリストは、システムメッセージまたは無線リソース制御（ＲＲＣ）専用シグナリングの中で搬送される。
【0100】
例示的実施形態では、ＨＡＲＱプロセスＩＤリストは、サイドリンクリソースプールの構成情報の中でも搬送され得る。
【0101】
例示的実施形態では、ＵＥは、スケジューリングがネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって実施されるリソース配分モードとＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードとを同時にサポートするＵＥを含む。
【0102】
【0103】
Ｓ７０１では、第１のＵＥが、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥについての情報を入手する。
【0104】
Ｓ７０２では、第１のＵＥが、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を決定する。
【0105】
例示的実施形態では、第１のＵＥがサイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥについての情報を入手した後、方法は、第１のＵＥが、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥについての情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信し、第１のＵＥが、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を受信することをさらに含む。
【0106】
例示的実施形態では、ＰＳＦＣＨリソース情報は、ＰＳＦＣＨリソースプールまたはＮ個のＰＳＦＣＨリソースを含む。Ｎは、グループの中の受信機ＵＥの数量または受信機ＵＥのグループ／カテゴリの数量である。
【0107】
例示的実施形態では、グループの中のＵＥについての情報は、グループの中のＵＥの識別情報、グループの中のＵＥの数量情報、またはグループの中のＵＥのカテゴリ識別情報を含む。
【0108】
例示的実施形態では、グループの中のＵＥの識別情報は、下記に説明される様式で入手される。
【0109】
ＵＥの非アクセス層（ＮＡＳ）が、第１のＵＥのアクセス層（ＡＳ）にグループの中のＵＥの識別情報を通知する。
【0110】
代替として、ＵＥが、グループの中のＵＥとの接続を確立し、グループの中のＵＥの識別情報を入手する。
【0111】
例示的実施形態では、グループの中のＵＥの数量情報は、以下の様式で入手される：ＵＥのＮＡＳが、第１のＵＥのＡＳにグループの中のＵＥの数量を通知する；または、ＵＥが、グループの中のＵＥとの接続を確立し、グループの中のＵＥの数量情報を入手する。
【0112】
例示的実施形態では、グループの中のＵＥのカテゴリ識別情報は、以下の様式で入手される：ＵＥのＮＡＳが、第１のＵＥのＡＳにグループの中のＵＥのカテゴリ識別子を通知する；または、ＵＥが、グループの中のＵＥとの接続を確立し、グループの中のＵＥのカテゴリ識別子を入手する。
【0113】
例示的実施形態では、方法は、第１のＵＥがＰＳＦＣＨリソースプールについての情報を入手することをさらに含む。第１のＵＥがグループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を決定するステップは、第１のＵＥが、グループの中のＵＥについての情報およびＰＳＦＣＨリソースプールについての情報に従って、グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を決定することを含む。
【0114】
例示的実施形態では、第１のＵＥがグループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を決定した後、方法は、第１のＵＥがＰＳＦＣＨリソース情報を第２のＵＥに送信することをさらに含む。
【0115】
例示的実施形態では、方法は、第１のＵＥがサイドリンク制御情報（ＳＣＩ）の中でグループの中の全てのＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を搬送することをさらに含む。グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報は、グループの中のＵＥの識別子および識別子に対応するＰＳＦＣＨリソースを含む。代替として、グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報は、グループの中のＵＥのカテゴリ識別子およびカテゴリ識別子に対応するＰＳＦＣＨリソースを含む。
【0116】
例示的実施形態では、グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報は、ＰＳＦＣＨリソースリストをさらに含み得る。例えば、８つの受信機ＵＥが存在し、８つのリソースがＳＣＩの中で搬送される場合、１の識別子を伴う受信機ＵＥが、第１のリソースを使用し、２の識別子を伴う受信機ＵＥが、第２のリソースを使用する等。
【0117】
例示的実施形態では、グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報は、ＰＳＦＣＨリソースリストをさらに含み得る。例えば、受信機ＵＥの８つのカテゴリが存在し、８つのリソースがＳＣＩの中で搬送される場合、１のカテゴリ識別子を伴う受信機ＵＥが、第１のリソースを使用し、２のカテゴリ識別子を伴う受信機ＵＥが、第２のリソースを使用する等。
【0118】
（適用実施例）
ＮＲ Ｖ２Ｘの研究範囲は、サイドリンクユニキャスト、サイドリンクマルチキャスト、およびサイドリンクブロードキャストを含む。一般的に言えば、サイドリンクＶ２Ｘ通信は、ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストに分けられ得る。サイドリンクユニキャスト通信は、概して、２つのＵＥが、最初に互いを発見するためにユニキャスト通信を実施し、次いで、ユニキャストベースのサイドリンクＶ２Ｘ通信を開始することを要求することに留意されたい。一般的に言えば、サイドリンク発見はまた、ブロードキャストベースの伝送である。本願の後続の実施形態では、サイドリンクブロードキャストは、概して、サイドリンクブロードキャスト通信およびサイドリンク発見を指す。
ＮＲ Ｖ２Ｘの研究範囲は、サイドリンクユニキャスト、サイドリンクマルチキャスト、およびサイドリンクブロードキャストを含む。一般的に言えば、サイドリンクＶ２Ｘ通信は、ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストに分けられ得る。サイドリンクユニキャスト通信は、概して、２つのＵＥが、最初に互いを発見するためにユニキャスト通信を実施し、次いで、ユニキャストベースのサイドリンクＶ２Ｘ通信を開始することを要求することに留意されたい。一般的に言えば、サイドリンク発見はまた、ブロードキャストベースの伝送である。本願の後続の実施形態では、サイドリンクブロードキャストは、概して、サイドリンクブロードキャスト通信およびサイドリンク発見を指す。
【0119】
（実施形態１）
基地局が、サイドリンクリソースをＵＥに配分する必要がある。一般的フローが、下記に説明される。
ＵＥは、最初に、サイドリンクＵＥ情報を報告する。ブロードキャストおよびマルチキャストのみが考慮される場合、サイドリンクＵＥ情報は、以下を含む。
ＳＬ－ＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎＩｎｆｏＬｉｓｔ－ｒ１２ ：：＝ ＳＥＱＵＥＮＣＥ （ＳＩＺＥ （１．．ｍａｘＳＬ－Ｄｅｓｔ－ｒ１２）） ＯＦ ＳＬ－ＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎＩｄｅｎｔｉｔｙ－ｒ１２
ＳＬ－ＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎＩｄｅｎｔｉｔｙ－ｒ１２ ：：＝ ＢＩＴ ＳＴＲＩＮＧ （ＳＩＺＥ （２４））
ＳＬ－Ｖ２Ｘ－ＣｏｍｍＦｒｅｑＬｉｓｔ－ｒ１４ ：：＝ ＳＥＱＵＥＮＣＥ （ＳＩＺＥ （１．．ｍａｘＦｒｅｑＶ２Ｘ－ｒ１４）） ＯＦ ＩＮＴＥＧＥＲ （０．．ｍａｘＦｒｅｑＶ２Ｘ－１－ｒ１４）
ＳＬ－Ｖ２Ｘ－ＣｏｍｍＴｘＦｒｅｑＬｉｓｔ－ｒ１４ ：：＝ ＳＥＱＵＥＮＣＥ （ＳＩＺＥ （１．．ｍａｘＦｒｅｑＶ２Ｘ－ｒ１４）） ＯＦ ＳＬ－Ｖ２Ｘ－ＣｏｍｍＴｘＲｅｓｏｕｒｃｅＲｅｑ－ｒ１４
ＳＬ－Ｖ２Ｘ－ＣｏｍｍＴｘＲｅｓｏｕｒｃｅＲｅｑ－ｒ１４ ：：＝ ＳＥＱＵＥＮＣＥ ｛
ｃａｒｒｉｅｒＦｒｅｑＣｏｍｍＴｘ－ｒ１４ ＩＮＴＥＧＥＲ （０．．ｍａｘＦｒｅｑＶ２Ｘ－１－ｒ１４） ＯＰＴＩＯＮＡＬ，
ｖ２ｘ－ＴｙｐｅＴｘＳｙｎｃ－ｒ１４ ＳＬ－ＴｙｐｅＴｘＳｙｎｃ－ｒ１４ ＯＰＴＩＯＮＡＬ，
ｖ２ｘ－ＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎＩｎｆｏＬｉｓｔ－ｒ１４ ＳＬ－ＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎＩｎｆｏＬｉｓｔ－ｒ１２ ＯＰＴＩＯＮＡＬ
基地局が、サイドリンクリソースをＵＥに配分する必要がある。一般的フローが、下記に説明される。
ＵＥは、最初に、サイドリンクＵＥ情報を報告する。ブロードキャストおよびマルチキャストのみが考慮される場合、サイドリンクＵＥ情報は、以下を含む。
ＳＬ－ＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎＩｎｆｏＬｉｓｔ－ｒ１２ ：：＝ ＳＥＱＵＥＮＣＥ （ＳＩＺＥ （１．．ｍａｘＳＬ－Ｄｅｓｔ－ｒ１２）） ＯＦ ＳＬ－ＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎＩｄｅｎｔｉｔｙ－ｒ１２
ＳＬ－ＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎＩｄｅｎｔｉｔｙ－ｒ１２ ：：＝ ＢＩＴ ＳＴＲＩＮＧ （ＳＩＺＥ （２４））
ＳＬ－Ｖ２Ｘ－ＣｏｍｍＦｒｅｑＬｉｓｔ－ｒ１４ ：：＝ ＳＥＱＵＥＮＣＥ （ＳＩＺＥ （１．．ｍａｘＦｒｅｑＶ２Ｘ－ｒ１４）） ＯＦ ＩＮＴＥＧＥＲ （０．．ｍａｘＦｒｅｑＶ２Ｘ－１－ｒ１４）
ＳＬ－Ｖ２Ｘ－ＣｏｍｍＴｘＦｒｅｑＬｉｓｔ－ｒ１４ ：：＝ ＳＥＱＵＥＮＣＥ （ＳＩＺＥ （１．．ｍａｘＦｒｅｑＶ２Ｘ－ｒ１４）） ＯＦ ＳＬ－Ｖ２Ｘ－ＣｏｍｍＴｘＲｅｓｏｕｒｃｅＲｅｑ－ｒ１４
ＳＬ－Ｖ２Ｘ－ＣｏｍｍＴｘＲｅｓｏｕｒｃｅＲｅｑ－ｒ１４ ：：＝ ＳＥＱＵＥＮＣＥ ｛
ｃａｒｒｉｅｒＦｒｅｑＣｏｍｍＴｘ－ｒ１４ ＩＮＴＥＧＥＲ （０．．ｍａｘＦｒｅｑＶ２Ｘ－１－ｒ１４） ＯＰＴＩＯＮＡＬ，
ｖ２ｘ－ＴｙｐｅＴｘＳｙｎｃ－ｒ１４ ＳＬ－ＴｙｐｅＴｘＳｙｎｃ－ｒ１４ ＯＰＴＩＯＮＡＬ，
ｖ２ｘ－ＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎＩｎｆｏＬｉｓｔ－ｒ１４ ＳＬ－ＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎＩｎｆｏＬｉｓｔ－ｒ１２ ＯＰＴＩＯＮＡＬ
【0120】
しかしながら、ユニキャストが導入された後、受信機ＵＥのレイヤ２識別子（ｉｄ）が受信機ＵＥ自体によって発生させられ、多くの場合、変化するので、受信機ＵＥのレイヤ２ ｉｄが変化した場合、変化したレイヤ２ ｉｄが、基地局にどのように報告されるか。本願は、以下にソリューションを提供する。
【0121】
送信機ＵＥが、受信機ＵＥのレイヤ２ ｉｄが変化したことを知ると、送信機ＵＥは、新しい宛先ｉｄリストを報告するか、または、シグナリングを節約するために、追加および除去の様式で宛先ｉｄリストを報告する。情報を受信した後、基地局は、サイドリンク無線ベアラ（ＳＬＲＢ）構成情報を送信するとき、新しい宛先ｉｄを使用する。
【0122】
送信機ＵＥが、受信機ＵＥとの接続を確立するとき、送信機ＵＥは、受信機ＵＥのレイヤ２ ｉｄを入手し、レイヤ２ ｉｄを受信機ＵＥのｉｄとして使用する。代替として、送信機ＵＥは、ＵＥ ｉｄを、ユニキャスト通信を実施する受信機ＵＥに配分し、ローカルでＵＥ ｉｄを記憶する。続いて、送信機ＵＥは、ＵＥ ｉｄを受信機ＵＥのｉｄとして基地局に報告する。受信機ＵＥのｉｄとしてのレイヤ２ ｉｄの変化は、受信機ＵＥのｉｄの変化に影響を及ぼさない。
【0123】
送信機ＵＥは、更新前および更後の宛先ｉｄを基地局に通知する。情報を受信した後、基地局は、ＳＬＲＢ構成情報を送信するときに新しい宛先ｉｄを使用する。しかしながら、宛先ｉｄのみが変化し、他のパラメータが構成において変わらないままである場合、更新されたＳＬＲＢ構成情報は、送信される必要がない。
【0124】
ＮＲ Ｖ２Ｘに関して、ＳＬ－ＤｅｓｔｉｎａｔｉｏｎＩｎｆｏＬｉｓｔを報告することに加えて、宛先ｉｄに対応するキャストタイプも、示される必要がある。随意に、宛先ｉｄに対応する無線アクセスタイプ（ＲＡＴ）も、示される。さらに、宛先ｉｄに対応するサービスの品質（ＱｏＳ）も、示される必要がある。
【0125】
前述の情報を入手した後、基地局は、ＵＥのためのＳＬＲＢを構成し得、それは、ＬＴＥ Ｕｕインターフェースのデータ無線ベアラ（ＤＲＢ）を構成することに類似する。基地局は、別個に、各ＳＬ ＤＲＢのＳＤＡＰ、パケットデータ収束プロトコル（ＰＤＣＰ）層、各無線リンク制御（ＲＬＣ）ベアラ、論理チャネル（ＬＣ）等を構成する。
【0126】
Ｕｕインターフェースでは、ＵＥは、別個に、異なるプロトコルデータ単位－セッションＩＤ（ＰＤＵ－セッションＩＤ）に基づいてＳＤＡＰを構成する。しかしながら、ＮＲ Ｖ２Ｘに関して、異なる宛先ｉｄが、区別される必要がある。したがって、ＳＤＡＰは、異なる宛先ｉｄに基づいて構成され得、宛先ｉｄの同じ値を伴うＳＤＡＰ－Ｃｏｎｆｉｇの全ての構成されたインスタンスは、同じＳＤＡＰエンティティに対応する。
【0127】
したがって、宛先ｉｄは、ＳＤＡＰ－Ｃｏｎｆｉｇ情報要素（ＩＥ）またはＤＲＢ－ＴｏＡｄｄＭｏｄ ＩＥに含まれる。
【0128】
代替として、ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストのための宛先ｉｄリストが、順次、直接列挙され、ＳＬ ＤＲＢが、宛先ｉｄに基づいて、順次、構成される。
【0129】
基地局は、ＵＥによって報告される宛先ｉｄに対応するＱｏＳフロー識別子（ＱＦＩ）に基づいて、ＵＥのための対応するＤＲＢリストを構成する。次いで、ＳＤＡＰ構成情報に従って、対応するキャストタイプおよびＱＦＩが決定されるように、各ＤＲＢ ＩＤに対応する宛先ｉｄが、決定され得る。ＳＬ論理チャネルｉｄは、ＲＬＣ－ＢｅａｒｅｒＣｏｎｆｉｇを通してＤＲＢ ｉｄに関連付けられ、すなわち、１つの宛先ｉｄが、複数のＤＲＢおよび論理チャネル識別子（ＬＣＩＤ）に対応し得るが、各ＤＲＢおよびＬＣＩＤは、１つのみの宛先ｉｄに対応することができる。
【0130】
（実施形態２）
サイドリンクＵＥに関して、新しいＢＳＲが、再伝送リソース申請に基づいて導入される：サイドリンク再伝送ＢＳＲ。
サイドリンクＵＥに関して、新しいＢＳＲが、再伝送リソース申請に基づいて導入される：サイドリンク再伝送ＢＳＲ。
【0131】
再伝送ＢＳＲは、１つ以上のＨＡＲＱプロセスｉｄを含む。
【0132】
再伝送ＢＳＲは、受信機ＵＥによって送信された否定応答（ＮＡＣＫ）が受信されると、トリガされる。
【0133】
再伝送ＢＳＲは、下記に説明される条件のうちのいずれか１つの下でキャンセルされる。
【0134】
ＭＡＣエンティティのいずれのＨＡＲＱプロセスＩＤも、再伝送のために利用可能なデータを有していない場合、トリガされたサイドリンク再伝送（Ｒｅｔｘ）ＢＳＲは、キャンセルされる。
【0135】
ＭＡＣエンティティのあるＨＡＲＱプロセスＩＤが、再伝送のために利用可能なデータを有していない場合、ＨＡＲＱプロセスＩＤに関連付けられたサイドリンクＲｅｔｘ ＢＳＲは、キャンセルされる。
【0136】
サイドリンクＲｅｔｘ ＢＳＲが、伝送されるべきＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合、サイドリンクＲｅｔｘ ＢＳＲは、キャンセルされる。
【0137】
上層が自律リソース選択を構成するとき、全てのトリガされたサイドリンクＲｅｔｘ ＢＳＲは、キャンセルされる。
【0138】
さらに、サイドリンク再伝送ＢＳＲの論理チャネルの優先順位が、下記に説明される２つの様式で考慮される必要がある。
【0139】
（１）サイドリンク再伝送ＢＳＲの優先順位がサイドリンクＢＳＲのそれより高いことが規定される。
【0140】
（２）再伝送されるトランスポートブロックに関して、ＭＡＣエンティティは、再伝送されるトランスポートブロックに含まれる論理チャネルの中で最高の優先順位を有する論理チャネルを識別する必要があり、トランスポートブロック内の最高の優先順位を有する論理チャネルの優先順位は、トランスポートブロックの優先順位およびサイドリンク再伝送ＢＳＲの優先順位を表す。次いで、ＭＡＣエンティティは、サイドリンク再伝送ＢＳＲの優先順位をサイドリンクＢＳＲの優先順位と比較する。
【0141】
（実施形態３）
構成グラントがブロードキャストトラフィックに配分される場合、対応する確認（ＡＣＫ）／ＮＡＣＫリソースが、配分される必要はない。構成グラントがユニキャストトラフィックのために使用される場合、ＡＣＫ／ＮＡＣＫリソースが、加えて、申請される必要があり、それは、比較的に複雑である。したがって、基地局が、構成グラントの構成情報の中で使用可能なキャストタイプを搬送する。
構成グラントがブロードキャストトラフィックに配分される場合、対応する確認（ＡＣＫ）／ＮＡＣＫリソースが、配分される必要はない。構成グラントがユニキャストトラフィックのために使用される場合、ＡＣＫ／ＮＡＣＫリソースが、加えて、申請される必要があり、それは、比較的に複雑である。したがって、基地局が、構成グラントの構成情報の中で使用可能なキャストタイプを搬送する。
【0142】
さらに、基地局は、各構成グラントが再伝送されるトランスポートブロックの伝送をサポートするかどうかを構成し得る。構成グラントが再伝送されるトランスポートブロックの伝送をサポートする場合、構成グラントは、再伝送されるトランスポートブロックを伝送するために使用され得、ＵＥは、新たに伝送されるデータパケットまたは再伝送されるデータパケットが構成グラント上で伝送されるかどうかを決定し、構成グラントのＨＡＲＱプロセスｉｄを決定する必要がある。高い優先順位を伴うＬＣＩＤが、構成グラント上で制限される場合、ＬＣＩＤのデータパケットが着信しないとき、新たに伝送されるデータパケットまたは再伝送されるデータパケットが構成グラント上で伝送されるかどうかは、再伝送されるデータパケットと低い優先順位を伴うＬＣＩＤの新たに伝送されるデータパケットとの間のより高い優先順位を伴うものに従って、決定される。再伝送されるデータパケットの優先順位は、再伝送されるデータパケットに含まれる少なくとも１つのＬＣＩＤの優先順位の中の最高の優先順位に従って決定されるか、または、再伝送されるデータパケットに含まれる待ち時間要件に従って決定される。
【0143】
（実施形態４）
ＨＡＲＱプロセスＩＤが、構成グラントリソースのシンボル位置に基づいて計算される。合意された計算式に従って、基地局およびＵＥの両方が、ＨＡＲＱプロセスＩＤを決定し得る。次いで、Ｖ２Ｘ構成グラントに関して、ＨＡＲＱプロセスＩＤが、類似様式で計算され得る。ＰＣ５動的スケジューリングに関して、ＨＡＲＱプロセスＩＤは、基地局によっても配分され得る。異なるプロセスを区別するために、送信機ＵＥが、ＳＣＩの中でＨＡＲＱプロセスＩＤを搬送する必要がある。加えて、ＵＥが、基地局によるスケジューリング（モード１）およびＵＥによる伝送リソースの選択（モード２）の両方をサポートする場合、モード２におけるＨＡＲＱプロセスＩＤが、ＵＥ自体によって決定されるので、ＵＥは、基地局と交渉し、動的スケジューリングを通して基地局によって配分されるＨＡＲＱプロセスＩＤとのモード２でＵＥ自体によって決定されるＨＡＲＱプロセスＩＤの対立を回避する必要がある。例えば、基地局がモード２に特有のＨＡＲＱプロセスＩＤリストを配分することが決定される。
ＨＡＲＱプロセスＩＤが、構成グラントリソースのシンボル位置に基づいて計算される。合意された計算式に従って、基地局およびＵＥの両方が、ＨＡＲＱプロセスＩＤを決定し得る。次いで、Ｖ２Ｘ構成グラントに関して、ＨＡＲＱプロセスＩＤが、類似様式で計算され得る。ＰＣ５動的スケジューリングに関して、ＨＡＲＱプロセスＩＤは、基地局によっても配分され得る。異なるプロセスを区別するために、送信機ＵＥが、ＳＣＩの中でＨＡＲＱプロセスＩＤを搬送する必要がある。加えて、ＵＥが、基地局によるスケジューリング（モード１）およびＵＥによる伝送リソースの選択（モード２）の両方をサポートする場合、モード２におけるＨＡＲＱプロセスＩＤが、ＵＥ自体によって決定されるので、ＵＥは、基地局と交渉し、動的スケジューリングを通して基地局によって配分されるＨＡＲＱプロセスＩＤとのモード２でＵＥ自体によって決定されるＨＡＲＱプロセスＩＤの対立を回避する必要がある。例えば、基地局がモード２に特有のＨＡＲＱプロセスＩＤリストを配分することが決定される。
【0144】
（実施形態５）
マルチキャストに関して、異なるＰＳＦＣＨまたはＰＳＦＣＨリソースプールが、異なるＵＥに基づいて構成される必要がある場合、以下のスキームが考慮され得る。
マルチキャストに関して、異なるＰＳＦＣＨまたはＰＳＦＣＨリソースプールが、異なるＵＥに基づいて構成される必要がある場合、以下のスキームが考慮され得る。
【0145】
動的スケジューリングに関して、ＢＳＲを受信した後、基地局は、申請されるリソースがユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのために使用されるかどうかを決定する。リソースがマルチキャストのために使用される場合、基地局は、受信機ＵＥの数量をさらに決定する必要があり、受信機ＵＥをＮ個のグループに分け、次いで、データを伝送するためのリソースおよびＡＣＫ／ＮＡＣＫリソースのＮ個のグループを配分する。各マルチキャスト宛先に関して、受信機ＵＥの数量または受信機ＵＥのカテゴリが、サイドリンクＵＥ情報を通して報告される。構成グラントスケジューリングに関して、基地局は、ＵＥ補助情報に基づいてリソースを配分する。ＡＣＫ／ＮＡＣＫリソースのＮ個のグループを受信した後、送信機ＵＥが、ＳＣＩの中でＡＣＫ／ＮＡＣＫリソース位置を搬送する。受信機ＵＥは、ＰＳＦＣＨリソースプールに従って、使用されるべきＡＣＫ／ＮＡＣＫリソースを決定するか、または、送信機ＵＥは、各受信機ＵＥのＡＣＫ／ＮＡＣＫリソース位置を決定し、ＳＣＩを通して各受信機ＵＥのＡＣＫ／ＮＡＣＫリソース位置を（１つずつ）示す。
【0146】
マルチキャストに関して、異なるＵＥが、異なるＰＳＦＣＨを伴って構成される必要がある場合、すなわち、マルチキャストに関して、各受信機ＵＥが、異なるＰＳＦＣＨリソースを伴って配分される必要がある場合、基地局は、ＰＳＦＣＨリソースを配分するときに配分されるべきＰＳＦＣＨリソースの数量を把握する必要がある（ＵＥは、サイドリンクＵＥ情報を通してＰＳＦＣＨリソースの数量を報告する）。具体的に、各受信機ＵＥによって使用されるＰＳＦＣＨリソースが、基地局または送信機ＵＥによって決定され得る。例えば、送信機ＵＥは、ＳＣＩシグナリングを介してＰＳＦＣＨリソース情報を搬送し、各宛先ｉｄに対応する受信機ＵＥのＰＳＦＣＨリソースを示す。
【0147】
次いで、送信機ＵＥは、以下の様式で、グループの中の受信機ＵＥおよび受信機ＵＥの識別子を把握し得る：（１）ＮＡＳが、ＡＳに通知する；（２）送信機ＵＥが、事前にグループの中の全てのＵＥとのユニキャスト接続を確立し、ＵＥ識別子およびＰＳＦＣＨリソース等の情報を交換するが、マルチキャストメッセージが、依然として、マルチキャスト様式で送信される。送信機ＵＥが、グループの中の全てのＵＥとのユニキャスト接続を確立する場合、送信機ＵＥは、接続が確立された後、グループ内識別子を各受信機ＵＥに配分し得る。送信機ＵＥは、データパケットを送信するとき、ＳＣＩの中でＮ個のＰＳＦＣＨリソースについての情報を搬送し、受信機ＵＥは、受信機ＵＥのグループ内識別子に従って、受信機ＵＥによって使用されるＰＳＦＣＨリソースを決定する。（例えば、８つの受信機ＵＥが存在し、８つのリソースがＳＣＩの中で搬送される場合、１のグループ内識別子を伴う受信機ＵＥが、第１のリソースを使用し、２のグループ内識別子を伴う受信機ＵＥが、第２のリソースを使用する。）
【0148】
（実施形態６）
サイドリンクリソースの配分に関して、例外的リソースプールが、サイドリンク伝送の継続性を維持するために導入される。サイドリンク伝送が途切れる可能性があるとき、ＵＥは、使用するために例外的リソースプールからリソースを無作為に選択する。具体的に、いくつかの事例が、以下に提供され得る。
サイドリンクリソースの配分に関して、例外的リソースプールが、サイドリンク伝送の継続性を維持するために導入される。サイドリンク伝送が途切れる可能性があるとき、ＵＥは、使用するために例外的リソースプールからリソースを無作為に選択する。具体的に、いくつかの事例が、以下に提供され得る。
【0149】
次世代ノードＢ（ｇＮＢ）は、ＵＥが、モード１、すなわち、動的リソース配分モードを使用することを構成する。
【0150】
ＵＥが、無線リンク障害（ＲＬＦ）を検出する場合、ＵＥは、基地局からＳＬグラントを受信することができず、その間、ＵＥは、例外的リソースプールからリソースを無作為に選択し得る。
【0151】
ｇＮＢは、ＵＥが、モード１、すなわち、動的リソース配分モードを使用することを構成し、ｇＮＢは、タイプ１の構成グラントを構成する。
【0152】
ＵＥが、ＲＬＦを検出する場合、ＵＥは、基地局から動的ＳＬグラントを受信することができない。以下の２つの事例が、考慮され得る。
【0153】
タイプ１の構成グラントが、構成グラントを使用することを可能にされたＳＬ論理チャネルを伴って構成されると仮定して、ＵＥは、関連付けられたＳＬ論理チャネルをスケジュールするためにタイプ１の構成グラントを使用し得、例外的リソースプールを使用し、他のＳＬ論理チャネルのためのサイドリンク伝送のためにリソースを無作為に選択することを考慮し得る。この場合、ＵＥが同時に２つのモードを使用すること、すなわち、タイプ１の構成グラントに対応するモード１および例外的リソースプールからのリソースの自律選択に対応するモード２を使用することに留意されたい。
【0154】
タイプ１の構成グラントが、構成グラントを使用することを可能にされたＳＬ論理チャネルを伴わずに構成される場合、ＵＥは、全てのデータパケットを伝送するためにタイプ１の構成グラントを一時的に使用することを考慮し得る。タイプ１の構成グラントは、限定され、周期的であり、ＵＥバッファデータ量および伝送待ち時間に関する要件を必ずしも満たすことができないことに留意されたい。ＵＥが、比較的に高い待ち時間要件を伴ってデータを伝送する場合、または、この場合に同時にデータトラフィックの一部を搬送するために例外的リソースプールを使用することを可能にされる場合、それは、ＵＥが同時に２つのモードを使用する必要があることを意味する。
【0155】
ｇＮＢは、ＵＥが、モード１、すなわち、動的リソース配分モードを使用することを構成し、ｇＮＢは、タイプ２の構成グラントを構成する。
【0156】
ＵＥが、ＲＬＦを検出する場合、ＵＥは、基地局からＳＬグラントを受信することができない。いくつかの事例が、以下のように考慮され得る。
【0157】
タイプ２の半持続的スケジューリング（ＳＰＳ）がアクティブにされているＵＥは、ＲＬＦを検出する場合、対応するトラフィックパターンのための論理チャネルのデータを伝送するためにＳＰＳグラントを使用することを考慮する。この様式は、以下の問題を有す：基地局がＳＰＳグラントをアクティブ化解除し、使用のためにオリジナルＳＰＳリソースを他のＵＥに配分するので、対立がＲＬＦ中に生じる可能性がある。
【0158】
タイプ２のＳＰＳがアクティブにされているＵＥは、ＲＬＦを検出する場合、対応するトラフィックパターンのための論理チャネルのデータを伝送し、例外的リソースプール内のリソースを使用して、別の論理チャネルのデータを伝送するためにＳＰＳグラントを使用することを考慮する。この様式は、以下の問題を有する：基地局がＳＰＳグラントをアクティブ化解除し、使用のためにオリジナルＳＰＳリソースを他のＵＥに配分するので、対立がＲＬＦ中に生じる可能性がある。加えて、この様式は、ＵＥが、同時に２つのモードを使用する必要があることを意味する。
【0159】
タイプ２のＳＰＳがアクティブにされているＵＥは、ＲＬＦを検出する場合、全ての論理チャネルのデータを伝送するためにＳＰＳパターンを使用することを考慮する。この様式は、以下の問題を有する：基地局がＳＰＳグラントをアクティブ化解除し、使用のためにオリジナルＳＰＳリソースを他のＵＥに配分するので、対立がＲＬＦ中に生じる可能性がある。
【0160】
タイプ２のＳＰＳがアクティブにされているＵＥは、ＲＬＦを検出する場合、全ての論理チャネルのデータを伝送するために例外的リソースプールを使用する。この様式は、関連技術分野におけるＬＴＥ Ｖ２Ｘで使用され、すなわち、モードスイッチが、使用される。
【0161】
提案１：モード１およびモード２が同時にサポートされない場合において、ＵＥがＲＬＦを検出する場合、ＵＥは、タイプ１の構成グラントを使用して全ての論理チャネルのデータを伝送すること、または、データ伝送のために例外的リソースプールを直接使用することのいずれかが可能にされる。
【0162】
提案２：モード１およびモード２が同時に構成される場合において、ＵＥがＲＬＦを検出する場合、ＵＥは、感知結果に従って利用可能なモード２リソースプールを使用して、モード１に対応する論理チャネルのデータを伝送し、モード２リソースプールが感知結果に従って利用不可能であるときのみ、データ伝送のために例外的リソースプールを使用し得る。
【0163】
ＵＥのためにｇＮＢによって構成されるリソース配分モードは、変化する。リソース配分モードは、以下のように変化し得る。
【0164】
リソース配分モードは、モード１からモード２に変化する。この場合、モード２リソースプールは、感知結果に従って利用不可能であり得るので、ＵＥは、例外的リソースプールを一時的に使用する必要がある。
【0165】
リソース配分モードは、モード２からモード１に変化する。この場合、ＵＥは、例外的リソースプールを使用することなく、基地局からリソースを直接要求し得る。
【0166】
リソース配分モードは、モード１からモード１＋モード２に変化する。この場合、構成されたリソース配分モードが、論理チャネル／論理チャネルグループに関連付けられていない場合、ＵＥは、モード１を使用し続け、次いで、モード２リソースプールが感知結果に従って利用可能であるとき、モード２リソースプールを使用して、いくつかの論理チャネル／論理チャネルグループのデータを伝送し得る。構成されたリソース配分モードが、論理チャネル／論理チャネルグループに関連付けられている場合、ＵＥは、例外的リソースプールを一時的に使用し得るか、または、リソース配分モードモード２に関連付けられた論理チャネル／論理チャネルグループのデータパケットを伝送するためにリソース配分モードモード１を使用し得る。
【0167】
リソース配分モードは、モード２からモード１＋モード２に変化する。この場合、ＵＥは、基地局の構成に従って、または、いくつかの論理チャネル／論理チャネルグループのデータパケットを自律的に選択し、例外的リソースプールを使用することなく基地局からグラントを要求することによって、モード１でデータ伝送を直接実施し得る。
【0168】
リソース配分モードは、モード１＋モード２からモード１に変化する。この場合、ＵＥは、例外的リソースプールを使用することなく、基地局からリソースを直接要求し得る。
【0169】
リソース配分モードは、モード１＋モード２からモード２に変化する。この場合、ＵＥは、例外的リソースプールを使用することなく、モード２で全ての論理チャネル／論理チャネルグループのデータパケットを直接伝送し得る。
【0170】
基地局によって構成されるモード２リソースプールは、変化する。この場合、ＵＥは、新しいモード２リソースプールを感知する必要がある。新しいモード２リソースプールが、感知結果に従って利用可能である前、ＵＥは、全てのデータ伝送のためにモード１リソースを一時的に使用し得るか、または、Ｄのための例外的リソースプールを通してモード２に関連付けられた論理チャネル／論理チャネルグループのためにデータ伝送を実施し得、ＵＥは、Ｆのための例外的リソースプールを通してデータ伝送を実施し得る。
【0171】
ＵＥが、モード２でデータ伝送のための複数のモード２リソースプールを選択することを可能にされる場合、感知結果が利用可能であるかどうかが、依然として、考慮される必要があることに留意されたい。全ての選択されたリソースプールが感知結果に従って利用不可能である場合、ＵＥは、最初に例外的リソースプールを使用し得る。１つ以上のリソースプールがそれらの感知結果に従って利用可能である場合、ＵＥは、これらのリソースプールを使用し得る。
【0172】
ｇＮＢは、同時にＵＥのためのリソース配分モード１およびリソース配分モード２を構成する。
【0173】
この場合、構成されたリソース配分モードが、論理チャネル／論理チャネルグループに関連付けられていない場合、ＵＥは、最初にモード１を使用し、次いで、モード２リソースプールが感知結果に従って利用可能であるとき、モード２リソースプールを使用して、いくつかの論理チャネル／論理チャネルグループのデータを伝送し得る。構成されたリソース配分モードが、論理チャネル／論理チャネルグループに関連付けられている場合、ＵＥは、例外的リソースプールを一時的に使用し得るか、または、リソース配分モードモード２に関連付けられた論理チャネル／論理チャネルグループのデータパケットを伝送するためにリソース配分モードモード１を使用し得る。
【0174】
提案３：非ＲＬＦシナリオでは、モード２リソースプールが通常リソースモード構成において感知結果に従って利用不可能である場合が、依然として、ＮＲ Ｖ２Ｘにおいて考慮される必要がある。この場合、以下の方法が、考慮され得る：（１）例外的リソースプールが、使用され、（２）リソース配分モードモード１が、全てのデータを伝送するために一時的に使用される（基地局は、同時に複数のモードを構成し、リソース配分モードと論理チャネル／論理チャネルグループとの間にどんな関連性も構成しないように要求される）。
【0175】
ＵＥが、標的セルに切り替えられる場合、または、新しい二次セル（Ｓセル）を伴って構成される場合、ＬＴＥ Ｖ２Ｘに述べられる方法が、ＮＲ Ｖ２Ｘにおいて参照され得、例えば、ハンドオーバコマンドは、標的セルの例外的伝送リソースプールを含み、それによって、伝送中断を低減させ得る。ＵＥが、同期化ソースとして基地局を伴って構成される場合、ＵＥは、標的セルと同期化される前、標的セルの伝送リソースプールを使用し得る。ＵＥが、同期化ソースとして全地球的航法衛星システム（ＧＮＳＳ）を伴って構成される場合、ＵＥは、ＧＮＳＳと同期化されたとき、標的セルの伝送リソースプールを使用し得る。ハンドオーバコマンドが、例外的伝送リソースプールを含む場合、ＵＥは、ＵＥがハンドオーバコマンドを受信するとすぐに、例外的伝送リソースプールからリソースを無作為に選択し得る。ＵＥが、基地局によってスケジュールされるリソースを使用するようにハンドオーバコマンドによって構成される場合、ＵＥは、ハンドオーバ関連タイマが起動しているとき、例外的伝送リソースプールを持続的に使用し得る。ＵＥが、自律的に選択されたリソースを使用するようにハンドオーバコマンドによって構成される場合、ＵＥは、自律的に選択されたリソースに対応するリソースプールが感知結果に従って利用可能である前、例外的伝送リソースプールを使用し得る。
【0176】
具体的に、ＮＲ Ｖ２Ｘでは、複数のリソース配分モードが、同時に構成されることを可能にされ、ＵＥのために基地局によって構成されるリソース配分モードが、論理チャネル／論理チャネルグループに関連付けられている場合、ＵＥは、異なる論理チャネルに対応するモードに従って、例外的リソースプールが対応する論理チャネル／論理チャネルグループのデータを伝送するためにもはや使用されないかどうかを決定することを考慮し得る。ＵＥのために基地局によって構成されるリソース配分モードが、論理チャネル／論理チャネルグループに関連付けられていない場合、ＵＥは、ハンドオーバ関連タイマが起動することを止める時間または感知結果が利用可能性を示す時間のうちのより早い時間に、例外的リソースプールを使用することを止め得る。
【0177】
提案４：ＬＴＥ Ｖ２Ｘハンドオーバコマンドに含まれる標的セルの例外的伝送リソースプールは、ＮＲ Ｖ２Ｘでも使用され得る。複数のリソース配分モードが、同時に構成されることを可能にされ、ＵＥのために基地局によって構成されるリソース配分モードが、論理チャネル／論理チャネルグループに関連付けられている場合、ＵＥは、異なる論理チャネルに対応するモードに従って、例外的リソースプールが対応する論理チャネル／論理チャネルグループのデータを伝送するためにもはや使用されないかどうかを決定することを考慮し得る。ＵＥのために基地局によって構成されるリソース配分モードが、論理チャネル／論理チャネルグループに関連付けられていない場合、ＵＥは、ハンドオーバ関連タイマが起動することを止める時間または感知結果が利用可能性を示す時間のうちのより早い時間に、例外的リソースプールを使用することを止め得る。
【0178】
以下に留意されたい。
【0179】
１．送信機ＵＥが、受信機ＵＥの識別子を基地局に報告する必要がある。しかしながら、受信機ＵＥのソースｉｄは、常に変化する。以下のスキームが考慮される。
【0180】
（１）ＵＥが、宛先ｉｄが変化することを知るとき、ＵＥは、新しい宛先ｉｄリストを報告するか、または、シグナリングを節約するために、追加および除去の様式で宛先ｉｄリストを報告する。情報を受信した後、基地局は、ＳＬＲＢ構成情報を送信するとき、新しい宛先ｉｄを使用する。しかしながら、宛先ｉｄのみが変化し、他のパラメータが構成において変わらないままである場合、更新されたＳＬＲＢ構成情報は、送信される必要がない。
【0181】
（２）送信機ＵＥが、受信機ＵＥとの接続を確立するとき、送信機ＵＥは、受信機ＵＥのｉｄ情報を受信機ＵＥのｉｄとして入手し、続いて、このｉｄを受信機ＵＥのｉｄとして基地局に報告する。受信機ＵＥの宛先ｉｄの変化は、受信機ＵＥのｉｄの変化に影響を及ぼさない。
【0182】
（３）基地局は、更新前および後の宛先ｉｄを通知される。情報を受信した後、基地局は、ＳＬＲＢ構成情報を送信するとき、新しい宛先ｉｄを使用する。しかしながら、宛先ｉｄのみが変化し、他のパラメータが構成において変わらないままである場合、更新されたＳＬＲＢ構成情報は、送信される必要がない。
【0183】
２．宛先ｉｄは、ＳＤＡＰ－Ｃｏｎｆｉｇ ＩＥまたはＤＲＢ－ＴｏＡｄｄＭｏｄ ＩＥに含まれる。
【0184】
代替として、ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャストのための宛先ｉｄリストが、順次、直接列挙され、ＳＬ ＤＲＢが、宛先ｉｄに基づいて、順次、構成される。
【0185】
前述の内容は、実施形態１に説明されており、ここでは繰り返されない。
【0186】
３．新しいＲｅｔｘ ＢＳＲが定義される場合、論理チャネルの優先順位への新しいＲｅｔｘ ＢＳＲの影響が、考慮される必要がある。再伝送されるトランスポートブロック（ＴＢ）に関して、ＭＡＣエンティティが、再伝送されるＴＢに含まれる論理チャネルの中で最高の優先順位を有する論理チャネルを識別し、ＴＢ内の最高の優先順位を有する論理チャネルの優先順位は、ＴＢの優先順位を表す。次いで、ＭＡＣエンティティは、サイドリンクＲｅｔｘ ＢＳＲの優先順位をサイドリンクＢＳＲの優先順位と比較する。
【0187】
前述の内容は、実施形態２に説明されており、ここでは繰り返されない。
【0188】
４．タイプ１またはタイプ２の複数の構成グラントが、Ｖ２Ｘにおいて構成される場合、キャストタイプの指示が、ＣｏｎｆｉｇｕｒｅｄＧｒａｎｔＣｏｎｆｉｇ内に追加される必要がある。
【0189】
前述の内容は、実施形態３に説明されており、ここでは繰り返されない。
【0190】
５．ＵＥが、モード１およびモード２を同時にサポートする場合、基地局は、モード２に特有のＨＡＲＱプロセスＩＤリストを配分する。
【0191】
前述の内容は、実施形態４に説明されており、ここでは繰り返されない。
【0192】
６．異なるＵＥが、異なるＰＳＦＣＨを伴って構成される必要がある場合、すなわち、マルチキャストに関して、各受信機ＵＥが異なるＰＳＦＣＨリソースを伴って配分される必要がある場合、基地局は、ＰＳＦＣＨリソースを配分するときに配分されるべきＰＳＦＣＨリソースの数量を把握する必要がある（ＵＥは、サイドリンクＵＥ情報を通してＰＳＦＣＨリソースの数量を報告する）。各受信機ＵＥによって使用されるＰＳＦＣＨリソースが、基地局または送信機ＵＥによって決定され得る。例えば、送信機ＵＥは、ＳＣＩシグナリングを介してＰＳＦＣＨリソース情報を搬送し、各宛先ｉｄに対応する受信機ＵＥのＰＳＦＣＨリソースを示す。
【0193】
次いで、送信機ＵＥは、以下の様式で、グループの中の受信機ＵＥおよび受信機ＵＥの識別子を把握し得る：（１）ＮＡＳが、ＡＳに通知する；（２）送信機ＵＥが、事前にグループの中の全てのＵＥとのユニキャスト接続を確立し、ＵＥ識別子およびＰＳＦＣＨリソース等の情報を交換するが、マルチキャストメッセージが、依然として、マルチキャスト様式で送信される。送信機ＵＥが、グループの中の全てのＵＥとのユニキャスト接続を確立する場合、送信機ＵＥは、接続が確立された後、グループ内識別子を各受信機ＵＥに配分し得る。送信機ＵＥは、データパケットを送信するとき、ＳＣＩの中でＮ個のＰＳＦＣＨリソースについての情報を搬送し、受信機ＵＥは、受信機ＵＥのグループ内識別子に従って、受信機ＵＥによって使用されるＰＳＦＣＨリソースを決定する。（例えば、８つの受信機ＵＥが存在し、８つのリソースがＳＣＩの中で搬送される場合、１のグループ内識別子を伴う受信機ＵＥが、第１のリソースを使用し、２のグループ内識別子を伴う受信機ＵＥが、第２のリソースを使用する。）
【0194】
前述の内容は、実施形態５に説明されており、ここでは繰り返されない。
【0195】
図７は、本願のある実施形態による、ＵＥ情報報告装置のブロック図１である。図７に示されるように、装置は、第１の入手モジュール２１と、第１の送信モジュール２２とを含む。第１の入手モジュール２１は、第１のＵＥに第２のＵＥの識別情報を入手させるように構成される。第１の送信モジュール２２は、第１のＵＥに調節前の第２のＵＥの識別情報および調節後の第２のＵＥの識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信させ、ＵＥ情報を報告させるように構成される。
【0196】
例示的実施形態では、第２のＵＥの識別情報は、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を含む。
【0197】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース申請装置を提供する。装置は、第２の入手モジュールと、第１の決定モジュールと、第２の送信モジュールとを含む。第２の入手モジュールは、第１のＵＥに第２のＵＥのレイヤ２識別情報を入手させるように構成される。第１の決定モジュールは、第１のＵＥに第２のＵＥの識別情報を決定させるように構成される。第２の送信モジュールは、第１のＵＥに第２のＵＥの識別情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信させ、リソース構成を申請させるように構成される。
【0198】
例示的実施形態では、第１の決定モジュールはさらに、第１のＵＥに第２のＵＥのレイヤ２識別情報を第２のＵＥの識別情報として使用させるように、または、第１のＵＥにＵＥ識別情報を第２のＵＥに配分させるように構成される。
【0199】
例示的実施形態では、装置は、第１の処理モジュールを含む。第１の処理モジュールは、第１のＵＥに第２のＵＥのレイヤ２識別情報を第２のＵＥの識別子として使用させ、第１のＵＥに第２のＵＥのレイヤ２識別情報を再び受信させ、第１のＵＥに第２のＵＥの受信されたレイヤ２識別情報を第２のＵＥの識別子に関連付けさせ、第２のＵＥの受信されたレイヤ２識別情報に従って、第２のＵＥのレイヤ２識別情報を更新させるようにさらに構成される。
【0200】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成装置を提供する。装置は、ＵＥにネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって構成されたサイドリンクベアラ構成情報を受信させるように構成された第１の受信モジュールを含む。
【0201】
サイドリンクベアラ構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを含む。
【0202】
例示的実施形態では、伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを含む。
【0203】
例示的実施形態では、第１の受信モジュールは、ＵＥにＳＤＡＰレイヤ構成情報を受信させるようにさらに構成される。ＳＤＡＰレイヤ構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを含む。
【0204】
例示的実施形態では、伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを含む。
【0205】
本願の実施形態は、論理チャネルの優先順位を処理するＭＡＣエンティティのための装置を提供する。装置は、第１の優先順位ソートモジュールを含む。第１の優先順位ソートモジュールは、以下の優先順位の降順で、論理チャネルの優先順位をソートするように構成される：ＵＬ－ＣＣＣＨからのＣ－ＲＮＴＩまたはデータのためのＭＡＣ制御要素；サイドリンク再伝送ＢＳＲのためのＭＡＣ制御ユニット；および、サイドリンクＢＳＲのためのＭＡＣ制御ユニット（サイドリンクＢＳＲは、充填のためのサイドリンクＢＳＲを除くサイドリンクＢＳＲを含む）。
【0206】
本願の実施形態は、論理チャネルの優先順位を処理するＭＡＣエンティティのための装置を提供する。装置は、第２の優先順位ソートモジュールを含む。第２の優先順位ソートモジュールは、再伝送ＢＳＲに関して、最高の優先順位を有し、再伝送ＢＳＲに対応するトランスポートブロックに含まれる論理チャネルの優先順位を再伝送ＢＳＲの優先順位としてＭＡＣエンティティに使用させ、サイドリンクＢＳＲに関して、最高の優先順位を有し、サイドリンクＢＳＲに含まれる論理チャネルの優先順位をサイドリンクＢＳＲの優先順位としてＭＡＣエンティティに使用させるように構成される。
【0207】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成装置を提供する。装置は、第２の受信モジュールを含む。第２の受信モジュールは、ＵＥに構成グラントの構成情報を受信させるように構成され、ＵＥは、構成グラントの構成情報を使用することによって、データを送信する。構成グラントの構成情報は、標的識別情報、標的ＵＥ情報、または伝送タイプ情報のうちの少なくとも１つを含む。
【0208】
例示的実施形態では、伝送タイプ情報は、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストのうちの少なくとも１つを含む。
【0209】
例示的実施形態では、構成グラントの構成情報は、再伝送されるパケットの伝送がサポートされるかどうかの指示情報をさらに含む。
【0210】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成装置を提供する。装置は、第３の受信モジュールと、第２の決定モジュールとを含む。第３の受信モジュールは、ＵＥにＨＡＲＱプロセスＩＤリストを受信させるように構成される。第２の決定モジュールは、ＵＥにＨＡＲＱプロセスＩＤリストに従ってＨＡＲＱプロセスＩＤを決定させるように構成される。ＨＡＲＱプロセスＩＤリストは、ＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードでＵＥによって使用可能なＨＡＲＱプロセスＩＤリストを示す。
【0211】
例示的実施形態では、ＨＡＲＱプロセスＩＤリストは、システムメッセージまたはＲＲＣ専用シグナリングの中で搬送される。
【0212】
例示的実施形態では、ＵＥは、スケジューリングがネットワーク側のネットワーク要素デバイスによって実施されるリソース配分モードおよびＵＥが伝送リソースを選択するリソース配分モードを同時にサポートするＵＥを含む。
【0213】
本願の実施形態は、車両のインターネットリソース構成装置を提供する。装置は、第３の入手モジュールと、第３の決定モジュールとを含む。第３の入手モジュールは、第１のＥＵに、サイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥについての情報を入手させるように構成される。第３の決定モジュールは、第１のＵＥにサイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を決定させるように構成される。
【0214】
例示的実施形態では、装置は、第３の送信モジュールと、第４の受信モジュールとをさらに含む。第３の送信モジュールは、第１のＵＥにサイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥについての情報をネットワーク側のネットワーク要素デバイスに送信させるように構成される。第４の受信モジュールは、第１のＵＥにサイドリンクマルチキャスト通信グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を受信させるように構成される。
【0215】
例示的実施形態では、ＰＳＦＣＨリソース情報は、ＰＳＦＣＨリソースプールまたはＮ個のＰＳＦＣＨリソースを含む。
【0216】
例示的実施形態では、グループの中のＵＥについての情報は、グループの中のＵＥの識別情報、またはグループの中のＵＥの数量情報、またはグループの中のＵＥのカテゴリ識別情報を含む。
【0217】
例示的実施形態では、グループの中のＵＥの識別情報は、以下の様式で入手される：ＵＥのＮＡＳが、第１のＵＥのＡＳにグループの中のＵＥの識別子を通知する；または、ＵＥが、グループの中のＵＥとの接続を確立し、グループの中のＵＥの識別情報を入手する。
【0218】
例示的実施形態では、装置は、第１のＵＥにＰＳＦＣＨリソースプールについての情報を入手させるように構成される第４の入手モジュールさらにを含む。第３の決定モジュールは、第１のＵＥにグループの中のＵＥについての情報およびＰＳＦＣＨリソースプールについての情報に従って、グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を決定させるようにさらに構成される。
【0219】
例示的実施形態では、装置は、第１のＵＥにＰＳＦＣＨリソース情報を第２のＵＥに送信させるように構成される第４の送信モジュールをさらに含む。
【0220】
例示的実施形態では、装置は、ＳＣＩの中でグループの中の全てのＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報を第１のＵＥに搬送させるように構成される第２の処理モジュールをさらに含む。グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報は、グループの中のＵＥの識別子および識別子に対応するＰＳＦＣＨリソースを含む。代替として、グループの中のＵＥのＰＳＦＣＨリソース情報は、グループの中のＵＥのカテゴリ識別子およびカテゴリ識別子に対応するＰＳＦＣＨリソースを含む。
【0221】
図８は、本願のある実施形態による、報告装置のハードウェアの概略図１である。本願のある実施形態におけるＵＥ情報報告装置が、端末デバイス側、すなわち、第１のＵＥ上に配置され得る。図８に示されるように、端末デバイスは、携帯電話、スマートフォン、ラップトップ、デジタルブロードキャスト受信機、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ＰＡＤ、ポータブルメディアプレーヤ（ＰＭＰ）、およびナビゲーションデバイス等のモバイル端末、およびデジタルテレビ（ＴＶ）およびデスクトップコンピュータ等の固定端末を含み得る。端末は、以降ではモバイル端末であると仮定される。しかしながら、当業者は、モバイル目的のために特に使用される要素に加えて、本願のある実施形態による構成が固定タイプ端末にも適用され得ることを理解するであろう。
【0222】
端末デバイスは、具体的に、例えば、図内の伝送機６１、受信機６２、メモリ６４、プロセッサ６３、および電力ユニット６５から成り得る無線通信ユニットを含み得る。図８は、種々のコンポーネントを伴う端末デバイスを図示する。しかしながら、図示されるコンポーネントの全てが実装されるように要求されるわけではないことを理解されたい。より多いまたは少ないコンポーネントが、代わりに実装され得る。前述の伝送機は、実施形態では、送信モジュールの物理的コンポーネントであり得る。プロセッサは、実施形態では、指示モジュール、第１の決定モジュール、第２の決定モジュール、第３の決定モジュール、第４の決定モジュール、および第５の決定モジュールであり得る。
【0223】
図９は、本願のある実施形態による、伝送チャネル状態を送信するための装置が配置される端末デバイスの構造図である。図９に示されるように、端末デバイス１３０は、メモリ１３０３と、プロセッサ１３０４とを含む。端末デバイス１３０は、インターフェース１３０１と、バス１３０２とをさらに含み得る。インターフェース１３０１、メモリ１３０３、およびプロセッサ１３０４は、バス１３０２を通して接続される。メモリ１３０３は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ１３０４は、命令を読み取り、端末デバイスに適用される前述の方法の実施形態の技術的ソリューションを実施するように構成される。実装原理および技術的効果は、類似し、ここでは繰り返されない。
【0224】
図１０は、本願のある実施形態による、通信システムの構造図１であり、図１１は、本願のある実施形態による、通信システムの構造図２である。図１０に示されるように、本実施形態では、ネットワーク側デバイスが、基地局１０１であり、端末デバイスが、ＵＥ１１０、１２０、または１３０であり得る例を使用することによって、説明が提供される。前述の基地局およびＵＥは、前述の実施形態におけるものと同じ機能を有し、ここでは繰り返されない。代替として、図１１に示されるように、システムは、前述の実施形態におけるＵＥ１３０と、前述の実施形態における基地局１４０とを含む。同様に、図内の基地局は、実施形態ではネットワークデバイスであり得、ＵＥは、前述の端末デバイスであり、基地局およびＵＥは、ここでは繰り返されない前述の機能と同じ機能を実装することができる。
【0225】
上記は、本願の例示的実施形態にすぎず、本願の範囲を限定することを意図していない。
【0226】
用語「ユーザ端末」は、任意の好適なタイプの無線ＵＥ、例えば、携帯電話、ポータブルデータ処理デバイス、ポータブルウェブブラウザ、または車両搭載移動局を網羅することが、当業者によって理解される。
【0227】
一般に、本願の実施形態は、ハードウェアまたは専用回路、ソフトウェア、論理、またはそれらの任意の組み合わせで実装され得る。例えば、いくつかの側面が、ハードウェアで実装され得る一方、他の側面は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティング装置によって実行され得る、ファームウェアまたはソフトウェアで実装され得るが、本願は、それに限定されない。
【0228】
本願の実施形態は、例えば、プロセッサエンティティで、モバイル装置のデータプロセッサによって実行されるコンピュータプログラム命令によって実装され得るハードウェアによって実装され得るか、または、ソフトウェアおよびハードウェアの組み合わせによって実装され得る。コンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ（ＩＳＡ）命令、機械命令、機械関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、ステータス設定データ、または１つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれるソースまたはオブジェクトコードであり得る。
【0229】
本願の図面内の任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表し得る相互接続された論理回路、モジュール、および機能を表し得るか、または、プログラムステップ、論理回路、モジュール、および機能の組み合わせを表し得る。コンピュータプログラムが、メモリ内に記憶され得る。メモリは、ローカル技術環境のために好適な任意のタイプであり得、任意の好適なデータ記憶技術を使用して実装され得る。本願の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであり得る、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリの両方を含み得る。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、プログラマブル読み取り専用メモリ（ＰＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＰＲＯＭ）、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、フラッシュメモリ等であり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとしての役割を果たすランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）であり得る。スタティックランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）、ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＤＲＡＭ）、同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＳＤＲＡＭ）、ダブルデータレート同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＤＤＲ ＳＤＲＡＭ）、拡張同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＥＳＤＲＡＭ）、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ（ＳＬＤＲＡＭ）、およびダイレクトｒａｍｂｕｓランダムアクセスメモリ（ＤＲＲＡＭ（登録商標））等の多くの形態のＲＡＭが、使用され得る。本願に説明されるシステムおよび方法のメモリは、限定ではないが、これらおよび任意の他の好適なタイプのメモリを含む。
【0230】
本願の実施形態におけるプロセッサは、限定ではないが、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、任意の他のプログラマブル論理デバイス、別々のゲートまたはトランジスタ論理デバイス、別々のハードウェアコンポーネント、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサ等のローカル技術環境のために好適な任意のタイプであり得る。汎用プロセッサは、例えば、マイクロプロセッサまたは任意の一般的に使用されているプロセッサであり得る。前述のプロセッサは、本願の実施形態における方法のステップを実装または実行し得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ、レジスタ、または当技術分野内の任意の他の確立された記憶媒体内に位置し得る。記憶媒体は、メモリ内に位置する。プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、ハードウェアと組み合わせて前述の方法のステップを実装し得る。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
