(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-08
(45)【発行日】2024-11-18
(54)【発明の名称】コンベヤ用の駆動アセンブリ
(51)【国際特許分類】
B65G 45/12 20060101AFI20241111BHJP
B65G 45/16 20060101ALI20241111BHJP
【FI】
B65G45/12 B
B65G45/16 A
(21)【出願番号】P 2021568025
(86)(22)【出願日】2020-05-18
(86)【国際出願番号】 US2020033406
(87)【国際公開番号】W WO2020236715
(87)【国際公開日】2020-11-26
【審査請求日】2023-04-21
(32)【優先日】2019-05-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-06-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508181663
【氏名又は名称】レイトラム,エル.エル.シー.
(74)【代理人】
【識別番号】110001302
【氏名又は名称】弁理士法人北青山インターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】デグルート,マイケル,ヘンドリック
(72)【発明者】
【氏名】モハン,ジェイク,エイ.
(72)【発明者】
【氏名】ハルショフ,ゲルコ
(72)【発明者】
【氏名】コックス,デビッド,エイ.
(72)【発明者】
【氏名】バッチェルダー,ジェフ
(72)【発明者】
【氏名】ダウナー,ドリュー
(72)【発明者】
【氏名】ハニカット,ジュニア,ジェームス,アール.
【審査官】大塚 多佳子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/057688(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0210475(US,A1)
【文献】実開昭58-034813(JP,U)
【文献】特開平03-018508(JP,A)
【文献】登録実用新案第3012904(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 45/12
B65G 45/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベヤベルト用の駆動アセンブリであって、
1対の相対向する端板
であって、それぞれが上側突出部と下側突出部を有する端板と、
前記1対の相対向する端板に取り付けられて前記1対の相対向する端板間に延びる駆動部と、
前記1対の相対向する
端板に取り付けられたリミッタ/スクレーパアセンブリであって、
相対向するアセンブリ取付アームと、当該相対向するアセンブリ取付アームの間に取り付けられた位置リミッタおよびスクレーパアセンブリと、を含むリミッタ/スクレーパアセンブリと、を含み、
前記リミッタ/スクレーパアセンブリは、前記アセンブリ取付アームによって、前記端板に取り付けられており、
各アセンブリ取付アームは、前記位置リミッタの軸受を受け入れる開口を有する下側取付部分と、下側取付部分から上方に延びる成形アームを有し、
前記下側取り付け部分は、前記スクレーパアセンブリが取り付けられる前側のサドルと、前側と反対側の後ろ側にアセンブリ取付アームから垂直に突出した突出部を有する後端部と、を有し、前記突出部が前記端板に掛止めされるとともに、前記後端部が前記端板の下側突出部と当接しており、
前記成形アームは、前記端板の上側突出部と掛止めされた上側掛止部において終端している、ことを特徴とする駆動アセンブリ。
【請求項2】
前記成形アームは、前記上側掛止部から下方に延びる下側湾曲部分を含む、請求項1に記載の駆動アセンブリ。
【請求項3】
前記下側湾曲部分は、指定された破壊点として設計された幅狭部分を含む、請求項2に記載の駆動アセンブリ。
【請求項4】
前記成形アームは、ハンドルを回動可能に取り付けるためのピンを含む、請求項2に記載の駆動アセンブリ。
【請求項5】
前記ピンに取り付けられたハンドルを更に含む、請求項4に記載の駆動アセンブリ。
【請求項6】
前記ハンドルは、第2の位置において前記端板間に延びるトーションバーに取り付けられ、前記トーションバーは、前記外向き停止部と嵌合するための掛止アームを含む、請求項5に記載の駆動アセンブリ。
【請求項7】
前記トーションバーは、洗浄流体源に接続された複数のノズルを含む、請求項6に記載の駆動アセンブリ。
【請求項8】
前記端板の上側突出部および下側突出部が回動可能である、請求項1に記載の駆動アセンブリ。
【請求項9】
スクレーパ/リミッタアセンブリは、コンベヤベルトに接触するようにスクレーパブレードを付勢するための板ばねを含み、前記板ばねは、前記板ばねに張力を付与するように前記回動可能な突出部に選択的に係合する、請求項8に記載の駆動アセンブリ。
【請求項10】
前記位置リミッタと前記コンベヤベルトとの間の挟持点を保護するために前記相対向するアセンブリ取付アーム間に延びて前記相対向するアセンブリ取付アームに取り付けられたガードを更に含む、請求項
9に記載の駆動アセンブリ。
【請求項11】
前記ガードは、第1の側部から第2の側部に延びる湾曲薄板と、
前記ガードをアセンブリ取付アームの内面に締結するための、各側部における上側接続タブと、
前記ガードを前記アセンブリ取付アームの下縁部に締結するための、各側部における下側接続タブと
を含む、請求項10に記載の駆動アセンブリ。
【請求項12】
各端板は、
シュートを前記駆動アセンブリに取り付けるための上側接続ピンおよび下側接続ピンを含む、請求項1に記載の駆動アセンブリ。
【請求項13】
前記端板に取り付けられたシュートを更に含み、前記シュートは、平面状摺動部分と、第1の端板に取り付けられた前記平面状摺動部分の第1の側部における第1の接続アームと、第2の端板に取り付けられた前記平面状摺動部分の第2の側部における第2の接続アームとを含む、請求項12に記載の駆動アセンブリ。
【請求項14】
各接続アームは、2つの座部を有する上側接続部分を含み、各座部は、端板上の接続ピンを受けるように構成される、請求項
13に記載の駆動アセンブリ。
【請求項15】
各接続アームは、
前記アセンブリ取付アームの後端部と境界を接するタブを形成する下側部分を更に含む、請求項13に記載の駆動アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年5月20日に出願された「Drive Assembly for a Conveyor」という名称の米国仮特許出願第62/850,171号明細書、及び2019年6月10日に出願された「Drive Assembly for a Conveyor」という名称の米国仮特許出願第62/859,458号明細書の優先権を主張するものである。前述の両出願の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、動力駆動コンベヤに関する。より詳細には、本発明は、回路を通してコンベヤベルトを移動させ、搬送された物品をコンベヤの外に移すためのコンベヤ用の駆動アセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
動力駆動コンベヤは、物品を搬送するために使用される。送り込みアセンブリは、コンベヤベルトが戻り経路から戻り経路よりも上の搬送経路に移動するときに、製品をコンベヤ上に移すために使用される。送り出しアセンブリは、ベルトが搬送経路から戻り経路に移動するときに、製品をコンベヤの外に移すために使用される。駆動部は、搬送回路を通してコンベヤベルトを移動させる。例えば、回動可能なシャフトに取り付けられた駆動スプロケットが、コンベヤベルトに係合してコンベヤベルトを搬送回路に沿って駆動し得る。駆動スプロケットは、コンベヤの送り出し部に又は回路の戻り経路内に位置することができる。スクレーパは、コンベヤベルトが戻り経路に入る前にコンベヤベルトから屑を取り除くために、送り出し部に取り付けることができる。塵埃、屑、細菌及び他の汚染物質が異なる構成要素内に閉じ込められることがあるので、コンベヤに関する衛生上の問題が生じる可能性がある。
【発明の概要】
【0004】
コンベヤ用の駆動アセンブリは、コンベヤ駆動部を取り付けるための相対向する端板と、スクレーパアセンブリとを含む。スクレーパアセンブリは、相対向する端板間にスクレーパアセンブリが取り付けられたときにスクレーパブレードを動作位置に選択的に付勢するための板ばねを含む。
【0005】
一態様によれば、コンベヤベルト用の駆動アセンブリは、1対の相対向する端板と、1対の相対向する端板に取り付けられて1対の相対向する端板間に延びる駆動部と、1対の相対向する側板に取り付けられたリミッタ/スクレーパアセンブリとを含む。リミッタ/スクレーパアセンブリは、位置リミッタ及びスクレーパアセンブリを相対向するアセンブリ取付アーム間に取り付けるための相対向するアセンブリ取付アームを含む。各アセンブリ取付アームは、位置リミッタ軸受用の開口と、スクレーパアセンブリ用の前部サドルと、アセンブリ取付アームを端板に掛止するための外向き停止部において終端する後向きフィンガとを含む下側取付部分を含む。
【0006】
別の態様によれば、コンベヤベルト用の駆動アセンブリは、1対の相対向する端板と、1対の相対向する端板に取り付けられて1対の相対向する端板間に延びる駆動部と、第1の端板に取り付けられた第1の取付アセンブリと、第2の端板に取り付けられた第2の取付アセンブリとを含み、各取付アセンブリは、スクレーパアセンブリ及び位置リミッタアセンブリの少なくとも一方を関連する端板に取り付けるための取付部分を含む。
【0007】
別の態様によれば、コンベヤベルト用の駆動アセンブリは、1対の相対向する端板と、1対の相対向する端板に取り付けられて1対の相対向する端板間に横方向に延びる駆動部と、各端板上のサドルに取り付けられてサドル間に延びるスクレーパアセンブリと、スクレーパアセンブリを動作位置と洗浄位置との間で選択的に移動させるために各端板に取り付けられた板ばねを含む張力付与装置とを含む。
【0008】
別の態様によれば、コンベヤベルト用のスクレーパアセンブリは、1対の相対向するスクレーパ取付板と、スクレーパブレードを取り付けるための1対の相対向するスクレーパ取付板間に横方向に延びる略円筒状基部と、各スクレーパ取付板と接続された取付部分に取り付けられた板ばねであって、スクレーパブレードをコンベヤベルトに対する剥離位置に選択的に付勢するための、取付板から長手方向内方に延びる板ばねとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態によるコンベヤ用の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図2】
図1の駆動アセンブリの端板の側面図である。
【
図3】
図1の駆動アセンブリのスクレーパアセンブリの斜視図である。
【
図4A】張力付与状態にある
図3のスクレーパアセンブリの外側部分の側面図である。
【
図4B】張力付与状態にある
図3のスクレーパアセンブリの側部の斜視図である。
【
図5A】弛緩状態にある
図3のスクレーパアセンブリの外側部分の側面図である。
【
図5B】弛緩状態にある
図3のスクレーパアセンブリの側部の斜視図である。
【
図6】
図3のスクレーパアセンブリの外側部分の分解図である。
【
図7】
図3のスクレーパアセンブリのスクレーパ基部の上面図である。
【
図9A】スクレーパブレードの挿入時の
図4Aのスクレーパアセンブリの外側部分の断面図である。
【
図9B】スクレーパブレードがスクレーパ基部に挿入されたときの
図4Aのスクレーパアセンブリの外側部分の断面図である。
【
図10】スクレーパアセンブリの板ばねが張力付与状態にある、動作位置にある
図1の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図11】スクレーパアセンブリが弛緩状態にある
図1の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図12】側部ガードの取り外し時の
図1の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図13】側部ガードが取り外された
図12の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図14】本発明の実施形態による側部ガードの係止部分の詳細図である。
【
図16】本発明の実施形態による駆動アセンブリにおける側部ガードの詳細正面図である。
【
図17】スクレーパアセンブリの挿入前の別の実施形態による駆動アセンブリの斜視図である。
【
図18】スクレーパアセンブリの挿入時の
図17の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図19】動作状態にある
図17の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図20】側部ガードが取り付けられた
図19の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図21】スクレーパアセンブリの挿入前の別の実施形態による駆動アセンブリの斜視図である。
【
図22】完全に組み立てられ、張力が付与された、
図21の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図24】別の実施形態による駆動アセンブリの斜視図である。
【
図25】排出された製品を受け取るためのシュートを含む、
図24の駆動アセンブリの側断面図である。
【
図26】
図25のリミッタ/スクレーパアセンブリの斜視図である。
【
図27】スクレーパブレードなしの
図26のリミッタ/スクレーパアセンブリの斜視図である。
【
図29】
図26のリミッタ/スクレーパアセンブリの正面断面図である。
【
図30】
図26のリミッタ/スクレーパアセンブリのアセンブリ取付アームの斜視図である。
【
図31】動作位置にある
図24の駆動アセンブリの側面図である。
【
図32】実施形態による成形操作ハンドルを備えた駆動アセンブリの斜視図である。
【
図33】洗浄位置にある
図32の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図34】実施形態によるスプレーバーと一体化された駆動アセンブリ用の成形ハンドルの斜視図である。
【
図35】ローラリミッタとコンベヤベルトとの間の挟持点を保護するためのガードを含む駆動アセンブリの斜視図である。
【
図36】ガードを示す
図35の駆動アセンブリの詳細断面図である。
【
図38】実施形態による駆動アセンブリに一体化させるのに好適なシュートの斜視図である。
【
図39】
図38のシュートを用いた駆動アセンブリの斜視図である。
【
図40】駆動アセンブリの端板への
図38のシュートの取り付けを示す斜視図である。
【
図41】実施形態によるアセンブリ取付アームに係合する
図38のシュートの下側取付部分の詳細図である。
【
図42】スクレーパの上にシュートを含む駆動アセンブリの斜視図である。
【
図43】カバー板を含む、
図42の駆動アセンブリのリミッタ/スクレーパアセンブリを示す。
【
図44】実施形態による、ローラリミッタ用の軸受を受け入れるためのピローブロック軸受ハウジングを含むとともに一体のスクレーパサドルを含む、駆動アセンブリの斜視図である。
【
図46】
図45の軸受ハウジングの第1の側部の斜視図である。
【
図47】
図46の軸受ハウジングの第2の側部の斜視図である。
【
図48】
図44の駆動アセンブリ内の軸受ハウジングの側面図である。
【
図49】、端板の外側に取り付けられた位置リミッタ取付板を含む駆動アセンブリの斜視図である。
【
図50】
図49の駆動アセンブリの位置リミッタ取付板の内側の斜視図である。
【
図53】別の実施形態による駆動アセンブリの斜視図である。
【
図55】
図53の駆動アセンブリのスクレーパアセンブリの斜視図である。
【
図56】スクレーパアセンブリが取り外された
図53の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図57】
図53の駆動アセンブリの側部部分の底面斜視図である。
【
図61】別の実施形態によるフライト付きコンベヤベルト用の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図63】位置リミッタ取付板が取り外された
図61の駆動アセンブリの斜視図である。
【
図64】
図61の駆動アセンブリのリミッタ取付板の外側の斜視図である。
【
図66】
図61の駆動アセンブリの位置リミッタアセンブリの斜視図である。
【
図67】別の実施形態による板ばねを含む駆動アセンブリ用のスクレーパアセンブリの斜視図である。
【
図68】
図67のスクレーパアセンブリの側部の詳細図である。
【
図69】
図67のスクレーパアセンブリの板ばねの取付部分の詳細図である。
【
図71】別の実施形態による板ばねを含むスクレーパアセンブリの側部の斜視図である。
【
図73】別の実施形態による板ばねを含むスクレーパアセンブリの側部の底面斜視図である。
【
図75】別の実施形態による板ばねを含むスクレーパアセンブリの側面斜視図である。
【
図76】別の実施形態による駆動アセンブリの斜視図である。
【
図77】動作位置にある
図76の駆動アセンブリの側面図である。
【
図78】洗浄位置にある
図76の駆動アセンブリの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、容易に設置し、洗浄位置に移動させ、且つ/又は取り外すことができる衛生システムをコンベヤの駆動端部に提供する。本発明について、例示的な実施形態に関連して以下に説明する。当業者であれば、本発明が多数の異なる用途及び実施形態で実施されることがあり、本発明の用途では、本明細書に示す特定の実施形態に具体的に限定されるものではないことを理解するであろう。
【0011】
図1は、コンベヤ用の送り出し部を形成するコンベヤ用の駆動アセンブリ10の斜視図である。駆動アセンブリ10は、1対の端板20間に延びる、搬送経路の送り出し端部におけるコンベヤベルト40用の、スプロケット又は他のコンベヤ駆動部などの、反転要素の駆動軸42を取り付けるための1対の相対向する端板20を含む。例示的なコンベヤベルト40は、正転駆動低張力コンベヤベルトである。好適な正転駆動式低張力コンベヤベルトの例としては、限定されるものではないが、Harahan,LA,USAのIntralox,LLCから入手可能なTHERMODRIVE(登録商標)ベルト、Habasit AGから入手可能なCleandriveベルト、Gates Mectrolから入手可能なGates Mectrol PosiClean(登録商標)ベルト、Volta Beltingから入手可能なVolta SuperDrive(商標)ベルト及び他の正転駆動低張力コンベヤベルト、及び当該技術分野で既知の他の正転駆動式低張力コンベヤベルトが挙げられる。例示的なコンベヤベルト40は、実質的に不連続部分のない滑らかな外面と、所与のベルトピッチでの複数の歯又は他の好適な駆動要素を備えた内面とを有する。コンベヤベルト40は、送り込み部から送り出し部までの搬送経路に沿って製品を搬送し、搬送経路よりも下の戻り経路に沿って戻る。コンベヤベルト40は、フライト又は他の特徴部を含み得、例示的な例に限定されるものではない。端板20はまた、コンベヤベルト40を洗浄するためのスクレーパアセンブリ60を取り付ける。側部ガード80は、送り出し領域におけるコンベヤベルト40の縁部を保護し且つ/又はコンベヤベルトの搬送経路上の製品を収容するために、端板20に取り付けられる。例示的な側部ガード80はまた、反転要素を覆う。
【0012】
図2を参照すると、各端板20は、高さが頂縁部21から底縁部22に延び且つ長さが前縁部23から後縁部13に延びる本体を有し、この本体は、背面取付板12に取り付けられる。頂縁部21と前縁部23との間の幅広の開口から延びて電動スプロケット又は別の反転要素の軸42用の座部25において終端する、テーパ状傾斜チャネル24として示す、軸用開口。代替的に、軸受アセンブリは、外部モータ又は他の反転要素により駆動させるスプロケットの軸を収納するために座部25内に設けられ得るか又は座部25と一体であり得る。スクレーパアセンブリ26は、前縁部23の底部から延びる。例示的なスクレーパアセンブリ座部26は、湾曲突出部を含む開放座部であるが、本発明はそのように限定されるものではない。スクレーパアセンブリ座部26の後方では、以下に詳細に説明するように、ベルトから離れる方向へのスクレーパアセンブリの回動を制限するために、制限溝27が底縁部22に形成される。張力付与レバー28、又は他の特徴部は、以下に説明するように、スクレーパアセンブリ内の張力付与装置への張力の付与及び張力付与装置の解除を選択的に行うために使用される。例示的な張力付与レバー28は、丸みを帯びた接触突起120を接続脚部121の端部に含み、この接続脚部121は、枢支点123を介してハンドル122に枢動可能に接続される。各端板20は、以下に説明するように、側部ガード80の対応する成形枢動取付部分を受け入れるための成形凹部29を頂縁部21と後縁部13との間に更に含む。
【0013】
図3を参照すると、スクレーパアセンブリ60は、1対の相対向するスクレーパ取付板62間に延びる略円筒状基部61を含む。スクレーパブレード63は、基部61から上方に延びる。基部は、スクレーパアセンブリを2つの端板20間に取り付けるためのスクレーパアセンブリ座部26に受け入れられるように構成された縮径のくびれ部分を含む。各スクレーパ取付板62は、略平坦な底壁68及び下方に傾斜した上壁69に移行する半円形の前壁67を含む。チャネル72は、スクレーパアセンブリ60用の板ばね90又は他の張力付与要素を取り付け且つ1対の脚部(上脚部71及び下脚部73)を形成するために、平坦な底壁68と下方に傾斜した上壁69との間で内方に延びる。上脚部71は、板ばね90を案内するための下方に延びる突起74において終端する。円筒状ピン75は、端板20の溝27と相互作用してスクレーパアセンブリ60の移動を制限し且つ板ばね90用の枢支点(支点)を形成するように、下脚部73の端部において横方向に延びる。スクレーパアセンブリ60は、板ばね90の外端部における開口92により板ばね90を取り付けるための成形突出部76を下脚部73の外端部におけるチャネル72内に更に含む。成形突出部76の頂部は、板ばね90を拘束するために開口よりも大きく、成形突出部76の本体は、成形突出部上での板ばねの外端部の摺動を可能にするために下脚部73に向かってテーパ状である。例示的な板ばね90は、板ばね90を成形突出部76上に取り付けるために変形し、並びに板ばねをスクレーパ取付板62に取り付け且つ/又はスクレーパ取付板62から外すのに工具を必要とし得る。スクレーパ取付板62に取り付けられたときに、細長い板ばね90は、スクレーパブレード63から離れる方向に、内方に延びる。したがって、板ばねは、容易に交換可能で修理可能且つ調整可能であり、並びにスクレーパブレードとコンベヤベルトとの適切な接触を確実にするために、信頼性が高く、一貫性があり且つ洗浄可能な張力付与機構を提供する。
【0014】
図4A及び
図4Bを参照すると、張力付与位置では、板ばね90は、スクレーパアセンブリ60にトルクを付与する。張力付与位置では、板ばねの内端部91が押し下げられ、その結果、板ばね90がピン75を中心に下方に枢動し、開口92を含む外端部を押し上げ、スクレーパ取付板62を引き上げる。成形突出部76及び下方に延びる突起74は、板ばねの外端部の上方移動を拘束する。
【0015】
図5A及び
図5Bに示すように、非張力付与位置では、例えば、スクレーパ60が取り外されたときに、板ばね90の外端部は、開口92を貫通して延びる、成形突出部76の底部に着座することができ、板ばね90の本体は、下方に延びる突起74から間隔をおいて配置され、且つ本体の内側部分は、ピン75上に載置される。板ばねに圧力が付与されない状態で、ばねは、緩く保持され、容易な洗浄のために僅かな力で各接触点から離れる方向に移動することができる。
【0016】
図6~
図9Bは、スクレーパアセンブリ60のブレード63及びスクレーパ基部61を示す。ブレード63は、工具なしにスクレーパ基部61に容易且つ取り外し可能に取り付けることができる。ブレード63は、動作位置では、コンベヤベルト表面から屑を除去するためにコンベヤベルト40に対して付勢される、尖った先端65において終端するテーパ状本体64を含む。例示的なスクレーパブレード63はまた、コンベヤベルトにおける駆動要素と駆動部との適切な係合を確実にするためにコンベヤベルトに連続的な力を付与する。
図9A及び
図9Bに示すように、例示的なブレード本体64は、傾斜した三角形の形状を有する。別の実施形態では、ブレード本体64は、テーパ状下側部分、及びテーパ状下側部分に対して所定の角度で延びるテーパ状上側部分などの、異なる形状を有する。ブレード本体63は、一定の幅を有し得るか、又は幅と厚さの両方が縁部65に向かってテーパ状であり得る。ブレード63は、テーパ状ブレード本体64の底部から下方に延びる取付タブ161を更に含む。対応するスクレーパ基部61は、ブレード63をスクレーパ基部に取り付けるために取付タブ161を受け入れるように構成された、チャネル162として示す、一連の開口を含む。例示的な開口162は、基部開口162に挿入されたときに、取付タブ161の強固な把持を容易にするための、
図7及び
図8に示す、中央屈曲部又は湾曲部163を含む。中央屈曲部又は湾曲部163により、取付タブ161とチャネル162との間に3つの加圧接触点が確保されており、その一方で、チャネル162の寸法は、スクレーパブレード63の広い公差範囲に対応するように十分な隙間を確保するように構成される。例示的な各チャネル162の幅は、最も厚い取付タブ161よりも幅広であるが、チャネル162の真っ直ぐな縁部と屈曲部の端部との差は、公差内の最も薄いスクレーパ取付タブ162よりも小さい。代替的に、基部61の長さにわたる単一の曲がりくねったチャネルが使用され得るか、又はチャネルのための他の構成が使用され得る。
【0017】
図9A及び
図9Bに示すように、各取付タブ161は、洗浄を容易にするためにブレード本体64と取付タブ161との間に丸みを帯びた凹部164を含むが、丸みを帯びた凹部164は、他の形状、サイズ及び構成を有するか、又は完全に省略することができる。基部61に挿入されたときに、ブレード本体64の底部は、
図9Bに示すように、基部61の上に載置される。
【0018】
図10を参照すると、動作位置において、張力付与レバー28は、接触突起120が板ばね90の内端部91に接触して内端部91を押し下げて板ばね90に張力を付与するように位置決めされる。板ばね90の内端部91への下向きの力は、板ばね90の外端部を突出部76に対して上方に回動させ、スクレーパ取付板62を上方に回動させ、その結果、ブレード先端65がコンベヤベルト40を押圧する。したがって、張力が付与された板ばね90により、スクレーパブレード先端65がコンベヤベルト40に圧接される。
【0019】
図11は、板ばね90における張力を除去するための張力付与レバー28の解除時の駆動ユニット10を示す。張力付与レバー28は、枢支点123を中心に時計回りに回動することができ、接触突起120を上方及び外方に移動させ、板ばね90から張力を解除し、且つスクレーパブレード先端65がコンベヤベルト40から離れる方向に枢動することを可能にする。例示的な実施形態では、コンベヤベルトから離れる方向へのスクレーパアセンブリの回動は、
図2に示すように、ピン75と端板20における溝27との干渉により制限される。許容移動量は、干渉する構成要素の寸法、位置、又は構成を修正することにより調整することができる。
【0020】
別の実施形態では、張力付与レバー28はまた、コンベヤベルトとの係合が解除されるようにスクレーパアセンブリを押圧する役割も果たし得る。例えば、スクレーパ取付板62は、張力を解除することとスクレーパ取付板62をサドル26内で回動させることの両方のために回動させたときにスクレーパ取付板62に接触するように設計される、張力付与レバー120に係合するように設計された突出部又は他の特徴部を含み得る。
【0021】
図12~
図16を参照すると、例示的な駆動アセンブリ10は、駆動アセンブリ10に容易に一体化させ且つ洗浄又は他の目的のために取り外すことができる側部ガード80を含む。例示的な各側部ガード80は、UHMW(超高分子量ポリエチレン)の成形ブロック、又はスプロケット14よりも手前の搬送経路に隣接して配置される主レール81を形成する別の低摩擦材料と、主レール81の内端部における成形取付部分82と、主レール81の前端部から湾曲して下方及び前方に延び、係止部分84において終端する前部レール83とを含む。成形取付部分82は、側部ガードを駆動アセンブリ10に取り付けるために端板20における成形凹部29に受け入れられて成形凹部29を中心に枢動するように構成される。前部レール83は、
図1に示すように、駆動アセンブリ10が組み立てられたときに、対応する端板20の前壁23を覆う。テーパ状内向き凸部84は、主レール81と前部レール83との境界における湾曲部から径方向内方に延び、端板20のテーパ状チャネル24内に収まるとともに、軸42用の座部25の上に収まり、それにより、スプロケット14の露出部分を覆うブロック86において終端する。側部ガード80は、端板20の特定の構成に応じて、任意の好適な大きさ、形状、及び構成を有することができる。別の実施形態では、側部ガード80を端板20に枢動可能に取り付けるための別個の枢支点、例えば、側部ガードにおける開口に受け入れられる、端板から延びるピンが使用され得る。
【0022】
図14及び
図15を参照すると、例示的な係止部分84は、壁23における開口に受け入れられた、頭部181とシャンク182と端部ねじ部分183とを有する埋め込みボルトとして示す、係止部180を受け入れるための開口87を含む。ねじ部分183は、シャンク部分182よりも幅広であり、且つ開口87は、異なる幅に対応して係止部分84内にボルトを捕捉するように大きさにばらつきがある。成形取付部分82を成形凹部29に挿入した後に、成形取付部分82により形成された枢支点を中心にレール81を回動させ、その結果、レール81が端板の頂縁部21に重なり、テーパ状内向き凸部84がテーパ状チャネル24に挿入され、前部レール83が前壁23に重なり、且つ開口87が前壁における係止開口と整合する。次いで、ボルトを回して、ボルト180のねじ部分183を捕捉開口に挿入する。一実施形態では、側部ガード80を所定の位置に固定することはまた、スクレーパアセンブリ60をブロックしてスクレーパアセンブリ60が座部26の外に出るのを防止する。シャンク182はまた、開口87内のねじ部分と嵌合するねじ部分を含み得る。
【0023】
図16は、側部ガード80の主レール81と端板20との間の境界面の断面図である。例示的な主レール81は、側部ガード80の側方移動を拘束するために端板20の頂縁部21の内側のフランジ186を受け入れるチャネル184を含む。例示的な主レール81は略矩形断面を有し、主レール81の内端部はコンベヤベルトの縁部を覆う。チャネル184は、レールの本体の底面に形成され、且つ下側突出部187は、端板20の内壁に沿って端板とコンベヤベルト40の縁部との間に延びる。
【0024】
図17~
図20は、別の実施形態によるコンベヤ用の駆動アセンブリ210を示す。スクレーパアセンブリ60は
図1~
図16のスクレーパアセンブリ60と同じであるが、板ばね90に張力を付与するための手段が異なる。例示的な駆動アセンブリ210は、底縁部と後縁部との交点付近において端板220から延びる張力付与支柱228を含む。スクレーパアセンブリ60がスクレーパアセンブリ座部226に着座するとすぐに、
図19では、追加のステップを必要とせずに、張力付与支柱228によってばね板90に張力が付与される。
図20に示すように、スクレーパアセンブリを着座させた後に、側部ガード80を駆動アセンブリ210に取り付けることができる。取り付けられた側部ガード80は、座部226からのスクレーパアセンブリ60の取り外しを防止する。
【0025】
図21~
図23に示す、別の実施形態では、駆動アセンブリ310用のスクレーパアセンブリ60内の板ばね90に対する張力付与装置は、スクレーパアセンブリ60がスクレーパアセンブリ座部326に挿入されたときに、
図22に示す、張力付与位置に板ばね90の端部を案内するために所定の角度で張力付与支柱329から上方及び外方に延びる受板328を含み得る。
【0026】
図24~
図25は、コンベヤベルト440における駆動要素とスプロケット414のなどのコンベヤ駆動部との適切な係合を確実にするための位置リミッタを含む、コンベヤ用の駆動アセンブリ410の別の実施形態を示す。例示的な位置リミッタは、ローラリミッタ470であるが、代替的に、ローラでない全幅にわたる位置リミッタ、一連の個々の位置リミッタ、又は任意の他の好適なタイプの位置リミッタとすることができる。駆動アセンブリ410は、1対の端板420間に延びる、搬送経路の送り出し端部におけるコンベヤベルト440用の、スプロケット414などの、反転要素の駆動軸442を回動可能に収納する軸受408を取り付けるか又は一体化させるための、横断方向取付板412により接続された1対の相対向する端板420を含む。端板420はまた、ローラ位置リミッタ470とコンベヤベルト440を洗浄するためのスクレーパアセンブリとの両方を取り付けるためのリミッタ/スクレーパアセンブリ460を取り付ける。
図24は、スクレーパブレードが取り外された駆動アセンブリ410を示し、且つ
図25は、リミッタ/スクレーパアセンブリ460内に取り付けられたスクレーパブレード463を示す。側部ガード480は、送り出し領域におけるコンベヤベルト440の縁部を保護し且つ/又はコンベヤベルトの搬送経路上の製品を収容するために、端板420に取り付けられる。
【0027】
駆動アセンブリ410は、コンベヤベルト440から排出された製品を受け入れるために端板420に取り付けられた、
図25に示す、シュート402を更に含み得る。
【0028】
図26は、アセンブリ取付アーム462に取り付けられたスクレーパ取付板459間に延びる基部461に取り付けられたスクレーパブレード463を含む、
図24及び
図25のリミッタ/スクレーパアセンブリ460を示す。アセンブリ取付アーム462は、スクレーパアセンブリと位置リミッタとスクレーパアセンブリとを駆動アセンブリ410に取り付けるために、端板420の外側に取り付けられる。スクレーパ取付板459は、上記で説明したスクレーパ取付板62と同様であり、各スクレーパ取付板459は、コンベヤベルトと係合するようにスクレーパブレード463を付勢するための板ばね490を取り付ける。ローラリミッタ470は、ローラリミッタ470がアセンブリ取付アーム462に対して回動できるように、
図27に示すように、軸受472を受け入れるための開口471を含む、アセンブリ取付アーム462間に延びる。
図28及び
図29に示すように、ローラリミッタ470は、テーパ状端部488を含み得る。
【0029】
図30は、本発明の実施形態のアセンブリ取付アーム462の詳細図である。アセンブリ取付アーム462は、ローラリミッタ及び/又はスクレーパをコンベヤ駆動部に対する動作位置及び洗浄位置に正確に保持して、工具を使用せずにコンベヤフレームから取り外すことのみならず、これらの2つの位置間での移動も可能にし得る。例示的なアセンブリ取付板462は、軸受472を受け入れるための開口471を含む下側取付部分473を含む。1つ又は複数のフィンガ474が下側取付部分473から後方に延び、上側フィンガ474は、凹部を形成する接続部分476から横方向外方に延びる角張った突出部として示す、外向き停止部475において終端する。下側取付部分473は、スクレーパアセンブリ460を取り付けるためのサドル477を前端部に更に含む。例示的なサドル477は、スクレーパの基部461を受け入れるための成形開口487を形成する収束脚部478、479を含む。成形開口487は、下側円筒部分に交差する上側円筒部分を含み、意図的な労力なしに基部461の離脱を防止しながら、スクレーパ基部461が開口487内で移動することを可能にする。例えば、以下に説明するように、アセンブリ取付アーム462を反転させたときの、洗浄位置では、スクレーパ基部461は、第1の脚部478から第2の脚部479に落下することができ、通常はスクレーパ基部461が内部に保持される、第1の脚部478の洗浄を可能にする。
【0030】
成形アームは、下側取付部分473から上方に延び、且つ下側湾曲部分481を含み、且つ上側掛止部482において終端する。下側湾曲部分481は、指定された破壊点として設計された、孔を含み得る幅狭部分483を含み、アームに過大な力が付与された場合に、アセンブリ内の他の構成要素よりも先にアセンブリ取付アーム462が邪魔にならないように破断、屈曲又は別様に変形することを可能にして、壊滅的な破壊を防止する。成形ノーズ484は、幅狭部分483の頂部から前方に突出し、且つ枢動アーム429は、成形ノーズと幅狭部分483との間に横方向外方に延びる。上側掛止部482は、略真っ直ぐな側壁486により形成された狭い開口を有する鍵穴開口485を形成する。
【0031】
図24及び
図31に戻ると、端板420は、リミッタ/スクレーパアセンブリ460を取り付けるための取付特徴部を含む。例示的な端板420は、上側掛止部482を受けるための上側取付突出部423と、停止部を形成する下側突出部424とを含む。上側取付突出部は、平坦な摺動部と、丸みを帯びた頂部及び底部とを含み、且つ上側掛止部482に受け入れられるように設計され、その結果、取付アーム462は、アセンブリから取り外さずに上側突出部を中心に回動することができる。
図24及び
図31に示すように、動作位置にあるときに、リミッタ/スクレーパアセンブリ460の停止部475は、端板420の下側突出部424に当接して、ローラリミッタ及びスクレーパブレードをコンベヤベルト440に対する適切な位置に配置する。端板420の下側突出部424は、停止部475を受け入れて停止部475上に掛止して停止部475と接続部分476との間に形成された空間内に収まるように設計された掛止アーム427を含み得る。一実施形態では、下側突出部424は、回動して、停止部475と係合するように且つ停止部475から係合解除されるように掛止アーム427を移動させることができる。板ばね490はまた、下側突出部424に当接して、停止部475の上に載置される。板ばね490の端部は下方に曲がり、その結果、下側突出部424との係合により、スクレーパブレードがコンベヤベルトと係合するように付勢される。又は、板ばね490は、板ばねを付勢するために突出部424よりも下方に延び得る。リミッタ/スクレーパアセンブリ460は、スクレーパブレード及びローラリミッタをコンベヤベルトから離れる方向に移動させた状態の、洗浄位置にアセンブリを配置するために、上側取付突出部423を中心に回動することができる。
【0032】
図32及び
図33に示す別の実施形態では、駆動アセンブリ410は、ノーズ484付近の枢支点429においてアセンブリ取付アーム462に枢動可能に接続された成形ハンドル528を含み得る。成形ハンドル528はまた、端板420の下側突出部524に枢動可能に接続される。
図32に示す、動作位置では、ハンドル528が押し下げられ、ハンドルの下端部が板ばね490に圧力を付与してスクレーパブレードを所定の位置に付勢する。ハンドル528はまた、接続された掛止アーム527が停止部475上に掛止するように下側突出部524を所定の位置まで回動させる。成形ハンドル528は、アセンブリ取付アーム462から延びるピンとして示す、アセンブリ取付アームの枢支点429に成形ハンドルを接続するためのばねタブ530を含み得る。ばねタブ530は、意図的な労力なしに、ハンドル528が動作位置から移動するのを防止する。
【0033】
ハンドル528は、停止部475を掛止アーム527から解除するために、
図33に示すように、後方に引っ張り、下側突出部524を中心に回動させ、上側突出部423を中心にリミッタ/スクレーパアセンブリ460を上方に動作位置から洗浄位置に枢動させることができ、更に板ばね490への張力が解除される。ハンドル528は、アームアセンブリを完全に洗浄位置に移動させずにスクレーパをベルトから係合解除するために使用することができる。例示的なハンドルは、端板420間に延びるトーションバーを介して両方のアセンブリ取付アーム462に接続され、その結果、コンベヤの片側からアセンブリを動作位置と係止位置との間で移動させることができる。各端板420から延びる突出部524において終端する、トーションバーは、端板に形成されたサドル内に側部が位置し、且つスロットを通して挿入され得る。ボルト又は他の締結具は、トーションバーを所定の位置に係止し得る。
【0034】
図34を参照すると、一実施形態では、ハンドル528は、コンベヤベルトを洗浄するためのスプレーバー540に接続され得るか又はスプレーバー540と一体であり得る。スプレーバー540は、取付板520間に延びて、上記で説明したトーションバーを形成し得、且つ駆動アセンブリ410内のコンベヤベルトに洗浄液を噴霧するために洗浄液源に接続されたノズル542を含む。
【0035】
図35~
図37を参照すると、一実施形態では、駆動アセンブリ410は、ローラリミッタ470とコンベヤベルト440との間の挟持点を保護して、ローラリミッタ470を保護しながらシステムに安定性を与えるためのガード580を含み得る。例示的なガード580は、相対向するアセンブリ取付アーム462間に延び、相対向するアセンブリ取付アーム462に取り付けられ得る。例示的なガードは、第1の側部から第2の側部に延びる湾曲薄板581を含む。各側部において、上側接続タブ582は、ガードをアセンブリ取付アーム462の内面に締結するために締結具584を受け入れるための開口を含む。ガード580の各側部は、ガード580をアセンブリ取付アーム462の下縁部に締結するために別の締結具588を受け入れるための開口を含む、折り曲げられた下側接続タブ586を更に含む。
【0036】
既に説明したように、駆動アセンブリ410は、駆動アセンブリ410を用いてコンベヤの駆動端部に降ろされた製品を受け入れるためのシュート402を含み得る。
図38~
図41を参照すると、例示的なシュート402は、側壁611を有する平面状摺動部分610と、シュートを端板420に取り付けるための接続アーム620とを含む。取り付けられたときに、シュートの平面状摺動部分610は、端板420から延び、スクレーパ取付バー461の下に載置され、その結果、シュートが端板420に取り付けられたままでリミッタ/スクレーパアセンブリを洗浄位置まで回動させることができる。各接続アーム610は、2つの座部612、613を有する上側接続部分611を含み、各座部612、613は、端板420上の接続ピン428、429を受けるように構成される。
図41に示すように、シュート接続アーム620は、シュート接続アーム620の本体に接続された平面部分615であって、上方に延びるタブ616において終端する平面部分615を含む下側部分614を更に含む。例示的なタブ616は、リミッタ/スクレーパ接続アーム462との接触点を形成する。リミッタ/スクレーパアセンブリ460が動作位置にあるときに、リミッタ/スクレーパ接続アーム462は、振動を低減するためにシュートに張力を付与してシュートを所定の位置に係止する。シュート402は、リミッタ/スクレーパアセンブリと境界を接する任意の好適な手段を有することができる。タブ616は、代替的に、リミッタ/スクレーパアセンブリの関連する部分に接触するようにシュート402の一部分から横方向に延びることができる。シュート402の重量は、シュートを接続ピン428、429に対して保持する。シュートをコンベヤ内の駆動アセンブリに接続するための任意の好適な手段が使用され得る。
【0037】
駆動アセンブリ用のシュートは、任意の好適な位置に位置し得る。例えば、
図38~
図41のシュート402は、スクレーパアセンブリの下方に位置する。代替的に、シュート402は、コンベヤベルトに対する任意の好適な位置に位置する。例えば、
図42~
図43に示すように、シュート402は、スクレーパの上方に位置し得る。例示的な実施形態では、リミッタ/スクレーパアセンブリ460’は、シュート402の摺動部分610をスクレーパよりも上に延出させるためのカバー板630を含み得る。リミッタ/スクレーパアセンブリ460’が必要に応じて洗浄位置に移動することを可能にするために、例示的なカバー板630を後方に回動させ得るか又は別様に移動させ得る。
【0038】
図44~
図48は、ローラリミッタ用の軸受を受け入れるための、ピローブロック軸受ハウジング760として示す、取付アセンブリを含むとともに、一体のスクレーパサドルを含む、コンベヤ用の駆動アセンブリ710の別の実施形態を示す。各軸受ハウジング760は、軸受ハウジングを駆動アセンブリの端板720に取り付けるための取付部分761と、ローラリミッタ用の軸受772を受け入れるための軸受開口762と、スクレーパアセンブリ60’の基部61’を受け入れるための前部サドル726とを含み、スクレーパアセンブリ60’の構成要素は、上記で説明したスクレーパアセンブリ60の構成要素と同じである。取付部分761は、ボルト780として示す、締結具を使用して取付板の底面721に接合するが、代替的に、端板の別の表面に接合することができる。一実施形態では、ボルト780は2組のねじ山を有し、且つ取付部分761及び底面721における開口は、各組のねじ山と嵌合するようにねじ山が付けられる。別の実施形態では、ボルト780は、ボルト780と取付アセンブリ及び端板720との間の境界面を封止するための1つ又は複数の封止ワッシャを含む封止ボルトである。
【0039】
図49に示す、別の実施形態では、駆動アセンブリ810は、横断方向取付板812により接続された相対向する端板820であって、端板820の外面に取り付けられた、位置リミッタ取付板860として示す、取付アセンブリを含む相対向する端板820を含む。例示的な位置リミッタ取付板860は、1つ又は複数のスナップ式位置リミッタ870を取り付けるために各端板820よりも下に延びる。位置リミッタ870は、コンベヤベルトにおける駆動構造とスプロケット814又は他の駆動要素における駆動構造との適切な係合を確実にする。各端板820は、スプロケット814又は他の駆動要素の駆動軸842を回動可能に収納するための軸受808を受け入れる開口825を含む。
【0040】
例示的な各リミッタ取付板860は、
図50及び
図51に示すように、軸受808と駆動軸842とを収容するための、湾曲上面861から平坦な底面862までの長さにわたってテーパ状である平板を含む。例示的な位置リミッタ取付板860は一定の幅を有するが、本発明はそのように限定されるものではない。板の上側部分は、リミッタ取付板860を関連する端板820の外面に取り付けるための接続部分を形成する。例示的な接続部分は、リミッタ取付板860に挿通して端板820の対応する開口に挿入できる締結具873、874を受け入れるためのオフセット開口871、872を含む。締結具873、874は、一体の封止ワッシャを有するボルトを含み得る。接続部分は、シュート又は他の追加の特徴部を取り付けるために使用できるオフセットピン875、876を更に含む。図示のように、接続部分の外端部は、上部の締結用開口871と、締結用開口871よりも下のピン876とを含み、その一方で、接続部分の内端部は、上部のピン875と、突起875よりも下の締結用開口872とを含むが、本発明はそのように限定されるものではない。位置リミッタ取付バー880は、接続部分よりも下で、平板から横方向内方に延びる。例示的な位置リミッタ取付バー880は、先端を受け入れるための横方向チャネル881及び軸方向切り欠き882を含み、位置リミッタ870の係止タブは、動作位置において位置リミッタを位置リミッタ取付バー880上に軸方向と横方向の両方向に固定するが、位置リミッタ870を取付バー880に固定するための任意の好適な手段が使用され得る。
【0041】
図52に示すように、組み立てられたときに、位置リミッタ870の前縁部は、位置リミッタ取付板860の前縁部を越えて突出し、位置リミッタの制限面が、スプロケット814によって駆動させるコンベヤベルトに隣接する。
【0042】
加えて、突出部890は、コンベヤベルトの後屈を防止するために背面板812から延び得る。
【0043】
例示的な駆動アセンブリ810は、コンベヤベルトの中央部分にフライトを備えたコンベヤベルトを収容するために、位置リミッタ870間に開放空間をおいて、各位置リミッタ870をコンベヤベルトの側縁部に位置決めするが、代替的に、取付バー880は、駆動アセンブリの幅全体にわたる一連の離間したスナップ式位置リミッタ870に対応するように駆動アセンブリの幅全体にわたって延び得る。
【0044】
図53~
図60を参照すると、駆動アセンブリ910の別の実施形態は、ローラリミッタ970及びスクレーパアセンブリ960を取り付けるために端板920の外側に締結された軸受ハウジング980として示す、取付アセンブリを含む。端板920は、横方向に延びる背面取付板912間に延びる。スプロケット914又は他の駆動要素若しくは反転要素は、上記で説明したように、端板920の開口内における軸受を使用して端板920の間に取り付けられる。
【0045】
ベルト巻き付き防止バー913は、ベルト歯がフレーム部材に引っ掛かって駆動スプロケットへ吸い戻されるのを防止するために背面板912から延び得るが、本発明は、ベルト巻き付き防止バー913を含むことに限定されるものではない。
【0046】
図55に示す、例示的なスクレーパアセンブリ960は、テーパ状端部を備えた略円筒状基部961と、1対の相対向するスクレーパ取付板962間に延びる円筒状取付突起966とを含む。スクレーパブレード963は、上記で説明したスクレーパアセンブリの実施形態と同様に、基部961から上方に延びる。スクレーパ板962は各々、円筒状基部962をスクレーパ板に取り付けるために円筒状取付突起966上の突出部を受け入れるための開口967を含む。各スクレーパ取付板962は、スクレーパアセンブリ960用の板ばね990又は他の張力付与要素を取り付けるための、上記で説明したような、チャネル972を上脚部と下脚部との間に含む。円筒状ピン977は、スクレーパアセンブリ960の移動を制限し且つ板ばね990用の枢支点(支点)を形成するように、下脚部の端部において横方向に延びる。例示的な円筒状基部962は、
図53~
図55の実施形態では、板ばね990よりも下に位置決めされる。
【0047】
例示的な実施形態では、ハンドル964は、板ばね990をその弾性限度内に保ちながら、ある程度の洗浄を行うためにスクレーパアセンブリを手動で前方に移動させるために、スクレーパ取付板962から上方に延びる。
【0048】
図56~
図58を参照すると、軸受板980各々は、以下に説明するように、軸受板を関連する端板920の外面に取り付けるための取付部分と、ローラリミッタ970をスプロケット914に対して回動可能に取り付けて位置決めするためにローラリミッタ970の軸受を受け入れるための軸受開口982と、スクレーパブレード963をスプロケット914に対して位置決めするためにスクレーパアセンブリ960の円筒状取付突起966を受け入れるためのサドル926とを含む。
【0049】
図59及び
図60は、サドル926及び軸受開口982を示す、軸受板980を詳細に示す。接続部分は、軸受板980に挿通して端板920の対応する開口に挿入できる締結具(
図56の973、974)を受け入れるためのオフセット開口971、972を含む。締結具973、974は、接合された構成要素と締結具との間の境界面を封止する封止ワッシャを含む封止ボルトを含み得る。例示的な接続部分は、シュート又は別の要素を取り付けるために使用できるオフセットピン975、976を更に含むが、軸受板980は、オフセットピン975、976を必要としない。軸受板980はまた、スプロケット軸受又は端板920の開口を収容するための湾曲上面861を含む。軸受開口982は、ローラリミッタ970の端部を保持する軸受の挿入及び取り外しを容易にするための凹部983を含むことができる。軸受板980は、スクレーパブレード963をスプロケット914及びコンベヤベルトに対する適切な位置に押圧するためにスクレーパアセンブリの板ばね990に張力を付与するための外方に延びる張力付与支柱928を更に含む。スクレーパアセンブリ960がサドル926に挿入されたときに、板ばね990は、板ばね990の反対側の端部を引き上げ且つスクレーパブレード963を動作位置に押圧する、張力付与支柱928の下に延びる。
【0050】
軸受板960の外面におけるチャネル978は、スクレーパが所定の位置にあるときに板ばね990をその降伏点を超えて移動させるようにスクレーパを過度に開くことができないことを確実にするために、スクレーパアセンブリ960の円筒状ピン977を受け入れることができる。
【0051】
図61~
図66は、フライト付きコンベヤベルトに好適な駆動アセンブリ1010であって、位置リミッタアセンブリ1080をスプロケット1014又は他の駆動要素に対して取り付けるための各端板1020の外面に取り付けられた、位置リミッタ板1060として示す、取付アセンブリを含む駆動アセンブリ1010の別の実施形態を示す。例示的な位置リミッタアセンブリ1080は、コンベヤベルトにおける駆動構造とスプロケット1014又は他の駆動要素における駆動構造との適切な係合を確実にするための、離間したスナップ式位置リミッタ1081を含む。
【0052】
図64及び
図65に示すように、各位置リミッタ板1060は、凹曲上面1061から平坦な底面1062までの長さの平板を含む。例示的なリミッタ取付板1060は一定の幅を有するが、本発明はそのように限定されるものではない。板の上側部分は、リミッタ取付板1060を関連する端板1020の外面に取り付けるための接続部分を形成する。例示的な接続部分は、リミッタ取付板1060に挿通して端板1020の対応する開口に挿入できる締結具1073、1074を受け入れるためのオフセット開口1071、1072を含む。締結具1073、1074は、接合された構成要素と締結具との間の境界面を封止するための封止ワッシャを含む封止ボルトであり得る。接続部分は、シュート又は他の追加の特徴部を取り付けるために使用できるオフセットピン1075、1076を更に含む。位置リミッタアセンブリ1068を取り付けるための開口1080は、接続部分よりも下で、位置リミッタ板1060を貫通して延びる。例示的な開口1068は、面取り縁部を備えた略四角形状の上側部分と、上側部分に略垂直に延び且つ上側部分に交差する丸みを帯びたスロットの形状における下側部分とを含む。
【0053】
図66を参照すると、例示的な位置リミッタアセンブリ1080は、円筒状突起1084を頂部に有する垂直方向取付バー1083を含む横方向支持バー1082を含み、この円筒状突起1084は、位置リミッタ板開口1068に受け入れられるように構成された外方に延びる取付タブ1085を含む。横方向支持バー1082は、位置リミッタ1081を取り付けるための特徴部を含む位置リミッタ取付突起1087において終端する一連の離間した垂直方向リミッタバー1086を更に含む。位置リミッタ1081間の空間は、駆動アセンブリ1010と共に使用されるコンベヤベルト上のフライトを収容することができる。一実施形態では、各位置リミッタ取付突起1087は、位置リミッタ1081の先端及び係止タブを受け入れるために、横方向チャネルと、交差する軸方向切り欠きとを含むが、位置リミッタをリミッタ取付突起1087に固定するための任意の好適な手段が使用され得る。
【0054】
図67~
図70を参照すると、例示的な駆動アセンブリは、上記で説明したスクレーパアセンブリに限定されるものではない。
図67~
図70は、コンベヤベルトに接触するようにスクレーパブレード先端565を付勢するための1対の板ばね590を含む、コンベヤ駆動アセンブリ用のスクレーパアセンブリ560の別の実施形態を示す。各板ばね590は、取付板564から延びる取付基部562に取り付けられる。幅狭のくびれ部分566を備えたスクレーパ基部561は、取付板564間に延びて、スクレーパブレード563を取り付ける。封止ボルト576は、板ばね590の前方端部を基部562に取り付ける。板ばね590の比較的幅広の部分は、板ばね590用の支点を形成する丸みを帯びたリップ573上に載置される。丸みを帯びたリップ573は、板ばね590の幅広部分を受けて着座させるために取付基部562の凹部内に形成される。
【0055】
図70に示すように、封止ボルト576は、板ばねの上側境界面とボルト頭部との間における上側封止ワッシャ577と、板ばねの底部とボルトシャンクと取付基部562との間における下側封止ワッシャ578とを含む。
【0056】
スクレーパアセンブリ560は、板ばね590における付勢機構を使用して、スクレーパブレード先端565を駆動アセンブリと共に使用されるコンベヤベルトに対する所定の位置に選択的に付勢するために、上記で説明したものなどの、任意の駆動アセンブリと共に使用することができる。
【0057】
図71及び
図72を参照すると、別の実施形態では、上記で説明したものなどの、コンベヤベルト駆動アセンブリ用のスクレーパアセンブリ660は、上記で説明したように、封止ボルト676を使用して成形取付基部662に取り付けられた板ばね690を含む。取付基部662は、板ばね690用の支点を形成する丸みを帯びたリップ673を封止ボルト676用の開口から隔てる上部チャネル674を含む。加えて、中央突出部675は、丸みを帯びたリップ673から上方に延び、封止ボルト676と整合され、且つ板ばねの横方向位置を取付基部662上に維持するために板ばね690におけるスロット691に受け入れられる。板ばねを抑えるための他の好適な手段も使用され得る。例示的なスクレーパアセンブリ660の他の構成要素は、取付ばね560の構成要素と同様である。
【0058】
図73及び
図74に示す、別の実施形態では、上記で説明したような駆動アセンブリなどの、駆動アセンブリ用のスクレーパアセンブリ1260は、取付板1264の側部から延びるダンベル状突出部1273を含む。ダンベル状突出部1273は、駆動アセンブリにより駆動させるコンベヤベルトに対する剥離位置にスクレーパブレードを付勢するために使用される板ばね1290用の支点を形成するとともに、板ばね1290を2つの端部張出部の間に拘束する。成形取付部分1262は、板ばね1290をスクレーパアセンブリ1260に締結するために、上記で説明した封止ボルト576及び封止ワッシャなどの、封止ボルト1276を受け入れるための開口を含む。
【0059】
図75に示す、更に別の実施形態では、スクレーパアセンブリ1360は、板ばね1390用の支点を着座させて支点を提供するためのダンベル状突出部1373と、成形取付部分1362内の封止ボルト1376とを含み、両方とも取付板1364の側部から延びる。例示的な成形取付部分1362は下方に延び、板ばねの端部をダンベル状突出部1373と成形取付部分1362との間に捕捉し、封止ボルト1376は成形取付部分1362の下にある。
【0060】
図76~
図78に示す、更に別の実施形態によれば、駆動アセンブリ1110は、スクレーパアセンブリ1160用の空気作動式の張力付与装置1130を含む。張力付与装置1130は、スクレーパブレード1163がコンベヤベルト1140に接触するように付勢される動作位置とスクレーパブレード1163がコンベヤベルト1140に接触しないように押圧される洗浄位置との間でスクレーパアセンブリ1160を移動させることができる。スクレーパアセンブリ1160は、工具を必要とせずに駆動アセンブリ1110から容易に取り外すことができる。張力付与装置1130は、横断方向取付板1112に取り付けられた板ばね1131と、板ばね1131の端部と端板1120とに取り付けられたエアシリンダ1132であって、偏心スクレーパ取付板1162に接続されたピストン1133を有するエアシリンダ1132とを含む。コンベヤベルトに接触するようにスクレーパブレード1163を付勢するために、エアシリンダ1132がピストン1133を前方に押圧し、偏心スクレーパ取付板1162を回動させ、コンベヤベルト1140に接触するようにブレード1163を押圧させる。ピストン1133は、後退して、スクレーパブレード1163をコンベヤベルトから離れる方向に引っ張る。
【0061】
特許請求の範囲は、説明した例示的な実施形態の細部に限定されるものではない。