(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-08
(45)【発行日】2024-11-18
(54)【発明の名称】ネットワーク機能サービスディスカバリのための方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04L 67/52 20220101AFI20241111BHJP
H04W 88/14 20090101ALI20241111BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20241111BHJP
H04W 88/18 20090101ALI20241111BHJP
H04L 67/53 20220101ALI20241111BHJP
H04L 67/54 20220101ALI20241111BHJP
【FI】
H04L67/52
H04W88/14
H04W92/24
H04W88/18
H04L67/53
H04L67/54
(21)【出願番号】P 2022508519
(86)(22)【出願日】2019-11-22
(86)【国際出願番号】 CN2019120338
(87)【国際公開番号】W WO2021027177
(87)【国際公開日】2021-02-18
【審査請求日】2022-04-26
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/100806
(32)【優先日】2019-08-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100199705
【氏名又は名称】仙波 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】ルー, ユンジエ
(72)【発明者】
【氏名】ウー, イーミン
(72)【発明者】
【氏名】ブシン, オーケ
【審査官】小林 義晴
(56)【参考文献】
【文献】特表2013-516140(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/230556(US,A1)
【文献】3GPP TS23.502 V16.1.1,3rd Generation Pertnership Project; Technical Specification Group Services And System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 16),2019年06月11日,pp.309-318
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/52
H04W 88/14
H04W 92/24
H04W 88/18
H04L 67/53
H04L 67/54
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク機能(NF)サービスコンシューマーにおける方法であって、
サービスディスカバリエンティティにサービス要求を送出することと、
前記サービスディスカバリエンティティからサービス応答を受信することと
を含み、
前記サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができる
サービスタイプ及びクライアントタイプを指示するパラメータを含
み、
前記サービス応答は、前記サービス要求にマッチするターゲットNFが見つけられ得るとき、前記ターゲットNFの少なくとも1つのNFインスタンスの情報を含む、または、前記サービス要求にマッチする前記ターゲットNFが見つけられ得ないとき、前記クライアントタイプを専用にサーブしない少なくとも1つの他のNFインスタンスの情報を含む、
方法。
【請求項2】
前記サービスディスカバリエンティティが、第1のネットワークリポジトリ機能(NRF)であり、前記サービス要求が、Nnrf_NFDiscovery_Requestであり、前記サービス応答が、Nnrf_NFDiscovery_Request応答である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記NFサービスコンシューマーが、NFサービスプロデューサーでもあり、前記方法は、
NRFに、前記NFサービスプロデューサーのプロファイルを含むNFサービス登録要求を送出することであって、前記NFサービスプロデューサーのプロファイルは、前記NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのサービスタイプおよび/または少なくとも1つのクライアントタイプを含む、NFサービス登録要求を送出することと、
前記NRFからNFサービス登録応答を受信することと
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
NRFに、NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルを含むNFサービス更新要求を送出することであって、前記NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルは、前記NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つの更新されたサービスタイプおよび/または少なくとも1つの更新されたクライアントタイプを含む、NFサービス更新要求を送出することと、
前記NRFからNFサービス更新応答を受信することと
をさらに含む、請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
前記NFサービスコンシューマーが、第2のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)中の第2のNRFであり、前記第1のNRFが、第1のPLMN中のNRFである、請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のPLMN中の別のNFサービスコンシューマーから前記Nnrf_NFDiscovery_Requestを受信することと、
前記第2のPLMN中の前記別のNFサービスコンシューマーに前記Nnrf_NFDiscovery_Request応答を送出することと
をさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記別のNFサービスコンシューマーがサービス通信プロキシ(SCP)である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記サービスディスカバリエンティティがサービス通信プロキシ(SCP)であり、
前記サービスタイプ及び前記クライアントタイプを指示する前記パラメータが、ディスカバリパラメータおよび選択パラメータのうちの1つとして使用される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記サービスタイプ及び前記クライアントタイプが、
緊急サービス、
付加価値サービス、
オペレータサービス、
合法的インターセプトサービス、
ブロードキャストサービス、
オペレータ運用保守サービス、
オペレータ匿名統計サービス、または
オペレータターゲット移動局サービスサポートサービス
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
ターゲットNFが、ロケーション管理機能(LMF)、またはゲートウェイモバイルロケーションセンタ(GMLC)である、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記サービス要求が、ターゲットNFによって専用にサーブされるリスト中の外部クライアントタイプのうちの1つを指示するクライアントタイプクエリパラメータを含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
サービスディスカバリエンティティにおける方法であって、
ネットワーク機能(NF)サービスコンシューマーからサービス要求を受信することと、
前記NFサービスコンシューマーにサービス応答を送出することと
を含み、
前記サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができる
サービスタイプ及びクライアントタイプを指示するパラメータを含
み、
前記サービス応答は、前記サービス要求にマッチするターゲットNFが見つけられ得るとき、前記ターゲットNFの少なくとも1つのNFインスタンスの情報を含む、または、前記サービス要求にマッチする前記ターゲットNFが見つけられ得ないとき、前記クライアントタイプを専用にサーブしない少なくとも1つの他のNFインスタンスの情報を含む、
方法。
【請求項13】
前記サービスディスカバリエンティティが、第1のネットワークリポジトリ機能(NRF)であり、前記サービス要求が、Nnrf_NFDiscovery_Requestであり、前記サービス応答が、Nnrf_NFDiscovery_Request応答である、請求項
12に記載の方法。
【請求項14】
NFサービスプロデューサーのプロファイルを含むNFサービス登録要求を前記NFサービスプロデューサーから受信することであって、前記NFサービスプロデューサーのプロファイルは、前記NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのクライアントタイプを含む、NFサービス登録要求を受信することと、
前記NFサービスプロデューサーのプロファイルを記憶することと、
前記NFサービスプロデューサーにNFサービス登録応答を送出することと
をさらに含む、請求項
12または
13に記載の方法。
【請求項15】
前記NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルを含むNFサービス更新要求を前記NFサービスプロデューサーから受信することであって、前記NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルは、前記NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つの更新されたクライアントタイプを含む、NFサービス更新要求を受信することと、
前記NFサービスプロデューサーのプロファイルを更新することと、
前記NFサービスプロデューサーにNFサービス更新応答を送出することと
をさらに含む、請求項
14に記載の方法。
【請求項16】
前記NFサービスコンシューマーが、第2のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)中の第2のNRFであり、前記第1のNRFが、第1のPLMN中のNRFである、請求項
13から
15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記サービスディスカバリエンティティがサービス通信プロキシ(SCP)であり、前記サービスタイプおよび/または前記クライアントタイプを指示する前記パラメータが、ディスカバリパラメータおよび選択パラメータのうちの1つとして使用され、前記方法は、
前記ディスカバリパラメータおよび前記選択パラメータに基づいて、ターゲットNFサービスプロデューサーを発見および選択することと、
前記NFサービスコンシューマーが、前記選択されたNFサービスプロデューサーと通信することを許可されるとき、前記選択されたNFサービスプロデューサーに前記サービス要求をフォワーディングすることと、
前記選択されたNFサービスプロデューサーから前記サービス応答を受信することと
をさらに含む、請求項
12に記載の方法。
【請求項18】
ネットワーク機能(NF)サービスコンシューマーにおける装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと
を備え、前記メモリが、前記プロセッサによって実行可能な命令を含んでおり、それにより、前記装置が、
サービスディスカバリエンティティにサービス要求を送出することと、
前記サービスディスカバリエンティティからサービス応答を受信することと
を行うように動作可能であり、
前記サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができる
サービスタイプ及びクライアントタイプを指示するパラメータを含
み、
前記サービス応答は、前記サービス要求にマッチするターゲットNFが見つけられ得るとき、前記ターゲットNFの少なくとも1つのNFインスタンスの情報を含む、または、前記サービス要求にマッチする前記ターゲットNFが見つけられ得ないとき、前記クライアントタイプを専用にサーブしない少なくとも1つの他のNFインスタンスの情報を含む、
装置。
【請求項19】
前記装置が、請求項2から
11のいずれか一項に記載の方法を実施するようにさらに動作可能である、請求項
18に記載の装置。
【請求項20】
サービスディスカバリエンティティにおける装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと
を備え、前記メモリが、前記プロセッサによって実行可能な命令を含んでおり、それにより、前記装置が、
ネットワーク機能(NF)サービスコンシューマーからサービス要求を受信することと、
前記NFサービスコンシューマーにサービス応答を送出することと
を行うように動作可能であり、
前記サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができる
サービスタイプ及びクライアントタイプを指示するパラメータを含
み、
前記サービス応答は、前記サービス要求にマッチするターゲットNFが見つけられ得るとき、前記ターゲットNFの少なくとも1つのNFインスタンスの情報を含む、または、前記サービス要求にマッチする前記ターゲットNFが見つけられ得ないとき、前記クライアントタイプを専用にサーブしない少なくとも1つの他のNFインスタンスの情報を含む、
装置。
【請求項21】
前記装置が、請求項
13から
17のいずれか一項に記載の方法を実施するようにさらに動作可能である、請求項
20に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の非限定的なおよび例示的な実施形態は、一般に通信の技術分野に関し、詳細には、ネットワーク機能サービスディスカバリ(service discovery)のための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このセクションは、本開示のより良い理解を容易にし得る態様を紹介する。したがって、このセクションの記述は、この観点において読み取られるべきであり、従来技術にあるものまたは従来技術にないものに関する承認として理解されるべきではない。
【0003】
通信ネットワークでは、1つまたは複数のネットワークエンティティ(NE)が、いくつかの目的、たとえば、緊急のためにのみ専用のオペレータネットワークにおいて展開される特定のロケーション管理機能(LMF)、通常ユーザへの影響を回避するために「付加価値サービス」トラフィックをハンドリングするための専用LMFなどをサーブするために展開され得る。特定の目的をサーブするネットワークエンティティにアクセスするために、ネットワークエンティティの情報が、通常、いくつかのノードにおいて事前設定され、たとえば、エボルブドサービングモバイルロケーションセンタ(E-SMLC)が、緊急測位のためにモビリティ管理エンティティ(MME)において設定される。
【0004】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)TS23.502 V16.1.1において説明されるように、第5世代(5G)コアネットワーク(5GC)サービスベースアーキテクチャ(SBA)では、事前設定の代わりに、サービスコンシューマーが、ネットワーク機能リポジトリ機能(NRF)を介してネットワーク機能サービスプロデューサーを発見することができる、すなわち、ネットワーク機能(NF)サービスプロデューサーが、NRFにアクセス情報とともにそのサポートされる1つまたは複数のサービスを登録することができ、NFサービスコンシューマーが、NRFから所望のNFサービスおよびアクセス情報を発見することができる。
【0005】
さらに、委任モード(delegate mode)では、NFサービスコンシューマーが、サービス通信プロキシ(SCP)にサービス要求を直接送出し得る。サービス要求は、NFサービスプロデューサーインスタンスを発見および選択するために必要なディスカバリパラメータおよび選択パラメータを含み得る。SCPは、Nnrf_NFDiscoveryサービスを使用してNRFと対話することによって要求時にディスカバリを実施し得るか、または(Nnrf_NFDiscoveryサービスまたはNnrf_NFManagement_NFStatusNotifyサービス動作を使用することによって)NRFとの前の対話中に収集された情報を使用し得る。NFサービスコンシューマーが、選択されたNFサービスプロデューサーと通信することを許可される場合、SCPは、選択されたNFサービスプロデューサーにサービス要求をフォワーディングし得る。
【発明の概要】
【0006】
本発明の概要は、発明を実施するための形態において以下でさらに説明される概念の選択を簡略化された形で紹介するために提供される。本発明の概要は、請求される主題の主要な特徴または不可欠な特徴を識別するものではなく、請求される主題の範囲を限定するために使用されるものでもない。
【0007】
現在の5GCアーキテクチャでは、NRFは、サービス登録およびサービスディスカバリにおいて1つまたは複数のあるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプをNFがサーブすることができるといういかなる指示をもサポートせず、これは、いくつかの問題を生じ得る。たとえば、NFサービスプロデューサーが、そのNFプロファイルをNRFに登録するとき、NFサービスプロデューサーが1つまたは複数のあるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプをサーブしているという情報を登録することができない。NFサービスコンシューマーが、あるサービスタイプおよび/またはあるクライアントタイプをサーブする特定のNFサービスプロデューサーインスタンスを照会することができない。委任モードでは、NFサービスコンシューマーは、SCPに、サービス要求が、あるサービスタイプおよび/またはあるクライアントタイプに関係することを通知することができず、したがって、SCPは、必要とされるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプをサーブする特定のNFサービスプロデューサーを選択することができない。
【0008】
少なくとも1つの上述の問題または他の問題を克服または緩和するために、あるいは有用なソリューションを提供するために、本開示の実施形態は、改善されたネットワーク機能サービスディスカバリソリューションを提案する。
【0009】
一実施形態では、(サービスタイプおよび/またはクライアントタイプなどの)サービングタイプの指示が、サービス登録手順とサービスディスカバリ手順の両方において5GC NFサービスフレームワーク上に導入され得る。たとえば、NFサービスプロデューサーがNFサービスフレームワークに(たとえば、NRFに)登録したとき、NFサービスプロデューサーは、NFサービスプロデューサーが、(1つまたは複数の)あるサービングタイプ(たとえば、緊急サービス、合法的インターセプトサービス、付加価値サービスなど)をプロビジョニングされる場合、サービングタイプの指示を搬送することができる。
【0010】
一実施形態では、NFサービスコンシューマーが、(1つまたは複数の)あるNFサービングタイプについて(1つまたは複数の)NFサービスプロデューサーを発見することを希望するとき、NFサービスコンシューマーは、ディスカバリ要求(たとえば、NRFディスカバリ要求)中のクエリパラメータとしてサービングタイプの指示を渡すことができる。NFサービスフレームワーク(たとえば、NRF)は、ディスカバリ要求中の(1つまたは複数の)サービングタイプを使用することによって、登録されたNFサービスプロデューサーをマッチングし、それらのNFプロファイル中のサポートされる(1つまたは複数の)サービングタイプをもつマッチした1つまたは複数のNFサービスプロデューサーを返すことができる。必要とされるサービングタイプにマッチする登録されたNFプロデューサーインスタンスがない場合、サービスフレームワーク(たとえば、NRF)は、他の利用可能なプロデューサーインスタンスを返し得る。
【0011】
一実施形態では、NFサービスコンシューマーが、あるNFサービングタイプのサービス動作を呼び出そうとしているとき、NFサービスコンシューマーは、SCPに、ディスカバリおよび選択パラメータとして、必要とされるNFサービングタイプを指示する指示を渡すことができる。SCPは、次いで、サービス要求を中継するために、サービングタイプにマッチするNFサービスプロデューサーインスタンスを選択することができる。必要とされるNFサービングタイプでNFプロデューサーインスタンスが登録されていない場合、SCPは、別の利用可能なNFサービスプロデューサーに要求を中継し得る。
【0012】
本開示の第1の態様では、ネットワーク機能(NF)サービスコンシューマーにおける方法が提供される。本方法は、サービスディスカバリエンティティにサービス要求を送出することを含む。本方法は、サービスディスカバリエンティティからサービス応答を受信することをさらに含む。サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるクライアントタイプを指示するパラメータを含む。
【0013】
一実施形態では、サービスディスカバリエンティティは、第1のネットワークリポジトリ機能(NRF)であり得、サービス要求は、Nnrf_NFDiscovery_Requestであり得、サービス応答は、Nnrf_NFDiscovery_Request応答であり得る。
【0014】
一実施形態では、NFサービスコンシューマーはまた、NFサービスプロデューサーであり得、本方法は、NRFに、NFサービスプロデューサーのプロファイルを含むNFサービス登録要求を送出することであって、NFサービスプロデューサーのプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのクライアントタイプを含む、NFサービス登録要求を送出することをさらに含み得る。本方法は、NRFからNFサービス登録応答を受信することをさらに含み得る。
【0015】
一実施形態では、本方法は、NRFに、NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルを含むNFサービス更新要求を送出することであって、NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つの更新されたクライアントタイプを含む、NFサービス更新要求を送出することをさらに含み得る。本方法は、NRFからNFサービス更新応答を受信することをさらに含み得る。
【0016】
一実施形態では、NFサービスコンシューマーは、第2のパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)中の第2のNRFであり得、第1のNRFは、第1のPLMN中のNRFであり得る。
【0017】
一実施形態では、本方法は、第2のPLMN中の別のNFサービスコンシューマーからNnrf_NFDiscovery_Requestを受信することをさらに含み得る。本方法は、第2のPLMN中の前記別のNFサービスコンシューマーにNnrf_NFDiscovery_Request応答を送出することをさらに含み得る。
【0018】
一実施形態では、前記別のNFサービスコンシューマーはサービス通信プロキシ(SCP)であり得る。
【0019】
一実施形態では、サービスディスカバリエンティティはサービス通信プロキシ(SCP)であり得、クライアントタイプを指示するパラメータは、ディスカバリパラメータおよび選択パラメータのうちの1つとして使用され得る。
【0020】
一実施形態では、サービスタイプおよび/またはクライアントタイプは、緊急サービス、付加価値サービス、オペレータサービス、合法的インターセプトサービス、ブロードキャストサービス、オペレータ運用保守サービス、オペレータ匿名統計サービス、またはオペレータターゲット移動局サービスサポートサービスのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0021】
一実施形態では、ターゲットNFは、ロケーション管理機能(LMF)、またはゲートウェイモバイルロケーションセンタ(GMLC)であり得る。
【0022】
一実施形態では、サービス要求は、ターゲットNFによって専用にサーブされるリスト中の外部クライアントタイプのうちの1つを指示するクライアントタイプクエリパラメータを含み得る。
【0023】
一実施形態では、サービス応答は、サービス要求にマッチするターゲットNFが見つけられ得るとき、ターゲットNFの少なくとも1つのNFインスタンスの情報を含むか、またはサービス要求にマッチするターゲットNFが見つけられ得ないとき、要求されたクライアントタイプを専用にサーブしない少なくとも1つの他のNFインスタンスの情報を含み得る。
【0024】
本開示の第2の態様では、サービスディスカバリエンティティにおける方法が提供される。本方法は、ネットワーク機能(NF)サービスコンシューマーからサービス要求を受信することを含む。本方法は、NFサービスコンシューマーにサービス応答を送出することをさらに含む。サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるクライアントタイプを指示するパラメータを含む。
【0025】
一実施形態では、本方法は、NFサービスプロデューサーのプロファイルを含むNFサービス登録要求をNFサービスプロデューサーから受信することをさらに含み得る。NFサービスプロデューサーのプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのクライアントタイプを含み得る。本方法は、NFサービスプロデューサーのプロファイルを記憶することをさらに含み得る。本方法は、NFサービスプロデューサーにNFサービス登録応答を送出することをさらに含み得る。
【0026】
一実施形態では、本方法は、NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルを含むNFサービス更新要求をNFサービスプロデューサーから受信することをさらに含み得る。NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つの更新されたクライアントタイプを含み得る。本方法は、NFサービスプロデューサーのプロファイルを更新することをさらに含み得る。本方法は、NFサービスプロデューサーにNFサービス更新応答を送出することをさらに含み得る。
【0027】
一実施形態では、サービスディスカバリエンティティはサービス通信プロキシ(SCP)であり得、クライアントタイプを指示するパラメータは、ディスカバリパラメータおよび選択パラメータのうちの1つとして使用され得、本方法は、ディスカバリパラメータおよび選択パラメータに基づいて、ターゲットNFサービスプロデューサーを発見および選択することをさらに含み得る。本方法は、NFサービスコンシューマーが、選択されたNFサービスプロデューサーと通信することを許可されるとき、選択されたNFサービスプロデューサーにサービス要求をフォワーディングすることをさらに含み得る。本方法は、選択されたNFサービスプロデューサーからサービス応答を受信することをさらに含み得る。
【0028】
本開示の第3の態様では、ネットワーク機能(NF)サービスプロデューサーにおける方法が提供される。本方法は、ネットワークリポジトリ機能(NRF)に、NFサービスプロデューサーのプロファイルを含むNFサービス登録要求を送出することを含む。NFサービスプロデューサーのプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのクライアントタイプを含む。本方法は、NRFからNFサービス登録応答を受信することをさらに含む。
【0029】
一実施形態では、本方法は、NRFに、NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルを含むNFサービス更新要求を送出することをさらに含み得る。NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つの更新されたクライアントタイプを含み得る。本方法は、NRFからNFサービス更新応答を受信することをさらに含み得る。
【0030】
一実施形態では、NFサービスプロデューサーは、ロケーション管理機能(LMF)、またはゲートウェイモバイルロケーションセンタ(GMLC)である。
【0031】
本開示の別の態様では、ネットワーク機能(NF)サービスコンシューマーにおける装置が提供される。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを備え、前記メモリは、前記プロセッサによって実行可能な命令を含んでおり、それにより、前記装置は、サービスディスカバリエンティティにサービス要求を送出するように動作可能である。前記装置は、サービスディスカバリエンティティからサービス応答を受信するようにさらに動作可能である。サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるクライアントタイプを指示するパラメータを含む。
【0032】
本開示の別の態様では、サービスディスカバリエンティティにおける装置が提供される。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを備え、前記メモリは、前記プロセッサによって実行可能な命令を含んでおり、それにより、前記装置は、ネットワーク機能(NF)サービスコンシューマーからサービス要求を受信するように動作可能である。前記装置は、NFサービスコンシューマーにサービス応答を送出するようにさらに動作可能である。サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるクライアントタイプを指示するパラメータを含む。
【0033】
本開示の別の態様では、ネットワーク機能(NF)サービスプロデューサーにおける装置が提供される。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを備え、前記メモリは、前記プロセッサによって実行可能な命令を含んでおり、それにより、前記装置は、ネットワークリポジトリ機能(NRF)に、NFサービスプロデューサーのプロファイルを含むNFサービス登録要求を送出するように動作可能である。NFサービスプロデューサーのプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのクライアントタイプを含む。前記装置は、NRFからNFサービス登録応答を受信するようにさらに動作可能である。
【0034】
本開示の別の態様では、NFサービスコンシューマーが提供される。NFサービスコンシューマーは、送出モジュールと受信モジュールとを備える。送出モジュールは、サービスディスカバリエンティティにサービス要求を送出するように設定され得る。サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるクライアントタイプを指示するパラメータを含み得る。受信モジュールは、サービスディスカバリエンティティからサービス応答を受信するように設定され得る。
【0035】
本開示の別の態様では、サービスディスカバリエンティティが提供される。サービスディスカバリエンティティは、受信モジュールと送出モジュールとを備える。受信モジュールは、ネットワーク機能(NF)サービスコンシューマーからサービス要求を受信するように設定され得る。サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるクライアントタイプを指示するパラメータを含み得る。送出モジュールは、NFサービスコンシューマーにサービス応答を送出するように設定され得る。
【0036】
本開示の別の態様では、NFサービスプロデューサーが提供される。NFサービスプロデューサーは、送出モジュールと受信モジュールとを備える。送出モジュールは、ネットワークリポジトリ機能(NRF)に、NFサービスプロデューサーのプロファイルを含むNFサービス登録要求を送出するように設定され得る。NFサービスプロデューサーのプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのクライアントタイプを含み得る。受信モジュールは、NRFからNFサービス登録応答を受信するように設定され得る。
【0037】
本開示の別の態様では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第1の態様による方法を実施させる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0038】
本開示の別の態様では、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第1の態様による方法を行わせる命令を備えるコンピュータプログラム製品が提供される。
【0039】
本開示の別の態様では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第2の態様による方法を実施させる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0040】
本開示の別の態様では、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第2の態様による方法を行わせる命令を備えるコンピュータプログラム製品が提供される。
【0041】
本開示の別の態様では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第3の態様による方法を実施させる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0042】
本開示の別の態様では、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第3の態様による方法を行わせる命令を備えるコンピュータプログラム製品が提供される。
【0043】
本開示の実施形態による提案されるソリューションを適用することによって多くの利点が達成され得る。たとえば、提案されるソリューションの場合、5GCサービスフレームワークが、緊急サービスなど、特定のサービスタイプおよび/または特定のクライアントタイプをサーブしているサービスプロデューサーに気づくことができる。オペレータは、より高い有用性をもつ特定のサービスタイプおよび/または特定のクライアントタイプを特別にまたは専用にサーブするNFサービスインスタンス(たとえば、利用可能性およびスループットを確保するための専用の大容量の(over-dimensioned)リソース)を展開することができる。緊急サービスなど、特定のサービスタイプおよび/または特定のクライアントタイプについてのサービス動作が、サービス品質を保証するために、特定のサービスタイプおよび/または特定のクライアントタイプを専用にサーブするいくつかのNFサービスプロデューサーによって正確に中継およびハンドリングされ得る。
【0044】
本開示の様々な実施形態の上記および他の態様、特徴、および利益が、例として、同様の参照番号または文字が同様のエレメントまたは等価エレメントを指定するために使用される、添付の図面を参照しながら、以下の発明を実施するための形態から、より十分に明らかになろう。図面は、本開示の実施形態のより良い理解を容易にするために示されており、必ずしも一定の縮尺で描かれているとは限らない。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【
図1】次世代ネットワークにおける高レベルアーキテクチャを概略的に示す図である。
【
図2】本開示の一実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図3】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図4】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図5】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図6】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図7】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図8】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図9】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図10】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図11】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図12】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図13】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図14】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図15】本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートである。
【
図16】本開示のいくつかの実施形態を実践する際に使用するのに好適な装置を示すブロック図である。
【
図17】本開示の一実施形態による、NFサービスコンシューマーを示すブロック図である。
【
図18】本開示の一実施形態による、サービスディスカバリエンティティを示すブロック図である。
【
図19】本開示の一実施形態による、NFサービスプロデューサーを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
添付の図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。これらの実施形態は、本開示の範囲に対する限定を示唆するのではなく、当業者が、本開示をより良く理解し、したがって実装することを可能にする目的で論じられるにすぎないことを理解されたい。本明細書全体にわたる、特徴、利点、または同様の言い回しへの言及は、本開示とともに実現され得る特徴および利点のすべてが、本開示の単一の実施形態におけるものであるべきであることまたはその実施形態におけるものであることを暗示しない。むしろ、特徴および利点に言及する言い回しは、一実施形態に関して説明される特定の特徴、利点、または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味すると理解されたい。さらに、本開示の説明される特徴、利点、および特性は、1つまたは複数の実施形態において任意の好適な様式で組み合わせられ得る。具体的な実施形態の特定の特徴または利点のうちの1つまたは複数なしに本開示が実践され得ることを、当業者は認識されよう。他の事例では、本開示のすべての実施形態に存在するとは限らないことがある追加の特徴および利点が、いくつかの実施形態において認識され得る。
【0047】
本明細書で使用される「ネットワーク」という用語は、新無線(new radio:NR)などの任意の好適な通信規格に従うネットワークを指す。以下の説明では、「ネットワーク」および「システム」という用語は、互換的に使用され得る。さらに、ネットワークにおける2つのデバイス間の通信は、限定はしないが、3GPPなどの規格団体によって規定された通信プロトコルを含む任意の好適な通信プロトコルに従って実施され得る。たとえば、通信プロトコルは、5G通信プロトコル、および/あるいは現在知られているかまたは将来において開発されることになる任意の他のプロトコルを含み得る。
【0048】
本明細書で使用される「ネットワークエンティティ」または「ネットワークノード」という用語は、通信ネットワークにおけるコアネットワークデバイスなど、ネットワークデバイスを指す。たとえば、3GPPタイプセルラネットワークなど、無線通信ネットワークでは、ネットワークノードは、アクセスネットワークデバイスによって相互接続された顧客に多数のサービスを提供し得る、様々なネットワーク機能を実装し得る。各アクセスネットワークデバイスは、有線接続または無線接続を介してコアネットワークデバイスに接続可能である。
【0049】
「ネットワーク機能(NF)」という用語は、通信ネットワークのコアネットワークノードなど、ネットワークノード(物理的または仮想)において実装され得る任意の好適な機能を指す。たとえば、5Gシステム(5GS)は、AMF(アクセスおよびモビリティ機能)、SMF(セッション管理機能)、AUSF(認証サービス機能)、UDM(統合データ管理)、PCF(ポリシ制御機能)、AF(アプリケーション機能)、NEF(ネットワーク公開機能)、UPF(ユーザプレーン機能)、NRF(NFリポジトリ機能)、(R)AN((無線)アクセスネットワーク)、SCPなど、複数のNFを備え得る。他の実施形態では、ネットワーク機能は、たとえばネットワークの特定のタイプに応じて、異なるタイプのNFを含み得る。
【0050】
「端末デバイス」という用語は、通信ネットワークにアクセスし、通信ネットワークからサービスを受信することができる任意のエンドデバイスを指す。限定ではなく例として、端末デバイスは、モバイル端末、ユーザ機器(UE)、または他の好適なデバイスを指す。UEは、たとえば、加入者局(SS)、ポータブル加入者局、移動局(MS)、またはアクセス端末(AT)であり得る。端末デバイスは、限定はしないが、ポータブルコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャ端末デバイス、ゲーミング端末デバイス、音楽記憶および再生器具、モバイルフォン、セルラフォン、スマートフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、携帯情報端末(PDA)、ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ウェアラブル端末デバイス、車載無線端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE)などを含み得る。以下の説明では、「端末デバイス」、「端末」、「ユーザ機器」および「UE」という用語は、互換的に使用され得る。一例として、端末デバイスは、3GPPのLTE規格またはNR規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたUEを表し得る。本明細書で使用される「ユーザ機器」または「UE」は、必ずしも、関連のあるデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味における「ユーザ」を有するとは限らない。いくつかの実施形態では、端末デバイスは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、端末デバイスは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいは、通信ネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに初めに関連しないことがあるデバイスを表し得る。
【0051】
また別の例として、モノのインターネット(IOT)シナリオでは、端末デバイスは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別の端末デバイスおよび/またはネットワーク機器に送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。端末デバイスは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではマシン型通信(MTC)デバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、端末デバイスは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具、たとえば、冷蔵庫、テレビジョン、時計などの個人用ウェアラブルなどである。他のシナリオでは、端末デバイスは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作と関連する他の機能が可能である。
【0052】
「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「例示的な実施形態」などへの本明細書における言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを指示するが、あらゆる実施形態が、必ずしも、特定の特徴、構造、または特性を含むとは限らない。その上、そのような句は必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が実施形態に関して説明されるとき、明示的に説明されるか否かにかかわらず、他の実施形態に関してそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは当業者の知識内にあることが具申される。
【0053】
様々なエレメントについて説明するために、「第1の」および「第2の」などの用語が本明細書で使用され得るが、これらのエレメントは、これらの用語によって限定されるべきでないことを理解されよう。これらの用語は、あるエレメントを別のエレメントと区別するために使用されるにすぎない。たとえば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のエレメントは第2のエレメントと呼ばれることがあり、同様に、第2のエレメントは第1のエレメントと呼ばれることがある。本明細書で使用される「および/または」という用語は、関連する列挙された用語のうちの1つまたは複数のいずれかのおよびすべての組合せを含む。
【0054】
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、例示的な実施形態を限定するものではない。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に指示しない限り、複数形をも含むものとする。本明細書で使用される「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含む(includes)」および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、エレメント、および/または構成要素などの存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、エレメント、構成要素および/またはそれらの組合せの存在または追加を排除しないことをさらに理解されよう。
【0055】
本明細書で使用されるこれらの用語は、説明、およびノード、デバイスまたはネットワークなどの間の区別の容易さのためにのみ使用されることに留意されたい。技術の発展とともに、同様の/同じ意味をもつ他の用語も使用され得る。
【0056】
以下の説明および特許請求の範囲において、別段に規定されていない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。
【0057】
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、
図1に示されている例示的なシステムアーキテクチャに適合される通信システムに関して説明される。簡単のために、
図1のシステムアーキテクチャは、いくつかの例示的なエレメントのみを図示する。実際には、通信システムは、端末デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくは端末デバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。通信システムは、1つまたは複数の端末デバイスに通信および様々なタイプのサービスを提供して、端末デバイスの、通信システムへのアクセス、および/あるいは、通信システムによってまたは通信システムを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
【0058】
図1は、5Gなど、次世代ネットワークにおける高レベルアーキテクチャを概略的に示す。
図1のシステムアーキテクチャは、AUSF、AMF、DN(データネットワーク)、NEF、NRF、NSSF、PCF、SMF、UDM、UPF、AF、UE(ユーザ機器)、(R)AN、SCPなど、いくつかの例示的なエレメントを備え得る。
【0059】
例示的な実施形態によれば、UEは、
図1に示されているように、参照ポイントN1を介してAMFとのシグナリング接続を確立することができる。このシグナリング接続は、UEと(R)ANとの間のシグナリング接続と、(R)ANとAMFとの間のこのUEのためのN2接続とを備える、UEとコアネットワークとの間のNAS(非アクセス階層)シグナリング交換を可能にし得る。(R)ANは、参照ポイントN3を介してUPFと通信することができる。UEは、参照ポイントN6を介してUPFを通してDN(データネットワーク、たとえば、オペレータネットワークまたはインターネット)へのパケットデータユニット(PDU)セッションを確立することができる。
【0060】
図1にさらに示されているように、例示的なシステムアーキテクチャはまた、NRF、NEF、AUSF、UDM、PCF、AMFおよびSMFなどのNFによって呈されるNnrf、Nnef、Nausf、Nudm、Npcf、NamfおよびNsmfなどのサービスベースインターフェースを含んでいる。さらに、
図1はまた、NFにおけるNFサービス間の対話をサポートすることができる、N1、N2、N3、N4、N6およびN9などのいくつかの参照ポイントを示す。たとえば、これらの参照ポイントは、対応するNFサービスベースインターフェースを通して、特定のシステム手順を実施するためにいくつかのNFサービスコンシューマーおよびプロバイダならびにそれらの対話を指定することによって実現され得る。
【0061】
図1に示されている様々なNFは、セッション管理、モビリティ管理、認証、セキュリティなどの機能を担当し得る。AUSF、AMF、DN、NEF、NRF、NSSF、PCF、SMF、UDM、UPF、AF、UE、(R)AN、SCPは、たとえば、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TS23.501 V16.0.2の節6.2において規定されているような機能を含み得る。たとえば、NRFは、以下の機能、すなわち、サービスディスカバリ機能をサポートすること、たとえば、NFインスタンスまたはSCPからNFディスカバリ要求を受信すること、およびNFインスタンスまたはSCPに、(発見される)発見されたNFインスタンスの情報を提供すること、利用可能なNFインスタンスおよびそれらのサポートされるサービスのNFプロファイルを維持すること、NF固有サービス許可情報などをサポートし得る。SCPは、以下の機能、すなわち、間接通信、委任されたディスカバリ、メッセージフォワーディングおよび宛先NF/NFサービスへのルーティングなどのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、間接通信では、NFサービスコンシューマーは、SCPを介してターゲットNFサービスプロデューサーと通信する。NFサービスコンシューマーは、間接通信のために使用されるSCPにターゲットNFサービスプロデューサーのディスカバリを委任するように設定され得る。この場合、SCPは、ターゲットNFサービスプロデューサーのディスカバリおよび/または選択を実施するために、NFサービスコンシューマーによって提供されるパラメータを使用する。SCPアドレスは、NFサービスコンシューマーにおいてローカルに設定され得る。SCPは、分散様式で展開され得る。2つ以上のSCPが、NFサービス間の通信経路中に存在し得る。
【0062】
図2は、NFサービスコンシューマー中で/NFサービスコンシューマーにおいて実装されるかまたはNFサービスコンシューマーに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の一実施形態による、方法のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法200の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。
【0063】
本明細書で使用されるNFサービスコンシューマーは、別のNFによって提供される1つまたは複数のサービスを使用する必要がある任意の好適なNFまたはNFインスタンスであり得る。NFサービスプロデューサーは、1つまたは複数のNFサービスコンシューマーに1つまたは複数のサービスを提供することができる任意の好適なNFまたはNFインスタンスであり得る。たとえば、NRFは、任意の他のNFインスタンスまたはSCPにサービスディスカバリ機能を提供することができる。この場合、NRFはNFサービスプロデューサーであり、前記任意の他のNFインスタンスまたはSCPは、NFサービスコンシューマーである。別の例として、NFが、任意の他のNFに1つまたは複数のサービスを提供することができる場合、そのNFは、NRF中にそのNFプロファイルを登録することになる。この場合、NFは、NRFのNFサービスコンシューマー、および前記任意の他のNFのNFサービスプロデューサーである。
【0064】
ブロック202において、NFサービスコンシューマーは、サービスディスカバリエンティティにサービス要求を送出する。サービスディスカバリエンティティは、NFサービスディスカバリ機能を提供することができるエンティティであり得る。さらに、サービスディスカバリエンティティは、間接通信、委任されたディスカバリ、メッセージフォワーディングおよび宛先NF/NFサービスへのルーティングなど、(1つまたは複数の)任意の他の機能をさらに提供し得る。
【0065】
サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含み得る。サービスタイプおよび/またはクライアントタイプは、たとえば、候補ターゲットNFの特定の機能に応じた任意の好適なサービスタイプおよび/またはクライアントタイプであり得る。一実施形態では、サービスタイプおよび/またはクライアントタイプは、緊急サービス、付加価値サービス、オペレータサービス、合法的インターセプトサービス、ブロードキャストサービス、オペレータ運用保守サービス、オペレータ匿名統計サービス、またはオペレータターゲット移動局サービスサポートサービスのうちの少なくとも1つを含み得る。一実施形態では、候補ターゲットNFが、パラメータによって指示されたサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを含む1つまたは複数のサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを専用にサーブすることができる。
【0066】
サービス要求は、たとえば、サービスディスカバリエンティティの特定の機能に応じた任意の好適なサービス要求であり得る。たとえば、NRFなど、サービスディスカバリエンティティが、NFサービスディスカバリ機能を提供することができるとき、サービス要求は、3GPP TS23.502 V16.1.1の節4.17.4に記載されているように、Nnrf_NFDiscovery_Requestなど、NFサービスディスカバリ要求であり得る。サービスディスカバリエンティティがNFサービスディスカバリおよび選択機能を提供することができるとき、サービス要求は、NFサービスディスカバリおよび選択要求であり得る。SCPなど、サービスディスカバリエンティティが、NFサービスディスカバリおよび選択機能ならびに間接通信を提供することができるとき、サービス要求は、NFサービスプロデューサーインスタンスを発見および選択するために必要なディスカバリパラメータおよび選択パラメータ(すなわち、パラメータ)を含むサービス要求であり得る。
【0067】
一実施形態では、サービスディスカバリエンティティは、サービス通信プロキシ(SCP)であり得、パラメータは、ディスカバリパラメータおよび選択パラメータとして使用され得る。
【0068】
ブロック204において、NFサービスコンシューマーは、サービスディスカバリエンティティからサービス応答を受信する。サービス応答は、たとえば、特定のサービス要求に応じた任意の好適なサービス応答であり得る。たとえば、サービスディスカバリエンティティが、NFサービスディスカバリ機能を提供することができるとき、サービス要求は、NFサービスディスカバリ要求であり得、サービス応答は、NFサービスディスカバリ要求にマッチする(1つまたは複数の)NFインスタンスのセットの情報を含み得るNFサービス発見応答であり得る。サービスディスカバリエンティティが、NFサービスディスカバリおよび選択機能を提供することができるとき、サービス要求は、NFサービスディスカバリおよび選択要求であり得、サービス応答は、NFサービスディスカバリおよび選択要求にマッチする選択されたNFインスタンスの情報を含み得るNFサービスディスカバリおよび選択応答であり得る。サービスディスカバリエンティティが、NFサービスディスカバリおよび選択機能ならびに間接通信を提供することができるとき、サービス要求は、NFサービスプロデューサーインスタンスを発見および選択するために必要なディスカバリパラメータおよび選択パラメータ(すなわち、少なくともそのパラメータ)を含むサービス要求であり得、サービス応答は、ターゲットNFによって生成され、サービスディスカバリエンティティによって受信され、NFサービスコンシューマーにフォワーディングされ得るサービス応答であり得る。
【0069】
一実施形態では、3GPP TS23.502 V16.1.1の節4.17.4に記載されているように、サービスディスカバリエンティティは、第1のネットワークリポジトリ機能(NRF)であり得、サービス要求は、Nnrf_NFDiscovery_Requestであり得、サービス応答は、Nnrf_NFDiscovery_Request応答である。Nnrf_NFDiscovery_Requestは、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含むことに留意されたい。
【0070】
図3は、NFサービスコンシューマー中で/NFサービスコンシューマーにおいて実装されるかまたはNFサービスコンシューマーに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法300の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。上記の実施形態で説明されたいくつかの部分について、それらの詳細な説明は、簡潔のためにここでは省略される。この実施形態では、NFサービスコンシューマーは、少なくとも1つのサービスタイプおよび/または少なくとも1つのクライアントタイプを専用にサーブすることができるNFサービスプロデューサーでもある。
【0071】
ブロック302において、NFサービスプロデューサーは、NRFに、NFサービスプロデューサーのプロファイルを含むNFサービス登録要求を送出する。NFサービスプロデューサーのプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのサービスタイプおよび/または少なくとも1つのクライアントタイプを含み得る。NRFは、第1のNRFまたは別のNRFと同じであり得る。NFサービス登録要求は、NFサービス登録要求が、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのサービスタイプおよび/または少なくとも1つのクライアントタイプをさらに含むことを除いて、3GPP TS23.502 V16.1.1の節4.17.1に記載されているNnrf_NFManagement_NFRegister要求メッセージであり得る。たとえば、NFサービスプロデューサーは、NFサービスコンシューマーが初めて動作可能になるとき、NRFにそのNFプロファイルを通知するために、NRFにNFサービス登録要求を送出することができる。NFサービスプロデューサーのプロファイルは、たとえば、3GPP TS23.502 V16.1.1の節5.2.7.2.2に記載されているような任意の他の好適なパラメータを含み得る。
【0072】
本明細書で使用される「専用に」という用語は、NFサービスプロデューサーが、少なくとも1つの特定のサービスタイプおよび/または少なくとも1つの特定のクライアントタイプのみをサーブすることができ、NFサービスコンシューマーが、他のサービスタイプおよび/または他のクライアントタイプをもつサービス要求を受信した場合でも、任意の他のサービスタイプおよび/または他のクライアントタイプをサーブしないことになることを意味し得る。代替的に、「専用に」という用語は、NFサービスプロデューサーが、少なくとも1つの特定のサービスタイプおよび/または少なくとも1つの特定のクライアントタイプについて高い優先度でサービスを提供することができ、他のサービスタイプおよび/または他のクライアントタイプについて低い優先度でサービスを提供することを意味し得る。
【0073】
ブロック304において、NFサービスプロデューサーは、NRFからNFサービス登録応答を受信する。たとえば、NRFは、3GPP TS23.502 V16.1.1の節4.17.1に記載されているNnrf_NFManagement_NFRegister応答を介して、NFサービスプロデューサー登録が受け付けられたことを確認し得る。
【0074】
図4は、NFサービスコンシューマー中で/NFサービスコンシューマーにおいて実装されるかまたはNFサービスコンシューマーに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法400の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。上記の実施形態で説明されたいくつかの部分について、それらの詳細な説明は、簡潔のためにここでは省略される。この実施形態では、NFサービスコンシューマーは、少なくとも1つのサービスタイプおよび/または少なくとも1つのクライアントタイプを専用にサーブすることができるNFサービスプロデューサーでもある。NFサービスコンシューマーは、最初に、方法300を実施し、次いで、方法400を実施し得ることに留意されたい。代替的に、NFサービスコンシューマーは、最初に、たとえば、3GPP TS23.502 V16.1.1の節4.17.1に記載されているように(たとえば、NFサービスコンシューマーがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータなしに)通常NFサービス登録手順を実施し、次いで、方法400を実施し得る。
【0075】
ブロック402において、NFサービスプロデューサーは、NRFに、NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルを含むNFサービス更新要求を送出する。NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つの更新されたサービスタイプおよび/または少なくとも1つの更新されたクライアントタイプを含むNFサービスプロデューサーの更新されたプロファイル。NRFは、第1のNRFまたは別のNRFと同じであり得る。NFサービス更新要求は、NFサービス更新要求が、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つの更新されたサービスタイプおよび/または少なくとも1つの更新されたクライアントタイプをさらに含むことを除いて、3GPP TS23.502 V16.1.1の節4.17.2に記載されているNFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルを含むNnrf_NFManagement_NFUpdate要求メッセージであり得る。たとえば、NFサービスプロデューサーは、NRFに(たとえば、更新された容量をもつ)その更新されたNFプロファイルを通知するために、NRFにNFサービス更新要求を送出することができる。少なくとも1つの更新されたサービスタイプおよび/または少なくとも1つの更新されたクライアントタイプは、少なくとも1つの追加および/または削除および/または修正されたサービスタイプ、ならびに/あるいは少なくとも1つの追加および/または削除および/または修正されたクライアントタイプを含み得る。
【0076】
ブロック404において、NFサービスプロデューサーは、NRFからNFサービス更新応答を受信する。たとえば、NRFは、3GPP TS23.502 V16.1.1の節4.17.2に記載されているNnrf_NFManagement_NFUpdate応答を介して、NFサービス更新が受け付けられたことを確認し得る。
【0077】
図5は、NFサービスコンシューマー中で/NFサービスコンシューマーにおいて実装されるかまたはNFサービスコンシューマーに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法500の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。上記の実施形態で説明されたいくつかの部分について、それらの詳細な説明は、簡潔のためにここでは省略される。この実施形態では、NFサービスコンシューマーは、サービングパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)などの第2のPLMN中の第2のNRFであり、第1のNRFは、ホームPLMNなどの第1のPLMN中のNRFである。
図5は、NFサービスコンシューマーによって行われるディスカバリの場合のPLMNにわたるNF/NFサービスディスカバリを示す。
【0078】
本明細書で使用されるように、(NFサービスコンシューマーなどの)ソースNFとターゲットNF(NFサービスプロデューサー)とが異なるPLMN中に位置するとき、ソースNFは、「サービングPLMN」中にあると言われ、ターゲットNF(およびそのようなNFが登録されるNRF)は、「ホームPLMN」中にあると言われるが、機能は、(たとえば、ホームPLMN中のソースNFとサービングPLMN中のターゲットNFとがある)PLMNの任意のペア間の任意のシナリオに等しく適用可能であるものとする。NFインスタンスが同じPLMN中に位置するとき、ソースNFとターゲットNFの両方が、「サービングPLMN」中に位置すると言われるが、一般的な場合、機能は、所与のUEをサーブしているPLMNに制限されず、機能は、ソースNFとターゲットNFとが同じPLMNに属する任意のシナリオにも適用可能であるものとする。
【0079】
ステップ502において、第2のNRFは、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含むNnrf_NFDiscovery_Requestを、第2のPLMN中の別のNFサービスコンシューマーから受信する。たとえば、サービングPLMN(すなわち、第2のPLMN)中の別のNFサービスコンシューマーが、サービングPLMN中の第2のNRFに対してNnrf_NFDiscovery_Request(予想されるサービス名、予想されるNFのNFタイプ、ホームPLMN ID、サービングPLMN ID、NFサービスコンシューマーのNFタイプ、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータ)を呼び出し得る。Nnrf_NFDiscovery_Requestは、他のパラメータをも含み得る。
【0080】
ステップ504において、第2のNRFは、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含むNnrf_NFDiscovery_Requestを、第1のNRFに送出する。たとえば、サービングPLMN中の第2のNRFは、ホームPLMN IDに基づいて、ホームPLMN中の(すなわち、第1のPLMN中の)第1のNRF(hNRF)を識別し、第2のNRFは、ホームPLMNにおいて展開される(1つまたは複数の)NFインスタンスの予想される(1つまたは複数の)NFプロファイルを得るために、ホームPLMN中の第1のNRFに「NFディスカバリ」サービスを要求する。サービングPLMN中の第2のNRFが、前記別のNFサービスコンシューマーのために「NFディスカバリ」をトリガするとき、サービングPLMN中の第2のNRFは、第2のNRFがhNRFに送出するディスカバリ要求メッセージ中の、サービスリクエスタNFの情報、すなわち、NFコンシューマーIDを置き換えないものとする。
【0081】
ステップ506において、第1のNRFは、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含むNnrf_NFDiscovery_Requestを許可する。予想されるNF/NFサービスのプロファイルと前記別のNFサービスコンシューマーのタイプとに基づいて、NRFは、前記別のNFサービスコンシューマーが、予想される(1つまたは複数の)NFインスタンスを発見することを可能にされるかどうかを決定する。予想される(1つまたは複数の)NFインスタンスまたは(1つまたは複数の)NFサービスインスタンスが、あるネットワークスライスにおいて展開される場合、NRFは、ネットワークスライスのディスカバリ設定に従ってディスカバリ要求を許可する、たとえば、予想される(1つまたは複数の)NFインスタンスは、同じネットワークスライス中のNFによってのみ発見可能である。
【0082】
ステップ508において、第1のNRFは、第1のNRFからNnrf_NFDiscovery_Request応答を受信する。たとえば、前記別のNFサービスコンシューマーが、予想される(1つまたは複数の)NFインスタンスを発見することを可能にされる場合、第1のNRFは、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータとNRFの内部ポリシとを含むNnrf_NFDiscovery_Requestにマッチする(1つまたは複数の)NFインスタンスのセットを決定し、Nnrf_NFDiscovery_Request応答メッセージを介して第2のNRFに、決定されたNFインスタンスの(1つまたは複数の)NFプロファイルを送出する。
【0083】
ステップ510において、第2のNRFは、第2のPLMN中の前記別のNFサービスコンシューマーにNnrf_NFDiscovery_Request応答を送出する。
【0084】
一実施形態では、前記別のNFサービスコンシューマーはSCPであり得る。この場合、SCPは、第2のPLMN中の他のNFサービスコンシューマーからNnrf_NFDiscovery_Requestを受信し、第2のPLMN中の前記他のNFサービスコンシューマーにNnrf_NFDiscovery_Request応答を送出し得る。
【0085】
図6は、NRFまたはSCPなど、サービスディスカバリエンティティ中で/サービスディスカバリエンティティにおいて実装されるかまたはサービスディスカバリエンティティに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法600の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。上記の実施形態で説明されたいくつかの部分について、それらの詳細な説明は、簡潔のためにここでは省略される。
【0086】
ブロック602において、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスコンシューマーからサービス要求を受信する。サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含み得る。たとえば、NFサービスコンシューマーは、たとえば、
図2のブロック204においてサービス要求を送出し得、次いで、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスコンシューマーからサービス要求を受信し得る。
【0087】
ブロック604において、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスコンシューマーにサービス応答を送出する。たとえば、上記で説明されたように、サービス要求は、たとえば、サービスディスカバリエンティティの特定の機能に応じた任意の好適なサービス要求であり得る。サービス応答は、たとえば、特定のサービス要求に応じた任意の好適なサービス応答であり得る。サービスディスカバリエンティティの特定のタイプに応じて、サービスディスカバリエンティティは、ブロック604において異なる動作を実施し得る。たとえば、サービスディスカバリエンティティがNRFであるとき、サービスディスカバリエンティティは、サービス要求にマッチする(1つまたは複数の)NFインスタンスのセットを決定することを試み、決定されたNFインスタンスの(1つまたは複数の)NFプロファイルを送出し得る。他の場合、NRFは、他のNFサービスプロデューサーを選択し、それらのNFサービスプロデューサーをNFサービスコンシューマーに返し得る。
【0088】
サービスディスカバリエンティティがSCPであるとき、サービスディスカバリエンティティは、Nnrf_NFDiscoveryサービスを使用してNRFと対話することによって、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含むサービス要求時に、ディスカバリを実施し得るか、あるいは(3GPP TS23.502 V16.1.1の節5.2.7.2.6に記載されているNnrf_NFDiscoveryサービスまたはNnrf_NFManagement_NFStatusNotifyサービス動作によって)NRFとの前の対話中に収集された情報を使用し得る。SCPは、NRFとともに、要求を許可し得る。SCPは、サービスタイプおよび/またはクライアントタイプにマッチするターゲットNFサービスプロデューサーを選択することを試み得る。他の場合、NRFは、他のNFサービスプロデューサーを選択し、それらのNFサービスプロデューサーをNFサービスコンシューマーに返し得る。NFサービスコンシューマーが、NFサービスプロデューサーと通信することを許可される場合、SCPは、たとえば、ネットワークスライスの設定に従って、選択されたNFサービスプロデューサーに要求をフォワーディングし得、たとえば、予想されるNFインスタンスは、同じネットワークスライス中のNFによってのみ到達可能である。NFサービスプロデューサーは、SCPにサービス応答を送出し得る。サービス要求が、NFサービスプロデューサーにおいてリソースを作成する場合、NFサービスプロデューサーは、作成されたリソースを識別するリソースアドレスで応答し得る。SCPは、NFサービスコンシューマーにサービス応答をルーティングし得る。
【0089】
図7は、NRFまたはSCPなど、サービスディスカバリエンティティ中で/サービスディスカバリエンティティにおいて実装されるかまたはサービスディスカバリエンティティに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法700の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。上記の実施形態で説明されたいくつかの部分について、それらの詳細な説明は、簡潔のためにここでは省略される。
【0090】
ブロック702において、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスプロデューサーのプロファイルを含むNFサービス登録要求をNFサービスプロデューサーから受信する。NFサービスプロデューサーのプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのサービスタイプおよび/または少なくとも1つのクライアントタイプを含む。上記で説明されたように、NFサービス登録要求は、任意の他のパラメータをさらに含み得る。たとえば、NFサービス登録要求は、Nnrf_NFManagement_NFRegister要求であり得る。
【0091】
概して、NFインスタンスが、NFインスタンスが(1つまたは複数の)あるサービスタイプおよび/または(1つまたは複数の)クライアントタイプのために専用にサーブするという指示を伴って登録した場合、NRFまたはSCPは、その(1つまたは複数の)あるサービスタイプおよび/または(1つまたは複数の)クライアントタイプについての指示を含まないか、またはマッチしない(1つまたは複数の)サービスタイプおよび/または(1つまたは複数の)クライアントタイプを含む、NFサービスディスカバリ要求に応答して、このNFインスタンスを返さないかまたは選択しないことになる。代替的に、NRFまたはSCPは、このNFインスタンスのみが、NFサービスディスカバリ要求を送出するNFをサーブすることができる、たとえば、他のNFインスタンスが利用可能でないとき、(1つまたは複数の)あるサービスタイプ(および/または(1つまたは複数の)クライアントタイプのための指示を含まないか、またはマッチしない(1つまたは複数の)サービスタイプおよび/または(1つまたは複数の)クライアントタイプを含む、NFサービスディスカバリ要求に応答して、このNFインスタンスを返すかまたは選択し得る。
【0092】
ブロック704において、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスプロデューサーのプロファイルを記憶する。さらに、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスプロデューサーを利用可能とマークし得る。
【0093】
ブロック706において、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスプロデューサーにNFサービス登録応答を送出する。たとえば、NRFなど、サービスディスカバリエンティティは、Nnrf_NFManagement_NFRegister応答を介して、NF登録が受け付けられたことを確認し得る。
【0094】
図8は、NRFまたはSCPなど、サービスディスカバリエンティティ中で/サービスディスカバリエンティティにおいて実装されるかまたはサービスディスカバリエンティティに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法800の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。上記の実施形態で説明されたいくつかの部分について、それらの詳細な説明は、簡潔のためにここでは省略される。サービスディスカバリエンティティは、最初に、方法700を実施し、次いで、方法800を実施し得ることに留意されたい。代替的に、サービスディスカバリエンティティは、最初に、たとえば、3GPP TS23.502 V16.1.1の節4.17.1に記載されているように(たとえば、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのサービスタイプおよび/または少なくとも1つのクライアントタイプなしに)通常NFサービス登録手順を実施し、次いで、方法800を実施し得る。
【0095】
ブロック802において、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルを含むNFサービス更新要求をNFサービスプロデューサーから受信する。NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つの更新されたサービスタイプおよび/または少なくとも1つの更新されたクライアントタイプを含む。たとえば、NFサービス更新要求は、Nnrf_NFManagement_NFUpdate要求であり得る。
【0096】
ブロック804において、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスプロデューサーのプロファイルを更新する。たとえば、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスプロデューサーのプロファイル中の少なくとも1つのサービスタイプおよび/または少なくとも1つのクライアントタイプを追加および/または削除および/または修正し得る。さらに、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスプロデューサーのプロファイル中の他のパラメータを更新し得る。
【0097】
ブロック806において、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスプロデューサーにNFサービス更新応答を送出する。たとえば、NRFなど、サービスディスカバリエンティティは、Nnrf_NFManagement_NFUpdate応答を介して、NF更新が受け付けられたことを確認し得る。
【0098】
図9は、NRFまたはSCPなどのサービスディスカバリエンティティ中で/サービスディスカバリエンティティにおいて実装されるかまたはサービスディスカバリエンティティに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法900の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。上記の実施形態で説明されたいくつかの部分について、それらの詳細な説明は、簡潔のためにここでは省略される。この実施形態では、サービスディスカバリエンティティはSCPであり、パラメータは、ディスカバリパラメータおよび選択パラメータのうちの1つとして使用される。
【0099】
ブロック902において、SCPなど、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスコンシューマーからサービス要求を受信する。サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含む。ブロック902は、ブロック602と同様である。
【0100】
ブロック904において、SCPなど、サービスディスカバリエンティティは、ディスカバリパラメータおよび選択パラメータに基づいて、ターゲットNFサービスプロデューサーを発見および選択する。たとえば、サービスディスカバリエンティティは、Nnrf_NFDiscoveryサービスを使用してNRFと対話することによって、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含むサービス要求時に、ディスカバリを実施し得るか、あるいは(Nnrf_NFDiscoveryサービスまたはNnrf_NFManagement_NFStatusNotifyサービス動作によって)NRFとの前の対話中に収集された情報を使用し得る。サービスディスカバリエンティティは、NRFとともに、サービス要求を許可し得る。サービスディスカバリエンティティは、サービス要求にマッチするターゲットNFサービスプロデューサーを選択することを試み得る。他の場合、SCPは、他のサービスプロデューサーを選択し得る。
【0101】
ブロック906において、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスコンシューマーが、選択されたNFサービスプロデューサーと通信することを許可されるとき、選択されたNFサービスプロデューサーにサービス要求をフォワーディングする。
【0102】
ブロック908において、サービスディスカバリエンティティは、選択されたNFサービスプロデューサーからサービス応答を受信する。サービス要求が、NFサービスプロデューサーにおいてリソースを作成する場合、NFサービスプロデューサーは、作成されたリソースを識別するリソースアドレスで応答し得る。
【0103】
ブロック910において、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスコンシューマーにサービス応答を送出する。たとえば、サービスディスカバリエンティティは、NFサービスコンシューマーに、選択されたNFサービスプロデューサーから受信されたサービス応答をルーティングし得る。
【0104】
図10は、NFサービスプロデューサー中で/NFサービスプロデューサーにおいて実装されるかまたはNFサービスプロデューサーに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法1000の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。上記の実施形態で説明されたいくつかの部分について、それらの詳細な説明は、簡潔のためにここでは省略される。
【0105】
ブロック1002において、NFサービスプロデューサーは、NRFに、NFサービスプロデューサーのプロファイルを含むNFサービス登録要求を送出する。NFサービスプロデューサーのプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのサービスタイプおよび/または少なくとも1つのクライアントタイプを含む。NFサービス登録要求は、上記で説明されたNFサービス登録要求と同様であり得る。
【0106】
ブロック1004において、NFサービスプロデューサーは、NRFからNFサービス登録応答を受信する。NFサービス登録応答は、上記で説明されたNFサービス登録応答と同様であり得る。
【0107】
図11は、NFサービスプロデューサー中で/NFサービスプロデューサーにおいて実装されるかまたはNFサービスプロデューサーに通信可能に結合された装置によって実施され得る、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。したがって、装置は、方法1100の様々な部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素とともに他のプロセスを達成するための手段を提供し得る。上記の実施形態で説明されたいくつかの部分について、それらの詳細な説明は、簡潔のためにここでは省略される。
【0108】
ブロック1102において、NFサービスプロデューサーは、NRFに、NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルを含むNFサービス更新要求を送出する。NFサービスプロデューサーの更新されたプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つの更新されたサービスタイプおよび/または少なくとも1つの更新されたクライアントタイプを含む。NFサービス更新要求は、上記で説明されたNFサービス更新要求と同様であり得る。
【0109】
ブロック1104において、NFサービスプロデューサーは、NRFからNFサービス登録応答を受信する。NFサービス更新応答は、上記で説明されたNFサービス更新応答と同様であり得る。
【0110】
図12は、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。NFサービスプロデューサーが、(1つまたは複数の)あるサービングタイプ(すなわち、サービスタイプおよび/またはクライアントタイプ)をプロビジョニングされるとき、NFサービスプロデューサーは、ステップ1202において、NRFに、Nnrf_NFManagement_NFRegister要求など、NFサービス登録要求中で、その(1つまたは複数の)サービングタイプを指示する指示を搬送し得る。NRFは、ステップ1204において、指示を含むサービス登録要求中にNFサービスプロデューサーのNFプロファイルを記憶し、NFサービスプロデューサーを利用可能とマークするものとする。ステップ1206において、NRFは、NFサービスプロデューサーに、Nnrf_NFManagement_NFRegister応答など、サービス登録要求応答を送出し得る。後続のNFサービス更新手順では、NFサービスプロデューサーは、(1つまたは複数の)サービングタイプについてのその設定が変更されるとき、指示を更新し(たとえば、(1つまたは複数の)サービングタイプを追加および/または削除および/または修正し)得る。一例として、サービングタイプは、3GPP TS29.572 V15.4.0に記載されている、
「EMERGENCY_SERVICES」、
「VALUE_ADDED_SERVICES」、
「PLMN_OPERATOR_SERVICES」、
「LAWFUL_INTERCEPT_SERVICES」、
「PLMN_OPERATOR_BROADCAST_SERVICES」、
「PLMN_OPERATOR_OM」、
「PLMN_OPERATOR_ANONYMOUS_STATISTICS」、
「PLMN_OPERATOR_TARGET_MS_SERVICE_SUPPORT」
を含み得る。
【0111】
図13は、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。NFサービスコンシューマーが、(1つまたは複数の)あるNFサービングタイプについて(1つまたは複数の)NFサービスプロデューサーを発見することを希望するとき、NFサービスコンシューマーは、ステップ1302において、NRFに、Nnrf_NFDiscovery_Requestなど、サービスディスカバリ要求中で、必要とされる(1つまたは複数の)サービングタイプを指示する指示を渡すことができる。指示を含むサービスディスカバリ要求を受信するとき、NRFは、ステップ1304において、サービスディスカバリ要求を許可する。たとえば、予想されるNF/NFサービスのプロファイルとNFサービスコンシューマーのタイプとに基づいて、NRFは、NFサービスコンシューマーが、予想される(1つまたは複数の)NFインスタンスを発見することを可能にされるかどうかを決定する。予想される(1つまたは複数の)NFインスタンスまたは(1つまたは複数の)NFサービスインスタンスが、あるネットワークスライスにおいて展開される場合、NRFは、ネットワークスライスのディスカバリ設定に従ってディスカバリ要求を許可する、たとえば、予想される(1つまたは複数の)NFインスタンスは、同じネットワークスライス中のNFによってのみ発見可能である。ステップ1306において、NFサービスコンシューマーが、予想される(1つまたは複数の)NFインスタンスを発見することを可能にされる場合、NRFは、所望の(1つまたは複数の)サービングタイプを用いて、登録されたNFサービスプロデューサーインスタンスをマッチングし得る。いずれかがマッチした場合、NRFは、1つまたは複数の要求されたサービングタイプをサポートする(1つまたは複数の)要求サービスインスタンスの情報を返すものとする。他の場合、NRFは、他のNFサービスプロデューサーを選択し、それらのNFサービスプロデューサーをNFサービスコンシューマーに返し得る。
【0112】
図14は、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。NFサービスコンシューマーが、あるサービングタイプについてのサービス動作を呼び出そうとしているとき、NFサービスコンシューマーは、ステップ1において、SCPに、サービス要求中で搬送される選択パラメータおよびディスカバリパラメータ中で、必要とされるサービングタイプを指示する指示を渡し得る。サービス要求中の指示を受信したとき、SCPは、ステップ2において、必要とされるサービングタイプをサポートするNFサービスプロデューサーを選択することを試み得る。いずれかがマッチする場合、SCPは、ステップ3において、必要とされるサービングタイプをサポートする選択されたNFサービスプロデューサーにサービス要求を中継し得る。他の場合、SCPは、他のサービスプロデューサーを選択し、サービス要求を中継し得る。
図14に示されている他のステップは、3GPP TS23.502 V16.1.1の節4.17.9の対応するステップと同様である。
【0113】
図15は、本開示の別の実施形態による、方法のフローチャートを示す。
図15に示されているステップは、ステップ1502、1504、1506における要求が、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含むことを除いて、3GPP TS23.502 V16.1.1の節4.17.10の対応するステップと同様である。NRFは、所望のサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを用いて、登録されたNFサービスプロデューサーインスタンスをマッチングすることを試み得、SCPは、必要とされるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプをサポートするNFサービスプロデューサーを選択することを試み得る。
【0114】
一実施形態では、3GPP TS29.510 V16.0.0の変更についての理由は以下の通りであり得る。
テレコムネットワークでは、いくつかの目的、たとえば、緊急のためにのみ専用のオペレータネットワークにおいて展開される特定の(1つまたは複数の)ゲートウェイモバイルロケーションセンタ((1つまたは複数の)GMLC)、通常ユーザへの影響を回避するために高ボリューム「付加価値サービス」トラフィックをハンドリングするための専用GMLCなどをサーブするために、(1つまたは複数の)あるネットワークエンティティ(NE)を展開することが慣例である。
例。3GPP TS23.273は、以下のクライアントタイプを指定した。
例。3GPP TS29.572は、以下のクライアントタイプを指定した。
「EMERGENCY_SERVICES」
「VALUE_ADDED_SERVICES」
「PLMN_OPERATOR_SERVICES」
「LAWFUL_INTERCEPT_SERVICES」
「PLMN_OPERATOR_BROADCAST_SERVICES」
「PLMN_OPERATOR_OM」
「PLMN_OPERATOR_ANONYMOUS_STATISTICS」
「PLMN_OPERATOR_TARGET_MS_SERVICE_SUPPORT」
特定の目的をサーブするネットワークエンティティにアクセスするために、レガシーネットワークでは、これらのネットワークエンティティの情報が、ピアノードにおいて事前設定され、たとえば、E-SMLCが、緊急測位のためにMMEにおいて設定される。あるクライアントタイプからロケーション要求を受信するとき、MMEは、ロケーションサービスのために特定の設定されたSMLCを使用することになる。
5G SBAアーキテクチャでは、サービスは、登録され、事前設定される代わりに動的に発見される。専用サービングクライアントタイプについてのGMLC/LMF展開をサポートするために、GMLC/LMFは、NFプロファイル中のサーブすることができるクライアントタイプを登録するべきであり、NFサービスコンシューマー(たとえば、AMF)は、所望の(1つまたは複数の)クライアントタイプをサーブすることができるGMLC/LMFインスタンスを発見することが可能であるべきである。
【0115】
一実施形態では、3GPP TS29.510 V16.0.0の変更の概要は以下の通りであり得る。
/1.NFの専用にサーブするクライアントタイプを指示する属性を含む、新しいデータタイプLmfInfoおよびGmlcInfoを規定する。
/2.NFProfile中に新しい属性「lmfInfo」および「gmlcInfo」を追加する
/3.ディスカバリのための要求されたクライアントタイプを指示する新しいクエリパラメータ「クライアントタイプ」を追加する
/4.それに応じてOpenAPIファイルを更新する
【0116】
一実施形態では、3GPP TS29.510 V16.0.0の変更が承認されない場合の結果は以下の通りであり得る。特定のクライアントタイプを専用にサーブするNFインスタンスはサポートされ得ず、緊急のためのロケーションサービスが他のトラフィックによって影響を及ぼされ得る。
【0117】
一実施形態では、3GPP TS29.510 V16.0.0の表6.1.6.1-1(Nnrf_NFManagement固有データタイプ)が以下のように補正され得る。
【0118】
一実施形態では、3GPP TS29.510 V16.0.0の表6.1.6.1-2(Nnrf_NFManagement再使用データタイプ)が以下のように補正され得る。
【0119】
一実施形態では、3GPP TS29.510 V16.0.0の表6.1.6.2-2(タイプNFProfileの規定)が追加され以下のコンテンツであり得る。
【0120】
一実施形態では、新しい表6.1.6.2.x-1、すなわち、タイプLmfInfoの規定が、3GPP TS29.510 V16.0.0中に追加され得る。「x」は、任意の好適な数を意味する。
【0121】
一実施形態では、新しい表6.1.6.2.y-1、すなわち、タイプGmlcInfoの規定が、3GPP TS29.510 V16.0.0中に追加され得る。「y」は、任意の好適な数を意味する。
【0122】
一実施形態では、3GPP TS29.510 V16.0.0の表6.2.3.2.3.1-1(このリソース上のGETメソッドによってサポートされるURIクエリパラメータ)が追加され以下のコンテンツであり得る。
【0123】
一実施形態では、表6.2.6.1-2、すなわち、3GPP TS29.510 V16.0.0のNnrf_NFDiscovery再使用データタイプが追加され以下のコンテンツであり得る。
【0124】
一実施形態では、表6.2.6.2.3-1、すなわち、3GPP TS29.510 V16.0.0のタイプNFProfileの規定が追加され以下のコンテンツであり得る。
【0125】
一実施形態では、3GPP TS29.510 V16.0.0の以下のAPI(アプリケーションプログラムインターフェース)が以下のように補正され得る。
【0126】
本開示の実施形態による提案されるソリューションを適用することによって多くの利点が達成され得る。たとえば、提案されるソリューションの場合、5GCサービスフレームワークが、緊急サービスなど、特定のサービスタイプおよび/または特定のクライアントタイプをサーブしているサービスプロデューサーに気づくことができる。オペレータは、より高い有用性をもつ特定のサービスタイプおよび/または特定のクライアントタイプを特別にまたは専用にサーブするNFサービスインスタンス(たとえば、利用可能性およびスループットを確保するための専用の大容量のリソース)を展開することができる。緊急サービスなど、特定のサービスタイプおよび/または特定のクライアントタイプについてのサービス動作が、サービス品質を保証するために、特定のサービスタイプおよび/または特定のクライアントタイプを専用にサーブするいくつかのNFサービスプロデューサーによって正確に中継およびハンドリングされ得る。
【0127】
図16は、本開示のいくつかの実施形態を実施する際に使用するのに好適な装置を示すブロック図である。たとえば、上記で説明された、NFサービスコンシューマー、サービスディスカバリエンティティまたはNFサービスプロデューサーのうちのいずれか1つが、装置1600を通して実装され得る。
【0128】
装置1600は、DPなど、少なくとも1つのプロセッサ1621と、プロセッサ1621に結合された少なくとも1つのMEM1622とを備える。装置1620は、プロセッサ1621に結合された送信機TXおよび受信機RX1623をさらに備え得る。MEM1622はPROG1624を記憶する。PROG1624は、関連するプロセッサ1621上で実行されたとき、装置1620が、本開示の実施形態に従って動作することを可能にする、命令を含み得る。少なくとも1つのプロセッサ1621と少なくとも1つのMEM1622との組合せは、本開示の様々な実施形態を実装するように適応された処理手段1625を形成し得る。
【0129】
本開示の様々な実施形態は、プロセッサ1621、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアのうちの1つまたは複数によって実行可能なコンピュータプログラムによって、またはそれらの組合せにおいて実行可能なコンピュータプログラムによって実装され得る。
【0130】
MEM1622は、ローカル技術環境に好適な任意のタイプのものであり得、非限定的な例として、半導体ベースメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリおよびリムーバブルメモリなど、任意の好適なデータ記憶技術を使用して実装され得る。
【0131】
プロセッサ1621は、ローカル技術環境に好適な任意のタイプのものであり得、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサDSPおよびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0132】
図17は、本開示の一実施形態による、NFサービスコンシューマーを示すブロック図である。図示のように、NFサービスコンシューマー1700は、送出モジュール1702と受信モジュール1704とを備える。送出モジュール1702は、サービスディスカバリエンティティにサービス要求を送出するように設定され得る。サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含み得る。受信モジュール1704は、サービスディスカバリエンティティからサービス応答を受信するように設定され得る。
【0133】
図18は、本開示の一実施形態による、サービスディスカバリエンティティを示すブロック図である。図示のように、サービスディスカバリエンティティ1800は、受信モジュール1802と送出モジュール1804とを備える。受信モジュール1802は、ネットワーク機能(NF)サービスコンシューマーからサービス要求を受信するように設定され得る。サービス要求は、1つまたは複数の候補ターゲットNFがサーブすることができるサービスタイプおよび/またはクライアントタイプを指示するパラメータを含み得る。送出モジュール1804は、NFサービスコンシューマーにサービス応答を送出するように設定され得る。
【0134】
図19は、本開示の一実施形態による、NFサービスプロデューサーを示すブロック図である。図示のように、NFサービスプロデューサー1900は、送出モジュール1902と受信モジュール1904とを備える。送出モジュール1902は、ネットワークリポジトリ機能(NRF)に、NFサービスプロデューサーのプロファイルを含むNFサービス登録要求を送出するように設定され得る。NFサービスプロデューサーのプロファイルは、NFサービスプロデューサーが専用にサーブすることができる少なくとも1つのサービスタイプおよび/または少なくとも1つのクライアントタイプを含み得る。受信モジュール1904は、NRFからNFサービス登録応答を受信するように設定され得る。
【0135】
本開示の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶され、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、上記で説明されたようなNFサービスコンシューマーに関係する方法のうちのいずれかを行わせる命令を含む、コンピュータプログラム製品が提供される。
【0136】
本開示の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶され、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、上記で説明されたようなサービスディスカバリエンティティに関係する方法のうちのいずれかを行わせる命令を含む、コンピュータプログラム製品が提供される。
【0137】
本開示の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶され、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、上記で説明されたようなNFサービスプロデューサーに関係する方法のうちのいずれかを行わせる命令を含む、コンピュータプログラム製品が提供される。
【0138】
本開示の一態様によれば、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、上記で説明されたようなNFサービスコンシューマーに関係する方法のうちのいずれかを行わせる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0139】
本開示の一態様によれば、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、上記で説明されたようなサービスディスカバリエンティティに関係する方法のうちのいずれかを行わせる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0140】
本開示の一態様によれば、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサに、上記で説明されたようなNFサービスプロデューサーに関係する方法のうちのいずれかを行わせる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0141】
さらに、本開示は、上述のようなコンピュータプログラムを含んでいるキャリアをも提供し得、そのキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読取り専用メモリ)、フラッシュメモリ、磁気テープ、CD-ROM、DVD、Blu-rayディスクなどのような、光コンパクトディスクまたは電子メモリデバイスであり得る。
【0142】
本明細書で説明される技法は、一実施形態で説明される対応する装置の1つまたは複数の機能を実装する装置が、従来技術の手段だけでなく、その実施形態で説明される対応する装置の1つまたは複数の機能を実装するための手段をも備えるように、および、その装置が、各別個の機能のための別個の手段、あるいは1つまたは複数の機能を実施するように設定され得る手段を備え得るように、様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの技法は、ハードウェア(1つまたは複数の装置)、ファームウェア(1つまたは複数の装置)、ソフトウェア(1つまたは複数のモジュール)、またはそれらの組合せで実装され得る。ファームウェアまたはソフトウェアの場合、実装は、本明細書で説明される機能を実施するモジュール(たとえば、手順、機能など)を通して行われ得る。
【0143】
本明細書の例示的な実施形態が、方法および装置のブロック図およびフローチャート図に関して上記で説明された。ブロック図およびフローチャート図の各ブロック、ならびにブロック図およびフローチャート図中のブロックの組合せが、それぞれ、コンピュータプログラム命令を含む様々な手段によって実装され得ることを理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または機械を製造するための他のプログラマブルデータ処理装置にロードされ得、その結果、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置上で実行する命令は、フローチャートの1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能を実装するための手段を作成する。
【0144】
さらに、動作は特定の順序で示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示されている特定の順序または連続した順序で実施されること、あるいはすべての例示された動作が実施されることを必要とするものとして理解されるべきではない。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。同様に、いくつかの特定の実装の詳細が上記の議論中に含まれているが、これらは、本明細書で説明される主題の範囲に対する限定と解釈されるべきではなく、むしろ特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明と解釈されるべきである。別個の実施形態のコンテキストにおいて説明されるいくつかの特徴は、単一の実施形態における組合せでも実装され得る。逆に、単一の実施形態のコンテキストにおいて説明される様々な特徴が、複数の実施形態において別々にも実装され、または任意の好適な部分組合せでも実装され得る。
【0145】
本明細書は多くの特定の実装の詳細を含んでいるが、これらは、任意の実装のまたは請求され得るものの範囲に対する限定と解釈されるべきではなく、むしろ特定の実装形態の特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明と解釈されるべきである。別個の実施形態のコンテキストにおいて本明細書で説明されるいくつかの特徴は、単一の実施形態における組合せでも実装され得る。逆に、単一の実施形態のコンテキストにおいて説明される様々な特徴が、複数の実施形態において別々にも実装され、または任意の好適な部分組合せでも実装され得る。その上、特徴は、いくつかの組合せで働くものとして上記で説明され、さらには最初にそのようなものとして請求され得るが、請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、いくつかの場合にはその組合せから削除され得、請求される組合せは、部分組合せまたは部分組合せの変形を対象とし得る。
【0146】
技術が進歩するにつれて、発明概念が様々なやり方で実装され得ることが当業者に明らかであろう。上記で説明された実施形態は、本開示を限定するのではなく説明するために与えられており、当業者が容易に理解するように、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく修正および変形が行われ得ることを理解されたい。そのような修正および変形は、本開示の範囲および添付の特許請求の範囲内にあると見なされる。本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定される。