(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-07
(45)【発行日】2024-11-15
(54)【発明の名称】洗浄ブースターを含む液体洗濯洗剤
(51)【国際特許分類】
C11D 3/37 20060101AFI20241108BHJP
C11D 1/83 20060101ALI20241108BHJP
C11D 3/43 20060101ALI20241108BHJP
C11D 17/08 20060101ALI20241108BHJP
D06L 1/12 20060101ALI20241108BHJP
【FI】
C11D3/37
C11D1/83
C11D3/43
C11D17/08
D06L1/12
(21)【出願番号】P 2022515079
(86)(22)【出願日】2020-09-23
(86)【国際出願番号】 US2020052218
(87)【国際公開番号】W WO2021061774
(87)【国際公開日】2021-04-01
【審査請求日】2023-08-25
(32)【優先日】2019-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502141050
【氏名又は名称】ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
(73)【特許権者】
【識別番号】590002035
【氏名又は名称】ローム アンド ハース カンパニー
【氏名又は名称原語表記】ROHM AND HAAS COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110000589
【氏名又は名称】弁理士法人センダ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ドノヴァン、ステファン、ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】イズミトリ、アスリン
(72)【発明者】
【氏名】ペーラ、アシュガー、エー.
(72)【発明者】
【氏名】トルチンスキー、マイケル、エル.
(72)【発明者】
【氏名】ワッサーマン、エリック
【審査官】井上 恵理
(56)【参考文献】
【文献】特表2011-500951(JP,A)
【文献】特表2016-529363(JP,A)
【文献】特表2016-534196(JP,A)
【文献】特表2016-508542(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C11D 1/00- 19/00
D06L 1//00- 4/75
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
家庭用液体洗濯洗剤配合物であって、
液体担体と、
洗浄界面活性剤と、
式(I)の洗浄ブースターと、を含み、
【化1】
式中、各R
1が、独立して、式(II)の鎖であり、
【化2】
各R
2が、独立して、C
1-8アルキル
基からなる群から選択され、
R
3およびR
4が、独立して、脂肪族C
3-12アルカンジイル基であり、
各R
5が、独立して、水素および-C
1-4アルキル基からなる群から選択され、
nが、平均0~8であり、
mが、平均5~50であり、
前記洗浄ブースターが、≦10,000ダルトンの重量平均分子量を有する、家庭用液体洗濯洗剤配合物。
【請求項2】
前記液体洗濯洗剤配合物が、
前記液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、25~97.9重量%の前記液体担体と、
前記液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、2~60重量%の前記洗浄界面活性剤と、
前記液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0.1~15重量%の前記
洗浄ブースターと、を含む、請求項1に記載の液体洗濯洗剤配合物。
【請求項3】
前記液体担体が、水を含む、請求項1に記載の液体洗濯洗剤配合物。
【請求項4】
前記洗浄ブースターが、1,750~9,000ダルトンの重量平均分子量M
Wを有する、請求項3に記載の液体洗濯洗剤配合物。
【請求項5】
前記洗浄ブースターが、前記洗浄ブースターの重量に基づいて、90~99.5重量%のアルコキシド基を含有し、前記アルコキシド基が、-CH
2CH
2
O-基および-CH
2CH(CH
3)O-基からなる群から選択され、前記洗浄ブースター中の前記アルコキシド基の≦70重量%が、-CH
2CH(CH
3)O-基である、請求項4に記載の液体洗濯洗剤配合物。
【請求項6】
前記洗浄界面活性剤が、アニオン性界面活性剤を含む、請求項5に記載の液体洗濯洗剤配合物。
【請求項7】
前記洗浄界面活性剤がまた、非イオン性界面活性剤を含む、請求項6に記載の液体洗濯洗剤配合物。
【請求項8】
溶剤をさらに含む、請求項7に記載の液体洗濯洗剤配合物。
【請求項9】
ヒドロトロープおよびビルダーをさらに含む、請求項8に記載の液体洗濯洗剤配合物。
【請求項10】
前記液体洗濯洗剤配合物が、6.5~11のpHを有する、請求項1~9のいずれか1項に記載の液体洗濯洗剤配合物。
【請求項11】
布地物品を洗浄する方法であって、汚れた布地物品を提供することと、請求項1に記載の液体洗濯洗剤配合物を提供することと、洗浄水を提供することと、前記洗浄水および前記液体洗濯洗剤配合物を前記汚れた布地物品に適用して、洗浄された布地物品を提供することと、を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用液体洗濯洗剤配合物に関する。具体的には、本発明は、液体担体と、洗浄界面活性剤と、式(I)の洗浄ブースターと、を含む、家庭用液体洗濯洗剤配合物であって、
【化1】
式中、各R
1が、独立して、式(II)の鎖であり、
【化2】
各R
2が、独立して、C
1-8アルキル基および式(II)の鎖からなる群から選択され、R
3およびR
4が、独立して、脂肪族C
3-12アルカンジイル基であり、各R
5が、独立して、水素および-C
1-4アルキル基からなる群から選択され、nが、平均0~8であり、mが、平均5~50であり、洗浄ブースターが、≦10,000ダルトンの重量平均分子量を有する、家庭用液体洗濯洗剤配合物に関する。
【0002】
優れた全体的な洗浄を提供する液体およびゲル形態の洗濯洗剤は、消費者にとって望ましい。そのような洗濯洗剤は、典型的には、消費者が所望の洗浄効果を果たすために、他の成分の中でも界面活性剤を含む。それにもかかわらず、環境への感受性の高まりおよび材料費の上昇により、洗濯洗剤での界面活性剤の利用を減らす動きが高まっている。その結果、洗剤製造業者は、従来の洗浄界面活性剤の性能を向上する添加剤を組み込むことを通じて、布地から油性のシミ(特に体の油(皮脂)のシミ)の除去を改善する方法を模索している。
【0003】
従来の洗浄界面活性剤の性能を向上することを低減するための1つのアプローチは、Boutiqueらによる米国特許出願公開第20090005288号に記載のようにポリマーを液体洗剤配合物に組み込むことである。Boutiqueらは、約2~約20重量%の界面活性剤を有する液体またはゲル洗濯洗剤配合物で使用するためのポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリブチレンオキシドと酢酸ビニルとの約1:0.2~約1:10の重量比のグラフトコポリマーを開示している。
【0004】
それにもかかわらず、特に油性のシミ(例えば、皮脂のシミ)に対する、および特に低い洗浄温度(例えば、≦30℃)での洗浄性能を改善することができる洗浄ブースターを含有する液体洗濯洗剤配合物に対する需要が継続的に現存している。
【0005】
本発明は、液体担体と、洗浄界面活性剤と、式(I)の洗浄ブースターと、を含む、家庭用液体洗濯洗剤配合物であって、
【化3】
式中、各R
1が、独立して、式(II)の鎖であり、
【化4】
各R
2が、独立して、C
1-8アルキル基および式(II)の鎖からなる群から選択され、R
3およびR
4が、独立して、脂肪族C
3-12アルカンジイル基であり、各R
5が、独立して、水素および-C
1-4アルキル基からなる群から選択され、nが、平均0~8であり、mが、平均5~50であり、洗浄ブースターが、≦10,000ダルトンの重量平均分子量を有する、家庭用液体洗濯洗剤配合物を提供する。
【0006】
本発明は、布地物品を洗浄する方法であって、汚れた布地物品を提供することと、本発明の液体洗濯洗剤配合物を提供することと、洗浄水を提供することと、洗浄水および液体洗濯洗剤配合物を汚れた布地に適用して、洗浄された布地物品を提供することと、を含む、方法を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
驚くべきことに、本明細書に記載の洗浄ブースターを含む液体洗濯洗剤配合物は、埃皮脂に対する洗浄性能の大幅な改善を促進することが見出された。
【0008】
別途示されない限り、比、百分率、部などは、重量による。組成物中の重量百分率(または重量%)は、乾燥重量の百分率であり、すなわち、組成物中に存在し得る一切の水を排除した百分率である。
【0009】
本明細書で使用される場合、特に指示がない限り、「重量平均分子量」および「Mw」という用語は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)およびポリスチレン標準物などの従来の標準物を用いる従来の様式で測定された場合の重量平均分子量を指すのに互換的に使用される。GPC技術については、Modern Size Exclusion Liquid Chromatography:Practice of Gel Permeation and Gel Filtration Chromatography,Second Edition,Striegel,et al.,John Wiley & Sons,2009で詳細に考察されている。重量平均分子量は、本明細書においてダルトンの単位で報告される。
【0010】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体担体(液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、好ましくは、25~97.9重量%(より好ましくは、30~94重量%、さらにより好ましくは、35~75重量%、最も好ましくは、40~60重量%)の液体担体)と、洗浄界面活性剤(液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、好ましくは、2~60重量%(より好ましくは、5~50重量%、さらにより好ましくは、7.5~30重量%、最も好ましくは、15~25重量%)の洗浄界面活性剤)と、式(I)の洗浄ブースター(液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、好ましくは、0.1~15重量%(より好ましくは、1~10重量%、さらにより好ましくは、2.5~7.5重量%、最も好ましくは、4~6重量%)の洗浄ブースター)と、を含み、
【化5】
式中、各R
1が、独立して、式(II)の鎖であり、
【化6】
各R
2が、独立して、C
1-8アルキル基および式(II)の鎖からなる群から選択され、R
3およびR
4が、独立して、脂肪族C
3-12アルカンジイル基であり、各R
5が、独立して、水素および-C
1-4アルキル基からなる群から選択され、nが、平均0~8であり、mが、平均5~50であり、洗浄ブースターが、≦10,000ダルトンの重量平均分子量を有する。
【0011】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体担体を含む。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、25~97.9重量%(好ましくは、30~94重量%、より好ましくは、35~75重量%、最も好ましくは、40~60重量%)の液体担体を含む。さらにより好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、25~97.9重量%(好ましくは、30~94重量%、より好ましくは、35~75重量%、最も好ましくは、40~60重量%)の液体担体を含み、液体担体が、水を含む。最も好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、25~97.9重量%(好ましくは、30~94重量%、より好ましくは、35~75重量%、最も好ましくは、40~60重量%)の液体担体を含み、液体担体が、水である。
【0012】
好ましくは、液体担体は、C1-3アルカノールアミンおよびC1-3アルカノールなどの水混和性液体を含むことができる。より好ましくは、液体担体は、液体担体の重量に基づいて、0~8重量%(好ましくは、0.2~8重量%、より好ましくは、0.5~5重量%)の水混和性液体を含み、水混和性液体は、C1-3アルカノールアミン、C1-3アルカノール、およびそれらの混合物からなる群から選択される。
【0013】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、洗浄界面活性剤を含む。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、2~60重量%(より好ましくは、5~50重量%、さらにより好ましくは、7.5~30重量%、最も好ましくは、15~25重量%)の洗浄界面活性剤を含む。さらにより好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、2~60重量%(より好ましくは、5~50重量%、さらにより好ましくは7.5~30重量%、最も好ましくは、15~25重量%)の洗浄界面活性剤を含み、洗浄界面活性剤が、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される。なおより好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、2~60重量%(より好ましくは、5~50重量%、さらにより好ましくは、7.5~30重量%、最も好ましくは、15~25重量%)の洗浄界面活性剤を含み、洗浄界面活性剤が、アニオン性界面活性剤を含む。なおさらにより好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、2~60重量%(より好ましくは、5~50重量%、さらにより好ましくは7.5~30重量%、最も好ましくは、15~25重量%)の洗浄界面活性剤を含み、洗浄界面活性剤が、アニオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤との混合物を含む。最も好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、2~60重量%(より好ましくは、5~50重量%、さらにより好ましくは、7.5~30重量%、最も好ましくは、15~25重量%)の洗浄界面活性剤を含み、洗浄界面活性剤が、線状アルキルベンゼンスルホネート、ラウリルエトキシ硫酸ナトリウム、および非イオン性アルコールエトキシレートの混合物を含む。
【0014】
アニオン性界面活性剤としては、アルキルスルフェート、アルキルベンゼンスルフェート、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルポリエトキシスルフェート、アルコキシル化アルコール、パラフィンスルホン酸、パラフィンスルホネート、オレフィンスルホン酸、オレフィンスルホネート、アルファ-スルホカルボキシレート、アルファ-スルホカルボキシレートのエステル、アルキルグリセリルエーテルスルホン酸、アルキルグリセリルエーテルスルホネート、脂肪酸のスルフェート、脂肪酸のスルホネート、脂肪酸エステルのスルホネート、アルキルフェノール、アルキルフェノールポリエトキシエーテルスルフェート、2-アクリルオキシ-アルカン-1-スルホン酸、2-アクリルオキシ-アルカン-1-スルホネート、ベータ-アルキルオキシアルカンスルホン酸、ベータ-アルキルオキシアルカンスルホネート、アミンオキシド、およびそれらの混合物が挙げられる。好ましいアニオン性界面活性剤としては、C8-20アルキルベンゼンスルフェート、C8-20アルキルベンゼンスルホン酸、C8-20アルキルベンゼンスルホネート、パラフィンスルホン酸、パラフィンスルホネート、アルファ-オレフィンスルホン酸、アルファ-オレフィンスルホネート、アルコキシル化アルコール、C8-20アルキルフェノール、アミンオキシド、脂肪酸のスルホネート、脂肪酸エステルのスルホネート、C8-10アルキルポリエトキシスルフェート、およびそれらの混合物が挙げられる。より好ましいアニオン性界面活性剤としては、C12-16アルキルベンゼンスルホン酸、C12-16アルキルベンゼンスルホン酸、C12-18パラフィンスルホン酸、C12-18パラフィンスルホン酸、C12-16アルキルポリエトキシスルフェート、およびそれらの混合物が挙げられる。
【0015】
非イオン性界面活性剤としては、アルコキシレート(例えば、ポリグリコールエーテル、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、末端基キャップされたポリグリコールエーテル、混合エーテル、ヒドロキシ混合エーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、およびそれらの混合物が挙げられる。好ましい非イオン性界面活性剤としては、脂肪アルコールポリグリコールエーテルが挙げられる。より好ましい非イオン性界面活性剤としては、二級アルコールエトキシレート、エトキシル化2-エチルヘキサノール、エトキシル化された種子油、ブタノールキャップされたエトキシル化2-エチルヘキサノール、およびそれらの混合物が挙げられる。最も好ましい非イオン性界面活性剤としては、二級アルコールエトキシレートが挙げられる。
【0016】
カチオン性界面活性剤は、四級界面活性化合物を含む。好ましいカチオン性界面活性剤としては、アンモニウム基、スルホニウム基、ホスホニウム基、ヨードニウム基、およびアルソニウム基のうちの少なくとも1つを有する四級表面活性化合物が挙げられる。より好ましいカチオン性界面活性剤としては、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロリドのうちの少なくとも1つが挙げられる。さらにより好ましいカチオン性界面活性剤としては、C16-18ジアルキルジメチルアンモニウムクロリド、C8-18アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、およびジメチルジタロウ塩化アンモニウムのうちの少なくとも1つが挙げられる。最も好ましいカチオン性界面活性剤としては、ジメチルジタロウ塩化アンモニウムが挙げられる。
【0017】
両性界面活性剤としては、ベタイン、アミンオキシド、アルキルアミドアルキルアミン、アルキル置換アミンオキシド、アシル化アミノ酸、脂肪族四級アンモニウム化合物の誘導体、およびそれらの混合物が挙げられる。好ましい両性界面活性剤としては、脂肪族四級アンモニウム化合物の誘導体が挙げられる。より好ましい両性界面活性剤としては、8~18個の炭素原子を有する長鎖基を有する脂肪族四級アンモニウム化合物の誘導体が挙げられる。さらにより好ましい両性界面活性剤としては、C12-14アルキルジメチルアミンオキシド、3-(N,N-ジメチル-N-ヘキサデシル-アンモニオ)プロパン-1-スルホネート、3-(N,N-ジメチル-N-ヘキサデシル-アンモニオ)-2-ヒドロキシプロパン-1-スルホネートのうちの少なくとも1つが挙げられる。最も好ましい両性界面活性剤としては、C12-14アルキルジメチルアミンオキシドのうちの少なくとも1つが挙げられる。
【0018】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、式(I)の洗浄ブースターを含む。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0.1~15重量%(好ましくは、1~10重量%、より好ましくは、2.5~7.5重量%、最も好ましくは、4~6重量%)の式(I)の洗浄ブースターポリマーを含む。最も好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0.1~15重量%(好ましくは、1~10重量%、より好ましくは、2.5~7.5重量%、最も好ましくは4~6重量%)の式(I)の洗浄ブースターを含み、式中、各R1が、独立して、式(II)の鎖であり、各R2が、独立して、C1-8アルキル基および式(II)の鎖(好ましくは、C1-4アルキル基および式(II)の鎖)、より好ましくは、C1-2アルキル基および式(II)の鎖、最も好ましくはメチル基)からなる群から選択され、R3およびR4が、独立して、脂肪族C3-12アルカンジイル基(好ましくは、脂肪族C3-8アルカンジイル基、より好ましくは、脂肪族C3-4アルカンジイル基、最も好ましくは、-CH2CH2CH2-基)であり(好ましくは、R3およびR4が、同じまたは異なり得る)(好ましくは、脂肪族C3-12アルカンジイル基が、線状または分枝状であり得、脂環式基を含有し得る)、各R5が、独立して、水素および-C1-4アルキル基(好ましくは、水素および-C1-3アルキル基、より好ましくは、水素および-C1-2アルキル基、最も好ましくは、水素およびメチル基)からなる群から選択され(好ましくは、R5部分が、分子全体で変動し、異なるR5部分が、分子全体にランダムに分散しているか、または分子に沿ってブロックで分布している)、nが、平均0~8(好ましくは、1~8、より好ましくは、1~4、さらにより好ましくは、1~2、最も好ましくは、1)であり、mが、平均5~50である。
【0019】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物で使用される洗浄ブースターは、≦10,000ダルトン(好ましくは、1,139~10,000ダルトン、より好ましくは、1,750~5,000ダルトン、最も好ましくは、2,000~4,000ダルトン)の重量平均分子量MWを有する。
【0020】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物で使用される洗浄ブースターは、洗浄ブースターの重量に基づいて、90~99.5重量%(より好ましくは、94~99重量%、より好ましくは、95~98.5重量%)のアルコキシド基を含有する。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物で使用される洗浄ブースターは、洗浄ブースターの重量に基づいて、90~99.5重量%(より好ましくは、94~99重量%、より好ましくは、95~98.5重量%)のアルコキシド基を含有し、アルコキシド基が、-CH2CH2O-基、-CH2CH(CH3)O-基、および-CH2CH(CH2CH3)O-基からなる群から選択される。なおより好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物で使用される洗浄ブースターは、洗浄ブースターの重量に基づいて、90~99.5重量%(より好ましくは、94~99重量%、より好ましくは、95~98.5重量%)のアルコキシド基を含有し、アルコキシド基が、-CH2CH2O-基(すなわち、式(II)のR5が、水素である)および-CH2CH(CH3)O-基(すなわち、R5が、メチル基である)からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物で使用される洗浄ブースターは、洗浄ブースターの重量に基づいて、90~99.5重量%(より好ましくは、94~99重量%、より好ましくは、95~98.5重量%)のアルコキシド基を含有し、アルコキシド基が、-CH2CH2O-基(すなわち、式(II)のR5が、水素である)および-CH2CH(CH3)O-基(すなわち、R5が、メチル基である)からなる群から選択され、アルコキシド基の≦70重量%(好ましくは、10~65重量%、より好ましくは、25~60重量%)が、-CH2CH(CH3)O-基である。好ましくは、洗浄ブースター中の-CH2CH2O-基対-CH2CH(CH3)O-基のモル比は、>0.9:1である。
【0021】
好ましくは、本発明の洗濯洗剤配合物は、任意選択で、溶剤(例えば、エタノール、プロピレングリコール)、ビルダー(例えば、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ゼオライト、クエン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、およびアミノカルボキシレート(メチルグリシン二酢酸、ナトリウム塩、またはグルタミン酸二酢酸、ナトリウム塩など))、ヒドロトロープ(例えば、キシレンスルホン酸ナトリウム)、泡抑制剤(例えば、脂肪酸、ポリジメチルシロキサン)、酵素(例えば、プロテアーゼ、セルラーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、マンナナーゼ)、防腐剤、香水(例えば、D-リモネンなどのエッセンシャルオイル)、蛍光増白剤、漂白剤(例えば、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム)、染料、添加剤ポリマー(例えば、アクリル酸ホモポリマー、およびアクリル酸とマレイン酸とのコポリマー、スルホン化モノマー、および/またはアクリル酸エチルなどの分散剤ポリマー)、およびそれらの混合物からなる群から選択される添加剤をさらに含む。
【0022】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、有機溶剤をさらに含む。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~50重量%(好ましくは、0.5~25重量%、より好ましくは、1~15重量%、最も好ましくは、2.5~10重量%)の有機溶剤をさらに含む。さらにより好ましい、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~50重量%(好ましくは、0.5~25重量%、より好ましくは1~15重量%、最も好ましくは、2.5~10重量%)の有機溶剤を含み、有機溶剤が、エタノール、プロピレンエタノール、グリセロール、1,3-ブタンジオール、1,3-ヘキサンジオール、ジプロピレングリコール、およびそれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~50重量%(好ましくは、0.5~25重量%、より好ましくは、1~15重量%、最も好ましくは、2.5~10重量%)の有機溶剤を含み、有機溶剤が、エタノールとプロピレングリコールとの混合物である。
【0023】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、ヒドロトロープをさらに含む。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~10重量%(好ましくは、0.1~10重量%、より好ましくは、0.2~8重量%、最も好ましくは、0.5~7.5重量%)のヒドロトロープをさらに含む。さらにより好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~10重量%(好ましくは、0.1~10重量%、より好ましくは、0.2~8重量%、最も好ましくは、0.5~7.5重量%)のヒドロトロープをさらに含み、ヒドロトロープは、水酸化アルキル、グリコール、尿素、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、キシレンスルホン酸、トルエンスルホン酸、エチルベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、およびクメンスルホン酸のカルシウム、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、およびアルカノールアンモニウム塩、それらの塩ならびにそれらの混合物からなる群から選択される。なおより好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~10重量%(好ましくは、0.1~10重量%、より好ましくは、0.2~8重量%、最も好ましくは、0.5~7.5重量%)のヒドロトロープをさらに含み、ヒドロトロープは、トルエンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウム、キシレンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸アンモニウム、キシレンスルホン酸カリウム、キシレンスルホン酸カルシウム、クメンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸アンモニウム、およびそれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~10重量%(好ましくは、0.1~10重量%、より好ましくは、0.2~8重量%、最も好ましくは、0.5~7.5重量%)のヒドロトロープをさらに含み、ヒドロトロープが、キシレンスルホン酸ナトリウムである。
【0024】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、ビルダーをさらに含む。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、液体洗濯洗剤の重量に基づいて、0~30重量%(好ましくは、1~20重量%、より好ましくは、2.5~10重量%)のビルダーをさらに含む。さらにより好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~30重量%(好ましくは、1~25重量%、より好ましくは、2.5~10重量%)のビルダーをさらに含み、ビルダーが、無機ビルダー(例えば、トリポリホスフェート、ピロホスフェート)、アルカリ金属炭酸塩、ホウ酸塩、重炭酸塩、水酸化物、ゼオライト、クエン酸塩(例えば、クエン酸ナトリウム)、ポリカルボキシレート、モノカルボキシレート、アミノトリスメチレンホスホン酸、アミノトリスメチレンホスホン酸の塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸の塩、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)の塩、エチレンジアミンテトラエチレンホスホン酸、エチレンジアミンテトラエチレン-ホスホン酸の塩、オリゴマーホスホネート、ポリマーホスホネート、それらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~30重量%0~30重量%(好ましくは、1~25重量%、より好ましくは、2.5~10重量%)のビルダーをさらに含み、ビルダーが、クエン酸ナトリウムを含む。
【0025】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、構造化剤をさらに含む。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~2重量%(好ましくは、0.05~0.8重量%、より好ましくは、0.1~0.4重量%)の構造化剤をさらに含む。最も好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~2重量%(好ましくは、0.05~0.8重量%、より好ましくは、0.1~0.4重量%)の構造化剤をさらに含み、構造化剤は、その場で結晶化されたときに、液体洗濯洗剤配合物全体にわたって糸状の構造化システムを形成することができる非ポリマーの結晶性ヒドロキシ官能性材料である。
【0026】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、香料をさらに含む。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~10重量%(好ましくは、0.001~5重量%、より好ましくは、0.005~3重量%、最も好ましくは、0.01~2.5重量%)の香料をさらに含む。
【0027】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、柔軟仕上げ剤をさらに含む。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~10重量%(好ましくは、0.5~10重量%)の柔軟仕上げ剤をさらに含む。最も好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、液体洗濯洗剤配合物の重量に基づいて、0~10重量%(好ましくは、0.5~10重量%)の柔軟仕上げ剤をさらに含み、柔軟仕上げ剤は、カチオン性共硬化性ポリマー(例えば、カチオン性ヒドロキシルエチルセルロース、ポリクオタニウムポリマー、およびそれらの組み合わせ)である。
【0028】
好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、pH調整剤をさらに含む。より好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤配合物は、任意選択で、pH調整剤をさらに含み、液体洗濯洗剤配合物は、6~12.5(好ましくは、6.5~11、より好ましくは、7.5~10)のpHを有する。pHを調整するための塩基としては、水酸化ナトリウム(ソーダ灰を含む)および水酸化カリウムなどのミネラル塩基、重炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、水酸化アンモニウム、ならびに有機塩基(例えば、モノ-、ジ-、またはトリ-エタノールアミン、および2-ジメチルアミノ-2-メチル-1-プロパノール(DMAMP))が挙げられる。pHを調整するための酸としては、鉱酸(例えば、塩酸、リン酸、および硫酸)ならびに有機酸(例えば、酢酸)が挙げられる。
【0029】
好ましくは、本発明の布地物品を洗浄する方法は、汚れた布地物品を提供すること(好ましくは、汚れた布地物品が、埃および皮脂のうちの少なくとも1つで汚れている)と、本発明の液体洗濯洗剤配合物を提供することと、洗浄水を提供することと、洗浄水および液体洗濯洗剤配合物を汚れた布地に適用して、洗浄された布地物品を提供することと、を含む。より好ましくは、本発明の布地物品を洗浄する方法は、汚れた布地物品を提供すること(好ましくは、汚れた布地物品が、埃および皮脂のうちの少なくとも1つで汚れている)と、本発明の液体洗濯洗剤配合物を提供することと、洗浄水を提供することと、すすぎ水を提供することと、洗浄水および液体洗濯洗剤配合物を汚れた布地に適用して、洗浄された布地物品を提供することと、次いですすぎ水を洗浄された布地物品に適用して、洗浄された布地物品から液体洗濯洗剤配合物を除去することと、を含む。
【0030】
本発明のいくつかの実施形態をこれより以下の実施例において詳細に説明する。
【0031】
合成S1~24:洗浄ブースター
48(6×8)個の並列圧力反応器を備えた、プレートを収容するSymyx PPR(登録商標)セットアップを使用して、洗浄ブースターを調製した。ロボット制御針および圧縮ガスマイクロバルブを備えたISCOシリンジポンプを使用して、プロピレンオキシド(PO)およびエチレンオキシド(EO)を別個に送達した。Library Studio(登録商標)ソフトウェアを使用して、使用した反応器の各々のレイアウトを設計した。各反応器の取り外し可能なPEEK撹拌パドルと一緒にガラスインサートを125℃の真空オーブンで乾燥させた。
【0032】
ビス(3-アミノプロピル)メチルアミン(14.5g)およびプロピレンオキシド(17g)をオートクレージで混合し、140℃で8時間撹拌した。得られた材料を水性KOH(4g、45重量%のKOH)と混合し、その後水を除去した。115℃で24時間、この混合物をプロピレンオキシド(27.7g)でプロポキシル化して、おおよその組成(ジアミン)(PO)8を有する中間体を形成した。
【0033】
約3重量%のKOHを含有する得られた中間体(ジアミン)(PO)8を、窒素下でPPRの24個の反応器に手動で充填した。各反応器に添加した材料の具体的な量を、表1に列挙する。ガラスインサートおよび適切な撹拌パドルを反応器に載せた。次いで反応器を密閉し、次いで表1に記載の量のPOをロボットによって充填した。温度を115℃に上げ、プロセス温度に達した後、反応混合物を24時間撹拌した。反応器圧力が、加熱期間の終わりまでに減少し、徐々に横ばいになることを観察し、これは反応が完了したことを示す。反応器を冷却し、排気し、窒素でパージした。次いで、反応器を130℃に加熱し、表1に記載の計算した量のEOをロボットによって導入した。反応器の内容物を130℃で4時間撹拌した。圧力曲線は、反応の完了を示した。合成によって、異なるPO/EO比を有する異なる組成を有する試料が生成された。反応器を冷却し、排気し、窒素でパージした後、NMRおよびGPC分析用に合成S19、S20、S23、およびS24の少量の試料を反応器から採取し、結果を表2に示す。
【0034】
合成S25:洗浄ブースター
反応器に添加する原材料((ジアミン)(PO)
8、PO、およびEO)の量を変更して、合成S1~S24と同様の様式で、合成S25を実施した。合成S25の生成物のNMRおよびGPC分析を、表2に報告する。
【表1】
【表2】
【0035】
比較例C1~C8および実施例1~6:液体洗濯洗剤
表4に記載の洗浄ブースターを含む、表3に記載の一般的な配合を有する、後の実施例の洗浄試験で使用した液体洗濯洗剤配合物を、標準的な液体洗濯配合物の調製手順によって調製した。
【表3】
【表4】
【0036】
一次洗浄性能試験1
22℃の設定試験温度、各実験に使用する20個の1.2リットルキャニスターでの18分の洗浄サイクルを使用するLaunder-Ometer(SDL Atlas、モデルM228AA)で、比較例C1~C5の液体洗濯洗剤配合物の一次洗浄性能を評価した。洗浄した布地を、Eberbach E6000レシプロ式シェーカーで100ppm(2/1のCa/Mg)に硬度を調整した周囲温度の水300mLで、260osc/分で5分間すすいだ。試験で使用したシミの付いた布地および汚れたバラストは、PCS-S-132高識別皮脂BEY顔料、および収縮前の綿インターロック布地に縫い付けたTestfabricsからのPCS-S-94皮脂/埃ASTMシミであった。綿インターロックのサイズは、5×5cmであった。シミの付いた見本は、2.5×3cmであった。1つの5×5cmの切片のSBL-CFT汚れバラストを各キャニスターに添加して、洗浄溶液に対する汚れのベースラインを提供した。研究に使用した水の硬度は、CaCO3 (2:1のCa:Mgモル比)として100ppmに調整し、EDTA滴定によってチェックして確認した。洗浄液体中の総界面活性剤濃度は、200ppmであった。
【0037】
一次洗浄性能試験2
上の試験1と同様の様式のLaunder-Ometer(SDL Atlas、モデルM228AA)で、比較例C6および実施例1~4の液体洗濯洗剤配合物の一次洗浄性能を評価した。
【0038】
一次洗浄性能試験3
上の試験1と同様の様式のLaunder-Ometer(SDL Atlas、モデルM228AA)で、比較例C7~C8および実施例5~6の液体洗濯洗剤配合物の一次洗浄性能を評価した。
【0039】
反射率測定およびシミ除去指数(SRI)
ASTM方法D4265-14を使用して、一次洗浄性能試験1~3で評価した液体洗濯洗剤配合物の各々の汚れ除去指数(SRI)を決定した。条件ごとに8つの見本(ポットごとに2つの見本、4つのポット)から取得した平均SRIを、表5に提供する。
【表5】