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特許7585517コントロールの表示方法、装置、電子機器および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-11-08
(45)【発行日】2024-11-18
(54)【発明の名称】コントロールの表示方法、装置、電子機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0485 20220101AFI20241111BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20241111BHJP
【FI】
G06F3/0485
H04N21/431
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2023563315
(86)(22)【出願日】2022-04-12
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-02
(86)【国際出願番号】 CN2022086240
(87)【国際公開番号】W WO2022218282
(87)【国際公開日】2022-10-20
【審査請求日】2023-10-30
(31)【優先権主張番号】202110413121.9
(32)【優先日】2021-04-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】原楓博
(72)【発明者】
【氏名】孫輝
(72)【発明者】
【氏名】阮聞涛
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第113110783(CN,A)
【文献】特開2017-228928(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第111294637(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第109508128(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第107145272(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048 - 3/04895
H04N 21/00 - 21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在再生中のビデオの目標ビデオ画面と、前記目標ビデオ画面の上層に位置し、前記現在再生中のビデオの少なくとも1つのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域とが表示されるビデオ再生ページを表示することと、
前記ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信することと、
前記目標スライド操作に応答して、前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように前記目標ビデオ画面を制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することと、
前記目標スライド操作のスライド終了に応答して、前記目標スライド操作のスライド距離が予め設定された距離閾値よりも小さい場合、前記目標ビデオ画面を前記目標ビデオ画面の前記ビデオ再生ページにおける最初の表示位置に戻し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの状態を前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記ビデオ再生ページにおける最初の状態に切り替えることと、を含む、
コントロールの表示方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することは、
前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの移動距離に基づいて一部または全部のインタラクティブコントロールの透明度を調整し、前記透明度が前記移動距離に正相関することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することは、
一部または全部のインタラクティブコントロールを表示状態から隠し状態に調整することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することは、
前記目標ビデオ画面の第1移動速度と異なる第2移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御すること、または、
相次いで異なる移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御すること、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記相次いで異なる移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することは、
目標スライド操作が最初の第1方向に沿ってスライドを行う場合、前記第2移動速度で前記第1方向に沿って移動するように各インタラクティブコントロールを制御することと、
目標コントロール領域が前記目標ビデオ画面外に移動したことに応答して、前記各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第2移動速度から前記第1移動速度に調整することと、を含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第2移動速度から前記第1移動速度に調整した後、
前記各インタラクティブコントロールが第1移動速度で移動する時間長が第1予め設定された時間長に達したことに応答して、前記各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第1移動速度から第3移動速度に調整し、速度の大きさに従って順位付ける場合、前記第1移動速度が前記第2移動速度と前記第3移動速度との間にあることを更に含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記目標スライド操作のスライド方向が前記第1方向とは反対の第2方向に切り替えられたことに応答して、前記第2方向に沿って移動するように前記各インタラクティブコントロールを制御し、前記各インタラクティブコントロールが前記第2方向に沿って移動する時の移動速度の切り替え順が、前記各インタラクティブコントロールが前記第1方向に沿って移動する時の移動速度の切り替え順と逆であることを更に含む、
請求項5または請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記目標スライド操作のスライド終了に応答して、前記目標スライド操作のスライド距離を取得することと、
前記スライド距離が予め設定された距離閾値以上である場合、現在表示されている前記ビデオ再生ページを切り替えたり、前記現在再生中のビデオを切り替えたりすることと、を更に含む、
請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記目標スライド操作に対応する切り替え待ちページを制御することで、前記切り替え待ちページの一部のページ内容を表示すること、または、
前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記目標スライド操作に対応する切り替え待ちビデオの切り替え待ちビデオ画面を制御することで、前記ビデオ再生ページに前記切り替え待ちビデオの一部のビデオ画面を表示すること、を更に含む、
請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記ビデオ再生ページを表示した後、
目標インタラクティブコントロールに作用する、持続時間長が第2予め設定された時間長以上である長押し操作を受信することと、
前記長押し操作に応答して、前記目標インタラクティブコントロールを表示状態から隠し状態に調整することと、を更に含む、
請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
現在再生中のビデオの目標ビデオ画面と、前記目標ビデオ画面の上層に位置し、前記現在再生中のビデオの少なくとも1つのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域とが表示されるビデオ再生ページを表示するように構成されるページ表示モジュールと、
前記ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信するように構成される第1受信モジュールと、
前記目標スライド操作に応答して、前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように前記目標ビデオ画面を制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整するように構成される遮蔽調整モジュールと、
前記目標スライド操作のスライド終了に応答して、前記目標スライド操作のスライド距離が予め設定された距離閾値よりも小さい場合、前記目標ビデオ画面を前記目標ビデオ画面の前記ビデオ再生ページにおける最初の表示位置に戻し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの状態を前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記ビデオ再生ページにおける最初の状態に切り替えるように構成される復元モジュールと、を備える、
コントロールの表示装置。
【請求項12】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成されるメモリとを備える電子機器であって、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、請求項1から6のいずれか1項に記載のコントロールの表示方法を実現する、
電子機器。
【請求項13】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1から6のいずれか1項に記載のコントロールの表示方法を実現する、
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年4月16日に中国専利局に提出された出願番号が202110413121.9である中国特許出願に対して優先権を主張するものであり、該出願の全ての内容を引用により本願に援用する。
【0002】
本開示の実施例は、ビデオ再生技術分野に関し、例えば、コントロールの表示方法、装置、電子機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、ユーザは、ビデオ系アプリケーションプログラムによって提供されるビデオ再生ページにより、プラットフォームが提供したまたは他のユーザが投稿したビデオを見ることができる。
【0004】
関連技術において、ビデオ再生ページでビデオを再生する時、ビデオ系アプリケーションソフトウェアは、一般的に、再生ビデオのビデオ画面の上層に現在再生中のビデオのインタラクティブコントロールを表示し、例えば、いいねコントロール、コメントコントロール、転送コントロールまたはビデオペンダント等を表示し、ユーザは、インタラクティブコントロールをトリガすることによりインタラクションすることができる。
【0005】
しかし、インタラクティブコントロールが現在再生中のビデオのビデオ画面を遮蔽し、ユーザは、インタラクティブコントロールによって遮蔽されたビデオ画面を見るために、一連の操作を行う必要があり、操作が煩雑で、効率が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の実施例は、インタラクティブコントロールによって遮蔽されたビデオ画面を見るために必要な操作を簡略化するめのコントロールの表示方法、装置、電子機器および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
態様1において、本開示の実施例は、
現在再生中のビデオの目標ビデオ画面と、前記目標ビデオ画面の上層に位置し、前記現在再生中のビデオの少なくとも1つのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域と、が表示されるビデオ再生ページを表示することと、
前記ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信することと、
前記目標スライド操作に応答して、前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように前記目標ビデオ画面を制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することと、を含む、
コントロールの表示方法を提供する。
【0008】
態様2において、本開示の実施例は、
現在再生中のビデオの目標ビデオ画面と、前記目標ビデオ画面の上層に位置し、前記現在再生中のビデオの少なくとも1つのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域とが表示されるビデオ再生ページを表示するように構成されるページ表示モジュールと、
前記ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信するように構成される第1受信モジュールと、
前記目標スライド操作に応答して、前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように前記目標ビデオ画面を制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整するように構成される遮蔽調整モジュールと、を備える、
コントロールの表示装置を更に提供する。
【0009】
態様3において、本開示の実施例は、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成されるメモリとを備える電子機器であって、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、本開示の実施例に係るコントロールの表示方法を実現する、
電子機器を更に提供する。
【0010】
態様4において、本開示の実施例は、
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
該プログラムがプロセッサにより実行されると、本開示の実施例に係るコントロールの表示方法を実現する、
コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図面および以下の具体的な実施形態を参照し、本開示の各実施例の上記および他の特徴、利点および態様はより明らかになる。図面全体を通して、同じまたは類似する参照番号は、同じまたは類似する要素を表す。図面は模式的なものであり、原本および要素は、必ずしも縮尺どおりに製作するわけではないことが理解されるべきである。
【0012】
図1】本開示の実施例に係るコントロールの表示方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例に係るビデオ再生ページの模式図である。
図3】本開示の実施例に係る別のコントロールの表示方法のフローチャートである。
図4】本開示の実施例に係る別のビデオ再生ページの模式図である。
図5】本開示の実施例に係るコントロールの表示装置の構造ブロック図である。
図6】本開示の実施例に係る電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例についてより詳細に説明する。図面に本開示のいくつかの実施例が示されるが、本開示は、様々な形式で実現でき、ここで記述される実施例に限定されるものと解釈されるべきではなく、逆に、本開示をより明瞭かつ完全に理解するために、これらの実施例を提供することが理解されるべきである。本開示の図面および実施例は、例示的なものに過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではないことが理解されるべきである。
【0014】
本開示の方法の実施形態に記載される各ステップは、異なる順序で実行されてもよいし、および/または並行に実行されてもよいことが理解されるべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップおよび/または実行が省略されて示されたステップを含んでもよい。本開示の範囲は、この点で限られない。
【0015】
本発明で使用される「含む」という用語およびその変形は、開放的な包含であり、即ち、「含むが、これらに限定されない」。「基づく」という用語は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。「1つの実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を表す。「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を表す。「いくつかの実施例」という用語は、「少なくともいくつかの実施例」を表す。他の用語の関連定義は、以下の記述で与えられる。
【0016】
なお、本開示に言及される「第1」、「第2」等の概念は、異なる装置、モジュールまたはユニットを区分するためのものに過ぎず、これらの装置、モジュールまたはユニットが実行する機能の順序または相互依存関係を限定するためのものでもない。
【0017】
なお、本開示に言及される「1つ」、「複数」という修飾は、模式的なものであるが、限定的なものではなく、当業者は、文脈が明確に例外を示さない限り、「1つまたは複数」として理解されるべきであることを理解すべきである。
【0018】
本開示の実施形態における複数の装置間でインタラクションされるメッセージまたは情報の名称は、説明するためのものに過ぎず、これらのメッセージまたは情報の範囲を限定するためのものではない。
【0019】
図1は、本開示の実施例に係るコントロールの表示方法のフローチャートであり、該方法は、コントロールの表示装置により実行でき、該装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアで実現でき、電子機器に構成され得る。図1に示すように、本実施例に係るコントロールの表示方法は、インタラクティブコントロールによって遮蔽されたビデオ画面を見るシーンに適用される。図1に示すように、本実施例に係るコントロールの表示方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0020】
S101において、現在再生中のビデオの目標ビデオ画面と、前記目標ビデオ画面の上層に位置し、前記現在再生中のビデオの少なくとも1つのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域とが表示されるビデオ再生ページを表示する。
【0021】
ここで、ビデオ再生ページは、ビデオを再生するためのページと理解できる。現在再生中のビデオは、現在時刻にビデオ再生ページで再生されているビデオであってもよい。目標ビデオ画面は、現在再生中のビデオのビデオ画面である。現在再生中のビデオのインタラクティブコントロールは、ビデオ再生ページに表示されている、ユーザが現在再生中のビデオまたは現在再生中のビデオの投稿者とインタラクションするためのコントロールであってもよく、例えば、ユーザが現在の目標ビデオの投稿者をフォローするためのフォローコントロール、ユーザが現在再生中のビデオに対して「いいね」をクリックするためのいいねコントロール、ユーザが現在再生中のビデオをコメントするためのコメントコントロール、ユーザが現在再生中のビデオを素早くコメントするためのスタンプコメントコントロール、ユーザが現在再生中のビデオを転送するための転送コントロール、ユーザが現在のビデオの投稿者の個人ホームページを見るための投稿者のアバターおよび/または投稿者のユーザ名、ユーザが現在再生中のビデオで使用されたBGMの詳細ページを見るための音楽ディスクコントロールおよび/またはBGMタイトル、ビデオペンダントおよび/またはユーザがインタラクションするための他のコントロール等であってもよい。
【0022】
例示的には、図2に示すように(図において、ビデオ再生ページには2つのコントロール領域が設けられていることを例として説明する)、電子機器は、ユーザのトリガ操作に応じてビデオ再生ページを表示し、ビデオ再生ページで現在再生中のビデオを再生し、即ち、ビデオ再生ページに現在再生中のビデオのビデオ画面を表示し、ビデオ再生ページの最上層(例えば、現在再生中のビデオのビデオ画面の上層)に少なくとも1つのコントロール領域を表示し、対応するインタラクティブコントロールをそれぞれ各コントロール領域に表示することができ、例えば、第1コントロール領域20に現在再生中のビデオの投稿者のユーザ名およびBGM名等の文字系コントロールを表示し、第2コントロール領域21に現在再生中のビデオの投稿者のアバター210、いいねコントロール211、コメントコントロール212、転送コントロール213および音楽ディスクコントロール214等のアイコン系コントロールを表示することができる。
【0023】
S102において、前記ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信する。
【0024】
ここで、目標スライド操作は、スライド開始方向が設定方向であるスライド操作であってもよく、例えば、スライド開始方向が上、下、左または右であるスライド操作等であってもよく、該目標スライド操作は、現在再生中のビデオのビデオ画面の移動を制御して少なくとも1つのインタラクティブコントロールの目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整するように電子機器に指示することのみに使用されてもよいし、現在再生中のビデオまたは現在表示しているビデオ再生ページを切り替えるように電子機器に指示することに使用されてもよく、例えば、スライド開始方向が上または下である場合、該目標スライド操作は、ビデオ再生ページで現在再生中のビデオを切り替えるように電子機器に指示することに使用され、スライド方向が左または右である場合、該目標スライド操作は、現在表示しているビデオ再生ページを他のページに切り替える、例えば、現在表示しているビデオ再生ページを他のビデオ再生ページまたは非ビデオ再生ページに切り替えるように電子機器に指示することに用いられる。以下、目標スライド操作が、上をスライド開始方向とするスライド操作であることを例として説明する。
【0025】
例示的には、電子機器は、ビデオ再生ページに現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を表示し、目標ビデオ画面の上層に現在再生中のビデオのインタラクティブコントロールを表示し、ユーザは、ビデオ再生ページで現在再生中のビデオを切り替えたい時、および/またはユーザは、現在再生中のビデオのインタラクティブコントロールによって遮蔽されたサブ目標ビデオ画面を見たい時、ビデオ再生ページで上へスライドすることができ、それに対応し、電子機器は、ユーザがビデオ再生ページで上へスライドすることを監視した場合、目標スライド操作を受信したことを確定することができる。
【0026】
S103において、前記目標スライド操作に応答して、前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように前記目標ビデオ画面を制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整する。
【0027】
例示的には、電子機器は、目標スライド操作を受信すると、目標スライド操作のスライド過程において、該目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するようにビデオ再生ページに表示された現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を制御し、ビデオ再生ページに表示された現在再生中のビデオのインタラクティブコントロールの目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することができ、例えば、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールと現在再生中のビデオの目標ビデオ画面との相対位置を調整し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの表示時の透明度を調整し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを隠し状態に調整し、または前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールと現在再生中のビデオの目標ビデオ画面との階層関係を調整する(例えば、各インタラクティブコントロールを目標ビデオ画面の下位層に表示するように調整する)等、現在再生中のビデオの目標ビデオ画面における前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールによって遮蔽されたビデオ画面をユーザに示す。
【0028】
ここで、目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を制御する時、目標ビデオ画面の移動速度は、目標スライド操作のポインタの移動速度よりも大きくなってもよいし、等しくなってもよいし、小さくなってもよく、好ましくは、目標スライド操作のポインタの移動速度に等しくなってもよく、即ち、好ましくは、目標スライド操作のポインタの移動速度に従って移動するように現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を制御することで、ユーザのインタラクション体験を向上させることができる。
【0029】
一実施形態において、本実施例に係るコントロールの表示方法は、前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記目標スライド操作に対応する切り替え待ちページを制御することで、前記切り替え待ちページの一部のページ内容を表示することと、または、前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記目標スライド操作に対応する切り替え待ちビデオの切り替え待ちビデオ画面を制御することで、前記ビデオ再生ページに前記切り替え待ちビデオの一部のビデオ画面を表示することとを更に含んでもよい。
【0030】
上記実施形態において、目標スライド操作が更に現在表示しているビデオ再生ページの切り替えまたは現在再生中のビデオの切り替えを電子機器に指示することに使用できる場合、電子機器は、切り替え待ちページ/切り替え待ちビデオの内容をプレビューするように、該目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を制御する時、現在再生中のビデオの目標ビデオ画面に伴って同期移動するように該目標スライド操作に対応する切り替え待ちページ/切り替え待ちビデオを制御することで、現在表示しているビデオ再生ページの一部の内容と切り替え待ちページの一部の内容とを同時に表示し、または現在再生中のビデオの一部の画面と切り替え待ちビデオの一部の画面とを同時にビデオ再生ページに表示することもできる。
【0031】
ここで、切り替え待ちページ/切り替え待ちビデオは、目標スライド操作のスライド方向に対応するページ/ビデオであってもよく、即ち、目標スライド操作がページの切り替えに使用される場合、切り替え待ちページは、該目標スライド操作のスライド方向に対応するページであり、目標スライド操作が現在再生中のビデオの切り替えに使用される場合、切り替え待ちビデオは、該目標スライド操作のスライド方向に対応するビデオである。ここで、目標スライド操作がページの切り替えに使用されるかビデオの切り替えに使用されるかは、目標スライド操作のスライド方向等に基づいて確定することができる。
【0032】
横方向スライド操作がページの切り替えを電子機器に指示することに使用でき、縦方向スライド操作が現在再生中のビデオの切り替えを電子機器に指示することに使用できることを例とし、電子機器は、目標スライド操作を受信した後、該目標スライド操作に応答して、該目標スライド操作のスライド方向を確定することができ、該スライド方向が左または右である場合、該スライド方向に対応するページを切り替え待ちページと確定し、該スライド方向に沿って同期移動するように現在表示しているビデオ再生ページおよび該切り替え待ちページを制御し、該ビデオ再生ページの一部のページ内容と該切り替え待ちページの一部のページ内容とを同時に表示することができ、該スライド方向が上または下である場合、該ビデオ再生ページのビデオストリーム内の該スライド方向に対応する現在再生中のビデオの次のビデオまたは前のビデオを切り替え待ちビデオと確定し、該スライド方向に沿って同期移動するように現在再生中のビデオのビデオ画面および該切り替え待ちビデオのビデオ画面を制御し、ビデオ再生ページに該現在再生中のビデオの一部のビデオ画面と該切り替え待ちビデオの一部のビデオ画面とを同時に表示することができる。
【0033】
本実施例において、ユーザのスライド操作に応じて現在再生中のビデオの少なくとも1つのインタラクティブコントロールの状態を同時に調整するほか、ユーザの異なる調整ニーズを満たすために、ユーザの長押し操作に応じて現在再生中のビデオのあるインタラクティブコントロールの状態を個別に調整することもできる。この場合、好ましくは、前記ビデオ再生ページを表示した後、目標インタラクティブコントロールに作用する、持続時間長が第2予め設定された時間長以上である長押し操作を受信することと、前記長押し操作に応答して、前記目標コントロールを表示状態から隠し状態に調整することとを更に含む。ここで、目標インタラクティブコントロールは、長押し操作に対応するインタラクティブコントロール、即ち、ユーザが長押しするインタラクティブコントロールであってもよく、第2予め設定された時間長は、開発者が必要に応じて設定することができ、例えば、第2予め設定された時間長を0.5sまたは1s等に時間長に設定することができる。
【0034】
例示的には、電子機器は、ビデオ再生ページに現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を表示し、目標ビデオ画面の上層に現在再生中のビデオのインタラクティブコントロールを表示し、これにより、ユーザがあるインタラクティブコントロールを隠しにしたい場合、またはあるインタラクティブコントロールによって遮蔽されたサブ目標ビデオ画面を見たい場合、該インタラクティブコントロールを長押しすることができ、それに対応し、電子機器は、ユーザがあるインタラクティブコントロールを押している持続時間が第2予め設定された時間長に達したことを監視した場合、該インタラクティブコントロールに作用する長押し操作を受信したことを確定でき、該長押し操作に応答して、該インタラクティブコントロールを表示状態から隠し状態に調整し、例えば、該インタラクティブコントロールの透明度を完全透明に調整し、または該インタラクティブコントロールの表示をキャンセルする(即ち、ビデオ再生ページに該インタラクティブコントロールを表示することを停止する)。
【0035】
コントロール領域にインタラクティブコントロールが表示されているほか、現在再生中のビデオのビデオ情報(例えば、現在再生中のビデオのビデオ名)および/またはBGM情報が表示されてもよいことが理解できる。この場合、インタラクティブコントロールの状態を調整する時、コントロール領域に表示された情報の状態を同時に調整し、コントロール領域内に表示された内容(インタラクティブコントロールおよび非インタラクティブコントロールを含む)によって遮蔽されたサブ目標ビデオ画面を示すことができる。例えば、目標インタラクティブコントロールを表示状態から隠し状態に調整した場合、コントロール領域内に該目標インタラクティブコントロールに対応する情報が表示されていると、該情報を同時に表示状態から隠し状態に調整することもでき、例えば、目標インタラクティブコントロールが現在再生中のビデオの投稿者のユーザ名である場合、ビデオ再生ページに現在再生中のビデオのビデオ情報が表示されていると、該投稿者のユーザ名と該ビデオ情報とを同時に表示状態から隠し状態に調整することができ、目標インタラクティブコントロールが現在再生中のビデオのBGM名である場合、ビデオ再生ページに該現在再生中のビデオのBGM情報が表示されていると、該BGM名と該BGM情報とを同時に表示状態から隠し状態に調整することができる。
【0036】
本実施例に係るコントロールの表示方法は、ビデオ再生ページを表示し、ビデオ再生ページに現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を表示し、目標ビデオ画面の上層に現在再生中のビデオのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域を表示し、該ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信し、該目標スライド操作に応答して、該目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を制御し、少なくとも1つのコントロール領域に表示されたインタラクティブコントロールの目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整する。本実施例において、上記技術案を採用することにより、ユーザは簡単なスライド操作でインタラクティブコントロールによって遮蔽されたビデオ画面を見ることができ、ユーザがインタラクティブコントロールによって遮蔽されたビデオ画面を見る時に必要な操作を簡略化し、ユーザの閲覧効率を向上させ、更にユーザのビデオの視聴体験を向上させることができる。
【0037】
図3は、本開示の実施例に係る別のコントロールの表示方法のフローチャートである。本実施例における形態は、上記実施例における少なくとも1つの好ましい形態と組み合わせることができる。好ましくは、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することは、前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの移動距離に基づいて一部または全部のインタラクティブコントロールの透明度を調整し、前記透明度が前記移動距離に正相関することを含む。
【0038】
好ましくは、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することは、一部または全部のインタラクティブコントロールを表示状態から隠し状態に調整することを含む。
【0039】
好ましくは、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの状態を調整することは、前記目標ビデオ画面の第1移動速度と異なる第2移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することと、または、相次いで異なる移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することとを含む。
【0040】
好ましくは、本実施例に係るコントロールの表示方法は、前記目標スライド操作のスライド終了時に、前記目標スライド操作のスライド距離を取得することと、前記スライド距離が予め設定された距離閾値以上である場合、現在表示されている前記ビデオ再生ページを切り替えたり、前記現在再生中のビデオを切り替えたりすることと、前記スライド距離が予め設定された距離閾値よりも小さい場合、前記目標ビデオ画面を前記目標ビデオ画面の前記ビデオ再生ページにおける最初の表示位置に戻し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの状態を前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記ビデオ再生ページにおける最初の状態に切り替えることとを更に含んでもよい。
【0041】
それに対応し、例えば、図3に示すように、本実施例に係るコントロールの表示方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0042】
S201において、現在再生中のビデオの目標ビデオ画面と、前記目標ビデオ画面の上層に位置し、前記現在再生中のビデオの少なくとも1つのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域とが表示されるビデオ再生ページを表示する。
【0043】
S202において、前記ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信する。
【0044】
S203において、前記目標スライド操作に応答して、前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように前記目標ビデオ画面を制御し、S204、S205、S206またはS207を実行し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールによって遮蔽されたサブ目標ビデオ画面を示す。
【0045】
S204において、前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの移動距離に基づいて一部または全部のインタラクティブコントロールの透明度を調整し、S208を実行し、ここで、前記透明度が前記移動距離に正相関する。
【0046】
ここで、インタラクティブコントロールの移動距離は、インタラクティブコントロールの現在の位置と目標スライド操作を受信する前のビデオ再生ページにおける最初の位置との間の距離と理解できる。
【0047】
本実施例において、電子機器は、目標スライド操作のスライド過程において、ユーザが現在再生中のビデオ内の前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールによって遮蔽されたサブ目標ビデオ画面を見るように、目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように現在再生中のビデオの前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの移動距離に基づいてビデオ再生ページに表示された現在再生中のビデオの一部または全部のインタラクティブコントロールの透明度を調整し、即ち、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールがその最初の位置から離れる方向に沿って移動する場合、現在再生中のビデオの一部または全部のインタラクティブコントロールの透明度を増やし、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールがその最初の位置に向かう方向に沿って移動する場合、現在再生中のビデオの一部または全部のインタラクティブコントロールの透明度を減らすことができる。ここで、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの移動距離に基づいて現在再生中のビデオの一部のインタラクティブコントロールの透明度を調整する時、該一部のインタラクティブコントロールは、ランダムに確定されてもよいし、ユーザの設定情報または選択操作に基づいて確定されてもよいし、開発者の設定に基づいて確定されてもよく、本実施例は、これについて限定しない。
【0048】
目標スライド操作が上を初期スライド方向とする縦方向スライド操作であることを例とし、電子機器は、ユーザが上へスライドすることを監視した場合、上へ同期移動するように現在再生中のビデオの目標ビデオ画面および前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを制御し(即ち、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールと目標ビデオ画面との移動速度および移動方向がいずれも同じである)、且つ、上へ移動する過程において、現在再生中のビデオの一部または全部のインタラクティブコントロールの透明度を徐々に増やす。ユーザが上へのスライドから下へのスライドに変換したことを監視した場合、下へ同期移動するように現在再生中のビデオの目標ビデオ画面および前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを制御し、且つ、下へ移動する過程において、現在再生中のビデオの上記一部または全部のインタラクティブコントロールの透明度を徐々に減らす。ここで、インタラクティブコントロールが各位置で増やすまたは減らす必要のある透明度は、該インタラクティブコントロールの移動距離に基づいて確定することができ、該移動距離と透明度との間の対応関係は、開発者が予め設定しておくことができる。
【0049】
S205において、一部または全部のインタラクティブコントロールを表示状態から隠し状態に調整する。
【0050】
本実施例において、電子機器は、目標スライド操作のスライド過程において、ユーザが現在再生中のビデオ内のある1つまたは複数のインタラクティブコントロールによって遮蔽されたビデオ画面を見るように、ビデオ再生ページに表示された現在再生中のビデオの一部または全部のインタラクティブコントロールを隠しにすることができ、例えば、現在再生中のビデオの一部または全部のインタラクティブコントロールの透明度を完全透明に調整し、または、ビデオ再生ページに表示された現在再生中のビデオの一部または全部のインタラクティブコントロールの表示をキャンセルし(例えば、現在再生中のビデオの一部または全部のインタラクティブコントロールをビデオ再生ページから移出する)、且つ、静止に保持するまたは現在再生中のビデオの目標ビデオ画面に伴って同期移動するように現在再生中のビデオの前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールのうちの隠し状態に調整されていないインタラクティブコントロールを制御することができる。ここで、現在再生中のビデオの一部のインタラクティブコントロールを表示状態から隠し状態に調整した場合、該一部のインタラクティブコントロールは、ランダムに確定されてもよいし、ユーザの設定情報または選択操作に基づいて確定されてもよいし、開発者の設定に基づいて確定されてもよく、本実施例は、これについて限定しない。
【0051】
S206において、前記目標ビデオ画面の第1移動速度と異なる第2移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを制御し、S208を実行する。
【0052】
ここで、第1移動速度は、現在再生中のビデオの目標ビデオ画面の移動速度であってもよい。第2移動速度は、第1移動速度と異なる移動速度であってもよく、例えば、第1移動速度との比が予め設定された比である移動速度であってもよいし、第1移動速度との差が予め設定された差である移動速度等であってもよく、本実施例は、これについて限定しない。ここで、第1移動速度が時間的に変わる場合、第2移動速度も時間的に変わることができ、この場合、第2移動速度が第1移動速度と異なることは、第2移動速度の各時刻における瞬時値が第1移動速度の対応する時刻における瞬時値と異なると理解できる。
【0053】
本実施例において、目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように目標ビデオ画面を制御する時、目標ビデオ画面の第1移動速度と異なる第2移動速度で移動するように、各インタラクティブコントロールを同時に制御し、例えば、目標スライド操作のスライドが終了したまで、第1移動速度よりも大きいまたは小さいある速度で目標スライド操作のスライド方向に沿って同期移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することができ、これにより、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールと目標ビデオ画面との位置ずれの展示を実現し、インタラクティブコントロールが常にある一部の目標ビデオ画面を遮蔽することを回避し、ユーザは、インタラクティブコントロールによって遮蔽された内容を見ることができる。
【0054】
目標スライド操作が上を初期スライド方向とする縦方向スライドであることを例とし、ユーザがビデオ再生ページで上へスライドすることを監視した場合、現在再生中のビデオの目標ビデオ画面の第1移動速度を確定する(例えば、ユーザが上へスライドする速度を第1移動速度と確定する)ことができ、該第1移動速度に基づいて各インタラクティブコントロールの第2移動速度を確定し、第1移動速度で上へ移動するように現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を制御し、第2移動速度で上へ同期移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することができ、ユーザが上へのスライドから下へのスライドに変換したことを監視した場合、第1移動速度で下へ移動するように現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を制御し、第2移動速度で下へ同期移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することができる。
【0055】
本実施例は、目標ビデオ画面の第1移動速度と異なる第2移動速度で目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、現在再生中のビデオの一部のインタラクティブコントロールのみを制御し、静止に保持するまたは第1移動速度で移動するように現在再生中のビデオの他のインタラクティブコントロールを制御してもよいことが理解できる。また、第2移動速度で移動するように現在再生中のビデオの一部または全部のインタラクティブコントロールを制御する時、現在再生中のビデオの各インタラクティブコントロールの透明度を調整しなくてもよく、第1移動速度で移動するインタラクティブコントロールの移動距離または第2移動速度で移動するインタラクティブコントロールの移動距離に基づき、現在再生中のビデオのインタラクティブコントロールのうちの移動していない、第1移動速度で移動する、または第2移動速度で移動するインタラクティブコントロールの透明度を調整してもよく、本実施例は、これについて限定しない。
【0056】
S207において、相次いで異なる移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御し、S208を実行する。
【0057】
本実施例において、目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように目標ビデオ画面を制御する時、相次いで異なる移動速度で移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することができ、例えば、まず、1つの小さい移動速度で目標スライド操作のスライド方向に沿って同期移動するように前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを制御し、設定時間、設定距離移動すると、またはあるコントロール領域が現在再生中のビデオの目標ビデオ画面と重ならないまで移動すると、また、1つの大きい移動速度で目標スライド操作のスライド方向に沿って同期移動するように前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを制御し、ユーザがインタラクティブコントロールによって遮蔽された目標ビデオ画面を見ることができることを確保し、目標ビデオ画面および前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの移動時の興味性を向上させることができる。
【0058】
一実施形態において、前記相次いで異なる移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することは、目標スライド操作が最初の第1方向に沿ってスライドを行う場合、前記第2移動速度で前記第1方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することと、目標コントロール領域が前記目標ビデオ画面外に移動すると、各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第2移動速度から前記第1移動速度に調整することとを含む。
【0059】
ここで、第1方向は目標スライド操作の初期スライド方向と理解でき、該初期スライド方向は、上、下、左または右等であってもよい。第2移動速度は、第1移動速度よりも大きくなってもよいし、小さくなってもよい。目標コントロール領域は、現在再生中のビデオのあるコントロール領域であってもよく、現在再生中のビデオのいずれかのコントロール領域であってもよいし、予め設定されたコントロール領域であってもよく、本実施例は、これについて限定しない。
【0060】
図2を参照し、第1方向が上で、第2移動速度が第1移動速度よりも小さく、目標コントロール領域が第1コントロール領域20であることを例とし、ユーザがビデオ再生ページで上へスライドすることを検出した場合、第1移動速度で上へ移動するようにビデオ再生ページに表示された現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を制御し、第2移動速度で上へ移動するようにビデオ再生ページに表示された現在再生中のビデオの各インタラクティブコントロールを制御し(即ち、第2移動速度で上へ移動するように現在再生中のビデオの各コントロール領域を制御する)、且つ、移動過程で目標コントロール領域と現在再生中のビデオの目標ビデオ画面とに重なり領域が存在するか否かを周期的に検出し、目標コントロール領域と現在再生中のビデオの目標ビデオ画面とに重なり領域が存在する場合、目標コントロール領域と現在再生中のビデオの目標ビデオ画面とに重なり領域が存在しないまで、第2移動速度で上へ移動するように、各インタラクティブコントロールを制御し続け、目標コントロール領域と現在再生中のビデオの目標ビデオ画面とに重なり領域が存在しない場合、即ち、目標コントロール領域の上境界線が現在再生中のビデオの目標ビデオ画面の下境界線と重なると(例えば、図4に示すように)、または、目標コントロール領域の上境界線が現在再生中のビデオの目標ビデオ画面の下境界線の下方に移動すると、各インタラクティブコントロールの移動速度を第2移動速度から第1移動速度に調整し、即ち、現在再生中のビデオの目標ビデオ画面の移動速度と同じ移動速度で上へ移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することができる。
【0061】
上記実施形態において、目標コントロール領域と現在再生中のビデオの目標ビデオ画面とに重なり領域が存在しない場合、目標スライド操作のスライド方向が変化するまたは目標スライド操作のスライドが終了するまで、いずれも第1移動速度で第1方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールおよび目標ビデオ画面を制御してもよいし、各インタラクティブコントロールが第1移動速度で予め設定された時間移動した後、目標スライド操作のスライド方向が変化するまたは目標スライド操作のスライドが終了するまで、第3移動速度で第1方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御してもよい。この場合、好ましくは、前記各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第2移動速度から前記第1移動速度に調整した後、各インタラクティブコントロールが第1移動速度で移動する時間長が第1予め設定された時間長に達した場合、各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第1移動速度から第3移動速度に調整し、速度の大きさに従って順位付ける場合、前記第1移動速度が前記第2移動速度と前記第3移動速度との間にあることを更に含む。ここで、第1予め設定された時間長は、開発者が必要に応じて設定することができ、例えば、第1予め設定された時間長は、1sまたは1.5s等の時間長に設定することができ、第3移動速度と第1移動速度との差は、第2移動速度と第1移動速度との差と符号が逆であり、即ち、第2移動速度が第1移動速度よりも小さい場合、第3移動速度は第2移動速度よりも大きく、第2移動速度が第1移動速度よりも大きい場合、第3移動速度は第2移動速度よりも小さい。
【0062】
上記実施形態において、本実施例に係るコントロールの表示方法は、前記目標スライド操作のスライド方向が前記第1方向とは反対の第2方向に切り替えられた場合、前記第2方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御し、各インタラクティブコントロールが前記第2方向に沿って移動する時の移動速度の切り替え順が、前記各インタラクティブコントロールが前記第1方向に沿って移動する時の移動速度の切り替え順と逆であることを更に含んでもよい。
【0063】
本実施例において、目標スライド操作のスライド方向が逆方向(即ち、第2方向)に切り替えられた場合、該逆方向に沿って移動するように現在再生中のビデオの目標ビデオ画面および各インタラクティブコントロールを制御し、且つ、移動過程において、第1方向に沿って移動する時の移動速度の切り替え順と逆の順に従ってインタラクティブコントロールの移動速度を切り替えることができ、例えば、目標スライド操作が第1方向に沿ってスライドする過程において、各インタラクティブコントロールが順に第2移動速度、第1移動速度および第3移動速度で第1方向に沿って上へ移動する場合、目標スライド操作が第1方向から第2方向に切り替えられた後、目標スライド操作のスライド方向が再び変化するまたは目標スライド操作のスライドが終了するまで、第3移動速度-第2移動速度-第1移動速度の順に従って該インタラクティブコントロールの移動速度を切り替えることができ、本実施例は、これについて限定しない。
【0064】
第1方向が上で、第2移動速度が第1移動速度よりも小さく、目標コントロール領域が第1コントロール領域であることを例とし、各インタラクティブコントロールが第3移動速度で上へ移動する時、目標スライド操作が上へのスライドから下へのスライドに変換すると仮定すると、目標スライド操作の下へのスライドの過程において、まず、第3移動速度で下へ移動するように、各インタラクティブコントロールを制御し、目標コントロール領域の上境界線が現在再生中のビデオの目標ビデオ画面の下境界線と重なるまで移動すると、第1移動速度で下へ移動するように、各インタラクティブコントロールを制御し、且つ、各インタラクティブコントロールが第1移動速度で下へ移動する時間が第1予め設定された時間長に達した場合、各インタラクティブコントロールの移動速度を第1移動速度から第2移動速度に調整することができる。
【0065】
本実施例は、相次いで異なる移動速度で目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように現在再生中のビデオの一部のインタラクティブコントロールのみを制御し、静止に保持するまたは同じ移動速度(例えば、第1移動速度)で移動するように現在再生中のビデオの他のインタラクティブコントロールを制御してもよいことが理解できる。また、相次いで異なる移動速度で移動するように現在再生中のビデオの一部または全部のインタラクティブコントロールを制御する時、現在再生中のビデオの各インタラクティブコントロールの透明度を調整しなくてもよく、同じ速度で移動するインタラクティブコントロールの移動距離または相次いで異なる移動速度で移動するインタラクティブコントロールの移動距離に基づき、現在再生中のビデオのインタラクティブコントロールのうちの移動していない、同じ移動速度で移動する、または相次いで異なる移動速度で移動するインタラクティブコントロールの透明度を調整してもよく、本実施例は、これについて限定しない。相次いで異なる移動速度で移動するように一部のインタラクティブコントロールを制御する時、コントロール領域が目標ビデオ画面から移出したか否かを確定するように、好ましくは、位置するコントロール領域に基づいて該一部のインタラクティブコントロールを確定し、即ち、好ましくは、順に第2移動速度で同期移動するようにある1つまたは複数の空間領域内の全てのインタラクティブコントロールを制御する。
【0066】
S208において、前記目標スライド操作のスライド終了時に、前記目標スライド操作のスライド距離を取得し、S209またはS210を実行する。
【0067】
ここで、目標スライド操作のスライド距離は、目標スライド操作のスライド終点とそのスライド始点との間の距離と理解できる。
【0068】
例示的には、目標スライド操作のスライド終了時に、例えば、目標スライド操作に対応するタッチポイントの消失を検出した場合、目標スライド操作のスライド終点の位置座標(即ち、目標スライド操作に対応するタッチポイントの消失位置の座標)および目標スライド操作のスライド始点の位置座標を取得し、該スライド終点の位置座標および該スライド始点の位置座標に基づいて目標スライド操作のスライド距離を計算することができ、これにより、後で該スライド距離に基づいて現在表示しているビデオ再生ページを切り替えるか否か、またはビデオ再生ページで現在再生中のビデオを切り替えるか否かを確定することが容易となる。
【0069】
S209において、前記スライド距離が予め設定された距離閾値以上である場合、現在表示されている前記ビデオ再生ページを切り替えたり、前記現在再生中のビデオを切り替えたりする。
【0070】
本実施例において、誤ってトリガすることを回避するために、目標スライド操作のスライド距離が予め設定された距離閾値以上である場合のみに、ページ切り替え操作またはビデオ切り替え操作を行ってもよい。
【0071】
例示的には、目標スライド操作のスライド距離が予め設定された距離閾値以上である場合、目標スライド操作の全体的なスライド方向(即ち、スライド始点からスライド終点への方向)に基づき、対応する切り替え操作を実行することができ、例えば、該全体的なスライド方向が上である場合、ビデオ再生ページにおける現在再生中のビデオをビデオストリーム内の次のビデオに切り替えることができ、該全体的なスライド方向が下である場合、ビデオ再生ページにおける現在再生中のビデオをビデオストリーム内の前のビデオに切り替えることができ、該全体的なスライド方向が左または右である場合、現在表示しているビデオ再生ページを対応するビデオ再生ページまたは非ビデオ再生ページに切り替えることができる。ここで、予め設定された距離閾値は、開発者が必要に応じて設定することができる。
【0072】
S210において、前記スライド距離が予め設定された距離閾値よりも小さい場合、前記目標ビデオ画面を前記目標ビデオ画面の前記ビデオ再生ページにおける最初の表示位置に戻し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの状態を前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記ビデオ再生ページにおける最初の状態に切り替える。
【0073】
ここで、目標ビデオ画面のビデオ再生ページにおける最初の表示位置は、目標スライド操作を受信する前のビデオ再生ページにおける目標ビデオ画面の表示位置であってもよく、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールのビデオ再生ページにおける最初の状態は、目標スライド操作を受信する前の前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールのビデオ再生ページにおける状態であってもよい。
【0074】
本実施例において、目標スライド操作のスライド距離が予め設定された距離閾値よりも小さい場合、ページの切り替えおよびビデオの切り替え操作を行わず、現在再生中のビデオの目標ビデオ画面のビデオ再生ページにおける表示位置を、該目標トリガ操作に応答して移動する前の最初の表示位置に調整し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールのビデオ再生ページにおける状態を、該目標トリガ操作に応答して調整する前の最初の状態に調整し、例えば、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの表示位置を、目標トリガ操作を受信する前のビデオ再生ページにおける表示位置に調整し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの透明度を、目標トリガ操作を受信する前のビデオ再生ページに表示する時の最初の透明度に調整し、および/または前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを隠し状態から表示状態に調整すること等ができる。
【0075】
本実施例に係るコントロールの表示方法は、ユーザのスライド過程で現在再生中のビデオの全部またはい一部のインタラクティブコントロールの透明度を調整し、現在再生中のビデオの全部または一部のインタラクティブコントロールを隠しにし、または現在再生中のビデオのインタラクティブコントロールとビデオ再生ページに表示されたビデオ画面との相対位置、インタラクティブコントロールの透明度を調整し、またはインタラクティブコントロールを隠しにすることができ、これにより、ユーザは、インタラクティブコントロールによって遮蔽されたビデオ内容を見ることができ、誤ってトリガすることを回避し、ユーザの体験を向上させる。
【0076】
図5は、本開示の実施例に係るコントロールの表示装置の構造ブロック図である。該装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアにより実現でき、電子機器に構成でき、典型的には、携帯電話機またはタブレットコンピュータに構成でき、コントロールの表示方法を実行することによりコントロールの状態を調整することができる。図5に示すように、本実施例に係るコントロールの表示装置は、ページ表示モジュール501、第1受信モジュール502、および遮蔽調整モジュール503を備えてもよい。
【0077】
ページ表示モジュール501は、現在再生中のビデオの目標ビデオ画面と、前記目標ビデオ画面の上層に位置し、前記現在再生中のビデオの少なくとも1つのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域とが表示されるビデオ再生ページを表示するように構成される。
【0078】
第1受信モジュール502は、前記ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信するように構成される。
【0079】
遮蔽調整モジュール503は、前記目標スライド操作に応答して、前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように前記目標ビデオ画面を制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整するように構成される。
【0080】
本実施例に係るコントロールの表示装置は、ページ表示モジュールにより、ビデオ再生ページを表示し、ビデオ再生ページに現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を表示し、目標ビデオ画面の上層に現在再生中のビデオのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域を表示し、第1受信モジュールにより、該ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信し、遮蔽調整モジュールにより、該目標スライド操作に応答して、該目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように現在再生中のビデオの目標ビデオ画面を制御し、少なくとも1つのコントロール領域に表示されたインタラクティブコントロールの目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整する。本実施例において、上記技術案を採用することにより、ユーザは簡単なスライド操作でインタラクティブコントロールによって遮蔽されたビデオ画面を見ることができ、ユーザがインタラクティブコントロールによって遮蔽されたビデオ画面を見る時に必要な操作を簡略化し、ユーザの閲覧効率を向上させ、更にユーザのビデオの視聴体験を向上させることができる。
【0081】
好ましくは、前記遮蔽調整モジュール503は、前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの移動距離に基づいて一部または全部のインタラクティブコントロールの透明度を調整し、前記透明度が前記移動距離に正相関する透明度調整ユニットを備えてもよい。
【0082】
好ましくは、前記遮蔽調整モジュール503は、一部または全部のインタラクティブコントロールを表示状態から隠し状態に調整するように構成される隠し調整ユニットを備えてもよい。
【0083】
上記形態において、前記遮蔽調整モジュール503は、前記目標ビデオ画面の第1移動速度と異なる第2移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御するように構成される第1移動制御ユニットと、または、相次いで異なる移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御するように構成される第2移動制御ユニットとを備えてもよい。
【0084】
上記形態において、前記第2移動制御ユニットは、目標スライド操作が最初の第1方向に沿ってスライドを行う場合、前記第2移動速度で前記第1方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御し、目標コントロール領域が前記目標ビデオ画面外に移動すると、前記各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第2移動速度から前記第1移動速度に調整するように構成できる。
【0085】
上記形態において、前記第2移動制御ユニットは、更に、前記各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第2移動速度から前記第1移動速度に調整した後、前記各インタラクティブコントロールが第1移動速度で移動する時間長が第1予め設定された時間長に達した場合、前記各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第1移動速度から第3移動速度に調整し、速度の大きさに従って順位付ける場合、前記第1移動速度が前記第2移動速度と前記第3移動速度との間にあるように構成できる。
【0086】
好ましくは、前記遮蔽調整モジュール503は、前記目標スライド操作のスライド方向が前記第1方向とは反対の第2方向に切り替えられた場合、前記第2方向に沿って移動するように前記各インタラクティブコントロールを制御し、各インタラクティブコントロールが前記第2方向に沿って移動する時の移動速度の切り替え順が、前記各インタラクティブコントロールが前記第1方向に沿って移動する時の移動速度の切り替え順と逆であるように構成される第3移動制御ユニットを更に備えてもよい。
【0087】
好ましくは、本実施例に係るコントロールの表示装置は、前記目標スライド操作のスライド終了時に、前記目標スライド操作のスライド距離を取得するように構成される距離取得モジュールと、前記スライド距離が予め設定された距離閾値以上である場合、現在表示されている前記ビデオ再生ページを切り替えたり、前記現在再生中のビデオを切り替えたりするように構成される切り替えモジュールと、前記スライド距離が予め設定された距離閾値よりも小さい場合、前記目標ビデオ画面を前記目標ビデオ画面の前記ビデオ再生ページにおける最初の表示位置に戻し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの状態を前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記ビデオ再生ページにおける最初の状態に切り替えるように構成される復元モジュールとを更に備える。
【0088】
好ましくは、前記遮蔽調整モジュール503は、前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記目標スライド操作に対応する切り替え待ちページを制御することで、前記切り替え待ちページの一部のページ内容を表示するように構成されるページ移動ユニットと、または、前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記目標スライド操作に対応する切り替え待ちビデオの切り替え待ちビデオ画面を制御することで、前記ビデオ再生ページに前記切り替え待ちビデオの一部のビデオ画面を表示するように構成される画面移動ユニットとを更に備えてもよい。
【0089】
好ましくは、本実施例に係るコントロールの表示装置は、前記ビデオ再生ページを表示した後、目標インタラクティブコントロールに作用する、持続時間長が第2予め設定された時間長以上である長押し操作を受信するように構成される第2受信モジュールと、前記長押し操作に応答して、前記目標コントロールを表示状態から隠し状態に調整するように構成される隠し調整モジュールとを更に備えてもよい。
【0090】
本開示の実施例に係るコントロールの表示装置は、本開示のいずれかの実施例に係るコントロールの表示方法を実行することができ、コントロールの表示方法の実行に対応する機能モジュールを備える。本実施例で詳しく説明されていない技術詳細は、本開示のいずれかの実施例に係るコントロールの表示方法を参照することができる。
【0091】
以下、図6を参照し、本開示の実施例を実現するために適した電子機器(例えば、端末機器)600の構造模式図を示す。本開示の実施例における端末機器は、携帯電話機、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、PAD(タブレットコンピュータ)、ポータブルマルチメディアプレイヤー(Portable Media Player、PMP)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)等のようなモバイル端末、およびデジタルテレビジョン(Television、TV)、デスクトップ型コンピュータ等のような固定端末を含んでもよいが、これらに限定されない。図6に示す電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能および使用範囲に何かの制限を与えるものではない。
【0092】
図6に示すように、電子機器600は、処理装置(例えば、中央プロセッサ、グラフィックプロセッサ等)601を備えてもよく、処理装置は、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)602に記憶されたプログラム、または記憶装置608からランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)603にロードされたプログラムに基づき、様々な適当な動作および処理を実行することができる。RAM 603には、電子機器600の操作に必要な様々なプログラムおよびデータが更に記憶されている。処理装置601、ROM 602およびRAM 603は、バス604を介して互いに接続されている。入力/出力(Input/Output、I/O)インタフェース605もバス604に接続されている。
【0093】
通常、例えば、タッチパネル、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープ等を含む入力装置606、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、スピーカ、バイブレータ等を含む出力装置607、例えば、磁気テープ、ハードディスク等を含む記憶装置608、および通信装置609は、I/Oインタフェース605に接続することができる。通信装置609は、電子機器600が他の機器と無線または有線通信してデータを交換することを可能にする。図6は、様々な装置を備える電子機器600を示したが、全ての示された装置を実施または具備することが必要ではないことが理解されるべきである。代わりに、より多いまたはより少ない装置を実施または具備してもよい。
【0094】
特に、本開示の実施例によれば、上記フローチャートを参照して記述した過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現され得る。例えば、本開示の実施例は、非一時的コンピュータ可読媒体に担持されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは、通信装置609によりネットワークからダウンロードされてインストールされてもよいし、記憶装置608からインストールされてもよいし、ROM 602からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが処理装置601により実行されると、本開示の実施例の方法で限定される上記機能を実行する。
【0095】
なお、本開示に記載されたコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体であってもよいし、コンピュータ可読記憶媒体であってもよいし、上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気の、磁気の、光の、電磁気の、赤外線の、または半導体のシステム、装置またはデバイス、あるいは以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体の更なる具体的な例は、1つまたは複数のリード線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ((Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)またはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用され得る、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用され得るプログラムを含有または記憶する任意の有形的な媒体であってもよい。本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドでまたは搬送波の一部として伝搬されるデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードが担持されている。このような伝搬されるデータ信号は、様々な形式を採用することができ、電磁信号、光信号または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用される、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用されるプログラムを送信、伝搬または伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適当な媒体で伝送でき、電線、光ケーブル、無線周波数(Radio Frequency、RF)等、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0096】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)のような、任意の現在知られているまたは将来研究開発されるネットワークプロトコルを利用して通信することができ、且つ、任意の形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続できる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WAN)、ネットワークオフネットワーク(例えば、インターネット)およびピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、および任意の現在知られているまたは将来研究開発されるネットワークを含む。
【0097】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよいし、単独で存在して該電子機器に取り付けられていないものであってもよい。
【0098】
上記コンピュータ可読媒体に少なくとも1つのプログラムが担持され、上記少なくとも1つのプログラムが該電子機器により実行されると、該電子機器は、現在再生中のビデオの目標ビデオ画面と、前記目標ビデオ画面の上層に位置し、前記現在再生中のビデオの少なくとも1つのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域とが表示されるビデオ再生ページを表示し、前記ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信し、前記目標スライド操作に応答して、前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように前記目標ビデオ画面を制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整する。
【0099】
1種または複数種のプログラミング言語またはその組み合わせで本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成することができ、上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++のようなオブジェクト指向プログラミング言語を含んでもよいが、これらに限定されず、「C」言語のような通常の手続型プログラミング言語または類似するプログラミング言語を更に含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータで実行されてもよいし、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、部分的にユーザのコンピュータで部分的にリモートコンピュータで実行されてもよいし、完全にリモートコンピュータまたは業務サーバで実行されてもよい。リモートコンピュータに関する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、または、外部コンピュータ(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)に接続することができる。
【0100】
図面におけるフローチャートおよびブロック図は、本開示の様々な実施例によるシステム、方法およびコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能および操作を示す。この点で、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラム、またはコードの一部を表すことができ、該モジュール、プログラム、またはコードの一部は、所定のロジック機能を実現するための1つまたは複数の実行可能命令を含む。なお、代替としてのいくつかの実現において、ブロックに記載された機能は、図面に記載された順序と異なる順序で発生してもよい。例えば、接続されているように示された2つのブロックは、関する機能によって、実際にほぼ並行に実行してもよいし、逆の順序で実行してもよい。なお、ブロック図および/またはフローチャートにおける各ブロック、およびブロック図および/またはフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能または操作を実行する専用のハードウェアに基づくシステムで実現してもよいし、専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実現してもよい。
【0101】
本開示の実施例に係るモジュールまたはユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよいし、ハードウェアの方式で実現されてもよい。ここで、モジュールまたはユニットの名称は、ある場合、該モジュールまたはユニット自体を限定するものではない。
【0102】
本発明に係る機能は、少なくとも部分的に1つまたは複数のハードウェアロジックコンポーネントにより実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用可能な例示的なタイプのハードウェアロジックコンポーネントは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、特定用途向け標準パーツ(Application Specific Standard Parts、ASSP)、システムオンチップのシステム(System on Chip、SOC)、複合プログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)等を含む。
【0103】
本発明の明細書において、機器可読媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用される、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用されるプログラムを含有または記憶できる有形的な媒体であってもよい。機器可読媒体は、機器可読信号媒体または機器可読記憶媒体であってもよい。機器可読媒体は、電子の、磁気の、光の、電磁気の、赤外線の、または半導体のシステム、装置またはデバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。機器可読記憶媒体の更なる具体的な例は、1つまたは複数の線による電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用ディスク(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含む。
【0104】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例1は、
現在再生中のビデオの目標ビデオ画面と、前記目標ビデオ画面の上層に位置し、前記現在再生中のビデオの少なくとも1つのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域とが表示されるビデオ再生ページを表示することと、
前記ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信することと、
前記目標スライド操作に応答して、前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように前記目標ビデオ画面を制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することと、を含む、
コントロールの表示方法を提供する。
【0105】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例2は、例1に記載の方法に基づき、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することは、
前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールを制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの移動距離に基づいて一部または全部のインタラクティブコントロールの透明度を調整し、前記透明度が前記移動距離に正相関することを含む。
【0106】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例3は、例1に記載の方法に基づき、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することは、
一部または全部のインタラクティブコントロールを表示状態から隠し状態に調整することを含む。
【0107】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例4は、例1に記載の方法に基づき、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整することは、
前記目標ビデオ画面の第1移動速度と異なる第2移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することと、または、
相次いで異なる移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することと、を含む。
【0108】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例5は、例4に記載の方法に基づき、前記相次いで異なる移動速度で前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することは、
目標スライド操作が最初の第1方向に沿ってスライドを行う場合、前記第2移動速度で前記第1方向に沿って移動するように、各インタラクティブコントロールを制御することと、
目標コントロール領域が前記目標ビデオ画面外に移動すると、前記各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第2移動速度から前記第1移動速度に調整することと、を含む。
【0109】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例6は、例5に記載の方法に基づき、前記各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第2移動速度から前記第1移動速度に調整した後、
前記各インタラクティブコントロールが第1移動速度で移動する時間長が第1予め設定された時間長に達した場合、前記各インタラクティブコントロールの移動速度を前記第1移動速度から第3移動速度に調整し、速度の大きさに従って順位付ける場合、前記第1移動速度が前記第2移動速度と前記第3移動速度との間にあることを更に含む。
【0110】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例7は、例5または6に記載の方法に基づき、
前記目標スライド操作のスライド方向が前記第1方向とは反対の第2方向に切り替えられた場合、前記第2方向に沿って移動するように前記各インタラクティブコントロールを制御し、各インタラクティブコントロールが前記第2方向に沿って移動する時の移動速度の切り替え順が、前記各インタラクティブコントロールが前記第1方向に沿って移動する時の移動速度の切り替え順と逆であることを更に含む。
【0111】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例8は、例1から例6のいずれか1項に記載の方法に基づき、
前記目標スライド操作のスライド終了時に、前記目標スライド操作のスライド距離を取得することと、
前記スライド距離が予め設定された距離閾値以上である場合、現在表示されている前記ビデオ再生ページを切り替えたり、前記現在再生中のビデオを切り替えたりすることと、
前記スライド距離が予め設定された距離閾値よりも小さい場合、前記目標ビデオ画面を前記目標ビデオ画面の前記ビデオ再生ページにおける最初の表示位置に戻し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの状態を前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記ビデオ再生ページにおける最初の状態に切り替えることと、を更に含む。
【0112】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例9は、例1から例6のいずれか1項に記載の方法に基づき、
前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記目標スライド操作に対応する切り替え待ちページを制御することで、前記切り替え待ちページの一部のページ内容を表示することと、または、
前記目標ビデオ画面に伴って同期移動するように前記目標スライド操作に対応する切り替え待ちビデオの切り替え待ちビデオ画面を制御することで、前記ビデオ再生ページに前記切り替え待ちビデオの一部のビデオ画面を表示することと、を更に含む。
【0113】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例10は、例1から例6のいずれか1項に記載の方法に基づき、前記ビデオ再生ページを表示した後、
目標インタラクティブコントロールに作用する、持続時間長が第2予め設定された時間長以上である長押し操作を受信することと、
前記長押し操作に応答して、前記目標コントロールを表示状態から隠し状態に調整することと、を更に含む。
【0114】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例11は、
現在再生中のビデオの目標ビデオ画面と、前記目標ビデオ画面の上層に位置し、前記現在再生中のビデオの少なくとも1つのインタラクティブコントロールを表示するための少なくとも1つのコントロール領域とが表示されるビデオ再生ページを表示するように構成されるページ表示モジュールと、
前記ビデオ再生ページ内に作用する目標スライド操作を受信するように構成される第1受信モジュールと、
前記目標スライド操作に応答して、前記目標スライド操作のスライド方向に沿って移動するように前記目標ビデオ画面を制御し、前記少なくとも1つのインタラクティブコントロールの前記目標ビデオ画面に対する遮蔽度合いを調整するように構成される遮蔽調整モジュールと、を備える、
コントロールの表示装置を提供する。
【0115】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例12は、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成されるメモリと
を備える電子機器であって、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサは、例1から例10のいずれか1項に記載のコントロールの表示方法を実現する、
電子機器を提供する。
【0116】
本開示の少なくとも1つの実施例によれば、例13は、
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
該プログラムがプロセッサにより実行されると、例1から例10のいずれか1項に記載のコントロールの表示方法を実現する、
コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0117】
以上の記述は、本開示の好ましい実施例および使用される技術原理についての説明に過ぎない。当業者であれば、本開示に係る開示範囲は、上記技術的特徴の特定の組み合わせで構成される技術案に限定されるものではなく、それとともに、上記開示の思想から逸脱しない場合、上記技術的特徴またはその均等な特徴を任意に組み合わせることで形成される他の技術案も含むべきであることが理解されるべきである。例えば、上記特徴と本開示に開示された(これらに限定されない)類似する機能を持つ技術的特徴とを互いに置き換えて形成される技術案である。
【0118】
また、特定の順番で各操作を記述したが、これらの操作を示された特定の順番または正方向順番で実行する必要があると理解されるべきではない。一定の環境において、マルチタスクおよび並行処理が有利である可能性がある。同様に、以上の検討に複数の具体的な実現詳細が含まれているが、これらは本開示の範囲を限定するものと理解されるべきではない。単独な実施例の説明に記述された一部の特徴は、組み合わせて単一の実施例で実現されてもよい。逆に、単一の実施例の説明に記述された様々な特徴は、単独で、または任意の適当なサブ組み合わせの方式で複数の実施例で実現されてもよい。
【0119】
構造的特徴および/または方法論理動作に特定された言語を用いて本主題を記述したが、添付の特許請求の範囲に限定される主題は、必ずしも上述した特定の特徴または動作に限定されないことが理解されるべきである。逆に、上述した特定の特徴および動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形式に過ぎない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6