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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-08
(45)【発行日】2024-11-18
(54)【発明の名称】音楽を中心とした提示方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/93 20060101AFI20241111BHJP
   G06F 3/04842 20220101ALI20241111BHJP
   G06F 3/04817 20220101ALI20241111BHJP
   G06F 16/438 20190101ALI20241111BHJP
   G06F 16/9038 20190101ALI20241111BHJP
【FI】
H04N5/93
G06F3/04842
G06F3/04817
G06F16/438
G06F16/9038
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2023534107
(86)(22)【出願日】2022-01-28
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-14
(86)【国際出願番号】 SG2022050041
(87)【国際公開番号】W WO2022169414
(87)【国際公開日】2022-08-11
【審査請求日】2023-06-05
(31)【優先権主張番号】17/169,923
(32)【優先日】2021-02-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521388058
【氏名又は名称】レモン インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Lemon Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ワン,フェルナンド
(72)【発明者】
【氏名】ビジノヴァー,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ジアリアン
(72)【発明者】
【氏名】リ,ニン
【審査官】醍醐 一貴
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-154034(JP,A)
【文献】特開2010-113593(JP,A)
【文献】特開2008-191779(JP,A)
【文献】特開2008-219343(JP,A)
【文献】特表2015-501015(JP,A)
【文献】特表2012-521036(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0142550(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0177572(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/76-5/775
H04N 5/80-5/956
H04N 21/00-21/858
G06F 3/01
G06F 4/048-3/04895
G06F 16/00-16/958
IEEE Xplore
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の優先順位に従ってソートされた複数の音楽サンプルを示す情報を受信することと、
前記複数の音楽サンプルを示す前記情報に基づいて、前記第1の優先順位に基づいた順に、複数の画像を表示することであって、前記複数の画像の各々が前記複数の音楽サンプルのうちの一つに対応することと、
前記複数の画像のうちの第1の画像の選択を示す第1のユーザ入力を受信することであって、前記第1の画像が前記複数の音楽サンプルのうちの第1の音楽サンプルに対応することと、
前記第1の画像の前記選択を示す前記第1のユーザ入力に応じて、前記第1の音楽サンプルに関連付けられた少なくとも一つの動画を示す情報を受信することと、
前記少なくとも一つの動画を示す前記情報に基づいて、少なくとも一つのサンプル動画画像を表示することであって、前記少なくとも一つのサンプル動画画像の各々は前記第1の音楽サンプルに関連付けられた前記少なくとも一つの動画のうちの動画に対応することと、
を含む方法。
【請求項2】
第1の画像の選択を示す第1のユーザ入力を受信することは、前記第1の音楽サンプルを再生する命令を受信することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも一つのサンプル動画画像を表示しながら前記第1の音楽サンプルを再生することをさらに含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも一つの動画の各々は、前記第1の音楽サンプルの少なくとも一部を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも一つの動画を示す情報を受信することは、前記少なくとも一つの動画に関連付けられた第2の優先順位を示す情報を受信することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも一つの動画を示す前記情報に基づいて前記少なくとも一つのサンプル動画画像を表示することは、前記第2の優先順位に基づいた順に前記少なくとも一つのサンプル動画画像を表示することを含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも一つのサンプル動画画像の各々は、前記少なくとも一つの動画のうちの対応する動画のフレームを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも一つのサンプル動画画像を表示することは、前記複数の音楽サンプルに対応する前記複数の画像を表示する同じインターフェース上に前記少なくとも一つのサンプル動画画像を表示することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記複数の画像のうちの第2の画像の選択を示す第2のユーザ入力を受信することであって、前記第2の画像が前記複数の音楽サンプルのうちの第2の音楽サンプルに対応することと、
前記第1の音楽サンプルに関連付けられた前記少なくとも一つのサンプル動画画像を消失させながら、前記第2の音楽サンプルに関連付けられた一つ又は複数のサンプル動画画像を表示することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
複数の音楽サンプルと複数の画像とを含む少なくとも一つのデータベースであって、前記複数の画像の各々が前記複数の音楽サンプルのうちの一つに対応するデータベースと、
前記少なくとも一つのデータベースと通信する少なくとも一つのコンピューティング装置であって、
前記複数の音楽サンプルを第1の優先順位に従ってソートすることと、
前記複数の音楽サンプルに対応する前記複数の画像を示す情報と、前記複数の画像を前記第1の優先順位に基づいた順にユーザ装置上に表示するための前記第1の優先順位を示す情報とを前記ユーザ装置に送信することと、
前記複数の音楽サンプルのうちの音楽サンプルに関連付けられた少なくとも一つの動画を示す情報を送信する指示を前記ユーザ装置から受信することであって、前記音楽サンプルは、前記音楽サンプルに対応する前記複数の画像のうちの画像の選択を示すユーザ入力を受信したことに応じて選択されることと、
少なくとも一つのサンプル動画画像を表示するために、前記少なくとも一つのサンプル動画画像を前記ユーザ装置に送信することであって、前記少なくとも一つのサンプル動画画像の各々は、前記音楽サンプルに関連付けられた前記少なくとも一つの動画のうちの動画に対応することと、
を含むオペレーションを実行するように設定される前記少なくとも一つのコンピューティング装置と、
を備える、システム。
【請求項11】
画像に関連付けられた少なくとも一つの動画を示す前記情報を送信する指示を前記ユーザ装置から受信することは、
前記画像に対応する前記複数の音楽サンプルのうちの前記音楽サンプルの再生が前記ユーザ装置上で開始したことを決定することを含む、
請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
複数の音楽サンプルを前記第1の優先順位に従ってソートすることは、
前記複数の音楽サンプルの各々に関連付けられた人気度を決定することと、
前記複数の音楽サンプルの各々を、人気度の最も高いものから人気度の最も低いものへとランク付けすることと、
を含む、請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
前記オペレーションは、
前記少なくとも一つの動画を第2の優先順位に従ってソートすることと、
前記第2の優先順位を示す情報を前記ユーザ装置に送信することと、
をさらに含む、請求項10に記載のシステム。
【請求項14】
前記少なくとも一つの動画を前記第2の優先順位に従ってソートすることは、
前記少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた作成時間を決定することと、
前記少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた人気度を決定することと、
前記少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた作成者を決定することと、
のうちの一つを含む、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記少なくとも一つのサンプル動画画像の各々は、前記少なくとも一つの動画のうちの対応する動画のフレームを含む、
請求項10に記載のシステム。
【請求項16】
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサに通信可能に結合され、命令を記憶している少なくとも一つのメモリと、を備えるコンピューティング装置であって、
前記命令が前記少なくとも一つのプロセッサにより実行された場合、
第1の優先順位に従ってソートされた複数の音楽サンプルを示す情報を受信することと、
前記複数の音楽サンプルを示す前記情報に基づいて、前記第1の優先順位に基づいた順に、複数の画像を表示することであって、前記複数の画像の各々が前記複数の音楽サンプルのうちの一つに対応することと、
前記複数の画像のうちの第1の画像の選択を示す第1のユーザ入力を受信することであって、前記第1の画像が前記複数の音楽サンプルのうちの第1の音楽サンプルに対応することと、
前記第1の画像の前記選択を示す前記第1のユーザ入力に応じて、前記第1の音楽サンプルに関連付けられた少なくとも一つの動画を示す情報を受信することと、
前記少なくとも一つの動画を示す前記情報に基づいて、少なくとも一つのサンプル動画画像を表示することであって、前記少なくとも一つのサンプル動画画像の各々は前記第1の音楽サンプルに関連付けられた前記少なくとも一つの動画のうちの動画に対応することと、
を実行するコンピューティング装置。
【請求項17】
前記第1の画像の前記選択を示す前記第1のユーザ入力は、前記第1の音楽サンプルを再生する命令を示す入力を含む、
請求項16に記載のコンピューティング装置。
【請求項18】
前記少なくとも一つのメモリは、前記少なくとも一つのプロセッサにより実行された場合、前記コンピューティング装置に、
前記少なくとも一つのサンプル動画画像を表示しながら前記第1の音楽サンプルを再生することをさせる命令をさらに記憶する、
請求項17に記載のコンピューティング装置。
【請求項19】
前記少なくとも一つの動画の各々は、前記第1の音楽サンプルの少なくとも一部を含む
請求項16に記載のコンピューティング装置。
【請求項20】
前記少なくとも一つの動画を示す前記情報は、前記少なくとも一つの動画に関連付けられた第2の優先順位を含み、前記少なくとも一つのサンプル動画画像は、前記第2の優先順位に基づいた順に表示される、
請求項16に記載のコンピューティング装置。
【請求項21】
前記少なくとも一つのサンプル動画画像の各々は、前記少なくとも一つの動画のうちの対応する動画のフレームを含む、
請求項16に記載のコンピューティング装置。
【請求項22】
前記少なくとも一つのメモリは、前記少なくとも一つのプロセッサにより実行された場合、前記コンピューティング装置に、
前記複数の画像のうちの第2の画像の選択を示す第2のユーザ入力を受信することであって、前記第2の画像が前記複数の音楽サンプルのうちの第2の音楽サンプルに対応することと、
前記第1の音楽サンプルに関連付けられた前記少なくとも一つのサンプル動画画像を消失させながら、前記第2の音楽サンプルに関連付けられた一つ又は複数のサンプル動画画像を表示することと、
をさせる命令をさらに記憶する、請求項16に記載のコンピューティング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年2月8日に出願された「Music-focused presentation method」と題する米国非仮特許出願第17/169,923号の優先権を主張し、その出願を参照により完全に複製されているかのように本願に組み入れる。
【背景技術】
【0002】
インターネットベースのツールを使って行われるコミュニケーションが増えている。インターネットに基づくツールは、任意のソフトウェア又はプラットフォームとすることができる。既存のソーシャルメディアプラットフォームは、ユーザ同士が静的なアプリケーションやウェブページを介して画像や動画などの情報を共有することでコミュニケーションすることを可能にしている。携帯電話などの通信機器がますます高性能化する中、人々は新しいソーシャルネットワークや通信の方法を求め続けている。
【図面の簡単な説明】
【0003】
以下の詳細な説明は、添付図面と合わせて読むとよりよく理解できる。説明のために、本開示の様々な態様の例示的な実施形態が添付図面に示されているが、本発明は、開示されている特定の方法及び手段に限定されない。
【0004】
図1】コンテンツを配信するための例示的なシステムを示す図である。
【0005】
図2】本開示にかかるコンテンツ配信アプリケーションの例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0006】
図3】本開示にかかるコンテンツ配信アプリケーションの別の例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0007】
図4】本開示にかかるコンテンツ配信アプリケーションの別の例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0008】
図5】本開示にかかるコンテンツ配信アプリケーションの別の例示的なユーザインターフェースを示す図である。
【0009】
図6】本開示にかかるユーザ装置により実行可能な例示的なコンテンツ検索方法を示す図である。
【0010】
図7】本開示にかかるクラウドネットワークにより実行可能な例示的なコンテンツ配信方法を示す図である。
【0011】
図8】本明細書に開示されたいずれかの方法を実行するために使用可能な例示的なコンピューティング装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
既存のソーシャルメディアプラットフォームは、ユーザ同士が画像や動画を共有したり、他のユーザが共有した画像や動画を閲覧したりすることでコミュニケーションすることを可能にしている。例えば、ソーシャルメディアプラットフォームのユーザは、ソーシャルメディアプラットフォームの他のユーザがショート動画を閲覧することができるように、そのショート動画をソーシャルメディアプラットフォームにアップロードすることができる。そのショート動画の閲覧は、他のユーザが自分自身のショート動画を作成するように促すことができる。例えば、そのショート動画が、ユーザが特定のダンスを披露することを特徴としている場合、他のユーザがそのダンスに基づいて自分自身のショート動画を作成する意欲を感じる可能性がある。別の例として、ショート動画が特定のハッシュタグに関連付けられている場合、他のユーザは、そのタグに関連付けられた自分自身のショート動画を作成する意欲を感じる可能性がある。
【0013】
ソーシャルメディアプラットフォームのユーザがコンテンツを作成する意欲があると、ソーシャルプラットフォームのユーザ体験が改善する可能性がある。自分自身のコンテンツを作成することで、ユーザはソーシャルメディアプラットフォームの他のユーザとの関わりをより強く感じることができる。追加として、ソーシャルメディアプラットフォームのユーザが利用可能なコンテンツが増える可能性がある。したがって、ソーシャルメディアプラットフォームのユーザにコンテンツ作成の意欲を起こさせる新たな方法を見つけることが望ましいかもしれない。
【0014】
ソーシャルメディアプラットフォームのユーザは、歌曲を特徴とするコンテンツを閲覧すれば、コンテンツを作る意欲を感じる可能性がある。例えば、ソーシャルメディアプラットフォームのユーザが、ユーザの気に入る歌曲を特徴とするショート動画を閲覧した場合、ユーザはその歌曲を特徴とする新たなショート動画を作成したいと思うかもしれない。ユーザが同じ歌曲を特徴とする大量のコンテンツを閲覧する場合や、その曲がユーザの間で人気がある場合、ユーザはその歌曲を特徴とするコンテンツを作ることに特に意欲を感じる可能性がある。ユーザは、ソーシャルメディアプラットフォームの他のユーザがどのように自分自身のコンテンツに歌曲を組み込んだかを見ることができ、同様の方法でその歌曲を組み込む新しいコンテンツを作成したいと思うかもしれない。例えば、ソーシャルメディアプラットフォームの他の多数のユーザがその歌曲に合わせてダンスするショート動画を作成していることにユーザが気づいた場合、ユーザは同じ歌曲に合わせてダンスするショート動画を作成する意欲を感じる可能性がある。したがって、ユーザがソーシャルメディアプラットフォーム上である歌曲を特徴とするコンテンツを検索できれば、ユーザがコンテンツを作る意欲を感じる可能性を増大させるかもしれない。
【0015】
図1はコンテンツを配信するための例示的なシステム100を示す。システム100は、クラウドネットワーク102と複数のクライアント装置130とを含むことができる。クラウドネットワーク102と複数のクライアント装置130とは、一つ又は複数のネットワーク122を介して互いに通信可能である。
【0016】
クラウドネットワーク102は、単一の建物のようなデータセンターに配置されてもよく、又は異なる地理的位置(例えば、いくつかの建物)に分散されていてもよい。クラウドネットワーク102は、該一つ又は複数のネットワーク122を介してサービスを提供することができる。ネットワーク122は、ルータ、スイッチ、マルチプレクサ、ハブ、モデム、ブリッジ、リピータ、ファイアウォール、プロキシ装置、及び/又は同様の装置など、様々なネットワーク装置を含む。ネットワーク122は、同軸ケーブルリンク、ツイストペアケーブルリンク、光ファイバリンク、それらの組み合わせなどを含むことができる。ネットワーク122は、セルラーリンク、衛星リンク、Wi-Fiリンクなどの無線リンクを含むことができる。
【0017】
クラウドネットワーク102は、様々なサービスをホストする複数のコンピューティングノード116を含むことができる。一実施形態において、ノード116はショート動画サービス114をホストする。ノード116は、ショート動画サービス114に関連付けられるタスクを処理することができる。複数のコンピューティングノード116は、一つ又は複数のコンピューティング装置、一つ又は複数のプロセッサ、一つ又は複数の仮想コンピューティングインスタンス、それらの組み合わせなどとして実装されることができる。複数のコンピューティングノード116は、一つ又は複数のコンピューティング装置により実装されることができる。一つ又は複数のコンピューティング装置は、仮想化コンピューティングインスタンスを含むことができる。仮想化コンピューティングインスタンスは、仮想マシン、例えばコンピュータシステム、オペレーティングシステム、サーバなどのエミュレーションを含むことができる。仮想マシンは、仮想イメージ及び/又はエミュレーションのための特定のソフトウェア(例えば、オペレーティングシステム、専用アプリケーション、サーバ)を定義する他のデータに基づいて、コンピューティング装置によりロードされることができる。異なるタイプのプロセッシングサービスについての需要が変化すると、異なる仮想マシンを一つ又は複数のコンピューティング装置上にロード及び/又は終了されることができる。同じコンピューティング装置上の異なる仮想マシンの使用を管理するために、ハイパーバイザを実装することができる。
【0018】
ショート動画サービス114は、インターネットプロトコル動画ストリーミングサービスのようなコンテンツストリーミングサービスを含むことができる。例えば、ショート動画サービス114は、動画共有サービス、動画ホスティングプラットフォーム、コンテンツ配信プラットフォーム、コラボレーションゲームプラットフォームなどを含むことができる。ショート動画サービス114は、動画、音声、テキストデータ、それらの組み合わせなどのコンテンツ106を様々な送信技術を介して配信するように設定されてもよい。コンテンツ106は、コンテンツストリーム(例えば、動画ストリーム、オーディオストリーム、情報ストリーム)、コンテンツファイル(例えば、動画ファイル、オーディオファイル、テキストファイル)、及び/又は他のデータを含むことができる。コンテンツ106は、データベース104に格納されることができる。
【0019】
一実施形態において、ショート動画サービス114により提供されるコンテンツ106は、ショート動画を含む。ショート動画は、1分、5分、又は他の所定の分など、所定の時間制限以下の持続時間を有することができる。限定ではなく、一例として、ショート動画は、互いに結合された少なくとも一つ、且つ四つ以下の15秒セグメントを含むことができる。短い動画持続時間は、ユーザが短い時間枠内で大量の動画を見ることを可能にする、エンターテインメントを迅速且つ連続的に視聴者に提供することができる。このような迅速で連続のエンターテインメントは、ソーシャルメディアプラットフォームで流行する可能性がある。ショート動画の一部又は全部は、テレビ番組又は映画からの音楽又は音声のような、予め録音されたオーディオオーバーレイを含むことができる。ショート動画が予め録音されたオーディオオーバーレイを含む場合、ショート動画は、予め録音されたオーディオに合わせて、1人以上が口パクをするか、又はダンスすることを特徴とすることができる。例えば、ショート動画は、ヒット曲に合わせて個人で完成させる「ダンスチャレンジ」を特徴としてもよく、又は、ショート動画は、2人がリップシンクや2人踊りに参加することを特徴としてもよい。他のショート動画は、予め録音されたオーディオオーバーライドを含まなくてもよい。例えば、これらのショート動画は、個人がスポーツをしたり、いたずらをしたり、美容やファッションのアドバイス、料理のコツ、家の内装のコツなどのアドバイスをすることを特徴としてもよい。
【0020】
ショート動画サービス114により提供されるショート動画は、それぞれサンプル動画画像に対応することができる。特定のショート動画についてのサンプル動画画像は、ショート動画から取られたフレームであってもよい。例えば、このフレームは、ショート動画を作成してショート動画サービス114にアップロードしたユーザにより選択されてもよく、又は、このフレームはショート動画サービス114により選択されてもよい。作成者又はショート動画サービス114により選択されるフレームは、ショート動画の主題を表すフレームであってもよく、ショート動画へのユーザの関心を高める可能性のあるフレームであってもよい。
【0021】
ショート動画サービス114は、ショート動画の少なくともサブセットを優先順位に従ってソートするように設定されてもよい。優先順位は、コンテンツアプリケーション132のユーザ間のショート動画のそれぞれに関連付けられる人気度を示すことができる。例えば、優先順位は、ショート動画のそれぞれがどれだけのユーザフィードバックを受けたかを示すことができる。優先順位がショート動画のそれぞれに関連付けられる人気度を示す場合、最も多くのユーザフィードバックを受けた又は最も多く視聴されたショート動画は、優先順位の1番とすることができる。ユーザフィードバックは、例えば、コメント又は「いいね」を含むことができる。優先順位は、ショート動画のそれぞれに関連付けられる作成日を示すことができる。優先順位がショート動画のそれぞれに関連付けられる作成日を示す場合、最も新しく作成された動画の日付は、優先順位の1番とすることができる。優先順位は、ユーザ固有であってもよい。例えば、優先順位は、ショート動画サービス114がショート動画を出力している先のユーザに依存することができる。ショート動画サービス114がショート動画を出力している先のユーザと最も頻繁にやりとりするユーザにより作成されたショート動画は、優先順位の1番とすることができる。
【0022】
ショート動画サービス114は、様々な送信技術を介して音楽108などの音楽を配信するように設定されてもよい。音楽108は、コンテンツストリーム(例えば、動画ストリーム、オーディオストリーム、情報ストリーム)、コンテンツファイル(例えば、動画ファイル、オーディオファイル、テキストファイル)、及び/又は他のデータを含むことができる。音楽108は、データベース104に格納されることができる。音楽108は、予め録音された音楽のクリップ、例えば音楽サンプル110a~cを含むことができる。音楽サンプル110a~cは、様々なアーティストの様々な歌曲から取られたオーディオクリップであってもよい。例えば、アーティストは人気のある音楽アーティストであってもよく、あまり知られていない「新進」音楽アーティストであってもよい。歌曲は、ポップ、ヒップホップ及びラップ、ロック、ダンスとエレクトロニック、ラテン、インディーロックとオルタナティヴロック、クラシック音楽、又はK-popのうちの一つ又は複数を含む、あらゆるジャンルと関連付けられてもよい。音楽サンプル110a~cは、任意の持続時間を有してもよい。例えば、音楽サンプル110a~cの一部又は全部は、様々な歌曲から取られた10秒、20秒、又は30秒のクリップであってもよい。追加として又は代替として、音楽サンプル110a~cの一部又は全部は、様々な歌曲から取られた1分間のクリップのような、比較的長いクリップであってもよい。別の例において、音楽サンプル110a~cの一部又は全部は、それぞれ歌曲全体を含むことができる。音楽サンプル110a~cは、様々な歌曲の一つ又は複数の最も人気のある部分を特徴とすることができる。例えば、特定の曲に関連付けられる音楽サンプルは、その特定の曲のコーラス又は「最も人気のある」部分を特徴とすることができる。音楽サンプル110a~cのうちの二つ以上は、同一の歌曲から取られたクリップであってもよく、又は、全ての音楽サンプル110a~cは、異なる歌曲から取られたクリップであってもよい。
【0023】
一実施形態において、音楽108は、音楽サンプル110a~cのそれぞれにそれぞれ関連付けられた画像、例えば画像112a~cを含む。各音楽サンプル110a~cは、画像112a~cのうちの一つに関連付けられることができる。例えば、音楽サンプル110aは画像112aに関連付けられてもよく、音楽サンプル110bは画像112bに関連付けられてもよく、音楽サンプル110cは画像112cに関連付けられてもよい。特定の音楽サンプルに関連付けられた画像は、音楽サンプルが取られた歌曲に関連付けられる情報を示すことができ、又は音楽サンプルが取られた歌曲を創作したアーティストに関連付けられる情報を示すことができる。例えば、特定の音楽サンプルに関連付けられた画像は、音楽サンプルが取られた歌曲を含むアルバムに関連付けられるアルバムカバーを含むことができる。あるいは、画像は、音楽サンプルが取られた歌曲を創作したアーティストの画像、例えば絵や写真を含むことができる。
【0024】
上述したように、ショート動画は、予め録音されたオーディオオーバーレイを含むことができる。ショート動画が予め録音されたオーディオオーバーレイを含む場合、該予め録音されたオーディオオーバーレイは、一つ又は複数の音楽サンプル110a~cを含むことができる。ショート動画が、音楽サンプル110a~cを含む予め録音されたオーディオオーバーレイを含む場合、ショート動画サービス114は、ショート動画と音楽サンプル110a~cとを同時に配信するように設定されてもよい。
【0025】
ショート動画サービス114は、音楽サンプル、例えば音楽サンプル110a~cをソートするように設定されてもよい。例えば、ショート動画サービスは、音楽サンプルを優先順位に従ってソートように設定されてもよい。該優先順位は、コンテンツアプリケーション132のユーザ間の音楽サンプルのそれぞれに関連付けられる人気度を示すことができる。例えば、優先順位は、例えば直近1日、直近2日、又は直近1週間といった特定の期間内に、音楽サンプルのそれぞれを特徴とするユーザ生成ショート動画の数を示すことができる。複数の音楽サンプルを優先順位に従ってソートするために、ショート動画サービス114は、音楽サンプルのそれぞれに関連付けられた人気度を決定し、該複数の音楽サンプルの各々を人気度の最も高いものから最も低いものへランク付けすることができる。例えば、人気度が最も高い音楽サンプルを優先順位で「1」としてランク付けすることができる。任意の数の音楽サンプルを優先順位に含めることができ、それぞれの音楽サンプルはそれに続く残りの音楽サンプルより人気が高い。優先順位は、音楽サンプルの他の面に基づいてもよいことを理解すべきである。
【0026】
一実施形態において、コンテンツ106及び音楽108は、ネットワーク122を介して異なるクライアント装置130に出力されてもよい。コンテンツ106及び音楽108は、クライアント装置130にストリーミングされてもよい。コンテンツストリームは、ショート動画サービス114から受信されたショート動画のストリームであってもよい。音楽108は、クライアント装置130にストリーミングされるコンテンツ108の中で特徴とされてもよく、又は、音楽108は、コンテンツ108とは別にクライアント装置130にストリーミングされてもよい。複数のクライアント装置130は、ショート動画サービス114からコンテンツ106及び音楽108にアクセスするように設定されてもよい。一実施形態において、クライアント装置130は、コンテンツアプリケーション132を含むことができる。コンテンツアプリケーション132は、コンテンツ106及び音楽108をクライアント装置130に関連付けられるユーザに出力(例えば、表示、レンダリング、提示)される。コンテンツは、動画、音声、コメント、テキストデータなどを含むことができる。
【0027】
複数のクライアント装置130は、任意のタイプのコンピューティング装置、例えばモバイル装置、タブレット装置、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、スマートテレビ又は他のスマート装置(例えば、スマートウォッチ、スマートスピーカ、スマート眼鏡、スマートヘルメット)、ゲーム装置、セットトップボックス、デジタルストリーミング装置、ロボット等を含むことができる。複数のクライアント装置130は、一人又は複数のユーザに関連付けられてもよい。1人のユーザは、複数のクライアント装置130のうちの一つ又は複数を使用してクラウドネットワーク102にアクセスすることができる。複数のクライアント装置130は、様々な場所に移動し、異なるネットワークを使用してクラウドネットワーク102にアクセスすることができる。
【0028】
ショート動画サービス114は、ユーザから入力を受信するように設定されてもよい。ユーザは、ショート動画サービス114のユーザとして登録されてもよく、クライアント装置130上で動作するコンテンツアプリケーション132のユーザであってもよい。ユーザ入力は、ユーザにより作成されたショート動画、ショート動画に関連付けられるユーザコメント、又はショート動画に関連付けられた「いいね」を含むことができる。一実施形態において、ユーザは、クライアント装置130上のコンテンツアプリケーション132を使用して、ショート動画を作成し、クラウドネットワーク102にアップロードすることができる。クライアント装置130は、コンテンツアプリケーション132のインターフェース136にアクセスすることができる。インターフェース136は、入力要素を含むことができる。例えば、入力要素は、ユーザがショート動画を作成することを可能にするように設定されてもよい。ショート動画を作成するために、ユーザは、クライアント装置130のカメラ又はマイクにアクセスする許可をコンテンツアプリケーション132に与えることができる。コンテンツアプリケーション132を使用して、ユーザは、ショート動画の持続時間を選択するか、又はショート動画の速度、例えば「スローモーション」又は「スピードアップ」を設定することができる。
【0029】
ユーザは、コンテンツアプリケーション132を用いてショート動画を編集することができる。ユーザは、一つ又は複数のテキスト、フィルター、サウンド、又はビューティエフェクトなどのエフェクトをショート動画に追加することができる。予め録音されたオーディオオーバーレイをショート動画に追加するために、ユーザは、コンテンツアプリケーション132のサウンドライブラリから音楽サンプル110a~cを選択することができる。サウンドライブラリには、任意の数の音楽サンプル、歌曲全体、サウンドエフェクト、又は映画、アルバム、テレビ番組からのオーディオクリップを含めることができる。サウンドライブラリに音楽サンプルが含まれている場合、サウンドライブラリは、優先順位に従って音楽サンプルをリストアップすることができる。例えば、サウンドライブラリは、最も人気のある音楽サンプルを配列又はリストの最初の位置にして、音楽サンプルを配列又はリストでリストアップすることができる。特定の音楽サンプルが、コンテンツアプリケーション132の他のユーザにより、最大数のショート動画に追加されている場合、その音楽サンプルは、「最も人気のある」音楽サンプルであってもよい。音楽サンプルがコンテンツアプリケーション132のユーザ間でトレンドとなっている「チャレンジ」に備えられていれば、コンテンツアプリケーション132の他のユーザにより、その音楽サンプルが最大数のショート動画に追加される可能性がある。
【0030】
予め録音されたオーディオオーバーレイをショート動画に追加することに加えて、又は追加する代わりに、ユーザは、コンテンツアプリケーション132を使用して、ショート動画にナレーションを追加することができる。ナレーションは、ユーザがクライアント装置130のマイクを使用して録音したサウンドであってもよい。ユーザは、ショート動画にテキストオーバーレイを追加することができ、コンテンツアプリケーション132を使用して、テキストオーバーレイがショート動画にいつ現れることを望むかを指定することができる。ユーザは、ショート動画に、キャプション、位置タグ、及び一つ又は複数のハッシュタグを割り当てて、ショート動画の主題を示すことができる。コンテンツアプリケーション132は、ショート動画についての「サンプル動画画像」として使用するために、ショート動画のフレームを選択するようにユーザに促すことができる。
【0031】
ユーザがショート動画を作成した後、ユーザは、コンテンツアプリケーション132を使用して、ショート動画をクラウドネットワーク102にアップロードし、且つ/又はショート動画をユーザ装置130にローカルに保存することができる。ユーザがショート動画をクラウドネットワーク102にアップロードするとき、ユーザは、ショート動画をコンテンツアプリケーション132の他の全てのユーザが閲覧可能にするか、コンテンツアプリケーション132のユーザのサブセットだけが閲覧可能にするかを選択することができる。ショート動画サービス114は、アップロードされたショート動画及びショート動画に関連付けられた任意のメタデータを一つ又は複数のデータベース104に格納することができる。例えば、ショート動画サービス114は、アップロードされたショート動画及び任意の関連付けられたメタデータをコンテンツ106として一つ又は複数のデータベース104に格納することができる。
【0032】
一実施形態において、ユーザは、クライアント装置130上のコンテンツアプリケーション132を使用して、ショート動画上で入力を提供することができる。クライアント装置130は、ユーザがショート動画に関連付けられる入力を提供することを可能にするコンテンツアプリケーション132のインターフェース136にアクセスすることができる。インターフェース136は、入力要素を含むことができる。例えば、入力要素は、特定のショート動画に関連付けられたコメント又は「いいね」などのユーザからの入力を受信するように設定されてもよい。入力がコメントである場合、コンテンツアプリケーション132は、ユーザが自分の入力に関連付けられる絵文字を設定することを許可することができる。コンテンツアプリケーション132は、ユーザがいつコメントを書き込んだかなど、入力についての時間情報を決定することができる。コンテンツアプリケーション132は、入力及び関連付けられたメタデータをクラウドネットワーク102に送信することができる。例えば、コンテンツアプリケーション132は、コメント、コメントを書いたユーザの識別子及びコメントについての時間情報をクラウドネットワーク102に送信することができる。ショート動画サービス114は、入力及び関連付けられたメタデータをデータベース104に格納することができる。
【0033】
ショート動画サービス114は、アップロードされたショート動画とユーザ入力とを他のユーザに出力するように設定されてもよい。ユーザは、ショート動画サービス114のユーザとして登録され、他のユーザが作成したショート動画を閲覧することができる。ユーザは、クライアント装置130上で動作するコンテンツアプリケーション132のユーザであってもよい。コンテンツアプリケーション132は、ショート動画とユーザ入力とを、クライアント装置130に関連付けられたユーザに出力(表示、レンダリング、提示)することができる。クライアント装置130は、コンテンツアプリケーション132のインターフェース136にアクセスすることができる。インターフェース136は、出力要素を含むことができる。出力要素は、ユーザがショート動画を選択して閲覧できるように、異なるショート動画に関する情報を表示するように設定されてもよい。例えば、出力要素は、ショート動画に関連付けられた少なくとも一つのサンプル動画画像、キャプション、又はハッシュタグを表示するように設定されてもよい。
【0034】
一実施形態において、ショート動画に関連付けられたユーザコメントを、同じショート動画を見ている他のユーザに出力することができる。例えば、ショート動画にアクセスしている全てのユーザは、ショート動画に関連付けられたコメントを閲覧することができる。ショート動画サービス114は、ショート動画と関連付けられたコメントとを同時に出力することができる。コメントは、ショート動画サービス114によりリアルタイム又はほぼリアルタイムに出力されることができる。コンテンツアプリケーション132は、クライアント装置130上に様々な方法でショート動画とコメントとを表示することができる。例えば、コメントは、コンテンツ上のオーバーレイに表示されたり、コンテンツの隣のオーバーレイに表示されたりすることができる。コメントは表示時にアニメーション表示できる。例えば、コメントはショート動画を横切って又はオーバーレイを横切ってスクロール表示することができる。
【0035】
一実施形態において、ユーザは、クライアント装置130上のコンテンツアプリケーション132を使用して、音楽サンプル110a~cを聴いたり、音楽サンプル110a~cに関連付けられた画像112a~cを見たりすることができる。上述したように、音楽サンプル110a~cは、一つ又は複数のショート動画の中で特徴とされることができる。ショート動画の中で音楽サンプル110a~cが特徴とされていれば、ユーザはショート動画を見ることで音楽サンプル110a~cを聴くことができる。しかしながら、音楽サンプル110a~cは、ユーザが音楽サンプル110a~cを特徴とするショート動画を見る必要なく、ユーザにより利用されてもよい。
【0036】
例えば、図2に示すように、ユーザは、クライアント装置130のUI200上で、音楽サンプルの少なくともサブセット(例えば、音楽サンプル208a~f)及び画像の少なくともサブセット(例えば、画像210a~f)のリストを見ることができる。音楽サンプルのサブセット又は画像のサブセットは、任意の数の音楽サンプルと対応する画像とを含むことができる。ユーザは、UI200上に表示されたボタン、例えば「発見」ボタン202を選択することにより、音楽サンプル208a~fと画像210a~fとを見ることができる。ユーザが発見ボタン202を選択した場合、UI200は、「トップトレンド」タブ206に関連付けられたページを表示することができる。「トップトレンド」タブ206に関連付けられたページは、「トレンド」ハッシュタグにより分類された人気ショート動画を表示することができる。例えば、コンテンツアプリケーション132の多数のユーザが、「#election」及び「#cats」ハッシュタグに関連付けられたショート動画を作成しアップロードした場合、「トップトレンド」タグ206は、「#election」ハッシュタグに関連付けられたショート動画を第1のカルーセル内に表示し、「#cats」ハッシュタグに関連付けられたショート動画を第2のカルーセル内に表示することができる。ユーザが特定のハッシュタグに関連付けられたショート動画を探している場合、ユーザはそのタグに対応するカルーセルをスクロールして閲覧することができる。
【0037】
ユーザが逆に音楽サンプルを閲覧又は聴取したい場合、ユーザは「トップサウンド」タブ204を選択することができる。「トップサウンド」タブ204に関連付けられたページは、音楽サンプル208a~fと画像210a~fとのリストを表示することができる。上述したように、音楽サンプル208a~fは、様々なアーティストの様々な歌曲から取られたオーディオクリップであってもよい。歌曲は任意のジャンルに関連付けられてもよく、任意の持続時間を有してもよい。音楽サンプル208a~fは、様々な歌曲の一つ又は複数の最も人気のある部分を特徴とすることができる。例えば、音楽サンプル208aは、歌曲に関連付けられており、音楽サンプル208aは、歌曲に関連付けられたコーラス又はより人気のある部分を特徴とすることができる。
【0038】
音楽サンプル208a~fのうちの二つ以上は、同一の歌曲から取られたクリップであってもよく、又は、全ての音楽サンプル208a~fは、異なる歌曲から取られたクリップであってもよい。音楽サンプル208a~fのうちの二つ以上は、同一の音楽アーティストが創作した異なる曲から取られてもよい。ユーザは、各音楽サンプル208a~fに関連付けられた歌曲を創作した音楽アーティストをUI200上で閲覧することができる。一実施形態において、音楽アーティストは、各音楽サンプル208a~fに関連付けられた歌曲の名前の下に表示されてもよい。例えば、音楽サンプル208bは、音楽(例えば、歌曲)に関連付けられており、音楽名(例えば、曲名)の下に、対応する音楽アーティストの名前が表示される。一例において、音楽サンプル208b~eのそれぞれは、同じ音楽アーティストにより創作された異なる歌曲から取られてもよい。別の例において、音楽サンプル208b~eのそれぞれは、異なる音楽アーティストにより創作された異なる歌曲から取られてもよい。
【0039】
音楽サンプル208a~fのそれぞれは、画像210a~fのうちの一つに対応してもよい。例えば、音楽サンプル208aは画像210aに対応してもよく、音楽サンプル208bは画像210bに対応してもよく、音楽サンプル208cは画像210cに対応してもよく、音楽サンプル208dは画像210dに対応してもよく、音楽サンプル208eは画像210eに対応してもよく、音楽サンプル208fは画像210fに対応してもよい。上述したように、特定の音楽サンプルに対応する画像は、音楽サンプルが取られた歌曲を含むアルバムのアルバムカバーを含むことができる。例えば、画像210aは、音楽サンプル208aに関連付けられたアルバムカバーであってもよい。あるいは、特定の音楽サンプルに対応する画像は、音楽サンプルが取られた歌曲を創作したアーティストの画像、例えば絵や写真を含むことができる。例えば、画像210fは、音楽サンプル208fが取られた歌曲を創作したアーティストの写真であってもよい。
【0040】
音楽サンプル208a~fは、優先順位に従ってUI200上に表示されてもよい。該優先順位は、コンテンツアプリケーション132のユーザ間の音楽サンプル208a~fのそれぞれに関連付けられる人気度を示すことができる。例えば、優先順位は、例えば直近1日、直近2日、又は直近1週間といった特定の期間内に、音楽サンプルのそれぞれを特徴とするユーザ生成ショート動画の数を示すことができる。該特定の期間内で最も人気のある音楽サンプルを音楽サンプル208a~fのリストのトップに表示することができる。例えば、音楽サンプル208aは、直近24時間の間に、残りの音楽サンプル208b~fと比較して、より多くのユーザ生成ショート動画の中で特徴とされた可能性がある。同様に、音楽サンプル208bは、直近24時間の間に、残りの音楽サンプル208c~fと比較して、より多くのユーザ生成ショート動画の中で特徴とされた可能性がある。任意の数の音楽サンプルをリストに含めることができ、それぞれの音楽サンプルはリスト内のそれに続く残りの音楽サンプルより人気が高い。
【0041】
上述したように、コンテンツアプリケーション132のユーザは、音楽サンプルを特徴とするショート動画を作成することができる。ユーザが特定の音楽サンプルを特徴とするユーザ生成動画を閲覧したい場合、ユーザはその音楽サンプルに関連付けられた曲名を選択することができる。例えば、ユーザが音楽サンプル208aに関連付けられたユーザ生成のショート動画を閲覧したい場合、ユーザは曲名を選択することができる。ユーザが曲名を選択すると、ユーザは、コンテンツアプリケーション132のユーザにより作成された、音楽サンプル208aを特徴とする全てのショート動画を特徴とするページにリダイレクトされてもよい。
【0042】
一実施形態において、図3に示すように、ユーザは、クライアント装置130のUI300上で、音楽サンプル208aを特徴とする少なくともショート動画のサブセットを見ることができる。音楽サンプル208aを特徴とするショート動画のそれぞれは、サンプル動画画像に対応することができる。特定のショート動画に対応するサンプル動画画像は、そのショート動画の主題を示すことができる。例えば、特定のショート動画に対応するサンプル動画画像は、そのショート動画のフレームであってもよい。特定のショート動画に対応するサンプル動画画像がショート動画のフレームである場合、該ショート動画を作成したユーザが作成した時点で、そのフレームを選択することができる。代替として、このフレームは、ショート動画サービス114により選択されてもよい。例えば、ショート動画サービス114は、ユーザのそのショート動画を使用する関心を高める可能性のあるフレームであれば、ショート動画からそのフレームを選択してサンプル動画画像とすることができる。音楽サンプル208aを特徴とするショート動画に対応するサンプル動画画像を、UI300上のアレイ302上に表示することができる。
【0043】
特定の音楽サンプルを特徴とするショート動画を閲覧することは、ユーザがその音楽サンプルを特徴とする新しいショート動画を作成するように促すことができる。例えば、音楽サンプル208aを特徴とするショート動画を閲覧することは、ユーザがその音楽サンプル208aを特徴とする新しいショート動画を作成するように促すことができる。ユーザが、音楽サンプル208aを特徴とする新しいショート動画を作成すると決定した場合、ユーザは、UI300上の「このサウンドを使用」ボタン304を選択することができる。「このサウンドを使用」ボタン304を選択することにより、ユーザは、音楽サンプル208をオーディオオーバーレイとして有する新しいショート動画を作成することができる。ユーザは、以上に述べたように、新しいショート動画を作成することができる。例えば、ユーザは、クライアント装置130のカメラ又はマイクにアクセスする許可をコンテンツアプリケーション132に与えることができる。ユーザは、ショート動画の持続時間を選択したり、ショート動画の速度を設定したりすることができ、また、テキスト、フィルター、サウンド、又はビューティエフェクトなどのエフェクトを追加することでショート動画を編集することができる。ショート動画のフレームを選択して該ショート動画の「サンプル画像」として使用するようにユーザをさらに促してもよい。
【0044】
図2に戻り、ユーザは、音楽サンプルに関連付けられるショート動画を表示する別のページにリダイレクトされるのではなく、UI200に表示される音楽サンプルを聴きたい場合がある。例えば、ユーザは、UI300にリダイレクトされるのではなく、音楽サンプル208aを聴きたい場合がある。ユーザが音楽サンプルを聴きたい場合、ユーザは所望の音楽サンプルに関連付けられた再生ボタンを選択することができる。例えば、ユーザが音楽サンプル208aを聴きたい場合、ユーザは、音楽サンプル208aに関連付けられた再生ボタン212を選択することができる。再生ボタン212を選択するために、ユーザは、UI200上の再生ボタン212をタッチすることができる。ユーザが再生ボタン212を選択すると、音楽サンプル208の中の歌曲を特徴とする部分の再生を開始することができる。
【0045】
ユーザが再生ボタン212を選択した場合、ユーザはまた、音楽サンプル208aを特徴とするショート動画の少なくともサブセットを見ることができる。一実施形態において、図4に示すように、ユーザは、クライアント装置130のUI400上で、音楽サンプル208aを特徴とする少なくともショート動画のサブセットを特徴とするカルーセルを見ることができる。上述したように、音楽サンプル208aを特徴とするショート動画のそれぞれは、サンプル動画画像に対応することができる。特定のショート動画に対応するサンプル動画画像は、そのショート動画の主題を示すことができる。例えば、特定のショート動画に対応するサンプル動画画像は、そのショート動画のフレームであってもよい。音楽サンプル208aを特徴とするショート動画に対応するサンプル動画画像404a~dを、UI400上のカルーセル402上に表示することができる。サンプル動画画像404a~d、例えば、カルーセル402は、音楽サンプル208aに対応する画像210aの下に、又はUI400上の任意の適切な位置に表示されてもよい。
【0046】
サンプル動画画像404a~dを優先順位付に従ってカルーセル402内に配置することができる。優先順位は、ハードコードされてもよいか、又は、サンプル動画画像404a~dのそれぞれに関連付けられたショート動画の作成時間、サンプル動画画像404a~dのそれぞれに関連付けられたショート動画の人気度、又はサンプル動画画像404a~dのそれぞれに関連付けられたショート動画の作成者のうちの一つ又は複数に基づいてもよい。例えば、カルーセル402内の第1のサンプル動画画像404aは、残りのサンプル動画画像404b~dより人気のあるショート動画に対応することができる。例えば、サンプル動画画像404aに対応するショート動画の方が、サンプル動画画像404b~dに対応するショート動画よりも、ユーザフィードバックや視聴が多い場合、サンプル動画画像404aに対応するショート動画の方が、サンプル動画画像404b~dに対応するショート動画よりも人気がある可能性がある。別の例として、カルーセル402内の第1のサンプル動画画像404aは、残りのサンプル動画画像404b~dより最近作成されたショート動画に対応することができる。別の例として、サンプル動画画像404aは、クライアント装置130のユーザへの推薦に基づいた順にリストアップされてもよい。例えば、クライアント装置130のユーザは、カルーセル402内の第1のサンプル動画画像404aに関心を持つ可能性が最も高いかもしれない。クライアント装置130のユーザは、クライアント装置130のユーザが頻繁にやりとりする他のユーザにより作成されたショート動画により関心があるかもしれない。
【0047】
図2に示すようにユーザが再生ボタン212を選択すると、ユーザは、音楽サンプル208aを再生し続けながら、カルーセル402を見ることができる。ユーザは、音楽サンプル208aを聴きながら、カルーセル402内のサンプル動画画像404a~dを眺めることができる。音楽サンプル208aの再生が終了しても、ユーザは、カルーセル402内のサンプル画像404a~dを眺めることができる。サンプル画像404a~dのうちの一つがユーザに気に入られた場合、ユーザはサンプル画像を選択し、該サンプル画像に対応するショート動画の再生を開始することができる。ユーザが再生ボタン212を再度クリックすることにより音楽サンプル208aの再生を再開してもよく、音楽サンプル208aの再生が自動的に再開してもよい。
【0048】
音楽サンプル208を聴きながらサンプル画像404a~dを見ることは、ユーザがその音楽サンプル208aを特徴とする新しいショート動画を作成するように促すことができる。ユーザが、音楽サンプル208aを特徴とする新しいショート動画を作成すると決定した場合、ユーザは、UI400上の「全てを見る」ボタン406を選択することができる。「全てを見る」ボタン406を選択することにより、ユーザはUI300にリダイレクトされることができ、そこで、ユーザは、上述のように「このサウンドを使用」ボタン304を選択して、オーディオオーバーレイとして音楽サンプル208を有する新しいショート動画を作成することができる。創作の促進に加えて、ユーザが音楽サンプル208aを聴きながらサンプル画像404a~dを閲覧することを可能にすることで、ユーザの使用体験を改善することができる。
【0049】
クライアント装置300に関連付けられたユーザは、異なる音楽サンプル208a~fを聴くこと、又は異なる音楽サンプル208a~fに対応するサンプル動画画像を含むカルーセルを見ることを望む可能性がある。例えば、音楽サンプル208aを聴いてカルーセル402を眺めた後、ユーザは、代わりに音楽サンプル208bなどの他の音楽サンプルを聴きたくてもよい。ユーザが異なる音楽サンプルを聴きたい場合、ユーザは該異なる音楽サンプルに関連付けられた再生ボタンを選択することができる。例えば、ユーザは、音楽サンプル208bに関連付けられた「再生」ボタン412を選択する。再生ボタン412を選択するために、ユーザは、再生ボタン412をタッチすることができる。図5に示すように、ユーザが再生ボタン412を選択すると、音楽サンプル208b中の特徴とされる別の歌曲の部分の再生が開始される。音楽サンプル208bの選択を受信したことに応じて、前の音楽サンプル208aに関連付けられたサンプル動画画像404a~dをユーザインターフェースから消すことができる。
【0050】
ユーザが再生ボタン412を選択した場合、ユーザはまた、音楽サンプル208bを特徴とするショート動画の少なくともサブセットを見ることができる。例えば、図5に示されるように、ユーザは、音楽サンプル208bを特徴とするショート動画の少なくともサブセットを特徴とするカルーセル502を見ることができる。音楽サンプル208bを特徴とするショート動画のそれぞれは、サンプル動画画像に対応することができる。特定のショート動画に対応するサンプル動画画像は、そのショート動画の主題を示すことができる。例えば、特定のショート動画に対応するサンプル動画画像は、そのショート動画のフレームであってもよい。音楽サンプル208bを特徴とするショート動画に対応するサンプル動画画像504a~dを、UI500上のカルーセル502上に表示することができる。サンプル動画画像504a~d、例えば、カルーセル502は、音楽サンプル208aに対応する画像210bの下に、又はUI500上の任意の適切な位置に表示されてもよい。
【0051】
サンプル動画画像504a~dを優先順位付に従ってカルーセル502内に配置することができる。優先順位は、ハードコードされてもよいか、又はサンプル動画画像504a~dのそれぞれに関連付けられたショート動画の作成時間、サンプル動画画像504a~dのそれぞれに関連付けられたショート動画の人気度、又はサンプル動画画像504a~dのそれぞれに関連付けられたショート動画の作成者のうちの一つ又は複数に基づいてもよい。例えば、カルーセル502内の第1のサンプル動画画像504aは、残りのサンプル動画画像504b~dより人気のあるショート動画に対応することができる。例えば、サンプル動画画像504aに対応するショート動画の方が、サンプル動画画像504b~dに対応するショート動画よりも、ユーザフィードバックや視聴が多い場合、サンプル動画画像504aに対応するショート動画の方が、サンプル動画画像504b~dに対応するショート動画よりも人気がある可能性がある。別の例として、カルーセル502内の第1のサンプル動画画像504aは、残りのサンプル動画画像504b~dより最近作成されたショート動画に対応することができる。別の例として、サンプル動画画像504aは、クライアント装置130のユーザへの推薦に基づいた順にリストアップされてもよい。例えば、クライアント装置130のユーザは、カルーセル502内の第1のサンプル動画画像504aに関心を持つ可能性が最も高いかもしれない。クライアント装置130のユーザは、クライアント装置130のユーザが頻繁にやりとりする他のユーザにより作成されたショート動画により関心があるかもしれない。
【0052】
ユーザが再生ボタン412を選択すると、ユーザは、音楽サンプル208bを再生し続けながら、カルーセル502を見ることができる。ユーザは、音楽サンプル208bを聴きながら、カルーセル502内のサンプル動画画像504a~dを眺めることができる。音楽サンプル208bの再生が終了しても、ユーザは、カルーセル502内のサンプル画像504a~dを眺めることができる。サンプル画像504a~dのうちの一つがユーザに気に入られた場合、ユーザはサンプル画像を選択し、該サンプル画像に対応するショート動画の再生を開始することができる。ユーザが再生ボタン412を再度クリックすることにより音楽サンプル208bの再生を再開してもよく、音楽サンプル208bの再生が自動的に再開してもよい。音楽サンプル208bを聴きながらサンプル画像504a~dを見ることは、ユーザがその音楽サンプル208bを特徴とする新しいショート動画を作成するように促すことができる。創作の促進に加えて、ユーザが音楽サンプル208bを聴きながらサンプル画像504a~dを閲覧することを可能にすることで、ユーザの使用体験を改善することができる。
【0053】
上述したように、クライアント装置130に関連付けられたユーザは、図1の音楽サンプル110a~bのうちの一つ又は図2の音楽サンプル208a~fのうちの一つのような、特定の音楽サンプルを特徴とするショート動画といったコンテンツを探すことを望むかもしれない。ショート動画内の音楽に基づいてショート動画を検索することにより、ユーザは、特定の音楽サンプルを特徴とする一つ又は複数の追加の動画を作成する意欲を感じる可能性がある。例えば、他のユーザがどのように特定の音楽サンプルを様々なショート動画に組み込むかを選択したかを見た後、ユーザは、同様の方法で音楽サンプルを組み込んだ新しいショート動画を作成する意欲を感じる可能性がある。図6は、ユーザ装置(例えば、クライアント装置130)により実行される例示的なプロセス600を示す。ユーザ装置は、音楽に基づいて他のユーザにより作成されたショート動画のようなコンテンツを見つけるためにプロセス600を実行することができる。図6では一連のオペレーションとして説明されているが、当業者であれば、様々な実施形態において、説明されたオペレーションを追加、除去、並べ替え、又は修正することができることを理解するはずである。
【0054】
ユーザ装置に関連付けられたユーザは、コンテンツアプリケーション132のユーザであってもよい。ユーザは、ショート動画内の特徴とされる音楽サンプルに基づいてショート動画を検索することを望むかもしれない。602において、複数の音楽サンプルを示す情報を受信することができる。複数の音楽サンプルを示す情報は、例えば、図1のクラウドネットワーク102から受信されてもよい。音楽サンプルは、第1の優先順位に従ってソートされてもよく、複数の音楽サンプルを示す情報は、この第1の優先順位を示してもよい。上述したように、第1の優先順位は、コンテンツアプリケーション132のユーザ間の音楽サンプルのそれぞれに関連付けられる人気度を示すことができる。例えば、優先順位は、例えば直近1日、直近2日、又は直近1週間といった特定の期間内に、音楽サンプルのそれぞれを特徴とするユーザ生成ショート動画の数を示すことができる。受信された複数の音楽サンプルは、例えば、図2の音楽サンプル208a~fを含むことができる。
【0055】
受信された複数の音楽サンプルの各々は、画像に対応していてもよい。例えば、上述したように、複数の音楽サンプルの各々は、音楽サンプルが取られた歌曲に関連付けた情報を示す画像に対応していてもよいし、音楽サンプルが取られた歌曲を創作したアーティストに関連付けられた情報を示してもよい。例えば、特定の音楽サンプルに関連付けられた画像は、音楽サンプルが取られた歌曲を含むアルバムに関連付けられるアルバムカバーを含むことができる。あるいは、画像は、音楽サンプルが取られた歌曲を創作したアーティストの画像、例えば絵や写真を含むことができる。
【0056】
604において、受信した音楽サンプルに対応する複数の画像を表示することができる。複数の画像をユーザ装置のインターフェース上に表示することができる。音楽サンプルに対応する複数の画像は、例えば図2に示されたようなリストに表示されてもよく、第1の優先順位に基づいた順に表示されてもよい。音楽サンプルが取られた歌曲が第1の優先順位で最初に出現した場合、その音楽サンプルに対応する画像をリスト内に1番に表示することができる。例えば、図2を参照し、音楽サンプル208aの中で特徴とされる歌曲が既に第1の優先順位で1位になっている可能性があるので、音楽サンプル208aに対応する画像210aを画像リストに1番に表示してもよい。したがって、コンテンツアプリケーション132のユーザ間の、対応する音楽サンプルのそれぞれに関連付けられた人気度を示す順に複数の画像を表示することができる。
【0057】
ユーザ装置に関連付けられたユーザは、特定の音楽サンプルを特徴とするユーザ生成動画を見たいと思うかもしれない。例えば、図2を参照し、ユーザは、音楽サンプル208aを特徴とするユーザ生成ショート動画を見たいと思うかもしれない。ユーザが特定の音楽サンプルを特徴とするユーザ生成ショート動画を閲覧したい場合、ユーザは、その音楽サンプルに対応する画像を選択することができる。例えば、ユーザが音楽サンプル208aを特徴とするショート動画を閲覧したいと思う場合、ユーザは画像210aを選択することができる。画像を選択するために、ユーザはユーザ装置のインターフェースをタッチすることができる。606において、複数の画像の中からの画像の選択を示す入力を受信することができる。例えば、入力を受信することは、ユーザが画像を選択したと決定することを含むことができる。
【0058】
一実施形態において、ユーザは、画像に関連付けられた「再生」ボタンを選択することにより画像を選択することができる。上述したように、画像に関連付けられた「再生」ボタンを選択すると、その画像に対応する音楽サンプルの再生が開始される。例えば、ユーザは、「再生」ボタン212を選択することにより、画像210aを選択することができる。ユーザが画像に関連付けられた「再生」ボタンを選択することにより画像を選択する場合、画像の選択を示す入力を受信することは、画像に対応する音楽サンプルを再生させる命令を受信することを含むことができる。画像の選択を示す入力を受け付けることが、画像に対応する音楽サンプルを再生させる命令を受信することを含む場合、音楽サンプルの再生を開始することができる。
【0059】
ユーザは、選択された画像に対応する音楽サンプルを特徴とするショート動画を見たいと思うかもしれない。608において、画像の選択を示す入力に応じて、少なくとも一つ少なくとも一つの動画を示す情報を受信することができる。少なくとも一つの動画は、選択された画像に対応する音楽サンプルの少なくとも一部を特徴とするショート動画を含むことができる。例えば、少なくとも一つの動画は、コンテンツアプリケーション132のユーザにより作成され、ショート動画サービス114にアップロードされたショート動画を含むことができる。少なくとも一つの動画の各々は、オーディオオーバーレイとして音楽サンプルの少なくとも一部を含むことができる。
【0060】
少なくとも一つの動画を示す情報は、少なくとも一つの動画に関連付けられた第2の優先順位を含むことができる。例えば、第2の優先順位は、少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた人気度、作成日、又は作成者のうちの一つ又は複数を示すことができる。第2の優先順位が少なくとも一つの動画の各々に関連付けられる人気度を示す場合、最も多くのユーザフィードバックを受けた又は最も多く視聴された動画は、第2の優先順位の1番とすることができる。第2の優先順位が少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた作成日を示す場合、最も新しく作成された動画は、第2の優先順位の1番とすることができる。第2の優先順位が少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた作成者を示す場合、このユーザと最も頻繁にやりとりするユーザにより作成された動画は、第2の優先順位の1番とすることができる。
【0061】
少なくとも一つの動画の各々は、サンプル動画画像に対応することができる。例えば、特定の動画に対応するサンプル動画画像は、その動画から取られたフレームを含むことができる。ショート動画を作成したユーザが作成した時点で、そのフレームを選択することができる。代替として、このフレームは、ショート動画サービス114により選択されてもよい。例えば、ショート動画サービス114は、ユーザのそのショート動画を使用する関心を高める可能性のあるフレームであれば、ショート動画からそのフレームを選択してサンプル動画画像とすることができる。610において、少なくとも一つのサンプル動画画像を表示することができる。例えば、少なくとも一つの動画の各々から取られたフレームを表示することができる。この少なくとも一つのサンプル動画画像は、ユーザ装置のインターフェース、例えば、複数の音楽サンプルに対応する複数の画像を表示する同じインターフェース上に表示されてもよい。
【0062】
一実施形態において、少なくとも一つの動画は複数の動画を含み、少なくとも一つのサンプル動画画像は複数のサンプル動画画像を含む。複数のサンプル動画画像は、図3に示されたアレイ302のようなアレイ内に表示されてもよい。複数のサンプル動画画像を第2の優先順位に基づいた順にアレイ内に表示されてもよい。例えば、サンプル動画画像が取られたショート動画が第2の優先順位で最初に出現した場合、サンプル動画画像をアレイ内に1番に表示することができる。別の実施形態において、複数のサンプル動画画像は、図4に示されたカルーセル402のようなカルーセル内に表示されてもよい。複数のサンプル動画画像を第2の優先順位に基づいた順にカルーセル内に表示されてもよい。例えば、サンプル動画画像が取られたショート動画が第2の優先順位で最初に出現した場合、サンプル動画画像をカルーセル内に1番に表示することができる。
【0063】
カルーセル内に複数のサンプル動画画像が表示されれば、その動画に対応する音楽サンプルの再生を継続しながら、複数のサンプル動画画像を表示することができる。ユーザ装置に関連付けられたユーザは、音楽サンプルを聴きながら、カルーセル内の複数のサンプル動画画像を眺めることができる。音楽サンプルを聴きながらサンプル動画画像を見ることは、ユーザがその音楽サンプルを特徴とする新しいショート動画を作成するように促すことができる。創作の促進に加えて、ユーザが音楽サンプルを聴きながらサンプル動画画像閲覧することを可能にすることで、ユーザの使用体験を改善することができる。
【0064】
上述したように、ショート動画サービス114のようなショート動画サービスは、コンテンツの創作及びユーザの維持を促す方法でショート動画といったコンテンツを配信することを望むかもしれない。例えば、ショート動画サービスは、ショート動画サービスのユーザがこれらの動画の中で特徴とされる音楽に基づいてショート動画を検索できるように、コンテンツを配信することを望むかもしれない。ユーザがショート動画内の特徴とされる音楽に基づいて動画を検索できる場合、ユーザは、特定の音楽サンプルを特徴とする一つ又は複数の追加の動画を作成する意欲を感じるか、又はユーザは、ショート動画サービス114に関連付けられたコンテンツアプリケーション132を使用するためにより多くの時間を費やすことができる。図7は、クラウドネットワーク(例えば、クラウドネットワーク102)により実行される例示的なプロセス700を示す。ユーザ装置は、プロセス700を実行して、音楽とユーザ生成ショート動画などのコンテンツを配信することができる。図7では一連のオペレーションとして説明されているが、当業者であれば、様々な実施形態において、説明されたオペレーションを追加、除去、並べ替え、又は修正することができることを理解するはずである。
【0065】
ショート動画サービスのユーザは、それらが作成したショート動画にオーディオオーバーレイを追加し、ショート動画サービスにアップロードすることができる。それらのオーディオオーバーレイは、例えば、様々な歌曲のクリップを含むことができる。一部の歌曲クリップは、ショート動画サービスのユーザでより人気がある場合がある。例えば、特定の歌曲クリップはショート動画サービス上のトレンドとなっている「Challenge」内で特徴とされる可能性がある。歌曲クリップショート動画サービス上のトレンドとなっている「チャレンジ」内で特徴とされた場合、多数のユーザがそれらのショート動画にオーディオオーバーレイとしてこの歌曲クリップを追加することを選択した可能性がある。
【0066】
702において、複数の音楽サンプルを第1の優先順位に従ってソートすることができる。上述したように、ショート動画サービス114は、複数の音楽サンプルを優先順位に従ってソートするように設定されてもよい。複数の音楽サンプルは、コンテンツアプリケーション132のサウンドライブラリに含まれる音楽サンプルを含むことができる。該優先順位は、コンテンツアプリケーション132のユーザ間の音楽サンプルのそれぞれに関連付けられる人気度を示すことができる。例えば、優先順位は、例えば直近1日、直近2日、又は直近1週間といった特定の期間内に、音楽サンプルのそれぞれを特徴とするユーザ生成ショート動画の数を示すことができる。その特定の期間内で最も人気のある音楽サンプルを、第1の優先順位の1番とすることができる。複数の音楽サンプルを第1の優先順位に従ってソートするために、クラウドネットワーク102は、複数の音楽サンプルの各々に関連付けられた人気度を決定し、該複数の音楽サンプルの各々を人気度の最も高いものから最も低いものへランク付けすることができる。例えば、人気度が最も高い音楽サンプルを優先順位で「1」としてランク付けすることができる。
【0067】
複数の音楽サンプルの各々は、画像に対応していてもよい。例えば、上述したように、複数の音楽サンプルの各々は、音楽サンプルが取られた歌曲に関連付けた情報を示す画像に対応していてもよいし、音楽サンプルが取られた歌曲を創作したアーティストに関連付けられた情報を示してもよい。例えば、特定の音楽サンプルに関連付けられた画像は、音楽サンプルが取られた歌曲を含むアルバムに関連付けられるアルバムカバーを含むことができる。あるいは、画像は、音楽サンプルが取られた歌曲を創作したアーティストの画像、例えば絵や写真を含むことができる。
【0068】
ショート動画サービスのユーザは、ショート動画内の特徴とされる音楽サンプルに基づいてショート動画を検索することを望むかもしれない。704において、複数の音楽サンプルに対応する複数の画像を示す情報をユーザ装置に送信することができる。複数の画像を示す情報は、複数の音楽サンプルに関連付けられた第1の優先順位を含むことができる。ユーザ装置は、複数の画像を示す情報を受信し、第1の優先順位に基づいた順にユーザ装置のインターフェース、例えば図2に示すUI200上に画像を表示することができる。
【0069】
ユーザ装置に関連付けられたユーザは、画像を閲覧して、一つ選択することができる。例えば、ユーザが時間に対応する音楽サンプルを特徴とするユーザ生成ショート動画を閲覧したい場合、ユーザは画像を選択することができる。上述したように、ユーザは、画像に対応する音楽サンプルの再生を開始することにより、画像を選択することができる。706において、複数の画像のうちの画像に対応する音楽サンプルに関連付けられた少なくとも一つの動画を示す情報を送信する指示をユーザ装置から受信することができる。画像は、ユーザにより選択された画像であってもよい。ユーザが画像に対応する音楽サンプルの再生を開始することにより画像を選択した場合、音楽サンプルに関連付けられた少なくとも一つの動画を示す情報を送信する指示を受信することは、ユーザ装置上で音楽サンプルの再生が開始されたことを決定することを含むことができる。
【0070】
上述したように、ショート動画サービス114は、画像に関連付けられた少なくとも一つの動画を第2の優先順位に従ってソートするように設定されてもよい。少なくとも一つの動画を第2の優先順位に従ってソートすることは、少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた作成時間を決定すること、少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた人気度を決定すること、又は少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた作成者を決定することのうちの少なくとも一つを含むことができる。第2の優先順位は、少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた人気度、作成日、又は作成者のうちの一つ又は複数を示すことができる。第2の優先順位が少なくとも一つの動画の各々に関連付けられる人気度を示す場合、最も多くのユーザフィードバックを受けた又は最も多く視聴された動画は、第2の優先順位の1番とすることができる。第2の優先順位が少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた作成日を示す場合、最も新しく作成された動画は、第2の優先順位の1番とすることができる。第2の優先順位が少なくとも一つの動画の各々に関連付けられた作成者を示す場合、このユーザと最も頻繁にやりとりするユーザにより作成された動画は、第2の優先順位の1番とすることができる。
【0071】
音楽サンプルに関連付けられた少なくとも一つの動画を示す情報を送信する指示を受信したことに応じて、少なくとも一つのサンプル動画画像をユーザ装置に送信することができる。708において、少なくとも一つの動画のうちの動画に対応する少なくとも一つのサンプル動画画像をユーザ装置に送信することができる。少なくとも一つのサンプル動画画像の各々は、少なくとも一つの動画のうちの対応する動画のフレームを含むことができる。ショート動画を作成したユーザが作成した時点で、そのフレームを選択することができる。代替として、このフレームは、ショート動画サービス114により選択されてもよい。例えば、ショート動画サービス114は、ユーザのそのショート動画を使用する関心を高める可能性のあるフレームであれば、ショート動画からそのフレームを選択してサンプル動画画像とすることができる。一実施形態において、第2の優先順位を示す情報をユーザ装置に送信することもできる。
【0072】
一実施形態において、少なくとも一つの動画は複数の動画を含み、少なくとも一つのサンプル動画画像は複数のサンプル動画画像を含む。ユーザ装置は、複数のサンプル動画画像を受信し、サンプル動画画像を、例えば図3に示すアレイ302内又は図4に示すカルーセル402内など、ユーザ装置のインターフェース上に表示することができる。複数のサンプル動画画像を第2の優先順位に基づいた順にアレイ内又はカルーセル内に表示されてもよい。例えば、サンプル動画画像が取られたショート動画が第2の優先順位で最初に出現した場合、サンプル動画画像をカルーセル内又はアレイ内に1番に表示することができる。カルーセル内に複数のサンプル動画画像が表示されれば、その動画に対応する音楽サンプルの再生を継続しながら、複数のサンプル動画画像を表示することができる。ユーザ装置に関連付けられたユーザは、音楽サンプルを聴きながら、カルーセル内の複数のサンプル動画画像を眺めることができる。音楽サンプルを聴きながらサンプル動画画像を見ることは、ユーザがその音楽サンプルを特徴とする新しいショート動画を作成するように促すことができる。創作の促進に加えて、ユーザが音楽サンプルを聴きながらサンプル動画画像を閲覧することを可能にすることで、ユーザの使用体験を改善することができる。
【0073】
図8は、図1に示されたサービス、ネットワーク、モジュール、及び/又は装置のような、様々な態様で使用できるコンピューティング装置を示す。図1のアーキテクチャ例に関して、ショート動画サービス114、クラウドネットワーク102、及びクライアント装置130はそれぞれ、図8のコンピューティング装置800の一つ又は複数のインスタンスにより実装することができる。図8に示されるコンピュータアーキテクチャは、従来のサーバコンピュータ、ワークステーション、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット、ネットワーク装置、PDA、電子リーダ、デジタル携帯電話、又は他のコンピューティングノードを示し、本明細書に記載された方法を実装するなど、本明細書に記載されたコンピュータの任意の態様を実行するために使用することができる。
【0074】
コンピューティング装置800は、システムバス又は他の電気通信経路を介して複数のコンポーネント又は装置に接続されることのできるプリント回路基板である基板又は「マザーボード」を含むことができる。一つ又は複数の中央処理装置(CPU)804は、チップセット806と結合して動作可能である。CPU 804は、コンピューティング装置800のオペレーションに必要な算術演算及び論理演算を実行する標準的なプログラマブルプロセッサであってもよい。
【0075】
CPU 804は、一つの離散的な物理状態から次の状態に移行して必要なオペレーションを、これらの状態を区別して変化させるスイッチング素子を操作することにより、実行することができる。スイッチング素子は、二つのバイナリ状態のうちの一つを維持する電子回路、例えばフリップフロップと、一つ又は複数の他のスイッチング素子の状態の論理的な組み合わせに基づいて出力状態を提供する電子回路、例えば論理ゲートとを典型的に含むことができる。これらの基本スイッチング素子を組み合わせて、レジスタ、加減算器、算術論理ユニット、浮動小数点ユニット等を含むより複雑な論理回路を作成することができる。
【0076】
CPU 804は、GPUのような他の処理ユニットで拡張されてもよく、又はそれらにより置き換えられてもよい。GPUは、グラフィック及び他の視覚化関連処理のような高度な並列計算に特化されているが必ずしも限定されていない処理ユニットを含むことができる。
【0077】
チップセット806は、CPU 804と、基板上の残りのコンポーネント及び装置との間のインターフェースを提供することができる。チップセット806は、コンピューティング装置800内の主メモリとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM)808へのインターフェースを提供することができる。チップセット806はまた、コンピューティング装置800を起動し、様々なコンポーネントと装置との間で情報を送信するのを容易にすることができる基本ルーチンを記憶するために、コンピュータ可読記憶媒体、例えば読取り専用メモリ(ROM)820又は不揮発性RAM(NVRAM)(図示せず)へのインターフェースを提供してもよい。本明細書で説明される態様によれば、ROM 820又はNVRAMは、コンピューティング装置800のオペレーションに必要な他のソフトウェアコンポーネントを記憶することもできる。
【0078】
コンピューティング装置800は、ローカルエリアネットワーク(LAN)を介した遠隔コンピューティングノード及びコンピュータシステムへの論理接続を使用して、ネットワーク環境で動作することができる。チップセット806は、ギガビットイーサネットアダプタなどのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)822を介してネットワーク接続を提供するための機能を含むことができる。NIC 822は、ネットワーク816を介してコンピューティング装置800を他のコンピューティングノードに接続することが可能であってもよい。複数のNIC 822はコンピューティング装置800内に存在して、コンピューティング装置を他のタイプのネットワーク及び遠隔コンピュータシステムに接続することができることを理解すべきである。
【0079】
コンピューティング装置800は、コンピュータのために不揮発性記憶装置を提供する大容量記憶装置828に接続されてもよい。大容量記憶装置828は、本明細書でより詳細に説明されたシステムプログラム、アプリケーションプログラム、他のプログラムモジュール、及びデータを記憶することができる。大容量記憶装置828は、チップセット806に接続された記憶コントローラ824を介してコンピューティング装置800に接続されてもよい。大容量記憶装置828は、一つ又は複数の物理記憶ユニットで構成されてもよい。大容量記憶装置828は、管理コンポーネント810を含むことができる。記憶コントローラ824は、シリアルアタッチドSCSI(SAS)インターフェース、シリアルアドバンスドテクノロジーアタッチメント(SATA)インターフェース、ファイバチャネル(FC)インターフェース、又はコンピュータと物理記憶ユニットとの間で物理的に接続してデータを送信するための他のタイプのインターフェースを介して物理記憶ユニットとインターフェースすることができる。
【0080】
コンピューティング装置800は、物理記憶ユニットの物理状態を変換して記憶されている情報を反映することにより、データを大容量記憶装置828上に記憶することができる。物理状態の特定の変換は、様々な要因及び本明細書の異なる実施態様に依存することができる。このような要因の例には、物理記憶装置を実現するための技術、及び大容量記憶装置828が一次記憶装置又は二次記憶装置などとして特徴を有する否かが含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0081】
例えば、コンピューティング装置800は、磁気ディスクドライブユニット内の特定位置の磁気特性、光学記憶ユニット内の特定位置の反射特性又は屈折特性、又は固体記憶ユニット内の特定のキャパシタ、トランジスタ又は他のディスクリートコンポーネントの電気特性を変更するために、記憶コントローラ824を介して命令を出すことにより情報を大容量記憶装置828に記憶することができる。本明細書の範囲及び精神から逸脱することなく、物理媒体の他の変換が可能であり、前述の例は、単にその説明を容易にするためだけに提供されている。コンピューティング装置800はさらに、物理記憶ユニット内の一つ又は複数の特定位置の物理状態又は特徴を検出することにより、大容量記憶装置828から情報を読み取ることができる。
【0082】
上述の大容量記憶装置828に加えて、コンピューティング装置800は、プログラムモジュール、データ構造、又は他のデータなどの情報を記憶及び検索するために、他のコンピュータ可読記憶媒体にアクセスできてもよい。当業者であれば、コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的データの記憶を提供し、コンピューティング装置800によりアクセス可能な任意の利用可能な媒体とすることができることを理解できるであろう。
【0083】
限定ではなく、一例として、コンピュータ可読記憶媒体は、揮発性及び不揮発性、一時的コンピュータ可読記憶媒体及び非一時的コンピュータ可読記憶媒体、並びに任意の方法又は技術で実現されるリムーバブルメディア及び非リムーバブルメディアを含むことができる。コンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、消去可能なプログラマブルROM(EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ又は他のソリッドステートメモリ技術、コンパクトディスクROM(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、高解像度DVD(「HD-DVD」)、BLU-RAY又は他の光学ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ、他の磁気記憶装置、又は所望の情報を非一時的な方法で記憶するために使用できる任意の他の媒体を含むが、これらに限定されない。
【0084】
図8に示す大容量記憶装置828のような大容量記憶装置は、コンピューティング装置800のオペレーションを制御するためのオペレーティングシステムを記憶することができる。オペレーティングシステムには、1バージョンのLINUXオペレーティングシステムが含まれてもよい。オペレーティングシステムには、マイクロソフト社の1バージョンのWINDOWS(登録商標)サーバオペレーティングシステムが含まれてもよい。別の態様によれば、オペレーティングシステムには、1バージョンのUNIX(登録商標)オペレーティングシステムを含めることができる。また、IOSやANDROID(登録商標)のような、各種携帯電話オペレーティングシステムを利用することも可能である。他のオペレーティングシステムも利用可能であることを理解すべきである。大容量記憶装置828は、コンピューティング装置800により使用される他のシステム又はアプリケーション及びデータを記憶することができる。
【0085】
大容量記憶装置828又は他のコンピュータ可読記憶媒体はまた、コンピューティング装置800にロードされると、コンピューティング装置を汎用コンピューティングシステムから本明細書で説明される態様を実装できる専用コンピュータに変換するコンピュータ実行可能命令で符号化されてもよい。上述したように、これらのコンピュータ実行可能命令は、CPU 804がどのように状態間を遷移するかを規定することにより、コンピューティング装置800を変換する。コンピューティング装置800は、コンピューティング装置800により実行されたときに本明細書に記載された方法を実行することができるコンピュータ実行可能命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体にアクセスできてもよい。
【0086】
図8に示されるコンピューティング装置800のようなコンピューティング装置は、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、電子スタイラスペン、又は他のタイプの入力装置のような複数の入力装置からの入力を受信し、処理するための入出力コントローラ832をさらに含むことができる。同様に、入出力コントローラ832は、コンピュータモニタ、フラットパネルディスプレイ、デジタルプロジェクタ、プリンタ、プロッタ、又は他のタイプの出力装置などのディスプレイに出力を提供することができる。コンピューティング装置800は、図8に示された全ての構成要素を含まなくてもよく、図8に明示的に示されていない他の構成要素を含んでもよく、又は図8に示されたアーキテクチャとは全く異なるアーキテクチャを利用していてもよいことを理解すべきである。
【0087】
本明細書で説明するように、コンピューティング装置は、図8のコンピューティング装置800のような物理コンピューティング装置であってもよい。コンピューティングノードはまた、仮想マシンホストプロセス及び一つ又は複数の仮想マシンインスタンスを含むことができる。コンピュータ実行可能命令は、仮想マシンのコンテキスト内に格納され実行される命令を解釈及び/又は実行することにより、コンピューティング装置の物理ハードウェアにより間接的に実行されることができる。
【0088】
方法及びシステムは、特定の方法、特定のコンポーネント、又は特定の実施態様に限定されないことを理解すべきである。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的のためだけに使用され、限定することを意図していないことも理解すべきである。
【0089】
明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される場合、単数形「一」、「一つ」及び「該」は、文脈が明示的に別段の指示をしていない限り、複数の参照対象を含む。範囲は、ここでは、「約」一つの特定の値から、及び/又は「約」別の特定の値までと表されることができる。このような範囲が表される場合、別の実施形態は、該一つの特定の値から及び/又は該別の特定の値までの範囲を含む。同様に、先行詞「about」を使用することにより値を近似値として表す場合、該特定の値が他の実施形態を形成することを理解すべきである。さらに、各範囲の端点は、他の端点に対しても、他の端点から独立しても有意であることを理解すべきである。
【0090】
「任意の」又は「任意に」は、後に説明されるイベント又は状況が発生する可能性も発生しない可能性もあり、明細書には、前記イベント又は状況が発生する場合と発生しない場合が含まれることを意味する。
【0091】
本明細書の説明及び特許請求の範囲全体において、単語「含む」及びその単語の変形、例えば「含んでいる」、「包含する」は「含むが、これに限定されない」ことを意味し、例えば、他の構成要素、整数、又はステップを除外することを意図しない。「例示的」は、「~の例」を表し、好ましい又は望ましい実施形態の指示を伝えることを意図しない。「のような」は制限する意味ではなく、解釈の目的で使われる。
【0092】
記載された方法及びシステムを実行するために使用できる構成要素が記載されている。これらの構成要素の組合せ、サブセット、相互作用、グループ等を説明する際に、これらの構成要素の様々な個別及び集合的な組合せ及び順列のそれぞれに対する具体的な参照は明示的に説明されない場合があり、そのそれぞれが全ての方法及びシステムについて、本明細書で具体的に想定され、説明されることを理解すべきである。これは、記載された方法におけるオペレーションを含むがこれに限定されない、本願の全ての態様に適用される。したがって、実行可能な様々な追加のオペレーションが存在する場合、これらの追加のオペレーションのそれぞれは、説明された方法の任意の特定の実施形態又は実施形態の組み合わせで実行可能であることを理解すべきである。
【0093】
本方法及びシステムは、以下の好ましい実施形態及びそれに含まれる例の詳細な説明、並びに添付の図面及びそれらの説明を参照することにより、より容易に理解することができる。
【0094】
当業者が理解するように、方法及びシステムは、完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、又はソフトウェア及びハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとることができる。さらに、本方法及びシステムは、記憶媒体に具現化されたコンピュータ可読プログラム命令(例えば、コンピュータソフトウェア)を有するコンピュータ可読記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとることができる。より具体的には、本方法及びシステムは、ウェブ実装のコンピュータソフトウェアの形態をとることができる。ハードディスク、CD-ROM、光学記憶装置又は磁気記憶装置を含む任意の適切なコンピュータ可読記憶媒体を利用することができる。
【0095】
方法、システム、装置、及びコンピュータプログラム製品のブロック図及びフローチャートを参照して、方法及びシステムの実施形態を以下に説明する。ブロック図及びフローチャートの各ブロック、並びにブロック図及びフローチャートのブロックの組み合わせは、それぞれコンピュータプログラム命令により実現されてもよいことを理解すべきである。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置上で実行される命令がフローチャートの一つ又は複数のブロック内で指定された機能を実現するための手段を生成するように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置にロードされてマシンを生成することができる。
【0096】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ可読メモリに記憶された命令がフローチャートの一つ又は複数のブロック内で規定された機能を実現するためのコンピュータ可読命令を含む製品を生成するように、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置を特定の方法で動作させるように指示することができるコンピュータ可読メモリに記憶されてもよい。コンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置上で実行される命令がフローチャートの一つ又は複数のブロック内で規定された機能を実現するためのステップを提供するように、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置にロードされて、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置上で一連のオペレーションステップを実行させて、コンピュータ実現プロセスを生成することもできる。
【0097】
上述した様々な特性及びプロセスは、互いに独立して使用されてもよく、又は様々な方法で組み合わされてもよい。全ての可能な組み合わせ及びサブ組み合わせは、本開示の範囲内に入ることを意図している。さらに、いくつかの実施において、一部の方法又はプロセスブロックを省略してもよい。本明細書で説明される方法及びプロセスは、任意の特定の順序に限定されるものではなく、それに関連するブロック又は状態は、適切な他の順序で実行されてもよい。例えば、説明されたブロック又は状態は、特別に説明された順位以外の順で実行されてもよく、あるいは、複数のブロック又は状態は、単一のブロック又は状態内で結合されてもよい。例示的なブロック又は状態は、連続的に、並列に、又は何らかの他の方法で実行することができる。ブロック又は状態は、説明された例示的な実施形態に追加されてもよいし、開示された例示的な実施形態から削除されてもよい。本明細書に記載された例示的なシステム及びコンポーネントは、説明されたものとは異なるように設定されてもよい。例えば、説明された例示的な実施形態と比較して、要素を追加したり、削除したり、又は再配置したりすることができる。
【0098】
また、様々なアイテムは、使用中にメモリ内又は記憶装置上に記憶されるように示されており、これらのアイテム又はその一部は、メモリ管理及びデータ完全性の目的のために、メモリと他の記憶装置との間で移転されてもよいことも理解されるであろう。代替として、他の実施形態において、ソフトウェアモジュール及び/又はシステムの一部又は全部を別の装置上でメモリ内で実行し、コンピュータ間通信を介して図示のコンピューティングシステムと通信することができる。さらに、いくつかの実施形態において、システム及び/又はモジュールの一部又は全部は、他の方法で、例えば少なくとも部分的にファームウェア及び/又はハードウェアで実装又は提供されてもよく、ハードウェアは、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、標準集積回路、コントローラ(例えば、適切な指令を実行することにより、また、マイクロコントローラ及び/又は埋め込みコントローラを含む)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、複合プログラマブル論理装置(CPLD)などを含むが、これらに限定されない。モジュール、システム、及びデータ構造の一部又は全部は、適切な装置により又は適切な接続を介して読み取るために、ハードディスク、メモリ、ネットワーク、又はポータブルメディア製品などのコンピュータ可読媒体上に(例えば、ソフトウェア指令又は構造化データとして)記憶することもできる。システム、モジュール、及びデータ構造は、無線ベースの媒体及び有線/ケーブルベースの媒体を含む、様々なコンピュータ可読送信媒体上で、生成されたデータ信号として(例えば、搬送波又は他のアナログ又はデジタル伝搬信号の一部として)送信することもでき、コンピュータ可読送信媒体にはが含まれ、様々な形態をとる(例えば、単一又は多重化アナログ信号の一部として、又は複数の離散デジタルパケット又はフレームとする)ことができる。他の実施形態において、そのようなコンピュータプログラム製品は、他の形態をとることもできる。したがって、本発明は、他のコンピュータシステム構成で実施することができる。
【0099】
好ましい実施形態及び特定の例に関連して方法及びシステムを説明してきたが、本明細書の実施形態は全ての態様において限定的ではなく例示的であることを意図しているので、範囲を特定の実施形態に限定することは意図されていない。
【0100】
特に明記されていない限り、本明細書に記載されている方法は、そのオペレーションが特定の順序で実行することを要求するものではない。したがって、方法請求項がその操作が従うべき順序を実際に記載していない場合、又はオペレーションが特定の順序に限定されることが請求項又は明細書に具体的に記載されていない場合、いかなる態様においても順序を推論することを意図するものではない。これは、ステップの配置やオペレーションフローに関する論理的な問題、文法的な構成や句読点から得られる単純な意味、明細書に記載されている実施形態の数又はタイプを含む、解釈のための任意の可能な非表現的な根拠に適用される。
【0101】
当業者にとって明らかなように、本開示の範囲又は精神から逸脱することなく、様々な修正及び変更が可能である。本明細書及び本明細書に記載された実践を考慮すると、他の実施形態は当業者にとって自明であろう。本明細書及び例示的な図面は、例示的であるとのみみなされることが意図されており、その真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲により示される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8