(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-08
(45)【発行日】2024-11-18
(54)【発明の名称】荷積みドック及び設備の動作を監視及び管理する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
B65G 63/00 20060101AFI20241111BHJP
B65G 61/00 20060101ALI20241111BHJP
【FI】
B65G63/00 E
B65G61/00 520
(21)【出願番号】P 2020547055
(86)(22)【出願日】2019-03-09
(86)【国際出願番号】 US2019021514
(87)【国際公開番号】W WO2019173811
(87)【国際公開日】2019-09-12
【審査請求日】2022-02-04
(32)【優先日】2018-03-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2018-07-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513012059
【氏名又は名称】ライト-ハイト ホールディング コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ボーガー, ジェームズ シー.
(72)【発明者】
【氏名】ジェファース, ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ミューズ, リチャード
(72)【発明者】
【氏名】ホワイト, アダム
(72)【発明者】
【氏名】ウースター, カイル
(72)【発明者】
【氏名】イェラムセッティ, ヴィスワ テジャ
(72)【発明者】
【氏名】ボウマン, ケネス シー.
(72)【発明者】
【氏名】ペシェル, ブライアン ジェイ.
【審査官】加藤 三慶
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2010/0146719(US,A1)
【文献】特開2009-259116(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0006430(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2006/0181391(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0320685(US,A1)
【文献】特開平11-029209(JP,A)
【文献】特表2007-510228(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 69/28
B65G 69/34
B65G 63/00
B65G 61/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マテリアルハンドリング設備における動作を監視する装置であって、
前記マテリアルハンドリング設備の
第1のドックに関連付けられた
第1のコントローラから通信された
第1のIOデータを取得
し、前記マテリアルハンドリング設備の第2のドックに関連付けられた第2のコントローラから通信された第2のIOデータを取得するIOネットワークインターフェースであり、前記
第1のIOデータが第1のデータ及び第2のデータを含む、IOネットワークインターフェースと、
トラックトレーラが前記マテリアルハンドリング設備の前記
第1のドックに存在するかどうかを、前記第1のデータに基づいて決定し、
前記
第1のドックにある
第1の機器に関連付けられた
第1の条件を、前記第1のデータとは異なる前記第2のデータに基づいて決定
し、
前記第2のドックにある第2の機器に関連付けられた第2の条件を、前記第2のIOデータに基づいて決定する、
前記
第1のコントローラから離れ
、前記第2のコントローラから離れたイベントアナライザ
であり、前記第2の機器は、前記第1の機器と異なるタイプの1つ又は複数の機器に対応する、イベントアナライザと、
前記第1のドックに前記トラックトレーラが存在するかどうかと、前記第1のドックにある前記第1の機器に関連付けられた前記第1の条件とに基づいて通知を生成する通知ジェネレータと、
前記
第1のドックから離れ
、前記第2のドックから離れ、前記イベントアナライザから離れたクライアントデバイスによってアクセス可能なウェブページをホストするウェブサーバ
であり、前記ウェブページが
、前記通知に関連付けられた
第1の情報を
提示し、前記第2の条件に関連付けられた第2の情報を提示するように更新され、前記第1の情報が、前記第2の情報と同時に提示される、ウェブサーバと
、
を備える装置。
【請求項2】
前記第1のデータが、第1のデータソースに関連付けられ、前記第2のデータが、第2のデータソースに関連付けられ、前記第1のデータソースが、前記第2のデータソースとは異なり、前記第1のデータソースが、前記
第1のドックにある第1のセンサ、前記
第1のドックにある車両拘束装置、前記
第1のドックにあるレベラ、ライトインジケータ、又は前記マテリアルハンドリング設備に関連付けられたドック管理システムに対するデータベースのうちの少なくとも1つに対応し、前記第2のデータソースが、前記第1のセンサとは異なる前記
第1のドックにある第2のセンサ、前記車両拘束装置、前記レベラ、前記ライトインジケータ、又は前記データベースのうちの少なくとも1つに対応する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第2のデータソースが、前記第2のセンサに対応し、前記第2のセンサが、ドアの動作を監視し、前記
第1の条件が、前記ドアが非閉鎖状態にあるかどうかに対応し、前記通知ジェネレータは、前記トレーラが前記
第1のドックに存在しないことを前記第1のデータが示し、前記ドアが前記非閉鎖状態にあることを前記第2のデータが示すとき、前記通知を生成し、前記通知が、前記ドアに関連付けられた落下の危険を示す、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記イベントアナライザは、
前記ドアとは異なるバリアが前記非閉鎖状態にある前記ドアに関連付けられた出入口の通過を阻止しているかどうかを、第3のデータに基づいて決定し、
前記バリアが前記出入口の通過を阻止していることを前記第3のデータが示すとき、前記通知の生成を抑制する、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記第2のデータソースが、前記ライトインジケータに対応し、前記ライトインジケータが、前記車両拘束装置が係合位置にある第1の状態と、前記車両拘束装置が格納位置にある第2の状態との間で切り換わり、前記車両拘束装置は、前記車両拘束装置が前記係合位置にあるとき、前記
第1のドックにある前記トレーラに係合し、前記ライトインジケータは、前記車両拘束装置が前記係合位置にあるか、それとも前記格納位置にあるかにかかわらず、前記車両拘束装置が停止されたとき、前記第1の状態に切り換わり、前記通知ジェネレータは、(1)前記トレーラが前記
第1のドックに存在しないことを前記第1のデータが示すこと、及び(2)前記車両拘束装置が停止されていることに関連して、前記ライトインジケータが前記第1の状態にあることを前記第2のデータが示すことに応答して、前記通知を生成し、前記通知は、前記ライトインジケータが前記第1の状態にあったとき、前記トレーラが前記
第1のドックから出されたことを示す、請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記第2のデータソースが、前記データベースに対応し、前記データベースが、前記マテリアルハンドリング設備の異なるドックへの異なるトレーラの割当てを示すドック管理データを記憶し、前記通知ジェネレータは、前記
第1のドックにトレーラが割り当てられていないことを前記第2のデータが示すときに、前記トレーラが前記
第1のドックに存在することを前記第1のデータが示すことに応答して、前記通知を生成し、前記通知が、前記トレーラが誤ったドックにあることを示す、請求項2に記載の装置。
【請求項7】
前記第2のデータソースが、前記第2のセンサに対応し、前記第2のセンサが、前記
第1のドックにある前記トレーラ内の活動を監視し、前記
第1の条件が、前記トレーラ内で感知された活動のない持続時間に対応し、前記通知ジェネレータが、前記持続時間が閾値を超過したことに応答して、前記通知を生成する、請求項2に記載の装置。
【請求項8】
前記イベントアナライザが、前記
第1のドックに関連付けられた
前記第1の機器の
うちの第1個の動作を可能にする手動開始式アクチュエータのユーザ起動を、第3のデータに基づいて識別し、前記第2のデータソースが、前記第2のセンサに対応し、前記第2のセンサが、前記第1の機器の
うちの前記第1個の前記動作と連動関係にある
前記第1の機器のうちの第2個の状態を監視し、前記
第1の条件が、
前記第1の機器のうちの前記第2個の前記状態が前記連動関係に基づいて前記第1の機器の
うちの前記第1個の前記動作を防止するかどうかに対応し、前記通知ジェネレータは、
前記第1の機器のうちの前記第2個の前記状態が前記第1の機器の
うちの前記第1個の前記動作を防止することを前記第2のデータが示すとき、前記ユーザ起動に応答して前記通知を生成する、請求項2に記載の装置。
【請求項9】
前記通知ジェネレータが、前記通知に関連付けられた情報を、前記
第1のドックの近傍に位置する画面に描画する、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
データベースにイベントをログするイベントロガーをさらに含み、前記イベントが、前記通知の内容に関連付けられている、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記IOネットワークインターフェースが、前記第1のコントローラ及び前記第2のコントローラから無線通信を介して前記第1のIOデータ及び前記第2のIOデータを取得する、請求項
1に記載の装置。
【請求項12】
前記ウェブページから独立して前記クライアントデバイスに前記通知を伝送するネットワーク通信インターフェースをさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記ウェブページが第1のウェブページであり、前記ウェブサーバが、前記クライアントデバイスによってアクセス可能な第2のウェブページをホストし、前記第2のウェブページが前記第1のウェブページと異なり、前記通知ジェネレータが、前記第1のウェブページを介して受信されたユーザ入力データに基づいて、前記第2のウェブページ上に提示される情報を自動的に更新するプッシュサービスマネージャを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記ウェブページが第1のウェブページであり、前記ウェブサーバが、前記クライアントデバイスによってアクセス可能な第2のウェブページをホストし、前記第2のウェブページが前記第1のウェブページと異なり、前記通知ジェネレータが、前記第1及び第2のウェブページの両方に含まれる共通の列に基づいて、前記
第1のIOデータを前記第1及び第2のウェブページの両方へプッシュするプッシュサービスマネージャを含み、前記共通の列が、前記第1及び第2のウェブページが加入するデータストリームを識別し、前記データストリームが、前記
第1のコントローラから報告される前記
第1のIOデータに関連付けられる、請求項1に記載の装置。
【請求項15】
命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、実行されたとき、プロセッサに少なくとも、
マテリアルハンドリング設備の
第1のドックに関連付けられた
第1のコントローラから通信された
第1のIOデータを取得させ、前記
第1のIOデータが第1のデータ及び第2のデータを含み、前記プロセッサが前記
第1のコントローラから離れており、
前記マテリアルハンドリング設備の第2のドックに関連付けられた第2のコントローラから通信された第2のIOデータを取得させ、
トラックトレーラが前記マテリアルハンドリング設備の前記
第1のドックに存在するかどうかを、前記第1のデータに基づいて決定させ、
前記
第1のドックにある
第1の機器に関連付けられた
第1の条件を、前記第1のデータとは異なる前記第2のデータに基づいて決定させ、
前記第2のドックにある第2の機器に関連付けられた第2の条件を、前記第2のIOデータに基づいて決定させ、前記第2の機器は、前記第1の機器と異なるタイプの1つ又は複数の機器に対応し、
前記第1のドックに前記トラックトレーラが存在するかどうかと、前記第1のドックにある前記第1の機器に関連付けられた前記第1の条件とに基づいて通知を生成させ、
前記
第1のドックから離れ
、前記第2のドックから離れ、前記プロセッサから離れたクライアントデバイスによってアクセス可能なウェブページをホストさせ
、前記ウェブページが
、前記通知に関連付けられた
第1の情報を
提示し、前記第2の条件に関連付けられた第2の情報を提示するように更新され、前記第1の情報が、前記第2の情報と同時に提示される、コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記第1のデータが、第1のデータソースに関連付けられ、前記第2のデータが、第2のデータソースに関連付けられ、前記第1のデータソースが、前記第2のデータソースとは異なり、前記第1のデータソースが、前記
第1のドックにある第1のセンサ、前記
第1のドックにある車両拘束装置、前記
第1のドックにあるレベラ、ライトインジケータ、又は前記マテリアルハンドリング設備に関連付けられたドック管理システムに対するデータベースのうちの少なくとも1つに対応し、前記第2のデータソースが、前記第1のセンサとは異なる前記
第1のドックにある第2のセンサ、前記車両拘束装置、前記レベラ、前記ライトインジケータ、又は前記データベースのうちの少なくとも1つに対応する、請求項
15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記第2のデータソースが、前記第2のセンサに対応し、前記第2のセンサが、ドアの動作を監視し、前記条件は、前記ドアが非閉鎖状態にあるかどうかに対応し、前記命令は、さらに前記プロセッサに、前記トレーラが前記
第1のドックに存在しないことを前記第1のデータが示し、前記ドアが前記非閉鎖状態にあることを前記第2のデータが示すとき、前記通知を生成させ、前記通知が、前記ドアに関連付けられた落下の危険を示す、請求項
16に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記命令は、さらに前記プロセッサに、
前記ドアとは異なるバリアが前記非閉鎖状態にある前記ドアに関連付けられた出入口の通過を阻止しているかどうかを、第3のデータに基づいて決定させ、
前記バリアが前記出入口の通過を阻止していることを前記第3のデータが示すとき、前記通知の生成を抑制させる、請求項
17に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記第2のデータソースが、前記ライトインジケータに対応し、前記ライトインジケータは、前記車両拘束装置が係合位置にある第1の状態と、前記車両拘束装置が格納位置にある第2の状態との間で切り換わり、前記車両拘束装置は、前記車両拘束装置が前記係合位置にあるとき、前記
第1のドックにある前記トレーラに係合し、前記ライトインジケータは、前記車両拘束装置が前記係合位置にあるか、それとも前記格納位置にあるかにかかわらず、前記車両拘束装置が停止されたとき、前記第1の状態に切り換わり、前記命令は、さらに前記プロセッサに、(1)前記トレーラが前記
第1のドックに存在しないことを前記第1のデータが示すこと、及び(2)前記車両拘束装置が停止されていることに関連して、前記ライトインジケータが前記第1の状態にあることを前記第2のデータが示すことに応答して、前記通知を生成させ、前記通知は、前記ライトインジケータが前記第1の状態にあったとき、前記トレーラが前記
第1のドックから出されたことを示す、請求項
16に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記第2のデータソースが、前記データベースに対応し、前記データベースが、前記マテリアルハンドリング設備の異なるドックへの異なるトレーラの割当てを示すドック管理データを記憶し、前記命令は、さらに前記プロセッサに、前記トレーラが前記
第1のドックに存在することを前記第1のデータが示し、前記
第1のドックにトレーラが割り当てられていないことを前記第2のデータが示すことに応答して、前記通知を生成させ、前記通知が、前記トレーラが誤ったドックにあることを示す、請求項
16に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項21】
前記第2のデータソースが、前記第2のセンサに対応し、前記第2のセンサが、前記
第1のドックにある前記トレーラ内の活動を監視し、前記条件が、前記トレーラ内で感知された活動のない持続時間に対応し、前記命令は、さらに前記プロセッサに、前記持続時間が閾値を超過したことに応答して、前記通知を生成させる、請求項
16に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項22】
前記命令は、さらに前記プロセッサに、
前記
第1のドックに関連付けられた
前記第1の機器の
うちの第1個の動作を可能にする手動開始式アクチュエータのユーザ起動を、第3のデータに基づいて識別させ、前記第2のデータソースが、前記第2のセンサに対応し、前記第2のセンサが、前記第1の機器の
うちの前記第1個の前記動作と連動関係にある
前記第1の機器のうちの第2個の状態を監視し、前記
第1の条件は、
前記第1の機器のうちの前記第2個の前記状態が前記連動関係に基づいて前記第1の機器の
うちの前記第1個の前記動作を防止するかどうかに対応し、
前記命令は、さらに前記プロセッサに、前記第2の機器の前記状態が前記第1の機器の前記動作を防止することを前記第2のデータが示すとき、前記ユーザ起動に応答して前記通知を生成させる、請求項
16に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項23】
前記通知を生成することが、前記通知に関連付けられた情報を、
前記第1のドックの近傍に位置する画面に描画することを含む、請求項
15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項24】
前記命令が、さらに前記プロセッサに、前記ウェブページから独立して前記クライアントデバイスに前記通知を伝送させる、請求項
15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項25】
前記ウェブページが第1のウェブページであり、前記命令が、さらに前記プロセッサに、
前記クライアントデバイスによってアクセス可能な第2のウェブページをホストさせ、前記第2のウェブページが前記第1のウェブページと異なり、
前記第1のウェブページを介して受信されたユーザ入力データに基づいて、前記第2のウェブページ上に提示される情報を自動的に更新させる、請求項
15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項26】
前記ウェブページが第1のウェブページであり、前記命令が、さらに前記プロセッサに、
前記クライアントデバイスによってアクセス可能な第2のウェブページをホストさせ、前記第2のウェブページが前記第1のウェブページと異なり、
前記第1及び第2のウェブページの両方に含まれる共通の列に基づいて、前記
第1のIOデータを前記第1及び第2のウェブページの両方へプッシュさせ、前記共通の列が、前記第1及び第2のウェブページが加入するデータストリームを識別し、前記データストリームが、前記
第1のコントローラから報告される前記
第1のIOデータに関連付けられる、請求項
15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項27】
マテリアルハンドリング設備における動作を監視する方法であって、
前記マテリアルハンドリング設備の
第1のドックに関連付けられた
第1のコントローラから通信された
第1のIOデータを取得するステップであり、前記
第1のIOデータが第1のデータ及び第2のデータを含む、ステップと、
前記マテリアルハンドリング設備の第2のドックに関連付けられた第2のコントローラから通信された第2のIOデータを取得するステップと、
トラックトレーラが前記マテリアルハンドリング設備の前記
第1のドックに存在するかどうかを、前記第1のデータに基づいて、プロセッサ回路を用いて命令を実行することによって決定するステップと、
前記
第1のドックにある
第1の機器に関連付けられた
第1の条件を、前記第1のデータとは異なる前記第2のデータに基づいて、前記プロセッサ回路を用いて前記命令を実行することによって決定するステップ
であり、前記プロセッサ回路は、前記第1のコントローラから離れている、ステップと、
前記第2のドックにある第2の機器に関連付けられた第2の条件を、前記第2のIOデータに基づいて決定するステップであり、前記第2の機器は、前記第1の機器と異なるタイプの1つ又は複数の機器に対応する、ステップと、
前記第1のドックに前記トラックトレーラが存在するかどうかと、前記第1のドックにある前記第1の機器に関連付けられた前記第1の条件とに基づいて通知を生成するステップと、
前記
第1のドックから離れ
、前記第2のドックから離れ、前記プロセッサ回路から離れたクライアントデバイスによってアクセス可能なウェブページをホストするステップ
であり、前記ウェブページが
、前記通知に関連付けられた
第1の情報を
提示し、前記第2の条件に関連付けられた第2の情報を提示するように更新され、前記第1の情報が、前記第2の情報と同時に提示される、ステップと、
を含む、方法。
【請求項28】
前記第1のデータが、第1のデータソースに関連付けられ、前記第2のデータが、第2のデータソースに関連付けられ、前記第1のデータソースが、前記第2のデータソースとは異なり、前記第1のデータソースが、前記
第1のドックにある第1のセンサ、前記
第1のドックにある車両拘束装置、前記
第1のドックにあるレベラ、ライトインジケータ、又は前記マテリアルハンドリング設備に関連付けられたドック管理システムに対するデータベースのうちの少なくとも1つに対応し、前記第2のデータソースが、前記第1のセンサとは異なる前記
第1のドックにある第2のセンサ、前記車両拘束装置、前記レベラ、前記ライトインジケータ、又は前記データベースのうちの少なくとも1つに対応する、請求項
27に記載の方法。
【請求項29】
前記第2のデータソースが、前記第2のセンサに対応し、前記第2のセンサが、ドアの動作を監視し、前記
第1の条件は、前記ドアが非閉鎖状態にあるかどうかに対応し、前記方法は、前記トレーラが前記
第1のドックに存在しないことを前記第1のデータが示し、前記ドアが前記非閉鎖状態にあることを前記第2のデータが示すとき、前記通知を生成するステップをさらに含み、前記通知が、前記ドアに関連付けられた落下の危険を示す、請求項
28に記載の方法。
【請求項30】
前記ドアとは異なるバリアが前記非閉鎖状態にある前記ドアに関連付けられた出入口の通過を阻止しているかどうかを、第3のデータに基づいて決定するステップと、
前記バリアが前記出入口の通過を阻止していることを前記第3のデータが示すとき、前記通知の生成を抑制するステップと、
をさらに含む、請求項
29に記載の方法。
【請求項31】
前記第2のデータソースが、前記ライトインジケータに対応し、前記ライトインジケータは、前記車両拘束装置が係合位置にある第1の状態と、前記車両拘束装置が格納位置にある第2の状態との間で切り換わり、前記車両拘束装置は、前記車両拘束装置が前記係合位置にあるとき、前記
第1のドックにある前記トレーラに係合し、前記ライトインジケータは、前記車両拘束装置が前記係合位置にあるか、それとも前記格納位置にあるかにかかわらず、前記車両拘束装置が停止されたとき、前記第1の状態に切り換わり、前記方法は、(1)前記トレーラが前記
第1のドックに存在しないことを前記第1のデータが示すこと、及び(2)前記車両拘束装置が停止されていることに関連して、前記ライトインジケータが前記第1の状態にあることを前記第2のデータが示すことに応答して、前記通知を生成するステップをさらに含み、前記通知は、前記ライトインジケータが前記第1の状態にあったとき、前記トレーラが前記
第1のドックから出されたことを示す、請求項
28に記載の方法。
【請求項32】
前記第2のデータソースが、前記データベースに対応し、前記データベースが、前記マテリアルハンドリング設備の異なるドックへの異なるトレーラの割当てを示すドック管理データを記憶し、前記方法は、前記トレーラが前記
第1のドックに存在することを前記第1のデータが示し、前記
第1のドックにトレーラが割り当てられていないことを前記第2のデータが示すことに応答して、前記通知を生成するステップをさらに含み、前記通知が、前記トレーラが誤ったドックにあることを示す、請求項
28に記載の方法。
【請求項33】
前記第2のデータソースが、前記第2のセンサに対応し、前記第2のセンサが、前記
第1のドックにある前記トレーラ内の活動を監視し、前記
第1の条件が、前記トレーラ内で感知された活動のない持続時間に対応し、前記方法は、前記持続時間が閾値を超過したことに応答して、前記通知を生成するステップをさらに含む、請求項
28に記載の方法。
【請求項34】
前記
第1のドックに関連付けられた
前記第1の機器の
うちの第1個の動作を可能にする手動開始式アクチュエータのユーザ起動を、第3のデータに基づいて識別するステップであって、前記第2のデータソースが、前記第2のセンサに対応し、前記第2のセンサが、前記第1の機器の
うちの前記第1個の前記動作と連動関係にある
前記第1の機器のうちの第2個の状態を監視し、前記
第1の条件は、
前記第1の機器のうちの前記第2個の前記状態が前記連動関係に基づいて前記第1の機器の
うちの前記第1個の前記動作を防止するかどうかに対応する、監視するステップと、
前記第1の機器のうちの前記第2個の前記状態が前記第1の機器の
うちの前記第1個の前記動作を防止することを前記第2のデータが示すとき、前記ユーザ起動に応答して前記通知を生成するステップと、
をさらに含む、請求項
28に記載の方法。
【請求項35】
前記通知を生成するステップが、前記通知に関連付けられた情報を、前記
第1のドックの近傍に位置する画面に描画するステップを含む、請求項
27に記載の方法。
【請求項36】
前記第1のIOデータ及び前記第2のIOデータを取得するステップが、前記第1のコントローラ及び前記第2のコントローラから無線通信を介して実現される、請求項
27に記載の方法。
【請求項37】
前記ウェブページから独立して前記クライアントデバイスに前記通知を伝送するステップをさらに含む、請求項
27に記載の方法。
【請求項38】
前記ウェブページが第1のウェブページであり、前記方法が、
前記クライアントデバイスによってアクセス可能な第2のウェブページをホストするステップであり、前記第2のウェブページが前記第1のウェブページと異なる、ステップと、
前記第1のウェブページを介して受信されたユーザ入力データに基づいて、前記第2のウェブページ上に提示される情報を自動的に更新するステップと、
をさらに含む、請求項
27に記載の方法。
【請求項39】
前記ウェブページが第1のウェブページであり、前記方法が、
前記クライアントデバイスによってアクセス可能な第2のウェブページをホストするステップであり、前記第2のウェブページが前記第1のウェブページと異なる、ステップと、
前記第1及び第2のウェブページの両方に含まれる共通の列に基づいて、前記
第1のIOデータを前記第1及び第2のウェブページの両方へプッシュするステップであり、前記共通の列が、前記第1及び第2のウェブページが加入するデータストリームを識別し、前記データストリームが、前記
第1のコントローラから報告される前記
第1のIOデータに関連付けられる、ステップと、
をさらに含む、請求項
27に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【開示の分野】
【0001】
[0001]本開示は、一般に、監視システムに関し、より詳細には、荷積みドック及び設備の動作を監視及び管理する方法及び装置に関する。
【背景】
【0002】
[0002]荷積みドックは、車両と建物との間で貨物を容易に伝達することができるように、車両(たとえば、トラック、トレーラなど)が建物(たとえば、マテリアルハンドリング設備)の高いプラットホームの隣へ動くための領域を提供する。いくつかの荷積みドックは、ドックレベラ、車両拘束装置、及び/又はドックドアなどの機器を含み、これらはいずれも、1つ又は複数のセンサ/監視システムに関連付けることができる。マテリアルハンドリング設備では、たとえば、グレードレベルドア、HVAC(暖房、換気、及び空調)システム、冷凍室及び/又は他の部屋を区切るための産業用ドア、コンベアシステム、設備の空気を動かすためのファン、照明及び信号システムなどの貨物の動き、貯蔵、及び/又は取扱いを円滑にするために、追加の機器が位置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0003】
【
図1】本明細書に開示する教示を実装することができる例示的マテリアルハンドリング設備を示す図である。
【
図2】マテリアルハンドリング設備の外部から見た
図1の例示的荷積みドックを示す図である。
【
図3】ドックにトレーラが駐車されている、マテリアルハンドリング設備の内部から見た
図1の例示的荷積みドックを示す図である。
【
図4】
図3の関連付けられたトレーラとともに
図1の例示的荷積みドックを示す断面側面図である。
【
図5】
図1の例示的管理サーバ(複数可)のブロック図である。
【
図6】
図1の例示的メインサーバのブロック図である。
【
図7】
図1の例示的メインサーバに関連付けられた例示的データベースのブロック図である。
【
図8】
図6の例示的メインサーバの例示的ビデオ管理システムのブロック図である。
【
図9】
図6の例示的メインサーバの例示的イベントマネージャのブロック図である。
【
図10】本明細書に開示する教示を実装する例示的分散システムのブロック図である。
【
図11】
図1のコントローラのうちのいずれか1つに対応する例示的ローカルコントローラの例示的実装形態のブロック図である。
【
図12】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバを実装する例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【
図13】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバを実装する例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【
図14】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバを実装する例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【
図15】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバを実装する例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【
図16】
図1、
図6、及び/若しくは
図10の例示的メインサーバ又は
図11の例示的ローカルコントローラを実装する例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【
図17】
図1、
図6、及び/若しくは
図10の例示的メインサーバ又は
図11の例示的ローカルコントローラを実装する例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【
図18】
図1、
図6、及び/若しくは
図10の例示的メインサーバ又は
図11の例示的ローカルコントローラを実装する例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【
図19】
図1、
図6、及び/若しくは
図10の例示的メインサーバ又は
図11の例示的ローカルコントローラを実装する例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【
図20】
図1、
図6、及び/若しくは
図10の例示的メインサーバ又は
図11の例示的ローカルコントローラを実装する例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【
図21】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図22】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図23】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図24】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図25】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図26】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図27】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図28】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図29】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図30】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図31】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図32】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図33】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図34】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図35】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図36】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図37】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図38】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図39】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図40】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図41】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図42】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図43】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図44】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図45】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図46】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図47】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図48】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図49】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図50】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図51】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図52】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図53】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図54】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図55】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図56】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図57】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図58】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図59】
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)に関連付けられたウェブサーバがホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す図である。
【
図60】
図12~
図20の命令を実行して
図1、
図6、及び/又は
図10の例示的メインサーバ(複数可)を実装するように構成された例示的プロセッサプラットホームのブロック図である。
【
図61】
図16~
図20の命令を実行して
図11の例示的ローカルコントローラを実装するように構成された例示的プロセッサプラットホームのブロック図である。
【詳細な説明】
【0004】
[0019]一般に、同じ参照番号は、図面(複数可)及び添付の明細書を通して、同じ又は同様の部分を参照するために使用される。
【0005】
[0020]本明細書では、「第1」、「第2」、「第3」などの記述語は、別個に参照され得る複数の要素又は構成要素を識別するために使用される。使用する文脈に基づいて別途特定又は理解されない限り、そのような記述語は、優先度、リスト内の物理的な順序若しくは配置、又は時間的な順序のうちのいずれかの意味を帰属させることを意図したものではなく、開示する例の理解を容易にするために複数の要素又は構成要素を別個に参照するラベルとしてのみ使用される。いくつかの例では、詳細な説明において、ある要素を参照するために、「第1」という記述語が使用されることがあるが、同じ要素は、特許請求の範囲において、「第2」又は「第3」などの異なる記述語によって参照されることもある。そのような事例では、そのような記述語は、複数の要素又は構成要素の参照を容易にするためにのみ使用されることを理解されたい。
【0006】
[0021]
図1は、本明細書に開示する教示を実装することができる例示的マテリアルハンドリング設備100を示す。マテリアルハンドリング設備100は、たとえば貯蔵倉庫、配送センター、製造工場、小売店などに関連付けることができる。説明されている例では、マテリアルハンドリング設備100は、トラックがトレーラ(又はトラック用荷台)を後退させてトレーラの内側とマテリアルハンドリング設備100との間で材料の荷積み及び/又は荷降しを可能にするためのプラットホームを提供する複数の荷積みドック102(2つを示す)を含む。
図2は、マテリアルハンドリング設備100の外部から見た例示的荷積みドック102を示す。
図3は、マテリアルハンドリング設備100の内部から見た例示的荷積みドック102を示し、ドック102にトレーラ300が駐車されている。
図4は、関連付けられたトレーラ300とともに例示的荷積みドック102の断面側面図を示す。
図1~
図4に示されるように、例示的ドック102は、ドア104、出入口バリア106、ドックレベラ108、車両拘束装置110、存在/運動検出器112、及び/又は通知システム114を含む。いくつかの例では、ドック102は、たとえばファン、ライト、ドアシール、シェルター、トレーラスタンドなどの他の機器に関連付けること及び/又はそのような他の機器を含むことができる。説明されている例では、ドック102は、ドア104、出入口バリア106、ドックレベラ108、車両拘束装置110、存在/運動検出器112、通知システム114、及び/又はドックに関連付けられた他の機器の動作を監視及び/又は制御するためのドックコントローラ116を含む。いくつかの例では、ドックコントローラ116は、コントローラ116によって監視及び/又は制御されている構成要素に関連付けられた情報を表示するための表示画面117を含む。表示画面117は、コントローラの操作及び/又はコントローラ、ドック、若しくはドックに伴う動作に関連付けられた特有の情報へのアクセスのために、ユーザがコマンド及び/又は命令を入力することもできるタッチスクリーンとすることができる。いくつかの例では、表示画面117は、ドックコントローラ116とは別個であるがドックコントローラ116と通信している異なるデバイスに組み込むことができる。単一のコントローラ116が、ドック102に関連付けられたすべての機器を制御するものとして示されているが、いくつかの例では、各ドック102を、ドア104、出入口バリア106、ドックレベラ108、車両拘束装置110、存在/運動検出器112、通知システム114、及び/又はドックに関連付けられた他の機器のうちの異なるものを制御及び/又は監視するように設定された複数のコントローラに関連付けることができる。
【0007】
[0022]ドック102に関連付けられたドア104は、マテリアルハンドリング設備100の内部118と外部環境120との間の出入口を選択的に開放又は閉鎖するために、開位置と閉位置との間を可動である。したがって、トレーラ300又はトラック用荷台がドック102に駐車されたとき、ドア104は、ドア104が開位置にあるときはトレーラへのアクセスを提供し、閉位置にあるときはそのようなアクセスを防止する。
【0008】
[0023]いくつかの例では、ドア104は、ドア104の動作の監視及び制御を円滑にするために、1つ又は複数のセンサ及び/又はドア監視システムに関連付けられる。たとえば、1つ又は複数のドア状態センサが、ドア104の状態(たとえば、ドアが完全に開いているか、完全に閉じているか、部分的に開いているか、部分的に閉じているか、開きつつあるか、それとも閉じつつあるか)を監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の衝撃センサが、ドア104に何か(たとえば、マテリアルハンドリング車両(たとえば、フォークリフト))が当たったことを監視及び/又は検出することができ、ドア104のいずれかの側に配置された1つ又は複数の光電気アイが、ドアが開いているとき、人物又は物体が出入口を通過したことを監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の運動及び/又は存在センサが、出入口近傍の領域内の活動を監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の無線周波識別(RFID)センサが、出入口を通過する職員、機器、及び/又は材料の識別情報を監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の温度センサが、ドア104の片側又は両側で温度を監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の空気流センサが、ドア104を通過する空気(たとえば、開位置若しくは部分的に開いている位置でドアを通過する空気、及び/又は閉位置で閉じているときにドアを通って漏れる空気)の流れを監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の他の環境センサが、圧力、湿度、汚染物質、粒子、化学物質などを監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数のアクチュエータセンサが、ドアを開閉するために使用されるドアアクチュエータ(たとえば、モータ)のエネルギー消費及び/又は動作を監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の画像及び/又はビデオセンサ(たとえば、カメラ)を実装して、画像/ビデオ分析に基づいてドックの特定の状態を監視及び/又は検出することができる。いくつかの例では、ドックコントローラ116は、これらのセンサからの出力信号を受信して、ドア104の動作を監視及び/又は制御する。
【0009】
[0024]いくつかの例では、出入口バリア106は、ドア104に関連付けられた出入口に延びるバリアを提供するように構築される。出入口バリア106は、ドア104が開位置にあるときでも、出入口の通過を阻止することができる。このようにして、出入口バリア106は、たとえば、
図2に示されるようにドア104が開いているが、ドック102にトレーラが駐車されていないとき、又はドック102にあるトレーラが拘束されていないとき、安全予防策として使用することができる。出入口バリア106はまた、ドア104が閉じているとき、マテリアルハンドリング機器がドア104に衝突する可能性を低減させることによってドア104を保護するために、マテリアルハンドリング設備100の内部118においてドア104の前で出入口に延びることができる。いくつかの例では、出入口バリア106はバリアセンサ302(
図3)に関連付けられ、バリアセンサ302は、出入口バリア106の状態(たとえば、バリアがアクティブ使用中であり、出入口(
図2に示す)を阻止しているか、出入口の通路を提供するようにしまい込まれているか(
図3及び
図4に示す)、それとも中間状態にあるか)を示すために、ドックコントローラ116へ信号を出力する。いくつかの例では、バリアセンサ302及び/又は異なるセンサは、バリア106に対する衝撃(たとえば、力)を検出し、そのような衝撃は、バリアとの衝突を示すことができる。
【0010】
[0025]多くの場合、トラック用荷台又はトレーラ(たとえば、
図3及び
図4に示すトレーラ300)がドック102に駐車されているとき、トラック用荷台又はトレーラの後縁部とドック102のプラットホームの外面との間に間隙が位置することができる。ドックレベラ108は、この間隙にまたがる調整可能な橋を提供し、マテリアルハンドリング機器は、この橋を渡って、マテリアルハンドリング設備100の内部118とドック102に駐車された車両のトレーラとの間を進むことができる。さらに、ドックレベラ108は、ドック102のプラットホームに対して異なる高さを有するトレーラを補償する斜面として作用するように、垂直に調整可能とすることができる。いくつかの例では、ドックレベラ108は、ドックレベラ108の動作の監視及び制御を円滑にするために、1つ又は複数のセンサを含む。たとえば、レベラセンサは、ドックレベラ108がアクティブ状態(
図3及び
図4に示されるように、ドックプラットホームとトレーラとの間の間隙に橋を架けるように延びている)にあるか、非アクティブ状態(
図2に示されるように、レベラが格納位置にある)にあるか、それとも中間状態にあるかを示す出力信号を生じることができる。いくつかの例では、ドックレベラ108がアクティブ状態にあるときにトレーラがドック102から引き離されていることは、リミットスイッチによって検出される(たとえば、延ばした端部がトレーラによって支持されなくなったとき、レベラの落下を検出する)。そのような例では、リミットスイッチの出力は、ドックコントローラ116をトリガして、ドックレベラ108を非アクティブ状態の格納位置へ後退させることができる。
【0011】
[0026]ドック102に関連付けられた車両拘束装置110は、不注意による車両の動き(たとえば、マテリアルハンドリング機器がトレーラ内で動き回った結果として車両が移動したこと、及び/又は運転者が早まってプラットホームから車を離したことによる)を低減させるために、ドック102に駐車された車両(たとえば、トレーラ300)の何らかの部分に係合するように外部環境120に位置決めされる。いくつかの例では、車両拘束装置110は、車両の後部衝撃ガード(たとえば、
図4に示すICCバー400)に係合して車両を拘束する。いくつかの例では、車両拘束装置110は、タイヤ及び/又は車両の任意の他の好適な部分に係合する。いくつかの例では、車両拘束装置110は、車両拘束装置110の動作の監視及び制御を円滑にするために、1つ又は複数のセンサを含む。たとえば、拘束センサは、車両拘束装置110がロック位置(たとえば、車両を係合/拘束するための定位置)又はロック解除位置(たとえば、車両から離れて格納される)にあることを示す出力信号を生じることができる。別法として又は追加で、拘束センサ(複数可)は、拘束装置が車両をアクティブに係合/拘束しているか否かを判定するために、基準点に対する拘束装置の位置及び/又は拘束装置が受けた力(複数可)を示す出力信号を生じることができる。
【0012】
[0027]
図1に説明されている例では、存在/運動検出器112は、1つ又は複数の存在又は運動検出器システムを代表する。いくつかの例では、存在/運動検出器112は、ドック102に位置するトレーラ300の存在を検出するために、存在検出器システムを含む。「トレーラ」という用語は、その存在又は運動の感知に関係する議論の目的で、トラクタに連結されているかにかかわらず、トレーラに関し、又は別法として、貨物室若しくはプラットホームを有する車両に関する。いくつかの例では、トレーラ300の存在は、マテリアルハンドリング設備100の建物及び/又はその付近で外部環境120に位置決めされた1つ又は複数のトレーラセンサ202(
図2)を介して検出される。トレーラセンサ(複数可)202は、たとえば光電気アイ、近接センサ、運動センサ、誘導ループセンサ、光検知測距(LIDAR)システムなどの任意の好適なセンサを使用して実装することができる。いくつかの例では、存在/運動検出器112は、荷積みドック102に駐車されたトレーラ300(たとえば、貨物の荷積み及び/又は荷降し)内、又は設備の外側でドック102への入り口において、職員/機器(たとえば、歩行中及び/又はマテリアルハンドリング機器の運転中の人物、自律車両など)の存在を検出するために、存在検出器システムを含むことができる。いくつかの例では、トレーラ300内の職員/機器の存在は、マテリアルハンドリング設備100内の位置からトレーラに対向している運動センサ204(
図2~
図4)に基づいて検出される。追加で又は別法として、存在/運動検出器112は、レベラ108のプラットホーム上、レベラピット内、及び/又はそれ以外にドック102の近傍で、職員/機器/材料の存在を検出するために、存在検出器システムを含むことができる。いくつかの例では、ドック102に近接しているマテリアルハンドリング設備100内の職員/機器の存在は、レベラ及び/又は周辺領域に対向している運動センサ304(
図3及び
図4)に基づいて検出される。追加で又は別法として、職員/機器/材料の存在は、レベラピット402内の1つ又は複数の存在/運動センサ404に基づいて、ドックレベラ108の下のレベラピット402(
図4)で検出することができる(たとえば、レベラが垂直直立位置で格納される場合)。車両、職員、又はマテリアルハンドリング機器の存在を検出することに加えて、
図1の存在/運動検出器112によって代表される存在/運動システムのうちのいずれか1つは、車両、職員、機器、又は他のもの(たとえば、製品、材料)の動き(たとえば、速度、方向など)、位置(たとえば、近接、向きなど)、サイズ、形状など、及びこれらの組合せを判定することを可能にすることができ、これらのものを区別することを可能にすることができる。
【0013】
[0028]説明されている例の通知システム114は、ドック102及び/又はドックに位置する車両の何らかの態様又は状態に関連付けられた特定の状況、警告、イベント、及び/又は他の条件についてドック102付近の職員に知らせるために、1つ若しくは複数の視覚インジケータ(たとえば、ライト、表示画面など)及び/又は1つ若しくは複数の可聴インジケータ(たとえば、警笛、ベル、サイレン、スピーカなど)を含む複数の別個に機能する通知システムを含むことができる。追加で又は別法として、視覚インジケータのうちのいくつかは、ドックに関連付けられたいずれかの特定の状況又は条件を示すのではなく、ドック102に関連付けられた領域の照明及び/又は視認性の改善が意図されたライトとすることができる。通知システム114の視覚及び/又は可聴インジケータは、インジケータの目的に応じて、マテリアルハンドリング設備100の内部118及び/又はマテリアルハンドリング設備100の外側の外部環境120に位置することができる。
【0014】
[0029]いくつかの例では、マテリアルハンドリング設備内の少なくともいくつかのインジケータは、ドア104が開いているとき、ドック102に駐車されたトレーラの内部を照明するように、トレーラの内部から見えるように、及び/又はトレーラの内部から聞こえるように、外部環境120(たとえば、
図2~
図4に示す運動センサ204に関連付けられたアームの端部)に向かって位置決め及び/又は配向される。そのようなインジケータは、貨物の荷積み又は取出しのためにトレーラに入る職員にさらなる視認性を提供することができる。そのようなインジケータはまた、車両拘束装置110が係合されていない場合などの潜在的な安全性リスク、及び/又はトレーラ内から見えない可能性のあるドック102のプラットホーム付近の人物の存在について、トレーラ内の職員に警告することができる。マテリアルハンドリング設備100内の他のインジケータは、設備の内部118の領域(たとえば、ドックプラットホーム及び/又は周辺領域)を照明するように、その領域から見えるように、及び/又はその領域から聞こえるように、位置決め及び/又は配向することができる。いくつかのそのようなインジケータは、たとえば車両拘束装置110が係合されていない場合などの潜在的な安全性リスク、及び/又は予期せず現れそうになる可能性のあるトレーラ内の人の存在に関する警告として働くことができる。追加で又は別法として、インジケータは、ドック102に関連付けられた機器の動作状態を示すことができる。
【0015】
[0030]いくつかの例では、
図1の通知システム114は、トレーラがドック102にどれくらい駐車されているかを示すタイマを表示するために、マテリアルハンドリング設備100内から見えるようにドア104に隣り合って位置決めされたタイミングインジケータ306(
図3)を含む。このようにして、延滞及び/又は留置料金が発生し始めるまで何時間残っているかを職員に知らせることができる。いくつかの例では、タイミングインジケータ306は、ドックコントローラ116に関連付けられた表示画面117を介して実装される。いくつかの例では、タイミングインジケータ306は、カウントアップではなくカウントダウンすることができる。いくつかの例では、タイマが閾値に到達したとき、特定の動作制約に関係する終了時間に近づいていること(たとえば、トレーラの荷積み及び/又は荷降しを迅速に終える必要)を職員に示すために、タイミングインジケータ306が外観を変化させる(たとえば、色の変化、点滅の開始など)こと、及び/又は別のインジケータを起動することができる。いくつかの例では、タイミングインジケータ306は、対応するドック102にあるトレーラの荷積み及び/又は荷降しが、他のドック102にある他のトレーラの荷積み及び/又は荷降しに対して優先することを示すことができる(たとえば、色、点滅などに基づく)。いくつかのそのような例では、優先順位付けは、利用可能な動作資源(たとえば、手元の職員、利用可能なマテリアルハンドリング機器、積込み状態、クロスドックオーダー状態など)を考慮して、マテリアルハンドリング設備100のドック102全体の予測される時間割当て及び/又はコストの発生に基づいて行うことができる。
【0016】
[0031]いくつかの例では、1つ又は複数のインジケータが、ドック102の外部の領域を照明するように、その領域から見えるように、及び/又はその領域から聞こえるように、マテリアルハンドリング設備100の外側に位置決めされる。いくつかの例では、そのようなインジケータは、外部環境120内の人物(たとえば、トレーラをドック102へ後退させている運転者)にさらなる視認性を提供するために領域を照明するライトとすることができる。追加で又は別法として、いくつかの例では、インジケータは、外部環境120内の人物に警告及び/又は案内を提供するライトとすることができる。たとえば、
図2に示されるように、設備100の外部のライトインジケータ206は、トレーラ(たとえば、
図3及び
図4のトレーラ300)をドック102に隣り合う領域へ後退させることができるとき、及び/又はトレーラをドック102から出すことができるとき、トラック運転者を誘導するために、赤信号(赤色)及び青信号(緑色)を含む。いくつかの例では、車両拘束装置がオーバーライドにあるとき、ドック機器が整備を受けているとき、又はトレーラの経路内若しくはその付近に人/物が存在しているときなど、ライト及び/又は可聴インジケータを使用して運転者に示すことができる。これらの条件は、共通のインジケータ(色/トーンの変化、点滅/音響パターンなど)の異なる状態又はそれらの組合せを利用する別個のインジケータを介して通信することができる。さらに、いくつかの例では、ドック102に関連付けられたインジケータは、トラックが後退していることをドックの入り口付近に立っている人物に示すライト及び/又は可聴アラームを含む。
【0017】
[0032]いくつかの例では、ドックコントローラ116は、ドア104、出入口バリア106、ドックレベラ108、車両拘束装置110、及び/又は存在検出器112に関連付けられた様々なセンサから受信した信号のうちの1つ又は複数に基づいて、通知システム114に関連付けられた異なるインジケータを制御する。たとえば、いくつかのそのような例では、ドックコントローラ116は、車両拘束装置110がアクティブであり、トレーラに係合されていることを拘束信号が示すときはいつでも、ライトインジケータ206に、赤信号(たとえば、赤色光)を提供させる。別の例として、存在検出器112がドック102に駐車されたトレーラを検出しなかったとき、ドアセンサが、ドア104が開かれたことを示した場合、ドアが開いていることでドックプラットホームの落下を招くリスクがある。したがって、いくつかのそのような例では、ドックコントローラ116は、警告インジケータをオンにして、露出した落下に関して付近の個人に注意することができる。しかし、いくつかのそのような例では、ドックコントローラ116は、出入口バリア106が開いている出入口の通過を阻止するためにアクティブ使用中であることを示す信号をバリアセンサ302が提供したとき、警告インジケータをトリガしないこともある。したがって、様々なセンサのうちの異なるものから出力される異なる信号を組み合わせて使用して、通知システム114に関連付けられたインジケータの起動又は状態の変化をトリガし、ドック102に関連付けられた領域内の人物に警告、通知、及び/又は案内を提供することができる。
【0018】
[0033]マテリアルハンドリング設備100は、トレーラとマテリアルハンドリング設備100との間で商品の伝達を円滑にするために、様々な構成要素及び/又はシステムを有するドック102を含み、
図1のマテリアルハンドリング設備100はまた、マテリアルハンドリング設備100の内部118の商品の取扱い、移動、及び/又は貯蔵を円滑にする他の構成要素及び/又はシステムを含む。いくつかの例では、これらの構成要素及び/又はシステムは、それらの動作を監視及び/又は制御する別個のコントローラによって、互いから実質上独立して動作することができる。特に、
図1に示されるように、マテリアルハンドリング設備100は、1つ又は複数のドアコントローラ(複数可)122、暖房、換気、及び空調(HVAC)コントローラ(複数可)124、ファンコントローラ(複数可)126、コンベアコントローラ(複数可)128、並びに/又は交通コントローラ(複数可)130を含む。いくつかの例では、マテリアルハンドリング設備100は、設備に関連付けられた他の機器(たとえば、スマートバリア、機械ガード、ビルディングオートメーション、照明、火災、及びセキュリティシステムなど)及びそれぞれのコントローラを含むことができる。
【0019】
[0034]説明されている例では、ドアコントローラ122は、マテリアルハンドリング設備100の内部に位置する産業用ドアの動作を制御する働きをする。いくつかの例では、そのようなドアは、設備の異なる部屋及び/又は領域を区切るために、マテリアルハンドリング設備100内の様々な場所に位置決めされる。そのようなドアは、ドアコントローラ122がドアを監視及び/又は制御することを可能にするために、荷積みドック102のドア104に対して前述のものと同様又は同じセンサを含むことができる。たとえば、そのようなドアは、次のようなセンサを含むことができ、1つ又は複数のドア状態センサが、ドアの状態(たとえば、開いている、閉じている、開きつつある、閉じつつあるなど)を示すことができ、1つ又は複数の衝撃センサが、マテリアルハンドリング車両がドアに当たったことを監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の光電気アイが、人物又は物体がドアに関連付けられた出入口を通過したことを監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の運動及び/又は存在センサが、出入口近傍の領域内の活動を監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数のRFIDセンサが、出入口を通過する職員、機器、及び/又は材料の識別情報を監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の温度センサが、ドアの片側又は両側で温度を監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の他の環境センサが、圧力、湿度、汚染物質、粒子、化学物質などを監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数の空気流センサが、ドア104を通過する空気(たとえば、開位置若しくは部分的に開いている位置でドアを通過する空気、及び/又は閉位置で閉じているときにドアを通って漏れる空気)の流れを監視及び/又は検出することができ、1つ又は複数のアクチュエータセンサが、ドアを開閉するために使用されるドアアクチュエータ(たとえば、モータ)のエネルギー消費及び/又は動作を監視及び/又は検出することができる。いくつかの例では、ドアコントローラ122は、ドックコントローラ116の表示画面117に類似しているローカル表示画面を含み、及び/又はそのようなローカル表示画面に通信可能に結合される。
【0020】
[0035]いくつかの例では、ドアコントローラ122がそのようなセンサによって出力される信号をどのように使用するかは、場所に依存することがあり、及び/又は関連付けられたドアの使用が意図される。たとえば、1つ又は複数のドアが、冷凍室へのアクセスを提供することができる。そのような例では、関連付けられたドアコントローラ122は、部屋の冷凍庫側の温度が温度設定点以下のままであることを確実にするために、温度センサによって提供されるフィードバック信号を監視することができる。追加で又は別法として、冷凍庫ドアのためのドアコントローラ122は、どれだけ頻繁に及び/又はどれだけ長くドアが開かれるかを監視し(ドア状態センサからのフィードバックに基づく)、ドアが開いている頻度又は持続時間が対応する閾値を超過したときは警報を生成することができる。他の例では、1つ又は複数のドアを使用して、汚染物質のレベルが比較的低いクリーンルームへのアクセスを制御することができる。いくつかのそのような例では、ドアコントローラ122は、1つ又は複数の空気流及び/又は圧力センサからのフィードバック信号を監視して、空気流(汚染物質を拡散させる可能性がある)の量が好適な閾値以下で維持されていること、又は出入口の両側で特定の差圧が維持されていることを確実にすることができる。いくつかの例では、一方のドアの動作が第2のドアの状態又は動作に基づいて調整されるように、連動関係に応じて、別個のドアを設定することができる(たとえば、任意の所与の時点において、2つのドアのうちの一方のみを開くことができる)。そのような例では、各ドアの動作を監視するセンサからの信号を、各ドアに関連付けられた別個のドアコントローラ122(又は両方のドアを制御する単一のコントローラ122)に提供することができる。
【0021】
[0036]
図1に説明されている例では、HVACコントローラ124は、エアダクトを介したマテリアルハンドリング設備100内の様々な領域への調整空気の送達を監視及び/又は制御する働きをする。いくつかの例では、HVACコントローラ124は、エアダクトに空気を通す送風機の動作(たとえば、速度、エネルギー消費など)を監視及び/又は制御する。いくつかの例では、HVACコントローラ124は、マテリアルハンドリング設備100全体にわたって位置決めされた温度センサからフィードバック信号を受信する。いくつかの例では、空気流センサ、湿度センサ、及び/又は他のタイプのセンサ(たとえば、圧力、汚染物質、粒子、化学物質などを監視する)もまた、関連付けられたHVACシステムの制御及び監視を円滑にするために、HVACコントローラ124への入力を提供することができる。
【0022】
[0037]
図1に説明されている例では、ファンコントローラ126は、マテリアルハンドリング設備100内の1つ又は複数のファンを監視及び/又は制御する働きをする。ファンは、HVACコントローラ124に関連付けられたダクトからの通気によって提供される空気の循環を超えて増大させるように、設備に位置決めすることができる。いくつかの例では、そのようなファンは、フィードバック信号としてファンコントローラ126に提供することができるファンの動作パラメータ(たとえば、オン、オフ、障害(たとえば、開始することができない)、速度、エネルギー使用など)の状態を検出するために、1つ又は複数のセンサを含む。
【0023】
[0038]
図1に説明されている例では、コンベアコントローラ128は、マテリアルハンドリング設備100内の1つ又は複数のコンベアシステムを監視及び/又は制御する働きをする。いくつかの例では、コンベアシステムは、別個に起動される複数のコンベアセグメントを含むことができる。いくつかの例では、各コンベアセグメントの状態(たとえば、アクティブ(動いている)、非アクティブ(動いていない))、動いているコンベアセグメントの関連付けられた速度、並びに/又は各コンベアセグメントの位置及び/若しくは形状(たとえば、勾配、伸縮など)を検出するために、1つ又は複数のセンサを実装することができる。追加で又は別法として、1つ又は複数のセンサは、そのようなコンベアセグメントを作動させるために使用されるモータのエネルギー使用を示す出力を提供することができる。さらに、いくつかの例では、コンベアシステムは、コンベア上の障害及び/又は詰まりを検出するために、1つ又は複数のセンサを含むことができる。これらのセンサのいずれかの出力は、そのようなコンベアシステムの動作を監視及び/又は制御するために、コンベアコントローラ128によって受信されるフィードバック信号として使用することができる。いくつかの例では、コンベアシステムからのフィードバックを使用して、ドックに停まっているトレーラに出し入れされている貨物の量及び/又は進捗を測定及び/又は推測することができる。
【0024】
[0039]
図1に説明されている例では、交通コントローラ130は、マテリアルハンドリング設備100全体にわたって歩行者及び/又は動力付き車両(たとえば、フォークリフトなどのマテリアルハンドリング機器)の交通の流れを監視し、交通の誘導及び/又は異なる方向から近づいてくる交通に関する職員への通知/警告を行う信号を制御する働きをする。いくつかの例では、マテリアルハンドリング設備100内の交通のための2つ以上の通路又は移動経路の交差点に、交通信号システムが位置決めされ、各通路又は移動経路の方向を向いている1つ又は複数の信号灯及び/又は関連付けられたディスプレイを有する。いくつかの例では、交通コントローラ130は、交通信号システムに関連付けられた通路及び/又は移動経路の各々に沿って検出された交通に基づいて、例示的交通信号システムの信号灯及び/又はディスプレイに異なる信号を提供させる。いくつかの例では、交通は、各通路又は移動経路の方向を向いている個々の交通センサ(たとえば、運動センサ)によって、各通路及び/又は移動経路に沿って検出される。したがって、別個の経路を向いている2つの交通センサがどちらも、接近している交通を検出した場合、交通コントローラ130は、近づいてくる交通の方向を向いているディスプレイに、別の方向から接近している交通があることを示す信号を生成することができる。追加で又は別法として、交通コントローラ130は、すべての方向から見える単一のライトを照明させて、交差する交通が少なくとも2つの方向から接近していることを示すことができる。いくつかの例では、交通信号ディスプレイ及び交通センサの両方が、関連付けられた交差点(たとえば、共通のハウジング内)に位置する。いくつかの例では、交通信号システムは、関連付けられた交差点及び/又は交通コントローラ130に対して離れて位置決めされたディスプレイ及び/又は交通センサを含む。
【0025】
[0040]
図1に説明されている例では、コントローラ116、122、124、126、128、130は各々、メインサーバ132と通信する。より具体的には、いくつかの例では、ドックコントローラ116、ドアコントローラ122、HVACコントローラ124、ファンコントローラ126、コンベアコントローラ128、及び交通コントローラ130は、それぞれのコントローラに設定された動作及び/若しくは状態パラメータに対応する値、並びに/又はそれぞれのコントローラに関連付けられたあらゆるセンサから収集されたフィードバック信号を伝送する。このようにして、メインサーバ132は、マテリアルハンドリング設備100内の様々な別個のシステムに関連付けられた利用可能なすべてのデータを一箇所に集約する。異種のソースからのデータの集約により、メインサーバ132は、コントローラデータを分析及び/又は統合して、普通なら可能でないはずの関係を識別することが可能になる。より詳細には後述するように、いくつかの例では、メインサーバ132は、エンドユーザの特定の利益を対象とする1つ又は複数のダッシュボード又はグラフィカルユーザインターフェースを介してエンドユーザに提示するために、集約されたコントローラデータを編成する。グラフィカルユーザインターフェースは、1つ又は複数のウェブページ、アプリ、アプレット、アプリケーションなどによって提示することができる。いくつかの例では、グラフィカルユーザインターフェースは、コントローラ116、122、124、126、128、130のうちの1つ又は複数によって監視された異なるパラメータの組合せの値に基づいて、特定のイベントが検出されたときに通知及び/又は警報を提供するように設定可能とすることができる。例示的メインサーバ132の実装形態に関するさらなる詳細は、
図6~
図10に関して以下に提供される。追加で又は別法として、いくつかの例では、メインサーバ132は、再びコントローラ116、122、124、126、128、130へ情報を伝送することができる。いくつかのそのような例では、これらのコントローラへ伝送される情報は、コントローラによって制御される構成要素の動作に影響しないことから受動的である。そのような例では、この情報は、ローカル表示画面(たとえば、
図3に示すドックコントローラ116の表示画面117及び/又は他のコントローラ122、124、126、128、130のうちの1つに関連付けられた同様のローカル表示画面)に表示されて、コントローラ付近に位置する職員によって参照されるように提供することができる。他の例では、メインサーバ132からコントローラへ伝送される情報は、コントローラに特定の動作を実装させるコマンドを含むことから、能動的とすることができる。説明されている例では、マテリアルハンドリング設備100に位置するメインサーバ132が示されているが、他の例では、メインサーバ132は、マテリアルハンドリング設備100から離れて位置することもできる。
【0026】
[0041]
図1に説明されている例では、マテリアルハンドリング設備100は、マテリアルハンドリング設備100の機器資産及び/又は作業動作の様々な態様の管理を円滑にする1つ又は複数の管理サーバ(複数可)134を含む。いくつかの例では、管理サーバ(複数可)134は、バス、ローカルエリアネットワーク(LAN)、及び/又はワイドエリアネットワーク(たとえば、インターネット)を介して、メインサーバ132と通信する。
図1の管理サーバ(複数可)134に関連付けられた例示的管理システムが、
図5に概略的に表されている。
図5に示されるように、例示的管理サーバ(複数可)134は、ドック/ヤード管理システム502、在庫制御システム504、及びビデオ管理システム(VMS)506を含む。説明されている例では、ドック/ヤード管理システム502、在庫制御システム504、及びビデオ管理システム506は、メインサーバ132が接続されたバス及び/又はネットワークを介して通信可能に結合される。いくつかの例では、
図5に示すブロックのうちの1つ又は複数を組み合わせること、分割すること、再配置すること、及び/又は例示的管理サーバ(複数可)134から省略することができる。さらに、いくつかの例では、管理サーバ(複数可)134は、説明されている例に示したものに対する追加及び/又は代替として、追加の構成要素及び/又は管理システム(たとえば、倉庫管理システム(WMS)、企業資源計画(ERP)システムなど)に関連付けることができる。追加で又は別法として、いくつかの例では、ドック/ヤード管理システム502、在庫制御システム504、及びビデオ管理システム506のうちの1つ又は複数をメインサーバ132と組み合わせること及び/又はメインサーバ132によって実装することができる。
【0027】
[0042]
図5の例示的ドック/ヤード管理システム502は、すべての車両(たとえば、配達用トラック、トレーラ、フォークリフト、ハンドトラック、手押し車など)及び/又はマテリアルハンドリング設備100の外部周辺の動作に関連付けられた他の機器を監視及び追跡する。いくつかの例では、ドック/ヤード管理システム502は、機器資産の予定された整備、修理、及び/又は交換に対する警報及び/又は通知を生成する。
【0028】
[0043]
図5の例示的在庫制御システム504は、マテリアルハンドリング設備100に貯蔵されている在庫を監視及び追跡する。より具体的には、これは、ドック102で荷積み及び荷降しされているトラックの内容物を識別及び監視することによって実現することができる。いくつかの例では、在庫制御システム504は、設備内又は設備外への商品の実際の伝達をタイムスタンプする。いくつかの例では、在庫制御システム504は、マテリアルハンドリング設備100内の材料/製品の場所及び量を追跡する。
【0029】
[0044]
図5の例示的ビデオ管理システム506は、マテリアルハンドリング設備100全体にわたって位置決めされた1つ又は複数のカメラ508からのビデオデータへのアクセスを管理し、そのようなビデオデータを収集する。カメラ508は、インターネットプロトコル(IP)カメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)カメラ、アナログカメラ、閉回路テレビジョン(CCTV)カメラ、及び/又は任意の他の好適なタイプのカメラとすることができる。カメラ508は、設備の内部118に位置すること、及び/又はドック102若しくはヤードを監視するために外側に位置することができる。追加で又は別法として、カメラ508は、ドアコントローラ122、HVACコントローラ124、ファンコントローラ126、コンベアコントローラ128、及び/又は交通コントローラ130のうちの1つ又は複数に関連付けられた空間など、マテリアルハンドリング設備内の他の空間を監視するように位置決めすることができる。いくつかの例では、ビデオ管理システム506は、マテリアルハンドリング設備100内でトリガされた特定のイベントの検出に応答して、ビデオセグメントを抽出及び/又は生成する。より詳細には後述するように、そのようなイベントは、異なるコントローラ116、122、124、126、128、130からメインサーバ132によって収集されたデータに基づくことができる。いくつかの例では、生成されたビデオセグメントは、検出されたイベントを生じさせる状況を捕捉することができる。いくつかの例では、ビデオ管理システム506は、メインサーバ132によって実装すること及び/又はメインサーバ132に組み込むことができる。メインサーバ132に関連付けられたビデオ管理システム506の実装形態に関する追加の詳細は、
図6及び
図8に関して以下に提供される。
【0030】
[0045]
図1に説明されている例に戻ると、メインサーバ132はまた、マテリアルハンドリング設備100に位置しない1つ又は複数の遠隔サーバ(複数可)136と通信することができる。いくつかの例では、遠隔サーバ(複数可)136は、メインサーバ132と同等の追加のサーバに対応し、他のマテリアルハンドリング設備及び/又は
図1のマテリアルハンドリング設備100を運営している企業に関連付けられた他の場所に位置する。追加で又は別法として、いくつかの例では、遠隔サーバ(複数可)136は、ドックコントローラ116、ドアコントローラ122、HVACコントローラ124、ファンコントローラ126、コンベアコントローラ128、及び/若しくは交通コントローラ130、又は設備内の他の機器に対する遠隔資産管理システムのうちの1つ又は複数に関連付けられた機器の製造者によって維持されているサーバに対応することができる。たとえば、遠隔サーバ136は、機器の保証情報、機器のバージョン、及び/又は更新情報、機器の設置日、技師及び/若しくはサービス依頼電話の記録などを提供することができる。
【0031】
[0046]説明の目的で、本明細書では、
図1の異なるコントローラ116、122、124、126、128、130からメインサーバ132へ報告されるデータは、それぞれのコントローラによって監視及び/又は提供される入力及び出力を含むことから、IO(入出力)データと呼ぶ。説明されている例では、メインサーバ132によって収集されたIOデータは、ワイヤレスメッシュネットワークを介して、コントローラ116、122、124、126、128、130から伝送される(他のネットワークタイプを使用することもできる(たとえば、ワイヤード又はワイヤレスの非メッシュ))。したがって、
図1に説明されている例に示されるように、コントローラ116、122、124、126、128、130は各々、任意の好適な通信プロトコルに応じてIOデータを伝送するためにワイヤレス送受信器(たとえば、ラジオ)を含むIO通信ボード133を装備する。いくつかの例では、コントローラ116、122、124、126、128、130のIOボードは、メインサーバ132に関連付けられた受信器へIOデータを直接伝送する。他の例では、異なるコントローラ内のIO通信ボード133、及び/又はメッシュネットワークで通信することが可能な任意の他のデバイス若しくは構成要素(たとえば、1つ又は複数のゲートウェイ、リレー、リピータなど)を介して、1つのコントローラからのIOデータをメインサーバ132へ間接的に伝送することができる。いくつかの例では、コントローラ116、122、124、126、128、130のIOボードは、異なるコントローラによって収集されたデータを、特定の通信プロトコルに対応する共通のフォーマットに変換及び正規化する再利用可能なファームウェアモジュールとともに実装される。ファームウェアの再利用可能な性質により、ファームウェアを既存の製品へ埋め込むことが可能になり、したがってメインサーバ132の監視システムに統合するために修正することができる。コントローラ116、122、124、126、128、130の各々が単一の通信プロトコルに応じて共通のフォーマットでデータを伝送することが可能になることで、メインサーバ132は、データの元のソース並びに/又はそのようなデータを生成するために使用されたセンサの性質及び/若しくはタイプにかかわらず、異なるタイプのコントローラから収集されたデータを直接統合して関連付けることが可能になる。
【0032】
[0047]いくつかの例では、IOデータを報告するコントローラ116、122、124、126、128、130からの伝送は、メッセージを送信するデバイス又はコントローラに対する識別子、名称、及び/又はタイプ、並びにネットワーク上のデバイスに対するアドレスを含むデバイス識別情報を含む。デバイス識別情報により、メインサーバ132は、メッセージのソース(たとえば、メッセージを送信したコントローラ)を判定することが可能になる。いくつかの例では、各コントローラは、1群の汎用データ点としてモデル化され、各データ点を識別するために対応するアドレスを有する。そのような例では、各データ点は、コントローラによって監視及び/又は生成される特定のIOパラメータの値を表す。いくつかの例では、IOパラメータの値は、対応するコントローラによって監視されるセンサの測定された出力(たとえば、ドア104が開いているか、それとも閉じているかを示すドアセンサの出力)に対応する。他の例では、IOパラメータの値は、直接測定又は感知されたものではなく、1つ又は複数の測定値に基づいて導出される(たとえば、ドアセンサの最後の状態、及びドアアクチュエータがドアを動かしていることを示すアクチュエータセンサからの信号に基づいて、ドア104の遷移状態(たとえば、開きつつあるか、それとも閉じつつあるか)を導出する)。
【0033】
[0048]いくつかの例では、メインサーバ132へ伝送されるメッセージは、各データ点に対する一意のアドレスとともにメッセージを送信するデバイスに関連付けられた1つ又は複数のデータ点(たとえば、IOパラメータ)の現在値を含む。本明細書では、そのようなメッセージをIOメッセージと呼ぶ。メインサーバ132は、メインサーバ132がデータベースに記憶したIOパラメータに関連付けられた設定データに基づいて、IOメッセージ内の報告されたデータ点(たとえば、IOパラメータの値)の意味又は重要度を判定することが可能である。メインサーバ132は、IOパラメータの値とともに伝送メッセージに含まれるIOパラメータに対するアドレスに基づいて、各IOパラメータに特有の正しい設定データを識別することが可能である。いくつかの例では、コントローラは、コントローラがワイヤレスネットワークで最初に設定されたとき、データベースへのアップロードのために、コントローラに関連付けられたすべてのデータ点に対する設定データをメインサーバ132に提供することができる。データベースへの設定データのアップロードは、関連付けられたコントローラが、メインサーバ132へ報告されたすべての値をフォーマット化及び正規化する働きをする前述の再利用可能なファームウェアモジュールを実装したとき、自動的に実現することができる。コントローラ又は他のデバイスがファームウェアモジュールを含まない場合(たとえば、第3者によって製造されたデバイス)、設定パラメータのアップロードは手動で実現することができる。
【0034】
[0049]いくつかの例では、IOメッセージをメインサーバ132へ伝送するために使用されるIOボード及び関連付けられたラジオの性質は、対応するコントローラの性質及び/又は構造に依存する。いくつかの例では、IOボード及び関連付けられたラジオは、関連付けられたコントローラのメインプリント回路ボード(PCB)へ統合される。すなわち、通信プロトコルを実装する再利用可能なファームウェアモジュールは、コントローラのメインPCBによって直接実装される。
図1に説明されている例では、ドアコントローラ122は、そのような一体型ラジオ138を含む。
【0035】
[0050]他の例では、ラジオは、シリアルポート接続を介して関連付けられたコントローラのメインPCBに通信可能に結合された制限された目的のインターフェースボードに構築することができる。いくつかのそのような例では、制限された目的のラジオは、ラジオを介したワイヤレス伝送のためのIOデータの生成及びフォーマット化に関連付けられたIO通信機能を提供するために、メインPCBのメモリ及びプロセッサに依拠する。すなわち、コントローラのメインPCBは、ラジオがドーターボードに別個に提供されるため、コントローラの大幅な再設計を必要とすることなく、再利用可能なファームウェアモジュールを含むように修正することができる。
図1に説明されている例では、ドックコントローラ116は、そのような制限された目的のラジオインターフェースボード140を含む。
【0036】
[0051]他の例では、IOボード及び関連付けられたラジオは、ラジオを介した伝送のためにIOデータの処理及びフォーマット化に対処する再利用可能なファームウェアモジュールを実装するローカルプロセッサ及びメモリを有する汎用インターフェースボードに構築することができる。いくつかの例では、そのようなIOボードは、コントローラのメインPCBと並行してコントローラに通信可能に結合することができる。すなわち、そのような例では、IOボードは、コントローラのメインPCBから独立して、コントローラに関連付けられた入力及び出力を直接監視する。そのような汎用インターフェースボードは、メインサーバ132(たとえば、再利用可能なファームウェアモジュールを含むように修正することができないデバイス)に報告するために使用される特定の通信プロトコルに適合するIOデータを生成することが普通なら可能でないコントローラ及び/又は関連付けられた機器に後付けすることができる。
図1に説明されている例では、HVACコントローラ124、コンベアコントローラ128、及び交通コントローラ130は、そのような汎用ラジオインターフェースボード142を含む。いくつかのそのような例では、ラジオは、互いの交換を可能にするために、IOボードの残り部分とは別個のインターフェースボードに位置することができる。さらに、別個のボードを使用することで、インターフェースボードが使用される用途に応じて、すべてのデジタルIO、すべてのアナログIO、シリアル通信、イーサネット、並びに/又はデジタルIO、アナログIO、シリアル通信、及びイーサネットの任意の組合せに対して、システムを設定することが可能になる。
【0037】
[0052]いくつかの例では、一体型ラジオ138、制限された目的のラジオインターフェースボード140、又は汎用ラジオインターフェースボード142のうちのいずれか1つは、関連付けられたデバイスの設定及びコミッショニングを円滑にするために、USB(ユニバーサルシリアルバス)接続を含むことができる。追加で又は別法として、いくつかの例では、設定及びコミッショニングは、一体型ラジオ138、制限された目的のラジオインターフェースボード140、及び/又は汎用ラジオインターフェースボード142のうちのいずれか1つによって提供されるブルートゥース(Bluetooth)接続を介して実現することができる。
【0038】
[0053]
図1に説明されている例では、ファンコントローラ126は、モドバス(Modbus)プロトコルを使用して、関連付けられたファンを監視する。いくつかの例では、ファンコントローラ126は、データのフォーマットのいかなる修正もなく、メインサーバ132へのモドバス通信をスヌープ及びワイヤレスストリーミングするために、再利用可能なモドバスモジュールを含むワイヤレスラジオインターフェースボード144を含む。したがって、いくつかの例では、メインサーバ132は、他のコントローラ116、122、124、128、130から受信した他のIOデータに対して正規化及び集約されるように、ファンコントローラ126から受信したIOデータを解釈する能力を含む。
【0039】
[0054]前述のように、メインサーバ132は、マテリアルハンドリング設備100全体にわたって動作する異種のシステムに関連付けられたデータを集約及び/又は統合するための中心ハブとして働く。いくつかの例では、メインサーバ132は、クライアントデバイス148を介してユーザによってアクセス可能な1つ又は複数のウェブページをホストするウェブサーバ146を含み、及び/又はウェブサーバ146に関連付けられる。クライアントデバイス148は、ウェブサーバ146がホストするウェブページにアクセスするためのブラウザを有する任意の好適なコンピューティングデバイスとすることができる。したがって、クライアントデバイス148は、マテリアルハンドリング設備(たとえば、設備の物流オフィス内)に位置する1つ又は複数の作業者ステーションに対応することができる。いくつかの例では、クライアントデバイスは、マテリアルハンドリング設備100全体にわたって職員によって持ち運ばれる及び/又は設備から離れている携帯用デバイス(たとえば、タブレット、スマートフォンなど)とすることができる。さらに、いくつかのクライアントデバイス148は、マテリアルハンドリング設備100の内外へトレーラを輸送しているトラック運転者並びに/又はドック102及び/若しくはマテリアルハンドリング設備100のヤード内でトレーラの位置を変えるヤードジョッキーによって使用される携帯用デバイスとすることができる。
【0040】
[0055]異なるウェブページは、ユーザがマテリアルハンドリング設備100内の異なるソースから収集されたデータの関係を認識することを円滑にする容易に理解できるフォーマットで、異なるタイプの情報を提示するように設計された異なるグラフィカルユーザインターフェースを含むことができる。いくつかの例では、メインサーバ132は、特定のウェブページに当該する新しいデータが収集されたときはいつでも、ウェブに基づく通信150を介して、ウェブページのうちの1つ又は複数を自動的に更新する。さらに、いくつかの例では、ウェブページは、再びメインサーバ132へ提供されるユーザ入力を受信するように設計される。いくつかの例では、ウェブページの更新は、更新された情報を要求するクライアントデバイスからのプルリクエストに基づいて実装される。追加で又は別法として、いくつかの例では、更新は、プッシュリクエストの使用によって動的更新のために特有のクライアントデバイスによってアクティブに開かれるウェブページへプッシュすることができる。いくつかの例では、1つのウェブページで受信されたユーザ入力を、ユーザ入力に関する情報を表示している他のウェブページ(たとえば、他のクライアントデバイス148によってアクセスされている他のウェブページ)へプッシュすることができる。本明細書では、ウェブページに関してグラフィカルユーザインターフェースが開示されているが、グラフィカルユーザインターフェースは、ウェブページ以外のものを使用して(たとえば、アプリ、アプレット、アプリケーションなどを介して)提示することもできる。
【0041】
[0056]いくつかの例では、メインサーバ132は、マテリアルハンドリング設備100内の別個のシステムから提供された情報を分析して、応答又は他の解決を必要とし得る状況、条件、及び/又はイベント(本明細書では、集合的にイベントと呼ぶ)を識別する。いくつかの例では、そのようなイベントの識別は、コントローラ116、122、124、126、128、130及び/又はサーバ134、136のうちの複数の異なるものからのフィードバック(たとえば、特定のIOデータ)に依存する設定可能な規則に基づく。いくつかの例では、メインサーバ132は、特定のイベント(たとえば、関連付けられたイベント規則の条件が満たされたとき)の検出に基づいて、特定の応答をトリガする。いくつかの例では、応答は、再びコントローラ116、122、124、126、128、130のうちの1つ又は複数に情報及び/又は命令を提供して、そのようなコントローラに、対応するコントローラに関連付けられた機器で何らかの動作(たとえば、ドアの開閉、ファン、送風機、又はコンベアの動作状態の変更、インジケータライトの状態の切換えなど)を開始させることを含むことができる。いくつかの例では、メインサーバ132は、1つ又は複数のクライアントデバイス148へ提供される警報、警告、通知、ログエントリ、及び/又は報告(本明細書では、集合的に通知と呼ぶ)を生成することによって、特定のイベントに応答することができる。いくつかの例では、そのような通知は、ウェブページが更新されたとき、ウェブ通信150を介して提供することができる。追加で又は別法として、メインサーバ132は、たとえば電子メールメッセージ、SMS(ショートメッセージサービス)メッセージ、プッシュ通知などの他の形態のネットワーク通信152を使用して、ウェブサーバ146から独立して、クライアントデバイス148へ通知を提供することができる。追加で又は別法として、メインサーバ132は、設備100全体にわたってコントローラ116、122、124、126、128、130のうちの1つに関連付けられたローカル表示画面(たとえば、表示画面117)を介して描画するための通知を伝送することができる。このようにして、そのような通知は、通知を生成するために使用されたメインサーバ132に情報を報告した同じコントローラに近接している職員に情報を提供する。
【0042】
[0057]本明細書に開示するように、個人に自動通知を提供することで、それらの個人は、普通なら知られないままであるはずの特定のイベントに気付くことが可能になる。これらのイベントは、設備100における商品の効率的な荷積み、荷降し、及び/又は貯蔵にとって破壊的な活動、設備100内及び/又は設備100周辺の職員に安全性リスクをもたらす活動、HVACシステムにかかる負担の増大(及びそれに関連するコストの増大)につながるエネルギーの損失を招く活動などに対応し得るため、これは前述の制御システムの効率的な使用及び動作にとって大幅な改善である。マテリアルハンドリング設備100内の様々なシステム及び動作の監視、並びに通知の自動生成及び伝送によって、本明細書に開示する例により、当該する個人が、様々な通知に応答する適当な行動(たとえば、通知をトリガした以前の行動を取り消すこと、トリガイベントを低減又は解消するために追加の訓練を提供すること、予防及び/又は整備活動を予定及び/又は実装すること、プロセスフロー及び/又は機器使用手順を再構成することなど)を実装することが可能になる。
【0043】
[0058]
図6は、
図1の例示的メインサーバ132の実装形態を示すブロック図である。
図6に示されるように、例示的メインサーバ132は、ウェブサーバ146、例示的ネットワーク通信インターフェース602、例示的IOネットワークインターフェース604、例示的再始動ウォッチドッグ606、例示的データベース608、例示的プルサービスマネージャ610、例示的プッシュサービスマネージャ612、例示的ビデオ管理システム614、及び例示的イベントマネージャ616を含む。
【0044】
[0059]
図6の例示的ネットワーク通信インターフェース602は、ウェブサーバ146から独立して、クライアントデバイス148との通信を可能にする。たとえば、ネットワーク通信インターフェース602は、電子メールメッセージ及び/又はSMSメッセージを1つ又は複数のクライアントデバイス148へ送出することができる。追加で、いくつかの例では、ネットワーク通信インターフェース602は、ローカル管理サーバ(複数可)134及び/又は遠隔サーバ(複数可)136との間でデータを送受信することができる。いくつかの例では、サーバ134、136から受信したデータは、データベース608に記憶される。
【0045】
[0060]
図6の例示的IOネットワークインターフェース604は、各コントローラに関連付けられたデータを一貫したフォーマットに正規化する通信プロトコルに応じて、コントローラ116、122、124、126、128、130との通信を可能にする。すなわち、IOネットワークインターフェース604は、コントローラ116、122、124、126、128、130によって報告されたIOデータを受信し、そのデータをイベントマネージャ616による後の分析のためにデータベース608に記憶することができる。いくつかの例では、IOネットワークインターフェース604は、異なるコントローラから受信したデータをフォーマット化及び/又は正規化してから、そのデータを記憶のためにデータベース608及び/又は分析のためにイベントマネージャ616へ提供する。
【0046】
[0061]
図6の例示的再始動ウォッチドッグ606は、起こりうる故障のために、ウェブサーバ146及びIOネットワークインターフェース604を開始及び監視する。故障が検出されたとき、再始動ウォッチドッグ606は、ウェブサーバ146及び/又はIOネットワークインターフェース604を自動的に再始動することができる。そのような再始動は、障害/故障時又はその前後にIOネットワークインターフェース604を介して収集又は伝送されたデータベース内の任意のOIデータを、誤りの可能性があるとラベル付けするためのプロセスをトリガすることができ、その後、新しいIOデータで置き換えることを要求することができる。追加で、いくつかの例では、再始動ウォッチドッグ606は、検出されたあらゆる障害をデータベース608にログする。このようにして、後の分析によって、故障の原因及び可能な対応策を判定することができる。
【0047】
[0062]前述のように、例示的データベース608は、コントローラ116、122、124、126、128、130のうちのいずれかによって監視されたIOパラメータに対するIOデータ及び関連付けられた設定データを記憶する。データベース608はまた、他のサーバ134、136のうちのいずれかから受信したデータを記憶することができる。追加で、いくつかの例では、データベース608は、イベントを定義する設定データ、それらのイベントをトリガする対応する規則又は条件、及びイベントトリガが検出されたことに応答してとるべき行動を記憶する。データベースに記憶された情報のうちの一部の性質に関する追加の詳細について、
図7に関して以下に説明する。
【0048】
[0063]
図7は、メインサーバ132と通信している異なるデバイス又はコントローラに対応するIOパラメータに関連付けられた設定データを含む異なるタイプの情報を記憶する例示的データベース608を示すブロック図である。いくつかの例では、データベース608は、コントローラ116、122、124、126、128、130のIO通信ボードによって使用される通信プロトコルのフォーマットに応じてデータを記憶するために、SQL(構造化照会言語)を使用して実装される。説明されている例に表すように、データベース608は、メインサーバ132とワイヤレスでネットワーク化された異なるデバイスに対応するデバイス情報702を記憶する。いくつかの例では、各デバイスに関連付けられたデバイス情報702は、各デバイスに関連付けられた個々のIOパラメータ(たとえば、データ点)に対するデバイス識別情報704及びIOパラメータ情報706を含む。
図7に示されるように、デバイス識別情報704は、ワイヤレスネットワーク上のデバイスに対するデバイス名、デバイスタイプ、及びアドレスを含む。デバイス情報702にIOパラメータ情報706を含むことで、すべてのデータ点のデバイス全体のログが可能になり、各IOパラメータに対して個々の履歴ログを生成するのに対して、データの履歴をアーカイブすることができる効率が増大する。さらに、いくつかの例では、コントローラ及び/又は他のデバイスからデータが報告された効率が、そのようなデータを圧縮フォーマットでローカルに記憶するデバイスによって改善される。このようにして、メインサーバ132がデータを要求したとき、伝送のためにデータがすでに圧縮されているため、デバイスはより迅速に応答することができる。
【0049】
[0064]IOパラメータ情報706は、IOパラメータに対する名称、IOパラメータのタイプの指示、及び対応するデバイスに関連付けられた他のIOパラメータに対する一意のアドレスを含む。追加で、データベース608に記憶されたIOパラメータ情報706は、パラメータに対する現在の値を、現在の値に対するタイムスタンプとともに含む。さらに、IOパラメータ情報706は、メインサーバ132がIOパラメータの値を解釈し、IOパラメータの報告値に基づいて、いずれかの行動をとる必要があるかどうかを判定することを可能にする設定データを含む。いくつかの例では、設定データは、現在の値を更新するのに十分なほど変化が大きいことを定義する1つ又は複数の値更新閾値を含む。すなわち、いくつかの例では、値の差が閾値より小さい場合、現在の値に対する報告されたパラメータ値のわずかな変動を無視することができる。いくつかの例では、IOパラメータ値の大幅な変化を受信したとき、メインサーバ132は、新しい値がデータベース608に保存されたという確認を伝送する。いくつかのそのような例では、データの最初に報告したコントローラが、保存されているデータのそのような確認を受信するまで、検出されたIO変化を保持する連動方式を実装する。
【0050】
[0065]いくつかの例では、データベース608に記憶された設定データは、IOパラメータの報告値を人間の作業者に理解できるものに変換するためにメインサーバ132によって使用される変換係数を含む。たとえば、アナログデータ点は、50°F~120°Fの温度を表すために、0~4096に及ぶ値を有することができる。この値自体は、作業者にとって意味がなくてもよい。したがって、いくつかの例では、変換係数(たとえば、直線関係に対する勾配及び切片の方程式に基づく)により、報告値から実際の温度への変換が可能になる。IOパラメータが、非直線測定(たとえば、サーミスタの出力信号)に対応する場合、変換係数は、IOパラメータ情報706に記憶されたパラメータタイプによって識別されるサーミスタのタイプに基づいて選択された直線化テーブルを含むことができる。いくつかの例では、パラメータに対する変換値と非変換値はどちらも、データベースに記憶することができる。
【0051】
[0066]
図7に示されるように、設定データは、IOパラメータの値の意味のテキスト記述及び/又は指示を提供するテキスト状態及び/又は値インジケータを含むことができる。たとえば、前述の温度の例では、テキスト値インジケータは、パラメータの変換値とともに含むために、「degrees F」という列を含むことができ、したがって変換値を見たユーザは、その意味を理解することができる。離散及び/又はデジタル値の場合、テキスト状態インジケータは、パラメータ値が表すもののテキストに基づく指示(たとえば、ドアに対する「Open」又は「Closed」のテキスト列)を提供することができる。
【0052】
[0067]いくつかの例では、IOパラメータ情報は、パラメータに関連付けられたイベントの識別を含む。すなわち、パラメータは、1つ又は複数のイベント規則に対して定義される条件の根拠とすることができる。
図7に示すデータベース706内のIOパラメータによって示唆されるすべてのイベント規則を識別することによって、メインサーバ132は、IOパラメータに対する値の変化が検出されたときはいつでも分析する必要のあるイベント規則のすべてを識別することが可能になる。これにより、新しいパラメータ値が収集されるたびにすべてのイベント規則を評価しなければならない他のシステムに比べて、メインサーバ132の効率を大幅に改善することができる。
【0053】
[0068]
図7に説明されている例では、データベース608は、特定のイベント及びそのようなイベントをトリガする条件又は規則を定義するために設定可能なイベント定義708を記憶する。いくつかの例では、イベント定義708は、イベントの名称及び/又は記述、並びにイベントがいつトリガされるべきかを定義するイベント規則を含む。いくつかの例では、イベント規則は、データベース608に記憶されたIOパラメータのうちの1つ又は複数の値(複数可)に基づいて評価される1つ又は複数の条件(たとえば、AND及び/又はORブロックを使用)を含む。このようにして、特定のIOパラメータが、前述の特定のイベントに関連付けられる。追加で、いくつかの例では、イベント定義は、イベントがトリガされたときにとるべき応答及び/又は行動を設定する情報を含む。1つの応答は、イベントの学習に関心をもち得る特定の受信者への通知を生成及び伝送するためのものとすることができる。したがって、いくつかの例では、イベント定義708は、どの情報が通知に含まれるべきか、並びに/又は通知がどのように生成及び/若しくは送達されるべきか(たとえば、電子メール、SMSメッセージ、ダッシュボード上のポップアップなどを介する)を定義する通知内容データを含む。さらに、イベント定義708は、通知を送信するためのその連絡先情報(たとえば、電子メールアドレス、電話番号)とともに、通知が意図された通知受信者のリストを含む。いくつかの例では、デバイスに関連付けられた特定の受信者又はユーザを参照することなく、特定のデバイスへ通知を伝送することができる。
【0054】
[0069]いくつかの例では、
図5のビデオ管理システム506(及び/又は後述のビデオ管理システム614)に関連付けられたカメラ508のうちの1つ又は複数は、イベントの発生を招いた可能性のある状況を捕捉するように位置決めすることができる。本明細書では、1つ又は複数のカメラの記録可能な範囲内で発生したイベントをビデオ捕捉イベントと呼ぶ。いくつかの例では、イベント定義は、当該カメラ(複数可)508を識別するビデオセグメント定義、当該カメラ(複数可)508がビデオセグメントに対するビデオを捕捉するべきイベント前に開始しイベント後に終了する時間窓を識別するイベント前時間間隔及びイベント後時間間隔を含むことができる。すなわち、イベント前時間間隔は、イベントがトリガされる前に対応するビデオセグメントの持続時間を定義し、イベント後時間間隔は、イベントがトリガされた後に継続するビデオセグメントの持続時間を定義する。たとえば、10秒のイベント前時間間隔及び20秒のイベント後時間間隔を有する1つのビデオセグメントを定義することができ、その結果、ビデオセグメントの持続時間は30秒になり、イベントはセグメントが始まって10秒後に発生する。他の例では、イベント後時間間隔は、最初のイベントに関連付けられた第2のイベントの検出後に開始することができる(たとえば、条件の終了により、最初のイベントがトリガされる)。たとえば、イベントをトリガする条件が15秒続いた場合、前述の例におけるビデオセグメントに対する総持続時間は45秒になるはずである(イベント前時間間隔に対して10秒、イベントがトリガされる15秒、及びイベント後時間間隔に対して20秒)。いくつかのそのような例では、最初のイベント及び第2のイベントは、アーカイブの目的で、単一のイベントの開始及び終了として処理される。他の例では、ビデオセグメント定義は、全ビデオ持続時間(たとえば、ビデオセグメントの開始から終了までの持続時間)及びイベントに対する時間オフセット(たとえば、イベントが起こるべきビデオセグメントの開始後の持続時間)に基づいて定義されたタイミングパラメータを含むことができる。たとえば、前述の例と同じビデオを生じさせる場合、全ビデオ持続時間は30秒として定義され、時間オフセットは10秒として定義されるはずである。追加で、ビデオセグメント定義は、ビデオセグメントに対するサムネイルとしてビデオフレームが抽出されるべきビデオセグメント内の時点を定義するサムネイルオフセット時間を含むことができる。
【0055】
[0070]イベント定義708に加えて、
図7の例示的データベース608は、イベントがトリガされるたびにアーカイブするイベントログ710を含む。したがって、説明されている例に示されるように、イベントログは、一連のトリガイベントに対応するトリガイベント情報712を含む。いくつかの例では、トリガイベント情報712は、イベントの名称及び/又は記述、イベントが発生したときを示すタイムスタンプ、イベントをトリガした最後のIOパラメータ(複数可)、並びにマテリアルハンドリング設備100の周りに設置されたカメラ(複数可)508のうちの1つ又は複数によって捕捉されたイベントに対する1つ又は複数のビデオセグメントを含む。
【0056】
[0071]
図6の例示的プルサービスマネージャ610は、ウェブサーバ146がホストするウェブページを介して、クライアントデバイス148との通信を可能にする。より具体的には、いくつかの例では、プルサービスマネージャ610は、ウェブページにアクセスするクライアントデバイス148からのプルリクエストにより、ウェブページ内の当該データをデータベース608から最初にロードすることを可能にする。追加で、プルサービスマネージャ610は、データベース608からのデータの動的検索により、ウェブページの内容を実質上リアルタイムで更新することを可能にする。いくつかの例では、プルサービスマネージャ610は、エンドユーザが(たとえば、クライアントデバイス148で)ウェブページ内の利用可能なユーザエントリフィールドにデータを入力したことに応答して、プルリクエストにより新しいデータを要求することを可能にする。いくつかの例では、ユーザがデータを入力(たとえば、タイピング)しているとき、ユーザがデータを実際に提出する前に、新しいデータを検索することができる。
【0057】
[0072]
図6の例示的プッシュサービスマネージャ612は、プッシュリクエスト通信プロトコルを使用して、異なるライブウェブページ間でデータをプッシュし(たとえば、異なるクライアントデバイス148によってアクセスされる)、すべての当該ウェブページへの更新を実質上リアルタイムで提供する。すなわち、プッシュサービスマネージャ612は、ウェブサーバ146が、クライアントデバイス148がデータ更新を(たとえば、プルリクエストを介して)要求することを待つ必要なく、これらのウェブページのうちの異なるウェブページへ更新データを伝送することを可能にする。追加で、プッシュサービスマネージャ612は、別個のウェブページによるウェブサーバ146からのそのようなデータの要求、及び/又はウェブサーバ146の修正の必要なく、異種及び/又は無関係のウェブページ間の実質上リアルタイムの更新のために、1つのウェブページを介してエンドユーザによって提供されるユーザ入力データを他のウェブページへ提供することを可能にする。本明細書では、例示的プルサービスマネージャ610及び例示的プッシュサービスマネージャ612を集合的に例示的通知ジェネレータと呼ぶ。本明細書では、例示的通知ジェネレータは、ディスプレイを介して(たとえば、コンピュータで実装される他のアプリケーションに関連付けられた1つ若しくは複数のウェブページ及び/若しくはグラフィカルユーザインターフェースを介して)描画するために提供される情報、又はそうでない場合、ユーザによるアクセスのために提供(たとえば、電子メールメッセージでの伝送、イベントの履歴ログにおける記憶など)される情報を生成する。
【0058】
[0073]いくつかの例では、プッシュ更新は、ウェブページに対するスクリプティングに含まれる特有の列に基づいて識別される特定のタイプの情報の動的(たとえば、実質上リアルタイム)更新に加入するプッシュリクエストによって別個のウェブページを設定することによって実現される。いくつかの例では、特定の列に関連付けられた情報は、特定のタイプのデバイス(たとえば、特定のコントローラ116、122、124、126、128、130)に対応する。たとえば、ウェブページは、ドックコントローラ116から報告されたIOデータが変化したときに更新に加入するために、「DockSubscribe」という列を含むことができる。したがって、ドックコントローラ116によって報告された1つのIOパラメータ値が変化したとき、プッシュサービスマネージャ612は、加入しているウェブページへ新しい値をプッシュする。いくつかの例では、ウェブページに表示すべき内容に関連付けられた相互関係に基づいてともに報告するために、複数のIOパラメータをグループ化することができる。したがって、いくつかの例では、そのグループ内のIOパラメータのうちのいずれか1つが変化したとき、プッシュサービスマネージャ612は、すべての関連付けられたIOパラメータを加入しているウェブページへ送信することができる。他の例では、新しいIOパラメータのみをウェブページへ報告することができ、次いでそのウェブページは、プルリクエストを開始して、他の当該パラメータを検索することができる。
【0059】
[0074]いくつかの例では、ユーザがクライアントデバイス148を介して特定のウェブページにアクセスしたら直ちに、ウェブページ内のスクリプティングが、プッシュリクエストに加入することができる。他の例では、ウェブページは、ユーザがウェブページを介してデータを入力し始めるまで、加入を開始することができない。プッシュサービスマネージャ612は、すべてのクライアントデバイス148で開かれているすべてのウェブページを監視して、現在開いているあらゆるウェブページによってなされているすべての加入を追跡する。メインサーバ132が、特定の加入に関連付けられた1つ又は複数のコントローラからの新しいIOデータを収集した場合、その加入に対応するウェブページへ新しいデータを自動的にプッシュすることができる。
【0060】
[0075]これと同じ手法に従って、1つのウェブページで受信したユーザ入力データを入手し、ウェブサーバ146がホストする他のウェブページへ分散させることができる。特に、ユーザがデータを(クライアントデバイス148を介して)入力したとき、このデータはメインサーバ132へ(ウェブサーバ146を介して)提供される。提供されている情報のタイプに基づいて、プッシュサービスマネージャ612は、ウェブページのスクリプティングに同じ特有の列を含むことに基づいて、同じタイプの情報に加入したすべての他のアクティブのウェブページへ、その情報をプッシュする。したがって、特有の列は、他のウェブページがユーザ入力データを送信するための宛先アドレスとして働く。これにより、ウェブサーバ146が以前はホストしなかった新しいウェブページ間に新しいルーティング経路を組み込むためにサーバを修正することなく、異なるウェブサイト間でユーザ入力データを送信することが可能になる。
【0061】
[0076]いくつかの例では、更新された別個のウェブページは、同じウェブページの異なる事例(たとえば、2つの異なるクライアントデバイス148によってアクセスされる)、及び/又はウェブサーバ146がホストする完全に異なるウェブページとすることができる。たとえば、共通の情報の更新に加入することができる異なるウェブページは、トラック運転者がサインイン及びサインアウトするためのウェブページ、運転者のためのラウンジ若しくは待合室内に表示するためのウェブページ、運転者特有の状態更新を(たとえば、運転者の個人用スマートフォンに)提供するウェブページ、物流オフィスのドック割当てセンターで表示するためのウェブページ、物流オフィスのヤードマップダッシュボードのためのウェブページ、及び/又はイベントログ通知センターのためのウェブページを含むことができる。
【0062】
[0077]いくつかの例では、メインサーバ132は、コントローラ116、122、124、126、128、130から収集された更新された情報と、クライアントデバイス148を介して手動で入力された別のウェブページからのユーザ入力データとを区別することが可能である。いくつかの例では、特定のパラメータに関連付けられたデータに対する更新のタイプの指示(たとえば、センサによって報告されたデータか、それとも手動で更新されたデータか)が、収集データとともにデータベース608に記憶される。いくつかの例では、ウェブページが対応するデータを要求し又は他の方法で受信したとき、更新のタイプの指示はウェブページへ通信される。したがって、いくつかの例では、ウェブページは、更新された情報が、センサデータ(たとえば、コントローラから)か、人間が入力したデータかに基づいているとき、指示を提供することができる。
【0063】
[0078]
図6に説明されている例では、ビデオ管理システム614は、
図5のビデオ管理システム506と実質上同じように機能することができる。いくつかの例では、
図5のビデオ管理システム506が実装されるとき、
図6のビデオ管理システム614を省略することができる。同様に、他の例では、
図6のビデオ管理システム614がメインサーバ132によって実装されるとき、
図5のビデオ管理システム506を省略することができる。いくつかの例では、システムは、ビデオ管理システムを含まなくてもよい。すなわち、いくつかの例では、
図5のビデオ管理システム506及び
図6のビデオ管理システム614の両方を省略することができる。
図6のビデオ管理システム614(及び/又は
図5のビデオ管理システム506)の実装形態に関する追加の詳細は、
図8に示されている。
【0064】
[0079]
図8に示されるように、
図6のビデオ管理システム614(及び/又は
図5のビデオ管理システム506)は、例示的通信インターフェース802、例示的ビデオセグメントジェネレータ804、例示的ビデオアナライザ806、及び例示的ビデオデータベース808を含む。説明されている例に示されるように、通信インターフェース802は、カメラ508からビデオデータを受信する。いくつかの例では、通信インターフェース802はまた、メインサーバ132との通信を可能にする。
【0065】
[0080]いくつかの例では、ビデオセグメントジェネレータ804は、マテリアルハンドリング設備100の動作に関して検出された特定のイベントに関連付けられたビデオのセグメントを生成することができる。いくつかの例では、検出されたイベントは、より詳細には後述するように、メインサーバ132によって収集されたIOデータの分析に基づいてメインサーバ132によって検出されたイベントに対応する。いくつかの例では、ビデオセグメントジェネレータ804によって生成されるビデオセグメントは、検出されたイベント前の期間(たとえば、10秒、30秒、1分、5分など)及び検出されたイベント後の期間にわたって延びるビデオを含む。検出されたイベントの前後両方のビデオセグメントの持続時間は、検出される特定のイベントの性質に基づいて別個に設定することができる。いくつかの例では、ビデオセグメントジェネレータ804は、1つ若しくは複数のクライアントデバイス(たとえば、倉庫管理者及び/又は他の関心のある個人に関連付けられる)による将来の参照のための記憶、及び/又は1つ若しくは複数のクライアントデバイスへの送信(たとえば、電子メールの添付物として)のために、生成されたビデオセグメントをメインサーバ132へ提供する。
【0066】
[0081]いくつかの例では、ビデオアナライザ806は、カメラ508のうちの1つ又は複数によって提供された画像及び/又はビデオストリームを分析して、マテリアルハンドリング設備100の動作に関連付けられた安全性イベント(たとえば、ニアミス、不規則なフォークリフトの挙動など)及び/又は他の設定可能な状況(たとえば、顔認識に基づく個人の識別、パレットの紛失又は置き間違いの検出など)を識別する。いくつかの例では、ビデオアナライザ806は、ビデオセグメントジェネレータ804によって生成されたビデオセグメントの分析に制限される。すなわち、いくつかの例では、ビデオアナライザ806は、検出されたイベントに応答して呼び出される。他の例では、ビデオアナライザ806は、カメラ508のうちの1つ又は複数のビデオストリームを安全性イベントに関して連続して分析することができる。安全性イベントは、マテリアルハンドリング設備100で発生する衝突、ニアミス、及び/又は他の事故を含むことができる。いくつかの例では、ビデオアナライザ806は、カメラ508によって捕捉された画像及び/又はビデオを分析して、マテリアルハンドリング設備100内及び/又はその周囲における人物の場所及び/又は動きを検出及び/又は監視する。人物の識別は、誰がビデオセグメントの生成を招いた最初のイベントをトリガする原因であったのかを判定するのに有用となり得る。いくつかの例では、ビデオアナライザ806は、顔認識技術を使用して、検出された人物を識別する(たとえば、その人物がマテリアルハンドリング設備で働いているのか、それとも認識できない来客又は侵入者であるのかを判定する)。
【0067】
[0082]説明されている例に示されるように、ビデオ管理システム614は、カメラ508から受信したビデオデータを記憶するために、ビデオデータベース808を含む。いくつかの例では、カメラ508は、ビデオを連続して捕捉し、捕捉されたデータは、長い期間(たとえば、24時間、1週間、1カ月など)にわたってデータベース808にアーカイブされる。追加で又は別法として、ビデオデータベース808は、ビデオセグメントジェネレータ804によって生成されるビデオセグメントを、後の検索及び/又は分析のために記憶することができる。いくつかの例では、ビデオセグメントは、より長い持続時間にわたって(たとえば、無期限に)記憶されるべきビデオセグメントをユーザが要求しない限り、閾値期間(たとえば、24時間、1週間、1カ月など)にわたって記憶される。いくつかの例では、ビデオデータベース808はまた、ビデオセグメントを再調査した後にユーザから受信した注釈及び/又はコメントを記憶する。さらに、ビデオデータベース808は、検出されたイベントに対するビデオセグメントのタイミング及び持続時間を略述するビデオセグメント定義を記憶することができる。いくつかの例では、
図8のデータベース808を
図6の例示的データベース608に組み込むことができる。
【0068】
[0083]
図6に説明されている例に戻ると、メインサーバ132の例示的イベントマネージャ616は、コントローラ116、122、124、126、128、130から受信したIOデータを分析して、特定のイベントの発生を検出する。たとえば、イベントマネージャ616は、アラームをトリガするための特有のアラーム条件が満たされたことを判定することができる。いくつかの例では、当該イベントを検出するために使用される条件及び/又は規則は、前述のデータベース608に記憶される。説明されている例では、イベントマネージャ616は、ネットワーク通信インターフェース602に、検出されたイベントに関連付けられたすべての当該ウェブページを更新させる。より具体的には、いくつかの例では、イベントマネージャ616は、IOネットワークインターフェース604で受信したデータから検出されたイベントを、プッシュリクエストを使用する動的更新のための加入を有するウェブページへルーティングするように、プッシュサービスマネージャ612に命令する。追加で又は別法として、いくつかの例では、イベントマネージャ616は、1つのクライアントデバイス148から受信した変更(たとえば、対応するウェブページにおけるユーザ入力に基づく)を、すべての他のクライアントデバイス148又は対応するウェブページのスクリプティングで指定される1つ若しくは複数のタイプのアカウントへルーティングするように、プッシュサービスマネージャ612に命令する。追加で又は別法として、イベントマネージャ616は、電子メール及び/又はSMSメッセージを生成し、特定のイベントを検出したことに応答して、ネットワーク通信インターフェース602を介してクライアントデバイス148のうちの1つ又は複数へ送信することができる。
【0069】
[0084]さらに、特定のイベントを検出したことに応答して、イベントマネージャ616は、ビデオセグメントジェネレータ804に、検出されたイベントに関連付けられたビデオセグメントを生成させることができる。いくつかの例では、ビデオセグメントジェネレータ804によって生成されたビデオセグメントは、そのようなメッセージに対する添付物として含むことができる。いくつかの例では、イベントマネージャ616は、イベントが検出されたことに応答して、最初の電子メールを自動的に送出し、次いでその直後(たとえば、セグメントに関連付けられた設定済みイベント後時間間隔を含むようにビデオセグメントが生成された後)に、ビデオセグメントが添付された第2の電子メールを送信することができる。いくつかの例では、イベントマネージャ616は、最初の電子メール通知にそのようなイベント後時間間隔を含むようにビデオセグメントが生成されるまで待つことができる。
【0070】
[0085]イベントマネージャの実装形態に関する追加の詳細は、
図9に関して以下に提供される。具体的には、
図9に説明されている例に示されるように、イベントマネージャ616は、例示的デバイス識別子902、例示的設定エンジン904、例示的データアナライザ906、例示的タイムスタンパ908、例示的パラメータ値変換器910、例示的イベントアナライザ912、例示的イベントロガー914、例示的通知エンジン916、及び例示的ウェブページアナライザ918を含む。
【0071】
[0086]
図9に説明されている例では、例示的デバイス識別子902は、IOデータを含むメッセージを伝送するデバイスを識別する。いくつかの例では、コントローラ116、122、124、126、128、130のうちのいずれか1つ及び/又は任意の他のデバイスによってメインサーバ132に報告されたIOデータは、伝送デバイスの名称又は識別子及び関連付けられたアドレスを含むIOメッセージで伝送される。デバイス識別子902は、デバイスがシステムに設定及びコミッショニングされたときにデータベース608に記憶されたデバイスに対する対応する識別子及び/又はアドレスを検索することによって、そこからIOメッセージを受信したデバイスを識別することができる。すなわち、デバイス(たとえば、コントローラ116、122、124、126、128、130)がシステムに設定及びコミッショニングされたとき、メインサーバ132は、デバイスの名称及びアドレスをデータベース608に記憶する。したがって、新しいIOメッセージを受信したとき、例示的デバイス識別子902は、データベース608でデバイスを検索することによって、メッセージに含まれるIOデータのソースを識別することができる。しかし、いくつかの例では、メインサーバ132は、たとえばデバイスがネットワークにとって新しいとき、データベースに表されていないデバイスからIOメッセージを受信することができる。そのような例では、デバイス識別子902は、認識されないデバイスの名称及びアドレスをデータベース608に記憶することができるが、そのデバイスが設定されるまで、報告されたIOパラメータ値に特有のIOデータ及び/又はIOメッセージに含まれるあらゆる他の情報を無視することがある。
【0072】
[0087]説明されている例では、新しいデバイスの設定及び/又はコミッショニング(及び/又は既存のデバイスの再設定)は、
図9の例示的設定エンジン904を介して実現される。いくつかの例では、デバイス識別子902が認識しないデバイス(たとえば、コントローラ)(たとえば、新しいデバイス)からIOメッセージを受信したことに応答して、設定エンジン904は、デバイスに関連付けられたすべてのデータの設定のための自動アップロードを認証するように、作業者に促すことができる。追加で又は別法として、デバイスの名称及びアドレスは、当該データを設定のためにアップロードするための認証を要求することなく、データベースに記憶することができる。そうではなく、設定エンジン904は、作業者がデバイスの設定を開始するのを待つことができる。そのような例では、設定エンジン904は、メインサーバ132と通信するワイヤレスネットワークで発見されたデバイスのリストを提供することができる。未設定のデバイスの名称及びアドレスがデータベースに記憶されるので、作業者が設定のために選択するためのリストにその未設定のデバイスを含むことができる。このようにして、ユーザは、メインサーバ132によって監視すべき新しいデバイスのコミッショニング及び設定に関して支援される。
【0073】
[0088]
図9の例示的データアナライザ906は、コントローラ116、122、124、126、128、130から受信したIOメッセージに含まれるIOデータ及び/又は任意の他のデバイス(たとえば、管理サーバ(複数可)134、遠隔サーバ(複数可)135、クライアントデバイス148など)からメインサーバ132に報告される任意の他のデータを監視及び/又は分析する働きをする。いくつかの例では、コントローラ116、122、124、126、128、130のうちのいずれか1つが、複数の異なるIOパラメータに関連付けられたデータを報告することができる。したがって、いくつかの例では、データアナライザ906は、IOデータを監視及び/又は分析して、IOメッセージがどのIOパラメータに関連付けられているかを判定する。いくつかの例では、報告される特定のIOパラメータは、データベース608内のIOメッセージに含まれるパラメータアドレスを検索することに基づく。特定のIOパラメータが識別された後、データアナライザ906は、IOメッセージで報告されたIOパラメータの値を、データベース608に記憶された最近の値と比較することができる。この値が変化しない場合、IOメッセージは、いかなる新しい情報も搬送しておらず、さらなる分析は必要とされない。しかし、IOパラメータの値が変化している場合、データアナライザ906は、新しい値によってデータベース608を更新することができる。いくつかの例では、データアナライザ906は、値の変化がパラメータに割り当てられた閾値を超過したとき、不感帯範囲内の非帰結変動を省略するように、IOパラメータに対する値を更新することができる。IOパラメータに関して報告された値が十分に変化したとき、例示的タイムスタンパ908は、データベース608に記憶される新しい値をタイムスタンプして、いつ変化が起きたかを記録することができる。
【0074】
[0089]IOパラメータに関して報告される値が変化したとき、例示的パラメータ値変換器910を実装して、その値を人間に理解できる形式に変換又は翻訳する。いくつかの例では、これは、データベース608に記憶されたIOパラメータに関連付けられた1つ又は複数の変換係数を適用することを伴う。パラメータ値変換器910はまた、この値を、IOパラメータのコンテキストに関連付けられたデジタルIO値に対する特定の状態(たとえば、ドアに対する「OPEN」又は「CLOSED」)、又はアナログIO値に対する記述的ステートメント(たとえば、「27 degrees F」)に対応するテキスト形式に変換することができる。追加で又は別法として、パラメータ値変換器910は、IOパラメータ値を、たとえば画像、アイコン、色などのテキスト以外の視覚コンテキスト特有のインジケータに変換することができる。
【0075】
[0090]
図9に説明されている例では、例示的イベントアナライザ912は、データアナライザ906によって識別されたIOメッセージに報告されるIOパラメータが、何らかのイベント規則に関連付けられているか、又はイベント規則で示唆されているかを判定する。すなわち、イベントアナライザ912は、IOパラメータがイベントのトリガを定義する条件に対する根拠であるかどうかを判定する。IOパラメータが1つ又は複数のイベント規則に関連付けられている場合、イベントアナライザ912は、パラメータに対する新しい報告値に基づいて、関連付けられたイベント規則の各々を評価して、何らかのイベントがトリガされたかどうかを判定する。イベントがトリガされていない場合、さらなる行動はとらない。イベントがトリガされた場合、例示的イベントロガー914は、例示的タイムスタンパ908によって提供される関連付けられたタイムスタンプとともに、イベントをデータベース608にログする。
【0076】
[0091]イベントがトリガ又は検出された後、メインサーバ132のイベントマネージャ616は、そのイベントに応答して、1つ又は複数の行動を開始することができる。いくつかの例では、1つの応答は、当該する個人への通知の生成及び分散を含む。したがって、例示的イベントマネージャ616は、そのような通知を生成するために、通知エンジン916を備える。いくつかの例では、通知エンジン916は、トリガイベントに関連付けて記憶された通知内容データに基づいて、通知の内容を生成する。さらに、いくつかの例では、トリガイベントに関連付けられた設定済みデータは、通知を送達するために使用される連絡先情報(たとえば、電子メールアドレス、電話番号など)とともに、通知に対する意図された受信者を識別する。いくつかの例では、通知エンジンは、特定の受信者の識別情報にかかわらず、特定のコンピューティングデバイス及び/又は表示画面を介して表示するための通知を生成する。たとえば、通知は、マテリアルハンドリング設備100の物流オフィス内の表示画面への更新を含むことができる。いくつかの例では、通知エンジン916は、ローカル画面(たとえば、
図3の表示画面117)上の表示のために
図1のコントローラ116、122、124、126、128、130のうちの1つ又は複数に提供される通知を生成することができる。いくつかの例では、通知エンジン916は、ウェブサーバ146によって管理される1つ又は複数のウェブページへ更新として提供すべき通知を生成することができる。いくつかの例では、そのような通知は、例示的ウェブページアナライザ918によって処理される。したがって、例示的通知エンジン916及びウェブページアナライザ918は、通知ジェネレータの追加の例である(前述のプッシュサービスマネージャ610及びプッシュサービスマネージャ612とともに)。
【0077】
[0092]特定のイベントがトリガされるか否かにかかわらず、
図9の例示的ウェブページアナライザ918は、IOパラメータが、ウェブサーバ146がホストする1つ又は複数のウェブページを介して表示される内容に関連付けられているかどうかを判定し、パラメータに対する任意の新しい報告値を送出して、当該ウェブページを更新することができる。前述のように、いくつかの例では、ウェブページの更新は、そのような更新のためのポーリングなく、実質上リアルタイムの更新のためにプッシュサービスマネージャ612を介してウェブページにプッシュすることができる。別法として、プルサービスマネージャ610は、プルリクエストを使用して更新をポーリングすることもできる。
【0078】
[0093]
図1のメインサーバ132(並びに関連付けられた
図8のビデオ管理システム614及び
図9のイベントマネージャ616)を実装する例示的方式が
図6に示されているが、
図6及び
図9に示される要素、プロセス、及び/又はデバイスのうちの1つ又は複数は、任意の他の方法で、結合、分割、再配置、省略、除去、及び/又は実装することができる。さらに、例示的ネットワーク通信インターフェース602、例示的IOネットワークインターフェース604、例示的再始動ウォッチドッグ606、例示的データベース608、例示的プルサービスマネージャ610、例示的プッシュサービスマネージャ612、例示的ビデオ管理システム614(例示的通信インターフェース802、例示的ビデオセグメントジェネレータ804、例示的ビデオアナライザ806、及び/又は例示的ビデオデータベース808のうちのいずれかを含む)、例示的イベントマネージャ616(例示的デバイス識別子902、例示的設定エンジン904、例示的データアナライザ906、例示的タイムスタンパ908、例示的パラメータ値変換器910、例示的イベントアナライザ912、例示的イベントロガー914、例示的通知エンジン916、及び/又は例示的ウェブページアナライザ918のうちのいずれかを含む)、及び/又は、より一般的には、
図1の例示的メインサーバ132は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、並びに/又はハードウェア、ソフトウェア、及び/若しくはファームウェアの任意の組合せによって実装することができる。したがって、たとえば、例示的ネットワーク通信インターフェース602、例示的IOネットワークインターフェース604、例示的再始動ウォッチドッグ606、例示的データベース608、例示的プルサービスマネージャ610、例示的プッシュサービスマネージャ612、例示的ビデオ管理システム614(例示的通信インターフェース802、例示的ビデオセグメントジェネレータ804、例示的ビデオアナライザ806、及び/又は例示的ビデオデータベース808のうちのいずれかを含む)、例示的イベントマネージャ616(例示的デバイス識別子902、例示的設定エンジン904、例示的データアナライザ906、例示的タイムスタンパ908、例示的パラメータ値変換器910、例示的イベントアナライザ912、例示的イベントロガー914、例示的通知エンジン916、及び/又は例示的ウェブページアナライザ918のうちのいずれかを含む)、及び/又は、より一般的には、例示的メインサーバ132のうちのいずれかは、1つ又は複数のアナログ若しくはデジタル回路(複数可)、論理回路、プログラマブルプロセッサ(複数可)、プログラマブルコントローラ(複数可)、グラフィックス処理装置(複数可)(GPU(複数可))、デジタル信号プロセッサ(複数可)(DSP(複数可))、特定用途向け集積回路(複数可)(ASIC(複数可))、プログラマブル論理デバイス(複数可)(PLD(複数可))、及び/又はフィールドプログラマブル論理デバイス(複数可)(FPLD(複数可))によって実装することもできる。純粋にソフトウェア及び/又はファームウェアの実装形態を対象とする本特許の装置又はシステムの請求項のうちのいずれかを読むとき、例示的ネットワーク通信インターフェース602、例示的IOネットワークインターフェース604、例示的再始動ウォッチドッグ606、例示的データベース608、例示的プルサービスマネージャ610、例示的プッシュサービスマネージャ612、例示的ビデオ管理システム614(例示的通信インターフェース802、例示的ビデオセグメントジェネレータ804、例示的ビデオアナライザ806、及び/又は例示的ビデオデータベース808のうちのいずれかを含む)、及び/又は例示的イベントマネージャ616(例示的デバイス識別子902、例示的設定エンジン904、例示的データアナライザ906、例示的タイムスタンパ908、例示的パラメータ値変換器910、例示的イベントアナライザ912、例示的イベントロガー914、例示的通知エンジン916、及び/又は例示的ウェブページアナライザ918のうちのいずれかを含む)のうちの少なくとも1つは、本明細書により、ソフトウェア及び/又はファームウェアを含む、メモリ、デジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)、ブルーレイディスク、USBメモリスティック、固体状態メモリディスクデバイスなどの非一時的コンピュータ可読記憶デバイス又は記憶ディスクを含むように明示的に定義される。さらに、
図1の例示的メインサーバ132は、
図6、
図8、及び
図9に示されるものに加えて、又はその代わりに、1つ若しくは複数の要素、プロセス、及び/若しくはデバイスを含むこと、並びに/又は示される要素、プロセス、及びデバイスのいずれか若しくはすべてのうちの2つ以上を含むことができる。本明細書では、「通信する」という語句は、その変化形を含めて、直接通信及び/又は1つ若しくは複数の中間構成要素を介する間接通信を包含し、直接の物理的(たとえば、ワイヤード)通信及び/又は継続的通信を必要とせず、そうではなく、追加で、周期的間隔、予定された間隔、非周期的間隔、及び/又は1度だけのイベントでの選択的通信を含む。
【0079】
[0094]いくつかの例では、
図6のブロック(並びに/又は
図8及び
図9の関連付けられたブロック)のうちの1つ又は複数を、1つ又は複数の別個のサーバに実装することができる。たとえば、いくつかの例では、データベース608は、メインサーバ132のものとは別個のサーバに実装することができる。追加で又は別法として、いくつかの例では、IOネットワークインターフェース604は、イベントマネージャ616を含むメインサーバ132とは異なる別個のIOサーバに実装することができる。さらに、
図10に説明されている例に示されるように、分散システム1000を作成することができ、複数のIOサーバ1002(各々、IOネットワークインターフェース604を含む)及び/又は複数のメインサーバ132(各々、イベントマネージャ616を含む)が、分散システム1000内に実装され、1つ又は複数のルータ1004を介して通信可能に結合される。説明されている例では、単一のデータベース608が、メインサーバ132の各々を担う。他の例では、異なるメインサーバ132が異なるデータベース608を含むこと、及び/又は異なるメインサーバ132を異なるデータベース608に関連付けることができる。
【0080】
[0095]
図10に表されるように、IOサーバ1002の各々は、異なる1組のワイヤレスIOデバイス(たとえば、コントローラ116、122、124、126、128、130のうちのいずれかに同等)に通信可能に結合される。説明されている例に示されるように、別個のIOサーバ1002は、例示的ルータ1004を介してメインサーバ132と通信する。この配置により、地理的に分散されたデバイス(たとえば、有効ワイヤレス通信の信号範囲を超える)からのデータを単一のシステムに収集及び統合することが可能になる。いくつかの例では、メインサーバ132はまた、クラウドサービス提供者が地理的に分散及び/又はホストすることができる。説明されている例では、IOサーバ1002は、メインサーバ132のアレイへの単一のTCP(伝送制御プロトコル)接続のみをホストすることができる。対照的に、メインサーバ132及びルータ1004は、多数のTCP接続を可能にすることができる。したがって、ルータ1004とサーバ132との間の通信はTCP接続に基づくため、IOサーバ1002がワイヤレスIOデバイス1006のワイヤレス範囲内に位置決めされているとき、ルータ1004及び/又はサーバ132は、ワイヤレス通信範囲を超えて配置することができる。したがって、ルータ1004は、
図10に示される分散システムのためのTCP接続のコンセントレータとして働く。いくつかの例では、メインサーバ132の数は、処理容量及び帯域幅の考慮(たとえば、ウェブアクセス要求に基づく)に応じて、拡大又は縮小することができる。いくつかの例では、単一のメインサーバ132を実装して、別個のIOサーバ1002の各々からのすべてのデータを受信及び集約することができる。
図10に示される分散システムは、広いキャンパス内の複数の建物に及ぶ応用例、及び/又は地理的に離れた異なる場所(たとえば、異なる都市、異なる州、異なる国など)に複数の設備を含む企業にとって好適となり得る。
【0081】
[0096]いくつかの例では、それぞれのコントローラにおけるIOデータの分析及び処理が、マテリアルハンドリング設備100全体にわたってすべてのソースからメインサーバ132によって集約されるすべてのIOデータより少ないIOデータに制限され得ることを除いて、メインサーバ132によって実装される機能の少なくとも一部は、別法として、及び/又は別個に、
図1のコントローラ116、122、124、126、128、130のうちのいずれか1つによって実装することができる。すなわち、いくつかの例では、コントローラ116、122、124、126、128、130は、それぞれのIOデータを分析して、たとえば、ローカル表示画面(たとえば、
図3の表示画面117)を介した描画、並びに/又はデータベースへの記憶、及び/若しくはさらなる分析、処理、及び/若しくは分散のためのメインサーバ132への伝送のための通知の生成など、特定の行動の実装をトリガするイベントを識別することができる。コントローラ116、122、124、126、128、130は、各々の対応するコントローラによって直接収集されたIOデータの処理に制限され得るが、いくつかの例では、メインサーバ132は、他のソース(たとえば、マテリアルハンドリング設備100、クライアントデバイス(複数可)148、管理サーバ(複数可)、及び/又は遠隔サーバ(複数可)内の異なるコントローラ)から取得した追加の情報を提供することができる。
【0082】
[0097]より具体的には、
図11は、
図1のコントローラ116、122、124、126、128、130のうちのいずれか1つに対応することができるローカルコントローラ1100の例示的実装形態を示し、これらのコントローラは、そのようなコントローラによって動作及び/又は制御されている機器に対してローカルである。したがって、説明されている例に示されるように、ローカルコントローラ1100は、例示的通信ボード133を含み、コントローラ1100は、通信ボード133によって、IOデータをメインサーバ132へ伝送することが可能である。さらに、いくつかの例では、前述のように、コントローラ1100はまた、フィードバック及び/又は他の当該情報をメインサーバ132から受信することができる。追加で、
図11に説明されている例に示されるように、ローカルコントローラは、例示的通信インターフェース1102、例示的データアナライザ1104、例示的イベントアナライザ1106、例示的パラメータ値変換器1108、例示的通知エンジン1110、例示的データベース1112、例示的ディスプレイ1114、及び例示的機器コントローラ1116を含む。
【0083】
[0098]例示的通信インターフェース1102は、コントローラ1100が、コントローラ1100によって監視及び/又は制御される関連付けられた機器と通信することを可能にする。たとえば、
図1のドックコントローラ116に対する通信インターフェース1102は、ドックコントローラ116が、ドア104、出入口バリア106、ドックレベラ108、車両拘束装置110、存在検出器112、及び通知システム114を含むドックに関連付けられたアクチュエータ、センサ、及び/又は他の機器へコマンド又は命令を送信すること、並びにそれらの機器からフィードバックを受信することを可能にする。いくつかの例では、通信ボード133及び通信インターフェース1102は、単一の構成要素として統合及び機能することができる。
【0084】
[0099]いくつかの例では、
図11に示される例示的データアナライザ1104、例示的イベントアナライザ1106、例示的パラメータ値変換器1108、例示的通知エンジン1110、及び例示的データベース1112は、メインサーバ132に関連付けられた
図6及び
図9の対応する例示的データアナライザ906、例示的イベントアナライザ912、例示的パラメータ値変換器910、例示的通知エンジン916、及び例示的データベース608と同じ又は同様の目的を担う。しかし、
図11の例示的ローカルコントローラ1100の例示的データアナライザ1104、例示的イベントアナライザ1106、例示的パラメータ値変換器1108、例示的通知エンジン1110、及び例示的データベース1112は、メインサーバ132と比較して、記憶、分析、及び/又は処理されるデータの量及びタイプに関して制限され得る。
【0085】
[0100]より具体的には、
図11の例示的データアナライザ1104は、関連付けられた機器又はセンサから通信インターフェース1102を介して受信したIOデータを監視及び/又は分析して、機器又はセンサの状態又は条件の変化を反映するようにそのようなデータが変化したことを判定する。いくつかの例では、例示的データアナライザ1104がIOデータの変化を識別したとき、データアナライザ1104は、その変化をデータベース1112に記憶することができる。いくつかの例では、データアナライザ1104は、IOデータをデータベース1112に記憶することなく、IOデータを監視及び/又は分析する。そうではなく、いくつかのそのような例では、データアナライザ1104は、イベントアナライザ1106とともに動作して、データアナライザ1104によって判定されるIOデータの現在の値に基づいて、任意の好適な行動又は動作を判定する。いくつかの例では、データアナライザ1104はまた、メインサーバ132によって提供されたデータを記憶、監視、及び/又は分析することができる。たとえば、ドックコントローラ116に関して、整備職員は、クライアントデバイス(複数可)148のうちの1つを介して、ドック102における機器の整備に関する詳細及び/又は整備のためにドックを非稼働状態にするべき指示を提供することができる。追加で又は別法として、関連付けられたドック102に駐車されたトレーラに関連付けられた詳細に関してトラック運転者の携帯用デバイス(クライアントデバイス(複数可)148の別のものに対応する)からメインサーバ132によって収集された情報はまた、記憶並びに/又は
図11のデータアナライザ1104及び/若しくはイベントアナライザ1106によるさらなる分析及び/若しくは処理のために、ローカルドックコントローラ116へ提供することができる。
【0086】
[0101]前述のように、例示的データアナライザ1104は、
図11に説明されている例の例示的イベントアナライザ1106とともに動作することができる。いくつかの例では、データアナライザ1104及びイベントアナライザ1106を単一の構成要素に統合することができる。例示的イベントアナライザ1106は、特定のIOパラメータに関連付けられた特定のIOデータが、イベントアナライザ1106がイベントを定義する情報を記憶すること及び/又は行動を開始することができる1つ又は複数のイベントのトリガを定義する条件に対応するかどうかを判定する。いくつかの例では、この行動は、特定の機器の起動(たとえば、ドアの開閉、警報の生成、視覚及び/又は可聴インジケータの出力の変更など)を伴うことができる。さらに、いくつかの例では、イベントアナライザ1106は、イベントがトリガされたことに応答した適当な行動が、ローカルに記憶すること、メインサーバ132へ伝送すること、及び/又は例示的ディスプレイ1114などのローカル表示画面を介して表示することができる特定の通知を生成することであると判定することができる。
【0087】
[0102]いくつかの例では、例示的ディスプレイ1114へ提供及び/又はメインサーバ132へ伝送される通知は、通知エンジン1110によって生成される。したがって、例示的通知エンジン1110及びウェブページアナライザ918は、通知ジェネレータの追加の例である(前述の
図6のプッシュサービスマネージャ610及びプッシュサービスマネージャ612並びに
図9の通知エンジン916及びウェブページアナライザ918とともに)。いくつかの例では、そのような通知は、例示的パラメータ値変換器1108の出力を含むこと、及び/又は例示的パラメータ値変換器1108の出力に基づくことができる。
図11のパラメータ値変換器1108は、通信インターフェース1102によって収集されたIOデータに表される特定のパラメータの値を人間の理解できる形式に変換又は翻訳するように実装される。いくつかの例では、
図11のパラメータ値変換器1108は、上記で論じた
図9の例示的パラメータ値変換器910に類似の方式で動作する。
図11の例示的機器コントローラ1116は、たとえば通信インターフェース1102を介して当該機器へ命令、コマンド、及び/又は信号を伝送することによって、ローカルコントローラ1100によって監視及び/又は制御される機器の動作を制御する。
【0088】
[0103]
図1の例示的コントローラ116、122、124、126、128、130のうちのいずれか1つを実装する例示的方式が、
図11の例示的ローカルコントローラ1100によって示されているが、
図11に示される要素、プロセス、及び/又はデバイスのうちの1つ又は複数は、任意の他の方法で、結合、分割、再配置、省略、除去、及び/又は実装することができる。さらに、
図11の例示的通信ボード133、例示的通信インターフェース1102、例示的データアナライザ1104、例示的イベントアナライザ1106、例示的パラメータ値変換器1108、例示的通知エンジン1110、例示的データベース1112、例示的ディスプレイ1114、例示的機器コントローラ1116、及び/又は、より一般的には、例示的ローカルコントローラ1100は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、並びに/又はハードウェア、ソフトウェア、及び/若しくはファームウェアの任意の組合せによって実装することができる。したがって、たとえば、例示的通信ボード133、例示的通信インターフェース1102、例示的データアナライザ1104、例示的イベントアナライザ1106、例示的パラメータ値変換器1108、例示的通知エンジン1110、例示的データベース1112、例示的ディスプレイ1114、例示的機器コントローラ1116、及び/又は、より一般的には、例示的ローカルコントローラ1100のうちのいずれかは、1つ又は複数のアナログ若しくはデジタル回路(複数可)、論理回路、プログラマブルプロセッサ(複数可)、プログラマブルコントローラ(複数可)、グラフィックス処理装置(複数可)(GPU(複数可))、デジタル信号プロセッサ(複数可)(DSP(複数可))、特定用途向け集積回路(複数可)(ASIC(複数可))、プログラマブル論理デバイス(複数可)(PLD(複数可))、及び/又はフィールドプログラマブル論理デバイス(複数可)(FPLD(複数可))によって実装することもできる。純粋にソフトウェア及び/又はファームウェアの実装形態を対象とする本特許の装置又はシステムの請求項のうちのいずれかを読むとき、例示的通信ボード133、例示的通信インターフェース1102、例示的データアナライザ1104、例示的イベントアナライザ1106、例示的パラメータ値変換器1108、例示的通知エンジン1110、例示的データベース1112、例示的ディスプレイ1114、及び/又は例示的機器コントローラ1116のうちの少なくとも1つは、本明細書により、ソフトウェア及び/又はファームウェアを含むメモリ、デジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)、ブルーレイディスクなどの非一時的コンピュータ可読記憶デバイス又は記憶ディスクを含むように明示的に定義される。さらに、
図11の例示的ローカルコントローラ1100は、
図11に示されるものに加えて、又はその代わりに、1つ若しくは複数の要素、プロセス、及び/若しくはデバイスを含むこと、並びに/又は示される要素、プロセス、及びデバイスのいずれか若しくはすべてのうちの2つ以上を含むことができる。本明細書では、「通信する」という語句は、その変化形を含めて、直接通信及び/又は1つ若しくは複数の中間構成要素を介する間接通信を包含し、直接の物理的(たとえば、ワイヤード)通信及び/又は継続的通信を必要とせず、そうではなく、追加で、周期的間隔、予定された間隔、非周期的間隔、及び/又は1度だけのイベントでの選択的通信を含む。
【0089】
[0104]
図1、
図6、及び/又は
図10のメインサーバ132を実装するための例示的ハードウェア論理若しくは機械可読命令、ハードウェア実装される状態機械、及び/又はこれらの任意の組合せを表す流れ図が、
図12~
図15に示されている。機械可読命令は、
図60に関して以下に論じる例示的プロセッサプラットホーム6000に示されるプロセッサ6012などのプロセッサによって実行するための1つ又は複数の実行可能プログラム又は実行可能プログラムの一部分(複数可)とすることができる。プログラムは、CD-ROM、フロッピーディスク、ハードドライブ、DVD、ブルーレイディスク、又はプロセッサ6012に関連付けられたメモリなどの非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたソフトウェアで実施することができるが、別法として、プログラム全体及び/又はプログラムの一部分は、プロセッサ6012以外のデバイスによって実行すること、及び/又はファームウェア若しくは専用のハードウェアで実施することもできる。さらに、例示的プログラムについて、
図12~
図15に示される流れ図を参照して説明するが、別法として、例示的メインサーバ132を実装する多数の他の方法を使用することもできる。たとえば、これらのブロックの実行順序を変更すること、及び/又は記載のブロックのいくつかを変更、除去、若しくは結合することができる。追加で又は別法として、ブロックのいずれか又はすべては、ソフトウェア又はファームウェアを実行することなく、対応する動作を実行するように構成された1つ又は複数のハードウェア回路(たとえば、離散及び/又は集積アナログ及び/又はデジタル回路、FPGA、ASIC、コンパレータ、演算増幅器(オペアンプ)、論理回路など)によって実装することができる。
【0090】
[0105]本明細書に記載の機械可読命令は、圧縮フォーマット、暗号化フォーマット、断片化フォーマット、パッケージ化フォーマットなどのうちの1つ又は複数で記憶することができる。本明細書に記載の機械可読命令は、機械実行可能命令を作成、製造、及び/又は形成するために利用することができるデータ(たとえば、命令の一部分、コード、コード表現など)として記憶することができる。たとえば、機械可読命令は、1つ又は複数の記憶デバイス及び/又はコンピューティングデバイス(たとえば、サーバ)に断片化及び記憶することができる。機械可読命令は、コンピューティングデバイス及び/又は他の機械によって直接可読及び/又は実行可能にするために、設置、修正、適合、更新、結合、補足、設定、解読、復元、アンパック、分散、再割当てなどのうちの1つ又は複数を必要とすることができる。たとえば、機械可読命令は、別個のコンピューティングデバイスに個々に圧縮、暗号化、及び記憶された複数の部分に記憶することができ、これらの部分は、解読、復元、及び結合されたとき、本明細書に記載のようなプログラムを実装する1組の実行可能命令を形成する。別の例では、機械可読命令は、コンピュータによって読み取ることができる状態で記憶することができるが、特定のコンピューティングデバイス又は他のデバイスで命令を実行するために、ライブラリ(たとえば、ダイナミックリンクライブラリ(DLL))、ソフトウェア開発キット(SDK)、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)などの追加を必要とする。別の例では、機械可読命令は、機械可読命令及び/又は対応するプログラム(複数可)を全体的又は部分的に実行する前に設定する必要があり得る(たとえば、設定の記憶、データ入力、ネットワークアドレスの記録など)。したがって、開示される機械可読命令及び/又は対応するプログラム(複数可)は、記憶時又は他の形で静止若しくは遷移中の機械可読命令及び/又はプログラム(複数可)の特定のフォーマット又は状態にかかわらず、そのような機械可読命令及び/又はプログラム(複数可)を包含することが意図される。
【0091】
[0106]前述のように、
図12~
図15の例示的プロセスは、任意の持続時間にわたって(たとえば、長期間にわたって、恒久的に、短いインスタンスに、一時的にバッファリングのために、及び/又は情報のキャッシュのために)情報が記憶される、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ、及び/又は任意の他の記憶デバイス若しくは記憶ディスクなどの非一時的コンピュータ及び/又は機械可読媒体に記憶された実行可能命令(たとえば、コンピュータ及び/又は機械可読命令)を使用して実装することができる。本明細書では、非一時的コンピュータ可読媒体という用語は、任意のタイプのコンピュータ可読記憶デバイス及び/又は記憶ディスクを含み、伝播信号及び伝送媒体を除外するように明示的に定義される。
【0092】
[0107]本明細書では、「含む」及び「備える」(並びにそのすべての形及び時制)は、無制限の用語として使用される。したがって、請求項が、前文として又は任意の種類の請求項の記述において「含む」又は「備える」の任意の形(たとえば、備える、含む、備えている、含んでいる、有しているなど)を用いるときはいつでも、対応する請求項又は記述の範囲から外れることなく、追加の要素、用語などが存在することができることを理解されたい。本明細書では、「少なくとも」という語句が、たとえば請求項の前文において移行句として使用されるとき、それは、「備えている」及び「含んでいる」という用語が無制限であるのと同じ方式で無制限である。「及び/又は」という用語は、たとえばA、B、及び/又はCなどの形で使用されるとき、(1)A単独、(2)B単独、(3)C単独、(4)AとB、(5)AとC、及び(6)BとC、並びに(7)AとBとCなど、A、B、Cの任意の組合せ又はサブセットを指す。本明細書では、構造、構成要素、物品、物体、及び/又は物について説明する文脈において、「A及びBのうちの少なくとも1つ」という語句は、(1)少なくとも1つのA、(2)少なくとも1つのB、並びに(3)少なくとも1つのA及び少なくとも1つのBのうちのいずれかを含む実装形態を指すことが意図される。同様に、本明細書では、構成要素、物品、物体、及び/又は物について説明する文脈において、「A又はBのうちの少なくとも1つ」という語句は、(1)少なくとも1つのA、(2)少なくとも1つのB、並びに(3)少なくとも1つのA及び少なくとも1つのBのうちのいずれかを含む実装形態を指すことが意図される。本明細書では、プロセス、命令、行動、活動、及び/又はステップの実施又は実行について説明する文脈において、「A及びBのうちの少なくとも1つ」という語句は、(1)少なくとも1つのA、(2)少なくとも1つのB、並びに(3)少なくとも1つのA及び少なくとも1つのBのうちのいずれかを含む実装形態を指すことが意図される。同様に、本明細書では、プロセス、命令、行動、活動、及び/又はステップの実施又は実行について説明する文脈において、「A又はBのうちの少なくとも1つ」という語句は、(1)少なくとも1つのA、(2)少なくとも1つのB、並びに(3)少なくとも1つのA及び少なくとも1つのBのうちのいずれかを含む実装形態を指すことが意図される。
【0093】
[0108]
図12のプログラムは、ブロック1202から開始し、ブロック1202で、例示的IOネットワークインターフェース604は、ワイヤレスデバイスからIOメッセージを受信する。ワイヤレスデバイスは、
図1のコントローラ116、122、124、126、128、130及び/又はメインサーバ132と通信する任意の他のデバイスのうちのいずれかに対応することができる。IOメッセージは、報告デバイスによって監視される特定のIOパラメータに対応するIOデータを含む。ブロック1204で、例示的イベントマネージャ616は、IOメッセージを処理する。ブロック1204の実装形態に関するさらなる詳細は、
図13に関して以下に提供される。
【0094】
[0109]ブロック1206で、例示的データアナライザ906は、メッセージ内のIOパラメータの値が少なくとも閾値量だけ変化したかどうかを判定する。いくつかの例では、この判定は、例示的データベース608に記憶されたパラメータに対する最近の値とIOパラメータ値を比較することによって行われる。変化に対する閾値は、このパラメータに関してデータベース608に記憶された設定データに定義することができる。いくつかの例では、閾値はゼロとすることができる。すなわち、いくつかの例では、IOパラメータ値の任意の変化量で十分とすることができる。例示的データアナライザ906が、IOパラメータの値が少なくとも閾値量だけ変化したと判定した場合(ブロック1206)、例示的データアナライザ906は、データベース608を更新する(ブロック1208)。例示的データアナライザ906が、IOパラメータの値が少なくとも閾値量だけ変化していないと判定した場合、更新するものはない。したがって、制御は、ブロック1220へ進む。いくつかの例では、特定のIOパラメータが、閾値期間を超過する変化がないことに基づいて、イベントをトリガすることができる。そのような例では、制御は、ブロック1220へ進むのではなく、IOパラメータのさらなる分析のためにブロック1210へ進むことができる。
【0095】
[0110]ブロック1210で、例示的イベントアナライザ912は、IOパラメータがイベント規則に関連付けられているかどうかを判定する。すなわち、例示的イベントアナライザ912は、IOパラメータの値が、イベントを検出又はトリガする働きをする条件又は規則に対応するかどうかを判定する。IOパラメータがイベント規則に関連付けられている場合、例示的イベントマネージャ616は、トリガイベントに関してIOパラメータを評価する(ブロック1212)。ブロック1212の実装形態に関するさらなる詳細は、
図14に関して以下に提供される。その後、制御は、ブロック1214へ進む。ブロック1210に戻ると、例示的データアナライザ906が、IOパラメータがイベント規則に関連付けられていないと判定した場合、制御は、ブロック1214へ直接進む。
【0096】
[0111]ブロック1214で、例示的ウェブページアナライザ918は、IOパラメータが1つ又は複数のウェブページに関連付けられているかどうかを判定する。すなわち、例示的ウェブページアナライザ918は、1つ又は複数のウェブページがIOパラメータの値に基づいて生成された内容を含むかどうかを判定する。いくつかの例では、これは、ウェブページがIOパラメータに対応するデータのタイプに対する動的更新に加入しているかどうかに基づいて判定される。IOパラメータが1つ又は複数のウェブページに関連付けられている場合、例示的ウェブページアナライザ918は、IOパラメータに対して設定されたウェブアプリケーションを評価する(ブロック1216)。すなわち、ウェブページアナライザ918は、ウェブアプリケーションによって生成された内容が、IOパラメータ値への変化に基づいて変化するかどうか、及びどのように変化するかを判定する。その後、ブロック1218で、例示的プッシュサービスマネージャ612は、すべての加入されたウェブページに対する更新をプッシュする。更新することができるウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースは、
図21~
図59に関して以下に説明する。いくつかの例では、更新は、新しく作成された任意のビデオセグメントを、
図44に関して示されており後述されるビデオイベントアーカイブウェブページ4400に追加することを含む。次いで制御は、ブロック1220へ進む。ブロック1214に戻ると、IOパラメータがいかなるウェブページにも関連付けられていない場合、制御は、ブロック1220へ直接進む。ブロック1220で、プログラムは、継続するべきかどうかを判定する。継続するべきである場合、制御は、ブロック1202へ戻り、別のIOメッセージを受信及び処理する。そうでない場合、
図12の例示的プログラムは終了する。ブロック1214~1218について、ウェブページ及び関連付けられたウェブアプリケーションに関して説明したが、いくつかの例では、メインサーバ132は、ウェブページ、ウェブアプリケーション、及び/又はインターネットから独立して表示画面を介してグラフィカルユーザインターフェース(
図21~
図59に関して示されるものなど)を提供するアプリケーションを実装することができる。
【0097】
[0112]
図13は、
図12のブロック1204の例示的実装形態を示す流れ図である。
図13の例示的プログラムは、ブロック1302から開始し、ブロック1302で、例示的デバイス識別子902は、そこからIOメッセージを受信したデバイス(
図12のブロック1202)が、データベース608に表されているかどうかを判定する。表されていない場合、制御は、ブロック1304へ戻り、ブロック1304で、例示的デバイス識別子902は、デバイスの名称及びアドレスをデータベース608に記憶する。このようにして、作業者がデバイスを設定しようとするとき、後にネットワーク上でデバイスを発見する必要はない。ブロック1306で、例示的設定エンジン904は、デバイスからのすべてのデバイス設定データをアップロードするかどうかを判定する。
図7に関して前述のように、デバイスからの設定データは、デバイスに関連付けられたすべてのIOパラメータ(データ点)に対するデバイス識別情報704並びにIOパラメータ情報706の両方を含む。いくつかの例では、設定エンジン904は、ユーザ入力に基づいてデバイス設定データをアップロードするかどうかを判定する。設定エンジン904が、デバイス設定データをアップロードするためのコマンドを受信しなかった場合(ブロック1306)、
図13の例示的プログラムは終了する。
【0098】
[0113]設定エンジン904が、デバイス設定データをアップロードするためのコマンドを受信した場合(ブロック1306)、制御は、ブロック1308へ進み、ブロック1308で、例示的設定エンジン904は、すべてのデバイス設定データをデバイスに要求する。いくつかの例では、デバイス設定データは、デバイスに関連付けられたデバイス情報、並びにデバイスが監視及び/又は報告するように装備された各IOパラメータに対応するIOパラメータ情報を含む。ブロック1310で、例示的設定エンジン904は、データベース608をデバイス設定データで更新する。
【0099】
[0114]いくつかの例では、そこからIOメッセージを受信したがまだコミッショニングされていない(たとえば、データベース608に表されていない)デバイスは、デバイスがコミッショニングされてメインサーバ132とアクティブ通信したときに利用可能になるように、生成されたIOデータをローカルで記憶するように設定される。たとえば、いくつかの例では、デバイスは、最近生成されたIOデータを記憶し、それによりメモリに記憶された最も古いIOデータを上書きすることができる履歴データのためのサーキュラーバッファを含むことができる。いくつかのそのような例では、制御は、ブロック1312へ進み、ブロック1312で、例示的設定エンジン904は、デバイスによって提供される履歴IOデータでデータベース608を更新する。いくつかの例では、デバイスが履歴IOデータを記憶するように設定されていない場合、ブロック1312を省略することができる。その後、
図13の例示的プログラムは終了する。データベースに記憶されたデバイス設定データのすべてによって、ユーザは、デバイス設定データで識別されるIOパラメータに容易にアクセスし、それらのIOパラメータを1つ又は複数のイベント規則及び/又はウェブページに関連付けて設定することができる。
【0100】
[0115]デバイスが、ブロック1304~1312に関して前述の方式でコミッショニング及び設定された後、ここではデバイスがデータベース608に表されており、ブロック1302で異なる結果を招くため、デバイスから受信した後続のIOメッセージは、例示的流れ図の異なる経路をたどる。すなわち、ブロック1302へ戻ると、例示的デバイス識別子902が、そこからIOメッセージを受信したデバイスがデータベース608に表されていると判定した場合、制御は、ブロック1314へ進む。ブロック1314で、例示的データアナライザ906は、受信したIOメッセージに対応するIOパラメータを識別する。いくつかの例では、データアナライザ906は、データベース608に記憶された設定データ内のIOメッセージに提供されるパラメータアドレスの検索に基づいて、IOパラメータを識別する。
【0101】
[0116]ブロック1316で、例示的パラメータ値変換器910は、IOパラメータがアナログであるか、それとも離散形であるかを判定する。IOパラメータが離散形である場合、例示的パラメータ値変換器910は、IOパラメータの値を状態テキスト又は他のコンテキスト特有状態インジケータに変換する(ブロック1318)。すなわち、2進の0又は1の値ではなく、例示的パラメータ値変換器910は、その値を、その値によって表されるテキストに基づく状態(たとえば、On、Off、Opened、Closedなど)、又は何らかの他の2進インジケータ(たとえば、2つのアイコンのうちの1つ、2つの色(たとえば、赤色/緑色)のうちの1つ、示す/隠すのアイコンなど)に変換することができる。その後、制御は、ブロック1322へ進む。例示的パラメータ値変換器910が、IOパラメータがアナログであると判定した場合(ブロック1316)、制御は、ブロック1320へ進み、ブロック1320で、例示的パラメータ値変換器910は、IOパラメータの値を、記述テキスト又は他のコンテキスト特有記述インジケータに変換する。ブロック1318と同様に、ブロック1320における変換は、IOパラメータ値を、IOパラメータ値によって表されるコンテキストに基づいて人間に容易に理解可能なインジケータに変換することが意図される。いくつかの例では、記述インジケータは、テキストに基づく記述、及び/又はエンドユーザに容易に理解できる画像、数字、若しくはアイコンとすることができる。いくつかのアナログに基づく値の場合、パラメータ値変換器910はまた、記述インジケータの生成に関して1つ又は複数の変換係数を適用することができる。いくつかの例では、ブロック1316~1320を省略することができ、したがってIOパラメータ値は、コンテキスト特有インジケータに変換されない。ブロック1322で、例示的タイムスタンパ908は、IOメッセージの受信の時点で、IOパラメータの値をタイムスタンプする。すなわち、説明されている例では、タイムスタンパ908は、IOメッセージの受信の時点を、報告されたIOパラメータ値とともに例示的データベース608に保存する。その後、
図13の例示的プログラムは終了し、戻って
図12のプロセスを完了する。
【0102】
[0117]
図14は、
図12のブロック1212の例示的実装形態を示す流れ図である。
図14の例示的プログラムは、ブロック1402から開始し、ブロック1402で、例示的イベントアナライザ912は、IOパラメータに関連付けられたイベント規則を評価する。ブロック1404で、イベントアナライザ912は、IOパラメータの値がイベントをトリガするかどうかを判定する。IOパラメータの値がイベントをトリガした場合、ブロック1406で、例示的通知エンジン916は、トリガイベントに関する通知を生成する。ブロック1408で、通知エンジン916は、トリガイベントに関連付けられた当該受信者に通知を送信する。いくつかの例では、当該受信者は、イベントに関連付けられた設定データとしてデータベース908に保存されている。
【0103】
[0118]ブロック1410で、例示的イベントロガー914は、データベース608内のイベントログを更新する。いくつかの例では、イベントロガー914は、IOパラメータ、IOパラメータの値、パラメータ値を報告するデバイス、及びパラメータ値を受信したときのタイムスタンプ(イベントがいつ検出又はトリガされたかを示す)を識別するログエントリを生成する。ブロック1412で、例示的イベントアナライザ912は、イベントがビデオ捕捉イベントに対応するかどうかを判定する。イベントが、トリガイベント前後の時間窓中にビデオセグメントを捕捉するための定義によって設定されている場合、イベントはビデオ捕捉イベントに対応する。その場合、ブロック1414で、イベントアナライザ912は、イベントに対応するビデオセグメントを要求する。いくつかの例では、要求は、ビデオ管理システム614へ送信されて、ビデオセグメントを生成する。その後、ブロック1416で、例示的通知エンジン916は、ビデオセグメントを有する第2の通知を添付物として当該受信者へ送信する。第2の通知(ブロック1418で送信される)の受信者は、通知が生成されたイベントに割り当てられた設定データによって定義される第1の通知(ブロック1408で送信される)の受信者と同じであっても異なってもよい。
【0104】
[0119]第2の通知を送信した後(ブロック1416)、制御は、ブロック1418へ進む。ブロック1412に戻ると、例示的イベントアナライザ912が、イベントがビデオ捕捉イベントに対応しない判定した場合、制御は、ブロック1418へ直接進む。ブロック1418で、例示的イベントアナライザ912は、IOパラメータが別のイベント規則に関連付けられているかどうかを判定する。IOパラメータが別のイベント規則に関連付けられている場合、制御は、ブロック1402へ戻る。そうでない場合、
図14の例示的プロセスは終了する。
【0105】
[0120]いくつかの例では、ビデオ管理システム614は、ビデオセグメントが必要とされるときを独立して判定し、前述のようにイベントアナライザ912から要求を受信することなく、関連付けられた通知を生成及び送出するように設定されるため、ブロック1412~1416を
図14の例示的プログラムから省略することができる。このようにしてビデオ管理システム614を実装するための例示的プロセスについて、
図15に関してより詳細に以下に説明する。
【0106】
[0121]
図15は、メインサーバ132のビデオ管理システム614を実装するための例示的プログラムを表す流れ図である。別法として、
図15の例示的プログラムは、メインサーバ132から独立して、
図5のビデオ管理システム506によって実装することができる。
図15の例示的プログラムは、ブロック1502から開始し、ブロック1502で、例示的ビデオセグメントジェネレータ804は、保留中のビデオ捕捉イベントに関連付けられたイベントログ内のトリガイベントを識別する。
図28のブロック2810に関して前述のように、イベントがトリガ(たとえば、検出)されるたびに、トリガイベントはイベントログにログされる。したがって、いくつかの例では、ビデオセグメントジェネレータ804は、イベントログを変化に関して監視し、新しく検出されたイベントがビデオ捕捉イベントに関連付けられているかどうかを判定する。このようにして、ビデオ管理システム614は、前述のようにイベントマネージャ616から要求を受信することなく、ビデオセグメントを生成するためのプロセスを自動的に開始することができる。
【0107】
[0122]ブロック1504で、例示的ビデオセグメントジェネレータ804は、ビデオを捕捉するためのカメラ(たとえば、カメラ508)に対する閾値期間が経過したかどうかを判定する。閾値期間が経過していない場合、制御は、閾値期間が経過するまでブロック1504に留まる。いくつかの例では、閾値期間は、識別された特定のイベントに対して設定されたイベント後時間間隔に基づいて定義される。たとえば、イベント後時間間隔が1分と定義された場合、ビデオセグメントジェネレータ804は、イベントの検出後、少なくとも1分間待ってから進む。前述のように、いくつかの例では、イベント後時間間隔は、イベントがトリガされなくなる(又は最初のイベントをトリガする条件が適用されなくなったことを示す第2のイベントが検出される)まで、開始することができない。いくつかの例では、閾値期間はまた、カメラが所望のビデオセグメントに対応するビデオストリームを捕捉、符号化、及び記憶するための時間の遅れを補償するために、処理後期間を含む。
【0108】
[0123]閾値期間が経過した後、ビデオセグメントジェネレータ804は、トリガイベントの時点前後の時間窓中にビデオセグメントを抽出する(ブロック1506)。いくつかの例では、ビデオセグメントに対する開始及び終了時間は、例示的データベース608に記憶されたイベントに対して設定されるイベント前時間間隔及びイベント後時間間隔によって定義される。いくつかの例では、抽出されたビデオセグメントは、ビデオデータベース808に記憶される。ブロック1508で、例示的ビデオセグメントジェネレータ804は、ビデオセグメントをウェブ可読フォーマットに変換し、ユーザによって設定されたサムネイルオフセット時間で、サムネイルを作成する。いくつかの例では、ウェブ可読フォーマットは、MP4フォーマットである。サムネイルオフセット時間は、ビデオセグメントに関連付けられるようにサムネイル画像に対してフレームが選択されるビデオセグメント中の時点を定義する。いくつかの例では、サムネイルオフセット時間は、ビデオセグメントの開始時間に対して定義される。したがって、サムネイルオフセット時間が0秒に設定され、ビデオセグメントに対するイベント前間隔が20秒である場合、サムネイルは、イベントの20秒前に生じるビデオフレームに対応するはずである。他の例では、サムネイルオフセット時間は、オフセットが0秒に設定された結果、イベントが検出された時点で捕捉されるビデオフレームに対応するサムネイルが得られるように、イベントの時間に対して定義される。サムネイルオフセット時間は、ビデオセグメント中の任意の時点に設定することができる。いくつかの例では、オフセットは、イベントの時間及び/又はその後短期間(たとえば、1秒、2秒、5秒など)にデフォルトとすることができ、したがってサムネイルは、イベント及び/又はその直後の結果の効果を表す可能性が高い。いくつかのタイプのイベントの場合、サムネイルオフセット時間は、イベント前に生じるように設定することができ、したがってサムネイルは、最終的にイベントを発生させる人物又は状況を捕捉する可能性が高い。
【0109】
[0124]ブロック1510で、例示的ビデオアナライザ806は、イベントがコンピュータ視覚分析に関して設定されているかどうかを判定する。イベントがコンピュータ視覚分析に関して設定されている場合、例示的ビデオアナライザ806は、視覚に基づくイベントに関してビデオセグメントを分析する(ブロック1512)。視覚に基づくイベントは、カメラ508のビデオストリームの画像分析によって識別することができるイベントである。視覚に基づくイベントは、イベントを直接検出するようにセンサを設定することが困難又は不可能となり得るときに有益である。いくつかの例示的な視覚に基づくイベントには、人物及び/又はマテリアルハンドリング設備100を動き回っているマテリアルハンドリング機器間の衝突及び/又はニアミスなどの特定の安全性イベントが含まれる。一例として、ビデオアナライザ806は、動いている車両(たとえば、フォークリフト)が、領域内で作業している人物に対して数インチの範囲内に入ったと判定することができる。そのような例では、衝突、損傷、又は負傷がない場合、当事者がイベントを報告する可能性は低く(その発生に気付いてすらいるか否かにかかわらず)、そのような潜在的に危険な状況の発生を低減させることが困難になる。しかし、本明細書に開示するビデオ分析を使用することで、これらのイベントを検出し、カメラに自動的に捕捉することができる。他の例では、画像分析は、ビデオセグメントに捕捉された人物を識別するための顔認識分析を含むことができる。ブロック1514で、ビデオアナライザ806は、識別された視覚に基づくイベントでイベントログを更新する。その後、制御は、ブロック1516へ進む。例示的ビデオアナライザ806が、イベントがコンピュータ視覚分析に関して設定されていないと判定した場合(ブロック1510)、制御は、ブロック1516へ直接進む。
【0110】
[0125]ブロック1516で、例示的プッシュサービスマネージャ612は、ビデオセグメントが利用可能なすべての加入されたウェブページへ指示をプッシュする。ブロック1518で、例示的ネットワーク通信インターフェース602は、ビデオセグメントを有する通知を添付物として当該受信者へ送信する。ブロック1520で、例示的ビデオセグメントジェネレータ804は、別の保留中のビデオ捕捉イベントがあるかどうかを判定する。別の保留中のビデオ捕捉イベントがある場合、制御は、ブロック1502へ戻る。いくつかの例では、そのイベントが複数の異なるカメラ508に関連付けられている場合、制御は、同じトリガイベントに対してブロック1502へ戻る。すなわち、いくつかの例では、ビデオセグメントを抽出し、そのようなビデオセグメントを分析するプロセスは、単一のトリガイベントに対して複数のカメラに関して実装することができる。例示的ビデオセグメントジェネレータ804が、保留中のビデオ捕捉イベントがないと判定した場合(ブロック1520)、
図15の例示的プロセスは終了する。
【0111】
[0126]メインサーバ132における様々なコントローラ116、122、124、126、128、130及び/又はサーバ134、136からのデータの集約により、メインサーバ132は、
図1のマテリアルハンドリング設備100の動作の任意の態様に関して生じる設定可能なイベントを検出することが可能になる。さらに、メインサーバ132は、システムに定義されたイベントの検出に基づいて、特定の行動及び/又は応答を開始することができる。
図12~
図15の流れ図に関して説明するように、メインサーバ132によって開始される行動は、イベントの検出を報告するために指定の受信者へ送信される通知を生成すること、及び/又はイベントに関連付けられたビデオセグメント(通知のうちの1つとともに添付物として送信することができる)を捕捉することを含む。さらに、メインサーバは、報告を自動的に生成すること、及び/又はメインサーバ132によって集約されたデータの分析に基づいて検出されたイベントのログを更新することができる。追加で又は別法として、前述のように、メインサーバ132は、収集データを統合し、ウェブサーバ146がホストする様々なウェブページ及び/又はウェブアプリケーションにより、マテリアルハンドリング設備100の条件及び/又は動作の何らかの態様に当該する現在のデータを表示することができる。いくつかの例では、そのようなウェブページは、動的に更新され、したがって現在のデータが、特定のウェブページにアクセスしているクライアントデバイス148に、実質上リアルタイムで提供される。追加で又は別法として、メインサーバ132は、ウェブページ及び/又は関連付けられたウェブアプリケーションから独立して、ディスプレイを介して描画するために、1つ又は複数のグラフィカルユーザインターフェースを生成することができる。
【0112】
[0127]いくつかの例では、グラフィカルユーザインターフェースのうちの異なるグラフィカルユーザインターフェース(ウェブページを介して提供されるか、それとも他の方法で提供されるかにかかわらない)は、特定のユーザが関心をもち得るマテリアルハンドリング設備100の異なる態様に対応する異なるタイプの情報で構成することができる。さらに後述する
図21~
図59は、ウェブサーバ146がホストするいくつかの例示的ウェブページの例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。
図21~
図59は、ウェブページとして説明されるが、他の例では、同じ又は同様のグラフィカルユーザインターフェースを、ウェブアプリケーションではなく、ウェブページから独立した画面上の表示のためのアプリケーションによって生成することができる。
【0113】
[0128]前述のように、コントローラ116、122、124、126、128、130のうちの個々のコントローラは、各々の特定のコントローラによって収集された制限された1組のIOデータ(及びメインサーバによって提供される追加のデータ)に基づいて、メインサーバ132と同じ又は同様の機能を実装することができる。
図11のローカルコントローラ1100(
図1のコントローラ116、122、124、126、128、130のうちのいずれか1つを表す)を実装するための例示的ハードウェア論理、機械可読命令、ハードウェア実装される状態機械、及び/又はこれらの任意の組合せを表す流れ図が、
図16~
図20に示されている。機械可読命令は、
図61に関して以下に論じる例示的プロセッサプラットホーム6100に示されるプロセッサ6112などのコンピュータプロセッサによって実行するための1つ又は複数の実行可能プログラム又は実行可能プログラムの一部分(複数可)とすることができる。プログラムは、CD-ROM、フロッピーディスク、ハードドライブ、DVD、ブルーレイディスク、又はプロセッサ6112に関連付けられたメモリなどの非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたソフトウェアで実施することができるが、別法として、プログラム全体及び/又はプログラムの一部分は、プロセッサ6112以外のデバイスによって実行すること、及び/又はファームウェア若しくは専用のハードウェアで実施することもできる。さらに、例示的プログラムについて、
図16~
図20に示される流れ図を参照して説明するが、別法として、例示的ローカルコントローラ1100を実装する多数の他の方法を使用することもできる。たとえば、これらのブロックの実行順序を変更すること、及び/又は記載のブロックのいくつかを変更、除去、若しくは結合することができる。追加で又は別法として、ブロックのいずれか又はすべては、ソフトウェア又はファームウェアを実行することなく、対応する動作を実行するように構成された1つ又は複数のハードウェア回路(たとえば、離散及び/又は集積アナログ及び/又はデジタル回路、FPGA、ASIC、コンパレータ、演算増幅器(オペアンプ)、論理回路など)によって実装することができる。
【0114】
[0129]前述のように、
図16~
図20の例示的プロセスは、任意の持続時間にわたって(たとえば、長期間にわたって、恒久的に、短いインスタンスに、一時的にバッファリングのために、及び/又は情報のキャッシュのために)情報が記憶される、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ、及び/又は任意の他の記憶デバイス若しくは記憶ディスクなどの非一時的コンピュータ及び/又は機械可読媒体に記憶された実行可能命令(たとえば、コンピュータ及び/又は機械可読命令)を使用して実装することができる。
【0115】
[0130]
図16の例示的プログラムは、ブロック1602から開始し、ブロック1602で、例示的データアナライザ1104は、収集データを監視する。いくつかの例では、収集データは、コントローラ1100によって制御及び/又は監視されている機器及び/又は関連付けられたセンサによって提供されるIOデータを含む。追加で又は別法として、収集データは、メインサーバ132から受信した情報を含むことができる。ブロック1604で、例示的データアナライザ1104は、収集データに関連付けられたIOパラメータを識別する。ブロック1606で、例示的パラメータ値変換器1108は、IOパラメータがアナログであるか、それとも離散形であるかを判定する。IOパラメータが離散形である場合、例示的パラメータ値変換器1108は、IOパラメータの値を状態テキスト又は他のコンテキスト特有状態インジケータに変換する(ブロック1608)。すなわち、2進の0又は1の値ではなく、例示的パラメータ値変換器1108は、その値を、その値によって表されるテキストに基づく状態(たとえば、On、Off、Opened、Closedなど)、又は何らかの他の2進インジケータ(たとえば、2つのアイコンのうちの1つ、2つの色(たとえば、赤色/緑色)のうちの1つ、示す/隠すアイコンなど)に変換することができる。その後、制御は、ブロック1612へ進む。例示的パラメータ値変換器1108が、IOパラメータがアナログであると判定した場合(ブロック1606)、制御は、ブロック1610へ進み、ブロック1610で、例示的パラメータ値変換器1108は、IOパラメータの値を、記述テキスト又は他のコンテキスト特有記述インジケータに変換し、その後、制御は、ブロック1612へ進む。ブロック1608と同様に、ブロック1610における変換は、IOパラメータ値を、IOパラメータ値によって表されるコンテキストに基づいて人間に容易に理解可能なインジケータに変換することが意図される。いくつかの例では、記述インジケータは、テキストに基づく記述、及び/又はエンドユーザに容易に理解できる画像、数字、若しくはアイコンとすることができる。いくつかのアナログに基づく値の場合、パラメータ値変換器1108はまた、記述インジケータの生成に関して1つ又は複数の変換係数を適用することができる。いくつかの例では、ブロック1606~1610を省略することができ、したがってIOパラメータ値は、コンテキスト特有インジケータに変換されない。
【0116】
[0131]ブロック1612で、例示的イベントアナライザ1106は、IOパラメータの値がイベントをトリガするかどうかを判定する。いくつかの例では、イベントは、例示的データベース1112に記憶されたイベント規則に基づいて、特定の値を有する及び/又は特定の閾値を満たす複数の異なるパラメータに基づいてトリガすることができる。したがって、いくつかの例では、ブロック1612における判定は、データアナライザ1104によって監視されている複数のIOパラメータの分析に基づいて行われる。イベントがトリガされた場合、制御は、ブロック1614へ進み、ブロック1614で、例示的イベントアナライザ1104は、トリガイベントが機器の動作に関連付けられているかどうかを判定する。すなわち、メインサーバ132によって識別されたイベントが、ウェブページ及び/若しくは他のグラフィカルユーザインターフェースの更新並びに/又はイベントの特定の個人の通知情報の生成のためのデータの変化に関係するとき、ローカルコントローラ1100は、マテリアルハンドリング設備100内の機器を制御するように実装され、したがって例示的イベントアナライザ1106によって監視されるイベントが、そのような機器の動作に関連付けられる。トリガイベントが機器の動作に関連付けられている場合、制御は、ブロック1616へ進み、ブロック1616で、例示的機器コントローラ1116は、動作を実装する。その後、制御は、ブロック1618へ進む。トリガイベントが機器の動作に関連付けられていない場合(ブロック1614)、制御は、ブロック1618へ直接進む。
【0117】
[0132]ブロック1618で、例示的イベントアナライザ1106は、トリガイベントが通知に関連付けられているかどうかを判定する。トリガイベントが通知に関連付けられている場合、制御は、ブロック1620へ進み、ブロック1620で、例示的通知エンジン1110は、トリガイベントに関する通知を生成する。ブロック1620で、例示的通知エンジン1110は、ディスプレイを介して通知を描画する。いくつかの例では、ディスプレイは、ローカルコントローラ1100に関連付けられたディスプレイ1114に対応する。他の例では、通知は、ローカルコントローラ1100とは別個であるが近傍にあるディスプレイを介して描画することができる。ブロック1624で、例示的通信ボード133は、メインサーバ132へ通知を伝送する。いくつかの例では、ディスプレイを介して描画される通知(ブロック1622)及びメインサーバ132への通知(ブロック1624)は、同じ通知である。他の例では、これらの通知は、同じトリガイベントに関係するが、異なる情報を含むことができる。いくつかの例では、ブロック1622又はブロック1624を省くことができ、したがってブロック1620で生成される通知は、ディスプレイを介して描画され、又はメインサーバ132へ伝送される。
【0118】
[0133]ブロック1626で、例示的データアナライザ1104は、IOパラメータが別のイベントをトリガしたかどうかを判定する。IOパラメータが別のイベントをトリガした場合、制御は、ブロック1614へ戻る。そうでない場合、制御は、ブロック1628へ進む。ブロック1612に戻ると、例示的イベントアナライザ1106が、IOパラメータの値がイベントをトリガしないと判定した場合、制御は、ブロック1628へ直接進む。同様に、例示的イベントアナライザ1106が、トリガイベントが通知に関連付けられていないと判定したとき、制御は、ブロック1618からブロック1628へ直接進む。ブロック1628で、例示的データアナライザ1104は、別のIOパラメータがあるかどうかを判定する。別のIOパラメータがある場合、制御は、ブロック1608へ戻る。そうでない場合、制御は、ブロック1630へ進み、ブロック1630で、プロセスは、継続するべきかどうかを判定する。継続するべきである場合、制御は、ブロック1602へ戻る。そうでない場合、
図16の例示的プロセスは終了する。
【0119】
[0134]
図16は、
図1のコントローラ116、122、124、126、128、130のうちのいずれか1つによって実装することができる例示的な汎用プロセスフローを示すが、
図17~
図19は、対応するドック102に関連付けられた特定のイベントを検出したことに応答してドックコントローラ116によって実装することができる特定のイベント規則及び/又は行動を略述する特有の例示的プロセスを提供する。さらに、
図20は、マテリアルハンドリング設備100内のドアに関連付けられた特定のイベントを検出したことに応答してドアコントローラ122によって実装することができる特定のイベント規則及び/又は行動を略述する特有の例示的プロセスを提供する。別法として、ドック102はドア104を含むので、
図20の例示的プロセスは、ドックコントローラ116によって実装することができる。説明の目的で、
図17~
図20の例示的プロセスの実装形態について、ローカルコントローラ1100を参照して説明する。しかし、様々なコントローラ116、122、124、126、128、130によって収集されたIOデータは、メインサーバ132によって集約されるので、追加で又は別法として、例示的プロセスをメインサーバ132によって実装することもできる。
【0120】
[0135]
図17の例示的プロセスは、ブロック1702から開始し、ブロック1702で、例示的データアナライザ1104は、ドックデータを監視する。前述のように、
図17は、ドックコントローラ116に特有である。したがって、本明細書では、ドックデータは、ドックコントローラ116に利用可能なすべてのデータを指し、ドックコントローラ116に通信可能に結合された機器及び/又はセンサから例示的通信インターフェース1102を介して受信したIOデータ、並びに例示的通信ボード133を介してメインサーバ132から受信したあらゆるデータを含むことができる。ブロック1704で、例示的イベントアナライザは、ドックデータが、トラック/トレーラ(たとえば、
図3及び/又は
図4のトレーラ300)がドック102に存在することを示すかどうかを判定する。この判定を行うために、異なるタイプのドックデータを使用することができる。いくつかの例では、そのような内容を示すドックデータは、トレーラセンサ202からのフィードバックに基づく。追加で又は別法として、トレーラ300の存在は、車両拘束装置110が係合位置にあること、及び/又はドックレベラ108が配備されており、活動状態にあることに基づいて推測することができる。追加で又は別法として、トレーラ300の存在は、トレーラ300が指定のドック102に駐車されたことを報告(クライアントデバイス148を介して)するトラック運転者によって送信されたメッセージを示す情報を転送するメインサーバ132から受信した情報に基づいて判定することができる。
【0121】
[0136]イベントアナライザ1106が、トレーラがドック102に存在しないと判定した場合、制御は、ブロック1706へ進み、ブロック1706で、例示的イベントアナライザ1106は、ドックデータが、ドア(たとえば、ドア104)が非閉鎖状態にあることを示すかどうかを判定する(たとえば、ドアセンサからのフィードバックに基づく)。ドアが非閉鎖状態にある場合、制御は、ブロック1708へ進み、ブロック1708で、イベントアナライザ1106は、出入口バリア(たとえば、バリア106)がドックで利用可能であるかどうかを判定する。出入口バリアが利用可能でない場合、制御は、ブロック1712へ進み、ブロック1712で、例示的通知エンジン916は、潜在的な落下の危険を示す通知を生成する。いくつかの例では、通知の生成は、たとえば表示画面117などのコントローラ116にローカルの画面を介して通知を描画することを伴うことができる。追加で又は別法として、通知を生成することは、通知をメインサーバ132へ伝送して、通知を特定の受信者へ分散させること、並びに/又は1つ若しくは複数の当該ウェブページ及び/若しくは他のグラフィカルユーザインターフェースを介して通知を示す通知及び/若しくはグラフィックスを描画することを伴うことができる。前述のように、いくつかの例では、メインサーバ132は、そのような内容に関するコントローラ116からの明確な通信なく、この通知を生成する必要があるかどうかを判定するように、
図17の例示的プロセスを独立して実装することができる。通知を生成した後、制御は、ブロック1714へ進む。ブロック1708に戻ると、出入口バリア106が利用可能である場合、制御は、ブロック1710へ進む。ブロック1710で、例示的イベントアナライザ1106は、ドックデータが、出入口バリア106が出入口内の開口を阻止している(ブロック1704の判定により、ドアが非閉鎖状態にあるため)ことを示すかどうかを判定する。出入口バリア106が開口を阻止している場合、バリア106が落下の危険からの保護として働くため、通知を生成する必要はない。したがって、制御は、ブロック1714へ直接進む。しかし、バリア106が開口を阻止していない場合、制御は、ブロック1712へ進み、前述の通知を生成する。
【0122】
[0137]ブロック1714で、例示的イベントアナライザ1106は、ドックデータが、ドックにトレーラが割り当てられていないことを示すかどうかを判定する。いくつかの例では、この判定は、メインサーバ132からドックコントローラ116に提供されるドック割当て情報に基づいて行われ、メインサーバ132は、ドック管理システム(たとえば、ドック管理システム502)から情報を受信することができる。ドックにトレーラが割り当てられていない(ただし、ブロック1704の判定により、トレーラが存在することが検出された)場合、制御は、ブロック1716へ進み、ブロック1716で、例示的通知エンジン1110は、トレーラ300が誤ったドックにあることを示す通知を生成する。その後、制御は、ブロック1718へ進む。ドックにトレーラが割り当てられている場合、制御は、ブロック1718へ直接進む。
【0123】
[0138]ブロック1718で、例示的イベントアナライザ1106は、ドックデータが、車両拘束装置(たとえば、車両拘束装置110)がオーバーライドモードにあることを示すかどうかを判定する。車両拘束装置がオーバーライドモードにある場合、制御は、ブロック1720へ進み、ブロック1720で、例示的機器コントローラ116は、外部ライトインジケータ(たとえば、ライトインジケータ206)を、トラックトレーラを動かすべきではないことを示す状態(たとえば、赤色光)に切り換える。ブロック1722で、例示的イベントアナライザ1106は、ドックデータが、トラックトレーラがドックに存在しなくなったことを示すかどうかを判定する。トラックトレーラがドックに存在しなくなった場合、制御は、ブロック1724へ進み、ブロック1724で、例示的通知エンジン1110は、赤色光での潜在的な撤退を示す通知を生成する。その後、制御は、ブロック1726へ進む。トレーラがドック(ブロック1722)にまだ存在する場合、制御は、ブロック1726へ直接進む。ブロック1726で、例示的プロセスは、継続するべきかどうかを判定する。継続するべきである場合、制御は、ブロック1702へ戻る。そうでない場合、
図17の例示的プロセスは終了する。
【0124】
[0139]
図18の例示的プロセスは、ブロック1802から開始し、ブロック1802で、例示的データアナライザ1104は、ドックデータを監視する。ブロック1804で、例示的イベントアナライザ1106は、ドックデータが、トラックトレーラ内で活動が感知されたことを示すかどうかを判定する。いくつかの例では、この判定は、トレーラ300内の動きを監視する例示的運動センサ204からのフィードバックに基づいて行われる。トレーラ内で活動が感知された場合、制御は、ブロック1806へ進み、ブロック1806で、例示的イベントアナライザは、タイマをゼロに設定する。その後、制御は、ブロック1802へ戻る。トレーラ300内で活動が感知されない場合、制御は、ブロック1808へ進み、ブロック1808で、例示的イベントアナライザ1106は、タイマが開始しているかどうかを判定する。タイマが開始していると判定しなかった場合、イベントアナライザ1106は、ブロック1810でタイマを開始する。その後、制御は、ブロック1812へ進む。ブロック1808の判定により、タイマがすでに開始している場合、制御は、1812へ直接進む。ブロック1812で、例示的イベントアナライザ1106は、タイマが閾値(たとえば、5分、10分、15分、積荷、運送業者、及び/又は設備特有のデータに基づいて設定又は計算された時間など)を超過したかどうかを判定する。タイマが閾値を超過した場合、制御は、ブロック1814へ進み、ブロック1814で、例示的通知エンジン1110は、トレーラ300に活動がないこと示す通知を生成する。その後、制御は、ブロック1816へ進む。時間が閾値を超過していない場合(ブロック1812)、制御は、ブロック1816へ直接進む。ブロック1816で、例示的プロセスは、継続するべきかどうかを判定する。継続するべきである場合、制御は、ブロック1802へ戻る。そうでない場合、
図18の例示的プロセスは終了する。
【0125】
[0140]
図19の例示的プロセスは、ブロック1902から開始し、ブロック1902で、例示的データアナライザ1104は、ドックデータを監視する。ブロック1904で、例示的イベントアナライザ1106は、ドックデータが、手動開始式(すなわち、選択的開始式)アクチュエータのユーザ起動を示すかどうかを判定する。手動開始式アクチュエータは、ユーザがボタンを押したこと、タッチスクリーン上のオプションを選択したこと、及び/又は任意の他の好適な手段に基づいて、ユーザによって起動することができる。特有の例として、ユーザは、ドア104を開放若しくは閉鎖すること、車両拘束装置110を係合若しくは係合解除位置へ動かすこと、及び/又はレベラ108をアクティブ位置へ延ばすこと、若しくは格納位置へ後退させることを求めることができる。ユーザが手動開始式アクチュエータを起動していない場合、制御は、ブロック1902へ戻る。ユーザが手動開始式アクチュエータを起動している場合、制御は、ブロック1906へ進み、ブロック1906で、例示的イベントアナライザ1106は、アクチュエータに関連付けられた動作が連動関係によって防止されるかどうかを判定する。連動関係は、ユーザが実装しようとする特定の動作に応じることができる。たとえば、ドアの開放は、トレーラ300が存在すること及び/又は車両拘束装置110がトレーラ300に係合されることによって連動又は調整することができる。すなわち、トレーラ300が存在すること及び/又は拘束装置110が係合位置にあることが感知されるまで、ドアの開放は防止される。さらに、レベラ108の動作も、ドア104で連動又は調整することができる。すなわち、レベラは、ドア104が開放されてはじめて起動することができる。これらの連動関係により、ドックにおける安全性を維持するために、正しい動作順序に従うことが確実になる。イベントアナライザ1106が、ブロック1906で、動作を防止する連動関係がないと判定した場合、制御は、ブロック1908へ進み、ブロック1908で、機器コントローラ1116は、アクチュエータに関連付けられた動作を実装する。その後、制御は、ブロック1912へ進む。
【0126】
[0141]ユーザが、特定の動作を誤った順序で実装しようとした場合、又は連動関係が何らかの他の理由で動作を防止したとき、連動は、動作を行うことを防止する。これにより、ユーザ及び関与する任意の他の職員の安全性が確実になる一方、動作を実装しようとするユーザの行動は、ユーザが正しい動作順序を理解していないこと、及び/又は正しい動作順序を単に無視していることを示すことができる。これは、ユーザが訓練を受ける必要を示すことができる。しかし、連動のため、ユーザがアクチュエータを開始しようとした結果として実際には何も起こっていないことから、この挙動を追跡して、そのような必要に気付かせるための方法はない。しかし、本明細書に開示する例は、その課題も克服する。特に、イベントアナライザ1106が、連動関係のために動作が防止されたと判定したとき、制御は、ブロック1910へ進み、ブロック1910で、例示的通知エンジン1110は、動作の不適切な開始を示す通知を生成する。いくつかの例では、そのようなイベントを時間とともにログ及び追跡(たとえば、メインサーバ132によって)して、イベントが別個のインシデントであったか、それとも再発した問題であったかを判定し、ドックの管理者又は他の職員が、確立された手順とは異なる動作を実装しようとしたあらゆる人に訓練を提供する潜在的な必要を識別することを可能にすることができる。その後、制御は、ブロック1912へ進む。ブロック1912で、例示的プロセスは、継続するべきかどうかを判定する。継続するべきである場合、制御は、ブロック1902へ戻る。そうでない場合、
図19の例示的プロセスは終了する。
【0127】
[0142]
図20の例示的プロセスは、ブロック2002から開始し、ブロック2002で、例示的データアナライザ1104は、ドックデータを監視する。ブロック2004で、例示的イベントアナライザ1106は、ドア104が開き、次いで再び閉じるドアサイクルを検出する。ブロック2006で、例示的イベントアナライザ1106は、ドアデータが、ドアサイクル中に出入口を物が通過したことを示すかどうかを判定する。出入口を物が通過した場合、制御は、ブロック2010へ進む。出入口を何も通過していない場合、制御は、ブロック2008へ進み、ブロック2008で、例示的通知エンジン1110は、ドア104の誤起動を示す通知を生成する。その後、制御は、ブロック2010へ進む。ブロック2010で、例示的プロセスは、継続するべきかどうかを判定する。継続するべきである場合、制御は、ブロック2002へ戻る。そうでない場合、
図20の例示的プロセスは終了する。
【0128】
[0143]
図16~
図20の例示的プロセスについて、
図11のローカルコントローラ1100を参照して説明したが、追加で又は別法として、
図16~
図20の例示的プロセスは、対応するコントローラ116、122、124、126、128、130から受信したIOデータに基づいて、メインサーバ132によって実装することもできる。すなわち、いくつかの例では、
図9の例示的データアナライザ906、例示的パラメータ値変換器910、例示的イベントアナライザ912、及び例示的通知エンジン916は、対応する
図11の例示的データアナライザ1104、例示的パラメータ値変換器1106、例示的イベントアナライザ1106、及び例示的通知エンジン1110に関して
図16~
図20に説明する対応する機能及び/又は動作を実行することができる。
【0129】
[0144]
図21は、特定のユーザにとって関心があり得るマテリアルハンドリング設備100の動作及び/又は条件に関連付けられた要約情報を提供する概要ウェブページ2100によって提示される例示的グラフィカルユーザインターフェースである。特に、概要ウェブページ2100は、例示的ドック及びヤード要約ブロック2102、例示的エネルギー要約ブロック2104、例示的安全性要約ブロック2106、例示的整備及び資産管理要約ブロック2108、例示的イベントログ2110、並びに例示的ビデオログ2112を含む。
【0130】
[0145]例示的ドック及びヤード要約ブロック2102は、マテリアルハンドリング設備100のドック102に現在駐車されているトレーラの数及び場所の要約を提供する。ドック及びヤード要約ブロック2102は、ドック102並びに/又はドックにおけるトレーラの関連付けられた荷積み及び荷降しに関してトリガされたアクティブの警報及び/又は関連付けられたイベントの数の指示を含むことができる。いくつかの例では、ドック及びヤード要約ブロック2102は、さらに後述する
図23~
図43及び
図47~
図50に示されるものなどの1つ又は複数の他のウェブページへのリンクを提供する。
【0131】
[0146]例示的エネルギー要約ブロック2104は、マテリアルハンドリング設備100及び/又はマテリアルハンドリング設備の特定の部分によって消費されたエネルギーの量の要約を提供する。そのような情報は、マテリアルハンドリング設備100が1つ又は複数の冷蔵室を含む場合に有用となり得る。いくつかの例では、エネルギー要約ブロック2104は、消費されたエネルギーが予想より多いか、それとも少ないかを示すために、閾値に対する消費されたエネルギーの量の指示を提供する。消費されたエネルギーが予想より多い場合、これは、1つ又は複数の冷凍室の1つ又は複数のドア(
図1の対応するドアコントローラ122によって監視及び制御される)があまりに長く及び/又はあまりに頻繁に開かれており、その結果、エネルギーの損失を招く可能性があることを示すことができる。いくつかの例では、これらのシナリオは、トリガすることができる設定可能なイベント及び/又は警報に関連付けられている。いくつかのそのような例では、エネルギー要約ブロック2104は、トリガされたアクティブの警報及び/又は関連付けられたイベントの数の指示を含む。いくつかの例では、エネルギー要約ブロック2104は、さらに後述する
図45及び
図46に示される例示的ウェブページなど、冷凍室、冷凍室に関連付けられたドア、及び/又はマテリアルハンドリング設備100内のエネルギー消費に関連する他の物品に関する追加の詳細を提供する1つ又は複数の他のウェブページへのリンクを提供する。
【0132】
[0147]例示的安全性要約ブロック2106は、安全性条件並びに/又は潜在的な安全性リスクを示す検出されたイベント及び/若しくは警報の要約を提供する。安全性イベントは、ドック102におけるトレーラの荷降し及び荷積み(たとえば、車両拘束装置110がトレーラを定位置に固定しているかいなかにかかわらない)、並びに/又はマテリアルハンドリング設備100内の材料の動き及び取扱い(たとえば、衝突及び/又はニアミス)に関係することができる。いくつかの例では、安全性要約ブロック2106は、さらに後述する
図50~
図56に示されるものなど、1つ又は複数の他のウェブページへのリンクを提供する。
【0133】
[0148]例示的整備及び資産管理要約ブロック2108は、マテリアルハンドリング設備100で使用される機器資産に対する整備、修理、及び/又は保証に関係する情報の要約を提供する。いくつかの例では、整備及び資産管理要約ブロック2108は、さらに後述する
図57~
図59に示されるものなど、1つ又は複数の他のウェブページへのリンクを提供する。
【0134】
[0149]例示的イベントログ2110は、発生時間、イベントの簡単な説明、及び/又は検出されたイベントに関連付けられたビデオセグメントへのリンクを含む要約情報とともに、マテリアルハンドリング設備100内でトリガされたイベントのリストを提供する。例示的ビデオログ2112は、捕捉された最近のビデオセグメントのリスト、及びマテリアルハンドリング設備100で検出されたイベントとの関連付けを提供する。いくつかの例では、イベントログ2110及び/又はビデオログ2112は、要約ブロック2102、2104、2106、2108から独立して、別個のウェブページに提供することができる。
【0135】
[0150]
図22は、特定のユーザにとって関心があり得るマテリアルハンドリング設備100の動作及び/又は条件に関連付けられた要約情報を提供する概要ウェブページ2200によって提示される別の例示的グラフィカルユーザインターフェースである。
図1の概要ウェブページ2100と同様に、
図22の例示的概要ウェブページ2200は、例示的ドック及びヤード要約ブロック2202、例示的エネルギー要約ブロック2204、例示的安全性要約ブロック2206、並びに例示的整備及び資産管理要約ブロック2208を含む。
図22に説明されている例に示されるように、要約ブロック2202、2204、2206、2208は、前述の
図21の要約ブロック2102、2104、2106、2108に類似の情報を示す。さらに、
図22の要約ブロック2202、2204、2206、2208のうちの特定の要約ブロックを選択することによって、より詳細な情報を提供する他のウェブページへユーザを誘導することができる。
【0136】
[0151]
図23は、例示的ドック監視ウェブページ2300によって提示される例示的グラフィカルユーザインターフェースである。説明されている例に示されるように、ドック監視ウェブページ2300は、例示的現在期間要約ブロック2302、例示的履歴利用要約ブロック2304、及び例示的履歴荷積み時間要約ブロック2306を含む。例示的現在期間要約ブロック2302は、現在の期間(たとえば、当日)中に荷積み及び/又は荷降しされるように予定された入ってくる及び/又は出ていくトレーラの数、荷積み及び/又は荷降しが完了した入ってくる及び/又は出ていくトレーラの数、並びに荷積み又は荷降しが現在進行中のトレーラの数を提示する。さらに、例示的現在期間要約ブロック2302は、現在の期間に対するすべてのトレーラの進捗の指示を提供する。例示的履歴利用要約ブロック2304及び例示的履歴荷積み時間要約ブロック2306は、マテリアルハンドリング設備100内のドックの利用の指示、並びに指定の履歴期間(たとえば、前日、先週、先月、個別の期間)においてトレーラを荷積み及び/又は荷降しするのにかかる平均時間の指示を提供する。いくつかの例では、履歴期間は、ユーザが選択することができる。さらに、説明されている例に示されるように、ドック監視ウェブページ2300は、マテリアルハンドリング設備100内の個々のドックに対する利用及び荷積み時間を含むテーブル2308を提供する。
【0137】
[0152]
図24は、例示的ドック監視ウェブページ2400によって提示される例示的グラフィカルユーザインターフェースである。説明されている例に示されるように、ドック監視ウェブページ2400は、ドックコントローラ116及び/又はメインサーバ132と通信している他のデバイスからメインサーバ132によって収集されたデータに基づいて判定されるマテリアルハンドリング設備100の一連のドック102の条件を表す一連のグラフィックス、アイコン、及び/又は関連付けられた情報を含む。たとえば、トレーラセンサ202が、対応するドックにおけるトレーラの存在を示す信号を検出及び/又は生成したとき、ドック監視ウェブページ2400内の対応するドックにトレーラアイコン2402が示される。いくつかの例では、トレーラアイコン2402の隣(たとえば、
図24の第9のドックに関して示される積荷識別参照2403によって識別されるトレーラアイコンの上)には、運送業者コード、運送会社名、積荷番号、及びトレーラ番号も識別することができる。トレーラアイコン2402又は積荷識別参照2403は、アクティブリンクとすることができ、選択されると、特定の積荷に関係する情報を含む別のウェブページ若しくはウィンドウ/ポップアップへ再誘導し又はそのようなウェブページ若しくはウィンドウ/ポップアップを開く。
図24Bに示されるように、積荷識別参照に隣り合う記号/アイコンも、同様に機能することができる。いくつかの例では、特定のドックでトレーラが検出又は検証された後(たとえば、トレーラセンサ202からのフィードバックに基づく)、メインサーバは、運転者から収集された運送業者及びトレーラ番号情報を検索し(さらに後述する)、その情報を描画のためにドック監視ウェブページ2400へプッシュする。別法として、これは、トレーラを特定の荷積みドックに割り当てるときに行うことができる。
【0138】
[0153]トラクタユニットアイコン2406がトレーラアイコン2402とともに表されるかどうかは、トレーラ(たとえば、
図24のドック4の監視されるトレーラ)から納入されたか、それともトレーラが実際に荷積み/荷降しされるか(たとえば、
図24のドック3のトレーラ)に関して、別個のセンサからのフィードバック及び/又はチェックインするときにトラック運転者若しくは運送業者によって提供される入力に基づくことができる。トレーラがアクティブに荷積み又は荷降しされていない状況では(納入若しくは監視された積荷であるか、それとも実際の積荷であるかにかかわらない)、対応するドック(たとえば、説明されている例ではドック12)に、駐車トレーラアイコン2404を「駐車」インジケータ又はトレーラスタンドアイコンとともに示すことができる。いくつかの例では、物流職員は、駐車トレーラアイコン2404の隣に示すことができる特定の名称を駐車トレーラに割り当てる。
【0139】
[0154]いくつかの例では、冷凍インジケータ2401が、冷凍又は温度制御される積荷に対応して、トレーラアイコン2402に関連付けられる。説明されている例では、温度制御インジケータ2401は雪片であるが、任意の他のインジケータとすることもできる。たとえば、いくつかの例では、温度制御インジケータ2401は、トレーラアイコン2402及び/又はトラクタユニットアイコン2406を、青色若しくは赤色のバー、輪郭、及び/又は充填で描画することによって表される。いくつかの例では、温度制御インジケータ2401に関するドック監視ウェブページ2400には、それぞれのトレーラに関する温度センサからのフィードバックに基づいて、トレーラの現在温度インジケータ2405も示される。いくつかの例では、現在温度インジケータ2405は、温度制御インジケータ2401として働くことができる。いくつかの例では、メインサーバ132は、閾値温度又は温度範囲の上限及び下限閾値に対して現在の温度を監視する。温度が閾値温度を上回った場合、若しくは下回った場合、又はその範囲から外れた場合、メインサーバは、指定のドックにおけるトレーラ温度が閾値を上回った若しくは下回った、又は許容できる範囲から外れたという物流オフィスにいるドック管理者への警報又は通知を生成することができる。このようにして温度を監視することで、ドック管理者がトレーラ内の製品を荷降しするためのコールドチェーンを維持することを助けることができる。いくつかの例では、例示的ドック監視ウェブページ2400を介して、トレーラ及び/又はマテリアルハンドリング設備100内の個々のパレット及び/又は他の貨物ユニット若しくは区分(たとえば、隔壁によって分割される)の温度を表示すること、及び/又は表示するためにアクセス可能とすることができる。
【0140】
[0155]いくつかの例では、荷積み及び/又は荷降しのためにトレーラで設備に到着した運転者は、
図25に示される例示的運転者チェックインウェブページ2500へのアクセスを提供する
図1のクライアントデバイス148のうちの1つに対応するキオスクでチェックインすることができる。すなわち、いくつかの例では、キオスクは、マテリアルハンドリング設備100の作業者によって維持されるクライアントデバイス148を備える。追加で又は別法として、運転者は、自身のスマートフォン又は他の携帯用デバイス(たとえば、異なるクライアントデバイス148に対応する)を使用して、運転者チェックインウェブページ2500にアクセスすることができる。いくつかの例では、
図25に示されるように、運転者は、移動電話番号を提供することができ、次いでこの移動電話番号は、命令の提供及び/又はトラックの荷積み及び/若しくは荷降しの状態の指示のためのテキストメッセージを運転者へ伝送するために使用される。たとえば、運転者は、
図25に説明されている例に示されるエントリフィールドを完成させることができる。説明されている例に示されるように、冷凍又は温度制御されたトレーラの場合、トレーラの現在の温度を入力するように運転者に促すことができる。別の例示的運転者チェックインウェブページ2600が、
図26に説明されている例に示されている。
【0141】
[0156]運転者が情報を提出した後、メインサーバ132は、チェックイン情報が受信され、物流オフィスへ送信されたことを確認する第1の通知を、ウェブページに直接生成することができる。この通知は、ドック割当てに関してドック状態ページを確認するように、運転者にさらに命令することができる。追加で又は別法として、運転者が移動電話番号を含めた場合、メインサーバ132は、テキストメッセージを介して、チェックイン情報の受信を確認し、ドック割当てを含む次のテキストメッセージが送信されることを示す命令及び/又は確認を伝送することができる。
【0142】
[0157]確認通知を運転者に提供することに加えて、前述の新しいチェックイン情報を受信した後、メインサーバ132は、新しい到着及び新しいドック割当ての必要について物流オフィスのドック管理者(又は他の職員)に知らせるための別個の通知を生成する。いくつかの例では、この通知は、ユーザ(たとえば、ドック管理者)がトラックを特定のドックに割り当てるための当該情報及びオプションとともに
図24のドック監視ウェブページ2400に現れるチェックインポップアップ2407である。ユーザがドックを割り当てることを選んだ場合、
図27に示されるように、ドック割当てウェブページ2700が、利用可能なドックのリストを提供するドック割当てポップアップ2702とともに現れることができる。いくつかの例では、利用可能なドックのリストは、トレーラの存在を感知しておらず、異なるトラックに対して他の形で予定されていないドックに対応する。
【0143】
[0158]いくつかの例では、特定のドックにトラックが割り当てられた後、運転者チェックインウェブページ2500、2600及び/又は別の類似のウェブページを介して、情報を運転者へ再び搬送することができる。いくつかのそのような例では、運転者に関係し得る設備関連情報(たとえば、ドックが冷たいという指示、すべてのドックにおける現在の活動に基づいたトラックの荷積み/荷降しの完了時間の推定、並びにドックで働いている利用可能なマテリアルハンドリング機器及び/又は職員)を、運転者による再調査のためにウェブページへプッシュすることができる。したがって、いくつかの例では、本開示の教示によれば、運転者及びドック管理者(又は他の職員)は、当該情報を互いに実質上リアルタイムで通信することができる。
【0144】
[0159]
図24のいくつかの例では、ドックにトレーラを割り当てる必要があるというドック管理者への通知は、たとえば照明する、見えるようになる、及び/又は他の形で外観を変化させるベルアイコン2408など、自動ポップアップ以外の視覚インジケータを含むことができる。いくつかのそのような例では、ユーザがベルアイコン2408を選択したとき、
図28に示されるように、割当てタブにチェックイン情報を含むドック及びトレーラキューポップアップ2800が現れることができる。いくつかの例では、運転者によって入力されたトレーラ温度が特定の温度閾値を上回る場合、ポップアップ2800は、トレーラの過熱の警報を含むことができる。追加で又は別法として、メインサーバ132は、ドック管理者並びに/又は出荷及び受取り管理者への別個の通知を伝送して、トレーラの過熱を報告し、たとえば出荷の拒否によって問題に対処することができる。いくつかの例では、ドック及びトレーラキューポップアップ2800の割当てタブは、割当てに利用可能なドックのみをリスト化したドロップダウンセレクタ2802を含む。すなわち、ドロップダウンセレクタ2802は、ドック監視ウェブページ2400に示されるドックのうち、すでにトレーラが割り当てられたドックはリスト化しないはずである。前述のように、メインサーバ132は、ドック(たとえば、車両拘束装置が係合される)に関連付けられたトレーラセンサ及び/又は何らかの他のセンサ若しくはデバイスに基づいて、トレーラに特定のドックが関連付けられているかどうかを判定する。したがって、見ることができるように、メインサーバは、データを収集し、異種の場所から取得したデータを分析することによって、ドックの管理を円滑にすることが可能である。これは、本明細書に開示するマテリアルハンドリング設備の技術環境でのみ可能であり、ドックにおけるセンサがそれぞれのドックコントローラ116によって監視され、ドックコントローラ116はメインサーバ132に報告し、サーバはまた、チェックイン情報を提供する運転者からのネットワーク通信を受信し、収集した情報を物流職員へ伝送して、新しいトラックをどこに割り当てるかの判定を行うことが可能である。
【0145】
[0160]特定のドックが選択され、トレーラに割り当てられた後、メインサーバ132は、その行動に対するタイムスタンプを生成し、複数の通知を再び生成することができ、それらの通知は適当な受信者へ伝送され、適当なウェブページインターフェースを更新する。たとえば、トレーラが割り当てられたことを確認するドック割当てを行った物流職員によって見られるウェブページに、第1の通知を表示することができる。別個に、メインサーバ132は、割り当てられたドックに関してトレーラに関連付けられた詳細(たとえば、運送業者名、顧客名、トレーラ番号など)をドックコントローラ116へ伝送し、表示画面117を介してその情報を表示することができる。さらに、いくつかの例では、メインサーバ132は、割り当てられたドックを示す別のテキストメッセージをトラック運転者へ伝送することができる。いくつかの例では、テキストメッセージは、ドックが位置する方向、チェックイン時間を示すタイムスタンプ、及び/又は任意の他の好適な情報(たとえば、予定された予約の時間)を含むことができる。いくつかの例では、メインサーバ132は、ドック監視ウェブページ2400を更新する。特に、ドックが割り当てられた場合、トラック運転者がトレーラをドックの定位置へ動かすには短い期間がかかる可能性がある。したがって、いくつかの例では、
図24の第2のドックに示される「トレーラ待ち」というメッセージ2410などの指示を提供して、ドックは割り当てられたがトレーラはまだ到着していないことを示す。トレーラが検出された後、メインサーバ132は、ドック監視ウェブページ2400を再び更新して、トレーラアイコン2402を示す。いくつかの例では、トレーラが最初に検出されたとき、第2のタイムスタンプが生成される。このようにして、最初のチェックイン(たとえば、ドック割当て)とドックへのトレーラの実際の到着との間の時間を監視することができる。これにより、マテリアルハンドリング設備の所有者によって課される延滞料金の適当な判定を円滑にすることができる。
【0146】
[0161]トレーラは、そのトレーラが割り当てられなかったドックに位置決めされることもある。いくつかのそのような例では、ドックでトレーラが検出されたが、そのドックにはトレーラが割り当てられていない場合、メインサーバ132は、警報を生成し、
図24に説明されている例ではドック8に示されるように、「割り当てられていない」というインジケータ2412を表示することができる。いくつかの例では、インジケータ2412は点滅して、トレーラが誤ったドックにあることに関して物流作業者の注意を引くことができる。いくつかの例では、作業者が警報を認めた後、及び/又は他の方法でアラームを消し若しくは回避した後、点滅を停止することができる。いくつかの例では、トレーラを受け入れるように割り当てられていないドックでトレーラが検出されたとき、追加の行動をとることもできる。たとえば、ドックドアは、セキュリティ方策として、開けることができないように連動させることができる。追加で又は別法として、ドックにおけるアラーム信号は、運転者及び/又はトレーラが存在するはずのないドックにいる他の職員に知らせるために作動させることができる。前述の内容と同様に、アラーム信号は、人物がアラームを認めたとき、アラームを消したとき、アラームを回避したとき、及び/又は他の方法でアラームに応答したとき、切ることができる。
【0147】
[0162]いくつかの例では、トレーラが正しいドックに位置決めされた後、車両拘束装置110が起動され、トレーラを定位置で固定する。車両拘束装置110が活動状態(トレーラに係合する)にあるか、オーバーライド状態にあるか、それとも格納状態(トレーラに係合していない)にあるかは、例示的ドック監視ウェブページ2400に拘束信号アイコン2414によって表すことができる。いくつかの例では、拘束信号アイコン2414は、
図2に示されるライトインジケータ206に一致及び/又は類似し、拘束信号が、車両拘束装置110がアクティブであり、又はオーバーライドモードにあることを示すときはいつでも、赤信号(たとえば、赤色光)を提供し、車両拘束装置がアクティブでなく、又は格納位置にあるときは、青信号(たとえば、緑色光)を提供する。いくつかの例では、イベント規則は、
図24の例示的ドック監視ウェブページ2400の第1のドックの場合、特定のドックでトレーラの存在が感知されたが、車両拘束装置110がアクティブではなく、トレーラに係合されていないとき、警報をトリガすることができる。そのような例では、対応するドックに隣り合って、警報アイコン2416を表示することができる。いくつかの例では、ユーザ(たとえば、物流作業者)が警報アイコン2416をクリックしたとき、警報に関連付けられたトリガイベントに関する追加の詳細がポップアップすることができる。いくつかの例では、イベントに関して捕捉されたビデオセグメントがポップアップし、自動的に再生を開始することができる。
【0148】
[0163]
図24に説明されている例では、ドック監視ウェブページ2400は、対応するドックにあるドア104が閉じているか(たとえば、
図24に表される第1及び第2のドックに表される)、それとも開いているか(たとえば、
図24に表される第3及び第4のドックに表される)を図示するためのドアアイコン2418を含む。いくつかの例では、ドア104は、ドアが少なくとも部分的に開いている(たとえば、閉じていない)限り、開いているものとして表されている。ドアが閉じているか、それとも開いている(たとえば、閉じていない)かは、センサフィードバックに基づいて判定することができ、センサフィードバックは、関連付けられたドックコントローラ116に提供され、次にメインサーバ132へ報告される。すなわち、いくつかの例では、ドックコントローラ116が、ドアを開放するためのコマンド(たとえば、フォークリフト作業者又はドアに近い他の人物から)を受信及び実行した後、ドア104に関連付けられたセンサ(たとえば、リミットスイッチ)が、ドアが開いたことを示す出力を生成することができる。ドックコントローラ116がこのセンサフィードバックを受信した後、ドックコントローラ116は、ドアが開いていることを示すネットワーク通信(たとえば、IOメッセージ)をメインサーバへ伝送する。そのようなメッセージを受信した後、メインサーバ132は、ドック監視ウェブページ2400を更新し(たとえば、そのような情報に加入するウェブページのすべてのアクティブインスタンスへのプッシュ通知を介して)、したがってドアアイコン2418は、対応するドックにあるドアが開いていることを図示する。ドアが開いていることをドックコントローラ116が報告するのと実質上同時に、ドックコントローラ116は、トレーラ内で運動が検出されたことを示すフィードバック(トレーラ内で動き回っている1人又は複数の作業員の存在を示す可能性が高い)を、トレーラに面している運動センサ204から受信することができる。いくつかの例では、運動センサ204が、トレーラ内の作業員の存在を検出したとき、ドックコントローラ116は、第2のネットワーク伝送(たとえば、IOメッセージ)をメインサーバ132へ送信する。この第2のメッセージに応答して、メインサーバ132はトレーラ内で人が検出されたことを表すために、開放ドアアイコン2418(
図24に第5のドックに関して示される)内にフォークリフトアイコン2420を含むように、ドック監視ウェブページ2400を再び更新することができる。いくつかの例では、閾値期間にわたってトレーラ内で運動が感知されなかった場合、メインサーバ132は、トレーラ内で誰も作業していないと推測し、したがってフォークリフトアイコン2420を除去することができる。
【0149】
[0164]さらに、いくつかの例では、
図1~
図4のバリア106に関連付けられたセンサフィードバックが、バリアがドアの出入口でアクティブ使用中であることを示すとき、ドアに対応するドアアイコン2418にバリアアイコン2422を描画することができる。バリアアイコン2422は、ドアアイコン2418が、ドアが閉じていることを示すとき(
図24の第6のドック)、又はドアが開いているとき(
図24の第9のドック)、描画することができる。
【0150】
[0165]いくつかの例では、各トレーラが対応するドックに駐車されている持続時間が、
図24に説明されている例に図示されており、トレーラアイコン2402にタイマ2424が表示される。いくつかの例では、
図24のドック監視ウェブページ2400にタイマ2424によって表される時間は、
図3に関して図示及び説明されるように、ドックに位置するタイミングインジケータ306によって示される時間に対応する(たとえば、同期される)。いくつかの例では、タイミングインジケータ306及びタイマ2424は、
図25又は
図26の運転者チェックインウェブページ2500、2600を介して運転者がチェックインしたことに応答して自動的に開始される。他の例では、タイマ2424は、別の入力及び/又は入力の組合せに基づいてトリガされる。たとえば、タイマ2424は、追加で及び/又は別法として、存在検出器112がドックにおけるトレーラの存在を検出したとき、車両拘束装置110がトレーラに係合するように起動されたとき、ドア104が最初に開放されたとき、及び/又はドックレベラ108が起動され、トレーラ内へ延ばされたときのうちの少なくとも1つに基づいてトリガすることができる。いくつかの例では、タイマを開始するための特定のトリガ(複数可)をユーザが設定することができる。いくつかの例では、トリガ(複数可)は、全体的に(たとえば、すべてのドック又は選択された1群のドックに対して)定義することができ、又は別個のドックに対して個々に設定することができる。いくつかの例では、タイマ2424に対するトリガは、何らかの他のユーザ定義パラメータに依存することができる(たとえば、異なる運送業者に対して異なるトリガ(複数可)を定義することができる)。
【0151】
[0166]追加で又は別法として、いくつかの例では、トレーラの荷積み及び/又は荷降しのために予期の持続時間に対して設定された閾値荷積み/荷降し時間に向かって時間が進むにつれてトレーラアイコン2402の長さにわたって前進するタイマプログレスバー2426が、トレーラアイコン2402に表示される。説明されている例では、閾値時間は、2時間のデフォルト持続時間に設定される。しかし、他の例では、閾値荷積み/荷降し時間は異なり得る。さらに、いくつかの例では、異なるトレーラに対して、並びに/又はチェックインウェブページ2500を介して運転者によって提供される特有の情報に基づいて、並びに/又は運送業者、顧客、及び/若しくは連絡先情報に基づいて、異なる閾値荷積み/荷降し時間を設定することができる。たとえば、いくつかの例では、運転者は、閾値時間を調整するために使用することができるタイムセンシティブ情報(たとえば、運転者の作業スケジュール、及び運転者の現在の勤務時間にどれだけの時間が残っているか)及び/又は荷積み関連情報(たとえば、トラックに荷降しするべき材料がどれだけ積載されているか)を提供することができる。いくつかの例では、閾値時間は、そのような運転者入力に基づいて自動的に調整することができる。他の例では、そのような運転者入力は、荷積み及び/又は荷降ししている他のトラックを考慮して、特定のトラックに対する閾値時間が利用可能な資源に基づいて調整されるべきであるかどうかを評価するために、ドック管理者へ提供することができる。いくつかの例では、タイマが閾値荷積み/荷降し時間に近づくと(たとえば、閾値時間が残り30分未満である、時間の75%が経過したなど)、説明されている例に第4のドックと第5のドックとの違いによって表されるように、タイマプログレスバー2426の外観が変化することができる(たとえば、緑色から黄色へ、点滅、及び/又は太くなるなど)。さらに、タイマプログレスバー2426の外観は、説明されている例で第9のドックに関して表されるように、閾値荷積み/荷降し時間に到達した後、及び/又は閾値荷積み/荷降し時間を超過した後、再び変化することができる(たとえば、赤色へ、点滅、及び/又は太くなるなど)。いくつかの例では、
図3のタイミングインジケータ306のディスプレイでも同じ色変化方式が実装され、したがってドックで作業している職員は、物流オフィスで見るドック監視ウェブページ2400で表されるものと同じインジケータを有する。
図24によって表されるように、複数のドックに対して統合された方式で視覚タイマを提供することで、ドック管理者及び/又は他の職員が、荷積み及び/又は荷降しが遅れている可能性のあるトレーラを識別することが可能になる。その結果、ドック管理者は、資源を迅速に再び割り当てて、特定のドックにおけるプロセスを加速させ、延滞料金を低減させることができる。
【0152】
[0167]いくつかの例では、タイマ2424の進行中に閾値期間(たとえば、15分)にわたってトレーラ内で運動が感知されないことに応答して、活動なし警告2428を生成することができる。いくつかの例では、警告は、異なる間隔(たとえば、15、30、45、60、90、又は120分)間で活動のない期間が増大するにつれて変化することができる。これにより、配分された時間枠(たとえば、閾値荷積み/荷降し時間)の範囲内でタスクを完了するために、特定のトレーラの荷積み及び/又は荷降しが進捗しているかどうかに関する情報を提供することができる。
【0153】
[0168]
図24の例示的ドック監視ウェブページ2400は、所与の期間(たとえば、1週間、1カ月など)においてドックにあったトレーラのうち、配分された時間量(たとえば、2時間)の範囲内で荷積み又は荷降しされたトレーラの割合を示す各ドックに対する定時メトリック2430を提供する。オンタイムメトリック2430はまた、特定のドックにおける定時の荷積み又は荷降しの割合が増大しているか、それとも減少しているかを示すために、トレンドインジケータ(たとえば、上又は下を指す矢印)を含むことができる。このようにして、延滞料金を生じるより大きい数の遅延に関連付けられたドックを識別することができ、そのようなコストを低減させるように行動をとることができる。
【0154】
[0169]いくつかの例では、ドック監視ウェブページ2400で特定のドック及び/又はトレーラを選択すると、オプションのメニュー2432が現れ、ドック管理者は、メニュー2432によって、関連トレーラの荷積み及び/又は荷降しが完了したことを示すことができる。いくつかの例では、メニュー2432を介して提示されるオプションは、ドック及び/又はドックに位置するトレーラに関する利用可能な情報に基づいて動的に更新される。たとえば、ドックにトレーラが存在しない場合、メニュー2432にリスト化される利用可能なオプションは、ドック自体に関する情報に制限される。しかし、トレーラがその場所で検出された後、メニュー2432は、ユーザがトレーラに関する情報(たとえば、運転者及び/又は運送業者情報、予約情報、積荷情報など)にアクセスすることを可能にするように、自動的に更新することができる。いくつかの例では、積荷(荷積み又は荷降し)の完了により、関連トレーラに対してメニュー2432で利用可能な追加のオプションをトリガすることができる。いくつかの例では、別法として、フォークリフト作業者が、携帯用デバイス(たとえば、リモートクライアントデバイス148)を介してドック監視ウェブページ2400にアクセスし、トレーラ積荷の完了を示すことができる。追加で又は別法として、ドックコントローラ116上の表示画面117は、荷積み及び/又は荷降しの完了を示すために提示することができるグラフィカルユーザインターフェース上のボタンを含むことができる。ユーザが、積荷が完了したことを示したとき、メインサーバ132は、
図29に示される積荷完了ポップアップ2900を生成することができ、積荷完了ポップアップ2900は、正しいトレーラが選択されたことをユーザが確認するために選択された特定のトレーラに関連付けられた詳細を提供する。積荷が完了したことをユーザが確認した後、メインサーバ132は、トレーラがドック管理システムにおける活動状態から無事にチェックアウトしたことを確認する第2の通知を生成することができる。いくつかの例では、ドック監視ウェブページ2400上のトレーラアイコン2402は、トレーラがドックから出されるまで、この状態の変化を反映するように更新される(たとえば、トレーラの上に位置決めされたチェックマーク)。いくつかの例では、メインサーバ132は、積荷が完了したことを示し、事務処理のために物流オフィスへ安全に進むことを運転者に要求する通知を、テキストメッセージを介して運転者へ伝送する。同時に、
図30に示されるように、完了したトレーラに関連付けられた情報を、ドックのリリースタブ及びトレーラキューポップアップ2800に追加することができる。
【0155】
[0170]
図30に説明されている例に示されるように、ポップアップ2800は、トレーラシール識別番号を入力することができるトレーラシールエントリフィールド3002を含む。シールは、物流オフィスのドック管理者、ドックのフォークリフト作業者(ドック監視ウェブページ2400にアクセスするリモートデバイスを介して)、又はドックヤードのヤードジョッキー若しくは監視人によって入力することができる。このようにしてシールを記録することで、特定の積荷及びそのタイミングを含むトレーラに対して生成される他の情報にリンクされた電子シールログの作成が可能になる。トレーラシールが記録され、すべての他の事務処理が完了した(たとえば、運転者が運送証券、トレーラ温度、シール番号などを検証するボックスを物理的にチェックした)後、ドック管理者は、トレーラをチェックアウトすることによって、取引を確定することができる。いくつかの例では、メインサーバ132は、事務処理が完了したこと、及び運転者が出発のためにトレーラへ安全に進むことができることを確認するために、第2のテキスト通知を運転者へ伝送する。
【0156】
[0171]説明の目的で、
図24Bは、例示的ドック監視ウェブページ2400の一部分の拡大図であり、異なるトレーラアイコン2402が、マテリアルハンドリング設備100の異なるドック(たとえば、ドック番号13~18)に位置している。
図24Bは、ユーザがそれぞれのドックにあるトレーラに関連付けられた状況を理解することを可能にするためにユーザに提供することができる追加及び/又は代替のグラフィックスを示す。いくつかの例では、トレーラに対して予定された予約(到着及び/又は出発)の時間を示すために、トレーラアイコン2402に予約時間2436が描画される。いくつかの例では、予定された予約の時間前にトレーラが到着した場合、予定された予約開始時間までに残っている時間の量を示すために、予約カウントダウン2438が提供される。いくつかの例では、トレーラが到着したか否か、及び/又はトレーラが荷積みされて移動させる準備ができているか否かにかかわらず、予約の時間に到達したときにカウントを開始するために、追加のタイマをトリガすることができる。そのようなタイマを監視して、留置又は延滞料金の発生を判定することができる。いくつかの例では、このタイマが閾値に到達したとき、予定された予約を過ぎた遅延に関して当該する個人に知らせるために、通知をトリガすることができる。
【0157】
[0172]納入された積荷に関連付けられたトレーラが示され、したがって説明されている例では、トラクタユニットアイコン2406が関連付けられていないトレーラアイコン2402(たとえば、ドック番号15及び16のトレーラ)によって、ドック監視ウェブページ2400は、荷積み又は荷降しが完了した後、納入したトレーラがドックに留まるべきであるか、それともヤードへ動かされるべきかを示す納入状態インジケータ2440を含むことができる。
【0158】
[0173]説明されている例では、各トレーラに関して積荷方向インジケータ2442が描画される。積荷方向インジケータ2442は、積荷が設備で荷降しするべき入ってくる積荷である(インジケータ2442の矢印がドアアイコン2418を指す)か、それとも設備で荷積みするべき出ていく荷積みである(インジケータ2442の矢印がドアアイコン2418から離れる方を指す)かを示す。いくつかの例では、ドック監視ウェブページ2400は、関連付けられた積荷の動き(荷積み又は荷降し)の進捗及び積荷の総サイズを追跡する積荷カウンタ2444を含む。より具体的には、説明されている例に示されるように、積荷カウンタは、2つの数字を含み、第1の数字は、動かされた貨物ユニット(たとえば、パレット、ラック、小包、又は他の積荷ユニット)の数を示し、第2の数字は、積荷を完了するために動かすべき貨物ユニットの総数を示す。追加で又は別法として、いくつかの例では、荷積みドックに関連付けられた足場環境にまとめられた積荷の進捗の指示を与えるために、積込み状態インジケータ2446が描画される。この例では、積込み状態インジケータ2446は、(1)開始前(ドック番号16の場合)、(2)部分的に完了又は進捗中(ドック番号13の場合)、(3)待機中(ドック番号15の場合)、及び(4)完了(ドック番号17の場合)を含む4つの状態のうちの1つに関連付けられる。待機状態は、荷積みするべき貨物がマテリアルハンドリング設備100内でまだ準備されている、又は積荷の要素が積込みに利用可能でないという概念を伝えることが意図される。いくつかの例では、完了の積込み状態を有する関連トレーラに隣り合って、チェックマークも表示される。
【0159】
[0174]いくつかの例では、異なるドック及び/又はドックにある関連トレーラに、荷積み又は荷降しに対して異なる優先順位を割り当てることができる。説明されている例では、単一の感嘆符を含む優先度インジケータ2448によって示されるように、ドック番号17にあるトレーラは、他のトレーラに対して優先度を有するものとして指定される。さらに、この例では、2つの感嘆符を有する優先度インジケータ2448によって示されるように、ドック番号15にあるトレーラには、ドック番号17より高い優先度(たとえば、2倍の優先度)が与えられる。
【0160】
[0175]いくつかの状況では、特定のドックにある1つのトレーラ内の積荷又は貨物を、異なるドックにある異なるトレーラへ動かす必要があることがある。このシナリオは、
図24Bに説明されている例ではドック番号14にあるトレーラアイコンに隣り合って示される相互ドック状態インジケータ2450を介して、ドック監視ウェブページ2400に表すことができる。いくつかの例では、相互ドック状態インジケータ2450は、互いから離れる方に向かって外方を指す矢印(図示)又は互いの方に向かって内方を指す矢印の2つの矢印を含む方向インジケータを含む。外方を指す方向インジケータは、トレーラ内の貨物を1つ又は複数の異なるトレーラへ動かす必要があることを表す。対照的に、内方を指す矢印は、1つ又は複数の他のトレーラからの貨物を対応するトレーラ内へ動かす必要があることを表す。いくつかの例では、相互ドック状態インジケータ2450はまた、対応するトレーラとの間で貨物が伝達されるべき異なるドックに現在位置している他のトレーラの数を示すために、相互ドックトレーラ関与インジケータを含む。この例では、その数はゼロであり、ドック番号14のトレーラに貨物を受け入れるべきトレーラが現在、マテリアルハンドリング設備100にないことを示す。他の例では、相互トレーラ関与インジケータ2450は、現在異なるドックにあるトレーラと、対応するドックにある積荷が依存する異なるドックで予期されるがまだ到着していないトレーラとの両方を含むことができる。相互ドック状態インジケータは、アクティブリンクとすることができ、選択されると、相互ドック関係及び状態に関係する情報を含む別のウェブページ若しくはウィンドウ/ポップアップへ再誘導し又はそのようなウェブページ若しくはウィンドウ/ポップアップを開く。
【0161】
[0176]
図31は、ドックスケジューリングウェブページ3100によって提示される例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。
図31のドックスケジューリングウェブページ3100により、業者間予約(たとえば、運送業者とマテリアルハンドリング設備100との間)の手配又は予定が可能になる。特に、トラック運転者及び/又は運送業者からの他の職員が、
図31の例示的ウェブページ3100にアクセスして、トレーラの納入及び/又は積込みの予約を設定することができる。いくつかの例では、予約情報が入力された後、メインサーバ132は、物流オフィス内の作業者、出荷及び受取り管理者、並びに/又は他の当該受信者へ、通知を伝送する(たとえば、テキスト又は電子メールを介して)。さらに、いくつかの例では、
図28及び
図30のドック及びトレーラキューポップアップ2800によって新しい情報にアクセス可能であることを示すために、ベル2408を起動することができる。具体的には、ポップアップ2800の予約タブに、受信した予約情報を提供することができる。
【0162】
[0177]場合により、整備(たとえば、機器の修理又は更新)のために、特定のドックを非稼働状態にする必要があることがある。したがって、いくつかの例では、メインサーバ132は、
図32に示されるように、整備を予定するために、整備スケジュールポップアップ3200を提供することができる。
図32に説明されている例に示されるように、整備は予防的なものであり、若しくは予定されることがあり、又は補正的なものであることがある(たとえば、機器の故障に基づく)。いずれの場合も、特定のドックに対する整備が指定されたとき、メインサーバ132は、ユーザによってとられる行動を確認する通知を生成する。メインサーバ132はまた、特定のドックドアが整備のために非稼働状態にされたことを示すための通知を、整備管理者へ伝送することができる(たとえば、テキスト又は電子メールを介して)。追加で、メインサーバ132は、整備に指定された特定のドアに関連付けられた1つ又は複数の整備アイコン2434(たとえば、オレンジ色のコーン)を描画することによって、ドック監視ウェブページ2400を更新する(たとえば、
図24に説明されている例では第10のドア)。追加で又は別法として、
図21の概要ウェブページ2100の例示的整備及び資産管理要約ブロック2108に、ドアの整備状態を反映させることができる(参照番号2114で表される)。さらに、メインサーバ132は、特定のドックに関連付けられたドックコントローラ116へドアの状態を伝送して、ローカル表示画面117にドアが整備のために機能停止及び/又は非稼働状態にあるという通知を表示することができる。
【0163】
[0178]整備が完了した後、ユーザは、
図33に示される整備完了ポップアップ3300によって、そのように示すことができる。説明されている例に示されるように、整備の完了をタイムスタンプして、各ドックでの整備が発生したときを追跡することができる。整備の完了を示した後、メインサーバ132は、整備アイコン2434を除去し、ドックをトレーラに対して利用可能であると指定することによって、ドック監視ウェブページ2400を再び更新することができる。
【0164】
[0179]
図34は、ドック状態ウェブページ3400に対応する例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。いくつかの例では、
図34のドック状態ウェブページ3400は、
図34の情報が、データの並べ替え及び/又はフィルタリングを可能にするために表形式で表されていることを除いて、
図24のドック監視ウェブページ2400に示されるものに類似の情報を含む。いくつかの例では、
図34のドック状態ウェブページ3400は、
図24のドック監視ウェブページ2400からの追加の及び/又は異なる情報を含むことができる。たとえば、
図34に示されるように、例示的ドック状態ウェブページ3400は、運転者、会社、荷積み及び/又は荷降しのタイプ、荷積み及び/又は荷降しされる貨物の量、チェックイン及びチェックアウトの時間、運転者/会社に関連付けられた超過料金規則などを識別する情報を含むことができる。
【0165】
[0180]
図35は、マテリアルハンドリング設備のヤードを表す駐車場内に位置する
図24のトレーラアイコン2402に類似のトレーラアイコン3502を含むヤード管理ウェブページ3500によって提示される例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。いくつかの例では、ユーザは、
図36に示されるトレーラ移動ポップアップ3600を使用して、ヤード内の新しい駐車スペース又は特定のドックへ動かすべき特定のトレーラを識別することができる。いくつかの例では、選択されたトレーラに対する新しい場所が指定された後、メインサーバ132は、どのトレーラをどこへ動かす必要があるかを示す通知を、ヤード内のヤードジョッキー又は監視人へ自動的に伝送する。追加で、メインサーバ132は、トレーラの場所の変更を反映させるように、ヤード管理ウェブページ3500及び/又はドック監視ウェブページ2400を自動的に更新することができる。
【0166】
[0181]さらに、いくつかの例では、ユーザは、
図37に示される非稼働状態ポップアップ3700を介して、整備又は修理のために非稼働状態にするべきヤード内の特定のトレーラを指定することができる。いくつかのそのような例では、メインサーバ132は、指定されたトレーラを非稼働状態にするための通知を、ヤードジョッキーへ自動的に伝送する。メインサーバ132はまた、トレーラが非稼働状態にされており、修理する必要があるという通知を(たとえば、電子メールを介して)トレーラ整備業者へ自動的に伝送することができる。
【0167】
[0182]
図38は、ヤード状態ウェブページ3800に対応する例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。いくつかの例では、
図38のヤード状態ウェブページ3800は、
図38の情報が、データの並べ替え及び/又はフィルタリングを可能にするために表形式で表されていることを除いて、
図35のヤード管理ウェブページ3500に示されるものに類似の情報を含む。いくつかの例では、
図38のヤード状態ウェブページ3800は、
図24のドック監視ウェブページ2400からの追加の及び/又は異なる情報を含むことができる。たとえば、
図38に示されるように、例示的
図35のヤード管理ウェブページ3500は、スロット番号、トレーラ番号、ヤード納入、状態、予定された予約、積荷番号、運送業者などを識別する情報を含むことができる。
【0168】
[0183]
図39は、ドック/運転者ログブックウェブページ3900に対応する例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。例示的ドック/運転者ログブックウェブページ3900は、ドックにおけるトレーラの荷積み及び荷降し、並びにそのようなトレーラに関連付けられたトラックの関連付けられた運送業者及び運転者に関する情報の検索可能なリポジトリである。
図40は、延滞料金ウェブページ4000に対応する例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。
図40の例示的延滞料金ウェブページ4000は、
図40に表される情報が、延滞料金に関連付けられたトレーラ及び/又はドックに特有であることを除いて、
図39のドック/運転者ログブックウェブページ3900に類似している。
図41は、ヤードログブックウェブページ4100に対応する例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。
図41の例示的ヤードログブックウェブページ4100は、
図41に表される情報が、マテリアルハンドリング設備100に関連付けられたヤードに駐車されたトレーラに特有であることを除いて、
図39のドック/運転者ログブックウェブページ3900に類似している。
図42は、予約要約ウェブページ4200に対応する例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。予約要約ウェブページ4200は、トレーラの予定された予約及びそのような予約に関連付けられた当該情報の要約を提供する。
【0169】
[0184]
図43は、マテリアルハンドリング設備内の異なるドックの効率及び利用に関する様々な統計を提供する荷積みドック統計ウェブページ4300によって提示される例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。たとえば、例示的ウェブページ4300は、延滞料金及び平均荷積み時間に関する統計を提供する。いくつかの例では、ユーザは、荷積みドック容量を手動で入力することができる。
【0170】
[0185]
図44は、ビデオイベントアーカイブウェブページ4400に対応する例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。例示的ビデオイベントアーカイブウェブページ4400は、捕捉されたビデオセグメントに関連付けられている検出されたイベントのリストを提供する。説明されている例では、ビデオイベントがリスト化されており、最近検出されたイベントが上にきている。いくつかの例では、最近発生したイベントでは、イベント後時間間隔及び後処理がまだ経過していないため、ビデオがまだ利用可能でない可能性がある。しかし、いくつかのそのような例では、ビデオイベントはそれにもかかわらず、ビデオセグメントが依然として処理されているという指示とともに、ビデオイベントアーカイブにリスト化される。ビデオが処理された後、ビデオのサムネイルが提供され、ビデオイベントが表示される。前述のように、サムネイルは、設定されたサムネイルオフセット時間によって定義されるビデオセグメントの特定のフレームから得ることができる。いくつかの例では、ユーザによって選択された場合、任意の特定のビデオセグメントを再生することができる。いくつかの例では、期間、カメラ、及び/又はイベントのタイプに基づいて、ビデオセグメントのアーカイブされたリストをフィルタリングすることができる。説明されている例で選択されているイベントのタイプは、30秒を超えてドアが開いていることを捕捉したビデオセグメント、及び交通違反を捕捉したビデオセグメントを含む。
【0171】
[0186]マテリアルハンドリング設備100内のドア(ドックドア及び内部ドアの両方)の使用は、ドアが開いている結果、1つの領域から別の領域へ調整空気(暖房又は冷房)が自由に移動し、特定の指定された領域内で空気の追加の熱生成又は冷却の必要が生じることがあるため、エネルギー消費に相当な影響を与える可能性がある。ドアが閉じたまま維持されるとき、及び/又は必要とされたときのみ開かれるとき、区画化された領域間の熱の移動が大幅に低減される。したがって、本明細書に開示する例では、ドアがあまりに長く開かれていること、あまりに頻繁に開かれたこと、必要でないときに開かれたこと、及び/又は設備のエネルギー要件に悪影響を与える他の状況で使用されたことを識別するために、マテリアルハンドリング設備100内のドアの使用を監視する。いくつかの例では、監視されたドアに対応する情報は、
図45に示されるエネルギー監視ウェブページ4500を介して提供される。
【0172】
[0187]例示的エネルギー監視ウェブページ4500は、マテリアルハンドリング設備100におけるドアの使用に関係する要約統計を提供する。いくつかの例では、設備内のすべてのドアを表す要約情報を含む設備要約ブロック4502が提供される。追加で又は別法として、製品カテゴリ要約ブロック4504が、設備で使用される異なる製品又はドアのタイプによって分類された要約情報を含む。ドアのタイプは、冷凍庫ドア、冷蔵庫ドア、クリーンルームドア、高速外部ドア、ドックドア(たとえば、
図1のドックドア104)、グレードレベル区分ドアなどを含むことができる。説明されている例では、設備要約ブロック4502及び製品カテゴリ要約ブロックは、エネルギートレンドインジケータ4506、サイクルトレンドインジケータ4508、誤起動インジケータ4510、トレーラなしドア開放インジケータ4512、ドア開放放置インジケータ4514、及びサイクル混乱インジケータ4516(説明されている例の設備要約ブロック4502にのみ示す)を含む。設備要約ブロック4502内のインジケータ4506、4508、4510、4512、4514、4516は、マテリアルハンドリング設備100内で監視されているすべてのドアに対応する値を示す。対照的に、製品カテゴリ要約ブロック4504内のインジケータ4506、4508、4510、4512、4514は、対応する値を示すが、各々の表されている製品カテゴリにおけるドアの特定のタイプに制限される。
【0173】
[0188]例示的エネルギートレンドインジケータ4506は、マテリアルハンドリング設備100におけるドアの使用(たとえば、ドアが開かれる頻度及び持続時間)及びドアに関連付けられた当該エネルギー特性(たとえば、ドアの両側の温度/湿度/圧力の差)に基づいて計算されたエネルギー使用のトレンドを示す。いくつかの例では、トレンドは、以前の期間(たとえば、先月)に対する現在の期間(たとえば、現在の月)の比較に基づく。トレンドを計算するために使用される特定の期間は、任意の好適な期間(たとえば、3日、1週間、2週間、1カ月など)とすることができる。いくつかの例では、トレンドが閾値を下回った(たとえば、マイナスになった)場合、メインサーバ132は、マイナスのエネルギートレンドが検出されたこと、及び追加の詳細はエネルギー監視ウェブページ4500を参照することができることを警報するための通知を、倉庫管理者、総括管理者、及び/又は他の当該職員へ自動的に伝送することができる。追加で又は別法として、
図21に示される概要ウェブページ2100上のエネルギー要約ブロック2104に、警報を表すことができる。
【0174】
[0189]例示的サイクルトレンドインジケータ4508は、以前の期間に比べてある期間(たとえば、1週間、2週間、1カ月)にわたってマテリアルハンドリング設備100内の関連付けられたドアが受けたサイクルの数(たとえば、ドアが開閉された回数)のトレンドを示す。いくつかの例では、トレンドが閾値を超過した場合、メインサーバ132は、ドアに対して比較的高レベルの活動が検出されたこと、及び追加の詳細はエネルギー監視ウェブページ4500を参照することができることを警報するための通知を、倉庫管理者、総括管理者、及び/又は他の当該職員へ自動的に伝送することができる。追加で又は別法として、
図21に示される概要ウェブページ2100上のエネルギー要約ブロック2104に、警報を表すことができる。いくつかの例では、トレンドを示すのではなく、サイクルトレンドインジケータ4508は、当該期間における1つ又は複数のドアに対するサイクルの数の絶対値を表すことができる。いくつかのそのような例では、当該ドア(複数可)に対するサイクルの数が特定の閾値を超過したとき、警報及び/又は通知をトリガすることができる。
【0175】
[0190]例示的誤起動インジケータ4510は、以前の期間に比べてある期間(たとえば、1週間、2週間、1カ月)にわたってマテリアルハンドリング設備100内の関連付けられたドアが受けた誤起動のトレンドを示す。本明細書では、誤起動とは、閉位置からドアが動き(たとえば、部分的又は完全に開かれる)、いかなる交通もそのドアを通過することなく、後に閉じる状況を指す。したがって、誤起動は、マテリアルハンドリング設備におけるエネルギー消費を不必要に増大させ、制御された温度環境を維持するためにHVACシステムにかかる負担を増大させる可能性のある、不必要なドアの開放に関連付けられる。誤起動の監視は、ドアの開閉を検出するセンサ(たとえば、リミットスイッチからのフィードバックに基づく)及び人物又は物体が開いている出入口を通過したかどうかを検出するセンサ(たとえば、ドアに関連付けられた開口に延びる光電気アイからのフィードバックに基づく)の一意の組合せに依存する。したがって、存在の検出が、ドアが開いている期間に対応するように、センサのこの組合せからのフィードバックを時間内に同期させる必要がある。いくつかの例では、誤起動トレンドが閾値を超過した場合、メインサーバ132は、ドアに対して比較的高い割合の誤起動が検出されたこと、及び追加の詳細はエネルギー監視ウェブページ4500を参照することができることを警報するための通知を、倉庫管理者、総括管理者、及び/又は他の当該職員へ自動的に伝送することができる。追加で又は別法として、
図21に示される概要ウェブページ2100上のエネルギー要約ブロック2104に、警報を表すことができる。いくつかの例では、トレンドを示すのではなく、誤起動インジケータ4510は、当該期間における1つ又は複数のドアに対する誤起動の数の絶対値を表すことができる。いくつかのそのような例では、誤起動の数が特定の閾値を超過したとき、警報及び/又は通知をトリガすることができる。
【0176】
[0191]例示的トレーラなしドア開放インジケータ4512は、以前の期間に比べてある期間(たとえば、1週間、2週間、1カ月)にわたってドックにトレーラが存在しないときにドックドアが開かれた回数のトレンドを示す。誤起動インジケータ4510と同様に、トレーラなしドア開放インジケータ4512は、ドアの状態(たとえば、開放又は閉鎖)を監視するセンサ及びドックにあるトレーラの存在を監視する別個のセンサを含むセンサの組合せに基づいて生成される。いくつかの例では、トレンドが閾値を超過した場合、メインサーバ132は、ドアに対して比較的高レベルの活動が検出されたこと、及び追加の詳細はエネルギー監視ウェブページ4500を参照することができることを警報するための通知を、倉庫管理者、総括管理者、及び/又は他の当該職員へ自動的に伝送することができる。追加で又は別法として、
図21に示される概要ウェブページ2100上のエネルギー要約ブロック2104に、警報を表すことができる。いくつかの例では、トレンドを示すのではなく、トレーラなしドア開放インジケータ4512は、ドアの数及び/又は当該期間にわたってトレーラが存在しないときに1つ若しくは複数の特定のドアが開いている回数の絶対値を表すことができる。いくつかのそのような例では、トレーラが存在しないときのドア開放の数が特定の閾値を超過したとき、警報及び/又は通知をトリガすることができる。
【0177】
[0192]例示的ドア開放放置インジケータ4514は、以前の期間に比べてある期間(たとえば、1週間、2週間、1カ月)にわたって閾値持続時間(たとえば、1分、2分、5分など)を超えて開いたままのドアの数のトレンドを示す。いくつかの例では、トレンドが閾値を超過した場合、メインサーバ132は、ドアが開状態で維持される割合が比較的高いことを警報するための通知を、倉庫管理者、総括管理者、及び/又は他の当該職員へ自動的に伝送することができる。追加で又は別法として、
図21に示される概要ウェブページ2100上のエネルギー要約ブロック2104に、警報を表すことができる。いくつかの例では、トレンドを示すのではなく、ドア開放放置インジケータ4514は、当該期間にわたって対応する閾値持続時間を超えて1つ又は複数のドアが開いたままである回数の絶対値を表すことができる。いくつかのそのような例では、持続時間限度を超えたドア開放の数が特定の閾値を超過したとき、警報及び/又は通知をトリガすることができる。
【0178】
[0193]例示的サイクル混乱インジケータ4516は、ある期間(たとえば、1週間、2週間、1カ月)にわたって当該ドアに対するサイクル混乱が検出された回数を示す。サイクル混乱とは、ドアが閉じているプロセス中に、何かがドアの経路下で出入口を横断したことが検出されたため、方向転換したことを指す。説明されている例では、サイクル混乱の数の絶対値が提供されるが、他の例では、サイクル混乱インジケータ4516は、以前の期間に比べて現在の期間中のサイクル混乱の数のトレンドを表すことができる。
【0179】
[0194]前述のように、
図45は、設備レベル(たとえば、設備要約ブロック4502内)及び製品カテゴリレベル(たとえば、製品カテゴリ要約ブロック4504内)の要約統計を示す。いくつかの例では、ユーザは、
図46の例示的製品要約ウェブページ4600に示される個々のドアに関連付けられたエネルギー関係情報にアクセスするために、さらなるレベルまで掘り下げることができる。そのような例では、その情報が、エネルギー監視ウェブページ4500を介して表示するために選択された個々のドア(複数可)に特有であることを除いて、前述の類似の情報を提供することができる。
【0180】
[0195]いくつかの例では、倉庫管理者、総括管理者、及び/又は他の職員は、上記で略述したマイナスのエネルギートレンドのうちのいずれかに応答して補正行動をとった後、エネルギー消費に対するドアの使用の影響を追跡又は比較したいと考えることがある。したがって、いくつかの例では、エネルギー監視ウェブページ4500は、エネルギーメトリックが収集及び監視される時間枠を設定又は予定し、次いで将来の予定された時点でエネルギー補正行動報告を自動的に生成する能力を、ユーザに提供する。いくつかの例では、予定時間に到達した後、メインサーバ132は、報告を生成し、報告が準備できたことを確認するための通知を、倉庫管理者、総括管理者、及び/又は他の当該する個人へ伝送する。
【0181】
[0196]
図47は、マテリアルハンドリング設備100内及びその周辺の安全性に関連付けられたイベントの要約統計を提供する安全性監視ウェブページ4700によって提示される例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。例示的安全性監視ウェブページ4700は、荷積みドックトレンド要約4702及び構内トレンド要約4704を含む。例示的荷積みドックトレンド要約4702は、長期間にわたって
図1に示される荷積みドック102で検出された安全性イベントの数のトレンド(たとえば、12カ月の移動平均)を表す長期トレンドライン4706を含む。さらに、例示的荷積みドックトレンド要約4702は、期間ごと(たとえば、説明されている例では月ごと)に検出された安全性イベントの数の短期間の変化を表す短期トレンドライン4708を含む。例示的荷積みドックトレンド要約4702はまた、当該期間(たとえば、1カ月)内に検出される安全性イベントの数に対するユーザ定義標的を表す目標ライン4709を含む。例示的構内トレンド要約4704は、対応する期間中にマテリアルハンドリング設備100内の場所で検出された安全性イベントの数のトレンドを表す類似の長期及び短期トレンドライン4710、4712を、関連付けられた安全性イベントの標的数を示す対応する目標ライン4713とともに含む。
【0182】
[0197]いくつかの例では、トレンドライン4706、4708、4710、4712に寄与する特定のタイプの安全性イベントの特有の値(たとえば、カウント)はまた、対応する荷積みドックトレンド要約4702及び/又は構内トレンド要約4704とともに、安全性監視ウェブページ4700に提供される。荷積みドック102に関連付けられた安全性イベントの例示的タイプは、トレーラ拘束装置障害4714を含む。トレーラ拘束装置障害イベントは、車両拘束装置110が予期されたように動作しなかったときに検出することができる。いくつかのそのような例では、安全性監視ウェブページ4700でのそのような障害の発生を表すことに加えて、メインサーバ132はまた、トレーラ拘束装置障害が検出されたことを当該する個人に報告するための通知を自動的に伝送することができる。
【0183】
[0198]荷積みドックに関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、固定されていないトレーラ4716の侵入を含む。車両拘束装置110がトレーラに係合されていない(たとえば、拘束センサからのフィードバックに基づく)ときに運動センサ204がトレーラ内の動きを検出したとき、未固定トレーラ侵入イベントを検出することができる。いくつかのそのような例では、メインサーバ132は、対応するドックにある固定されていないトレーラへの危険な侵入を報告するための通知を、安全管理者、出荷及び受取り管理者、並びに/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。さらに、メインサーバ132は、特定のドックに関連付けられたドックコントローラ116へ当該情報を再び伝送して、トレーラが危険という通知を、ローカル表示画面117に提供することができる。
【0184】
[0199]荷積みドックに関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、適切に係合されていないドックバリア4718を含む。そのようなイベントは、トレーラの存在が検出されていない状態で開かれたドア104に関連付けられた出入口に出入口バリア106が延ばされていることを示すバリアセンサ(たとえば、磁気共鳴スイッチ)からのフィードバックがないときに検出することができる。いくつかのそのような例では、メインサーバ132は、対応するドックにおけるバリアの不適切な係合を報告するための通知を、安全管理者、出荷及び受取り管理者、並びに/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。
【0185】
[0200]荷積みドックに関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、ドックドア転換4720を含む。ドックドア転換は、ドックドアでサイクル混乱が検出されたことに対応する。いくつかのそのような例では、メインサーバ132は、対応するドックにおけるドア転換を報告するための通知を、適当な職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。
【0186】
[0201]荷積みドックに関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、トレーラ撤退試行の可能性4722を含む。そのようなイベントは、ドックからトレーラを出すことが危険である(たとえば、ドックレベラ108が依然としてアクティブ位置にある、ドア104が依然として開いている、車両拘束装置110が依然として係合されているなど)ときに、トラック運転者又は監視人がドックからトレーラを出そうとしたときに検出することができる。いくつかのそのような例では、メインサーバ132は、特定のドックにおいて危険な撤退が試行された可能性を示すための通知を、安全管理者及び/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。さらに、メインサーバ132は、撤退試行の可能性が検出されたことを示すローカル表示画面117上の通知を可能にするために、特定のドックに関連付けられたドックコントローラ116へ当該情報を伝送することができる。
【0187】
[0202]トレーラを撤退させようとしたことはないかもしれないが、それにもかかわらずトレーラは、トレーラの荷積み及び/又は荷降し中にドックに対して移動し又は動くことがある。このようなトレーラの不注意の動きは、「トレーラクリープ」と呼ばれることがある。いくつかの状況では、トレーラクリープにより、トレーラから車両拘束装置110を解放及び係合解除することができないような位置にトレーラがくる可能性がある。いくつかの例では、センサは、トレーラクリープを検出することができ、それにより、対応するドックへ進んでトレーラを解放する(たとえば、車両拘束装置110から解放されるようにトレーラの位置を変える)ための通知を、ヤードジョッキー又は監視人へ伝送するように、メインサーバ132をトリガすることができる。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。
【0188】
[0203]荷積みドックに関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、危険連動動作4724を含む。危険連動動作は、特定の動作が誤った順序で行われたときに検出することができる。たとえば、ドア104、ドックレベラ108、及び車両拘束装置110は、動作の順序を制御するように互いに対して連動させることができる。特に、トレーラが荷積み又は荷降しのためにドックに位置決めされているとき、ドア104が開かれるまでドックレベラ108を起動することはできず、車両拘束装置110がトレーラに係合するまでドア104を開くことがことはできない。いくつかの例では、トレーラを荷積みドックから解放するために、逆の順序の動作が実施される。したがって、動作が誤った順序で行われたとき、又は少なくとも動作が誤った順序で行われようとしたとき、危険連動動作イベントを検出することができる。いくつかの例では、これらの構成要素向けに設定された連動システムによって、不適切な順序の動作を防止することができる。しかし、正しい動作シーケンスから逸脱しようとしたことだけで、人物が正しいシーケンスを理解していないことを示す可能性があるため、安全性の問題を招く可能性がある。特に他のドックが連動構成要素なしで設定されている可能性があるとき、これは大きな問題である。いくつかの例では、そのような動作の頻度が特定の閾値を超過したときのみ、危険連動動作が安全性イベントを設定することができる。いくつかのそのような例では、メインサーバ132は、特定のドアで検出された危険連動イベント(又はそのような傾向が比較的強いこと)を報告するための通知を、安全管理者、出荷及び受取り管理者、並びに/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。さらに、メインサーバ132は、特定のドックに関連付けられたドックコントローラ116へ当該情報を伝送して、安全な動作シーケンスに従うことをドックにいる職員に気付かせる通知を、ローカル表示画面117に提供することができる。
【0189】
[0204]荷積みドックに関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、ピット402で検出された運動(ピット内に歩行者がいることを示すことができる)によるレベラ動作を含む。そのようなイベントは、レベラピット402で運動(人物であると推測される)が検出されたときに、人物が垂直に格納されたドックレベラ108を下げようとしたときに検出することができる。いくつかのそのような例では、メインサーバ132は、歩行者がレベラピットにいる可能性があるときの対応するドックにおけるドックレベラの危険な動作を報告するための通知を、安全管理者、出荷及び受取り管理者、並びに/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。さらに、メインサーバ132は、特定のドックに関連付けられたドックコントローラ116へ当該情報を伝送して、レベラピットで動きが検出されたという通知を、ローカル表示画面117に提供することができる。
【0190】
[0205]荷積みドックに関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、トレーラ又はバリアがないときのドックドアの開放4728を含む。そのようなイベントは、トレーラの存在が検出されていないとき、ドックバリア106が開いているドックドアの出入口を横断していないときに検出することができる。これは、トレーラなしでドアが開いていると危険な落下をもたらすため、安全性の問題を招く。いくつかの例では、そのようなイベントを検出したとき、メインサーバ132は、トレーラが存在しない状態で特定のドックドアが開いていることを報告するための通知を、安全管理者、出荷及び受取り管理者、並びに/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。さらに、メインサーバ132は、特定のドックに関連付けられたドックコントローラ116へ当該情報を伝送して、ドアを閉じるように、又は開いている出入口にバリアを延ばすように、その領域にいる職員に命令する通知を、ローカル表示画面117に提供することができる。
【0191】
[0206]荷積みドックに関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、トレーラ拘束装置オーバーライド4730を含む。トレーラ拘束装置オーバーライドイベントは、人物が車両拘束装置110の動作を停止又はオーバーライドしたときに検出することができる。いくつかの例では、オーバーライド動作が生じる頻度が特定の閾値を超過したときのみ、そのような活動が安全性イベントを設定することができる。トレーラ拘束装置オーバーライドイベントが検出されたとき、メインサーバ132は、オーバーライドイベント(又はそのような活動の傾向が比較的強いこと)を報告するための通知を、安全管理者、出荷及び受取り管理者、並びに/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。
【0192】
[0207]荷積みドックに関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、トレーラが存在しないときのトレーラ拘束装置オーバーライド4732を含む。このイベントは、ドックでトレーラが検出されない状況に関連することを除いて、上記で論じたトレーラ拘束装置オーバーライドイベントに類似している。いくつかの例では、そのようなイベントが検出されたとき、メインサーバ132は、トレーラが存在しないときに車両拘束装置110がオーバーライド状態にあることを報告するための通知を、安全管理者、出荷及び受取り管理者、並びに/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。さらに、メインサーバ132は、特定のドックに関連付けられたドックコントローラ116へ当該情報を伝送して、車両拘束装置を格納する(たとえば、オーバーライドを除去する)ように、その領域にいる職員に命令する通知を、ローカル表示画面117に提供することができる。
【0193】
[0208]マテリアルハンドリング設備101の活動に関連付けられた安全性イベントの例示的タイプ(たとえば、構内トレンド要約4704に寄与する)は、高速ドア転換4734を含む。高速ドア転換は、高速内部ドアでサイクル混乱が検出されたことに対応する。いくつかの例では、そのような発生の頻度が特定の閾値を超過したときのみ、高速ドア転換が安全性イベントを設定することができる。いくつかのそのような例では、メインサーバ132は、ドア転換(又は特定のドアでそのような傾向が比較的強いこと)を報告するための通知を、安全管理者及び/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。
【0194】
[0209]構内活動に関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、長すぎる高速ドア開放4736を含む。そのようなイベントは、高速ドアが閾値持続時間より長く開かれていると判定されたときに検出することができる。そのようなイベントは、前述のように、エネルギーコストを増大させる可能性があるが、あまりに長く開かれている冷蔵室に関連付けられたドアもまた、潜在的な結露及び氷の蓄積により、安全上の危険を生じる可能性がある。したがって、ドアがあまりに長く開かれていることが検出されたとき、メインサーバ132は、当該ドアが関連付けられた時間限度を超えて開かれたままであることを報告するための通知を、安全管理者及び/又は他の職員へ自動的に伝送することができる。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。
【0195】
[0210]構内活動に関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、無許可のドア動作4738を含む。無許可のドア動作は、人物がその人物のセキュリティ証明によって許可されていない方式でドアを動作させようとしたとき、及び/又は適当なセキュリティパスワードを提供することなく動作(たとえば、ドアに関連付けられた特定のパラメータの変更)を実行しようとしたときに検出することができる。いくつかのそのような例では、メインサーバ132は、当該ドアの無許可動作を報告するための通知を、安全管理者及び/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。さらに、メインサーバ132は、問題の特定のドアに関連付けられたドアコントローラ122へ当該情報を伝送して、試行された動作へのアクセスが拒否されたという通知を、ローカル表示画面に描画することができる。
【0196】
[0211]構内活動に関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、大容量低速(HVLS)ファン障害4740を含む。そのようなイベントは、ファンが予期されたように動作しないときに検出することができる。いくつかのそのような例では、メインサーバ132は、ファン障害を報告するための通知を、安全管理者及び/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。
【0197】
[0212]構内活動に関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、無許可のファン動作4742を含む。そのようなイベントは、人物がその人物のセキュリティ証明によって許可されていない方式でファンを動作させようとしたとき、及び/又は適当なセキュリティパスワードを提供することなく動作(たとえば、ファンに関連付けられた特定のパラメータの変更)を実行しようとしたときに検出することができる。いくつかの例では、メインサーバ132は、当該ファンの無許可動作を報告するための通知を、安全管理者及び/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。さらに、メインサーバ132は、問題の特定のファンに関連付けられたファンコントローラ126へ当該情報を伝送して、試行された動作へのアクセスが拒否されたという通知を、ローカル表示画面に描画することができる。
【0198】
[0213]構内活動に関連付けられた安全性イベントの別の例示的タイプは、高速ドア衝撃4744を含む。高速ドア衝撃は、物体がドアに当たったことをドアセンサが検出したときに検出することができる。いくつかの例では、メインサーバ132は、当該ドアに当たったことを報告するための通知を、安全管理者及び/又は他の職員へ自動的に伝送する。追加で又は別法として、メインサーバ132は、後にアクセス及び再調査するために、検出されたイベントを警報又はイベントログに記録することができる。
【0199】
[0214]いくつかの例では、荷積みドックトレンド要約4702又は構内トレンド要約4704を選択することによって、ユーザは、さらなる情報まで掘り下げてアクセスすることができる。たとえば、
図7の荷積みドックトレンド要約4702を選択することによって、
図48に示されるように、詳細な荷積みドックウェブトレンドページ4800にアクセスすることができる。同様に、
図7の構内トレンド要約4704を選択することによって、
図49に示されるように、詳細な構内トレンドウェブページ4900にアクセスすることができる。
【0200】
[0215]
図50は、マテリアルハンドリング設備100内及びその周辺の安全性に関連付けられたイベントの要約統計を提供する安全性監視ウェブページ5000によって提示される別の例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。説明されている例に示されるように、安全性監視ウェブページ5000は、
図47の荷積みドックトレンド要約4702及び構内トレンド要約4704に類似の荷積みドックトレンド要約5002及び構内トレンド要約5004を含む。追加で、安全性監視ウェブページ5000は、マテリアルハンドリング設備100内の異なる交差点の利用及び混雑の要約統計を提供する交通トレンド要約5006を含む。混雑統計は、2つの職員/機器(歩いている若しくは車両(たとえば、フォークリフト)にいる人物、又は自律式に動作する機器)が実質上同じ時間に同じ交差点へ異なる方向から接近したイベントを表す。
【0201】
[0216]
図50に示される交通トレンド要約5006に加えて、又はその代わりに、安全性監視ウェブページ5000は、
図51に示される交通トレンド要約5100を含むことができる。交通トレンド要約5100は、交通センサによって監視されているマテリアルハンドリング設備100内の1つ又は複数の交差点における交通の混雑又は量に関するトレンド統計を提供する。さらに、交通トレンド要約5100は、1つ又は複数の交差点における衝突リスクに対応するトレンド統計を提供する。衝突リスクは、同時に少なくとも2つの異なる方向から単一の交差点に接近する交通の数及び/又は頻度に基づいて判定される。いくつかの例では、特定の交差点に対する衝突リスクトレンドが閾値を超過した場合、メインサーバ132は、その交差点が衝突に対して比較的高いリスクを呈することを示すための通知を、安全管理者及び/又は他の職員へ自動的に伝送する。
【0202】
[0217]マテリアルハンドリング設備100内の交通の分析に関する追加の詳細には、
図52に示される例示的交通分析ウェブページ5200を介してアクセスすることができる。説明されている例に示されるように、マテリアルハンドリング設備100内で監視される特定の交差点に対してユーザ指定期間にわたって各方向から交差点を通過する交通の量及び衝突リスク又は混雑の両方を表す交差点交通グラフィック5202が提供される。説明されている例では、各方向に対する衝突リスク又は混雑は、対応する方向からのすべての交通量のうち、少なくとも1つの他の方向から接近していた交通と実質上同じ時間にその交差点に接近した交通の割合として計算される。さらに、各方向から接近する交通に基づいて、衝突リスクを生じる近づいてくる交通のソースを要約するために、方向交差点グラフィックス5204を提供することができる。
【0203】
[0218]いくつかの例では、交通分析ウェブページ5200は、指定された期間にわたって1日の異なる時刻(水平軸)及び異なる曜日(垂直軸)における対応する交差点での相対的な交通の量(たとえば、交通量)及び/又は相対的な混雑(
図53の例示的ウェブページ5300に示される)を表す交通量ヒートマップ5206を含む。
図52に説明されている例では、ヒートマップ5206は、特定の交差点で検出されたすべての交通を表す。いくつかの例では、ユーザは、特定の交差点で検出されたすべての方向からの総交通量又は混雑を示すグラフィックス(
図52に示される)と、交差点に関連付けられた特定の接近方向に基づく交通量又は混雑を示すグラフィックス(
図54に示される)との間でトグルすることができる。いくつかの例では、選択された交差点に特定の方向から接近する交通に対して、衝突リスクグラフィックスを提供することができる。したがって、
図54に示されるように、交通分析ウェブページ5200は、ユーザによって選択された特定の方向(たとえば、説明されている例では北方向)に特有の交通に関連付けられた衝突リスクを表す方向ヒートマップ5402を提供することができる。より具体的には、説明されている例では、方向ヒートマップ5402は、北方向の交通と、別の特定の方向(たとえば、
図54にチェックマーク5404によって示される南)から交差点に接近する交通との間の衝突リスクを表すように選択される。選択された方向(たとえば、北)と、他の方向のうちの1つ(たとえば、東又は西)との間の衝突リスクは、対応する分析アイコン5406を選択することによって、ヒートマップ5402に表すことができる。さらに、方向ヒートマップ5402は、全方向アイコン5408を選択することによって、他の方向のすべてに対する北方向からの衝突リスクを示すことができる。したがって、対応する交差点に北方向から接近する交通に関連付けられた衝突リスクに関して、4つの別個のヒートマップ5402を表すことができる。任意の他の選択方向に対して、類似のヒートマップを生成することもできる。これらの様々なヒートマップにより、安全管理者は、特定の方向に関連付けられた及び/又は特定の時間における潜在的なトレンド及び/又は高リスクの交通の流れを識別して、混雑及び衝突リスクを低減させるために、特定の職員が追加の訓練を必要とするかどうか、及び/又は交通ルートを変更する必要があるかどうかを判定することが可能になる。
【0204】
[0219]いくつかの例では、安全管理者及び/又は他の職員は、上記で略述したように潜在的な危険条件が検出されたことに応答して補正行動をとった後、安全性イベント並びに/又は交通パターン及び衝突リスクのトレンドを追跡又は比較したいと考えることがある。したがって、いくつかの例では、安全性監視ウェブページ4700は、安全性メトリックが収集及び監視される時間枠を設定又は予定し、次いで将来の予定された時点で安全性補正行動報告を自動的に生成する能力を、ユーザに提供する。いくつかの例では、予定時間に到達した後、メインサーバ132は、報告を生成し、報告が準備できたことを確認するための通知を、安全管理者及び/又は他の当該する個人へ伝送する。
【0205】
[0220]
図55は、マテリアルハンドリング設備100内の特定の交差点で生じる交通イベントの分析を提供する交通信号分析ウェブページ5500に対応する例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。いくつかの例では、交通イベントは、対応する交通コントローラ130によって動作させられる交通センサから提供される信号に基づいて検出される。前述のように、交通交差(たとえば、2つの方向からの交通が同時に単一の交差点に接近している)が検出されたとき、交通コントローラ130は、検出された交通に対応する個人に交通信号を表示することができる。いくつかの例では、交通信号は青色光である。したがって、
図55に説明されている例に示されるように、表される交差点に対する数及び/又は頻度の青色光(すなわち、検出された交通交差)が、ある期間にわたって表示される。いくつかの例では、このデータは、他の交差点及び/又は同じ交差点であるが異なる期間の交通と比較して提供される。このようにして、ユーザは、当該交差点で再発する問題を評価することができる。
【0206】
[0221]
図56は、マテリアルハンドリング設備100全体にわたって経路及び交差点を表すマップ5602を提供する設備全体交通ウェブページ5600に対応する例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。いくつかの例では、マップ5602は、交通が交差点を通る頻度及び/又は各交差点で交差する交通イベントが検出される頻度を識別するインジケータを各交差点に含む。これにより、人物が隘路及び/又は過度に混雑した交差点の場所を識別して、マテリアルハンドリング機器の流れを改善するために異なる移動経路及び/又は交通パターンを構築することができるかどうかを潜在的に識別することを円滑にすることができる。
【0207】
[0222]
図57は、マテリアルハンドリング設備100内の資産に対応する要約統計を提供する資産管理ウェブページ5700によって提示される例示的グラフィカルユーザインターフェースを示す。説明されている例に示されるように、資産管理ウェブページ5700は、予定されている資産に対する整備イベント計画の数を示すために、整備計画インジケータ5702を含む。いくつかの例では、ユーザは、カレンダボタンを選択して、追加の整備イベントを予定することができる。いくつかの例では、整備が閾値期間(たとえば、30日)の範囲内で行われること計画されたとき、メインサーバ132は、整備管理者及び/又は他の職員が、整備を予定するように資産の製造者に連絡することができるように、当該資産に対して計画された整備が近づいているという通知リマインダを自動的に生成及び伝送する。
【0208】
[0223]説明されている例では、資産管理ウェブページ5700は、特定の資産に対して検出された障害のリスト5704、並びに非稼働状態の資産のリスト5706を含む。いくつかの例では、資産が非稼働状態にされたとき、メインサーバ132は、対応する資産が非稼働状態にあることを報告するための通知を、当該する個人に伝送する。さらに、メインサーバ132は、特定の資産に関連付けられたコントローラへドアの状態を伝送して、資産が非稼働状態にあるという通知を、ローカル表示画面に表示することができる。
【0209】
[0224]さらに、いくつかの例では、資産管理ウェブページ5700は、すべての資産の年数(たとえば、製造及び/又は設置日から)を識別及び追跡する資産年数要約5708を含む。いくつかの例では、資産年数要約5708は、たとえば資産に関連付けられたセンサによって監視される設置日又はサイクル数又は使用量を含む異なる事項に分類することができる。いくつかの例では、ユーザは、資産年数報告の生成を予定することができ、したがってメインサーバ132は、将来の特定の時点で資産年数報告を再調査する準備ができたという通知を伝送する。これは、マテリアルハンドリング設備100における将来の整備コストに対する予算を計画する前に資産の寿命サイクルを再調査するためのリマインダとして有用となり得る。
図58は、別の例示的資産管理ウェブページ5800を示す。
【0210】
[0225]
図59は、マテリアルハンドリング設備100内の特定の資産に対する資産プロファイル5902を示す資産管理ウェブページ5900を示す。この例では、特定の資産は高速ドアである。いくつかの例では、資産プロファイル5902は、資産の画像5904を含む。画像は、資産に対する一般的な画像、又は設備100内に設置された実際の製品の写真とすることができる。資産プロファイル5902は、たとえば資産の名称、資産のタイプ、資産の製造者、及び設置日など、表される特定の資産に特有の機器の詳細を提供する。さらに、いくつかの例では、資産プロファイル5902は、資産の動作及び/又は使用に関する統計を含む。たとえば、説明されている例では、資産プロファイル5902は、設置後にドアが受けたサイクルの数、ドアに対して検出された障害の数、及び誤起動の数の指示を含む。いくつかの例では、これらの統計は、ある時間にわたって表すことができる(たとえば、異なる月に対して、ある月(又は他の当該期間)からのサイクルの数の指示を提供する)。いくつかの例では、資産プロファイル5902は、資産に関連付けられたセンサに対応するパラメータ値のリアルタイム更新を提供することができる。
【0211】
[0226]前述のように、
図21~
図59に示される例示的グラフィカルユーザインターフェースについて、ウェブページの文脈で説明したが、本明細書に開示するグラフィカルユーザインターフェースのうちのいずれかは、インターネット及び/又はウェブページから独立して、ウェブ以外に基づくアプリケーションによって実装することもできる。
【0212】
[0227]
図60は、
図12~
図20の命令を実行して
図1、
図6、及び/又は
図10のメインサーバ132を実装するように構成された例示的プロセッサプラットホーム6000のブロック図である。プロセッサプラットホーム6000は、たとえば、サーバ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、自己学習機械(たとえば、ニューラルネットワーク)、又は任意の他のタイプのコンピューティングデバイスとすることができる。
【0213】
[0228]説明されている例のプロセッサプラットホーム6000は、プロセッサ6012を含む。説明されている例のプロセッサ6012は、ハードウェアである。たとえば、プロセッサ6012は、任意の所望のファミリ又は製造者からの1つ又は複数の集積回路、論理回路、マイクロプロセッサ、GPU、DSP、又はコントローラによって実装することができる。ハードウェアプロセッサは、半導体ベース(たとえば、シリコンベース)のデバイスとすることができる。この例では、プロセッサは、例示的ウェブサーバ146、例示的ネットワーク通信インターフェース602、例示的IOネットワークインターフェース604、例示的再始動ウォッチドッグ606、例示的プルサービスマネージャ610、例示的プッシュサービスマネージャ612、例示的ビデオ管理システム614、及び例示的イベントマネージャ616を実装する。
【0214】
[0229]説明されている例のプロセッサ6012は、ローカルメモリ6013(たとえば、キャッシュ)を含む。説明されている例のプロセッサ6012は、バス6018を介して、揮発性メモリ6014及び不揮発性メモリ6016を含むメインメモリと通信している。揮発性メモリ6014は、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、ラムバス(RAMBUS)(登録商標)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(RDRAM(登録商標))、及び/又は任意の他のタイプのランダムアクセスメモリデバイスによって実装することができる。不揮発性メモリ6016は、フラッシュメモリ及び/又は任意の他の所望のタイプのメモリデバイスによって実装することができる。メインメモリ6014、6016へのアクセスは、メモリコントローラによって制御される。
【0215】
[0230]説明されている例のプロセッサプラットホーム6000はまた、インターフェース回路6020を含む。インターフェース回路6020は、イーサネットインターフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)、ブルートゥース(登録商標)インターフェース、近距離通信(NFC)インターフェース、及び/又はPCIエクスプレスインターフェースなどの任意のタイプのインターフェース標準によって実装することができる。
【0216】
[0231]説明されている例では、1つ又は複数の入力デバイス6022が、インターフェース回路6020に接続される。入力デバイス(複数可)6022は、ユーザがプロセッサ6012にデータ及び/又はコマンドを入力することを可能にする。入力デバイス(複数可)は、たとえば音声センサ、マイクロフォン、カメラ(静止画又は動画)、キーボード、ボタン、マウス、タッチスクリーン、トラックパッド、トラックボール、アイソポイント、及び/又は音声認識システムによって実装することができる。
【0217】
[0232]1つ又は複数の出力デバイス6024もまた、説明されている例のインターフェース回路6020に接続される。出力デバイス6024は、たとえば表示デバイス(たとえば、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、液晶ディスプレイ(LCD)、陰極線管ディスプレイ(CRT)、インプレーススイッチング(IPS)ディスプレイ、タッチスクリーンなど)、触覚出力デバイス、プリンタ、及び/又はスピーカによって実装することができる。したがって、説明されている例のインターフェース回路6020は典型的に、グラフィックスドライバカード、グラフィックスドライバチップ、及び/又はグラフィックスドライバプロセッサを含む。
【0218】
[0233]説明されている例のインターフェース回路6020はまた、ネットワーク6026を介した外部機械(たとえば、任意の種類のコンピューティングデバイス)とのデータの交換を円滑にするために、送信器、受信器、送受信器、モデム、レジデンシャルゲートウェイ、ワイヤレスアクセスポイント、及び/又はネットワークインターフェースなどの通信デバイスを含む。通信は、たとえばイーサネット接続、デジタル加入者線(DSL)接続、電話線接続、同軸ケーブルシステム、衛星システム、見通し内ワイヤレスシステム、携帯電話システムなどを介して行うことができる。
【0219】
[0234]説明されている例のプロセッサプラットホーム6000はまた、ソフトウェア及び/又はデータを記憶するための1つ又は複数の大容量記憶デバイス6028を含む。この例では、大容量記憶デバイス6028は、例示的メインサーバ132の例示的データベース608を実装する。そのような大容量記憶デバイス6028の例には、フロッピーディスクドライブ、ハードドライブディスク、コンパクトディスクドライブ、ブルーレイディスクドライブ、独立ディスク冗長アレイ(RAID)システム、USBメモリスティック、固体状態ディスクドライブ、及びデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブが含まれる。
【0220】
[0235]
図12~
図20の機械実行可能命令6032は、大容量記憶デバイス6028、揮発性メモリ6014、不揮発性メモリ6016、及び/又はCD若しくはDVDなどの取外し可能非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。
【0221】
[0236]
図61は、
図16~
図20の命令を実行して
図11のローカルコントローラ1100(
図1のコントローラ116、122、124、126、128、130のうちのいずれか1つを表す)を実装するように構成された例示的プロセッサプラットホーム6100のブロック図である。プロセッサプラットホーム6100は、たとえば、サーバ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、自己学習機械(たとえば、ニューラルネットワーク)、又は任意の他のタイプのコンピューティングデバイスとすることができる。
【0222】
[0237]説明されている例のプロセッサプラットホーム6100は、プロセッサ6112を含む。説明されている例のプロセッサ6112は、ハードウェアである。たとえば、プロセッサ6112は、任意の所望のファミリ又は製造者からの1つ又は複数の集積回路、論理回路、マイクロプロセッサ、GPU、DSP、又はコントローラによって実装することができる。ハードウェアプロセッサは、半導体ベース(たとえば、シリコンベース)のデバイスとすることができる。この例では、プロセッサは、例示的データアナライザ1104、例示的イベントアナライザ1106、例示的パラメータ値変換器1108、例示的通知エンジン1110、例示的ディスプレイ1114、例示的機器コントローラ1116を実装する。
【0223】
[0238]説明されている例のプロセッサ6112は、ローカルメモリ6113(たとえば、キャッシュ)を含む。説明されている例のプロセッサ6112は、バス6118を介して、揮発性メモリ6114及び不揮発性メモリ6116を含むメインメモリと通信している。揮発性メモリ6114は、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、ラムバス(登録商標)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(RDRAM(登録商標))、及び/又は任意の他のタイプのランダムアクセスメモリデバイスによって実装することができる。不揮発性メモリ6116は、フラッシュメモリ及び/又は任意の他の所望のタイプのメモリデバイスによって実装することができる。メインメモリ6114、6116へのアクセスは、メモリコントローラによって制御される。
【0224】
[0239]説明されている例のプロセッサプラットホーム6100はまた、インターフェース回路6120を含む。インターフェース回路6120は、イーサネットインターフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)、ブルートゥース(登録商標)インターフェース、近距離通信(NFC)インターフェース、及び/又はPCIエクスプレスインターフェースなどの任意のタイプのインターフェース標準によって実装することができる。
【0225】
[0240]説明されている例では、1つ又は複数の入力デバイス6122が、インターフェース回路6120に接続される。入力デバイス(複数可)6122は、ユーザがプロセッサ6112にデータ及び/又はコマンドを入力することを可能にする。入力デバイス(複数可)は、たとえば音声センサ、マイクロフォン、カメラ(静止画又は動画)、キーボード、ボタン、マウス、タッチスクリーン、トラックパッド、トラックボール、アイソポイント、及び/又は音声認識システムによって実装することができる。
【0226】
[0241]1つ又は複数の出力デバイス6124もまた、説明されている例のインターフェース回路6120に接続される。出力デバイス6124は、たとえば表示デバイス(たとえば、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、液晶ディスプレイ(LCD)、陰極線管ディスプレイ(CRT)、インプレーススイッチング(IPS)ディスプレイ、タッチスクリーンなど)、触覚出力デバイス、プリンタ、及び/又はスピーカによって実装することができる。したがって、説明されている例のインターフェース回路6120は典型的に、グラフィックスドライバカード、グラフィックスドライバチップ、及び/又はグラフィックスドライバプロセッサを含む。
【0227】
[0242]説明されている例のインターフェース回路6120はまた、ネットワーク6126を介した外部機械(たとえば、任意の種類のコンピューティングデバイス)とのデータの交換を円滑にするために、送信器、受信器、送受信器、モデム、レジデンシャルゲートウェイ、ワイヤレスアクセスポイント、及び/又はネットワークインターフェースなどの通信デバイスを含む。通信は、たとえばイーサネット接続、デジタル加入者線(DSL)接続、電話線接続、同軸ケーブルシステム、衛星システム、見通し内ワイヤレスシステム、携帯電話システムなどを介して行うことができる。この例では、インターフェース回路6120は、例示的通信インターフェース1102を実装する。
【0228】
[0243]説明されている例のプロセッサプラットホーム6100はまた、ソフトウェア及び/又はデータを記憶するための1つ又は複数の大容量記憶デバイス6128を含む。そのような大容量記憶デバイス6128の例には、フロッピーディスクドライブ、ハードドライブディスク、コンパクトディスクドライブ、ブルーレイディスクドライブ、独立ディスク冗長アレイ(RAID)システム、及びデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブが含まれる。この例では、大容量記憶6128は、例示的データベース1112を実装する。
【0229】
[0244]
図16~
図20の機械実行可能命令6132は、大容量記憶デバイス6128、揮発性メモリ6114、不揮発性メモリ6116、及び/又はCD若しくはDVDなどの取外し可能非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。
【0230】
[0245]上記から、実質上リアルタイムで更新されるウェブページ(又は他のアプリケーション)インターフェースを介した通知の生成及び/又は出力の提供のために後に分析するために、マテリアルハンドリング設備内の異種のコントローラ、センサなどからのデータの集約及び統合を可能にする例示的方法、装置、及び製品が開示されることが理解されよう。本明細書に開示する例は、統合された方式で異種の情報を集め、以て複数の分離されたシステムの監視から冗長性を回避することによって、マテリアルハンドリング設備を監視するために電子デバイスを使用する効率を改善する。さらに、異なるソースから集められた情報の組合せにより、ユーザは、たとえばドアの誤起動などの以前は自動的に検出することが可能ではなかった特定の状況にアクセスすること、及び/又はそのような状況に気付くことが可能になる。そのような状況の通知は、特定の設定可能条件を満たす異なるコントローラから報告されたパラメータの組合せによってトリガされるイベントに基づいて生成することができる。いくつかの例では、そのようなイベントは、イベントの発生をカメラで捕捉するビデオセグメントの生成を開始することができ、そのようなビデオセグメントは、添付物として通知に含むことができる。さらに、いくつかの例では、ビデオセグメントをビデオ分析にかけて、追加の安全性イベント及び/又はビデオ内の人物を検出し、最初にトリガされたイベントの原因を潜在的に識別することができる。普通なら知ることができないイベントの通知はまた、最初にイベントの検出を可能にするデータを生成するマテリアルハンドリング設備内の制御システムの効率的な使用及び動作の改善に寄与する。たとえば、潜在的な安全性リスクを当該職員(たとえば、安全管理者)に知らせることによって、その職員は、リスクを低減又は除去するための補正行動(たとえば、危険挙動の作用の速やかな転換、追加の及び/又は異なる機器の実装、リスクを生じるプロセス及び/又は手順の再構築、職員への追加の教育の提供など)をとることが可能になる。さらに、分離された安全性イベントを迅速に検出して処置することができるが、いくつかの安全性イベントは、ある期間における特定の条件の発生の繰返し(たとえば、特定の閾値を上回る)に基づく。これは、時間的成分のため、直接検出することができない。しかし、本明細書に開示する教示によれば、時間とともに条件を追跡することによって、そのようなトレンドに基づくイベントを検出することができる。そのようなイベントが検出され、適当な職員が望ましくないトレンドに気付いた後、次いで職員は、望ましくないトレンドに寄与する要因の影響を解決又は低減させるために好適な行動を実装することができる。さらに、検出されたイベントの通知はまた、適当な職員(たとえば、総括管理者)が、エネルギーの損失を招く条件及び/又はトレンド(たとえば、ドアが調整空気を外に出すにはあまりに頻繁に及び/又はあまりに長く開いている)を識別することを可能にすることによって、マテリアルハンドリング設備内の不必要なエネルギー消費を大幅に低減させることができる。そのような通知に基づいて、次いで職員は、エネルギーの無駄を生じる条件及び/又は挙動を低減させるために、好適な行動をとることができる。これにより、コストを節約するだけでなく、調整空気環境をもたらすために使用される暖房及び/又は冷房システムにかかる負担を低減させる。いくつかの例では、収集データを提示するインターフェースは、プッシュリクエスト加入に基づいて、実質上リアルタイムで更新することができる。いくつかのそのような例では、更新は、1つのウェブページに提供されるユーザ入力データを含むことができ、そのようなデータは、異なるウェブページによるそのようなデータへの加入に基づいて、異なるウェブページへプッシュされる。
【0231】
[0246]荷積みドック及び設備動作を監視及び管理する例示的方法、装置、システム、及び製品が、本明細書に開示される。さらなる例及びそれらの組合せは、以下を含む。
【0232】
[0247]例1は、マテリアルハンドリング設備における動作を監視する装置を含み、装置は、トラックトレーラがマテリアルハンドリング設備のドックに存在するかどうかを示す第1のデータを監視し、ドックにある機器に関連付けられた条件を示す、第1のデータとは異なる第2のデータを監視するデータアナライザと、第1のデータ及び第2のデータに基づいて通知を生成する通知ジェネレータとを備える。
【0233】
[0248]例2は、例1の装置を含み、ここで、第1のデータは、第1のデータソースによって生成され、第2のデータは、第2のデータソースによって生成され、第1のデータソースは、第2のデータソースとは異なり、第1のデータソースは、ドックにある第1のセンサ、ドックにある車両拘束装置、ドックにあるレベラ、ライトインジケータ、又はマテリアルハンドリング設備に関連付けられたドック管理システムに対するデータベースのうちの少なくとも1つに対応し、第2のデータソースは、第1のセンサとは異なるドックにある第2のセンサ、車両拘束装置、レベラ、ライトインジケータ、又はデータベースのうちの少なくとも1つに対応する。
【0234】
[0249]例3は、例2の装置を含み、ここで、第2のデータソースは、第2のセンサに対応し、第2のセンサは、ドアの動作を監視し、条件は、ドアが非閉鎖状態にあるかどうかに対応し、通知ジェネレータは、トレーラがドックに存在しないことを第1のデータが示し、ドアが非閉鎖状態にあることを第2のデータが示すとき、通知を生成し、通知は、ドアに関連付けられた落下の危険を示す。
【0235】
[0250]例4は、例3の装置を含み、ここで、データアナライザは、ドアとは異なるバリアが非閉鎖状態にあるドアに関連付けられた出入口の通過を阻止しているかどうかを示す第3のデータを監視し、装置は、バリアが出入口の通過を阻止していることを第3のデータが示すとき、通知の生成を抑制するイベントアナライザをさらに含む。
【0236】
[0251]例5は、例2の装置を含み、ここで、第2のデータソースは、ライトインジケータに対応し、ライトインジケータは、車両拘束装置が係合位置にある第1の状態と、車両拘束装置が格納位置にある第2の状態との間で切り換わり、車両拘束装置は、車両拘束装置が係合位置にあるとき、ドックにあるトレーラに係合し、ライトインジケータは、車両が係合位置にあるか、それとも格納位置にあるかにかかわらず、車両拘束装置がオーバーライドモードにされたとき、第1の状態に切り換わり、通知ジェネレータは、(1)トレーラがドックに存在しないことを第1のデータが示すこと、及び(2)車両拘束装置がオーバーライドモードにあることに関連して、ライトインジケータが第1の状態にあることを第2のデータが示すことに応答して、通知を生成し、通知は、ライトインジケータが第1の状態にあったとき、トレーラがドックから出されたことを示す。
【0237】
[0252]例6は、例2の装置を含み、ここで、第2のデータソースは、データベースに対応し、データベースは、マテリアルハンドリング設備の異なるドックへの異なるトレーラの割当てを示すドック管理データを記憶し、通知ジェネレータは、ドックにトレーラが割り当てられていないことを第2のデータが示すときに、トレーラがドックに存在することを第1のデータが示すことに応答して、通知を生成し、通知は、トレーラが誤ったドックにあることを示す。
【0238】
[0253]例7は、例2の装置を含み、ここで、第2のデータソースは、第2のセンサに対応し、第2のセンサは、ドックにあるトレーラ内の活動を監視し、条件は、トレーラ内で感知された活動のない持続時間に対応し、通知ジェネレータは、持続時間が閾値を超過したことに応答して、通知を生成する。
【0239】
[0254]例8は、例2の装置を含み、ここで、データアナライザは、ドックに関連付けられた第1の機器の動作を可能にする手動開始式アクチュエータのユーザ起動を示す第3のデータを監視し、第2のデータソースは、第2のセンサに対応し、第2のセンサは、第1の機器の動作と連動関係にある第2の機器の状態を監視し、条件は、第2の機器の状態が連動関係に基づいて第1の機器の動作を防止するかどうかに対応し、通知ジェネレータは、第2の機器の状態が第1の機器の動作を防止することを第2のデータが示すとき、ユーザ起動に応答して通知を生成する。
【0240】
[0255]例9は、例1の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、通知に関連付けられた情報を、ドックの近傍に位置する画面に描画する。
【0241】
[0256]例10は、例1の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、通知に関連付けられた情報を、ドックから離れたデバイスによってアクセスされるウェブページに描画する。
【0242】
[0257]例11は、例1の装置を含み、データベースにイベントをログするイベントロガーをさらに含み、イベントは、通知の内容に関連付けられる。
【0243】
[0258]例12は、マテリアルハンドリング設備における動作を監視する装置を含み、装置は、マテリアルハンドリング設備に関連付けられたドアが非閉鎖状態にあることを示す第1のデータを監視し、非閉鎖状態にあるドアに関連付けられた出入口における人物又は物体のうちの少なくとも1つの通過を示す第2のデータを監視するデータアナライザと、ドアが非閉鎖状態にあることを第1のデータが示す持続時間中に、出入口における人物又は物体のうちの少なくとも1つの通過がないことを第2のデータが示すことに応答して、通知を生成する通知ジェネレータであり、通知がドアの誤起動を示す、通知ジェネレータとを備える。
【0244】
[0259]例13は、マテリアルハンドリング設備における動作を監視する装置を含み、装置は、マテリアルハンドリング設備の複数のドックに関連付けられたドックデータを集約するデータベースであり、データベースが、(1)複数のドックに関連付けられた機器の動作状態の指示、(2)複数のドックに関連付けられたセンサからのフィードバックに基づいた複数のドックの近傍における職員の活動の指示、及び(3)複数のドックのうちの1つで荷積み又は荷降しのうちの少なくとも1つが行われるトレーラに関連付けられた積荷情報を含む、データベースと、複数のドックに対応する複数のドックアイコンを描画し、ユーザが複数のドックアイコンのうちの第1のドックアイコンを選択したことに応答して、ユーザが選択するためのオプションのメニューを描画し、メニューに提示されるオプションが、ドックデータに基づいて動的に更新される、通知ジェネレータとを備える。
【0245】
[0260]例14は、例13の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、複数のドックのうちの第1のドックに第1のトレーラが存在することを示すドックデータに応答して、複数のドックアイコンのうち、第1のドックに対応する第1のドックアイコンに隣り合って、トラックトレーラを表す形状を有するトレーラアイコンを描画し、第1のトレーラに関連付けられた積荷情報にアクセスするための第1のオプションを含むように、メニューに提示されるオプションを更新する。
【0246】
[0261]例15は、例14の装置を含み、ここで、通知ジェネレータはトレーラアイコン内のタイミングインジケータを動的に更新し、タイミングインジケータは、第1のトレーラが第1のドックに位置している持続時間を示す。
【0247】
[0262]例16は、例15の装置を含み、ここで、タイミングインジケータは、持続時間に対応するタイマ値を含む。
【0248】
[0263]例17は、例15の装置を含み、ここで、タイミングインジケータは、トレーラアイコンの第2の部分とは異なる色で描画されたトレーラアイコンの第1の部分に対応するプログレスバーを含み、第1の部分は、持続時間に比例してサイズが増大する。
【0249】
[0264]例18は、例17の装置を含み、ここで、第1の部分は、持続時間が延滞料金期間に対応する閾値期間を超過したとき、トレーラアイコンの全体に対応する。
【0250】
[0265]例19は、例14の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、トレーラアイコン内に予約時間インジケータを描画し、予約時間インジケータは、第1のトレーラに対して予定された予約の時間を示す。
【0251】
[0266]例20は、例19の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、トレーラアイコン内に予約カウントダウンを描画し、予約カウントダウンは、予定された予約までに残っている時間を示す。
【0252】
[0267]例21は、例14の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、トレーラアイコンに隣り合って積込み状態インジケータを描画し、積込み状態インジケータは、第1のトレーラの中又は外へ貨物を動かす進捗状態を示し、進捗状態は、開始前、貨物上で待機、部分的に完了、又は完了のうちの少なくとも1つに対応する。
【0253】
[0268]例22は、例14の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、第1のトレーラが実際の積荷に関連付けられていることを示すドックデータに応答して、トレーラアイコンの隣にトラクタユニットアイコンを描画し、トラクタユニットが第1のトレーラに連結されたことを図示し、第1のトレーラが納入された積荷に関連付けられていることを示すドックデータに応答して、トレーラアイコンに隣り合って納入状態インジケータを描画し、納入状態インジケータは、第1のトレーラがトレーラヤードへ動かされるべきか、それとも第1のドックに留まるべきかを示す。
【0254】
[0269]例23は、例22の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、第1のトレーラが温度制御されていることを積荷情報が示すとき、トレーラアイコン又はトラクタユニットアイコンのうちの少なくとも1つの外観を修正する。
【0255】
[0270]例24は、例14の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、トレーラアイコンに隣り合って相互ドック状態インジケータを描画し、相互ドック状態インジケータは、(1)第1のトレーラ内の貨物が異なるトレーラへ動かされるべきであること、又は(2)異なるトレーラ内の貨物が第1のトレーラへ動かされるべきであることのうちの少なくとも1つを示す。
【0256】
[0271]例25は、例14の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、トレーラアイコンに隣り合って積荷方向インジケータを描画し、積荷方向インジケータは、第1のトレーラが、第1のトレーラ上の貨物が荷降しされるべき入ってくる積荷に関連付けられているか、それとも第1のトレーラ上へ貨物が荷積みされるべき出ていく積荷に関連付けられているかを示す。
【0257】
[0272]例26は、例14の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、トレーラアイコンに隣り合って優先度インジケータを描画し、優先度インジケータは、第1のトレーラの優先度を示す。
【0258】
[0273]例27は、例26の装置を含み、ここで、優先度インジケータは、第1の優先度を示す第1の外観と、第1の優先度より大きい第2の優先度を示す第2の外観との間で切り換わる。
【0259】
[0274]例28は、例24の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、第1のトレーラが入ってくる積荷に関連付けられていることを示すドックデータに応答して、トレーラアイコン内に積荷カウンタを描画し、積荷カウンタは、第1のトレーラの外へ動かされるべき貨物ユニットの総数を示す。
【0260】
[0275]例29は、例28の装置を含み、トレーラ内で検出された活動に基づいて、第1のトレーラから除去されるべき貨物ユニットの残りの数を判定するイベントアナライザをさらに含み、通知ジェネレータは、第1のトレーラの外へ動かされるべき貨物ユニットの残りの数を示すように、積荷カウンタを動的に更新し、残りの数は、総数とともに描画される。
【0261】
[0276]例30は、例24の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、トレーラアイコンに隣り合って、運送業者コード又はトレーラ番号のうちの少なくとも1つを描画する。
【0262】
[0277]例31は、例13の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、複数のドックアイコンのうちの対応するドックアイコンに隣り合って複数の拘束信号アイコンを描画し、複数の拘束信号アイコンが、複数のドックのうちの対応するドックにおける対応する車両拘束装置の状態を表し、車両拘束装置の状態が、ドックのうちの対応するドックで車両拘束装置がトレーラに係合された第1の状態、及び車両拘束装置が格納位置にある第2の状態を含み、、対応する車両拘束装置の状態に基づいて、赤色光の表示と緑色光の表示との間で複数の拘束信号アイコンを動的に切り換え、赤色光は、第1の状態を示し、緑色光は、第2の状態を示す。
【0263】
[0278]例32は、例13の装置を含み、ここで、通知ジェネレータは、ドックデータに基づいて、複数のドックのうちの対応するドックの状態の変化を表すように、複数のドックアイコンを動的に切り換える。
【0264】
[0279]例33は、命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体を含み、命令は、実行されたとき、プロセッサに少なくとも、トラックトレーラがマテリアルハンドリング設備のドックに存在するかどうかを示す第1のデータを監視させ、ドックにある機器に関連付けられた条件を示す、第1のデータとは異なる第2のデータを監視させ、第1のデータ及び第2のデータに基づいて通知を生成させる。
【0265】
[0280]例34は、例33の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、第1のデータは、第1のデータソースによって生成され、第2のデータは、第2のデータソースによって生成され、第1のデータソースは、第2のデータソースとは異なり、第1のデータソースは、ドックにある第1のセンサ、ドックにある車両拘束装置、ドックにあるレベラ、ライトインジケータ、又はマテリアルハンドリング設備に関連付けられたドック管理システムに対するデータベースのうちの少なくとも1つに対応し、第2のデータソースは、第1のセンサとは異なるドックにある第2のセンサ、車両拘束装置、レベラ、ライトインジケータ、又はデータベースのうちの少なくとも1つに対応する。
【0266】
[0281]例35は、例34の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、第2のデータソースは、第2のセンサに対応し、第2のセンサは、ドアの動作を監視し、条件は、ドアが非閉鎖状態にあるかどうかに対応し、命令は、さらにプロセッサに、トレーラがドックに存在しないことを第1のデータが示し、ドアが非閉鎖状態にあることを第2のデータが示すとき、通知を生成させ、通知は、ドアに関連付けられた落下の危険を示す。
【0267】
[0282]例36は、例35の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、ドアとは異なるバリアが非閉鎖状態にあるドアに関連付けられた出入口の通過を阻止しているかどうかを示す第3のデータを監視させ、バリアが出入口の通過を阻止していることを第3のデータが示すとき、通知の生成を抑制させる。
【0268】
[0283]例37は、例34の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、第2のデータソースは、ライトインジケータに対応し、ライトインジケータは、車両拘束装置が係合位置にある第1の状態と、車両拘束装置が格納位置にある第2の状態との間で切り換わり、車両拘束装置は、車両拘束装置が係合位置にあるとき、ドックにあるトレーラに係合し、ライトインジケータは、車両が係合位置にあるか、それとも格納位置にあるかにかかわらず、車両拘束装置がオーバーライドモードにされたとき、第1の状態に切り換わり、命令は、さらにプロセッサに、(1)トレーラがドックに存在しないことを第1のデータが示すこと、及び(2)車両拘束装置がオーバーライドモードにあることに関連して、ライトインジケータが第1の状態にあることを第2のデータが示すことに応答して、通知を生成させ、通知は、ライトインジケータが第1の状態にあったとき、トレーラがドックから出されたことを示す。
【0269】
[0284]例38は、例34の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、第2のデータソースは、データベースに対応し、データベースは、マテリアルハンドリング設備の異なるドックへの異なるトレーラの割当てを示すドック管理データを記憶し、命令は、さらにプロセッサに、トレーラがドックに存在することを第1のデータが示し、ドックにトレーラが割り当てられていないことを第2のデータが示すことに応答して、通知を生成させ、通知は、トレーラが誤ったドックにあることを示す。
【0270】
[0285]例39は、例34の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、第2のデータソースは、第2のセンサに対応し、第2のセンサは、ドックにあるトレーラ内の活動を監視し、条件は、トレーラ内で感知された活動のない持続時間に対応し、命令は、さらにプロセッサに、持続時間が閾値を超過したことに応答して、通知を生成させる。
【0271】
[0286]例40は、例34の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、ドックに関連付けられた第1の機器の動作を可能にする手動開始式アクチュエータのユーザ起動を示す第3のデータを監視させ、第2のデータソースは、第2のセンサに対応し、第2のセンサは、第1の機器の動作と連動関係にある第2の機器の状態を監視し、条件は、第2の機器の状態が連動関係に基づいて第1の機器の動作を防止するかどうかに対応し、命令は、さらにプロセッサに、第2の機器の状態が第1の機器の動作を防止することを第2のデータが示すとき、ユーザ起動に応答して通知を生成させる。
【0272】
[0287]例41は、例33の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、通知を生成することは、通知に関連付けられた情報を、ドアの近傍に位置する画面に描画することを含む。
【0273】
[0288]例42は、例33の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、通知を生成することは、通知に関連付けられた情報を、ドアから離れたデバイスによってアクセスされるウェブページに描画することを含む。
【0274】
[0289]例43は、命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体を含み、命令は、実行されたとき、プロセスに少なくとも、マテリアルハンドリング設備に関連付けられたドアが非閉鎖状態にあることを示す第1のデータを監視させ、非閉鎖状態にあるドアに関連付けられた出入口における人物又は物体のうちの少なくとも1つの通過を示す第2のデータを監視させ、ドアが非閉鎖状態にあることを第1のデータが示し、出入口における人物又は物体のうちの少なくとも1つの通過がないことを第2のデータが示すことに応答して、通知を生成させ、通知は、ドアの誤起動を示す。
【0275】
[0290]例44は、命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体を含み、命令は、実行されたとき、プロセスに少なくとも、マテリアルハンドリング設備の複数のドックに関連付けられた、(1)複数のドックに関連付けられた機器の動作状態の指示、(2)複数のドックに関連付けられたセンサからのフィードバックに基づいた複数のドックの近傍における職員の活動の指示、及び(3)複数のドックのうちの1つで荷積み又は荷降しのうちの少なくとも1つが行われるトレーラに関連付けられた積荷情報を含むドックデータを集約させ、複数のドックに対応する複数のドックアイコンを描画させ、ユーザが複数のドックアイコンのうちの第1のドックアイコンを選択したことに応答して、ユーザが選択するためのオプションのメニューを描画させ、メニューに提示されるオプションは、ドックデータに基づいて動的に更新される。
【0276】
[0291]例45は、例44の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、複数のドックのうちの第1のドックに第1のトレーラが存在することを示すドックデータに応答して、複数のドックアイコンのうち、第1のドックに対応する第1のドックアイコンに隣り合って、トラックトレーラを表す形状を有するトレーラアイコンを描画させ、第1のトレーラに関連付けられた積荷情報にアクセスするための第1のオプションを含むように、メニューに提示されるオプションを更新させる。
【0277】
[0292]例46は、例45の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、トレーラアイコン内のタイミングインジケータを動的に更新させ、タイミングインジケータは、第1のトレーラが第1のドックに位置している持続時間を示す。
【0278】
[0293]例47は、例46の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、タイミングインジケータは、持続時間に対応するタイマ値を含む。
【0279】
[0294]例48は、例46の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、タイミングインジケータは、トレーラアイコンの第2の部分とは異なる色で描画されたトレーラアイコンの第1の部分に対応するプログレスバーを含み、第1の部分は、持続時間に比例してサイズが増大する。
【0280】
[0295]例49は、例48の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、第1の部分は、持続時間が延滞料金期間に対応する閾値期間を超過したとき、トレーラアイコンの全体に対応する。
【0281】
[0296]例50は、例45の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、トレーラアイコン内に予約時間インジケータを描画させ、予約時間インジケータは、第1のトレーラに対して予定された予約の時間を示す。
【0282】
[0297]例51は、例50の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、トレーラアイコン内に予約カウントダウンを描画させ、予約カウントダウンは、予定された予約までに残っている時間を示す。
【0283】
[0298]例52は、例45の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、トレーラアイコンに隣り合って積込み状態インジケータを描画させ、積込み状態インジケータは、第1のトレーラの中又は外へ貨物を動かす進捗状態を示し、進捗状態は、開始前、貨物上で待機、部分的に完了、又は完了のうちの少なくとも1つに対応する。
【0284】
[0299]例53は、例45の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、第1のトレーラが実際の積荷に関連付けられていることを示すドックデータに応答して、トレーラアイコンの隣にトラクタユニットアイコンを描画させ、トラクタユニットが第1のトレーラに連結されたことを図示させ、第1のトレーラが納入された積荷に関連付けられていることを示すドックデータに応答して、トレーラアイコンに隣り合って納入状態インジケータを描画させ、納入状態インジケータは、第1のトレーラがトレーラヤードへ動かされるべきか、それとも第1のドックに留まるべきかを示す。
【0285】
[0300]例54は、例53の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、第1のトレーラが温度制御されていることを積荷情報が示すとき、トレーラアイコン又はトラクタユニットアイコンのうちの少なくとも1つの外観を修正させる。
【0286】
[0301]例55は、例45の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、トレーラアイコンに隣り合って相互ドック状態インジケータを描画させ、相互ドック状態インジケータは、(1)第1のトレーラ内の貨物が異なるトレーラへ動かされるべきであること、又は(2)異なるトレーラ内の貨物が第1のトレーラへ動かされるべきであることのうちの少なくとも1つを示す。
【0287】
[0302]例56は、例45の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、トレーラアイコンに隣り合って積荷方向インジケータを描画させ、積荷方向インジケータは、第1のトレーラが、第1のトレーラ上の貨物が荷降しされるべき入ってくる積荷に関連付けられているか、それとも第1のトレーラ上へ貨物が荷積みされるべき出ていく積荷に関連付けられているかを示す。
【0288】
[0303]例57は、例45の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、トレーラアイコンに隣り合って優先度インジケータを描画させ、優先度インジケータは、第1のトレーラの優先度を示す。
【0289】
[0304]例58は、例57の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、優先度インジケータは、第1の優先度を示す第1の外観と、第1の優先度より大きい第2の優先度を示す第2の外観との間で切り換わる。
【0290】
[0305]例59は、例45の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、第1のトレーラが入ってくる積荷に関連付けられていることを示すドックデータに応答して、トレーラアイコン内に積荷カウンタを描画させ、積荷カウンタは、第1のトレーラの外へ動かされるべき貨物ユニットの総数を示す。
【0291】
[0306]例60は、例59の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、トレーラ内で検出された活動に基づいて、第1のトレーラから除去されるべき貨物ユニットの残りの数を判定させ、第1のトレーラの外へ動かされるべき貨物ユニットの残りの数を示すように、積荷カウンタを動的に更新させ、残りの数は、総数とともに描画される。
【0292】
[0307]例61は、例45の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、トレーラアイコンに隣り合って、運送業者コード又はトレーラ番号のうちの少なくとも1つを描画させる。
【0293】
[0308]例62は、例44の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、複数のドックアイコンのうちの対応するドックアイコンに隣り合って複数の拘束信号アイコンを描画させ、複数の拘束信号アイコンが、複数のドックのうちの対応するドックにおける対応する車両拘束装置の状態を表し、車両拘束装置の状態が、ドックのうちの対応するドックで車両拘束装置がトレーラに係合された第1の状態、及び車両拘束装置が格納位置にある第2の状態を含み、対応する車両拘束装置の状態に基づいて、赤色光の表示と緑色光の表示との間で、複数の拘束信号アイコンを動的に切り換えさせ、赤色光は、第1の状態を示し、緑色光は、第2の状態を示す。
【0294】
[0309]例63は、例44の非一時的コンピュータ可読媒体を含み、ここで、命令は、さらにプロセッサに、ドックデータに基づいて、複数のドックのうちの対応するドックの状態の変化を表すように、複数のドックアイコンを動的に切り換えさせる。
【0295】
[0310]例64は、マテリアルハンドリング設備における動作を監視する方法を含み、方法は、トラックトレーラがマテリアルハンドリング設備のドックに存在するかどうかを示す第1のデータを監視するステップと、ドックにある機器に関連付けられた条件を示す、第1のデータとは異なる第2のデータを監視するステップと、第1のデータ及び第2のデータに基づいて通知を生成するステップとを含む。
【0296】
[0311]例65は、例64の方法を含み、ここで、第1のデータは、第1のデータソースによって生成され、第2のデータは、第2のデータソースによって生成され、第1のデータソースは、第2のデータソースとは異なり、第1のデータソースは、ドックにある第1のセンサ、ドックにある車両拘束装置、ドックにあるレベラ、ライトインジケータ、又はマテリアルハンドリング設備に関連付けられたドック管理システムに対するデータベースのうちの少なくとも1つに対応し、第2のデータソースは、第1のセンサとは異なるドックにある第2のセンサ、車両拘束装置、レベラ、ライトインジケータ、又はデータベースのうちの少なくとも1つに対応する。
【0297】
[0312]例66は、例65の方法を含み、ここで、第2のデータソースは、第2のセンサに対応し、第2のセンサは、ドアの動作を監視し、条件は、ドアが非閉鎖状態にあるかどうかに対応し、方法は、トレーラがドックに存在しないことを第1のデータが示し、ドアが非閉鎖状態にあることを第2のデータが示すとき、通知を生成するステップをさらに含み、通知は、ドアに関連付けられた落下の危険を示す。
【0298】
[0313]例67は、例66の方法を含み、ドアとは異なるバリアが非閉鎖状態にあるドアに関連付けられた出入口の通過を阻止しているかどうかを示す第3のデータを監視するステップと、バリアが出入口の通過を阻止していることを第3のデータが示すとき、通知の生成を抑制するステップとをさらに含む。
【0299】
[0314]例68は、例67の方法を含み、ここで、第2のデータソースは、ライトインジケータに対応し、ライトインジケータは、車両拘束装置が係合位置にある第1の状態と、車両拘束装置が格納位置にある第2の状態との間で切り換わり、車両拘束装置は、車両拘束装置が係合位置にあるとき、ドックにあるトレーラに係合し、ライトインジケータは、車両が係合位置にあるか、それとも格納位置にあるかにかかわらず、車両拘束装置がオーバーライドモードにされたとき、第1の状態に切り換わり、方法は、(1)トレーラがドックに存在しないことを第1のデータが示すこと、及び(2)車両拘束装置がオーバーライドモードにあることに関連して、ライトインジケータが第1の状態にあることを第2のデータが示すことに応答して、通知を生成するステップをさらに含み、通知は、ライトインジケータが第1の状態にあったとき、トレーラがドックから出されたことを示す。
【0300】
[0315]例69は、例67の方法を含み、ここで、第2のデータソースは、データベースに対応し、データベースは、マテリアルハンドリング設備の異なるドックへの異なるトレーラの割当てを示すドック管理データを記憶し、方法は、トレーラがドックに存在することを第1のデータが示し、ドックにトレーラが割り当てられていないことを第2のデータが示すことに応答して、通知を生成するステップをさらに含み、通知は、トレーラが誤ったドックにあることを示す。
【0301】
[0316]例70は、例67の方法を含み、ここで、第2のデータソースは、第2のセンサに対応し、第2のセンサは、ドックにあるトレーラ内の活動を監視し、条件は、トレーラ内で感知された活動のない持続時間に対応し、方法は、持続時間が閾値を超過したことに応答して、通知を生成するステップをさらに含む。
【0302】
[0317]例71は、例67の方法を含み、ドックに関連付けられた第1の機器の動作を可能にする手動開始式アクチュエータのユーザ起動を示す第3のデータを監視するステップであって、第2のデータソースが、第2のセンサに対応し、第2のセンサが、第1の機器の動作と連動関係にある第2の機器の状態を監視し、条件が、第2の機器の状態が連動関係に基づいて第1の機器の動作を防止するかどうかに対応する、監視するステップと、第2の機器の状態が第1の機器の動作を防止することを第2のデータが示すとき、ユーザ起動に応答して通知を生成するステップとをさらに含む。
【0303】
[0318]例72は、例66の方法を含み、ここで、通知を生成するステップは、通知に関連付けられた情報を、ドックの近傍に位置する画面に描画するステップを含む。
【0304】
[0319]例73は、例66の方法を含み、ここで、通知を生成するステップは、通知に関連付けられた情報を、ドックから離れたデバイスによってアクセスされるウェブページに描画するステップを含む。
【0305】
[0320]例74は、マテリアルハンドリング設備における動作を監視する方法を含み、方法は、マテリアルハンドリング設備に関連付けられたドアが非閉鎖状態にあることを示す第1のデータを監視するステップと、非閉鎖状態にあるドアに関連付けられた出入口における人物又は物体のうちの少なくとも1つの通過を示す第2のデータを監視するステップと、ドアが非閉鎖状態にあることを第1のデータが示し、出入口における人物又は物体のうちの少なくとも1つの通過がないことを第2のデータが示すことに応答して、通知を生成するステップであり、通知はドアの誤起動を示す、ステップとを含む。
【0306】
[0321]例75は、マテリアルハンドリング設備における動作を監視する方法を含み、方法は、マテリアルハンドリング設備の複数のドックに関連付けられたドックデータを集約するステップであり、ドックデータが、(1)複数のドックに関連付けられた機器の動作状態の指示、(2)複数のドックに関連付けられたセンサからのフィードバックに基づいた複数のドックの近傍における職員の活動の指示、及び(3)複数のドックのうちの1つで荷積み又は荷降しのうちの少なくとも1つが行われるトレーラに関連付けられた積荷情報を含む、ステップと、複数のドックに対応する複数のドックアイコンを描画するステップと、ユーザが複数のドックアイコンのうちの第1のドックアイコンを選択したことに応答して、ユーザが選択するためのオプションのメニューを描画するステップであり、メニューに提示されるオプションは、ドックデータに基づいて動的に更新される、ステップとを含む。
【0307】
[0322]例76は、例75の方法を含み、第1のトレーラが複数のドックのうちの第1のドックに存在することを示すドックデータに応答して、複数のドックアイコンのうち、第1のドックに対応する第1のドックアイコンに隣り合って、トラックトレーラを表す形状を有するトレーラアイコンを描画するステップと、第1のトレーラに関連付けられた積荷情報にアクセスするための第1のオプションを含むように、メニューに提示されるオプションを更新するステップとをさらに含む。
【0308】
[0323]例77は、例76の方法を含み、トレーラアイコン内のタイミングインジケータを動的に更新するステップをさらに含み、タイミングインジケータは、第1のトレーラが第1のドックに位置している持続時間を示す。
【0309】
[0324]例78は、例77の方法を含み、ここで、タイミングインジケータは、持続時間に対応するタイマ値を含む。
【0310】
[0325]例79は、例77の方法を含み、ここで、タイミングインジケータは、トレーラアイコンの第2の部分とは異なる色で描画されたトレーラアイコンの第1の部分に対応するプログレスバーを含み、第1の部分は、持続時間に比例してサイズが増大する。
【0311】
[0326]例80は、例79の方法を含み、ここで、第1の部分は、持続時間が延滞料金期間に対応する閾値期間を超過したとき、トレーラアイコンの全体に対応する。
【0312】
[0327]例81は、例76の方法を含み、トレーラアイコン内に予約時間インジケータを描画するステップをさらに含み、予約時間インジケータは、第1のトレーラに対して予定された予約の時間を示す。
【0313】
[0328]例82は、例81の方法を含み、トレーラアイコン内に予約カウントダウンを描画するステップをさらに含み、予約カウントダウンは、予定された予約までに残っている時間を示す。
【0314】
[0329]例83は、例76の方法を含み、トレーラアイコンに隣り合って積込み状態インジケータを描画するステップをさらに含み、積込み状態インジケータは、第1のトレーラの中又は外へ貨物を動かす進捗状態を示し、進捗状態は、開始前、貨物上で待機、部分的に完了、又は完了のうちの少なくとも1つに対応する。
【0315】
[0330]例84は、例76の方法を含み、第1のトレーラが実際の積荷に関連付けられていることを示すドックデータに応答して、トレーラアイコンの隣にトラクタユニットアイコンを描画し、トラクタユニットが第1のトレーラに連結されたことを図示するステップと、第1のトレーラが納入された積荷に関連付けられていることを示すドックデータに応答して、トレーラアイコンに隣り合って納入状態インジケータを描画するステップであり、納入状態インジケータは、第1のトレーラがトレーラヤードへ動かされるべきか、それとも第1のドックに留まるべきかを示す、ステップとをさらに含む。
【0316】
[0331]例85は、例84の方法を含み、第1のトレーラが温度制御されていることを積荷情報が示すとき、トレーラアイコン又はトラクタユニットアイコンのうちの少なくとも1つの外観を修正するステップをさらに含む。
【0317】
[0332]例86は、例76の方法を含み、トレーラアイコンに隣り合って相互ドック状態インジケータを描画するステップをさらに含み、相互ドック状態インジケータは、(1)第1のトレーラ内の貨物が異なるトレーラへ動かされるべきであること、又は(2)異なるトレーラ内の貨物が第1のトレーラへ動かされるべきであることのうちの少なくとも1つを示す。
【0318】
[0333]例87は、例76の方法を含み、トレーラアイコンに隣り合って積荷方向インジケータを描画するステップをさらに含み、積荷方向インジケータは、第1のトレーラが、第1のトレーラ上の貨物が荷降しされるべき入ってくる積荷に関連付けられているか、それとも第1のトレーラ上へ貨物が荷積みされるべき出ていく積荷に関連付けられているかを示す。
【0319】
[0334]例88は、例76の方法を含み、トレーラアイコンに隣り合って優先度インジケータを描画するステップをさらに含み、優先度インジケータは、第1のトレーラの優先度を示す。
【0320】
[0335]例89は、例88の方法を含み、ここで、優先度インジケータは、第1の優先度を示す第1の外観と、第1の優先度より大きい第2の優先度を示す第2の外観との間で切り換わる。
【0321】
[0336]例90は、例76の方法を含み、第1のトレーラが入ってくる積荷に関連付けられていることを示すドックデータに応答して、トレーラアイコン内に積荷カウンタを描画するステップをさらに含み、積荷カウンタは、第1のトレーラの外へ動かされるべき貨物ユニットの総数を示す。
【0322】
[0337]例91は、例90の方法を含み、トレーラ内で検出された活動に基づいて、第1のトレーラから除去されるべき貨物ユニットの残りの数を判定するステップと、第1のトレーラの外へ動かされるべき貨物ユニットの残りの数を示すように、積荷カウンタを動的に更新するステップであり、残りの数は総数とともに描画される、ステップとをさらに含む。
【0323】
[0338]例92は、例76の方法を含み、トレーラアイコンに隣り合って、運送業者コード又はトレーラ番号のうちの少なくとも1つを描画するステップをさらに含む。
【0324】
[0339]例93は、例75の方法を含み、複数のドックアイコンのうちの対応するドックアイコンに隣り合って複数の拘束信号アイコンを描画するステップであり、複数の拘束信号アイコンが、複数のドックのうちの対応するドックにおける対応する車両拘束装置の状態を表し、車両拘束装置の状態が、ドックのうちの対応するドックで車両拘束装置がトレーラに係合された第1の状態、及び車両拘束装置が格納位置にある第2の状態を含む、ステップと、対応する車両拘束装置の状態に基づいて、赤色光の表示と緑色光の表示との間で、複数の拘束信号アイコンを動的に切り換えるステップであり、赤色光は第1の状態を示し、緑色光は第2の状態を示す、ステップとをさらに含む。
【0325】
[0340]例94は、例75の方法を含み、ドックデータに基づいて、複数のドックのうちの対応するドックの状態の変化を表すように、複数のドックアイコンを動的に切り換えるステップをさらに含む。
【0326】
[0341]例95は、マテリアルハンドリング設備に関連付けられたコントローラから報告されたIOデータを受信するIOネットワークインターフェースと、第1のウェブページへの第1のウェブページ及び第2のクライアントデバイスへの第2のウェブページを提供するウェブサーバであって、第2のウェブページが、第1のウェブページとは異なる、ウェブサーバと、第1及び第2のウェブページの両方に含まれる共通の列に基づいて、IOデータを第1及び第2のウェブページの両方へプッシュするプッシュサービスマネージャであって、共通の列が、第1及び第2のウェブページが加入するデータストリームを識別し、データストリームが、コントローラから報告されるIOデータに関連付けられる、プッシュサービスマネージャとを備える装置を含む。
例97は、マテリアルハンドリング設備に関連付けられたコントローラから報告されたIOデータを受信するIOネットワークインターフェースであり、前記IOデータが、前記コントローラによって監視されるIOパラメータのための値を含む、IOネットワークインターフェースと、第1のクライアントデバイスへの第1のウェブページ及び第2のクライアントデバイスへの第2のウェブページを提供するウェブサーバであって、前記第2のウェブページが、前記第1のウェブページとは異なり、前記第1のウェブページが、前記IOパラメータの前記値に基づく第1の情報を含み、前記第2のウェブページが、前記IOパラメータの前記値に基づく第2の情報を含み、前記ウェブサーバが、前記第1のウェブページを介して入力されたユーザ入力データを受信する、ウェブサーバと、前記ユーザ入力データを前記第2のウェブページへプッシュするプッシュサービスマネージャであって、前記第2の情報が、前記ユーザ入力データに基づいて更新される、プッシュサービスマネージャとを備える装置を含む。
【0327】
[0342]例96は、マテリアルハンドリング設備に関連付けられたドアの動作を監視するシステムであって、ドアが非閉鎖状態にあることを示す第1の出力を生成する第1のセンサと、非閉鎖状態にあるドアに関連付けられた出入口における人物又は物体のうちの少なくとも1つの通過を示す第2の出力を生成する第2のセンサと、第1及び第2の出力を受信するプロセッサであり、ドアが非閉鎖状態にあることを第1の出力が示し、第2のセンサによって第2の出力が生成されなかったとき、ドアの誤起動を検出するプロセッサとを備える。特定の例示的方法、装置、及び製品について本明細書に開示したが、本特許の包含範囲はそれに限定されない。逆に、本特許は、本特許の特許請求の範囲の範囲内に適当に入るすべての方法、装置、及び製品を包含する。