(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-07
(45)【発行日】2024-11-15
(54)【発明の名称】NEW RADIO-UNLICENSED(NR-U)のための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)および基準信号の設計
(51)【国際特許分類】
H04L 27/26 20060101AFI20241108BHJP
H04W 16/14 20090101ALI20241108BHJP
H04W 72/12 20230101ALI20241108BHJP
H04W 72/1268 20230101ALI20241108BHJP
H04W 72/21 20230101ALI20241108BHJP
【FI】
H04L27/26 113
H04L27/26 114
H04W16/14
H04W72/12
H04W72/1268
H04W72/21
(21)【出願番号】P 2022506819
(86)(22)【出願日】2020-07-14
(86)【国際出願番号】 US2020041931
(87)【国際公開番号】W WO2021025830
(87)【国際公開日】2021-02-11
【審査請求日】2023-06-30
(32)【優先日】2019-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-11-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】カピル・バッタド
(72)【発明者】
【氏名】タヌメイ・ダッタ
(72)【発明者】
【氏名】アナンタ・ナラヤナン・ティヤガラジャン
(72)【発明者】
【氏名】ブラヒム・サアディ
(72)【発明者】
【氏名】シャオシア・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】ジン・スン
【審査官】阿部 弘
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/103002(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0159193(US,A1)
【文献】特表2019-504543(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0164352(US,A1)
【文献】Intel Corporation,UL signals and channels for NR-unlicensed[online],3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1906784,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1906784.zip>,2019年05月04日,pp. 1-13
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,NR-U uplink signals and channels[online],3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1906643,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1906643.zip>,2019年05月03日,pp. 1-15
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
IEEE 802.11
15
16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信の方法であって、
第1のワイヤレス通信デバイスによって、アップリンク制御チャネル多重構成を取得するステップと、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスから、周波数インターレースを示すアップリンクグラントを受信するステップであって、
前記周波数インターレースが、共有無線周波数帯域において、少なくとも1つの他のリソースブロックだけ互いに離れている複数のリソースブロックを含み、
前記アップリンク制御チャネル多重構成が、前記周波数インターレースにおいて複数のワイヤレス通信デバイスからのアップリンク信号を多重化するための構成を示し、
前記アップリンク信号を多重化することが、
離散フーリエ変換前(DFT前)直交カバー符号(OCC)を使用してアップリンク制御情報(UCI)データを多重化し、
前記複数のワイヤレス通信デバイスの各々のための異なる巡回シフトを使用してDMRSを多重化することを含む、ステップと、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて前記周波数インターレースの1つまたは複数のリソースブロックにおいて第1のアップリンク制御チャネル信号を送信するステップ
であって、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、前記複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、基準信号を送信するステップを含む、ステップと
を備える、方法。
【請求項2】
前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信する前記ステップが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、前記複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンの
前記サブセットを使用して、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2データおよび
前記基準信号を送信するステップを含み、前記複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンの前記サブセットが、隣接トーンを含む、または前記リソースブロックの中の少なくとも1つの他のトーンの分だけ互いに離れている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アップリンク制御チャネル多重構成が、DFT前周波数拡散符号を含み、
前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信する前記ステップが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記DFT前周波数拡散符号および離散フーリエ変換(DFT)に基づいて物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット3データを送信するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
M値の前記DFT前OCC
のシーケンスが、w(m)により表され、mが1からMまで変動し、
前記PUCCHフォーマット3データが、x(n)により表されるN個の符号化されたPUCCHフォーマット3データシンボルのシーケンスを含み、Nが1からNまで変動し、
前記方法がさらに、
各mに対して、n=1からNについてx(n)とw(m)を乗じて、乗じられたシーケンスを生み出すステップと、
各々の乗じられたシーケンスを連結して前記第1のアップリンク制御チャネル信号を生成するステップと
を備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記複数のリソースブロックが1つの周波数インターレースに対応し、Mが1、2、または4である、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって、前記DFT前周波数拡散符号を前記PUCCHフォーマット3データに適用して周波数拡散信号を生成するステップと、
前記DFTを前記周波数拡散信号に適用するステップとをさらに備える、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信する前記ステップが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、第1の巡回シフト値に基づいて
前記基準信号を送信するステップを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項8】
前記アップリンク制御チャネル多重構成がさらに、前記第1の巡回シフト値を含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記アップリンク制御チャネル多重構成がさらに、巡回シフトインデックスを含み、
前記方法がさらに、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって、前記巡回シフトインデックスおよび前記基準信号の長さに基づいて前記第1の巡回シフト値を決定するステップ
を備える、請求項
7に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信する前記ステップが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の前記第1の巡回シフト値に基づいて前記基準信号を送信するステップと、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2の巡回シフト値に基づいて前記基準信号を送信するステップとを含み、前記第1のリソースブロックが前記第2のリソースブロックと異なり、前記第2の巡回シフト値が前記第1の巡回シフト値と異なる、請求項
7に記載の方法。
【請求項11】
前記アップリンク制御チャネル多重構成がさらに、第1の周波数拡散符号を含み、
前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信する前記ステップが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記第1の周波数拡散符号に基づいて基準信号を送信するステップ
を含む、
または、
前記アップリンク制御チャネル多重構成がさらに、第1の位相回転、および前記第1の位相回転と異なる第2の位相回転を含み、
前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信する前記ステップが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の前記第1の位相回転に基づいて基準信号を送信するステップと、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の前記第2の位相回転に基づいて前記基準信号を送信するステップと
を含み、前記第1のリソースブロックが前記第2のリソースブロックと異なる、
または、
前記アップリンク制御チャネル多重構成がさらに、第1のシーケンスルートインデックス、および前記第1のシーケンスルートインデックスと異なる第2のシーケンスルートインデックスを含み、
前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信する前記ステップが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の前記第1のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を送信するステップと、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の前記第2のシーケンスルートインデックスに基づいて前記基準信号を送信するステップと
を含み、前記第1のリソースブロックが前記第2のリソースブロックと異なる、
または、
前記アップリンク制御チャネル多重構成が、巡回シフト値の第1のセットおよび巡回シフト値の前記第1のセットと異なる巡回シフト値の第2のセットを少なくとも含む巡回シフトモード、第1の位相回転もしくは前記第1の位相回転と異なる第2の位相回転を少なくとも含む位相回転モード、または、第1のシーケンスルートインデックスおよび前記第1のシーケンスルートインデックスと異なる第2のシーケンスルートインデックスを少なくとも含む複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つを含み、
前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信する前記ステップが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、巡回シフト値の前記第1のセット、前記第1の位相回転、または前記第1のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、前記複数のリソースブロックの第1のサブセットにおいて基準信号を送信するステップと、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、巡回シフト値の前記第2のセット、前記第2の位相回転、または前記第2のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、前記複数のリソースブロックの第2のサブセットにおいて前記基準信号を送信するステップと
を含み、前記複数のリソースブロックの前記第2のサブセットおよび前記複数のリソースブロックの前記第1のサブセットが、前記共有無線周波数帯域の異なるサブバンドの中にある、請求項3に記載の方法。
【請求項12】
前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信する前記ステップが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記複数のリソースブロックの一部分において基準信号を送信するステップを含む、
または、
前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信する前記ステップが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中のトーンの数または前記複数のリソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む基準信号シーケンスを送信するステップを含む、
または、
前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信する前記ステップが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスに、アップリンク制御情報データサイズに基づいて前記複数のリソースブロックの一部分において前記第1のアップリンク制御チャネル信号を送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
ワイヤレス通信の方法であって、
第1のワイヤレス通信デバイスによって、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)多重構成を取得するステップであって、前記PUCCH多重構成は、w(m)によって表されるM個の値の直交カバー符号(OCC)シーケンスを含み、mは1からMで変動する、ステップと、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数インターレースを示すグラントを通信するステップであって、
前記周波数インターレースが、共有無線周波数帯域において、少なくとも1つの他のリソースブロックだけ互いに離れている複数のリソースブロックを含み、
前記PUCCH多重構成が、前記周波数インターレースにおいてPUCCH信号を多重化するための構成を示す、ステップと、
各mに対して、複数であるN個のインデックスについてx(n)をw(m)に乗じて、乗じられたシーケンスを生み出すステップであって、x(n)が、N個の符号化されたPUCCHフォーマット3データシンボルのシーケンスに関連付けられる、ステップと、
各乗じられたシーケンスを連結して、第1のPUCCH信号を生成するステップと、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって、前記第2のワイヤレス通信デバイスと、前記PUCCH多重構成に基づいて、前記周波数インターレースの1つまたは複数のリソースブロックにおいて前記第1のPUCCH信号を通信するステップであって、
前記第1のPUCCH信号が、PUCCHフォーマット3データを含み、
前記PUCCH信号が、w(m)によって表される前記OCCシーケンスと、前記シーケンスx(n)と、離散フーリエ変換(DFT)とに基づき、
前記第1のPUCCH信号を通信することが、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって前記第2のワイヤレス通信デバイスと、前記PUCCH多重構成に基づいて、前記複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、基準信号を通信することを含む、ステップと
を含む、方法。
【請求項14】
ワイヤレス通信の方法であって、
第1のワイヤレス通信デバイスによって、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)多重構成を取得するステップと、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数インターレースを示すグラントを通信するステップであって、
前記周波数インターレースが、共有無線周波数帯域において、少なくとも1つの他のリソースブロックだけ互いに離れている複数のリソースブロックを含み、
前記PUCCH多重構成が、前記周波数インターレースにおいてPUCCH信号を多重化するための構成を示す、ステップと、
前記第1のワイヤレス通信デバイスによって、前記第2のワイヤレス通信デバイスと、前記PUCCH多重構成に基づいて、前記周波数インターレースの1つまたは複数のリソースブロックにおいて第1のPUCCH信号を通信するステップであって、前記第1のPUCCH信号を通信することが、
第1の巡回シフト値に基づいて、前記複数のリソースブロックの第1のリソースブロックにおいて、トーンの第1のサブセットを用いて基準信号を通信することと、
前記第1の巡回シフト値とは異なる第2の巡回シフト値に基づいて、前記複数のリソースブロックの第2のリソースブロックにおいて、トーンの第2のサブセットを用いて前記基準信号を通信することとを含む、ステップと
を含む、方法。
【請求項15】
アップリンク制御チャネル多重構成を取得するように構成されるプロセッサと、
トランシーバ
とを備え、前記トランシーバは、
第2のワイヤレス通信デバイスから、周波数インターレースを示すアップリンクグラントを受信することであって、
前記周波数インターレースが、共有無線周波数帯域において、少なくとも1つの他のリソースブロックだけ互いに離れている複数のリソースブロックを含み、
前記アップリンク制御チャネル多重構成が、前記周波数インターレースにおいて複数のワイヤレス通信デバイスからのアップリンク信号を多重化するための構成を示し、前記アップリンク信号を多重化することが、離散フーリエ変換前(DFT前)直交カバー符号(OCC)を使用してアップリンク制御情報(UCI)データを多重化し、前記複数のワイヤレス通信デバイスの各々のための異なる巡回シフトを使用してDMRSを多重化することを含む、受信することと、
前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて前記周波数インターレースの1つまたは複数のリソースブロック
において第1のアップリンク制御チャネル信号を送信すること
であって、
前記第2のワイヤレス通信デバイスに、前記アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、前記複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、基準信号を送信することを含む、送信することと
を行うように構成される、装置。
【請求項16】
請求項1から
12のうちのいずれか一項に記載の方法を実行するための手段をさらに備える、請求項
15に記載の装置。
【請求項17】
請求項13または14に記載の方法を実行するための手段を備える、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年7月13日に出願された米国非仮特許出願第16/927,883号、2019年08月5日に出願された米国仮特許出願第62/882,857号、および2019年11月6日に出願された米国仮特許出願第62/931,459号の優先権および利益を主張し、これらの各々は、以下に完全に記載されるかのように、かつすべての適用可能な目的のために、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願はワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、複数のネットワーク運用エンティティにより共有される無線周波数スペクトルにおけるユーザ多重化および基準信号送信を伴う、アップリンク(UL)制御チャネル送信に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)と呼ばれることがある複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局(BS)を含み得る。
【0004】
拡張モバイルブロードバンド接続に対する高まる需要を満たすために、ワイヤレス通信技術は、long term evolution (LTE)技術から、第5世代(5G)と呼ばれることがある次世代のニューラジオ(NR)技術に進化しつつある。たとえば、NRは、LTEより少ないレイテンシ、大きい帯域幅または高いスループット、および高い信頼性をもたらすように設計されている。NRは、たとえば、約1ギガヘルツ(GHz)未満の低周波数帯域および約1GHzから約6GHzの中周波数帯域から、ミリメートル波(mmWave)帯域などの高周波数帯域までの、広い一連のスペクトル帯域にわたって動作するように設計されている。NRはまた、免許スペクトルから免許不要スペクトルおよび共有スペクトルまでの、様々なスペクトルタイプにわたって動作するように設計されている。スペクトル共有により、事業者がスペクトルを機会主義的に集約して、広帯域幅のサービスを動的にサポートすることが可能になる。スペクトル共有は、NR技術の利点を、免許スペクトルにアクセスできないことがある運用エンティティまで拡張することができる。
【0005】
共有スペクトルまたは免許不要スペクトルにおいて通信するときに競合を回避するための1つの手法は、共有チャネルにおいて信号を送信する前に、共有チャネルがクリアであることを確実にするためにリッスンビフォアトーク(LBT)手順を使用することである。免許不要スペクトルにおけるNRの動作または展開は、NR-Uと呼ばれる。NR-Uでは、BSが、免許不要周波数帯域におけるULの送信のためにUEをスケジューリングし得る。UEは、スケジューリングされた時間より前にLBT手順を実行し得る。LBTが成功であるとき、UEは、スケジュールに従ってULデータを送信することに進み得る。LBTが失敗すると、UEは送信を控え得る。加えて、送信は、免許不要スペクトルにおける規制により、送信データサイズとは無関係である帯域幅占有率基準を満たすことが求められることがある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下は、説明される技術の基本的な理解をもたらすために本開示のいくつかの態様を要約する。この概要は、本開示のすべての企図された特徴の広範な概観ではなく、本開示のすべての態様の主要または重要な要素を識別するものでもなく、本開示のいずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の前置きとして、本開示の1つまたは複数の態様のいくつかの概念を要約の形態で提示することである。
【0007】
たとえば、本開示のある態様では、ワイヤレス通信の方法は、第1のワイヤレス通信デバイスによって、アップリンク制御チャネル多重構成を取得するステップと、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域において少なくとも1つの他のリソースブロックの分だけ互いに離れている複数のリソースブロックを示すグラントを通信するステップであって、複数のリソースブロックが、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のワイヤレス通信デバイスのためにスケジューリングされる、ステップと、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のリソースブロックのうちの1つまたは複数において第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップとを含む。
【0008】
本開示の追加の態様において、ワイヤレス通信の方法は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域におけるリソース割振りおよび変調フォーマットを示すグラントを通信するステップであって、リソース割振りが周波数パターンを含む、ステップと、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンまたは変調フォーマットのうちの少なくとも1つに基づく基準信号構成を通信するステップと、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、リソース割振りを使用して、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つおよび基準信号とを含むアップリンクチャネル信号を通信するステップであって、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つが変調フォーマットに基づいて通信され、基準信号は基準信号構成に基づいて通信される、ステップとを含む。
【0009】
本開示の追加の態様において、ワイヤレス通信の方法は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数インターレースのセットのうちの第1の周波数インターレースおよび周波数インターレースのセットのうちの第2の周波数インターレースを示す割振りを通信するステップであって、第2の周波数インターレースが1つまたは複数のオフセットのセットに基づいて第1の周波数インターレースからオフセットされる、ステップと、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数インターレースおよび第2の周波数インターレースを使用してアップリンク制御チャネル信号を通信するステップとを含む。
【0010】
本開示の追加の態様において、ワイヤレス通信の方法は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の巡回シフト値を示すアップリンク制御チャネル多重構成を通信するステップと、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、1つまたは複数の周波数インターレースを使用して第1の基準信号を含む第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップとを含み、第1の基準信号は第1の巡回シフト値に基づく。
【0011】
本開示の追加の態様において、装置は、アップリンク制御チャネル多重構成を取得するように構成されるプロセッサと、第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域において少なくとも1つの他のリソースブロックの分だけ互いに離れている複数のリソースブロックを示すグラントを通信し、複数のリソースブロックが、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のワイヤレス通信デバイスのためにスケジューリングされ、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のリソースブロックのうちの1つまたは複数において第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバとを含む。
【0012】
本開示の追加の態様において、装置は、第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域におけるリソース割振りおよび変調フォーマットを示すグラントを通信し、リソース割振りが周波数パターンを含み、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンまたは変調フォーマットのうちの少なくとも1つに基づく基準信号構成を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、リソース割振りを使用して、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つと基準信号とを含むアップリンクチャネル信号を通信し、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つが変調フォーマットに基づいて通信され、基準信号が基準信号構成に基づいて通信される、ように構成されるトランシーバを含む。
【0013】
本開示の追加の態様において、装置は、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数インターレースのセットのうちの第1の周波数インターレースおよび周波数インターレースのセットのうちの第2の周波数インターレースを示す割振りを通信し、第2の周波数インターレースが1つまたは複数のオフセットのセットに基づいて第1の周波数インターレースからオフセットされ、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数インターレースおよび第2の周波数インターレースを使用してアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成される、トランシーバを含む。
【0014】
本開示の追加の態様において、装置は、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の巡回シフト値を示すアップリンク制御チャネル多重構成を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、1つまたは複数の周波数インターレースを使用して第1の基準信号を含む第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバを含み、第1の基準信号は第1の巡回シフト値に基づく。
【0015】
本発明の特定の例示的な実施形態の以下の説明を添付図面とともに検討すると、本発明の他の態様、特徴、および実施形態が当業者に明らかとなろう。本発明の特徴が、以下のいくつかの実施形態および図に対して説明されることがあるが、本発明のすべての実施形態は、本明細書で説明される有利な特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。言い換えれば、1つまたは複数の実施形態がいくつかの有利な特徴を有するものとして説明されることがあるが、そのような特徴のうちの1つまたは複数はまた、本明細書で説明される本発明の様々な実施形態に従って使用され得る。同様に、例示的な実施形態が、デバイス、システム、または方法の実施形態として以下で説明されることがあるが、そのような例示的な実施形態が、様々なデバイス、システム、および方法において実装され得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本開示のいくつかの実施形態によるワイヤレス通信ネットワークを示す図である。
【
図2】本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースを伴うリソース構成方式を示す図である。
【
図3】本開示のいくつかの実施形態による、ユーザ機器(UE)のブロック図である。
【
図4】本開示のいくつかの実施形態による、例示的な基地局(BS)のブロック図である。
【
図5A】本開示のいくつかの実施形態による、アップリンク(UL)制御チャネル多重化方式を示す図である。
【
図5B】本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式を示す図である。
【
図6】本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式を示す図である。
【
図7A】本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式を示す図である。
【
図7B】本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式を示す図である。
【
図8】本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式を示す図である。
【
図9】本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式を示す図である。
【
図10】本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式を示す図である。
【
図11】本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式を示す図である。
【
図12】本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式を示す図である。
【
図13】本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式を示す図である。
【
図14】本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式を示す図である。
【
図15】本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式を示す図である。
【
図16】本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式を示す図である。
【
図17】本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式を示す図である。
【
図18】本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式を示す図である。
【
図19】本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式を示す図である。
【
図20】本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式を示す図である。
【
図21】本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式を示す図である。
【
図22】本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式を示す図である。
【
図23】本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式を示す図である。
【
図24】本開示のいくつかの実施形態による、複数の周波数インターレースを使用する基準信号送信方式を示す図である。
【
図25】本開示のいくつかの実施形態による、例示的な周波数インターレースベースのリソース割振りを示す図である。
【
図26】本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振りのための基準信号構成方式を示す図である。
【
図27】本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振りのための基準信号構成方法を示す流れ図である。
【
図28】本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振りのための基準信号構成方式を示す図である。
【
図29】本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振りのための基準信号構成方式を示す図である。
【
図30】本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振りのための基準信号構成方式を示す図である。
【
図31】本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振りのための基準信号構成方法を示す流れ図である。
【
図32】本開示のいくつかの実施形態によるUL制御チャネル多重方法を示すシグナリング図である。
【
図33】本開示のいくつかの実施形態による通信方法の流れ図である。
【
図34】本開示のいくつかの実施形態による通信方法の流れ図である。
【
図35】本開示のいくつかの実施形態による通信方法の流れ図である。
【
図36】本開示のいくつかの実施形態による通信方法の流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成の説明として意図され、本明細書で説明される概念が実践され得る唯一の構成を表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの具体的な詳細なしにこれらの概念が実践され得ることが、当業者に明らかとなろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
【0018】
本開示は全般に、ワイヤレス通信ネットワークとも呼ばれる、ワイヤレス通信システムに関する。様々な実施形態において、技法および装置は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワーク、LTEネットワーク、Global System for Mobile Communications (GSM)ネットワーク、第5世代(5G)またはニューラジオ(NR)ネットワーク、ならびに他の通信ネットワークなどのワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。本明細書で説明される「ネットワーク」および「システム」という用語は、互換的に使用され得る。
【0019】
OFDMAネットワークは、evolved UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRA、E-UTRA、およびGSMは、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)の一部である。具体的には、long term evolution (LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織から提供された文書に記載されており、cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は、知られているか、または開発中である。たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、世界的に適用可能な第3世代(3G)携帯電話仕様を定義することを目的とする電気通信協会のグループ間の共同作業である。3GPP long term evolution (LTE)は、UMTS携帯電話規格を改善することを目的とした3GPPプロジェクトである。3GPPは、次世代のモバイルネットワーク、モバイルシステム、およびモバイルデバイスのための仕様を定義し得る。本開示は、新たな異なる無線アクセス技術または無線エアインターフェースの集合体を使用するネットワーク間のワイヤレススペクトルへの共有アクセスを伴う、LTE、4G、5G、NR、およびそれら以降からのワイヤレス技術の発展に関係する。
【0020】
具体的には、5Gネットワークは、OFDMベースの統合されたエアインターフェースを使用して実装され得る、多様な展開、多様なスペクトル、ならびに多様なサービスおよびデバイスを企図する。これらの目標を達成するために、5G NRネットワークのためのニューラジオ技術の開発に加えて、LTEおよびLTE-Aのさらなる拡張が検討される。5G NRは、(1)超高密度(たとえば、約100万ノード/km2)、超低複雑度(たとえば、約数十ビット/秒)、超低エネルギー(たとえば、約10年以上のバッテリー寿命)、および困難な位置に到達する能力を有する深いカバレッジを有する、大規模なモノのインターネット(IoT)への、(2)慎重な扱いを要する個人情報、金融情報、または機密情報を保護するための強力なセキュリティ、超高信頼性(たとえば、約99.9999%の信頼性)、超低レイテンシ(たとえば、約1ms)、および広範囲を移動するまたはしないユーザを伴う、ミッションクリティカルな制御を含み、かつ(3)極めて大容量(たとえば、約10Tbps/km2)、極端なデータレート(たとえば、数Gbpsレート、100Mbps以上のユーザが体験するレート)、ならびに先進的な発見および最適化に対する深い認識を含む拡張モバイルブロードバンドを伴う、カバレッジを提供するように、スケーリングすることが可能となる。
【0021】
5G NRは、スケーラブルなヌメロロジーおよび送信時間間隔(TTI)を伴い、動的な低レイテンシ時分割複信(TDD)/周波数分割複信(FDD)設計とともにサービスおよび機能を効率的に多重化するための共通の柔軟な枠組みを有し、かつマッシブ多入力多出力(MIMO)、ロバストなミリ波(mmWave)送信、先進的なチャネルコーディング、およびデバイス中心のモビリティなどの先進的なワイヤレス技術を伴う、最適化されたOFDMベースの波形を使用するように実装され得る。サブキャリア間隔のスケーリングを伴う、5G NRにおけるヌメロロジーのスケーラビリティは、多様なスペクトルおよび多様な展開にわたる多様なサービスの運用に効率的に対処し得る。たとえば、3GHz未満のFDD/TDD実装の様々な屋外およびマクロカバレッジ展開では、サブキャリア間隔は、たとえば、5、10、20MHzなどの帯域幅(BW)にわたって、15kHzで生じ得る。3GHzを超えるTDDの他の様々な屋外のスモールセルカバレッジ展開の場合、サブキャリア間隔は、80/100MHzのBWにわたって30kHzで生じ得る。5GHz帯域の免許不要部分にわたりTDDを使用する、他の様々な屋内の広帯域実装の場合、サブキャリア間隔は、160MHzのBWにわたって60kHzで生じ得る。最後に、28GHzのTDDにおいてmmWave成分を用いて送信する様々な展開の場合、サブキャリア間隔は、500MHzのBWにわたって120kHzで生じ得る。
【0022】
5G NRのスケーラブルなヌメロロジーは、多様なレイテンシおよびサービス品質(QoS)要件のためのスケーラブルなTTIを容易にする。たとえば、低レイテンシおよび高信頼性のためにより短いTTIが使用され得るが、より高いスペクトル効率のためにより長いTTIが使用され得る。長いTTIと短いTTIとの効率的な多重化により、シンボル境界上で送信が開始することが可能になる。5G NRはまた、同じサブフレームにおけるアップリンク/ダウンリンクスケジューリング情報、データ、および確認応答を伴う自己完結的な統合されたサブフレーム設計を企図する。自己完結的な統合されたサブフレームは、免許不要またはコンテンションベースの共有スペクトル、現在のトラフィック需要を満たすためにアップリンクとダウンリンクとの間で動的に切り替えるようにセルごとに柔軟に構成され得る適応的アップリンク/ダウンリンクにおける通信をサポートする。
【0023】
本開示の様々な他の態様および特徴が、以下でさらに説明される。本明細書の教示が多種多様な形態で具現化され得ること、および本明細書で開示される任意の特定の構造、機能、またはその両方が、代表的なものにすぎず限定的でないことは、明らかであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示される態様が任意の他の態様とは無関係に実装され得ること、およびこれらの態様のうちの2つ以上が様々な方法で組み合わせられ得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、本明細書に記載される任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、または方法が実践されてもよい。加えて、本明細書に記載される態様のうちの1つまたは複数に加えて、またはそれら以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置が実装されてもよく、またはそのような方法が実践されてもよい。たとえば、システム、デバイス、装置の一部として、かつ/またはプロセッサもしくはコンピュータ上で実行するためのコンピュータ可読媒体上に記憶された命令として、方法が実施されてもよい。さらに、ある態様は、特許請求の範囲の少なくとも1つの要素を備え得る。
【0024】
本出願は、複数のネットワーク運用エンティティにより共有される無線周波数帯域におけるユーザ多重化および基準信号送信を伴う、アップリンク(UL)制御チャネル送信のための機構を説明する。BSは、周波数分割多重化(FDM)および/または符号分割多重化(CDM)を介して、共有無線周波数帯域において同じ周波数インターレースを介してUL制御チャネル信号を送信するように、複数のUEをスケジューリングし得る。ある例では、UL制御チャネル信号は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2信号である。別の例では、UL制御チャネル信号は、PUCCHフォーマット3信号である。各アップリンク制御チャネル信号は、アップリンク制御情報(UCI)および基準信号(たとえば、復調基準信号(DMRS))を含み得る。ある実施形態では、異なる多重化機構が、複数のUEからのUCIおよびDMRSを多重化するために適用され得る。たとえば、BSは、別のUEとアップリンク制御情報(UCI)を多重化するために、周波数拡散符号(たとえば、周波数領域直交カバー符号(OCC))、時間拡散符号(たとえば、時間領域OCC)、周波数拡散後スクランブリング符号、および/または離散フーリエ変換前(DFT前)OCCを用いて、UEを構成し得る。BSは、送信のために基準信号を多重化するために、周波数拡散符号、巡回シフト、位相回転、および/またはルートインデックスを用いて、UEを構成し得る。ある実施形態では、BSは、割振りの周波数パターンおよび/または割振りにおいてデータ送信のために割り当てられる変調フォーマットに基づいて、DMRSパターンを用いてUEを構成し得る。DMRSパターンは、シーケンス長および周波数密度を含み得る。BSは、低いピーク対平均パワーレシオ(PAPR)(たとえば、約1.5デシベル(dB)から約2dBの間)を送信が有し得るように、UL制御チャネル多重構成および/またはDMRSパターンを決定することができる。
【0025】
図1は、本開示のいくつかの実施形態によるワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ネットワーク100は、5Gネットワークであり得る。ネットワーク100は、いくつかの基地局(BS)105(105a、105b、105c、105d、105e、および105fとして個別に標識される)および他のネットワークエンティティを含む。BS105は、UE115と通信する局であってもよく、evolved node B(eNB)、次世代eNB(gNB)、アクセスポイントなどと呼ばれることもある。各BS105は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される文脈に応じて、BS105のこの特定の地理的カバレッジエリアおよび/またはカバレッジエリアにサービスするBSサブシステムを指し得る。
【0026】
BS105は、マクロセル、またはピコセルもしくはフェムトセルなどのスモールセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルなどのスモールセルは、一般に、比較的小さい地理的エリアをカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルなどのスモールセルも、一般に、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)の中のUE、自宅の中のユーザのUEなど)による制限付きアクセスも提供し得る。マクロセルのためのBSは、マクロBSと呼ばれることがある。スモールセルのためのBSは、スモールセルBS、ピコBS、フェムトBS、またはホームBSと呼ばれることがある。
図1に示される例では、BS105dおよび105eは通常のマクロBSであってもよいが、BS105a~105cは、3次元(3D)MIMO、全次元(FD)MIMO、またはマッシブMIMOのうちの1つに対応するマクロBSであってもよい。BS105a~105cは、仰角と方位角の両方のビームフォーミングにおいて3Dビームフォーミングを活用して、カバレッジおよび容量を増大させるために、より高い次元のMIMO能力を利用し得る。BS105fは、ホームノードまたはポータブルアクセスポイントであり得るスモールセルBSであり得る。BS105は、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得る。
【0027】
ネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、BSは類似のフレームタイミングを有することがあり、異なるBSからの送信は時間的にほぼ揃っていることがある。非同期動作の場合、BSは異なるフレームタイミングを有することがあり、異なるBSからの送信は時間的に揃っていないことがある。
【0028】
UE115は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散され、各UE115は固定式または移動式であり得る。UE115は、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UE115は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。一態様では、UE115は、ユニバーサル集積回路カード(UICC)を含むデバイスであり得る。別の態様では、UEは、UICCを含まないデバイスであり得る。いくつかの態様では、UICCを含まないUE115は、IoTデバイスまたはinternet of everything (IoE)デバイスと呼ばれることもある。UE115a~115dは、ネットワーク100にアクセスするモバイルスマートフォンタイプデバイスの例である。UE115はまた、マシンタイプ通信(MTC)、拡張MTC(eMTC)、狭帯域IoT(NB-IoT)などを含む、接続型通信のために特に構成された機械であり得る。UE115e~115kは、ネットワーク100にアクセスする通信のために構成された様々な機械の例である。UE115は、マクロBSであるか、スモールセルであるかなどにかかわらず、任意のタイプのBSと通信することが可能であり得る。
図1において、稲妻(たとえば、通信リンク)は、UE115と、ダウンリンク上および/もしくはアップリンク上でUE115にサービスするように指定されたBSであるサービングBS105との間のワイヤレス送信、またはBS間の所望の送信、ならびにBS間のバックホール送信を示す。
【0029】
動作において、BS105a~105cは、3Dビームフォーミング、および多地点協調(CoMP)またはマルチ接続性などの協調空間技法を使用して、UE115aおよび115bにサービスし得る。マクロBS105dは、BS105a~105cならびにスモールセルBS105fとのバックホール通信を実行し得る。マクロBS105dはまた、UE115cおよび115dが加入し、かつUE115cおよび115dによって受信される、マルチキャストサービスを送信し得る。そのようなマルチキャストサービスは、モバイルテレビジョンまたはストリームビデオを含んでもよく、あるいは、気象緊急事態、またはアンバーアラートもしくはグレーアラートなどの警報などの、地域情報を提供するための他のサービスを含んでもよい。
【0030】
BS105はまた、コアネットワークと通信し得る。コアネットワークは、ユーザ認証、アクセス許可、追跡、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。(たとえば、gNBもしくはアクセスノードコントローラ(ANC)の例であり得る)BS105のうちの少なくともいくつかは、バックホールリンク(たとえば、NG-C、NG-Uなど)を通じてコアネットワークとインターフェースすることができ、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行することができる。様々な例では、BS105は、有線通信リンクまたはワイヤレス通信リンクであってもよいバックホールリンク(たとえば、X1、X2など)を介して、直接または間接的に(たとえば、コアネットワークを通じて)のいずれかで、互いと通信してもよい。
【0031】
ネットワーク100はまた、ドローンであってもよいUE115eなどのミッションクリティカルデバイスのための超高信頼性の冗長なリンクを用いて、ミッションクリティカル通信をサポートし得る。UE115eとの冗長な通信リンクは、マクロBS105dおよび105eからのリンク、ならびにスモールセルBS105fからのリンクを含み得る。UE115f(たとえば、温度計)、UE115g(たとえば、スマートメーター)、およびUE115h(たとえば、ウェアラブルデバイス)などの、他のマシンタイプデバイスは、温度測定情報をスマートメーターUE115gへ通信するUE115fなどの、情報をネットワークへ中継する別のユーザデバイスと通信することによって、スモールセルBS105fおよびマクロBS105eなどのBSと直接、またはマルチステップサイズ構成でのいずれかで、ネットワーク100を通じて通信してもよく、そうした情報は、次いで、スモールセルBS105fを通じてネットワークに報告される。ネットワーク100はまた、車両間(V2V)におけるような動的な低レイテンシTDD/FDD通信を通じて、さらなるネットワーク効率をもたらし得る。
【0032】
いくつかの実装形態では、ネットワーク100は、通信のためにOFDMベースの波形を利用する。OFDMベースシステムは、システムBWを複数の(K個の)直交サブキャリアに区分してもよく、直交サブキャリアは、通常、サブキャリア、トーン、ビンなどとも呼ばれる。各サブキャリアは、データを用いて変調され得る。いくつかの事例では、隣接するサブキャリア間のサブキャリア間隔は固定されていてもよく、サブキャリアの総数(K)はシステムBWに依存してもよい。システムBWはまた、サブバンドに区分されてもよい。他の事例では、サブキャリア間隔および/またはTTIの時間長は、スケーラブルであってもよい。
【0033】
ある実施形態では、BS105は、ネットワーク100の中でのダウンリンク(DL)送信およびアップリンク(UL)送信のために、送信リソースを(たとえば、時間周波数リソースブロック(RB)の形態で)割り当てることまたはスケジューリングすることができる。DLとはBS105からUE115への送信方向を指し、ULとはUE115からBS105への送信方向を指す。通信は、無線フレームの形態であり得る。無線フレームは、複数のサブフレームまたはスロット、たとえば、約10個に分割され得る。各スロットは、さらにミニスロットに分割されてもよい。FDDモードでは、同時のUL送信およびDL送信が、異なる周波数帯域内で発生し得る。たとえば、各サブフレームは、UL周波数帯域の中のULサブフレーム、およびDL周波数帯域の中のDLサブフレームを含む。TDDモードでは、ULおよびDL送信は、同じ周波数帯域を使用して異なる時間期間において発生する。たとえば、無線フレームの中のサブフレームのサブセット(たとえば、DLサブフレーム)が、DL送信のために使用されてもよく、無線フレームの中のサブフレームの別のサブセット(たとえば、ULサブフレーム)が、UL送信のために使用されてもよい。
【0034】
DLサブフレームおよびULサブフレームは、さらにいくつかの領域に分割され得る。たとえば、各DLサブフレームまたはULサブフレームは、基準信号、制御情報、およびデータの送信のための、事前に定められた領域を有してもよい。基準信号は、BS105とUE115との間の通信を容易にする所定の信号である。たとえば、基準信号は、特定のパイロットパターンまたは構造を有してもよく、ここで、パイロットトーンは、事前に定められた時間および事前に定められた周波数に各々が配置される、動作BWまたは周波数帯域にわたって広がってもよい。たとえば、BS105は、UE115がDLチャネルを推定するのを可能にするために、セル固有基準信号(CRS)および/またはチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)を送信し得る。同様に、UE115は、BS105がULチャネルを推定するのを可能にするために、サウンディング基準信号(SRS)を送信し得る。制御情報は、リソース割り当ておよびプロトコル制御を含み得る。データは、プロトコルデータおよび/または動作データを含み得る。いくつかの実施形態では、BS105およびUE115は、自己完結型サブフレームを使用して通信し得る。自己完結型サブフレームは、DL通信のための部分およびUL通信のための部分を含み得る。自己完結型サブフレームは、DL中心またはUL中心であり得る。DL中心サブフレームは、UL通信よりも長いDL通信のための時間長を含み得る。UL中心サブフレームは、DL通信よりも長いUL通信のための時間長を含み得る。
【0035】
ある実施形態では、ネットワーク100は、免許スペクトルを介して展開されるNRネットワークであり得る。BS105は、同期を容易にするために、ネットワーク100の中で同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS)を含む)を送信することができる。BS105は、初期ネットワークアクセスを容易にするために、ネットワーク100と関連付けられるシステム情報(たとえば、マスター情報ブロック(MIB)、残存システム情報(RMSI)、および他のシステム情報(OSI)を含む)をブロードキャストすることができる。いくつかの事例では、BS105は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を介して同期信号ブロック(SSB)の形式で、PSS、SSS、および/またはMIBをブロードキャストしてもよく、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を介してRMSIおよび/またはOSIをブロードキャストしてもよい。
【0036】
ある実施形態では、ネットワーク100にアクセスすることを試みるUE115は、BS105からのPSSを検出することによって初期セル探索を実行し得る。PSSは、期間タイミングの同期を可能にしてもよく、物理レイヤ識別値を示してもよい。UE115は次いで、SSSを受信し得る。SSSは、無線フレーム同期を可能にしてもよく、セル識別値を提供してもよく、セル識別値は、セルを識別するために物理レイヤ識報値と組み合わせられてもよい。PSSとSSSは、搬送波の中央部分または搬送波内の適切な任意の周波数に位置し得る。
【0037】
PSSおよびSSSを受信した後、UE115はMIBを受信し得る。MIBは、初期ネットワークアクセスのためのシステム情報、ならびにRMSIおよび/またはOSIのためのスケジューリング情報を含み得る。MIBを復号した後、UE115はRMSIおよび/またはOSIを受信し得る。RMSIおよび/またはOSIは、ランダムアクセスチャネル(RACH)手順、ページング、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視のための制御リソースセット(CORESET)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、電力制御、およびSRSに関する、無線リソース制御(RRC)情報を含み得る。
【0038】
MIB、RMSI、および/またはOSIを取得した後、UE115は、BS105との接続を確立するためにランダムアクセス手順を実行することができる。いくつかの例では、ランダムアクセス手順は、4ステップのランダムアクセス手順であり得る。たとえば、UE115はランダムアクセスプリアンブルを送信してもよく、BS105はランダムアクセス応答で応答してもよい。ランダムアクセス応答(RAR)は、ランダムアクセスプリアンブルに対応する検出されたランダムアクセスプリアンブル識別子(ID)、タイミングアドバンス(TA)情報、ULグラント、一時的なセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)、および/またはバックオフインジケータを含み得る。ランダムアクセス応答を受信すると、UE115はBS105に接続要求を送信してもよく、BS105は接続応答で応答してもよい。接続応答はコンテンション解決を示し得る。いくつかの例では、ランダムアクセスプリアンブル、RAR、接続要求、および接続応答はそれぞれ、メッセージ1(MSG1)、メッセージ2(MSG2)、メッセージ3(MSG3)、およびメッセージ4(MSG4)と呼ばれ得る。いくつかの例では、ランダムアクセス手順は2ステップのランダムアクセス手順であってもよく、UE115は、ランダムアクセスプリアンブルおよび接続要求を単一の送信において送信してもよく、BS105は、ランダムアクセス応答および接続応答を単一の送信において送信することによって応答してもよい。
【0039】
接続を確立した後、UE115およびBS105は、動作データが交換され得る通常の動作段階に入ることができる。たとえば、BS105は、ULおよび/またはDL通信のためにUE115をスケジューリングし得る。BS105は、PDCCHを介して、ULおよび/またはDLスケジューリンググラントをUE115に送信し得る。BS105は、DLスケジューリンググラントに従って、PDSCHを介してDL通信信号をUE115に送信し得る。UE115は、ULスケジューリンググラントに従って、PUSCHおよび/またはPUCCHを介してUL通信信号をBS105に送信し得る。
【0040】
ある実施形態では、ネットワーク100は、システムBWまたはコンポーネントキャリア(CC)BWにわたって動作し得る。ネットワーク100は、システムBWを複数のBWP(たとえば、部分)に区分し得る。BS105は、いくつかのBWP(たとえば、システムBWのうちのいくつかの部分)を介して動作するように、UE115を動的に割り当て得る。割り当てられるBWPは、アクティブBWPと呼ばれることがある。UE115は、BS105からのシグナリング情報についてアクティブBWPを監視し得る。BS105は、アクティブBWPの中でのUL通信またはDL通信のために、UE115をスケジュールし得る。いくつかの実施形態では、BS105は、UL通信およびDL通信のために、CC内のBWPのペアをUE115に割り当て得る。たとえば、BWPペアは、UL通信のための1つのBWPおよびDL通信のための1つのBWPを含み得る。
【0041】
ある実施形態では、ネットワーク100は共有チャネルを介して動作してもよく、これは、共有周波数帯域または免許不要周波数待機を含んでもよい。たとえば、ネットワーク100は、NR-unlicensed (NR-U)ネットワークであり得る。そのような実施形態では、BS105およびUE115は、複数のネットワーク運用エンティティによって運用され得る。コリジョンを避けるために、BS105およびUE115は、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を利用して、共有チャネルにおける送信機会(TXOP)について監視し得る。たとえば、送信ノード(たとえば、BS105またはUE115)は、チャネルにおいて送信する前にLBTを実行し得る。LBTが成功すると、送信ノードは送信に進み得る。LBTが失敗すると、送信ノードはチャネルにおいて送信するのを控え得る。ある例では、LBTはエネルギー検出に基づき得る。たとえば、チャネルから測定された信号エネルギーが閾値未満であるとき、LBTは成功する。逆に、チャネルから測定された信号エネルギーが閾値を超えるとき、LBTは失敗する。別の例では、LBTは信号検出に基づき得る。たとえば、チャネル予約信号(たとえば、所定のプリアンブル信号)がチャネルにおいて検出されないとき、LBTは成功する。
【0042】
ある実施形態では、ネットワーク100は、たとえば約2GHzから約60GHz超の周波数範囲における様々な周波数帯域にわたって動作し得る。ある周波数帯域は、あるBW占有要件を有し得る。ある例では、約80パーセント(%)のBW占有率を満たすために、UL送信が必要とされる。BW占有率の要件を満たすために、BS105は、周波数帯域にわたって互いに離れているRBを伴う、周波数インターレースを使用したUL送信のためにUE115をスケジューリングし得る。ULデータ送信(たとえば、PUCCHフォーマット2データおよび/またはPUCCHフォーマット3データ)が小さいペイロードを有するとき、BS105は、周波数インターレースにおける反復を用いてULデータを送信するようにUE115を構成し得る。いくつかの例では、BS105は、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、および/または符号分割多重化(CDM)に基づいて、同じ周波数インターレースにおいてUL制御情報(UCI)(たとえば、PUCCHフォーマット2データおよび/またはPUCCHフォーマット3データ)を送信するように、複数のUE115をスケジューリングし得る。加えて、BS105は、UL制御情報送信およびUL基準信号送信のための異なる多重化方式を用いて、UE115を構成し得る。UL基準信号は、BS105におけるULチャネルの推定およびUL制御情報の復号を容易にし得る。さらに、BS105は、PAPRおよび/またはPAPR/キュービックメトリック(CM)を減らすために、UL割振りの周波数パターンおよび/または割振りのために割り当てられる変調フォーマットに基づいて、UL割振りにおける様々なUL変調基準信号(DMRS)パターンを用いてUE115を構成し得る。UL制御チャネル送信および基準信号構成のために複数のUE115を多重化するための機構が、本明細書においてより詳しく説明される。
【0043】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースを伴うリソース構成方式200を示す。方式200は、BS105などのBSならびにUE115などのUEによって、周波数帯域202にわたって通信するために利用され得る。周波数帯域202は、約10メガヘルツ(MHz)または約20MHzの帯域幅、および約15キロヘルツ(kHz)、約30kHz、または約20kHzのサブキャリア間隔(SCS)を有し得る。周波数帯域202は、任意の適切な周波数に位置し得る。いくつかの実施形態では、周波数帯域202は約3.5GHz、6GHz、または60GHzに位置し得る。方式200は、周波数インターレース208の単位でリソースを割り振る。
【0044】
周波数インターレースは、208I(0)~208(M-1)として示されており、Mは正の整数である。各周波数インターレース208I(i)は、周波数帯域202にわたって等しく離れているK個の複数のRB210を含んでもよく、Kは正の整数であり、iは0とM-1の間で変化してもよい。言い換えると、特定の周波数インターレース208I(i)におけるRB210は、少なくとも1つの他のRB210の分だけ互いに離れている。示されるような周波数インターレース208I(0)は、クラスタ204C(0)~204C(K-1)までのRB210を備える。本明細書においてより詳しく説明されるように、KおよびMの値は、帯域幅、SCS、および/または周波数帯域202のPSD制限などの、いくつかの要因に基づいて変化し得る。ある例では、BS(たとえば、BS105)は、周波数インターレース208I(0)をあるUE(たとえば、UE115)に、周波数インターレース208I(1)を別のUEに割り当て得る。周波数インターレース208I(0)の割振りは、模様付きのボックスとして示されている。いくつかの他の例では、BSは、複数の周波数インターレース208(たとえば、周波数インターレース208I(0)および208I(1))をUEに割り当て得る。
【0045】
M個の局在するRB210のグループは、クラスタ204を形成する。示されるように、周波数インターレース208I(0)~208(M-1)はK個のクラスタ204C(0)~204C(K-1)を形成する。各RB210は、周波数における約12個の連続するサブキャリア212および期間214にわたり得る。サブキャリア212は、0から11までインデクシングされる。サブキャリア212は、リソース要素(RE)とも呼ばれる。期間214は、任意の適切な数のOFDMシンボル216にわたり得る。いくつかの実施形態では、期間214は1つの送信時間間隔(TTI)に対応してもよく、TTIは約14個のOFDMシンボル216を含んでもよい。
【0046】
クラスタ204の数またはKの値は、あるBW占有率を維持するために必要とされる周波数分布の量に依存し得る。ある例として、方式200は、約10個のクラスタ204(たとえば、K=10)へと周波数帯域202を分割し、10個のクラスタ204にわたる割振りを、その割振りの周波数占有率を高めるように分散させ得る。ある実施形態では、周波数帯域202は約20MHzの帯域幅を有してもよく、各サブキャリア212は周波数が約15kHzにわたってもよい。そのような実施形態では、周波数帯域202は、約10個の周波数インターレース208(たとえば、M=10)を含んでもよい。たとえば、割振りは、10個の分散したまたは等間隔のRB210を有する1つの周波数インターレース208を含んでもよい。単一のRBまたは10個の局在するRBを伴う割振りと比較して、10個の分散したRB210を伴うインターレースされた割振りは、UEがより高いBW占有率で送信することを可能にする。
【0047】
別の実施形態では、周波数帯域202は約10MHzの帯域幅を有してもよく、各サブキャリア212は周波数が約15kHzにわたってもよい。そのような実施形態では、周波数帯域202は、約5個の周波数インターレース208(たとえば、M=5)を含んでもよい。同様に、割振りは、10個の分散したRB210を有する1つの周波数インターレース208を含み得る。10個の分散したRBを伴うインターレースされた割振りは、単一のRBまたは10個の局在したRBを伴う割振りよりも高いBW占有率を可能にし得る。
【0048】
別の実施形態では、周波数帯域202は約20MHzの帯域幅を有してもよく、各サブキャリア212は周波数が約30kHzにわたってもよい。そのような実施形態では、周波数帯域202は、約5個の周波数インターレース208(たとえば、M=5)を含んでもよい。同様に、割振りは、10個の分散したRB210を有する1つの周波数インターレース208を含み得る。10個の分散したRBを伴うインターレースされた割振りは、単一のRBまたは10個の局在したRBを伴う割振りよりも高いBW占有率を可能にし得る。
【0049】
NRは、PUCCHフォーマット0、PUCCHフォーマット1、PUCCHフォーマット2、PUCCHフォーマット3、およびPUCCHフォーマット4を含む、5つのタイプの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマットをサポートする。異なるPUCCHフォーマットは、異なるデータ長を含んでもよく、異なる数のOFDMシンボルを占有してもよい。たとえば、PUCCHフォーマット0データは、2ビット以下の長さを有してもよく、約1~2個のOFDMシンボルにマッピングされてもよい。PUCCHフォーマット1データは、2ビット以下の長さを有してもよく、約4~14個のOFDMシンボルにマッピングされてもよい。PUCCHフォーマット2データは、2ビットより長い長さを有してもよく、約1~2個のOFDMシンボルにマッピングされてもよい。PUCCHフォーマット2データは、2ビットより長い長さを有してもよく、約1~2個のOFDMシンボルにマッピングされてもよい。PUCCHフォーマット3データは、2ビット以下の長さを有してもよく、約4~14個のOFDMシンボルにマッピングされてもよい。PUCCHフォーマット4データは、2ビットより長い長さを有してもよく、約4~14個のOFDMシンボルにマッピングされてもよい。
【0050】
NR-Uでは、アップリンク送信は、ある帯域幅(BW)占有率の基準(たとえば、80%のBW占有率)を満たすことが必要とされる。たとえば、20メガヘルツ(MHz)のチャネルでは、80%のBW占有率は、16MHzのBWを伴う送信信号に相当する。30キロヘルツ(kHz)のサブキャリア間隔(SCS)では、16MHzは、各々が約12個のサブキャリアを含む、約45個のリソースブロック(RB)に相当し得る。PUCCHフォーマット2および3は比較的短いので、約1個のRBから約16個のRBにおいて搬送され得る。しかしながら、BW占有率の要件を満たすために、BSは、周波数インターレース208を使用して、PUCCHフォーマット2信号および/またはPUCCHフォーマット3信号の周波数占有率を1つのRB210からK個のRB210に延ばすようにUEを構成し、PUCCHフォーマット2データまたはPUCCHフォーマット3データに反復を適用し得る。しかしながら、PUCCH信号送信のために周波数帯域202にわたって多重化され得るUEの数は、約K分の1に減り得る。加えて、インターレースベースの送信は、インターレースされない送信より高いPAPRを有し得る。さらに、上で説明されたように、共有周波数帯域または免許不要周波数帯域において動作するとき、UEは送信の前にLBTを実行することが必要とされる。したがって、BSは、LBTを可能にするためのシンボルギャップを伴ってUEをスケジューリングすることが必要とされる。シンボルギャップは、スペクトル利用の効率を下げることがある。
【0051】
したがって、本開示は、多重化の容量を向上させながら、BSが周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208)におけるPUCCH送信のためのUE多重化を実行するための技法を提供する。加えて、BSは、たとえばFDMおよび/またはCDM機構を使用して、スペクトル利用の無駄を減らすために、同じシンボルで開始するように複数のUEをスケジューリングし得る。さらに、本明細書においてより詳しく説明されるように、BSは、PUCCH送信のためにUEを多重化すること、および/またはDMRS送信のためのDMRSを構成することのために、UEを多重化するときにPAPRおよび/またはPAPR/CMを考慮し得る。
【0052】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的なUE300のブロック図である。UE300は、
図1において上で論じられたようなUE115であり得る。示されるように、UE300は、プロセッサ302と、メモリ304と、UL通信モジュール308と、モデムサブシステム312および無線周波数(RF)ユニット314を含むトランシーバ310と、1つまたは複数のアンテナ316とを含み得る。これらの要素は、たとえば、1つまたは複数のバスを介して、互いと直接または間接的に通信していてもよい。
【0053】
プロセッサ302は、中央処理ユニット(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、コントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)デバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、または本明細書で説明される動作を実行するように構成されたそれらの任意の組合せを含み得る。プロセッサ302はまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0054】
メモリ304は、キャッシュメモリ(たとえば、プロセッサ302のキャッシュメモリ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気抵抗RAM(MRAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリデバイス、ハードディスクドライブ、他の形態の揮発性および不揮発性メモリ、または異なるタイプのメモリの組合せを含み得る。ある実施形態では、メモリ304は、非一時的コンピュータ可読媒体を含む。メモリ304は、命令306を記憶してもよく、または命令306が記録されていてもよい。命令306は、プロセッサ302によって実行されると、本開示の実施形態、たとえば
図5~
図34の態様に関してUE115を参照して本明細書で説明される動作をプロセッサ302に実行させる命令を含み得る。命令306は、プログラムコードと呼ばれることもある。プログラムコードは、ワイヤレス通信デバイスにこれらの動作を実行させることを、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ(プロセッサ302など)に、それらの動作を実行するようにワイヤレス通信デバイスを制御させ、またはワイヤレス通信デバイスへ命令させることによって、行うためのものであり得る。「命令」および「コード」という用語は、任意のタイプのコンピュータ可読ステートメントを含むように広く解釈されるべきである。たとえば、「命令」および「コード」という用語は、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャなどを指し得る。「命令」および「コード」は、単一のコンピュータ可読ステートメントまたは多くのコンピュータ可読ステートメントを含み得る。
【0055】
UL通信モジュール308は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを介して実装され得る。たとえば、UL通信モジュール308は、プロセッサ、回路、および/または、メモリ304において記憶され、プロセッサ302によって実行される命令306として実装され得る。いくつかの例では、UL通信モジュール308は、モデムサブシステム312内に統合され得る。たとえば、UL通信モジュール308は、モデムサブシステム312内のソフトウェア構成要素(たとえば、DSPまたは汎用プロセッサによって実行される)とハードウェア構成要素(たとえば、論理ゲートおよび回路)の組合せによって実装され得る。
【0056】
UL通信モジュール308は、本開示の様々な態様、たとえば、
図5~
図34の態様のために使用され得る。UL通信モジュール308は、UL制御チャネル多重構成およびグラントをBS(たとえば、BS105)から受信するように構成される。グラントは、共有無線周波数帯域において少なくとも1つの他のリソースブロックの分だけ互いに離れている、複数のRB(たとえば、RB210)を示し得る。複数のRBは、UE300を含む複数のUE(たとえば、UE115)のためにスケジューリングされ得る。UL通信モジュール308は、UL制御チャネル多重構成に基づいて、UL制御チャネル信号(たとえば、PUCCH信号)をBSに送信するように構成される。ある例では、UL制御チャネル多重構成は、UCIを同じリソース上の別のUEからのUCIと多重化するための、周波数拡散符号(たとえば、周波数領域OCC、時間拡散符号(時間領域OCC)、周波数拡散後スクランブリング符号、および/またはDFT前)OCCを含み得る。UL制御チャネル多重構成は、DMRSを同じリソース上の別のUEからのDMRSと多重化するための、周波数拡散符号、巡回シフト、位相回転、および/またはルートインデックスを含み得る。
【0057】
ある実施形態では、UL通信モジュール308は、グラントおよび基準信号構成をBSから受信するように構成される。リソース割振りは、共有無線周波数帯域におけるリソース割振りおよび変調フォーマットを示し得る。基準信号構成は、周波数パターンまたは変調フォーマットのうちの少なくとも1つに基づき得る。UL通信モジュール308は、ULデータまたはUCIのうちの少なくとも1つを含むULチャネル信号と基準信号とを、割り振られたリソースにおいてBSに送信するように構成される。ULデータおよび/またはUCIは変調フォーマットに基づいて送信され、基準信号は基準信号構成に基づいて送信される。
【0058】
示されるように、トランシーバ310は、モデムサブシステム312と、RFユニット314とを含み得る。トランシーバ310は、BS105などの他のデバイスと双方向に通信するように構成され得る。モデムサブシステム312は、変調およびコーディング方式(MCS)、たとえば、低密度パリティチェック(LDPC)コーディング方式、ターボコーディング方式、畳み込みコーディング方式、デジタルビームフォーミング方式などに従って、メモリ304および/またはUL通信モジュール308からのデータを変調および/または符号化するように構成され得る。RFユニット314は、(外に向かう送信上の)モデムサブシステム312からの、または、UE115もしくはBS105などの別のソースに由来する送信の、変調/符号化されたデータ(たとえば、UCI、DMRS、および/またはULデータ)を処理する(たとえば、アナログからデジタルへの変換またはデジタルからアナログへの変換などを実行する)ように構成され得る。RFユニット314はさらに、デジタルビームフォーミングと連携してアナログビームフォーミングを実行するように構成され得る。トランシーバ310内で一緒に統合されるものとして示されているが、モデムサブシステム312およびRFユニット314は、UE115が他のデバイスと通信することを可能にするためにUE115において一緒に結合された別々のデバイスであってもよい。
【0059】
RFユニット314は、変調および/または処理されたデータ、たとえば、データパケット(または、より一般的には、1つまたは複数のデータパケットおよび他の情報を含み得るデータメッセージ)を、1つまたは複数の他のデバイスへの送信のためにアンテナ316に提供し得る。アンテナ316は、他のデバイスから送信されたデータメッセージをさらに受信し得る。アンテナ316は、トランシーバ310における処理および/または復調のために、受信されたデータメッセージを提供し得る。トランシーバ310は、復調および復号されたデータ(たとえば、グラント、リソース割振り、UL制御チャネル多重構成、基準信号構成)を、処理のためにUL通信モジュール308に提供し得る。アンテナ316は、複数の送信リンクを維持するために、類似のまたは異なる設計の複数のアンテナを含み得る。RFユニット314は、アンテナ316を構成し得る。
【0060】
ある例では、トランシーバ310は、たとえばUL通信モジュール308と協調することによって、PUCCHおよび/またはPUSCH送信のためのULグラント(たとえば、BS105からの)、基準信号構成、および/またはUL制御チャネル多重構成を受信するように構成される。
【0061】
ある実施形態では、UE300は、異なるRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する複数のトランシーバ310を含み得る。ある実施形態では、UE300は、複数のRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する単一のトランシーバ310を含み得る。ある実施形態では、トランシーバ310は様々な構成要素を含むことができ、構成要素の異なる組合せは異なるRATを実装することができる。
【0062】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的なBS400のブロック図である。BS400は、
図1において上で論じられたようなネットワーク100の中のBS105であり得る。示されるように、BS400は、プロセッサ402と、メモリ404と、UL通信モジュール408と、モデムサブシステム412およびRFユニット414を含むトランシーバ410と、1つまたは複数のアンテナ416とを含み得る。これらの要素は、たとえば、1つまたは複数のバスを介して、互いと直接または間接的に通信していてもよい。
【0063】
プロセッサ402は、特定のタイプのプロセッサとして様々な機能を有し得る。たとえば、これらは、CPU、DSP、ASIC、コントローラ、FPGAデバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、または本明細書で説明される動作を実行するように構成されるそれらの任意の組合せを含み得る。プロセッサ402はまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0064】
メモリ404は、キャッシュメモリ(たとえば、プロセッサ402のキャッシュメモリ)、RAM、MRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリデバイス、1つまたは複数のハードディスクドライブ、メモリスタベースアレイ、他の形態の揮発性および不揮発性メモリ、または異なるタイプのメモリの組合せを含み得る。いくつかの実施形態では、メモリ404は非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。メモリ404は命令406を記憶し得る。命令406は、プロセッサ402によって実行されると、本明細書で説明される動作、たとえば
図5~
図34の態様をプロセッサ402に実行させる命令を含み得る。命令406はまた、コードと呼ばれることもあり、コードは、
図3に関して上で説明されたように、任意のタイプのコンピュータ可読ステートメントを含むように広く解釈され得る。
【0065】
UL通信モジュール408は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを介して実装され得る。たとえば、UL通信モジュール408は、プロセッサ、回路、および/または、メモリ404に記憶され、プロセッサ402によって実行される命令406として実装され得る。いくつかの例では、UL通信モジュール408は、モデムサブシステム412内に統合され得る。たとえば、UL通信モジュール408は、モデムサブシステム412内のソフトウェア構成要素(たとえば、DSPまたは汎用プロセッサによって実行される)とハードウェア構成要素(たとえば、論理ゲートおよび回路)の組合せによって実装され得る。
【0066】
UL通信モジュール408は、本開示の様々な態様、たとえば、
図5~
図34の態様のために使用され得る。UL通信モジュール408は、UL制御チャネル多重構成およびグラントをUE(たとえば、UE115および300)に送信するように構成される。グラントは、共有無線周波数帯域において少なくとも1つの他のリソースブロックの分だけ互いに離れている、複数のRB(たとえば、RB210)を示し得る。複数のRBは、UE300を含む複数のUE(たとえば、UE115)のためにスケジューリングされ得る。UL通信モジュール408は、UL制御チャネル多重構成に基づいて、UL制御チャネル信号(たとえば、PUCCH信号)をUEから受信するように構成される。ある例では、UL制御チャネル多重構成は、UCIを同じリソース上の別のUEからのUCIと多重化するための、周波数拡散コード(たとえば、周波数領域OCC、時間拡散コード(たとえば、時間領域OCC)、周波数拡散後スクランブリングコード、および/またはDFT前)OCCを含み得る。UL制御チャネル多重構成は、DMRSを同じリソース上の別のUEからのDMRSと多重化するための、周波数拡散符号、巡回シフト、位相回転、および/またはルートインデックスを含み得る。
【0067】
ある実施形態では、UL通信モジュール408は、グラントおよび基準信号構成をUEに送信するように構成される。リソース割振りは、共有無線周波数帯域におけるリソース割振りおよび変調フォーマットを示し得る。基準信号構成は、周波数パターンまたは変調フォーマットのうちの少なくとも1つに基づき得る。UL通信モジュール408は、ULデータまたはUCIのうちの少なくとも1つを含むULチャネル信号と基準信号とを、割り振られたリソースにおいてから受信するように構成される。ULデータおよび/またはUCIは変調フォーマットに基づいて受信され、基準信号は基準信号構成に基づいて受信される。
【0068】
示されるように、トランシーバ410は、モデムサブシステム412と、RFユニット414とを含み得る。トランシーバ410は、UE115および/もしくは300ならびに/または別のコアネットワーク要素などの他のデバイスと双方向に通信するように構成され得る。モデムサブシステム412は、MCS、たとえば、LDPCコーディング方式、ターボコーディング方式、畳み込みコーディング方式、デジタルビームフォーミング方式などに従って、データを変調および/または符号化するように構成され得る。RFユニット414は、(外に向かう送信上の)モデムサブシステム412からの、または、UE115および/もしくはUE300などの別のソースに由来する送信の、変調/符号化されたデータ(たとえば、グラント、リソース割振り、UL制御チャネル多重構成、基準信号構成)を処理する(たとえば、アナログからデジタルへの変換またはデジタルからアナログへの変換などを実行する)ように構成され得る。RFユニット414はさらに、デジタルビームフォーミングと連携してアナログビームフォーミングを実行するように構成され得る。トランシーバ410内に一緒に統合されるものとして示されているが、モデムサブシステム412および/またはRFユニット414は、BS105が他のデバイスと通信することを可能にするためにBS105において一緒に結合された別々のデバイスであってもよい。
【0069】
RFユニット414は、変調および/または処理されたデータ、たとえば、データパケット(または、より一般的には、1つまたは複数のデータパケットおよび他の情報を含み得るデータメッセージ)を、1つまたは複数の他のデバイスへの送信のためにアンテナ416に提供し得る。このことは、たとえば、本開示のいくつかの実施形態による、ネットワークへの接続を完了するための情報の送信と、キャンプしたUE115または300との通信とを含み得る。アンテナ416は、他のデバイスから送信されたデータメッセージをさらに受信し、トランシーバ410における処理および/または復調のために、受信されたデータメッセージを提供し得る。トランシーバ410は、復調および復号されたデータ(たとえば、UCI、DMRS、およびULデータ)を、処理のためにUL通信モジュール408に提供し得る。アンテナ416は、複数の送信リンクを維持するために、類似のまたは異なる設計の複数のアンテナを含み得る。
【0070】
ある例では、トランシーバ410は、たとえばUL通信モジュール408と協調することによって、UL制御チャネル多重構成、リソース割振り、および/または基準信号構成に従って、同じリソース上で複数のUEからPUCCH信号を受信し、または同じリソース上で複数のUEからPUSCH信号を受信するように構成される。
【0071】
ある実施形態では、BS400は、異なるRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する複数のトランシーバ410を含み得る。ある実施形態では、BS400は、複数のRAT(たとえば、NRおよびLTE)を実装する単一のトランシーバ410を含み得る。ある実施形態では、トランシーバ410は様々な構成要素を含むことができ、構成要素の異なる組合せは異なるRATを実装することができる。
【0072】
図5A、
図5B、
図6、
図7A、
図7B、
図8、
図9、および
図10は、FDMおよび/またはCDMを使用して、同じ周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208)において、複数のUE(たとえば、UE115およびUE300)からのUL制御チャネル信号(たとえば、PUCCHフォーマット2データを伴う)を多重化するための様々な機構を示す。単一のUEからのUCIデータおよびDMRSは、同じOFDMシンボル上で周波数多重化され得る。
図5~
図10において、方式500、600、700、800、900、および1000は、共有周波数帯域または免許不要周波数帯域を介して動作するネットワーク100などのネットワークにおいて、BS105および/または400などのBSならびにUE115および/または300などのUEによって利用され得る。具体的には、BSは、同じ周波数インターレースにおいてUL制御チャネル信号を送信するように複数のUEをスケジューリングし得る。議論を簡単にするために、
図5A、
図5B、
図6、
図7A、
図7B、
図8、
図9、および
図10は、1つのRB210上の2つのUE(たとえば、UE AおよびUE B)と4つのUE(たとえば、UE A、UE B、UE C、およびUE D)との多重化を示す。しかしながら、本開示の実施形態は、周波数インターレース208内の任意の適切な数(たとえば、約2と約20の間)のRB210上で任意の適切な数(たとえば、3、4、5、6、または6より多く)のUEを多重化するようにスケーリングしてもよい。加えて、
図5A、
図5B、
図6、および
図7Bでは、x軸は何らかの任意の単位の時間を表し、y軸は何らかの任意の単位の周波数を表す。
図8~
図10において、y軸は何らかの任意の単位の周波数を表す。さらに、方式500~1000は、
図2に示される周波数インターレース構造を使用して説明され、簡潔にするために
図2と同じ参照番号を使用し得る。
【0073】
図5Aおよび
図5Bは、本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式500を集合的に示す。方式500において、PUCCH信号530は、PUCCHフォーマット2のUCI520およびDMRS522を搬送し得る。UCI520は、チャネル品質インジケータ(CQI)、スケジューリング要求(SR)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答/否定応答(ACK/NAK)、および/または任意のUL制御関連情報を含み得る。ある例では、UE(たとえば、UE115および/または300)は、チャネル測定および/または品質情報をBS(たとえば、BS105および/または400)に提供するためにCQIを送信し得る。ある例では、UEは、BSから受信されたDLデータブロックのための受信ステータスをBSに提供するために、HARQ ACK/NAKを送信し得る。ある例では、UCI520は、2ビットを超えるデータ長を有し得る。DMRS522は、Zadoff Chu(ZC)シーケンス、擬似ランダムノイズ(PN)シーケンス、コンピュータ生成シーケンス(CGS)、または任意の適切なシーケンスなどの、所定のシーケンスを含み得る。DMRS522はパイロットシンボルと呼ばれ得る。
【0074】
単一のUE(たとえば、UE115)からのDMRS522およびUCI520は、1つのOFDMシンボル216上でFDM方式で多重化されてもよく、DMRS522およびUCI520は、首尾一貫した変調を用いて異なるサブキャリア212にマッピングされる。ある例では、UCI520は、UEのPUSCHのために割り当てられるスクランブリング識別子(ID)に基づいて初期化されるPNシーケンス生成器によって符号化されスクランブリングされる。ある例では、UCI520は、4位相シフトキーイング(QPSK)を使用して変調され得る。UEは、UCI520の中のビットの総数、変調フォーマット、および/または、割り振られたもしくは構成されたRB210の数により上限が決められるコードレートに基づいて、UCI520を搬送するためのRB210の数を計算し得る。ある例では、DMRS522は、4つのREまたはサブキャリア212(模様付きのボックスにより示される)において搬送され得る。たとえば、DMRS REは、1、4、7、および10とインデクシングされたサブキャリア212の中のRB210内で均等に分散しており、これはNR PUCCH構成に似ていることがある。0、2、3、5、6、8、9、および11とインデクシングされた残りのサブキャリア212は、UCI520を搬送するためのデータREである。したがって、DMRSオーバーヘッドは約1/3である。
【0075】
方式500は、UCI520およびDMRS522のために別々に周波数領域CDMを適用することによって、同じリソース(たとえば、周波数インターレース208)上の異なるUEからの1つのシンボル216の時間長とPUCCH信号530を多重化する。
図5Aは、同じリソース(たとえば、周波数インターレース208)上で2つのUE(たとえば、UE AおよびUE B)の多重化を示し、周波数領域CDMは2つのサブキャリア212にわたって適用される。
図5Bは、同じリソース(たとえば、周波数インターレース208)上で4つのUE(たとえば、UE A、UE B、UE C、およびUE D)の多重化を示し、周波数領域CDMは4つのサブキャリア212にわたって適用される。
【0076】
図5Aを参照すると、BSは、同じRB210上で送信するようにUE AおよびUE Bをスケジューリングする。BSは、DMRS522に適用するための周波数拡散符号510、およびUCI520に適用するための周波数拡散符号514をUE Aに割り当て得る。BSは、DMRS522に適用するための周波数拡散符号510に直交する周波数拡散符号512、およびUCI520に適用するための周波数拡散符号514に直交する周波数拡散符号516をUE Bに割り当て得る。周波数拡散符号510、512、514、および516は、直交カバー符号(OCC)と呼ばれ得る。
【0077】
ある例では、周波数拡散符号510、512、514、および516は、Walsh符号に基づいて定義され得る。周波数拡散符号510は、{+}と表記される第1の符号、および{+}と表記される第2の符号を含み得る。周波数拡散符号512は、{+}と表記される第1の符号、および{-}と表記される第2の符号を含み得る。周波数拡散符号514は、{+}と表記される第1の符号、および{+}と表記される第2の符号を含み得る。周波数拡散符号516は、{+}と表記される第1の符号、および{-}と表記される第2の符号を含み得る。周波数拡散符号510および514は、示されるように同じであってもよく、または互いに異なっていてもよい。同様に、周波数拡散符号512および516は、示されるように同じであってもよく、または互いに異なっていてもよい。直交周波数拡散符号510および512は、BSがUE BのDMRS送信とUE AのDMRS送信を区別することを可能にする。同様に、直交周波数拡散符号514および516は、BSがUE BのUCI送信とUE AのUCI送信を区別することを可能にする。
【0078】
UE AがRB210上でPUCCH信号530を送信するとき、UE Aは、周波数拡散符号510および514をそれぞれDMRS522およびUCI520に適用する。DMRS522の中の各パイロットシンボルは、2の反復を用いて反復され、割り振られたインターレース内のRB210において{1,4,7,10}とインデクシングされたDMRS REのセットにマッピングされる。同様に、UCI520の中の各変調シンボルは、2の反復を用いて反復され、割り振られたインターレースのRB210において{0,2,3,5,6,8,9,11}とインデクシングされたデータREのセットにマッピングされる。周波数拡散符号510は、1および4とインデクシングされたサブキャリア212のペア、ならびに7および10とインデクシングされたサブキャリア212のペアに別々に適用される。周波数拡散符号514は、0および2とインデクシングされたサブキャリア212のペア、3および5とインデクシングされたサブキャリア212のペア、6および8とインデクシングされたサブキャリア212のペア、ならびに9および11とインデクシングされたサブキャリア212のペアに別々に適用される。
【0079】
UE BがRB210上でPUCCH信号530を送信するとき、UE Bは、周波数拡散符号512および516をそれぞれDMRS522およびUCI520に適用する。示されるように、周波数拡散符号512は、1および4とインデクシングされたサブキャリア212のペア、ならびに5および10とインデクシングされたサブキャリア212のペアに別々に適用される。周波数拡散符号516は、0および2とインデクシングされたサブキャリア212のペア、3および5とインデクシングされたサブキャリア212のペア、6および8とインデクシングされたサブキャリア212のペア、ならびに9および11とインデクシングされたサブキャリア212のペアに別々に適用される。
【0080】
図5Bを参照すると、BSは、同じRB210上で送信するようにUE A、UE B、UE C、およびUE Dをスケジューリングする。BSは、CDMのためのDMRS522に適用するための、周波数拡散符号517a、517b、517c、および517dを、それぞれ、UE A、UE B、UE C、およびUE Dの各々に割り当て得る。BSは、CDMのためのUCI520に適用するための、周波数拡散符号518a、518b、518c、および518dを、それぞれ、UE A、UE B、UE C、およびUE Dの各々に割り当て得る。周波数拡散符号517a、517b、517c、および517dは、長さが4のOCCである。同様に、周波数拡散符号518a、518b、518c、および518dは、長さが4のOCCである。ある例として、UE Aは、周波数拡散符号517aおよび518aをそれぞれ、DMRS522およびUCI520に適用する。DMRS522の中の各パイロットシンボルは、4の反復を用いて反復され、割り振られたインターレースのRB210において{1,4,7,10}とインデクシングされたDMRS REのセットにマッピングされる。同様に、UCI520の中の各変調シンボルは、4の反復を用いて反復され、割り振られたインターレースのRB210において{0,2,3,5}または{6,8,9,11}とインデクシングされたデータREのセットにマッピングされる。周波数拡散符号517aは、{1,4,7,10}とインデクシングされたDMRS REに適用される。周波数拡散符号518aは、{0,2,3,5}または{6,8,9,11}とインデクシングされたデータREに適用される。UE B、UE C、およびUE Dは、CDMのためのUE Aと実質的に同様の周波数拡散機構を適用し得る。
【0081】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式600を示す。方式600において、PUCCH信号630は、PUCCHフォーマット2のUCI620およびDMRS622を搬送し得る。UCI620およびDMRS622はそれぞれ、UCI520およびDMRS522と実質的に同様であり得る。しかしながら、PUCCH信号630は2つのシンボル216にわたって送信される。方式600は、矢印604により示されるようにシンボル216にわたって時間領域CDMを提供することによって、同じリソース(たとえば、周波数インターレース208)上の異なるUE(たとえば、UE AおよびUE B)からの2つのシンボル216(216
(1)および216
(2)として示される)の時間長を用いてPUCCH信号630を多重化する。方式500と同様に、DMRS RE(模様付きのボックスにより示される)は、シンボル216
(1)および216
(2)の各々において1、4、7、および10とインデクシングされたサブキャリア212の中のRB210内で等間隔に分布する。
【0082】
たとえば、BSは、同じRB210上で送信するようにUE AおよびUE Bをスケジューリングし得る。BSは、時間拡散符号610をUE Aに割り当ててもよく、時間拡散符号610に直交する時間拡散符号612をUE Bに割り当ててもよい。時間拡散符号610および612は、Walsh符号に基づいて定義され得る。ある実施形態では、時間拡散符号610は、{+}と表記される第1の符号、および{+}と表記される第2の符号を含んでもよく、時間拡散符号612は、{+}と表記される第1の符号および{-}と表記される第2の符号を含んでもよい。直交する時間拡散符号610および612は、BSがUE BのPUCCHフォーマット0送信とUE AのPUCCHフォーマット0送信を区別することを可能にする。
【0083】
UE AがRB210上でPUCCH信号630を送信するとき、UE Aは、信号632によって示されるような時間拡散符号610をPUCCH信号630に適用し、RB210上で信号632を送信する。たとえば、UE Aは、時間拡散符号610の第1の符号{+}と第1のシンボル216(1)を乗じ、時間拡散符号610の第2の符号{+}と第2のシンボル216(2)を乗じ得る。UE Aは、時間拡散符号610をUE AのDMRS622およびUCI620に適用し得る。
【0084】
UE BがRB210上でPUCCH信号630を送信するとき、UE Bは、信号634によって示されるような時間拡散符号612をPUCCH信号630に適用してもよく、RB210上で信号634を送信する。たとえば、UE Bは、時間拡散符号612の第1の符号{+}と第1のシンボル216を乗じ、時間拡散符号612の第2の符号{-}と第2のシンボル216を乗じ得る。UE Bは、時間拡散符号612をUE BのDMRS622およびUCI620に適用し得る。
【0085】
いくつかの実施形態では、BS(たとえば、BS105および/または400)は、複数のUE(たとえば、UE115および/または300)からPUCCH信号を多重化するために、方式500および600の組合せを適用し得る。方式500および/または600を適用するとき、いくつかのUE(たとえば、UE A)は、UCI送信のために{+,+,+,+}という拡散符号を用いて構成され得る。言い換えると、UCIを搬送するデータシンボルは、4回反復され得る。この反復は高いPAPR/CMを生み出し得る。
【0086】
図7Aおよび
図7Bは、本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式700を集合的に示す。方式700は、拡散符号またはOCCが多重化のために適用されるとき、より低いPAPR/CMを提供するために、OCCの適用の後でスクランブリング符号またはシーケンスを適用する。
【0087】
図7Aを参照すると、方式700は、符号化/レートマッチ構成要素710、変調構成要素720、OCC構成要素730、スクランブリング構成要素740、DMRS生成構成要素750、OCC構成要素760、スクランブリング構成要素770、多重化構成要素780、およびトーンマップ構成要素790を含む。符号化/レートマッチ構成要素710、変調構成要素720、OCC構成要素730、スクランブリング構成要素740、DMRS生成構成要素750、OCC構成要素760、スクランブリング構成要素770、多重化構成要素780、およびトーンマップ構成要素790は、ハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素によって実装されてもよく、UE(たとえば、UE115および/または300)によって実装されてもよい。
【0088】
符号化/レートマッチ構成要素710は、UCI702(たとえば、UCI520および620)を受信し、UCI702を符号化し、ある数の符号化されたビット712にUCI702をレートマッチングするように構成される。変調構成要素720は、ある変調方式(たとえば、QPSK)に基づいて、符号化されたビット712を変調シンボル722へと変調するように構成される。OCC構成要素730は、周波数拡散データシンボル732を生成するために、OCC(たとえば、周波数拡散符号514および/または516)を変調シンボル722に適用するように構成される。
【0089】
DMRS生成構成要素750は、パイロットシンボルと呼ばれ得る、DMRSシーケンス752を生成するように構成される。DMRSシーケンス752は、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGSに基づき得る。DMRSシーケンス752は、DMRS522および/または622と実質的に同様であり得る。OCC構成要素760は、OCC構成要素730と実質的に同様であり得る。OCC構成要素760は、周波数拡散パイロットシンボル762を生成するために、OCC(たとえば、周波数拡散符号510および/または512)をDMRSシーケンス752に適用するように構成される。
【0090】
スクランブリング構成要素740は、スクランブリングされたシンボルまたはデータ点742を生み出すために、スクランブリングシーケンスを出力シンボル732のシーケンスに適用する。スクランブリング構成要素770は、スクランブリングされたシンボル772を生み出すために、スクランブリングシーケンスを出力シンボル762のシーケンスに適用する。多重化生成構成要素780は、スクランブリングされたデータシンボル742およびスクランブリングされたパイロットシンボル772を出力シンボルのシーケンスまたはデータ点782へと多重化するように構成される。多重化は、あるデータ/DMRSトーンマッピング構成に基づき得る。トーンマップ構成要素790は、多重化されたデータ点782を周波数インターレース208(i)にマッピングし、iは0とM-1との間の値であり得る。OCCの適用の後でスクランブリングが適用されるので、スクランブリングはOCC後スクランブリングと呼ばれ得る。
【0091】
ある例として、符号化/レートマッチ構成要素710は、UCI702を符号化して、80個の符号化されたビット712へとレートマッチングする。変調構成要素720は、80個の符号化されたビット712を40個のQPSKシンボル722へと変調する。OCC構成要素730は、2つのUE(たとえば、UE115)と多重化するための80個のデータシンボル732に40個のシンボル722を拡散するために、長さ2のOCCを適用する。スクランブリング構成要素770は、長さ80のスクランブリングシーケンスを適用して80個のシンボル732をスクランブリングし、80個のデータ点742を生み出す。DMRS生成構成要素750は、40個のパイロットシンボル752を生成する。OCC構成要素760は、長さ2のOCCを適用して、40個のパイロットシンボル762へと20個のシンボル752を拡散する。スクランブリング構成要素770は、長さ40のスクランブリングシーケンスを適用して40個のシンボル762をスクランブリングし、40個のデータ点772を生み出す。多重化構成要素780は、80個のデータシンボル742を40個のパイロットシンボル772と多重化して、120個のシンボル782のシーケンスを生み出す。トーンマップ構成要素790は、出力信号792を生み出すためにBS(たとえば、BS105および/または400)により与えられる割振り(たとえば、周波数インターレース208(i))に基づいて、120個のデータ点782を120個のサブキャリア212(たとえば、物理サブキャリアまたはトーン)にマッピングする。
【0092】
図7Bを参照すると、たとえば、周波数インターレース208
(i)は10個のRB210を含み、各RB210は、8個のデータトーンまたはサブキャリア704(中空のボックスにより示される)および4個のDMRSトーンまたはサブキャリア706(模様付きのボックスにより示される)を含む。
図7Bは、トーンマップ構成要素790によって実行されるトーンマッピング動作を示す。示されるように、トーンマップ構成要素790は、120個のデータ点772(スクランブリング構成要素770によって出力される)を、周波数インターレース割振りにおいてサブキャリア212に逐次マッピングする。たとえば、多重化構成要素780は、
図7Bに示されるように、データシンボル732をデータサブキャリア704にマッピングしパイロットシンボル752をDMRSキャリア706にマッピングする、データ/トーンDMRSマッピング構成を適用し得る。
【0093】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式800を示す。方式800は、トーンインターレーシングまたはインターレース周波数分割多元接続(IFDMA)を使用して、複数のUEのPUCCH送信を多重化する。ある例として、UE115および300に類似していてもよい4つのUE、すなわちUE A、UE B、UE C、およびUE Dに対する多重化が示されている。方式800は異なるユーザのために異なるDMRSパターンを使用し、1、4、7、10とインデクシングされたサブキャリア212は、NR PUCCH DMRS構成と同様にDMRSトーン822として構成される。
【0094】
たとえば、方式800は、0、4、8とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Aを構成し、0および8とインデクシングされたサブキャリア212は、UCI(たとえば、UCI520、620、および/または702)を送信するためのデータトーン820であり、4とインデクシングされたサブキャリア212は、DMRS(たとえば、DMRS522および622)を送信するためのDMRSトーン822である。方式800は、1、5、9とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Bを構成し、5および9とインデクシングされたサブキャリア212はUCIを送信するためのデータトーン820であり、1とインデクシングされたサブキャリア212はDMRSを送信するためのDMRSトーン822である。方式800は、2、6、10とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Cを構成し、2および6とインデクシングされたサブキャリア212は、UCIを送信するためのデータトーン820であり、10とインデクシングされたサブキャリア212は、DMRSを送信するためのDMRSトーン822である。方式800は、3、7、11とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Dを構成し、3および11とインデクシングされたサブキャリア212は、UCIを送信するためのデータトーン820であり、7とインデクシングされたサブキャリア212は、DMRSを送信するためのDMRSトーン822である。観察され得るように、UEは、多重化に応じた異なる分布パターンの、所与のDMRSトーン822およびデータトーン820であってもよく、トーン822は、所与の割振りにおいて、第1の、第2の、または第3のサブキャリア212であってもよい。
【0095】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式900を示す。方式800と同様に、方式900は、トーンインターレーシングまたはIFDMAを使用して、複数のUEのPUCCH送信を多重化する。しかしながら、方式800は、同じDMRSデータトーン分布パターンを用いてUE A、UE B、UE C、およびUE D(たとえば、UE115および300)を構成し、DMRSトーン922は、所与の割振り内の第2のサブキャリア212の中にある。たとえば、方式900は、0、4、8とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Aを構成し、0および8とインデクシングされたサブキャリア212は、UCI(たとえば、UCI520、620、および/または702)を送信するためのデータトーン920であり、4とインデクシングされたサブキャリア212は、DMRS(たとえば、DMRS522および622)を送信するためのDMRSトーン922である。方式900は、1、5、9とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Bを構成し、1および9とインデクシングされたサブキャリア212はUCIを送信するためのデータトーン920であり、5とインデクシングされたサブキャリア212はDMRSを送信するためのDMRSトーン922である。方式900は、2、6、10とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Cを構成し、2および10とインデクシングされたサブキャリア212は、UCIを送信するためのデータトーン920であり、6とインデクシングされたサブキャリア212は、DMRSを送信するためのDMRSトーン922である。方式900は、3、7、11とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Dを構成し、3および11とインデクシングされたサブキャリア212は、UCIを送信するためのデータトーン920であり、7とインデクシングされたサブキャリア212は、DMRSを送信するためのDMRSトーン922である。DMRSデータトーン分布パターンは、すべてのUEに対して同じであるので、方式900はUEの実装形態に対してより簡単であり得る。
【0096】
図10は、本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式1000を示す。方式1000は、NR PUCCH DMRS構成と同様のDMRSトーンを(たとえば、1、4、7、および10とインデクシングされたサブキャリア212において)使用しながら、RB210の一部を各UEに割り当てることによって、複数のUE(たとえば、UE115および300)、すなわちUE A、UE B、UE C、およびUE DからのPUCCH送信を多重化する。たとえば、方式1000は、0、1、2とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Aを構成し、0および2とインデクシングされたサブキャリア212は、UCI(たとえば、UCI520、620、および/または702)を送信するためのデータトーン1020であり、1とインデクシングされたサブキャリア212は、DMRS(たとえば、DMRS522および622)を送信するためのDMRSトーン1022である。方式1000は、3、4、5とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Bを構成し、3および5とインデクシングされたサブキャリア212はUCIを送信するためのデータトーン1020であり、5とインデクシングされたサブキャリア212はDMRSを送信するためのDMRSトーン1022である。方式1000は、6、7、および8とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Cを構成し、6および8とインデクシングされたサブキャリア212は、UCIを送信するためのデータトーン1020であり、7とインデクシングされたサブキャリア212は、DMRSを送信するためのDMRSトーン1022である。方式1000は、9、10、11とインデクシングされたサブキャリア212を用いてUE Dを構成し、9および11とインデクシングされたサブキャリア212は、UCIを送信するためのデータトーン1020であり、10とインデクシングされたサブキャリア212は、DMRSを送信するためのDMRSトーン1022である。
【0097】
図11~
図17は、FDMおよび/またはCDMを使用して、同じ周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208)において、複数のUE(たとえば、UE115およびUE300)からのUL制御チャネル信号(たとえば、PUCCHフォーマット3データを伴う)を多重化するための様々な機構を示す。
図11~
図17において、方式1100、1200、1300、1400、1600、および1700は、共有周波数帯域または免許不要周波数帯域を介して動作するネットワーク100などのネットワークにおいて、BS105および/または400などのBSならびにUE115および/または300などのUEによって利用され得る。具体的には、BSは、同じ周波数インターレースにおいてUL制御チャネル信号を送信するように複数のUEをスケジューリングしてもよく、異なる機構を使用してデータ(たとえば、UCI520、620、および/または702)とDMRS(たとえば、DMRS522および/または622)を多重化する。いくつかの例では、単一のUEからのUCIデータおよびDMRSは、異なるOFDMシンボル(たとえば、シンボル216)にマッピングされ得る。いくつかの例では、PUCCHフォーマット3ペイロードがより大きいとき、DMRSは、たとえばNR PUSCH送信と同様に、OFDMシンボル内の交互のサブキャリア(たとえば、サブキャリア212)において送信されてもよく、NR DFT拡散OFDM(DFT-S-OFDM)PUSCHのために使用されるDMRSシーケンスと同様にDMRSシーケンスを使用してもよい。いくつかの例では、DMRSの位置は、クラスタ当たりのDMRSの数およびクラスタ当たりのRBの数に基づいて、RBの各クラスタにおいてあらかじめ定められる。議論を簡単にするために、
図11~
図17は、1つのRB210上の4つのUE(たとえば、UE A、UE B、UE C、およびUE D)間の多重化を示す。しかしながら、本開示の実施形態は、周波数インターレース208内の任意の適切な数(たとえば、約2と約20の間)のRB210上で任意の適切な数(たとえば、約2、3、5、6、または6より多く)のUEを多重化するためにスケーリングし得る。加えて、
図11~
図17において、y軸は何らかの任意の単位の周波数を表す。さらに、方式1100~1700は、
図2に示される周波数インターレース構造を使用して説明され、簡潔にするために
図2と同じ参照番号を使用し得る。
【0098】
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、UL制御チャネル多重化方式1000を示す。方式1100は、複数のUE(たとえば、UE115および300)、すなわちUE A、UE B、UE C、およびUE DからのUCIデータを多重化するために、DFT前OCCおよびDFTを適用する。方式1100は、OCC構成要素1110およびDFT構成要素1120を含む。OCC構成要素1110およびDFT構成要素1120は、ハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素によって実装されてもよく、UE(たとえば、UE115および/または300)によって実装されてもよい。OCC構成要素1110は、OCC構成要素730と同様であり得る。
【0099】
OCC構成要素1110は、符号化されたシンボル1102を受信し、OCCを符号化されたシンボル1102に適用して拡散シンボル1112を生み出すように構成される。符号化されたシンボル1102は、PUCCHフォーマット3データを搬送してもよく、これは、CQI、SR、および/またはHARQ ACK/NACKを含んでもよい。符号化されたシンボル1102は、たとえば、符号化/レートマッチ構成要素710および変調構成要素720と同様の構成要素を使用して、符号化、スクランブリング、レートマッチング、および変調を適用することによって、PUCCHフォーマット3UCIから生成され得る。ある例では、スクランブリングは、UEのPUSCHのために割り当てられるスクランブリング識別子(ID)に基づいて初期化されるPNシーケンス生成器によって実行され得る。ある例では、変調はQPSKに基づき得る。別の例では、変調は、2分の1パイ(pi/2)2位相偏移変調(BPSK)に基づき得る。OCCは、任意の適切な直交符号であり得る。ある例では、OCCは、2つのUEを多重化するために2という長さを有し得る。OCCは、あるUEに対して{+1,+1}を、別のUEに対して{1,-1}を含み得る。別の例では、OCCは、4つのUEを多重化するために4という長さを有してもよく、{w1,w2,w3,w4}と表記され得る。OCCは、{+1,+1,+1,+1}、{+1,-j,-1,+j}、{+1,-1,+1,-1}、および{+1,+j,-1,-j}を含んでもよく、各々が4つのUEのうちの1つに割り当てられる。DFT構成要素1120は、拡散シンボル1112に対してDFTを実行して、周波数データ点1122を生み出すように構成される。OCCに応じて、周波数データ点1122のDFTの性質は、4つおきのサブキャリアを占有し、たとえば{0,4,8,...}、{1,5,9,...}、{2,6,10,...}または{3,7,11,...}とインデクシングされたサブキャリア212を占有することができる。続いて、データ点1122は、たとえばトーンマップ構成要素790と同様のトーンマップ構成要素を使用して、BS(たとえば、BS105および/または400)により割り振られる周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208I(i))のサブキャリア212にマッピングされ得る。このOCCはDFTの前に適用されるので、このOCCは、DFT前OCCまたはDFT前周波数拡散符号と呼ばれ得る。
【0100】
例として、UE AのPUCCHフォーマット3UCIは、{x1,x2,...,x29,x30}として示される30個のシンボル1102のシーケンスへと符号化される。OCC構成要素1110は、w1、w2、w3、およびw4とシンボル1102のシーケンスを乗じ、乗じられたシンボルを示されるように連結して120個のシンボル1112を生み出す。たとえば、OCCは{+1,+1,+1,+1}である。一般に、{x1,x2,...,xN}と表記されるN個の符号化されたUCIシンボル1102に対して、長さMのOCCが{w1,w2,...,wM}と表記されるとすると、拡散シンボル1112のシーケンスは、{w1*x1,...w1*xN,w2*x1,...w2*xN,w3*x1,...w3*xN,...wM*x1,...wM*xN}と表現され得る。言い換えると、N個の符号化されたPUCCHフォーマット3UCIシンボル1102のシーケンス{x1,x2,...xN}はx(n)によって表現することができ、nは1からNまで変動し、長さMのOCC{w1,w2,...,wM}はw(m)によって表されるM個の値のシーケンスであり、mは1からMまで変動し、OCC構成要素1110は、各mに対して、n=1からNであるx(n)とw(m)を乗じて、乗じられたシーケンスを生み出し、各々の乗じられたシーケンスを連結して拡散シンボル1112を生成するように構成される。
【0101】
DFT構成要素1120は、DFTを120個のシンボル1112に適用して120点のDFT出力(たとえば、データ点1122)を生み出し、(模様付きのボックスにより示されるように)4つおきのサブキャリア212が占有される。DFTの性質は、占有されたサブキャリア212間で0の値を作り出す(中空のボックスにより示される)。たとえば、{0,4,8,...}とインデクシングされたサブキャリア212が占有される。別のUE BがOCC{+1,-1,+1,-1}を割り当てられるとき、UE Bは、方式700を適用して、サブキャリアの異なるセット、たとえば{2,6,10}とインデクシングされたサブキャリア212を占有する120点のDFT出力(たとえば、データ点1122)を伴う、30個の符号化されたUCIシンボル(たとえば、シンボル1102)を生成することができる。
【0102】
いくつかの実施形態では、DFT前OCCの長さは、各々の塊または部分が等しい数のトーンを含み得るように、インターレースの1つの塊または部分に収まることができる数(たとえば、1、2、3、4、6、または12)に限定され得る。
【0103】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式1200を示す。方式1200は、トーンインターレーシングを使用して、複数のUE(たとえば、UE115および300)、すなわちUE A、UE B、UE C、およびUE DからのDMRSを多重化する。方式1200は、周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208
I(i))におけるサブキャリア212の異なるセットを異なるUEに割り当てる。方式1200は、方式1100とともに使用され得る。方式1200は、長いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、10個のRB(たとえば、RB210)を伴う周波数インターレースおよび4個のUEの多重化では、方式1200は、長さ30のDMRSシーケンスを使用することができ、DMRSは、データとは異なるシンボル(たとえば、シンボル216)の中の、データと同じトーンを占有し得る。BS(たとえば、BS105および400)は、UCIデータトーンについてはサブキャリア212の同じセットをあるUEに割り当ててもよく、このとき、異なるUEは、同じDMRSを、しかしサブキャリア212の異なるセットを割り当てられてもよい。たとえば、BSは、UCI送信のためにあるシンボル(たとえば、シンボル216)の中の0、4、および8とインデクシングされたサブキャリア212を、ならびにDMRS送信のために別のシンボルの中の0、4、および8とインデクシングされたサブキャリア212を、UE Aに割り当て得る。BSは、UCI送信のためにあるシンボル(たとえば、シンボル216)の中の1、5、および9とインデクシングされたサブキャリア212を、ならびにDMRS送信のために別のシンボルの中の1、5、および9とインデクシングされたサブキャリア212を、UE Bに割り当て得る。BSは、UCI送信のためにあるシンボル(たとえば、シンボル216)の中の2、6、および10とインデクシングされたサブキャリア212を、ならびにDMRS送信のために別のシンボルの中の2、6、および10とインデクシングされたサブキャリア212を、UE Cに割り当て得る。BSは、UCI送信のためにあるシンボル(たとえば、シンボル216)の中の3、7、および11とインデクシングされたサブキャリア212を、ならびにDMRS送信のために別のシンボルの中の3、7、および11とインデクシングされたサブキャリア212を、UE Dに割り当て得る。
【0104】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式1300を示す。方式1300は、巡回シフトを使用して、複数のUE(たとえば、UE115および300)、すなわちUE A、UE B、UE C、およびUE DからのDMRSを多重化する。方式1300は、方式1100とともに使用され得る。方式1300は、長いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、10個のRB(たとえば、RB210)を伴う周波数インターレースおよび4個のUEの多重化では、方式1300は、長さ120のDMRSシーケンス1302を使用することができる。BS(たとえば、BS105および400)は、同じDMRSシーケンス1302を、しかし、CS0、CS1、CS2、およびCS3と表記される異なる巡回シフトを、異なるUEに割り当て得る。巡回シフトCS0(たとえば、0の巡回シフト)は、UE Aに割り当てられる。巡回シフトCS1(たとえば、1の巡回シフト)は、UE Bに割り当てられる。巡回シフトCS2(たとえば、2の巡回シフト)は、UE Cに割り当てられる。巡回シフトCS3(たとえば、3の巡回シフト)は、UE Dに割り当てられる。各UE A、UE B、UE C、UE Dは、対応する巡回シフトをDMRSシーケンス1302に適用してDMRSシーケンス1312を生み出し、DMRSシーケンス1312を割り当てられた周波数インターレースのRB210にマッピングするように構成される、巡回シフト構成要素1310を含み得る。
【0105】
いくつかの例では、DMRSシーケンス長は、割り振られたインターレース208の中のRB210の数に応じて変化し得る。したがって、BSは、巡回シフトインデックスをUE Aおよび/またはUE Bに提供してもよく、UE Aおよび/またはUE Bは、巡回シフトインデックスおよび/またはDMRSシーケンス長に基づいて、巡回シフト値(たとえば、CS0、CS1、CS2、および/またはCS3)を計算してもよい。ある例として、4個のUE、すなわちUE A、UE B、UE C、およびUE Dの多重化を伴う長さ120のDMRSシーケンスでは、BSは、UE A、UE B、UE C、およびUE Dに、それぞれ、0、1、2、および3という巡回シフトインデックスを割り当ててもよい。UE Aは、割り当てられた巡回シフトインデックス0に基づいて、0という巡回シフト値を選択し得る。UE Bは、割り当てられた巡回シフトインデックス1に基づいて、30という巡回シフト値を選択し得る。UE Cは、割り当てられた巡回シフトインデックス2に基づいて、60という巡回シフト値を選択し得る。UE Dは、割り当てられた巡回シフトインデックス3に基づいて、90という巡回シフト値を選択し得る。
【0106】
いくつかの態様では、UEの多重化のための異なる巡回シフト値を伴う長いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス)を適用するとき、巡回シフト値は、RBごとの直交性が達成されるようにUEのために選択される。言い換えると、同じ周波数インターレース208上で複数のUEによって送信されるDMRSは、周波数インターレース208内の各RBについて互いに直交しているものとする。たとえば、RBごとの直交性を達成するために、UEは、10の倍数だけ離れているDMRS巡回シフト値を割り当てられ得る。たとえば、UE Aは10という巡回シフト値を割り当てられてもよく、UE Bは20という巡回シフト値を割り当てられてもよく、UE Cは30という巡回シフト値を割り当てられてもよく、以下同様である。したがって、120個のトーンおよび10という巡回シフト値の間隔を伴う周波数インターレース208(たとえば、サブキャリア212)では、最大で12個のUEが、同じ周波数インターレース208上で多重化され得る。周波数インターレース208上で2つのUEを多重化するとき、UEは60だけ離れている巡回シフトを割り当てられ得る(たとえば、120/2=60)。周波数インターレース208上で4つのUEを多重化するとき、UEは30だけ離れている巡回シフトを割り当てられ得る(たとえば、120/4=30)。一般に、N個のUEが周波数インターレース208上で多重化される場合、N個のUEの各々は、以下で示されるように巡回シフト値を割り当てられ得る。
【数1】
iは、UEインデックスを表し、0からN-1まで変動してもよく、インクリメントは1であり(たとえば、0:1:N-1)、CS
UE(i)はi番目のUEに割り当てられた巡回シフトを表し、L
DMRSはDMRSシーケンスの長さを表し、Δは0と
【数2】
の間の値のセットから選択されてもよく、インクリメントは1である(たとえば、
【数3】
)。
【0107】
いくつかの態様では、Δの値は、あらかじめ構成または決定されていてもよい。いくつかの態様では、Δの値は、RRC構成を介して構成されてもよい。いくつかの事例では、あらかじめ構成されたRRCテーブルは、巡回シフト値とOCCインデックスとの間のマッピングを含み得る。言い換えると、OCC[i]を割り当てられたi番目のUEは、DMRS送信のための巡回シフト値を取得するために、RRC OCCインデックス巡回シフトマッピングテーブルのi番目のエントリを調べ得る。たとえば、2つのUE、すなわちUE AおよびUE Bと多重化するために、UE AはOCC[0]={1,1}を割り当てられてもよく、UE BはOCC[1]={1,-1}を割り当てられてもよい。UE Aは、RRC OCCインデックス巡回シフトマッピングテーブルRRCテーブルのインデックス0のエントリを調べることによって、DMRS巡回シフト値を決定し得る。同様に、UE Bは、RRC OCCインデックス巡回シフトマッピングテーブルRRCテーブルのインデックス1のエントリを調べることによって、DMRS巡回シフト値を決定し得る。
【0108】
いくつかの態様では、複数のUEは、10個のRBを各々含む2つの周波数インターレース208上で多重化され得る。したがって、2つの周波数インターレースにおいて送信するためのDMRS長は約240である。2つの周波数インターレース208上でUEを多重化するための巡回シフトの選択は、たとえば、LDMRSを240に設定することによって、上で論じられた式(1)に示されるように1つの周波数インターレース208の場合と同様の機構を使用して実行され得る。
【0109】
いくつかの態様では、2つのUEまたは4つのUEを多重化するための性能を高めるために、DMRSシーケンスは、それぞれ、2つのトーン(たとえば、サブキャリア)または4つのトーン内の直交するシーケンスから選択され得る。
【0110】
図14は、本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式1400を示す。方式1400は、周波数領域(FD)-OCCを使用して、複数のUE(たとえば、UE115および300)、すなわちUE A、UE B、UE C、およびUE DからのDMRSを多重化する。方式1400は、方式1100とともに使用され得る。方式1400は、長いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、10個のRB(たとえば、RB210)を伴う周波数インターレースおよび4個のUEの多重化では、方式1400は、長さ120のDMRSシーケンス1402を使用することができる。BS(たとえば、BS105および400)は、同じDMRSシーケンス1402を、しかし{w1,w2,w3,およびw4}と表記される異なるFD-OCCを、異なるUEに割り当て得る。UE Aは、OCC{+1,+1,+1,+1}を割り当てられる。UE Bは、OCC{+1,-j,-1,+j}を割り当てられる。UE Cは、OCC{+1,-1,+1,-1}を割り当てられる。UE Dは、OCC{+1,+j,-1,-j}を割り当てられる。各UE A、UE B、UE C、UE Dは、対応するOCCをDMRSシーケンス1402に適用してDMRSシーケンス1412を生み出し、割り当てられた周波数インターレースのRB210にDMRSシーケンス1412をマッピングするように構成される、OCC構成要素1410を含み得る。
【0111】
図15は、本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式1500を示す。方式1500は、巡回シフトの異なるセットを使用して、複数のUE(たとえば、UE115および300)、すなわちUE A、UE B、UE C、およびUE DからのDMRSを多重化する。方式1500は、方式1100とともに使用され得る。方式1500は、短いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、方式1500は、周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208
I(i))の中のRB210の数とは無関係に、長さ12のDMRSシーケンス1502を使用することができる。DMRSシーケンス1502は、周波数インターレースの中の各RB210のために繰り返され得る。この反復からのPAPRを減らすために、方式1500は、各RB210のために異なる巡回シフトを適用する。
【0112】
BS(たとえば、BS105および400)は、同じDMRSシーケンス1502を、しかし巡回シフトの異なるセットを、異なるUEに割り当て得る。たとえば、UE Aは、周波数インターレースの最初のRB210のためのDMRSシーケンス1502に0という巡回シフトを、周波数インターレースの次のRB210のためのDMRSシーケンス1502に1という巡回シフトを適用することで開始し、周波数インターレースの中の後続のRB210について巡回シフト(たとえば、2、3、...9)を循環するように構成され得る。UE Bは、周波数インターレースの最初のRB210のための1という巡回シフト、周波数インターレースの次のRB210のための2という巡回シフトで開始し、周波数インターレースの中の後続のRB210について巡回シフト(たとえば、3、9、...10)を循環するように構成され得る。
【0113】
各UE A、UE B、UE C、UE Dは、巡回シフト(たとえば、0、1、...、9)のセットを循環することによって、対応する巡回シフトを各RB210のためのDMRSシーケンス1502に適用してDMRSシーケンス1512を生み出し、割り当てられた周波数インターレースのRB210にDMRSシーケンス1512をマッピングするように構成される、巡回シフト循環構成要素1510を含み得る。
【0114】
ある例では、DMRSシーケンスは12という長さを有し得る。巡回シフト循環構成要素1510は、mod 12を適用することによって巡回シフトを計算し得る。一般に、巡回シフトは以下に示されるように計算され得る。
CS(n)=mod(CS(0)+nX,12) (2)
ここで、nはインターレースにおけるRBインデックスを表し、Xは巡回シフトのステップサイズを表し、CS(0)は初期の巡回シフトを表し、XはBSによって構成され得る。
【0115】
図16は、本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式1600を示す。方式1600は、巡回シフトの異なるセットを使用して、複数のUE(たとえば、UE115および300)、すなわちUE A、UE B、UE C、およびUE DからのDMRSを多重化する。方式1600は、方式1100とともに使用され得る。方式1600は、短いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、方式1600は、周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208
I(i))の中のRB210の数とは無関係に、長さ12のDMRSシーケンス1602を使用することができる。DMRSシーケンス1602は、周波数インターレースの中の各RB210のために繰り返され得る。この反復からのPAPRを減らすために、方式1600は、各RB210のために異なる位相回転を適用する。BS(たとえば、BS105および400)は、同じDMRSシーケンス1602を、しかし位相回転の異なるセットを、異なるUEに割り当て得る。たとえば、UE Aは、周波数インターレースの最初のRB210のためのDMRSシーケンス1602にθ(たとえば、P0と表記される)度の位相回転を、周波数インターレースの次のRB210のためのDMRSシーケンス1602にθ+Δ(たとえば、P1と表記される)度の位相回転を適用し、周波数インターレースの中の後続のRB210についてΔ度(たとえば、2Δ、3Δ、...、9Δ)のステップで位相回転を適用するように構成され得。UE Bは、周波数インターレースの最初のRB210のためのDMRSシーケンス1602にα度の異なる位相回転を、周波数インターレースの次のRB210のためのDMRSシーケンス1602にα+Δ度の位相回転を適用し、周波数インターレースの中の後続のRB210についてΔ度(たとえば、2Δ、3Δ、...、9Δ)のステップで位相回転を適用するように構成され得る。いくつかの例では、異なるUEは異なるステップサイズを割り当てられ得る。各UE A、UE B、UE C、UE Dは、対応する位相回転を各RB210のためのDMRSシーケンス1502に適用し、各々の後続のRB210のためにあるステップサイズで位相回転をインクリメントして、DMRSシーケンス1612を生み出し、割り当てられた周波数インターレースのRB210にDMRSシーケンス1612をマッピングするように構成される、位相回転構成要素1610を含み得る。
【0116】
図17は、本開示のいくつかの実施形態による、UL基準信号多重化方式1700を示す。方式1700は、巡回シフトの異なるセットを使用して、複数のUE(たとえば、UE115および300)、すなわちUE A、UE B、UE C、およびUE DからのDMRSを多重化する。方式1700は、方式1100とともに使用され得る。方式1700は、短いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、方式1700は、周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208
I(i))の中のRB210の数とは無関係に、長さ12のDMRSシーケンス1712を使用することができる。DMRSシーケンス1712は、周波数インターレースの中の各RB210に対して、異なるシーケンスルートインデックスとともに生成され得る。BS(たとえば、BS105および400)は、ルートシーケンスの異なるセットを異なるUEに割り当て得る。たとえば、UE Aは、周波数インターレースの最初のRB210のためにルートインデックス0(たとえば、R0)を伴うDMRSシーケンス1712、周波数インターレースの次のRB210のためにルートインデックス1(たとえば、R1)を伴うDMRSシーケンス1712を生成し、周波数インターレースの中の後続のRB210についてルートインデックスをインクリメントする(たとえば、2、3、...、9)ように構成され得る。UE Bは、周波数インターレースの最初のRB210のためのルートインデックス1を伴うDMRSシーケンス1712、周波数インターレースの次のRB210のためのルートインデックス2を伴うDMRSシーケンス1712を生成し、周波数インターレースの中の後続のRB210についてルートインデックスをインクリメントする(たとえば、3、4、...、10)ように構成され得る。各UE A、UE B、UE C、UE Dは、各RB210のための対応するシーケンスルートインデックスに基づいてDMRSシーケンス1712を生成し、各々の後続のRB210のためのルートインデックスを(たとえば、あるステップサイズで)インクリメントして、割り当てられた周波数インターレースのRB210にDMRSシーケンス1712をマッピングするように構成される、DMRS生成構成要素1710を含み得る。
【0117】
図18~
図23は、PUCCH送信とともに使用するための広い帯域幅を伴うDMRSを生成するための様々な機構を示す。たとえば、80MHzの免許不要周波数帯域は、約4個の20MHzのチャネルまたはサブバンド(たとえば、周波数帯域202)へと区分され得る。いくつかの事例では、BS(たとえば、BS105および400)は、2つのサブバンドにわたって延びる周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208
I(i))においてPUCCH信号(たとえば、PUCCHフォーマット2またはPUCCHフォーマット3)を送信し、および/または、2つのサブバンドにわたって延びる周波数インターレース上で複数のUEを多重化するように、UE(たとえば、UE115および300)を構成し得る。
図18~
図23において、方式1800、1900、2000、2100、2200、および2300は、共有周波数帯域または免許不要周波数帯域を介して動作するネットワーク100などのネットワークにおいて、BS105および/または400などのBSならびにUE115および/または300などのUEによって利用され得る。具体的には、BSは、たとえば、10個より多くのRB(たとえば、RB210)を有する周波数インターレースにおいて、広帯域DMRSを送信するようにUEを構成し得る。議論を簡単にするために、
図18から
図23は、単一のUE(たとえば、UE115および400)のためのDMRS送信を示す。しかしながら、本開示の実施形態は、周波数インターレース208内の任意の適切な数(たとえば、約2と約20の間)のRB210上で任意の適切な数(たとえば、約2、3、5、6、または6より多く)のUEに適用されるようにスケーリングしてもよく、DFT前OCCを使用した異なるUEのUCIを多重化する方式1100とともに使用されてもよい。加えて、
図18~
図23において、y軸は何らかの任意の単位の周波数を表す。さらに、方式1800~2300は、
図2に示される周波数インターレース構造を使用して説明され、簡潔にするために
図2と同じ参照番号を使用し得る。
【0118】
図18は、本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式1800を示す。方式1800は、短いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、方式1800は、周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208
I(i))の中のRB210の数とは無関係に、長さ12のDMRSシーケンス(たとえば、DMRSシーケンス1502、1602、および1712)を使用することができる。DMRSシーケンスは、周波数インターレースの中の各RB210のために繰り返され得る。この反復からのPAPRを減らすために、BS(たとえば、BS105および400)は、周波数インターレースの中のRB210のための長さ12のシーケンスに対して利用可能な12個の巡回シフトを循環するようにUEを構成し得る。方式1800は、各チャネルまたはサブバンド202の中に10個のRB210がある周波数インターレース208
I(i)について示されている。示されるように、UEは、CS0と表記される0という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の最初のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用し得る。UEは、CS1と表記される1という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の第2のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用し得る。UEは、CS2と表記される2という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の3番目のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用し、周波数インターレース208
I(i)の各々の後続のRB210について1だけ巡回シフトをインクリメントすることに続き得る。0から11までの12個の巡回シフトを使い果たした後、UEは再び0から巡回シフトを循環し得る。示されるように、UEは、11という巡回シフトが適用されたRB210aの後のRB210bにマッピングされるDMRSシーケンスに、0という巡回シフト(CS0)を適用する。
【0119】
図19は、本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式1900を示す。方式1900は、短いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、方式1900は、周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208
I(i))の中のRB210の数とは無関係に、長さ12のDMRSシーケンス(たとえば、DMRSシーケンス1502、1602、および1712)を使用することができる。DMRSシーケンスは、周波数インターレースの中の各RB210のために繰り返され得る。この反復からのPAPRを減らすために、BS(たとえば、BS105および400)は、異なるサブバンド202のために異なる巡回シフトステップサイズを使用するようにUEを構成し得る。方式1900は、各チャネルまたはサブバンド202の中に10個のRB210がある周波数インターレース208
I(i)について示されている。
【0120】
ある例として、UEは、あるサブバンド202のために1という巡回シフトステップサイズを、次のサブバンド202のために7という巡回シフトステップサイズを使用し得る。第1のサブバンド202(
図19の上半分に示される)では、UEは、CS0と表記される0という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の最初のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用し、CS1と表記される1という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の2番目のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用し得る。UEは、CS2と表記される2という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の3番目のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用し、周波数インターレース208
I(i)の各々の後続のRB210について1だけ巡回シフトをインクリメントすることを続け得る。次のサブバンド202(
図19の下半分に示される)において、UEは、CS0と表記される0という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中のRB210aにマッピングされるDMRSシーケンスに適用し得る。UEは、CS7と表記される7という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の次のRB210bにマッピングされるDMRSシーケンスに適用し、CS2と表記される2という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の3番目のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用して、周波数インターレース208
I(i)の各々の後続のRB210について12の剰余を用いて7だけ巡回シフトをインクリメントすることに続き得る。
【0121】
図20は、本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式2000を示す。方式2000は、短いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、方式2000は、周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208
I(i))の中のRB210の数とは無関係に、長さ12のDMRSシーケンス(たとえば、DMRSシーケンス1502、1602、および1712)を使用することができる。DMRSシーケンスは、周波数インターレースの中の各RB210のために繰り返され得る。この反復からのPAPRを減らすために、BS(たとえば、BS105および400)は、異なるサブバンド202のために異なるルートインデックスを使用するようにUEを構成し得る。方式2000は、各チャネルまたはサブバンド202の中に10個のRB210がある周波数インターレース208
I(i)について示されている。
【0122】
ある例として、UEは、最初のサブバンド202のためのR0と表記される0というルートインデックス(
図20の上半分に示される)、および次のサブバンド202のためのR1と表記される1というルートインデックス(
図20の下半分に示される)を伴う、DMRSシーケンスを生成し得る。UEは、各RB210に対して、たとえば1だけ巡回シフトをインクリメントすることによって、サブバンド202の中の各RB210のためのDMRSシーケンスに異なる巡回シフトを適用し得る。
【0123】
図21は、本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式2100を示す。方式2100は、短いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、方式2100は、周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208
I(i))の中のRB210の数とは無関係に、長さ12のDMRSシーケンス(たとえば、DMRSシーケンス1502、1602、および1712)を使用することができる。DMRSシーケンスは、周波数インターレースの中の各RB210のために繰り返され得る。この反復からのPAPRを減らすために、BS(たとえば、BS105および400)は、異なるサブバンド202のためのDMRSシーケンスに異なる位相回転を使用するようにUEを構成し得る。方式2100は、各チャネルまたはサブバンド202の中に10個のRB210がある周波数インターレース208
I(i)について示されている。
【0124】
ある例として、UEは、あるサブバンド202のためにP0と表記される位相回転、および次のサブバンド202のためにP1と表記される位相回転を使用し得る。最初のサブバンド202(
図19の上半分に示される)において、UEは、位相回転P0とともに、CS0と表記される0という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の最初のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用し得る。UEは、位相回転P0とともに、CS1と表記される1という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の第2のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用し得る。UEは、CS2と表記される2という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の3番目のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用し、周波数インターレース208
I(i)の各々の後続のRB210について、位相回転P0とともに1だけ巡回シフトをインクリメントすることに続き得る。次のサブバンド202(
図19の下半分に示される)において、UEは、位相回転P1とともに、CS0と表記される0という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中のRB210aにマッピングされるDMRSシーケンスに適用し得る。UEは、位相回転P1とともに、CS1と表記される1という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の次のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用し得る。UEは、位相回転P1とともに、CS2と表記される2という巡回シフトを、周波数インターレース208
I(i)の中の3番目のRB210にマッピングされるDMRSシーケンスに適用し、周波数インターレース208
I(i)の各々の後続のRB210について、位相回転P1とともに1だけ巡回シフトをインクリメントすることに続き得る。
【0125】
図22は、本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式2200を示す。方式2200は、短いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、方式2200は、周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208
I(i))の中のRB210の数とは無関係に、長さ12のDMRSシーケンス(たとえば、DMRSシーケンス1502、1602、および1712)を使用することができる。DMRSシーケンスは、周波数インターレースの中の各RB210のために繰り返され得る。この反復からのPAPRを減らすために、BS(たとえば、BS105および400)は、周波数インターレース208
I(i)(たとえば、部分的なインターレース)のRBを交互配置する際にDMRSを送信し得る。言い換えると、UEは、X印により示されるように、周波数インターレース208
I(i)内の1つおきのRB210においてDMRS送信をスキップし得る。UEは、各々の後続の交互に発生するRB210に対して、たとえば1だけ巡回シフトをインクリメントすることによって、サブバンド202の中の各々の後続の交互に発生するRB210のためのDMRSシーケンスに異なる巡回シフトを適用し得る。交互に発生するRB210におけるDMRSの送信は、周波数インターレース208
I(i)における巡回シフトの反復を避けることができるので、高いPAPRを防ぎ得る。
【0126】
図23は、本開示のいくつかの実施形態による、広帯域基準信号送信方式2300を示す。方式2300は、より長いDMRSシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGS)を使用する。たとえば、方式2300は、長さ24のDMRSシーケンスを使用することができる。DMRSシーケンスは、周波数インターレース208
I(i)におけるRB210のクラスタ2310(たとえば、2つの連続するRB210)について繰り返され得る。UEは、RB210の各々の後続のクラスタ2310に対して、たとえば1だけ巡回シフトをインクリメントすることによって、サブバンド202の中のRB210の各クラスタ2310のためのDMRSシーケンスに異なる巡回シフトを適用し得る。より長いDMRSシーケンスの送信は、周波数インターレース208
I(i)における巡回シフトの反復を避けることができるので、高いPAPRを防ぎ得る。
【0127】
別の実施形態では、長さ24のDMRSシーケンスを使用する代わりに、BS(たとえば、BS105および400)は、周波数インターレース208I(i)の中のサブキャリア(たとえば、サブキャリア212)のサイズまたは数に対応する長さの、長いDMRSシーケンスを使用するようにUE(たとえば、UE115および300)を構成することができる。たとえば、240個のサブキャリアを伴う20個のRB(たとえば、RB210)を有する広帯域周波数インターレース208I(i)は、巡回シフトが0であり異なる巡回シフトを循環する必要のない、長さ240のDMRSシーケンスを用いてUEを構成することができる。そのような実施形態では、長さの異なる、異なるDMRSシーケンスが、異なるサイズの周波数インターレースに対して必要とされ得る。
【0128】
いくつかの実施形態では、一部のUE(たとえば、UE115および300)は1つのチャネルまたはサブバンド(たとえば、周波数バンド202)を使用し得るが、他のUEは2つのチャネルまたはサブバンドを使用し得る。ある例では、BS(たとえば、BS105および400)は、広帯域周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208I(i))においてUEの多重化を許容しないことがある。ある例では、BSは、同じBWを有する周波数インターレースの割振りを伴うUE間の直交多重化を可能にし得る。たとえば、BSはUE AおよびUE Bを多重化し、これらの各々が、20MHzのBWを伴う周波数インターレースを割り振られる。逆に、UE Aが40MHzのBWにわたる周波数インターレースを割り当てられ、UE Bが20MHzのBWにわたる周波数インターレースを割り当てられるとき、BSはUE AをUE Bと多重化することができない。ある例では、BSは、異なるBWを有する周波数インターレースの割振りを伴うUE間の直交多重化を可能にし得る。たとえば、BSは、40MHzのBW(たとえば、第1のサブバンド202および第2のサブバンド202)にわたる周波数インターレースを割り当てられたUE Aと、20MHzのBW(たとえば、第1のサブバンド202または第2のサブバンド202)にわたる周波数インターレースを割り当てられたUE Bとを多重化し得る。
【0129】
図24は、本開示のいくつかの実施形態による、複数の周波数インターレースを使用して基準信号送信方式2400を示す。方式2400は、共有周波数帯域または免許不要周波数帯域を介して動作するネットワーク100などのネットワークにおいて、BS105および/または400などのBSならびにUE115および/または300などのUEによって利用され得る。BSは、PUCCH送信のための複数の周波数インターレースを用いてUEを構成し得る。BSは、方式2400を利用して、PUCCH DMRS送信のためにUEを構成し得る。議論を簡単にするために、
図24は、2つの周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208
I(0)および208
I(5))上での単一のUE(たとえば、UE115および400)のためのDMRS送信を示す。しかしながら、本開示の実施形態は、任意の適切な数(たとえば、約3、4、またはそれより多く)の周波数インターレース上で任意の適切な数(たとえば、2、3、5、6、または6より多く)のUEに適用されるようにスケーリングしてもよく、DFT前OCCを使用した異なるUEのUCIを多重化する方式1100とともに使用されてもよい。
図24において、y軸は何らかの任意の単位の周波数を表す。方式2400は、
図2に示される周波数インターレース構造を使用して説明され、簡潔にするために
図2と同じ参照番号を使用し得る。
【0130】
ある例として、BS(たとえば、BS105および400)は、周波数インターレース208I(0)および周波数インターレース208I(5)を含む割振りを用いてUE(たとえば、UE115および300)を割り当てる。各周波数インターレース208I(0)、208I(5)は、約10個のRB210を含み得る。したがって、割振りは全体で20個のRB210を含む。方式2400は、DMRS生成構成要素2410を含む。DMRS生成構成要素2410は、ハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素によって実装されてもよく、UE(たとえば、UE115および/または300)によって実装されてもよい。DMRS生成構成要素2410は、複数の周波数インターレース208における送信のためにDMRS2412を生成するように構成される。この生成は、巡回シフトモード2420、位相回転を伴う巡回シフトモード2422、ルートインデックスを伴う巡回シフトモード2424、長シーケンスモード(long sequence mode)2426、または隣接インターレースモード2428に基づき得る。
【0131】
ある例では、DMRS生成構成要素2410は、巡回シフトモード2420に基づいてDMRS2412を生成するように構成される。たとえば、DMRS生成構成要素2410は、長さ12のDMRSシーケンスを生成し得る。DMRS生成構成要素2410は、周波数インターレースの中の各RB210にマッピングするためのDMRSシーケンスに異なる巡回シフトを適用し得る。DMRS生成構成要素2410は、周波数インターレース208
I(0)および208
I(5)の中の各々の後続のRB210に対して(たとえば、周波数の順序で)1または任意の適切な巡回シフトステップサイズ値だけ巡回シフトをインクリメントしてもよく、たとえば
図18および
図19に関してそれぞれ上で説明された方式1800および1900と同様に、12個の利用可能な巡回シフト(たとえば、0から11)を使い果たした後で巡回シフトを繰り返し、DMRS2412を提供してもよい。周波数インターレース208
I(0)および208
I(5)の中に20個のRB210があると、DMRS生成構成要素2410は、RB210の各々に対して1つずつ、巡回シフト0、1、2、...、11、0、1、...、8を適用し得る。見て分かるように、一部の巡回シフト(たとえば、0から8)は、周波数インターレース208
I(0)および208
I(5)において繰り返される。この反復はPAPRの増大を引き起こし得る。
【0132】
ある例では、DMRS生成構成要素2410は、位相回転モード2422とともに巡回シフトに基づいてDMRS2412を生成するように構成される。たとえば、DMRS生成構成要素2410は、長さ12のDMRSシーケンスを生成し得る。DMRS生成構成要素2410は、周波数インターレースの中の各RB210にマッピングするためのDMRSシーケンスに異なる巡回シフトを適用してDMRS2412を提供し得る。DMRS生成構成要素2410は、周波数インターレース208
I(0)および208
I(5)の中の各々の後続のRB210に対して(たとえば、周波数の順序で)1または任意の適切な巡回シフトステップサイズ値だけ巡回シフトをインクリメントし得る。加えて、DMRS生成構成要素2410は、RB210にマッピングするためのDMRSシーケンスに位相回転を適用することができる。たとえば、利用可能な巡回シフト(たとえば、0から11)を使い果たした後、DMRS生成構成要素2410は、たとえば
図21に関して上で説明された方式2100と同様に、後続のRB210のために異なる位相回転を伴う巡回シフトを繰り返すことができる。周波数インターレース208
I(0)および208
I(5)の中に20個のRB210があると、DMRS生成構成要素2410は、周波数の順序で最初の12個のRBの各々に対して1つずつ巡回シフト{0,1,2,...,11}を適用し、それに続いて、周波数の順序で次の8個のRB210に対してθ度の位相回転とともに巡回シフト{0,1,2,...,8}を適用し得る。巡回シフトと位相回転の組合せは、巡回シフトモード2420より低い、DMRS2412に対するPAPRを提供し得る。
【0133】
ある例では、DMRS生成構成要素2410は、ルートインデックスモード2424を用いて巡回シフトに基づいてDMRS2412を生成するように構成される。たとえば、DMRS生成構成要素2410は、第1のルートインデックス(たとえば、0というルートインデックス)を使用して、長さ12の第1のDMRSシーケンスを生成し得る。DMRS生成構成要素2410は、周波数インターレースの中の各RB210にマッピングするための第1のDMRSシーケンスに異なる巡回シフトを適用してDMRS2412を提供し得る。DMRS生成構成要素2410は、周波数インターレース208
I(0)および208
I(5)の中の各々の後続のRB210に対して(たとえば、周波数の順序で)1または任意の適切な巡回シフトステップサイズ値だけ巡回シフトをインクリメントし得る。加えて、利用可能な巡回シフト(たとえば、0から11)を使い果たした後、DMRS生成構成要素2410は、たとえば
図20に関して上で説明された方式2000と同様に、異なるルートインデックスを伴う第2のDMRSシーケンスを生成し(たとえば、1または任意の適切な値だけルートインデックスをインクリメントすることによって)、後続のRB210に第2のDMRSシーケンスをマッピングするときに、巡回シフトを循環することができる。周波数インターレース208
I(0)および208
I(5)の中に20個のRB210があると、ルートインデックスR0を伴う第1のDMRSシーケンスが、各RB210のための巡回シフト{0,1,...,11}のうちの1つを伴う最初の12個のRB210にマッピングされ得る。ルートインデックスR1を伴う第2のDMRSシーケンスが、各RB210のための巡回シフト{0,1,...,8}のうちの1つを伴う残りの8個のRB210にマッピングされ得る。巡回シフトとルートインデックスの組合せは、巡回シフトモード2420より低い、DMRS2412に対するPAPRを提供し得る。
【0134】
ある例では、DMRS生成構成要素2410は、長シーケンスモード2426に基づいてDMRS2412を生成するように構成される。たとえば、DMRS生成構成要素2410は、周波数インターレース208I(0)および208I(5)のサイズ(たとえば、サブキャリア212の総数)に対応する長さのDMRSシーケンスを生成し得る。各周波数インターレース208が10個のRBを含むとき、DMRS生成構成要素2410は、長さ120のDMRSシーケンス2412を生成し、周波数インターレース208I(0)および208I(5)の中のRB210にDMRSシーケンス2412をマッピングし得る。
【0135】
ある例では、DMRS生成構成要素2410は、隣接インターレースモード2428に基づいてDMRS2412を生成するように構成される。たとえば、DMRS生成構成要素2410は、隣接周波数インターレース208 (たとえば、周波数インターレース208
I(0)および208
I(1))のサイズ(たとえば、サブキャリア212の総数)に対応する長さのDMRSシーケンスを生成し得る。各周波数インターレース208が10個のRBを含むとき、DMRS生成構成要素2410は、長さ24のDMRSシーケンス2412を生成し得る。DMRS生成構成要素2410は、たとえば
図23に関して上で説明された方式2300と同様に、周波数インターレースの中の各RB210にマッピングするためのDMRSシーケンスに異なる巡回シフト(たとえば、0から19)を適用してDMRS2412を提供し得る。
【0136】
いくつかの実施形態では、モード2420、2422、2424、2426、2428の選択は、DMRS通信のために使用されるSCSに依存し得る。たとえば、BSは、DMRSのSCSに基づいてDMRSパターン生成モード(たとえば、モード2420、2422、2424、2426、2428のうちの1つ)を決定し、選択されたモードを用いてUEを構成し得る。ある例では、SCSが60kHzであり、PUCCH割振りが2つのインターレースを伴う場合、PUCCHは全帯域PUCCHを使用して送信されるので、全帯域PUCCHにおけるサブキャリア212の総数に等しい長さの、長いZCシーケンスが、DMRS生成のために使用され得る。
【0137】
いくつかの実施形態では、複数の周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208)を伴う割振りでは、BS(たとえば、BS105および400)は、UEを多重化する際に特定の規則を適用し得る。ある例では、BSは、複数の周波数インターレースとのUEの多重化を許容しないことがある。ある例では、BSは、同じ数の周波数インターレースを割り振られたUE間の多重化を許容することがある。ある例では、BSは、2つの周波数インターレースを用いてUEを構成することがある。UEが1つの周波数インターレースを使用することに切り替えるとき、BSはUEの多重化を許容しないことがある。ある例では、BSは、2つの周波数インターレースを用いてUEを構成してもよく、UEが1つのインターレースを使用するときはUEの多重化を許容してもよいが、UEが2つのインターレースを使用するときはUEの多重化を許容しなくてもよい。ある例では、BSは、2つの周波数インターレースを用いてUEを構成してもよく、2つの周波数インターレースを使用するようにUEを制約してもよい。ある例では、BSは、2つの周波数インターレースを用いてUEを構成してもよく、UEが1つの周波数インターレースを使用することを可能にしてもよい(たとえば、ペイロードは小さくてもよく、UEは、ペイロードを送信するのに1つの周波数インターレースで十分であると決定してもよい)。
【0138】
いくつかの実施形態では、BS(たとえば、BS105および400)は、一様な周波数分布パターンを有するように、複数の周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208)の割振りを制約し得る。言い換えると、複数の周波数インターレースからのRB210は、周波数全体で等間隔でなければならない。ある例では、15kHzのSCSでは、BSは、周波数インターレース208I(0)および208I(5)を伴う割振りを構成してもよいが、周波数インターレース208I(0)および208I(3)を伴う割振りは構成しなくてもよい。ある例では、30kHzのSCSでは、BSは、周波数インターレース208I(0)および208I(1)を伴う割振りを構成してもよいが、周波数インターレース208I(0)および208I(3)を伴う割振りは構成しなくてもよい。したがって、複数の周波数インターレースの割振りは、SCSに依存し得る。いくつかの態様では、DFT-s-OFDMとの通信のために、均一の割振りが適用される。
【0139】
いくつかの実施形態では、PUCCH送信のためのUE多重化を実行するとき、UE(たとえば、UE115および300)に割り当てられた多重化係数またはOCC長は、PUCCH送信のためにUEにより必要とされるRB(たとえば、RB210)の数に基づき得る。ある例では、10個のRBを伴う周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208)では、必要とされるRBの数が約1~2であるとき、長さ4のOCCが使用され得る。ある例では、10個のRBを伴う周波数インターレースでは、必要とされるRBの数が約3~5であるとき、長さ2のOCCが使用され得る。ある例では、10個のRBを伴う周波数インターレースでは、必要とされるRBの数が5より多いとき、長さ1のOCCが使用され得る。言い換えると、OCC長は、必要とされるRBの数および周波数インターレースにおいて利用可能なRBの数に基づいて選択され得る。一般に、最大の拡散係数(SF)は次のように決定され得る。
SF≦周波数インターレースの中のRBの数/必要とされるRBの数 (3)
【0140】
NRでは、BS(たとえば、BS105および400)は、PUSCH信号を送信するためにUE(たとえば、UE115および300)をスケジューリングし得る。PUSCH送信は、PUSCHデータ(たとえば、ULユーザデータ)およびDMRSを含み得る。変換プリコーディング(たとえば、DFT拡散(DFT-s))が、PUSCHデータ(たとえば、ULユーザデータ)をプリコーディングするために適用される。DMRSの送信は、BSにおけるULチャネルの推定およびPUSCHデータの復号を容易にすることができる。PUSCH DMRSは、各々の割り振られたRB(たとえば、RB210)内のREまたはサブキャリア(たとえば、サブキャリア212)を交互配置するためにマッピングされる。DMRSは、長い所定のシーケンス(たとえば、ZCシーケンス、PNシーケンス、CGS、またはQPSKシンボルのシーケンス)であり得る。DMRSシーケンスは、割振りRBのREまたはサブキャリア、およびBSによってUEのためにスケジューリングされるアンテナポートにマッピングされる。ある例では、REの数が36より多い場合、ZCシーケンスがDMRSのために使用される。それ以外の場合、3GPP規格によって定義されるCGSが、DMRSのために使用される。加えて、DMRSは、シーケンスのために0という巡回シフトを使用し得る。RBのN_RBがUEに割り振られる場合、DMRSシーケンスの長さは6×N_RBである。
【0141】
NR-Uでは、PUSCH割振りは周波数インターレースである。DFT-sが周波数インターレースにマッピングされる長いZCベースのDMRSシーケンスを用いてPUSCHデータをプリコーディングすべきであるとき、PUSCH送信のPAPRは、隣接RBを介したPUSCH送信のときより高いことがある。さらに、巡回シフトとともに短いDMRSシーケンス(たとえば、長さが約12である)を使用することで、よりPAPRの低いDMRSを提供できるが、周波数インターレースが12個より多くのクラスタ(たとえば、隣接RBのグループ)を含むとき、巡回シフトは繰り返すことがある。この反復は、転じてPAPRを悪化させることがある。
【0142】
したがって、本開示は、DFT-s-OFDM PUSCHおよび/またはPUCCH送信とともに使用されると低いPAPRをもたらすDMRS送信のための技法を提供する。
【0143】
図25は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的な周波数インターレースベースのリソース割振り2510、2520、2530、2540、および2550を示す。割振り2510、2520、2530、2540、および2550は、UE115によるPUSCH送信のためにネットワーク100の中のBS105によって決定される割振りに対応し得る。
図25において、y軸は何らかの任意の単位の周波数を表す。割振り2510、2520、2530、2540、および2550は、方式200に示されるのと同じ周波数インターレース構造を使用して例示され、簡潔にするために
図2と同じ参照番号を使用し得る。割振り2510は、模様付きのボックスにより示される1つの周波数インターレース208
I(1)を含む。割振り2520は、模様付きのボックスにより示される2つの周波数インターレース208
I(1)および208
I(2)を含み、割振り2520は一様な周波数パターンを含む。割振り2530は、模様付きのボックスにより示される2つの周波数インターレース208
I(1)および208
I(4)を含み、割振り2530は一様ではない周波数パターンを含む。割振り2540は、模様付きのボックスにより示される2つの周波数インターレース208
I(1)および208
I(6)を含み、割振り2540は一様な周波数パターンを含む。割振り2550は、模様付きのボックスにより示される4つの周波数インターレース208
I(0)、208
I(1)、208
I(5)、および208
I(6)を含み、割振り2550は一様な周波数パターンを含む。
【0144】
いくつかの態様では、インターレースマッピングを用いて構成されるPUCCHフォーマット2およびPUCCHフォーマット3に対して、割振りの中の構成されるインターフェースの数は、1または2であり得る。たとえば、1つの周波数インターレース208を伴う割振り2510は約10個のRB210を含んでもよく、2つのインターレース208を伴う割振り2520は約20個のRB210を含んでもよい。いくつかの態様では、2つの周波数インターレース208を含む割振りを用いて構成されるUE(たとえば、UE115および/または300)は、構成された最大コードレートおよびUCIペイロードサイズに従って、1つの完全なインターレースまたは2つの完全なインターレースを使用し得る。以下で論じられるように、2つの周波数インターレース208を伴う割振りを構成する際に、様々な規則があり得る。
【0145】
いくつかの態様では、PUCCHフォーマット2またはPUCCHフォーマット3の割振りは、2つの周波数インターレース208を含み得る。いくつかの態様では、専用のPUCCHの割振りが、RRC構成を介して示され得る。この割振りは、搬送波の帯域幅における、たとえばiと表記される第1の周波数インターレースのインデックスと、たとえばjと表記される第2の周波数インターレースのインデックスとを示し得る。たとえば、i番目のインターレース(たとえば、周波数インターレース208I(i))およびj番目のインターレース(たとえば、周波数インターレース208I(j))を含むPUCCHの割振りに対して、この割振りはインデックスiおよびインデックスjを含み得る。代替として、この割振りは、たとえばiと表記される第1の周波数インターレースのインデックスと、Xと表記される第2のインターレースを決定するためのインデックスオフセットとを示し得る。たとえば、i番目のインターレース(たとえば、周波数インターレース208I(i))およびj番目のインターレース(たとえば、周波数インターレース208I(j))を含むPUCCHの割振りに対して、この割振りは、インデックスiおよびj-iから計算されるオフセットを含み得る。i番目のインターレースおよびj番目のインターレースは、インターレース{i,i+X}により表すことができ、j=i+Xである。
【0146】
周波数インターレース208I(1)および周波数インターレース208I(2)を含む、示される例示的な割振り2520について言及すると、割振り2520は、iについては1という値を、jについては2という値を含んでもよく、Xは1である。いくつかの態様では、CP-OFDM波形を伴うPUCCHフォーマット2では、Xは任意の整数であり得る。たとえば、第1の選択肢において、Xは正の値であり得る。言い換えると、割振りがインターレース{i,j}を用いて構成される場合、i<jである。第2の選択肢において、Xは負の値であり得る。第3の選択肢において、Xは、以下で論じられるDFT-s-OFDM波形を伴うPUCCHフォーマット3と同じ方式で構成され得る。
【0147】
DFT-s-OFDM波形を伴うPUCCHフォーマット3に対して、Xの値は、たとえば、割振りの中のRBの周波数が等間隔であることを確実にするために、ある制約を有し得る。たとえば、第1の選択肢において、Xは、15kHzのSCSまたは30kHzのSCSに対して、値のセット{+1または-1}から選択され得る。たとえば、割振りにおける第1の周波数インターレースが周波数インターレース208I(3)を含むとき、割振りにおける第2の周波数インターレースは、周波数インターレース208I(2)(X=-1に対する)または周波数インターレース208I(4)(X=+1に対する)であり得る。第2の選択肢において、SCSが15kHzであるとき、Xは値のセット{+1,-1,5}から選択され得る。たとえば、割振りにおける第1の周波数インターレースが周波数インターレース208I(3)を含むとき、割振りにおける第2の周波数インターレースは、周波数インターレース208I(2)(X=-1に対する)、周波数インターレース208I(4)(X=+1に対する)、周波数インターレース208I(8)(X=5に対する)であり得る。第3の選択肢において、Xは、15kHzのSCSに対して5という値を用いて構成され得る。たとえば、割振りにおける第1の周波数インターレースが周波数インターレース208I(3)を含むとき、割振りにおける第2の周波数インターレースは、周波数インターレース208I(8)(X=5に対する)であり得る。第4の選択肢において、Xは、SCSが15kHzのSCSまたは30kHzであるとき、1という値を用いて構成され得る。言い換えると、割振りはインターレース{i,i+1}を含み得る。いくつかの態様では、iが奇数である場合、Xは1という値に設定され、iが偶数である場合、Xは-1という値に設定される。たとえば、割振りにおける第1の周波数インターレースが周波数インターレース208I(3)を含むとき、割振りにおける第2の周波数インターレースは、周波数インターレース208I(4)(X=+1に対する)であり得る。割振りにおける第1の周波数インターレースが周波数インターレース208I(4)を含むとき、割振りにおける第2の周波数インターレースは、周波数インターレース208I(3)(X=-1に対する)であり得る。
【0148】
いくつかの態様では、PUCCHフォーマット2またはPUCCHフォーマット3に対するオフセットXは、1つまたは複数の許容可能なオフセットのセットから選択されてもよく、このオフセットのセットは、あらかじめ決定されていてもよく、ワイヤレス通信規格によって指定されてもよく、準静的に構成されてもよく、または動的に構成されてもよい。
【0149】
いくつかの態様では、割振りはインターレース{i,MOD(i+X,M)}を含んでもよく、Mは搬送波の周波数帯域幅における周波数インターレース208の総数を表し、MODは剰余演算を表す。たとえば、10個の周波数インターレース208(たとえば、208I(0)から208I(9))を伴う搬送波の帯域幅に対して、割振りは、周波数インターレース{9,0}(たとえば、周波数インターレース208I(9)および208I(0))を含み得る。いくつかの他の態様では、剰余演算は、割振りのための周波数インターレースを選択するために適用されなくてもよい。
【0150】
図26~
図31は、PUSCHおよび/またはPUCCHのために割り振られる周波数インターレース(たとえば、周波数帯域202)における送信のためにDMRSを生成するための様々な機構を示す。
図26~
図31において、方式2600、方法2700、方式2800、2900、3000、および方法3100は、共有周波数帯域または免許不要周波数帯域を介して動作するネットワーク100などのネットワークにおいて、BS105および/または400などのBSならびにUE115および/または300などのUEによって利用され得る。具体的には、BSは、PUSCHデータまたはPUSCH UCIに適用される変換コーディング(たとえば、DFT-s)とともに使用され得る、あるDMRSパターンを用いてDMRSを送信するようにUEを構成し得る。加えて、
図28~
図30において、y軸は何らかの任意の単位の周波数を表す。さらに、方式2600、2800、2900、および3000は、
図2に示される周波数インターレース構造を使用して説明され、簡潔にするために
図2と同じ参照番号を使用し得る。
【0151】
図26は、本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振り(たとえば、割振り2510、2520、2530、2540、および2550)のための基準信号構成方式2600を示す。方式2600は、(たとえば、DFT-s-OFDMにおいて)変換プリコーディングが有効であるとき、PUSCH送信のためのDMRSパターンを決定する。DMRSパターンは、シーケンス長、反復係数、および/または、RB(たとえば、RB210)当たりのDMRS RE(たとえば、サブキャリア212)の周波数密度を含み得る。シーケンスは、ZCシーケンス、PNシーケンス、またはCGSであり得る。方式2600は、DMRSパターン選択構成要素2610を含む。DMRSパターン選択構成要素2610は、ハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素の組合せを使用して実装され得る。ある例では、DMRSパターン選択構成要素2610は、BS(たとえば、BS105および400)によって実装され得る。ある例では、DMRSパターン選択構成要素2610は、UE(たとえば、UE115および300)によって実装され得る。
【0152】
DMRSパターン選択構成要素2610は、割振り2602の周波数パターンと関連付けられる様々なパラメータ2620、2622、2624、および2626、ならびに割振り2602におけるPUSCHまたはPUCCH送信のために構成される変調フォーマット2628に基づいて、割振り2602(たとえば、PUSCHまたはPUCCH)のためのDMRSパターンを決定するように構成される。パラメータ2626は、割振り2602の割振りタイプ、たとえば、割振り2602が周波数インターレーシングされた構造を含むかどうかを示し得る。DMRSパターン選択構成要素2610は、周波数パターンパラメータ2620、2622、2624、および2626、ならびに変調フォーマット2628に基づいて、DMRS2612を出力する。
【0153】
割振り2602が周波数インターレーシングされた構造を含む場合、パラメータ2620は、割振り2602の中のクラスタ(たとえば、隣接RBのグループ)が一様であるか一様ではないか、および、クラスタサイズ(たとえば、隣接RBの各グループの中のトーンの数)が一様であるか一様ではないかを示し得る。パラメータ2622は、割振り2602の中のクラスタの数を示し得る。パラメータ2624は、クラスタ当たりのRB(たとえば、RB210)の数を示し得る。DMRSパターン選択構成要素2610は、以下でより詳しく説明される方法2700および/もしくは3100ならびに/または方式2800、2900、および/もしくは3000を実施することができる。
【0154】
図27は、本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振りのための基準信号構成方法2700を示す流れ図である。方法2700のステップは、ワイヤレス通信デバイスのコンピューティングデバイス(たとえば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適切な構成要素)、またはステップを実行するための他の適切な手段によって実行され得る。たとえば、UE115またはUE300などのワイヤレス通信デバイスは、方法2700のステップを実行するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム3412、および1つまたは複数のアンテナ316などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。別の例では、BS105またはBS400などのワイヤレス通信デバイスは、方法2700のステップを実行するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。方法2700は、
図26に関して上で説明された方式2600と同様の機構を使用してもよく、
図26のDMRSパターン選択構成要素2610によって実施されてもよい。示されるように、方法2700は、列挙されたいくつかのステップを含むが、方法2700の実施形態は、列挙されたステップの前、その後、またステップとステップの間に、追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つまたは複数は省略されてもよく、または異なる順序で実行されてもよい。
【0155】
ステップ2710において、方法2700は、割振り(たとえば、割振り2602)が周波数インターレーシングされている(たとえば、パラメータ2626)かどうかを決定するステップを含む。割振りがインターレーシングされていない(たとえば、隣接RBを含む)と決定すると、方法2700はステップ2720に進む。
【0156】
ステップ2720において、方法2700は、DMRSシンボルの中のすべてのRE(たとえば、サブキャリア212)および交互のREにわたる長いシーケンスを使用して、DMRS(たとえば、DMRS2612)を生み出すステップを含む。たとえば、割振りは、10個の隣接RBを伴う周波数インターレースを含み得る。したがって、長いシーケンスは、すべてのREがDMRSのためにマッピングされるとき、120(たとえば、12個のサブキャリア×10個のRB)という長さを含み得る。代替として、長いシーケンスは、交互のREがDMRSのためにマッピングされるとき、60(たとえば、6個のサブキャリア×10個のRB)という長さを含み得る。
【0157】
ステップ2710に戻り、割振りがインターレーシングされていると決定するとき、方法2700はステップ2730に進む。ステップ2730において、方法2700は、割振りの中のクラスタが一様である(たとえば、周波数が等間隔でありパラメータ2620と同様の均一のサイズである)かどうかを決定するステップを含む。
【0158】
割振りの中のクラスタが一様ではないと決定するとき、方法2700はステップ2740に進む。ステップ2740において、方法2700は、DMRSシンボルのすべてのRE(たとえば、サブキャリア212)および交互のREにわたる長いシーケンスを使用してDMRSを生み出すステップを含む。たとえば、割振りは、周波数が離れている10個のRBを伴う周波数インターレースを含み得る。したがって、長いシーケンスは、すべてのREがDMRSのためにマッピングされるとき、120(たとえば、12個のサブキャリア×10個のRB)という長さを含み得る。代替として、長いシーケンスは、交互のREがDMRSのためにマッピングされるとき、60(たとえば、6個のサブキャリア×10個のRB)という長さを含み得る。
【0159】
ステップ2730に戻り、割振りの中のクラスタが一様であると決定するとき、方法2700はステップ2750に進む。ステップ2750において、方法2700は、割振りの中のクラスタの数(たとえば、パラメータ2622)、クラスタの中の隣接RBの数(たとえば、パラメータ2624)、または変調フォーマット(たとえば、変調フォーマット2628)のうちの少なくとも1つに基づいて、DMRSのためのDMRSパターンを選択するステップを含む。
【0160】
図28は、本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振りのための基準信号構成方式2800を示す。構成方式2800は、
図26に関して上で説明された方式2600と同様の機構および
図27に関して上で説明された方法2700を使用してもよい。方式2800において、Ncと表記されるクラスタの数、およびNcRBと表記されるクラスタの中の隣接RBの数が、ある制約(たとえば、クラスタの周波数が等間隔でありサイズが均一であること)を満たすとき、短いシーケンス(たとえば、長さ12のZCシーケンス)が、DMRSのために使用され、各クラスタの中のDMRS RE2804(たとえば、サブキャリア212)への一様な巡回シフトとともにシーケンスに繰り返しマッピングされ得る。
【0161】
クラスタサイズが小さい(たとえば、1つのRB210)場合、DMRS REは周波数インターレースの中のすべてのREを含み得る。示されるように、割振り2510(
図25からの)では、DMRS(たとえば、DMRS2612)を生み出すために、長さ12のシーケンス2830が周波数インターレース208
I(1)内のすべてのREに繰り返しマッピングされ得る。言い換えると、周波数インターレース208
I(1)の中のすべてのREが、割振り2510のDMRSシンボルの中のDMRS RE2804である。異なる巡回シフトとともに10回反復される短いシーケンス(たとえば、長さ12の)のためのPAPRは、長いシーケンス(たとえば、長さ120)のためのPAPRより低い。
【0162】
クラスタサイズがより大きい場合、DMRS REの密度はより低いことがある(たとえば、RB当たり約6個のDMRS RE)。示されるように、割振り2520(
図25からの)は、大きいクラスタサイズ(たとえば、クラスタ当たり2個のRB)を有することがあるので、DMRS(たとえば、DMRS2612)を生み出すために、長さ12のシーケンス2832が周波数インターレース208
I(1)および208
I(2)内の交互のREに繰り返しマッピングされ得る。言い換えると、周波数インターレース208
I(1)および208
I(2)の中の交互のREが、割振り2520のDMRSシンボルの中のDMRS RE2804である。
【0163】
図29は、本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振りのための基準信号構成方式2900を示す。構成方式2900は、
図26に関して上で説明された方式2600と同様の機構および
図27に関して上で説明された方法2700を使用してもよい。方式2900において、クラスタの数が大きいとき、DMRSに対してシーケンスの長さが増すので、巡回シフトはいずれのクラスタ内でも反復しないことがある。反復しない巡回シフトの使用は、巡回シフトの反復が使用されるときより低いPAPRをもたらし得る。ある例では、Ncより大きいシーケンスの長さが使用され得る。
【0164】
示されるように、割振り2550(
図25からの)は、2つのRB210を各々含む20個のクラスタ2902を含み、周波数インターレース208
I(1)および208
I(2)は10個のクラスタ2902を形成し、周波数インターレース208
I(5)および208
I(6)は別の10個のクラスタ2902を形成し得る。したがって、20より大きいシーケンス長が使用され得る。たとえば、長さ24のシーケンス2930が使用され、示されるような割振り2550のDMRSシンボルの中のDMRS RE2904(たとえば、割振りの中のすべてのRE)にマッピングされ得る。
【0165】
図30は、本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振りのための基準信号構成方式3000を示す。構成方式3000は、
図26に関して上で説明された方式2600と同様の機構および
図27に関して上で説明された方法2700を使用してもよい。方式3000において、クラスタNcの数が12×NcRBより大きいとき、すべてのDMRS RE3004にマッピングするために、単一の長さのシーケンス(たとえば、ZCシーケンスまたはCGS)が使用され得る。短いシーケンスが使用される場合、巡回シフトが反復し得るので、PAPRが増大する。加えて、反復する巡回シフトにより、チャネル推定は、隣接する割振りにおけるようなRBバンドリングから利益を得ることができない。
【0166】
示されるように、割振り2540(たとえば、
図25からの)20個のクラスタ3002を含むが、クラスタサイズは1つのRB210である。したがって、長さ240の長いシーケンス3030が、DMRS(たとえば、DMRS2612)を生み出すために、割振り2540のDMRSシンボルの中のDMRS RE3004にマッピングするために使用され得る。
【0167】
図31は、本開示のいくつかの実施形態による、周波数インターレースベースのリソース割振りのための基準信号構成方法3100を示す流れ図である。方法3100のステップは、ワイヤレス通信デバイスのコンピューティングデバイス(たとえば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適切な構成要素)、またはステップを実行するための他の適切な手段によって実行され得る。たとえば、UE115またはUE300などのワイヤレス通信デバイスは、方法3100のステップを実行するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム3412、および1つまたは複数のアンテナ316などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。別の例では、BS105またはBS400などのワイヤレス通信デバイスは、方法3100のステップを実行するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。方法3100は、
図26に関して上で説明された方式2600と同様の機構を使用してもよく、
図26のDMRSパターン選択構成要2610によって実施されてもよい。示されるように、方法3100は、列挙されたいくつかのステップを含むが、方法3100の実施形態は、列挙されたステップの前、その後、またステップとステップの間に、追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つまたは複数は省略されてもよく、または異なる順序で実行されてもよい。
【0168】
ステップ3110において、方法3100は、割振り(たとえば、割振り2510、2520、2530、2540、2550、および2602)のための変調フォーマット(たとえば、変調フォーマット2628)が高い(たとえば、64直交振幅変調(64QAM)という所定の変調次数より高い)かどうかを決定するステップを含む。
【0169】
変調フォーマットが高いと決定すると、方法3100はステップ3120に進む。ステップ3120において、方法3100は、DMRS(たとえば、DMRS2612)を生成するために、長いシーケンス(たとえば、割振りの中のDMRS REの数に対応する長さの、長いZCシーケンス)を使用するステップを含む。長いシーケンスはより高いPAPRを生み出し得る。しかしながら、高次の変調フォーマットは高いPAPRを生み出し得るので、UE送信機における送信電力のバックオフは、データのPAPRにより制限され得る。
【0170】
代替として、方法3100はステップ3130に進み得る。ステップ3130において、方法3100は、短いシーケンス(たとえば、長さ12の)を使用するステップを含み、より低いPAPRをもたらすために(たとえば、巡回シフト、位相回転、または方式1500~2300において上で論じられたルートインデックスの組合せを使用して)RBにわたってシーケンスを反復する。ステップ3140において、方法3100は、DMRSのために送信電力を上げる(たとえば、より高い電力レベルに)ステップを含む。送信電力の向上は、BSの受信機におけるチャネル推定のためにより良い信号対雑音比(SNR)を提供することができる。いくつかの例では、送信電力の向上またはDMRSとデータの電力比は、RRCまたは動的なDCIを介して(PDCCHにおいて)シグナリングされ得る。
【0171】
ステップ3110に戻り、変調フォーマットが高くないと決定するとき、方法3100はステップ3150に進む。ステップ3150において、方法3100は、短いシーケンス(たとえば、長さ12の)を使用するステップを含み、より低いPAPRをもたらすために(たとえば、巡回シフト、位相回転、または方式1500~2300において上で論じられたルートインデックスの組合せを使用して)RBにわたってシーケンスを反復する。ある例では、変調フォーマットは、低いPAPRを有し得るQPSKであり得るので、PAPRの低いDMRSを選択するのが有益であり得る。いくつかの事例では、QPSKとDMRSのPAPRの差は低いことがあるので、方法3100は送信電力の向上を送信に適用することができる。
【0172】
いくつかの実施形態では、BS(たとえば、BS105および400)は、方式2600、2800、2900、もしくは3000、または方法2700および3100の任意の適切な組合せを利用して、PUSCH DMRSおよび/またはPUCCH DMRS送信のためにUEを構成し得る。ある例では、PUCCH送信のために方式2600、2800、2900、および/もしくは3000、ならびに/または方法2700および/もしくは3100を適用するとき、周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208)の数は約2に制限される。いくつかの実施形態では、BS(たとえば、BS105および400)は、PUCCH送信を多重化するための方式500~2400のいずれかとともに、方式2600、2800、2900、もしくは3000、または方法2700および3100の任意の適切な組合せを利用し得る。
【0173】
図32は、本開示の実施形態によるUL制御チャネル多重方法3200を示すシグナリング図である。方法3200は、BS(たとえば、BS105またはBS400)とUE AとUE B(たとえば、UE115またはUE300)との間で実施され得る。方法3200は、
図5、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10、
図11、
図12、
図13、
図14、
図15、
図16、および/または
図17に関してそれぞれ上で説明された、方法500、600、700、800、900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、1600、および/または1700におけるものと同様の機構を利用し得る。方法3200のステップは、BSおよびUEのコンピューティングデバイス(たとえば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適切な構成要素)によって実行され得る。ある例では、BSは、方法3200のステップを実行するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。UE AおよびUE Bは各々、方法3200のステップを実行するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム312、および1つまたは複数のアンテナ316などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。示されるように、方法3200は、列挙されたいくつかのステップを含むが、方法3200の実施形態は、列挙されたステップの前、その後、またはステップとステップの間に、追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つまたは複数は省略されてもよく、または異なる順序で実行されてもよい。
【0174】
ステップ3210において、BSは、UL制御チャネル多重構成AをUE Aに送信する。ステップ3220において、BSは、UL制御チャネル多重構成BをUE Bに送信する。BSは、方式500~1700の任意の適切な組合せを使用して、UL制御チャネル信号送信のためにUE AとUE Bを多重化し得る。BSは、PUCCH UCI多重化のためのUL制御チャネル多重構成AおよびBにおいて、周波数拡散符号、時間拡散符号、トーンインターレーシング情報、またはOCCの任意の適切な組合せを含み得る。BSは、PUCCH DMRS多重化のためのUL制御チャネル多重構成AおよびBにおいて、巡回シフト、位相回転、またはルートインデックスの任意の適切な組合せを含み得る。いくつかの例では、
【0175】
ステップ3230において、BSは、UE AのためのUL制御チャネル割振りA(たとえば、周波数インターレース208I(i)を含む)を送信する。ステップ3240において、BSは、UE BのためのUL制御チャネル割振りB(たとえば、同じ周波数インターレース208I(i)を含む)を送信する。いくつかの例では、BSは、UL制御チャネル割振りAおよび構成Aをグラントにおいて送信し得る。同様に、BSは、UL制御チャネル割振りBおよび構成Bをグラントにおいて送信し得る。
【0176】
ステップ3250において、UE Aは、構成Aに基づいて周波数インターレース208I(i)を使用してUL制御チャネル信号A(たとえば、PUCCH信号)を送信する。ステップ3260において、UE Bは、構成Bに基づいて周波数インターレース208I(i)を使用してUL制御チャネル信号B(たとえば、PUCCH信号)を送信する。UE Aは、UE BがUL制御チャネル信号Bを送信するのと同時に、UL制御チャネル信号Aを送信する。
【0177】
図33は、本開示のいくつかの実施形態による通信方法3300の流れ図である。方法3300のステップは、ワイヤレス通信デバイスのコンピューティングデバイス(たとえば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適切な構成要素)、またはステップを実行するための他の適切な手段によって実行され得る。たとえば、BS105またはBS400などのワイヤレス通信デバイスは、方法3300のステップを実行するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。別の例では、UE115またはUE300などのワイヤレス通信デバイスは、方法3300のステップを実行するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム312、および1つまたは複数のアンテナ316などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。方法3300は、
図5~
図24に関して上で説明された方式500~2400と同様の機構および
図32に関して上で説明された方法3200を利用してもよい。示されるように、方法3300は、列挙されたいくつかのステップを含むが、方法3300の実施形態は、列挙されたステップの前、その後、またはステップとステップの間に、追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つまたは複数は省略されてもよく、または異なる順序で実行されてもよい。
【0178】
ステップ3310において、方法3300は、第1のワイヤレス通信デバイスによって、アップリンク制御チャネル多重構成を取得するステップを含む。
【0179】
ステップ3320において、方法3300は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域(たとえば、周波数帯域202)において少なくとも1つの他のリソースブロックの分だけ互いに離れている複数のリソースブロック(たとえば、RB210)を示すグラントを通信するステップを含み、複数のリソースブロックは、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のワイヤレス通信デバイス(たとえば、UE115および300)のためにスケジューリングされる。
【0180】
ステップ3330において、方法3300は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のリソースブロックのうちの1つまたは複数において第1のアップリンク制御チャネル信号(たとえば、PUCCH信号530、630、PUCCHフォーマット2信号、PUCCHフォーマット3信号)を通信するステップを含む。
【0181】
ある実施形態では、第1のワイヤレス通信デバイスはBS(たとえば、BS105または500)に相当してもよく、第2のワイヤレス通信デバイスはUE(たとえば、UE115または400)に相当してもよい。そのような実施形態では、第1のワイヤレス通信デバイスは、グラントを第2のワイヤレス通信デバイスに送信し得る。第1のワイヤレス通信デバイスは、第2のワイヤレス通信デバイスから第1のアップリンク制御チャネル信号を受信し得る。
【0182】
ある実施形態では、第1のワイヤレス通信デバイスはUE(たとえば、UE115または400)に相当してもよく、第2のワイヤレス通信デバイスはBS(たとえば、BS105または500)に相当してもよい。そのような実施形態では、第1のワイヤレス通信デバイスは、グラントを第2のワイヤレス通信デバイスから受信し得る。第1のワイヤレス通信デバイスは、第2のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を送信し得る。
【0183】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成は、第1の周波数拡散符号(たとえば、符号514および516)を含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、たとえば方式700を使用して、第1の周波数拡散符号および周波数拡散後スクランブリング符号に基づいてPUCCHフォーマット2データを通信するステップを含む。
【0184】
ある実施形態では、第1のワイヤレス通信デバイスは、第1の周波数拡散符号をPUCCHフォーマット2データに適用して、たとえばOCC構成要素730を使用して、周波数拡散信号(たとえば、拡散シンボル732)を生成する。第1のワイヤレス通信デバイスは、たとえばスクランブリング構成要素740を使用して、周波数拡散後スクランブリング符号を周波数拡散信号に適用する。
【0185】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成は、第2の周波数拡散符号(たとえば、符号512および514)を含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、第2の周波数拡散符号に基づいて基準信号(たとえば、DMRS)を通信するステップを含む。
【0186】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成は、時間周波数拡散符号を含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、時間拡散符号(たとえば、符号610および612)に基づいてPUCCHフォーマット2データを通信するステップを含む。
【0187】
ある実施形態では、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、PUCCHフォーマット2データおよび基準信号を通信するステップを含む。ある実施形態では、たとえば方式800および900において示されるように、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットは、リソースブロックにおいて少なくとも1つの他のトーンの分だけ互いに離れている。ある実施形態では、たとえば方式1000において示されるように、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットは、隣接トーンを含む。
【0188】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成は、DFT前拡散符号を含む。たとえば方式1100において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、DFT前周波数拡散符号およびDFTに基づいてPUCCHフォーマット3データを通信するステップを含む。ある実施形態では、DFT前拡散符号は、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む。
【0189】
ある実施形態では、第1のワイヤレス通信デバイスは、DFT前周波数拡散符号をPUCCHフォーマット3データに適用して、たとえばOCC構成要素1110を使用して、周波数拡散信号を生成する。第1のワイヤレス通信デバイスは、たとえばDFT構成要素1120を使用して、周波数拡散信号にDFTを適用する。
【0190】
ある実施形態では、たとえば方式1200において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、基準信号(たとえば、DMRS)を通信するステップを含む。
【0191】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1の巡回シフト値を含む。たとえば方式1300において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するステップを含む。ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、巡回シフトインデックスを含む。第1のワイヤレス通信デバイスは、巡回シフトインデックスおよび基準信号の長さに基づいて第1の巡回シフト値を計算し得る。
【0192】
ある実施形態では、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するステップを含む。たとえば方式1500において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するステップを含み、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なり、第2の巡回シフト値は第1の巡回シフト値と異なる。
【0193】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1の周波数拡散符号を含む。たとえば方式1400において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数拡散符号に基づいて基準信号を通信するステップを含む。
【0194】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1の位相回転、および第1の位相回転と異なる第2の位相回転を含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1の位相回転に基づいて基準信号を通信するステップを含む。たとえば方式1600において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2の位相回転に基づいて基準信号を通信するステップを含み、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なる。
【0195】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1のシーケンスルートインデックス、および第1のシーケンスルートインデックスと異なる第2のシーケンスルートインデックスを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信するステップを含む。たとえば方式1700において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信するステップを含み、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なる。
【0196】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成は、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、複数のリソースブロックの第1のサブセットにおいて基準信号を通信するステップを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、複数のリソースブロックの第2のサブセットにおいて基準信号を通信するステップを含み、複数のリソースブロックの第2のサブセットは、複数のリソースブロックの第1のサブセットと重複しない。ある実施形態では、複数のリソースブロックの第1のサブセットおよび複数のリソースブロックの第2のサブセットは、共有無線周波数帯域の異なるサブバンドの中にある。たとえば、方式1800~2300において示されるように、複数のリソースブロックは広帯域インターレースに対応する。ある実施形態では、複数のリソースブロックの第1のサブセットは、共有無線周波数帯域において複数のリソースブロックの第2のサブセットとインターリーブする。たとえば、複数のリソースブロックの第1のサブセットは1つの周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208I(0))に対応し、複数のリソースブロックの第2のサブセットは別の周波数インターレース(たとえば、周波数インターレース208I(1))に対応する。ある実施形態では、複数のリソースブロックは、共有無線周波数帯域において互いに等間隔である。
【0197】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成は、巡回シフトモードを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の巡回シフトモードと関連付けられる巡回シフト値の第1のセットに基づいて、基準信号を通信するステップを含む。たとえば方式1800において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の巡回シフトモードと関連付けられる巡回シフト値の第2のセットに基づいて、基準信号を通信するステップを含む。
【0198】
ある実施形態では、たとえば方式1900において示されるように、巡回シフト値の第1のセットの中の隣接する巡回シフト値は、第1の巡回シフトステップサイズ値によってオフセットされ、巡回シフト値の第2のセットの中の隣接する巡回シフト値は、第1の巡回シフトステップサイズ値と異なる第2の巡回シフトステップサイズ値によってオフセットされる。
【0199】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成は、複数のシーケンスルートインデックスを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の複数のシーケンスルートインデックスのうちの第1のシーケンスルートインデックスに基づいて、基準信号を通信するステップを含む。たとえば方式2000において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の複数のシーケンスルートインデックスのうちの第2のシーケンスルートインデックスに基づいて、基準信号を通信するステップを含み、第2のシーケンスルートインデックスは第1のシーケンスルートインデックスと異なる。
【0200】
ある実施形態では、アップリンク制御チャネル多重構成は、位相回転モードを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の位相回転モードと関連付けられる第1の位相回転に基づいて、基準信号を通信するステップを含む。たとえば方式2100において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の位相回転モードと関連付けられる第2の位相回転に基づいて、基準信号を通信するステップを含み、第2の位相回転は第1の位相回転と異なる。
【0201】
ある実施形態では、たとえば方式2200において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの一部分において基準信号を通信するステップを含む。
【0202】
ある実施形態では、たとえば方式2300において示されるように、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む基準信号シーケンスを通信するステップを含む。
【0203】
ある実施形態では、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む基準信号シーケンス(たとえば、長いシーケンス)を通信するステップを含む。
【0204】
ある実施形態では、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御情報データサイズに基づいて、複数のリソースブロックの一部分において第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップを含む。
【0205】
図34は、本開示のいくつかの実施形態による通信方法3400の流れ図である。方法3400のステップは、ワイヤレス通信デバイスのコンピューティングデバイス(たとえば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適切な構成要素)、またはステップを実行するための他の適切な手段によって実行され得る。たとえば、BS105またはBS400などのワイヤレス通信デバイスは、方法3400のステップを実行するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。別の例では、UE115またはUE300などのワイヤレス通信デバイスは、方法3400のステップを実行するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム312、および1つまたは複数のアンテナ316などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。方法3400は、
図26、
図28、
図29、および
図30に関してそれぞれ上で説明された方式2600、2800、2900、300と同様の機構、ならびに、
図27および
図31に関してそれぞれ上で説明された方法2700および3100と、同様の機構を利用し得る。示されるように、方法3400は、列挙されたいくつかのステップを含むが、方法3400の実施形態は、列挙されたステップの前、その後、またはステップとステップの間に、追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つまたは複数は省略されてもよく、または異なる順序で実行されてもよい。
【0206】
ステップ3410において、方法3400は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域(たとえば、帯域202)および変調フォーマット(たとえば、変調フォーマット2628)におけるリソース割振り(たとえば、割振り2510、2520、2530、2540、2550、および2602)を示すグラントを通信するステップを含み、リソース割振りはある周波数パターンを含む。周波数パターンは、パラメータ2620、2622、2624、および2626と同様であり得る。
【0207】
ステップ3420において、方法3400は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンまたは変調フォーマットのうちの少なくとも1つに基づく基準信号構成を通信するステップを含む。
【0208】
ステップ3430において、方法3400は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、リソース割振りを使用して、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報(たとえば、UCI520および620、PUCCHフォーマット3データ、基準信号(たとえば、DMRS))のうちの少なくとも1つを含むアップリンクチャネル信号を通信するステップを含み、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つは変調フォーマットに基づいて通信され、基準信号は基準信号構成に基づいて通信される。
【0209】
ある実施形態では、第1のワイヤレス通信デバイスはBS(たとえば、BS105または500)に相当してもよく、第2のワイヤレス通信デバイスはUE(たとえば、UE115または400)に相当してもよい。そのような実施形態では、第1のワイヤレス通信デバイスは、グラントおよび基準信号構成を第2のワイヤレス通信デバイスに送信し得る。第1のワイヤレス通信デバイスは、第2のワイヤレス通信デバイスから第1のアップリンク制御チャネル信号を受信し得る。
【0210】
ある実施形態では、第1のワイヤレス通信デバイスはUE(たとえば、UE115または400)に相当してもよく、第2のワイヤレス通信デバイスはBS(たとえば、BS105または500)に相当してもよい。そのような実施形態では、第1のワイヤレス通信デバイスは、グラントおよび基準信号構成を第2のワイヤレス通信デバイスから受信し得る。第1のワイヤレス通信デバイスは、第2のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を送信し得る。
【0211】
ある実施形態では、基準信号構成は周波数パターンに基づく。リソース割振りは、共有無線周波数帯域の中のリソースブロックのセットを含む。アップリンクチャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンが、リソースブロックのセットの周波数が隣接していること、リソースブロックのセットが共有無線周波数帯域において等間隔ではないこと、またはリソースブロックのセットの第1のリソースブロックおよび第2のリソースブロックが異なる数のトーンを含むことのうちの少なくとも1つを含むという決定に応答して、リソースブロックのセットの中のトーンの数に基づく長さのシーケンスを含む基準信号を通信するステップを含む。
【0212】
ある実施形態では、基準信号構成は周波数パターンに基づく。リソース割振りは、共有無線周波数帯域において互いに離れているリソースブロックのセットを含む。アップリンクチャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域において等間隔のリソースブロックのセットのうちの少なくとも1つを周波数パターンが含むという決定に応答して、巡回シフト値のセットに基づいて基準信号を通信するステップを含む。
【0213】
ある実施形態では、基準信号構成は周波数パターンに基づく。リソース割振りは、共有無線周波数帯域において互いに離れているリソースブロックのセットを含む。アップリンクチャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、リソースブロックのセットの各リソースブロックの中のトーンの数、または共有無線周波数帯域のサブバンドにおけるリソースブロックのセットの中のトーンの数のうちの少なくとも1つに基づいて決定される周波数密度を含む基準信号を通信するステップを含む。
【0214】
ある実施形態では、基準信号構成は変調フォーマットに基づく。アップリンクチャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、閾値より高い変調次数を変調フォーマットが含むという決定に応答して、第1のシーケンスを含む基準信号を通信するステップを含む。代替として、アップリンクチャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、変調フォーマットが閾値未満の変調次数を含み、第2のシーケンスの長さが第1のシーケンスより短いという決定に応答して、巡回シフト値のセットに基づいて第2のシーケンスを含む基準信号を通信するステップを含む。
【0215】
図35は、本開示のいくつかの実施形態による通信方法3500の流れ図である。方法3500のステップは、ワイヤレス通信デバイスのコンピューティングデバイス(たとえば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適切な構成要素)、またはステップを実行するための他の適切な手段によって実行され得る。たとえば、BS105またはBS400などのワイヤレス通信デバイスは、方法3500のステップを実行するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。別の例では、UE115またはUE300などのワイヤレス通信デバイスは、方法3500のステップを実行するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム312、および1つまたは複数のアンテナ316などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。方法3500は、
図26、
図28、
図29、および
図30に関してそれぞれ上で説明された方式2600、2800、2900、300と同様の機構、ならびに、
図27および
図31に関してそれぞれ上で説明された方法2700および3100と、同様の機構を利用し得る。示されるように、方法3500は、列挙されたいくつかのステップを含むが、方法3500の実施形態は、列挙されたステップの前、その後、またはステップとステップの間に、追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つまたは複数は省略されてもよく、または異なる順序で実行されてもよい。
【0216】
ステップ3510において、方法3500は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数インターレースのセットのうちの第1の周波数インターレースおよび周波数インターレースのセットのうちの第2の周波数インターレースを示す割振りを通信するステップを含み、第2の周波数インターレースは、1つまたは複数のオフセットのセットに基づいて第1の周波数インターレースからオフセットされる。いくつかの事例では、第1のワイヤレス通信デバイスは、BSに相当してもよく、割振りを通信するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの構成要素を使用してもよい。いくつかの他の事例では、第1のワイヤレス通信は、UEに相当してもよく、割振りを通信するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム312、および1つまたは複数のアンテナ316などの構成要素を使用してもよい。
【0217】
ステップ3520において、方法3500は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数インターレースおよび第2の周波数インターレースを使用してアップリンク制御チャネル信号を通信するステップを含む。いくつかの事例では、第1のワイヤレス通信デバイスは、BSに相当してもよく、アップリンク制御チャネル信号を通信するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの構成要素を使用してもよい。いくつかの他の事例では、第1のワイヤレス通信は、UEに相当してもよく、アップリンク制御チャネル信号を通信するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム312、および1つまたは複数のアンテナ316などの構成要素を使用してもよい。
【0218】
いくつかの態様では、第1のワイヤレス通信デバイスはBS(たとえば、BS105または500)に相当してもよく、第2のワイヤレス通信デバイスはUE(たとえば、UE115または400)に相当してもよい。第1のワイヤレス通信デバイスは、割振りを第2のワイヤレス通信デバイスに送信し、第2のワイヤレス通信デバイスからアップリンク制御チャネル信号を受信し得る。
【0219】
いくつかの態様では、第1のワイヤレス通信デバイスはUE(たとえば、UE115または400)に相当してもよく、第2のワイヤレス通信デバイスはBS(たとえば、BS105または500)に相当してもよい。第1のワイヤレス通信デバイスは、第2のワイヤレス通信デバイスへの割振りを受信し、第2のワイヤレス通信デバイスにアップリンク制御チャネル信号を送信し得る。
【0220】
いくつかの態様では、ステップ3520は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2信号またはPUCCHフォーマット3信号のうちの少なくとも1つを通信するステップを含む。
【0221】
いくつかの態様では、周波数インターレースのセットの中の各周波数インターレースはインデックスによって識別され、割振りは、周波数インターレースのセットのうちの第1の周波数インターレースを識別する第1のインデックス(たとえば、i)と、周波数インターレースのセットのうちの第2の周波数インターレースを識別する第2のインデックス(たとえば、j)とを含み、第1のインデックスと第2のインデックスとの間のオフセット(たとえば、X)は1つまたは複数のオフセットのセットに基づく。いくつかの態様では、第1のワイヤレス通信デバイスは、1つまたは複数のオフセットのセットに基づいて、第1のインデックスと第2のインデックスとの間のオフセットを決定し得る。いくつかの事例では、第1のワイヤレス通信デバイスは、BSに相当してもよく、オフセットを第1のインデックスに加算し、剰余N演算を適用して第2の周波数インターレースのための第2のインデックスを決定することによって、第2の周波数インターレースのための第2のインデックスを決定するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの構成要素を使用してもよく、Nはキャリア帯域幅の中の周波数インターレースの数に対応する。いくつかの態様では、アップリンク制御チャネル信号は、15kHzまたは30kHzというサブキャリア間隔を有し、1つまたは複数のオフセットのセットは、1または-1を含む。いくつかの態様では、アップリンク制御チャネル信号は、15kHzというサブキャリア間隔を含み、1つまたは複数のオフセットのセットは、1、-1、または5を含む。
【0222】
いくつかの態様では、第1の周波数インターレースは、ある周波数帯域において互いに離れているリソースブロックの第1のセットを含み、第2の周波数インターレースは、周波数帯域において互いに離れておりリソースブロックの第1のセットとインターリーブされる、リソースブロックの第2のセットを含む。ステップ3520はさらに、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、リソースブロックの第1のセットおよびリソースブロックの第2のセットを使用してアップリンク制御チャネル信号を通信するステップを含み、周波数帯域の中の使用されるリソースブロック間の間隔は均一である。
【0223】
いくつかの態様では、1つまたは複数のオフセットのセットはあらかじめ決定されていてもよい。いくつかの態様では、1つまたは複数のオフセットのセットはワイヤレス通信規格によって指定されてもよい。いくつかの態様では、1つまたは複数のオフセットのセットは準静的に構成されてもよい。いくつかの態様では、1つまたは複数のオフセットのセットは動的に構成されてもよい。
【0224】
図36は、本開示のいくつかの実施形態による通信方法3600の流れ図である。方法3600のステップは、ワイヤレス通信デバイスのコンピューティングデバイス(たとえば、プロセッサ、処理回路、および/または他の適切な構成要素)、またはステップを実行するための他の適切な手段によって実行され得る。たとえば、BS105またはBS400などのワイヤレス通信デバイスは、方法3600のステップを実行するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。別の例では、UE115またはUE300などのワイヤレス通信デバイスは、方法3600のステップを実行するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム312、および1つまたは複数のアンテナ316などの、1つまたは複数の構成要素を利用し得る。方法3600は、
図26、
図28、
図29、および
図30に関してそれぞれ上で説明された方式2600、2800、2900、300と同様の機構、ならびに、
図27および
図31に関してそれぞれ上で説明された方法2700および3100と、同様の機構を利用し得る。示されるように、方法3600は、列挙されたいくつかのステップを含むが、方法3600の実施形態は、列挙されたステップの前、その後、またはステップとステップの間に、追加のステップを含み得る。いくつかの実施形態では、列挙されたステップのうちの1つまたは複数は省略されてもよく、または異なる順序で実行されてもよい。
【0225】
ステップ3610において、方法3600は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の巡回シフト値を示すアップリンク制御チャネル多重構成を通信するステップを含む。いくつかの事例では、第1のワイヤレス通信デバイスは、BSに相当してもよく、アップリンク制御チャネル多重構成を通信するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの構成要素を使用してもよい。いくつかの他の事例では、第1のワイヤレス通信は、UEに相当してもよく、アップリンク制御チャネル多重構成を通信するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム312、および1つまたは複数のアンテナ316などの構成要素を使用してもよい。
【0226】
ステップ3620において、方法3600は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、1つまたは複数の周波数インターレースを使用して第1の基準信号を含む第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップを含み、第1の基準信号は第1の巡回シフト値に基づく。いくつかの事例では、第1の通信デバイスは、BSに相当してもよく、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの構成要素を使用してもよい。いくつかの他の事例では、第1のワイヤレス通信は、UEに相当してもよく、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム312、および1つまたは複数のアンテナ316などの構成要素を使用してもよい。
【0227】
いくつかの態様では、第1のワイヤレス通信デバイスはBS(たとえば、BS105または500)に相当してもよく、第2のワイヤレス通信デバイスはUE(たとえば、UE115または400)に相当してもよい。第1のワイヤレス通信デバイスは、アップリンク制御チャネル多重構成を第2のワイヤレス通信デバイスに送信し、第2のワイヤレス通信デバイスからアップリンク制御チャネル信号を受信し得る。
【0228】
いくつかの態様では、第1のワイヤレス通信デバイスはUE(たとえば、UE115または400)に相当してもよく、第2のワイヤレス通信デバイスはBS(たとえば、BS105または500)に相当してもよい。第1のワイヤレス通信デバイスは、アップリンク制御チャネル多重構成を第2のワイヤレス通信デバイスから受信し、第2のワイヤレス通信デバイスにアップリンク制御チャネル信号を送信し得る。
【0229】
いくつかの態様では、ステップ3620は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット3信号を通信するステップを含む。
【0230】
いくつかの態様では、第1の巡回シフト値は、第1の基準信号の長さ、あるいは1つまたは複数の周波数インターレースを使用するユーザの数のうちの少なくとも1つに基づく。
【0231】
いくつかの態様では、方法3600はさらに、第1のワイヤレス通信デバイスによって、第2のワイヤレス通信デバイスと異なる第3のワイヤレス通信デバイスと、1つまたは複数の周波数インターレースを使用して第2の基準信号を含む第2のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップを含み、第2の基準信号は第2の巡回シフト値に基づき、第1の巡回シフト値と第2の巡回シフト値との差は所定の値の倍数であり、所定の値は、第1の基準信号の長さ、あるいは1つまたは複数の周波数インターレースを使用するユーザの数のうちの少なくとも1つと関連付けられる。いくつかの事例では、第1のワイヤレス通信デバイスは、BSに相当してもよく、第2のアップリンク制御チャネル信号を通信するために、プロセッサ402、メモリ404、UL通信モジュール408、トランシーバ410、モデム412、および1つまたは複数のアンテナ416などの構成要素を使用してもよい。いくつかの他の事例では、第1のワイヤレス通信は、UEに相当してもよく、第2のアップリンク制御チャネル信号を通信するために、プロセッサ302、メモリ304、UL通信モジュール308、トランシーバ310、モデム312、および1つまたは複数のアンテナ316などの構成要素を使用してもよい。
【0232】
いくつかの態様では、ステップ3620は、直交カバー符号にさらに基づいて第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップを含み、アップリンク制御チャネル多重構成は、直交カバー符号を決定するためのインデックスと、ルックアップテーブルからの第1の巡回シフト値とを含む。
【0233】
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及されることがあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてもよい。
【0234】
本明細書の本開示に関して説明される様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0235】
本開示のさらなる実施形態は、ワイヤレス通信の方法を含む。方法は、第1のワイヤレス通信デバイスによって、アップリンク制御チャネル多重構成を取得するステップを含む。方法は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域において少なくとも1つの他のリソースブロックの分だけ互いに離れている複数のリソースブロックを示すグラントを通信するステップを含み、複数のリソースブロックは、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のワイヤレス通信デバイスのためにスケジューリングされる。方法はまた、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のリソースブロックのうちの1つまたは複数において第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップを含む。
【0236】
方法はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。方法は、アップリンク制御チャネル多重構成が第1の周波数拡散符号を含むことと、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップが、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数拡散符号および周波数拡散後スクランブリング符号に基づいて物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2データを通信するステップを含むこととを、含み得る。方法は、第1のワイヤレス通信デバイスによって、第1の周波数拡散符号をPUCCHフォーマット2データに適用して周波数拡散信号を生成するステップと、周波数拡散後スクランブリング符号を周波数拡散信号に適用するステップとを含み得る。アップリンク制御チャネル多重構成は第2の周波数拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、第2の周波数拡散符号に基づいて基準信号を通信するステップを含む。アップリンク制御チャネル多重構成は時間周波数拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、時間拡散符号に基づいてPUCCHフォーマット2データを通信するステップを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2データおよび基準信号を通信するステップを含む。複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットは、リソースブロックの中の少なくとも1つの他のトーンの分だけ互いに離れている。複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットは、隣接トーンを含む。アップリンク制御チャネル多重構成は、離散フーリエ変換前(DFT前)拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、DFT前周波数拡散符号および離散フーリエ変換(
DFT)に基づいて物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット3データを通信するステップを含む。DFT前拡散符号は、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む。方法は、第1のワイヤレス通信デバイスによって、DFT前周波数拡散符号をPUCCHフォーマット3データに適用して周波数拡散信号を生成するステップと、DFTを周波数拡散信号に適用するステップとを含み得る。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、基準信号を通信するステップを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するステップを含む。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1の巡回シフト値を含む。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに巡回シフトインデックスを含み、方法はさらに、第1のワイヤレス通信デバイスによって、巡回シフトインデックスおよび基準信号の長さに基づいて第1の巡回シフト値を決定するステップを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するステップと、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するステップとを含み、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なり、第2の巡回シフト値は第1の巡回シフト値と異なる。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに第1の周波数拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数拡散符号に基づいて基準信号を通信するステップを含む。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1の位相回
転、および第1の位相回転と異なる第2の位相回転を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1の位相回転に基づいて基準信号を通信するステップと、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2の位相回転に基づいて基準信号を通信するステップとを含み、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なる。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1のシーケンスルートインデックス、および第1のシーケンスルートインデックスと異なる第2のシーケンスルートインデックスを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信するステップと、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信するステップとを含み、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なる。アップリンク制御チャネル多重構成は、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、複数のリソースブロックの第1のサブセットにおいて基準信号を通信するステップと、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、複数のリソースブロックの第2のサブセットにおいて基準信号を通信するステップとを含み、複数のリソースブロックの第2のサブセットは、複数のリソースブロックの第1のサブセットと重複しない。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの一部分において基準信号を通信するステップを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む基準信号シーケンスを通信するステップを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む基準信号シーケンスを通信するステップを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御情報データサイズに基づいて、複数のリソースブロックの一部分において第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップを含む。グラントを通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成を含むグラントを受信するステップを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて第1のアップリンク制御チャネル信号を送信するステップを含む。グラントを通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスに、アップリンク制御チャネル多重構成を含むグラントを送信するステップを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて第1のアップリンク制御チャネル信号を受信するステップを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスから、第1のアップリンク制御チャネル信号を受信するステップを含み、方法はさらに、第1のワイヤレス通信デバイスによって、第2のワイヤレス通信デバイスと異なる第3のワイヤレス通信デバイスから、第1のアップリンク制御チャネル信号と同時に複数のリソースブロックにおいて第2のアップリンク制御チャネル信号を受信するステップを含む。第1のワイヤレス通信デバイスはユーザ機器(UE)であり、第2のワイヤレス通信デバイスは基地局(BS)である。第1のワイヤレス通信デバイスは基地局(BS)であり、第2のワイヤレス通信デバイスはユーザ機器(UE)である。
【0237】
本開示のさらなる実施形態は、ワイヤレス通信の方法を含む。方法は、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域におけるリソース割振りおよび変調フォーマットを示すグラントを通信するステップであって、リソース割振りが周波数パターンを含む、ステップと、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンまたは変調フォーマットのうちの少なくとも1つに基づく基準信号構成を通信するステップとを含む。方法はまた、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、リソース割振りを使用して、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つおよび基準信号を含むアップリンクチャネル信号を通信するステップを含み、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つは変調フォーマットに基づいて通信され、基準信号は基準信号構成に基づいて通信される。
【0238】
方法はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。方法は、基準信号構成が周波数パターンに基づくことと、リソース割振りが共有無線周波数帯域の中のリソースブロックのセットを含むことと、アップリンクチャネル信号を通信するステップが、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンが、リソースブロックのセットの周波数が隣接していること、リソースブロックのセットが共有無線周波数帯域において等間隔ではないこと、またはリソースブロックのセットの第1のリソースブロックおよび第2のリソースブロックが異なる数のトーンを含むことのうちの少なくとも1つを含むという決定に応答して、リソースブロックのセットの中のトーンの数に基づく長さのシーケンスを含む基準信号を通信するステップを含むこととを、含み得る。基準信号構成は周波数パターンに基づき、リソース割振りは、共有無線周波数帯域において互いに離れているリソースブロックのセットを含み、アップリンクチャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域において等間隔のリソースブロックのセットのうちの少なくとも1つを周波数パターンが含むという決定に応答して、巡回シフト値のセットに基づいて基準信号を通信するステップを含む。基準信号構成は周波数パターンに基づき、リソース割振りは、共有無線周波数帯域において互いに離れているリソースブロックのセットを含み、アップリンクチャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、リソースブロックのセットの各リソースブロックの中のトーンの数、または共有無線周波数帯域のサブバンドにおけるリソースブロックのセットの中のトーンの数のうちの少なくとも1つに基づいて決定される周波数密度を含む基準信号を通信するステップを含む。基準信号構成は変調フォーマットに基づき、アップリンクチャネル信号を通信するステップは、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、閾値より高い変調次数を変調フォーマットが含むという決定に応答して第1のシーケンスを含む基準信号を通信するステップ、または、第1のワイヤレス通信デバイスによって第2のワイヤレス通信デバイスと、閾値未満の変調次数を変調フォーマットが含み、第2のシーケンスの長さが第1のシーケンスより短いという決定に応答して、巡回シフト値のセットに基づいて第2のシーケンスを含む基準信号を通信するステップを含む。
【0239】
本開示のさらなる実施形態は、アップリンク制御チャネル多重構成を取得するように構成されるプロセッサと、第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域において少なくとも1つの他のリソースブロックの分だけ互いに離れた複数のリソースブロックを示すグラントを通信し、複数のリソースブロックが、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のワイヤレス通信デバイスに対してスケジューリングされ、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のリソースブロックのうちの1つまたは複数において第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバとを含む、装置を含む。
【0240】
装置はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。装置は、アップリンク制御チャネル多重構成が第1の周波数拡散符号を含むことと、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバがさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数拡散符号および周波数拡散後スクランブリング符号に基づいて物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2データを通信するように構成されることとを含み得る。プロセッサはさらに、第1の周波数拡散符号をPUCCHフォーマット2データに適用して周波数拡散信号を生成し、周波数拡散後スクランブリング符号を周波数拡散信号に適用するように構成される。アップリンク制御チャネル多重構成は第2の周波数拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第2の周波数拡散符号に基づいて基準信号を通信するように構成される。アップリンク制御チャネル多重構成は、時間周波数拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、時間拡散符号に基づいてPUCCHフォーマット2データを通信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2データおよび基準信号を通信するように構成される。複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットは、リソースブロックの中の少なくとも1つの他のトーンの分だけ互いに離れている。複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットは、隣接トーンを含む。アップリンク制御チャネル多重構成は、離散フーリエ変換前(DFT前)拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、DFT前周波数拡散符号および離散フーリエ変換(DFT)に基づいて物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット3データを通
信するように構成される。DFT前拡散符号は、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む。プロセッサはさらに、DFT前周波数拡散符号をPUCCHフォーマット3データに適用して周波数拡散信号を生成し、DFTを周波数拡散信号に適用するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、基準信号を通信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するように構成される。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1の巡回シフト値を含む。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに巡回シフトインデックスを含み、プロセッサはさらに、巡回シフトインデックスおよび基準信号の長さに基づいて第1の巡回シフト値を決定するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するように構成され、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なり、第2の巡回シフト値は第1の巡回シフト値と異なる。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに第1の周波数拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数拡散符号に基づいて基準信号を通信するように構成される。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1の位相回転、および第1の位相回転と異なる第2の位相回転を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1の位相回転に基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2の位相回転に基づいて基準信号を通信するように構成され、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なる。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1のシーケンスルートインデックス、および第1のシーケンスルートインデックスと異なる第2のシーケンスルートインデックスを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信するように構成され、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なる。アップリンク制御チャネル多重構成は、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、複数のリソースブロックの第1のサブセットにおいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、複数のリソースブロックの第2のサブセットにおいて基準信号を通信するように構成され、複数のリソースブロックの第2のサブセットは、複数のリソースブロックの第1のサブセットと重複しない。複数のリソースブロックの第1のサブセットおよび複数のリソースブロックの第2のサブセットは、共有無線周波数帯域の異なるサブバンドの中にある。複数のリソースブロックの第1のサブセットは、共有無線周波数帯域において複数のリソースブロックの第2のサブセットとインターリーブする。複数のリソースブロックは、共有無線周波数帯域において互いに等間隔である。アップリンク制御チャネル多重構成は巡回シフトモードを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の巡回シフトモードと関連付けられる巡回シフト値の第1のセットに基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の巡回シフトモードと関連付けられる巡回シフト値の第2のセットに基づいて基準信号を通信するように構成される。巡回シフト値の第1のセットの中の隣接する巡回シフト値は、第1の巡回シフトステップサイズ値によってオフセットされ、巡回シフト値の第2のセットの中の隣接する巡回シフト値は、第1の巡回シフトステップサイズ値と異なる第2の巡回シフトステップサイズ値によってオフセットされる。アップリンク制御チャネル多重構成は、複数のシーケンスルートインデックスを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の複数のシーケンスルートインデックスのうちの第1のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の複数のシーケンスルートインデックスのうちの第2のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信するように構成され、第2のシーケンスルートインデックスは第1のシーケンスルートインデックスと異なる。アップリンク制御チャネル多重構成は位相回転モードを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の位相回転モードと関連付けられる第1の位相回転に基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の位相回転モードと関連付けられる第2の位相回転に基づいて基準信号を通信するように構成され、第2の位相回転は第1の位相回転と異なる。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの一部分において基準信号を通信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む基準信号シーケンスを通信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む基準信号シーケンスを通信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御情報データサイズに基づいて、複数のリソースブロックの一部分において第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成される。グラントを通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成を含むグラントを受信するように構成され、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて第1のアップリンク制御チャネル信号を送信するように構成される。グラントを通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスに、アップリンク制御チャネル多重構成を含むグラントを送信するように構成され、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて第1のアップリンク制御チャネル信号を受信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、第1のアップリンク制御チャネル信号を受信するように構成され、トランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと異なる第3のワイヤレス通信デバイスから、第1のアップリンク制御チャネル信号と同時に複数のリソースブロックにおいて第2のアップリンク制御チャネル信号を受信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号および第2のアップリンク制御チャネル信号は、同じ帯域幅を含む。第1のアップリンク制御チャネル信号および第2のアップリンク制御チャネル信号は、異なる帯域幅を含む。第2のアップリンク制御チャネル信号を受信するように構成されるトランシーバはさらに、第3のワイヤレス通信デバイスから、複数のリソースブロックの一部分において第2のアップリンク制御チャネル信号を受信するように構成される。装置はユーザ機器(UE)であり、第2のワイヤレス通信デバイスは基地局(BS)である。装置は基地局(BS)であり、第2のワイヤレス通信デバイスはユーザ機器(UE)である。
【0241】
本開示のさらなる実施形態は、第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域におけるリソース割振りおよび変調フォーマットを示すグラントを通信し、リソース割振りが周波数パターンを含み、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンまたは変調フォーマットのうちの少なくとも1つに基づく基準信号構成を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、リソース割振りを使用して、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つと基準信号とを含むアップリンクチャネル信号を通信し、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つが変調フォーマットに基づいて通信され、基準信号が基準信号構成に基づいて通信される、ように構成されるトランシーバを含む、装置を含む。
【0242】
装置はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。装置は、基準信号構成が周波数パターンに基づくことと、リソース割振りが共有無線周波数帯域の中のリソースブロックのセットを含むことと、アップリンクチャネル信号を通信するように構成されるトランシーバがさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンが、リソースブロックのセットの周波数が隣接していること、リソースブロックのセットが共有無線周波数帯域において等間隔ではないこと、またはリソースブロックのセットの第1のリソースブロックおよび第2のリソースブロックが異なる数のトーンを含むことのうちの少なくとも1つを含むという決定に応答して、リソースブロックのセットの中のトーンの数に基づく長さのシーケンスを含む基準信号を通信するように構成されることとを、含み得る。基準信号構成は周波数パターンに基づき、リソース割振りは、共有無線周波数帯域において互いに離れているリソースブロックのセットを含み、アップリンクチャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域において等間隔のリソースブロックのセットのうちの少なくとも1つを周波数パターンが含むという決定に応答して、巡回シフト値のセットに基づいて基準信号を通信するように構成される。基準信号構成は周波数パターンに基づき、リソース割振りは、共有無線周波数帯域において互いに離れているリソースブロックのセットを含み、アップリンクチャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、リソースブロックのセットの各リソースブロックの中のトーンの数、または共有無線周波数帯域のサブバンドにおけるリソースブロックのセットの中のトーンの数のうちの少なくとも1つに基づいて決定される周波数密度を含む基準信号を通信するように構成される。基準信号構成は変調フォーマットに基づき、アップリンクチャネル信号を通信するように構成されるトランシーバはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、閾値より高い変調次数を変調フォーマットが含むという決定に応答して第1のシーケンスを含む基準信号を通信し、または、第2のワイヤレス通信デバイスと、閾値未満の変調次数を変調フォーマットが含み、第2のシーケンスの長さが第1のシーケンスより短いという決定に応答して、巡回シフト値のセットに基づいて第2のシーケンスを含む基準信号を通信するように構成される。
【0243】
本開示のさらなる実施形態は、プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。非一時的コンピュータ可読媒体は、第1のワイヤレス通信デバイスに、アップリンク制御チャネル多重構成を取得させるためのコードと、第1のワイヤレス通信デバイスに、第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域において少なくとも1つの他のリソースブロックの分だけ互いに離れている複数のリソースブロックを示すグラントを通信させるためのコードとを含み、複数のリソースブロックは、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のワイヤレス通信デバイスのためにスケジューリングされる。非一時的コンピュータ可読媒体はまた、第1のワイヤレス通信デバイスに、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のリソースブロックのうちの1つまたは複数において第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードを含む。
【0244】
非一時的コンピュータ可読媒体はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、アップリンク制御チャネル多重構成が第1の周波数拡散符号を含むことと、第1のワイヤレス通信デバイスに、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードがさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数拡散符号および周波数拡散後スクランブリング符号に基づいて物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2データを通信するように構成されることとを含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、第1のワイヤレス通信デバイスに、第1の周波数拡散符号をPUCCHフォーマット2データへ適用させて周波数拡散信号を生成させるためのコードと、第1のワイヤレス通信デバイスに、周波数拡散後スクランブリング符号を周波数拡散信号へ適用させるためのコードとを含み得る。アップリンク制御チャネル多重構成は第2の周波数拡散符号を含み、第1のワイヤレス通信デバイスに、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第2の周波数拡散符号に基づいて基準信号を通信するように構成される。アップリンク制御チャネル多重構成は時間周波数拡散符号を含み、第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、時間拡散符号に基づいてPUCCHフォーマット2データを通信するように構成される。第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2データおよび基準信号を通信するように構成される。複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットは、リソースブロックの中の少なくとも1つの他のトーンの分だけ互いに離れている。複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットは、隣接トーンを含む。アップリンク制御チャネル多重構成は、離散フーリエ変換前(DFT前)拡散符号を含み、第1のワイヤレス通信デバ
イスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、DFT前周波数拡散符号および離散フーリエ変換(DFT)に基づいて物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット3データを通信するように構成される。DFT前拡散符号は、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む。非一時的コンピュータ可読媒体は、第1のワイヤレス通信デバイスに、DFT前周波数拡散符号をPUCCHフォーマット3データへ適用させて周波数拡散信号を生成させるためのコードと、第1のワイヤレス通信デバイスに、DFTを周波数拡散信号へ適用させるためのコードとを含み得る。第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、基準信号を通信するように構成される。第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するように構成される。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1の巡回シフト値を含む。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに巡回シフトインデックスを含み、プログラムコードはさらに、第1のワイヤレス通信デバイスに、巡回シフトインデックスおよび基準信号の長さに基づいて第1の巡回シフト値を決定させるためのコードを含む。第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するように構成され、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なり、第2の巡回シフト値は第1の巡回シフト値と異なる。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに第1の周波数拡散符号を含み、第1のワイヤレス通信デバイスに、第1のア
ップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数拡散符号に基づいて基準信号を通信するように構成される。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1の位相回転、および第1の位相回転と異なる第2の位相回転を含み、第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1の位相回転に基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2の位相回転に基づいて基準信号を通信するように構成され、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なる。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1のシーケンスルートインデックス、および第1のシーケンスルートインデックスと異なる第2のシーケンスルートインデックスを含み、第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信するように構成され、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なる。アップリンク制御チャネル多重構成は、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つを含み、第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、複数のリソースブロックの第1のサブセットにおいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、複数のリソースブロックの第2のサブセットにおいて基準信号を通信するように構成され、複数のリソースブロックの第2のサブセットは、複数のリソースブロックの第1のサブセットと重複しない。複数のリソースブロックの第1のサブセットおよび複数のリソースブロックの第2のサブセットは、共有無線周波数帯域の異なるサブバンドの中にある。複数のリソースブロックの第1のサブセットは、共有無線周波数帯域において複数のリソースブロックの第2のサブセットとインターリーブする。複数のリソースブロックは、共有無線周波数帯域において互いに等間隔である。アップリンク制御チャネル多重構成は巡回シフトモードを含み、第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の巡回シフトモードと関連付けられる巡回シフト値の第1のセットに基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の巡回シフトモードと関連付けられる巡回シフト値の第2のセットに基づいて基準信号を通信するように構成される。巡回シフト値の第1のセットの中の隣接する巡回シフト値は、第1の巡回シフトステップサイズ値によってオフセットされ、巡回シフト値の第2のセットの中の隣接する巡回シフト値は、第1の巡回シフトステップサイズ値と異なる第2の巡回シフトステップサイズ値によってオフセットされる。アップリンク制御チャネル多重構成は、複数のシーケンスルートインデックスを含み、第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の複数のシーケンスルートインデックスのうちの第1のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の複数のシーケンスルートインデックスのうちの第2のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信するように構成され、第2のシーケンスルートインデックスは第1のシーケンスルートインデックスと異なる。アップリンク制御チャネル多重構成は位相回転モードを含み、第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の位相回転モードと関連付けられる第1の位相回転に基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の位相回転モードと関連付けられる第2の位相回転に基づいて基準信号を通信するように構成され、第2の位相回転は第1の位相回転と異なる。第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの一部分において基準信号を通信するように構成される。第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む基準信号シーケンスを通信するように構成される。第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む基準信号シーケンスを通信するように構成される。第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御情報データサイズに基づいて、複数のリソースブロックの一部分において第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成される。第1のワイヤレス通信デバイスにグラントを通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成を含むグラントを受信するように構成され、第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて第1のアップリンク制御チャネル信号を送信するように構成される。第1のワイヤレス通信デバイスにグラントを通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスに、アップリンク制御チャネル多重構成を含むグラントを送信するように構成され、第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて第1のアップリンク制御チャネル信号を受信するように構成される。第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、第1のアップリンク制御チャネル信号を受信するように構成され、プログラムコードはさらに、第1のワイヤレス通信デバイスに、第2のワイヤレス通信デバイスと異なる第3のワイヤレス通信デバイスから、第1のアップリンク制御チャネル信号と同時に複数のリソースブロックにおいて第2のアップリンク制御チャネル信号を受信させるためのコードを含む。第1のアップリンク制御チャネル信号および第2のアップリンク制御チャネル信号は、同じ帯域幅を含む。第1のアップリンク制御チャネル信号および第2のアップリンク制御チャネル信号は、異なる帯域幅を含む。第1のワイヤレス通信デバイスに第2のアップリンク制御チャネル信号を受信させるためのコードはさらに、第3のワイヤレス通信デバイスから、複数のリソースブロックの一部分において第2のアップリンク制御チャネル信号を受信するように構成される。非一時的コンピュータ可読媒体はユーザ機器(UE)であり、第2のワイヤレス通信デバイスは基地局(BS)である。非一時的コンピュータ可読媒体は基地局(BS)であり、第2のワイヤレス通信デバイスはユーザ機器(UE)である。
【0245】
本開示のさらなる実施形態は、プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。非一時的コンピュータ可読媒体は、第1のワイヤレス通信デバイスに、第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域におけるリソース割振りおよび変調フォーマットを示すグラントを通信させるためのコードを含み、リソース割振りは周波数パターンを含む。非一時的コンピュータ可読媒体はまた、第1のワイヤレス通信デバイスに、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンまたは変調フォーマットのうちの少なくとも1つに基づく基準信号構成を通信させるためのコードを含む。非一時的コンピュータ可読媒体はまた、第1のワイヤレス通信デバイスに、第2のワイヤレス通信デバイスと、リソース割振りを使用して、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つおよび基準信号を含むアップリンクチャネル信号を通信させるためのコードを含み、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つは変調フォーマットに基づいて通信され、基準信号は基準信号構成に基づいて通信される。
【0246】
非一時的コンピュータ可読媒体はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。基準信号構成は周波数パターンに基づき、リソース割振りは共有無線周波数帯域の中のリソースブロックのセットを含み、第1のワイヤレス通信デバイスにアップリンクチャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンが、リソースブロックのセットの周波数が隣接していること、リソースブロックのセットが共有無線周波数帯域において等間隔ではないこと、またはリソースブロックのセットの第1のリソースブロックおよび第2のリソースブロックが異なる数のトーンを含むことのうちの少なくとも1つを含むという決定に応答して、リソースブロックのセットの中のトーンの数に基づく長さのシーケンスを含む基準信号を通信するように構成される。基準信号構成は周波数パターンに基づき、リソース割振りは、共有無線周波数帯域において互いに離れているリソースブロックのセットを含み、第1のワイヤレス通信デバイスにアップリンクチャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域において等間隔のリソースブロックのセットのうちの少なくとも1つを周波数パターンが含むという決定に応答して、巡回シフト値のセットに基づいて基準信号を通信するように構成される。基準信号構成は周波数パターンに基づき、リソース割振りは、共有無線周波数帯域において互いに離れているリソースブロックのセットを含み、第1のワイヤレス通信デバイスにアップリンクチャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、リソースブロックのセットの各リソースブロックの中のトーンの数、または共有無線周波数帯域のサブバンドにおけるリソースブロックのセットの中のトーンの数のうちの少なくとも1つに基づいて決定される周波数密度を含む基準信号を通信するように構成される。基準信号構成は変調フォーマットに基づき、第1のワイヤレス通信デバイスにアップリンクチャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、閾値より高い変調次数を変調フォーマットが含むという決定に応答して第1のシーケンスを含む基準信号を通信し、または、第2のワイヤレス通信デバイスと、閾値未満の変調次数を変調フォーマットが含み、第2のシーケンスの長さが第1のシーケンスより短いという決定に応答して、巡回シフト値のセットに基づいて第2のシーケンスを含む基準信号を通信するように構成される。
【0247】
本開示のさらなる実施形態は、アップリンク制御チャネル多重構成を取得するための手段と、第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域において少なくとも1つの他のリソースブロックの分だけ互いに離れている複数のリソースブロックを示すグラントを通信するための手段とを含む装置を含み、複数のリソースブロックは、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のワイヤレス通信デバイスのためにスケジューリングされる。装置はまた、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて複数のリソースブロックのうちの1つまたは複数において第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段を含む。
【0248】
装置はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。装置はまた、アップリンク制御チャネル多重構成が第1の周波数拡散符号を含むことと、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段がさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数拡散符号および周波数拡散後スクランブリング符号に基づいて物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2データを通信するように構成されることとを含み得る。装置は、第1の周波数拡散符号をPUCCHフォーマット2データに適用して周波数拡散信号を生成するための手段と、周波数拡散後スクランブリング符号を周波数拡散信号に適用するための手段とを含み得る。アップリンク制御チャネル構成は第2の周波数拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第2の周波数拡散符号に基づいて基準信号を通信するように構成される。アップリンク制御チャネル多重構成は、時間周波数拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、時間拡散符号に基づいてPUCCHフォーマット2データを通信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2データおよび基準信号を通信するように構成される。複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットは、リソースブロックの中の少なくとも1つの他のトーンの分だけ互いに離れている。複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットは、隣接トーンを含む。アップリンク制御チャネル多重構成は、離散フーリエ変換前(DFT前)拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、DFT前周波数拡散符号および離散フーリエ変換(DFT)に基づいて物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット3データを通信するように構成される。DFT前拡散符号は、複数のリソースブロックの各リソースブロ
ックの中のトーンの数に基づく長さを含む。装置は、DFT前周波数拡散符号をPUCCHフォーマット3データに適用して周波数拡散信号を生成するための手段と、DFTを周波数拡散信号に適用するための手段とを含み得る。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて、複数のリソースブロックの各リソースブロックの中のトーンのサブセットを使用して、基準信号を通信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するように構成される。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1の巡回シフト値を含む。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに巡回シフトインデックスを含み、装置はさらに、巡回シフトインデックスおよび基準信号の長さに基づいて第1の巡回シフト値を決定するための手段を含む。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2の巡回シフト値に基づいて基準信号を通信するように構成され、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なり、第2の巡回シフト値は第1の巡回シフト値と異なる。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに第1の周波数拡散符号を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数拡散符号に基づいて基準信号を通信するように構成される。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1の位相回転、および第1の位相回転と異なる第2の位相回転を含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1の位相回転に基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2の位相回転に基づいて基準信号を通信するように構成され、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なる。アップリンク制御チャネル多重構成はさらに、第1のシーケンスルートインデックス、および第1のシーケンスルートインデックスと異なる第2のシーケンスルートインデックスを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中の第1のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第2のリソースブロックの中の第2のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信するように構成され、第1のリソースブロックは第2のリソースブロックと異なる。アップリンク制御チャネル多重構成は、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、複数のリソースブロックの第1のサブセットにおいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、巡回シフトモード、位相回転モード、または複数のシーケンスルートインデックスのうちの少なくとも1つに基づいて、複数のリソースブロックの第2のサブセットにおいて基準信号を通信するように構成され、複数のリソースブロックの第2のサブセットは、複数のリソースブロックの第1のサブセットと重複しない。複数のリソースブロックの第1のサブセットおよび複数のリソースブロックの第2のサブセットは、共有無線周波数帯域の異なるサブバンドの中にある。複数のリソースブロックの第1のサブセットは、共有無線周波数帯域において複数のリソースブロックの第2のサブセットとインターリーブする。複数のリソースブロックは、共有無線周波数帯域において互いに等間隔である。アップリンク制御チャネル多重構成は巡回シフトモードを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の巡回シフトモードと関連付けられる巡回シフト値の第1のセットに基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の巡回シフトモードと関連付けられる巡回シフト値の第2のセットに基づいて基準信号を通信するように構成される。巡回シフト値の第1のセットの中の隣接する巡回シフト値は、第1の巡回シフトステップサイズ値によってオフセットされ、巡回シフト値の第2のセットの中の隣接する巡回シフト値は、第1の巡回シフトステップサイズ値と異なる第2の巡回シフトステップサイズ値によってオフセットされる。アップリンク制御チャネル多重構成は、複数のシーケンスルートインデックスを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の複数のシーケンスルートインデックスのうちの第1のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の複数のシーケンスルートインデックスのうちの第2のシーケンスルートインデックスに基づいて基準信号を通信するように構成され、第2のシーケンスルートインデックスは第1のシーケンスルートインデックスと異なる。アップリンク制御チャネル多重構成は位相回転モードを含み、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第1のサブセットの中の位相回転モードと関連付けられる第1の位相回転に基づいて基準信号を通信し、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの第2のサブセットの中の位相回転モードと関連付けられる第2の位相回転に基づいて基準信号を通信するように構成され、第2の位相回転は第1の位相回転と異なる。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの一部分において基準信号を通信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックのうちの第1のリソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む基準信号シーケンスを通信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、複数のリソースブロックの中のトーンの数に基づく長さを含む基準信号シーケンスを通信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、アップリンク制御情報データサイズに基づいて、複数のリソースブロックの一部分において第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成される。グラントを通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成を含むグラントを受信するように構成され、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて第1のアップリンク制御チャネル信号を送信するように構成される。グラントを通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスに、アップリンク制御チャネル多重構成を含むグラントを送信するように構成され、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、アップリンク制御チャネル多重構成に基づいて第1のアップリンク制御チャネル信号を受信するように構成される。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスから、第1のアップリンク制御チャネル信号を受信するように構成され、装置はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと異なる第3のワイヤレス通信デバイスから、第1のアップリンク制御チャネル信号と同時に複数のリソースブロックにおいて第2のアップリンク制御チャネル信号を受信するための手段を含む。第1のアップリンク制御チャネル信号および第2のアップリンク制御チャネル信号は、同じ帯域幅を含む。第1のアップリンク制御チャネル信号および第2のアップリンク制御チャネル信号は、異なる帯域幅を含む。第2のアップリンク制御チャネル信号を受信するための手段はさらに、第3のワイヤレス通信デバイスから、複数のリソースブロックの一部分において第2のアップリンク制御チャネル信号を受信するように構成される。装置はユーザ機器(UE)であり、第2のワイヤレス通信デバイスは基地局(BS)である。装置は基地局(BS)であり、第2のワイヤレス通信デバイスはユーザ機器(UE)である。
【0249】
本開示のさらなる実施形態は、第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域におけるリソース割振りおよび変調フォーマットを示すグラントを通信するための手段を含む装置を含み、リソース割振りは周波数パターンを含む。装置はまた、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンまたは変調フォーマットのうちの少なくとも1つに基づく基準信号構成を通信するための手段を含む。装置はまた、第2のワイヤレス通信デバイスと、リソース割振りを使用して、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つおよび基準信号を含むアップリンクチャネル信号を通信するための手段を含み、アップリンクデータまたはアップリンク制御情報のうちの少なくとも1つは変調フォーマットに基づいて通信され、基準信号は基準信号構成に基づいて通信される。
【0250】
装置はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。装置は、基準信号構成が周波数パターンに基づくことと、リソース割振りが共有無線周波数帯域の中のリソースブロックのセットを含むことと、アップリンクチャネル信号を通信するための手段がさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数パターンが、リソースブロックのセットの周波数が隣接していること、リソースブロックのセットが共有無線周波数帯域において等間隔ではないこと、またはリソースブロックのセットの第1のリソースブロックおよび第2のリソースブロックが異なる数のトーンを含むことのうちの少なくとも1つを含むという決定に応答して、リソースブロックのセットの中のトーンの数に基づく長さのシーケンスを含む基準信号を通信するように構成されることとを、含み得る。基準信号構成は周波数パターンに基づき、リソース割振りは、共有無線周波数帯域において互いに離れているリソースブロックのセットを含み、アップリンクチャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、共有無線周波数帯域において等間隔のリソースブロックのセットのうちの少なくとも1つを周波数パターンが含むという決定に応答して、巡回シフト値のセットに基づいて基準信号を通信するように構成される。基準信号構成は周波数パターンに基づき、リソース割振りは、共有無線周波数帯域において互いに離れているリソースブロックのセットを含み、アップリンクチャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、リソースブロックのセットの各リソースブロックの中のトーンの数、または共有無線周波数帯域のサブバンドにおけるリソースブロックのセットの中のトーンの数のうちの少なくとも1つに基づいて決定される周波数密度を含む基準信号を通信するように構成される。基準信号構成は変調フォーマットに基づき、アップリンクチャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、閾値より高い変調次数を変調フォーマットが含むという決定に応答して第1のシーケンスを含む基準信号を通信し、または、第2のワイヤレス通信デバイスと、閾値未満の変調次数を変調フォーマットが含み、第2のシーケンスの長さが第1のシーケンスより短いという決定に応答して、巡回シフト値のセットに基づいて第2のシーケンスを含む基準信号を通信するように構成される。
【0251】
本開示のさらなる実施形態は、プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。非一時的コンピュータ可読媒体は、第1のワイヤレス通信デバイスに、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数インターレースのセットのうちの第1の周波数インターレースおよび周波数インターレースのセットのうちの第2の周波数インターレースを示す割振りを通信させるためのコードを含み、第2の周波数インターレースは、1つまたは複数のオフセットのセットに基づいて第1の周波数インターレースからオフセットされる。非一時的コンピュータ可読媒体はまた、第1のワイヤレス通信デバイスに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数インターレースおよび第2の周波数インターレースを使用してアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードを含む。
【0252】
非一時的コンピュータ可読媒体はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、第1のワイヤレス通信デバイスにアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードがさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2信号またはPUCCHフォーマット3信号のうちの少なくとも1つを通信するように構成されることを含み得る。周波数インターレースのセットの中の各周波数インターレースはインデックスによって識別され、割振りは、周波数インターレースのセットのうちの第1の周波数インターレースを識別する第1のインデックスと、周波数インターレースのセットのうちの第2の周波数インターレースを識別する第2のインデックスとを含み、第1のインデックスと第2のインデックスとの間のオフセットは、1つまたは複数のオフセットのセットに基づく。非一時的コンピュータ可読媒体は、第1のワイヤレス通信デバイスに、1つまたは複数のオフセットのセットに基づいて、第1のインデックスと第2のインデックスとの間のオフセットを決定させるためのコードを含み得る。第1のワイヤレス通信デバイスにオフセットを決定させるためのコードはさらに、剰余n演算をさらに適用することによってオフセットを決定するように構成され、nは搬送波の帯域幅の中の周波数インターレースの数に対応する。アップリンク制御チャネル信号は、15kHzまたは30kHzというサブキャリア間隔を有し、1つまたは複数のオフセットのセットは、1または-1を含む。アップリンク制御チャネル信号は、15kHzというサブキャリア間隔を含み、1つまたは複数のオフセットのセットは、1、-1、または5を含む。1つまたは複数のオフセットのセットは5を含む。第1の周波数インターレースは、ある周波数帯域において互いに離れているリソースブロックの第1のセットを含み、第2の周波数インターレースは、周波数帯域において互いに離れておりリソースブロックの第1のセットとインターリーブされる、リソースブロックの第2のセットを含む。第1のワイヤレス通信デバイスにアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードはさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、リソースブロックの第1のセットおよびリソースブロックの第2のセットを使用してアップリ
ンク制御チャネル信号を通信するように構成され、周波数帯域の中の使用されるリソースブロック間の間隔は均一である。
【0253】
本開示のさらなる実施形態は、プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。非一時的コンピュータ可読媒体は、第1のワイヤレス通信デバイスに、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の巡回シフト値を示すアップリンク制御チャネル多重構成を通信させるためのコードを含む。非一時的コンピュータ可読媒体はまた、第1のワイヤレス通信デバイスに、第2のワイヤレス通信デバイスと、1つまたは複数の周波数インターレースを使用して第1の基準信号を含む第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードを含み、第1の基準信号は第1の巡回シフト値に基づく。
【0254】
非一時的コンピュータ可読媒体はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードが、第2のワイヤレス通信デバイスと、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット3信号を通信するように構成されることを含み得る。第1の巡回シフト値は、第1の基準信号の長さ、あるいは1つまたは複数の周波数インターレースを使用するユーザの数のうちの少なくとも1つに基づく。第1の巡回シフト値と第2の巡回シフト値との差は、所定の値の倍数であり、所定の値は、第1の基準信号の長さ、あるいは1つまたは複数の周波数インターレースを使用するユーザの数のうちの少なくとも1つと関連付けられる。第1のワイヤレス通信デバイスに第1のアップリンク制御チャネル信号を通信させるためのコードは、第2のワイヤレス通信デバイスと、直交カバー符号にさらに基づいて第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成され、アップリンク制御チャネル多重構成は、直交カバー符号を決定するためのインデックスと、ルックアップテーブルからの第1の巡回シフト値とを含む。
【0255】
本開示のさらなる実施形態は、第2のワイヤレス通信デバイスと、周波数インターレースのセットのうちの第1の周波数インターレースおよび周波数インターレースのセットのうちの第2の周波数インターレースを示す割振りを通信するための手段を含む装置を含み、第2の周波数インターレースは、1つまたは複数のオフセットのセットに基づいて第1の周波数インターレースからオフセットされる。装置はまた、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の周波数インターレースおよび第2の周波数インターレースを使用してアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段を含む。
【0256】
装置はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。装置は、アップリンク制御チャネル信号を通信するための手段がさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2信号またはPUCCHフォーマット3信号のうちの少なくとも1つを通信するように構成されることを含み得る。周波数インターレースのセットの中の各周波数インターレースはインデックスによって識別され、割振りは、周波数インターレースのセットのうちの第1の周波数インターレースを識別する第1のインデックスと、周波数インターレースのセットのうちの第2の周波数インターレースを識別する第2のインデックスとを含み、第1のインデックスと第2のインデックスとの間のオフセットは、1つまたは複数のオフセットのセットに基づく。装置は、1つまたは複数のオフセットのセットに基づいて、第1のインデックスと第2のインデックスとの間のオフセットを決定するための手段を含み得る。オフセットを決定するための手段はさらに、剰余n演算をさらに適用することによってオフセットを決定するように構成され、nは搬送波の帯域幅の中の周波数インターレースの数に対応する。アップリンク制御チャネル信号は、15kHzまたは30kHzというサブキャリア間隔を有し、1つまたは複数のオフセットのセットは、1または-1を含む。アップリンク制御チャネル信号は、15kHzというサブキャリア間隔を含み、1つまたは複数のオフセットのセットは、1、-1、または5を含む。1つまたは複数のオフセットのセットは5を含む。第1の周波数インターレースは、ある周波数帯域において互いに離れているリソースブロックの第1のセットを含み、第2の周波数インターレースは、周波数帯域において互いに離れておりリソースブロックの第1のセットとインターリーブされる、リソースブロックの第2のセットを含む。アップリンク制御チャネル信号を通信するための手段はさらに、第2のワイヤレス通信デバイスと、リソースブロックの第1のセットおよびリソースブロックの第2のセットを使用してアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成され、周波数帯域の中の使用されるリソースブロック間の間隔は均一である。
【0257】
本開示のさらなる実施形態は、第2のワイヤレス通信デバイスと、第1の巡回シフト値を示すアップリンク制御チャネル多重構成を通信するための手段を含む装置を含む。装置はまた、第2のワイヤレス通信デバイスと、1つまたは複数の周波数インターレースを使用して第1の基準信号を含む第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段を含み、第1の基準信号は第1の巡回シフト値に基づく。
【0258】
装置はまた、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含み得る。装置は、第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段が、第2のワイヤレス通信デバイスと、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット3信号を通信するように構成されることを含み得る。第1の巡回シフト値は、第1の基準信号の長さ、あるいは1つまたは複数の周波数インターレースを使用するユーザの数のうちの少なくとも1つに基づく。第1の巡回シフト値と第2の巡回シフト値との差は、所定の値の倍数であり、所定の値は、第1の基準信号の長さ、あるいは1つまたは複数の周波数インターレースを使用するユーザの数のうちの少なくとも1つと関連付けられる。第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するための手段は、第2のワイヤレス通信デバイスと、直交カバー符号にさらに基づいて第1のアップリンク制御チャネル信号を通信するように構成され、アップリンク制御チャネル多重構成は、直交カバー符号を決定するためのインデックスと、ルックアップテーブルからの第1の巡回シフト値とを含む。
【0259】
本明細書において説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つもしくは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、異なる物理的位置において機能の部分が実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句に続く項目の列挙)の中で使用されるような「または」は、たとえば、[A、B、またはCのうちの少なくとも1つ]という列挙がAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような、包括的な列挙を示す。
【0260】
当業者には今や諒解されるように、また当面の具体的な適用例に応じて、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、本開示のデバイスの材料、装置、構成、および使用方法において、かつそれらに対して、多くの修正、置換、および変形を行うことができる。このことに照らして、本明細書で図示および説明される特定の実施形態は、それらのいくつかの例によるものにすぎないので、本開示の範囲はそのような特定の実施形態の範囲に限定されるべきではなく、むしろ、以下に添付される特許請求の範囲およびそれらの機能的等価物の範囲と完全に同等であるべきである。
【符号の説明】
【0261】
100 ネットワーク
105 基地局
115 UE
202 周波数帯域
204 クラスタ
208 周波数インターレース
210 RB
212 サブキャリア
214 期間
216 OFDMシンボル
300 ユーザ機器
302 プロセッサ
304 メモリ
306 命令
308 UL通信モジュール
310 トランシーバ
312 モデム
314 RFユニット
316 アンテナ
400 基地局
402 プロセッサ
404 メモリ
406 命令
408 UL通信モジュール
410 トランシーバ
412 モデム
414 RFユニット
416 アンテナ
510 周波数拡散符号
512 周波数拡散符号
514 周波数拡散符号
516 周波数拡散符号
517 周波数拡散符号
518 周波数拡散符号
520 UCI
522 DMRS
530 PUCCH信号
610 時間拡散符号
612 時間拡散符号
620 UCI
622 DMRS
630 PUCCH信号
632 信号
634 信号
702 UCI
704 サブキャリア
706 サブキャリア
710 符号化/レートマッチ構成要素
712 変調シンボル
720 変調構成要素
722 変調シンボル
730 OCC構成要素
732 データシンボル
740 スクランブリング構成要素
742 データ点
750 DMRS生成構成要素
752 DMRSシーケンス
760 OCC構成要素
762 出力シンボル
770 スクランブリング構成要素
772 シンボル
780 多重化構成要素
782 シンボル
790 トーンマップ構成要素
792 出力信号
820 データトーン
822 DMRSトーン
920 データトーン
922 DMRSトーン
1020 データトーン
1022 DMRSトーン
1102 符号化されたシンボル
1110 OCC構成要素
1112 拡散シンボル
1120 DFT構成要素
1122 データ点
1302 DMRSシーケンス
1310 巡回シフト構成要素
1402 DMRSシーケンス
1410 OCC構成要素
1502 DMRSシーケンス
1510 巡回シフト循環構成要素
1512 DMRSシーケンス
1602 DMRSシーケンス
1610 位相回転構成要素
1612 DMRSシーケンス
1710 DMRS生成構成要素
1712 DMRSシーケンス
2310 クラスタ
2410 DMRS生成モード
2420 巡回シフトモード
2422 位相回転を伴う巡回シフトモード
2424 ルートインデックスを伴う巡回シフトモード
2426 長シーケンスモード
2428 隣接インターレースモード
2602 割振り
2610 DMRSパターン選択構成要素
2620 パラメータ
2622 パラメータ
2624 パラメータ
2626 パラメータ
2628 変調フォーマット
2840 DMRS
2904 DMRS RE
3004 DMRS RE